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特開2024-177222免疫チェックポイント阻害剤療法に関連するバイオマーカー及びその使用方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024177222
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】免疫チェックポイント阻害剤療法に関連するバイオマーカー及びその使用方法
(51)【国際特許分類】
   A61K 45/00 20060101AFI20241212BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20241212BHJP
   A61P 35/04 20060101ALI20241212BHJP
   A61K 31/519 20060101ALI20241212BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20241212BHJP
   A61K 39/395 20060101ALI20241212BHJP
   G01N 33/68 20060101ALI20241212BHJP
【FI】
A61K45/00
A61P35/00
A61P35/04
A61K31/519
A61P43/00 121
A61K39/395 N
G01N33/68
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024168844
(22)【出願日】2024-09-27
(62)【分割の表示】P 2023522425の分割
【原出願日】2021-10-13
(31)【優先権主張番号】63/091,192
(32)【優先日】2020-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/107,309
(32)【優先日】2020-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】521242118
【氏名又は名称】センダ バイオサイエンシーズ, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】デビン フォレスト リード ダド
(72)【発明者】
【氏名】フランチェスカ バロン
(72)【発明者】
【氏名】マーク アンバーガー
(57)【要約】
【課題】免疫チェックポイント阻害剤療法に関連するバイオマーカー及びその使用方法の提供。
【解決手段】本開示は、免疫チェックポイント阻害剤療法への患者の癌応答性の予測因子となるバイオマーカーに関する。本開示は、いくつかの実施形態において、芳香族炭化水素受容体アンタゴニストによる治療が癌患者に奏効する可能性があるかを決定するためにそのようなバイオマーカーを使用する診断及び/又は予後予測方法を提供する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載のバイオマーカーは、任意に免疫チェックポイント阻害剤療法との組合せで、芳香族炭化水素受容体アンタゴニストを投与することを含む、癌を治療するための有効治療方法を通知及び提供するために使用され得る。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
明細書に記載の発明。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2020年10月13日に出願された米国仮特許出願第63/091,192号明細書及び2020年10月29日に出願された米国仮特許出願第63/107,309号明細書に基づく優先権の利益を主張し、それらを参照によりそれらの各々の内容を本明細書に全体として組み込む。
【0002】
本開示は、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法への患者の癌応答性の予測因子となるバイオマーカーに関する。いくつかの実施形態において、本開示は、(a)癌患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のバイオマーカーの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のバイオマーカーの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のバイオマーカーの量が閾値スコア超である場合に芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストによる治療が癌患者に奏功する可能性があるかを決定することと、を含む、そのようなバイオマーカーを用いた診断及び/又は予後予測方法を提供する。本開示の態様は、任意にICI療法との組合せで、AhRアンタゴニストを投与することを含む、癌の治療方法をさらに提供する。
【背景技術】
【0003】
ICI療法は、いくつかの腫瘍のファーストライン設定で標準ケア治療となっている(Gandhi et al.,N Engl J Med.,2018,378(22),2078-2092;Socinski et al.N Engl J Med.,2018,378(24),2288-2301;Antonia et al.,N Engl J Med.,2017,377(20),1919-1929;Wolchok et al.,N Engl J Med.,2017,377(14),1345-1356;Cella et al.,Lancet Oncol.,2019,20(2),297-310)。このクラスの治療剤による治療は、化学療法薬物と比較してより少ないオフターゲットアウトカムで腫瘍のさまざまな進行ステージへの宿主の免疫応答を増強することを目指す(Tsai et al.,Journal of biomedical science,2017,24(1),35)。メジャーICI標的としては、プログラム死1(PD-1)、プログラム死リガンド1(PD-L1)、細胞傷害性Tリンパ球抗原4(CTLA-4)、リンパ球活性化遺伝子3(LAG-3)、T細胞免疫グロブリン及びムチンドメイン含有-3(TIM-3)、T細胞免疫グロブリン及びITIMドメイン(TIGIT)、及びT細胞活性化のVドメインIgサプレッサー(VISTA)が挙げられる。
【0004】
ICI療法は、多発性固形腫瘍の治療で有意な臨床的利益を実証してきたが、この療法への応答欠如及び/又は耐性発生が多くの患者で観測されている(Horsman et
al.,Int J Mol Sci.,2020,21(13),4778)。さらに、ICI療法は、一般に高額であるとともに、これらの患者で炎症性毒性を誘発するおそれがある(Das et al.,J Immunother Cancer.,2019,7(1),306)。したがって、そのような治療に対する一次又は二次耐性を克服可能な治療戦略を設計するために、ICI療法への応答の可能性を定義することが重要である。
【0005】
微生物代謝物は、ICI療法への患者応答にある役割を果たす。消化管マイクロバイオームは、胃腸管の特異的領域内に通常常在する一群のさまざまな微生物である(Dieterich et al.,Med Sci(Basel),2018,6(4):116;Donaldson et al.,Nat Rev Microbiol.,2016,14(1):20-32)。近年、消化管マイクロバイオームと宿主の健康全般との関係は、医学研究の注目領域になっている(Lin et al.,BMC Immunol.,2017,18(1):2)。腸バリアホメオスタシスにある役割を果たすことに加えて、消化管微生物相はまた、免疫機能の調節にもある役割を果たし、消化管微生物相のディスバイオシスと胃腸系の特定の炎症性及び悪性疾患状態との相関が確立されている。消化管微生物相は、さまざまなレベルで免疫応答を調節して、好中球遊走に影響を及ぼしたり、Th1、Th2、及びTh17又は調節性T細胞(Treg)でT細胞分化を形作ったり、免疫ホメオスタシス及び炎症を調節したりする(Rossi et al.,Int Rev Immunol.,2013,32(5-6):471-474;Pandiyan et al.,Front Immunol.,2019,10:426)。
ICI療法への応答は、マイクロバイオームの改変に応答して損なわれる。固形腫瘍を担持する無菌及び抗生物質治療マウスは、多くの場合、細胞性免疫応答の減少及びサイトカイン産生の低減に関連して、ICI療法への抑止された応答を呈する(Gopalakrishnan et al.,Science,2018,359(6371):97-103)。ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)のプロバイオティックカクテルの投与は、マウス癌モデルでICI療法へのより効率的な応答を復元可能であった(Matson et al.,Science,2018,359(6371):104-108)。メラノーマ患者で実施された便メタゲノム解析は、ICI療法への応答者対非応答者でさまざまなマイクロバイオーム組成を明らかにし、応答者は、多数のビフィドバクテリウム・ロングム(Bifidobacterium longum)、コリンセラ・アエロファシエンス(Collinsella aerofaciens)、及びエンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)を呈した(Matson et al.,Science,2018,359(6371):104-108)。同様に、ヒトにおける微生物相組成分析(特にアッカーマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)及びアリスティペス属(Alistipes)の富化)は、非小細胞肺癌などの固形上皮腫瘍で抗PD-1/PD-L1療法への応答能を予測するために使用されてきた(Routy et al.,Science,2018,359(6371):91-97)。きわめて多数のクロストリジア目(Clostridiales)、ルミノコッカス科(Ruminococcaceae)、又はフィーカリバクテリウム属(Faecalibacterium)バクテロイダレス(bacteroidales)は、メラノーマ患者においてCD4及びCD8T細胞の活性化並びにTreg及び骨髄由来サプレッサー細胞の調節を介して抗PD-1へのより良好な応答に関連するとされてきた(Gopalakrishnan et al.,Science,2018,359(6371):97-103)。応答者患者から無菌(GF)マウスへの糞便微生物相移植は、ICI効率を改善した。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Gandhi et al.,N Engl J Med.,2018,378(22),2078-2092
【非特許文献2】Socinski et al.N Engl J Med.,2018,378(24),2288-2301
【非特許文献3】Antonia et al.,N Engl J Med.,2017,377(20),1919-1929
【非特許文献4】Wolchok et al.,N Engl J Med.,2017,377(14),1345-1356
【非特許文献5】Cella et al.,Lancet Oncol.,2019,20(2),297-310
【非特許文献6】Tsai et al.,Journal of biomedical science,2017,24(1),35
【非特許文献7】Horsman et al.,Int J Mol Sci.,2020,21(13),4778
【非特許文献8】Das et al.,J Immunother Cancer.,2019,7(1),306
【非特許文献9】Dieterich et al.,Med Sci(Basel),2018,6(4):116
【非特許文献10】Donaldson et al.,Nat Rev Microbiol.,2016,14(1):20-32
【非特許文献11】Lin et al.,BMC Immunol.,2017,18(1):2
【非特許文献12】Rossi et al.,Int Rev Immunol.,2013,32(5-6):471-474
【非特許文献13】Pandiyan et al.,Front Immunol.,2019,10:426
【非特許文献14】Gopalakrishnan et al.,Science,2018,359(6371):97-103
【非特許文献15】Matson et al.,Science,2018,359(6371):104-108
【非特許文献16】Routy et al.,Science,2018,359(6371):91-97
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、マウスさらには早期観察ヒトコホートにおける前臨床試験は、抗腫瘍活性での細菌と免疫宿主応答との複雑な相互作用を示唆する。ICI療法への癌患者の応答性の予測因子となるバイオマーカー、例えば、微生物代謝物を同定するニーズが依然として存在する。そのようなバイオマーカーは、ICI療法の有効性を決定するための及びそのような決定を癌治療の治療戦略の改善に組み込むための価値のある情報を提供する可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、ICI療法への患者の癌応答性の予測因子となるバイオマーカーに関する。いくつかの実施形態において、本開示は、AhRアンタゴニストによる治療が癌患者に奏功する可能性があるかを決定する方法を提供する。いくつかの実施形態において、本開示は、ICI療法への患者の癌応答性を予測する方法を提供する。本開示の態様は、任意にICI療法との組合せで、AhRアンタゴニストを癌患者に投与することを含む、改善された癌患者治療方法をさらに提供する。いくつかの実施形態において、患者は、ICI療法で事前に治療されているが、ICI療法に応答していない。いくつかの実施形態において、患者は、ICI療法で事前に治療されており、且つICI療法への耐性を生じている。
【0009】
本開示の特定の実施形態は、下記パラグラフにまとめられる。このリストは、模範的なものにすぎず、本開示により提供される実施形態の全てを網羅するものではない。
【0010】
実施形態1.必要とする患者において癌を治療する方法であって、以下:(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種の芳香族炭化水素受容体(AhR)リガンドの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のAhRリガンドの量が閾値スコア超である場合にAhRアンタゴニストによる治療が患者に奏功する可能性があると決定することと又は決定してあることと、(d)(c)で奏功すると決定された患者を有効量のAhRアンタゴニストで治療することと、を含む、方法。
【0011】
実施形態2.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態1に記載の方法。
【0012】
実施形態3.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態1又は実施形態2に記載の方法。
【0013】
実施形態4.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態1又は実施形態2に記載の方法。
【0014】
実施形態5.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態1~4のいずれか1つに記載の方法。
【0015】
実施形態6.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態5に記載の方法。
【0016】
実施形態7.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態1~6のいずれか1つに記載の方法。
【0017】
実施形態8.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態1~7のいずれか1つに記載の方法。
【0018】
実施形態9.AhRアンタゴニストが、式I:
【化1】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態1~8のいずれか1つに記載の方法。
【0019】
実施形態10.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化2】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態1~9のいずれか1つに記載の方法。
【0020】
実施形態11.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態1~9のいずれか1つに記載の方法。
【0021】
実施形態12.芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストによる治療が患者に奏功する可能性があるかを決定するインビトロ方法であって、以下:(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のAhRリガンドの量が閾値スコア超である場合にAhRアンタゴニストによる治療が患者に奏功する可能性があると決定することと、を含む、方法。
【0022】
実施形態13.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態12に記載の方法。
【0023】
実施形態14.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態12又は実施形態13に記載の方法。
【0024】
実施形態15.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態12又は実施形態13に記載の方法。
【0025】
実施形態16.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態12~15のいずれか1つに記載の方法。
【0026】
実施形態17.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態16に記載の方法。
【0027】
実施形態18.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態12~17のいずれか1つに記載の方法。
【0028】
実施形態19.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態12~18のいずれか1つに記載の方法。
【0029】
実施形態20.AhRアンタゴニストが、式I:
【化3】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態11~19のいずれか1つに記載の方法。
【0030】
実施形態21.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化4】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態12~20のいずれか1つに記載の方法。
【0031】
実施形態22.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態12~20のいずれか1つに記載の方法。
【0032】
実施形態23.必要とする患者において免疫チェックポイント阻害剤(ICI)と芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストとを含む組合せ療法で癌を治療する方法であって、以下:(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のAhRリガンドの量が閾値スコア超である場合に組合せ療法が患者に奏功する可能性があると決定することと又は決定してあることと、(d)(c)で奏功すると決定された患者を組合せ療法で治療することと、を含む、方法。
【0033】
実施形態24.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態23に記載の方法。
【0034】
実施形態25.患者が、ICI療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態23又は実施形態24に記載の方法。
【0035】
実施形態26.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態23又は実施形態24に記載の方法。
【0036】
実施形態27.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態23~26のいずれか1つに記載の方法。
【0037】
実施形態28.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態27に記載の方法。
【0038】
実施形態29.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態23~28のいずれか1つに記載の方法。
【0039】
実施形態30.ICI療法が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む、実施形態23~29のいずれか1つに記載の方法。
【0040】
実施形態31.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態23~30のいずれか1つに記載の方法。
【0041】
実施形態32.AhRアンタゴニストが、式I:
【化5】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態23~31のいずれか1つに記載の方法。
【0042】
実施形態33.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化6】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態23~32のいずれか1つに記載の方法。
【0043】
実施形態34.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態23~33のいずれか1つに記載の方法。
【0044】
実施形態35.免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法への患者の癌応答性を予測するインビトロ方法であって、以下:(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種の芳香族炭化水素受容体(AhR)リガンドの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のAhRリガンドの量が閾値スコア以下である場合に患者の癌がICI療法に応答する見込みがあると決定することと、を含む、方法。
【0045】
実施形態36.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態35に記載の方法。
【0046】
実施形態37.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態35又は実施形態36に記載の方法。
【0047】
実施形態38.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態37に記載の方法。
【0048】
実施形態39.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態35~38のいずれか1つに記載の方法。
【0049】
実施形態40.ICI療法が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む、実施形態35~39のいずれか1つに記載の方法。
【0050】
実施形態41.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態35~40のいずれか1つに記載の方法。
【0051】
実施形態42.少なくとも1種のAhRリガンドの量が閾値スコア超である場合に患者の癌がAhRアンタゴニストとの組合せでICI療法に応答する見込みがあると決定することをさらに含む、実施形態35~41のいずれか1つに記載の方法。
【0052】
実施形態43.AhRアンタゴニストが、式I:
【化7】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態42に記載の方法。
【0053】
実施形態44.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化8】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態42又は実施形態43に記載の方法。
【0054】
実施形態45.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態42~44のいずれか1つに記載の方法。
【0055】
実施形態46.有効量の芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストで患者を治療することを含む、必要とする患者において癌を治療する方法であって、患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルが、閾値スコア超の少なくとも1種のAhRリガンドの量を有する、方法。
【0056】
実施形態47.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態46に記載の方法。
【0057】
実施形態48.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態46又は実施形態47に記載の方法。
【0058】
実施形態49.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態46又は実施形態47に記載の方法。
【0059】
実施形態50.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態46~49のいずれか1つに記載の方法。
【0060】
実施形態51.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態50に記載の方法。
【0061】
実施形態52.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態46~51のいずれか1つに記載の方法。
【0062】
実施形態53.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態46~52のいずれか1つに記載の方法。
【0063】
実施形態54.AhRアンタゴニストが、式I:
【化9】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態46~53のいずれか1つに記載の方法。
【0064】
実施形態55.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化10】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態46~53のいずれか1つに記載の方法。
【0065】
実施形態56.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態46~55のいずれか1つに記載の方法。
【0066】
実施形態57.免疫チェックポイント阻害剤(ICI)と芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストとを含む組合せ療法で患者を治療することを含む、必要とする患者において癌を治療する方法であって、患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルが、閾値スコア超の少なくとも1種のAhRリガンドの量を有する、方法。
【0067】
実施形態58.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態57に記載の方法。
【0068】
実施形態59.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態57又は実施形態58に記載の方法。
【0069】
実施形態60.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態57又は実施形態58に記載の方法。
【0070】
実施形態61.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態57~60のいずれか1つに記載の方法。
【0071】
実施形態62.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態61に記載の方法。
【0072】
実施形態63.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態57~62のいずれか1つに記載の方法。
【0073】
実施形態64.ICI療法が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む、実施形態57~63のいずれか1つに記載の方法。
【0074】
実施形態65.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態57~64のいずれか1つに記載の方法。
【0075】
実施形態66.AhRアンタゴニストが、式I:
【化11】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態57~65のいずれか1つに記載の方法。
【0076】
実施形態67.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化12】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態57~66のいずれか1つに記載の方法。
【0077】
実施形態68.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態57~66のいずれか1つに記載の方法。
【0078】
実施形態69.必要とする患者において癌を治療する方法での使用のための芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストであって、患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルが、閾値スコア超の少なくとも1種のAhRリガンドの量を有する、芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニスト。
【0079】
実施形態70.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態69に記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0080】
実施形態71.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態69又は実施形態70に記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0081】
実施形態72.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態69又は実施形態70に記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0082】
実施形態73.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態69~72のいずれか1つに記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0083】
実施形態74.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態73に記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0084】
実施形態75.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態69~74のいずれか1つに記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0085】
実施形態76.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態69~75のいずれか1つに記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0086】
実施形態77.AhRアンタゴニストが、式I:
【化13】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態69~76のいずれか1つに記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0087】
実施形態78.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化14】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態69~77のいずれか1つに記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0088】
実施形態79.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態69~77のいずれか1つに記載の使用のためのAhRアンタゴニスト。
【0089】
実施形態80.必要とする患者において癌を治療する方法での使用のための組合せ療法であって、組合せ療法が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)と芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストとを含み、さらに、患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルが、閾値スコア超の少なくとも1種のAhRリガンドの量を有する、組合せ療法。
【0090】
実施形態81.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態80に記載の使用のための組合せ療法。
【0091】
実施形態82.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態80又は実施形態81に記載の使用のための組合せ療法。
【0092】
実施形態83.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態80又は実施形態81に記載の使用のための組合せ療法。
【0093】
実施形態84.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態80~83のいずれか1つに記載の使用のための組合せ療法。
【0094】
実施形態85.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態84に記載の使用のための組合せ療法。
【0095】
実施形態86.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態80~85のいずれか1つに記載の使用のための組合せ療法。
【0096】
実施形態87.ICI療法が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む、実施形態80~86のいずれか1つに記載の使用のための組合せ療法。
【0097】
実施形態88.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態80~87のいずれか1つに記載の使用のための組合せ療法。
【0098】
実施形態89.AhRアンタゴニストが、式I:
【化15】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態80~88のいずれか1つに記載の使用のための組合せ療法。
【0099】
実施形態90.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化16】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態80~89のいずれか1つに記載の使用のための組合せ療法。
【0100】
実施形態91.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態80~89のいずれか1つに記載の使用のための組合せ療法。
【0101】
実施形態92.必要とする患者において癌を治療するための医薬剤の製造における芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストの使用であって、患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルが、閾値スコア超の少なくとも1種のAhRリガンドの量を有する、使用。
【0102】
実施形態93.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態92に記載の使用。
【0103】
実施形態94.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態92又は実施形態93に記載の使用。
【0104】
実施形態95.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態92又は実施形態93に記載の使用。
【0105】
実施形態96.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態92~95のいずれか1つに記載の使用。
【0106】
実施形態97.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態96に記載の使用。
【0107】
実施形態98.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態92~97のいずれか1つに記載の使用。
【0108】
実施形態99.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態92~98のいずれか1つに記載の使用。
【0109】
実施形態100.AhRアンタゴニストが、式I:
【化17】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態92~99のいずれか1つに記載の使用。
【0110】
実施形態101.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化18】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態92~100のいずれか1つに記載の使用。
【0111】
実施形態102.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態92~100のいずれか1つに記載の使用。
【0112】
実施形態103.必要とする患者において癌を治療するための医薬剤の製造における免疫チェックポイント阻害剤(ICI)及び芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストの使用であって、患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルが、閾値スコア超の少なくとも1種のAhRリガンドの量を有する、使用。
【0113】
実施形態104.患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、実施形態103に記載の使用。
【0114】
実施形態105.患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、ICI療法に応答していない、実施形態103又は実施形態104に記載の使用。
【0115】
実施形態106.患者が、ICI療法で治療されており、且つICI療法への耐性を生じている、実施形態103又は実施形態104に記載の使用。
【0116】
実施形態107.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、実施形態103~106のいずれか1つに記載の使用。
【0117】
実施形態108.少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、実施形態107に記載の使用。
【0118】
実施形態109.サンプル中の少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、実施形態103~108のいずれか1つに記載の使用。
【0119】
実施形態110.ICI療法が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む、実施形態103~109のいずれか1つに記載の使用。
【0120】
実施形態111.閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られた対照血清、血漿、又は糞便サンプル中の対応する少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、実施形態103~110のいずれか1つに記載の使用。
【0121】
実施形態112.AhRアンタゴニストが、式I:
【化19】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態103~111のいずれか1つに記載の使用。
【0122】
実施形態113.AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化20】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、
且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、実施形態103~112のいずれか1つに記載の使用。
【0123】
実施形態114.AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、実施形態103~112のいずれか1つに記載の使用。
【図面の簡単な説明】
【0124】
図1A図1A~1Bは、最終的にさらに応答者又は非応答者のどちらかで特徴付けられた実施例1の73名の患者から得られた糞便サンプル(図1A)及び血漿サンプル(図1B)からのキヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテート(総称して、関連リガンド)のレベルを示す。
図1B図1A~1Bは、最終的にさらに応答者又は非応答者のどちらかで特徴付けられた実施例1の73名の患者から得られた糞便サンプル(図1A)及び血漿サンプル(図1B)からのキヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテート(総称して、関連リガンド)のレベルを示す。
図2図2は、最終的にさらに応答者又は非応答者のどちらかで特徴付けられたICI療法のみを受けた(併用療法なし)19名の患者から得られた糞便サンプルからの関連リガンドの上昇レベルを示す。
図3図3は、関連リガンドと比較して29種のAhRリガンドの全パネルからのシグナルの次元低減のための主成分分析を示す。左パネル:73名の患者-29種のAhRリガンド;中間パネル:73名の患者-関連リガンド;右パネル:ICI療法のみを受けた19名の患者-関連リガンド。
図4A-4B】図4A~4Bは、抗PD-L1療法への耐性のある結腸癌マウスモデルを用いて、抗PD-L1抗体(BioXcell抗マウスPD-L1、B7-H1クローン10F.9G2)との組合せで、同位体対照抗体、抗PD-L1抗体、及び表2の化合物30番を投与した後に測定された腫瘍成長曲線(図4A)及び腫瘍重量(図4B)を示す。
図5図5は、最終的にさらに応答者又は非応答者のどちらかで特徴付けられたICI療法のみを受けた(併用療法なし)患者における表1に記載のAhRリガンドのレベルを示す。
【発明を実施するための形態】
【0125】
本開示は、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートなどの特定のAhRリガンドが、ICI療法への患者の癌応答性の予測因子となる有用バイオマーカーであるという発見に部分的に基づく。いくつかの実施形態において、本開示は、閾値スコアと比べた少なくとも1種のバイオマーカーの量の決定に基づいてICI療法への患者の癌応答性を予測する方法を提供する。いくつかの実施形態において、本明細書に記載のバイオマーカーは、AhRアンタゴニストによる治療が奏効する可能性のある癌患者の同定及び/又は層別化を可能にし得る。いくつかの実施形態において、本明細書に記載のバイオマーカーは、1つ以上のICI療法を受けている癌患者に対して有効治療方法を通知及び提供するために使用され得る。
【0126】
芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニスト又は組合せ療法を用いた治療方法(例えば、癌を治療する方法)への本明細書での参照は、以下:
-例えば癌を治療する方法での使用のためのAhRアンタゴニスト又は組合せ療法;及び/又は
-例えば癌を治療するための医薬剤の製造におけるAhRアンタゴニスト又は組合せ療法の使用
への参照としても解釈されるべきことが理解されるべきである。
【0127】
下記の詳細な説明及び例は、本開示の特定の実施形態を例示する。本開示の変形形態及び修正形態がその範囲に包含されて多数存在することは、当業者であれば分かるであろう。それゆえ、特定の実施形態の説明は、本開示の範囲を限定するものとみなされるべきではない。
【0128】
定義
本開示がより簡単に理解され得るように、特定の用語は、詳細な説明全体を通して定義される。本明細書に別途定義がない限り、本開示との関連で用いられる全ての科学技術用語は、当業者が通常理解しているものと同一の意味を有する。
【0129】
本明細書で使用される場合、特に文脈上明確に規定されない限り、単語の単数形はまた、複数形も含み;例として、用語「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、単数形又は複数形であると理解される。用語「又は」は、特に具体的文脈による指示がない限り、「及び/又は」を意味するものとする。
【0130】
本明細書で使用される場合、用語「バイオマーカー」は、生物学的サンプル中に存在する生物学的化合物を指し、生物学的サンプルから単離され得るか又は生物学的サンプル中で測定され得る。そのようなバイオマーカーとしては、限定されるものではないが、核酸、タンパク質、炭水化物、脂質、有機又は無機化学物質、天然ポリマー、及び代謝物が挙げられる。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、実施例1に示されるように、1種以上のAhRリガンド、例えば、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、ICI療法への癌患者の応答性の予測因子となり得る。
【0131】
本明細書で使用される場合、用語「測定すること」又は「検出すること」は、本明細書に開示される生物学的サンプル内のバイオマーカーの存在、不在、又は量を評価することを指し、そのようなバイオマーカーの定量レベルの誘導を含む。いくつかの実施形態において、生物学的サンプル中の少なくとも1種のバイオマーカーの量は、液体クロマトグラフィー質量分析や気相クロマトグラフィー質量分析などの当技術分野で公知の方法を用いて測定又は検出される。
【0132】
本明細書で使用される場合、用語「閾値スコア」は、参照バイオマーカーの量を指し、試験サンプル中のそのバイオマーカーの量との比較を提供するのに好適である。いくつかの実施形態において、閾値スコアは、ICI療法に応答している癌患者からの血清、血漿、又は糞便サンプル中のバイオマーカーの量である。いくつかの実施形態において、閾値スコアは、ICI療法に応答している2名以上の癌患者の集団又はコホートから発生可能である。集団又はコホートは、例えば、少なくとも2、3、4、5、10、15、18、20、30、40、50、75、100名、又はそれ以上の癌患者を含み得る。そのような実施形態において、各バイオマーカーの閾値スコアは、ICI療法に応答している癌患者の集団又はコホートからの血清、血漿、又は糞便サンプル中のそのバイオマーカーの平均量であり得る。
【0133】
用語「生物学的サンプル」及び「サンプル」は、互換的に用いられ、患者から得られる検体を指し、体液、生体組織(例えば、腫瘍組織)、細胞、又は他の供給源を含む。いくつかの実施形態において、生物学的サンプルは、ICI療法を受けている癌患者から得られる糞便を含む。いくつかの実施形態において、生物学的サンプルは、ICI療法を受けている癌患者から得られる血漿を含む。いくつかの実施形態において、生物学的サンプルは、ICI療法が施されていない癌患者から得られる糞便を含む。いくつかの実施形態において、生物学的サンプルは、ICI療法が施されていない癌患者から得られる血漿を含む。癌患者からそのような生物学的サンプルを得る方法は、当技術分野で公知である。
【0134】
本明細書で使用される場合、用語「AhRリガンド」は、免疫系の多くの細胞で発現される芳香族炭化水素受容体(すなわち、AhR)に結合してそれを活性化するとともに、結合すると核へのAhRのトランスロケーションを引き起こす化合物を指し、その際、AhRは、AhR応答性遺伝子のダイオキシン応答配列(DRE)と相互作用してその転写を調節する。AhRリガンドは、当技術分野で公知であり、2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(TCDD)や3-メチルコラントレンなどの古典的生体異物を含む。AhRリガンドのその他の例としては、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、ベータ-ナフトフラボン(BNF)、6-ホルミルインドロ(3,2-b)カルバゾール(FICZ)、及び2-(1H-インドール-3-イルカルボニル)-4-チアゾールカルボン酸メチルエステル(ITE)が挙げられる。さらに、表1には、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含めて、実施例1で調べられた29種のAhRリガンドが列挙される。
【0135】
本明細書で使用される場合、用語「AhRアンタゴニスト」は、結合の対象となるAhRの生物学的活性を阻害又は低減する能力のある任意の作用剤を指す。いくつかの実施形態において、AhRアンタゴニストは、AhRアンタゴニストの不在下でのAhRの活性と比べてAhRの活性を少なくとも約5%、10%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、95%、又は99%低減する。α-ナフトフラボンやレスベラトロールなどの特定のAhRアンタゴニストは、当技術分野で公知である。その他のAhRアンタゴニストは、本開示に記載されている。例えば、表2を参照されたい。
【0136】
用語「~を含む(comprise)」、「~を含有する(contain)」、「~を有する(have)」、及び「~を含む(include)」は、オープンエンドの連結動詞である。「~を含む(comprises)」、「~を含む(comprising)」、「~を含有する(contains)」、「~を含有する(containing)」、「~を有する(has)」、「~を有する(having)」、「~を含む(includes)」、及び「~を含む(including)」など、これらの動詞の1つ以上のいずれの語形又は時制もまた、オープンエンドである。例えば、1つ以上の工程(one or more steps)「を含む(comprises)」、「を含有する(contains)」、「を有する(has)」又は「を含む(includes)」任意の方法は、この1つ以上の工程のみに限定されるものではなく、他の列挙されていない工程もカバーし得る。本明細書の特定の実施形態に対して提供されるいかなる例又は模範的表現(例えば、「~などの(such as)」)であろうともその使用は、単に本開示をより良く理解できるように意図されるものであり、他の形で特許請求される本開示の範囲に限定を課すものではない。
【0137】
用語「患者」及び「対象」は、本明細書では互換的に用いられ、ヒト又は非ヒト動物(例えば、哺乳動物)を指す。本明細書で使用される場合、用語「癌患者」は、認定専門家(例えば、医者又はナースプラクティショナー)により癌又は腫瘍を有すると診断されたる患者を指す。
【0138】
用語「癌」又は「腫瘍」は、本明細書では互換的に用いられ、癌の原因となる細胞に典型的な特性、例えば、無制御な増殖、不死性、転移能、迅速な成長及び増殖速度、並びに特定の特性の形態学的特徴を有する細胞の存在を指す。いくつかの実施形態において、そのような細胞は、免疫チェックポイント阻害剤、例えば、PD-1、PD-L1、及び/又はCTLA-4の発現及び活性に起因して、そのような特性の一部又は全部を呈する。癌としては、限定されるものではないが、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、及び肝臓癌が挙げられる。
【0139】
本明細書で使用される場合、用語「免疫チェックポイント」は、付随する組織損傷を最小限に抑えるために免疫応答を下方調節又は阻害して自己寛容の維持、自己免疫の予防、並びに免疫応答の持続期間及び程度の制御を行うCD4+及び/又はCD8+T細胞の細胞表面上の分子群を指す。免疫チェックポイントタンパク質は、当技術分野で公知であり、限定されるものではないが、CTLA-4、PD-1、PD-L1、VISTA、B7-H2、B7-H3、B7-H4、B7-H6、ICOS、HVEM、PD-L2、CD160、gp49B、PIR-B、KIRファミリー受容体、TIM-1、TIM-3、TIM-4、LAG-3、GITR、4-IBB、OX-40、BTLA、SIRP、CD47、CD48、2B4(CD244)、B7.1、B7.2、ILT-2、ILT-4、TIGIT、HHLA2、ブチロフィリン、IDO、CD39、CD73、及びA2aRを含む。
【0140】
本明細書で使用される場合、用語「免疫チェックポイント阻害剤」(ICI)は、任意の低分子化学化合物、核酸分子、若しくはポリペプチド(例えば、抗体)、又はそれらの任意の断片を含めて、1種以上の免疫チェックポイントタンパク質を阻害する任意の治療剤を指す。1種以上の免疫チェックポイントタンパク質の阻害は、例えば、癌をより効果的に治療するために、阻害性シグナリングをブロックさもなければ中和することにより免疫応答を上方調節することが可能である。模範的免疫チェックポイント阻害剤としては、タンパク質とその天然受容体との相互作用を直接ブロックする1種以上の免疫チェックポイントタンパク質に対する抗体、非活性化性形態の1種以上の免疫チェックポイントタンパク質、1種以上の免疫チェックポイントタンパク質とその天然受容体との相互作用をブロックする低分子又はペプチド、免疫チェックポイントタンパク質核酸の転写又は翻訳をブロックする核酸分子などが挙げられる。
【0141】
本明細書で使用される場合、用語「治療すること」又は「治療」は、病態を和らげること、病態の発症若しくは発生速度を緩徐化すること、病態の発生リスクを低減すること、病態に関連する症状の発生を予防若しくは遅延すること、病態に関連する症状を低減若しくは終了すること、病態の完全若しくは部分退縮を発生すること、病態を治癒すること、又はそれらのいくつかの組合せを指す。いくつかの実施形態において、病態は癌である。癌を治療することに関して、用語「治療すること」又は「治療」は、癌の少なくとも1つ以上の症状が回復するようにICI療法を任意にAhRアンタゴニストとの組合せで癌患者に提供することを指し得る。
【0142】
本明細書で使用される場合、用語「有効量」は、本明細書に開示される病態の少なくとも1つ以上の症状を低減するのに又は所望の作用を提供するのに十分な治療剤又はその薬学的に許容できる塩の量を指す。癌を治療することに関して、「有効量」は、癌ステージ並びに/又は癌患者の年齢、性別、及び体重などの因子により変動し得る。
【0143】
本明細書で使用される場合、用語「投与すること」は、所望の部位又は組織位置への治療剤の少なくとも部分的な限局化をもたらす方法又は経路による哺乳動物組織又は対象への治療剤(例えば、AhRアンタゴニスト又は、ICI)の配置を指す。いくつかの実施形態において、治療剤は、当技術分野で公知の経路、例えば、筋肉内注射、皮下注射、及び静脈内注射又は注入を用いて対象に投与され得る。
【0144】
本明細書で使用される場合、用語「耐性」、癌療法への癌サンプル又は哺乳動物の獲得又は自然耐性(すなわち、療法治療への非応答性又は低減若しくは限定された応答)を指し、例えば、療法治療への25%以上低減された応答、例えば、30%、40%、50%、60%、70%、80%、又はそれ以上低減された応答を有することを指す。応答の低減は、耐性を獲得する前の同一癌サンプル若しくは哺乳動物と比較することにより、又は療法治療への耐性を有していないことが分かっている異なる癌サンプル若しくは哺乳動物と比較することにより、測定可能である。療法治療への耐性の決定は、当技術分野ではルーチンで行われ、通常の技能を有する臨床医の技能の範囲内である。
【0145】
用語「応答する」、「応答」、又は「応答性」は、例えば、腫瘍サイズの低減又は腫瘍成長の阻害という意味で、抗癌応答を指す。この用語はまた、例えば、再発までの期間の増加又は治療からなんらかの原因による死までの期間である全生存の増加に反映されるように、改善された予後を指し得る。応答すること又は応答を有することは、刺激に暴露した場合に達成される有益なエンドポイントが存在することを意味する。代替的に、応答すること又は応答を有することは、否定的又は有害な症状が、刺激への暴露により最小化、軽減、又は減弱化されることを意味する。療法治療への応答又は応答性の決定は、当技術分野ではルーチンで行われ、通常の技能を有する臨床医の技能の範囲内である。例えば、患者がICI療法に応答するかは、固形腫瘍(RECIST)基準で採用される応答評価基準に基づいて決定可能である。実施例1を参照されたい。
【0146】
本明細書で使用される場合、用語「組合せ療法」は、患者の疾患、障害、又は病態(例えば、癌)罹患時に2つ以上の異なる治療を患者に施すことを指す。例えば、いくつかの実施形態において、ICI療法とAhRアンタゴニストなどの2つの治療は、患者が癌と診断された後及び癌が治癒又は排除される前に施される。いくつかの実施形態において、1つの治療の施行は、第2の治療の施行を始める場合に依然として存在しており、2つの間にオーバーラップが存在する。いくつかの実施形態において、第1及び第2の治療は、同時に開始される。他の実施形態において、第1及び第2の治療は、異なる時点で開始される。いくつかの実施形態において、1つの治療は、第2の治療を始める前に終了する。いくつかの実施形態において、ICI療法及びAhRアンタゴニストは、同時に施行される。いくつかの実施形態において、ICI療法及びAhRアンタゴニストは、逐次施行される。いくつかの実施形態において、2つ治療は、所望の治療効果が提供されるように時間的に十分に近づけて施行される。
【0147】
ICI応答性のバイオマーカーとしてのAhRリガンド
本開示によれば、特定のAhRリガンド、例えば、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートは、ICI療法への患者の癌応答性を予測するためのバイオマーカーとして有用である。
【0148】
AhRは、サイトゾルに位置する塩基性ヘリックス-ループ-ヘリックス/Per-Arnt-Sim(bHLH/PAS)タンパク質ファミリーに属するリガンド活性化転写因子である。リガンドが結合すると、AhRは、核にトランスロケートし、そこでAhR核トランスロケーター(ARNT)とヘテロダイマー化することにより、AhR応答性遺伝子のダイオキシン応答配列(DRE)と相互作用してその転写を調節する。代表的標的遺伝子としては、シトクロムP450ファミリー-1サブファミリー-Aポリペプチド-1(CYP1A1)、シトクロムP450ファミリー-1サブファミリー-Aポリペプチド-2(CYP1A2)、シトクロムP450ファミリー-1サブファミリー-Bポリペプチド-1(CYP1B1)、及びNAD(P)H-キノンオキシドレダクターゼをはじめとするミクロソームシトクロムP450依存性モノオキシゲナーゼが挙げられる。AhRはまた、クロマチンリモデリングに影響を及ぼすことも可能であり、デアセチラーゼに作用してその遺伝子調節活性をプルーフリードし、遺伝子抑制を指令する(Rothhammer et al.,Nat Rev Immunol.,2019,19(3):184-197)。その他、AhRは、NF-κB、c-Maf、及び一連の他の遺伝子レギュレーターなどの転写因子と相互作用して、これらのレギュレーターの活性に影響を及ぼす(Hankinson et al.,Arch Biochem Biophys.,2005,433(2):379-386)。NF-κB活性化のフィードバックループもまた、記載されている。
【0149】
AhRは、樹状細胞(DC)、マクロファージ、T細胞、及びNK細胞をはじめとする免疫系の多くの細胞で発現され、免疫調節にある役割を果たす(Nguyen et al.,Front.Immunol.,2014,5:551)。AhRは、マウスにおいてCD4(+)T細胞極性化の分化、具体的にはTh17及びTh22分化を媒介して、自己免疫を増悪させるという複数の報告が存在する(Funatake et al.,J Immunol.,2005,175(7):4184-4188;Quintana et al.,Nature,2008,453(7191):65-71;Veldhoen et al.,Nature,2008,453(7191):106-109;Xiong et al.,Exp Cell Res.,2020,112288)。AhRはまた、適応免疫応答の調子を調節して、調節性表現型に向かうようにT細胞分化を調節する。さらに、Quintanaらは、Th17生態の調節及びIL-22産生の制御でのAhRの役割を報告した(Quintana et al.,Nature,2008,453(7191):65-71;Quintana et al.,Eur J Immunol.,2009,39(3):655-657;Yeste et al.,Nat Commun.,2014,5:3753)。
【0150】
免疫抑制との関連では、AhR活性化は、調節性T細胞生成を促進し、Th1及びTh17分化を直接的及び間接的に阻害し、樹状細胞(DC)の活性化及び成熟を減少させる(Wang et al.,Clin.Exp.Immunol.,2014,177(2):521-30;Mezrich et al.,J.Immunol.,2010,185(6):3190-8;Wei et al.,Lab.Invest.,2014,94(5):528-35;Nguyen et al.,PNAS,2010,107(46):19961-6)。古典的外因性AhRリガンドのTCDD及び3-メチルコラントレンは、重度の免疫抑制を誘発し、発癌を促進し、さらに腫瘍成長を誘発することが知られている(Gramatzki et al.,Oncogene,2009,28(28):2593-605;Bui et al.,Oncogene,2009,28(41):3642-51;Esser et al.,Trends Immunol.,2009,30:447-454)。
【0151】
AhR活性化はまた、先天性免疫応答も調節し、構成的AhR発現は、ウイルス感染への1型インターフェロン応答を下方調節することが示されている(Yamada et al.,Nat.Immunol.,2016,17(6):687-94)。
【0152】
構成的活性AhRを有するマウスは、自発的に腫瘍を発生する(Andersson et al.,PNAS,2002,99(15):9990-5)。AhR活性は、腫瘍環境内で異常調節され、免疫細胞に影響を及ぼして免疫監視障害の原因となるという証拠が存在する。例えば、AhRは、腫瘍形成に直接影響を及ぼすことが可能であり、細胞増殖、組織侵襲、血管形成、腫瘍関連炎症、及び転移を撹乱する(Xiong et al.,Exp Cell Res.,2020,112288;Veldhoen et
al.,Nature,2008,453(7191):106-109;Dietrich et al.,Carcinogenesis,2010,31(8):1319-1328;Opitz et al.,Nature,2011,478(7368):197-203)。
【0153】
AhRシグナリングは、当技術分野で公知の1種以上のAhRリガンドにより活性化可能である。例えば、AhRは、TCDDのような環境毒素により、及び食事により直接提供される天然リガンド又は消化管マイクロバイオームの酵素活性によりさらに変換された食事性物質により、活性化可能である。これらのリガンドは、次に、宿主免疫系でAhRの転写活性を調節して、マイクロバイオームに対して免疫応答に影響を及ぼす。キヌレニンやキヌレン酸などのトリプトファン代謝物は、AhRを活性化することが報告されている(DiNatale et al.,Toxicol.Sci.,2010,115(1):89-97;Mezrich et al.,J.Immunol.,2010,185(6):3190-8;Opitz et al.,Nature,2011,478(7368):197-203)。他の内因性リガンドは、AHRに結合することが知られているが、その生理学的役割は、現在のところ分かっていない(Nguyen &
Bradfield,Chem.Res.Toxicol.,2008,21(1):102-116)。
【0154】
必須アミノ酸トリプトファンは、腫瘍細胞、骨髄又は抗原提示細胞で発現される律速酵素インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ1及び2(IDO1/IDO2)により並びにトリプトファン-2,3-ジオキシゲナーゼ2(TDO2)により腫瘍組織で異化されることが示唆されている(Platten et al.,Front Immunol.,2015,5:673)。IDO1/2媒介代謝経路は、トリプトファンの枯渇及び免疫抑制性トリプトファン異化物の蓄積を介して、T細胞アネルギー及びアポトーシスを誘発することにより、腫瘍及び腫瘍流入領域リンパ節で免疫寛容マイクロ環境を作り出す(Fallarino et al.,Cell Death Differ.,2002,9(10):1069-1077;Uyttenhove et al.,Nat.Med.,2003,9(10):1269-74;Liu et al.,Blood,2005,115(17):3520-30;Muller et al.,Nat.Med.,11(3):312-9;Metz,Cancer Res.,2007,67(15):7082-7)。IDOの競合阻害剤は、従来の化学療法の効能の増強を目指して、固形癌の患者において臨床トライアルで現在試験されている。
【0155】
TDO2は癌の中に強く発現され、免疫抑制性のキヌレニンの産生をもたらすことができる。グリオーマにおいて、TDOにより介在されるトリプトファン分解の下流のキヌレニンによるAHRの活性化は、抗腫瘍免疫応答の阻害並びに腫瘍細胞生存及び運動性の直接の促進の結果として腫瘍成長を増大させる(Opitz et al.,Nature,2011,478(7368):197-203)。したがって、腫瘍細胞により生じるAHRリガンドは、自己分泌及び傍分泌の両方の方法でそれぞれ腫瘍細胞及びリンパ球に対して作用して腫瘍成長を促進する。
【0156】
IDO1/TDO2/AhR経路の構成的活性化及び核AhRタンパク質の蓄積は、免疫チェックポイント阻害剤への非応答及び不十分な全生存に関連付けられる(Chen et al.,Medicine(Baltimore),2020,99(21);Ferns et al.,Oncoimmunology,2015,4(2);Suzuki et al.,Lung Cancer,2010,67(3):361-365)。エパカドスタットによるIDO1の阻害は、メラノーマの第II相試験で抗PD-1チェックポイント阻害剤キイトルーダの抗腫瘍効能を改善したが、開発は、耐久性効能が欠如したため第III相(ECHO-301)で終了した(Muller et al.,Semin Immunopathol.,2019,41(1):41-48)。可能な説明の1つは、エパカドスタット阻害を受けないAhRリガンドの他の供給源に腫瘍が切り替えたことである。
【0157】
ICI療法への患者の癌応答性の予測因子となる潜在的バイオマーカーとして本開示で調べられた29種のAhRリガンドを表1に列挙する。
【0158】
【表1】
【0159】
実施例1は、これらの29種のAhRリガンドのうちキヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートがベースラインで糞便サンプル中にディファレンシャルに分泌されたことを示し、ICI療法に応答するようになった患者(応答者)といずれのICI療法にも応答していなかった者(非応答者)とを比較した場合、0.05未満のFDR補正p値を有していた。これらの4種のAhRリガンドは全て、応答者と比較して非応答者からの糞便サンプルで上昇した。さらに、これらの4種のAhRリガンドは、応答者と比較して非応答者からの血漿サンプルでは統計的差を示さなかった。
【0160】
いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートの1種以上を含む。例えば、いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーはキヌレニンを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーはトリプトファンを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーはフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーはインドールラクテートを含む。
【0161】
いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、キヌレニン及びトリプトファンを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、キヌレニン及びフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、キヌレニン及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、トリプトファン及びフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、トリプトファン及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、フェニルピルベート及びインドールラクテートを含む。
【0162】
いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、及びフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む。
【0163】
いくつかの実施形態において、本開示に係るバイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む。
【0164】
本開示に係るバイオマーカーは、ICI療法への患者の癌応答性の予測因子となる。いくつかのICI療法は、特に、メラノーマ、非小細胞肺癌、腎細胞癌、頭頸部扁平上皮癌、ホジキンリンパ腫、尿路上皮癌、小細胞肺癌、食道扁平上皮癌、子宮頸癌、縦隔原発大細胞型B細胞リンパ腫、MSI-H/dMMR大腸癌、肝細胞癌、メルケル細胞癌、トリプルネガティブ乳癌、及び皮膚扁平上皮癌の治療に、食品医薬品局により認可されてきた。
【0165】
いくつかの実施形態において、ICI療法は、CTLA-4、PD-1、PD-L1、VISTA、B7-H2、B7-H3、B7-H4、B7-H6、ICOS、HVEM、PD-L2、CD160、gp49B、PIR-B、KIRファミリー受容体、TIM-1、TIM-3、TIM-4、LAG-3、GITR、4-IBB、OX-40、BTLA、SIRP、CD47、CD48、2B4(CD244)、B7.1、B7.2、ILT-2、ILT-4、TIGIT、HHLA2、ブチロフィリン、IDO、CD39、CD73、及びA2aRの1つ以上を阻害する作用剤を含む。
【0166】
CTLA-4及びPD-1は、T細胞免疫機能の陰性レギュレーターであり、免疫応答のさまざまなステージで作用する。CTLA-4は、典型的にはリンパ節内で、ナイーブ及びメモリーT細胞の早期活性化を調節するが、PD-1経路は、主に末梢組織で及び癌自体内で、免疫応答のより後期のステージで炎症性シグナルに応答して事前に活性化されたT細胞を調節する(Fife et al.,Immunol Rev.,2008,224:166-182)。
【0167】
PD-1は、活性化T細胞、B細胞、樹状細胞(DC)、及びナチュラルキラー細胞(NK)により高度に発現されるが、PD-L1は、いくつかのタイプの腫瘍細胞上に発現され得る。PD-1は、プログラム死リガンド1(PD-L1;B7-H1、CD274)及びPD-L2(B7-DC)の2種のリガンドにより調節され、T細胞活性化の阻害をもたらす。PD-1結合は、T細胞増殖並びにインターフェロン-γ(IFN-γ)、腫瘍壊死因子-α、及びIL-2のような炎症促進性サイトカインの産生を阻害する(Chamoto et al.,Curr Top Microbiol Immunol.,2017,410:75-97)。正常組織でのPD-1によるPD-L1のライゲーションは、免疫系のホメオスタシスを維持して、感染又は炎症時の自己免疫を予防する。腫瘍マイクロ環境でのそれらの相互作用は、これらの相互作用をブロックすると思われる細胞傷害性T細胞をオフにすることにより腫瘍細胞に免疫逃避機序を提供する。
【0168】
CTLA-4、PD-1、及びPD-L1は、ICI療法の十分に検証された標的である。これらのチェックポイントタンパク質を標的とする承認されたICI療法は、ペムブロリズマブ(Keytruda)、ニボルマブ(Opdivo)、イピリムマブ(Yervoy)、アベルマブ(Bavencio)、アテゾリズマブ(Tecentriq)、デュルバルマブ(Imfinzi)、セミプリマブ(LBTAYO)、シンチリマブ(Tyvyt)、トリパリマブ(Tuoyi)、及びカムレリズマブ(AiRuiKa)を含む。
【0169】
継続中の臨床トライアルは、LAG-3、TIM-3 TIGIT、及びVISTAを標的とする治療剤を含む(Qin et al.Molecular Cancer,2019,18:155)。LAG-3を標的とするICI療法の非限定的な例は、IMP321(Eftilagimodアルファ)、レラトリマブ(BMS-986016)、LAG525、MK-4280、REGN3767、TSR-033、BI754111、Sym022、FS118、及びMGD013を含む。TIM-3を標的とするICI療法の非限定的な例は、TSR-022、MBG453、Sym023、INCAGN2390、LY3321367、BMS-986258、SHR-1702、及びRO7121661を含む。TIGITを標的とするICI療法の非限定的な例は、MK-7684、エチギリマブ(OMP 313)、チラゴルマブ(MTIG7192A、RG-6058)、BMS-986207、AB-154、及びASP-8374を含む。VISTAを標的とするICI療法の非限定的な例は、JNJ-61610588及びCA-170を含む。
【0170】
いくつかの実施形態において、本開示に係るICI療法は、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む。
【0171】
いくつかの実施形態において、本開示に係るICI療法は、ペムブロリズマブ(Keytruda)、ニボルマブ(Opdivo)、イピリムマブ(Yervoy)、アベルマブ(Bavencio)、アテゾリズマブ(Tecentriq)、デュルバルマブ(Imfinzi)、セミプリマブ(LBTAYO)、シンチリマブ(Tyvyt)、トリパリマブ(Tuoyi)、カムレリズマブ(AiRuiKa)、IMP321(Eftilagimodアルファ)、レラトリマブ(BMS-986016)、LAG525、MK-4280、REGN3767、TSR-033、BI754111、Sym022、FS118、MGD013、TSR-022、MBG453、Sym023、INCAGN2390、LY3321367、BMS-986258、SHR-1702、RO7121661、MK-7684、エチギリマブ(OMP-313)、チラゴルマブ(MTIG7192A、RG-6058)、BMS-986207、AB-154、ASP-8374、JNJ-61610588、CA-170、又はそれらの組合せを含む。
【0172】
本開示によれば、生物学的サンプル中のバイオマーカーの量は、当技術分野で公知の1つ以上の適用可能な方法を用いて測定される。いくつかの実施形態において、生物学的サンプルは、癌患者から採取された血漿サンプルを含む。いくつかの実施形態において、生物学的サンプルは、癌患者から採取された血清、血漿、又は糞便サンプル(例えば、腸管腔サンプル)を含む。
【0173】
バイオマーカーの診断的/予後予測的及び治療的使用
本開示に係るバイオマーカーは、さまざまな診断的/予後予測的及び治療的適用又はそれらの組合せで使用可能である。
【0174】
本開示に係るバイオマーカーは、ICI療法への患者の癌応答性を予測するインビトロ方法に使用可能である。いくつかの実施形態において、本方法は、(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のバイオマーカーの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のバイオマーカーの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のバイオマーカーの量が閾値スコア以下である場合に患者の癌がICI療法に応答する見込みがあると決定することと、を含む。
【0175】
本開示に係るバイオマーカーは、AhRアンタゴニストによる治療が患者に奏効する可能性があるかを決定するインビトロ方法に使用可能である。いくつかの実施形態において、本方法は、(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のバイオマーカーの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のバイオマーカーの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のバイオマーカーの量が閾値スコア超である場合にAhRアンタゴニストによる治療が患者に奏功する可能性があると決定することと、を含む。
【0176】
本開示に係るバイオマーカーは、癌患者の血清、血漿、又は糞便サンプル中に存在する少なくとも1種のバイオマーカーの量に基づいて癌患者を層別化するために使用され得る。いくつかの実施形態において、そのような層別化は、癌患者を治療するのに有効な治療レジメンを通知及び提供するために使用され得る。
【0177】
いくつかの実施形態において、患者の血清、血漿、又は糞便サンプル中の少なくとも1種のバイオマーカーの量がそのバイオマーカーの閾値スコア以下である場合、患者は、たとえAhRアンタゴニストとの組合せでICI療法が施されないでも、ICI療法に応答する見込みがある。そのような実施形態において、患者は、本明細書に開示されるICI療法で治療され得る。したがって、いくつかの実施形態において、本開示は、以下:(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のバイオマーカーの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のバイオマーカーの量が閾値スコア以下である場合にICI療法で患者を治療することと、を含む、必要とする患者において癌を治療する方法を提供する。いくつかの実施形態において、ICI療法は、当技術分野で公知の異なる癌療法、例えば、癌性組織を除去する手術、化学療法、又は放射線療法と任意に組み合わされ得る。いくつかの実施形態において、異なる癌療法は、AhRアンタゴニストではない。いくつかの実施形態において、異なる癌療法は、AhRアンタゴニストである。いくつかの実施形態において、少なくとも1種のAhRリガンドは、ピペリン、ニコチンアミド、4-ヒドロキシフェニルアセテート、ウロリチンA、ベルベリン、キノリネート、ビリルビン、フェニルアセテート、シトルリン、フェニルピルベート、キサンツレネート、スペルミジン、インドールプロピオネート、ピリドキシン(ビタミンB6)、インドール、インドールラクテート、キヌレネート、クルクミン、ビリベルジン、インドールアセテート、ピコリネート、キヌレニン、トリプトファン、3-インドキシルスルフェート、セロトニン、フェニルラクテート(PLA)、トリプタミン、ベンゾエート、及び4-ヒドロキシフェニルピルベートから選択される。いくつかの実施形態において、少なくとも1種のAhRリガンドは、ピペリン、ニコチンアミド、4-ヒドロキシフェニルアセテート、ウロリチンA、ベルベリン、キノリネート、ビリルビン、フェニルアセテート、シトルリン、フェニルピルベート、キサンツレネート、スペルミジン、インドールプロピオネート、ピリドキシン(ビタミンB6)、インドール、インドールラクテート、キヌレネート、クルクミン、ビリベルジン、インドールアセテート、ピコリネート、キヌレニン、トリプトファン、3-インドキシルスルフェート、セロトニン、フェニルラクテート(PLA)、トリプタミン、ベンゾエート、及び4-ヒドロキシフェニルピルベートの2種以上を含む。いくつかの実施形態において、少なくとも1種のAhRリガンドは、ピペリン、ニコチンアミド、4-ヒドロキシフェニルアセテート、ウロリチンA、ベルベリン、キノリネート、ビリルビン、フェニルアセテート、シトルリン、フェニルピルベート、キサンツレネート、スペルミジン、インドールプロピオネート、ピリドキシン(ビタミンB6)、インドール、インドールラクテート、キヌレネート、クルクミン、ビリベルジン、インドールアセテート、ピコリネート、キヌレニン、トリプトファン、3-インドキシルスルフェート、セロトニン、フェニルラクテート(PLA)、トリプタミン、ベンゾエート、及び4-ヒドロキシフェニルピルベートの3種以上を含む。いくつかの実施形態において、少なくとも1種のAhRリガンドは、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む。
【0178】
いくつかの実施形態において、患者の血清、血漿、又は糞便サンプル中の少なくとも1種のバイオマーカーの量がそのバイオマーカーの閾値スコア超である場合、患者は、AhRアンタゴニストの不在下で(例えば、ICI療法のみ、又は異なる(非AhRアンタゴニスト)癌療法、例えば、手術、化学療法、及び/若しくは放射線療法とICI療法との組合せで)ICI療法に応答する見込みがない。そのような実施形態において、患者は、ICI療法とAhRアンタゴニストとの組合せで治療され得る。したがって、いくつかの実施形態において、本開示は、以下:(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のバイオマーカーの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のバイオマーカーの量が閾値スコア超である場合にAhRアンタゴニストによる治療が患者に奏功する可能性があると決定することと又は決定してあることと、(d)(d)で奏功すると決定された患者を有効量のAhRアンタゴニストで治療ことと、を含む、必要とする患者において癌を治療する方法を提供する。
【0179】
いくつかの実施形態において、本開示は、以下:(a)患者から得られた血清、血漿、又は糞便サンプルから少なくとも1種のバイオマーカーの量を測定することと又は測定してあることと、(b)少なくとも1種のバイオマーカーの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、(c)少なくとも1種のバイオマーカーの量が閾値スコア超である場合に組合せ療法が患者に奏功する可能性があると決定することと又は決定してあることと、(d)(c)で奏功すると決定された患者を組合せ療法で治療することと、を含む、必要とする患者においてICI療法とAhRアンタゴニストとを含む組合せ療法で癌を治療する方法を提供する。
【0180】
本明細書に開示される診断/予後予測及び治療方法のいくつかの実施形態において、バイオマーカーは、ピペリン、ニコチンアミド、4-ヒドロキシフェニルアセテート、ウロリチンA、ベルベリン、キノリネート、ビリルビン、フェニルアセテート、シトルリン、フェニルピルベート、キサンツレネート、スペルミジン、インドールプロピオネート、ピリドキシン(ビタミンB6)、インドール、インドールラクテート、キヌレネート、クルクミン、ビリベルジン、インドールアセテート、ピコリネート、キヌレニン、トリプトファン、3-インドキシルスルフェート、セロトニン、フェニルラクテート(PLA)トリプタミン、ベンゾエート、及び4-ヒドロキシフェニルピルベートから選択される。例えば、いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、ピペリン、ニコチンアミド、4-ヒドロキシフェニルアセテート、ウロリチンA、ベルベリン、キノリネート、ビリルビン、フェニルアセテート、シトルリン、フェニルピルベート、キサンツレネート、スペルミジン、インドールプロピオネート、ピリドキシン(ビタミンB6)、インドール、インドールラクテート、キヌレネート、クルクミン、ビリベルジン、インドールアセテート、ピコリネート、キヌレニン、トリプトファン、3-インドキシルスルフェート、セロトニン、フェニルラクテート(PLA)、トリプタミン、ベンゾエート、及び4-ヒドロキシフェニルピルベートの2種以上を含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、ピペリン、ニコチンアミド、4-ヒドロキシフェニルアセテート、ウロリチンA、ベルベリン、キノリネート、ビリルビン、フェニルアセテート、シトルリン、フェニルピルベート、キサンツレネート、スペルミジン、インドールプロピオネート、ピリドキシン(ビタミンB6)、インドール、インドールラクテート、キヌレネート、クルクミン、ビリベルジン、インドールアセテート、ピコリネート、キヌレニン、トリプトファン、3-インドキシルスルフェート、セロトニン、フェニルラクテート(PLA)、トリプタミン、ベンゾエート、及び4-ヒドロキシフェニルピルベートの3種以上を含む。
【0181】
本明細書に開示される診断/予後予測及び治療方法のいくつかの実施形態において、バイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む。例えば、いくつかの実施形態において、バイオマーカーはキヌレニンを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーはトリプトファンを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーはフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーはインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、キヌレニン及びトリプトファンを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、キヌレニン及びフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、キヌレニン及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、トリプトファン及びフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、トリプトファン及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、フェニルピルベート及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、及びフェニルピルベートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーは、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む。
【0182】
本明細書に開示される診断/予後予測及び治療方法のいくつかの実施形態において、癌患者は、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している。
【0183】
本明細書に開示される診断/予後予測及び治療方法のいくつかの実施形態において、癌患者は、ICI療法で事前に治療されているが、ICI療法に応答していない。いくつかの実施形態において、患者は、ICI療法で事前に治療されており、且つICI療法への耐性を生じている。いくつかの実施形態において、本開示に係るICI療法は、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む。いくつかの実施形態において、ICI療法は、ペムブロリズマブ(Keytruda)、ニボルマブ(Opdivo)、イピリムマブ(Yervoy)、アベルマブ(Bavencio)、アテゾリズマブ(Tecentriq)、デュルバルマブ(Imfinzi)、セミプリマブ(LBTAYO)、シンチリマブ(Tyvyt)、トリパリマブ(Tuoyi)、カムレリズマブ(AiRuiKa)、IMP321(Eftilagimodアルファ)、レラトリマブ(BMS-986016)、LAG525、MK-4280、REGN3767、TSR-033、BI754111、Sym022、FS118、MGD013、TSR-022、MBG453、Sym023、INCAGN2390、LY3321367、BMS-986258、SHR-1702、RO7121661、MK-7684、エチギリマブ(OMP-313)、チラゴルマブ(MTIG7192A、RG-6058)、BMS-986207、AB-154、ASP-8374、JNJ-61610588、CA-170、又はそれらの組合せを含む。
【0184】
本明細書に開示される診断/予後予測及び治療方法のいくつかの実施形態において、癌患者は、異なる(非ICI及び非AhRアンタゴニスト)癌療法、例えば、癌性組織を除去する手術、化学療法、又は放射線療法で事前に治療されていてもよく、又は現在それを受けている。
【0185】
本明細書に開示される診断/予後予測及び治療方法のいくつかの実施形態において、本明細書に開示されるバイオマーカーの量は、適切な時間で癌患者から採取された血清、血漿、又は糞便サンプルで測定される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ1週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ2週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ3週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ4週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ5週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ6週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ7週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ8週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ9週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始のおよそ10週間後に採取される。いくつかの実施形態において、サンプルは、ICI療法開始の10週間後、3ヵ月後、5ヵ月後、7ヵ月後、10ヵ月後、1年後、2年後、3年後、4年後、5年後に採取される。
【0186】
サンプル調製は、当技術分野で公知の任意の手順を含み得る。そのような手順は、単なる例にすぎないが、濃縮、希釈、pH調整、高存在量ポリペプチド(例えば、アルブミン、ガンマグロブリン、及びトランスフェリンなど)の除去、保存剤及びキャリブラントの添加、プロテアーゼ阻害剤の添加、変性剤の添加、サンプルの脱塩、サンプルタンパク質の濃縮、並びに脂質の抽出及び精製を含む。
【0187】
サンプル調製後、血清、血漿、又は糞便サンプル中のバイオマーカーの量は、当技術分野で公知の1つ以上の適用可能な方法を用いて測定される。好適な測定/検出方法は、液体クロマトグラフィー質量分析(LC-MS)、気相クロマトグラフィー質量分析(GC-MS)、又はタンデム質量分析(MS-MS)などの質量分析方法を含み得る。他の好適な方法は、逆相クロマトグラフィー(例えば、正及び/又は負イオン化モードで)及び疎水性相互作用液体イオンクロマトグラフィー(HILIC)(例えば、正及び/又は負イオン化モードで)、又はそれらの組合せを含む。いくつかの実施形態において、バイオマーカーの量はLC-MSにより測定される。いくつかの実施形態において、バイオマーカーの量は、超高性能液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析を用いて分析される。実施例1を参照されたい。
【0188】
いくつかの実施形態において、糞便サンプルは、測定/検出方法の適用前に分画され得る。いくつかの実施形態において、バイオマーカーの量は、バイオマーカー自体の物理的分離を必要としない方法により測定され得る。例えば、核磁気共鳴(NMR)分光法は、種々のAhRリガンドを含む代謝物の複合混合物からバイオマーカーの量を解明するために使用され得る。
【0189】
本明細書に開示される診断/予後予測及び治療方法のいくつかの実施形態において、各バイオマーカーの量は、そのバイオマーカーのあらかじめ決められた閾値スコアと比較される。いくつかの実施形態において、閾値スコアは、ICI療法に応答している対照癌患者からの血清、血漿、又は糞便サンプル中のバイオマーカーの量である。いくつかの実施形態において、閾値スコアは、ICI療法に応答している2名以上の対照癌患者の集団又はコホートから発生可能である。集団又はコホートは、例えば、少なくとも2、3、4、5、10、15、18、20、30、40、50、75、100名、又はそれ以上の癌患者を含み得る。そのような実施形態において、各バイオマーカーの閾値スコアは、ICI療法に応答している対照癌患者の集団又はコホートからの血清、血漿、又は糞便サンプル中のそのバイオマーカーの平均量であり得る。
【0190】
各バイオマーカーの閾値スコアを決定するために、血清、血漿、又は糞便サンプルは、本明細書に開示されるようなICI療法に応答している対照癌患者から適切な時間で採取され得る。対照癌患者は、CTLA-4、PD-1、PD-L1、VISTA、B7-H2、B7-H3、B7-H4、B7-H6、ICOS、HVEM、PD-L2、CD160、gp49B、PIR-B、KIRファミリー受容体、TIM-1、TIM-3、TIM-4、LAG-3、GITR、4-IBB、OX-40、BTLA、SIRP、CD47、CD48、2B4(CD244)、B7.1、B7.2、ILT-2、ILT-4、TIGIT、HHLA2、ブチロフィリン、IDO、CD39、CD73、及びA2aRの1種以上を阻害する任意の作用剤を含むICI療法に応答しているものであり得る。いくつかの実施形態において、ICI療法は、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む。いくつかの実施形態において、ICI療法は、ペムブロリズマブ(Keytruda)、ニボルマブ(Opdivo)、イピリムマブ(Yervoy)、アベルマブ(Bavencio)、アテゾリズマブ(Tecentriq)、デュルバルマブ(Imfinzi)、セミプリマブ(LBTAYO)、シンチリマブ(Tyvyt)、トリパリマブ(Tuoyi)、カムレリズマブ(AiRuiKa)、IMP321(Eftilagimodアルファ)、レラトリマブ(BMS-986016)、LAG525、MK-4280、REGN3767、TSR-033、BI754111、Sym022、FS118、MGD013、TSR-022、MBG453、Sym023、INCAGN2390、LY3321367、BMS-986258、SHR-1702、RO7121661、MK-7684、エチギリマブ(OMP-313)、チラゴルマブ(MTIG7192A、RG-6058)、BMS-986207、AB-154、ASP-8374、JNJ-61610588、CA-170、又はそれらの組合せを含む。
【0191】
癌患者からの血清、血漿、又は糞便サンプル中のバイオマーカーの量は、そのバイオマーカーの閾値スコア「超」であり得る。例えば、閾値スコアよりも少なくとも10%、15%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、100%、150%、200%、300%、350%、400%ハイの、500%、600%、700%、800%、900%、1000%、又はそれ以上高いものであり得る。いくつかの実施形態において、試験癌患者からの血清、血漿、又は糞便サンプル中のバイオマーカーの量は、そのバイオマーカーの閾値スコア「未満」であり得る。例えば、閾値スコアよりも少なくとも約10%、15%、20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%、90%、又はそれ以上低いものであり得る。
【0192】
本明細書に開示される治療方法のいくつかの実施形態において、癌患者の血清、血漿、又は糞便サンプル中のバイオマーカーの量が閾値スコア超である場合、患者は、ICI療法との組合せでのAhRアンタゴニストが投与され得る。これらの実施形態において、AhRアンタゴニストは、ICI療法と同時に投与され得る。いくつかの実施形態において、AhRアンタゴニストは、ICI療法と逐次に投与される。いくつかの実施形態において、組合せ療法は、対応するICI療法のみを用いた治療と比較して、増加した又は相乗的な抗腫瘍応答をもたらす。
【0193】
AhRアンタゴニストとしてのピリドピリミジノン誘導体
本明細書には、AhRを有効に阻害し、ひいては公知のAhRアンタゴニストのように本明細書に開示される治療方法に使用可能である、式(I)、式(Ia)、若しくは式(Ib)の新規6,8-三置換ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン化合物又はその薬学的に許容できる塩が開示される。
【0194】
特記されない限り、本明細書で使用される化学基又は部分を記述するために用いられる命名法は、慣例に従って名称を左から右に読んで分子の残りの部分への結合点が名称の右手側にある。例えば、基「(C1~3アルコキシ)C1~3アルキル」は、アルキル末端で分子の残りの部分に結合される。さらなる例は、結合点がエチル末端にあるメトキシエチル及び結合点がアミン末端にあるメチルアミノを含む。
【0195】
特記されない限り、化学基が「-」により表される末端結合部分を有するその化学式又は構造により記述される場合、「-」が結合点を表すことは理解されよう。いくつかの実施形態において、波線(すなわち、
【化21】
)は結合点を表現する。
【0196】
本明細書で使用される通り、用語「薬学的に許容できる塩」は、本明細書に定義される通り薬学的に許容できるものであり、親化合物の所望の薬理活性を有する塩を指す。薬学的に許容できる塩の非限定的な例としては、非限定的な例として塩化水素酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、及びリン酸がある無機酸から誘導されるもの並びに非限定的な例として酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、ステアリン酸、リンゴ酸、マレイン酸、マロン酸、サリチル酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、p-トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、及び乳酸がある有機酸から誘導されるものがある。薬学的に許容できる塩の追加の非限定的な例としては、親化合物中の酸性プロトンが、非限定的な例としてアルカリ金属イオン及びアルカリ土類金属イオンがある金属イオンにより置換される場合に形成されるもの並びに親化合物中に存在する酸性プロトンが、アンモニウムイオン、一級アンモニウムイオン、二級アンモニウムイオン、三級アンモニウムイオン、又は四級アンモニウムイオンにより置換される場合に形成されるものがある。アルカリ金属及びアルカリ土類金属の非限定的な例としては、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、アルミニウム、マグネシウム、銅、亜鉛、鉄、及びマンガンがある。薬学的に許容できる塩の追加の非限定的な例としては、1つ以上の対イオン及び双性イオンを含むものがある。
【0197】
本明細書で使用される通り、「アシル」又は「アルカノイル」は、式RCO-を有する官能基であり、式中、Rは、カルボニル官能基の炭素原子に単結合により結合し、「-」は分子の残りへの結合点を示す。アシルの非限定的な例としては、ホルミル(HC(O)-、メタノイルとも呼ばれる)、アセチル(CHC(O)-、エタノイルとも呼ばれる)、及びベンゾイル(PhC(O)-)がある。
【0198】
本明細書で使用される用語「アルキル」又は「脂肪族」は、完全飽和であり、分子の残りへの単一の結合点を有する直鎖(すなわち非分岐)又は分岐鎖の、置換又は非置換の炭化水素鎖を意味する。特記されない限り、アルキル基は、1~20個のアルキル炭素原子の炭化水素鎖である。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~12個の炭素原子を含む(C~C12)。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~8個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキル基は1~4個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、環式アルキル基は3~6個の炭素原子を含む(C~C)。置換及び非置換の直鎖、分岐鎖、及び環式アルキル基の非限定的な例としては、メチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、シクロプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ヒドロキシメチル、クロロメチル、フルオロメチル、トリフルオロメチル、アミノメチル、2-アミノエチル、3-アミノプロピル、4-アミノブチル、ジメチルアミノメチル、2-ジメチルアミノエチル、3-ジメチルアミノプロピル、4-ジメチルアミノブチル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、トリフルオロエチル、及びトリフルオロプロピルがある。
【0199】
本明細書で使用される「アルコキシ」は、主な炭素鎖に酸素(「アルコキシ」)原子により結合している先に定義されたアルキル基を指す。
【0200】
本明細書で使用される「ハロ」及び「ハロゲン」は交換可能であり、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)、及びヨード(I)などのハロゲン原子を指す。
【0201】
「ハロアルキル」は、1つ以上のハロ原子(F、Cl、Br、I)により置換されたアルキル基を指す。例えば、「フルオロメチル」は、1つ以上のフルオロ原子により置換されたメチル基(例えば、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、又はトリフルオロメチル)を指す。
【0202】
「ハロアルコキシ」は、1つ以上のハロ原子(F、Cl、Br、I)により置換されたアルコキシ基を指す。例えば、「フルオロメトキシ」は、1つ以上のフルオロ原子により置換されたメトキシ基(例えば、モノフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、又はトリフルオロメトキシ)を指す。
【0203】
「ヒドロキシアルキル」は、1つ以上のヒドロキシ基(-OH)により置換されたアルキル基を指す。
【0204】
本明細書において互換的に使用される用語「シクロアルキル」及び「シクロアルキル基」は、分子の残りへの単一の結合点を有する、3~12個の炭素原子の環式飽和一価炭化水素基を指す。シクロアルキル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は3~8個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、シクロアルキル基は3~6個の炭素原子を含む(C~C)。置換及び非置換のシクロアルキルの非限定的な例としては、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、シクロブチルメチル、シクロペンチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルがある。
【0205】
本明細書において互換的に使用される用語「アルキレン」及び「アルキレン基」は、1~12個の炭素原子(C~C12)を含む飽和二価(すなわち、分子の残りへの2つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルキレン基は、直鎖でも、分岐鎖でも、環式でもよい。アルキレン基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキレン基は1~8個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキレン基は1~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキレン基は1~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキレン基の非限定的な例としてはメチレン及びエチレンがある。
【0206】
本明細書において互換的に使用される用語「アルケニル」及び「アルケニル基」は、2~8個の炭素原子を含み(C~C)少なくとも1つの不飽和部位(すなわちsp2炭素-炭素二重結合)を有する一価(すなわち分子の残りへの1つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルケニル基は、直鎖でも、分岐鎖でも、環式でもよい。アルケニル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルケニル基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルケニル基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルケニル基は、E配置もZ配置も有し得る。アルケニル基の非限定的な例としては、エテニル(ビニルとも呼ばれる)、1-プロペニル、iso-プロペニル、及び2-クロロエテニルがある。
【0207】
本明細書において互換的に使用される用語「アルケニレン」及び「アルケニレン基」は、少なくとも1つの不飽和部位(例えば、sp2炭素-炭素二重結合)を有する、2~8個の炭素原子(C~C)の二価(すなわち分子の残りへの2つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルケニレン基は、直鎖でも、分岐鎖でも、環式でもよい。アルケニレン基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキレン基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキレン基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキレン基はE配置もZ配置も有し得る。アルケニル基の非限定的な例はエテニレン(ビニレンとも呼ばれる)である。
【0208】
本明細書において互換的に使用される用語「アルキニル」及び「アルキニル基」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわちsp炭素-炭素三重結合)を有する、2~8個の炭素原子(C~C)の一価(すなわち分子の残りへの1つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルキニル基は直鎖でも分岐鎖でもよい。アルキニル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキニル基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキニル基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキニル基の非限定的な例はエチニルである。
【0209】
本明細書において互換的に使用される用語「アルキニレン」及び「アルキニレン基」は、少なくとも1つの不飽和部位(すなわちsp炭素-炭素三重結合)を有する、2~8個の炭素原子(C~C)の二価(すなわち分子の残りへの2つの結合点を有する)炭化水素基を指す。アルキニレン基は直鎖でも分岐鎖でもよい。アルキニレン基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、アルキニレン基は2~6個の炭素原子を含む(C~C)。いくつかの実施形態において、アルキニレン基は2~4個の炭素原子を含む(C~C)。アルキニレン基の非限定的な例はエチニレンである。
【0210】
本明細書で使用される通り、「芳香族基」又は「芳香環」は、[4n+2]個のp軌道電子で構成された非局在化されたπ電子軌道を有する共役した平面環系を含む化学基を指し、式中nは0~6の整数である。芳香族基の非限定的な例としてはアリール及びヘテロアリール基がある。
【0211】
本明細書において互換的に使用される用語「アリール」及び「アリール基」は、6~20個の炭素原子(C~C20)の一価(すなわち分子の残りへの1つの結合点を有する)芳香族炭化水素基を指す。アリール基は、非置換でも置換されていてもよい。非置換及び置換のアリール基の非限定的な例としては、フェニル、2-フルオロフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2-メチルフェニル、3-メチルフェニル、4-メチルフェニル、2-クロロフェニル、3-クロロフェニル、4-クロロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、2-ヒドロキシフェニル、3-ヒドロキシフェニル、4-ヒドロキシフェニル、2-メトキシフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2-フェノキシフェニル、3-フェノキシフェニル、4-フェノキシフェニル、2-シアノフェニル、3-シアノフェニル、4-シアノフェニル、2-ジメチルアミノフェニル、3-ジメチルアミノフェニル、4-ジメチルアミノフェニル、3-メチルスルホニルフェニル、4-メチルスルホニルフェニル、3-アミノフェニル、3-メチルアミノフェニル、3-(2-ヒドロキシエトキシ)フェニル、2-トリフルオロメチルフェニル、3-トリフルオロメチルフェニル、4-トリフルオロメチルフェニル、2-イソプロピルフェニル、3-イソプロピルフェニル、4-イソプロピルフェニル、1-ナフチル、及び2-ナフチルがある。
【0212】
本明細書で使用される用語「ヘテロアルキル」は、鎖中の炭素原子の少なくとも1つが、窒素、酸素、リン、及び硫黄などのヘテロ原子に置き換えられているアルキル基を指す。ヘテロアルキル基は非置換でも置換されていてもよい。
【0213】
本明細書において互換的に使用される用語「ヘテロシクロアルキル」、「複素環」、「ヘテロシクリル」、及び「複素環基」は、環原子の少なくとも1つが、窒素、酸素、リン、及び硫黄などのヘテロ原子である、3~20個の原子の飽和又は部分不飽和環系を指す。ヘテロシクロアルキル基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は3~10個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は3~7個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は単環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は二環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロシクロアルキル基は縮合環を含む。非置換及び置換のヘテロシクロアルキル基の非限定的な例としては、ピロリジニル、N-メチルピロリジニル、アゼチジニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、3-ヒドロキシピロリジニル、3-メトキシピロリジニル、及びベンゾジオキソリルがある。
【0214】
本明細書において互換的に使用される用語「ヘテロアリール」及び「ヘテロアリール基」は、環原子の少なくとも1つが、窒素、酸素、リン、及び硫黄などのヘテロ原子である、3~20個の原子の芳香環系を指す。ヘテロアリール基は非置換でも置換されていてもよい。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は5~20個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は5~9個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は5個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は6個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は7個の原子を含む。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は単環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は二環式である。いくつかの実施形態において、ヘテロアリール基は縮合環を含む。ヘテロアリール基の非限定的な例としては、ピリジニル、イミダゾリル、イミダゾピリジニル、ピリミジニル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピラジニル、テトラゾリル、フリル、2-チエニル、3-チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、3-メチル-1,2,4-オキサジアゾリル、3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾリル、オキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、キノリニル、イソキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾフラニル、インダゾリル、インドリジニル、フタラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、チアジアゾリル、フラザニル、ベンゾフラザニル、ベンゾチオフェニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、フロピリジニル、及び1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニルがある。ヘテロアリール基の非限定的な例としては、
【化22】
がある。
【0215】
本明細書で使用される句「任意選択で置換された」は、指定の成分が「置換されて」いることもいないこともあることを意味する。本明細書で使用される用語「置換された」は、基の上の(アルキル基、アルキレン基、アルケニル基、アルケニレン基、アルキニル基、アルキニレン基、アリール基、ヘテロシクロアルキル基、又はヘテロアリール基の上など)1つ以上の水素原子の1つ以上の置換基による置換えを指す。1つの水素原子を置き換える置換基の非限定的な例としては、ハロゲン、ヒドロキシル、及びアミノがある。2つの水素原子を置き換える置換基の非限定的な例としては、オキソ及びメテンがある。3つの水素原子を置き換える置換基の非限定的な例としてはニトリルがある。
【0216】
置換基の追加の非限定的な例としては
~C直鎖、分岐鎖、及び環式アルキル基、その非限定的な例としては、メチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、シクロプロピル、n-ブチル sec-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシルがある;
~C直鎖、分岐鎖、及び環式アルケニル基、その非限定的な例としては、エテニル(ビニルとも呼ばれる)、1-プロペニル、及びiso-プロペニルがある;
~C直鎖及び分岐鎖アルキニル基、その非限定的な例としてはエチニルがある;
置換及び非置換アリール基、その非限定的な例としては、フェニル、2-フルオロフェニル、3-メチルフェニル、4-クロロフェニル、2,6-ジクロロフェニル、3,4-ジフルオロフェニル、3-ヒドロキシフェニル、4-シアノフェニル、2-ジメチルアミノフェニル、3-メチルスルホニルフェニル、4-トリフルオロメチルフェニル、3-イソプロピルフェニル、1-ナフチル、及び2-ナフチルがある;
置換及び非置換複素環基、その非限定的な例としては、ピロリジニル、N-メチルピロリジニル、アゼチジニル、ジヒドロフラニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、3-ヒドロキシピロリジニル、及び3-メトキシピロリジニルがある;
置換及び非置換ヘテロアリール基、その非限定的な例としては、ピリジニル、イミダゾリル、ピリミジニル、ピラゾリル、フリル、2-チエニル、3-チエニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、3-メチル-1,2,4-オキサジアゾリル、3-フェニル-1,2,4-オキサジアゾリル、インドリル、ベンゾチアゾリル、及び1H-ピロロ[2,3-b]ピリジニルがある;
-(CROR、その非限定的な例としては、-OH、-OCH、-OCHOH、及び-OCHCHがある;
-(CR)zN(R)(R)、その非限定的な例としては、-NH、-NHCH、-N(CH、-CHNH、-CHNHCHがある、
ハロゲン原子、その非限定的な例としては、フッ素原子(-F)及び塩素原子(-Cl)がある;
-(CRCN;
-(CRNO
-CH(式中、Xはハロゲン原子であり、x+yは合計で3になる)、その非限定的な例としては、-CHF、-CHF、及び-CFがある;
-(CRC(O)R、その非限定的な例としては、-COCH、-COCHCH、及び-CHCOCHがある;
-(CRC(O)OR、非限定的な例としては、COH、-COCH、-COCHCH、及び-CHCOCHがある、
-(CRC(O)N(R)(R)、その非限定的な例としては、-CONH、-CONHCH、-CON(CH、-CHCONH、-CHCONHCH、-CHCON(CHがある;
-(CRSO;その非限定的な例としては、-SOH、-SOCH、-CHSOH、-CHSOCH、-SO、及び-CHSOがある;並びに
-(CRSO;その非限定的な例としては、-SOH、-SOCH、-CHSOH、-CHSOCH、-SO、及び-CHSOがある;
があり、
式中、R及びRのそれぞれは、水素及び置換又は非置換のC~C直鎖、分岐鎖、又は環式アルキルから独立に選択され、R及びRのそれぞれは、水素、置換若しくは非置換のC~C直鎖、分岐鎖、若しくは環式アルキル、及びアリールから選択されるか、又はRとRは共に、3~7個の原子を含む環系を形成し、zは、0、1、2、3、及び4から選択される。
【0217】
いくつかの実施形態において、本開示に係るAhRアンタゴニストは、式(I)の化合物:
【化23】
又はその薬学的に許容できる塩である
(式中:
及びRのそれぞれは、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから独立に選択され;且つ
は、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、任意選択で置換されたアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから独立に選択される)。
【0218】
いくつかの実施形態において、Rはジアルキルアミンである。いくつかの実施形態において、Rはジエチルアミンである。
【0219】
いくつかの実施形態において、本開示に係るAhRアンタゴニストは、式Iaの化合物:
【化24】
又はその薬学的に許容できる塩である
(式中:
環Aは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;
環Bは、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;且つ
Rは、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
【0220】
いくつかの実施形態において、環Aは、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例の(1 to 5 instances of)Rにより独立に任意選択で置換されている。
【0221】
いくつかの実施形態において、環Bは、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されている。
【0222】
いくつかの実施形態において、Rは、水素、C~C10アルキル、6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され、ここで、各C~C10アルキル、6~10員アリール、3~10員シクロアルキル、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されている。
【0223】
いくつかの実施形態において、各R’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される。
【0224】
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択される。
【0225】
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択される。
【0226】
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルキル、3~10員シクロアルキル、3~10員ヘテロシクロアルキル、6~10員アリール、及び5~10員ヘテロアリールから独立に選択される。
【0227】
いくつかの実施形態において、各R’’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される。
【0228】
いくつかの実施形態において、環Aは、6~10員アリール、5~8員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
環Bは、6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、各6~10員アリール、5~10員ヘテロアリール、3~10員シクロアルキル、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
Rは、水素、C~C10アルキル、6~10員アリール、-C(O)R’、-C(O)NR’R’、3~10員シクロアルキル、-C(O)OR’、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、3~10員ヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択され、ここで、各C~C10アルキル、6~10員アリール、3~10員シクロアルキル、C~C10ヘテロアルキル、5~10員ヘテロアリール、及び3~10員ヘテロシクロアルキルは、1~5例のRにより独立に任意選択で置換されており;
各R’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、C~C10ヒドロキシアルキル、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルキル、3~10員シクロアルキル、3~10員ヘテロシクロアルキル、6~10員アリール、及び5~10員ヘテロアリールから独立に選択され;且つ
各R’’は、水素、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10ヒドロキシアルキル、及びC~C10ヘテロアルキルから独立に選択される。
【0229】
いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された3~10員シクロアルキルから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換されたシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロアリールから選択される。
【0230】
いくつかの実施形態において、環Aは、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル(isothiazoyl)、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルから選択され、ここで、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。
【0231】
いくつかの実施形態において、環Aは、1~3例のRにより任意選択で置換されたピリジニルである。いくつかの実施形態において、環Aは、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロシクロアルキルから選択される。いくつかの実施形態において、環Aは、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルから選択され、ここで、ピロリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、アゼピニル、テトラヒドロピラニル、及びテトラヒドロフラニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。いくつかの実施形態において、環Aは、1~3例のRにより任意選択で置換されたピペリジニル又はモルホリノである。
【0232】
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、及びNR’’R’’から独立に選択される。いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、C~C10アルキル、及びC~C10ハロアルキルから独立に選択される。いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、3~8員シクロアルキル、3~8員ヘテロシクロアルキル、及び6~8員アリールから独立に選択される。いくつかの実施形態において、各R’’は、水素及びC~C10アルキルから独立に選択される。
【0233】
いくつかの実施形態において、各Rは、ハロ、C~C10アルキル、C~C10ハロアルキル、C~C10アルコキシ、C~C10ハロアルコキシ、及びNR’’R’’から独立に選択され;
各Rは、ハロ、C~C10アルキル、及びC~C10ハロアルキルから独立に選択され;
各Rは、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、C~C10アルキル、C~C10アルコキシ、3~8員シクロアルキル、3~8員ヘテロシクロアルキル、及び6~8員アリールから独立に選択され;且つ
各R’’は、水素及びC~C10アルキルから独立に選択される。
【0234】
いくつかの実施形態において、環Bは、1~5例のRにより任意選択で置換された6~8員アリールから選択される。いくつかの実施形態において、環Bは、1~3例のRにより任意選択で置換されたフェニルである。いくつかの実施形態において、環Bは、1~5例のRにより任意選択で置換された5~8員ヘテロアリールから選択される。いくつかの実施形態において、環Bは、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリジノニル、及びピリミジニルから選択され、ここで、ピロリル、フラニル、フラザニル、チオフェニル、イミダゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、トリアゾリル、ピラゾリル、ピリジニル、ピラジニル、ピリダジニル、及びピリミジニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。いくつかの実施形態において、環Bは、ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルから選択され、ここで、ピラゾリル、イソチアゾイル、イソオキサゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、及びチオフェニルのそれぞれは、1~3例のRにより独立に任意選択で置換されている。
【0235】
いくつかの実施形態において、環Aは、
【化25】
から選択される。
【0236】
いくつかの実施形態において、環Aは、
【化26】
から選択される。
【0237】
いくつかの実施形態において、環Aは、
【化27】
から選択される。
【0238】
いくつかの実施形態において、環Bは、
【化28】
から選択される。
【0239】
いくつかの実施形態において、環Bは、
【化29】
からである(is from)。
【0240】
いくつかの実施形態において、環Bは、
【化30】
から選択される。
【0241】
いくつかの実施形態において、Rは、メチル、
【化31】
から選択される。
【0242】
いくつかの実施形態において、Rは、メチル、
【化32】
から選択される。
【0243】
いくつかの実施形態において、本開示に係るAhRアンタゴニストは、式(Ib)の化合物:
【化33】
又はその薬学的に許容できる塩である
(式中:
環Aは、任意選択で置換されたヘテロアリール及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;
環Bは、任意選択で置換されたヘテロアリール及び任意選択で置換されたヘテロシクロアルキルから選択され;且つ
Rは、水素、任意選択で置換されたアルキル、任意選択で置換されたアシル、任意選択で置換されたアミド、任意選択で置換されたアリール、任意選択で置換されたシクロアルキル、任意選択で置換されたエステル、任意選択で置換されたヘテロアルキル、任意選択で置換されたヘテロアリール、任意選択で置換されたヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される)。
【0244】
いくつかの実施形態において、AhRアンタゴニストは、表2に列挙される化合物のいずれか1つである。
【0245】
【表2-1】
【0246】
【表2-2】
【0247】
【表2-3】
【0248】
【表2-4】
【0249】
【表2-5】
【0250】
【表2-6】
【0251】
【表2-7】
【0252】
【表2-8】
【0253】
【表2-9】
【0254】
【表2-10】
【0255】
【表2-11】
【0256】
【表2-12】
【0257】
【表2-13】
【0258】
【表2-14】
【0259】
【表2-15】
【0260】
【表2-16】
【0261】
【表2-17】
【0262】
【表2-18】
【0263】
【表2-19】
【0264】
【表2-20】
【0265】
【表2-21】
【0266】
【表2-22】
【0267】
【表2-23】
【0268】
【表2-24】
【0269】
【表2-25】
【0270】
いくつかの実施形態において、AhRアンタゴニストは、以下の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される:
(i)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iii)(S)-8-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(v)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(viii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(x)6,8-ジ(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xi)(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiii)6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiv)8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xv)6-(4-クロロフェニル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvi)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xviii)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xx)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxi)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiv)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-フェニルピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxviii)3-メチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxix)Rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((trans)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxi)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxii)rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((cis)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiv)(S)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxv)(S)-6,8-ビス(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvi)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvii)(S)-8-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxviii)6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxix)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xl)(S)-3-(1-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イル)-8-(3-フルオロフェニル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xli)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-モルホリノ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlv)(S)-3-(1-メトキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlviii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlix)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(l)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(li)(S)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lii)メチル(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリネート
(liii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(イソチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(liv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxi)6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(4-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvi)(S)-6-(2-シクロプロピルチアゾール-5-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-イソプロピルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxviii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ビス(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxi)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxii)3-(2-ヒドロキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiv)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvii)(S)-6-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxviii)(S)-6,8-ビス(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxix)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxi)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxii)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiii)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxviii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xc)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xci)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピペリジン-1-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcv)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvi)(3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvii)3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcviii)(R)-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcix)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(c)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ci)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cii)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ciii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(civ)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cviii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cix)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cx)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxii)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxv)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxvi)メチル(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパノエート
(cxvii)6-(4-クロロフェニル)-3-(4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxviii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxix)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxx)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxi)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxii)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxv)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvi)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvii)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxviii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxix)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxx)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxi)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvii)(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸
(cxxxviii)(S)-N-メチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
(cxxxix)(S)-N,N-ジメチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロペンアミド
(cxl)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxli)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlviii)(S)-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cl)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピロリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cli)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliii)(S)-6-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1,2,5,6-テトラヒドロピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルピリミジン-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxiv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxv)(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリン酸
(clxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-メチルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxviii)3,8-ジ(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxix)8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxx)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxiii)3-シクロペンチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxiv)3-フェニル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxv)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxvi)3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxviii)(S)-N-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
(clxxix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxiii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxiv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-モルホリノ-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxviii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxc)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-メチルピリミジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxci)(S)-8-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxcii)(S)-8-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-N,N-ジメチル-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-カルボキサミド
(cxciv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxcv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メトキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxcvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メトキシエチル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン。
【0271】
いくつかの実施形態において、AhRアンタゴニストは、以下の化合物及びその薬学的に許容できる塩から選択される:
(i)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iii)(S)-8-(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール-4-イル)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(iv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(v)(S)-8-(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(vii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(viii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(ix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(x)6,8-ジ(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xi)(S)-6-クロロ-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiii)6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xiv)8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xv)6-(4-クロロフェニル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvi)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xviii)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ビス(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xx)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxi)6-(4-クロロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxiv)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-フェニルピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxvii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxviii)3-メチル-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxix)Rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((trans)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxx)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxi)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxii)rac-6-(4-クロロフェニル)-3-((cis)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxiv)(S)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxv)(S)-6,8-ビス(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvi)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxvii)(S)-8-(3,5-ジフルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxviii)6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xxxix)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xl)(S)-3-(1-(ベンジルオキシ)プロパン-2-イル)-8-(3-フルオロフェニル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xli)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-モルホリノ-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlv)(S)-3-(1-メトキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlvii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlviii)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(p-トリル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(xlix)(S)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン;
(l)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメトキシ)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(li)(S)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lii)メチル(S)-5-(3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-3,4-ジヒドロピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)ピコリネート
(liii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(イソチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(liv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ジ(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lvii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lix)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-6,8-ジ(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxi)6-(4-クロロ-2-メチルフェニル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(2-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(4-メチルピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvi)(S)-6-(2-シクロプロピルチアゾール-5-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-イソプロピルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxviii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6,8-ビス(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxx)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxi)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxii)3-(2-ヒドロキシエチル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxiv)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(4-メチル-6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxvii)(S)-6-(シクロヘキサ-1-エン-1-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxviii)(S)-6,8-ビス(5-フルオロピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxix)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxx)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxi)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxii)6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiii)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxiv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)ピリミジン-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxvii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxviii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(lxxxix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xc)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(3-フルオロフェニル)-3-(1-ヒドロキシ-3-メチルブタン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xci)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピペリジン-1-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(イソチアゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xciv)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcv)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvi)(3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcvii)3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcviii)(R)-3-(1,1-ジオキシドテトラヒドロチオフェン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(xcix)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(c)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ci)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cii)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(ciii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(civ)(R)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cv)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvi)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cvii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cviii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cix)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cx)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxii)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiii)(S)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(4-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxv)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxvi)メチル(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパノエート
(cxvii)6-(4-クロロフェニル)-3-(4-ヒドロキシ-1-メチルピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxviii)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4R)-4-ヒドロキシピロリジン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxix)(R)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxx)(S)-6-(6-シクロプロピルピリジン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxi)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxii)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiii)3-((3S,4R)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxiv)3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxv)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvi)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxvii)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxviii)(R)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxix)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxx)(S)-3-(2-ヒドロキシプロピル)-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxi)(S)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiii)3-((3S,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxiv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxv)6-(4-クロロフェニル)-3-((3R,4S)-4-ヒドロキシテトラヒドロフラン-3-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvi)(R)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxxxvii)(S)-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパン酸
(cxxxviii)(S)-N-メチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロパンアミド
(cxxxix)(S)-N,N-ジメチル-2-(4-オキソ-8-(ピリジン-3-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-3(4H)-イル)プロペンアミド
(cxl)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-ピラゾール-4-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxli)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlii)3-(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(5-(トリフルオロメチル)ピリジン-2-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-イミダゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1H-ピラゾール-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlvii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-6-(2-(トリフルオロメチル)チアゾール-5-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlviii)(S)-8-(ジエチルアミノ)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cxlix)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cl)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピロリジン-1-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cli)(S)-6-(4-クロロフェニル)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピペリジン-1-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clii)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-2-イル)-6-(6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliii)(S)-6-シクロヘキシル-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(cliv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(ピリジン-2-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clv)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(2-メチルチアゾール-4-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvi)(S)-3-(1-ヒドロキシプロパン-2-イル)-6-(1-メチル-1H-1,2,3-トリアゾール-5-イル)-8-(ピリジン-3-イル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clvii)(R)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン
(clviii)(S)-6-(4-クロロフェニル)-8-(ピリジン-3-イル)-3-(3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-4(3H)-オン。
【実施例0272】
表2のAhRアンタゴニストの合成は、これらの化合物の生物学的データと共に、PCT国際公開第2021/102288A1号パンフレットに記載されており、その内容はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0273】
実施例1:ICI応答性の予測因子となるAhRリガンド
後期ステージ(III~IV)非小細胞肺癌患者(ドナー)の実験コホートは、ICI療法への応答に対するマイクロバイオームの役割を評価する試験に参加するように募集された。評価された療法タイプは、PD-1、PD-L1及びCLTA-4を標的とする療法のいずれかの単一又は組合せ使用を含んでいた。患者応答に及ぼすマイクロバイオームの影響を特徴付けるために収集されたサンプルは、対をなす便及び血漿からなり、(i)療法開始前及び(ii)療法開始6週間後の2つの時点で収集された。患者は、採用されたRECIST1.1基準に基づいて施行された免疫調節療法への応答を確立するために募集の3年後までモニタリングされた。合計73名の患者は、この試験に適格であり、サンプルを提供した。
【0274】
全ての時点で全てのドナーから収集された糞便(腸管腔)及び血漿サンプルは、マイクロバイオーム及び宿主全体にわたり共有される代謝物からのシグナルを特徴付けるために並行して処理された。サンプルは、マイクロバイオーム科学の最良規範に従って貯蔵された。
【0275】
代謝物濃度は、超高性能液体クロマトグラフィー-タンデム質量分析(UPLC-MS/MS)を含むZierer et al.(Nat Genet.,2018,50(6):790-795)に記載の標的GC/MS、LC/MS及びLC/MS/MSプラットフォームを用いて、Metabolon,Inc.,Durham,North Carolina,USAにより測定された。下記機器/条件:加熱エレクトロスプレーイオン化(HESI-II)源及び35,000の質量分解能で操作されるOrbitrap質量アナライザーと連動させたWaters ACQUITY超高性能液体クロマトグラフィー(UPLC)及びThermo Scientific Q-Exactive高分解能/精密質量分析計を使用した。サンプル抽出物を乾燥させ、次いで、下記4つのアッセイアリコートの各々に適合可能な溶媒で再構成した。各再構成溶媒は、注入及びクロマトグラフィー一貫性を保証するために固定濃度で一連の標準を含有する。
【0276】
第1のアリコートは、より親水性の化合物にクロマトグラフィー的に最適化された酸性陽イオン条件を用いて分析された。抽出物は、0.05%ペルフルオロヘプタン酸(PFPA)及び0.1%ギ酸(FA)を含有する水及びメタノールでグラジエント溶出を用いてC18カラム(Waters UPLC BEH C18-2.1×100mm,1.7μm)から溶出された。第2のアリコートもまた、酸性陽イオン条件を用いて分析されが、より疎水性の化合物にクロマトグラフィー的に最適化された。このアッセイでは、抽出物は、メタノール、アセトニトリル、水、0.05%PFPA、及び0.01%FAでグラジエント溶出を用いて同一C18カラムから溶出され、全体的により高い有機含有率で操作された。第3のアリコートは、別々の専用C18カラムを用いて塩基性陰イオン最適化条件を用いて分析された。塩基性抽出物は、pH8の6.5mM重炭酸アンモニウムでメタノール及び水のグラジエントを用いてカラムから溶出された。第4のアリコートは、10mMギ酸アンモニウム、pH10.8で水及びアセトニトリルのグラジエントを用いてHILICカラム(Waters UPLC BEH Amide 2.1×150mm,1.7μm)から溶出させた後、陰イオン化を用いて分析された。MS分析は、動的排除を用いてMSとデータ依存性MSnスキャンとを交互に行った。スキャン範囲は、アッセイ間でわずかに変動したが、70~1000m/zをカバーした。生データファイルは、Metabolon Inc.により保管及び抽出された。
【0277】
生成された低分子プロファイリングデータから、AhRリガンドとして機能することが知られている29種の化合物の標的パネルを調べた(表1)。患者アウトカムを記述するメタデータを利用して、ICI療法への応答のバイナリー表現を各患者に対して構築した。実際の療法開始前のベースライン時点を活用することにより、そのようなリガンドがICI療法の成功に対して予測又は事前決定効果を有する可能性があるかを評価するために、便及び血漿サンプルの両方で統計的関連検定(偽発見率補正でMannWhitneyU)を用いてAhRリガンドをさらに解析した。図1Aに示されるように、リガンドのうち4種、すなわち、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート及びインドールラクテートは、最終的にさらに応答者又は非応答者のどちらかになった患者間を比較した場合に0.05未満のFDR補正p値を有してベースラインでディファレンシャルに豊富に存在することが判明した。
【0278】
この臨床試験で将来の応答に統計的に関連するこれらの4種のAhRリガンドうち、全てが応答者と比較して非応答者において平均で上昇することが判明したことから、これらのAhRリガンドの枯渇シグナルの観測は、ICI療法への応答のより高い可能性の指標となり得ることが示唆される。
【0279】
図1Bに示されるように、これらのドナーからの対をなす血漿サンプル中のこれらのリガンドの対応するシグナルは、同一方法を用いて統計的差を示さなかったことから、最終的にさらに非応答者となった患者において、これらのAhRリガンドの上昇は、血漿サンプルではなく便サンプルの直接測定のみを介して観測可能であることが示唆される。
【0280】
臨床集団のマイノリティー(73名中19名)のみであるが、ICIのみを受けて化学療法などの他の併用療法を受けなかった患者もまた、これらの4種のAhRリガンドのこの顕著な上昇シフトを実証したことから、ICI療法への将来の非応答が示唆される(図2)。データは、ICI療法から治療応答の成功を予測するためのこれらのAhRリガンドの微生物代謝の関連性をさらに実証する。
【0281】
4種の統計的関連リガンドと比較して29種のAhRリガンドの全パネルからのシグナルは、次元低減のための主成分分析を介して提示されるように、将来の応答者又は非応答者のこれらのシグナルの視覚的概観を可能にした。図3の左及び中間のパネルに示されるように、応答者のグループ分けは、全パネルから4種の関連リガンドのみの可視化シグナルに移動するにつれて定性的に増加した。ICIのみのドナーにおける関連リガンドのこの図を比較した場合、応答者と非応答者との分割がより顕著になったことから(右パネル)、これらの4種のAhRリガンドの観測がICI療法の成功の予測又は決定のどちらかとなることが確認される。
【0282】
実施例2:DRE-ルシフェラーゼレポーターアッセイ
AHRは、それが活性化する遺伝子の上流でダイオキシン応答配列(DRE)に結合する。AHR活性の1つの尺度は、1つ又は複数のDRE要素の下流のルシフェラーゼなどのレポーター遺伝子の活性化である。ルシフェラーゼ活性は、このレポーターを発現している細胞中のAHRの活性化及び阻害を反映する。20000のヒトHepG2肝臓癌-AhR-Luciaレポーター細胞又はヒトHT29結腸腺癌-AhRレポーター細胞又はDRE-ルシフェラーゼレポーターが安定にトランスフェクトされた他の細胞株を、プレート(96ウェル、384ウェル、又は他のプレート)内のイーグル最小必須培地、10%熱非働化FBS、1X非必須アミノ酸、Pen-Strep(10,000U/mL)及びNormocin(100ug/mL)に播種し、COインキュベーター内で、一晩37℃でインキュベートし、100uMから始まる対数希釈のAhRアンタゴニストと共に、又は無しで処理した。
【0283】
細胞を播種した1時間後に、TCDD、キヌレニン、ITE(2-(1H-インドール-3-イルカルボニル)-4-チアゾールカルボン酸メチルエステル)、VAF347、BNF(β-ナフトフラボン)、FICZ(6-ホルミルインドロ(3,2-b)カルバゾール)などのAHR活性化リガンド又は他のAHRリガンドを、その特異的EC50濃度で、AHRアンタゴニストを有する、又は有さない細胞に加えた。
【0284】
細胞を、24若しくは48時間又は別の時点インキュベートし、上清を、AHR活性化又は阻害の読取りとしてルシフェラーゼ活性の測定のために分析した。ルシフェラーゼを、製造業者の説明書に従って、Invivogenの市販のキットQUANTI-Luc(商標)アッセイ溶液キットにより測定した。
【0285】
アゴニストリガンドのみが加えられたルシフェラーゼのレベルは最大シグナルであり、アンタゴニストのないルシフェラーゼは最低シグナルであった。IC50値を、ルシフェラーゼ活性の半分を阻害する濃度として決定した。本開示の新規なAhRアンタゴニストのルシフェラーゼのIC50レベルを表3に報告する。「A」は100nM未満のIC50値を示し、「B」は100~500nMのIC50を示し、「C」は500nM超のIC50を示し、「D」は、IC50値がデータから生成できなかったことを示す。
【0286】
【表3-1】
【0287】
【表3-2】
【0288】
【表3-3】
【0289】
【表3-4】
【0290】
【表3-5】
【0291】
実施例3:組合せ療法
抗PD-L1療法のみには応答しないCT26マウスモデルで、化合物30番の抗腫瘍効能を試験した。CT26細胞をBalb/cマウスの皮下に植え込み、次いで、ランダム化して同位体対照抗体、抗PD-L1抗体、又は表2の化合物30番と抗PD-L1抗体との組合せのどれかで治療した。化合物30番は、10mg/kg、p.o.1日1回で14日間にわたり投与され、抗PD-L1抗体は、10mg/kg i.p.で3日ごとに投与された。全ての治療群の腫瘍成長曲線及び腫瘍重量は、図4A及び4Bに示される。抗PD-L1抗体単独では腫瘍成長にも又は腫瘍重量にも顕著な影響を及ぼさなかったが、化合物30番と抗PD-L1抗体との共投与では、腫瘍体積の低減をもたらしたp=0.039(図4A、マン・ホイットニーのノンパラメトリック検定)。その他、化合物30番と抗PD-L1抗体との共投与では、腫瘍重量の低減をもたらしたp=0.067(図4B、マン・ホイットニーのノンパラメトリック検定)。
【0292】
具体的な実施形態を参照しながら本開示を特に示し説明してきたが、本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、それに形式及び細部の種々の変更を加え得ることが当業者により理解されるべきである。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
必要とする患者において癌を治療する方法であって、以下:
(a)前記患者から得られた糞便サンプルから少なくとも1種の芳香族炭化水素受容体(AhR)リガンドの量を測定することと又は測定してあることと、
(b)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、
(c)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が前記閾値スコア超である場合にAhRアンタゴニストによる治療が前記患者に奏功する可能性があると決定することと又は決定してあることと、
(d)(c)で奏功すると決定された前記患者を有効量の前記AhRアンタゴニストで治療することと、
を含む、方法。
(項目2)
前記患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、前記ICI療法に応答していない、項目1又は項目2に記載の方法。
(項目4)
前記患者が、ICI療法で治療されており、且つ前記ICI療法への耐性を生じている、項目1又は項目2に記載の方法。
(項目5)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、項目1~4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記サンプル中の前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、項目1~6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られる対照糞便サンプル中の対応する前記少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、項目1~7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
前記AhRアンタゴニストが、式I:
【化41】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目1~8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
前記AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化42】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目1~9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、項目1~10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストによる治療が患者に奏功する可能性があるかを決定するインビトロ方法であって、以下:
(a)前記患者から得られる糞便サンプルから少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することと又は測定してあることと、
(b)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、
(c)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が前記閾値スコア超である場合にAhRアンタゴニストによる治療が前記患者に奏功する可能性があると決定することと、
を含む、方法。
(項目13)
前記患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記患者が、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法で治療されているが、前記ICI療法に応答していない、項目12又は項目13に記載の方法。
(項目15)
前記患者が、ICI療法で治療されており、且つ前記ICI療法への耐性を生じている、項目12又は項目13に記載の方法。
(項目16)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、項目12~15のいずれか一項に記載の方法。
(項目17)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記サンプル中の前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、項目12~17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
前記閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られる対照糞便サンプル中の対応する前記少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、項目12~18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記AhRアンタゴニストが、式I:
【化43】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目11~19のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化44】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目12~20のいずれか一項に記載の方法。
(項目22)
前記AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、項目12~20のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
必要とする患者において免疫チェックポイント阻害剤(ICI)と芳香族炭化水素受容体(AhR)アンタゴニストとを含む組合せ療法で癌を治療する方法であって、以下:
(a)前記患者から得られる糞便サンプルから少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することと又は測定してあることと、
(b)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、
(c)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が前記閾値スコア超である場合に前記組合せ療法が前記患者に奏功する可能性があると決定することと又は決定してあることと、
(d)(c)で奏功すると決定された前記患者を前記組合せ療法で治療することと、
を含む、方法。
(項目24)
前記患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記患者が、ICI療法で治療されているが、前記ICI療法に応答していない、項目23又は項目24に記載の方法。
(項目26)
前記患者が、ICI療法で治療されており、且つ前記ICI療法への耐性を生じている、項目23又は項目24に記載の方法。
(項目27)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、項目23~26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記サンプル中の前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、項目23~28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
前記ICI療法が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む、項目23~29のいずれか一項に記載の方法。
(項目31)
前記閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られる対照糞便サンプル中の対応する前記少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、項目23~30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
前記AhRアンタゴニストが、式I:
【化45】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目23~31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化46】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目23~32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、項目23~33のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
免疫チェックポイント阻害剤(ICI)療法への患者の癌応答性を予測するインビトロ方法であって、以下:
(a)前記患者から得られた糞便サンプルから少なくとも1種の芳香族炭化水素受容体(AhR)リガンドの量を測定することと又は測定してあることと、
(b)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量と閾値スコアとを比較することと又は比較してあることと、
(c)前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が前記閾値スコア以下である場合に前記患者の癌がICI療法に応答する見込みがあると決定することと、
を含む、方法。
(項目36)
前記患者が、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部扁平上皮癌、腎細胞癌、胃の腺癌、鼻咽頭新生物、尿路上皮癌、結腸直腸癌、胸膜中皮腫、トリプルネガティブ乳癌、食道新生物、多発性骨髄腫、胃癌及び胃食道接合部癌、メラノーマ、ホジキンリンパ腫、肝細胞癌、肺癌、頭頸部癌、非ホジキンリンパ腫、転移性淡明細胞腎癌、扁平上皮型肺癌、中皮腫、胃癌、胃食道接合部癌、転移性メラノーマ、転移性非皮膚メラノーマ、尿路上皮癌、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、腎細胞癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜新生物、進展型小細胞肺癌、膀胱癌、移行上皮癌、前立腺新生物、再発性若しくは転移性PD-L1陽性若しくは陰性の頭頸部の扁平上皮癌、再発性扁平上皮型肺癌、進行性固形悪性腫瘍、下咽頭扁平上皮癌、喉頭扁平上皮癌、切除不能若しくは転移性メラノーマ、胆道新生物、食道扁平上皮癌、乳癌、膵臓癌、膠芽腫、転移性癌、前立腺癌、実質臓器癌、胃癌、結腸癌、又は肝臓癌に罹患している、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、インドールラクテート、又はそれらの組合せを含む、項目35又は項目36に記載の方法。
(項目38)
前記少なくとも1種のAhRリガンドが、キヌレニン、トリプトファン、フェニルピルベート、及びインドールラクテートを含む、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記サンプル中の前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が、液体クロマトグラフィー質量分析又は気相クロマトグラフィー質量分析により測定される、項目35~38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
前記ICI療法が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM-3抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、又はそれらの組合せを含む、項目35~39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記閾値スコアが、ICI療法に応答している患者から得られる対照糞便サンプル中の対応する前記少なくとも1種のAhRリガンドの量を測定することにより決定される、項目35~40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記少なくとも1種のAhRリガンドの量が前記閾値スコア超である場合に前記患者の癌がAhRアンタゴニストとの組合せでICI療法に応答する見込みがあると決定することをさらに含む、項目35~41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
前記AhRアンタゴニストが、式I:
【化47】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
及びRの各々が、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから独立して選択され、且つ
が、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、任意に置換されていてもよいアミン、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記AhRアンタゴニストが、式Ia:
【化48】
の化合物、又はその薬学的に許容できる塩であり、且つ式中:
環Aが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、
環Bが、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、及び任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキルから選択され、且つ
Rが、水素、任意に置換されていてもよいアルキル、任意に置換されていてもよいアシル、任意に置換されていてもよいアミド、任意に置換されていてもよいアリール、任意に置換されていてもよいシクロアルキル、任意に置換されていてもよいエステル、任意に置換されていてもよいヘテロアルキル、任意に置換されていてもよいヘテロアリール、任意に置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、アミノ、シアノ、ハロ、ヒドロキシ、及び-C(O)Hから選択される、項目42又は項目43に記載の方法。
(項目45)
前記AhRアンタゴニストが、表2に列挙されるいずれか1つ、又はその薬学的に許容できる塩である、項目42~44のいずれか一項に記載の方法。
図1A
図1B
図2
図3
図4A-4B】
図5
【外国語明細書】