(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178592
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】植物支持装置
(51)【国際特許分類】
A01G 9/12 20060101AFI20241218BHJP
【FI】
A01G9/12 A
【審査請求】有
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023096847
(22)【出願日】2023-06-13
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】523224981
【氏名又は名称】榎本 正美
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(74)【代理人】
【識別番号】100225347
【弁理士】
【氏名又は名称】鬼澤 正徳
(72)【発明者】
【氏名】榎本 正美
【テーマコード(参考)】
2B023
【Fターム(参考)】
2B023AD01
2B023AD22
(57)【要約】
【課題】植物の支持状態を安定させることの可能な植物支持装置を提供する。
【解決手段】第1脚部35及び第2脚部36と、第1脚部35及び第2脚部36により支持され、かつ、高さ方向に移動及び停止が可能な支持部材16,17と、支持部材16,17を高さ方向に移動及び停止させるブラケット25,26,27,28と、を有し、高さ方向に対して垂直な平面視で、支持部材16と支持部材17とが平行に配置され、支持部材16及び支持部材17に取り付けられ、かつ、植物の一部を支持する棚15を有する、植物支持装置10を構成した。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用場所に間隔をおいて置かれる第1脚部及び第2脚部と、
前記第1脚部及び前記第2脚部により支持され、かつ、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止が可能な第1支持部材と、
前記第1脚部及び前記第2脚部により支持され、かつ、前記第1支持部材から水平方向に間隔をおいて配置され、かつ、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止が可能な第2支持部材と、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材を、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止させる調整機構と、
を有し、
前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に対して垂直な平面視で、前記第1支持部材と前記第2支持部材とが平行に配置され、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材に取り付けられ、かつ、植物の一部を支持する棚を有する、植物支持装置。
【請求項2】
請求項1記載の植物支持装置であって、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材及び前記調整機構は、水平方向における前記第1脚部と前記第2脚部との間隔を設定する、植物支持装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の植物支持装置であって、
前記第1脚部及び前記第2脚部は、水平方向における前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に配置される、植物支持装置。
【請求項4】
請求項3記載の植物支持装置であって、
前記第1脚部は、
使用場所に立てて置かれる第1支柱及び第2支柱と、
前記第1支柱と前記第2支柱との間に設けられて前記第1支柱と前記第2支柱とを接続する第1接続部材と、
使用場所に立てて置かれる第3支柱及び第4支柱と、
前記第3支柱と前記第4支柱との間に設けられて前記第3支柱と前記第4支柱とを接続する第2接続部材と、
を有する、植物支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、栽培または育成される植物、例えば、果物、野菜等の枝、蔓、実等を支持する植物支持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
栽培または育成される植物、例えば、果物、野菜等の枝、蔓、実等を支持する植物支持装置の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された植物支持装置は、地盤から垂直に立設される複数の支柱と、各支柱にそれぞれ取り付けられたブラケットと、各ブラケットら左右両側へ突出された腕棚と、複数の腕同士の上に張設された複数本の線材と、を有する。複数本の線材により、上下複数段の枝支持棚が形成されている。ブラケットは、支柱に対し昇降自在である。ブラケットは、固定用ボルトにより支柱に対し任意の高さに固定し得る。腕は、水平支持軸、角度調整用ボルト及びナットにより、ブラケットへ取り付けられている。作業者がナットを調節することにより、腕の仰角を5~30度の範囲で任意に調節し得るようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、特許文献1に記載されている植物支持装置は、腕の仰角を調整できるが、支柱は、腕を長手方向の端部で片持ち支持するため、植物の支持状態が不安定である、という課題を認識した。
【0005】
本開示の目的は、植物の支持状態を安定させることの可能な植物支持装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、使用場所に間隔をおいて置かれる第1脚部及び第2脚部と、前記第1脚部及び前記第2脚部により支持され、かつ、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止が可能な第1支持部材と、前記第1脚部及び前記第2脚部により支持され、かつ、前記第1支持部材から水平方向に間隔をおいて配置され、かつ、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止が可能な第2支持部材と、前記第1支持部材及び前記第2支持部材を、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止させる調整機構と、を有し、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に対して垂直な平面視で、前記第1支持部材と前記第2支持部材とが平行に配置され、前記第1支持部材及び前記第2支持部材に取り付けられ、かつ、植物の一部を支持する棚を有する。
【0007】
また、前記第1支持部材及び前記第2支持部材及び前記調整機構は、水平方向における前記第1脚部と前記第2脚部との間隔を設定する。
【0008】
さらに、前記第1脚部及び前記第2脚部は、水平方向における前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に配置される。
【0009】
さらに、前記第1脚部は、使用場所に立てて置かれる第1支柱及び第2支柱と、前記第1支柱と前記第2支柱との間に設けられて前記第1支柱と前記第2支柱とを接続する第1接続部材と、使用場所に立てて置かれる第3支柱及び第4支柱と、前記第3支柱と前記第4支柱との間に設けられて前記第3支柱と前記第4支柱とを接続する第2接続部材と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本開示の植物支持装置は、植物の支持状態を安定させることができる。
【0011】
また、棚を支持する機構と、第1脚部と第2脚部との間隔を設定する機構とをそれぞれ専用で設けずに済み、部品点数の増加を抑制できる。
【0012】
さらに、第1支持部材及び第2支持部材を高さ方向に移動させる場合に、第1脚部及び第2脚部が邪魔になることを抑制でき、第1支持部材及び第2支持部材の高さを調整する作業を円滑に行うことができる。
【0013】
さらに、第1支持部材及び第2支持部材を高さ方向に移動させる場合に、第1支柱及び第2支柱及び第3支柱及び第4支柱及び第1接続部材及び第2接続部材が邪魔になることを抑制でき、第1支持部材及び第2支持部材の高さを調整する作業を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】植物支持装置の使用状態を示す正面図である。
【
図2】植物支持装置の使用状態を示す左側面図である。
【
図3】植物支持装置の使用状態を示す右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の植物支持装置は、根があって育成場所(栽培場所)に固定されて生きている植物の一部、例えば、幹、枝、蔓等を支持する装置である。植物は、果物、野菜を含む。本開示では、植物支持装置に含まれる具体例が、図面に基づいて説明されている。
【0016】
図1、
図2、
図3、
図4、
図5には、植物支持装置10の具体例が示されている。植物支持装置10は、第1脚部35及び第2脚部36、棚15、支持部材16,17を有する。第1脚部35と第2脚部36とが、支持部材16,17により接続されている。棚15は、植物の一部を支える強度を有する要素である。棚15は、例えば、金属製であり、直線状の線材が複数本配置されて格子形状を構成している。棚15は、支持部材16,17により支持されている。第1脚部35、第2脚部36、棚15、支持部材16,17は、それぞれ別々に設けられており、これらの要素同士は、互いに組み立て及び分解できるように構成されている。
【0017】
第1脚部35は、2本の支柱11,12、接続部材18、補強部材21,21を有する。第2脚部36は、2本の支柱13,14、接続部材19、補強部材22,23を有する。支柱11,12,13,14、支持部材16,17、接続部材18,19は、例えば、それぞれ金属製のパイプで構成されている。接続部材(梁)18の両端が、支柱11及び支柱12へ接続、例えば、溶接固定されている。さらに、補強部材20が、支柱11及び接続部材18へ接続、例えば、溶接固定されている。さらに、補強部材21が、支柱12及び接続部材18へ接続、例えば、溶接固定されている。このため、
図2及び
図4に示すように、支柱11と支柱12とが略平行な状態で接続されている。支柱11の下端には、プレート形状のベース11Aが設けられている。支柱12の下端には、プレート形状のベース12Aが設けられている。ベース11A,12Aは、使用場所28に接地される。
【0018】
接続部材(梁)19の両端が、支柱13及び支柱14へ接続、例えば、溶接固定されている。さらに、補強部材22が、支柱13及び接続部材19へ接続、例えば、溶接固定されている。さらに、補強部材23が、支柱14及び接続部材19へ接続、例えば、溶接固定されている。このため、
図3及び
図4に示すように、支柱13と支柱14とが略平行な状態で接続されている。支柱13の下端には、プレート形状のベース13Aが設けられている。支柱14の下端には、プレート形状のベース14Aが設けられている。ベース13A,14Aは、使用場所28に接地される。
【0019】
また、ブラケット24が支柱11に取り付けられ、ブラケット25が支柱12に取り付けられている。ブラケット24は、金属製であり、ブラケット24は、支柱11の長手方向に沿って移動可能である。さらに、ブラケット24は、位置調整機構、例えば、ボルト、ナットにより、支柱11に固定及び取り外しできる構成である。ブラケット25は、金属製であり、ブラケット25は、支柱12の長手方向に沿って移動可能である。さらに、ブラケット25は、位置調整機構、例えば、ボルト、ナットにより、支柱12に固定及び取り外しできる構成である。
【0020】
また、ブラケット26が支柱13に取り付けられ、ブラケット27が支柱14に取り付けられている。ブラケット26は、金属製であり、ブラケット26は、支柱13の長手方向に沿って移動可能である。さらに、ブラケット26は、位置調整機構、例えば、ボルト、ナットにより、支柱13に固定及び取り外しできる構成である。ブラケット27は、金属製であり、ブラケット27は、支柱14の長手方向に沿って移動可能である。さらに、ブラケット27は、位置調整機構、例えば、ボルト、ナットにより、支柱14に固定及び取り外しできる構成である。
【0021】
さらに、支持部材16の長手方向の第1端部は、ブラケット24に固定され、支持部材16の長手方向の第2端部は、ブラケット26に固定されている。ブラケット24,26は、支持部材16の長手方向に移動及び停止が可能である。例えば、ボルトを緩めることにより、ブラケット24,26は、支持部材16の長手方向に移動可能である。また、ボルトを締め付けることにより、ブラケット24,26は、支持部材16の長手方向に位置決め固定される。さらに、支持部材17の長手方向の第1端部は、ブラケット25に固定され、支持部材17の長手方向の第2端部は、ブラケット27に固定されている。ブラケット25,27は、支持部材17の長手方向に移動及び停止が可能である。例えば、ボルトを緩めることにより、ブラケット25,27は、支持部材17の長手方向に移動可能である。また、ボルトを締め付けることにより、ブラケット25,27は、支持部材17の長手方向に位置決め固定される。
【0022】
このように、支柱11と支柱13とが、支持部材16によって接続され、支柱12と支柱14とが、支持部材17によって接続されることにより、植物支持装置10が組み立てられている。支柱11,12,13,14の下端は、それぞれ使用場所28に接地され、支柱11,12,13,14は、それぞれ高さ方向に立てられた状態で使用場所28に置かれる。また、
図1のように、支柱11と支柱13とが平行に配置され、かつ、支柱12と支柱14とが平行に配置される。
【0023】
さらに、
図5のように植物支持装置10を平面視すると、水平方向において、支持部材16と支持部材17とが間隔L2をおいて配置され、かつ、支持部材16と支持部材17とが平行に配置される。また、
図5のように植物支持装置10を平面視すると、接続部材18と接続部材18とが平行に配置される。植物支持装置10を平面視すると、棚15は、支柱11,12と、支柱13,14との間に配置されている。そして、棚15は、固定具、例えば、針金等により支持部材16,17へ固定される。このため、棚15は、支持部材16,17に取り付け及び取り外しできる。
【0024】
さらに、
図5において、ブラケット24,26を支持部材16の長手方向に固定する位置と、ブラケット25,27を支持部材17の長手方向に固定する位置と、を調整することにより、第1脚部35と第2脚部36との間隔(距離)L1を調整できる。つまり、支持部材16,17は、第1脚部35と第2脚部36との間隔L1を保持する役割と、棚15を支持する役割とを兼ねている。植物支持装置10の平面視は、植物支持装置10を高さ方向の真上から見ることを意味する。本開示において、高さ方向は、重力の作用方向、つまり、鉛直方向と同義である。
【0025】
植物支持装置10は、使用場所28に置かれ、植物30の一部を支持する。使用場所28は、例えば、畑、果樹園等の地面である。植物30は、例えば梨であり、木31の枝32が棚15により支持される。枝32に実る梨(果実)33は、自重で棚15の下方へ垂れ下がる。木31の幹、及び梨33が、棚15を構成する直線状の線材同士の間を通るように、植物支持装置10が配置される。
【0026】
植物支持装置10は、使用場所28における設置位置、及び設置向きを任意に変更できる。設置向きは、例えば、日照状態、具体的には、太陽光が照射される方向に対する向きである。また、作業者は、棚15の下から、梨33を収穫する作業を行うことができる。作業者は、ブラケット24,25,26,27の高さを調整することにより、
図4に示すように、使用場所28の上面から棚15までの高さH1、水平線A1に対する棚15の鋭角側の傾斜角度θ1、等を調整できる。したがって、梨33の日照状態を良好に維持でき、かつ、作業者の身長、姿勢に合わせて、梨33の手入れ作業、袋掛け作業、梨33の収穫作業等を行ない易くなる。なお、高さH1は、使用場所28の上面から棚15の下端までの高さ、使用場所28の上面から棚15の上端までの高さ、使用場所28の上面から棚15の高さ方向の中心までの高さ、等のうちの何れであってもよい。
【0027】
さらに、
図5のように植物支持装置10を平面視すると、水平方向において、支持部材16と支持部材17とが間隔L2をおいて配置され、かつ、支持部材16と支持部材17とが平行に配置される。したがって、棚15及び枝32及び梨33を安定して支持することができる。また、ベース11A,12A,13A,14Aが使用場所28に接地するため、支柱11,12,13,14の下端が使用場所28へ食い込むことを防止できる。したがって、使用場所28の土壌が軟質であった場合でも、棚15の姿勢を作業者が意図する状態に保持できる。
【0028】
さらに、植物支持装置10を平面視すると、棚15は、支柱11,12と、支柱13,14との間に配置されている。また、
図2及び
図3のように、植物支持装置10を側面視すると、接続部材18及び補強部材20,21は、支柱11と支柱12との間に配置され、接続部材19及び補強部材22,23は、支柱13と支柱14との間に配置されている。さらに、
図2、
図3、
図5のように、これに対して、支柱11,12,13,14は、支持部材16と支持部材17との間に配置されている。このため、ブラケット24,25,26,27を高さ方向に移動する場合に、支持部材16,17及び棚15が、接続部材18,19及び補強部材20,21,22,23に接触することを防止できる。したがって、棚15の高さH1、及び傾斜角度θ1を調整する作業を円滑に行うことができる。
【0029】
また、支持部材16,17は、第1脚部35と第2脚部36との間隔L1を保持する役割と、棚15を支持する役割とを兼ねている。したがって、植物支持装置10の部品点数が増加することを抑制できる。さらに、作業者は、植物支持装置10を分解及び組み立てることができ、植物支持装置10の運搬及び保管が容易である。
【0030】
さらに、作業者は、複数の植物支持装置10を、
図5の上下方向、左右方向に並べて配置することもできる。さらに、作業者は、植物の高さに応じて、複数の植物支持装置10を高さ方向に積み重ねて使用することもできる。したがって、使用場所28の専有面積を有効活用できる。なお、複数の植物支持装置10を高さ方向に積み重ねて使用する場合、植物支持装置10同士を強固に接続することが肝要である。
【0031】
(補足説明)
本実施形態に開示されている技術事項の意味の一例は、次の通りである。植物支持装置10は、植物支持装置の一例である。第1脚部35は、第1脚部の一例である。第2脚部36は、第2脚部の一例である。支持部材16は、第1支持部材の一例である。支持部材17は、第2支持部材の一例である。ブラケット24,25,26,27は、調整機構の一例である。棚15は、棚の一例である。間隔L1は、第1脚部と第2脚部との間隔の一例である。支柱11は、第1支柱の一例であり、支柱12は、第2支柱の一例である。接続部材18は、第1接続部材の一例である。支柱13は、第3支柱の一例であり、支柱14は、第4支柱の一例である。接続部材19は、第2接続部材の一例である。
【0032】
本開示において、各ブラケット24,25,26,27の高さを調整するための位置調整機構は、ボルト及びナットに代えて、支柱の高さ方向に間隔をおいて設けられた差し込み穴と、及び差し込み穴へ挿入及び抜き出しできる位置決め軸と、を備えていてもよい。位置決め軸を差し込み穴に挿入すると、ブラケット24,25,26,27の高さ方向の位置が定まり、位置決め軸を差し込み穴から抜き出すと、ブラケット24,25,26,27の高さを変更できる。また、支柱11,12,13,14、支持部材16,17、接続部材18,19は、例えば、それぞれ金属製の円柱材、または金属製の角材で構成されていてもよい。棚15は、複数の棒材を組み合わせて構成されていてもよい。さらに、植物としての果物は、梨に代えて、葡萄、林檎でもよい。また、植物は、野菜、例えば、瓜、へちま、ゴーヤ等を含む。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本開示は、栽培される植物の一部、例えば、果物、野菜等の枝、蔓、実等を支持する植物支持装置として利用可能である。
【符号の説明】
【0034】
10…植物支持装置、11,12,13,14…支柱、15…棚、16,17…支持部材、18,19…接続部材、24,25,26,27…ブラケット、35…第1脚部、36…第2脚部、L1…間隔
【手続補正書】
【提出日】2023-09-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用場所に間隔をおいて置かれる第1脚部及び第2脚部と、
前記第1脚部及び前記第2脚部により支持され、かつ、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止が可能な第1支持部材と、
前記第1脚部及び前記第2脚部により支持され、かつ、前記第1支持部材から水平方向に間隔をおいて配置され、かつ、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止が可能な第2支持部材と、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材を、前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に移動及び停止させる調整機構と、
を有し、
前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に対して垂直な平面視で、前記第1支持部材と前記第2支持部材とが平行に配置され、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材に取り付けられ、かつ、植物の一部を支持する棚を有し、
前記第1脚部及び前記第2脚部は、水平方向で前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に配置され、
前記第1脚部は、
使用場所に立てて置かれる第1支柱及び第2支柱と、
前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に対して垂直な平面視で、前記第1支柱と前記第2支柱との間に設けられ、かつ、前記第1支柱及び前記第2支柱へ固定された第1接続部材と、
を有し、
前記第1接続部材は水平に設けられ、かつ、長手方向の両端が、前記第1支柱及び前記第2支柱へ固定され、
前記第2脚部は、
使用場所に立てて置かれる第3支柱及び第4支柱と、
前記第1脚部及び前記第2脚部の高さ方向に対して垂直な平面視で、前記第3支柱と前記第4支柱との間に設けられ、かつ、前記第3支柱及び前記第4支柱へ固定された第2接続部材と、
を有し、
前記第2接続部材は水平に設けられ、かつ、長手方向の両端が、前記第3支柱及び前記第4支柱へ固定されている、植物支持装置。
【請求項2】
請求項1記載の植物支持装置であって、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材及び前記調整機構は、水平方向における前記第1脚部と前記第2脚部との間隔を設定する、植物支持装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
接続部材(梁)19の両端が、支柱13及び支柱14へ接続、例えば、溶接固定されている。さらに、補強部材22が、支柱13及び接続部材19へ接続、例えば、溶接固定されている。さらに、補強部材23が、支柱14及び接続部材19へ接続、例えば、溶接固定されている。このため、図3に示すように、支柱13と支柱14とが略平行な状態で接続されている。支柱13の下端には、プレート形状のベース13Aが設けられている。支柱14の下端には、プレート形状のベース14Aが設けられている。ベース13A,14Aは、使用場所28に接地される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】