(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024177000
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】ケーブルホルダー
(51)【国際特許分類】
H05K 7/00 20060101AFI20241212BHJP
G06F 3/0354 20130101ALI20241212BHJP
H02G 3/04 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
H05K7/00 J
G06F3/0354 443
H02G3/04
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023117246
(22)【出願日】2023-07-19
(31)【優先権主張番号】10-2023-0072821
(32)【優先日】2023-06-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523273532
【氏名又は名称】エープラスエックス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】シム クン ヒ
【テーマコード(参考)】
4E352
5B087
5G357
【Fターム(参考)】
4E352AA01
4E352BB02
4E352CC22
4E352DD07
4E352DD08
4E352DR13
4E352DR25
4E352GG12
5B087AB00
5G357DA06
5G357DA10
5G357DB02
5G357DC10
5G357DD02
5G357DD05
5G357DD12
5G357DF01
(57)【要約】
【課題】マウス、キーボードなどのコンピューターの周辺機器の動きを円滑にしながらも、コンピューターの周辺機器のケーブルによる不便さを極力抑えることのできるケーブルホルダーを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーは、平らな上面を有するベース部と、ベース部の上面の反対側である下面に連結されてベース部を中心として回転可能なように位置する連結部と、連結部に取り外し可能なように嵌合され、ケーブルが貫通して位置可能な胴体部と、を備えることを特徴としてもよい。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平らな上面を有するベース部と、
ベース部の上面の反対側である下面に連結されてベース部を中心として回転可能なように位置する連結部と、
連結部に取り外し可能なように嵌合され、ケーブルが貫通して位置可能な胴体部と、
を備えることを特徴とする、ケーブルホルダー。
【請求項2】
ベース部は、
円筒状に形成されるが、上面には円筒状の連結空間が凹状に形成され、下面には連結空間の内径よりも小さな内径を有する円状の連結開口が形成され、連結空間の上端部分には連結空間の内径よりも大きな内径を有する円板状のカバー空間が形成されるベース胴体と、
それぞれ棒状に形成されるが、互いに同一線上に位置するようにベース胴体の外周面の上端部分から延びる一対のベース補助体と、
を備えるが、
ベース胴体の上面とベース補助体の上面は、同一平面上に位置することを特徴とする、請求項1に記載のケーブルホルダー。
【請求項3】
連結部は、
中空を有する玉軸受の形態を呈するが、連結空間に収容される回転誘導体と、
ベース胴体に対応する円筒状に形成されるが、ベース胴体の下面に位置して回転胴体に連結され、胴体部が取り外し可能なように結合される連結胴体と、
を備えるが、
連結胴体は、ベース胴体を中心として回転可能であることを特徴とする、請求項2に記載のケーブルホルダー。
【請求項4】
連結胴体の上面には互いに離隔して平行になるように一対の連結誘導体が突設され、
連結誘導体は、連結開口を介して回転誘導体の中空に嵌入されて回転誘導体に結合され、連結胴体の上面はベース胴体の下面に接触され、連結胴体は連結誘導体を軸として回転可能であることを特徴とする、請求項3に記載のケーブルホルダー。
【請求項5】
連結胴体には連結胴体の外周面の下端部分を貫通するように結合空間が形成され、連結胴体の下面には結合空間に連結されるように結合空間に沿って結合開口が形成され、
胴体部は、
結合空間を貫通して位置可能な管状に形成されるが、ケーブルが貫通して位置するように両終端面を貫通した装着空間が形成され、外周面には装着空間に沿って装着空間に連結されるように装着開口が形成された装着胴体と、
装着胴体の第1の終端部分の外周面において装着開口の反対側に位置するように突設される結合誘導体と、
それぞれ装着胴体の外周面において結合誘導体の両側面を連結するように装着胴体の周方向に沿って突設され、互いに離隔した一対の結合補助体と、
を備えるが、
装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入されるとき、結合誘導体は結合開口に嵌入されて固定され、結合補助体は結合空間の内側面に接触されることを特徴とする、請求項3に記載のケーブルホルダー。
【請求項6】
胴体部は弾性材料から製造され、
ケーブルが装着開口を通過するとき、装着開口の幅が増加するように胴体部が変形されることを特徴とする、請求項5に記載のケーブルホルダー。
【請求項7】
ベース部は、
円板状を呈するが、カバー空間に嵌入されてカバー空間の下面に位置するベースカバーをさらに備え、
回転誘導体が連結空間に収容された状態で、ベースカバーはカバー空間の下面に位置して回転誘導体の上側に位置し、
それぞれのベース補助体の上面には板状に補助空間が凹状に形成され、補助空間はカバー空間に連結され、補助空間の下面はカバー空間の下面よりも上側に位置し、
ベースカバーがカバー空間の下面に位置するとき、ベースカバーの上面は補助空間の下面と同一平面上に位置することを特徴とする、請求項3に記載のケーブルホルダー。
【請求項8】
ケーブルホルダーは、
ベース部の上面に位置し、接着性を有する配設部をさらに備えるが、
ベース部が配設部によりモニターの下側部分に固定され、
ケーブルが胴体部を貫通し、胴体部が連結部に結合されて、ケーブルはモニターが配設された物品の上面から離隔し、胴体部に沿って可動となるか、あるいは、ベース部を中心として回転可能であることを特徴とする、請求項1に記載のケーブルホルダー。
【請求項9】
ケーブルホルダーは、
連結胴体の外周面の上端部分から延びて胴体部と平行になるように位置可能なガイド部をさらに備えるが、
ケーブルが胴体部を貫通し、胴体部が連結部に結合された状態で、ガイド部はケーブル及び胴体部の周方向に沿って位置し、ケーブルを支持可能であり、胴体部から離隔した状態で胴体部に接触されて胴体部を支持可能であることを特徴とする、請求項6に記載のケーブルホルダー。
【請求項10】
ガイド部は、
棒状を呈するが、第1の終端面が結合空間の上側の連結胴体の外周面に接触されて固定され、結合空間の連結胴体の外周面の上端部分から延びて、結合開口と同一の方向に位置するガイドベースと、
一定の長さを有するワイヤーの形状を呈するが、第1の終端がガイドベースの下面に固定され、第1の終端部分が装着胴体の中間部分の周方向に沿って位置可能なようにガイドベースの下面に位置し、第1の終端部分の反対側である第2の終端部分がガイドベースに沿ってガイドベースの内部に可動となるように位置しながら、ガイドベースの第1の終端面の反対側である第2の終端面から突出するガイドワイヤーと、
弾性材料から製造され、円形の帯状を呈し、外周面にはガイドワイヤーの第2の終端が連結される支持ガイドと、
を備えるが、
ベース部がモニターの下側部分に配設された状態で、装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入された状態で、ガイドワイヤーの第1の終端部分は装着胴体の外周面から離隔した状態で装着胴体の周方向に沿って位置し、支持ガイドは装着胴体の第2の終端面と向かい合いながら装着胴体の第2の終端面から離隔して位置し、
ケーブルが支持ガイドを貫通し、装着空間を介して装着胴体を貫通するように位置し、装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入された状態で、装着胴体の第2の終端面から突出して位置しているケーブルは下側に垂れ下がり、支持ガイドはケーブルにより下側に移動され、ガイドワイヤーの第2の終端部分を下側に引っ張ってガイドベースの第2の終端面からさらに突出させ、ガイドワイヤーの第1の終端部分はガイドワイヤーの第2の終端部分によりガイドベースの内部にさらに嵌入され、装着胴体の外周面に接触された状態で装着胴体の周方向に沿って位置することを特徴とする、請求項9に記載のケーブルホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブルホルダーに係り、より詳細には、マウス、キーボードなどのコンピューターの周辺機器の動きを円滑にしながらも、コンピューターの周辺機器のケーブルによる不便さを極力抑えることのできるケーブルホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
マウスは、キーボードとともに代表的なコンピューターの周辺機器であって、モニターの画面に出力されるカーソルの動きを制御するのに用いられる。かようなマウスは、ケーブルを有する有線マウス、ケーブルを有さない無線マウスなどに大別できる。
【0003】
有線マウスは、ケーブルを介してコンピューター本体に接続されてもよい。ここで、ケーブルは、マウスの前面部に位置してコンピューター本体に接続され、2~3つのボタンは、マウスの前面部の上面に位置する。なお、マウスの下面には球または光を感知するセンサーが位置する。
【0004】
特に、有線マウスにおいて、ケーブルは、1m~1.2mの長さを有しながら、自由に変形可能であり、マウスとコンピューター本体とを接続しながら垂れ下がった状態で位置してもよい。また、マウスとコンピューター本体が机またはテーブルの上に位置する場合、ケーブルは固定されていない状態で机またはテーブルに接触されたりもし、マウスの動きにつれて揺れたりもする。このような状態でマウスが長時間にわたって用いられれば、ユーザーの手首に無理が生じることもある。特に、eスポーツ、オンラインゲーム、グラフィック作業などのように敏感なマウスの感度が必要である場合、マウスはケーブルによりユーザーの意図通りに動かなかったり誤作動したりし、満足のいかない作業結果が引き起こされたりもする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の技術的思想に基づくケースホルダーが解決しようとする技術的課題は、コンピューターの周辺機器、特に、マウスのケーブルと他の物品との接触を極力抑えられるようにするケーブルホルダーを提供することである。
【0006】
また、本発明の技術的思想に基づくケーブルホルダーが解決しようとする技術的課題は、マウスが動くときにケーブルに働く張力を低減させ、安定的に配設された状態に保持できるようにするケーブルホルダーを提供することである。
【0007】
さらに、本発明の技術的思想に基づくケーブルホルダーが解決しようとする技術的課題は、マウスを増加した動き範囲内において円滑に動けるようにするケーブルホルダーを提供することである。
【0008】
本発明の技術的思想に基づくケーブルホルダーが解決しようとする技術的課題は、上述した課題に何ら制限されるものではなく、言及されていない他の課題は、下記の記載から通常の技術者にとって明らかに理解できる筈である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の技術的思想による一実施形態に係るケーブルホルダーは、平らな上面を有するベース部と、ベース部の上面の反対側である下面に連結されてベース部を中心として回転可能なように位置する連結部と、連結部に取り外し可能なように嵌合され、ケーブルが貫通して位置可能な胴体部と、を備えることを特徴としてもよい。
【0010】
また、ベース部は、円筒状に形成されるが、上面には円筒状の連結空間が凹状に形成され、下面には連結空間の内径よりも小さな内径を有する円状の連結開口が形成され、連結空間の上端部分には連結空間の内径よりも大きな内径を有する円板状のカバー空間が形成されるベース胴体と、それぞれ棒状に形成されるが、互いに同一線上に位置するようにベース胴体の外周面の上端部分から延びる一対のベース補助体と、を備えるが、ベース胴体の上面とベース補助体の上面は、同一平面上に位置してもよい。
【0011】
さらに、連結部は、中空を有する玉軸受の形態を呈するが、連結空間に収容される回転誘導体と、ベース胴体に対応する円筒状に形成されるが、ベース胴体の下面に位置して回転胴体に連結され、胴体部が取り外し可能なように結合される連結胴体と、を備えるが、連結胴体は、ベース胴体を中心として回転可能であってもよい。
【0012】
さらにまた、連結胴体の上面には互いに離隔して平行になるように一対の連結誘導体が突設され、連結誘導体は、連結開口を介して回転誘導体の中空に嵌入されて回転誘導体に結合され、連結胴体の上面はベース胴体の下面に接触され、連結胴体は連結誘導体を軸として回転可能であってもよい。
【0013】
さらにまた、連結胴体には連結胴体の外周面の下端部分を貫通するように結合空間が形成され、連結胴体の下面には結合空間に連結されるように結合空間に沿って結合開口が形成され、胴体部は、結合空間を貫通して位置可能な管状に形成されるが、ケーブルが貫通して位置するように両終端面を貫通した装着空間が形成され、外周面には装着空間に沿って装着空間に連結されるように装着開口が形成された装着胴体と、装着胴体の第1の終端部分の外周面において装着開口の反対側に位置するように突設される 結合誘導体と、それぞれ装着胴体の外周面において結合誘導体の両側面を連結するように装着胴体の周方向に沿って突設され、互いに離隔した一対の結合補助体と、を備えるが、装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入されるとき、結合誘導体は結合開口に嵌入されて固定され、結合補助体は結合空間の内側面に接触されてもよい。
【0014】
さらにまた、胴体部は弾性材料から製造され、ケーブルが装着開口を通過するとき、装着開口の幅が増加するように胴体部が変形されてもよい。
【0015】
さらにまた、ベース部は、円板状を呈するが、カバー空間に嵌入されてカバー空間の下面に位置するベースカバーをさらに備え、回転誘導体が連結空間に収容された状態で、ベースカバーはカバー空間の下面に位置して回転誘導体の上側に位置し、それぞれのベース補助体の上面には板状に補助空間が凹状に形成され、補助空間はカバー空間に連結され、補助空間の下面はカバー空間の下面よりも上側に位置し、ベースカバーがカバー空間の下面に位置するとき、ベースカバーの上面は補助空間の下面と同一平面上に位置してもよい。
【0016】
さらにまた、ケーブルホルダーは、ベース部の上面に位置し、接着性を有する配設部をさらに備えるが、ベース部が配設部によりモニターの下側部分に固定され、ケーブルが胴体部を貫通し、胴体部が連結部に結合されて、ケーブルはモニターが設けられた物品の上面から離隔し、胴体部に沿って可動となるか、あるいは、ベース部を中心として回転可能であってもよい。
【0017】
さらにまた、ケーブルホルダーは、連結胴体の外周面の上端部分から延びて胴体部と平行になるように位置可能なガイド部をさらに備えるが、ケーブルが胴体部を貫通し、胴体部が連結部に結合された状態で、ガイド部はケーブル及び胴体部の周方向に沿って位置し、ケーブルを支持可能であり、胴体部から離隔した状態で胴体部に接触されて胴体部を支持可能であってもよい。
【0018】
さらにまた、ガイド部は、棒状を呈するが、第1の終端面が結合空間の上側の連結胴体の外周面に接触されて固定され、結合空間の連結胴体の外周面の上端部分から延びて、結合開口と同一の方向に位置するガイドベースと、一定の長さを有するワイヤーの形状を呈するが、第1の終端がガイドベースの下面に固定され、第1の終端部分が装着胴体の中間部分の周方向に沿って位置可能なようにガイドベースの下面に位置し、第1の終端部分の反対側である第2の終端部分がガイドベースに沿ってガイドベースの内部に可動となるように位置しながら、ガイドベースの第1の終端面の反対側である第2の終端面から突出するガイドワイヤーと、弾性材料から製造され、円形の帯状を呈し、外周面にはガイドワイヤーの第2の終端が連結される支持ガイドと、を備えるが、ベース部がモニターの下側部分に配設された状態で、装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入された状態で、ガイドワイヤーの第1の終端部分は装着胴体の外周面から離隔した状態で装着胴体の周方向に沿って位置し、支持ガイドは装着胴体の第2の終端面と向かい合いながら装着胴体の第2の終端面から離隔して位置し、ケーブルが支持ガイドを貫通し、装着空間を介して装着胴体を貫通するように位置し、装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入された状態で、装着胴体の第2の終端面から突出して位置しているケーブルは下側に垂れ下がり、支持ガイドはケーブルにより下側に移動され、ガイドワイヤーの第2の終端部分を下側に引っ張ってガイドベースの第2の終端面からさらに突出させ、ガイドワイヤーの第1の終端部分はガイドワイヤーの第2の終端部分によりガイドベースの内部にさらに嵌入され、装着胴体の外周面に接触された状態で装着胴体の周方向に沿って位置してもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明の技術的思想による実施形態に係るケーブルホルダーは、下記のような効果を有する。
【0020】
(1)ケーブルホルダーがマウスのケーブルと他の物品との接触を極力抑えるようにする。
【0021】
(2)マウスが動くときにケーブルホルダーはケーブルに働く張力を低減させることができ、安定的に配設された状態に保持可能である。
【0022】
(3)ケーブルホルダーは、マウスを増加した移動範囲内において円滑に動けるようにする。
【0023】
但し、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーが奏する効果は、上記の効果に限らず、言及されていない他の効果は下記の記載から当業者にとって明確に理解できるものであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
本明細書中において引用される図面をより十分に理解するために各図面の簡単な説明が提供される。
【0025】
【
図1】本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーを示す斜視図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーを分解して示す斜視図である。
【
図3】本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーをモニターに設ける様子を示す図である。
【
図4】本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーを他の形態に変形した様子を示す斜視図である。
【
図5】本発明の一実施形態に係るケーブルホルダーを他の形態に変形した様子において、ガイド部の作動を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明は、様々な変更を加えることができ、種々の実施形態を有することができるので、特定の実施形態を図面に例示し、これについて発明の詳細な説明の欄において詳しく説明する。しかしながら、これは、本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されたい。
【0027】
本発明について説明するに当たって、関連する公知の技術についての具体的な説明が本発明の要旨を余計に曖昧にする虞があると認められる場合にはその詳細な説明を省略する。本明細書の説明過程において用いられる数字(例えば、第1、第2など)は、ある構成要素を他の構成要素と区別するための識別記号に過ぎない。
【0028】
また、本明細書において、ある構成要素が他の構成要素と「連結」されているとか、「接続」されているとか、と言及された場合、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接的に連結されたり接続されたりすると理解されるべきであるが、本明細書中で特に指摘したり、明らかに文脈と矛盾したりしない限り、これらの間に介在したさらに他の構成要素を介して連結されたり接続されたりすると理解されるべきである。
【0029】
さらに、本明細書において、「~部」と表現される構成要素は、2つ以上の構成要素が一つの構成要素にまとめられたり、一つの構成要素がより細分化された機能別に2つ以上に分化されたりすることができる。なお、以下において説明する構成要素のそれぞれは、自分が担当する主機能の他にも、他の構成要素が担当する機能のうちの一部または全部の機能をさらに行うこともでき、構成要素のそれぞれが担当する主機能のうちの一部の機能が他の構成要素により専担されて行われてもよいということはいうまでもない。
【0030】
以下、本発明の技術的思想による実施形態について順番に詳しく説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダー100を示す斜視図であり、
図2は、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダー100を分解して示す斜視図であり、
図3は、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダー100をモニター10に設ける様子を示す図である。
【0032】
図1から
図3に示される通り、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダー100は、ベース部101と、連結部102と、胴体部103及び配設部104を備えるが、コンピューター本体またはモニター10に取り付けられ、コンピューター本体に接続されながら、机またはテーブルに位置して用いられるマウス、キーボードなどのコンピューターの周辺機器のケーブル20に結合されてもよい。
【0033】
また、本実施形態のケーブルホルダー100は、相対的に多くの動きを必要とするマウスのケーブル20に結合されることが好ましいことがあり、ケーブル20をモニター10が位置する机またはテーブルの上面から離隔した状態に保持するのに用いられてもよい。
【0034】
ベース部101は、平らな上面を有する板状に形成され、コンピューター本体またはモニター10に位置して机またはテーブルの上面から離隔してもよい。本実施形態において、ベース部101の上面は、モニター10、特に、モニター10の下側部分に接触されて位置してもよい。
【0035】
さらに、ベース部101は、ベース胴体111と、ベース補助体113及びベースカバー115を備えていてもよい。
【0036】
ベース胴体111は、円筒状に形成されるが、連結空間110と、連結開口111’及びカバー空間111’’を備えていてもよい。
【0037】
連結空間110は、ベース胴体111に対応する円筒状に形成され、ベース胴体111の上面に凹状に形成されてもよい。
【0038】
連結開口111’は、円形状に形成され、ベース胴体111の下面に形成されてもよいため、ベース胴体111の下面を開放することができる。ここで、連結開口111’の内径は、連結空間110の内径よりも小さくてもよい。
【0039】
カバー空間111’’は、円板状に形成されるが、ベース胴体111において連結空間110の上端部分に形成されてもよい。ここで、カバー空間111’’の内径は、連結空間110の内径よりも大きくてもよい。
【0040】
ベース補助体113は、一対からなるが、それぞれ棒状に形成されてもよい。また、一対のベース補助体113は、互いに同一線上に位置可能なようにベース胴体111の外周面の上端部分から延びてもよい。すなわち、ベース補助体113は、ベース胴体111を基準として対称を形成するように位置してもよい。ここで、ベース胴体111の上面とベース補助体113の上面は、同一平面上に位置してもよい。
【0041】
さらに、ベース補助体113のそれぞれの上面には、補助空間113aが凹状に形成されてもよい。補助空間113’は、ベース補助体113に対応する板状に形成され、カバー空間111’’に連結されてもよい。なお、補助空間113’の下面は、カバー空間111’’の下面よりも上側に位置してもよい。
【0042】
ベースカバー115は、円板状に形成され、連結空間110を閉鎖するようにベース胴体111に位置してもよい。ここで、ベースカバー115は、カバー空間111’’に嵌入されてカバー空間111’’の下面に位置してもよい。なお、ベースカバー115の上面は、ベース胴体111の上面よりも下側に位置してもよく、補助空間113’の下面と同一平面上に位置してもよい。
【0043】
一方、ベース部101の上面には、カバー空間111’’及び補助空間113’を連結して組み合わせた固定空間101’が形成され、固定空間101’の下面は、ベースカバー115と補助空間113’の下面により形成されてもよい。
【0044】
連結部102は、ベース部101の上面の反対側である下面に連結されて、回転可能なように位置してもよい。特に、連結部102は、ベース部101のベース胴体111の下面に位置し、ベース胴体111を中心として回転してもよい。なお、連結部102は、回転誘導体121及び連結胴体123を備えていてもよい。
【0045】
回転誘導体121は、中空121’を有する玉軸受の形態を呈していてもよく、連結空間110に収容されて位置してもよい。ここで、回転誘導体121は、連結空間110の下面の上に位置し、中空121’は、連結開口111’’に対応するように位置して連結されてもよい。
【0046】
ベースカバー115がカバー空間111’’に位置して連結空間110を閉鎖するとき、回転誘導体121は、連結空間110に収容された状態でベースカバー115の下側に位置してもよい。
【0047】
また、回転誘導体121は、玉軸受の形態を呈して、外輪部分、内輪部分及び球部分を備えていてもよい。ここで、回転誘導体121の内輪部分及び外輪部分は、同一の形状に形成され、異なる内径を有する。回転誘導体121の内輪部分は、回転誘導体121の外輪部分の内側において回転誘導体121の外輪部分と同一の中心に位置し、中空121’を有していてもよい。なお、回転誘導体121の球(ball)部分は複数からなり、回転誘導体121の外輪部分と内輪部分との間において回転誘導体121の外輪部分及び内輪部分に接触されてもよい。
【0048】
本実施形態において、回転誘導体121が連結空間110に収容された状態で、回転誘導体121の外輪部分は連結空間110の内周面に固定され、回転誘導体121の内輪部分は連結空間110において回転してもよい。
【0049】
連結胴体123は、ベース胴体111に対応する円筒状に形成されるが、回転誘導体121に連結されてベース胴体111の下面に位置してもよい。ここで、連結胴体123は、回転誘導体121と組み合わせてベース胴体111を中心として回転してもよい。具体的に後述する胴体部103は、連結胴体123に取り外し可能なように結合されてもよい。
【0050】
また、連結胴体123には、結合空間123’と、結合開口123’’及び連結誘導体123aが形成されてもよい。
【0051】
結合空間123’は、連結胴体123の外周面の下端部分を貫通するように形成されてもよい。ここで、ケーブル20は、結合空間123’に貫通するように位置してもよい。
【0052】
結合開口123’’は、連結胴体123の下面において結合空間123’に対応する直径方向に沿って形成され、結合空間123’に連結されてもよい。特に、結合開口123’’は、結合空間123’の両終端面に接続されてもよい。なお、ケーブル20は、結合開口123’’を通過して結合空間123’に貫通するように位置してもよく、結合開口123’’を通過するときに連結胴体123に接触されなくてもよい。
【0053】
連結誘導体123aは、一対からなるが、連結胴体123の上面から突設されてもよい。ここで、連結誘導体123aは、互いに離隔して対称状に位置してもよく、それぞれ回転誘導体121の中空121’に対応する曲げ率を有する板状に形成されてもよい。
【0054】
また、回転誘導体121がベース胴体111の連結空間110に収容された状態で、連結誘導体123aは、連結開口111’を通過して回転誘導体121の中空121’に嵌入されて回転誘導体121に結合されてもよい。連結誘導体123aが回転誘導体121に結合されるとき、連結胴体123の上面は、ベース胴体111の下面に接触されてもよい。なお、連結胴体123は、連結誘導体123aを軸として連結誘導体123aとともに時計回り方向または反時計回り方向に回転してもよい。ここで、回転誘導体121の内輪部分も回転することがある。
【0055】
胴体部103は、連結部102に取り外し可能なように嵌合されてもよいが、連結部102の連結胴体123に形成された結合空間123’及び結合開口123’’に嵌入されて連結胴体123に結合されてもよい。また、ケーブル20は、胴体部103に嵌入されて胴体部103を貫通するように位置してもよい。ここで、ケーブル20が胴体部103を貫通するように位置している状態で、胴体部103は、結合空間123’に嵌入されて連結部102に取り外し可能なように結合されてもよい。本実施形態において、胴体部103は、ゴム、シリコーン(silicone)などの弾性材料から製造されてもよい。
【0056】
また、胴体部103は、装着胴体131と、結合誘導体133及び結合補助体135を備えていてもよい。
【0057】
装着胴体131は、結合空間123’を貫通して位置可能な管状に形成されてもよい。装着胴体131の第1の終端部分は、結合空間123’に嵌入されてもよい。ここで、装着胴体131は、結合空間123’に沿った方向に位置してもよい。なお、装着胴体131には、装着空間131’及び装着開口131’’が形成されてもよい。
【0058】
装着空間131’は、装着胴体131の両終端面を貫通するように装着胴体131の長手方向に沿って装着胴体131に形成されてもよい。ケーブル20は、装着空間131’を貫通するように位置してもよく、装着空間131’の内周面に接触されてもよい。
【0059】
装着開口131’’は、装着胴体131の外周面において装着空間131’に沿って形成され、装着空間131'に連結されてもよい。特に、装着開口131’’は、装着空間131’の両終端面に連結されてもよい。ケーブル20は、装着開口131’’を通過した後に、装着空間131'を貫通するように位置してもよい。
【0060】
結合誘導体133は、装着胴体131の第1の終端部分の外周面において装着開口131’’の反対側に位置するように突設されてもよい。ここで、結合誘導体133は、装着胴体131の長手方向に沿って装着胴体131に位置してもよい。
【0061】
装着胴体131の第1の終端部分が結合空間123’に嵌入されるとき、結合誘導体133は、結合開口123’’に嵌入されて固定されてもよい。ここで、結合誘導体133の両側面は、結合開口123’’の内側面に接触されてもよく、装着開口131’’の一部は、結合空間123’の内側面と向かい合って閉鎖されてもよい。なお、結合誘導体133の幅は、結合開口123’’の幅よりも大きく、結合誘導体133は、結合開口123’’に嵌入されて圧縮されてもよい。これにより、装着胴体131は、結合空間123’に嵌入された状態で回転しないことができる。
【0062】
結合補助体135は、装着胴体131の外周面において結合誘導体133の両側面を連結するように装着胴体131の周方向に沿って突設されてもよい。ここで、結合誘導体133は、装着胴体131の外側面において結合補助体135よりもさらに突設されてもよい。
【0063】
装着胴体131の第1の終端部分が結合空間123’に嵌入されるとき、結合補助体135は、結合空間123’の内側面に接触されてもよい。これにより、装着胴体131の第1の終端部分は、結合空間123’に安定的に嵌入された状態に保持されてもよく、結合誘導体133も結合開口123’’に安定的に嵌入された状態に保持されてもよい。
【0064】
一方、本実施形態の結合補助体135は、一対からなり得る。装着胴体131の第1の終端部分が結合空間123’に嵌入されるとき、結合補助体135は、互いに離隔した状態で結合空間123’に位置して、結合空間123’の終端面を閉鎖しながら連結胴体123の外周面と同一面上に位置してもよい。
【0065】
また、結合空間123’の内側面には、結合突起123bが突設されてもよい。ここで、結合突起123bは、結合空間123’の両終端面の間に位置してもよい。一対の結合補助体135が互いに離隔した状態で結合空間123’に位置するとき、結合突起123bは、一対の結合補助体135の間に位置し、結合補助体135に接触されてもよい。これにより、装着胴体131の第1の終端部分は、結合空間123’に嵌入された状態で安定的に位置することができる。
【0066】
配設部104は、接着性を有するシート状を呈するが、ベース部101の上面に位置して固定されてもよい。配設部104がモニター10の下側部分に位置するとき、配設部104は、接着性によりモニター10の下側部分に接着されてもよい。ここで、ベース部101は、配設部104によりモニター10の下側部分に固定されてもよく、胴体部103は、連結部102に結合された状態でモニター10の下側部分に位置してもよい。これにより、ケーブル20は、胴体部103を貫通した状態で、モニター10の下側部分に位置してモニター10が位置している机またはテーブルの上面から離隔することができる。
【0067】
さらに、配設部104は、カバー空間111’’と補助空間113’とを組み合わせた固定空間101’に嵌入されてベースカバー115と補助空間113’の下面にわたって位置して固定されてもよい。
【0068】
本実施形態のケーブルホルダー100は、ケーブル20をモニター10が設けられた机またはテーブルの上面から離隔させてもよい。ここで、ケーブル20は、ケーブルホルダー100により机またはテーブルをはじめとする他の物品に接触されないため、他の物品との接触が極力抑えられることが可能になる。これにより、本実施形態のケーブルホルダー100は、ケーブル20に接続されたコンピューターの周辺機器、特に、マウスの動きに伴うケーブル20とモニター10が設けられた机、テーブルなどのような他の物品との摩擦を防ぐことができる。
【0069】
さらにまた、本実施形態のケーブルホルダー100がモニター10の下側部分などに配設された状態で、ケーブル20は、胴体部103を貫通した状態で、胴体部103に沿って動いてもよい。また、連結部102は、ベース部101の下面にベース部101を中心として時計回り方向または反時計回り方向に回転することができて、ケーブル20は、連結部102に結合された胴体部103を貫通した状態で、ベース部101を中心として左右に回転させることができる。ここで、マウスが動くときに、ケーブル20に働く張力は低減可能であり、ベース部101に加えられる力も低減可能である。これにより、本実施形態のケーブルホルダー100は、モニター10の下側部分などに安定的に配設された状態に保持可能であり、マウスの動きの範囲を増加させてマウスが円滑に動くようにする。
【0070】
図4は、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダー100を他の形態に変形した様子を示す斜視図であり、
図5は、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダー100を他の形態に変形した様子において、ガイド部105の作動を示す図である。
【0071】
図4と
図5に示される通り、本発明の一実施形態に係るケーブルホルダー100は、ガイド部105をさらに備えて他の形態に変形されてもよい。
【0072】
ガイド部105は、連結部102の連結胴体123の外周面の上端部分から延びて胴体部103と平行になるように位置してもよい。ケーブル20が胴体部103を貫通して位置し、胴体部103が連結部に取り外し可能なように結合された状態で、ガイド部105はケーブル20及び胴体部103の周方向に沿って位置し、ケーブル20及び胴体部103を支持してもよい。なお、ガイド部105は、ガイドベース151と、ガイドワイヤー153及び支持ガイド155を備えていてもよい。
【0073】
ガイドベース151は、棒状を呈するが、結合空間123’の上側の連結胴体123の外周面から延びて、結合開口123’’と同一の方向に位置してもよい。ガイドベース151の第1の終端面は、連結胴体123の外周面の上端部分に接触されて固定されてもよい。胴体部103の装着胴体131の第1の終端部分が結合空間123’に嵌入された状態で、装着胴体131の第1の終端部分の反対側である第2の終端面はガイドベース151の下側に位置してもよい。すなわち、ガイドベース151の長さは、結合空間123’から突出した部分の装着胴体131の長さよりも長くてもよい。
【0074】
ガイドワイヤー153は、一定の長さを有するワイヤーの形状を呈するが、部分的にガイドベース151にわたって位置してもよい。また、ガイドワイヤー153の第1の終端部分は、装着胴体131の中間部分の周方向に沿って位置可能なようにガイドベース151の下面に位置してもよく、ガイドワイヤー151の第1の終端部分の反対側である第2の終端部分は、ガイドベース151に沿ってガイドベース151の内部に可動となるように位置しながら、ガイドベース151の第2の終端面から突出してもよい。ここで、ガイドワイヤー153の第1の終端は、ガイドベース151の第1の終端部分の下面に固定され、ガイドワイヤー153の第1の終端の反対側である第2の終端は、ガイドベース151の第2の終端面の下側に位置してもよい。
【0075】
また、ガイドベース151の内部には一対のガイドロール150aが位置してもよく、ガイドロール150aは、互いに離隔するように位置してガイドベース151の内部に位置しているガイドワイヤー153を支持しながらガイドワイヤー153の移動により回転してもよい。
【0076】
支持ガイド155は、円形の帯状を呈してもよく、ゴム、シリコーンなどの弾性材料から製造されてもよい。ガイドワイヤー153の第2の終端は、支持ガイド155の外周面に連結されて固定されてもよい。ここで、支持ガイド155は、ガイドベース151の第2の終端面の下側に位置してもよい。
【0077】
上記のようなガイド部105は、下記のように作動可能である。
【0078】
ベース部101がモニター10の下側部分に配設された状態で、胴体部103の装着胴体131の第1の終端部分が結合空間123’に嵌入された状態で(
図5(a)参照)、ガイドワイヤー153の第1の終端部分は装着胴体131の外周面から離隔した状態で装着胴体131の周方向に沿って位置してもよい。なお、支持ガイド155は、装着胴体131の第2の終端面と向かい合いながら装着胴体131の第2の終端面から離隔して位置してもよい。
【0079】
また、ベース部101がモニター10の下側部分に配設された状態で、ケーブル20が支持ガイド155を貫通し、装着空間131’を介して装着胴体131を貫通するように位置し、装着胴体131の第1の終端部分が結合空間123’に嵌入された状態で(
図5(b)参照)、装着胴体131の第2の終端面から突出して位置しているケーブル20は下側に垂れ下がってもよい。ここで、支持ガイド155は、ケーブル20により下側に移動され、ガイドワイヤー153の第2の終端部分を下側に引っ張ってガイドベース151の第2の終端面からさらに突出させてもよい。また、ガイドワイヤー153の第1の終端部分は、ガイドワイヤー153の第2の終端部分によりガイドベース151の内部にさらに嵌入されてもよく、装着胴体131の外周面に近づくように移動されてもよい。ガイドワイヤー153の第1の終端部分は、装着胴体131の外周面に接触された状態で、装着胴体131の周方向に沿って位置してもよい。これにより、ガイド部105は、装着胴体131を支持することができて、ケーブル20のたるみによる装着胴体131のたるみを防ぐことができる。したがって、本実施形態に係る他の形態に変形されたケーブルホルダー100において、ガイド部105は、胴体部103の装着胴体131と連結部102の連結胴体123との結合部位において、ケーブル20の荷重による、装着胴体131の損傷を防ぐことができるか、あるいは、連結胴体123からの装着胴体131の離脱を防ぐことができる。
【0080】
以上、本発明の技術的思想を好ましい実施形態を挙げて詳しく説明したが、本発明の技術的思想は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内において当分野において通常の知識を有する者によって種々に変形及び変形が可能である。
【符号の説明】
【0081】
100 ケーブルホルダー
101 ベース部
102 連結部
103 胴体部
104 配設部
105 ガイド部
【手続補正書】
【提出日】2024-11-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
平らな上面を有するベース部と、
ベース部の上面の反対側である下面に連結されてベース部を中心として回転可能なように位置する連結部と、
連結部に取り外し可能なように嵌合され、ケーブルが貫通して位置可能な胴体部と、
を備え、
ベース部は、
円筒状に形成されるが、上面には円筒状の連結空間が凹状に形成され、下面には連結空間の内径よりも小さな内径を有する円状の連結開口が形成され、連結空間の上端部分には連結空間の内径よりも大きな内径を有する円板状のカバー空間が形成されるベース胴体と、
それぞれ棒状に形成されるが、互いに同一線上に位置するようにベース胴体の外周面の上端部分から延びる一対のベース補助体と、
を備えるが、
ベース胴体の上面とベース補助体の上面は、同一平面上に位置することを特徴とする、ケーブルホルダー。
【請求項2】
連結部は、
中空を有する玉軸受の形態を呈するが、連結空間に収容される回転誘導体と、
ベース胴体に対応する円筒状に形成されるが、ベース胴体の下面に位置して回転胴体に連結され、胴体部が取り外し可能なように結合される連結胴体と、
を備えるが、
連結胴体は、ベース胴体を中心として回転可能であることを特徴とする、請求項1に記載のケーブルホルダー。
【請求項3】
連結胴体の上面には互いに離隔して平行になるように一対の連結誘導体が突設され、
連結誘導体は、連結開口を介して回転誘導体の中空に嵌入されて回転誘導体に結合され、連結胴体の上面はベース胴体の下面に接触され、連結胴体は連結誘導体を軸として回転可能であることを特徴とする、請求項2に記載のケーブルホルダー。
【請求項4】
連結胴体には連結胴体の外周面の下端部分を貫通するように結合空間が形成され、連結胴体の下面には結合空間に連結されるように結合空間に沿って結合開口が形成され、
胴体部は、
結合空間を貫通して位置可能な管状に形成されるが、ケーブルが貫通して位置するように両終端面を貫通した装着空間が形成され、外周面には装着空間に沿って装着空間に連結されるように装着開口が形成された装着胴体と、
装着胴体の第1の終端部分の外周面において装着開口の反対側に位置するように突設される結合誘導体と、
それぞれ装着胴体の外周面において結合誘導体の両側面を連結するように装着胴体の周方向に沿って突設され、互いに離隔した一対の結合補助体と、
を備えるが、
装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入されるとき、結合誘導体は結合開口に嵌入されて固定され、結合補助体は結合空間の内側面に接触されることを特徴とする、請求項2に記載のケーブルホルダー。
【請求項5】
胴体部は弾性材料から製造され、
ケーブルが装着開口を通過するとき、装着開口の幅が増加するように胴体部が変形されることを特徴とする、請求項4に記載のケーブルホルダー。
【請求項6】
ベース部は、
円板状を呈するが、カバー空間に嵌入されてカバー空間の下面に位置するベースカバーをさらに備え、
回転誘導体が連結空間に収容された状態で、ベースカバーはカバー空間の下面に位置して回転誘導体の上側に位置し、
それぞれのベース補助体の上面には板状に補助空間が凹状に形成され、補助空間はカバー空間に連結され、補助空間の下面はカバー空間の下面よりも上側に位置し、
ベースカバーがカバー空間の下面に位置するとき、ベースカバーの上面は補助空間の下面と同一平面上に位置することを特徴とする、請求項2に記載のケーブルホルダー。
【請求項7】
ケーブルホルダーは、
ベース部の上面に位置し、接着性を有する配設部をさらに備えるが、
ベース部が配設部によりモニターの下側部分に固定され、
ケーブルが胴体部を貫通し、胴体部が連結部に結合されて、ケーブルはモニターが配設された物品の上面から離隔し、胴体部に沿って可動となるか、あるいは、ベース部を中心として回転可能であることを特徴とする、請求項1に記載のケーブルホルダー。
【請求項8】
ケーブルホルダーは、
連結胴体の外周面の上端部分から延びて胴体部と平行になるように位置可能なガイド部をさらに備えるが、
ケーブルが胴体部を貫通し、胴体部が連結部に結合された状態で、ガイド部はケーブル及び胴体部の周方向に沿って位置し、ケーブルを支持可能であり、胴体部から離隔した状態で胴体部に接触されて胴体部を支持可能であることを特徴とする、請求項5に記載のケーブルホルダー。
【請求項9】
ガイド部は、
棒状を呈するが、第1の終端面が結合空間の上側の連結胴体の外周面に接触されて固定され、結合空間の連結胴体の外周面の上端部分から延びて、結合開口と同一の方向に位置するガイドベースと、
一定の長さを有するワイヤーの形状を呈するが、第1の終端がガイドベースの下面に固定され、第1の終端部分が装着胴体の中間部分の周方向に沿って位置可能なようにガイドベースの下面に位置し、第1の終端部分の反対側である第2の終端部分がガイドベースに沿ってガイドベースの内部に可動となるように位置しながら、ガイドベースの第1の終端面の反対側である第2の終端面から突出するガイドワイヤーと、
弾性材料から製造され、円形の帯状を呈し、外周面にはガイドワイヤーの第2の終端が連結される支持ガイドと、
を備えるが、
ベース部がモニターの下側部分に配設された状態で、装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入された状態で、ガイドワイヤーの第1の終端部分は装着胴体の外周面から離隔した状態で装着胴体の周方向に沿って位置し、支持ガイドは装着胴体の第2の終端面と向かい合いながら装着胴体の第2の終端面から離隔して位置し、
ケーブルが支持ガイドを貫通し、装着空間を介して装着胴体を貫通するように位置し、装着胴体の第1の終端部分が結合空間に嵌入された状態で、装着胴体の第2の終端面から突出して位置しているケーブルは下側に垂れ下がり、支持ガイドはケーブルにより下側に移動され、ガイドワイヤーの第2の終端部分を下側に引っ張ってガイドベースの第2の終端面からさらに突出させ、ガイドワイヤーの第1の終端部分はガイドワイヤーの第2の終端部分によりガイドベースの内部にさらに嵌入され、装着胴体の外周面に接触された状態で装着胴体の周方向に沿って位置することを特徴とする、請求項8に記載のケーブルホルダー。