(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024177255
(43)【公開日】2024-12-19
(54)【発明の名称】同時ダウンリンク伝送およびアップリンクパネル切替
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20241212BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20241212BHJP
H04W 88/02 20090101ALI20241212BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20241212BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/232
H04W88/02 140
H04W16/28
【審査請求】有
【請求項の数】13
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024171038
(22)【出願日】2024-09-30
(62)【分割の表示】P 2022542693の分割
【原出願日】2020-08-07
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ガオ ボ
(72)【発明者】
【氏名】ルー ジャオフア
(72)【発明者】
【氏名】ヤオ ケ
(72)【発明者】
【氏名】ジャン ヤン
(72)【発明者】
【氏名】ヘ ジェン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ウェンジュン
(57)【要約】
【課題】同時ダウンリンク伝送およびアップリンクパネル切替の提供。
【解決手段】一側面では、無線通信の方法が、開示される。本方法は、無線デバイスによって、ネットワークデバイスから、1つまたはそれを上回る基準信号を受信するステップを含む。本方法はさらに、無線デバイスによって、報告を伝送するステップであって、報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む。
【選択図】
図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信の方法であって、前記方法は、
無線デバイスが、ネットワークデバイスから、チャネル測定に関する1つ以上の基準信号を受信することと、
前記無線デバイスが、アップリンク共有チャネルに対する測定報告を伝送することであって、前記測定報告は、前記1つ以上の基準信号のうちの第1の基準信号の識別と、第1の群情報と、キャリア構成要素とを含み、前記第1の群情報は、前記1つ以上の基準信号を群化し、前記第1の基準信号は、前記第1の群情報または制御リソースセットプールに関連付けられている、ことと、
前記第1の基準信号に従ってダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルを受信することであって、前記ダウンリンク基準信号または前記ダウンリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一の制御リソースセットプール、前記キャリア構成要素、または、前記第1の基準信号と同一の第1の群情報に関連付けられている、こと、または、
前記第1の基準信号に従ってアップリンク基準信号またはアップリンクチャネルを伝送することであって、前記アップリンク基準信号または前記アップリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一の制御リソースセットプール、前記キャリア構成要素、または、前記第1の基準信号と同一の第1の群情報に関連付けられている、こと
のうちの少なくとも一方を実行することと、
前記無線デバイスが、前記ネットワークデバイスから確認メッセージを受信することと
を含み、
前記確認メッセージは、前記測定報告において搬送する前記アップリンク共有チャネルのための新しいデータに関するインジケーションを含み、前記新しいデータに関するインジケーションは、前記測定報告を搬送する前記アップリンク共有チャネルと同一のハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセス番号に関連付けられている、方法。
【請求項2】
前記確認メッセージは、ダウンリンク制御情報(DCI)を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記確認メッセージは、
無線ネットワーク一時識別(RNTI)を伴う物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)またはDCI、または
制御リソースセット(CORESET)または探索空間内のPDCCHまたはDCI
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記測定報告は、物理アップリンク制御チャネル、アップリンク制御情報、または、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)メッセージのうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記報告における前記情報は、前記無線デバイスの能力報告をさらに含み、前記無線デバイスの前記能力報告は、前記無線デバイスが同時ダウンリンク伝送をサポートすることを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
無線通信の方法であって、前記方法は、
ネットワークデバイスが、無線デバイスに、チャネル測定に関する1つ以上の基準信号を伝送することと、
前記ネットワークデバイスが、測定報告を受信することであって、前記測定報告は、前記1つ以上の基準信号のうちの第1の基準信号の識別と、第1の群情報と、キャリア構成要素とを含み、前記第1の群情報は、前記1つ以上の基準信号を群化し、前記第1の基準信号は、前記第1の群情報または制御リソースセットプールに関連付けられている、ことと、
前記第1の基準信号に従ってダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルを伝送することであって、前記ダウンリンク基準信号または前記ダウンリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一の制御リソースセットプール、前記キャリア構成要素、または、前記第1の基準信号と同一の第1の群情報に関連付けられている、こと、または、
前記第1の基準信号に従ってアップリンク基準信号またはアップリンクチャネルを受信することであって、前記アップリンク基準信号または前記アップリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一の制御リソースセットプール、前記キャリア構成要素、または、前記第1の基準信号と同一の第1の群情報に関連付けられている、こと
のうちの少なくとも一方を実行することと、
前記ネットワークデバイスが、前記無線デバイスに確認メッセージを伝送することと
を含み、
前記確認メッセージは、前記測定報告において搬送する前記アップリンク共有チャネルのための新しいデータに関するインジケーションを含み、前記新しいデータに関するインジケーションは、前記測定報告を搬送する前記アップリンク共有チャネルと同一のハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセス番号に関連付けられている、方法。
【請求項7】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサは、請求項1~5のいずれかに記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
【請求項8】
コードが記憶されているコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コードは、実行されると、請求項1~5のいずれかに記載の方法を実装することをプロセッサに行わせる、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項9】
前記確認メッセージは、ダウンリンク制御情報(DCI)を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記確認メッセージは、
無線ネットワーク一時識別(RNTI)を伴う物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)またはDCI、または
制御リソースセット(CORESET)または探索空間内のPDCCHまたはDCI
のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記測定報告は、物理アップリンク制御チャネル、アップリンク制御情報、または、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)メッセージのうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項12】
プロセッサを備える通信装置であって、前記プロセッサは、請求項6または請求項9~11のいずれかに記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
【請求項13】
コードが記憶されているコンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記コードは、実行されると、請求項6または請求項9~11のいずれかに記載の方法を実装することをプロセッサに行わせる、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許文書は、概して、無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信技術は、世界をますます接続され、ネットワーク化された社会に向かわせている。モバイル通信の急速な成長および技術の進歩は、容量およびコネクティビティのさらなる需要につながっている。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面もまた、種々の通信シナリオの必要性を充足するために重要である。サービスのより高い品質、より長いバッテリ寿命、および改良された性能を提供するための新しい方法を含む、種々の技法が、議論されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本特許文書は、とりわけ、無線通信の効率を改良するための技法および装置を説明する。
【0004】
一側面では、無線通信の方法が、開示される。本方法は、無線デバイスによって、ネットワークデバイスから、1つまたはそれを上回る基準信号を受信するステップを含む。本方法はさらに、無線デバイスによって、報告を伝送するステップであって、報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む。
【0005】
別の側面では、無線通信の別の方法が、開示される。本方法は、無線デバイスによって、無線デバイスの第1のビームによって伝送されるパワーを限定する、トリガイベントを検出するステップであって、第1のビームは、第1の閾値を上回るかまたはそれに等しい、最大パワー削減量、または第2の閾値を上回るかまたはそれに等しい、アップリンクデューティサイクルを有する、ステップを含む。本方法はさらに、無線デバイスによって、新しいビームを識別するステップであって、新しいビームは、第3の閾値を上回るかまたはそれに等しい基準信号受信パワーから差し引かれた、第2の最大パワー削減量の値を有する、ステップを含む。本方法はさらに、無線デバイスによって、ネットワークデバイスに、報告内で新しいビームの少なくとも1つのパラメータを報告するステップであって、報告は、MAC-CE最大パワー削減手順またはパワーヘッドルーム報告手順を介して伝送される、ステップを含む。
【0006】
別の側面では、無線通信の別の方法が、開示される。本方法は、ネットワークデバイスによって、無線デバイスに1つまたはそれを上回る基準信号を伝送するステップを含む。本方法はさらに、ネットワークデバイスによって、報告を受信するステップであって、報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む。
【0007】
これらおよび他の側面が、本書に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信の方法であって、
無線デバイスによって、ネットワークデバイスから、1つまたはそれを上回る基準信号を受信することと、
前記無線デバイスによって、報告を伝送することであって、前記報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、ことと
を含む、方法。
(項目2)
前記第1の基準信号または前記アップリンク伝送パラメータは、前記第1の群情報、前記キャリア構成要素、または前記制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つと関連付けられる、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記アップリンク伝送パラメータは、デューティサイクル、バックオフ値、パワーヘッドルーム、または最大パワー削減量のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記無線デバイスによって、前記ネットワークデバイスから確認メッセージを受信することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記確認メッセージは、ダウンリンク制御情報(DCI)または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
前記確認メッセージは、
無線ネットワーク一時識別(RNTI)を伴う物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)またはDCI、
制御リソースセット(CORESET)または探索空間内のPDCCHまたはDCI、
DCIコードポイント、
前記報告を搬送するアップリンク共有チャネルのための新しいデータに関するインジケーション、
ダウンリンクまたはアップリンクチャネルと関連付けられる伝送構成インジケータの再構成またはアクティブ化、または
アップリンクチャネルと関連付けられる空間関係の再構成またはアクティブ化
のうちの少なくとも1つを含む、項目4に記載の方法。
(項目7)
新しいデータに関する前記インジケーションは、前記報告を搬送するアップリンク共有チャネルと同一のハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセス番号と関連付けられる、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記第1の基準信号と前記第1の群情報との間にマッピングを適用すること、
前記第1の基準信号または前記第1の群情報に従ってダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルを受信すること、または
前記第1の基準信号または前記第1の群情報に従ってアップリンク基準信号またはアップリンクチャネルを伝送すること
の少なくとも1つをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
前記第1の基準信号と前記第1の群情報との間の前記マッピングは、測定または前記報告の後、事前決定された期間だけ適用される、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記第1の基準信号と前記第1の群情報との間の前記マッピングは、次の群報告の後のオフセット時間まで適用される、項目8に記載の方法。
(項目11)
前記次の群報告の構成は、前記ネットワークデバイスによって構成されるフラグを含む、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記フラグが基準信号と前記群情報との間の新しいマッピングを可能にするために構成される場合には、前記群情報が、報告される、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記ダウンリンク基準信号または前記ダウンリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、項目8に記載の方法。
(項目14)
前記アップリンク基準信号または前記アップリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、項目8に記載の方法。
(項目15)
第1の条件は、第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第1の閾値未満であるかまたはそれに等しいことを含み、前記第1の条件は、満たされている、項目1に記載の方法。
(項目16)
前記メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、前記メトリックは、前記第1の閾値を上回るかまたはそれに等しい、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、前記メトリックは、前記第1の閾値未満であるかまたはそれに等しい、項目15に記載の方法。
(項目18)
第2の条件は、第3の基準信号または第3の群情報に対応するメトリックが、第2の閾値を上回るかまたはそれに等しいことを含み、前記第2の条件は、満たされている、項目1に記載の方法。
(項目19)
前記メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、前記メトリックは、前記第2の閾値未満であるかまたはそれに等しい、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、前記メトリックは、前記第2の閾値を上回るかまたはそれに等しい、項目18に記載の方法。
(項目21)
第3の条件は、
第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第3の基準信号または第3の群情報に対応する第2のメトリック未満であるかまたはそれに等しいこと、または
前記第2の基準信号または前記第2の群情報に対応する第3のメトリックが、前記第3の基準信号または前記第3の群情報およびオフセットに対応する第4のメトリック未満であるかまたはそれに等しいこと
のうちの少なくとも一方を含み、前記第3の条件は、満たされている、項目1に記載の方法。
(項目22)
前記オフセットは、前記ネットワークデバイスによって伝送されるコマンドによって構成される、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記第3の基準信号は、前記第1の基準信号である、または前記第3の群情報は、前記第1の群情報である、項目18または21に記載の方法。
(項目24)
前記メトリックは、メトリック結果の変化に対応する、項目13-21のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記報告は、物理アップリンク制御チャネル、アップリンク制御情報、または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)メッセージのうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目26)
トリガイベントは、ユーザへの無線周波数エネルギーに対する最大許容暴露を超過することを含み、前記トリガイベントは、生じている、項目1に記載の方法。
(項目27)
無線通信の方法であって、
無線デバイスによって、無線デバイスの第1のビームによって伝送されるパワーを限定するトリガイベントを検出することであって、前記第1のビームは、第1の閾値を上回るかまたはそれに等しい最大パワー削減量、または第2の閾値を上回るかまたはそれに等しいアップリンクデューティサイクルを有する、ことと、
前記無線デバイスによって、新しいビームを識別することであって、前記新しいビームは、第3の閾値を上回るかまたはそれに等しい基準信号受信パワーから差し引かれた第2の最大パワー削減量の値を有する、ことと、
前記無線デバイスによって、前記ネットワークデバイスに、報告内で前記新しいビームの少なくとも1つのパラメータを報告することであって、前記報告は、MAC-CE最大パワー削減手順またはパワーヘッドルーム報告手順を介して伝送される、ことと
を含む、方法。
(項目28)
トリガイベントは、ユーザへの無線周波数エネルギーに対する最大許容暴露を超過することを含み、前記トリガイベントは、生じている、項目27に記載の方法。
(項目29)
無線通信の方法であって、
ネットワークデバイスによって、無線デバイスに1つまたはそれを上回る基準信号を伝送することと、
前記ネットワークデバイスによって、報告を受信することであって、前記報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、ことと
を含む、方法。
(項目30)
前記第1の基準信号または前記アップリンク伝送パラメータは、前記第1の群情報、前記キャリア構成要素、または前記制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つと関連付けられる、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記アップリンク伝送パラメータは、デューティサイクル、バックオフ値、パワーヘッドルーム、または最大パワー削減量のうちの少なくとも1つを含む、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記ネットワークデバイスによって、確認メッセージを前記無線デバイスに伝送することをさらに含む、項目29に記載の方法。
(項目33)
前記確認メッセージは、ダウンリンク制御情報(DCI)または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記確認メッセージは、
RNTIを伴うPDCCHまたはDCI、
CORESETまたは探索空間内のPDCCHまたはDCI、
DCIコードポイント、
前記報告を搬送するアップリンク共有チャネルのための新しいデータに関するインジケーション、
ダウンリンクまたはアップリンクチャネルと関連付けられる伝送構成インジケータの再構成またはアクティブ化、または
アップリンクチャネルと関連付けられる空間関係の再構成またはアクティブ化
のうちの少なくとも1つを含む、項目32に記載の方法。
(項目35)
新しいデータに関する前記インジケーションは、前記報告を搬送するアップリンク共有チャネルと同一のハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセス番号と関連付けられる、項目34に記載の方法。
(項目36)
前記第1の基準信号と前記第1の群情報との間にマッピングを適用すること、
前記第1の基準信号または前記第1の群情報に従って、ダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルを伝送すること、または
前記第1の基準信号または前記第1の群情報に従って、アップリンク基準信号またはアップリンクチャネルを受信すること
のうちの少なくとも1つをさらに含む、項目29に記載の方法。
(項目37)
前記第1の基準信号と前記第1の群情報との間の前記マッピングは、測定または前記報告の後、事前決定された期間だけ適用される、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記第1の基準信号と前記第1の群情報との間の前記マッピングは、次の群報告の後のオフセット時間まで適用される、項目36に記載の方法。
(項目39)
前記次の群報告の構成は、前記ネットワークデバイスによって構成されるフラグを含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記ダウンリンク基準信号または前記ダウンリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、項目36に記載の方法。
(項目41)
前記アップリンク基準信号または前記アップリンクチャネルは、前記第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、項目36に記載の方法。
(項目42)
第1の条件は、第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第1の閾値未満であるかまたはそれに等しいことを含み、前記第1の条件は、満たされている、項目29に記載の方法。
(項目43)
前記メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、前記メトリックは、前記第1の閾値を上回るかまたはそれに等しい、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、前記メトリックは、前記第1の閾値未満であるかまたはそれに等しい、項目42に記載の方法。
(項目45)
第2の条件は、第3の基準信号または第3の群情報に対応するメトリックが、第2の閾値を上回るかまたはそれに等しいことを含み、前記第2の条件は、満たされている、項目29に記載の方法。
(項目46)
前記メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、前記メトリックは、前記第2の閾値未満であるかまたはそれに等しい、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、前記メトリックは、前記第2の閾値を上回るかまたはそれに等しい、項目45に記載の方法。
(項目48)
第3の条件は、
第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第3の基準信号または第3の群情報に対応する第2のメトリック未満であるかまたはそれに等しいこと、または
前記第2の基準信号または前記第2の群情報に対応する第3のメトリックが、前記第3の基準信号または前記第3の群情報およびオフセットに対応する第4のメトリック未満であるかまたはそれに等しいこと
のうちの少なくとも一方を含み、前記第3の条件は、満たされている、項目29に記載の方法。
(項目49)
前記オフセットは、前記ネットワークデバイスによって伝送されるコマンドによって構成される、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記第3の基準信号は、前記第1の基準信号である、または前記第3の群情報は、前記第1の群情報である、項目45または48に記載の方法。
(項目51)
前記メトリックは、メトリック結果の変化に対応する、項目40-48のいずれか1項に記載の方法。
(項目52)
前記報告は、物理アップリンク制御チャネル、アップリンク制御情報、または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)メッセージのうちの少なくとも1つを含む、項目29に記載の方法。
(項目53)
前記フラグが基準信号と前記群情報との間の新しいマッピングを可能にするために構成される場合には、前記群情報が、報告される、項目39に記載の方法。
(項目54)
無線通信のための装置であって、前記装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、項目1-53のいずれかに列挙される方法を実装するように構成される、装置。
(項目55)
コンピュータ可読プログラム記憶媒体であって、前記コンピュータ可読プログラム記憶媒体は、その上に記憶されるコードを有し、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに項目1-53のいずれかに列挙される方法を実装させる、コンピュータ可読プログラム記憶媒体。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、リンク回復手順のある実施例を示す。
【0009】
【
図2A】
図2Aは、UE側が4つのパネルを有する、ビーム測定および報告のある実施例を示す。
【0010】
【
図2B】
図2Bは、UE回転を伴う無線デバイス初期化報告のある実施例を示す。
【0011】
【
図3】
図3は、ダウンリンク同時伝送に関する無線デバイス初期化報告のある実施例を示す。
【0012】
【
図4】
図4は、ビーム固有最大パワー曝露(MPE)の影響を考慮する手順のある実施例を示す。
【0013】
【
図5】
図5は、無線デバイスにおいて実施される方法のある実施例を示す。
【0014】
【
図6】
図6は、ネットワークデバイスにおいて実施される方法のある実施例を示す。
【0015】
【
図7】
図7は、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信システムを示す。
【0016】
【
図8】
図8は、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線システムの一部のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
詳細な説明
ある特徴が、第5世代(5G)無線プロトコルの実施例を使用して説明される。しかしながら、開示される技法の可用性は、5G無線システムのみに限定されるものではない。見出しが、以下の説明では、説明される特徴を限定することなく、理解を補助するためのみに使用される。
【0018】
5G新規無線(NR)では、デジタルビーム形成以外にもアナログビーム形成が、6GHzを上回る高周波数における通信のロバスト性を提供するために、モバイルネットワークに導入される。しかしながら、アナログビーム形成技法を使用した指向性の無線周波数(RF)伝送は、多経路の多様性を限定しており、これは、6GHz超の通信をチャネル変動、例えば、人または車両の遮断に対して脆弱にする。リンク回復手順(ビーム回復手順とも称される)は、無線デバイス(本明細書では、UEとも称される)がビーム障害イベントの1つのイベントに基づいた報告を初期化し、後続のデータ伝送のために新しいビームを識別することを可能にする。リンク回復は、以下のステップ、すなわち、a)ビーム障害検出と、b)新しい候補ビーム識別と、c)UEから次世代ノードB(gNB)へのビーム障害回復要求(BFR)(リンク障害回復要求とも呼ばれる)と、d)回復に関するgNB応答とを含み得る。手順は、その両方とも、ステップcリンク回復要求(すなわち、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH))を搬送するためにアップリンク(UL)チャネルを伴って構成される、プライマリセル(PCell)またはプライマリセカンダリセル(PSCell)のために構成されることができる。本明細書では、特別な説明が存在しない場合、「PCell」は、プライマリセルまたはその対応するセル群内のプライマリセル、例えば、PSCellと同等である。
【0019】
セカンダリセル(SCell)に関して、MAC-CE+PUCCH-BFR手順はさらに、その場合のために導入される。PCellと比較して、リンク回復手順はまた、以下の4つのステップ、すなわち、a)ビーム障害検出と、b)新しい候補ビーム識別と、c)UEからgNBへのビーム障害回復要求(BFR)と、d)回復に関するgNB応答とを含む。但し、BFR手順はさらに、PUCCH-BFRシグナリングを通してアップリンク共有チャネル(UL-SCH)リソースを要求するステップと、(失敗したSCellに対応する)失敗したCCインデックスおよび関連する新しい候補ビームインデックスを報告するステップとの、2つのサブステップに分割される。
【0020】
現在の5G NRソリューションは、1つのみのDL伝送ビームが受信され得ること、または1つのみのUL伝送ビームが所与の時刻において伝送され得ることを意味する、UE側に単一のパネルのみが存在する、シナリオに基づく。言い換えると、UEが、複数のパネルを有している場合、UEパネルのアクティブ化または非アクティブ化は、完全にUE実装に左右される。しかしながら、ビーム管理の本アーキテクチャは、UEが実際に複数のパネルを有しているとき、伝送パフォーマンスおよびUE側のパワー節約に対する深刻な限界を有する。
【0021】
(DL伝送およびUL伝送にかかわらず)伝送パフォーマンスに関して、複数のパネルを用いる同時多ビーム伝送は、より高RANK伝送をサポートし、より多くの空間ダイバーシティ利得を得ることができ、これは、チャネル容量が有意に改良され得ることを意味する。
【0022】
UE側のパワー節約または最大パワー暴露(MPE)に関して、(アイドル状態またはアクティブ状態等の)パネル状態およびパネルのそれぞれに関する測定結果についてのUE側の選好がないことに起因して、パネルのULビームが、gNBによる動的インジケーションのために構成される場合、ある低パフォーマンスパネルが、常時、アクティブであってもよい。
【0023】
従来型リンク回復手順は、本多パネル動作の場合のために好適ではない(例えば、パネルの一部のみが、ビーム障害を被る)。UE初期化DL同時伝送モードおよびULパネル切替の手順を含む、開示される技法は、本問題を解決する。
【0024】
トリガイベント、UE報告の形式、gNB応答のシグナリング、およびgNB応答後のデフォルトのUE挙動が、十分に考慮されるべきである。UE初期化手順として、ULリソースは、このために留保される必要があり、本手順の間の対応するUE挙動が、明確に規定されるべきである。
【0025】
CC群および多TPRの場合を考慮すると、UE初期化手順、例えば、トリガイベント、またはデフォルトビームおよびUL伝送リソースを更新するステップに関する範囲または条件が、いったん手順が正常に完了した時点で、CC群の一部または多TRPのうちの単一のTRPに関して十分に調査されるべきである。
【0026】
後方互換性および前方互換性をサポートするために、本手順をサポートし、gNBからのシグナリングを可能にすることについてのUE能力が、考慮されるべきである。また、新しい識別されたビームまたはパネルを適用するためのタイムラインも、十分に考慮されるべきである。
【0027】
広域スペクトルリソースまたは超広域スペクトルリソースを犠牲として、極端に高い周波数によって誘発されるかなりの伝搬損失が、顕著な難題になる。これを解決するために、大規模MIMOを使用したアンテナアレイおよびビーム形成訓練技術、例えば、1つのノードに関して最高1,024個のアンテナ要素が、採用され、ビーム整合を達成し、十分に高いアンテナ利得を取得している。低い実装コストを保ちながら、依然として、アンテナアレイから恩恵を得るために、アナログ移相器が、mm波ビーム形成を実装するために非常に魅力的な状態になり、これは、制御可能な位相の数が、有限であり、一定のモジュラスの制約が、これらのアンテナ要素に課されることを意味する。予め規定されたビームパターンを前提として、可変位相偏移ベースのBF訓練は、概して、単TRPおよび単パネルの場合における後続のデータ伝送のための最良のパターンを識別することを標的とする。
【0028】
ロバスト性を保証するために、UEは、リンク回復要求伝送がPRACHに基づく、
図1に示されるように、PCell内で1つのリンク回復手順を初期化することができる。PCellでは、競合なしベースのリンク回復に関する詳細手順が、以下のように要約される。
【0029】
ビーム障害検出:1つまたはそれを上回るDL RSが、ビーム障害検出のために構成される、または暗黙的に導出され、(ビーム障害検出に関するメトリックとしての)対応するBLER結果が、1つまたはそれを上回るDL RSを測定するステップを通して決定される。DL RSの全てまたは一部のBLERが、1つの構成された窓内の予め定義される閾値より悪くないとき、リンク障害の1つのインジケーションが、MAC-CE層に通知される。MAC-CE層では、リンク障害のインジケーションが、PHY層から受信された場合、UEは、ビーム障害インジケーションに関するカウンタ、すなわち、BFI_COUNTERを1だけを増分させるものとし、BFI_COUNTERが、事前に構成された1つの閾値以上であるとき、1つのビーム障害イベントが、宣言される。
【0030】
新しい候補ビーム識別:1つまたはそれを上回るDL RSが、新しい候補ビーム識別のための候補RSとして構成される。1つのDL RSと関連付けられる(新しいビーム識別のためのメトリックとしての)L1-RSRP結果が、予め定義される閾値より悪くない場合、単一のDL RSが、1つの新しい候補ビーム、すなわち、q_newとして仮定されることができる。
【0031】
ビーム障害回復要求(BFR):ビーム障害イベントが、宣言される、および/または少なくとも1つの新しい候補ビームが、見出されると、UEは、ステップbからの選択されたRS q_newと関連付けられる1つのPRACH伝送を初期化する(回復のための候補ビームとしての任意のDL RSのチャネル品質が全て、閾値より悪いとき、DL
RSのうちのいずれか1つが、無作為に選択されることができる)ものとし、新しいビーム識別のための各DL RSは、1つまたはそれを上回るPRACH機会と関連付けられる。
【0032】
回復に関するgNB応答:リンク回復要求のためにPRACH伝送を伝送した後、UEは、DL RS q_newと関連付けられる疑似コロケーションパラメータに従って、リンク回復のために、1つの専用のCORESETまたは専用の探索空間内のPDCCHを監視するべきである。いったんgNB応答を検出すると、UEは、回復に関するgNB応答が、正常に受信されたと仮定するべきであり、対応するUE挙動、例えば、1つまたはそれを上回るCORESETに関するQCL仮定およびPUCCHリソースの空間フィルタを更新するステップが、実施される。
【0033】
次いで、セカンダリセル(SCell)に関して、リンク回復要求としてのMAC-CE+PUCCH-BFR手順がさらに、導入され、PRACHベースのものを差し替える。PCellと比較して、リンク回復手順はまた、上記の4つのステップを含む。但し、BFR手順、すなわち、リンク回復要求はさらに、PUCCH-BFRシグナリングを通してアップリンク共有チャネル(UL-SCH)リソースを要求するステップと、(失敗したSCellに対応する)失敗したCCインデックスおよび関連する新しい候補ビームインデックスを報告するステップとの、2つのサブステップに分割される。
【0034】
概して、多TRPおよび多パネルの場合が、5Gを超えるgNB(基地局)および次世代通信に関して考慮されるべきである一方、カバレッジを向上させるために空間全体を網羅するために、UEのための複数のパネルが、存在する。
図2Aは、UE側が4つのパネルを有する、ビーム測定および報告のある実施例を示す。典型的事例として、TRPおよびUE側のためのパネルが、それに応じて交差分極と関連付けられる、2つのTXRUを有する。したがって、高RANKまたは多層伝送を達成するために、TRPおよびUEは、その関連付けられるTXRU等、各パネルの能力を十分に使用する目的を伴って、異なるパネルから発生される異なるビームを使用することを試すべきであり、これは、複数のパネルを横断した同時転送(ST×MP)とも呼ばれる。
【0035】
さらに、いくつかのCCは、セットに群化されてもよく、DLおよびULビーム管理は、統合されたシグナリングを使用して、ともに実施される、例えば、単一のコマンドによって、複数のCCを横断したPDCCH/CORESET、PDSCH、またはSRSのためのTCIビーム/ビームプールを更新することができる。
【0036】
本明細書で使用されるように、「ビーム」は、疑似コロケーション(QCL)状態、伝送構成インジケータ(TCI)状態、空間関係状態(空間関係情報状態とも呼ばれる)、基準信号(RS)、空間フィルタ、またはプリコーディングと同等である。具体的には、以下の通りである。
【0037】
いくつかの実施形態では、「伝送ビーム」は、QCL状態、TCI状態、空間関係状態、DL/UL基準信号(チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、同期化信号ブロック(SSB)(SS/PBCHとも呼ばれる)、復調基準信号(DMRS等)、サウンディング基準信号(SRS)、および物理ランダムアクセスチャネル(PRACH))、伝送空間フィルタ、または伝送プリコーディングと同等である。
【0038】
いくつかの実施形態では、「受信ビーム」は、QCL状態、TCI状態、空間関係状態、空間フィルタ、受信空間フィルタ、または受信プリコーディングと同等である。
【0039】
いくつかの実施形態では、「ビームID」は、QCL状態インデックス、TCI状態インデックス、空間関係状態インデックス、基準信号インデックス、空間フィルタインデックス、またはプリコーディングインデックスと同等である。
【0040】
具体的には、空間フィルタは、UE側またはgNB側のもののいずれかであることができ、空間フィルタは、空間ドメインフィルタとも呼ばれる。
【0041】
いくつかの実施形態では、「空間関係情報」は、標的化された「RSまたはチャネル」と1つまたはそれを上回る基準RSとの間の「空間関係」を表すために使用される、1つまたはそれを上回る基準RSを含み、「空間関係」は、同一/疑似コビーム(co beam)、同一/疑似コ空間パラメータ、または同一/疑似コ空間(co spatial)ドメインフィルタを意味する。
【0042】
いくつかの実施形態では、「空間関係」は、ビーム、空間パラメータ、または空間ドメインフィルタを意味する。
【0043】
いくつかの実施形態では、「QCL状態」は、1つまたはそれを上回る基準RSと、それらの対応するQCLタイプパラメータとを含み、QCLタイプパラメータは、以下の側面、すなわち、[1]ドップラ分散、[2]ドップラ偏移、[3]遅延分散、[4]平均遅延、[5]平均利得、および[6]空間パラメータ(空間受信パラメータとも呼ばれる)のうちの少なくとも1つまたはその組み合わせを含む。本特許では、「TCI状態」は、「QCL状態」と同等である。本特許では、‘QCL-TypeA’、‘QCL-TypeB’、‘QCL-TypeC’、および‘QCL-TypeD’に関して以下の定義が、存在する。
‐‘QCL-TypeA’:{ドップラ偏移、ドップラ分散、平均遅延、遅延分散}
‐‘QCL-TypeB’:{ドップラ偏移、ドップラ分散}
‐‘QCL-TypeC’:{ドップラ偏移、平均遅延}
‐‘QCL-TypeD’:{空間受信パラメータ}
【0044】
本明細書で使用されるように、「UL信号」は、PRACH、PUCCH、PUSCH、UL DMRS、またはSRSであることができる。
【0045】
いくつかの実施形態では、「DL信号」は、PDCCH、PDSCH、SSB、DL DMRS、またはCSI-RSであることができる。
【0046】
いくつかの実施形態では、群ベースの報告は、「ビーム群」ベースの報告および「アンテナ群」ベースの報告のうちの少なくとも一方を含む。
【0047】
いくつかの実施形態では、「ビーム群」は、同時に受信または伝送され得る、1つの群内の異なる伝送ビーム、および/または同時に受信または伝送され得ない、異なる群間の伝送ビームを含む。さらに、「ビーム群」の定義が、UEの観点から説明される。
【0048】
いくつかの実施形態では、「アンテナ群」は、同時に受信または伝送され得ない、1つの群内の異なる伝送ビーム、および/または同時に受信または伝送され得る、異なる群間の伝送ビームである。
【0049】
いくつかの実施形態では、「アンテナ群」は、同時に受信または伝送され得ない、1つの群内のNよりも多くの異なる伝送ビーム、および/または同時に受信または伝送され得る、1つの群内のN個以下の異なる伝送ビームである(Nは、正の整数である)。
【0050】
いくつかの実施形態では、「アンテナ群」は、同時に受信または伝送され得る、異なる群間の伝送ビームである。
【0051】
いくつかの実施形態では、「アンテナ群」は、UEの観点から説明される。
【0052】
いくつかの実施形態では、アンテナ群は、アンテナポート群、パネル、またはUEパネルと同等である。さらに、アンテナ群切替は、パネル切替と同等である。
【0053】
いくつかの実施形態では、「群情報」は、「1つまたはそれを上回る基準信号を群化する情報」、「リソースセット」、「パネル」、「サブアレイ」、「アンテナ群」、「アンテナポート群」、「アンテナポートの群」、「ビーム群」、「伝送エンティティ/ユニット」、または「受信エンティティ/ユニット」と同等である。さらに、「群情報」は、UEパネルおよびUEパネルに関連するいくつかの特徴を表すためのものである。さらに、「群情報」は、「群状態」または「群ID」と同等である。
【0054】
いくつかの実施形態では、「時間単位」は、サブシンボル、シンボル、スロット、サブフレーム、フレーム、または伝送機会であることができる。
【0055】
いくつかの実施形態では、アクティブなアンテナ群は、アクティブなDLアンテナ群のみ、アクティブなULアンテナ群のみ、またはアクティブなDLアンテナ群およびULアンテナ群と同等であることができる。
【0056】
いくつかの実施形態では、ULパワー制御パラメータは、標的パワー(P0とも呼ばれる)と、経路損失RS(結合損失RSとも呼ばれる)と、経路損失に関するスケーリング係数(アルファとも呼ばれる)と、閉ループプロセスとを含む。
【0057】
いくつかの実施形態では、MAC-CEメッセージは、報告パワーヘッドルームまたは最大パワー削減量を報告するメッセージのうちの少なくとも一方を含む。
第1の実施例:UE初期化同時DL伝送およびULパネル切替
【0058】
DL同時伝送およびULアクティブパネルを更新するためのUEイベントに基づいた手順として、トリガイベント、UE報告の形式、gNB応答、およびgNB応答後のデフォルトUE挙動についての側面が、規定されるべきである。
【0059】
ステップ1:トリガイベントに関して、以下のうちの少なくとも1つが、サポートされるべきである。
【0060】
ステップ1a:TRP/パネル固有のビーム障害検出、またはパネル切替検出
【0061】
(例えば、PDCCHのための現在または古いリンクに対応する)第1のDL RSまたは第1の群情報に関して、以下の通りである。
【0062】
第1のDL RSまたは第1の群情報に対応する、チャネル品質、例えば、ブロックエラー比(BLER)、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量(MPR)は、閾値より高い、またはそれに等しい。
【0063】
第1のDL RSまたは第1の群情報に対応する、チャネル品質、例えば、経路損失、RSRP、またはCQIは、閾値より低い、またはそれに等しい。
【0064】
上記のイベントは、パネル、CC/BWP群内のCC/BWP、またはCORESETプール内のCORESETに対応する。
【0065】
さらに、第1のDL RSと第1の群情報との間のマッピングが、変更される。言い換えると、第1のDL RSおよび第1の群情報に基づくチャネル品質は、閾値より悪い、またはそれに等しい。
【0066】
ステップ1b:新しい候補ビーム/パネル識別
【0067】
(新しいリンクに対応する)第2のDL RSまたは第2の群情報に関して、以下の通りである。
【0068】
チャネル品質、例えば、ブロックエラー比、BLER、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量(MPR)は、閾値より低い、またはそれに等しい。
【0069】
チャネル品質、例えば、経路損失、RSRP、またはCQIは、閾値より高い、またはそれに等しい。
【0070】
第1および第2のDL RSは、同一の群情報、CC/BWP群内の同一のCC/BWP、または同一のCORESETプールに対応する。
【0071】
さらに、第2のDL RSおよび第2の群情報に基づくチャネル品質は、閾値より良好である、またはそれに等しい。
【0072】
さらに、イベント条件はさらに、第1のDL RSおよび第1の群情報に基づくチャネル品質が、第2のDL RSおよび第2の群情報に基づくチャネル品質より悪いことを含む。
【0073】
さらに、イベント条件はさらに、第1のDL RSおよび第1の群情報に基づくチャネル品質が、第2のDL RSおよび第2の群情報およびオフセットに基づくチャネル品質より悪いことを含む。さらに、オフセットは、構成可能である。
【0074】
さらに、チャネル品質は、チャネル品質の変化、例えば、最後の報告にわたる変化に対応する。
【0075】
ステップ2:UE報告の手順、例えば、報告形式
【0076】
(新しい候補ビーム/パネル識別のためのものとしての新しいリンクに対応する)第2のDL RS、第2の群情報、CCまたはCC群、チャネル品質(例えば、MPR、RSRP、CQI)、またはCORESETプールが、報告形式において搬送される。
【0077】
報告は、PUCCH、(例えば、RSRP、SINR、またはCSI報告として)UCI、またはMAC-CE(例えば、MPRまたはPHR報告)によって行われる。
【0078】
第2のDL RSまたは対応するチャネル品質は、第2の群情報、CC、CC群、またはCORESETプールと関連付けられる。
【0079】
さらに、第2のDL RSのチャネル品質は、群情報に従って受信される。
【0080】
さらに、第2のDL RSは、CC、CC群、またはCORESETプールのために適用されることができる。
【0081】
ステップ3:gNB応答の手順、例えば、gNB応答のシグナリング
【0082】
さらに、シグナリングは、UE報告を確認すること、例えば、同時伝送モードまたは伝送のためのアクティブULパネルを切り替えるためのDCIまたはMAC-CEコマンドであることができる。
【0083】
さらに、シグナリングは、以下のうちの少なくとも1つであることができる。
【0084】
#1手順のための専用のRNTIを伴うPDCCHまたはDCI
【0085】
#2手順のための制御リソースセット(CORESET)または探索空間内のPDCCHまたはDCI
【0086】
#3手順と関連付けられるDCIコードポイント
【0087】
#4報告を搬送するPUSCHのための新しいデータに関するインジケーション、例えば、トグルされた新しいデータのインジケーション
【0088】
さらなる条件:新しいデータに関するインジケーションは、報告を搬送するPUSCHと同一のHARQプロセス番号と関連付けられる。
【0089】
#5PDCCHと関連付けられるTCIの再構成またはアクティブ化、またはPUCCHと関連付けられる空間関係の再構成またはアクティブ化。
【0090】
ステップ4:gNB応答後のデフォルトUE挙動
【0091】
以下のうちの少なくとも1つが、サポートされる。
【0092】
第2のDL RSと第2の群情報との間のマッピングが、適用される。
【0093】
DL信号が、第2のDL RSに対応するQCL仮定に従って受信される。
【0094】
さらに、DL信号および第2のDL RSは、同一のCC/BWP、同一のCC/BWP群、または同一のCORESETプールと関連付けられる。
【0095】
さらに、DL信号および第2のDL RSは、同一の群情報、例えば、UEパネルと関連付けられる。
【0096】
UL信号が、第2のDL RSに対応する空間関係に従って、または第2のDL RSに従って、経路損失RSとして伝送される。
【0097】
さらに、UL信号および第2のUL RSは、同一のCC/BWP、同一のCC/BWP群、または同一のCORESETプールと関連付けられる。
【0098】
さらに、UL信号および第2のUL RSは、同一の群情報、例えば、UEパネルと関連付けられる。
【0099】
第2のDL RSは、CC/BWP、またはCC/BWP群、または第1のDL RSに対応するCORESETプールに適用されることができる。
【0100】
さらに、CCが、ステップ2において報告されると、第2のDL RSまたは第2の群情報が、CCを含むCC群内の全てのCCに適用される。
【0101】
ステップ1が、常時必要ではない場合があり、ある場合には、代替として、以下のステップ2-4が、gNBのみによって制御されることに留意されたい。例えば、UE報告のステップ2の手順は、gNB(例えば、周期的または非周期的なビームまたはパネル報告)によって制御および初期化され、対応するステップ3およびステップ4が、それに応じて(例えば、ステップ2の報告結果に基づいて)実施される。
【0102】
図2Bにあるものは、UE回転を考慮する、UE初期化報告のある実施例である。
図2Bは、同一のDL伝送ビームであるが、UE回転下での伝送のための異なるUE DL受信ビームを示す。初めに、リンク-1のためのデータリンク伝送およびリンク-2のためのデータリンク伝送が、2つの独立したUEパネルを通して同時に受信されることができる。但し、ある周期の後、UE回転が、生じ、対応するリンク-1およびリンク-2が、同一のUEパネルと共有され、これは、UEがリンク-1およびリンク-2を同時に受信し得ないことを意味する。gNBの観点から、gNB伝送ビームが、変化していない状態に保たれることに留意されたい。トリガ条件の観点に関して、UEパネル-1に基づくデータ伝送のチャネル品質は、UEパネル-2に基づくデータ伝送のものより悪い。その結果、DL RSと群情報(例えば、UEパネル)との間のマッピングは、マッピング変更のイベントに従って、gNBに報告されることができる。
第2の実施例:UE初期化DL同時伝送切替のための手順
【0103】
UE初期化DL同時伝送に関して、UEは、2つまたはそれを上回る独立したUEパネルを使用するステップを通して、同時受信モードをサポートすることができる。本同時モードを支持するUE能力報告を受信した後、gNBは、2つまたはそれを上回る異なるTCI/QCL状態を伴うDLチャネルのイネーブルシグナリングを構成するか、または2つの独立したDLチャネルを同時に受信することができる。また、DLおよび/またはUL伝送を更新するための群情報インジケーションが、UE初期化報告に従って考慮されるべきである。一実施例が、
図3に見出されることができる。
【0104】
測定窓内では、DL RSとパネルとの間のパネル制限またはマッピングは、適用されず、その結果、UEは、例えば、RSRPを最大限化する目的を伴って、DL RSとパネルとの間の最良マッピングを見出すことができる。それは、本周期の間に、非同時受信モードが、UEによって実施されることを意味する。
【0105】
測定窓の後、UEは、非同時受信から同時受信のモードに切り替えるべきである。但し、報告およびgNB応答がないことに起因して、UEは、DL RSと群情報との間の先行マッピングを実施するべきである。
【0106】
次いで、群ベースの報告が、UEによって初期化され、1つまたはそれを上回るDL RSおよび対応する群情報を提供し、これは、DL RSと群情報との間の新しいマッピングが提供されることを意味する。
【0107】
いったん新しい報告に関するgNB応答を受信すると、DL RSと群情報との間の新しいマッピングが、それに応じて適用される。
第3の実施例:MPEイベントによって駆動されるUE報告のための手順
【0108】
人の健康を考慮して無線パワーから防ぐために、MPE要件が、その地域の法律または規制に従って充足されるべきである。より具体的には、付加的なMPR(P-MPEとも呼ばれる)がさらに、UL伝送の最大伝送パワーのために適用される。それは、UEがより強力な伝送パワーをサポートし得る場合でも、UEが、MPE影響に起因して、最大伝送パワーを低減させる必要があることを意味する。一実施例が、リンク-2に関する強力なMPE影響が存在する、
図4に見出されることができる。
【0109】
トリガイベントに関して、以下のうちの少なくとも1つが、サポートされるべきである。
【0110】
第1のDL RSまたは第1の群情報に関して、対応する最大パワー削減量(MPR)またはアップリンクデューティサイクルは、閾値より高い、またはそれに等しい。
【0111】
第2のDL RSまたは第2のパネルに関して、対応するRSRPから第2のDL RSまたは第2のパネルに関連するMRPを差し引いたものは、閾値より高い、またはそれに等しい。
【0112】
第1および第2のDL RSは、同一の群情報、CC/BWP群内の同一のCC/BWP、または同一のCORESETプールに対応する。
【0113】
UE報告の形式
【0114】
第2のDL RS、第2の群情報、チャネル品質(例えば、MPRおよびRSRP)が、報告形式において報告される。
【0115】
報告は、MPRまたはPHR手順についてMAC-CEによって搬送される。
【0116】
MAC-CEが、PHR報告のためのものであるとき、PHR結果が、第2のDL RSおよび/または第2の群情報に従って決定される。
【0117】
gNB応答のシグナリング
【0118】
さらに、シグナリングは、報告を搬送するPUSCHが受信される、(受信されるHARQ情報内の)新しいデータに関するインジケーションであることができる。さらなる条件:新しいデータに関するインジケーションが、同一のHARQプロセス番号と関連付けられる。
【0119】
gNB応答後のデフォルトUE挙動として、以下のうちの少なくとも1つが、適用される。
【0120】
第2のDL RSと第2の群情報との間のマッピングが、適用される。
【0121】
DL信号(例えば、PDCCHまたはPDSCH)が、第2のDL RSまたは第2の群情報に対応するQCL仮定に従って受信される。
【0122】
UL信号(例えば、PUCCHまたはPUSCH)が、第2のDL RSまたは第2の群情報に対応する空間関係および経路損失に従って伝送される。
【0123】
第2のDL RSは、CC/BWP、またはCC/BWP群、または第1のDL RSに対応するCORESETプールに適用されることができる。
【0124】
結果として、UE報告、リンク3に対応するDL RSおよび群情報、およびgNB応答を受信した後の、パネル-2に対応するULおよびDL伝送が、リンク3に対応するDL RSおよび群情報に更新される。
第4の実施例:gNB応答を受信した後のUE挙動
【0125】
いったんgNB応答を受信すると、報告からのUE要求が、それに応じて適用されるべきである。但し、gNB応答のコマンドをデコーディングするステップに従って、パネルとDL RSとの間のマッピングのための終了または開始イベントが、明確にされるべきである。
【0126】
gNBが、次のgNB確認またはUEからの報告までの、いかなる変更も存在しないであろうことを仮定する持続時間。
【0127】
任意のパネルとDL RSとの間の再マッピングを初期化するための新しい測定値制限が、存在する。
【0128】
DL RSとUEパネルとの間のマッピングが、新しい測定後にX時間単位で更新されるべきである。
【0129】
これは、gNBによって構成されるフラグを伴う、群ベースの報告として仮定されることができる。
【0130】
フラグが、DL RSと群情報との間の新しいマッピングを可能にするために構成されると、群情報が、報告されるべきであり、そうでなければ、群情報は、報告されない。
【0131】
DL RSと群情報との間のマッピングは、UE能力に左右される、次の群ベースの報告および適用可能なタイミングに対応する時間単位まで、適用される。
【0132】
gNB側から更新パネルマッピングまたは群ベースの報告を確認する、新しいインジケーションが、存在する。
【0133】
図5は、いくつかの例示的実施形態による、無線通信の方法のある実施例を示す。510において、本方法は、無線デバイスによって、ネットワークデバイスから、1つまたはそれを上回る基準信号を受信するステップを含む。520において、本方法は、無線デバイスによって、報告を伝送するステップであって、報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む。
【0134】
図6は、いくつかの例示的実施形態による、無線通信の方法の別の実施例を示す。610において、本方法は、ネットワークデバイスによって、無線デバイスに1つまたはそれを上回る基準信号を伝送するステップを含む。620において、本方法は、ネットワークデバイスによって、報告を受信するステップであって、報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、ステップを含む。
【0135】
図7は、本技術の1つまたはそれを上回る実施形態による技法が適用され得る、無線通信システム700のある実施例を示す。無線通信システム700は、1つまたはそれを上回る基地局(BS)705a、705bと、1つまたはそれを上回る無線デバイス710a、710b、710c、710dと、コアネットワーク725とを含むことができる。基地局705a、705bは、1つまたはそれを上回る無線セクタ内の無線デバイス710a、710b、710c、および710dに無線サービスを提供することができる。いくつかの実装では、基地局705a、705bは、異なるセクタ内に無線カバレッジを提供するための2つまたはそれを上回る指向性ビームを生産するための、指向性アンテナを含む。
【0136】
コアネットワーク725は、1つまたはそれを上回る基地局705a、705bと通信することができる。コアネットワーク725は、他の無線通信システムおよび有線通信システムとのコネクティビティを提供する。コアネットワークは、サブスクライブされる無線デバイス710a、710b、710c、および710dに関連する情報を記憶するための、1つまたはそれを上回るサービスサブスクリプションデータベースを含んでもよい。第1の基地局705aは、第1の無線アクセス技術に基づいて無線サービスを提供することができる一方、第2の基地局705bは、第2の無線アクセス技術に基づいて無線サービスを提供することができる。基地局705aおよび705bは、展開シナリオに従って、同じ場所に位置してもよく、別個に現場に配設されてもよい。無線デバイス710a、710b、710c、および710dは、複数の異なる無線アクセス技術をサポートすることができる。本書に説明される技法および実施形態は、本書に説明される基地局または無線デバイスによって実装され得る。
【0137】
図8は、適用され得る、本技術の1つまたはそれを上回る実施形態による、無線局の一部のブロック図である。基地局または無線デバイス(すなわち、UE)等の無線機805は、本書に提示される無線技法のうちの1つまたはそれを上回るものを実装する、マイクロプロセッサ等のプロセッサ電子機器810を含むことができる。無線機805は、アンテナ820等の1つまたはそれを上回る通信インターフェースを経由して無線信号を送信および/または受信するための送受信機電子機器815を含むことができる。無線機805は、データを伝送および受信するための他の通信インターフェースを含むこともできる。無線機805は、データおよび/または命令等の情報を記憶するように構成される、1つまたはそれを上回るメモリ(明示的に示されず)を含むことができる。いくつかの実装では、プロセッサ電子機器810は、送受信機電子機器815の少なくとも一部を含むことができる。いくつかの実施形態では、開示される技法、モジュール、または機能のうちの少なくともいくつかが、無線機805を使用して実装される。いくつかの実施形態では、無線機805は、本書において説明される方法を実施するように構成され得る。
【0138】
以下の付記によって説明される技術的ソリューションが、好ましくは、いくつかの実施形態によって実装され得る。
【0139】
付記1.無線通信の方法であって、無線デバイスによって、ネットワークデバイスから、1つまたはそれを上回る基準信号を受信することと、無線デバイスによって、報告を伝送することであって、報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、こととを含む、方法。
【0140】
付記2.第1の基準信号またはアップリンク伝送パラメータは、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つと関連付けられる、付記1に記載の方法。
【0141】
付記3.アップリンク伝送パラメータは、デューティサイクル、バックオフ値、パワーヘッドルーム、または最大パワー削減量のうちの少なくとも1つを含む、付記1に記載の方法。
【0142】
付記4.無線デバイスによって、ネットワークデバイスから確認メッセージを受信することをさらに含む、付記1に記載の方法。
【0143】
付記5.確認メッセージは、ダウンリンク制御情報(DCI)または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む、付記4に記載の方法。
【0144】
付記6.確認メッセージは、無線ネットワーク一時識別(RNTI)を伴う物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)またはDCI、制御リソースセット(CORESET)または探索空間内のPDCCHまたはDCI、DCIコードポイント、報告を搬送するアップリンク共有チャネルのための新しいデータに関するインジケーション、ダウンリンクまたはアップリンクチャネルと関連付けられる、伝送構成インジケータの再構成またはアクティブ化、またはアップリンクチャネルと関連付けられる、空間関係の再構成またはアクティブ化のうちの少なくとも1つを含む、付記4に記載の方法。
【0145】
付記7.新しいデータに関するインジケーションは、報告を搬送するアップリンク共有チャネルと同一のハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセス番号と関連付けられる、付記6に記載の方法。
【0146】
付記8.第1の基準信号と第1の群情報との間にマッピングを適用すること、第1の基準信号または第1の群情報に従ってダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルを受信すること、または第1の基準信号または第1の群情報に従ってアップリンク基準信号またはアップリンクチャネルを伝送することの少なくとも1つをさらに含む、付記1に記載の方法。
【0147】
付記9.第1の基準信号と第1の群情報との間のマッピングは、測定または報告の後、事前決定された期間だけ適用される、付記8に記載の方法。
【0148】
付記10.第1の基準信号と第1の群情報との間のマッピングは、次の群報告の後のオフセット時間まで適用される、付記8に記載の方法。
【0149】
付記11.次の群報告の構成は、ネットワークデバイスによって構成される、フラグを含む、付記10に記載の方法。
【0150】
付記12.フラグが基準信号と群情報との間の新しいマッピングを可能にするために構成される場合には、群情報が、報告される、付記11に記載の方法。
【0151】
付記13.ダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルは、第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、付記8に記載の方法。
【0152】
付記14.アップリンク基準信号またはアップリンクチャネルは、第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、付記8に記載の方法。
【0153】
付記15.第1の条件は、第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第1の閾値未満であるかまたはそれに等しいことを含み、第1の条件は、満たされている、付記1に記載の方法。
【0154】
付記16.メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、メトリックは、第1の閾値を上回るかまたはそれに等しい、付記15に記載の方法。
【0155】
付記17.メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、メトリックは、第1の閾値未満であるかまたはそれに等しい、付記15に記載の方法。
【0156】
付記18.第2の条件は、第3の基準信号または第3の群情報に対応するメトリックが、第2の閾値を上回るかまたはそれに等しいことを含み、第2の条件は、満たされている、付記1に記載の方法。
【0157】
付記19.メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、メトリックは、第2の閾値未満であるかまたはそれに等しい、付記18に記載の方法。
【0158】
付記20.メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、メトリックは、第2の閾値を上回るかまたはそれに等しい、付記18に記載の方法。
【0159】
付記21.第3の条件は、第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第3の基準信号または第3の群情報に対応する第2のメトリック未満であるかまたはそれに等しいこと、または第2の基準信号または第2の群情報に対応する第3のメトリックが、第3の基準信号または第3の群情報およびオフセットに対応する第4のメトリック未満であるかまたはそれに等しいことのうちの少なくとも一方を含み、第3の条件は、満たされている、付記1に記載の方法。
【0160】
付記22.オフセットは、ネットワークデバイスによって伝送されるコマンドによって構成される、付記21に記載の方法。
【0161】
付記23.第3の基準信号は、第1の基準信号である、または第3の群情報は、第1の群情報である、付記18または21に記載の方法。
【0162】
付記24.メトリックは、メトリック結果の変化に対応する、付記13-21のいずれか1項に記載の方法。
【0163】
付記25.報告は、物理アップリンク制御チャネル、アップリンク制御情報、または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)メッセージのうちの少なくとも1つを含む、付記1に記載の方法。
【0164】
付記26.トリガイベントは、ユーザへの無線周波数エネルギーに対する最大許容暴露を超過することを含み、トリガイベントは、生じている、付記1に記載の方法。
【0165】
付記27.無線通信の方法であって、無線デバイスによって、無線デバイスの第1のビームによって伝送されるパワーを限定する、トリガイベントを検出することであって、第1のビームは、第1の閾値を上回るかまたはそれに等しい、最大パワー削減量、または第2の閾値を上回るかまたはそれに等しい、アップリンクデューティサイクルを有する、ことと、無線デバイスによって、新しいビームを識別することであって、新しいビームは、第3の閾値を上回るかまたはそれに等しい基準信号受信パワーから差し引かれた、第2の最大パワー削減量の値を有する、ことと、無線デバイスによって、ネットワークデバイスに、報告内で新しいビームの少なくとも1つのパラメータを報告することであって、報告は、MAC-CE最大パワー削減手順またはパワーヘッドルーム報告手順を介して伝送される、こととを含む、方法。
【0166】
付記28.トリガイベントは、ユーザへの無線周波数エネルギーに対する最大許容暴露を超過することを含み、トリガイベントは、生じている、付記27に記載の方法。
【0167】
付記29.無線通信の方法であって、ネットワークデバイスによって、無線デバイスに1つまたはそれを上回る基準信号を伝送することと、ネットワークデバイスによって、報告を受信することであって、報告は、第1の基準信号、チャネル品質、アップリンク伝送パラメータ、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つを含む、こととを含む、方法。
【0168】
付記30.第1の基準信号またはアップリンク伝送パラメータは、第1の群情報、キャリア構成要素、または制御リソースセットプールのうちの少なくとも1つと関連付けられる、付記29に記載の方法。
【0169】
付記31.アップリンク伝送パラメータは、デューティサイクル、バックオフ値、パワーヘッドルーム、または最大パワー削減量のうちの少なくとも1つを含む、付記29に記載の方法。
【0170】
付記32.ネットワークデバイスによって、確認メッセージを無線デバイスに伝送することをさらに含む、付記29に記載の方法。
【0171】
付記33.確認メッセージは、ダウンリンク制御情報(DCI)または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)コマンドを含む、付記32に記載の方法。
【0172】
付記34.確認メッセージは、RNTIを伴うPDCCHまたはDCI、CORESETまたは探索空間内のPDCCHまたはDCI、DCIコードポイント、報告を搬送するアップリンク共有チャネルのための新しいデータに関するインジケーション、ダウンリンクまたはアップリンクチャネルと関連付けられる、伝送構成インジケータの再構成またはアクティブ化、またはアップリンクチャネルと関連付けられる、空間関係の再構成またはアクティブ化のうちの少なくとも1つを含む、付記32に記載の方法。
【0173】
付記35.新しいデータに関するインジケーションは、報告を搬送するアップリンク共有チャネルと同一のハイブリッド自動反復要求(HARQ)プロセス番号と関連付けられる、付記34に記載の方法。
【0174】
付記36.第1の基準信号と第1の群情報との間にマッピングを適用すること、第1の基準信号または第1の群情報に従って、ダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルを伝送すること、または第1の基準信号または第1の群情報に従って、アップリンク基準信号またはアップリンクチャネルを受信することのうちの少なくとも1つをさらに含む、付記29に記載の方法。
【0175】
付記37.第1の基準信号と第1の群情報との間のマッピングは、測定または報告の後、事前決定された期間だけ適用される、付記36に記載の方法。
【0176】
付記38.第1の基準信号と第1の群情報との間のマッピングは、次の群報告の後のオフセット時間まで適用される、付記36に記載の方法。
【0177】
付記39.次の群報告の構成は、ネットワークデバイスによって構成される、フラグを含む、付記38に記載の方法。
【0178】
付記40.ダウンリンク基準信号またはダウンリンクチャネルは、第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、付記36に記載の方法。
【0179】
付記41.アップリンク基準信号またはアップリンクチャネルメトリックは、第1の基準信号と同一のキャリア構成要素、同一のキャリア構成要素群、同一の群情報、または同一の制御リソースセットプールと関連付けられる、付記36に記載の方法。
【0180】
付記42.第1の条件は、第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第1の閾値未満であるかまたはそれに等しいことを含み、第1の条件は、満たされている、付記29に記載の方法。
【0181】
付記43.メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、メトリックは、第1の閾値を上回るかまたはそれに等しい、付記42に記載の方法。
【0182】
付記44.メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、メトリックは、第1の閾値未満であるかまたはそれに等しい、付記42に記載の方法。
【0183】
付記45.第2の条件は、第3の基準信号または第3の群情報に対応するメトリックが、第2の閾値を上回るかまたはそれに等しいことを含み、第2の条件は、満たされている、付記29に記載の方法。
【0184】
付記46.メトリックは、ブロックエラー比、アップリンクデューティサイクル、または最大パワー削減量を含み、メトリックは、第2の閾値未満であるかまたはそれに等しい、付記45に記載の方法。
【0185】
付記47.メトリックは、チャネル品質インジケータ、経路損失、または基準信号受信パワーを含み、メトリックは、第2の閾値を上回るかまたはそれに等しい、付記45に記載の方法。
【0186】
付記48.第3の条件は、第2の基準信号または第2の群情報に対応するメトリックが、第3の基準信号または第3の群情報に対応する第2のメトリック未満であるかまたはそれに等しいこと、または第2の基準信号または第2の群情報に対応する第3のメトリックが、第3の基準信号または第3の群情報およびオフセットに対応する第4のメトリック未満であるかまたはそれに等しいことのうちの少なくとも一方を含み、第3の条件は、満たされている、付記29に記載の方法。
【0187】
付記49.オフセットは、ネットワークデバイスによって伝送されるコマンドによって構成される、付記48に記載の方法。
【0188】
付記50.第3の基準信号は、第1の基準信号である、または第3の群情報は、第1の群情報である、付記45または48に記載の方法。
【0189】
付記51.メトリックは、メトリック結果の変化に対応する、付記40-48のいずれか1項に記載の方法。
【0190】
付記52.報告は、物理アップリンク制御チャネル、アップリンク制御情報、または媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)メッセージのうちの少なくとも1つを含む、付記29に記載の方法。
【0191】
付記53.フラグが基準信号と群情報との間の新しいマッピングを可能にするために構成される場合には、群情報が、報告される、付記39に記載の方法。
【0192】
付記54.無線通信のための装置であって、プロセッサを備え、プロセッサは、付記1-53のいずれかに列挙される方法を実装するように構成される、装置。
【0193】
付記55.コンピュータ可読プログラム記憶媒体であって、その上に記憶されるコードを有し、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに付記1-53のいずれかに列挙される方法を実装させる、コンピュータ可読プログラム記憶媒体。
【0194】
付記形式において本明細書に説明される技術的ソリューションでは、無線デバイスは、無線通信対応のモバイルフォンまたはタブレットまたは任意の他のデバイス等のUEであってもよく、ネットワークデバイスは、基地局等のネットワーク側機器であってもよい。
図8は、無線ノードまたはネットワークノードを実装するための例示的ハードウェアプラットフォームを示す。
【0195】
本書が、種々の実施形態において具現化され、種々のシナリオにおいて複数のセッションを確立および管理し得る技法を開示することを理解されたい。本書において説明される、開示される他の実施形態、モジュール、および機能動作は、本書において開示される構造、およびそれらの構造的均等物を含む、デジタル電子回路網内、またはコンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェア内、またはそれらのうちの1つまたはそれを上回るものの組み合わせにおいて実装されることができる。開示される他の実施形態は、1つまたはそれを上回るコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するために、コンピュータ可読媒体上にエンコードされるコンピュータプログラム命令の1つまたはそれを上回るモジュールとして、実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号を生じさせる組成物、または1つまたはそれを上回るそれらの組み合わせであり得る。用語「データ処理装置」は、実施例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサまたはコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、および機械を包含する。本装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つまたはそれを上回るものの組み合わせを成すコードを含むことができる。伝搬信号は、人工的に発生される信号、例えば、好適な受信機装置への伝送のための情報をエンコードするように発生される、機械発生型電気、光学、または電磁信号である。
【0196】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても公知である)は、コンパイラ型またはインタープリタ型言語を含む、プログラミング言語の任意の形態で書かれることができ、これは、独立型プログラムとして、またはコンピュータ環境内での使用のために好適なモジュール、コンポーネント、サブルーチン、または他のユニットとしてのものを含む、任意の形態で展開されることができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応するわけではない。プログラムが、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語文書内に記憶された1つまたはそれを上回るスクリプト)を保持するファイルの一部内に、当該プログラム専用の単一のファイル内に、または複数の協調的ファイル(例えば、1つまたはそれを上回るモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を記憶するファイル)内に記憶されることができる。コンピュータプログラムが、1つのコンピュータ上で、または1つのサイトに位置する、または複数のサイトを横断して分散され、通信ネットワークによって相互接続される複数のコンピュータ上で実行されるように展開されることができる。
【0197】
本書に説明されるプロセスおよび論理フローは、入力データに作用し、出力を発生させることによって機能を実施するように、1つまたはそれを上回るコンピュータプログラムを実行する、1つまたはそれを上回るプログラマブルプロセッサによって実施されることができる。プロセスおよび論理フローはまた、特殊目的論理回路網、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実施されることもでき、装置もまた、それらとして実装されることもできる。
【0198】
コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、実施例として、汎用目的マイクロプロセッサおよび特殊目的マイクロプロセッサの両方と、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたはそれを上回るプロセッサとを含む。概して、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダムアクセスメモリ、または両方から、命令およびデータを受信するであろう。コンピュータの不可欠な要素は、命令を実施するためのプロセッサ、および命令およびデータを記憶するための1つまたはそれを上回るメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたはそれを上回る大容量記憶デバイス、例えば、磁気、磁気光学ディスク、または光ディスクを含む、またはそこからデータを受信する、またはそこにデータを転送する、または両方を行うように、動作可能に結合されるであろう。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを有する必要はない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なコンピュータ可読媒体は、一例として、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、磁気光学ディスク、およびCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、特殊目的論理回路網によって補完される、またはその中に組み込まれることができる。
【0199】
いくつかの実施形態は、好ましくは、付記形式において列挙される、以下のソリューションのうちの1つまたはそれを上回るものを実装し得る。以下の付記は、上記の実施例において、または本書の全体を通して支援され、さらに説明される。下記の付記および請求項において使用されるように、無線端末は、基地局等の固定ノードを含む、ユーザ機器、移動局、または任意の他の無線端末であってもよい。ネットワークノードは、基地局として実施する、次世代ノードB(gNB)、拡張ノードB(eNB)、または任意の他のデバイスを含む、基地局を含む。リソース範囲は、時間周波数リソースまたはブロックの範囲を指し得る。
【外国語明細書】