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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178454
(43)【公開日】2024-12-24
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20241217BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20241217BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20241217BHJP
【FI】
G09F9/00 312
G09F9/30 308Z
G09F9/00 302
H05K5/02 V
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024171177
(22)【出願日】2024-09-30
(62)【分割の表示】P 2023032625の分割
【原出願日】2014-04-23
(31)【優先権主張番号】P 2013090859
(32)【優先日】2013-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000153878
【氏名又は名称】株式会社半導体エネルギー研究所
(72)【発明者】
【氏名】千田 章裕
(72)【発明者】
【氏名】池田 寿雄
(72)【発明者】
【氏名】平形 吉晴
(57)【要約】
【課題】折りたたみ可能な可搬性に優れた新規な表示装置を提供する。または、継ぎ目の
ない大きな画面に表示をすることができる新規な表示装置を提供する。
【解決手段】可撓性を有する表示パネルと、その一方の端を牽引して収納する空間を含む
収納部を備える第1の筐体と、第1の筐体と接続される折りたたみ機構と、折りたたみ機
構が接続される第2の筐体と、を含んで構成される。また、表示パネルの他方の端が、折
りたたみ機構の開動作に伴い表示パネルを展開することができ、閉動作に伴い収納される
ように第2の筐体に接続される構成に想到した。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折りたたみ機構と、
前記折りたたみ機構と接続された第1の筐体と、
前記第1の筐体と重なるように前記折りたたみ機構と接続された第2の筐体と、
前記第1の筐体に収納され、且つ可撓性を有する表示パネルと、を有し、
前記第1の筐体は、前記表示パネルの一方の端を牽引する牽引機構と、前記表示パネルを収納する空間を含む収納部と、前記収納部と接続された開口部と、を有し、
前記表示パネルは、前記開口部を介して前記収納部から引き出され、且つ前記折りたたみ機構の開動作に伴って展開し、閉動作に伴い収納されるように他方の端が前記第2の筐体に接続されている、表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物、方法、または、製造方法に関する。または、本発明は、プロセス、マシン
、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関する。特に
、本発明は、例えば、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、それらの駆動方法、
または、それらの製造方法に関する。特に、本発明は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
情報伝達手段に係る社会基盤が充実されている。これにより、多様で潤沢な情報を職場や
自宅だけでなく外出先でも取得または発信できるようになっている。
【0003】
多くの情報を一覧して表示することができる大きな画面を備える表示装置は、情報端末機
器に好適である。
【0004】
また、外出先でも情報を取得することができる携帯可能な情報端末機器が盛んに開発され
ている。携帯可能な情報端末機器は屋外で使用されることが多く、落下される等により思
わぬ力が携帯可能な情報端末機器に加わることがある。
【0005】
外部から加えられた力に耐え、破壊されにくい表示装置の一例としては、発光層を分離す
る構造体と第2の電極層との密着性を高めた構成が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2012-190794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の一態様は、このような技術的背景のもとでなされたものである。したがって、折
りたたみ可能な可搬性に優れた新規な表示装置を提供することを課題の一とする。または
、継ぎ目のない大きな画面に表示をすることができる新規な表示装置を提供することを課
題の一とする。
【0008】
なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。なお、本発明の一
態様は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。なお、これら以外の課題
は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、図
面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出することが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、折りたたみ機構と、折りたたみ機構と接続される第1の筐体と、第1
の筐体と重なるように折りたたみ機構と接続される第2の筐体と、第1の筐体に収納され
る可撓性を有する表示パネルと、を有する。
【0010】
そして、第1の筐体は、表示パネルの一方の端を牽引する牽引機構および表示パネルを収
納する空間を含む収納部並びに収納部と接続される開口部を備え、表示パネルが、開口部
を介して収納部から引き出され、折りたたみ機構の開動作に伴い展開され、且つ閉動作に
伴い収納されるように、表示パネルの他方の端が第2の筐体に接続される、表示装置であ
る。
【0011】
また、本発明の一態様は、第2の筐体が、表示パネルの他方の端を牽引する牽引機構、表
示パネルを収納する空間を含む収納部並びに収納部と接続される開口部を備える、上記の
表示装置である。
【0012】
これにより、筐体に対する可撓性の表示パネルの角度を制御しながら折り曲げることがで
きる。また、過剰な応力を表示パネルに加えて破壊してしまう不具合の発生を防止できる
【0013】
その結果、折りたたみ可能な可搬性に優れた新規な表示装置を提供できる。または、継ぎ
目のない大きな画面に表示をすることができる新規な表示装置を提供できる。
【0014】
また、本発明の一態様は、開口部が、折りたたみ機構側に1mm以上10mm以下の曲率
半径のガイドを備える上記の表示装置である。
【0015】
これにより、牽引された表示パネルの曲率半径を、ガイドの曲率半径より小さくならない
ように制御することができる。また、過剰な応力を表示パネルに加える現象を防止できる
【0016】
また、本発明の一態様は、第1の筐体が可視光を透過する窓を収納部に収納された表示パ
ネルを観察することができる位置に備える上記の表示装置である。
【0017】
これにより、折りたたまれた状態の表示装置の収納部に収納された表示パネルの表示領域
を、窓を透して観察することができる。
【0018】
なお、本明細書中において、表示装置とは画像表示デバイス、を指す。また、表示装置に
コネクター、例えばFPC(Flexible printed circuit)もし
くはTCP(Tape Carrier Package)が取り付けられたモジュール
、TCPの先にプリント配線板が設けられたモジュール、または発光素子が形成された基
板にCOG(Chip On Glass)方式によりIC(集積回路)が直接実装され
たモジュールも全て表示装置に含むものとする。
【発明の効果】
【0019】
本発明の一態様によれば、折りたたみ可能な可搬性に優れた新規な表示装置を提供できる
。または、継ぎ目のない大きな画面に表示をすることができる新規な表示装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】実施の形態に係る表示装置を説明する図。
図2】実施の形態に係る表示装置の収納部の構成を説明する図。
図3】実施の形態に表示装置の係る表示パネルの構成を説明する図。
図4】実施の形態に係る情報処理装置に用いることができるタッチパネルの構成を説明する図。
図5】実施の形態に係る情報処理装置に用いることができるタッチパネルの構成を説明する図。
図6】実施の形態に係る情報処理装置に用いることができるタッチパネルの構成を説明する図。
図7】実施の形態に係る情報処理装置に用いることができるタッチパネルの構成を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0021】
<本発明の一態様が解決することができる課題の例>
表示素子等が可撓性の基板上に設けられた可撓性の表示パネルが知られている。
【0022】
可撓性の表示パネルを曲げると、圧縮応力または伸張応力が、可撓性の基板に設けられた
表示素子等に加わる。
【0023】
可撓性の基板が、機能膜や機能素子が破壊されてしまう程度に曲がるとき、可撓性の基板
が表示パネルの機能膜や機能素子を保護できないという課題が生じる。
【0024】
<本発明の一態様>
以下に説明する実施の形態には、筐体を折りたたむときの可撓性の表示パネルの屈曲を、
表示パネルを牽引しながら収納することにより制御する構成に着眼して創作された本発明
の一態様が含まれる。
【0025】
本発明の一態様の表示装置は、可撓性を有する表示パネルと、その一方の端を牽引して収
納する空間を含む収納部を備える第1の筐体と、第1の筐体と接続される折りたたみ機構
と、折りたたみ機構が接続される第2の筐体と、を含んで構成される。そして、表示パネ
ルの他方の端が、折りたたみ機構の開動作に伴い表示パネルを展開することができるよう
に、また閉動作に伴い収納されるように第2の筐体に接続される。
【0026】
これにより、筐体に対する可撓性の表示パネルの角度を制御しながら曲げることができ、
過剰な応力を表示パネルに加えて表示パネルを破壊してしまう不具合の発生を防止できる
【0027】
その結果、折りたたみ可能な可搬性に優れた新規な表示装置を提供できる。または、継ぎ
目のない大きな画面に情報等を表示することができる新規な表示装置を提供できる。
【0028】
実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。但し、本発明は以下の説明に限定さ
れず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し
得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実施の形態の
記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に説明する発明の構成において
、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を異なる図面間で共通して用い、
その繰り返しの説明は省略する。
【0029】
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置の構成について、図1および図2を参照し
ながら説明する。
【0030】
図1(A-1)乃至図1(C-1)は本発明の一態様の表示装置の上面図であり、図1
A-2)乃至図1(C-2)は、対応する図1(A-1)乃至図1(C-1)の側面図で
ある。
【0031】
図1(A-1)および図1(A-2)は、本発明の一態様の表示装置を展開した状態を説
明する図である。
【0032】
図1(B-1)および図1(B-2)は、本発明の一態様の表示装置を途中まで折りたた
んだ状態を説明する図である。
【0033】
図1(C-1)および図1(C-2)は、本発明の一態様の表示装置を折りたたんだ状態
を説明する図である。
【0034】
図2は、本発明の一態様の表示装置に適用することができる収納部の構成を説明する模式
図である。
【0035】
本実施の形態で説明する表示装置500は、折りたたみ機構550と、折りたたみ機構5
50と接続される第1の筐体510Lと、折りたたまれたときに第1の筐体510Lと重
なるように折りたたみ機構550と接続される第2の筐体510Rと、第1の筐体510
Lに収納される可撓性を有する表示パネル200と、を有する(図1参照)。なお、表示
パネル200は、情報等を表示することができる表示領域201を備える。
【0036】
そして、第1の筐体510Lは、表示パネル200の一方の端200Lを牽引する牽引機
構521Lおよび表示パネル200を収納する空間を含む収納部520L並びに収納部5
20Lと接続される開口部515Lを備える(図2(A)参照)。
【0037】
また、表示パネル200は、開口部515Lを介して収納部520Lから引き出される。
そして、表示パネル200は、折りたたみ機構550の開動作に伴い展開され、閉動作に
伴い収納されるように他方の端200Rが第2の筐体510Rに接続される(図1(A)
図1(C)参照)。
【0038】
これにより、可撓性の表示パネル200を、端200L側から収納部520Lに収納でき
る。また、筐体に対する可撓性の表示パネル200の角度を制御しながら折り曲げること
ができる。また、過剰な応力を表示パネル200に加えて破壊してしまう不具合を防止で
きる。
【0039】
また、本実施形態で例示する表示装置500は、第2の筐体510Rが、表示パネル20
0の他方の端200Rを牽引する牽引機構、表示パネル200を収納する空間を含む収納
部520R並びに収納部520Rと接続される開口部515Rを備える(図1および図3
(A)参照)。
【0040】
これにより、可撓性の表示パネル200を、端200L側から収納部520Lに、端20
0R側から収納部520Rに収納できる。また、筐体に対する可撓性の表示パネル200
の角度を制御しながら折り曲げることができる。また、過剰な応力を表示パネル200に
加えて破壊してしまう不具合を防止できる。
【0041】
その結果、折りたたみ可能な可搬性に優れた新規な表示装置500を提供できる。または
、継ぎ目のない大きな画面に表示をすることができる新規な表示装置500を提供できる
【0042】
また、本実施の形態で例示する表示装置500は、第1の筐体510Lが可視光を透過す
る窓518Lを、収納部520Lに収納された表示パネル200を観察することができる
位置に備える(図1(C)参照)。
【0043】
これにより、折りたたまれた状態の表示装置500の収納部520Lに収納された表示パ
ネル200の表示領域201を、窓518Lを透して観察することができる。
【0044】
その結果、折りたたみ可能な可搬性に優れた新規な表示装置500を提供できる。または
、継ぎ目のない大きな画面に表示をすることができる新規な表示装置500を提供できる
。または、折りたたまれた状態で情報を閲覧することができる新規な表示装置500を提
供できる。
【0045】
以下に、本発明の一態様の表示装置を構成する個々の要素について説明する。
《収納部》
収納部520Lは、牽引機構521Lおよび表示パネル200を収納する空間を有する(
図2(A)参照)。空間は表示パネル200を収納できる大きさを有していればよく、表
示パネル200を屈曲した状態、または表示パネル200を巻いた状態で収納する大きさ
でもよい。
【0046】
《牽引機構》
牽引機構521Lは、表示パネル200の端200Lを牽引する。牽引機構521Lは、
例えば引っ張りバネ、巻き取り装置等を用いることができる。
【0047】
例えば、第1の筐体510Lに一方の端が固定された引っ張りバネを、牽引機構521L
に用いることができる。当該引っ張りバネの他方の端を、表示パネル200の端200L
に接続する。この構成によれば、表示パネル200を開口部515Lから引き出す程、引
っ張りバネは引き延ばされる。その結果、引っ張りバネは表示パネル200を収納部52
0Lの空間に引き戻すように牽引する。
【0048】
また、牽引機構521Lが牽引する方向に摺動するスライド523Lと、スライド523
Lを案内するレール525Lを第1の筐体510Lに設けてもよい。これにより、表示パ
ネル200を引き出す動作および牽引機構521Lが表示パネル200を引き戻す動作が
安定する。
【0049】
その結果、表示パネル200が折りたたみ動作中に収納部520L等で折れ曲がってしま
う等の不具合の発生を防止することができる。
【0050】
《開口部》
開口部515Lは、第1の筐体510Lの一の面に設けられ、収納部520Lの空間と第
1の筐体510Lの外部を接続する。また、開口部515Lは、表示パネル200を収納
部520Lから引き出すことができる大きさを備える。
【0051】
開口部515Lは、曲率半径が1mm以上10mm以下のガイド516Lを、折りたたみ
機構550側の表示パネル200が接する部分に備える(図2(A)参照)。
【0052】
これにより、牽引される表示パネル200の曲率半径を、ガイド516Lの曲率半径より
小さくならないようにすることができる。その結果、折れ曲がりを防止し、過剰な応力が
表示パネル200に加わるのを防止できる。
【0053】
なお、ガイド516Lに換えて、回転自在に支持された円柱状のガイド516L(2)を
用いることができる(図2(B)参照)。ガイド516L(2)を回転自在に支持するこ
とにより、ガイド516L(2)が表示パネル200の背面を擦る摩擦を低減することが
できる。
【0054】
なお、円柱状のガイド516L(2)の半径が、1mm以上10mm以下であると好まし
い。
【0055】
《窓》
窓518Lは可視光を透過する。
【0056】
窓518Lは、第1の筐体510Lが折りたたまれた状態において第2の筐体510Rに
対向しない面に、表示パネル200の表示領域201を観察できるように設けられる(図
1(C)参照)。なお、第1の筐体510Lは、表示パネル200を側面510L(a)
側および側面510L(b)側から観察できる窓518Lを備える(図2(A)参照)。
【0057】
これにより、使用者は折りたたまれたままの状態の表示装置500に情報を表示して、表
示された情報を使用することができる。
【0058】
《折りたたみ機構》
折りたたみ機構550は、第2の筐体510Rを第1の筐体510Lに重なるように折り
たたむことができる。例えば、ヒンジまたは可撓性の部材等を折りたたみ機構550に適
用することができる。
【0059】
なお、ラチェット機構又は滑り止め等を折りたたみ機構550に、第1の筐体510Lに
対する第2の筐体510Rの角度を適宜調整できるように設けてもよい。
【0060】
《表示パネル》
表示パネル200は可撓性を有する。表示パネル200の一方の端200Lは、牽引機構
521Lと接続され、他方の端200Rは第2の筐体510Rと接続される。
【0061】
表示装置500に適用することができる表示パネル200の構成は、供給された信号に含
まれる情報を表示することができる表示素子を備える。表示素子としては、例えば、発光
素子、電子インク、液晶素子等を備える。なお、表示パネル200の一例として、表示素
子に発光素子を用いる構成を、実施の形態2において詳細に説明する。
【0062】
以下に、本発明の一態様の表示装置500の使用方法について説明する。
【0063】
《使用方法1》
第1の筐体510Lおよび第2の筐体510Rを、折りたたみ機構550から展開する(
図1(A-1)および図1(A-2)参照)。
【0064】
表示パネル200の表示領域201が、第1の筐体510Lおよび第2の筐体510Rに
重なるように広がり、図1(A-2)に示す矢印に向けて画像等を表示する。なお、表示
領域201には継ぎ目がないため、違和感が低減された良好な表示をすることができる。
また、可撓性を有する表示パネル200は牽引機構521Lが加える張力により平坦な状
態に保持されるため、違和感が低減された良好な表示をすることができる。また、表示領
域201の一方が開口部515Lまで、他方が開口部515Rまで広がっているため、表
示領域201を縁取る部分を少なくできる。
【0065】
《使用方法2》
第1の筐体510Lおよび第2の筐体510Rを、折りたたみ機構550から図中の円弧
状の破線の矢印の方向に折り曲げる(図1(B-1)および図1(B-2)参照)。
【0066】
表示パネル200は、収納部520Lおよび収納部520Rに第1の筐体510Lの開口
部515Lと第2の筐体510Rの開口部515Rの間の縮められた距離に応じて収納さ
れる。また、可撓性を有する表示パネル200は、開口部515Lと開口部515Rの間
に牽引機構521Lが直線状の破線の矢印の方向に加える張力により張られて広がる。な
お、表示パネル200は、図1(B-2)に示す白抜きの矢印に向けて画像等を表示する
【0067】
これにより、例えば表示装置500を机上に設置したときに、使用者が楽な姿勢で観察す
ることができるように、表示パネルの角度を調整できる。また、使用者は情報等を表示す
る画面の大きさを、表示する情報に合わせて適宜調節することができる。具体的には、横
と縦の比を4:3、16:9または16:10等に調節できる。
【0068】
《使用方法3》
第1の筐体510Lおよび第2の筐体510Rを、折りたたみ機構550から折りたたむ
図1(C-1)および図1(C-2)参照)。
【0069】
第1の筐体510Lに収納された表示パネル200の表示領域201を、窓518Lを透
して観察することができる。なお、表示パネル200の表示領域201のうち窓518L
から観察することができる範囲については情報を表示するように駆動し、それ以外の範囲
については情報を表示しないように駆動する。これにより、消費電力を低減することがで
きる。
【0070】
これにより、折りたたまれた状態の表示装置500の収納部520Lに収納された表示パ
ネル200の表示領域201を、窓518Lを透して使用することができる。
【0071】
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる
【0072】
(実施の形態2)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置に適用可能な表示パネルの構成について、
図3を参照しながら説明する。
【0073】
図3(A)は本発明の一態様の表示装置に適用可能な表示パネルの構造を説明する上面図
である。
【0074】
図3(B)は図3(A)の切断線A-Bおよび切断線C-Dにおける断面図である。
【0075】
図3(C)は図3(A)の切断線E-Fにおける断面図である。
【0076】
<上面図の説明>
本実施の形態で例示する表示パネル200は、一方の端200Lと他方の端200Rを有
する(図3(A)参照)。
【0077】
また、本実施の形態で例示する表示パネル200は表示領域201を有する。
【0078】
表示領域201には、複数の画素202が設けられ、画素202には複数の副画素(例え
ば副画素202R)が設けられている。また、副画素には、発光素子および発光素子を駆
動する電力を供給することができる画素回路が設けられている。
【0079】
画素回路は、選択信号を供給することができる配線およびデータ信号を供給することがで
きる配線と電気的に接続される。
【0080】
また、表示パネル200は選択信号を供給することができる走査線駆動回路203gと、
データ信号を供給することができるデータ線駆動回路203sを備える。
【0081】
<断面図の説明>
表示パネル200は、基板210および基板210に対向する対向基板270を有する(
図3(B)参照)。
【0082】
基板210は、可撓性を有する基板210b、意図しない不純物の発光素子への拡散を防
ぐバリア膜210aおよび基板210bとバリア膜210aを貼り合わせる接着層210
cの積層体である。
【0083】
対向基板270は、可撓性を有する基板270b、意図しない不純物の発光素子への拡散
を防ぐバリア膜270aおよび基板270bとバリア膜270aを貼り合わせる接着層2
70cの積層体である。
【0084】
また、光学接合層を兼ねる封止材260は対向基板270と基板210を貼り合わせてい
る。また、画素回路および発光素子(例えば第1の発光素子250R)は基板210と対
向基板270の間にある。
【0085】
《画素の構成》
画素202は、副画素202R、副画素202Gおよび副画素202Bを有する(図3
C)参照)。また、副画素202Rは発光モジュール280Rを備え、副画素202Gは
発光モジュール280Gを備え、副画素202Bは発光モジュール280Bを備える。
【0086】
例えば副画素202Rは、第1の発光素子250Rおよび第1の発光素子250Rに電力
を供給することができるトランジスタ202tを含む画素回路を備える(図3(B)参照
)。また、副画素202Rは発光モジュール280Rを備え、発光モジュール280Rは
第1の発光素子250Rおよび光学素子(例えば第1の着色層267R)を備える。
【0087】
第1の発光素子250Rは、第1の下部電極251R、上部電極252、第1の下部電極
251Rと上部電極252の間に発光性の有機化合物を含む層253を有する。
【0088】
発光性の有機化合物を含む層253は、発光ユニット253a、発光ユニット253bお
よび発光ユニット253aと発光ユニット253bの間に中間層254を備える。
【0089】
発光モジュール280Rは、第1の着色層267Rを対向基板270に有する。着色層は
特定の波長を有する光を透過するものであればよく、例えば赤色、緑色または青色等を呈
する光を選択的に透過するものを用いることができる。なお、発光素子の発する光をその
まま透過する領域を設けてもよい。
【0090】
例えば、発光モジュール280Rは、第1の発光素子250Rと第1の着色層267Rに
接して、光学接合層を兼ねる封止材260を有する。
【0091】
第1の着色層267Rは第1の発光素子250Rと重なる位置にある。これにより、第1
の発光素子250Rが発する光の一部は、光学接合層を兼ねる封止材260および第1の
着色層267Rを透過して、図中の矢印に示すように発光モジュール280Rの外部に射
出される。
【0092】
《表示パネルの構成》
表示パネル200は、遮光層267BMを対向基板270に有する。遮光層267BMは
、着色層(例えば第1の着色層267R)を囲むように設けられている。
【0093】
表示パネル200は、反射防止層267pを表示領域201に重なる位置に備える。
【0094】
表示パネル200は、絶縁膜221を備える。絶縁膜221はトランジスタ202tを覆
っている。なお、絶縁膜221は画素回路に起因する凹凸を平坦化するための層として用
いることができる。また、不純物のトランジスタ202t等への拡散を抑制することがで
きる層が積層された絶縁膜を、絶縁膜221に適用することができる。
【0095】
表示パネル200は、発光素子(例えば第1の発光素子250R)を絶縁膜221上に有
する。
【0096】
表示パネル200は、絶縁膜221上に第1の下部電極251Rの端部に重なる隔壁22
8を有する(図3(C)参照)。また、基板210と対向基板270の間隔を制御するス
ペーサ229が、隔壁228上に設けられている。
【0097】
《データ線駆動回路の構成》
データ線駆動回路203sは、トランジスタ203tおよび容量203cを含む。なお、
駆動回路を画素回路と同一基板上に、画素回路と同一の工程で形成することができる。
【0098】
《他の構成》
表示パネル200は、信号を供給することができる配線211を備え、端子219が配線
211に設けられている。なお、データ信号および同期信号等の信号を供給することがで
きるFPC(フレキシブルプリントサーキット)209が端子219に電気的に接続され
ている。
【0099】
なお、FPCにはプリント配線基板(PWB)が取り付けられていても良い。本明細書に
おける発光装置には、発光装置本体だけでなく、それにFPCまたはPWBが取り付けら
れた状態をも含むものとする。
【0100】
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる
【0101】
(実施の形態3)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置に適用可能な表示部および位置情報入力部
に適用することができる折り曲げ可能なタッチパネルの構成について、図4を参照しなが
ら説明する。
【0102】
図4は本発明の一態様の情報処理装置に適用可能なタッチパネルの構造を説明する図であ
る。
【0103】
図4(A)は上面図であり、図4(B)は図4(A)の切断線A-Bおよび切断線C-D
における断面図である。
【0104】
図4(C)は図4(A)の切断線E-Fにおける断面図である。
【0105】
<上面図の説明>
本実施の形態で例示するタッチパネル300は表示部301を有する(図4(A)参照)
【0106】
表示部301は、複数の画素302と複数の撮像画素308を備える。撮像画素308は
表示部301に触れる指等を検知することができる。これにより、撮像画素308を用い
てタッチセンサを構成することができる。
【0107】
画素302は、複数の副画素(例えば副画素302R)を備え、副画素は発光素子および
発光素子を駆動する電力を供給することができる画素回路を備える。
【0108】
画素回路は、選択信号を供給することができる配線および画像信号を供給することができ
る配線と、電気的に接続される。
【0109】
また、タッチパネル300は選択信号を画素302に供給することができる走査線駆動回
路303g(1)と、画像信号を画素302に供給することができる画像信号線駆動回路
303s(1)を備える。
【0110】
撮像画素308は、光電変換素子および光電変換素子を駆動する撮像画素回路を備える。
【0111】
撮像画素回路は、制御信号を供給することができる配線および電源電位を供給することが
できる配線と電気的に接続される。
【0112】
制御信号としては、例えば記録された撮像信号を読み出す撮像画素回路を選択することが
できる信号、撮像画素回路を初期化することができる信号、および撮像画素回路が光を検
知する時間を決定することができる信号などを挙げることができる。
【0113】
タッチパネル300は制御信号を撮像画素308に供給することができる撮像画素駆動回
路303g(2)と、撮像信号を読み出す撮像信号線駆動回路303s(2)を備える。
【0114】
<断面図の説明>
タッチパネル300は、基板310および基板310に対向する対向基板370を有する
図4(B)参照)。
【0115】
基板310および対向基板370に可撓性を有する材料を適用することにより、可撓性を
タッチパネル300に付与することができる。
【0116】
なお、可撓性を有するタッチパネル300を変形すると、タッチパネル300に設けられ
た機能素子は応力を受ける。機能素子を基板310と対向基板370のおよそ中央に配置
すると機能素子の変形を抑制することができ好ましい。
【0117】
また、線膨張率がおよそ等しい材料を基板310および対向基板370に用いると好まし
い。例えば、材料の線膨張率が1×10-3/K以下、好ましくは5×10-5/K以下
、より好ましくは1×10-5/K以下であるとよい。
【0118】
例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド(ナイロン、アラミド等)、ポリイ
ミド、ポリカーボネートまたはアクリル、ウレタン、エポキシもしくはシロキサン結合を
有する樹脂含む材料を基板310および対向基板370に用いることができる。
【0119】
基板310は、可撓性を有する基板310b、意図しない不純物の発光素子への拡散を防
ぐバリア膜310aおよび基板310bとバリア膜310aを貼り合わせる樹脂層310
cが積層された積層体である。
【0120】
対向基板370は、可撓性を有する基材370b、意図しない不純物の発光素子への拡散
を防ぐバリア膜370aおよび基材370bとバリア膜370aを貼り合わせる樹脂層3
70cの積層体である(図4(B)参照)。
【0121】
封止材360は対向基板370と基板310を貼り合わせている。また、封止材360は
空気より大きい屈折率を備え、光学接合層を兼ねる。画素回路および発光素子(例えば第
1の発光素子350R)は基板310と対向基板370の間にある。
【0122】
《画素の構成》
画素302は、副画素302R、副画素302Gおよび副画素302Bを有する(図4
C)参照)。また、副画素302Rは発光モジュール380Rを備え、副画素302Gは
発光モジュール380Gを備え、副画素302Bは発光モジュール380Bを備える。
【0123】
例えば副画素302Rは、第1の発光素子350Rおよび第1の発光素子350Rに電力
を供給することができるトランジスタ302tを含む画素回路を備える(図4(B)参照
)。また、発光モジュール380Rは第1の発光素子350Rおよび光学素子(例えば第
1の着色層367R)を備える。
【0124】
第1の発光素子350Rは、第1の下部電極351R、上部電極352、第1の下部電極
351Rと上部電極352の間に発光性の有機化合物を含む層353を有する(図4(C
)参照)。
【0125】
発光性の有機化合物を含む層353は、発光ユニット353a、発光ユニット353bお
よび発光ユニット353aと発光ユニット353bの間に中間層354を備える。
【0126】
発光モジュール380Rは、第1の着色層367Rを対向基板370に有する。着色層は
特定の波長を有する光を透過するものであればよく、例えば赤色、緑色または青色等を呈
する光を選択的に透過するものを用いることができる。なお、発光素子の発する光をその
まま透過する領域を設けてもよい。
【0127】
例えば、発光モジュール380Rは、第1の発光素子350Rと第1の着色層367Rに
接する封止材360を有する。
【0128】
第1の着色層367Rは第1の発光素子350Rと重なる位置にある。これにより、第1
の発光素子350Rが発する光の一部は、光学接合層を兼ねる封止材360および第1の
着色層367Rを透過して、図中の矢印に示すように発光モジュール380Rの外部に射
出される。
【0129】
《タッチパネルの構成》
タッチパネル300は、遮光層367BMを対向基板370に有する。遮光層367BM
は、着色層(例えば第1の着色層367R)を囲むように設けられている。
【0130】
タッチパネル300は、反射防止層367pを表示部301に重なる位置に備える。反射
防止層367pとして、例えば円偏光板を用いることができる。
【0131】
タッチパネル300は、絶縁膜321を備える。絶縁膜321はトランジスタ302tを
覆っている。なお、絶縁膜321は画素回路に起因する凹凸を平坦化するための層として
用いることができる。また、不純物のトランジスタ302t等への拡散を抑制することが
できる層が積層された絶縁膜を、絶縁膜321に適用することができる。
【0132】
タッチパネル300は、発光素子(例えば第1の発光素子350R)を絶縁膜321上に
有する。
【0133】
タッチパネル300は、第1の下部電極351Rの端部に重なる隔壁328を絶縁膜32
1上に有する(図4(C)参照)。また、基板310と対向基板370の間隔を制御する
スペーサ329を、隔壁328上に有する。
【0134】
《画像信号線駆動回路の構成》
画像信号線駆動回路303s(1)は、トランジスタ303tおよび容量303cを含む
。なお、駆動回路は画素回路と同一の工程で同一基板上に形成することができる。
【0135】
《撮像画素の構成》
撮像画素308は、光電変換素子308pおよび光電変換素子308pに照射された光を
検知するための撮像画素回路を備える。また、撮像画素回路は、トランジスタ308tを
含む。
【0136】
例えばpin型のフォトダイオードを光電変換素子308pに用いることができる。
【0137】
《他の構成》
タッチパネル300は、信号を供給することができる配線311を備え、端子319が配
線311に設けられている。なお、画像信号および同期信号等の信号を供給することがで
きるFPC309(1)が端子319に電気的に接続されている。
【0138】
なお、FPC309(1)にはプリント配線基板(PWB)が取り付けられていても良い
【0139】
同一の工程で形成されたトランジスタを、トランジスタ302t、トランジスタ303t
、トランジスタ308t等のトランジスタに適用できる。
【0140】
ボトムゲート型、トップゲート型等の構造を有するトランジスタを適用できる。
【0141】
様々な半導体をトランジスタに適用できる。例えば、酸化物半導体、単結晶シリコン、ポ
リシリコンまたはアモルファスシリコンなどを適用できる。
【0142】
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる
【0143】
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置に適用可能な折り曲げ可能なタッチパネル
の構成について、図5及び図6を参照しながら説明する。
【0144】
図5は本発明の一態様のタッチパネルの代表的な構成要素を説明する斜視図である。図5
(A)は、タッチパネル400の斜視図であり、図5(B)は、タッチパネル400の分
離された状態の各構成の斜視図である。
【0145】
図6は、図5(A)に示すタッチパネル400のX1-X2における断面図である。
【0146】
タッチパネル400は、表示部401とタッチセンサ495を備える(図5(B)参照)
。また、タッチパネル400は、基板410、基板470および基板490を有する。な
お、基板410、基板470および基板490はいずれも可撓性を有する。
【0147】
表示部401は、基板410、基板410上に複数の画素および当該画素に信号を供給す
ることができる複数の配線411を備える。複数の配線411は、基板410の外周部に
まで引き回され、その一部が端子419を構成している。端子419はFPC409(1
)と電気的に接続する。
【0148】
<タッチセンサ>
基板490には、タッチセンサ495と、タッチセンサ495と電気的に接続する複数の
配線498を備える。複数の配線498は基板490の外周部に引き回され、その一部は
端子を構成する。そして、当該端子はFPC409(2)と電気的に接続される。なお、
図5(B)では明瞭化のため、基板490の裏面側(紙面奥側)に設けられるタッチセン
サ495の電極や配線等を実線で示している。
【0149】
タッチセンサ495として、例えば静電容量方式のタッチセンサを適用できる。静電容量
方式としては、表面型静電容量方式、投影型静電容量方式等がある。
【0150】
投影型静電容量方式としては、主に駆動方式の違いから自己容量方式、相互容量方式など
がある。相互容量方式を用いると同時多点検出が可能となるため好ましい。
【0151】
以下では、投影型静電容量方式のタッチセンサを適用する場合について、図5(B)を用
いて説明する。
【0152】
なお、指等の検知対象の近接または接触を検知することができるさまざまなセンサを適用
することができる。
【0153】
投影型静電容量方式のタッチセンサ495は、電極491と電極492を有する。電極4
91は複数の配線498のいずれかと電気的に接続し、電極492は複数の配線498の
他のいずれかと電気的に接続する。
【0154】
電極492は、図5(A)、(B)に示すように、一方向に繰り返し配置された複数の四
辺形が角部で接続された形状を有する。
【0155】
電極491は四辺形であり、電極492が延在する方向と交差する方向に繰り返し配置さ
れている。
【0156】
配線494は、電極492を挟む二つの電極491を電気的に接続する。このとき、電極
492と配線494の交差部の面積ができるだけ小さくなる形状が好ましい。これにより
、電極が設けられていない領域の面積を低減でき、透過率のムラを低減できる。その結果
、タッチセンサ495を透過する光の輝度ムラを低減することができる。
【0157】
なお、電極491、電極492の形状はこれに限られず、様々な形状を取りうる。例えば
、複数の電極491をできるだけ隙間が生じないように配置し、絶縁層を介して電極49
2を、電極491と重ならない領域ができるように離間して複数設ける構成としてもよい
。このとき、隣接する2つの電極492の間に、これらとは電気的に絶縁されたダミー電
極を設けると、透過率の異なる領域の面積を低減できるため好ましい。
【0158】
タッチセンサ495の構成を、図6を用いて説明する。
【0159】
タッチセンサ495は、基板490、基板490上に千鳥状に配置された電極491及び
電極492、電極491及び電極492を覆う絶縁層493並びに隣り合う電極491を
電気的に接続する配線494を備える。
【0160】
樹脂層497は、タッチセンサ495が表示部401に重なるように、基板490を基板
470に貼り合わせている。
【0161】
電極491及び電極492は、透光性を有する導電材料を用いて形成する。透光性を有す
る導電性材料としては、酸化インジウム、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、
酸化亜鉛、ガリウムを添加した酸化亜鉛などの導電性酸化物を用いることができる。なお
、グラフェンを含む膜を用いることもできる。グラフェンを含む膜は、例えば膜状に形成
された酸化グラフェンを含む膜を還元して形成することができる。還元する方法としては
、熱を加える方法等を挙げることができる。
【0162】
透光性を有する導電性材料を基板490上にスパッタリング法により成膜した後、フォト
リソグラフィ法等の様々なパターニング技術により、不要な部分を除去して、電極491
及び電極492を形成することができる。
【0163】
また、絶縁層493に用いる材料としては、例えば、アクリル、エポキシなどの樹脂、シ
ロキサン結合を有する樹脂の他、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウムな
どの無機絶縁材料を用いることもできる。
【0164】
また、電極491に達する開口が絶縁層493に設けられ、配線494が隣接する電極4
91を電気的に接続する。透光性の導電性材料は、タッチパネルの開口率を高めることが
できるため、配線494に好適に用いることができる。また、電極491及び電極492
より導電性の高い材料は、電気抵抗を低減できるため配線494に好適に用いることがで
きる。
【0165】
一の電極492は一方向に延在し、複数の電極492がストライプ状に設けられている。
【0166】
配線494は電極492と交差して設けられている。
【0167】
一対の電極491が一の電極492を挟んで設けられ、配線494は一対の電極491を
電気的に接続している。
【0168】
なお、複数の電極491は、一の電極492と必ずしも直交する方向に配置される必要は
なく、90度未満の角度をなすように配置されてもよい。
【0169】
一の配線498は、電極491又は電極492と電気的に接続される。配線498の一部
は、端子として機能する。配線498としては、例えば、アルミニウム、金、白金、銀、
ニッケル、チタン、タングステン、クロム、モリブデン、鉄、コバルト、銅、又はパラジ
ウム等の金属材料や、該金属材料を含む合金材料を用いることができる。
【0170】
なお、絶縁層493及び配線494を覆う絶縁層を設けて、タッチセンサ495を保護す
ることができる。
【0171】
また、接続層499は、配線498とFPC409(2)を電気的に接続する。
【0172】
接続層499としては、様々な異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic
Conductive Film)や、異方性導電ペースト(ACP:Anisotro
pic Conductive Paste)などを用いることができる。
【0173】
樹脂層497は、透光性を有する。例えば、熱硬化性樹脂や紫外線硬化樹脂を用いること
ができ、具体的には、アクリル、ウレタン、エポキシ、またはシロキサン結合を有する樹
脂などの樹脂を用いることができる。
【0174】
<表示部>
表示部401は、マトリクス状に配置された複数の画素を備える。画素は表示素子と表示
素子を駆動する画素回路を備える。
【0175】
本実施の形態では、白色の光を射出する有機エレクトロルミネッセンス素子を表示素子に
適用する場合について説明するが、表示素子はこれに限られない。
【0176】
例えば、副画素毎に射出する光の色が異なるように、発光色が異なる有機エレクトロルミ
ネッセンス素子を副画素毎に適用してもよい。
【0177】
また、有機エレクトロルミネッセンス素子の他、電気泳動方式や電子粉流体方式やエレク
トロウェッティング方式などにより表示を行う表示素子(電子インクともいう)、シャッ
ター方式のMEMS表示素子、光干渉方式のMEMS表示素子、液晶素子など、様々な表
示素子を表示素子に用いることができる。また、透過型液晶ディスプレイ、半透過型液晶
ディスプレイ、反射型液晶ディスプレイ、直視型液晶ディスプレイなどにも適用できる。
なお、半透過型液晶ディスプレイや反射型液晶ディスプレイを実現する場合には、画素電
極の一部、または、全部が、反射電極としての機能を有するようにすればよい。例えば、
画素電極の一部、または、全部が、アルミニウム、銀、などを有するようにすればよい。
さらに、その場合、反射電極の下に、SRAMなどの記憶回路を設けることも可能である
。これにより、さらに、消費電力を低減することができる。また、適用する表示素子に好
適な構成を様々な画素回路から選択して用いることができる。
【0178】
また、表示部において、画素に能動素子を有するアクティブマトリクス方式、または、画
素に能動素子を有しないパッシブマトリクス方式を用いることが出来る。
【0179】
アクティブマトリクス方式では、能動素子(アクティブ素子、非線形素子)として、トラ
ンジスタだけでなく、さまざまな能動素子(アクティブ素子、非線形素子)を用いること
が出来る。例えば、MIM(Metal Insulator Metal)、又はTF
D(Thin Film Diode)などを用いることも可能である。これらの素子は
、製造工程が少ないため、製造コストの低減、又は歩留まりの向上を図ることができる。
または、これらの素子は、素子のサイズが小さいため、開口率を向上させることができ、
低消費電力化や高輝度化をはかることが出来る。
【0180】
アクティブマトリクス方式以外のものとして、能動素子(アクティブ素子、非線形素子)
を用いないパッシブマトリクス型を用いることも可能である。能動素子(アクティブ素子
、非線形素子)を用いないため、製造工程が少ないため、製造コストの低減、又は歩留ま
りの向上を図ることができる。または、能動素子(アクティブ素子、非線形素子)を用い
ないため、開口率を向上させることができ、低消費電力化、又は高輝度化などを図ること
が出来る。
【0181】
可撓性を有する材料を基板410および基板470に好適に用いることができる。
【0182】
意図しない不純物の透過が抑制された材料を基板410および基板470に好適に用いる
ことができる。例えば、水蒸気の透過率が10-5g/m・day以下、好ましくは1
-6g/m・day以下である材料を好適に用いることができる。
【0183】
線膨張率がおよそ等しい材料を基板410および基板470に好適に用いることができる
。例えば、線膨張率が1×10-3/K以下、好ましくは5×10-5/K以下、より好
ましくは1×10-5/K以下である材料を好適に用いることができる。
【0184】
基板410は、可撓性を有する基板410b、意図しない不純物の発光素子への拡散を防
ぐバリア膜410aおよび基板410bとバリア膜410aを貼り合わせる樹脂層410
cが積層された積層体である。
【0185】
例えば、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド(ナイロン、アラミド等)、ポリイ
ミド、ポリカーボネートまたはアクリル、ウレタン、エポキシもしくはシロキサン結合を
有する樹脂含む材料を樹脂層410cに用いることができる。
【0186】
基板470は、可撓性を有する基板470b、意図しない不純物の発光素子への拡散を防
ぐバリア膜470aおよび基板470bとバリア膜470aを貼り合わせる樹脂層470
cの積層体である。
【0187】
封止材460は基板470と基板410を貼り合わせている。封止材460は空気より大
きい屈折率を備える。また、封止材460側に光を取り出す場合は、封止材460は光学
接合層を兼ねる。画素回路および発光素子(例えば第1の発光素子450R)は基板41
0と基板470の間にある。
【0188】
《画素の構成》
画素は、副画素402Rを含み、副画素402Rは発光モジュール480Rを備える。
【0189】
副画素402Rは、第1の発光素子450Rおよび第1の発光素子450Rに電力を供給
することができるトランジスタ402tを含む画素回路を備える。また、発光モジュール
480Rは第1の発光素子450Rおよび光学素子(例えば第1の着色層467R)を備
える。
【0190】
第1の発光素子450Rは、下部電極、上部電極、下部電極と上部電極の間に発光性の有
機化合物を含む層を有する。
【0191】
発光モジュール480Rは、光を取り出す方向に第1の着色層467Rを有する。着色層
は特定の波長を有する光を透過するものであればよく、例えば赤色、緑色または青色等を
呈する光を選択的に透過するものを用いることができる。なお、他の副画素において、発
光素子の発する光をそのまま透過する領域を設けてもよい。
【0192】
また、封止材460が光を取り出す側に設けられている場合、封止材460は、第1の発
光素子450Rと第1の着色層467Rに接する。
【0193】
第1の着色層467Rは第1の発光素子450Rと重なる位置にある。これにより、第1
の発光素子450Rが発する光の一部は第1の着色層467Rを透過して、図中に示す矢
印の方向の発光モジュール480Rの外部に射出される。
【0194】
《表示部の構成》
表示部401は、光を射出する方向に遮光層467BMを有する。遮光層467BMは、
着色層(例えば第1の着色層467R)を囲むように設けられている。
【0195】
表示部401は、反射防止層467pを画素に重なる位置に備える。反射防止層467p
として、例えば円偏光板を用いることができる。
【0196】
表示部401は、絶縁膜421を備える。絶縁膜421はトランジスタ402tを覆って
いる。なお、絶縁膜421は画素回路に起因する凹凸を平坦化するための層として用いる
ことができる。また、不純物の拡散を抑制できる層を含む積層膜を、絶縁膜421に適用
することができる。これにより、予期せぬ不純物の拡散によるトランジスタ402t等の
信頼性の低下を抑制できる。
【0197】
表示部401は、発光素子(例えば第1の発光素子450R)を絶縁膜421上に有する
【0198】
表示部401は、下部電極の端部に重なる隔壁428を絶縁膜421上に有する。また、
基板410と基板470の間隔を制御するスペーサを、隔壁428上に有する。
【0199】
《走査線駆動回路の構成》
走査線駆動回路403g(1)は、トランジスタ403tおよび容量403cを含む。な
お、駆動回路を画素回路と同一の工程で同一基板上に形成することができる。
【0200】
《他の構成》
表示部401は、信号を供給することができる配線411を備え、端子419が配線41
1に設けられている。なお、画像信号および同期信号等の信号を供給することができるF
PC409(1)が端子419に電気的に接続されている。
【0201】
なお、FPC409(1)にはプリント配線基板(PWB)が取り付けられていても良い
【0202】
表示部401は、走査線、信号線および電源線等の配線を有する。様々導電膜を配線に用
いることができる。
【0203】
具体的には、アルミニウム、クロム、銅、タンタル、チタン、モリブデン、タングステン
、ニッケル、イットリウム、ジルコニウム、銀またはマンガンから選ばれた金属元素、上
述した金属元素を成分とする合金または上述した金属元素を組み合わせた合金等を用いる
ことができる。とくに、アルミニウム、クロム、銅、タンタル、チタン、モリブデン、タ
ングステンの中から選択される一以上の元素を含むと好ましい。特に、銅とマンガンの合
金がウエットエッチング法を用いた微細加工に好適である。
【0204】
具体的には、アルミニウム膜上にチタン膜を積層する二層構造、窒化チタン膜上にチタン
膜を積層する二層構造、窒化チタン膜上にタングステン膜を積層する二層構造、窒化タン
タル膜または窒化タングステン膜上にタングステン膜を積層する二層構造、チタン膜と、
そのチタン膜上にアルミニウム膜を積層し、さらにその上にチタン膜を形成する三層構造
等を用いることができる。
【0205】
具体的には、アルミニウム膜上にチタン、タンタル、タングステン、モリブデン、クロム
、ネオジム、スカンジウムから選ばれた元素の膜、または複数組み合わせた合金膜、もし
くは窒化膜を積層する積層構造を用いることができる。
【0206】
また、酸化インジウム、酸化錫または酸化亜鉛を含む透光性を有する導電材料を用いても
よい。
【0207】
<表示部の変形例1>
様々なトランジスタを表示部401に適用できる。
【0208】
ボトムゲート型のトランジスタを表示部401に適用する場合の構成を、図6(A)およ
図6(B)に図示する。
【0209】
例えば、酸化物半導体、アモルファスシリコン等を含む半導体層を、図6(A)に図示す
るトランジスタ402tおよびトランジスタ403tに適用することができる。
【0210】
例えば、少なくともインジウム(In)、亜鉛(Zn)及びM(Al、Ga、Ge、Y、
Zr、Sn、La、CeまたはHf等の金属)を含むIn-M-Zn酸化物で表記される
膜を含むことが好ましい。または、InとZnの双方を含むことが好ましい。
【0211】
スタビライザーとしては、ガリウム(Ga)、スズ(Sn)、ハフニウム(Hf)、アル
ミニウム(Al)、またはジルコニウム(Zr)等がある。また、他のスタビライザーと
しては、ランタノイドである、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(P
r)、ネオジム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(
Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウ
ム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)等がある
【0212】
酸化物半導体膜を構成する酸化物半導体として、例えば、In-Ga-Zn系酸化物、I
n-Al-Zn系酸化物、In-Sn-Zn系酸化物、In-Hf-Zn系酸化物、In
-La-Zn系酸化物、In-Ce-Zn系酸化物、In-Pr-Zn系酸化物、In-
Nd-Zn系酸化物、In-Sm-Zn系酸化物、In-Eu-Zn系酸化物、In-G
d-Zn系酸化物、In-Tb-Zn系酸化物、In-Dy-Zn系酸化物、In-Ho
-Zn系酸化物、In-Er-Zn系酸化物、In-Tm-Zn系酸化物、In-Yb-
Zn系酸化物、In-Lu-Zn系酸化物、In-Sn-Ga-Zn系酸化物、In-H
f-Ga-Zn系酸化物、In-Al-Ga-Zn系酸化物、In-Sn-Al-Zn系
酸化物、In-Sn-Hf-Zn系酸化物、In-Hf-Al-Zn系酸化物、In-G
a系酸化物を用いることができる。
【0213】
なお、ここで、In-Ga-Zn系酸化物とは、InとGaとZnを主成分として有する
酸化物という意味であり、InとGaとZnの比率は問わない。また、InとGaとZn
以外の金属元素が入っていてもよい。
【0214】
例えば、レーザーアニールなどの処理により結晶化させた多結晶シリコンを含む半導体層
を、図6(B)に図示するトランジスタ402tおよびトランジスタ403tに適用する
ことができる。
【0215】
トップゲート型のトランジスタを表示部401に適用する場合の構成を、図6(C)に図
示する。
【0216】
例えば、多結晶シリコンまたは単結晶シリコン基板等から転置された単結晶シリコン膜等
を含む半導体層を、図6(C)に図示するトランジスタ402tおよびトランジスタ40
3tに適用することができる。
【0217】
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる
【0218】
(実施の形態5)
本実施の形態では、本発明の一態様の表示装置に適用可能な折り曲げ可能なタッチパネル
の構成について、図7を参照しながら説明する。
【0219】
図7は、タッチパネル400Bの構成を説明する断面図である。
【0220】
本実施の形態で説明するタッチパネル400Bは、供給された画像情報をトランジスタが
設けられている側に表示する表示部401を備える点およびタッチセンサが表示部の基板
410側に設けられている点が、実施の形態4で説明するタッチパネル400とは異なる
。ここでは異なる構成について詳細に説明し、同様の構成を用いることができる部分は、
上記の説明を援用する。
【0221】
<表示部>
表示部401は、マトリクス状に配置された複数の画素を備える。画素は表示素子と表示
素子を駆動する画素回路を備える。
【0222】
《画素の構成》
画素は、副画素402Rを含み、副画素402Rは発光モジュール480Rを備える。
【0223】
副画素402Rは、第1の発光素子450Rおよび第1の発光素子450Rに電力を供給
することができるトランジスタ402tを含む画素回路を備える。
【0224】
発光モジュール480Rは第1の発光素子450Rおよび光学素子(例えば第1の着色層
467R)を備える。
【0225】
第1の発光素子450Rは、下部電極、上部電極、下部電極と上部電極の間に発光性の有
機化合物を含む層を有する。
【0226】
発光モジュール480Rは、光を取り出す方向に第1の着色層467Rを有する。着色層
は特定の波長を有する光を透過するものであればよく、例えば赤色、緑色または青色等を
呈する光を選択的に透過するものを用いることができる。なお、他の副画素において、発
光素子の発する光をそのまま透過する領域を設けてもよい。
【0227】
第1の着色層467Rは第1の発光素子450Rと重なる位置にある。また、図7(A)
に示す第1の発光素子450Rは、トランジスタ402tが設けられている側に光を射出
する。これにより、第1の発光素子450Rが発する光の一部は第1の着色層467Rを
透過して、図中に示す矢印の方向の発光モジュール480Rの外部に射出される。
【0228】
《表示部の構成》
表示部401は、光を射出する方向に遮光層467BMを有する。遮光層467BMは、
着色層(例えば第1の着色層467R)を囲むように設けられている。
【0229】
表示部401は、絶縁膜421を備える。絶縁膜421はトランジスタ402tを覆って
いる。なお、絶縁膜421は画素回路に起因する凹凸を平坦化するための層として用いる
ことができる。また、不純物の拡散を抑制できる層を含む積層膜を、絶縁膜421に適用
することができる。これにより、例えば第1の着色層467Rから拡散する予期せぬ不純
物によるトランジスタ402t等の信頼性の低下を抑制できる。
【0230】
<タッチセンサ>
タッチセンサ495は、表示部401の基板410側に設けられている(図7(A)参照
)。
【0231】
樹脂層497は、基板410と基板490の間にあり、表示部401とタッチセンサ49
5を貼り合わせる。
【0232】
<表示部の変形例1>
様々なトランジスタを表示部401に適用できる。
【0233】
ボトムゲート型のトランジスタを表示部401に適用する場合の構成を、図7(A)およ
図7(B)に図示する。
【0234】
例えば、酸化物半導体、アモルファスシリコン等を含む半導体層を、図7(A)に図示す
るトランジスタ402tおよびトランジスタ403tに適用することができる。また、一
対のゲート電極をトランジスタのチャネルが形成される領域を上下に挟むように設けても
よい。これにより、トランジスタの特性の変動を抑制し、信頼性を高めることができる。
【0235】
例えば、多結晶シリコン等を含む半導体層を、図7(B)に図示するトランジスタ402
tおよびトランジスタ403tに適用することができる。
【0236】
トップゲート型のトランジスタを表示部401に適用する場合の構成を、図7(C)に図
示する。
【0237】
例えば、多結晶シリコンまたは転写された単結晶シリコン膜等を含む半導体層を、図7
C)に図示するトランジスタ402tおよびトランジスタ403tに適用することができ
る。
【0238】
なお、本実施の形態は、本明細書で示す他の実施の形態と適宜組み合わせることができる
【符号の説明】
【0239】
200 表示パネル
200L 端
200R 端
201 表示領域
202 画素
202B 副画素
202G 副画素
202R 副画素
202t トランジスタ
203c 容量
203g 走査線駆動回路
203s データ線駆動回路
203t トランジスタ
210 基板
210a バリア膜
210b 基板
210c 接着層
211 配線
219 端子
221 絶縁膜
228 隔壁
229 スペーサ
250R 発光素子
251R 下部電極
252 上部電極
253 層
253a 発光ユニット
253b 発光ユニット
254 中間層
260 封止材
267BM 遮光層
267p 反射防止層
267R 着色層
270 対向基板
270a バリア膜
270b 基板
270c 接着層
280B 発光モジュール
280G 発光モジュール
280R 発光モジュール
300 タッチパネル
301 表示部
302 画素
302B 副画素
302G 副画素
302R 副画素
302t トランジスタ
303c 容量
303g(1) 走査線駆動回路
303g(2) 撮像画素駆動回路
303s(1) 画像信号線駆動回路
303s(2) 撮像信号線駆動回路
303t トランジスタ
308 撮像画素
308p 光電変換素子
308t トランジスタ
309 FPC
310 基板
310a バリア膜
310b 基板
310c 樹脂層
311 配線
319 端子
321 絶縁膜
328 隔壁
329 スペーサ
350R 発光素子
351R 下部電極
352 上部電極
353 層
353a 発光ユニット
353b 発光ユニット
354 中間層
360 封止材
367BM 遮光層
367p 反射防止層
367R 着色層
370 対向基板
370a バリア膜
370b 基材
370c 樹脂層
380B 発光モジュール
380G 発光モジュール
380R 発光モジュール
400 タッチパネル
400B タッチパネル
401 表示部
402R 副画素
402t トランジスタ
403c 容量
403g 走査線駆動回路
403t トランジスタ
409 FPC
410 基板
410a バリア膜
410b 基板
410c 樹脂層
411 配線
419 端子
421 絶縁膜
428 隔壁
450R 発光素子
460 封止材
467BM 遮光層
467p 反射防止層
467R 着色層
470 基板
470a バリア膜
470b 基板
470c 樹脂層
480R 発光モジュール
490 基板
491 電極
492 電極
493 絶縁層
494 配線
495 タッチセンサ
497 樹脂層
498 配線
499 接続層
500 表示装置
510L 筐体
510L(a) 側面
510L(b) 側面
510R 筐体
515L 開口部
515R 開口部
516L ガイド
520L 収納部
520R 収納部
521L 牽引機構
523L スライド
525L レール
550 機構
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-10-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折りたたみ可能な表示装置であって、
筐体と、
可撓性を有する表示パネルと、
折りたたみ機構と、を有し、
前記筐体は、前記表示パネルの短辺の一方の端を牽引する牽引機構と、前記牽引機構及び前記表示パネルを収納する空間を含む収納部と、を有し、
前記表示パネルは、可撓性を有する第1の基板と可撓性を有する第2の基板との間に、第1のトランジスタと前記第1のトランジスタと電気的に接続された発光素子とを有する表示領域と、第2のトランジスタを有する走査線駆動回路と、を有し、
前記第1のトランジスタ、前記発光素子及び前記第2のトランジスタは、前記第1の基板側に設けられ、
前記表示パネルにおける平面視において、前記走査線駆動回路は、前記表示パネルの長辺の一方と前記表示領域の間において前記長辺に沿うように設けられ、
前記第1の基板は、前記第2の基板の端部から延在した領域に、FPCと電気的に接続された端子を有し、
前記筐体の前記表示パネル側の表面は、前記表示装置が折りたたまれたときに、互いに向かい合う第1の面及び第2の面を有し、
前記表示パネルは、前記折りたたみ機構の開動作に伴い展開して、前記第1の面及び前記第2の面と重なり、前記折りたたみ機構の閉動作に伴い少なくとも前記収納部に収納され、前記第1の面及び前記第2の面と重ならない、表示装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記筐体は、開口部と、前記開口部に配置された、円柱状のガイドと、を有し、
前記ガイドは、回転自在に可動し、
前記表示装置を展開するとき及び前記表示装置を折りたたむときの各々において、前記ガイドは、回転しながら前記表示パネルの背面と接触する、表示装置。
【請求項3】
折りたたみ可能な表示装置であって、
筐体と、
可撓性を有するタッチパネルと、
折りたたみ機構と、を有し、
前記筐体は、前記タッチパネルの短辺の一方の端を牽引する牽引機構と、前記牽引機構及び前記タッチパネルを収納する空間を含む収納部と、を有し、
前記タッチパネルは、可撓性を有する第1の基板と可撓性を有する第2の基板との間に、第1のトランジスタ及び発光素子する表示領域と、第2のトランジスタを有する走査線駆動回路と、タッチセンサと、を有し、
前記第1のトランジスタ、前記発光素子及び前記第2のトランジスタは、前記第1の基板側に設けられ、
前記タッチセンサは、前記第2の基板側に設けられ、
前記タッチパネルにおける平面視において、前記走査線駆動回路は、前記タッチパネルの長辺の一方と前記表示領域の間において前記長辺に沿うように設けられ、
前記第1の基板は、前記第2の基板の端部から延在した領域に、FPCと電気的に接続された端子を有し、
前記筐体の前記タッチパネル側の表面は、前記表示装置が折りたたまれたときに、互いに向かい合う第1の面及び第2の面を有し、
前記タッチパネルは、前記折りたたみ機構の開動作に伴い展開して、前記第1の面及び前記第2の面と重なり、前記折りたたみ機構の閉動作に伴い少なくとも前記収納部に収納され、前記第1の面及び前記第2の面と重ならない、表示装置。
【請求項4】
請求項3において、
前記筐体は、開口部と、前記開口部に配置された、円柱状のガイドと、を有し、
前記ガイドは、回転自在に可動し、
前記表示装置を展開するとき及び前記表示装置を折りたたむときの各々において、前記ガイドは、回転しながら前記タッチパネルの背面と接触する、表示装置。