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特開2024-178529プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178529
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理装置、および情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 8/65 20180101AFI20241218BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20241218BHJP
【FI】
G06F8/65
G06F3/12 325
G06F3/12 303
【審査請求】未請求
【請求項の数】14
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023096715
(22)【出願日】2023-06-13
(71)【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126240
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 琢磨
(74)【代理人】
【識別番号】100223941
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 佳子
(74)【代理人】
【識別番号】100159695
【弁理士】
【氏名又は名称】中辻 七朗
(74)【代理人】
【識別番号】100172476
【弁理士】
【氏名又は名称】冨田 一史
(74)【代理人】
【識別番号】100126974
【弁理士】
【氏名又は名称】大朋 靖尚
(72)【発明者】
【氏名】岩崎 幸安
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376CA11
5B376CA16
5B376CA17
5B376CA35
5B376CA44
(57)【要約】
【課題】 異なるアプリケーションと連携する機能を備えたアプリケーションにおいて、連携先のアプリケーションおよび連携元のアプリケーションが適切に動作すること。
【解決手段】 第1のアプリケーションのプログラムであって、前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御手段、前記制御手段に前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行手段、として情報処理装置のコンピュータを機能させるためのプログラム。
【選択図】 図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のアプリケーションのプログラムであって、
前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御手段、
前記制御手段に前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行手段、
として情報処理装置のコンピュータを機能させるためのプログラム。
【請求項2】
前記更新処理は、前記第2のアプリケーションを外部装置よりダウンロードし、前記情報処理装置にインストールを実行する処理であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記更新処理は、前記第2のアプリケーションを外部装置よりダウンロードし、前記情報処理装置にインストールするようユーザに提示する処理であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記実行手段は、前記第1のアプリケーションのバージョンが外部装置に公開されている最新のバージョンでない場合に、前記最新のバージョンに前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記第1のアプリケーションのバージョン情報に基づいて、前記第1のアプリケーションのバージョンが外部装置に公開されている最新のバージョンであるかを判定する判定手段としてさらに機能させることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記第1のアプリケーションと第2のアプリケーションは、パラメータの送受信によって連携することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記実行手段は、前記第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションにおける、前記パラメータのバージョン情報に基づいて、前記最新のバージョンに前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行することを特徴とする請求項6に記載のプログラム
【請求項8】
前記実行手段は、前記情報処理装置のOSにおいて更新可能なバージョンのうちの最新のバージョンに前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記実行処理は、前記外部装置より最新バージョンの前記第2アプリケーションをダウンロードし、前記情報処理装置にインストールし、起動する処理であることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
前記更新処理により更新すべきバージョンの第1のアプリケーションが前記情報処理装置にダウンロード済みの場合、前記第1のアプリケーションをダウンロードせず、ダウンロード済みの第1のアプリケーションを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項11】
前記実行処理により実行すべきバージョンの第2のアプリケーションが前記情報処理装置にダウンロード済みの場合、前記第2のアプリケーションをダウンロードせず、ダウンロード済みの第2のアプリケーションを起動することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項12】
前記情報処理装置は、プリンタであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項13】
第1のアプリケーションのプログラムのインストールされた情報処理装置であって、
前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御手段と、
前記制御手段に前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項14】
第1のアプリケーションのプログラムのインストールされた情報処理装置における情報処理方法であって、
前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御ステップと、
前記制御ステップにおける前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理装置、および情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタを制御するソフトウェアとして、プリンタベンダの提供するプリンタ固有のソフトウェア(以下、固有プリンタドライバ)が知られている。また、固有プリンタドライバを必要とせずに、オペレーティングシステム(以下、OSと称す)が標準的な印刷機能(以下、OS標準印刷機能と称す)を提供する技術も同様に知られている。OS標準印刷機能は、OS提供の印刷システム(以下、OS印刷システムと称す)上で動作する。このような印刷システムの一つとして、米国アップル社のmacOS(登録商標)上で動作するCUPS(登録商標)(Common UNIX(登録商標) Printing System)印刷システムが知られている。
【0003】
また、プリンタを制御するソフトウェアとして、プリンタドライバやOS標準印刷機能とは別に、アプリケーション形式で印刷・プリンタのステータス情報の表示、メンテナンス機能の実行機能、プリンタのセットアップ機能といった様々な機能を提供するものも同様に知られている。ここでいうプリンタのステータス情報とは、プリンタ本体で発生したエラー情報や、プリンタのインク残量情報などである。また、メンテナンス機能とはヘッドのクリーニング機能や、ヘッドの目詰まりがないかを確認するテストプリント機能などである。さらに、プリンタのセットアップ機能とは、プリンタをPCなどの情報処理装置から使用できるようにするための関連アプリケーションのインストール機能や、プリンタの動作準備案内機能、ネットワーク接続設定機能、プリントキュー登録機能などである。
【0004】
プリンタを制御するアプリケーションを使用するためには、対象となるプリンタを選択する必要がある。例えば、所望のプリンタで印刷を実行するために、ユーザは印刷を実行するプリンタを印刷設定画面にて指定する。ここで、印刷設定画面にてプリンタを指定するためには、あらかじめPCにプリンタ情報であるプリンタキューを登録しておく必要がある。また、プリンタキューをPCに登録するためにはプリンタとPCを接続する必要があり、プリンタをPCと同じネットワークに設定する、あるいはUSB(Universal Serial Bus)接続を行うなどの通信経路の設定が必要となる。購入直後のプリンタはこれらの設定が行われていないため、PCからプリンタを使用できる状態にするために、プリンタとPCの通信経路を確立するためのセットアップ機能を提供するセットアップアプリケーションがある。セットアップ機能では、主にプリンタとPCの通信経路を確立することと、PCにプリンタキューを登録することを行う。これにより、PCからプリンタを使用した印刷やスキャンといった機能を使用することができるようになる。
【0005】
また、PCからプリンタを使用した印刷やスキャンといった機能を提供するポータルアプリケーションがある。このようなポータルアプリケーションからセットアップアプリケーションを実行することで、ポータルアプリケーションを起点としてプリンタのセットアップをセットアップアプリケーションで行うことができる。そのため、ユーザはプリンタのセットアップを行った後に、ポータルアプリケーションを使用して印刷やスキャンといったプリンタの機能をスムーズに使用開始することができる。
【0006】
特許文献1には、起点となるアプリケーションから別のアプリケーションを実行するためのプログラムをダウンロードして起点となるアプリから別のアプリケーションを実行する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2016-24505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
背景技術の欄で説明したように、異なるアプリケーションと連携した動作を行う際には、アプリケーション同士が互いにパラメータの受け渡しを行うことでアプリケーションの状態や実行結果に応じて連携した動作を行うことができるようになる。パラメータを受け渡しして連携動作するためには、アプリケーション間で互いに連携仕様が揃っている必要がある。例えば連携元のアプリケーションのバージョンが古い場合、連携仕様が揃っていないために、最新バージョンの連携先アプリケーションを実行した際に渡すパラメータが不足したり、パラメータの仕様が不一致となったりする可能性がある。その場合、連携先アプリケーションが期待通りに動作しない可能性がある。また、連携先アプリケーションから不明なパラメータを受け取ったり、パラメータの仕様が不一致となったりする可能性がある。その場合、連携元アプリケーションが期待通りに動作しない可能性がある。
【0009】
特許文献1の発明では、異なるアプリケーションと連携して動作する際に連携先のアプリケーションを実行するために連携元のアプリケーションをバージョンアップし、連携元アプリケーションの実行時に連携先のアプリケーションを実行可能にしている。しかし、ある特定のアプリケーションと連携して動作する機能の実行時に連携元アプリケーションのバージョンアップを行うものではない。
【0010】
そこで、本発明は異なるアプリケーションと連携する機能を備えたアプリケーションにおいて、連携先のアプリケーションおよび連携元のアプリケーションが適切に動作することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明に係るプログラムは、第1のアプリケーションのプログラムであって、前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御手段、前記制御手段に前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行手段、として情報処理装置のコンピュータを機能させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、異なるアプリケーションと連携する機能を備えたアプリケーションにおいて、連携先のアプリケーションおよび連携元のアプリケーションが適切に動作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】第1実施形態における印刷システムのハードウェア構成を示す図。
図2】第1実施形態における印刷システムの全体構成を示す図。
図3】第1実施形態におけるネットワーク構成を示す図。
図4】第1実施形態においてポータルアプリケーションの表示部を示す図。
図5】第1実施形態におけるアプリケーション情報を示す図。
図6】第1実施形態におけるクライアント情報を示す図。
図7】第1実施形態におけるアプリケーション連携処理を示すフローチャート。
図8】第2実施形態におけるポータルアプリケーションによる表示画面を示す図。
図9】第2実施形態におけるアプリケーション連携処理を示すフローチャート。
図10】第3、5実施形態におけるポータルアプリケーションによる表示画面を示す図。
図11】第7実施形態における連携処理失敗画面および連携処理成功画面を示す図。
図12】第7実施形態における連携オプション選択画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0015】
<第1実施形態>
まず、図1を用いて本実施形態の印刷システムの全体構成について説明する。図1は、本実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成を示すブロック図である。本実施形態では、ホストコンピュータである情報処理装置100と印刷装置110とが、LAN(Local Area Network)等の通信バス30(ネットワーク)を介して接続されている。図1では、印刷装置(プリンタ)は1つのみ図示したが、通信バス30を介して任意の数のプリンタが接続可能である。
【0016】
情報処理装置100は情報処理装置の一例である。情報処理装置100には、オペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ)がインストールされている。後述する情報処理装置120も同じ構成である。情報処理装置100は、例えばパーソナルコンピュータ(PC)であり、インタフェース(I/F)部17と、CPU11、ROM12、RAM13、表示部14、入力部15、外部記憶装置16を有する。本実施形態の情報処理装置100は、デスクトップ型PCに限らず、ノート型PC、タブレット型PC、スマートフォン等の携帯型端末でもよい。
【0017】
CPU11は、情報処理装置100の各部を制御する中央演算装置であり、OSなどの制御プログラムを実行する。ROM12は記憶されたOSによりそのシステム動作を制御する。RAM13は、CPU11による作業領域が展開されるランダムアクセスメモリである。外部記憶装置16は、アプリケーションなどの各種制御プログラムを格納している。入力部15は、情報処理装置100を操作するためのキーボード及びマウス等の入力デバイスである。表示部14は、入力部15から入力された情報を確認するための表示、或いは、OSやアプリケーションのユーザインタフェース画面の表示、メッセージの表示などを行う表示デバイスである。I/F部17は、印刷装置110とのデータの送受信を行う通信モジュールである。
【0018】
印刷装置110は、例えばインクジェットプリンタである。印刷装置110は、I/F部27と、CPU21、ROM22、RAM23、表示部24、入力部25、プリントエンジン26を有する。CPU21は以下の各部を制御する中央演算処理装置である。ROM22は読み出し専用メモリであり、プリントエンジン26を制御するプログラムを格納している。RAM23は随時書き込み読み出しメモリであり、プリントエンジン24の動作に必要なプログラム、情報処理装置100から受信した設定値などを一時記憶する。入力部25は、印刷装置110を操作するためのボタン等である。表示部24は、入力部25から入力された情報を確認するための表示、或いは、印刷装置110のステータスメッセージの表示などを行う表示デバイスである。
【0019】
プリントエンジン26は、情報処理装置100から送られた印刷データに基づいて記録媒体に印刷する。I/F部27は、情報処理装置100から印刷データを受信する通信モジュールであり、印刷装置110から情報処理装置100に印刷装置110の現在のステータス情報を送信する機能などを有する。ここでいうステータス情報とは、I/F部27を介して接続されている情報処理装置100からの要求に応じて、印刷装置110が返却することのできる、印刷装置110の状態を表すステータスデータである。ステータスデータとは、「印刷中」、「待機状態」などの印刷装置110の動作の状態や、「用紙切れ」、「カバーが開いている」、「インク残量無し」などの印刷装置110のエラーの状態を知らせるための情報である。
【0020】
図2は、本実施形態の印刷システムの全体構成を示す図である。まず、情報処理装置100のソフトウェア構成について説明する。なお、後述する情報処理装置120も同じ構成である。情報処理装置100は、ポータルアプリケーション101、OS印刷システム106、ネットワーク(NW)通信制御部109を備える。ポータルアプリケーション101は、表示部102、記憶部103、セットアップ制御部104、NW通信制御部105を備える。また、OS印刷システム106は、OS標準印刷制御部107とプリンタ管理部108を備える。ポータルアプリケーション101は印刷装置を情報処理装置から使用するためのソフトウェアであり、必要に応じて情報処理装置100にインストールされる。ポータルアプリケーション101は、情報処理装置100の基本ソフトウェアであるOS上で動作するソフトウェアである。ポータルアプリケーション101は、印刷、プリンタのステータス情報の表示、メンテナンス機能の実行、プリンタのセットアップといった様々な機能を提供する。ここでポータルアプリケーションによる印刷は、ユーザが選択した所定のフォーマット(標準形式)のファイルをOS印刷システム105に指定することで実現する。
【0021】
OS印刷システム105は、印刷制御を行うOSの要素であり、ポータルアプリケーション101からの印刷要求をジョブとして順次処理する。OS印刷システム105が備えるOS標準印刷制御部106は、印刷データ生成に必要な標準的な機能(OS標準印刷機能)を備えるソフトウェアである。OS標準印刷制御部106は、ポータルアプリケーション101が生成した描画データをスプール処理し、所定のフォーマットの印刷データを生成する。さらに、OS標準印刷制御部106は、生成した標準形式の印刷データを、印刷装置110へ送信するために、NW通信制御部107へ標準形式の印刷データを出力する処理を行う。なお、本実施形態のOS標準印刷制御部106は、NW通信制御部107を介し、標準印刷プロトコルであるIPP(Internet Printing Protocol)を用いて、印刷装置110と通信する。また、OS標準印刷制御部106は、NW通信制御部107を介し、印刷装置110がOS標準印刷機能をサポートしているかを判定するため、印刷装置110のケイパビリティ情報を取得する。
【0022】
以下、印刷指示の際の流れを説明する。ポータルアプリケーション101は、描画データの生成後、ユーザ指示に基づき、OS印刷システム105に対して印刷要求を行う。印刷要求は印刷ジョブとしてOS印刷システム105に投入される。なお、印刷要求が行われる場合、印刷設定については、OS標準印刷制御部106が提供する設定画面によりユーザからの設定指示を受け付けることができる。
【0023】
印刷要求が行われると、印刷設定に関する情報と、ポータルアプリケーション101により生成された描画データと、を含む印刷ジョブがポータルアプリケーション101からOS印刷システム105に渡される。印刷設定に関する情報には、用紙サイズや給紙方法、どのプリントキューにおいて印刷を行うか、などの情報が含まれる。
【0024】
OS印刷システム105のOS標準印刷制御部106は、印刷ジョブを受けると、OS標準印刷機能に則った所定のフォーマットの印刷データを生成する。OS標準印刷機能103に対応する印刷装置110は、OS標準印刷機能に則ったフォーマットの印刷データを解釈することが可能である。そして、OS印刷システム105はNW通信制御部107を介して生成した印刷データをOS標準印刷に対応した印刷装置110に送信する。印刷装置110は、NW通信制御部111、印刷制御部112、印刷部113を備える。印刷制御部112は、NW通信制御部111を介して情報処理装置100から印刷データを受信し、印刷データに基づき印刷部113を制御して印刷を実行する。なお、後述する印刷装置130も、同様にNW通信制御部、印刷制御部、印刷部を備える。
【0025】
次に、図3を用いて、本実施形態におけるネットワーク構成について説明する。情報処理装置100と情報処理装置120の2台のPCがネットワーク30を介してインターネット40に接続されている。同様に印刷装置110もLAN等のネットワーク30を介してインターネット40に接続されている。また、外部装置300も同様にインターネット40に接続されている。外部装置300は、図5に示すようなポータルアプリケーションに関連する情報を保持している。図3において、印刷装置130は購入直後のプリンタであり、ネットワーク設定が行われていない。ネットワーク設定とは、例えばプリンタと無線LAN(Wi-Fi)ルーターを接続するための設定である。
【0026】
情報処理装置100から印刷装置130を使用可能にするため、ユーザは情報処理装置100のポータルアプリケーション101のセットアップ機能を実行して印刷装置130のネットワーク設定を含むセットアップを行う。セットアップは、印刷装置のネットワーク設定以外にも、印刷装置を使用可能にするためのインク取り付けやレジ調整、情報処理装置から印刷装置を使用するためのプリントキュー登録や関連アプリケーションのインストールなどの初期設定である。
【0027】
図4は、本実施形態におけるポータルアプリケーション101の表示画面の一例を示す図である。ポータルアプリケーション101の実行中は、アプリケーションウインドウ400が情報処理装置100の表示部14に表示される。アプリケーションウインドウ400からは、スキャンボタン406やアプリケーションメニュー405を選択することでポータルアプリケーション101の機能を実行することができる。また、プリンタ一覧ボタン407を押下することで、プリンタ管理部108に登録されているプリンタのうち、ポータルアプリケーション101で対応しているプリンタの一覧を確認することができる。また、プリンタアイコン409でポータルアプリケーション101で使用中のプリンタを示し、ステータスボタン410を押下することでポータルアプリケーション101で使用中のプリンタのステータスを確認することができる。
【0028】
セットアップボタン408を押下することで、連携機能の1つであるプリンタのセットアップ機能をセットアップ制御部104により実行する。ポータルアプリケーション101のセットアップ機能を実行すると、ポータルアプリケーション101のセットアップ制御部104はインターネットからセットアップアプリケーションをダウンロードして起動する。ユーザは、セットアップアプリケーションを使用してプリンタ130のセットアップを行い、セットアップアプリケーションを終了することにより、情報処理装置100およびポータルアプリケーション101からプリンタ130を使用可能となる。セットアップアプリケーションでは、印刷装置のネットワーク設定、印刷装置を使用可能にするためのインク取り付けやレジ調整、情報処理装置から印刷装置を使用するためのプリントキュー登録や関連アプリケーションのインストールなどの初期設定を行う。
【0029】
図5は、本実施形態においてポータルアプリケーション101のセットアップ機能を実行したときに、セットアップ制御部104が外部装置300から取得するアプリケーション情報を示している。アプリケーション情報500は、ポータルアプリケーションに関する情報であり、アプリケーションバージョン501、パラメータバージョン502、サポートOS503、ダウンロードリンク504を含む。さらに、サポートオプション505、連携アプリケーション506、連携アプリケーションバージョン507を含む。
【0030】
アプリケーションバージョン501は、ポータルアプリケーション101の公開済みのアプリケーションバージョンである。パラメータバージョン502は、各アプリケーションバージョンが後述する連携アプリケーションとの連携時のパラメータ仕様のバージョンを定義している。例えば、パラメータの仕様が変更となったり、パラメータの追加があったりした場合には、パラメータバージョンを上げて管理することによって、パラメータ仕様をパラメータバージョンにより一意に管理することができる。連携アプリケーションが複数存在する場合には、それぞれの連携アプリケーションに対応付けてパラメータバージョンを保持してもよい。サポートOS503は各アプリケーションバージョンがサポートするOSバージョンを示している。ダウンロードリンク504は、各アプリケーションバージョンをダウンロードするためのURLであり、URLにアクセスすることで対象のアプリケーションバージョンのポータルアプリケーションをダウンロードすることができる。
【0031】
サポートオプション505は、各アプリケーションバージョンでサポートしている機能を示している。例えば、図5のアプリケーション情報500では、v1.5.0のアプリケーションバージョンのみオプションb、オプションcの機能をサポートしている。連携アプリケーション506は各アプリケーションバージョンが連携するアプリケーションを示している。連携アプリケーションバージョン507は、連携アプリケーション506と連携して動作する際にサポートする連携アプリケーション506のアプリケーションバージョンを示す。例えば、アプリケーション情報500ではv1.5.0とv1.4.0のアプリケーションバージョンでは連携アプリケーションのバージョンはv1.2.0をサポートする。また、v1.3.0のアプリケーションバージョンでは連携アプリケーションのバージョンはv1.1.0をサポートすることを示す。セットアップ制御部104は、取得したアプリケーション情報500から、アプリケーションバージョン501を参照し、最新のアプリケーションバージョンを判断する。図5のアプリケーション情報500の例では、最新のアプリケーションバージョンはv1.5.0となる。
【0032】
図6は、本実施形態において、ポータルアプリケーション101のセットアップ機能部104が参照するクライアント情報を示している。クライアント情報600は、情報処理装置100のRAM13等に記憶され、情報処理装置100にインストールされているポータルアプリケーション101および情報処理装置100に関する情報である。クライアント情報600は、アプリケーションバージョン601、パラメータバージョン602、連携アプリケーション603、サポートオプション604、OSバージョン605を含む。
【0033】
アプリケーションバージョン601は情報処理装置100にインストールされているポータルアプリケーション101のアプリケーションバージョンであり、アプリケーション101の記憶部103から取得される。パラメータバージョン602も同様にポータルアプリケーション101のパラメータバージョンであり、アプリケーション101の記憶部103から取得される。連携アプリケーション603は、アプリケーション101が連携するアプリケーションを示しており、同様にアプリケーション101の記憶部103から取得される。サポートオプション604は、ユーザがポータルアプリケーション101に入力指示を行った際に指定可能なオプションを示す。例えば、オプションaとしてセットアップ対象プリンタの指定オプションをサポートしている場合、連携アプリケーションにセットアップ対象とするプリンタ名を指定することができる。OSバージョン605は、情報処理装置100のOSバージョンであり、セットアップ制御部104がOSから取得する。
【0034】
セットアップ制御部104は、外部装置300から取得した最新のアプリケーションバージョンとポータルアプリケーション101のアプリケーションバージョンを比較する。ポータルアプリケーション101のアプリケーションバージョンよりも新しいバージョンのポータルアプリケーションが外部装置300で公開されている場合、セットアップ制御部104はダウンロードリンク604からアプリケーションのダウンロードを行う。情報処理装置100にインストール済みのポータルアプリケーション101をダウンロードした最新バージョンのポータルアプリケーションに置き換えることで、最新の連携仕様で連携アプリケーションと連携処理を行うことが可能となる。
【0035】
図7は、情報処理装置100から印刷装置130を使用可能にするために、ポータルアプリケーション101のセットアップ制御部104が実行する処理のフローチャートである。以降、セットアップ制御部104を、各処理の主体として説明するが、実際には、対応するプログラムをCPU11が実行することで、対応する機能が実現されることになる。なお、図7の処理フローは、ポータルアプリケーション101において、ユーザにより指示が入力されることで開始される。
【0036】
S700では、ポータルアプリケーション101はユーザにより選択された入力指示を取得して、S701に進む。S701では、ユーザの入力指示が外部アプリケーションとの連携が必要な機能に対する指示であるか否かを判定する。外部アプリケーションとの連携が必要な機能か否かの判定は、ポータルアプリケーション101に予め定義しておくことで行ってもよいし、外部装置などから動的に取得して行うようにしてもよい。ここでは、セットアップボタン408を押下することで実行される機能を外部アプリケーションとの連携が必要な機能として、ポータルアプリケーション101に予め定義している。
【0037】
S701の判定の結果、外部アプリケーションとの連携が必要な機能に対する指示ではない場合、S702に進む。ユーザの入力指示として、セットアップボタン408が選択された場合、外部アプリケーションとの連携が必要な機能に対する指示であると判定し、S703に進む。S702では、ユーザの入力に応じた機能を実行し、処理を終了する。
【0038】
S703では、外部装置300から取得したアプリケーション情報500から、ポータルアプリケーション101の最新バージョンを取得してS704に進む。なお、ここでは、ポータルアプリケーション101は、アプリケーション情報500のうち最新バージョンのみを外部装置300から取得してもよい。S704では、S703で取得した最新バージョンとクライアント情報から取得したポータルアプリケーション101の現在のバージョンを比較してS705に進む。S705では、S704の結果としてバージョンが一致しない場合にバージョンアップが必要と判定してS706に進み、バージョンが一致する場合にバージョンアップが必要ではないと判定してS707に進む。S706では情報処理装置100のポータルアプリケーション101を最新バージョンにバージョンアップし、S707に進む。ポータルアプリケーション101のバージョンアップは、外部装置300からダウンロードリンクを取得してリンク先にアクセスすることによって情報処理装置100に最新バージョンのポータルアプリケーションをダウンロードしたものでポータルアプリケーション101に置き換えてもよい。また、ダウンロードリンクの取得は外部装置300からとは限らず、例えばポータルアプリケーション101の記憶部103に最新バージョンをダウンロードするためのダウンロードリンクを保持していてもよい。
【0039】
S707では、連携アプリケーションを情報処理装置100にダウンロードし、S708に進む。連携アプリケーションをダウンロードするためのダウンロードリンクは、アプリケーション情報500に保持していてもよいし、外部装置300にアプリケーション情報500とは別に保持していてもよい。また、ポータルアプリケーション情報101の記憶部103から連携アプリケーションのダウンロードリンクを取得して、リンク先にアクセスすることによって連携アプリケーションを情報処理装置100にダウンロードしてもよい。S708では、ダウンロードした連携アプリケーションを起動してS709に進む。S709では、連携アプリケーションとの連携処理を実行し、処理を終了する。
【0040】
連携アプリケーションとの連携処理は、連携アプリケーションにポータルアプリケーション101の情報をパラメータとして送信したり、連携アプリケーションから受信したパラメータに応じてアプリケーション101を動作させたりすることを示す。例えば、ポータルアプリケーション101の名称を連携アプリケーションに送信することで、連携アプリケーションはポータルアプリケーション101から起動されたことを認識することができる。これにより、ユーザが直接連携アプリケーションを起動した場合と処理を切り替えることができ、連携アプリケーションからポータルアプリケーション101にパラメータを送信する処理を行うことができるようになる。他にも、ポータルアプリケーション101のアプリケーションバージョンを連携アプリケーションに送信することで、連携アプリケーションはポータルアプリケーション101のアプリケーションバージョンに応じて処理を切り替えることができる。
【0041】
さらに、ポータルアプリケーション101が連携アプリケーションから処理結果のパラメータを受信することで、処理の成功や失敗に応じたユーザへの案内をポータルアプリケーション101で表示することができる。よって、連携アプリケーションとの連携処理を行うことにより、ユーザが入力指示した機能に関して連携アプリケーションで実行した結果をポータルアプリケーション101で表示して機能を完了することができる。連携アプリケーションへのパラメータの送信タイミングは、連携アプリケーションの起動前、起動と同時、起動後のいずれのタイミングで行ってもよい。また、連携アプリケーションからのパラメータの受信は、連携アプリケーションの起動中、終了と同時、終了後のいずれのタイミングで行ってもよい。また、パラメータの送信や受信の方法もポータルアプリケーション起動時のオプション指定に限らず、一時ファイルへの出力と読み込みなどによって行ってもよい。
【0042】
本実施形態によれば、ポータルアプリケーション101が最新バージョンではなかった場合にポータルアプリケーション101のバージョンアップを行ってから連携アプリケーションを使用したプリンタのセットアップを行うことができる。これにより、アプリケーション間で互いに連携仕様を揃えて動作させることができるようになるため、ポータルアプリケーション101および連携アプリケーションが期待通りに動作することができる。また、ユーザが入力指示を行った機能に対して所望の結果を得ることが期待できる。また、ポータルアプリケーション101のバージョンアップ後に連携アプリケーションをダウンロードする処理を行うことから、常に最新バージョンの連携アプリケーションと連携することができるため、同様にユーザにとって所望の結果を得ることが期待できる。
【0043】
さらに、本実施形態では、ユーザの入力指示によって連携が必要な機能かを判定し、連携が必要である場合にアプリケーションのバージョンアップを行う。一方で、ポータルアプリケーション101のバージョンアップが不要な機能をユーザが実行した場合には、ポータルアプリケーション101のバージョンアップを行わずにそのまま使用することができるため、バージョンアップに関する処理時間を省くことができる。
【0044】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態では、セットアップ制御部104は、バージョンアップが必要な場合、ポータルアプリケーション101をバージョンアップする処理を実行した。本実施形態では、セットアップ制御部104は、バージョンアップが必要な場合に、バージョンアップが必要であることをユーザに示す処理を行う。なお、以下の説明では、第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、共通する説明は省略する。特に、以下では、第1実施形態と異なる点として、セットアップ制御部104が表示するアップデート確認画面およびアップデート指示画面とセットアップ制御部104の処理フローについて、説明する。
【0045】
図8は、本実施形態において、ポータルアプリケーション101が表示するアップデート確認画面およびアップデート指示画面を示す図である。同図(A)がアップデート確認画面、同図(B)がアップデート指示画面である。図8(A)のアップデート確認画面800は、ポータルアプリケーション101を最新バージョンにアップデートすることが必要であることをユーザに示している。アップデート確認画面800には、最新バージョンにアップデートが必要であることをユーザへ案内するアップデート案内メッセージ801、ダウンロード確認メッセージ802、ダウンロードキャンセルボタン803、ダウンロード実行ボタン804が含まれる。アップデート確認画面800は、ユーザが外部アプリケーションと連携を行う機能を実行し、ポータルアプリケーション101のバージョンアップが必要であるとセットアップ制御部104が判定した場合に表示部102に表示する。ユーザがダウンロードキャンセルボタン803を押下することで最新バージョンのダウンロードは実行せずに連携を行う機能の実行を終了する。ユーザがダウンロード実行ボタン804を押下することで、ポータルアプリケーション101の最新バージョンのダウンロードを実行する。
【0046】
図8(B)は、ポータルアプリケーション101を終了して最新バージョンへアップデートすることをユーザに指示するアップデート指示画面を示した図である。アップデート指示画面810にはポータルアプリケーション101を終了して最新バージョンへアップデートすることをユーザに指示するアップデート指示メッセージ811、終了確認メッセージ812、終了キャンセルボタン813、終了ボタン814が含まれる。アップデート指示画面810は、セットアップ制御部104が最新バージョンのポータルアプリケーションのダウンロード処理完了後に表示部102に表示する。ユーザが終了キャンセルボタン813を押下することで、連携処理を行う機能を終了する。ユーザが終了ボタン814を押下することで、ポータルアプリケーション101を終了する。
【0047】
なお、アップデート確認画面800およびアップデート指示画面810はセットアップ制御部104が表示部102に表示してもよいし、セットアップ制御部104がOSに通知することでOSがOS通知領域に表示するようにしてもよい。
【0048】
図9は、本実施形態における情報処理装置100から印刷装置130を使用可能にするためのポータルアプリケーション101のセットアップ制御部104が実行する処理のフローチャートである。より詳細には、ポータルアプリケーション101のセットアップ制御部104が、ユーザへのポータルアプリケーションのバージョンアップ確認を行う処理フローを示す。以降、セットアップ制御部104を、各処理の主体として説明するが、実際には、対応するプログラムをCPU11が実行することで、対応する機能が実現されることになる。なお、図9の処理フローは、ポータルアプリケーション101において、ユーザにより指示が入力されることで開始される。
【0049】
図9におけるS900~S905およびS909~S911は、第1実施形態の図7記載のS700~S705およびS707~S709と同様であるので、説明を省略する。本実施形態では、図9においてS905でポータルアプリケーション101のバージョンアップが必要と判定したときにS906に進む。
【0050】
S906では、ポータルアプリケーション101が表示部102に表示したアップデート確認画面800において、ユーザがダウンロードを実行することを選択したか否かを判定する。ユーザがダウンロードキャンセルボタン803を押下した場合は処理を終了する。ユーザがダウンロード実行ボタン804を押下した場合はS907に進む。
【0051】
S907では、セットアップ制御部104が情報処理装置100に最新バージョンのポータルアプリケーションをダウンロードしてS908に進む。最新のアプリケーションのダウンロードは、外部装置300からダウンロードリンクを取得してリンク先にアクセスしてもよいし、アプリケーション101の記憶部103に保持した最新バージョンのダウンロードリンクにアクセスしてもよい。
【0052】
S908では、アップデート指示画面810をポータルアプリケーション101の表示部102に表示し、ユーザが終了キャンセルボタン813を押下した場合は処理を終了する。ユーザが終了ボタン814を押下した場合はポータルアプリケーション101を終了して処理を終了する。ポータルアプリケーション101を終了した後は、ユーザがアップデート指示画面810の指示に従って最新バージョンへのアップデートを行う。アップデートの完了後に、ユーザが再度ポータルアプリケーションを起動し、連携機能を使用すると、S905でバージョンアップが必要ではないと判定してS909に進み、処理を完了することができる。
【0053】
なお、S906からポータルアプリケーション終了までのいずれかのタイミングで、ユーザがアップデートを選択したことを示す情報を記憶部103に保存しておいてもよい。そして、ポータルアプリケーションを起動したタイミングで、記憶部103に保存された情報およびアプリケーションバージョンを参照して、続きのS909の連携アプリケーションのダウンロードを始めてもよい。
【0054】
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、ポータルアプリケーション101が最新バージョンではなかった場合にポータルアプリケーション101のバージョンアップを行ってから連携アプリケーションを使用したプリンタのセットアップを行うことができる。これにより、連携仕様を揃えて動作させることができるようになるため、ポータルアプリケーション101および連携アプリケーションが期待通りに動作することができ、ユーザが入力指示を行った機能に対して所望の結果を得ることが期待できる。
【0055】
また、本実施形態では、ポータルアプリケーション101のバージョンアップが必要な場合にユーザにアップデートを行うか否かを選択させている。これにより、ユーザがアップデートを必要としない他の機能も使用したい場合には、アップデートが必要となる機能の使用を後回しにすることができるため、ユーザに対する利便性を高めることができる。さらに、セットアップ制御部104がポータルアプリケーション101を最新バージョンに置き換えることができない場合でも、本実施形態ではユーザの操作によりポータルアプリケーションのバージョンアップを行うことができる。
【0056】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第1、第2実施形態では、セットアップ制御部104は、ポータルアプリケーション101が最新バージョンではない場合にアップデートを行うための処理を実行した。第3実施形態では、セットアップ制御部104は、ポータルアプリケーション101のアップデートが必要か判定する処理の内容が第1、第2実施形態とは異なる。以下の説明では、第1、第2実施形態で既に説明をした構成については同一の符号を付し、共通する説明は省略する。以下では、第1、第2実施形態と異なる点である、セットアップ制御部104がポータルアプリケーション101のバージョンアップが必要か否かを判定する方法を中心に説明する。
【0057】
図10(A)は、ポータルアプリケーション101を最新バージョンにアップデートすることが任意であることをユーザに示す任意アップデート確認画面を示した図である。図10(A)の任意アップデート確認画面1000には、最新バージョンにアップデートが任意であることをユーザへ案内する任意アップデート案内メッセージ1001、任意アップデートキャンセルボタン1002、任意アップデート実行ボタン1003が含まれる。任意アップデート確認画面1000は、ユーザが外部アプリケーションと連携する機能を実行するよう指示した時に、ポータルアプリケーション101の最新バージョンがあり、かつアップデートが任意である場合に表示する。ユーザが任意アップデートキャンセルボタン1002を押下することで最新バージョンのアップデートは実行せずに連携処理を行う機能を継続する。一方、ユーザが任意アップデート実行ボタン1003を押下することで、ポータルアプリケーション101は最新バージョンへのアップデートを実行する。
【0058】
本実施形態において、セットアップ制御部104がアプリケーション101のアップデートが必要か否かを判定する際に、アプリケーション101と連携アプリケーションの連携仕様が揃っている場合にアップデートが任意であると判定する。アプリケーション情報500のパラメータバージョン502は、アプリケーションの連携パラメータの仕様を定義している。つまり、連携パラメータに変更がある場合はパラメータバージョン502を変更することで、連携パラメータの仕様をパラメータバージョン502によって管理することができる。
【0059】
現在使用している(インストール済みの)ポータルアプリケーション101のパラメータバージョンと、最新アプリケーションバージョンのパラメータバージョンが一致する場合は、現在のポータルアプリケーション101で扱われる連携パラメータは最新である。つまり、最新バージョンのアプリケーションへのアップデートを行わなくても、最新の連携パラメータで連携アプリとの処理を行うことができる。よって、最新バージョンのポータルアプリケーションへのアップデートを行う必要はなく、アップデートが任意であると判定できる。
【0060】
本実施形態によれば、現在のポータルアプリケーション101が最新バージョンではないものの、連携パラメータの仕様が一致するといった場合、ポータルアプリケーションのアップデートを行わずに連携機能を使用することができる。そのため、すぐに連携機能を使用することができ、ユーザに対する利便性を高めることができる。なお、現在のポータルアプリケーション101と最新バージョンのポータルアプリケーションとで、連携パラメータのパラメータバージョンが一致しないときには、第1、第2実施形態のようにポータルアプリケーション101のアップデートを行うための処理を実行すればよい。
【0061】
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態を説明する。上述の実施形態において既に説明した構成については同一の符号を付し、共通する説明については省略する。本実施形態は、例えば、情報処理装置100が最新バージョンのポータルアプリケーションへのアップデートができない場合に適用されるものである。
【0062】
例えば、情報処理装置100のOSバージョン605が11である場合、アプリケーション情報500の最新アプリケーションバージョンv1.5.0はサポートOSが12、13であり、情報処理装置100のOSバージョンは含まれない。そのため、最新アプリケーションバージョンv1.5.0へのアップデートを行うことができない。
【0063】
このような場合、情報処理装置100のOSバージョン605をサポートするアプリケーションバージョンの中での最新バージョンv1.3.0へのアップデートを行うようにする。しかし最新でないポータルアプリケーション101を用いて、最新バージョンの連携アプリケーションと連携処理を行うと、連携パラメータの仕様が不一致となる可能性がある。
【0064】
そこで、本実施形態では、セットアップ制御部104がアプリケーション情報500の連携アプリケーション506および連携アプリケーションバージョン507を参照し、対応する連携アプリケーションバージョンを取得する。アプリケーションバージョンv1.3.0に対応する連携アプリケーションバージョンはv1.1.0であることから、v1.1.0の連携アプリケーションをダウンロードし、連携処理を行う。
【0065】
これにより、本実施形態では、OSバージョンが古い情報処理装置を使用し、最新バージョンのポータルアプリケーションへのアップデートができない場合に、連携パラメータの仕様が一致した連携アプリケーションを使用することができる。
【0066】
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態を説明する。上述の実施形態において既に説明した構成については同一の符号を付し、共通する説明については省略する。第5実施形態は、ポータルアプリケーションのダウンロードに関して、ユーザにダウンロードの誘導画面を示す処理を実行するものである。
【0067】
図10(B)は、本実施形態において、最新バージョンのポータルアプリケーションのダウンロードリンクをユーザに示すダウンロード誘導画面を示した図である。ダウンロード誘導画面1010には、ユーザに最新バージョンのポータルアプリケーションのダウンロード操作を実行してもらうことをユーザに案内するダウンロード誘導メッセージ1011が含まれる。さらに、ダウンロードリンク1012、ダウンロード誘導画面クローズボタン1013が含まれる。ダウンロード誘導画面1010は、ユーザが外部アプリケーションと連携する機能を実行することを指示した際、セットアップ制御部104が、アプリケーション101の最新バージョンがありアップデートが必要と判断した場合に表示する。または、ユーザがダウンロード実行ボタン804あるいは任意アップデート実行ボタン1003を押下したときに表示するようにしてもよい。
【0068】
ダウンロードリンク1012は、外部装置300の最新バージョンのポータルアプリケーションのダウンロードリンク504から取得したものである。ユーザはダウンロードリンク1012を押下することで最新バージョンのポータルアプリケーションを情報処理装置100にダウンロードすることができる。ダウンロードリンク1012は押下することのできるリンク形式である必要はなく、テキスト形式であってもよい。ユーザがダウンロード誘導画面クローズボタン1013を押下することでダウンロード誘導画面を閉じる。
【0069】
ここでは、ポータルアプリケーション101の表示部102にダウンロード誘導画面1010を表示することを示したが、これに限らず、例えばWebブラウザを開いてアプリケーションのダウンロードページを表示してもよい。また、アプリケーションを配信するアプリケーションストアアプリを開いてアプリケーションのダウンロードページを表示してもよい。外部装置300にアクセスできずに最新バージョンの判定ができない場合には、ダウンロード誘導画面1010やWebブラウザを開いてアプリケーションのダウンロードページを表示して、最新バージョンのアプリケーションを取得してもらうようにしてもよい。
【0070】
本実施形態によれば、ユーザはダウンロード誘導画面からユーザにとって好適なタイミングで最新バージョンのアプリケーション101をダウンロードすることができる。また、ユーザ操作により情報処理装置100の任意の領域に対してポータルアプリケーションをダウンロードでき、ユーザに対する利便性を高めることができる。
【0071】
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態を説明する。上述の実施形態において既に説明した構成については同一の符号を付し、共通する説明については省略する。第6実施形態は、既にダウンロード済みのポータルアプリケーションが情報処理装置100に存在する場合に、ダウンロード済みのポータルアプリケーションを用いてバージョンアップを実行する処理を行うものである。また、既にダウンロード済みの連携アプリケーションが情報処理装置100に存在する場合に、ダウンロード済みの連携アプリケーションを起動させる処理を行うものである。
【0072】
S706やS907において、既に最新バージョンのポータルアプリケーションがダウンロードされ、情報処理装置100に存在する場合、ダウンロード済みのポータルアプリケーションを用いてバージョンアップするようにしてもよい。例えば、S706でバージョンアップに失敗した場合、最新バージョンのポータルアプリケーションは情報処理装置100にダウンロードされているため、図7の処理フローを再度実行する場合にS706にて再度ダウンロードする必要がない。同様に、S907にてダウンロードした最新バージョンのポータルアプリケーションをユーザがバージョンアップせずにいた場合、図9の処理フローを再度実行する際にS907にて再度ダウンロードする必要がない。
【0073】
さらに、S707やS909において、最新バージョンの連携アプリケーションが既にダウンロードされ、情報処理装置100に存在する場合、ダウンロード済みの連携アプリケーションを実行するようにしてもよい。例えば、図7図9の処理フローを連続して実行する場合には、最新バージョンの連携アプリケーションが情報処理装置100にダウンロードされているため、S707やS909において再度ダウンロードする必要がない。
【0074】
なお、最新バージョンのポータルアプリケーションおよび連携アプリケーションとは限らず、第3の実施形態で示したように、ダウンロード対象とするバージョンのアプリケーションおよび連携アプリケーションが情報処理装置100に存在するか否かで判定してもよい。
【0075】
本実施形態によれば、ポータルアプリケーションおよび連携アプリケーションのダウンロード処理に関する処理時間を短縮することができる。
【0076】
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態を説明する。上述の実施形態において既に説明した構成については同一の符号を付し、共通する説明については省略する。第7実施形態では、ポータルアプリケーション101が連携パラメータを使用して連携アプリケーションと連携を行う処理について説明する。
【0077】
図11は、本実施形態において、ポータルアプリケーション101により表示される、連携処理の結果を通知するための画面を示す図である。図11(A)は、連携処理が失敗したことをユーザに示す連携処理失敗画面を示す図である。連携処理失敗画面1100には、ユーザに連携処理が失敗したため再度連携処理を実行することを案内する連携処理失敗メッセージ1101、連携処理終了ボタン1102、連携処理実行ボタン1103が含まれる。連携処理失敗画面1100は、ポータルアプリケーション101が連携アプリケーションから連携アプリケーションの処理の失敗を示すパラメータを受信した場合に、表示部102に表示する。ユーザが連携処理終了ボタン1102を押下することで連携機能の処理を終了し、連携処理実行ボタン1103を押下することで連携機能を再度実行する。
【0078】
図11(B)は、連携処理が成功したことをユーザに示す連携処理成功画面を示した図である。連携処理成功画面1110には、ユーザに連携処理がしたことを案内する連携処理成功メッセージ1111、連携処理終了ボタン1112、追加機能実行ボタン1113が含まれる。連携処理成功メッセージ1111には、連携処理が成功したことによって連携処理の成功後にポータルアプリケーション101で実行可能な機能の実行をユーザに案内するメッセージを含む。
【0079】
連携処理成功画面1110は、ポータルアプリケーション101が連携アプリケーションから連携アプリケーションの処理の成功を示すパラメータを受信した場合に、表示部102に表示する。さらに、処理の成功を示すパラメータと合わせて、追加で処理が成功したことによる詳細なパラメータを受信した場合に連携処理成功メッセージ1111にその内容を表示する。例えば、連携アプリケーションの処理でプリンタのセットアップが成功し、連携アプリケーションからセットアップに成功したプリンタ名やシリアルナンバーなどのパラメータを受信することで、その情報をポータルアプリケーション101で使用することができる。受信したプリンタ名に応じて、使用可能なサービスをポータルアプリケーション101で案内したり、ポータルアプリケーション101のプリンタアイコン409に表示したりすることによって、ユーザはセットアップしたプリンタをすぐに有効活用することができる。ユーザが連携処理終了ボタン1112を押下することで連携機能の処理を終了し、追加機能実行ボタン1113を押下することでセットアップに成功したプリンタに応じたサービス機能を実行する。例えば、プリンタに応じたサービス機能としては、プリンタの会員サービスへの登録が挙げられる。
【0080】
図12は、本実施形態において、連携処理を実行する際にユーザに提示する連携オプション選択画面を示した図である。連携オプション選択画面1200には、ユーザにセットアップを実行するプリンタを選択することを案内するセットアッププリンタ選択メッセージ1201、セットアッププリンタ選択リスト1202、セットアップキャンセルボタン1203、セットアップ実行ボタン1204が含まれる。連携オプション選択画面1200は、S708やS910において連携アプリケーションの起動時に、表示部102に表示する。セットアッププリンタ選択リスト1202は、セットアップを実行するプリンタをユーザに選択させるためのプリンタ一覧を示すリストである。図12に示す例では、セットアッププリンタ選択リスト1202に表示するプリンタは、情報処理装置100に接続されているプリンタ名および接続形態を表示している。情報処理装置100に接続されているプリンタでなく、アプリケーション101がサポートするすべてのプリンタを表示し、ユーザがセットアップしたいプリンタを選択するようにしてもよい。
【0081】
ユーザがセットアップキャンセルボタン1203を押下することで連携アプリケーションの起動処理を終了し、セットアップ実行ボタン1103を押下することでユーザが選択したプリンタ名をパラメータとして連携アプリケーションに送信する。これにより、連携アプリケーションは、ユーザがセットアップを行いたいプリンタに応じたセットアップ処理を行うことができる。
【0082】
以上、本実施形態によれば、ポータルアプリケーション101が連携パラメータを使用して連携アプリケーションと連携を行うことができる。
【0083】
<その他の実施形態>
本発明の目的は前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0084】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0085】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0086】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに追加された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0087】
なお、本開示はその開示の範囲内において、各実施形態の自由な組み合わせ、各実施形態の任意の構成要素の変形、又は、各実施形態において任意の構成要素の省略が可能である。
【0088】
(項目1)
第1のアプリケーションのプログラムであって、
前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御手段、
前記制御手段に前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行手段、
として情報処理装置のコンピュータを機能させるためのプログラム。
【0089】
(項目2)
前記更新処理は、前記第2のアプリケーションを外部装置よりダウンロードし、前記情報処理装置にインストールを実行する処理であることを特徴とする項目1に記載のプログラム。
【0090】
(項目3)
前記更新処理は、前記第2のアプリケーションを外部装置よりダウンロードし、前記情報処理装置にインストールするようユーザに提示する処理であることを特徴とする項目1に記載のプログラム。
【0091】
(項目4)
前記実行手段は、前記第1のアプリケーションのバージョンが外部装置に公開されている最新のバージョンでない場合に、前記最新のバージョンに前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行することを特徴とする項目1から3のいずれか1つに記載のプログラム。
【0092】
(項目5)
前記第1のアプリケーションのバージョン情報に基づいて、前記第1のアプリケーションのバージョンが外部装置に公開されている最新のバージョンであるかを判定する判定手段としてさらに機能させることを特徴とする項目4に記載のプログラム。
【0093】
(項目6)
前記第1のアプリケーションと第2のアプリケーションは、パラメータの送受信によって連携することを特徴とする項目1から5のいずれか1つに記載のプログラム。
【0094】
(項目7)
前記実行手段は、前記第1のアプリケーションおよび第2のアプリケーションにおける、前記パラメータのバージョン情報に基づいて、前記最新のバージョンに前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行することを特徴とする項目6に記載のプログラム
(項目8)
前記実行手段は、前記情報処理装置のOSにおいて更新可能なバージョンのうちの最新のバージョンに前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行することを特徴とする項目1から7のいずれか1つに記載のプログラム。
【0095】
(項目9)
前記実行処理は、前記外部装置より最新バージョンの前記第2アプリケーションをダウンロードし、前記情報処理装置にインストールし、起動する処理であることを特徴とする項目1から8のいずれか1つに記載のプログラム。
【0096】
(項目10)
前記更新処理により更新すべきバージョンの第1のアプリケーションが前記情報処理装置にダウンロード済みの場合、前記第1のアプリケーションをダウンロードせず、ダウンロード済みの第1のアプリケーションを起動することを特徴とする項目1から9のいずれか1つに記載のプログラム。
【0097】
(項目11)
前記実行処理により実行すべきバージョンの第2のアプリケーションが前記情報処理装置にダウンロード済みの場合、前記第2のアプリケーションをダウンロードせず、ダウンロード済みの第2のアプリケーションを起動することを特徴とする項目1から10のいずれか1つに記載のプログラム。
【0098】
(項目12)
前記情報処理装置は、プリンタであることを特徴とする項目1から11のいずれか1つに記載のプログラム。
【0099】
(項目13)
第1のアプリケーションのプログラムのインストールされた情報処理装置であって、
前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御手段と、
前記制御手段に前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【0100】
(項目14)
第1のアプリケーションのプログラムのインストールされた情報処理装置における情報処理方法であって、
前記第1のアプリケーションと異なり、前記第1アプリケーションと連携して動作可能な第2アプリケーションを実行するための実行処理を行う制御ステップと、
前記制御ステップにおける前記実行処理を行わせるユーザ指示が入力されたことに基づいて、前記第1のアプリケーションを更新するための更新処理を実行する実行ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。
【符号の説明】
【0101】
100 情報処理装置
101 ポータルアプリケーション
102 表示部
104 セットアップ制御部
106 OS印刷システム
110 印刷装置
130 印刷装置
400 アプリケーションウインドウ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12