(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024001784
(43)【公開日】2024-01-10
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/08 20120101AFI20231227BHJP
G06Q 20/24 20120101ALI20231227BHJP
【FI】
G06Q20/08 302
G06Q20/24
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022100667
(22)【出願日】2022-06-22
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-08-09
(71)【出願人】
【識別番号】514189631
【氏名又は名称】株式会社ROBOT PAYMENT
(74)【代理人】
【識別番号】110002516
【氏名又は名称】弁理士法人白坂
(72)【発明者】
【氏名】清久 健也
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055AA36
5L055AA52
(57)【要約】
【課題】ユーザが料金を支払う時期を遅らせることが可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払部と、支払部によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付部と、
前記第1受付部によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払部と、
前記支払部によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第3受付部と、
前記第3受付部によって請求情報を受け付けた場合、請求情報に基づく支払いの請求を第1ユーザに対して行う請求部と、を備え、
前記第1受付部は、前記請求部によって行った支払いの請求に応じた申請情報を受け付ける
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第3受付部によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録部と、
前記第1受付部によって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、前記登録部によって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定部と、を備え、
前記支払部は、前記判定部で代行支払いが可と判定された場合、第2ユーザに対する支払いを行う
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記請求部は、前記登録部によって登録される請求情報に含まれる請求金額に、代行支払いの手数料を加算した合計金額を、第1ユーザに請求する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが、
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付ステップと、
前記第1受付ステップによって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払ステップと、
前記支払ステップによって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付ステップと、
を実行する情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付機能と、
前記第1受付機能によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払機能と、
前記支払機能によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付機能と、
を実現させる情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者によるサービスの利用に応じた料金をその利用者に請求する装置(決済サーバ)がある(特許文献1参照)。利用者は、請求された料金を支払う場合、自身が使用する端末装置にインストールされたアプリを起動して、料金を支払う際の支払コンテンツを選択する。決済サーバは、選択された支払コンテンツを利用した料金の支払いについての通知を端末装置から受け付けると、利用者の口座から支払料金に応じた額の電子マネーを請求元の口座へと送金する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、企業間の取引などにおいて、料金を支払う企業(支払企業)は、種々の事情によりその料金の支払時期を遅らせたいと希望する場合がある。しかし、料金の支払時期を遅らせる場合、審査が必要になることがあり、また支払企業の信用が棄損されるおそれもある。
特許文献1に記載された装置は、料金の支払時期を遅らせることができない。
【0005】
本開示は、ユーザが料金を支払う時期を遅らせることが可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様の情報処理装置は、第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払部と、支払部によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
一態様によれば、第1ユーザからの申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行い、その支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付けるので、第1ユーザが料金を支払う時期を遅らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一実施形態に係る情報処理装置について説明するための図である。
【
図2】一実施形態に係る情報処理装置について説明するためのブロック図である。
【
図3】情報処理装置を構成する各部の時系列に沿った処理の一例について説明する図である。
【
図4】一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、一実施形態について説明する。
【0010】
[情報処理装置300の概要]
まず、一実施形態に係る情報処理装置300の概要について説明する。
図1は、一実施形態に係る情報処理装置300について説明するための図である。
【0011】
情報処理装置300は、例えば、料金を代行して支払う代行支払装置等として構成されてもよい。また、情報処理装置300は、例えば、料金を代行して支払った後、ユーザ(例えば、第1ユーザ等)からクレジットカードを利用した代行支払額に応じた金額の支払いを受け付ける支払受付装置等として構成されてもよい。情報処理装置300は、上述した一例の装置に限らず、種々の装置等を構成してもよい。
情報処理装置300は、例えば、サーバ、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等のコンピュータであってもよい。
【0012】
情報処理装置300は、例えば、第1ユーザ及び第2ユーザ等による利用に供されてもよい。第1ユーザは、例えば、情報処理装置300の利用にあたって、ユーザ端末(第1ユーザ端末100)を使用してもよい。また、第2ユーザは、例えば、情報処理装置300の利用にあたって、ユーザ端末(第2ユーザ端末200)を使用してもよい。ユーザ端末(例えば、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末200等)は、例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレット及びスマートフォン等であってもよい。情報処理装置300は、複数のユーザ端末(例えば、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末200等)それぞれと通信が可能であってもよい。
【0013】
情報処理装置300は、第1ユーザから第2ユーザに料金を支払う場合、第1ユーザからの申請に応じて、第2ユーザに対して料金を代行して支払う装置等であってもよい。すなわち、情報処理装置300は、例えば、第1ユーザ(例えば、第1ユーザ端末100等)から、料金を代行して支払う旨の依頼(支払い代行申請(申請情報))を受け付ける。情報処理装置300は、申請情報に基づいて、第2ユーザに対して料金を代行して支払う。
情報処理装置300は、料金の代行支払いから所定期間が経過した場合、代行支払額に応じた金額を、第1ユーザから受け付ける。この場合、情報処理装置300は、例えば、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付けてもよい。
これにより、第1ユーザは、料金を支払う時期を遅らせることが可能になる。
【0014】
[情報処理装置300の詳細]
次に、一実施形態に係る情報処理装置300について詳細に説明する。
図2は、一実施形態に係る情報処理装置300について説明するためのブロック図である。
【0015】
情報処理装置300は、例えば、通信部321、記憶部322、表示部323及び制御部311等を備える。通信部321、記憶部322及び表示部323は、出力部の一実施形態であってもよい。制御部311は、例えば、第1受付部312、第2受付部313、第3受付部314、登録部315、請求部316、判定部317、支払部318及び出力制御部319等を備える。制御部311は、例えば、情報処理装置300の演算処理装置等によって構成されてもよい。制御部311(例えば、演算処理装置等)は、例えば、記憶部322等に記憶される各種プログラム等を適宜読み出して実行することにより、各部(例えば、第1受付部312、第2受付部313、第3受付部314、登録部315、請求部316、判定部317、支払部318及び出力制御部319等)の機能を実現してもよい。
【0016】
まず、
図2を参照して、情報処理装置300が備える各機能ブロックについて説明する。
【0017】
通信部321は、例えば、情報処理装置300の外部にある装置(外部装置)等との間で種々の情報の送受信が可能な通信インターフェースである。
【0018】
記憶部322は、例えば、種々の情報及びプログラムを記憶してもよい。記憶部322の一例は、メモリ、ソリッドステートドライブ及びハードディスクドライブ等であってもよい。なお、記憶部322は、例えば、クラウド上にある記憶領域及びサーバ等であってもよい。
【0019】
表示部323は、例えば、種々の文字、記号及び画像等を表示することが可能なディスプレイである。
【0020】
第1受付部312は、第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける。
第1ユーザは、例えば、第2ユーザから代金の支払い請求があった場合にその代金の代行支払いを希望すると、第1ユーザ端末100を利用して申請情報を情報処理装置300に送信する。第1受付部312は、例えば、通信部321を介して、第1ユーザ端末100から申請情報を受け付ける。
【0021】
なお、第2ユーザは、例えば、第1ユーザに代金の支払いを請求する場合、第2ユーザ端末200を利用して、その請求に関する請求情報を情報処理装置300に送信する。情報処理装置300は、後述する第3受付部314によって請求情報を受け付け、後述する請求部316によって請求情報に応じた代金支払いの請求を第1ユーザ(第1ユーザ端末100)に行う。したがって、第1受付部312は、例えば、請求部316によって行った支払いの請求に応じた申請情報を受け付けてもよい。
【0022】
第2受付部313は、支払部318によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける。
情報処理装置300は、後述するように、申請情報に基づいて、第1ユーザの代わりに、第2ユーザに対して代金の代行支払いを行う。情報処理装置300は、例えば、第1ユーザの代わりに代金の代行支払いを行うことにより、第1ユーザにとっては第2ユーザによって請求された代金の支払時期を遅らせることが可能である。なお、第1ユーザは、所定期間が経過した後は、情報処理装置300が代行支払いを行った代金を情報処理装置300に送金する必要がある。この場合、第1ユーザは、クレジットカードを利用して、代金を情報処理装置300に送金することが可能である。情報処理装置300の第2受付部313は、通信部321を介して、第1ユーザ(第1ユーザ端末100)からその支払いを受け付ける。
【0023】
第3受付部314は、第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける。上述したように、第2ユーザは、例えば、第1ユーザに代金の支払いを請求する場合、第2ユーザ端末200を利用して、その請求に関する請求情報を情報処理装置300に送信する。第3受付部314は、例えば、通信部321を介して、第2ユーザ端末200から請求情報を受け付ける。
【0024】
登録部315は、第3受付部314によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する。登録部315は、例えば、請求情報を記憶部322に登録してもよい。具体的な一例として、登録部315は、請求情報に記録される、代金の請求先となる第1ユーザの情報、及び、第1ユーザに請求する金額の情報等を、記憶部322に登録してもよい。この場合、登録部315は、例えば、第1ユーザ毎に所定のフォーマットで第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録してもよい。
【0025】
請求部316は、第3受付部314によって請求情報を受け付けた場合、請求情報に基づく支払いの請求を第1ユーザに対して行う。すなわち、請求部316は、例えば、登録部315によって請求情報が登録されると、その登録された請求情報に基づいて、第1ユーザに対して代金を請求してもよい。
【0026】
なお、請求部316は、上述したように第1ユーザに代金を請求した後、第1受付部312によって申請情報を受け付けると、第2ユーザから第1ユーザに対して請求する金額に、代行支払いの際の手数料を加算した合計金額を第1ユーザに対して請求してもよい。すなわち、請求部316は、例えば、登録部315によって登録される請求情報に含まれる請求金額に、代行支払いの手数料を加算した合計金額を、第1ユーザに請求してもよい。
【0027】
判定部317は、第1受付部312によって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、登録部315によって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する。判定部317は、例えば、請求情報に基づいて登録された第1ユーザ及び請求金額の情報等と、申請情報に基づく第1ユーザ及び請求金額の代行支払請求の情報等とに基づいて、請求情報と申請情報とを対応付け、第1ユーザの代わりに第2ユーザへの代行支払いが可能かを判定する。
【0028】
支払部318は、第1受付部312によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う。すなわち、支払部318は、例えば、申請情報に基づく、第1ユーザによる代金の代行支払いの申請を受け付けた場合、第1ユーザの代わりに、第2ユーザに対して代金の代行支払いを行う。
【0029】
この場合、支払部318は、判定部317で代行支払いが可と判定された場合、第2ユーザに対する支払いを行ってもよい。すなわち、支払部318は、判定部317によって代行支払いが可能と判定された場合、第2ユーザに対して代行支払いを行ってもよい。一方、支払部318は、判定部317によって代行支払いが不可と判定された場合、第2ユーザに対して代行支払いを行わなくてもよい。
【0030】
出力制御部319は、例えば、情報処理装置の各部の処理の結果を出力するよう出力部を制御してもよい。一例として、出力制御部319は、判定部の判定結果等を出力するよう出力部を制御してもよい。ここで、出力部は、例えば、通信部321、記憶部322及び表示部323等であってもよい。
すなわち、出力制御部319は、情報処理装置の各部の処理の結果(例えば、判定部の判定結果等)の情報を外部装置に送信するよう通信部321を制御してもよい。外部装置は、例えば、サーバ(図示せず)、第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末200、及び、後述する金融機関(決済システム)400(
図3参照)等であってもよい。
また、出力制御部319は、情報処理装置の各部の処理の結果(例えば、判定部の判定結果等)の情報を記憶するよう記憶部322を制御してもよい。
また、出力制御部319は、情報処理装置の各部の処理の結果(例えば、判定部の判定結果等)を表示するよう表示部323を制御してもよい。
【0031】
次に、
図2,3を参照して、上述した各部(各機能ブロック)の時系列に沿った処理の一例について説明する。
図3は、情報処理装置300を構成する各部の時系列に沿った処理の一例について説明する図である。
【0032】
第2ユーザ端末200は、例えば、第2ユーザの操作に基づいて、請求情報を情報処理装置300に送信する(ステップST101)。
第2ユーザは、例えば、第1ユーザが商品を購入するのに応じて、又は、第1ユーザがサービスの提供を受けるのに応じて、第1ユーザに代金を請求する。第2ユーザ端末200は、第1ユーザに代金を請求するための請求情報を生成する。
請求情報は、例えば、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含んでいてもよい。第1ユーザの情報は、例えば、請求番号、顧客(請求先)コード、顧客名(請求先名)、請求先部署名、宛名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報、銀行口座等を始めとする顧客(第1ユーザ)を特定可能な情報等であってもよい。
【0033】
情報処理装置300の第3受付部314は、請求情報を受け付ける。
【0034】
情報処理装置300の登録部315は、第3受付部314によって受け付けた請求情報を登録する。
【0035】
情報処理装置300の請求部316は、請求情報に基づく支払いの請求を第1ユーザに対して行う(ステップST102)。
この場合、請求部316は、請求情報を受け付ける毎に、第1ユーザに対して請求を行ってもよい。又は、請求部316は、所定期間毎の同一の第1ユーザに対する請求情報を集計し、その所定期間を経過した後(所定のタイミング)で、複数の請求情報に基づく請求を1つにまとめて第1ユーザに対して行ってもよい。
【0036】
第1ユーザ端末100は、例えば、第1ユーザの操作に基づいて、第2ユーザからの請求について代行支払いを希望する旨の申請情報を情報処理装置300に送信する(ステップST103)。
申請情報には、例えば、第1ユーザの情報を含んでいてもよく、さらに請求金額の情報を含んでいてもよい。第1ユーザの情報は、例えば、第1ユーザ及び請求内容を特定可能な情報等であってもよい。第1ユーザの情報は、例えば、請求情報に含まれる第1ユーザの情報等を含んでいてもよい。具体的な一例として、第1ユーザの情報は、代金を支払う時期(代金支払時期)、請求番号、顧客(請求先)コード、顧客名(請求先名)、請求先部署名、宛名、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報、銀行口座等の情報を含んでいてもよい。
【0037】
情報処理装置300の第1受付部312は、第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける。
【0038】
情報処理装置300の判定部317は、第1受付部312によって受け付けた申請情報と、登録部315によって登録された請求情報とに基づいて、第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する。
【0039】
判定部317は、例えば、申請情報に記録される請求番号と、請求情報に記録される請求番号とに基づいて、代行支払いの可否の判定対象となる請求を特定する。また、判定部317は、例えば、過去に第1ユーザが情報処理装置300を利用していれば、その際の第1ユーザによる代金の支払状況等に基づく与信情報を参照し、第2ユーザへの代行支払いの可否を判定してもよい。過去に第1ユーザが情報処理装置300を利用した際の与信情報は、例えば、第1ユーザへの請求に対して、期日までに代金を支払っているか等の、情報処理装置300(例えば、記憶部322等)に記録される請求とその請求の消込との情報であってもよい。また、判定部317は、例えば、第2ユーザ端末200から代金の請求先となる第1ユーザの与信情報が送信された場合、その与信情報を参照し、第2ユーザへの代行支払いの可否を判定してもよい。
【0040】
また、判定部317は、例えば、申請情報に記録される代金支払時期、及び、第1ユーザの与信に応じて、第1ユーザから情報処理装置300に代金を支払う時期を決定してもよい。代金を支払う時期は、例えば、第2受付部313によって第1ユーザから支払いを受け付ける際の、上述した「所定期間」であってもよい。この場合、判定部317は、第1ユーザの与信が相対的に高ければ、第1ユーザから情報処理装置300に代金を支払う時期(支払いまでの期間)を相対的に長くしてもよい。一方、判定部317は、第1ユーザの与信が相対的に低ければ、第1ユーザから情報処理装置300に代金を支払う時期(支払いまでの期間)を相対的に短くしてもよい。
【0041】
判定部317は、例えば、第1ユーザから情報処理装置300に代金を支払う時期を、クレジット会社等が保有する決済システム400と連携することで、与信(オーソリ)のタイミングと、実決済処理のタイミングとを遅らせることで、一般的なクレジットカード払いのサイクルを超えるサイクルとしてもよい。
【0042】
情報処理装置300の支払部318は、申請情報に基づいて、第1ユーザの代わりに、第2ユーザに対して代行支払いを行う(ステップST104)。支払部318は、判定部317で代行支払いが可と判定された場合、第2ユーザに対する支払いを行ってもよい。
ここで、支払部318は、金融機関400を介して、第2ユーザに対して代行支払いを行ってもよい。この際、支払部318は、例えば、情報処理装置300を所有する企業の銀行口座から第2ユーザの銀行口座に、請求情報において請求される金額を送金してもよい。
【0043】
情報処理装置300の請求部316は、例えば、ステップST101の請求情報において請求される金額(請求金額)に、ステップST104の代行支払いの手数料を加算した合計金額を、第1ユーザに請求する(ステップST105)。
この場合、請求部316は、例えば、申請情報に記録される代金支払時期、又は、第1ユーザが情報処理装置300に代金を支払う期間(判定部317によって決定される支払期間)に対応する所定期間が経過した場合、請求金額と手数料との合計金額を第1ユーザに請求してもよい。この場合、請求部316は、申請情報に記録される第1ユーザのクレジットカード情報に基づいて、クレジットカード決済を利用してもよい(ステップST106)。すなわち、請求部316は、第1ユーザが所有するクレジットカードの決済システム400を利用して、第1ユーザから合計金額の支払いを受けてもよい。
【0044】
情報処理装置300の第2受付部313は、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける。すなわち、第2受付部313は、例えば、第1ユーザが所有するクレジットカードの決済システム400によって代金の支払い決済が行われると、決済が行われた旨の通知を決済システム400から受け付けてもよい。
【0045】
なお、ステップST104の代行支払いの際の金融機関と、ステップST106の支払いの際のクレジットカードの決済システムを所有する金融機関(クレジットカード会社)とは、同一であってもよく、異なっていてもよい。
【0046】
[情報処理方法]
次に、一実施形態に係る情報処理方法について説明する。
図4は、一実施形態に係る情報処理方法について説明するためのフローチャートである。
【0047】
ステップST201において、第3受付部314は、第2ユーザ(例えば、第2ユーザ端末200等)から第1ユーザに対する請求情報を受け付ける。登録部315は、第3受付部314によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する。
【0048】
ステップST202において、請求部316は、ステップST201で受け付けた請求情報に基づく支払いの請求を第1ユーザ(例えば、第1ユーザ端末100等)に対して行う。
【0049】
ステップST203において、第1受付部312は、第1ユーザ(例えば、第1ユーザ端末100等)から申請情報を受け付ける。すなわち、第1受付部312は、ステップST202の支払いの請求に応じて、第1ユーザ(例えば、第1ユーザ端末100等)から申請情報を受け付けてもよい。
【0050】
ステップST204において、判定部317は、ステップST203で受け付けた申請情報と、ステップST201で登録した請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する。判定部317は、例えば、代行支払いの可否を、第1ユーザの与信情報を始めとする種々の情報に基づいて判定してもよい。また、判定部317は、例えば、申請情報に記録される代金支払時期、及び、第1ユーザの与信に応じて、第1ユーザから情報処理装置300に代金を支払う時期(所定期間)を決定してもよい。
【0051】
ステップST205において、支払部318は、ステップST203で受け付けた申請情報に基づいて、第1ユーザの代わりに、第2ユーザに対する支払いを行う(代行支払)。この場合、支払部318は、例えば、ステップST204で代行支払いが可と判定された場合、第2ユーザに対して支払いを行ってもよい。
【0052】
ステップST206において、請求部316は、所定期間が経過した場合、ステップST201で登録した請求情報に含まれる請求金額(ステップST205における代行支払いの金額)に、代行支払いの手数料を加算した合計金額を、第1ユーザに請求する。所定期間は、例えば、申請情報に記録される代金支払時期、又は、第1ユーザが情報処理装置300に代金を支払う期間(判定部317によって決定される時期)等であってもよい。
この場合、請求部316は、第1ユーザが所有するクレジットカードの情報(クレジットカード情報)に基づいて、クレジットカード決済を利用してもよい。すなわち、請求部316は、第1ユーザが所有するクレジットカードの決済システム400を利用して、第1ユーザから合計金額の支払いを受けてもよい。
ここで、第2受付部313は、請求部316による第1ユーザへ代金の請求に応じて、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付けてもよい。
【0053】
上述した情報処理装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等の機能として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置300の第1受付部312、第2受付部313、第3受付部314、登録部315、請求部316、判定部317、支払部318及び出力制御部319(制御部311)は、コンピュータの演算処理装置等による第1受付機能、第2受付機能、第3受付機能、登録機能、請求機能、判定機能、支払機能及び出力制御機能(制御機能)としてそれぞれ実現されてもよい。
情報処理プログラムは、上述した各機能をコンピュータに実現させることができる。情報処理プログラムは、例えば、メモリ、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ又は光ディスク等の、コンピュータで読み取り可能な非一時的な記録媒体等に記録されていてもよい。記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読媒体と言い換えてもよい。
また、上述したように、情報処理装置300の各部は、コンピュータの演算処理装置等で実現されてもよい。その演算処理装置等は、例えば、集積回路等によって構成される。このため、情報処理装置300の各部は、演算処理装置等を構成する回路として実現されてもよい。すなわち、情報処理装置300の第1受付部312、第2受付部313、第3受付部314、登録部315、請求部316、判定部317、支払部318及び出力制御部319(制御部311)は、コンピュータの演算処理装置等を構成する第1受付回路、第2受付回路、第3受付回路、登録回路、請求回路、判定回路、支払回路及び出力制御回路(制御回路)として実現されてもよい。
また、情報処理装置300の通信部321、記憶部322及び表示部323(出力部)は、例えば、演算処理装置等の機能を含む通信機能、記憶機能及び表示機能(出力機能)として実現されもよい。また、情報処理装置300の通信部321、記憶部322及び表示部323(出力部)は、例えば、集積回路等によって構成されることにより通信回路、記憶回路及び表示回路(出力回路)として実現されてもよい。また、情報処理装置300の通信部321、記憶部322及び表示部323(出力部)は、例えば、複数のデバイスによって構成されることにより通信装置、記憶装置及び表示装置(出力装置)として構成されてもよい。
【0054】
情報処理装置300は、上述した複数の各部のうち1又は任意の複数を組み合わせることが可能である。
本開示では、「情報」の文言を使用しているが、「情報」の文言は「データ」と言い換えることができ、「データ」の文言は「情報」と言い換えることができる。
【0055】
[本実施形態の態様及び効果]
次に、本実施形態の一態様及び各態様が奏する効果について説明する。なお、以下に記載する各態様は出願時の一例であり、本実施形態は以下に記載する態様に限定されることはない。すなわち、本実施形態は以下に記載する各態様に限定されることはなく、上述した各部を適宜組み合わせて実現されてもよい。また、下位の態様は、それよりも上位の態様のいずれでも引用できる場合がある。
また、以下に記載する効果は一例であり、各態様が奏する効果は以下に記載するものに限定されることはない。また、各態様は、例えば、以下に記載する少なくとも1つの効果を奏してもよい。
【0056】
(態様1)
一態様の情報処理装置は、第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付部と、第1受付部によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払部と、支払部によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付部と、を備える。
これにより、情報処理装置は、第1ユーザの代わりにまず第2ユーザに代金の代行支払いを行い、その後、第1ユーザから代金の支払いを受けるので、第1ユーザが代金を支払う時期を遅らせることができる。
【0057】
また、情報処理装置は、本実施形態の代行支払システム内でのクリックフローができあがり、その代行支払システムを利用することで、支払いとレンディングモデルとを連携することが可能になり、中小企業への支払いをさらに早めることができる。
また、情報処理装置は、例えば、クラウドサービスとして提供することが可能であるため、代行支払いの処理を、スマートフォン等の一般的に利用可能な端末等で完結することが可能となり、柔軟なタイミングでキャッシュフローを改善することができる。
また、情報処理装置は、支払いが電子化されるため、明細書を代行支払システム内で保持することができ、決済処理及び会計処理もスムーズになるDX(Digital Transformation)の側面も持つことができる。
また、情報処理装置は、代行支払システムのプラットフォームに集められた情報に含まれる請求書の真正性と、企業のリスク情報とに基づいて、債券と債務との相殺処理(例えば、ファクタリングとディレイとの組み合わせ)を行い、債券がある場合には相殺することで、実際のキャッシュアウトをコントロールすることができる。
【0058】
(態様2)
一態様の情報処理装置は、第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第3受付部と、第3受付部によって請求情報を受け付けた場合、請求情報に基づく支払いの請求を第1ユーザに対して行う請求部と、を備え、第1受付部は、請求部によって行った支払いの請求に応じた申請情報を受け付けることとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、第1ユーザに対する代金の請求に基づいて、代行支払いを希望するか否かを第1ユーザに判断させることができる。
【0059】
(態様3)
一態様の情報処理装置は、第3受付部によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録部と、第1受付部によって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、登録部によって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定部と、を備え、支払部は、判定部で代行支払いが可と判定された場合、第2ユーザに対する支払いを行うこととしてもよい。
情報処理装置は、請求情報と申請情報とを突き合わせることにより、代行支払いを行う請求を特定することができ、また代行支払いが可能か否かを判定することができる。
すなわち、情報処理装置は、第1ユーザへのカード決済処理を行う前に、決済の遅延の可能性及び債権リスク等を判定し、代行支払いの利用可否を判定することができる。
【0060】
また、情報処理装置では、第1ユーザに対する請求と、その請求に応じて第1ユーザが代金を支払うことに基づく消込との情報が相対的に増加する。情報処理装置(例えば、判定部等の制御部)は、例えば、請求の情報を請求先のユーザ(例えば、企業等)単位でまとめることができるため、AI(Artificial Intelligence)(例えば、機械学習及び深層学習等)を利用することにより、業種、単価及び会社規模等で分析し、瞬時にリスクの判定が可能となる。
また、情報処理装置(例えば、判定部等の制御部)は、例えば、上述したAIを利用した分析の精度が相対的に上がることにより、情報処理装置を所有する企業(代行支払いを行う企業)の債権リスクが相対的に減少し、リスク度合いに応じて先払い額(代行支払額)を決定してもよい。この場合、情報処理装置は、銀行への支払い指示をAPI(Application Programming Interface)経由で行い、即払いをすることが可能になる。また、情報処理装置(例えば、判定部等の制御部)は、例えば、AIの分析結果に応じて、第2ユーザへの代行支払い、又は、第1ユーザの支払いを、分割払い等に設定してもよい。
また、情報処理装置(例えば、判定部等の制御部)は、例えば、外部の調査会社が提供する情報(例えば、第1ユーザの与信情報等)を複数取得して、時系列的に積み重ねていくことで、ユーザ(対象企業)の請求書以外の分析も可能となる。
また、情報処理装置(例えば、判定部等の制御部)は、例えば、決済事業の支払いに関する情報、及び、トラブル情報等を利用することにより、業種、請求対象の製品及びサービス等に応じたリスクの判定を行ってもよい。
【0061】
(態様4)
一態様の情報処理装置では、請求部は、登録部によって登録される請求情報に含まれる請求金額に、代行支払いの手数料を加算した合計金額を、第1ユーザに請求することとしてもよい。
これにより、情報処理装置は、代行支払いを行う際に適切な料金を第1ユーザに請求することができる。
【0062】
(態様5)
一態様の情報処理方法では、コンピュータが、第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付ステップと、第1受付ステップによって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払ステップと、支払ステップによって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付ステップと、を実行する。
これにより、情報処理方法は、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【0063】
(態様6)
一態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付機能と、第1受付機能によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払機能と、支払機能によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付機能と、を実現させる。
これにより、情報処理プログラムは、上述した一態様の情報処理装置と同様の効果を奏することができる。
【符号の説明】
【0064】
100 第1ユーザ端末
200 第2ユーザ端末
300 情報処理装置
311 制御部
312 第1受付部
313 第2受付部
314 第3受付部
315 登録部
316 請求部
317 判定部
318 支払部
319 出力制御部
321 通信部
322 記憶部
323 表示部
400 金融機関(決済システム)
【手続補正書】
【提出日】2022-11-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付部と、
前記第1受付部によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払部と、
前記支払部によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付部と、
第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第3受付部と、
前記第3受付部によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録部と、
前記第1受付部によって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、前記登録部によって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定部と、を備え、
前記判定部は、第1ユーザの与信が相対的に高い場合には、第1ユーザの与信が相対的に低い場合に比べて、前記所定期間を長くする
情報処理装置。
【請求項2】
前記第3受付部によって請求情報を受け付けた場合、請求情報に基づく支払いの請求を第1ユーザに対して行う請求部と、を備え、
前記第1受付部は、前記請求部によって行った支払いの請求に応じた申請情報を受け付ける
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記支払部は、前記判定部で代行支払いが可と判定された場合、第2ユーザに対する支払いを行う
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記請求部は、前記登録部によって登録される請求情報に含まれる請求金額に、代行支払いの手数料を加算した合計金額を、第1ユーザに請求する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが、
第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第1受付ステップと、
前記第1受付ステップによって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録ステップと、
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第2受付ステップと、
前記第2受付ステップによって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、前記登録ステップによって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定ステップと、
前記第2受付ステップによって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払ステップと、
前記支払ステップによって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第3受付ステップと、を実行し、
前記判定ステップは、第1ユーザの与信が相対的に高い場合には、第1ユーザの与信が相対的に低い場合に比べて、前記所定期間を長くする
情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付機能と、
前記第1受付機能によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払機能と、
前記支払機能によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付機能と、
第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第3受付機能と、
前記第3受付機能によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録機能と、
前記第1受付機能によって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、前記登録機能によって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定機能と、を実現させ、
前記判定機能は、第1ユーザの与信が相対的に高い場合には、第1ユーザの与信が相対的に低い場合に比べて、前記所定期間を長くする
情報処理プログラム。
【手続補正書】
【提出日】2023-04-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付部と、
前記第1受付部によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払部と、
前記支払部によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付部と、
第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第3受付部と、
前記第3受付部によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録部と、
情報処理装置が第1ユーザの与信情報を時系列に取得し、前記第1受付部によって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、前記登録部によって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定部と、を備え、
前記判定部は、第1ユーザによる、少なくとも代金の支払状況に基づく与信情報を参照し、第1ユーザの与信が相対的に高い場合には、第1ユーザの与信が相対的に低い場合に比べて、前記所定期間を長くする
情報処理装置。
【請求項2】
前記第3受付部によって請求情報を受け付けた場合、請求情報に基づく支払いの請求を第1ユーザに対して行う請求部と、を備え、
前記第1受付部は、前記請求部によって行った支払いの請求に応じた申請情報を受け付ける
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記支払部は、前記判定部で代行支払いが可と判定された場合、第2ユーザに対する支払いを行う
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記請求部は、前記登録部によって登録される請求情報に含まれる請求金額に、代行支払いの手数料を加算した合計金額を、第1ユーザに請求する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
コンピュータが、
第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第1受付ステップと、
前記第1受付ステップによって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録ステップと、
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第2受付ステップと、
情報処理装置が第1ユーザの与信情報を時系列に取得し、前記第2受付ステップによって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、前記登録ステップによって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定ステップと、
前記第2受付ステップによって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払ステップと、
前記支払ステップによって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第3受付ステップと、を実行し、
前記判定ステップは、第1ユーザによる、少なくとも代金の支払状況に基づく与信情報を参照し、第1ユーザの与信が相対的に高い場合には、第1ユーザの与信が相対的に低い場合に比べて、前記所定期間を長くする
情報処理方法。
【請求項6】
コンピュータに、
第1ユーザから支払い代行申請に関する申請情報を受け付ける第1受付機能と、
前記第1受付機能によって受け付けた申請情報に基づいて、第2ユーザに対する支払いを行う支払機能と、
前記支払機能によって支払いを行って所定期間が経過した場合、第2ユーザへの支払い額に応じた、クレジットカードを利用した支払いを第1ユーザから受け付ける第2受付機能と、
第2ユーザから第1ユーザに対する支払いの請求に関する請求情報を受け付ける第3受付機能と、
前記第3受付機能によって受け付けた、請求先となる第1ユーザ及び請求金額の情報を含む請求情報を登録する登録機能と、
情報処理装置が第1ユーザの与信情報を時系列に取得し、前記第1受付機能によって受け付けた、第1ユーザの情報を含む申請情報と、前記登録機能によって登録された請求情報とに基づいて、第1ユーザから第2ユーザへの代行支払いの可否を判定する判定機能と、を実現させ、
前記判定機能は、第1ユーザによる、少なくとも代金の支払状況に基づく与信情報を参照し、第1ユーザの与信が相対的に高い場合には、第1ユーザの与信が相対的に低い場合に比べて、前記所定期間を長くする
情報処理プログラム。