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特開2024-178363音響センサを有するカテーテルアセンブリクランプ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178363
(43)【公開日】2024-12-24
(54)【発明の名称】音響センサを有するカテーテルアセンブリクランプ
(51)【国際特許分類】
   A61M 5/168 20060101AFI20241217BHJP
   A61M 5/172 20060101ALI20241217BHJP
   A61M 25/06 20060101ALI20241217BHJP
【FI】
A61M5/168 520
A61M5/172
A61M5/168 550
A61M25/06 500
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024165495
(22)【出願日】2024-09-24
(62)【分割の表示】P 2021559870の分割
【原出願日】2020-04-07
(31)【優先権主張番号】62/830,847
(32)【優先日】2019-04-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/841,341
(32)【優先日】2020-04-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ECHONET Lite
2.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】エス.レイ アイザックソン
(57)【要約】
【課題】本発明は、カテーテルアセンブリを通る流体の流れをモニターする方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、カテーテルアセンブリを通る流体の流れをモニターする方法であって、方法は、
カテーテルアセンブリの延長チューブを締め付けるように配置されたクランプを提供する工程であって、クランプは延長チューブを通る流体の流れを検出するように配置された音響センサを備え、クランプ及び音響センサは延長チューブの外側に配置されている工程、及び、
音響センサを介して、延長チューブを通る流体の流れを検出する工程、を備える方法である。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カテーテルアセンブリを通る流体の流れをモニターする方法であって、方法は、
カテーテルアセンブリの延長チューブを締め付けるように配置されたクランプを提供する工程であって、クランプは延長チューブを通る流体の流れを検出するように配置された音響センサを備え、クランプ及び音響センサは延長チューブの外側に配置されている工程、及び、
音響センサを介して、延長チューブを通る流体の流れを検出する工程、を備える方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、音響センサを介した、延長チューブを通る流体の流れの検出は、音響センサを介して、延長チューブを通る流体の流れの周波数、延長チューブを通る流体の流れの振幅又は、延長チューブを通る流体の流れの音エネルギーを検出することを含む、方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、音響センサを介した、延長チューブを通る流体の流れの検出は、音響センサを介した80Hz~200Hzの間の周波数を検出することを含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、更に、音響センサを介して流体が延長チューブを通って流れないことを検出することを含む、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、音響センサを介した流体が延長チューブを通って流れないことの検出は、音響センサを介した、40Hz~80Hzの間の周波数を検出することを含む、方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法であって、更に、
音響センサを介して流体が延長チューブを通って流れないことの検出に応答して、タイマーを起動させる工程、及び、
所定の長さの時間に到達したタイマーに応答して、アラートを提供する工程を含む、方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、アラートを提供する工程は、モニター装置にネットワーク上でアラートシグナルを送信し、アラートシグナルは、モニター装置にアラートを提供するように指示する、方法。
【請求項8】
請求項6に記載の方法であって、更に、所定の長さの時間に到達したタイマーに応答して、患者の電子健康記録中に表示を提供することを含む、方法。
【請求項9】
請求項6に記載の方法であって、更に、音響センサを介して別の所定の長さの時間、延長チューブを通る流体の流れの検出に応答して、タイマーを停止又はリセットすることを含む、方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法であって、更に、音響センサを介した、他方の所定の長さの時間の延長チューブを通る流体の流れを検出する音響センサに応答して、モニター装置にネットワーク上で別のアラートシグナルを送信し、他方のアラートシグナルはモニター装置にアラートの停止又は別のアラートを提供するように指示することを含む、方法。
【請求項11】
請求項6に記載の方法であって、更に、別の所定の長さの時間に到達したタイマーに応答して、別のアラートを提供することを含む、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、他方の所定の長さの時間は、所定の長さの時間よりも長く、そして、カテーテルアセンブリを流れる時間に対応し、他方の所定の長さの時間は、約6時間~約8時間の間である、方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法であって、更に、音響センサを介して、延長チューブを通って流れる又は流れない流体の検出に応答して、患者の電子健康記録中に表示を提供することを含む、方法。
【請求項14】
請求項1に記載の方法であって、クランプは、延長チューブを通る流体の流れを検出するように配置された別の音響センサを備え、他方の音響センサは延長チューブの外側に配置され、音響センサは他方の音響センサに対して遠位に配置され、更に、他方の音響センサを介して、流体が延長チューブを通る流れの前又は後に、音響センサを介して流体が延長チューブを通る流れの検出に応答して、流体の流れ方向を決定することを含む、方法。
【請求項15】
クランプは締め付けクランプである、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
カテーテルアセンブリであって、
カテーテルアダプタ、
カテーテルアダプタに連結された延長チューブ、及び、
延長チューブ上に配置されたクランプであって、延長チューブを通る流体の流れを検出するように配置された音響センサを備えるクランプ、を備える、
カテーテルアセンブリ。
【請求項17】
請求項16に記載のカテーテルアセンブリであって、
クランプは締め付けクランプを備え、音響センサは締め付けクランプ中に埋め込まれている、カテーテルアセンブリ。
【請求項18】
請求項16に記載のカテーテルアセンブリであって、
クランプは非締め付けクランプを備え、クランプはその中を通って伸びるチャネルを備え、音響センサはチャネル中に埋め込まれている、カテーテルアセンブリ。
【請求項19】
カテーテルアセンブリ用の延長セットであって、
音響センサを備えるクランプ、及び、
クランプを通して伸びる延長チューブを、備え、
音響センサは延長チューブを通る流体の流れを検出するように配置された延長セット。
【請求項20】
請求項19に記載の延長セットであって、
クランプは別の音響センサを備え、
他方の音響センサは音響センサに対して近位に配置されている、延長セット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
カテーテルは、多様な注入療法のために一般的に使用される。例えば、カテーテルは、通常の生理食塩水溶液のような流体、多様な医薬品、および、非経口的な栄養素を患者に注入するために使用されても良い。カテーテルは、患者から採血するために使用しても良い。
【背景技術】
【0002】
共通のタイプのカテーテルは、オーバーザニードル式の末梢静脈カテーテル(「PIVC」)、末梢挿入型中心カテーテル(「PICC」)、又は、正中カテーテルである。その名前が暗示しているように、オーバーザニードル式のカテーテルは、鋭い遠位先端部を有する導入針の上に装着され得る。鋭い遠位先端部は皮膚及び、患者の血管を刺すために使用されても良い。カテーテルの血管中への挿入は、針による血管の刺しの後に続いても良い。針及びカテーテルは、針のベベルが患者の皮膚から離れる方に面した状態で、一般的に、皮膚を通して患者の血管系の中へ浅い角度で挿入される。血管系の中の導入針の設置が確認されると、医師は、血管系の中のフローを一時的に遮断し、導入針を引き抜き、血管内の場所に、その後、採血及び/又は流体注入のためカテーテルを残しても良い。
【0003】
例えば、カテーテルは、時間に伴うカテーテルの閉塞により不安定になり又は譲歩するかもしれない。カテーテルが閉塞になることに応答して、カテーテルは除去されて、そして新しいカテーテルに取り換えられる必要があるかもしれない。カテーテル閉塞はカテーテルの遠位端内又はその周辺の血栓の形成から生じる血栓性のものかもしれない。カテーテル閉塞は、沈殿物、機械的な閉塞及び他の要素から生じる非血栓性のものであるかもしれない。更に、カテーテル閉塞は、カテーテル感染、急性肺塞栓症、ポスト血栓性症候群及び、他の否定的な健康結果を起こさせ得る。医師は、定期的にカテーテルを洗浄して、閉塞を防止し、そして、カテーテルの留置期間を延長させるかもしれない。
【0004】
本明細書で特許請求されている主題は、任意の不利益を解決するか、または、上記に説明されているものなどのような環境においてのみ動作する実施形態に限定されない。むしろ、この背景は、本明細書で説明されているいくつかの実行形態が実施され得る1つの例示的な技術エリアを示すために提供されているに過ぎない。
【発明の概要】
【0005】
本開示は、概して、血管アクセスシステム並びに、関連する装置及び、方法に関するものである。いくつかの実施態様では、カテーテルアセンブリの洗浄を管理する方法は、カテーテルアセンブリの延長チュープ用のクランプを提供することを含んでも良い。いくつかの実施態様では、クランプは、音響センサを備えても良く、それはクランプが開いているか又は、流体がカテーテルアセンブリの延長チュープを流れているかを検出するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、音響センサは、クランプが閉じているか又は、流体がカテーテルアセンブリの延長チュープを流れていないかを検出するように配置されても良い。
【0006】
いくつかの実施態様では、方法は、クランプが閉じていることを検出する音響センサに応答してタイマーを起動させることを含んでも良い。いくつかの実施態様では、方法は、所定の長さの時間に到達したタイマーに応答して、アラートを提供することを含んでも良い。いくつかの実施態様では、アラートは、カテーテルアセンブリが開けられて、そして、洗浄されるべきことを医師に指示し、カテーテルアセンブリの閉塞を防止させても良い。
【0007】
いくつかの実施態様では、アラートを提供することは、医師が装置をモニターするように、モニター装置にネットワーク上でアラートシグナルを送信しても良い。いくつかの実施態様では、アラートシグナルは、モニター装置にアラートを提供するように指示しても良い。いくつかの実施態様では、アラートは、音、触覚振動又は、視覚的キューを備えても良い。いくつかの実施態様では、視覚的キューは、ライトの状態変化を備えても良い。いくつかの実施態様では、クランプが閉じていることを検出する音響センサに応答して、表示は患者の電子健康記録において提供されても良い。
【0008】
いくつかの実施態様では、音響センサはクランプが開いていることを検出するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、別の所定の長さの時間、クランプが開いていることを検出する音響センサに応答して、タイマーは停止及び/又はリセットされても良い。いくつかの実施態様では、他方の所定の長さの時間、クランプが開いていることを検出する音響センサに応答して、モニター装置にネットワーク上で別のアラートシグナルが送信され、アラートを停止させ又は別のアラートを提供しても良い。いくつかの実施態様では、別の所定の長さの時間、クランプが開いていることを検出する音響センサに応答して、別の表示が患者の電子健康記録上において提供されても良い。
【0009】
いくつかの実施態様では、別の音響センサが提供されても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ及び、他方の音響センサは、流体が延長チューブを通って流れ、そして、クランプが開いているか又は閉じているか否かのロバスト決定を提供しても良い。いくつかの実施態様では、音響センサは、他方の音響センサに対して遠位端に配置されても良い。いくつかの実施態様では、流体が延長チューブを通る流れを検出する他方の音響センサの前又は後に、流体が延長チューブを通る流れを検出する音響センサに応答して、延長チューブ内の流体の流れ方向は決定しても良い。いくつかの実施態様では、クランプが開いており、そして、流体がカテーテルアセンブリの延長チューブを通って流れることを検出する他方の音響センサに応答して、タイマーが停止され及び/又はリセットされても良い。
【0010】
実施形態の目的及び効果は、特許請求の範囲で特に指摘されている要素、特徴及び、組合せにより少なくとも実現及び、達成されることになる。先述の全体的な説明および以下の詳細な説明の両方は、例示的で説明的なものであり、特許請求されているような本発明を制限するものではないということが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
添付の図面の使用を通して、追加的な特異性および詳細によって、例示的な実施形態が記載および説明されることとなる。
【0012】
図1A】いくつかの実施形態に従った例示的なカテーテルシステムの上部斜視図である。
図1B】いくつかの実施形態に従った開いた位置のクランプを示す例示的なクランプの上部斜視図である。
図1C】いくつかの実施形態に従った閉じた位置のクランプを示す図1Bのクランプの上部斜視図である。
図2A】いくつかの実施形態に従った例示的な医師モニタリング装置の上部斜視図である。
図2B】いくつかの実施形態に従った例示的な医師モニタリング装置のデイスプレー・スクリーン上に示されても良い例示的な電子健康記録である。
図3】いくつかの実施形態に従った例示的な洗浄管理システムのブロックダイヤグラムである。
図4A】開いた位置のクランプを示す、図1Aのカテーテルシステムで使用されても良い別の例示的なクランプを示す上部斜視図である。
図4B】閉じた位置のクランプを示す、図4Aのクランプを示す上部斜視図である。
図5A】音響センサにより発生した例示的な波形のグラフである。
図5B】2つの音響センサにより発生した例示的な波形のグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1Aを参照すると、いくつかの実施形態に従った例示的なカテーテルシステム14が示されている。いくつかの実施形態で、カテーテルシステム14は、カテーテルアセンブリ16を備えても良い。いくつかの実施態様では、カテーテルアセンブリ16は、カテーテルアダプタ18及び、カテーテルアダプタ18から遠位に延びるカテーテル20を備えても良い。いくつかの実施態様では、カテーテルアダプタ18は、カテーテルアダプタ18のルーメンと流体連通するサイドポート22を備えても良い。いくつかの実施態様では、カテーテルアダプタ18は、近位端23、遠位端24及び、その間に延びるルーメンを備えても良い。いくつかの実施態様では、カテーテル20は、PIVCを備えても良い。
【0014】
いくつかの実施態様では、カテーテルアセンブリ16は、針アセンブリと移動可能に連結されても良く、それは針ハブ26及び、導入針28を備えても良い。いくつかの実施態様では、導入針28は鋭利な遠位端を備えても良い。いくつかの実施態様では、導入針28の近位端は、針ハブ26内で固定されていても良い。
【0015】
いくつかの実施態様では、例えば、図1Aに示すように、カテーテルアセンブリ16が患者の血管中への挿入のための準備挿入位置にあるとき、導入針28はカテーテル20を通って延びても良い。いくつかの実施態様では、患者の血管中に挿入されている導入針28に応答して、血液のフラッシュバックは、導入針28の鋭利な遠位端30と通って流れ、そして、医師に、導入針28とカテーテル20の間で、及び/又はカテーテルアセンブリ16中の別の場所で見えても良い。
【0016】
いくつかの実施態様では、カテーテル20が患者の血管内に配置されている血液のフラッシュバックを介した確認に応答して、針アセンブリは、カテーテルアセンブリ16から除去されても良い。いくつかの実施態様では、例えば、図1Aに示すように、針アセンブリは、カテーテルアセンブリ16に連結されているとき、針アセンブリの導入針28は、カテーテルアダプタ18のルーメン内に配置されたセプタムを通して延びても良い。
【0017】
いくつかの実施態様では、カテーテルシステム14は、カテーテルライン32を備えても良く、それは延長チューブ34及び、それを通って延長チューブ34が延びることが出来るクランプ36を備えても良い。いくつかの実施態様では、例えば、図1Aに示すように、延長チューブ34の遠位端は、カテーテルアダプタ18と一体化されていても良い。例えば、延長チューブ34は、カテーテルアダプタ18のサイドポート24と一体化されても良い。いくつかの実施態様では、延長チューブ34はカテーテルアダプタ18と移動可能に連結されていても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36は、選択的に延長チューブ34を閉じて、血液又は別の流体が延長チューブ34を通って流れることを防止させても良い。
【0018】
いくつかの実施態様では、アダプタ38は、延長チューブ34の近位末端に連結されても良い。いくつかの実施態様では、アダプタ38は、Y-アダプタ又は別の好適なコネクタを備えても良い。いくつかの実施態様では、無針コネクタ40は、アダプタ38と連結されていても良い。いくつかの実施態様では、アダプタ38及び/又は無針コネクタ40は、カテーテル20と流体投与又は採血用の医療装置とを連結させるために使用されても良い。医療装置は、輸液バッグ、注射器又は、いかなる他の好適な医療装置を備えても良い。
【0019】
いくつかの実施態様では、カテーテルシステム14は、いかなる好適なカテーテルアセンブリ16を備えても良く、そして、クランプ36はいかなる好適な延長チューブと連結されていても良い。いくつかの実施態様では、延長チューブ34はカテーテルアダプタ18の近位末端23から延びても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36は、IVライン上に配置されても良く、それは、IVバッグとカテーテルアセンブリ16の間に延びても良い。いくつかの実施態様では、カテーテルアセンブリ16は、PIVC、PICC又は正中カテーテルを備えても良い。いくつかの実施態様では、末梢挿入型中心カテーテル(「PICC」)アセンブリは、一つ以上のピッグテイル延長チューブに連結されても良い。
【0020】
いくつかの実施態様では、延長セットは、直接的又は間接的にカテーテルアセンブリ16に連結されるように配置されても良い。いくつかの実施態様では、延長セットは、IVライン、延長チューブ34又は、カテーテルアセンブリ16と流体連通しているいかなる他の延長チューブを備えても良い。いくつかの実施態様では、延長セットは、クランプ36を備えても良い。
【0021】
図1Bを参照すると、クランプ36が開いているときに応答して、流体は延長チューブ34及び、カテーテルアセンブリ16を通って流れても良い。例えば、流体は、アダプタ38に連結された医療装置を介して患者に注入されても良いし、血液は、アダプタ38に連結された血液収集装置中に患者から採血されても良い。いくつかの実施態様では、クランプ38は、第一の音響センサ42a及び/又は、第二の音響センサ42b(これらは、本明細書中において集合的に、「音響センサ42」と呼ぶ)を備えても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ42のそれぞれは、流体が延長チューブ34を通って流れること、又は、クランプ36が開いていることを検出するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ42のそれぞれは、流体が延長チューブ34を通って流れないこと、又は、クランプ36が閉じていることを検出するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、第一の音響センサ42a及び/又は、第二の音響センサ42bは、一つ以上のマイクロフォンを備えても良い。
【0022】
いくつかの実施態様では、第一の音響センサ42a及び、第二の音響センサ42bは、流体が延長チューブ34を通って流れ、そして、クランプ36が開いているか又は閉じているか否かのロバスト決定を提供しても良い。いくつかの実施態様では、第一の音響センサ42aは、第二の音響センサ42bの遠位端に配置されても良い。いくつかの実施態様では、延長チューブ34内の流体の流れ方向は、延長チューブ34を通る流体の流れを他方の音響センサ42bが検出する前又は後に、延長チューブ34を通る流体の流れを検出する第一の音響センサ42aに応答して、決定されても良い。いくつかの実施態様では、流体の流れ方向は、延長チューブ34を通る流体の流れを第二の音響センサ42bが検出する前に、延長チューブ34を通る流体の流れを検出する第一の音響センサ42aに応答して、近位と決定されても良い。いくつかの実施態様では、流体の流れ方向は、第一の音響センサ42aの前に、延長チューブ34を通る流体の流れを検出する第二の音響センサ42bに応答して、遠位と決定されても良い。
【0023】
いくつかの実施態様では、音響センサ42は、回路基板43及び、充電器44に電気的に連結されても良い。いくつかの実施態様では、回路基板43及び、充電器44の位置は変わっても良い。いくつかの実施態様では、回路基板43は送信ユニットを備えても良い。
【0024】
図1Cを参照すると、クランプ36が閉じているときに応答して、流体は延長チューブ34を通って流れることを防止されても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36が閉じているときに応答して、実質的に全ての流体は延長チューブ34を通って流れることを防止されても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36は締め付けクランプであっても良く、それはクランプ36の閉じた位置への移動に応じて、延長チューブ34を締め付けても良い。
【0025】
いくつかの実施態様では、クランプ36は、例えば、延長チューブ34のような延長チューブと連結されているいかなるクランプであっても良い。いくつかの実施態様では、例示的なクランプ36は、2016年10月5日に、発明の名称「締め付けクランプ装置」で出願された米国特許出願15/286,248号公報に記載されており、それは、参照により本明細書に組込まれる。いくつかの実施態様では、延長チューブ34はクランプ36を通って延びても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36はアーム47を備えても良く、それは延長チューブ34と接触し、且つ、締め付ける突出部を備えても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36はいかなる好適なクランプを含んでも良く、そして、音響センサ42はいかなる好適な音響センサを含んでも良い。いくつかの実施態様では、音響センサ42は多様な位置に配置されても良い。
【0026】
いくつかの実施態様では、音響センサ42は、クランプ36中に埋め込まれても良い。これらの、そして、別の実施形態では、一つ以上の音響センサ42は、延長チューブ34と接触しても良い。いくつかの実施態様では、一つ以上の音響センサ42は、延長チューブ34から空間を開けていても良い。いくつかの実施態様では、第一の音響センサ42aは、第二の音響センサ42bに対して遠位に配置されても良い。
【0027】
いくつかの実施態様では、音響センサ42の一部は変化しても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36が開いた位置及び/又は閉じた位置にあるとき、音響センサ42は、延長チューブ34と接触するクランプ36の締め付け表面上に配置されても良い。いくつかの実施態様では、締め付け表面は、概して、平坦又は曲がっていても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ42は、非締め付け表面上に配置されても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ42は、延長チューブ34の反対側に配置されても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ42は、延長チューブ34の同じ側に配置されても良い。
【0028】
いくつかの実施態様では、クランプ36は、音、触覚振動又は、視覚的キューを備えても良いアラートを提供しても良い。いくつかの実施態様では、視覚的キューはライトの状態の変化を含んでも良い。図1B-1Cは、いくつかの実施態様に従った例示的なライト48を示す。いくつかの実施態様では、所定の時間の間、クランプが閉じていることに応答して、ライト48の状態は変化しても良い。例えば、所定の時間の間、クランプが閉じていることに応答して、ライト48は点灯され又は色を変えても良い。別の具体例として、所定の時間の間、クランプ36が閉じていることに応答して、ライト38は点滅しても又は点滅速度を変えても良い。
【0029】
いくつかの実施態様では、所定の長さの時間は、カテーテルアセンブリ16を洗浄するために医学的に奨励されている時間よりも前の時間に対応しても良い。これらの実施形態では、アラートは、警告を含んでも良く、それはカテーテルアセンブリ16を洗浄するために医学的に奨励されている時間が近づいていることを医師に示しても良い。いくつかの実施態様では、カテーテルアセンブリ16を洗浄するために医学的に奨励されている時間は、カテーテルアセンブリ16の前回の洗浄から約6時間~約8時間の間であっても良い。
【0030】
いくつかの実施態様では、所定の長さの時間は、カテーテルアセンブリ16を洗浄するために医学的に奨励されている時間に対応しても良い。いくつかの実施態様では、第一のアラートは、カテーテルアセンブリ16を洗浄するために医学的に奨励されている(例えば、30分、10分又は5分のような)時間が近づいていることに応答して、クランプ36により提供されても良く、そして、第二のアラートは、カテーテルアセンブリ16を洗浄するために医学的に奨励されている時間の到達に応答して、クランプ36により提供されても良い。いくつかの実施態様では、第一のアラートは、黄色又はオレンジ色のライトを備えても良く、そして、第二のアラートは、赤色のライトを備えても良い。
【0031】
いくつかの実施態様では、ライト48は、クランプ36上の多様な位置に配置されても良く、それは医師に見えても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36は複数のライト48を備えても良い。いくつかの実施態様では、ライト48のサイズは変化しても良い。
【0032】
図2Aを参照すると、いくつかの実施態様に従って、例示的な医師モニタリング装置46が示されている。医師モニタリング装置46の具体例は、コンピュータ装置、携帯電話、スマートフォン、タブレット式コンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、医療装置又は、連結装置(例えば、スマートフォン、スマートグラス又は、いかなる他の連結装置)を備えても良い。いくつかの実施態様では、クランプ36に加えて、又はクランプ36の代替物として、医師モニタリング装置46はアラートを提供しても良い。
【0033】
いくつかの実施態様では、医師モニタリング装置は、ディスプレー・スクリーン50を備えても良く、それはアラートを提供しても良い。いくつかの実施態様では、アラートは、例えば、「洗浄期限(Flush Due)」のようなフレーズを備えても良い。いくつかの実施態様では、アラートは、ライトアップ又は色を変化させるディスプレー・スクリーン50の部分のように、ディスプレー・スクリーン50上に視覚的キューを備えても良い。いくつかの実施態様では、ディスプレー・スクリーン50の部分は、点滅し又は点滅速度を変化させて、アラートを提供しても良い。いくつかの実施態様では、医師モニタリング装置46は、例えば、図1Cに関して、記載されているように、ライト48を備えても良い。
【0034】
図2Bを参照すると、医師モニタリング装置46のディスプレー・スクリーン50上に示される、例示的な、電子健康記録52は、いくつかの実施態様に従って示されている。いくつかの実施態様では、クランプ36を開くこと及び/又は閉じることに応答して、表示がディスプレー・スクリーン50上に提供される。いくつかの実施態様では、特定の所定の長さの時間、クランプ36を開くこと及び/又は、特定の所定の長さの時間、クランプ36を閉じることに応答して、表示がディスプレー・スクリーン50上に提供されても良い。
【0035】
いくつかの実施態様では、表示は、以下の一つ以上を備えても良い:日時56、現状58、時間の長さ60。いくつかの実施態様では、時間の長さ60は、クランプ36が閉じられていた時間を含んでも良い。いくつかの実施態様では、現状58は、「開いた」を含んでも良く、そして、日時56に隣接していても良く、クランプ36が開いている日時を医師に示す。いくつかの実施態様では、現状58は、「閉じた」を含んでも良く、そして、日時56に隣接していても良く、クランプ36が閉じている日時を医師に示す。
【0036】
図3は、本開示中に記載の少なくとも一つの実施形態に従って配列された、例示的な洗浄管理システム(FMシステム)62のブロックダイヤグラムである。いくつかの実施態様では、FMシステム62は、クランプ63を備えても良い。いくつかの実施態様では、クランプ63は、図1に関して記載されているクランプ63若しくは、図4に関して記載されているクランプ90を備える又は、それらに対応しても良い。いくつかの実施態様では、クランプ63は演算システム64を備えても良い。
【0037】
いくつかの実施態様では、演算システム64は、プロセッサ66,メモリ68、データ保存70及び、通信ユニット72を備えても良い。いくつかの実施態様では、プロセッサ66,メモリ68、データ保存70及び、通信ユニット72は、バス74により通信的に連結されていても良い。バス74は、限定されるものではないが、コントローラエリアネットワーク(CAN)バス、メモリバス、保存インターフェースバス、バス/インターフェースコントローラ、インターフェースバスなど又は、それらのいかなる組合せを備えても良い。いくつかの実施態様では、プロセッサ66はタイマー75を備えても良い。いくつかの実施態様では、タイマー75はプロセッサ66とリンクした別の構成成分であっても良い。
【0038】
概して、プロセッサ66は、多様なコンピュータハードウエア及び、ソフトウエアモジュールを備えた好適で特別な用途若しくは一般的な用途のコンピュータ、コンピュータエンティティ又は、ブロセッサ装置であっても良く、そして、適用可能なコンピュータ可読保存媒体上に保存された指示を実行するように配置されても良い。例えば、プロセッサ66は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、適用特異的IC(ASIC)、フィールド・プログラム可能・ゲート・アレイ(FPGA)、又は、プログラム指示を解読及び/又は実行するため及び/又はデータを処理するために構成された他のデジタル若しくはアナログ回路を備えても良い。図3で一つのプロセッサを示しているが、プロセッサ66は、本開示に記載の個々又は集合体として、多くの操作を実行するように構成された多数のプロセッサを備えても良い。更に、一つ以上のプロセッサ66は、一つ以上の異なる電子装置上に存在しても良い。
【0039】
いくつかの実施態様では、プロセッサ66は、プログラム指示及び/又は、メモリ68、データ保存70若しくはメモリ68及び、データ保存70中に保存されたプロセスデータを解読及び/又は実行しても良い。いくつかの実施態様では、プロセッサ66は、データ保存70からプログラム指示を取出し、そして、メモリ68中にプログラム指示をロードしても良い。いくつかの実施態様では、プログラム指示がメモリ68中にロードされた後、プロセッサ66はプログラム指示を実行しても良い。
【0040】
例えば、いくつかの実施態様では、洗浄モジュール76は、プログラム指示として、データ保存70中に含まれていても良い。いくつかの実施態様では、洗浄モジュール76は、カテーテルライン32及び、カテーテルアセンブリ16の洗浄を管理するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、洗浄モジュール76は、流体がカテーテルアセンブリ16を通って流れることをモニターするように配置されても良い。プロセッサ66は、データ保存70から洗浄モジュール76のプログラム指示を取り出し、そして、メモリ68中に洗浄モジュール76のプログラム指示をロードしても良い。メモリ68中に洗浄モジュール76のプログラム指示がロードされた後、プロセッサ66はプログラム指示を実行し、演算システム64が、指示により示されように、洗浄モジュール76と関連した操作を実行しても良い。
【0041】
メモリ68とデータ保存70は、コンピュータ実行可能な指示若しくはそこに保存されたデータ構造を保持又は有するためのコンピュータ解読可能な保存媒体を備えても良い。そのようなコンピュータ解読可能な保存媒体は、プロセッサ66のような一般用途又は特別用途のコンピュータによりアクセス出来るいかなる入手可能な媒体を備えても良い。例えば、限定されるものではないが、そのようなコンピュータ解読可能な保存媒体は、RAM、ROM,EEPROM,CD-ROM又は他の光学ディスク保存、磁気ディスク保存又は他の磁気保存装置、フラッシュメモリ装置(例えば、固体状態メモリ装置)又は、コンピュータ実行可能な指示若しくはそこに保存されたデータ構造の形態で所望のプログラムコードを実行又は保存するために使用されても良く、且つ、それは一般用途又は特別用途のコンピュータによりアクセス出来るいかなる入手可能な他の媒体を含む、有体又は非一時的なコンピュータ解読可能な保存媒体を備えても良い。上記の組合せは、コンピュータ解読可能な保存媒体の範囲内に含まれても良い。コンピュータ実行可能な指示は、例えば、プロセッサ66にある操作又は操作群を実行させるように配置された指示又はデータを備えても良い。
【0042】
いくつかの実施態様では、一つ以上の医師モニタリング装置73は、ネットワーク78を介して、演算システム64に連結されても良い。これらのそして、他の実施形態で、ネットワーク78は、有線又は無線ネットワークを備えて良く、そして、星型構造、トークンリング構造又は、他の構造のような、いかなる好適な構造を有しても良い。更に、いくつかの実施態様では、ネットワーク78は、イーサネットネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)(例えば、インターネット)、及び/又は、通信しても良い複数の装置への他の相互接続データパスアクセスを備えても良い。いくつかの実施態様では、ネットワーク78は、多数の異なる通信プロトコル中でデータ通信を可能にさせ得る通信ネットワークの部分と連結しても又は、備えても良い。いくつかの実施態様では、医師モニタリング装置73は、図2に関して記載されている医師モニタリング装置46の何れかを備えるか又は、それらに対応しても良い。
【0043】
いくつかの実施態様では、ネットワーク78は、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージサービス(MMS)、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)、ディレクトデータコネクション、無線適用プロトコル(WAP)、e-mailなどを介したものを含むデータ送信及び受信のためのBLUETOOTH(登録商標)通信ネットワーク及び/又はセル方式通信ネットワークを備えても良い。ネットワーク78は、スマートエナジープロファイル(SEP)、Echonet Lite, OpenADR、又は別の好適なプロトコル(例えば、無線フィディリティ(Wi-Fi)、 ZigBee, HomePlug Greenなど)のような標準ベースのプロトコルを介した通信を可能にさせても良い。
【0044】
いくつかの実施態様では、通信ユニット72は、ネットワーク78を介して医師モニタリング装置73にデータを送信し、そして、データを受信するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、通信ユニット72は、ディスプレー・スクリーン80及び/又は電子健康記録82からデータを送信及び受信するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、ディスプレー・スクリーン80は、図2A又は2Bに関する記載のディスプレー・スクリーン50を備えるか、又はそれらに対応しても良い。いくつかの実施態様では、電子健康記録82は、図2Bの電子健康記録52を備えるか、又はそれに対応しても良い。いくつかの実施態様では、洗浄モジュール76は、通信ユニット72を介したデータを送信及び受信するように配置されても良い。
【0045】
いくつかの実施態様では、通信ユニット72は、ネットワーク78及び/又は別の通信チャネルに直接物理的に接続するためのポートを備えても良い。例えば、通信ユニット72は、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、SDポート、カテゴリー5ケーブル(CAT-5)ポート、又は別の装置と有線通信するための同様のポートを備えても良い。いくつかの実施態様では、通信ユニット72は、医師モニタリング装置46又は、IEEE802.11、IEEE802.16、BLUETOOTH(登録商標)若しくは、別の好適な無線通信方法を含む一つ以上の無線通信方法を使用した別の通信チャネルとデータを交換するための無線送受信機を備えても良い。
【0046】
いくつかの実施態様では、通信ユニット72は、SMS、MMS、HTTP、直接的データ接続、WAP、e-mail又は別の好適なタイプの電子送信を含むセル方式通信上でデータを送信及び受信するためのセル方式通信送受信機を備えても良い。通信ユニット72は、通信コントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、HTTP、HTTPセキュア(HTTPS)、及びシンプルメールトランスファプロトコル(SMTP)を含む標準的ネットワークプロトコルを使用したファイル又は媒体物の配信のためにネットワーク78に別の従来型の接続を提供しても良い。
【0047】
どのように洗浄モジュール76が、カテーテルアセンブリの洗浄を管理し又は、カテーテルアセンブリを通る流れをモニターしても良いかの具体例が今提供されている。いくつかの実施態様では、クランプが閉じていることを検出する一つ以上の音響センサ84に応答して、洗浄モジュール76はタイマーを始動させるように配置されても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ84は、図1又は4に関連して記載されている音響センサ42を備えるか、又はそれらに対応しても良い。いくつかの実施態様では、タイマー86が所定の長さの時間に到達することに応答して、洗浄モジュール76はクランプで一つ以上のアラートを発生させ及び/又は、医師モニタリング装置73にネットワーク78上でアラートシグナルを送信するように配置されても良く、それは一つ以上のアラートを提供しても良い。いくつかの実施態様では、アラートは、図1及び2に関連して記載されているようないかなるアラートを示しても良い。いくつかの実施態様では、アラートは、カテーテルアセンブリを洗浄するために医学的に奨励されている時間が到達した又は、近づいていることを医師に示しても良い。
【0048】
いくつかの実施態様では、クランプ63が閉じていることを検出する一つ以上の音響センサ84に応答して、洗浄モジュール76は、患者の電子健康記録88中に表示するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、電子健康記録88は、医師モニタリング装置73上に保存及び/又は表示されても良い。いくつかの実施態様では、電子健康記録88は、図2に関連して記載されている電子健康記録52を備えるか又は、それに対応しても良い。
【0049】
いくつかの実施態様では、クランプ63が開いていること又は、別の所定の長さの時間のために開いていることを検出する一つ以上の音響センサ84に応答して、洗浄モジュール76は、タイマー86を停止及び/又はリセットするように配置されても良い。いくつかの実施態様では、洗浄モジュール76は、十分な洗浄がされなかったとき、クランプ63の開きを防止するためにクランプ63が他方の所定の長さの時間、開いた後でのみタイマー86を停止させるように配置されても良い。
【0050】
いくつかの実施態様では、クランプが他方の所定の長さの時間、開いていることを検出する一つ以上の音響センサ84に応答して、洗浄モジュール76は、クランプ63でアラートを停止し、又はクランプで異なるアラートを提供するように配置されても良い。更に、又は代替的に、いくつかの実施態様では、クランプが他方の所定の長さの時間、開いていることを検出する音響センサ84に応答して、洗浄モジュール76は、医師モニタリング装置73にアラートを停止するか又は異なるアラートを提供するように、ネットワーク78上で別のアラートシグナルを送信するように配置されても良い。いくつかの実施態様では、洗浄モジュール76は、クランプ63が他方の所定の長さの時間、開いていることを検出する一つ以上の音響センサ88に応答して、患者の電子健康記録88中に別の表示を提供するように配置されても良い。
【0051】
いくつかの実施態様では、カテーテルアセンブリの延長チューブを通る流体の流れを検出する一つ以上の音響センサに応答して、洗浄モジュール76は、タイマー86を停止又はリセットするように配置されても良い。いくつかの実施態様では、外部サーバーは演算システム64の一つ以上の構成成分を備えても良い。例えば、外部サーバーはプロセッサ66を備えても良い。いくつかの実施態様では、外部サーバーは、ネットワーク78又は別のネットワークを介して、クランプ63及び/又は医師モニタリング装置73に接続されても良い。修正、追加又は、削除は、本開示の範囲から逸脱することなく、FMシステム62になさせても良い。
【0052】
図4A-4Bを参照すると、いくつかの実施態様に従って、クランプ90が示されている。いくつかの実施態様では、クランプ90は、図1に関連して記載のランプ36を備えるか又は、それに対応しても良い。いくつかの実施態様では、クランプ90は、図1中のクランプ36に代えても良い。いくつかの実施態様では、図1のカテーテルシステムの延長チューブ34は、クランプ90を通って延びても良い。
【0053】
いくつかの実施態様では、クランプ90は締め付けクランプを備えなくても良い。いくつかの実施態様では、クランプ90は延長チューブ34を締め付ける又は、延長チューブ34を通る流体の流れを停止させるように配置されても良い。いくつかの実施態様では、クランプ90が閉じた位置にあるとき、クランプ90は延長チューブ34を囲んでも良い。
【0054】
いくつかの実施態様では、延長チューブ34はクランプ90及び/又は締め付けクランプを備えても良い。いくつかの実施態様では、クランプ90はいかなる好適な延長チューブを備えても良い。いくつかの実施態様では、クランプ90は、IVライン上に配置されても良く、それはIVバッグと、カテーテルアセンブリ16の間に延びても良い。いくつかの実施態様では、末梢挿入型中心カテーテル(「PICC」)アセンブリは、ピッグテイル延長チューブを備えても良く、そして、特別なクランプ90は、一つ以上のピッグテイル延長チューブと連結されても良い。
【0055】
いくつかの実施態様では、クランプ90は、一つ以上のヒンジ92又は別の好適な機構を介して開いても良い。いくつかの実施態様では、クランプ90は、そこを通って延びるチャネル94を備えても良い。いくつかの実施態様では、延長チューブ34の外径は、チャネル94の直径よりも若干小さくても良い。いくつかの実施態様では、延長チューブ34はチャネル94と接触しても良い。
【0056】
いくつかの実施態様では、音響センサ42の部分は変化しても良い。いくつかの実施態様では、音響センサ42はチャネル94中に埋め込まれても良い。いくつかの実施態様では、例えば、図4Bに示すように、クランプ90が閉じた位置にあるとき、音響センサ42は延長チューブ34と接触しても良い。いくつかの実施態様では、クランプ89が閉じた位置にあるとき、音響センサ42は延長チューブ34から空間を開けられても良い。
【0057】
いくつかの実施態様では、第一の音響センサ42a及び、第二の音響センサ42bは、流体が延長チューブ34を通って流れ、そして、クランプ36が開いているか又は閉じているかのロボスト決定を提供しても良い。いくつかの実施態様では、第一の音響センサ42aは、第二の音響センサ42bに対して遠位に配置されても良い。いくつかの実施態様では、延長チューブ34を通る流体の流れを検出する他方の音響センサ42bの前又は後に、延長チューブ34を通る流体の流れを検出する第一の音響センサ42aに応答して、延長チューブ34内の流体の流れ方向は決定されても良い。いくつかの実施態様では、第二の音響センサ42bの前に延長チューブ34を通る流体の流れを検出する第一の音響センサ42aに応答して、流体の流れ方向は近位であると決定しても良い。いくつかの実施態様では、第一の音響センサ42aの前に延長チューブ34を通る流体の流れを検出する第二の音響センサ42bに応答して、流体の流れ方向は遠位であると決定しても良い。
【0058】
いくつかの実施態様では、音響センサ42は、回路基板43及び、充電器44に電気的に連結されても良い。いくつかの実施態様では、回路基板43及び、充電器44の位置は変わっても良い。いくつかの実施態様では、回路基板43は送信ユニットを備えても良い。
【0059】
図5Aを参照すると、いくつかの実施態様に従って、音響センサにより生じる例示的な波形98を示す。いくつかの実施態様では、波形98の流れ部分100は、例えば、図1及び2に関して記載されているように、延長チューブ34のような延長チューブを通った流体の流れを示しても良い。いくつかの実施態様では、波形98の非流れ部分102は、流体が延長チューブ34を通って流れていないか又は、クランプが閉じられているかを示しても良い。
【0060】
いくつかの実施態様では、延長チューブを通った流体の流れは、流れ部分100の存在に基づいて決定されても良く、それは一つ以上の以下の明確なサインを有しても良い:特徴的な周波数、特徴的な振幅、長さ及び、特徴的な音エネルギー。更なる詳細は、いくつかの実施態様では、流れ部分100の明確なサインは、例えば、最大若しくはピーク周波数、期間にわたる最大若しくはピーク周波数の複数回発生又は、期間にわたる平均周波数のような特徴的な周波数を備えても良い。更に、又は代替的に、いくつかの実施態様では、流れ部分100の明確なサインは、例えば、最大若しくはピーク振幅、期間にわたる最大若しくはピーク振幅の複数回発生、期間にわたる平均振幅のような特徴的な振幅を備えても良い。いくつかの実施態様では、流れ部分100の一つ以上の以下の明確なサインは、一つ以上の閾値より大きいか又は等しくても良い:特徴的な周波数、特徴的な振幅及び、特徴的な音エネルギー。いくつかの実施態様では、振幅又は周波数は、例えば、人が話すこと又はアラートのように、もれても良く、流体の流れに関連しない。
【0061】
いくつかの実施態様では、閾値は、一つ以上の以下のものに依存する:延長チューブの壁の厚さ、延長チューブからの音響センサの距離、延長チューブが構築された材料、延長チューブのゲージサイズ及び、例えば、図1に関して示されるカテーテル20のような、カテーテル。更なる詳細は、いくつかの実施態様では、閾値は、例えば、延長チューブの壁の厚さ、延長チューブが構築された材料、延長チューブのゲージサイズのような延長チューブの特徴に依存して変化しても良い。いくつかの実施態様では、閾値は、流体がカレーテルシステムの延長チューブを通って流れ、そして、音響センサにより検出されるように、カレーテルを通して流体で洗浄することにより、カレーテルを患者中に挿入する前に測定されても良い。
【0062】
いくつかの実施態様では、延長チューブを通る流体の流れの不足は、非流れ部分102の存在に基づいて決定されも良く、それは一つ以上の以下のものを含む、明確なサインを有しても良い:別の特徴的な周波数、別の特徴的な振幅、長さ及び、別の特徴的な音エネルギー。更なる詳細は、いくつかの実施態様では、非流れ部分102の明確なサインは、例えば、最大若しくはピーク周波数、期間にわたる最大若しくはピーク周波数の複数回発生又は、期間にわたる平均周波数のような他方の特徴的な周波数を備えても良い。更に、又は代替的に、いくつかの実施態様では、非流れ部分102の明確なサインは、例えば、最大若しくはピーク振幅、期間にわたる最大若しくはピーク振幅の複数回発生、期間にわたる平均振幅のような他方の特徴的な振幅を備えても良い。いくつかの実施態様では、非流れ部分102の一つ以上の以下の明確なサインは、一つ以上の閾値より小さくても良い:他方の特徴的な周波数、他方の特徴的な振幅及び、他方の特徴的な音エネルギー。いくつかの実施態様では、振幅又は周波数は、例えば、人が話すこと又はアラートのように、もれても良く、流体の流れに関連しない。
【0063】
いくつかの実施態様では、一つ以上の以下のことを検出する音響センサに応答して、延長チューブを通る流体の流れを決定しても良い:特定の閾値よりも大きい特定の周波数、又は特定の閾値よりも大きい特定の振幅又は、特定の閾値よりも大きい特定の音エネルギー。いくつかの実施態様では、特定の周波数は、最大若しくはピーク周波数、期間にわたる最大若しくはピーク周波数の複数回発生又は、期間にわたる平均周波数を備えても良い。いくつかの実施態様では、特定の振幅は、最大振幅、期間にわたる最大若しくはピーク振幅の複数回発生又は、期間にわたる平均振幅を備えても良い。いくつかの実施態様では、特別の音エネルギーは、対象ボリューム上の一体化された潜在的及び速度的エネルギー密度の合計に基づいても良い。
【0064】
いくつかの実施態様では、一つ以上の以下のことを検出する音響センサに応答して、流体が延長チューブを通って流れていないことを決定しても良い:特定の閾値よりも小さい特定の周波数、特定の閾値よりも小さい特定の振幅又は、特定の閾値よりも小さい特定の音エネルギー。いくつかの実施態様では、特定の周波数は、最大若しくはピーク周波数、期間にわたる最大若しくはピーク周波数の複数回発生又は、期間にわたる平均周波数のような特別の周波数を備えても良い。いくつかの実施態様では、特別の振幅は、最大若しくはピーク振幅、期間にわたる最大若しくはピーク振幅の複数回発生又は、期間にわたる平均振幅を備えても良い。
【0065】
図5Aに示すように、いくつかの実施態様では、非流れ部分102の最大振幅は、約-18dBと約-24dBの間であって良く、それは閾値として使用しても良い。これらの及び別の実施形態では、流れ部分100の最大振幅は、例えば、約0dB、約-2dB又は、約―5dBのように、より高くても良く、それは閾値として使用しても良い。いくつかの実施態様では、流れ部分100は、約80~約200Hzの間の周波数に対応しても良く、それは閾値として使用しても良い。いくつかの実施態様では、非流れ部分102は約40~約80Hzの間の周波数に対応しても良く、それは閾値として使用しても良い。いくつかの実施態様では、図5A-5Bの波形98は、延長チューブの近位端又は、近位端に近接して配置された音響センサ付きで、例えば、ベクトン・ディッキンソンNEXIVA(商標)クローズドIVカテーテルシステム又は、類似のカテーテルシステムのような標準的なプラスチック製延長チューブに対応しても良い。秒、ミリ秒又は、x軸上の別の時間単位、及び、デシベル、又はy軸上の別の時間単位を含む、多様なスケールが使用されても良いと理解されている。
【0066】
図5Bを参照すると、いくつかの実施態様では、第一の音響センサにより発生された例示的な波形104及び、第二の音響センサにより発生された例示的な波形106が示されている。いくつかの実施態様では、第一の音響センサは、第二の音響センサに対して遠位又は近位に配置されても良い。
【0067】
いくつかの実施態様では、例えば、図1及び2に関して記載したように延長チューブ34のような延長チューブ内の流体の流れ方向は、延長チューブを通る流体の流れを検出する他方の音響センサの前又は後に、流体が延長チューブを通る流れの検出する第一の音響センサに応答して、決定しても良い。波形106の流れ部分100よりも早い時間に生じる波形104の流れ部分100により示されるように、延長チューブを通る流体の流れを検出する第二の音響センサの前に、図5Bに示すように、例えば、第一の音響センサは、延長チューブを通る流体の流れを検出しても良い。いくつかの実施態様では、時間遅れにより、波形104の流れ部分100は、波形106の流れ部分100から空間が開けられても良い。
【0068】
いくつかの実施態様では、第二の音響センサに対して遠位に配置されている第一の音響センサに応答して、図5Bに示される時間遅れ108は、近位方向に延長チューブを通って流体が流れることを示しても良い。いくつかの実施態様では、第二の音響センサに対して近位に配置されている第一の音響センサに応答して、図5Bに示される時間遅れ108は、遠位方向に延長チューブを通って流体が流れることを示しても良い。
【0069】
再び、秒、ミリ秒又は、x軸上の別の時間単位、及び、デシベル、又はy軸上の別の時間単位を含む、多様なスケールが使用されても良いと理解されている。いくつかの実施態様では、時間遅れ108は、数ミリ秒以下又は数マイクロ秒以下であっても良い。いくつかの実施態様では、時間遅れ108は、第一の音響センサと、第二の音響センサの間の距離に基づいても良く、それらは変化しても良い。いくつかの実施態様では、第一の音響センサ及び/又は、第二の音響センサは、波形104と波形106の一つ以上のピーク間の距離又は時間遅れを検出しても良く、それは特定の方向に、延長チューブを通って流体が流れることを示しても良い。例えば、第二の音響センサが一つ以上のピークを検出する前に、第一の音響センサが一つ以上のピークを検出すると、流体は近位方向に流れると決定されても良い。
【0070】
本明細書で記載されているすべての例および条件的な言語は、本発明および当技術分野の促進のために本発明者によって貢献される概念を理解する際の読者を支援するための教育学的な目的を意図されており、また、そのような具体的に記載されている例および条件に対する限定がないものとして解釈されるべきである。本発明の実施形態が詳細に説明されてきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書には、さまざまな変形例、置換例、および代替例が作製され得るということが理解されるべきである。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
【手続補正書】
【提出日】2024-10-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カテーテルアダプタに連結された延長チューブ用の締め付けクランプであって、
前記締め付けクランプは、
延長チューブと接触し、且つ、締め付けるように構成された突出部を有するアーム、
クランプが開いた位置及び閉じた位置にあるとき、延長チューブと接触するように構成された締め付け表面、
クランプ中に埋め込まれ、且つ、締め付け表面上に配置された第一のマイクロフォン、
クランプ中に埋め込まれ、且つ、締め付け表面上に配置された第二のマイクロフォン、
ライト、並びに、
コンピュータシステムを備え、
第一のマイクロフォンは、第二のマイクロフォンに対して遠位に配置され、
前記コンピュータシステムは、
流体が延長チューブ内を流れていないことを、第一のマイクロフォン及び第二のマイクロフォンから受けたシグナルから検出し、
クランプが閉じた位置にあることの検出に応答して、所定の長さの時間の間、タイマーをスタートさせ、
前記所定の長さの時間、タイマーが経過したことに応答して、流体が延長チューブを通って流れていないことを、締め付けクランプ上に、前記ライトが表示を提供するようにさせ、
流体が延長チューブ内で遠位方向に流れていることを、第一のマイクロフォン及び第二のマイクロフォンから受けたシグナルから検出し、
流体が延長チューブ内を流れていることの検出に応答して、表示する前記ライトを止める、ように構成されている、締め付けクランプ
【請求項2】
前記ライトは、前記アーム中に埋め込まれている、請求項1に記載の締め付けクランプ
【請求項3】
前記コンピュータシステムは、第二の長さの時間が経過したことに応答して、締め付けクランプ上に、事前表示を前記ライトが提供するように構成され、前記第二の長さの時間は、前記所定の長さの時間よりも短い、請求項1に記載の締め付けクランプ
【請求項4】
前記事前表示と、前記表示は異なる色である、請求項3に記載の締め付けクランプ
【請求項5】
前記事前表示と、前記表示は異なる点滅速度又はパターンである、請求項3に記載の締め付けクランプ
【請求項6】
前記コンピュータシステムは、流体が延長チューブ内を流れていないことの検出及び、
流体が延長チューブ内で遠位方向に流れていることの検出を示す情報を送信するように構成さている、請求項1に記載の締め付けクランプ
【請求項7】
前記情報は、各方向の時間を含む、請求項6に記載の締め付けクランプ
【請求項8】
前記コンピュータシステムは、第一のマイクロフォンが、流体の流れを示すシグナルを発生させる前に、第二のマイクロフォンが、流体の流れを示すシグナルを発生させたと検出することにより、流体が延長チューブ内で遠位方向に流れていることを、第一のマイクロフォン及び第二のマイクロフォンから受けたシグナルから検出する、請求項1に記載の締め付けクランプ
【請求項9】
前記コンピュータシステムは、個々のシグナルが閾値よりも大きい振幅を有することを検出して、流体の流れを示すシグナルを特定する、請求項8に記載の締め付けクランプ
【請求項10】
前記振幅は平均的な振幅である、請求項9に記載の締め付けクランプ
【請求項11】
前記閾値は、延長チューブの厚さ基づく、請求項9に記載の締め付けクランプ
【請求項12】
第一のマイクロフォン及び第二のマイクロフォンは、延長チューブと接触するように構成されている、請求項1に記載の締め付けクランプ
【請求項13】
カテーテルアダプタに連結された延長チューブ用の締め付けクランプであって、
前記締め付けクランプは、
延長チューブと接触し、且つ、締め付けるように構成された突出部を有するアーム、
クランプが開いた位置及び閉じた位置にあるとき、延長チューブと接触するように構成された締め付け表面、
クランプ中に埋め込まれ、且つ、締め付け表面上に配置された第一のマイクロフォン、
クランプ中に埋め込まれ、且つ、締め付け表面上に配置された第二のマイクロフォン、
並びに、
第一のマイクロフォン及び、第二のマイクロフォンからのシグナルから、流体が延長チューブを通って流れているか否かを決定するコンピュータシステムを備える、
締め付けクランプ
【請求項14】
カテーテルアセンブリであって、
カテーテルアダプタ、
カテーテルアダプタに連結された延長チューブ、
開いた配置及び閉じた配置を有するクランプであって、開いた配置は前記クランプに配置された延長チューブを通って流体が流れさせ、そして、閉じた位置は前記クランプに配置された延長チューブを通って流体が流れることを防止し、クランプが開いた配置又は閉じた配置の何れかにあるとき、延長チューブを通って流体が流れたか否かを検出するように、延長チューブと接触するように配置された第一の音響センサが埋め込まれた表面を備えるクランプ、及び、
コンピュータシステムを備え、
前記第一の音響センサは、80Hz~200Hzの間の周波数を測定して、延長チューブを通って流体が流れていないことを検出するか、又は、40Hz~80Hzの間の周波数を測定して、延長チューブを通って流体が流れていることを検出し、
前記クランプは、延長チューブを通る流体の流れを検出するように配置された第二の音響センサを備え、第二の音響センサは延長チューブの外側に配置され、第一の音響センサは第二の音響センサに対して遠位に配置され、
前記コンピュータシステムは、第二の音響センサを介した、流体が延長チューブを通る流れの検出の前又は後に、第一の音響センサを介した、流体が延長チューブを通る流れの検出に応答して、流体の流れ方向を決定する、
カテーテルアセンブリ
【請求項15】
更に、流体が延長チューブを通って流れないことを検出する第一の音響センサに応答してスタートするタイマーを備え、前記タイマーは所定の長さの時間に到達したときアラートを提供する、請求項14に記載のカテーテルアセンブリ