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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024177669
(43)【公開日】2024-12-20
(54)【発明の名称】光学アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   B29D 12/02 20060101AFI20241213BHJP
   G02C 1/00 20060101ALI20241213BHJP
【FI】
B29D12/02
G02C1/00
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024070750
(22)【出願日】2024-04-24
(31)【優先権主張番号】63/497,940
(32)【優先日】2023-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/614,425
(32)【優先日】2024-03-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】シェン, チェンチェン
(72)【発明者】
【氏名】アル-バグリー, ナワフ
(72)【発明者】
【氏名】チェン, チー ジェン
【テーマコード(参考)】
4F213
【Fターム(参考)】
4F213AA29
4F213AA45
4F213AH77
4F213AH80
4F213AJ05
4F213AR07
4F213AR12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】他の構成要素及び表面との接触による構成要素への衝撃力を低減するように設計されたXRシステム用の眼鏡アセンブリを提供する。
【解決手段】眼鏡アセンブリは、前カバー105と、サスペンション205と、サスペンションによって保持される導波路110とを含むことができる。前カバー及び導波路は、間隙を画定できる。眼鏡アセンブリは、間隙内に少なくとも部分的に配置されるシュラウド115を含み得る。シュラウドは、第1の端部及び第2の端部を画定することができる。シュラウドは、エラストマー本体と、シュラウドの第1の端部において前カバーと結合されたコアとを含み得る。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼鏡アセンブリであって、
前カバーと、
サスペンションと、
前記サスペンションによって保持された導波路であって、前記前カバーと前記導波路とが間隙を画定する、導波路と、
前記間隙内に少なくとも部分的に配置され、第1の端部及び第2の端部を画定するシュラウドと、を備え、前記シュラウドは、
エラストマー本体と、
前記シュラウドの前記第1の端部において前記前カバーと結合されたコアと、を含む、眼鏡アセンブリ。
【請求項2】
前記眼鏡アセンブリは、第1の部分と、前記第1の部分の反対側の第2の部分と、を含み、
前記前カバーは、前記第1の部分から前記第2の部分への曲線を画定し、
前記間隙は、前記眼鏡アセンブリの前記第1の部分から前記第2の部分に向かって増大し、
前記シュラウドは、一体型であり、前記第1の端部から前記第2の端部に向かって先細になっており、
前記コアは、ナイロンを含み、約35度より大きく、且つ約55度未満の角度で接着剤を介して前記前カバーに接着され、前記コアは、前記眼鏡アセンブリの前記第1の部分から前記第2の部分に向かって減少する長さを画定し、
前記エラストマー本体は、前記第1の部分から前記第2の部分に向かって増加する長さを画定し、前記第2の端部において実質的に平坦な表面を画定し、前記実質的に平坦な表面は、前記導波路に接触するように構成されており、前記エラストマー本体は、前記導波路との接触に応じて屈曲するように構成されている、請求項1に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項3】
前記コアは、前記エラストマー本体よりも剛性であり、
前記エラストマー本体は、前記コアを少なくとも部分的に囲み、前記第2の端部における前記導波路との接触に応じて屈曲するように構成されている、請求項1に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項4】
前記エラストマー本体は、前記コアを少なくとも部分的に囲み、前記エラストマー本体は、実質的に平坦である前記シュラウドの前記第2の端部において接触面を画定し、
前記コアは、前記シュラウドの前記第1の端部において部分的に露出する部分であって、前記部分は、前記前カバーと結合される、部分を含む、請求項1に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項5】
前記エラストマー本体は、前記コアを少なくとも部分的に囲み、
前記コアはプラスチックを含み、
前記エラストマー本体は、約50~90のショアA硬度を有するシリコンを含む、請求項1に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項6】
前記シュラウドは、一体型であり、前記第1の端部から前記第2の端部に向かって先細になっている、請求項1に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項7】
前記シュラウドは、エラストマー本体のセクションによって画定されている、請求項1に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項8】
前記間隙は、約5ミリメートルより大きく、且つ約25ミリメートル未満である、請求項1に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項9】
眼鏡フレームであって、
第1の外側及び第1の内側を有する第1のレンズ部分と、
第2の外側及び第2の内側を有する第2のレンズ部分と、
前記第1の外側から前記第2の外側に延在する前カバーと、を備え、
前記第1のレンズ部分は、
サスペンションによって保持され、前記第1の外側と前記第1の内側との間に延在する導波路であって、前記前カバー及び前記導波路は、前記第1の外側から前記第1の内側に向かって増加する間隙を画定する、導波路と、
前記間隙に少なくとも部分的に配置され、前記前カバーに接着されたシュラウドであって、前記シュラウドは、前記第1の外側から前記第1の内側に剛性が減少するように延在する、シュラウドと、を含む、眼鏡フレーム。
【請求項10】
前記前カバーは、前記第1の外側から前記第2の外側への曲線を画定し、
前記シュラウドは、第1の端部及び第2の端部を画定し、
前記シュラウドは、前記第1の端部と前記第2の端部との間の領域を画定し、前記領域は、前記第1の外側から前記第1の内側まで不均一である、請求項9に記載の眼鏡フレーム。
【請求項11】
前記シュラウドは、約35度より大きく、且つ約55度より小さい角度で前記前カバーと結合されている、請求項9に記載の眼鏡フレーム。
【請求項12】
前記シュラウドは、
エラストマー本体と、
前記エラストマー本体によって少なくとも部分的に囲まれ、前記前カバーと結合されたコアであって、前記コアは、前記第1の外側から前記第1の内側に向かって減少する長さを画定する、コアと、を含む、請求項9に記載の眼鏡フレーム。
【請求項13】
前記シュラウドは、
前記前カバーと結合されるコアと、
前記コアを少なくとも部分的に囲むエラストマー本体であって、前記エラストマー本体は、前記第1の外側から前記第1の内側へと増加する長さを画定する、エラストマー本体と、を含む、請求項9に記載の眼鏡フレーム。
【請求項14】
前記第1の外側における前記間隙は、約5ミリメートルより大きく、且つ約20ミリメートル未満であり、
前記第1の内側における前記間隙は、約10ミリメートルより大きく、且つ約25ミリメートル未満である、請求項9に記載の眼鏡フレーム。
【請求項15】
前記シュラウドは、第1の端部及び第2の端部を画定し、
前記第2の端部は、実質的に平坦な接触面を画定し、前記接触面は、約0.1ミリメートルより長く、且つ約2ミリメートル未満の長さを含む、請求項9に記載の眼鏡フレーム。
【請求項16】
眼鏡アセンブリであって、
外側と、前記外側と反対側の内側と、を有するレンズ部分と、
前記外側から前記内側に向かって延在する前カバーと、を備え、
前記レンズ部分は、
前記外側から前記内側に延在する導波路と、
前記導波路と前記前カバーとの間に配置されたシュラウドであって、前記シュラウドは、第1の端部及び第2の端部を画定し、前記シュラウドは、前記第1の端部において前記前カバーと結合され、前記レンズ部分の前記外側から前記内側に剛性が減少するように延在し、前記シュラウドは、
第1の材料を含む第1の材料部分と、
前記第1の材料とは異なる第2の材料を含む第2の材料部分であって、前記第1の材料部分は前記第2の材料部分を少なくとも部分的に囲む、第2の材料部分と、を含む、シュラウドと、を含む、眼鏡アセンブリ。
【請求項17】
前記第1の材料は、エラストマーを含み、前記シュラウドの本体を画定し、
前記第2の材料は、プラスチックを含み、前記シュラウドのコアを画定し、
前記本体は、前記コアを少なくとも部分的に囲み、前記第2の端部における前記導波路との接触に応じて屈曲するように構成されている、請求項16に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項18】
前記コアは第1の長さを画定し、
前記第1の長さは、前記外側から前記内側へと減少し、
前記本体は第2の長さを画定し、
前記第2の長さは、前記外側から前記内側へと増加する、請求項17に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項19】
前記前カバー及び前記導波路は、前記外側から前記内側へと増大する間隙を画定し、
前記シュラウドは、前記間隙内に少なくとも部分的に配置され、前記外側から前記内側に増加する長さを画定する、請求項16に記載の眼鏡アセンブリ。
【請求項20】
前記第1の材料は、電流を受け取るように構成された電気活性ポリマーを含み、
前記シュラウドは、前記導波路に直接結合され、
前記導波路は、前記シュラウドが前記電流を受け取ることに応じて移動するように構成されている、請求項16に記載の眼鏡アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2023年4月24日付けで出願された米国仮特許出願第63/497,940号の利益及び優先権を主張し、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
記載された実施形態は、一般に、光学アセンブリに関する。より詳細には、本実施形態は、眼鏡用の導波路バンパアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
拡張現実(XR)及び電子産業における最近の進歩は、眼鏡アセンブリがデジタル情報をウェアラブルレンズ上に投影することを可能にした。一般に、XRシステム用の眼鏡アセンブリは、デジタル情報を表示するための様々な構成要素を含む。したがって、多数の構成要素を眼鏡アセンブリに組み込むために、構成要素は薄く繊細であり得る。使用中、眼鏡が動かされ、着脱されるとき、様々な構成要素が互いに接触し、落下又は下に置かれたときに、床又は他の表面などの他の表面に接触する可能性がある。したがって、他の構成要素及び表面との接触による構成要素への衝撃力を低減するように設計された眼鏡アセンブリが必要である。
【発明の概要】
【0004】
本開示の少なくとも1つの例において、眼鏡アセンブリは、前カバーと、サスペンションと、サスペンションによって保持された導波路とを含む。前カバー及び導波路は、間隙を画定する。眼鏡アセンブリは、間隙内に少なくとも部分的に配置され、第1の端部及び第2の端部を画定するシュラウドを含む。シュラウドは、エラストマー本体と、シュラウドの第1の端部において前カバーと結合されたコアとを含む。
【0005】
一例では、眼鏡アセンブリは、第1の部分と、第1の部分と反対側の第2の部分とを含む。前カバーは、第1の部分から第2の部分への曲線を画定する。間隙は、眼鏡アセンブリの第1の部分から第2の部分に向かって増大する。シュラウドは、一体型であり、第1の端部から第2の端部に向かって先細になっている。コアはナイロンを含み、約35度より大きく、且つ約55度未満の角度で接着剤を介して前カバーと接着される。コアは、眼鏡アセンブリの第1の部分から第2の部分へと減少する長さを画定する。エラストマー本体は、第1の部分から第2の部分へと増加する長さを画定し、第2の端部において実質的に平坦な接触面を画定する。接触面は、導波路と接触するように構成され、エラストマー本体は、導波路との接触に応じて屈曲するように構成されている。
【0006】
一例では、コアはエラストマー本体よりも剛性であり、エラストマー本体は少なくとも部分的にコアを囲み、第2の端部における導波路との接触に応じて屈曲するように構成されている。一実施例では、エラストマー本体は、コアを少なくとも部分的に囲み、エラストマー本体は、実質的に平坦であるシュラウドの第2の端部において表面を画定し、表面は、導波路に接触するように構成されている。コアは、シュラウドの第1の端部において部分的に露出する部分であって、部分は、前カバーと結合される、部分を含む。一例では、エラストマー本体は少なくとも部分的にコアを囲み、コアはプラスチックを含み、エラストマー本体は約50~90のショアA硬度を有するシリコンを含む。一例では、シュラウドは、一体型であり、第1の端部から第2の端部に向かって先細になっている。一例では、シュラウドは、エラストマー本体のセクションによって画定されている。一例では、間隙は、約5ミリメートルより大きく、且つ約25ミリメートル未満である。
【0007】
本開示の少なくとも1つの例では、眼鏡フレームは、第1の外側及び第1の内側を有する第1のレンズ部分を含む。眼鏡フレームは、第2の外側及び第2の内側を有する第2のレンズ部分を含む。眼鏡フレームは、第1の外側から第2の外側に延在する前カバーを含む。第1のレンズ部分は、サスペンションによって保持され、第1の外側と第1の内側との間に延在する導波路を含む。前カバー及び導波路は、第1の外側から第1の内側に向かって増加する間隙を画定する。第1のレンズ部分は、間隙に少なくとも部分的に配置され、前カバーに接着されたシュラウドであって、シュラウドは、第1の外側から第1の内側に剛性が減少するように延在する、シュラウドを含む。
【0008】
一例では、前カバーは、第1の外側から第2の外側への曲線を画定し、シュラウドは、第1の端部及び第2の端部を画定し、シュラウドは、第1の端部と第2の端部との間の領域を画定する。この領域は、第1の外側から第1の内側まで不均一である。一例では、シュラウドは、約35度より大きく、且つ約55度より小さい角度で前カバーと結合されている。一例では、シュラウドは、エラストマー本体と、エラストマー本体によって少なくとも部分的に囲まれ、前カバーと結合されたコアとを含む。コアは、第1の外側から第1の内側に向かって減少する長さを画定する。一例では、シュラウドは、前カバーと結合されるコアと、コアを少なくとも部分的に囲むエラストマー本体とを含む。エラストマー本体は、第1の外側から第1の内側へと増加する長さを画定する。一例では、第1の外側における間隙は、約5ミリメートルより大きく、且つ約20ミリメートル未満である。第1の内側における間隙は、約10ミリメートルより大きく、且つ約25ミリメートル未満である。一例では、シュラウドは、第1の端部及び第2の端部を画定し、第2の端部は、実質的に平坦であり、導波路に接触するように構成された接触面を画定する。表面は、約0.1ミリメートルより大きく、且つ約2ミリメートル未満の長さを含む。
【0009】
本開示の少なくとも1つの例において、眼鏡アセンブリは、外側と、外側と反対側の内側と、を有するレンズ部分と、外側から内側に向かって延在する前カバーと、を含む。レンズ部分は、外側から内側に延在する導波路と、導波路と前カバーとの間に配置されたシュラウドとを含み、シュラウドは、第1の端部及び第2の端部を画定する。シュラウドは、第1の端部において前カバーと結合され、レンズ部分の外側から内側に剛性が減少するように延在する。シュラウドは、第1の材料を含む第1の材料部分と、第1の材料とは異なる第2の材料を含む第2の材料部分とを含む。第2の材料部分は、第1の材料部分を少なくとも部分的に囲む。
【0010】
一実施例では、第1の材料は、エラストマーを含み、シュラウドの本体を画定し、第2の材料は、プラスチックを含み、シュラウドのコアを画定し、本体は、コアを少なくとも部分的に囲み、第2の端部における導波路との接触に応じて屈曲するように構成されている。一例では、コアは第1の長さを画定する。第1の長さは、外側から内側へと減少する。本体は第2の長さを画定する。第2の長さは、外側から内側へと増加する。一例では、前カバー及び導波路は、外側から内側へと増加する間隙を画定する。シュラウドは、間隙内に少なくとも部分的に配置され、外側から内側へと増加する長さを画定する。一例では、第1の材料は、電流を受け取るように構成された電気活性ポリマーを含む。シュラウドは導波路導波路に直接結合され、導波路は、シュラウドが電流を受け取ることに応じて移動するように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
同様の参照番号が同様の構造的要素を指定する添付図面と併せて、以下の詳細な説明によって開示が容易に理解されよう。
【0012】
図1】眼鏡アセンブリの一例の斜視図である。
図2】シュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の分解図である。
図3】シュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の分解図である。
図4】眼鏡アセンブリ用のシュラウドの一例を示す。
図5】シュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の断面図である。
図6】シュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の断面図である。
図7】シュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の断面図である。
図8】シュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の分解図である。
図9A】第1のポジションにあるシュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の断面図である。
図9B】第2のポジションにあるシュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の断面図である。
図9C】第3のポジションにあるシュラウドを含む眼鏡アセンブリの一例の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
詳細な参照は、添付の図面に示される代表的な実施形態に関して以下に提供される。以下の説明は、これらの実施形態を1つの好ましい実施形態に限定することを意図するものではない。むしろ、以下の説明は、添付の特許請求の範囲により定義される記載された実施形態の趣旨及び範疇に含むことができるような、代替形態、修正形態及び均等物を包含することを意図している。
【0014】
以下の開示は眼鏡アセンブリに関する。より詳細には、本開示は、眼鏡アセンブリ内の導波路バンパに関する。ユーザは、電子眼鏡デバイスと別の物体又は表面との間に不注意にぶつかったり、落下したり、そうでなければ不注意な接触を引き起こしたりする可能性がある。例えば、眼鏡アセンブリのユーザは、眼鏡アセンブリを落下させる可能性があり、床又は同様の表面に接触することに応じて、眼鏡アセンブリ内の構成要素が互いに接触する可能性がある。
【0015】
本開示のデバイス及びシステムは、互いに接触する眼鏡アセンブリの構成要素に関連する衝撃力を低減することができる。自由落下又は他の衝撃シナリオの間、本明細書に説明されるシュラウドの種々の実施例は、衝撃力を吸収し、デバイス又はアセンブリの構成要素に印加される力を低減することができる。これにより、各構成要素に加わる衝撃力を十分に低減することができ、耐久性を向上させることができる。
【0016】
少なくとも1つの例において、眼鏡アセンブリは、前カバーと、サスペンションによって保持される導波路とを含むことができる。導波路は、仮想イメージを投影することができる。導波路は、ガラスの薄片であってもよい。前カバー及び導波路は、間隙を画定できる。眼鏡アセンブリは、間隙内に少なくとも部分的に配置され、第1の端部及び第2の端部を画定するシュラウドを含み得る。シュラウドは、エラストマー本体と、シュラウドの第1の端部において前カバーと結合されたコアとを含み得る。シュラウドは、間隙内に少なくとも部分的に配置され得るので、シュラウドは、導波路から前カバーを分離することができ、特定の衝撃シナリオにおいて、前カバーが導波路に接触することを阻止することができる。例えば、シュラウドの第1の端部が前カバーと結合され、シュラウドがエラストマー本体を有するので、シュラウドは、衝撃力に応じて変形することができ、それによって、衝撃力を少なくとも部分的に吸収し、導波路に加えられる力を低減する。このようにして、シュラウドは、動作又は操作中にユーザによって引き起こされる意図しない力から導波路を保護するための導波路用のバンパであり得る。
【0017】
これらの実施形態及び他の実施形態について、図1図9Cを参照して以下に説明する。しかしながら、当業者であれば、これらの図に関して本明細書に与えられた発明を実施するための形態は説明を目的とするものに過ぎず、限定するものとして解釈されるべきではないことを容易に理解するであろう。更に、本明細書で使用される場合、第1の選択範囲、第2の選択範囲、又は第3の選択範囲のうちの少なくとも1つを含むシステム、方法、物品、構成要素、フィーチャ、又はサブフィーチャは、各列挙された選択範囲のうちの1つ(例えば、第1の選択範囲のうちの1つのみ、第2の選択範囲のうちの1つのみ、又は第3の選択範囲のうちの1つのみ)、単一の列挙された選択範囲のうちの複数(例えば、第1の選択範囲のうちの2つ以上)、同時に2つの選択範囲(例えば、第1の選択範囲のうちの1つ及び第2の選択範囲のうちの1つ)、又はそれらの組み合わせ(例えば、第1の選択範囲のうちの2つ及び第2の選択範囲のうちの1つ)を含むことができるシステム、方法、物品、構成要素、フィーチャ、又はサブフィーチャを指すものとして理解されるべきである。
【0018】
図1及び図2は、構造要素などの様々な構成要素を含む眼鏡アセンブリ100、例えば眼鏡フレーム100の例を示す。眼鏡アセンブリ100は、眼鏡アセンブリ100が少なくとも1つの充電式又は非充電式バッテリ、電気コンセントなどから電力を受け取るように、電気式であり得る。眼鏡アセンブリ100は、ユーザが装着する少なくとも1つのレンズ上に、イメージなどのデジタル情報を投影することができる。例えば、眼鏡アセンブリ100は、少なくとも1つのレンズ部分を画定することができる。眼鏡アセンブリ100は、外側130及び内側135を有する第1の部分120、例えば、第1のレンズ部分120を画定することができる。眼鏡アセンブリ100は、外側140及び内側145を有する第2の部分125、例えば、第2のレンズ部分125を画定することができる。第1の部分120及び第2の部分125は、本明細書で説明されるように、互いに同じ構成要素を含むことができる。第2の部分125は、第1の部分120の反対側にあり得る。
【0019】
本明細書で使用される場合、「内側」及び「外側」という用語は、眼鏡アセンブリ100が着用されたときにユーザの特定の顔の特徴に隣接して、又はそこから離れて配置される眼鏡アセンブリ100の縁部、側部、又は特徴を指すことができる。例えば、内側135、145は、アセンブリ100が着用されるときにユーザの鼻に隣接して置かれるか又は配置されるように構成され得る一方で、外側130、140は、ユーザの鼻から離れて置かれるか又は配置され得る。内側135、145は、図1に示すように、対向する外側130、140の間に配置することができる。
【0020】
本明細書で使用される場合、用語「構造的(structural)」、「構造(structure)」、「構造的に(structurally)」、及び関連する用語は、耐荷重構成要素及び要素、又は眼鏡アセンブリなどの物体の物理的形態に寄与する構成要素及び要素を指す。例えば、眼鏡アセンブリのフレームは、眼鏡アセンブリの形態及び形状に加えられる様々な構造要素から形成することができ、レンズは、耐荷重構造サスペンション機構などの耐荷重要素を含む、眼鏡アセンブリの形態及び形状に加えられる様々な構造要素を含むことができる。
【0021】
眼鏡アセンブリ100は、前カバー105を含むことができる。前カバー105は、ガラス、プラスチック、金属、複合材料などの適切な材料であってもよく、又はそのような材料を含んでもよい。例えば、前カバー105は、クリアな、又はそうでなければ透明なプラスチックを含むことができる。前カバー105は、実質的に非弾性である材料であってもよく、又はそれを含んでもよい。例えば、前カバー105に力が加えられても、前カバー105の形状は実質的に変化しないままであってもよく、そうでなければ、通常の使用中に予想される力に応じて屈曲しなくてもよい。前カバー105は、軽量の材料、例えば、セルロースアセテートプロピオネート、ザイロナイト、ナイロンなどを含むことができる。前カバー105は、眼鏡アセンブリ100の外面であってもよく、又は外面を含んでもよく、例えば、前カバー105の外面は、眼鏡アセンブリ100の前面であってもよい。例えば、前カバー105は、眼鏡アセンブリ100の様々な構成要素を少なくとも部分的に収容することができる。
【0022】
前カバー105は、眼鏡アセンブリ100の幅にわたって、例えば、眼鏡アセンブリ100の第1の部分から第2の部分に延在することができる。前カバー105は、連続的に延在することができる。例えば、前カバー105は、第1のレンズ部分120の外側130から第2のレンズ部分125の外側140に延在することができる。この例では、前カバー105は、約8センチメートル以上、且つ約20センチメートル以下であり得る。前カバー105は、セグメント状に延在することができる。例えば、前カバー105の第1のセグメントは、第1のレンズ部分120の外側130から第1のレンズ部分120の内側135まで延在することができ、前カバー105の第2のセグメントは、第2のレンズ部分125の内側145から第2のレンズ部分125の外側140まで延在することができる。この例では、前カバー105のセグメントは、約4センチメートル以上、且つ約10センチメートル以下とすることができる。
【0023】
眼鏡アセンブリ100は、少なくとも1つの導波路110を含むことができる。例えば、第1のレンズ部分120及び第2のレンズ部分125は各々、導波路110を含むことができる。導波路110は、反射導波路、偏光導波路、回折導波路、ホログラフィック導波路などとすることができる。導波路110は、ガラス、プラスチック、又は他の好適な材料であり得るか、又はそれを含むことができる。例えば、導波路110は、ガラス基板などのクリアなガラス又はそうでなければ透明なガラスを含むことができる。導波路110は、約0.05ナノメートル以上、且つ約3ナノメートル以下の厚さを画定することができる。導波路110は、反射防止コーティング、保護コーティングなどを含むことができる。
【0024】
導波路110は、眼鏡アセンブリ100、例えば眼鏡アセンブリ100の一部にわたって延在することができる。第1の導波路110は、眼鏡アセンブリ100の第1のレンズ部分120を少なくとも部分的に横切って延在することができ、第2の導波路110は、眼鏡アセンブリ100の第2のレンズ部分125を少なくとも部分的に横切って延在することができる。例えば、第1の導波路110は、第1のレンズ部分120のほぼ外側130からほぼ内側135まで延在することができ、第2の導波路110は、第2のレンズ部分125のほぼ内側145からほぼ外側140まで延在することができる。別の例では、導波路110は、例えば、第1のレンズ部分120のほぼ外側130から第2のレンズ部分125のほぼ外側140まで、眼鏡アセンブリ100にわたって連続的に延在することができる。
【0025】
導波路110は、仮想イメージを投影することができる。例えば、導波路110は、仮想イメージを投影するためにガラス基板の複数の層を含むことができる。導波路110の層は、光波長スペクトルの少なくとも一部分、例えば、赤色、緑色、青色などを透過させることができる。導波路110は、眼鏡アセンブリ100のレンズ、例えば、第1のレンズ部分120のレンズ及び第2のレンズ部分125のレンズ上に仮想イメージを投影することができる。
【0026】
少なくとも1つの例では、図3に示すように、導波路110は、サスペンション205によって保持することができる。例えば、導波路110は、接着剤を介してサスペンション205に結合され得る。サスペンション205は、金属、プラスチックなどであってもよく、又はそれらを含んでもよい。例えば、サスペンション205はシートメタルを含むことができる。サスペンション205は、衝撃シナリオ、例えば、眼鏡アセンブリ100に力が加えられたシナリオにおいて、導波路110を少なくとも部分的に保護することができる。例えば、サスペンション205は、眼鏡アセンブリ100のアーム又はストラップなどの側部に加えられた力によって導波路110を少なくとも部分的に保護することができる。サスペンション205は、眼鏡アセンブリ100に加えられる力を少なくとも部分的に吸収するために、板バネなどのバネを含むことができる。
【0027】
眼鏡アセンブリ100は、少なくとも1つのシュラウド115を含むことができる。例えば、第1のレンズ部分120及び第2のレンズ部分125は各々、シュラウド115を含むことができる。シュラウド115は、一体型、例えば、一体型構造とすることができる。この例では、シュラウド115は、正方形、長方形、円形、不規則形状などの連続形状とすることができる。いくつかの例では、シュラウド115は、導波路110の形状に対応する形状を含むことができる。シュラウド115は、少なくとも1つの材料を含むことができる。例えば、シュラウド115は、シュラウド115に加えられた力に応じて変形することができる可撓性材料を含むことができる。シュラウド115の剛性は、可変であり得る。例えば、シュラウド115の一部分は、シュラウド115の別の部分よりも剛性であり得る。
【0028】
シュラウド115は、眼鏡アセンブリ100、例えば眼鏡アセンブリ100の一部にわたって延在することができる。第1のシュラウド115は、眼鏡アセンブリ100の第1のレンズ部分120を少なくとも部分的に横切って延在することができ、第2のシュラウド115は、眼鏡アセンブリ100の第2のレンズ部分125を少なくとも部分的に横切って延在することができる。例えば、第1のシュラウド115は、第1のレンズ部分120のほぼ外側130からほぼ内側135まで延在することができ、第2のシュラウド115は、第2のレンズ部分125のほぼ内側145からほぼ外側140まで延在することができる。この例では、シュラウド115は各々、第1のレンズ部分120及び第2のレンズ部分125にわたってそれぞれ延在することができ、剛性は減少する。例えば、シュラウド115は、第1のレンズ部分120の外側130から内側135へ剛性が減少するように延在することができる。別の例では、シュラウド115は、例えば、第1のレンズ部分120のほぼ外側130から第2のレンズ部分125のほぼ外側140まで、眼鏡アセンブリ100にわたって連続的に延在することができる。
【0029】
シュラウド115は、前カバー105と導波路110との間に配置することができる。シュラウド115は、前カバー105、導波路110、又は眼鏡アセンブリ100の別の構成要素のうちの少なくとも1つに接触することができる。例えば、シュラウド115は、導波路110に接触することなく、前カバー105又は眼鏡アセンブリ100の別の構成要素と結合することができる。シュラウド115は、前カバー105又は眼鏡アセンブリ100の別の構成要素と、例えば接着剤を介して接着されてもよく、又は前カバー105の一体部分、例えば前カバー105の内面のオーバーモールドされた周囲であってもよい。別の例では、シュラウド115は、前カバー105又は眼鏡アセンブリ100の別の構成要素と結合され、眼鏡アセンブリ100に加えられる力に応じて導波路110と接触することができる。この例では、シュラウド115は、衝撃シナリオ、例えば、眼鏡アセンブリ100に力が加えられたシナリオにおいて、導波路110を少なくとも部分的に保護することができる。例えば、シュラウド115は、眼鏡アセンブリ100の前カバー105などの前部分に加えられた力によって導波路110を少なくとも部分的に保護することができる。シュラウド115は、シュラウド115に加えられる力に応じて変形することができる可撓性材料を含むことができるので、シュラウド115は、前カバー105に加えられる力を少なくとも部分的に吸収することができ、これは、導波路110に加えられる力の大きさを低減することができる。このようにして、シュラウド115は、導波路バンパであってもよく、導波路バンパを含んでもよい。この例では、シュラウド115は、前カバー105に加えられる力によって導波路110を少なくとも部分的に保護することができ、サスペンション205は、眼鏡アセンブリ100のアーム又はストラップに加えられる力によって導波路110を少なくとも部分的に保護することができる。
【0030】
図1及び図2に示す特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、本明細書に記載の他の図に示されるデバイス、特徴、構成要素、及び部品の他の例のいずれにも含まれ得る。同様に、他の図を参照して示され、説明された特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、図1及び図2に示すデバイス、特徴、構成要素、及び部品の例に含まれ得る。
【0031】
図3は、シュラウド115を含む眼鏡アセンブリ100の一例を示す。前カバー105は、曲線305を画定することができる。例えば、前カバー105は、ユーザの顔の輪郭及び曲線に適応又は追従するように湾曲することができる。前カバー105は、眼鏡アセンブリ100の第1の部分120から第2の部分125への曲線305を画定することができる。前カバー105は、第1のレンズ部分120の外側130から第2のレンズ部分125の外側140への曲線305を画定することができる。前カバー105は曲線305を画定することができるので、前カバー105によって少なくとも部分的に収容される眼鏡アセンブリ100の他の構成要素もまた、曲線305に対応する曲線を画定することができる。例えば、シュラウド115、導波路110などのうちの少なくとも1つを湾曲させることができる。別の例では、前カバー105は、例えば、眼鏡アセンブリ100の第1の部分120から第2の部分125まで真っ直ぐであってもよい。
【0032】
シュラウド115は、少なくとも1つの領域、例えば少なくとも1つの表面領域及び体積領域を画定することができる。シュラウド115の様々な領域は均一でなくてもよい。例えば、領域は、第1のレンズ部分120の外側130から内側135まで均一でなくてもよい。この例では、シュラウド115の厚さW、X、Y、及びZは変化し得る。厚さY及びZは、第2のレンズ部分125の外側140から内側145まで変化し得る。更に、厚さW及びXは、第2のレンズ部分125の外側140から内側145まで変化し得る。例えば、厚さW及びXは、第2のレンズ部分125の外側140から内側145に増加することができ、例えば、厚さW及びXは各々、外側140における厚さW及びXよりも内側145において大きくすることができる。シュラウド115の厚さW、X、Y、及びZは、眼鏡アセンブリ100の第2のレンズ部分125に対応して図3に示されているが、第1のレンズ部分120に対応するシュラウド115は、同じ厚さW、X、Y、及びZを画定することができる。例えば、厚さW及びXは、第1のレンズ部分120の外側130から内側135に増加することができる。
【0033】
図3に示す特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、本明細書に記載の他の図に示されるデバイス、特徴、構成要素、及び部品の他の例のいずれにも含まれ得る。同様に、他の図を参照して示され、説明された特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、図3に示すデバイス、特徴、構成要素、及び部品の例に含まれ得る。
【0034】
図4は、眼鏡アセンブリ100用のシュラウド115の一例を示す。シュラウド115は、少なくとも1つの材料、例えば、第1の材料部分405及び第2の材料部分410を含むことができる。シュラウド115は、少なくとも1つの機械的インターロック415を含むことができる。機械的インターロック415は、第2の材料部分410に、且つ第1の材料部分405全体にわたって配置することができる。
【0035】
第1の材料部分405は、エラストマーなどの弾性的に可撓性である材料であり得るか、又はそれを含み得る。本明細書に記載されるように、「弾性」又は「可撓性」材料又は部分は、通常の使用及び/又は予想される使用中に予期される力の下で弾性的に変形するものである。例えば、第1の材料部分405は、シリコン、天然ゴム、スチレン-ブタジエンブロックコポリマー、ポリイソプレン、ニトリルゴムなどのうちの1つ以上であり得る。第1の材料部分405は、シュラウド115の本体を画定することができる。例えば、第1の材料部分405は、シュラウド115のエラストマー本体405と呼ぶことができ、又はそれを含むことができる。エラストマー本体405は、シリコン又は同様の可撓性材料を含むことができる。シュラウド115の全体的な硬度は、第1の材料部分405の調整に応じて調整することができる。言い換えると、第1の材料部分405の弾性応答を調整することができる。ショア硬度スケールでは、エラストマー本体405の硬度は、本明細書に記載されるように機能するために、約50ショアA以上、且つ約90ショアA以下、例えば、約60ショアA~約80ショアAであり得る。例えば、エラストマー本体405は、70ショアA硬度のシリコンを含み得る。
【0036】
第2の材料部分410は、硬い材料、例えば、プラスチックなどの第1の材料部分405よりも剛性の材料であってもよく、又はそれを含んでもよい。本明細書で言及するとき、「硬質」又は「可塑性」材料は、通常の使用及び/又は予想される使用中に、顕著に又は無視できないほど弾性的に変形又は屈曲することを意味しない材料を含むことができる。例えば、第2の材料部分410は、ナイロン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリ塩化ビニル(PVC)、アクリル、ポリカーボネートなどの接着プラスチックとすることができる。第2の材料部分410は、シュラウド115のコア410を画定することができる。例えば、第2の材料部分410は、シュラウド115のコア410であってもよく、又はそれを含んでもよい。シュラウド115のコア410は、ナイロン又は同様の硬質材料若しくはプラスチックを含むことができる。
【0037】
エラストマー本体405は、コア410を少なくとも部分的に囲むことができる。言い換えると、コア410は、エラストマー本体405によって少なくとも部分的に囲まれ得る。このようにして、コア410は、エラストマー本体405、したがってシュラウド115を構造的に支持することができる。例えば、エラストマー本体405は、可撓性であり、シュラウド115に加えられた力に応じて変形するか、又はそうでなければ偏向することができる。しかしながら、コア410はエラストマー本体405よりも剛性であるので、コア410は、シュラウド115に加えられた力に応じてエラストマー本体405よりも少なく屈曲することができるか、又は全く屈曲することができない。このようにして、シュラウド115は、シュラウド115に加えられた力に応じて少なくとも部分的に屈曲することができるが、コア410の剛性のために完全に屈曲するか又は変形することはできない。
【0038】
シュラウド115は、第1の端部435及び第2の端部440を画定することができる。第1の端部435と第2の端部440との間の距離は、図3に示されるように、厚さWであり得る。加えて、シュラウド115は、シュラウド115の第1の端部435から第2の端部440までの長さ430を画定することができる。シュラウド115は、第1の端部435から第2の端部440に向かって先細にすることができる。言い換えると、シュラウド115の厚さWを小さくすることができる。シュラウド115の厚さWは、前カバー105に隣接する表面から導波路110に隣接する表面まで、長さ430にわたって先細であるか、又はそうでなければ減少することができる。
【0039】
コア410は、シュラウド115の第1の端部435からの長さ420を画定することができる。エラストマー本体405は、シュラウド115の第1の端部435からの長さ425を画定することができる。長さ420、425は、シュラウド115にわたって可変とすることができる。例えば、長さ420、425は、第1のレンズ部分120の外側130から第2のレンズ部分125の外側140まで増加又は減少することができる。シュラウド115の長さ430は、第1のレンズ部分120の外側130から内側135に増加することができ、第2のレンズ部分125の外側140から内側145に増加することができる。以下でより詳細に説明するように、コア410の長さ420は、第1のレンズ部分120の外側130から内側135に減少することができ、第2のレンズ部分125の外側140から内側145に減少することができる。このようにして、シュラウド115は、第1のレンズ部分120の外側130から内側135に、及び第2のレンズ部分125の外側140から内側145に、剛性が減少することができる。エラストマー本体405の長さ425は、第1のレンズ部分120の外側130から内側135に増加することができ、第2のレンズ部分125の外側140から内側145に増加することができる。このようにして、シュラウド115は、第1のレンズ部分120の外側130から内側135に、及び第2のレンズ部分125の外側140から内側145に、可撓性が増加することができる。
【0040】
別の例では、第1の材料部分405及び第2の材料部分410は、同じ材料とすることができる。例えば、シュラウド115の剛性の減少は、1つの材料のみが使用されるように、シュラウド115の厚さのみを変化させることによっても達成することができる。例えば、シュラウド115は、シュラウド115の第1の端部435から第2の端部440に、第1のレンズ部分120の外側130から内側135に、及び第2のレンズ部分125の外側140から内側145に、剛性が減少する黒色プラスチックなどの1つの材料のみを含むことができる。別の例では、材料405、410は両方とも電気活性ポリマーであり得る。この例では、シュラウド115は、導波路110と例えば直接結合することができる。材料405、410は、シュラウド115が電流を受け取るのに応じて、導波路110を移動させるために電流を受け取ることができる。例えば、導波路110のポジション及び角度は、電流に応じて変化し得る。
【0041】
図4に示す特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、本明細書に記載の他の図に示されるデバイス、特徴、構成要素、及び部品の他の例のいずれにも含まれ得る。同様に、他の図を参照して示され、説明された特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、図4に示すデバイス、特徴、構成要素、及び部品の例に含まれ得る。
【0042】
図5図7は、シュラウド115を含む眼鏡アセンブリ100の一例を示す。前カバー105及び導波路110は、図5に描写されるように、間隙505を画定するように離間されることができる。例えば、間隙505は、前カバー105と導波路110との間にあり得る。間隙505は、約5ミリメートル以上、且つ約25ミリメートル以下の長さであり得る。例えば、前カバー105と導波路110との間の間隙505は、約15ミリメートルであり得る。前カバー105及び導波路110は、結合される、例えば、間接的に結合されることができる。例えば、眼鏡アセンブリ100の構造構成要素710は、図7に示すように、前カバー105をサスペンション205に、したがって導波路110に間接的に結合することができる。このようにして、間隙505は、構造構成要素710、前カバー105、及び導波路110によって画定され得る。
【0043】
間隙505は変化し得る。例えば、間隙505は、眼鏡アセンブリ100全体にわたって増減することができる。間隙505は、眼鏡アセンブリ100の第1の部分120から第2の部分125に増加することができ、逆もまた同様である。例えば、間隙505は、第1のレンズ部分125の外側130から第1のレンズ部分120の内側135及び第2のレンズ部分125の内側145に増加することができ、間隙505は、第2のレンズ部分125の外側140から第1のレンズ部分125の内側135及び第2のレンズ部分125の内側145に増加することができる。別の例では、間隙505は、第1のレンズ部分120の内側135及び第2のレンズ部分125の内側145から、それぞれ第1のレンズ部分120の外側130及び第2のレンズ部分125の外側140に減少することができる。
【0044】
この例では、内側135、145における間隙505の長さ515は、外側130、140における間隙505の長さ510よりも大きくすることができる。言い換えると、外側130、140における間隙505の長さ510は、内側135、145における間隙505の長さ515よりも短くすることができる。間隙505は、第1のレンズ部分125の内側135と第2のレンズ部分125の内側145とでほぼ等しくすることができる。間隙505は、第1のレンズ部分125の外側130と第2のレンズ部分125の外側140とでほぼ等しくすることができる。外側130、140における間隙505の長さ510は、約5ミリメートル以上、且つ約20ミリメートル以下であり得る。例えば、第1のレンズ部分120の外側130における間隙505は、約10ミリメートルより大きく、且つ約15ミリメートル未満であり得る。内側135、145における間隙505の長さ515は、約10ミリメートル以上、且つ約25ミリメートル以下であり得る。例えば、第1のレンズ部分120の内側135における間隙505は、約15ミリメートル以上、且つ約20ミリメートル以下であり得る。
【0045】
シュラウド115は、間隙505内に少なくとも部分的に配置することができる。例えば、シュラウド115は、前カバー105と導波路110との間に配置することができる。コア410は、部分的に露出した、例えばエラストマー本体405によって囲まれていない、又はそうでなければ接触していない部分620を含むか、又は画定することができる。部分620は、シュラウド115の第1の端部435に画定することができる。部分620は、前カバー105と結合することができる。例えば、コア410は、シュラウド115の第1の端部435において前カバー105と結合することができる。コア410の部分620は、図6に示されるように、接着剤625を介して前カバー105に結合されるか、又はそうでなければ接着され得る。接着剤625は、ABP 8520E2、ABP 8035M、及びABP 2032Sなどを含む産業用接着剤とすることができる。別の例では、シュラウド115は、シュラウド115が前カバー105の内面のオーバーモールドされた周囲であるように、前カバー105の一体部分であり得る。本明細書で説明するように前カバー105及び導波路110を保護するために、シュラウド115は、図7に示すように、例えばコア410に結合されるか、又は約35度以上、且つ約55度以下の角度705で前カバー105から延在することができる。例えば、角度705は約45度とすることができる。
【0046】
外側130、140における間隙505の長さ510が内側135、145における間隙505の長さ515よりも短い例では、シュラウド115の剛性は、外側130、140において、内側135、145におけるシュラウド115の剛性よりも大きくすることができる。この例では、内側135、145におけるよりも外側130、140におけるシュラウド115の剛性が大きいので、シュラウド115は、眼鏡アセンブリ100に加えられた力に応じて内側135、145又は外側130、140のいずれかにおいて導波路110が揺動するのを防止又はそうでなければ抑制することができる。言い換えると、シュラウド115の剛性は、シュラウド115の変形速度の変化を介して、導波路110に向かうシュラウド115の実質的に均一な圧縮速度を提供するように、間隙505の長さの変化を補償することができる。例えば、内側135、145におけるよりも外側130、140におけるシュラウド115の剛性が大きいため、外側130、140におけるシュラウド115は、内側135、145におけるシュラウド115よりも遅い速度で変形することができる。
【0047】
コア410の長さ420は変えることができ、したがってシュラウド115の剛性を変えることができる。コア410は、眼鏡アセンブリ100の第1の部分120から第2の部分125に向かって減少する長さ420を画定することができ、逆もまた同様である。例えば、長さ420は、第1のレンズ部分125の外側130から第1のレンズ部分120の内側135に減少することができ、間隙505は、第2のレンズ部分125の外側140から第2のレンズ部分125の内側145に減少することができる。この例では、内側135、145におけるコア410の長さ525は、外側130、140におけるコア410の長さ520よりも短くてもよい。言い換えると、外側130、140におけるコア410の長さ520は、内側135、145におけるコア410の長さ525よりも大きくすることができる。この例では、シュラウド115は、内側135、145よりも外側130、140においてより剛性であり得る。
【0048】
エラストマー本体405の長さ425は変えることができ、したがって、シュラウド115の剛性を変えることができる。エラストマー本体405は、眼鏡アセンブリ100の第1の部分120から第2の部分125に向かって増加する長さ425を画定することができ、逆もまた同様である。例えば、長さ425は、第1のレンズ部分125の外側130から第1のレンズ部分120の内側135に増加することができ、間隙505は、第2のレンズ部分125の外側140から第2のレンズ部分125の内側145に増加することができる。この例では、内側135、145におけるエラストマー本体405の長さ535は、外側130、140におけるエラストマー本体405の長さ530よりも大きくすることができる。言い換えると、外側130、140におけるエラストマー本体405の長さ530は、内側135、145におけるエラストマー本体405の長さ535よりも短くてもよい。この例では、シュラウド115は、内側135、145よりも外側130、140においてより剛性であり得る。
【0049】
シュラウド115は、図6に示すように、表面615又は接触面615を画定することができる。表面615は、シュラウド115の第2の端部440に画定することができる。この例では、表面615は、例えば、眼鏡アセンブリ100に加えられる力によって、導波路110に接触することができる。表面615は、実質的に平坦であり得る。例えば、表面615は、シュラウド115によって導波路110に点荷重が加えられるのを防止又はそうでなければ抑制するように、実質的に平坦とすることができる。表面615が実質的に平坦であることにより、シュラウド115と導波路110との間の接触に応じて生じる力を分散させることができ、シュラウド115が座屈するのを防止するか、又はそうでなければ抑制することができる。表面615は、長さ630を含むか、又は画定することができる。長さ630は、約0.1ミリメートル以上、且つ約2ミリメートル以下とすることができる。例えば、長さ630は約1ミリメートルとすることができる。
【0050】
図5図7に示す特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、本明細書に記載の他の図に示されるデバイス、特徴、構成要素、及び部品の他の例のいずれにも含まれ得る。同様に、他の図を参照して示され、説明された特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、図5図7に示すデバイス、特徴、構成要素、及び部品の例に含まれ得る。
【0051】
図8は、シュラウド815を含む眼鏡アセンブリ800の一例を示す。眼鏡アセンブリ800は、眼鏡アセンブリ100と同様であり得る。例えば、眼鏡アセンブリ800は、前カバー805及び導波路810を含むことができる。導波路810は、サスペンション820によって保持することができる。前カバー805、導波路810、及びサスペンション820は、それぞれ前カバー105、導波路110、及びサスペンション205と同様又は同じであり得る。例えば、前カバー805、導波路810、及びサスペンション820は、それぞれ、前カバー105、導波路110、及びサスペンション205と同じ寸法及び材料を画定又は含むことができる。加えて、眼鏡アセンブリ800の構成要素は、眼鏡アセンブリ100の構成要素と同様に又は同じように、互いに結合されるか又はそうでなければ接触することができる。
【0052】
シュラウド815は、シュラウド115と同様又は同じであり得る。例えば、シュラウド815は、シュラウド115と同じ材料及び寸法を含むか又は画定することができる。シュラウド815は、エラストマー本体825のセクションによって画定することができる。この例では、シュラウド815は、非一体型、例えば、非一体型構造とすることができる。例えば、シュラウド815は、途切れた正方形、長方形、円形などの不連続な形状とすることができる。図8は、シュラウド815を途切れた正方形として示している。例えば、エラストマー本体825のセクションは、少なくとも部分的に正方形形状を画定することができ、例えば、エラストマー本体825のセクションは、図8に示されるように、正方形の縁部、正方形の角部、又は両方の組み合わせを画定することができる。エラストマー本体825のセクションは、サスペンション820によって保持された前カバー805及び導波路110と整列することができる。例えば、シュラウド815の不連続形状は、前カバー805、導波路110、又はその両方の形状に対応することができる。
【0053】
シュラウド815は、シュラウド115と同様又は同じであり得る。例えば、シュラウド815は、例えば接着剤を介して、前カバー805又は眼鏡アセンブリ800の他の構成要素と結合され得る。シュラウド815は、コア410と同様又は同じ少なくとも1つのコアを含むことができる。エラストマー本体825のセクションの各々は、コアを少なくとも部分的に囲むことができ、各コアは、前カバー805に接着されるか、又はそうでなければ結合され得る。エラストマー本体825及びコアの各セクションは、様々な剛性を有することができる。例えば、エラストマー本体825及びコアの各セクションの剛性は、変化してもよく、エラストマー本体825の各セクションの平均剛性は、互いに対して変化してもよい。別の例では、エラストマー本体825の各セクションの剛性は均一であり得るが、剛性は互いに対して変化し得る。
【0054】
これらの例では、眼鏡アセンブリ800の外側にあるエラストマー本体825のセクションの剛性は、眼鏡アセンブリ800の内側にあるエラストマー本体825のセクションよりも高いことがある。このようにして、シュラウド815は、導波路810が、眼鏡アセンブリ800に加えられた力に応じて、眼鏡アセンブリ800のいずれかの側で揺動することを防止又はそうでなければ抑制することができる。言い換えると、シュラウド815の変化する剛性は、エラストマー本体825のセクションの変化する変形速度を介して、導波路810に向かうシュラウド815の実質的に均一な圧縮速度を提供することができる。例えば、眼鏡アセンブリ800の外側のシュラウド815は、内側よりも外側のシュラウド815の剛性が大きいため、眼鏡アセンブリ800の内側のシュラウド815よりも遅い速度で変形することができる。
【0055】
図8に示す特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、本明細書に記載の他の図に示されるデバイス、特徴、構成要素、及び部品の他の例のいずれにも含まれ得る。同様に、他の図を参照して示され、説明された特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、図8に示すデバイス、特徴、構成要素、及び部品の例に含まれ得る。
【0056】
図9A図9Cは、様々なポジションにあるシュラウド115を含む眼鏡アセンブリ100の一例を示す。図9Aは、第1のポジション900にあるシュラウド115を示す。図9Bは、第2のポジション905にあるシュラウド115を示す。図9Cは、第3のポジション910にあるシュラウド115を示す。
【0057】
シュラウド115が第1のポジション900にある状態で、シュラウド115及び導波路110は、間隙915を画定することができる。例えば、シュラウド115及び導波路110は、互いに分離されてもよく、又はそうでなければ直接接触しなくてもよい。間隙915は、約40ミクロン以上、且つ約60ミクロン以下とすることができる。例えば、間隙915は、約50ミクロンであり得る。第1のポジション900において、導波路110は、サスペンション205のみと接触することができる。シュラウド115が第1のポジション900にある状態で、眼鏡アセンブリ100は少なくとも部分的に平衡状態にあることができる。例えば、力は、例えば前カバー105において、眼鏡アセンブリ100に加えられなくてもよい。この例では、前カバー105又は同様に配置された表面以外のロケーションで、眼鏡アセンブリ100に力を加えることができる。
【0058】
シュラウド115は、眼鏡アセンブリ100に加えられた力930に応じて、第1のポジション900から第2のポジション905に移行することができる。例えば、力930は、図9Bに示すように、前カバー105に加えることができる。シュラウド115は、力930の大きさが減少することに応じて、又はそうでなければ力930が眼鏡アセンブリ100から除去されることに応じて、第2のポジション905から第1のポジション900に移行することができる。
【0059】
シュラウド115が図9Bに示される第2のポジション905にある状態で、シュラウド115及び導波路110は、間隙920を画定することができる。間隙920は、間隙915より小さくてもよい。例えば、間隙920は、約0ミクロン以上、且つ約60ミクロン未満とすることができる。第2のポジション905において、シュラウド115、例えば表面615は、導波路110に接触することができる。力930は、前カバー105及びシュラウド115を導波路110に向かって圧縮するのに十分な大きさを有することができる。
【0060】
シュラウド115は、眼鏡アセンブリ100に加えられた力935に応じて、第2のポジション905から第3のポジション910に移行することができる。例えば、力935は、図9Cに示すように、前カバー105に加えることができる。シュラウド115は、力935の大きさが減少することに応じて、又はそうでなければ力935が眼鏡アセンブリ100から除去されることに応じて、第3のポジション910から第2のポジション905に移行することができる。
【0061】
シュラウド115が図9Cに示される第3のポジション910にある状態で、シュラウド115及び導波路110は、間隙920を画定することができる。例えば、間隙920の長さは、シュラウド115が第3のポジション910にある状態で0ミクロンとすることができる。第3のポジション910において、シュラウド115、例えば表面615は、導波路110に接触することができる。力935は、力930の大きさよりも大きい大きさを有することができる。力935の大きさは、導波路110に向かって前カバー105及びシュラウド115を圧縮し、並びにシュラウド115を屈曲、圧縮、又はそうでなければ変形させるのに十分であり得る。この例では、シュラウド115は、シュラウド115の屈曲面925を画定することができる。例えば、エラストマー本体405は、シュラウド115の第2の端部440における導波路110との接触に応じて屈曲することができる。屈曲面925は、凹状湾曲を含むか、又は画定することができる。例えば、シュラウド115の第2の端部440は、前カバー105に向かって圧縮することができる。コア410がエラストマー本体405よりも剛性であるので、シュラウド115はコア410の長さ420に沿って実質的に直線のままであることができ、エラストマー本体405は可撓性材料であることができる、又は可撓性材料を含むことができるので、シュラウド115はエラストマー本体405の長さ425に沿って屈曲することができる。
【0062】
シュラウド115が屈曲面925を画定する状態で、シュラウド115は、力935を少なくとも部分的に吸収することができ、それによって、導波路110に伝達されるか、又はそうでなければ加えられる力935の大きさを低減する。例えば、シュラウド115を含まない眼鏡アセンブリ100では、前カバー105は導波路110に直接接触することができる。この例では、前カバー105は非弾性材料であり得るか、又は非弾性材料を含み得るので、力935のほぼ全体の大きさが導波路110に伝達され得る。
【0063】
図9A図9Cに示す特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、本明細書に記載の他の図に示されるデバイス、特徴、構成要素、及び部品の他の例のいずれにも含まれ得る。同様に、他の図を参照して示され、説明された特徴、構成要素、及び/又は部品は、それらの配置及び構成を含め、いずれも単独で、又はどのような組み合わせでも、図9A図9Cに示すデバイス、特徴、構成要素、及び部品の例に含まれ得る。
【0064】
本明細書における「約」及び「実質的に」という用語は、特に明記しない限り、+/-10%と解釈されるものとする。本明細書に開示されるすべての値の範囲(「約a~約b(from about a to about b)」又は同等に、「およそa~b(from approximately a to b)」又は同等に、「およそa~b(approximately a-b)」又は同等に、「約aより大きく、且つ約b未満」の形態である(greater than about a and less than about b))は、より広い値の範囲内に包含されるすべての数及び範囲を示すと理解されるものとする。
【0065】
いくつかの例では、本システムは、カスタマイズされた体験をユーザに提供するために、ユーザ固有の情報を収集することができる。そのような例では、ユーザ固有データの収集、記憶、使用、及び送信は、よく知られており受け入れられているデータプライバシー基準に従って行われるべきである。
【0066】
上記で提供される特定の詳細は、説明される例を実践するために必要とされず、例示及び説明の目的のために提示される。上記で提供された詳細は網羅的ではなく、実施形態を開示された厳密な形態に限定すべきではない。むしろ上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
【外国語明細書】