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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024177030
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】電子装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
   H04R 3/12 20060101AFI20241212BHJP
   H04S 7/00 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
H04R3/12 Z
H04S7/00 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023202308
(22)【出願日】2023-11-30
(31)【優先権主張番号】10-2023-0074523
(32)【優先日】2023-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】キム テ ヨン
(72)【発明者】
【氏名】パク テ ジン
(72)【発明者】
【氏名】パク ヒョン ウ
(72)【発明者】
【氏名】キム サン フン
(72)【発明者】
【氏名】イ ウン ジョン
(72)【発明者】
【氏名】チョン ヒョ ジョン
【テーマコード(参考)】
5D162
5D220
【Fターム(参考)】
5D162AA13
5D162CC16
5D162CC18
5D162DA14
5D162DA17
5D162EG02
5D220AA05
5D220AA12
5D220AA31
5D220DD03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電子装置に内蔵されたスピーカーと外部スピーカーを介してオーディオを出力する時、各スピーカーの情報に応じてメインスピーカー及びサブスピーカーを選定して音響を向上させる。
【解決手段】電子装置は、内臓するスピーカーと、外部機器のスピーカーとの通信のための無線通信インターフェースと、内蔵するスピーカーの第1出力情報及び外部機器のスピーカーの第2出力情報を獲得しS301、S303、第1出力情報及び第2出力情報に基づいてS305、内蔵するスピーカーに第1オーディオ信号を出力しS307、S309、無線通信インターフェースを介して外部機器のスピーカーに第2オーディオ信号を伝送するS311)コントローラーと、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置において、
スピーカーと、
外部スピーカーとの通信のための無線通信インターフェースと、
前記スピーカーの第1出力情報及び前記外部スピーカーの第2出力情報を獲得し、前記第1出力情報及び前記第2出力情報に基づいて前記スピーカーに第1オーディオ信号を出力し、前記無線通信インターフェースを介して前記外部スピーカーに第2オーディオ信号を伝送するコントローラーと、を含む、電子装置。
【請求項2】
前記コントローラーは、
前記第1出力情報及び前記第2出力情報を比較し、比較結果に応じて前記スピーカー及び前記外部スピーカーのうちメインオーディオを出力するメインスピーカー及びサラウンドオーディオを出力するサブスピーカーを決定する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記コントローラーは、
前記第1出力情報に含まれた前記スピーカーの出力パワーが前記第2出力情報に含まれた前記外部スピーカーの出力パワーより大きい場合、前記スピーカーを前記メインスピーカーと決定し、前記外部スピーカーを前記サブスピーカーと決定する、請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記コントローラーは、
前記外部スピーカーの識別情報を外部サーバーに伝送し、前記外部サーバーから前記第2出力情報を受信するか、
前記外部スピーカーから前記第2出力情報を受信する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項5】
前記コントローラーは、
前記外部スピーカーが前記メインスピーカーと決定され、前記スピーカーが前記サブスピーカーと決定された場合、前記第2出力情報に含まれた前記外部スピーカーのオーディオチャンネル情報に応じて前記スピーカーから出力する前記第1オーディオ信号を制御する、請求項2に記載の電子装置。
【請求項6】
前記コントローラーは、
一定時間の間前記スピーカーから出力された第1オーディオの第1平均出力大きさと前記一定時間の間前記外部スピーカーから出力された第2オーディオの第2平均出力大きさを比較し、
比較結果に応じて前記スピーカー及び前記外部スピーカーのうちメインオーディオを出力するメインスピーカー及びサラウンドオーディオを出力するサブスピーカーを決定する、請求項2に記載の電子装置。
【請求項7】
前記コントローラーは、
ユーザと前記外部スピーカーの間の距離を獲得し、
前記第1出力情報、前記第2出力情報及び前記距離に基づいて前記スピーカー及び前記外部スピーカーのうちメインオーディオを出力するメインスピーカー及びサラウンドオーディオを出力するサブスピーカーを決定する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記コントローラーは、
一定時間の間前記スピーカーから出力された第1オーディオの第1平均出力大きさと前記一定時間の間前記外部スピーカーから出力された第2オーディオの第2平均出力大きさの差が予め設定された差未満である場合、前記スピーカー及び前記外部スピーカーのそれぞれに同一オーディオ信号を伝達するか、前記スピーカー及び前記外部スピーカーのそれぞれのオーディオチャンネルを設定する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項9】
前記コントローラーは、
一定時間の間前記スピーカーから出力された第1オーディオの第1平均出力大きさと前記一定時間の間前記外部スピーカーから出力された第2オーディオの第2平均出力大きさの差が予め設定された差以上である場合、前記スピーカー及び前記外部スピーカーのそれぞれの特性情報に応じて役割を設定する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記特性情報は、指向性情報を含み、
前記コントローラーは、
前記外部スピーカーのみが指向性情報を有する場合、前記外部スピーカーを指向性スピーカーと設定し、前記スピーカーを非指向性スピーカーと設定する、請求項9に記載の電子装置。
【請求項11】
前記特性情報は、動作周波数レンジを含み、
前記コントローラーは、
前記動作周波数レンジに応じて前記スピーカー及び前記外部スピーカーのそれぞれをベーススピーカー、ツイータースピーカーまたはUp-firingスピーカーのうちいずれか1つと設定する、請求項9に記載の電子装置。
【請求項12】
前記コントローラーは、
新しい外部機器が連結された場合、連結された新しい外部機器と前記電子装置の間に予め貯藏されたオーディオコンビネーションが存在するのかを判断し、
予め貯藏されたオーディオコンビネーションが存在する場合、貯藏されたオーディオコンビネーションで前記スピーカー及び前記外部機器の役割を設定する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項13】
前記コントローラーは、予め貯藏されたオーディオコンビネーションが存在しない場合、前記外部機器の第3出力情報を獲得し、
前記第3出力情報に基づいて新しいオーディオコンビネーションが可能であると判断された場合、前記外部機器の追加連結可能を知らせる知らせを出力する、請求項12に記載の電子装置。
【請求項14】
前記コントローラーは、
前記第3出力情報に基づいて新しいオーディオコンビネーションが可能であると判断された場合、前記スピーカー及び前記外部機器のそれぞれの特性情報に基づいて役割を設定する、請求項13に記載の電子装置。
【請求項15】
前記第3出力情報に基づいて新しいオーディオコンビネーションが不可能であると判断された場合、前記外部機器の役割を推奨する、請求項13に記載の電子装置。
【請求項16】
前記コントローラーは、前記スピーカーのスペック情報に含まれた出力パワーが前記外部スピーカーのスペック情報に含まれた出力パワーより大きい場合、前記スピーカーを前記メインスピーカーと決定し、前記外部スピーカーを前記サブスピーカーと決定し、
前記スピーカーから出力されたオーディオの出力パワーが前記外部スピーカーから出力されたオーディオの出力パワーより小さい場合、前記スピーカーを前記サブスピーカーに転換し、前記外部スピーカーを前記メインスピーカーに転換する、請求項2に記載の電子装置。
【請求項17】
前記コントローラーは、
前記スピーカーを前記メインスピーカーと決定し、前記外部スピーカーを前記サブスピーカーと決定し、前記外部スピーカーのスペック情報に含まれた出力パワーが内部スピーカーのスペック情報に含まれた出力パワーより大きい場合、
前記外部スピーカーに前記メインオーディオの一部を追加伝送する、請求項2に記載の電子装置。
【請求項18】
前記コントローラーは、前記電子装置の動作を制御するリモートコントロール装置から前記スピーカーが出力する第1オーディオ及び前記外部スピーカーが出力する第2オーディオを受信する、請求項1に記載の電子装置。
【請求項19】
前記スピーカー及び前記外部スピーカーのそれぞれは、複数個で構成される、請求項1に記載の電子装置。
【請求項20】
電子装置の動作方法において、
前記電子装置に内蔵されたスピーカーの第1出力情報及び外部スピーカーの第2出力情報を獲得するステップと、
前記第1出力情報及び前記第2出力情報に基づいて前記スピーカーに第1オーディオ信号を出力するステップと、
前記無線通信インターフェースを介して前記外部スピーカーに第2オーディオ信号を伝送するステップと、を含む、電子装置の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
有線または無線通信網を利用したデジタルTVサービスが普及されている。デジタルTVサービスは、既存のアナログ放送サービスでは提供できなかった多様なサービスを提供することができる。
【0003】
例えば、デジタルTVサービスの種類であるIPTV(Internet Protocol Television)、smart TVサービスの場合、ユーザにとって視聴プログラムの種類、視聴時間等を能動的に選択できるようにする両方向性を提供する。IPTV、smart TVサービスは、このような両方向性を基盤として多様な付加サービス、例えばインターネット検索、ホームショッピング、オンラインゲーム等を提供することもできる。
【0004】
最近は、音場感を高めるために、ユーザはTVに内蔵されたスピーカーと外部スピーカーを介してオーディオを聞き取る。
【0005】
しかし、従来ではTVに内蔵されたスピーカーが常にメインオーディオを出力し、TVに連結された外部機器がサブオーディオを出力する役割をするようになっており、最適の音響を提供できない問題があった。
【0006】
即ち、従来ではTVに内蔵されたスピーカーと外部機器の出力情報または特性情報に関係なく、各スピーカーの役割が制限的である問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示の解決課題は、電子装置に内蔵されたスピーカーと外部スピーカーを介してオーディオを出力する時、各スピーカーの情報に応じてメインスピーカー及びサブスピーカーを選定して音響を向上させることにその目的がある。
【0008】
本開示の解決課題は、電子装置に内蔵されたスピーカーと外部スピーカーのそれぞれのオーディオ出力に基づいて各スピーカーに伝達するオーディオを制御するか各スピーカーの役割を選定して最適の音質を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の実施例に係る電子装置は、スピーカーと、外部スピーカーとの通信のための無線通信インターフェースと、前記スピーカーの第1出力情報及び前記外部スピーカーの第2出力情報を獲得し、前記第1出力情報及び前記第2出力情報に基づいて前記スピーカーに第1オーディオ信号を出力し、前記無線通信インターフェースを介して前記外部スピーカーに第2オーディオ信号を伝送するコントローラーと、を含むことができる。
【0010】
本開示の実施例に係る電子装置の動作方法は、前記電子装置に内蔵されたスピーカーの第1出力情報及び外部スピーカーの第2出力情報を獲得するステップと、前記第1出力情報及び前記第2出力情報に基づいて前記スピーカーに第1オーディオ信号を出力するステップと、前記無線通信インターフェースを介して前記外部スピーカーに第2オーディオ信号を伝送するステップと、を含むことができる。
【発明の効果】
【0011】
本開示の実施例によれば、電子装置に内蔵されたスピーカーと外部機器を介してオーディオを出力する時、最適の音質が提供されてユーザの聴取満足感が向上する。
【0012】
本開示の実施例によれば、ユーザの別途の操作なしに、電子装置のスピーカーと外部スピーカーの役割が自動設定されて、最適の音響が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の一実施例に係る電子装置の構成をブロック図で図示したものである。
図2図2は、本開示の一実施例に係るオーディオ出力システムの構成を説明する図面である。
図3図3は、本開示の一実施例に係るオーディオ出力システムの動作方法を説明するラダーダイヤグラムである。
図4図4は、本開示の一実施例により出力情報に基づいてメインスピーカー及びサブスピーカーを設定する過程を説明するフローチャートである。
図5図5は、本開示の一実施例によりメインスピーカーと設定された外部機器のオーディオチャンネル情報に応じて電子装置のスピーカーのオーディオ成分を変更する例を説明する図面である。
図6図6は、本開示の一実施例により内部スピーカーから出力された第1オーディオと外部機器のスピーカーから出力された第2オーディオを比較して、メインスピーカー及びサブスピーカーを決定する過程を説明するフローチャートである。
図7a図7aは、オーディオの平均出力大きさに応じてメインスピーカー及びサブスピーカーを決定する例を見せる図面である。
図7b図7bは、オーディオの平均出力大きさに応じてメインスピーカー及びサブスピーカーを決定する例を見せる図面である。
図8図8は、本開示のさらに別の実施例によりメインスピーカー及びサブスピーカーを決定する過程を説明するフローチャートである。
図9図9は、内部スピーカーから出力された第1オーディオと外部スピーカーから出力された第2オーディオの間の出力偏差に基づいてスピーカー設定をする過程を説明するフローチャートである。
図10図10は、本開示の一実施例により外部スピーカーの特性がオーディオシステムを構成することに適合しない場合、出力される知らせを説明するための図面である。
図11a図11aは、新しい外部機器が電子装置に連結されることによる動作を説明するフローチャートである。
図11b図11bは、本開示の実施例に係るユーザガイド情報を説明する図面である。
図12図12は、本開示の一実施例によりメインスピーカーを変更する例を説明する図面である。
図13図13は、外部スピーカーの電源量に基づいて電子装置のスピーカーの出力を強化する例を説明する図面である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に係る実施例に対して図面を参照してより詳しく説明する。以下の説明で用いられる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は、明細書の作成を容易にするために付与また混用されるものとして、それ自体で相互区別される意味または役割を有するものではない。
【0015】
本発明の実施例に係る電子装置は、例えば放送受信機能にコンピュータ支援機能を追加したインテリジェント電子装置として、放送受信機能に充実しながらもインターネット機能等が追加され、手記方式の入力装置、タッチスクリーンまたは空間リモコン等よりも使用に便利なインターフェースを有することができる。そして、有線または無線インターネット機能の支援によりインターネット及びコンピュータに接続されて、Eメール、Webブラウジング、バンキングまたはゲーム等の機能もすることが可能である。このような多様な機能のために標準化された汎用OSを使用することができる。
【0016】
よって、本発明で記述される電子装置は、例えば汎用のOSカーネル上に、多様なアプリケーションが自由に追加または削除可能であるので、ユーザ親和的多様な機能が実行される。前記電子装置は、より具体的に例示すると、ネットワークTV、HBBTV、スマートTV、LED TV、OLED TV等があり、場合によってスマートフォンにも適用可能である。
【0017】
図1は、本発明の一実施例に係る電子装置の構成をブロック図で図示したものである。
【0018】
図1を参照すると、電子装置100は、放送受信部130、外部装置インターフェース135、メモリー140、ユーザ入力インターフェース150、コントローラー170、無線通信インターフェース173、ディスプレイ180、スピーカー185、電源供給回路190を含むことができる。
【0019】
放送受信部130は、チューナー131、復調器132及びネットワークインターフェース133を含むことができる。
【0020】
チューナー131は、チャンネル選局命令に応じて特定放送チャンネルを選局することができる。チューナー131は、選局された特定放送チャンネルに対する放送信号を受信することができる。
【0021】
復調器132は、受信した放送信号をビデオ信号、オーディオ信号、放送プログラムに関連するデータ信号に分離することができ、分離されたビデオ信号、オーディオ信号及びデータ信号を出力が可能な形態に復元することができる。
【0022】
外部装置インターフェース135は、隣接する外部装置内のアプリケーションまたはアプリケーションリストを受信して、コントローラー170またはメモリー140に伝達することができる。
【0023】
外部装置インターフェース135は、電子装置100と外部装置の間の連結経路を提供することができる。外部装置インターフェース135は、電子装置100に無線または有線で連結された外部装置から出力された映像、オーディオのうち1つ以上を受信して、コントローラー170に伝達することができる。外部装置インターフェース135は、複数の外部入力端子を含むことができる。複数の外部入力端子は、RGB端子、1つ以上のHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子、コンポーネント(Component)端子を含むことができる。
【0024】
外部装置インターフェース135を介して入力された外部装置の映像信号は、ディスプレイ180を介して出力される。外部装置インターフェース135を介して入力された外部装置の音声信号は、スピーカー185を介して出力される。
【0025】
外部装置インターフェース135に連結可能な外部装置は、セットトップボックス、ブルーレイプレーヤー、DVDプレーヤー、ゲーム機、サウンドバー、スマートフォン、PC、USBメモリー、ホームシアターのうちいずれか1つであってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0026】
ネットワークインターフェース133は、電子装置100をインターネット網を含む有/無線ネットワークと連結するためのインターフェースを提供することができる。ネットワークインターフェース133は、接続されたネットワークまたは接続されたネットワークにリンクされた他のネットワークを介して、他のユーザまたは他の電子機器とデータを送信または受信することができる。
【0027】
また、電子装置100に予め登録された他のユーザまたは他の電子機器から選択されたユーザまたは選択された電子機器に、電子装置100に貯藏された一部のコンテンツデータを送信することができる。
【0028】
ネットワークインターフェース133は、接続されたネットワークまたは接続されたネットワークにリンクされた他のネットワークを介して、所定のWebページに接続することができる。即ち、ネットワークを介して所定のWebページに接続して、当該サーバーとデータを送信または受信することができる。
【0029】
そして、ネットワークインターフェース133は、コンテンツ提供者またはネットワーク運営者が提供するコンテンツまたはデータを受信することができる。即ち、ネットワークインターフェース133は、ネットワークを介してコンテンツ提供者またはネットワーク提供者から提供される映画、広告、ゲーム、VOD、放送信号等のコンテンツ及びそれに関連する情報を受信することができる。
【0030】
また、ネットワークインターフェース133は、ネットワーク運営者が提供するファームウェアのアップデート情報及びアップデートファイルを受信することができ、インターネットまたはコンテンツ提供者またはネットワーク運営者にデータを送信することができる。
【0031】
ネットワークインターフェース133は、ネットワークを介して、公衆に公開(open)されたアプリケーションのうち所望のアプリケーションを選択して受信することができる。
【0032】
メモリー140は、コントローラー170内の各信号処理及び制御のためのプログラムを貯藏し、信号処理された映像、音声またはデータ信号を貯藏することができる。
【0033】
また、メモリー140は、外部装置インターフェース135またはネットワークインターフェース133から入力される映像、音声、またはデータ信号の臨時貯藏のための機能をすることもでき、チャンネル記憶機能により所定イメージに関する情報を貯藏することもできる。
【0034】
メモリー140は、外部装置インターフェース135またはネットワークインターフェース133から入力されるアプリケーションまたはアプリケーションリストを貯藏することができる。
【0035】
電子装置100は、メモリー140内に貯藏されているコンテンツファイル(動画ファイル、静止映像ファイル、音楽ファイル、文書ファイル、アプリケーションファイル等)を再生してユーザに提供することができる。
【0036】
ユーザ入力インターフェース150は、ユーザが入力した信号をコントローラー170に伝達するか、コントローラー170からの信号をユーザに伝達することができる。例えば、ユーザ入力インターフェース150は、Bluetooth、WB(Ultra Wideband)、ZigBee方式、RF(Radio Frequency)通信方式または赤外線(IR)通信方式等多様な通信方式に応じて、リモートコントロール装置200から電源オン/オフ、チャンネル選択、画面設定等の制御信号を受信して処理するか、コントローラー170からの制御信号をリモートコントロール装置200に送信するように処理することができる。
【0037】
また、ユーザ入力インターフェース150は、電源キー、チャンネルキー、ボリュームキー、設定値等のローカルキー(不図示)から入力される制御信号をコントローラー170に伝達することができる。
【0038】
コントローラー170で映像処理された映像信号は、ディスプレイ180に入力されて当該映像信号に対応する映像として表示される。また、コントローラー170で映像処理された映像信号は、外部装置インターフェース135を介して外部出力装置に入力される。
【0039】
コントローラー170で処理された音声信号は、スピーカー185にオーディオ出力される。また、コントローラー170で処理された音声信号は、外部装置インターフェース135を介して外部出力装置に入力される。
【0040】
また、コントローラー170は、電子装置100内の全般的な動作を制御することができる。
【0041】
また、コントローラー170は、ユーザ入力インターフェース150を介して入力されたユーザ命令または内部プログラムによって電子装置100を制御することができ、ネットワークに接続してユーザが所望するアプリケーションまたはアプリケーションリストを電子装置100内にダウンロードできるようにできる。
【0042】
コントローラー170は、ユーザが選択したチャンネル情報等が処理した映像または音声信号とともにディスプレイ180またはスピーカー185を介して出力されるようにする。
【0043】
また、コントローラー170は、ユーザ入力インターフェース150を介して受信した外部装置映像再生命令に応じて、外部装置インターフェース135を介して入力される外部装置、例えば、カメラまたはカメラレコーダーからの映像信号または音声信号がディスプレイ180またはスピーカー185を介して出力されるようにする。
【0044】
一方、コントローラー170は、映像を表示するようにディスプレイ180を制御することができ、例えばチューナー131を介して入力される放送映像、または外部装置インターフェース135を介して入力される外部入力映像、またはネットワークインターフェース部を介して入力される映像、またはメモリー140に貯藏された映像がディスプレイ180で表示されるように制御することができる。この場合、ディスプレイ180に表示される映像は、静止映像または動画であってもよく、2D映像または3D映像であってもよい。
【0045】
また、コントローラー170は、電子装置100内に貯藏されたコンテンツ、または受信された放送コンテンツ、外部から入力される外部入力コンテンツが再生されるように制御することができ、前記コンテンツは、放送映像、外部入力映像、オーディオファイル、静止映像、接続されたWeb画面、及び文書ファイル等多様な形態であってもよい。
【0046】
無線通信インターフェース173は、有線または無線通信を介して外部機器と通信を行うことができる。無線通信インターフェース173は、外部機器と近距離通信(Short range communication)を行うことができる。このために、無線通信インターフェース173は、Bluetooth、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBee、NFC(Near Field Communication)、Wi-Fi(Wireless-Fidelity)、Wi-Fi Direct、Wireless USB(Wireless Universal Serial Bus)技術のうち少なくとも1つを利用して、近距離通信を支援することができる。このような、無線通信インターフェース173は、近距離無線通信網(Wireless Area Networks)を介して電子装置100と無線通信システムの間、電子装置100と他の電子装置100の間、または電子装置100と電子装置100(または外部サーバー)が位置したネットワークの間の無線通信を支援することができる。近距離無線通信網は、近距離無線個人通信網(Wireless Personal Area Networks)であってもよい。
【0047】
ここで、他の電子装置100は、本発明による電子装置100とデータを相互交換可能な(または連動可能な)ウェアラブルデバイス(wearable device、例えば、スマートウォッチ(smart watch)、スマートグラス(smart glass)、HMD(head mounted display))、スマートフォンのような移動端末機であってもよい。無線通信インターフェース173は、電子装置100周辺に、通信可能なウェアラブルデバイスを感知(または認識)することができる。
【0048】
さらに、コントローラー170は、感知されたウェアラブルデバイスが本発明による電子装置100と通信するように認証されたデバイスである場合、電子装置100で処理されるデータの少なくとも一部を、無線通信インターフェース173を介してウェアラブルデバイスに送信することができる。よって、ウェアラブルデバイスのユーザは、電子装置100で処理されるデータを、ウェアラブルデバイスを通じて利用することができる。
【0049】
ディスプレイ180は、コントローラー170で処理された映像信号、データ信号、OSD信号または外部装置インターフェース135で受信される映像信号、データ信号等をそれぞれR、G、B信号に変換して駆動信号を生成することができる。
【0050】
一方、図1に図示された電子装置100は、本発明の一実施例に過ぎないので、図示された構成要素のうち一部は、実際具現される電子装置100の仕様に応じて統合、追加、または省略されてもよい。
【0051】
即ち、必要に応じて2以上の構成要素が1つの構成要素として統合されたり、或いは1つの構成要素が2以上の構成要素で細分されて構成されてもよい。また、各ブロックで行う機能は、本発明の実施例を説明するためのものであり、その具体的な動作や装置は、本発明の権利範囲を制限するものではない。
【0052】
本発明のさらに別の実施例によれば、電子装置100は、図1に図示されたものと違って、チューナー131と復調器132を備えず、ネットワークインターフェース133または外部装置インターフェース135を介して映像を受信して再生することもできる。
【0053】
例えば、電子装置100は、放送信号または多様なネットワークサービスによるコンテンツを受信するため等のようなセットトップボックス等のような映像処理装置と、前記映像処理装置から入力されるコンテンツを再生するコンテンツ再生装置とに分離されて具現されてもよい。
【0054】
この場合、以下で説明する本発明の実施例に係る電子装置の動作方法は、図1を参照して説明したような電子装置100だけではなく、前記分離されたセットトップボックス等のような映像処理装置またはディスプレイ180及びスピーカー185を備えるコンテンツ再生装置のうちいずれか1つによって行われてもよい。
【0055】
図2は、本開示の一実施例に係るオーディオ出力システムの構成を説明する図面である。
【0056】
図2を参照すると、オーディオ出力システム20は、電子装置100、リモートコントロール装置200及び外部機器300を含むことができる。
【0057】
電子装置100は、内蔵されたスピーカー185に音源を伝達して、スピーカー185を介して音源に該当する第1オーディオを出力することができる。
【0058】
外部機器300は、スピーカー185に伝達した音源と同一音源または異なる音源を外部機器300に伝送することができる。
【0059】
リモートコントロール装置200は、電子装置100を遠隔で制御するリモコンであってもよい。
【0060】
リモートコントロール装置200は、スピーカー185を介して出力された第1オーディオと外部機器300を介して出力された第2オーディオをマイクロフォンを介して収集することができる。
【0061】
リモートコントロール装置200は、収集された第1オーディオ及び第2オーディオを電子装置100に伝送することができる。
【0062】
図3は、本開示の一実施例に係るオーディオ出力システムの動作方法を説明するラダーダイヤグラムである。
【0063】
図3で、電子装置100と外部機器300は、有線通信規格または無線通信規格により互いに連結された状態であることを仮定する。
【0064】
無線通信規格は、Bluetooth規格またはWi-Fi規格であってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0065】
無線通信規格がBluetooth規格である場合、電子装置100の無線通信インターフェース173及び外部機器300のそれぞれはBluetooth通信のためのBluetooth回路を備えることができる。
【0066】
以下で、電子装置100のスピーカー185は、内部スピーカーと命名し、外部機器300のスピーカーは、外部スピーカーと命名することができる。
【0067】
図3を参照すると、電子装置100のコントローラー170は、スピーカー185の第1出力情報を獲得する(S301)。
【0068】
スピーカー185は、電子装置100に内蔵された構成要素であってもよい。
一実施例で、スピーカー185の第1出力情報は、スピーカー185のスペック情報に含まれた出力パワー、スピーカー185のオーディオチャンネル情報、スピーカー185が出力するオーディオの実際出力パワー、スピーカー185の指向性情報またはスピーカー185の動作周波数レンジ情報のうち1つ以上を含むことができる。
【0069】
コントローラー170は、スピーカー185の第1出力情報をメモリー140に貯藏していてもよい。
【0070】
コントローラー170は、ネットワークインターフェース133を介してスピーカー185のモデル名を外部サーバーに伝送し、外部サーバーからスピーカー185の第1出力情報を受信することができる。
【0071】
電子装置100に備えられたスピーカー185は、複数個であってもよい。
【0072】
電子装置100のコントローラー170は、外部機器300の第2出力情報を獲得する(S303)。
【0073】
一実施例で、コントローラー170は、無線連結された外部機器300から外部機器300の情報を受信することができる。
【0074】
外部機器300の情報は、外部機器300のスペック情報を含むことができる。具体的に、外部機器300のスペック情報は、外部機器300に備えられたスピーカーに対する第2出力情報、スピーカーの識別情報(例えば、モデル名)を含むことができる。
【0075】
第2出力情報は、外部機器300に備えられたスピーカーの出力パワーまたはオーディオチャンネル情報、外部機器に備えられたスピーカーが出力するオーディオの実際出力パワー指向性情報または動作周波数レンジ情報のうち1つ以上を含むことができる。
【0076】
コントローラー170は、外部機器300と無線連結された時、外部機器300から第2出力情報を受信することができる。
【0077】
さらに別の実施例で、コントローラー170は、ネットワークインターフェース133を介して外部機器300に備えられたスピーカーのモデル名を外部サーバーに伝送し、外部サーバーから外部機器300に備えられたスピーカーの第2出力情報を受信することができる。
【0078】
さらに別の実施例で、コントローラー170は、リモートコントロール装置200から外部機器300の第2出力情報を受信することができる。リモートコントロール装置200は、外部機器300の第2出力情報を外部機器300から受信することができ、電子装置100の要請に応じて外部機器300の第2出力情報を電子装置100に伝送することができる。
【0079】
一方、コントローラー170は、スピーカーを備えた複数の外部機器のそれぞれから第2出力情報を受信することもできる。即ち、外部スピーカーは、複数個で構成されてもよい。
【0080】
電子装置100のコントローラー170は、第1出力情報及び第2出力情報に基づいて電子装置100のスピーカー185に伝送する第1オーディオ情報及び外部機器300に伝送する第2オーディオ情報のそれぞれを決定することができる(S305)。
【0081】
一実施例で、コントローラー170は、第1出力情報及び第2出力情報に基づいて電子装置100のスピーカー185及び外部機器300のスピーカーのうちいずれか1つをメインスピーカーと設定し、他の1つをサブスピーカーと設定することができる。
【0082】
これに対しては、図4を参照して説明する。
【0083】
図4は、本開示の一実施例により出力情報に基づいてメインスピーカー及びサブスピーカーを設定する過程を説明するフローチャートである。
【0084】
電子装置100のコントローラー170は、スピーカー185の第1出力情報及び外部機器300の第2出力情報(外部機器に備えられたスピーカーの出力情報)を比較することができる(S401)。
【0085】
電子装置100のコントローラー170は、比較結果に基づいてスピーカー185及び外部機器300に備えられたスピーカーのうちいずれか1つをメインスピーカーと決定し、他の1つをサブスピーカーと決定することができる(S403)。
【0086】
一実施例で、コントローラー170は、スピーカー185の第1出力パワーと外部機器300に備えられたスピーカーの第2出力パワーを比較し、出力パワーが大きいスピーカーをメインスピーカーと決定し、出力パワーが小さいスピーカーをサブスピーカーと決定することができる。
【0087】
コントローラー170は、メインスピーカーにメインオーディオを出力し、サブスピーカーにサラウンドオーディオを出力することができる。
【0088】
メインスピーカーが電子装置100のスピーカー185であり、サブスピーカーが外部機器300のスピーカーと決定された場合、コントローラー170は、スピーカー185にメインオーディオを伝送し、外部機器300にサラウンドオーディオを出力することができる。
【0089】
逆に、メインスピーカーが外部機器300のスピーカーであり、サブスピーカーが電子装置100のスピーカー185である場合、コントローラー170は、外部機器300にメインオーディオを伝送し、スピーカー185にサラウンドオーディオを出力することができる。
【0090】
一実施例で、メインオーディオは、コンテンツ映像の人物が発話するオーディオであり、サブオーディオ(またはサラウンドオーディオ)は、背景オーディオであってもよいが、これは例示に過ぎない。
【0091】
一方、コントローラー170は、外部機器300のスピーカーがメインスピーカーと設定された場合、外部機器300のスピーカーのオーディオチャンネル情報に応じてスピーカー185から出力するオーディオの成分を変更することができる。
【0092】
図5は、本開示の一実施例によりメインスピーカーと設定された外部機器のオーディオチャンネル情報に応じて電子装置のスピーカーのオーディオ成分を変更する例を説明する図面である。
【0093】
図5を参照すると、5.1チャンネルのオーディオシステム300-1~300-5及び電子装置100が図示されている。
【0094】
オーディオシステム300-1~300-5またはオーディオシステム300-1~300-5に備えられた各スピーカーは外部機器300であってもよい。
【0095】
オーディオシステムは、中央スピーカー300-1、左側スピーカー300-2、右側スピーカー300-3、後方左側スピーカー300-4及び後方右側スピーカー300-5を含むことができる。
【0096】
中央スピーカー300-1がメインスピーカーと設定された外部機器300であり、電子装置100が中央スピーカー300-1のオーディオチャンネル情報(5.1チャンネルの中央)を受信した場合を仮定する。
【0097】
電子装置100は、中央スピーカー300-1のオーディオチャンネル情報に応じて内部スピーカー185-1、185-2がサラウンドバック(Surround Back)に対する2チャンネルを構成してオーディオを出力するように内部スピーカー185-1、185-2を制御することができる。
【0098】
これにより、7.1チャンネルのオーディオシステムを構成した効果が表れる。
【0099】
さらに別の実施例で、電子装置100のコントローラー170は、内部スピーカー185から出力された第1オーディオと外部機器300のスピーカーから出力された第2オーディオに基づいてメインスピーカー及びサブスピーカーを決定することができる。
【0100】
図6は、本開示の一実施例により内部スピーカーから出力された第1オーディオと外部機器のスピーカーから出力された第2オーディオを比較して、メインスピーカー及びサブスピーカーを決定する過程を説明するフローチャートである。
【0101】
図6を参照すると、電子装置100のコントローラー170は、第1オーディオと第2オーディオの出力順序を獲得する(S601)。
【0102】
一実施例で、電子装置100は、マイクロフォン(不図示)を備えることができ、マイクロフォンを介して第1オーディオ及び第2オーディオを受信することができる。
【0103】
マイクロフォンは、電子装置100と別途で備えられてもよい。この場合、マイクロフォンは、リモートコントロール装置200に備えられてもよい。
【0104】
コントローラー170は、マイクロフォンが先に収集した第1オーディオを内部スピーカー185が出力したオーディオと決定し、後に収集した第2オーディオを外部機器300から出力されたスピーカーと決定することができる。これは、内部スピーカー185に伝達されるオーディオが外部機器300のスピーカーに伝達されるオーディオより先に出力されるからである。
【0105】
電子装置100のコントローラー170は、一定時間の間第1オーディオの第1平均出力大きさ及び第2オーディオの第2平均出力大きさを比較する(S603)。
【0106】
一定時間は、各オーディオが出力される期間であってもよい。
【0107】
コントローラー170は、一定時間の間出力される第1オーディオの平均パワーを測定し、平均パワーを第1平均出力大きさとして獲得することができる。
【0108】
コントローラー170は、一定時間の間出力される第2オーディオの平均パワーを測定し、平均パワーを第2平均出力大きさとして獲得することができる。
【0109】
平均パワーを利用する理由は、誤差を最小化するためである。
【0110】
電子装置100のコントローラー170は、比較結果に基づいて内部スピーカー185及び外部機器300のスピーカーのうちいずれか1つをメインスピーカーと決定し、残りの1つをサブスピーカーと決定する(S605)。
【0111】
コントローラー170は、平均出力大きさが大きいオーディオを出力するスピーカーをメインスピーカーと決定し、平均出力大きさが小さいオーディオを出力するスピーカーをサブスピーカーと決定することができる。
【0112】
図7a及び図7bは、オーディオの平均出力大きさに応じてメインスピーカー及びサブスピーカーを決定する例を見せる図面である。
【0113】
図7aを参照すると、電子装置100は、内部スピーカー185にオーディオを出力し、外部機器300に同一オーディオを伝送する。内部スピーカー185は、電子装置100の一側に備えられてもよい。
【0114】
リモートコントロール装置200は、内部スピーカー185から出力された第1オーディオ710及び外部機器300から出力された第2オーディオ730を収集することができる。
【0115】
リモートコントロール装置200は、第1オーディオ710及び第2オーディオ730を電子装置100に伝送する。
【0116】
リモートコントロール装置200は、2つのオーディオのうち先に収集したオーディオを内部スピーカー185から出力された第1オーディオとして認識し、後に収集したオーディオを外部機器300から出力された第2オーディオとして認識することができる。リモートコントロール装置200は、認識結果とともに第1オーディオ及び第2オーディオを電子装置100に伝送することができる。
【0117】
電子装置100は、一定時間の間の第1オーディオの第1平均出力大きさ及び第2オーディオの第2平均出力大きさを測定することができる。
【0118】
電子装置100は、測定された第1平均出力大きさ及び第2平均出力大きさを比較し、比較した結果、より大きいオーディオを出力したスピーカーをメインスピーカーと決定することができる。
【0119】
電子装置100は、メインスピーカーとして決定されたスピーカーにメインオーディオを伝送し、サブスピーカーとして決定されたスピーカーにサブオーディオを伝送することができる。
【0120】
一方、コントローラー170は、第1オーディオ及び第2オーディオの平均出力大きさを比較する前の過程で、第1オーディオまたは第2オーディオのうちいずれか1つをスケーリングすることができる。
【0121】
これは、スピーカー185とリモートコントロール装置200の間の距離と外部機器300とリモートコントロール装置200の間の距離または各スピーカーの性能が異なり、音圧偏差が存在し得るからである。
【0122】
図7bを参照すると、電子装置100は、内部スピーカー185と外部機器300の間の音圧偏差値を獲得し、音圧偏差値に基づいて内部スピーカー185に出力されるオーディオを補正することができる。
【0123】
これは、音圧偏差値が大き過ぎる場合を防ぐためである。
【0124】
このため電子装置100は、第1オーディオの振幅と第2オーディオの振幅の差に基づいて音圧偏差値を獲得し、音圧偏差値が予め設定された値以上である場合、第1オーディオをスケーリングすることができる。もちろん、電子装置100は、第1オーディオをスケーリングする代わりに、第2オーディオをスケーリングすることができる。
【0125】
電子装置100は、音圧偏差値が予め設定された値未満となるように第1オーディオまたは第2オーディオをスケーリングすることができる。
【0126】
スケーリングは、オーディオ信号の全体的な大きさを増加または減少させる過程であってもよい。
【0127】
平均出力大きさ比較の前に、外部スピーカーとの偏差を補正するためのオーディオ補正により両スピーカーの間の音のバランスが合うことがある。
【0128】
これは、外部スピーカーが複数個存在する場合にも適用される。
【0129】
再び図3を説明する。
【0130】
電子装置100のコントローラー170は、決定された第1オーディオ情報をスピーカー185に出力し(S307)、第1オーディオ情報に基づいた第1オーディオ信号をスピーカー185を介して出力する(S309)。
【0131】
第1オーディオ情報は、電子装置100のスピーカー185が出力する第1オーディオ信号を含む。
【0132】
第1オーディオ情報は、電子装置100のスピーカー185に伝送される第1オーディオ信号のタイプまたはスピーカー185がメインスピーカーであるのかサブスピーカーであるのかに対する情報のうち1つ以上をさらに含むことができる。
【0133】
第1オーディオ信号のタイプは、スピーカー185に伝達されるオーディオがメインオーディオであるのか、サラウンドオーディオであるのかを表わすことができる。
【0134】
電子装置100のスピーカー185は、第1オーディオ情報に含まれた第1オーディオ信号を出力する。
【0135】
電子装置100のコントローラー170は、無線通信インターフェース173を介して決定された第2オーディオ情報を外部機器300に伝送する(S311)。
【0136】
第2オーディオ情報は、外部機器300のスピーカーが出力する第2オーディオ信号を含む。
【0137】
第2オーディオ情報は、外部機器300のスピーカーに伝送される第2オーディオ信号のタイプまたは外部機器300のスピーカーがメインスピーカーであるのかサブスピーカーであるのかに対する情報のうち1つ以上をさらに含むことができる。
【0138】
第2オーディオ信号のタイプは、外部機器300のスピーカーに伝達されるオーディオがメインオーディオであるのか、サラウンドオーディオであるのかを表わすことができる。
【0139】
コントローラー170は、Wi-Fi通信規格またはBluetooth通信規格により第2オーディオ情報を外部機器300に伝送することができる。
【0140】
外部機器300は、電子装置100から受信した第2オーディオ情報に基づいた第2オーディオ信号を出力する(S313)。
【0141】
外部機器300は、第2オーディオ情報に含まれた第2オーディオ信号を出力する。
【0142】
図8は、本開示のさらに別の実施例によりメインスピーカー及びサブスピーカーを決定する過程を説明するフローチャートである。
【0143】
図8は、図3のステップS305を具体化した1つの実施例である。
【0144】
電子装置100のコントローラー170は、ユーザと外部スピーカーの間の距離を獲得する(S801)。
【0145】
コントローラー170は、リモートコントロール装置200と外部機器300の間の距離とユーザと外部スピーカーの間の距離を獲得することができる。通常的にリモートコントロール装置200は、ユーザの位置に存在するはずであるからである。
【0146】
一実施例で、コントローラー170は、リモートコントロール装置200からリモートコントロール装置200と外部機器300の間の距離を受信することができる。リモートコントロール装置200は、外部機器300に信号を伝送し、外部機器300から受信した受信信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator、RSSI)値を利用して距離を測定することができる。
【0147】
さらに別の実施例で、コントローラー170は、外部機器300からリモートコントロール装置200と外部機器300の間の距離を受信することができる。外部機器300は、リモートコントロール装置200に信号を伝送し、リモートコントロール装置200から受信した受信信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator、RSSI)値を利用して距離を測定することができる。
【0148】
さらに別の実施例で、コントローラー170は、電子装置100に備えられたカメラ(不図示)から撮影された映像の深さ情報を利用してユーザと外部機器300の間の距離を測定することができる。
【0149】
コントローラー170は、第1出力情報、第2出力情報及び獲得された距離に基づいて内部スピーカー185と外部スピーカーのうちメインスピーカーとサブスピーカーを決定する(S803)。
【0150】
一実施例で、コントローラー170は獲得された距離が一定距離以内である場合、外部スピーカーをメインスピーカーと決定することができる。即ち、ユーザと外部スピーカーの間の距離が近い場合、ユーザは外部スピーカーを介して出力される音響により敏感であるからである。
【0151】
ここで、一定距離は、1mであってもよいが、これは例示に過ぎない数値である。
【0152】
コントローラー170は、内部スピーカー185の第1出力パワーが外部スピーカーの第2出力パワーより大きく、ユーザと外部機器300の間の距離が一定距離内にある場合、外部スピーカーをメインスピーカーと決定し、内部スピーカー185をサブスピーカーと決定することができる。
【0153】
即ち、コントローラー170は、ユーザと外部機器300の間の距離が一定距離内にある場合、内部スピーカー185の第1出力パワーが外部スピーカーの第2出力パワーより大きいとしても、外部スピーカーをメインスピーカーと決定し、内部スピーカー185をサブスピーカーと決定することができる。
【0154】
このように、本開示の実施例によれば、内部スピーカーと外部スピーカーのそれぞれの出力パワーとユーザと外部スピーカーの間の位置を考慮してメインスピーカーが決定されることにより、よりユーザの状況に適合した音響を提供することができる。
【0155】
図9は、内部スピーカーから出力された第1オーディオと外部スピーカーから出力された第2オーディオの間の出力偏差に基づいてスピーカー設定をする過程を説明するフローチャートである。
【0156】
図9は、図3のステップS305を具体化した実施例である。
【0157】
図9を参照すると、電子装置100のコントローラー170は、内部スピーカー185の第1出力情報と外部スピーカーの第2出力情報に基づいて出力偏差が一定範囲内にあるのかを判断する(S901)。
【0158】
一実施例で、コントローラー170は、図7aの実施例のように、内部スピーカー185から出力された第1オーディオの第1平均出力大きさ及び外部スピーカーから出力された第2オーディオの第2平均出力大きさの間の差が予め設定された大きさ差未満である場合、出力偏差が一定範囲内にあると判断することができる。
【0159】
コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にある場合、内部スピーカー185及び外部スピーカーのそれぞれが同一オーディオを出力するように決定するか、各スピーカーの位置に応じてオーディオチャンネルを設定することができる(S903)。
【0160】
一実施例で、コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にあると判断した場合、内部スピーカー185及び外部スピーカーのそれぞれが同一タイプのオーディオを出力するように決定することができる。
【0161】
即ち、コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にあると判断した場合、内部スピーカー185及び外部スピーカーをモノ(mono)モードで動作させることができる。
【0162】
同一タイプは、メインオーディオタイプまたはサラウンドオーディオタイプのうちいずれか1つであってもよい。
【0163】
さらに別の実施例で、コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にあると判断した場合、内部スピーカー185及び外部スピーカーのそれぞれの位置に応じてオーディオチャンネルを設定することができる。
【0164】
例えば、コントローラー170は、内部スピーカー185が外部スピーカーよりも右側に位置した場合、内部スピーカー185を右チャンネルスピーカーと設定し、外部スピーカーを左チャンネルスピーカーと設定することができる。
【0165】
即ち、コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にあり、内部スピーカー185が外部スピーカーよりも右側に位置した場合、2つのスピーカーをステレオモードで動作させることができる。
【0166】
これにより、内部スピーカー185は、映像の右側で発生するオーディオを出力し、外部スピーカーは、映像の左側で発生するオーディオを出力することができる。
コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にいない場合、各スピーカーの特性情報に応じて各スピーカーの役割を設定することができる(S905)。
【0167】
各スピーカーの特性情報は、スピーカーの指向性情報または動作周波数レンジ情報のうち1つ以上を含むことができる。
【0168】
指向性情報は、スピーカーがどの方向にオーディオを伝達するのかに対する情報を含むことができる。
【0169】
動作周波数レンジ情報は、スピーカーが出力するオーディオの周波数範囲を含むことができる。
【0170】
第1出力情報は、内部スピーカー185の指向性情報または動作周波数レンジ情報のうち1つ以上をさらに含むことができ、第2出力情報は、外部スピーカーの指向性情報または動作周波数レンジ情報をさらに含むことができる。
【0171】
一実施例で、コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にいなく、外部スピーカーのみが指向性情報を有する場合、外部スピーカーを指向性スピーカーと設定し、内部スピーカー185を非指向性スピーカーと設定することができる。
【0172】
非指向性スピーカーは、周辺空間にオーディオを均一に伝達するスピーカーである。
【0173】
さらに別の実施例で、コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にいなく、内部スピーカー185と外部スピーカーの動作周波数レンジが異なる場合、動作周波数レンジに応じて内部スピーカー185と外部スピーカーの役割を設定することができる。
【0174】
例えば、コントローラー170は、内部スピーカー185の動作周波数レンジが20Hz~500Hzである場合、内部スピーカー185をベーススピーカーと設定し、外部スピーカーの動作周波数レンジが2kHzから20kHzの間にある場合、外部スピーカーをツイータースピーカーと設定することができる。
【0175】
コントローラー170は、各スピーカーの動作周波数レンジに合うオーディオを伝達することができる。
【0176】
このように、本開示の実施例によれば、各スピーカーの出力偏差が一定範囲内にいない場合、各スピーカーの特性に応じた役割を付与して、最適の音響を出力できるオーディオシステムを提供することができる。
【0177】
一方、さらに別の実施例で、コントローラー170は、出力偏差が一定範囲内にいなく、外部スピーカーの特性がオーディオシステムを構成することに適合しない場合、知らせを出力することができる。
【0178】
図10は、本開示の一実施例により外部スピーカーの特性がオーディオシステムを構成することに適合しない場合、出力される知らせを説明するための図面である。
【0179】
コントローラー170は、内部スピーカー185と外部スピーカーのそれぞれが出力するオーディオの出力偏差が一定範囲内にいなく、外部スピーカーの特性がオーディオシステムを構成することに適合しない場合、個別使用をガイドする知らせ1000をディスプレイ180上に表示することができる。
【0180】
例えば、外部スピーカーの特性がオーディオシステムを構成することに適合しない場合とは、外部スピーカーの動作周波数レンジ範囲がベース、ツイーターまたはUp-firingのそれぞれの範囲をはずれる場合を挙げることができる。
【0181】
図11aは、新しい外部機器が電子装置に連結されることによる動作を説明するフローチャートである。
【0182】
図11aは、図3の実施例以後に起きる実施例である。
【0183】
図11aを参照すると、電子装置100のコントローラー170は、外部機器が連結されたのかを判断する(S1101)。
【0184】
外部機器は、既存に電子装置100に連結された機器であるか、既存に電子装置100に連結されていない新しい機器であってもよい。
【0185】
コントローラー170は、外部機器が連結された場合、連結された外部機器と予め設定されたコンビネーションが存在するのかを判断する(S1103)。
【0186】
メモリー140は、電子装置100と既存に連結された外部機器の間のオーディオコンビネーションを貯藏していてもよい。
【0187】
オーディオコンビネーションは、外部機器の識別情報、電子装置100の内部スピーカー185の役割情報と外部機器に含まれた外部スピーカーの役割情報を含むことができる。
【0188】
役割情報は、スピーカーがメインスピーカーであるのか、サブスピーカーであるのか、スピーカーの音響チャンネル情報、スピーカーの指向性情報またはスピーカーの動作周波数レンジに応じた役割のうち1つ以上を含むことができる。
【0189】
コントローラー170は、連結された外部機器と既存に設定されたコンビネーションが存在すると判断された場合、設定されたコンビネーションに対応するモードに内部スピーカー185及び外部機器を設定する(S1105)。
【0190】
コントローラー170は、メモリー140に連結された外部機器と電子装置100の間の予め設定されたコンビネーションが貯藏されている場合、貯藏されたコンビネーションに応じて内部スピーカー185及び外部機器の役割を設定することができる。
【0191】
例えば、内部スピーカー185の役割がメインスピーカーであり、外部機器の役割がサブスピーカーであるコンビネーションの場合、コントローラー170は、内部スピーカー185にメインオーディオを伝達し、外部機器にサラウンドオーディオを伝送することができる。
【0192】
このように、本開示の実施例によれば、電子装置100に連結された外部機器が既存に連結された場合、貯藏されたオーディオコンビネーションを利用してオーディオシステムの設定が自動で早く行われる。
【0193】
コントローラー170は、連結された外部機器と既存に設定されたコンビネーションが存在しないと判断された場合、新しい外部機器の第3出力情報を獲得する(S1107)。
【0194】
第3出力情報は、新しい外部機器に備えられたスピーカーの出力パワーまたはオーディオチャンネル情報、指向性情報または動作周波数レンジ情報のうち1つ以上を含むことができる。
【0195】
また、コントローラー170は、電子装置100の位置に対する新しい外部機器の位置情報を新しい外部機器から受信することができる。
【0196】
コントローラー170は、内部スピーカー185の第1出力情報と新しい外部機器の第3出力情報に基づいて新しいオーディオコンビネーションが可能であるのかを判断する(S1109)。
【0197】
コントローラー170は、新しい外部機器の連結追加により全体オーディオシステムの音響性能が補完される場合、新しいコンビネーションが可能であると判断することができる。
【0198】
一実施例で、コントローラー170は、内部スピーカー185の動作周波数レンジと外部機器の動作周波数レンジが異なる場合、新しいオーディオコンビネーションが可能であると判断することができる。
【0199】
コントローラー170は、新しいオーディオコンビネーションが可能であると判断した場合、各スピーカーの特性情報に応じて役割を設定することができる(S1111)。
【0200】
スピーカーの特性情報は、スピーカーの指向性情報または動作周波数レンジ情報のうち1つ以上を含むことができる。
【0201】
指向性情報は、スピーカーがどの方向にオーディオを伝達するのかに対する情報を含むことができる。
【0202】
動作周波数レンジ情報は、スピーカーが出力するオーディオの周波数範囲を含むことができる。
【0203】
一実施例で、コントローラー170は、新しい外部機器のスピーカーのみが指向性情報を有する場合、外部機器のスピーカーを指向性スピーカーと設定し、内部スピーカー185を非指向性スピーカーと設定することができる。
【0204】
さらに別の実施例で、コントローラー170は、内部スピーカー185と外部機器のスピーカーの動作周波数レンジが異なる場合、動作周波数レンジに応じて内部スピーカー185と外部機器のスピーカーの役割を設定することができる。
【0205】
例えば、コントローラー170は、内部スピーカー185の動作周波数レンジが20Hz~500Hzである場合、内部スピーカー185をベーススピーカーと設定し、外部機器のスピーカーの動作周波数レンジが2kHzから20kHzの間にある場合、外部機器のスピーカーをツイータースピーカーと設定することができる。
【0206】
一方、コントローラー170は、新しいオーディオコンビネーションが可能であると判断した場合、新しい外部機器をオーディオシステムに追加連結可能であることの提案を知らせる知らせをディスプレイ180上に表示することができる。
【0207】
コントローラー170は、新しいオーディオコンビネーションが不可能であると判断した場合、ユーザガイド情報を出力することができる(S1113)。
【0208】
一実施例で、ユーザガイド情報は、電子装置100との関係で外部機器のスピーカーの新しい役割を設定するためのガイドを含むことができる。
【0209】
図11bは、本開示の実施例に係るユーザガイド情報を説明する図面である。
【0210】
電子装置100は、連結された新しい外部機器とのオーディオコンビネーションが不可能であると判断された場合、第1ユーザガイド情報1110をディスプレイ180上に表示することができる。
【0211】
例えば、第1ユーザガイド情報1110は、新しい外部機器から出力されるオーディオを録音するようにガイドするテキストを含むことができる。
【0212】
電子装置100は、マイクロフォンを介して新しい外部機器から出力されたオーディオを録音した場合、録音されたオーディオに基づいて外部機器の役割を推奨する第2ユーザガイド情報1130をディスプレイ180上に表示することができる。
【0213】
このように、本開示の実施例によれば、電子装置100は、追加連結可能な外部機器を持続的にモニタリングしながら、当該外部機器に特定役割を付与したり、ユーザに外部機器の役割を付与するためのガイドを提供することができる。
【0214】
図12は、本開示の一実施例によりメインスピーカーを変更する例を説明する図面である。
【0215】
電子装置100は、スタンドタイプのディスプレイ装置であり、図1の構成要素を全て含む。
【0216】
外部スピーカー1200は、図3の外部機器300の一例である。
【0217】
電子装置100は、ディスプレイ1210、シャフト1230及びスタンドベース1250を含むことができる。
【0218】
シャフト1230は、ディスプレイ1210とスタンドベース1250を連結することができる。シャフト1230は、垂直に延長されてもよい。
【0219】
シャフト1230の下端は、スタンドベース1250の端部に連結されてもよい。
【0220】
シャフト1230の下端は、スタンドベース1250の周り部に回転可能に連結されてもよい。
【0221】
ディスプレイ1210及びシャフト1230は、スタンドベース1250に対し垂直軸を中心として回転することができる。
【0222】
シャフト1230の上部はディスプレイ1210の後面に連結されてもよい。
【0223】
スタンドベース1250は、ディスプレイ1210を支持する役割をすることができる。
【0224】
ディスプレイ1210は、シャフト1230及びスタンドベース1250を含むように構成されてもよい。
【0225】
ディスプレイ装置1210は、シャフト1230の上部とディスプレイ1210の後面が当たる地点を中心として回転することができる。
【0226】
ディスプレイ装置1210には、内部スピーカー(不図示)が備えられてもよい。
【0227】
電子装置100は、内部スピーカーのスペック情報に含まれた出力パワーが外部スピーカー1200のスペック情報に含まれた出力パワーより大きい場合、内部スピーカーをメインスピーカーと決定し、外部スピーカーをサブスピーカーと決定することができる。
【0228】
以後、電子装置100は、実際測定された内部スピーカーが出力するオーディオの出力パワーが外部スピーカー1200が出力するオーディオの出力パワーより小さい場合、メインスピーカーを外部スピーカー1200に転換し、サブスピーカーを内部スピーカーに転換することができる。
【0229】
このように、本開示の実施例によれば、各スピーカーのスペック情報に応じた出力パワーが実際測定された出力パワーと異なる場合、状況にあうようにメインスピーカーを変更して最適の音響を提供することができる。
【0230】
さらに別の実施例で、電子装置100は、内部スピーカーがメインスピーカーと決定され、外部スピーカー1200がサブスピーカーと決定された場合にも、外部スピーカー1200のスペック情報に含まれた出力パワーが内部スピーカーのスペック情報に含まれた出力パワーより大きい場合、外部スピーカーにサラウンドオーディオ及び一部メインオーディオを伝送することができる。
【0231】
これは、外部スピーカー1200の出力性能を最大限活用するためである。
【0232】
図13は、外部スピーカーの電源量に基づいて電子装置のスピーカーの出力を強化する例を説明する図面である。
【0233】
図13で、電子装置100及び外部スピーカー1200は、図12の例を借用する。
【0234】
また、電子装置100の内部スピーカーと外部スピーカー1200は、同一オーディオを出力していることを仮定する。
【0235】
外部スピーカー1200は、残っている電源量が一定電源量未満である場合、オーディオ出力パワーを漸減させることができる。
【0236】
電子装置100は、外部スピーカー1200から外部スピーカー1200の電源量に対する情報を受信し、外部スピーカー1200の電源量が一定電源量未満である場合、内部スピーカーのオーディオ出力パワーを漸増させることができる。
【0237】
これにより、オーディオシステムの音響性能が最大限維持される。
【0238】
電子装置100は、電子装置100が消費するコンテンツのタイプに基づいてメインスピーカーを決定することができる。
【0239】
例えば、電子装置100のディスプレイ1210上に映画映像が表示中である場合、電子装置100の内部スピーカーをメインスピーカーと決定することができる。
【0240】
これにより、電子装置100の内部スピーカーはメインオーディオ(人物が発話するオーディオ)を出力し、外部スピーカー1200はサラウンドオーディオ(BGM)を出力することができる。
【0241】
本開示の一実施例によれば、前述した方法は、プログラムが記録された媒体にプロセッサが読み込むことのできるコードとして具現することができる。プロセッサが読み込むことのできる媒体の例としては、ROM、RAM、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ貯蔵装置等がある。
【0242】
上記のように説明された電子装置は、前記説明された実施例の構成と方法が限定されて適用されるものではなく、前記実施例は、多様な変形が可能であるように、各実施例の全部または一部が選択的に組合せられて構成されてもよい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7a
図7b
図8
図9
図10
図11a
図11b
図12
図13