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特開2024-178491電気掃除機の吸込口体、及び電気掃除機
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178491
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】電気掃除機の吸込口体、及び電気掃除機
(51)【国際特許分類】
   A47L 9/02 20060101AFI20241218BHJP
   A47L 9/04 20060101ALI20241218BHJP
   A47L 5/24 20060101ALI20241218BHJP
【FI】
A47L9/02 Z
A47L9/04 A
A47L5/24 A
【審査請求】有
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023093141
(22)【出願日】2023-06-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-12-17
(71)【出願人】
【識別番号】391001457
【氏名又は名称】アイリスオーヤマ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100180644
【弁理士】
【氏名又は名称】▲崎▼山 博教
(72)【発明者】
【氏名】福元 大地
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 有輝
【テーマコード(参考)】
3B061
【Fターム(参考)】
3B061AA04
3B061AA06
3B061AA15
3B061AD03
3B061AD05
3B061AE02
(57)【要約】
【課題】光源を備える構成において小型化が可能な電気掃除機の吸込口体、及び当該吸込口体を備えた電気掃除機の実現を目的とした。
【解決手段】吸込口体100は、上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部126を有するとともに、底面に吸込口120を有するケース体110と、湾曲形状部126よりも後側において吸引源及び吸込口120を連通させる管部150と、ケース体110の前側に光を照射するよう配された光源210と、を備え、光源210が、管部150に対して前側に位置するとともに、湾曲形状部126の頂部より後側に位置するものである。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部を有するとともに、底面に吸込口を有するケース体と、
前記湾曲形状部よりも後側において吸引源及び前記吸込口を連通させる管部と、
前記ケース体の前側に光を照射するよう配された光源と、
を備え、
前記光源が、前記管部に対して前側に位置するとともに、前記湾曲形状部の頂部より後側に位置することを特徴とする、電気掃除機の吸込口体。
【請求項2】
前記ケース体が、
前記吸込口を有するとともに、吸込空間を構成する本体ケースと、
前記本体ケースの少なくとも一部を覆う被覆ケースと、
を含み、
前記光源が、前記本体ケース、及び前記被覆ケースの間に配されることを特徴とする、請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項3】
前記吸込空間、及び前記吸込空間よりも後方において前記管部を連通させる連通部を備え、
前記吸込空間の上方に前記光源が配されることを特徴とする、請求項2に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項4】
前記ケース体が、前記湾曲形状部の頂部より後側に土台部を有し、
前記光源を含む発光ユニットが前記土台部に配されることで、前記光源の光軸が底面側に近づくように傾斜することを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項5】
前記ケース体が、前記湾曲形状部の頂部より後側に土台部を有し、
前記土台部が、前記頂部より低い位置に配されることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項6】
前記光源からの光を透過させるカバー、及び前記光源の光を前記カバーに案内する案内部を有する発光ユニットを備え、
前記光源が配される基板、及び前記カバーの間に前記案内部が挟み込まれた状態で、前記発光ユニットが前記ケース体に固定されることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項7】
前記案内部と前記基板とが係合構造によって固定されることを特徴とする、請求項5に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項8】
前記吸込空間に回転可能に配される回転清掃体と、
前記回転清掃体の駆動源となる駆動部と、
前記駆動部から前記回転清掃体に駆動力を伝達する動力伝達機構と、
を備え、
前記被覆ケースが、前記動力伝達機構を被覆することを特徴とする、請求項2又は3に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項9】
透光性を有する透過部が前記ケース体に対して設けられており、
前記光源からの光が前記透過部を透過することを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項10】
前記ケース体に回転可能に配される回転清掃体と、
前記回転清掃体の駆動源となる駆動部と、
前記駆動部から前記回転清掃体に駆動力を伝達する動力伝達機構と、
を備え、
前記駆動部は、前記回転清掃体の上斜め後側に配されることを特徴とする、請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項11】
請求項1~3のいずれかに記載の吸込口体を備えた、電気掃除機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気掃除機の吸込口体、及び電気掃除機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているような電気掃除機の床用吸込具が提供されている。この床用吸込具は、本体ケースの底面に吸込口を有し、本体ケース内に駆動源で回転する回転ブラシが吸込口に臨む形で配置されたものとされている。また、この床用吸込具においては、本体ケースの上面には前方を照らす照明部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010-148661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に係る電気掃除機の床用吸込具は、跳ね上げ式のシャッターを備えた構造とされており、本体ケースにおいて上方に凸となる湾曲形状の頂部に照明部が設けられたものとされている。このような構成とした場合、頂部から照明部が突出している分、床用吸込具の小型化の支障となるという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、光源を備える構成において小型化が可能な電気掃除機の吸込口体、及び当該吸込口体を備えた電気掃除機の実現を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決すべく提供される本発明の吸込口体は、上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部を有するとともに、底面に吸込口を有するケース体と、前記湾曲形状部よりも後側において吸引源及び前記吸込口を連通させる管部と、前記ケース体の前側に光を照射するよう配された光源と、を備え、前記光源が、前記管部に対して前側に位置するとともに、前記湾曲形状部の頂部より後側に位置することを特徴とするものである。
【0007】
上述したように、本発明の電気掃除機の吸込口体においては、ケース体において上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部よりも後方であって、湾曲形状部よりも後側に位置する管部に対して前側となる位置に、光源が設けられている。これにより、本発明の電気掃除機の吸込口体は、湾曲形状部と管部との間の空間を活用して、光源を設けることができる。従って、本発明によれば、従来技術のように湾曲形状部の頂部から突出するように光源を設けたり、湾曲形状部よりも前側に光源を設けたりする場合と比べて、光源を設けつつ小型化が可能な電気掃除機の吸込口体を実現できる。
【0008】
本発明の電気掃除機は、本発明に係る吸込口体を備えたものである。
【0009】
本発明の電気掃除機は、上述した本発明の吸込口体を備えたものであるため、光源を設けつつ小型化が図られた吸込口体を備えた電気掃除機を実現できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、上述した課題を解決した電気掃除機の吸込口体、及び電気掃除機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態に係る電気掃除機を示す斜視図である。
図2図1に示した電気掃除機の要部を側方から見た状態を示す断面図である。
図3図1に示した電気掃除機が備える吸込口体を示す斜視図である。
図4図3に示した吸込口体を示す分解斜視図である。
図5図3に示した吸込口体を構成する第二被覆ケース構成部を裏面側から見た状態を示す斜視図である。
図6図3に示した吸込口体から第二被覆ケース構成部を取り外した状態を示す平面図である。
図7図3に示した吸込口体を示す底面図である。
図8図6において破線で囲んだ部分を拡大した拡大図である。
図9図3に示した吸込口体を側方から見た状態を示す断面図である。
図10図3に示した吸込口体から第二被覆ケース構成部を取り外したものについて、発光ユニットを分解した状態を示す分解斜視図である。
図11図10に示した吸込口体について、発光ユニット配置部に光源及び基板を組み付けた状態を示す分解斜視図である。
図12図11に示した吸込口体について、発光ユニット配置部にカバーを組み付けた状態を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の一実施形態に係る電気掃除機1について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明においては、電気掃除機1の全体構成について概略を説明した後、要部についてさらに詳細に説明する。なお、以下の説明においては、特に断りの無い限り上下方向、幅方向、前後方向等の位置関係については、図1に示すように電気掃除機1を立設させた状態を基準として説明する。
【0013】
≪電気掃除機1の全体構成について≫
図1図2等に示すように、電気掃除機1は、スティック状(縦型)の外観を有する掃除機である。電気掃除機1は、例えば、充電式のものや、電源コードを介して外部電源から電力を得るものとすることができる。図1図2に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体10、ハンドル部20、集塵部50(集塵装置)、延長管70、及び吸込口体100を備えている。なお、以下ではスティック状(縦型)の電気掃除機1が吸込口体100を備える場合を例に説明するが、所謂キャニスター式の電気掃除機が吸込口体100を備える構成であってもよいし、ハンディ型の電気掃除機が吸込口体100を備える構成であってもよい。
【0014】
掃除機本体10は、電気掃除機1の本体をなし、吸引力を発揮して集塵する機能を発揮する部分である。具体的には、図2に示すように、掃除機本体10は、筐体をなす筐体12の内部に、空気を吸引して気流を発生させるための電動送風機14やその他の電子部品を駆動する駆動回路、その他の部品等を備えている。
【0015】
掃除機本体10は、バッテリー収容部15を備えており、バッテリー収容部15にバッテリー15aが収容されている。バッテリー15a(バッテリー収容部15)は、ハンドル部20が設けられた位置よりも掃除機本体10において後側の領域に設けられている。また、バッテリー15aは、電動送風機14に対して上側の領域に設けられている。
【0016】
掃除機本体10の下端側には、延長管70または吸込口体100を接続するための本体吸引口32が設けられている。掃除機本体10は、本体管部30を有している。本体管部30は、本体吸引口32を一端に形成するとともに、集塵部50の導入口と連通する排出口を形成するものである。本体吸引口32は、掃除機本体10において上下方向の下側に設けられている。バッテリー収容部15は、掃除機本体10の軸線方向(上下方向)と直交する方向(前後方向)に、ハンドル部20と並ぶように配される。
【0017】
ハンドル部20は、電気掃除機1の使用者が掃除機本体10を把持するために設けられた部分である。ハンドル部20は、円形のものや、楕円形や長円形等のオーバル状の形状を有するもの、多角形状の形状を有するもの、棒状のもの等、適宜の形状を有するものとすることができる。本実施形態では、ハンドル部20は、オーバル状の形状を有するものとされている。また、ハンドル部20は、手を差し入れるためのハンドル開口部22を形成する。ハンドル開口部22は、前後方向への長さよりも、上下方向の長さの方が大きくなるように開口している。電気掃除機1は、例えばハンドル部20により構成された開口部分に使用者が親指を除く指を通す等することにより、掃除機本体10を把持できる構成とされている。ハンドル部20は、掃除機本体10において上側に設けられている。また、ハンドル部20は、掃除機本体10において前側に位置している。なお、ハンドル部20とバッテリー15aの位置関係について詳細に説明すると、ハンドル開口部22の上端以下であって、ハンドル開口部22の下端以上の範囲内で重なるようにバッテリー15aが配される。また、掃除機本体10の外部排気口は、後側の左右両側に配されている。
【0018】
集塵部50は、電気掃除機1により吸引された塵芥が集められる部分である。図1図2に示すように、集塵部50は、掃除機本体10に対して連続するように設けられている。集塵部50は、いわゆる紙パック式のものや、いわゆるサイクロン式の集塵装置等、適宜のものとすることができる。本実施形態では、集塵部50は、サイクロン式の集塵装置によって構成されている。すなわち、集塵部50は、外筒52に設けられた集塵部流入口58から空気を導入し、外筒52内で旋回気流を形成した後、空気を排出させる過程において集塵できるものとされている。集塵部50は、いわゆる単段あるいは複数段の分離方式のものを採用できるが、本実施形態では単段式の分離方式を採用したものとされている。図2に示すように、集塵部50は、外筒52(ダストカップ)及び構造体54を有し、これらの間に集塵空間56が形成されたものとされている。
【0019】
延長管70は、掃除機本体10と吸込口体100とを着脱可能に接続する筒状の部材である。延長管70は、一端側が掃除機本体10の本体管部30に設けられた本体吸引口32に差し込み可能な形状とされ、他端が吸込口体100に対して接続可能な形状とされている。延長管70を介して掃除機本体10と吸込口体100とを接続することにより、吸込口体100から掃除機本体10に至る一連の連通した経路(風路)を形成できる。
【0020】
吸込口体100は、掃除機本体10の本体吸引口32に対して直接的、あるいは延長管70を介して間接的に接続されるものである。吸込口体100は、吸込口120及び管部150を有する。吸込口120は、底面に向けて開口している。また、管部150は、本体吸引口32あるいは延長管70に接続可能とされている。吸込口体100において特徴的な部分については、後に詳細に説明する。
【0021】
電気掃除機1は、大略、上述したような構成とされている。電気掃除機1は、集塵部50や、吸込口体100に特徴的な構造を備えたものとされている。以下、吸込口体100について、さらに詳細に説明する。
【0022】
≪吸込口体100について≫
続いて、吸込口体100の構成について、図3図12等を参照しつつ詳細に説明する。吸込口体100は、外部から塵埃を取り入れるためのものであり、電動送風機14による吸引力が作用することで外部から空気や塵埃を吸い込むことが可能である。図3図4等に示すように、吸込口体100は、ケース体110、及び管部150(継手部)を有する。また、図6図7等に示すように、吸込口体100は、ケース体110の内部に、回転清掃体160、駆動部170、及び動力伝達機構180を有する。吸込口体100は、これらの構成に加えて、発光ユニット200を有する。
【0023】
ケース体110は、清掃時に床に配置される部分であり、清掃時にユーザにより動作される方向である前後方向に対して、左右方向に長い形状を有する。図4等に示すように、ケース体110は、本体ケース112、及び被覆ケース114を備えており、これらによって構成された内部領域に吸込空間116、収容部118、及び連通部140等を備えたものとされている。ケース体110は、これらに加えて、後に詳述する発光ユニット200を組み付けるための発光ユニット配置部130を備えている。また、ケース体110は、壁面等の他物品に対して衝突した際の衝撃を緩和するためのバンパー115を前方側(正面側)に備えている。
【0024】
本体ケース112は、ケース体110において、底側の部分を構成する部材である。本体ケース112は、吸込口120を有するとともに、吸込空間116や収容部118の底側の部分をなす部材である。吸込口120は、本体ケース112に形成された開口によって構成されている。吸込口120は、本体ケース112(ケース体110)の幅方向(左右方向)に長い開口とされている。吸込口120の開口形状は、適宜のものとすることができるが、本実施形態では矩形状のものとされている。また、本体ケース112は、湾曲形状部126を有する。湾曲形状部126は、ケース体110の内部に形成される吸込空間116において、回転清掃体160が配置される吸込空間116に相当する領域を覆う部分とされている。
【0025】
被覆ケース114は、上述した本体ケース112の少なくとも一部を覆うように設けられる部材である。図3図4等に示すように、被覆ケース114は、第一被覆ケース構成部122、第二被覆ケース構成部123、及び第三被覆ケース構成部124を有する。
【0026】
第一被覆ケース構成部122は、主として、被覆ケース114のうちケース体110において左右方向の一方側となる部分をなすものである。本実施形態では、第一被覆ケース構成部122は、ケース体110の前側において吸込空間116に対して左右に隣接する領域や、ケース体110の内部に形成される収容部118に相当する領域等を被覆するものとされている。
【0027】
第二被覆ケース構成部123は、左右方向における中央側に位置する部分をなすものである。第二被覆ケース構成部123は、発光ユニット200を構成する光源210を少なくとも被覆する。
【0028】
第三被覆ケース構成部124は、必須の構成ではないが、被覆ケース114のうち、左右方向の他方側(第一被覆ケース構成部122の反対側)となる部分をなすものである。
【0029】
図3図4図9等に示すように、湾曲形状部126は、上方に凸となるように湾曲した形状をなす部分である。図中において黒丸で示した部分が湾曲形状部の頂部Tに相当する。湾曲形状部126は、ケース体110の内部に形成される吸込空間116において、回転清掃体160が配置される吸込空間116に相当する位置に設けられている。湾曲形状部126は、ケース体110において左右方向(幅方向)に延びるように形成されている。湾曲形状部126は、ケース体110を側面視した状態において円弧状に湾曲するように形成されている。
【0030】
吸込空間116は、底面側において吸込口120を介して外部と連通している。そのため、吸込空間116は、吸込口120から塵埃や空気を吸い込んで流入させることができる。吸込空間116は、ケース体110の左右方向に延び、回転清掃体160を収容可能な大きさを有する。吸込空間116には、回転清掃体160が軸心位置を中心として回転可能に収容される。吸込空間116は、左右方向の中間部(本実施形態では左右方向の略中央部)において、当該吸込空間116に対して後方側に設けられた連通部140と連通している。連通部140の端部(管部150とは反対側)に、吸込空間116と連通する連通口140aを有している。
【0031】
収容部118は、吸込空間116と同様に、上述した本体ケース112及び被覆ケース114を組み合わせることによりケース体110の内部に構成された中空の空間である。収容部118は、吸込空間116に対して長手方向に外れた位置や、吸込空間116に対して後方側の位置に設けられている。収容部118には、後に詳述する駆動部170や、動力伝達機構180、支持部190(支持部190a)等が収容される。
【0032】
図4図6等に示すように、発光ユニット配置部130は、ケース体110において、後に詳述する発光ユニット200が配置される部分である。発光ユニット配置部130は、被覆ケース114を構成する第一被覆ケース構成部122、第二被覆ケース構成部123および第三被覆ケース構成部124の組み合わせにより構成されている。具体的には、被覆ケース114は、第一被覆ケース構成部122及び第三被覆ケース構成部124の大部分において本体ケース112と互いに重なり合わないように形成されている。一方、被覆ケース114は、発光ユニット配置部130をなす部分において、本体ケース112の少なくとも一部に対して第二被覆ケース構成部123が被さるように取り付けられる。
【0033】
ここで、本実施形態では、発光ユニット200が、本体ケース112の長手方向(幅方向)の中間部(図示例では中央部)に配される。図4図5等に示すように、これに対応して、被覆ケース114は、第二被覆ケース構成部123が、ケース体110の長手方向中間部となる位置において第一被覆ケース構成部122から離れる方向に膨出した膨出部125を備えたものとされている。これにより、被覆ケース114は、第一被覆ケース構成部122と第三被覆ケース構成部124との間に、発光ユニット200を組み込むための発光ユニット配置部130が、長手方向(幅方向)の中間部に設けられたものとされている。また、膨出部125は、前方側(正面側)に向けて解放された形状を有するものとされている。
【0034】
また、被覆ケース114は、少なくとも一部において遮光性を有するものとされている。具体的には、被覆ケース114は、少なくとも発光ユニット配置部130をなす部分が遮光性を有するものとされている。本実施形態では、第一被覆ケース構成部122は、少なくとも膨出部125(第二被覆ケース構成部123)が被さる部分が遮光性を有するものとされている。また、第二被覆ケース構成部123は、少なくとも膨出部125をなす部分が遮光性を有するものとされている。また、本体ケース112(ケース体110)は、発光ユニット200(光源)からの光が透過する透過部134を少なくとも一部に有する。発光ユニット200の光源は光軸が底面側を向くよう傾けているが、光軸が本体ケース112を通る場合、本体ケース112は光を透過させ易いことが好ましいからである。
【0035】
図10図11等に示すように、発光ユニット配置部130は、内部に土台部132を有する。土台部132は、被覆ケース114において、湾曲形状部126の頂部Tより後側となる位置に設けられている。土台部132は、後に詳述する発光ユニット200を下支えする土台として機能するものである。ケース体110を側面視した状態において、土台部132は、例えば、本体ケース112において湾曲形状部126の頂部Tより後側となる部位を上方に向けて膨出させたり、当該部位に別途準備した部材を配置したりして形成できる。本実施形態では、土台部132は、本体ケース112を膨出させることにより形成されている。土台部132は、湾曲形状部126の頂部Tより低い位置に配される。
【0036】
図10図11等に示すように、発光ユニット配置部130は、例えばネジやピン等からなる突部130bを土台部132に設けたものとされている。突部130bは、本体ケース112の吸込空間116側から土台部132の上方に向けて突出するように設けられている。また、発光ユニット配置部130は、第二被覆ケース構成部123において突部130bに対応する位置に、突部130bを差し込み可能な凹部130cを備えた凸状のボス部130dを備えたものとされている。ケース体110は、突部130b及びボス部130dにより構成される連結構造により、発光ユニット配置部130において本体ケース112と第二被覆ケース構成部123が連結されたものとすることができる。また、ケース体110は、突部130bを基準として発光ユニット200を構成する部品を組み付けることにより、発光ユニット200をなす部品の位置決め精度を向上させることができる。
【0037】
図9等に示すように、連通部140は、ケース体110の内部において、上述した吸込空間116に対して連通するように形成された空間である。連通部140は、吸込空間116の左右方向(幅方向)の中間部において吸込空間116に対して連通している。本実施形態では、連通部140は、吸込空間116の左右方向略中央部において吸込空間116に対して連通している。また、連通部140は、連通口140aを介して管部150と連通している。そのため、連通部140は、吸込空間116及び管部150を連通させる空間として機能する。発光ユニット200の少なくとも一部は、連通口140aより前側に位置している。
【0038】
管部150は、ケース体110のうち電気掃除機1の背面側(後方側)となる位置において、連通部140と連通するように設けられている。管部150は、延長管70が接続される継手として機能する部分(継手部)である。管部150は、ケース体110に対して所定の回転範囲(前後方向及び左右方向の少なくとも一方)で回転可能に取り付けられている。具体的には、管部150が接続された継手部がケース体110に対して左右方向に回動し、管部150が継手部に対して前後方向に回動する。
【0039】
回転清掃体160は、上述した吸込空間116に収容され、ケース体110の左右方向(幅方向)に沿って延びる支軸を回転中心として回転可能に支持される部材である。具体的には、回転清掃体160は、支軸の一端側が後に詳述する支持部190の第一支持部190aによって回転可能に支持され、他端側が第二支持部190bによって回転可能に支持されている。また、回転清掃体160は、後に詳述する動力伝達機構180を介して駆動部170において発生する動力を受けて、吸込空間116にて回転可能とされている。これにより、回転清掃体160は、ケース体110に対して回転自在に支持されている。
【0040】
駆動部170は、回転清掃体160の駆動源となるものである。駆動部170は、電動モータによって構成されており、出力軸170aから回転動力を出力可能とされている。駆動部170は、収容部118をなす空間に収容されている。具体的には、駆動部170は、吸込口体100を平面視した状態において、吸込空間116に対して後方側であって、連通部140に対して左右方向(幅方向)の一方側となる位置に設けられた空間(収容部118)に収容されている。駆動部170は、出力軸170aが回転清掃体160の回転支軸と略並行に突出する姿勢とされて収容されている。
【0041】
図4図6等に示すように、動力伝達機構180は、回転清掃体160及び駆動部170の間で動力を伝達するための機構である。動力伝達機構180は、収容部118をなす空間のうち、吸込口体100を平面視した状態において、吸込空間116に対して左右方向(幅方向)の一方側となる位置に設けられた空間(収容部118)に収容されている。動力伝達機構180は、出力側プーリ182、従動側プーリ184、及びベルト186を備えている。
【0042】
出力側プーリ182は、収容部118に向けて突出した駆動部170の出力軸170aに対して接続され、出力軸170aと一体的に回転可能とされたプーリである。出力側プーリ182は、周部に軸線方向に延びる歯を備えた歯付のプーリによって構成されている。出力側プーリ182は、収容部118aにおいてケース体110(吸込口体100)の後方側の領域に収容されている。
【0043】
従動側プーリ184は、回転清掃体160に対して直接的あるいは間接的に接続されたプーリである。従動側プーリ184は、回転清掃体160と一体的に回転可能とされている。従動側プーリ184は、ベルト186が掛けられる周部に軸線方向に延びる歯を備えた歯付のプーリによって構成されている。従動側プーリ184は、収容部118において、吸込空間116に対して左右方向(幅方向)に隣接する位置に収容されている。そのため、従動側プーリ184は、収容部118aにおいて、出力側プーリ182に対してケース体110(吸込口体100)の前方側に離れた位置に収容されている。
【0044】
ベルト186は、歯付きの無端ベルトによって構成されている。ベルト186は、出力側プーリ182と従動側プーリ184との間に掛け回されている。また、ベルト186に設けられた歯は、出力側プーリ182及び従動側プーリ184に設けられた歯と噛合している。そのため、動力伝達機構180は、駆動部170を作動させることにより、駆動部170の出力軸170aから出力された回転動力を、出力側プーリ182、ベルト186、及び従動側プーリ184を介して回転清掃体160に伝達し、回転清掃体160を回転させることができる。
【0045】
支持部190は、ケース体110の内部において回転清掃体160を回転可能に支持するものである。具体的には、支持部190は、回転清掃体160を軸線方向一方側において支持する第一支持部190a、及び軸線方向他方側において支持する第二支持部190bを有する。第一支持部190a及び第二支持部190bは、それぞれ軸受を備えており、これにより回転清掃体160の支軸を回転可能に支持することができる。第三被覆ケース構成部124は、本体ケース112の第二支持部190bを被覆する部分を有しているが、軽量化の観点では、第二支持部190bを被覆する部分を設けなくてもよい。
【0046】
発光ユニット200は、ケース体110の前側に向けて光を出すことにより、ケース体110に対して前側の領域を照射するためのものである。図6図8図12等に示すように、発光ユニット200は、ケース体110に設けられた発光ユニット配置部130に対して組み付けられている。発光ユニット200は、光源210、基板220、カバー230、案内部250、及び固定具260等を構成部品として備えている。
【0047】
光源210は、例えばLEDや電球等のように通電に伴い発光するものである。本実施形態では、光源210としてLEDが設けられている。光源210は、基板220の表面側に実装されている。光源210は、光軸が前方側(正面側)を向く状態とされ、土台部132に配されている。本実施形態では、光源210が実装された基板220を光源210が前方側を向く姿勢としつつ、基板220を突部130bよりも後方側において土台部132の上に立設させることにより、光源210が土台部132の上に配されている。また、光源210は、一つだけ設けられていても、三つ以上の複数設けられていても良いが、本実施形態では二つ設けられている。光源210,210は、ケース体110の長手方向(左右方向)に所定の間隔を開けて配置されている。また、光源210,210は、ケース体110の長手方向中央部を境界として対称となる配置で設けられている。
【0048】
図10図11等に示すように、基板220は、上述したように表面側に光源210が装着されるとともに、裏面側にコネクタ222を備えたものとされている。基板220は、土台部132の上に立設させた状態において上端側となる位置に被係合部224を有する。被係合部224は、案内部250と係合する部分である。被係合部224は、案内部250と係合可能なものであれば、いかなる形状や構造を有するものであっても良いが、本実施形態では矩形状の切り欠きによって構成されている。
【0049】
図11に示すように、光源210は、上述したようにして基板220に対して実装された状態で、発光ユニット配置部130に配されている。これにより、光源210は、開口部130aを介してケース体110の前側に光を照射できるように配されている。また、光源210は、発光ユニット配置部130において、本体ケース112及び被覆ケース114の間に配されている。また、光源210は、吸込空間116の上方となる位置に配されている。光源210は、管部150に対して前側に位置している。光源210は、土台部132に配置されているため、湾曲形状部126の頂部より後側に位置している。光源210は、光軸が底面側に近づくように傾斜した姿勢で配置されている。
【0050】
カバー230は、光源210からの光を透過可能なものとされている。具体的には、図10図12等に示すように、カバー230は、光出射部232、土台接続部234、及びボス係合部240を備えたものとされている。
【0051】
光出射部232は、発光ユニット配置部130の開口部130aを閉塞する板状に形成されたものである。光出射部232は、光源210から出射された光を透過可能なものとされている。本実施形態では、光出射部232は、透明の板体によって形成されている。
【0052】
土台接続部234は、土台部132に対して接続される部分である。土台接続部234は、突部係合部236、及び土台係合部238を有する。土台接続部234は、突部係合部236及び土台係合部238により、側面視においてL字状に屈曲したフック状の形状を有するものとされている。
【0053】
突部係合部236は、基端部において光出射部232に接続されるとともに、光出射部232に対して交差する方向に延びる板状の部分である。突部係合部236は、発光ユニット200の組み付け状態において、発光ユニット配置部130の内部において、光出射部232から後方に向けて延びる。突部係合部236は、土台部132に設けられた突部130bを挿通可能な挿通孔236aが設けられている。土台係合部238は、突部係合部236の先端側(発光ユニット200の組み付け状態において後方側)において、突部係合部236に対して交差する方向に延びる板状の部分である。
【0054】
ボス係合部240は、発光ユニット配置部130の天面側(第二被覆ケース構成部123の膨出部125)に設けられたボス部130dと係合する部分である。ボス係合部240は、上述した土台接続部234の突部係合部236に対して上方に離れた位置に設けられている。ボス係合部240は、突部係合部236と同様に、基端部において光出射部232に接続されるとともに、光出射部232に対して交差する方向(後方)に向けて延びる板状の部分である。ボス係合部240には、ボス部130dを挿通可能な大きさのボス係合孔242が設けられている。
【0055】
カバー230は、上述した光出射部232の裏側(後方側)に、上述した土台接続部234やボス係合部240を備えている。また、上述した土台係合部238は、突部係合部236と光出射部232との接続位置(突部係合部236の基端部)から、土台部132の前後方向の長さに相当する分だけ離れた位置において、突部係合部236に対して下方に折れ曲がっている。そのため、図8図12等に示すように、土台接続部234は、突部係合部236が土台部132に対して上方から被さるように装着することにより、土台部132の後方側において土台係合部238が係合した状態になる。これにより、土台接続部234は、土台部132に対して前後方向に位置決めされた状態になる。また、突部係合部236に設けられた挿通孔236aには、土台部132に設けられた突部130bが挿通される。さらに、ボス係合部240は、ボス係合孔242において発光ユニット配置部130の天面側から下方に向けて突出したボス部130dが挿通される。また、ボス部130dに設けられた凹部130cには、突部係合部236の挿通孔236aを介して下方から上方に向けて突出した突部130bが差し込まれて係合した状態とされる。これにより、土台接続部234及びボス係合部240は、前後方向、及び左右方向(幅方向)に位置決めされた状態になる。土台接続部234は、このようにして土台部132に対して取り付けられる。従って、光出射部232は、土台接続部234、ボス係合部240、土台部132、及び突部130bによって構成される接続構造により、前後左右のいずれの方向にも位置決めされた状態で設置される。
【0056】
案内部250は、光源210において発生した光をカバー230に案内するために設けられたものである。図6図8等に示すように、図10図12等に示すように、案内部250は、基板220及びカバー230の間に挟み込まれた状態でケース体110に固定される。また、案内部250は、基板220に対して係合した状態で固定されている。案内部250は、導光部252、及び係合部256を備えている。
【0057】
導光部252は、光源210において発生した光をカバーに向けて案内する導光部材として機能するものである。導光部252は、一端側及び他端側に開口を備えた筒状の形状を有するものとされている。これにより、導光部252は、一端側の開口部から導入された光を他端側に向けて案内し、他端側の開口部から出射させることができる。また、導光部252は、遮光性を有するものとされている。これにより、導光部252は、一端側から導入された光が他端側に到達するまでの間に、光が外部に漏洩するのを抑制できる。そのため、導光部252は、光源210において発生した光の略全てを一端側から他端側に案内することができる。
【0058】
また、導光部252は、発光ユニット200を発光ユニット配置部130に組み込んだ状態において前後方向に対向配置される基板220とカバー230との間隔に相当する長さを有するものとされている。そのため、基板220とカバー230との間に導光部252を配することにより、導光部252の一端側が基板220の表面に接触しつつ、導光部252の他端側がカバー230の裏面側(後方側の面)に接触した状態となるように導光部252を配することができる。そのため、導光部252は、光の導入口となる基板220側、光の出射口となるカバー230側の双方において、光の漏洩が生じるのを抑制できる。
【0059】
導光部252は、光源210に対応して設けられている。上述したように、本実施形態では、二つの光源210,210が所定の間隔を開けて配置されている。そのため、本実施形態では二つの導光部252,252が、光源210,210と同等の間隔を開けて設けられている。本実施形態では、導光部252,252の間に土台部132の幅(左右方向の長さ)に相当する間隔が形成されるように、導光部252,252が並列配置されている。導光部252,252は、光の導入口となる側において導光接続部254により接続されている。導光接続部254は、導光部252,252を接続可能なものであれば、形状等について適宜のものとすることができるが、本実施形態では板状のものとされている。
【0060】
係合部256は、案内部250を基板220に対して係合させるためのものである。上述したように、基板220の上端部に被係合部224が設けられていることから、係合部256は被係合部224に係合するものとされている。具体的には、係合部256は、発光ユニット200を発光ユニット配置部130に組み付けた状態において、導光接続部254から基板220に向けて延び、被係合部224に係合する片状のものによって構成されている。
【0061】
係合部256は、被係合部224をなす矩形状の切り欠きに前方側から後方側に差し込まれる片状部256aと、片状部256aの先端側において片状部256aの延伸方向に対して交差する方向に突出する係合突起256bとを有する。本実施形態では、係合部256は、片状部256aに対して左右両側に係合突起256b,256bが突出したものとされている。そのため、係合部256は、被係合部224において基板220の正面側から背面側に向けて片状部256aを差し入れるとともに、基板220の裏面側において係合突起256b,256bを係合させることで形成される係合構造により、案内部250を基板220に対して係合させることができる。
【0062】
案内部250は、導光部252,252を、光の導入口となる側において導光接続部254により接続したものとされている。導光接続部254は、板状のものとされている。導光接続部254は、発光ユニット200を発光ユニット配置部130に組み付けた状態において、基板220の表面に面接触するように配置されている。本実施形態では、導光接続部254は、上下方向に立設された基板220と、上下方向に延びるように形成された土台部132の背面との間隙に挟み込まれた状態で、基板220の表面に面接触するように配置されている。さらに、案内部250は、上述したようにして係合部256を基板220の被係合部224に係合させることにより、基板220に対して係合させることができる。そのため、案内部250は、基板220及びこれに面接触した状態で配置される導光接続部254を基準として、発光ユニット配置部130内において位置決めされた状態で配置されている。また、発光ユニット200を発光ユニット配置部130に組み込んだ状態においては、導光部252,252の間に、カバー230の土台接続部234やボス係合部240が配される。これにより、案内部250及びカバー230は、互いに土台接続部234やボス係合部240によっても位置決めされた状態で発光ユニット配置部130に配置される。
【0063】
固定具260は、発光ユニット配置部130において、本体ケース112及び被覆ケース114に亘って装着されることにより、カバー230を固定するものである。固定具260は、上述した突部130b及びボス部130dの組み合わせによって構成される。固定具260は、カバー230の突部係合部236に設けられた挿通孔236aに対して突部130bをなすピンやネジを挿通することにより、カバー230を位置決めしつつ固定することができる。また、固定具260は、カバー230のボス係合部240に設けられたボス係合孔242に対してボス部130dを挿通し、凹部130cに突部130bを係合させることにより、カバー230を位置決めしつつ固定することができる。
【0064】
≪作用効果等について≫
以下、上述した吸込口体100、及びこれを備えた電気掃除機1により得られる効果等について説明する。
【0065】
[本発明の第一の態様に係る吸込口体100及び電気掃除機1について]
(1-1)電気掃除機1の吸込口体100は、上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部126を有するとともに、底面に吸込口120を有するケース体110と、湾曲形状部126よりも後側において吸引源及び吸込口120を連通させる管部150と、ケース体110の前側に光を照射するよう配された光源210と、を備え、光源210が、管部150に対して前側に位置するとともに、湾曲形状部126の頂部より後側に位置することを特徴とするものである。
【0066】
上述した電気掃除機1の吸込口体100においては、ケース体110において上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部126よりも後方であって、湾曲形状部126よりも後側に位置する管部150に対して前側となる位置に、光源210が設けられている。これにより、吸込口体100は、湾曲形状部126と管部150との間の空間を活用して、光源210を設けることができる。従って、上記実施形態の吸込口体100によれば、従来技術のように湾曲形状部126の頂部から突出するように光源210を設けた構成としたり、湾曲形状部126よりも前側に光源210を設けた構成としたりする場合と比べて、光源210を設けつつ小型化を図ることが可能となる。
【0067】
(1-2)上述したように、(1-1)に係る電気掃除機1の吸込口体100は、ケース体110が、吸込口120を有するとともに、吸込空間116を構成する本体ケース112と、本体ケース112の少なくとも一部を覆う被覆ケース114と、を含み、光源210が、本体ケース112、及び被覆ケース114の間に配されることを特徴とするものである。
【0068】
吸込口体100は、上記(1-2)のような構成とすることにより、ケース体110をなす本体ケース112及び被覆ケース114の外部に露出させることなく、光源210を設けることができる。これにより、吸込口体100は、光源210が外部に露出することなく整然と配置されたものとすることができる。
【0069】
(1-3)上述したように、(1-1)又は(1-2)に係る電気掃除機1の吸込口体100は、吸込空間116、及び吸込空間116よりも後方において管部150を連通させる連通部140を備え、吸込空間116の上方に光源210が配されることを特徴とするものであると良い。
【0070】
吸込口体100は、上記(1-3)のような構成とすることにより、連通部140よりも前方側に位置する吸込空間116の上方に設けられた空間を活用して、光源210を配することができる。
【0071】
(1-4)上述したように、(1-1)~(1-3)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、ケース体110が、湾曲形状部126の頂部より後側に土台部132を有し、光源210を含む発光ユニット200が土台部132に配されることで、光源210の光軸が底面側に近づくように傾斜することを特徴とするものであると良い。
【0072】
吸込口体100は、上記(1-4)のような構成とすることにより、湾曲形状部126の頂部より後側に光源210を配した構成としながら、土台部132の分だけ高い位置から光源210において光を発生させることができる。また、吸込口体100は、光軸が底面側に向けて傾斜するように光源210が配置されている。そのため、吸込口体100は、光源210において発生した光を底面側に向けて照射することができる。
【0073】
(1-5)上述したように、(1-1)~(1-4)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、ケース体110が、湾曲形状部126の頂部より後側に土台部132を有し、土台部132が、頂部より低い位置に配されることを特徴とするものであると良い。
【0074】
吸込口体100は、上記(1-5)のような構成とすることにより、光源210を可能な限り湾曲形状部126よりも低い位置に配しつつ、光源210において発生した光をより一層確実に正面側に向けて照射することが可能となる。
【0075】
(1-6)上述したように、(1-1)~(1-5)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、光源210からの光を透過させるカバー230、及び光源210の光をカバー230に案内する案内部250を有する発光ユニット200を備え、光源210が配される基板220、及びカバー230の間に案内部250が挟み込まれた状態で、発光ユニット200がケース体110に固定されることを特徴とするものであると良い。
【0076】
吸込口体100は、上記(1-6)のような構成とすることにより、光源210において発生した光を案内部250によって確実にカバー230に到達させることができる。これにより、吸込口体100は、光源210で発生した光を確実にカバー230から出射させることができる。また、吸込口体100においては、案内部250が、基板220及びカバー230の間に挟み込まれて位置決めされた状態で設置される。そのため、吸込口体100は、光源210において発生した光を確実にカバー230に案内することができる。
【0077】
(1-7)上述したように、(1-1)~(1-6)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、案内部250と基板220とが係合構造によって固定されることを特徴とする、請求項5に記載のものであると良い。
【0078】
吸込口体100は、上記(1-7)のような構成とすることにより、基板220を基準として案内部250を位置決めされた状態で配置することができる。そのため、吸込口体100は、基板220に配された光源210と案内部250との位置決め精度が高い。これにより、吸込口体100は、光源210において発生した光を確実に案内部250によって案内することができる。
【0079】
(1-8)上述したように、(1-1)~(1-7)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、吸込空間116に回転可能に配される回転清掃体160と、回転清掃体160の駆動源となる駆動部170と、駆動部170から回転清掃体160に駆動力を伝達する動力伝達機構180と、を備え、被覆ケース114が、動力伝達機構180を被覆することを特徴とするものであると良い。
【0080】
吸込口体100は、上記(1-8)のような構成とすることにより、動力伝達機構180を被覆する被覆ケース114を活用して、光源210を設けることができる。
【0081】
(1-9)上述したように、(1-1)~(1-8)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、ケース体110の一部が、透光性を有する透過部134を有し、光源210からの光が透過部134を透過することを特徴とするものであると良い。
【0082】
吸込口体100は、上記(1-9)のような構成とすることにより、光源210において発生した光をケース体110の透過部134を透過させることで、前方を光らせることができる。
【0083】
(1-10)電気掃除機1は、上述した(1-1)~(1-9)のいずれかに係る吸込口体100を備えたものである。
【0084】
電気掃除機1は、上述した吸込口体100を備えたものであるため、吸込口体100において光源210を設けつつ、吸込口体100がコンパクトな構成とされたものとすることができる。
【0085】
[本発明の第二の態様に係る吸込口体100及び電気掃除機1について]
ここで、特開2010-148661号公報に開示されている電気掃除機の床用吸込具は、前方を照らす照明部を設けたものとされている。この床用吸込具は、跳ね上げ式のシャッターを有する構造を前提としたものであり、本体ケースにおいて上方に照明部が設けられたものとされている。
【0086】
ここで、上述した従来技術の床用吸込具等の吸込口体は、持ち運びのときや清掃のときに外部からの衝撃を受けやすい部分であり、そのような衝撃で照明部の固定の外れや位置ずれが生じるといった懸念がある。
【0087】
そこで本発明は、耐衝撃性を向上させた発光ユニット付きの吸込口体を実現することを目的とした。
【0088】
(2-1)電気掃除機1の吸込口体100は、底面に吸込口120を有するケース体110と、吸引源及び吸込口120を連通させる管部150と、ケース体110の前側に光を照射するよう配された発光ユニット200と、を備え、発光ユニット200がケース体110に固定されることを特徴とするものである。
【0089】
吸込口体100は、上記(2-1)のような構成とすることにより、持ち運びのときや清掃のときに外部からの衝撃を受けたとしても、当該衝撃により発光ユニットが外れる等の不具合が生じにくい。従って、上記(2-1)のような構成とすることにより、耐衝撃性を向上させた発光ユニット200付きの吸込口体100を実現できる。
【0090】
なお、本発明の第二の態様に係る吸込口体100は、ケース体110は上方に凸となる湾曲形状部126を有する構成に限定されるものではなく、例えばケース体110(本体ケース112)の上面が平坦な形状である構成や、後側から前側にかけて低くなる上面をケース体110が有する構成を包含する。後側から前側にかけて低くなる上面をケース体110(本体ケース112)が有する構成の場合、駆動部170を回転清掃体160の上斜め後側に設ける構成とすれば、回転清掃体160の真後ろに駆動部170が存在する構成と比べて回転清掃体160と駆動部170の前後長さを短くできるとともに、光源210の光軸を斜め下方に傾け易くなる。
【0091】
(2-2)上述したように、(2-1)に係る電気掃除機1の吸込口体100は、発光ユニット200が、光源210と、光源210からの光を透過させるカバー230と、光源210の光をカバー230に案内する案内部250と、を有し、光源210が配される基板220、及びカバー230の間に案内部250が挟み込まれた状態で、発光ユニット200がケース体110に固定されるものであると良い。
【0092】
吸込口体100は、上記(2-2)のような構成とすることにより、光源210で発生する光を案内するための案内部250が、基板220及びカバー230によって挟み込まれて位置決めされた状態とされる。これにより、吸込口体100は、持ち運びのときや清掃のときに外部からの衝撃を受けたとしても、案内部250が位置ずれを起こしたり、案内部250が脱落したりするような不具合が発生しにくい。従って、吸込口体100は、上記(2-2)のような構成とすることにより、耐衝撃性をより一層向上させることができる。
【0093】
また、吸込口体100は、光源210で発生した光を確実にカバー230に案内することができる。これにより、吸込口体100は、案内部250の脱落や位置ずれに伴ってカバー230において発光不良が発生するのを抑制できる。
【0094】
(2-3)上述したように、(2-1)又は(2-2)に係る電気掃除機1の吸込口体100は、案内部250と基板220とが係合構造によって固定されることを特徴とするものであると良い。
【0095】
吸込口体100は、上記(2-3)のような構成とすることにより、基板220及び案内部250が相互に位置決めされた状態で配置することができる。これにより、吸込口体100は、持ち運びのときや清掃のときに外部からの衝撃を受けたとしても、基板220及び案内部250の位置ずれ等が発生しにくい、耐衝撃性の高いものとすることができる。
【0096】
(2-4)上述したように、(2-1)~(2-3)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、ケース体110が、吸込口120を有するとともに、吸込空間116を構成する本体ケース112と、本体ケース112の少なくとも一部を覆う被覆ケース114と、を含み、カバー230又は案内部250(上記実施形態ではカバー230)が、挿通孔236aを有し、固定具260(突部130b)が、本体ケース112から挿通孔236aを通って被覆ケース114に固定されるものであると良い。
【0097】
吸込口体100は、上記(2-4)のような構成とすることにより、カバー230や案内部250について、挿通孔236aを基準として位置決めすることができる。これにより、吸込口体100は、外部からの衝撃を受けたとしても、基板220や案内部250の位置ずれ等が発生しにくい、耐衝撃性の高いものとすることができる。なお、上記実施形態においては、固定具260をなす突部130bを挿通するための挿通孔236aが、カバー230に設けられた構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、挿通孔236aに相当するものが案内部250に設けられたものとすることも可能である。
【0098】
(2-5)上述したように、(2-1)~(2-4)のいずれかに係る電気掃除機1の吸込口体100は、ケース体110の一部が、透光性を有する透過部134を有し、発光ユニット200からの光が透過部134を透過することを特徴とするものであると良い。
【0099】
吸込口体100は、上記(2-5)のような構成とすることにより、ケース体110が有する透過部134を介して、光源210において発生した光をケース体110の前方に向けて照射することができる。
【0100】
(2-6)電気掃除機1は、上述した(2-1)~(2-5)のいずれかに係る吸込口体100を備えるものである。
【0101】
電気掃除機1は、上記(2-6)のような構成とすることにより、耐衝撃性が高く、発光ユニット200付きの吸込口体100を備えたものとすることができる。
【0102】
なお、本発明の第一の態様に係る吸込口体100は、ケース体110は上方に凸となる湾曲形状部126を有する構成としたが、駆動部170を回転清掃体160の上斜め後側に設ける構成とし、ケース体110(本体ケース112)の上面が後側から前側にかけて低くなる上面をケース体110が有するよう構成することも可能である。
【0103】
(3-1)すなわち、本発明の第三の態様に係る吸込口体100は、上述の第一の形態と同じ課題を解決するために、後側から前側に向かって低くなる上面を有するとともに、前側の底面に吸込口120を有するケース体110と、吸引源及び吸込口120を連通させる管部150と、ケース体110の前側に光を照射するよう配された光源210と、前記ケース体110に回転可能に配される回転清掃体160と、前記回転清掃体160の駆動源となる駆動部170Aと、前記駆動部170Aから前記回転清掃体に駆動力を伝達する動力伝達機構と、を備え、前記駆動部170Aは、前記回転清掃体160の上斜め後側に配されることを特徴とするものである。これにより、回転清掃体160の真後ろに駆動部170が存在する構成と比べて回転清掃体160と駆動部170Aの前後長さを短くできるため、吸込口体100を小型化しつつ、光源210の光軸を斜め下方に傾け易くすることができる。
【0104】
(3-2)また、上記(3-1)において、上記(1-2)~(1-3)、(1-6)~(1-9)の少なくとも1つを有していてもよい。
【0105】
≪変形例≫
上記実施形態において例示したものは、本発明の一例を示したものに過ぎず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、例えば上述した(1-1)~(1-10)や、(2-1)~(2-6)に係る構成を上記実施形態において例示したものとは異なるものとすることが可能である。また、本発明の吸込口体及び電気掃除機は、上述した(1-1)~(1-10)や、(2-1)~(2-6)に含まれる構成に加えて、あるいはこれらの構成に代えて他の構成を備えたものとしたり、一部の構成を省略した構成としたりしても良い。具体的には、以下に説明するような変形例が考えられる。
【0106】
上述した実施形態では、案内部250の導光部252について、一端側から他端側に向けて直線的に延びる通路を備えたものとした例を示したが、本発明はこれに限定されない。案内部250は、導光部252の一端側から他端側に向けて延びる光の通路が屈曲した形状のものとしても良い。
【0107】
上述した実施形態では、カバー230がケース体110に対して固定される構成を例示したが、本発明はこれに限定されず。案内部250や基板220がケース体110に固定される構成としても良い。
【0108】
上述した実施形態では、案内部250と基板220とが係合構造を構成して固定される構成を例示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、吸込口体100は、案内部250が基板220に対してネジや接着剤等を用いて固定される構成とすることも可能である。
【0109】
本発明は、上述した実施形態や変形例等として示したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲でその教示及び精神から他の実施形態があり得る。上述した実施形態の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また実施形態の任意の構成要素と、課題を解決するための手段に記載の任意の構成要素又は課題を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成してもよい。これらについても本願の補正又は分割出願等において権利取得する意思を有する。
【産業上の利用可能性】
【0110】
本発明は、吸込口体を備えた電気掃除機全般において好適に利用できる。
【符号の説明】
【0111】
1 :電気掃除機
100 :吸込口体
110 :ケース体
112 :本体ケース
114 :被覆ケース
116 :吸込空間
120 :吸込口
126 :湾曲形状部
130b :突部
132 :土台部
134 :透過部
140 :連通部
150 :管部
160 :回転清掃体
170 :駆動部
180 :動力伝達機構
200 :発光ユニット
210 :光源
220 :基板
230 :カバー
236a :挿通孔
250 :案内部
260 :固定具
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-09-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部を有するとともに、底面に吸込口を有するケース体と、
前記湾曲形状部よりも後側において吸引源及び前記吸込口を連通させる管部と、
前記ケース体の前側に光を照射するよう配された光源と、
を備え、
前記光源が、前記管部に対して前側に位置するとともに、前記湾曲形状部の頂部より後側に位置し、
前記ケース体が、前記湾曲形状部の頂部より後側に土台部を有し、
前記光源を含む発光ユニットが前記土台部に配されることで、前記光源の光軸が底面側に近づくように傾斜し、
前記光源からの光を透過させるカバー、及び前記光源の光を前記カバーに案内する案内部を有する前記発光ユニットを備え、
前記光源が配される基板、及び前記カバーの間に前記案内部が挟み込まれた状態で、前記発光ユニットが前記ケース体に固定され、
前記ケース体が、前記吸込口を有するとともに、吸込空間を構成する本体ケースと、前記本体ケースの少なくとも一部を覆う被覆ケースと、を含み、
前記カバー又は前記案内部が、挿通孔を有し、固定具が、前記本体ケースから前記挿通孔を通って前記被覆ケースに固定されることを特徴とする、電気掃除機の吸込口体。
【請求項2】
上方に凸となるように湾曲した湾曲形状部を有するとともに、底面に吸込口を有するケース体と、
前記湾曲形状部よりも後側において吸引源及び前記吸込口を連通させる管部と、
前記ケース体の前側に光を照射するよう配された光源と、
を備え、
前記光源が、前記管部に対して前側に位置するとともに、前記湾曲形状部の頂部より後側に位置し、
前記ケース体が、前記湾曲形状部の頂部より後側に土台部を有し、
前記土台部が、前記頂部より低い位置に配され、
前記光源からの光を透過させるカバー、及び前記光源の光を前記カバーに案内する案内部を有する発光ユニットを備え、
前記光源が配される基板、及び前記カバーの間に前記案内部が挟み込まれた状態で、前記発光ユニットが前記ケース体に固定され、
前記ケース体が、前記吸込口を有するとともに、吸込空間を構成する本体ケースと、前記本体ケースの少なくとも一部を覆う被覆ケースと、を含み、
前記カバー又は前記案内部が、挿通孔を有し、固定具が、前記本体ケースから前記挿通孔を通って前記被覆ケースに固定されることを特徴とする、電気掃除機の吸込口体。
【請求項3】
前記光源が、前記本体ケース、及び前記被覆ケースの間に配されることを特徴とする、請求項1に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項4】
前記吸込空間、及び前記吸込空間よりも後方において前記管部を連通させる連通部を備え、
前記吸込空間の上方に前記光源が配されることを特徴とする、請求項1または2に記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項5】
透光性を有する透過部が前記ケース体に対して設けられており、
前記光源からの光が前記透過部を透過することを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の電気掃除機の吸込口体。
【請求項6】
請求項1~3のいずれかに記載の吸込口体を備えた、電気掃除機。