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特開2024-178724情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178724
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0251 20230101AFI20241218BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20241218BHJP
【FI】
G06Q30/0251
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023097093
(22)【出願日】2023-06-13
(71)【出願人】
【識別番号】000102544
【氏名又は名称】エステー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】川嶋 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】松澤 雅人
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L030BB08
5L049BB08
5L049CC17
5L050CC17
(57)【要約】
【課題】商品購入をサポートすることができる情報処理装置、プログラム及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、商品に関する質問を出力する第1の出力部と、質問に対する回答を取得する取得部と、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得するレコメンド取得部と、少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力する第2の出力部と、を備える。
【選択図】 図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に関する質問を出力する第1の出力部と、
前記質問に対する回答を取得する取得部と、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得するレコメンド取得部と、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力する第2の出力部と、
を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記複数の質問は、商品の用途に関する質問を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記商品の用途に関する質問は、前記複数の質問のうちの最初の質問である、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記商品の用途は、商品の使用場所を含む、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記複数の質問は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含み、
前記第2の質問は、前記第1の質問に対する回答に応じた質問である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記複数の質問は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含み、
前記第2の質問の回答の選択肢は、前記第1の質問に対する回答に応じた選択肢である、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記複数の質問は、ユーザの商品の好みに関する質問を含み、
前記用途に関する質問は、前記商品の好みに関する質問よりも前の質問である、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記レコメンド取得部は、前記複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて前記少なくとも1つのレコメンド商品を取得する、
請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報は、前記少なくとも1つのレコメンド商品の購入に関する情報を含む、
請求項1から7の何れか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
コンピュータに、
商品に関する質問を出力する機能と、
前記質問に対する回答を取得する機能と、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する機能と、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
【請求項11】
商品に関する質問を出力することと、
前記質問に対する回答を取得することと、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得することと、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力することと、
を備える情報処理方法。
【請求項12】
コンピュータに、
商品に関する質問を表示する機能と、
質問に対する回答を取得する機能と、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する機能と、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を表示する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者が芳香剤、消臭剤等の空間の香りに関する商品を選ぶ際、多くの消費者が短時間で購入する商品を選択する傾向にある。短い時間で商品を決める中、消費者は、用途が分かりづらい、いつもと違う商品に出会えない、香りが試せず、欲しい香りがわからない等の理由により、欲しい商品にたどり着けず、購入をためらう、売り場に立ち寄らなくなる等の可能性がある。このように、消費者が短い時間で欲しい商品にたどり着けないと購入機会の喪失につながる。そのため、短時間で消費者のニーズに合った商品を適切に提案することが望まれる。
【0003】
また、空間の香りに関する商品は、消費者により用途が固定されている傾向があり、様々な用途の商品を新たに試す機会が少ない。そのため、様々なシーンで発生する臭いや香りに関する悩みや要望に合わせて用途別の商品を適切に提案することが望まれる。
【0004】
特許文献1には、ユーザから入力された情報に基づいて複数のフレグランス製品からユーザに最適なフレグランス製品を提案するフレグランス製品提案システムが記載されている。
【0005】
非特許文献1では、パーソナリティや今の気分に関する複数の質問に対するユーザの回答に基づいて、ユーザにおすすめの香りを診断する香り診断サービスが提供されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第2018/190287号
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】“Lidia わたしにピッタリな香りを診断 香り診断”、[online]、[令和5年5月22日検索]、インターネット<https://lidea.today/shindan/kaorilab>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来の技術では、短時間で消費者のニーズに合った商品の提案や、用途別の商品の適切な提案により消費者の商品購入をサポートする技術は提供されていない。
【0009】
この発明は、上記事情に着目してなされたもので商品購入をサポートすることができる情報処理装置、プログラム及び情報処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
一実施形態において、情報処理装置は、商品に関する質問を出力する第1の出力部と、質問に対する回答を取得する取得部と、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得するレコメンド取得部と、少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力する第2の出力部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムを例示するブロック図である。
図2図2は、第1の実施形態に係る質問要素情報の主要なデータ構造の一例を示す模式図である。
図3図3は、第1の実施形態に係る質問要素情報の主要なデータ構造の一例を示す模式図である。
図4図4は、第1の実施形態に係る質問要素情報の主要なデータ構造の一例を示す模式図である。
図5図5は、第1の実施形態に係る質問要素情報の主要なデータ構造の一例を示す模式図である。
図6図6は、第1の実施形態に係る質問要素情報の主要なデータ構造の一例を示す模式図である。
図7図7は、第1の実施形態に係るサーバによる情報処理の手順を例示するフローチャートである。
図8図8は、第1の実施形態に係るユーザ端末に表示される商品ナビゲーション画像の一例を概略的に示す図である。
図9図9は、第2の実施形態に係る情報処理システムを例示するブロック図である。
図10図10は、第2の実施形態に係るユーザ端末による情報処理の手順を例示するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(第1の実施形態)
以下、図面を用いて実施形態について説明する。各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0013】
(構成例)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム100を例示するブロック図である。 情報処理システム100は、例えば、消費者が空間の香りに関する商品を選ぶ際に、商品購入をサポートする商品ナビゲーションサービスを提供するためのシステムである。商品ナビゲーションサービスは、消費者のニーズに合った適切な商品をレコメンドする。空間の香りに関する商品は、例えば、芳香剤、又は消臭剤である。商品ナビゲーションサービスは、複数の質問を消費者に提示し、消費者により入力された回答に基づいておすすめの商品をレコメンド商品として消費者に提示するサービスである。複数の質問は、例えば、消費者の購買決定プロセスに基づく順番で消費者に提示され得る。購買決定プロセスは、用途、及び好み等の複数の項目に基づいて順番に商品を絞り込むプロセスを示す。購買決定プロセスは、例えば、まず、商品の用途を選び、用途に合った商品の中から好みの香りを選ぶまでのプロセスを含む。用途は、例えば、使用場所を含む。使用場所は、例えば、玄関、リビング、トイレ、キッチン、車内等の商品を使用する空間、場所、位置等を含む。好みは、例えば、空間に関するニーズを含む。空間に関するニーズは、例えば、どのような空間にしたいか等の商品を使用する目的、所望の空間イメージ等を含む。空間に関するニーズは、上質な香りで包まれたい、清潔感のある空間にしたい、臭いをしっかり消したい等を含む。空間に関するニーズは、単に空間のニーズともいう。好みは、例えば、香りに関する好みを含む。香りに関する好みは、香りへの欲求を含む。香りへの欲求は、例えば、どんな香りにしたいか等の所望の香りのイメージ、香りに対して求めていること、好きな香り等を含む。香りへの欲求は、例えば、すっきりした香り、可憐で気品あふれる香り、香りでごまかさず消臭したい等を含む。香りに関する好みは、単に香りの好みともいう。好みは、例えば、剤形に関する好みを含む。剤形に関する好みは、電子の力でしっかり消臭したい、瞬間的に香りを変えたい、長持ちするものがよい等を含む。剤形に関する好みは、単に剤形の好みともいう。好みは、商品の大きさに関する好みを含んでもよい。商品の大きさに関する好みは、単に大きさの好みともいう。
【0014】
例えば、消費者が玄関で使用する芳香剤を購入する場合について説明する。まず、消費者は、商品の用途として「玄関」を選び、多数の商品の中から玄関用の商品を絞り込む。次に、消費者は、空間に関するニーズとして「リラックスできる空間にしたい」というニーズがある場合、玄関用の商品の中からリラックスできる香りの商品を絞り込む。次に、消費者は、香りに関する好みとして「上質な気分になる香り」を所望する場合、リラックスできる香りの商品の中から上質な気分になる香りの商品を絞り込む。以上のような購買決定プロセスをたどり、消費者は、所望の商品を決定し購入する。
【0015】
商品ナビゲーションサービスは、消費者が購買決定プロセスに基づく複数の質問を順番に回答することで、短時間で消費者のニーズに合った商品をレコメンドする。
【0016】
情報処理システム100は、サーバ1、及びユーザ端末2を含む。サーバ1、及びユーザ端末2は、ネットワークを介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワークNWは、インターネットである。ネットワークは、無線ネットワークを含んでもよいし、有線ネットワークを含んでもよい。
【0017】
サーバ1は、データを収集し、収集したデータを処理する装置である。装置は、コンピュータを含む。サーバ1は、ネットワークを介して、ユーザ端末2と通信自在に接続する。サーバ1は、ユーザ端末2から種々のデータを受け取り、ユーザ端末2に種々のデータを出力する。サーバ1は、情報処理装置の一例である。サーバ1の構成例については後述する。
【0018】
ユーザ端末2は、他の装置と通信可能な装置である。ユーザ端末2は、PC、スマートフォン、又は、タブレット端末等である。ユーザ端末2は、情報処理端末の一例である。ユーザ端末2の構成例については後述する。ユーザ端末2は、商品を選択、又は購入する消費者により使用される。消費者は、ユーザ、客、又は、人と読み替えてもよい。
【0019】
サーバ1の構成例について説明する。
サーバ1は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インタフェース14を含む装置である。サーバ1を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。図1では、インタフェースは、「I/F」と記載されている。
【0020】
プロセッサ11は、サーバ1の中枢部分に相当する。プロセッサ11は、サーバ1のコンピュータを構成する要素である。プロセッサ11は、1つ以上のプロセッサを含む。例えば、プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)又はGPU(Graphics Processing Unit)であるが、これに限定されない。プロセッサは、種々の回路で構成されていてもよい。プロセッサ11は、メインメモリ12又は補助記憶デバイス13に予め記憶されているプログラムをメインメモリ12に展開する。プログラムは、サーバ1のプロセッサ11に後述する各部を実現または実行させるプログラムである。プロセッサ11は、メインメモリ12に展開されるプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。プロセッサ11は、処理回路の一例である。
【0021】
メインメモリ12は、サーバ1の主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はプログラムを記憶する。メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。例えば、メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を含む。例えば、メインメモリ12は、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を含む。メインメモリ12は、プログラムを記憶する。
【0022】
補助記憶デバイス13は、サーバ1の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13は、EEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等である。補助記憶デバイス13は、上述のプログラム、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータ及びプロセッサ11での処理によって生成されるデータを記憶する。補助記憶デバイス13は、上述のプログラムを記憶する。
【0023】
補助記憶デバイス13は、質問要素記憶領域130を含む。質問要素記憶領域130は、質問要素情報を記憶する。質問要素情報は、質問要素に関する情報である。質問要素情報は、商品に関する質問の質問文、回答選択肢、レコメンド商品等の情報を少なくとも含む。商品に関する質問は、単に質問ともいう。質問要素情報は、質問階層と質問文、回答選択肢、レコメンド商品等の情報とを関連付けた情報を示す。質問階層は、質問を提示する順番を示す。例えば、質問階層「1」は、最初に提示する質問を示す。質問階層「2」は、質問階層「1」の質問の次に提示する質問を示す。質問階層「3」は、質問階層「2」の質問の次に提示する質問を示す。質問階層「1」の質問は、「質問1」、又は「Q1」ともいう。質問階層「2」の質問は、「質問2」、又は「Q2」ともいう。質問階層「3」の質問は、「質問3」、又は「Q3」ともいう。
【0024】
各質問階層の質問は、上位階層の質問に対する回答に関連付けられた質問である。例えば、質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問に対する回答に関連付けられた質問である。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問に対する回答に関連付けられた質問である。
【0025】
各質問階層の回答選択肢は、上位階層の質問に対する回答に関連付けられた回答選択肢である。各質問階層の回答選択肢は、上位階層の質問に対する回答に応じて変化し得る。ユーザは、回答選択肢の中から質問の回答を選択可能である。例えば、質問階層「2」の回答選択肢は、質問階層「1」の質問に対する回答に関連付けられた回答選択肢であってよい。質問階層「3」の回答選択肢は、質問階層「2」の質問に対する回答に関連付けられた回答選択肢であってよい。以下の例では、質問階層は、3階層であるものとして説明するが、これに限られない。質問階層は、任意の階層であってよい。
【0026】
各質問階層は、少なくとも1つの回答選択肢を含む。各質問階層に含まれる回答選択肢の数は、上位階層の質問に対する回答に応じて異なってもよい。
【0027】
最終質問階層は、少なくとも1つのレコメンド商品の情報に関連付けられている。最終質問階層に関連付けられるレコメンド商品の数は、最終質問階層の質問に対する回答に応じて異なってもよい。質問階層が3階層である場合、最終質問階層は、質問階層「3」である。この場合、質問階層「3」の質問に対する回答選択肢のそれぞれにレコメンド商品の情報が関連付けられている。
【0028】
質問要素情報は、質問文、回答選択肢、レコメンド商品等の情報としてテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含み得る。質問要素情報は、質問文、回答選択肢、レコメンド商品等の情報が更新される毎に、更新され得る。質問要素は、単に質問ともいう。
【0029】
ここで、図2図6を用いて質問要素情報のデータ構造を説明する。図2図6は、実施形態に係る質問要素情報の主要なデータ構造を示す模式図である。
質問要素情報は、質問階層「1」の質問及び回答選択肢、質問階層「2」の質問及び回答選択肢、質問階層「2」の質問及び回答選択肢、及びレコメンド商品の情報を含む。質問階層は、購買決定プロセスに基づく質問の順番に対応し得る。
【0030】
質問要素情報は、質問階層「1」の質問として、用途に関する質問を含む。用途に関する質問は、例えば、使用場所、又は使用空間に関する質問を示す。質問階層「1」の質問文は、例えば、「どの空間が気になりますか」等である。用途に関する質問は、ユーザに提示する最初の質問である。質問階層「1」の質問は、質問階層「2」の質問との関係では、第1の質問の一例である。第1の質問は、上位階層の質問を示す。
【0031】
質問要素情報は、質問階層「1」の質問に対する回答選択肢として、用途に関する回答選択肢を含む。用途に関する回答選択肢は、例えば、使用場所、又は使用空間に関する回答選択肢を示す。質問階層「1」の回答選択肢は、例えば、「玄関」、「リビング」、「トイレ」、「キッチン」、「車内」等を含む。質問階層「1」の回答選択肢は、任意に設定され得る。
【0032】
質問要素情報は、質問階層「2」の質問として、好みに関する質問を含む。下位階層の質問は、上位階層の質問に応じた質問であってもよい。例えば、質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問に応じた質問である。質問階層「2」の好みに関する質問は、質問階層「1」の質問の下位概念を含む質問であってもよい。下位階層の質問は、上位階層の質問に対する回答に応じた質問であってもよい。例えば、質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問に対する回答に応じた質問である。質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問に対する回答に基づいて選択され得る商品を絞り込むキーワードを取得するための質問であってもよい。質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問の回答に応じて異なり得る。
【0033】
質問階層「2」の質問は、用途に関する質問の下位概念の質問であってもよい。例えば、質問階層「2」の質問は、空間のニーズに関する質問を示す。質問階層「2」の質問文は、例えば、「どんな空間にしたいですか」等である。好みに関する質問は、用途に関する質問の後にユーザに提示する質問である。例えば、空間のニーズに関する質問は、使用場所に関する質問の後にユーザに提示する質問である。質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問との関係では、第2の質問の一例である。質問階層「2」の質問は、質問階層「3」の質問との関係では、第1の質問の一例である。第2の質問は、第1の質問の下位階層の質問を示す。質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問に対するユーザの回答に関連付けられた質問である。例えば、質問階層「1」の質問に対するユーザの回答が「玄関」である場合、質問階層「2」の質問は、「玄関」に関連付けられた好みに関する質問を含む。質問階層「1」の質問に対するユーザの回答が「玄関」である場合、質問階層「2」の質問は、「玄関」に関連付けられた商品を絞り込むための質問を含み得る。
【0034】
質問要素情報は、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢として、空間のニーズに関する回答選択肢を含む。空間のニーズに関する回答選択肢は、例えば、使用する目的、所望の空間イメージに関する回答選択肢を示す。質問階層「2」の回答選択肢は、質問階層「1」の質問に対するユーザの回答に関連付けられた回答選択肢である。例えば、質問階層「1」の質問に対するユーザの回答が「玄関」である場合、質問階層「2」の回答選択肢は、「玄関」に関連付けられた好みに関する回答選択肢を含む。「玄関」に関連付けられた空間のニーズに関する回答選択肢は、例えば、「リラックスできる空間」、「清潔感あふれる空間」等を含む。質問階層「2」の回答選択肢は、任意に設定され得る。
【0035】
質問要素情報は、質問階層「3」の質問として、好みに関する質問を含む。下位階層の質問は、上位階層の質問に応じた質問であってもよい。例えば、質問階層「3」の質問は、質問階層「1」、又は質問階層「2」の質問に応じた質問である。質問階層「3」の好みに関する質問は、質問階層「2」の質問の下位概念を含む質問であってもよい。下位階層の質問は、上位階層の質問に対する回答に応じた質問であってもよい。例えば、質問階層「3」の質問は、質問階層「1」の質問に対する回答に応じた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問に対する回答に応じた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問に対する回答に基づいて選択され得る商品を絞り込むキーワードを取得するための質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問の回答に応じて異なり得る。
【0036】
質問階層「3」の質問は、空間のニーズに関する質問の下位概念の質問であってもよい。例えば、質問階層「2」の質問よりも具体的な好みに関する質問であってもよい。質問階層「3」の好みに関する質問は、例えば、香りに関する質問を示す。質問階層「3」の質問文は、例えば、「どんな香りがいいですか」等である。質問階層「3」の好みに関する質問は、用途に関する質問の後にユーザに提示する質問である。質問階層「3」の好みに関する質問は、質問階層「2」の好みに関する質問の後にユーザに提示する質問である。例えば、香りに関する質問は、使用場所に関する質問の後にユーザに提示する質問である。香りに関する質問は、空間のニーズに関する質問の後にユーザに提示する質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問との関係では、第2の質問の一例である。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問に対するユーザの回答に関連付けられた質問である。例えば、質問階層「2」の質問に対するユーザの回答が「リラックスできる空間」である場合、質問階層「3」の質問は、「リラックスできる空間」に関連付けられた好みに関する質問を含む。質問階層「2」の質問に対するユーザの回答が「玄関」である場合、質問階層「3」の質問は、「リラックスできる空間」に関連付けられた商品を絞り込むための質問を含み得る。なお、質問階層「3」の好みに関する質問は、質問階層「2」の質問とは異なる視点の好みに関する質問であってもよい。例えば、質問階層「2」の質問が空間のニーズに関する質問である場合、質問階層「3」の好みに関する質問は、商品の持続時間に関する質問であってもよい。
【0037】
質問要素情報は、質問階層「3」の質問に対する回答選択肢として、香りに関する回答選択肢を含む。香りに関する回答選択肢は、例えば、所望の香りのイメージ、好きな香りに関する回答選択肢を示す。質問階層「3」の回答選択肢は、質問階層「2」の質問に対するユーザの回答に関連付けられた回答選択肢である。例えば、質問階層「2」の質問に対するユーザの回答が「リラックスできる空間」である場合、質問階層「3」の回答選択肢は、「リラックスできる空間」に関連付けられた好みに関する回答選択肢を含む。「リラックスできる空間」に関連付けられた香りに関する回答選択肢は、例えば、「可憐で気品あふれる香り」、「ホッと落ち着く、心安らぐ香り」等を含む。質問階層「3」の回答選択肢は、任意に設定され得る。
【0038】
質問要素情報は、質問階層「3」の回答に紐づけられたレコメンド商品の情報を含む。レコメンド商品は、質問階層「3」の質問に対する回答に基づいて選択され得る商品を含む。レコメンド商品は、質問階層「3」の質問に対する回答に基づいて設定され得る。レコメンド商品は、複数の質問に対する複数の回答に基づいて設定され得る。例えば、レコメンド商品は、質問階層「1」の質問に対する回答、質問階層「2」の質問に対する回答、及び質問階層「3」の質問に対する回答に基づいて設定され得る。レコメンド商品は、複数の質問に対する複数の回答の順番、及び内容に基づいて設定され得る。例えば、レコメンド商品は、質問階層「1」の質問に対する回答、質問階層「2」の質問に対する回答、及び質問階層「3」の質問に対する回答の順番及び内容に基づいて設定され得る。レコメンド商品は、後述するユーザ情報に基づいて取得されてもよい。レコメンド商品は、複数の質問の回答に基づいて順次絞り込まれた商品であってもよい。
【0039】
以下の例では、質問階層「1」の質問が用途に関する質問であり、用途に関する質問が使用場所に関する質問である場合について説明する。質問階層「1」の質問は、「どの空間が気になりますか」であるとする。質問階層「1」の質問に対する回答選択肢は、「玄関」、「リビング」、「トイレ」、「キッチン」、及び「車内」であるとする。
【0040】
図2は、質問階層「1」の質問に対する回答選択肢A1~A5のうち、回答選択肢A1「玄関」に関連付けられた質問文、回答選択肢、及びレコメンド商品の一例を示す。
回答選択肢A1「玄関」に関連付けられた質問階層「2」の質問は、「どんな空間にしたいですか」である。質問階層「2」の質問は、質問階層「1」の質問「どの空間が気になりますか」の次の質問である。質問階層「2」の質問は、購買決定プロセスに従い、質問階層「1」の質問よりも後に提示する質問であってもよい。質問階層「2」の質問は、回答選択肢A11~A14を含む。回答選択肢A11~A14は、回答選択肢A1「玄関」に関連付けられた回答選択肢である。回答選択肢A11~A14は、「玄関」についての質問階層「2」の質問の回答を含む回答選択肢である。例えば、回答選択肢A11~A14は、「玄関」を「どんな空間にしたいですか」という質問に対する回答を含む回答選択肢である。同様に、質問階層「1」の質問に対する回答選択肢A2~A5の各々に回答選択肢が関連付けられる。
【0041】
回答選択肢A1「玄関」に関連付けられた質問階層「3」の質問は、「どんな香りがいいですか」である。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問「どんな空間にしたいですか」に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問「どんな空間にしたいですか」の次の質問である。質問階層「3」の質問は、購買決定プロセスに従い、質問階層「2」の質問よりも後に提示する質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の回答選択肢に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、回答選択肢A111~A113を含む。回答選択肢A111~A113は、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A11「リラックスできる空間」に関連付けられた回答選択肢である。回答選択肢A111~A113は、質問階層「2」の質問「どんな空間にしたいですか」についての質問階層「3」の質問の回答を含む回答選択肢である。例えば、回答選択肢A111~A113は、「玄関」を「いつでもリラックスできる空間にしたい」と回答したユーザに対する「どんな香りがいいですか」という質問の回答を含む回答選択肢である。質問階層「3」の質問の回答選択肢は、関連付けられた上位質問階層「1」及び「2」の質問と回答に基づく回答選択肢を含む。同様に、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A12~A14の各々に回答選択肢が関連付けられる。
【0042】
質問階層「3」の質問に対する回答選択肢の各々にレコメンド商品が関連付けられる。例えば、回答選択肢A111には、レコメンド商品A1111が関連付けられる。レコメンド商品A1111は、商品a1、商品a2、商品a3を含む。同様に、回答選択肢A112~A113の各々にレコメンド商品が関連付けられる。レコメンド商品は、質問階層「3」の質問に対する回答選択肢に応じて設定された商品であってもよい。複数の回答選択肢に関連付けられたレコメンド商品は、少なくとも1つの同一の商品を含んでもよい。レコメンド商品は、関連付けられた質問階層「1」、「2」及び「3」の質問と回答に基づく商品を含む。レコメンド商品は、複数の質問と回答に基づいて絞り込まれた商品を含む。なお、レコメンド商品は、複数の質問の順番、複数の質問に対する回答の順番、及び内容に応じて同一の商品、又は異なる商品となり得る。
【0043】
図3は、質問階層「1」の質問に対する回答選択肢A1~A5のうち、回答選択肢A2「リビング」に関連付けられた質問文、回答選択肢、及びレコメンド商品の一例を示す。
回答選択肢A2「リビング」に関連付けられた質問階層「2」の質問は、「どんな空間にしたいですか」である。質問階層「2」の質問は、回答選択肢A21~A24を含む。回答選択肢A21~A24は、回答選択肢A2「リビング」に関連付けられた回答選択肢である。
【0044】
回答選択肢A2「リビング」に関連付けられた質問階層「3」の質問は、「どんな香りがいいですか」である。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問「どんな空間にしたいですか」に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の回答選択肢に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、回答選択肢A211~A213を含む。回答選択肢A211~A213は、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A21「リラックスできる空間」に関連付けられた回答選択肢である。同様に、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A22~A24の各々に回答選択肢が関連付けられる。
【0045】
質問階層「3」の質問に対する回答選択肢の各々にレコメンド商品が関連付けられる。例えば、回答選択肢A211には、レコメンド商品A2111が関連付けられる。レコメンド商品A2111は、商品aa1、商品aa2を含む。同様に、回答選択肢A212~A213の各々にレコメンド商品が関連付けられる。レコメンド商品は、質問階層「3」の質問に対する回答選択肢に応じて設定された商品である。なお、レコメンド商品は、複数の質問の順番、複数の質問に対する回答の順番、及び内容に応じて同一の商品、又は異なる商品となり得る。例えば、質問階層「1」に対する回答が異なる場合、質問階層「2」に対する回答、及び質問階層「3」に対する回答が同じであっても、レコメンド商品は異なる商品となり得る。具体的には、質問階層「1」に対する回答が「玄関」である場合、質問階層「2」に対する回答が「いつもリラックスできる空間にしたい」であり、質問階層「3」に対する回答が「可憐で気品あふれる香り」である場合は、レコメンド商品A1111は商品a1、商品a2、商品a3である。これに対し、質問階層「1」に対する回答が「リビング」である場合、質問階層「2」に対する回答が「リラックスできる空間」であり、質問階層「3」に対する回答が「可憐で気品あふれる香り」である場合は、レコメンド商品A2111は商品aa1、商品aa2である。なお、玄関でもリビングでも使用できる商品は、レコメンド商品A1111、及びレコメンド商品A2111に含まれ得る。
【0046】
図4は、質問階層「1」の質問に対する回答選択肢A1~A5のうち、回答選択肢A3「トイレ」に関連付けられた質問文、回答選択肢、及びレコメンド商品の一例を示す。
回答選択肢A3「トイレ」に関連付けられた質問階層「2」の質問は、「どんな空間にしたいですか」である。質問階層「2」の質問は、回答選択肢A31~A33を含む。回答選択肢A31~A33は、回答選択肢A3「トイレ」に関連付けられた回答選択肢である。
【0047】
回答選択肢A3「トイレ」に関連付けられた質問階層「3」の質問は、「どんな香りがいいですか」である。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問「どんな空間にしたいですか」に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の回答選択肢に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、回答選択肢A311~A312を含む。回答選択肢A311~A312は、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A31「リラックスできる空間」に関連付けられた回答選択肢である。同様に、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A32~A33の各々に回答選択肢が関連付けられる。
【0048】
質問階層「3」の質問に対する回答選択肢の各々にレコメンド商品が関連付けられる。例えば、回答選択肢A311には、レコメンド商品A3111が関連付けられる。レコメンド商品A3111は、商品aaa1、商品aaa2を含む。同様に、回答選択肢A312にレコメンド商品が関連付けられる。レコメンド商品は、質問階層「3」の質問に対する回答選択肢に応じて設定された商品である。なお、レコメンド商品は、複数の質問の順番、複数の質問に対する回答の順番、及び内容に応じて同一の商品、又は異なる商品となり得る。
【0049】
図5は、質問階層「1」の質問に対する回答選択肢A1~A5のうち、回答選択肢A4「キッチン」に関連付けられた質問文、回答選択肢、及びレコメンド商品の一例を示す。
回答選択肢A4「キッチン」に関連付けられた質問階層「2」の質問は、「特にどの場所が気になりますか」である。質問階層「2」の質問は、回答選択肢A41~A42を含む。回答選択肢A41~A42は、回答選択肢A4「キッチン」に関連付けられた回答選択肢である。
【0050】
回答選択肢A4「キッチン」に関連付けられた質問階層「3」の質問は、「ニオイをどのように変えたいですか」である。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問「特にどの場所が気になりますか」に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の回答選択肢に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、回答選択肢A411~A412を含む。回答選択肢A411~A412は、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A41「キッチン周り」に関連付けられた回答選択肢である。同様に、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A42に回答選択肢が関連付けられる。
【0051】
質問階層「3」の質問に対する回答選択肢の各々にレコメンド商品が関連付けられる。例えば、回答選択肢A411には、レコメンド商品A4111が関連付けられる。レコメンド商品A4111は、商品aaaa1、商品aaaa2を含む。同様に、回答選択肢A412にレコメンド商品が関連付けられる。レコメンド商品は、質問階層「3」の質問に対する回答選択肢に応じて設定された商品である。なお、レコメンド商品は、複数の質問の順番、複数の質問に対する回答の順番、及び内容に応じて同一の商品、又は異なる商品となり得る。
【0052】
図6は、質問階層「1」の質問に対する回答選択肢A1~A5のうち、回答選択肢A5「車内」に関連付けられた質問文、回答選択肢、及びレコメンド商品の一例を示す。
回答選択肢A5「車内」に関連付けられた質問階層「2」の質問は、「どんな空間にしたいですか」である。質問階層「2」の質問は、回答選択肢A51~A52を含む。回答選択肢A51~A52は、回答選択肢A5「車内」に関連付けられた回答選択肢である。
【0053】
回答選択肢A5「車内」に関連付けられた質問階層「3」の質問は、「どんな香りがいいですか」である。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の質問「どんな空間にしたいですか」に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、質問階層「2」の回答選択肢に関連付けられた質問であってもよい。質問階層「3」の質問は、回答選択肢A511~A512を含む。回答選択肢A511~A512は、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A51「リラックスできる空間」に関連付けられた回答選択肢である。同様に、質問階層「2」の質問に対する回答選択肢A52に回答選択肢が関連付けられる。
【0054】
質問階層「3」の質問に対する回答選択肢の各々にレコメンド商品が関連付けられる。例えば、回答選択肢A511には、レコメンド商品A5111が関連付けられる。レコメンド商品A5111は、商品aaaaa1、商品aaaaa2を含む。同様に、回答選択肢A512にレコメンド商品が関連付けられる。レコメンド商品は、質問階層「3」の質問に対する回答選択肢に応じて設定された商品である。なお、レコメンド商品は、複数の質問の順番、複数の質問に対する回答の順番、及び内容に応じて同一の商品、又は異なる商品となり得る。
【0055】
補助記憶デバイス13は、商品情報記憶領域131を含む。商品情報記憶領域131は、商品情報を記憶する。商品情報は、レコメンド商品に関連する情報である。レコメンド商品は、消臭剤、及び芳香剤の少なくとも一方を含む。商品情報は、商品識別情報、商品名、商品の購入に関する情報、商品の使用方法等の情報を少なくとも含む。商品情報は、商品の画像を含み得る。商品識別情報は、商品を一意に識別可能な商品識別情報である。商品の購入に関する情報は、商品の取り扱い店舗の情報、商品の購入サイトのリンク情報、及び商品の販促情報等を含む。販促情報は、商品の割引情報、キャンペーン情報、特典情報等を含む。商品の使用方法は、商品の置き方、商品の効果的な使用方法、商品の持続期間等の情報を含む。商品情報は、商品の価格に関する情報、発売日の情報等を含んでもよい。商品情報は、適宜更新され得る。
【0056】
補助記憶デバイス13は、ユーザ情報記憶領域132を含む。ユーザ情報記憶領域132は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、ユーザ識別情報、ユーザの属性情報、ユーザの購入履歴、ユーザの嗜好に関する情報等を含み得る。ユーザ識別情報は、ユーザを個々に識別するためにユーザ毎に割り当てられた固有の識別情報である。ユーザの属性情報は、性別、年齢、職業、居住地等に関する情報を含み得る。ユーザの購入履歴は、香りに関する商品、香りに関する商品に関連する商品の購入履歴を含み得る。ユーザの嗜好に関する情報は、香りに関する好み、趣味、嗜好、気分等の情報を含み得る。ユーザ情報は、適宜更新され得る。
【0057】
通信インタフェース14は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、サーバ1を他の装置と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0058】
なお、サーバ1のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。サーバ1は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0059】
上述のプロセッサ11に実現される各部について説明する。
プロセッサ11は、第1の出力部110、取得部111、レコメンド取得部112、及び第2の出力部113を実現する。プロセッサ11に実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ11に実現される各部は、プロセッサ11及びメインメモリ12を含む制御部に実現されるということもできる。
【0060】
第1の出力部110は、通信インタフェース14を介して、ユーザ端末2に商品に関する質問のデータを出力する。第1の出力部110は、複数の商品に関する質問のデータを出力し得る。第1の出力部110は、複数の質問のデータをユーザの操作に基づいて、順次出力し得る。複数の質問は、複数の質問階層の質問である。第1の出力部110は、複数の質問を上位階層の質問から下位階層の質問の順に出力し得る。第1の出力部110は、下位階層の質問を上位階層の質問に対する回答を取得したことに応答して出力し得る。商品に関する質問は、ユーザにレコメンド商品を提案するための質問を含む。商品に関する質問は、レコメンド商品の取得に関連する質問を含む。商品に関する質問は、複数の商品からレコメンド商品を絞り込むための質問を含む。商品に関する質問は、商品の用途に関する質問を含む。商品の用途は、商品の使用場所を含む。使用場所は、使用空間に読み替えてもよい。商品に関する質問は、ユーザの商品の好みに関する質問を含む。商品の好みに関する質問は、空間のニーズに関する質問を含む。商品の好みに関する質問は、香りの好みに関する質問を含む。商品の好みに関する質問は、使用目的に関する質問を含んでもよい。商品の好みに関する質問は、剤形の好みに関する質問を含んでもよい。商品の好みに関する質問は、大きさの好みに関する質問を含んでもよい。
【0061】
第1の出力部110は、通信インタフェース14を介して、ユーザ端末2に商品に関する質問に対する回答選択肢のデータを出力する。第1の出力部110は、回答選択肢を商品に関する質問と共に出力してもよいし、別々に出力してもよい。回答選択肢は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含み得る。回答選択肢として、画像データ、又は動画データを含む場合、ユーザは容易に回答を選択することができる。この例によれば、情報処理システム100は、ユーザに香りから理想の部屋をイメージしてもらうことで、今まで意識することのなかった香りへの欲求の気づきや、商品の新しいイメージを与え、商品の利用シーンの拡大を図ることができる。
【0062】
取得部111は、通信インタフェース14を介して、ユーザ端末2から質問に対する回答を取得する。取得部111は、ユーザ端末2のユーザによる回答選択肢から回答を選択する操作に基づいて、質問に対する回答を取得する。回答を選択する操作は、ユーザ端末2の入力デバイス25を介したタッチ操作、タップ操作、クリック操作等を含む。
【0063】
取得部111は、通信インタフェース14を介して、ユーザ端末2からユーザ情報を取得してもよい。取得部111は、ユーザ端末2のユーザが商品ナビゲーションサービスにログインしたことに応答して、ユーザ情報を取得してもよい。取得部111は、ユーザ端末2のユーザによる入力デバイス25を介した入力操作に基づいてユーザ情報を取得してもよい。この場合、取得部111は、表示デバイス27に表示されるユーザの属性等に関する質問に対するユーザの回答に基づいてユーザ情報を取得してもよい。
【0064】
レコメンド取得部112は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する。レコメンド取得部112は、商品の用途に関する質問に対する回答、及び商品の好みに関する質問に対する回答に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得する。レコメンド取得部112は、複数の回答の組合せに基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部112は、複数の質問の順番、及び回答の内容に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部112は、複数の質問と回答選択肢により構成されるツリー構造に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部112は、商品に関する質問の回答を取得する毎に、順次レコメンド商品候補を取得してもよい。例えば、レコメンド取得部112は、最初の質問に対する回答に基づいて複数の商品の中から第1のレコメンド商品候補を取得してもよい。レコメンド取得部112は、2番目の質問に対する回答に基づいて第1のレコメンド商品候補の中から第2のレコメンド商品候補を取得してもよい。レコメンド取得部112は、3番目の質問に対する回答に基づいて第2のレコメンド商品候補の中からレコメンド商品を取得してもよい。
【0065】
レコメンド取得部112は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部112は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて取得したレコメンド商品候補の中からユーザ情報に基づいてレコメンド商品を絞り込んでもよい。例えば、レコメンド取得部112は、複数の質問に対する複数の回答に基づいて取得したレコメンド商品候補からユーザの属性に基づいてレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部112は、ユーザの属性が「20代女性」である場合、レコメンド商品候補から「20代女性」の需要が高い商品をレコメンド商品として取得してもよい。レコメンド取得部112は、複数の質問に対する複数の回答に基づいて取得したレコメンド商品候補からユーザの購入履歴に基づいてレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部112は、レコメンド商品候補からユーザが過去に購入した商品をレコメンド商品として取得してもよい。レコメンド取得部112は、レコメンド商品候補からユーザが過去に購入していない商品をレコメンド商品として取得してもよい。
【0066】
レコメンド取得部112は、少なくとも1つのレコメンド商品に優先順位を設定してもよい。レコメンド取得部112は、複数の香りに関する質問に対する回答に基づいてレコメンド商品に優先順位を設定してもよい。例えば、レコメンド取得部112は、空間イメージに関する質問の回答と剤形に関する質問の回答の組合せに基づいて、レコメンド商品に優先順位を設定してもよい。空間イメージに関する質問の回答が「清潔感ある空間」であり、剤形に関する質問の回答が「瞬間的に香りを変えたい」である場合について説明する。レコメンド取得部112は、清潔感ある香りの商品のうち、スプレータイプの商品の優先順位を高く設定してもよい。レコメンド取得部112は、ユーザの属性に基づいてレコメンド商品に優先順位を設定してもよい。例えば、レコメンド取得部112は、ユーザの属性が「20代女性」である場合、レコメンド商品のうち「20代女性」の需要が高い商品の優先順位を高く設定してもよい。
【0067】
第2の出力部113は、通信インタフェース14を介して、レコメンド取得部112により取得された少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報をユーザ端末2に出力する。レコメンド商品に関する情報は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを含み得る。レコメンド商品に関する情報は、レコメンド商品を示す情報を含む。レコメンド商品を示す情報は、レコメンド商品を識別可能な情報である。レコメンド商品を示す情報は、レコメンド商品の商品名、レコメンド商品の画像等を含み得る。レコメンド商品に関する情報は、商品の香り等の商品特徴を含んでもよい。レコメンド商品に関する情報は、レコメンド商品の購入に関する情報を含んでもよい。レコメンド商品の購入に関する情報は、レコメンド商品の取り扱い店舗の情報、レコメンド商品の購入サイトのリンク情報、及びレコメンド商品の販促情報等を含む。レコメンド商品に関する情報は、レコメンド商品の使用方法に関する情報を含んでもよい。レコメンド商品に関する情報は、レコメンド商品の価格に関する情報を含んでもよい。
【0068】
ユーザ端末2の構成例について説明する。
ユーザ端末2は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信インタフェース24、入力デバイス25、カメラ26、表示デバイス27、及びスピーカ28を含む装置である。ユーザ端末2を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
【0069】
プロセッサ21は、ユーザ端末2の中枢部分に相当する。プロセッサ21は、上述のプロセッサ11と同様のハードウェア構成である。プロセッサ21は、メインメモリ22または補助記憶デバイス23に予め記憶されているプログラムを実行することで、種々の動作を実行する。プロセッサ21は、処理回路の一例である。
【0070】
メインメモリ22は、ユーザ端末2の主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、上述のメインメモリ12と同様のハードウェア構成である。メインメモリ22は、プログラムを記憶する。
【0071】
補助記憶デバイス23は、ユーザ端末2の補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23は、上述の補助記憶デバイス13と同様のハードウェア構成である。補助記憶デバイス23は、上述のプログラムを記憶する。補助記憶デバイス23は、ユーザ情報を記憶してもよい。
【0072】
通信インタフェース24は、所定の通信プロトコルに従い、ネットワークを介して、ユーザ端末2を他の機器と通信可能に接続する種々のインタフェースを含む。
【0073】
入力デバイス25は、ユーザ端末2へデータ又は指示を入力可能なデバイスである。例えば、入力デバイス25は、キーボードまたはタッチパネル等を含む。入力デバイス25は、音声を入力可能なマイクを含む。
【0074】
カメラ26は、プロセッサ21の制御により撮影範囲の撮影データを取得可能なデバイスである。カメラ26は、撮像部の一例である。
【0075】
表示デバイス27は、プロセッサ21の制御により種々の画像を表示可能なデバイスである。例えば、表示デバイス27は、液晶ディスプレイまたはEL(Electroluminescence)ディスプレイ等である。
【0076】
スピーカ28は、ユーザ端末2の制御により音声を出力可能なデバイスである。
【0077】
なお、ユーザ端末2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。ユーザ端末2は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0078】
(動作例)
情報処理システム100による処理の手順について説明する。
なお、以下のサーバ1を主体とする説明では、サーバ1をプロセッサ11と読み替えてもよい。同様に、ユーザ端末2を主体とする説明では、ユーザ端末2をプロセッサ21と読み替えてもよい。
【0079】
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0080】
以下の処理では、ユーザ端末2のユーザがサーバ1により提供される商品ナビゲーションサービスを利用する場合を想定する。ユーザは、例えば、店舗の香りに関する商品の売り場において、店頭POP(Point of purchase advertising)や広告に付された商品ナビゲーションサービスのリンク情報、又は2次元コード等に基づいて、商品ナビゲーションサービスを利用するものとする。ユーザは、例えば、オンライン広告から商品ナビゲーションサービスを利用してもよい。ユーザは、商品ナビゲーションサービスにログインしてサービスの利用を開始してもよい。ユーザは、商品ナビゲーションサービスの開始に先立って、ユーザ情報に関する質問に対する回答を入力してもよい。
【0081】
図7は、第1の実施形態に係るサーバ1による情報処理の手順を例示するフローチャートである。以下の説明では、ユーザにより商品ナビゲーションサービスの利用が開始されたことに基づいて、サーバ1による情報処理が開始されるものとする。
【0082】
第1の出力部110は、質問1のデータと質問1の回答選択肢のデータをユーザ端末2に出力する(ステップS1)。ステップS1では、例えば、第1の出力部110は、質問1のデータを補助記憶デバイス13から取得する。第1の出力部110は、質問1に対する回答選択肢のデータを補助記憶デバイス13から取得する。第1の出力部110は、取得したデータをユーザ端末2に出力する。質問1は、商品の用途に関する質問である。用途に関する質問は、複数の質問のうちの最初の質問であってもよい。用途に関する質問は、商品の好みに関する質問よりも前の質問である。用途に関する質問は、複数の質問のうちの最初の質問でなくてもよい。この例では、質問1は「どの空間が気になりますか」であるとする。回答選択肢は、「玄関」、「リビング」、「トイレ」、「キッチン」、「車内」であるとする。第1の出力部110は、質問1のデータと質問1の回答選択肢のデータとしてテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを出力してもよい。
【0083】
取得部111は、ユーザ端末2から質問1に対する回答を取得する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、取得部111は、質問1に対する回答選択肢の中からユーザにより選択された選択肢を示すデータを取得する。取得部111は、選択肢を示すデータに基づいて、質問1に対する回答を取得する。この例では、ユーザにより「玄関」が選択されたものとする。
【0084】
第1の出力部110は、質問2のデータと質問2の回答選択肢のデータをユーザ端末2に出力する(ステップS3)。ステップS3では、例えば、第1の出力部110は、質問1に対する回答に基づいて、質問1に対する回答に関連付けられた質問2のデータを補助記憶デバイス13から取得する。第1の出力部110は、質問1に対する回答に基づいて、質問1に対する回答に関連付けられた質問2の回答選択肢のデータを補助記憶デバイス13から取得する。この例では、第1の出力部110は、「玄関」に関連付けられた質問2のデータ、及び回答選択肢のデータを取得し、取得したデータをユーザ端末2に出力する。質問2は、商品の好みに関する質問である。商品の好みに関する質問は、用途に関する質問の後の質問である。この例では、質問2は、空間のニーズに関する質問「どんな空間にしたいですか」であるとする。質問2は、質問1の後の質問である。質問2は、質問1に対する回答に応じた質問である。質問2の回答選択肢は質問1に対する回答に応じた選択肢である。第1の出力部110は、質問2のデータと質問2の回答選択肢のデータとしてテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを出力してもよい。なお、空間のニーズに関する質問は、用途に関する質問の直後の質問に限定されない。空間のニーズに関する質問は、用途に関する質問の後であればよく、用途に関する質問に連続していなくてもよい。
【0085】
取得部111は、ユーザ端末2から質問2に対する回答を取得する(ステップS4)。ステップS4では、例えば、取得部111は、質問2に対する回答選択肢の中からユーザにより選択された選択肢のデータを取得する。取得部111は、選択肢を示すデータに基づいて、質問2に対する回答を取得する。この例では、ユーザにより「リラックスできる空間」が選択されたものとする。
【0086】
第1の出力部110は、質問3のデータと質問3の回答選択肢のデータをユーザ端末2に出力する(ステップS5)。ステップS5では、例えば、第1の出力部110は、質問2に対する回答に基づいて、質問2に対する回答に関連付けられた質問3のデータを補助記憶デバイス13から取得する。第1の出力部110は、質問2に対する回答に基づいて、質問2に対する回答に関連付けられた質問3の回答選択肢のデータを補助記憶デバイス13から取得する。この例では、第1の出力部110は、「いつでもリラックスできる空間にしたい」に関連付けられた質問3のデータ、及び回答選択肢のデータを取得し、取得したデータをユーザ端末2に出力する。質問3は、商品の好みに関する質問である。商品の好みに関する質問は、空間のニーズに関する質問の後の質問である。この例では、質問3は、香りに関する質問「どんな香りがいいですか」である。商品の好みに関する質問は、用途に関する質問の後の質問であるとする。質問3は、質問2の後の質問である。質問3は、質問2に対する回答に応じた質問である。質問3の回答選択肢は質問2に対する回答に応じた選択肢である。第1の出力部110は、質問3のデータと質問3の回答選択肢のデータとしてテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを出力してもよい。
【0087】
取得部111は、ユーザ端末2から質問3に対する回答を取得する(ステップS6)。ステップS6では、例えば、取得部111は、質問3に対する回答選択肢の中からユーザにより選択された選択肢のデータを取得する。取得部111は、選択肢を示すデータに基づいて、質問3に対する回答を取得する。この例では、ユーザにより「可憐で気品あふれる香り」が選択されたものとする。
【0088】
レコメンド取得部112は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する(ステップS7)。ステップS7では、例えば、レコメンド取得部112は、質問1に対する回答、質問2に対する回答、及び質問3に対する回答に基づいて、レコメンド商品を取得する。この例では、レコメンド取得部112は、使用場所が「玄関」であり、空間のニーズが「リラックスできる空間」であり、香りの好みが「可憐で気品あふれる香り」である場合にユーザに提案するレコメンド商品を取得する。レコメンド取得部112は、質問1、質問2、質問3の順にそれぞれの回答に基づいてレコメンド商品を絞り込んでもよい。レコメンド取得部112は、質問階層毎の回答に基づいて、順次レコメンド商品を絞り込んでもよい。
【0089】
レコメンド取得部112は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部112は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報の少なくとも一方に基づいて、レコメンド商品に優先順位を設定してもよい。
【0090】
第2の出力部113は、レコメンド取得部112により取得された少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報をユーザ端末2に出力する(ステップS8)。ステップS8では、例えば、第2の出力部113は、少なくともレコメンド商品を示す情報をユーザ端末2に出力する。第2の出力部113は、補助記憶デバイス13の商品情報を参照して、レコメンド商品に関する情報を出力してもよい。第2の出力部113は、レコメンド商品の商品特徴に関する情報を出力してもよい。第2の出力部113は、レコメンド商品の購入に関する情報を出力してもよい。第2の出力部113は、レコメンド商品に関する情報としてテキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つを出力してもよい。
【0091】
なお、複数の質問の数は3に限られない。プロセッサ11は、質問の数、又は質問階層の数に応じて上述の処理を繰り返す。
【0092】
この例によれば、サーバ1は、商品に関する複数の質問のうち、商品の用途に関する質問を最初にユーザに提示し、ユーザの回答に応じてレコメンド商品を絞り込むことができる。サーバ1は、商品の用途に関する質問の後に商品の好みに関する質問をユーザに提示する。これにより、サーバ1は、ユーザが所望する用途の商品のうち、ユーザの好みに合った商品をレコメンド商品としてユーザに提示することができる。ユーザは、所望の用途に合った商品のうち、ユーザの好みに応じた商品をレコメンド商品の中から見つけることができる。
【0093】
(表示例)
ユーザ端末2に表示される商品ナビゲーションサービスの画像について説明する。
図8は、第1の実施形態に係るユーザ端末2に表示される商品ナビゲーション画像の一例を概略的に示す図である。
【0094】
商品ナビゲーション画像は、質問1を含む第1の質問画像Ima、質問2を含む第2の質問画像Imb、質問3を含む第3の質問画像Imc、及びレコメンド商品を含む診断結果画像Imdを含む。
【0095】
質問画像Imaは、質問1、及び質問1に対する回答選択肢を含む。ユーザ端末2は、ユーザにより回答選択肢の1つが選択されたことに応答して、選択された回答選択肢を識別可能な態様で表示してもよい。図8の例では、ユーザにより「玄関」が選択された場合を示す。ユーザにより回答選択肢の1つが選択されたことに応答して、商品ナビゲーション画像は、質問画像Imaから質問画像Imbに遷移する。なお、質問画像Imaは、回答選択肢に対応する画像を含んでもよい。
【0096】
質問画像Imbは、質問2、及び質問2に対する回答選択肢を含む。ユーザ端末2は、ユーザにより回答選択肢の1つが選択されたことに応答して、選択された回答選択肢を識別可能な態様で表示してもよい。図8の例では、ユーザにより「リラックスできる空間」が選択された場合を示す。ユーザにより回答選択肢の1つが選択されたことに応答して、商品ナビゲーション画像は、質問画像Imbから質問画像Imcに遷移する。なお、質問画像Imbは、回答選択肢に対応する画像を含んでもよい。
【0097】
質問画像Imcは、質問3、及び質問3に対する回答選択肢を含む。ユーザ端末2は、ユーザにより回答選択肢の1つが選択されたことに応答して、選択された回答選択肢を識別可能な態様で表示してもよい。図8の例では、ユーザにより「可憐で気品あふれる香り」が選択された場合を示す。ユーザにより回答選択肢の1つが選択されたことに応答して、商品ナビゲーション画像は、質問画像Imcから診断結果画像Imdに遷移する。なお、質問画像Imcは、回答選択肢に対応する画像を含んでもよい。
【0098】
診断結果画像Imdは、診断結果を含む。診断結果は、レコメンド商品の情報を含む。図8の例では、診断結果として、レコメンド商品の商品名「商品a1、商品a2、商品a3」を含む。診断結果画像Imdは、レコメンド商品の商品名に代えて、又は加えてレコメンド商品の画像を含んでもよい。診断結果画像Imdは、レコメンド商品の商品特徴、レコメンド商品の購入に関する情報等を含んでもよい。
【0099】
(効果)
第1の実施形態の情報処理装置は、商品に関する質問を出力し、質問に対する回答を取得し、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得し、少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力する。これにより、情報処理装置は、ユーザから複数の質問に対する回答を取得することで、短時間でユーザのニーズに合った商品をレコメンドすることができる。ユーザは、情報処理装置から出力される複数の質問に回答するだけで、短時間で容易にユーザのニーズに合った商品を見つけることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0100】
情報処理装置は、商品の用途に関する質問を含む複数の質問を出力する。これにより、情報処理装置は、商品の用途に応じた適切な商品をレコメンドすることができる。ユーザは、情報処理装置から出力される用途に関する質問に回答するだけで、短時間で容易に所望の用途に合った商品を見つけることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0101】
情報処理装置は、商品の用途に関する質問を、複数の質問のうちの最初の質問として出力する。これにより、情報処理装置は、商品の用途に関する質問を最初に出力することで、複数の商品から用途に合った商品を絞り込むことができる。ユーザは、情報処理装置から出力される用途に関する質問に最初に回答することで、短時間で容易に所望の用途に合った商品を見つけることができる。また、情報処理装置は、ユーザに用途に関する質問を最初に提示することで、新たな用途の商品を見つける動機付けを与えることができる。ユーザは、今まで使用したことのない用途の商品を新たに発見するきっかけを得られる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0102】
情報処理装置は、商品の使用場所を含む商品の用途に関する質問を出力する。これにより、情報処理装置は、商品の使用場所に応じた適切な商品をレコメンドすることができる。ユーザは、情報処理装置から出力される使用場所に関する質問に回答するだけで、短時間で容易に所望の使用場所に合った商品を見つけることができる。また、ユーザは、使用場所から商品の利用シーンを容易にイメージすることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0103】
情報処理装置は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含む複数の質問を出力し、第1の質問に対する回答に応じた第2の質問を出力する。これにより、情報処理装置は、第1の質問に対する回答に応じて適切な第2の質問をユーザに提示することができる。情報処理装置は、第1の質問に対する回答と第2の質問に対する回答に基づきより適切な商品をレコメンドすることができる。例えば、情報処理装置は、第1の質問によりレコメンドする商品を絞り込み、第2の質問によりレコメンドする商品を更に絞り込むことができる。ユーザは、複数の質問に順番に回答することで、よりニーズに合った商品を見つけることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0104】
情報処理装置は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含む複数の質問を出力し、第1の質問に対する回答に応じた第2の質問の回答の選択肢を出力する。これにより、情報処理装置は、第1の質問に対する回答に応じて適切な第2の質問の回答の選択肢をユーザに提示することができる。情報処理装置は、第1の質問に対する回答と第2の質問に対する回答に基づきより適切な商品をレコメンドすることができる。例えば、情報処理装置は、第1の質問によりレコメンドする商品を絞り込み、絞り込んだ商品を更に絞り込むような回答選択肢をユーザに提示することができる。ユーザは、複数の質問に順番に回答することで、よりニーズに合った商品を容易に見つけることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0105】
情報処理装置は、ユーザの商品の好みに関する質問を含む複数の質問を出力し、用途に関する質問を、商品の好みに関する質問よりも前に出力することができる。これにより、情報処理装置は、まず用途に合わせたレコメンド商品を取得し、用途に基づいて絞り込まれた商品の中からユーザの好みの商品をレコメンドすることができる。ユーザは、用途に合った商品の中から好みの商品を見つけることができる。例えば、ユーザが玄関で使用する商品で自分の好みに合った商品を探している場合、情報処理装置は、まず用途に合った商品を取得することで、適切な商品を取得し、更にユーザの好みに合った商品をレコメンド商品として取得することができる。例えば、ユーザの好みに関する質問を先に提示した場合、用途に合った商品がより限定的になる可能性がある。そのため、情報処理装置は、ユーザの好みに関する質問を先に出力する場合と異なり、用途に合った適切な商品をレコメンドすることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0106】
情報処理装置は、複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得する。これにより、情報処理装置は、ユーザ情報に基づいてよりユーザのニーズに合った商品をレコメンドすることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0107】
情報処理装置は、少なくとも1つのレコメンド商品の購入に関する情報を出力する。例えば、情報処理装置は、レコメンド商品の取り扱い店舗の情報、購入サイトのリンク情報等を出力する。これにより、情報処理装置は、ユーザに商品購入の機会をより確実に提供することができる。また、情報処理装置は、レコメンド商品の販促情報を出力する。これにより、情報処理装置は、ユーザに商品購入の動機付けを効果的に与えることができる。このように、情報処理装置は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0108】
(第2の実施形態)
以下、図面を参照しながら第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態と異なり、ユーザ端末2がサーバ1と同様の処理を行う例である。第2の実施形態では、ユーザ端末2は、情報処理端末の一例である。
【0109】
第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。第2の実施形態では、主として、実施形態と異なる部分について説明する。各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0110】
(構成例)
図9は、第2の実施形態に係る情報処理システム100を例示するブロック図である。
情報処理システム100は、商品ナビゲーションサービスを提供するためのシステムである。情報処理システム100は、サーバ1、及びユーザ端末2を含む。サーバ1、及びユーザ端末2は、ネットワークを介して互いに通信自在に接続する。例えば、ネットワークNWは、インターネットである。ネットワークは、無線ネットワークを含んでもよいし、有線ネットワークを含んでもよい。
【0111】
サーバ1の構成例は、第1の実施形態と同様である。
【0112】
ユーザ端末2の構成例について説明する。
ユーザ端末2は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信インタフェース24、入力デバイス25、カメラ26、表示デバイス27、及びスピーカ28を含む装置である。ユーザ端末2を構成する各部は、互いに信号を入出力可能に接続されている。
【0113】
プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信インタフェース24、入力デバイス25、カメラ26、表示デバイス27、及びスピーカ28の構成例は、第1の実施形態と同様である。
【0114】
補助記憶デバイス23は、商品ナビゲーションサービスを提供するアプリケーションプログラムを記憶する。
補助記憶デバイス23は、質問要素記憶領域230を含む。質問要素記憶領域230は、質問要素情報を記憶する。質問要素情報は、第1の実施形態と同様である。
【0115】
補助記憶デバイス23は、商品情報記憶領域231を含む。商品情報記憶領域231は、商品情報を記憶する。商品情報は、第1の実施形態と同様である。
【0116】
補助記憶デバイス23は、ユーザ情報記憶領域232を含む。ユーザ情報記憶領域232は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、ユーザ端末2のユーザに関するユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、第1の実施形態と同様である。
【0117】
なお、ユーザ端末2のハードウェア構成は、上述の構成に限定されるものではない。ユーザ端末2は、適宜、上述の構成要素の省略及び変更並びに新たな構成要素の追加を可能とする。
【0118】
上述のプロセッサ21に実現される各部について説明する。
プロセッサ21は、第1の取得部210、第2の取得部211、レコメンド取得部212、及び表示処理部213を実現する。プロセッサ21に実現される各部は、各機能ということもできる。プロセッサ21に実現される各部は、プロセッサ21及びメインメモリ22を含む制御部に実現されるということもできる。
【0119】
第1の取得部210は、補助記憶デバイス23から商品に関する質問のデータを取得する。第1の取得部210は、複数の商品に関する質問のデータを取得し得る。第1の取得部210は、複数の質問のデータをユーザの操作に基づいて、順次取得し得る。第1の取得部210は、複数の質問を上位階層の質問から下位階層の質問の順に取得し得る。第1の取得部210は、下位階層の質問を上位階層の質問に対する回答を取得したことに応答して取得し得る。
【0120】
第1の取得部210は、補助記憶デバイス23から商品に関する質問に対する回答選択肢のデータを取得する。第1の取得部210は、回答選択肢を商品に関する質問と共に取得してもよいし、別々に取得してもよい。
【0121】
第1の取得部210は、補助記憶デバイス23から商品情報を取得する。第1の取得部210は、補助記憶デバイス23からユーザ情報を取得してもよい。
【0122】
第2の取得部211は、ユーザの操作に基づいて質問に対する回答を取得する。第2の取得部211は、ユーザによる回答選択肢から回答を選択する操作に基づいて、質問に対する回答を取得する。回答を選択する操作は、入力デバイス25を介したタッチ操作、タップ操作、クリック操作等を含む。
【0123】
レコメンド取得部212は、レコメンド取得部112と同様に、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する。レコメンド取得部212は、レコメンド取得部112と同様に、商品に関する複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部212は、レコメンド取得部112と同様に、少なくとも1つのレコメンド商品に優先順位を設定してもよい。
なお、レコメンド取得部212は、サーバ1と通信することにより、少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。例えば、レコメンド取得部212は、複数の回答の情報をサーバ1へ出力し、複数の回答に基づく少なくとも1つのレコメンド商品の情報をサーバ1から取得してもよい。
【0124】
表示処理部213は、商品に関する質問のデータに基づいて、商品に関する質問を表示デバイス27に表示する。表示処理部213は、回答選択肢のデータに基づいて、回答選択肢を表示デバイス27に表示する。
【0125】
表示処理部213は、レコメンド取得部212により取得された少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を表示デバイス27に表示する。
【0126】
(動作例)
情報処理システム100による処理の手順について説明する。
なお、ユーザ端末2を主体とする説明では、ユーザ端末2をプロセッサ21と読み替えてもよい。
【0127】
なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。また、以下で説明する処理手順について、実施形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
【0128】
以下の処理では、商品ナビゲーションサービスをユーザ端末2により実現することを想定する。ユーザは、商品ナビゲーションサービスを提供するアプリケーションにログインしてサービスの利用を開始してもよい。ユーザは、商品ナビゲーションサービスの開始に先立って、ユーザ情報に関する質問に対する回答を入力してもよい。
【0129】
図10は、第2の実施形態に係るユーザ端末2による情報処理の手順を例示するフローチャートである。以下の説明では、ユーザにより商品ナビゲーションサービスアプリケーションの利用が開始されたことに基づいて、ユーザ端末2による情報処理が開始されるものとする。
【0130】
表示処理部213は、質問1と質問1の回答選択肢を表示デバイス27に表示する(ステップS11)。ステップS11では、例えば、第1の取得部210は、質問1のデータを補助記憶デバイス23から取得する。第1の取得部210は、質問1に対する回答選択肢のデータを補助記憶デバイス23から取得する。表示処理部213は、第1の取得部210により取得されたデータに基づいて質問1、及び解答選択肢を表示デバイス27に表示する。質問1は、商品の用途に関する質問である。用途に関する質問は、複数の質問のうちの最初の質問である。用途に関する質問は、商品の好みに関する質問よりも前の質問である。この例では、質問1は「どの空間が気になりますか」であるとする。回答選択肢は、「玄関」、「リビング」、「トイレ」、「キッチン」、「車内」であるとする。表示処理部213は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つに基づいて質問1と質問1の回答選択肢を表示してもよい。
【0131】
第2の取得部211は、ユーザの操作に基づいて質問1に対する回答を取得する(ステップS12)。ステップS12では、例えば、第2の取得部211は、質問1に対する回答選択肢の中からユーザにより選択された選択肢を示すデータを取得する。第2の取得部211は、選択肢を示すデータに基づいて、質問1に対する回答を取得する。この例では、ユーザにより「玄関」が選択されたものとする。
【0132】
表示処理部213は、質問2と質問2の回答選択肢を表示デバイス27に表示する(ステップS13)。ステップS13では、例えば、第1の取得部210は、質問1に対する回答に基づいて、質問1に対する回答に関連付けられた質問2のデータを補助記憶デバイス23から取得する。第1の取得部210は、質問1に対する回答に基づいて、質問1に対する回答に関連付けられた質問2の回答選択肢のデータを補助記憶デバイス13から取得する。この例では、第1の取得部210は、「玄関」に関連付けられた質問2のデータ、及び回答選択肢のデータを取得し、取得したデータに基づいて質問2と質問2の回答選択肢を表示する。質問2は、商品の好みに関する質問である。商品の好みに関する質問は、用途に関する質問の後の質問である。この例では、質問2は、空間のニーズに関する質問「どんな空間にしたいですか」であるとする。質問2は、質問1の後の質問である。質問2は、質問1に対する回答に応じた質問である。質問2の回答選択肢は質問1に対する回答に応じた選択肢である。表示処理部213は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つに基づいて質問2と質問2の回答選択肢を表示してもよい。
【0133】
第2の取得部211は、ユーザの操作に基づいて質問2に対する回答を取得する(ステップS14)。ステップS14では、例えば、第2の取得部211は、質問2に対する回答選択肢の中からユーザにより選択された選択肢のデータを取得する。第2の取得部211は、選択肢を示すデータに基づいて、質問2に対する回答を取得する。この例では、ユーザにより「リラックスできる空間」が選択されたものとする。
【0134】
表示処理部213は、質問3と質問3の回答選択肢を表示デバイス27に表示する(ステップS15)。ステップS15では、例えば、第1の取得部210は、質問2に対する回答に基づいて、質問2に対する回答に関連付けられた質問3のデータを補助記憶デバイス23から取得する。第1の取得部210は、質問2に対する回答に基づいて、質問2に対する回答に関連付けられた質問3の回答選択肢のデータを補助記憶デバイス23から取得する。この例では、第1の取得部210は、「いつでもリラックスできる空間にしたい」に関連付けられた質問3のデータ、及び回答選択肢のデータを取得し、取得したデータに基づいて質問3と質問3の回答選択肢を表示する。質問3は商品の好みに関する質問である。商品の好みに関する質問は、空間のニーズに関する質問の後の質問である。この例では、質問3は、香りに関する質問「どんな香りがいいですか」である。商品の好みに関する質問は、用途に関する質問の後の質問であるとする。質問3は、質問2の後の質問である。質問3は、質問2に対する回答に応じた質問である。質問3の回答選択肢は質問2に対する回答に応じた選択肢である。表示処理部213は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つに基づいて質問3と質問3の回答選択肢を表示してもよい。
【0135】
第2の取得部211は、ユーザの操作に基づいて質問3に対する回答を取得する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、第2の取得部211は、質問3に対する回答選択肢の中からユーザにより選択された選択肢のデータを取得する。第2の取得部211は、選択肢を示すデータに基づいて、質問3に対する回答を取得する。この例では、ユーザにより「可憐で気品あふれる香り」が選択されたものとする。
【0136】
レコメンド取得部212は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する(ステップS17)。ステップS17では、例えば、レコメンド取得部212は、質問1に対する回答、質問2に対する回答、及び質問3に対する回答に基づいて、レコメンド商品を取得する。この例では、レコメンド取得部212は、使用場所が「玄関」であり、空間のニーズが「リラックスできる空間」であり、香りの好みが「可憐で気品あふれる香り」である場合にユーザに提案するレコメンド商品を取得する。レコメンド取得部212は、質問1、質問2、質問3の順にそれぞれの回答に基づいてレコメンド商品を絞り込んでもよい。レコメンド取得部212は、質問階層毎の回答に基づいて、順次レコメンド商品を絞り込んでもよい。
【0137】
レコメンド取得部212は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて少なくとも1つのレコメンド商品を取得してもよい。レコメンド取得部212は、商品に関する複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報の少なくとも一方に基づいて、レコメンド商品に優先順位を設定してもよい。
【0138】
表示処理部213は、レコメンド取得部212により取得された少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を表示デバイス27に表示する(ステップS18)。ステップS18では、例えば、表示処理部213は、少なくともレコメンド商品を示す情報を表示デバイス27に表示する。表示処理部213は、補助記憶デバイス23の商品情報を参照して、レコメンド商品に関する情報を出力してもよい。表示処理部213は、レコメンド商品の商品特徴に関する情報を出力してもよい。表示処理部213は、レコメンド商品の購入に関する情報を出力してもよい。表示処理部213は、テキストデータ、画像データ、及び動画データの少なくとも1つに基づいてレコメンド商品に関する情報を表示してもよい。
【0139】
なお、複数の質問の数は3に限られない。プロセッサ21は、質問の数、又は質問階層の数に応じて上述の処理を繰り返す。
【0140】
この例によれば、ユーザ端末2は、商品に関する複数の質問のうち、商品の用途に関する質問を最初にユーザに提示し、ユーザの回答に応じてレコメンド商品を絞り込むことができる。ユーザ端末2は、商品の用途に関する質問の後に商品の好みに関する質問をユーザに提示する。これにより、ユーザ端末2は、ユーザが所望する用途の商品のうち、ユーザの好みに合った商品をレコメンド商品としてユーザに提示することができる。ユーザは、所望の用途に合った商品のうち、ユーザの好みに応じた商品をレコメンド商品の中から見つけることができる。
【0141】
(効果)
第2の実施形態のユーザ端末は、商品に関する質問を表示し、質問に対する回答を取得し、商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得し、少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を表示する。これにより、ユーザ端末は、ユーザから複数の質問に対する回答を取得することで、短時間でユーザのニーズに合った商品をレコメンドすることができる。ユーザは、表示される複数の質問に回答するだけで、短時間で容易にユーザのニーズに合った商品を見つけることができる。このように、ユーザ端末は、ユーザの商品購入をサポートすることができる。
【0142】
第2の実施形態のユーザ端末は、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0143】
[他の実施形態]
上述の実施形態では、商品は、芳香剤、又は消臭剤等の空間の香りに関する商品であるとして説明したが、これに限られない。商品は、用途と香りにより分類され得る商品であればよい。例えば、商品は、複数の用途に使用できる商品を含む。商品は、同様の香りを有する用途別の複数の商品を含む。なお、香りは、ユーザの好みの一例である。そのため、商品は、用途と好みにより分類され得る商品であってもよい。この例では、複数の質問は、香りに関する質問ではなく、好みに関する質問を含む。商品は、消耗品に限られず、食品、物品等であってもよい。
【0144】
情報処理装置は、サーバ1のような1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。情報処理端末は、ユーザ端末2のような1つの装置で実現されてもよいし、機能を分散させた複数の装置で実現されてもよい。
【0145】
上述の実施形態は、装置だけでなく、装置が実行する方法に適用されてもよい。上述の実施形態は、装置のコンピュータに各機能を実行させることが可能なプログラムに適用されてもよい。上述の実施形態は、プログラムを記憶する記録媒体に適用されてもよい。上述の実施形態は、システムだけでなく、システムに含まれる複数の要素が実行する方法に適用されてもよい。
【0146】
処理回路は、複数の機能による複数の処理を実現する1つ以上の回路を含む。例えば、回路は、プロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(field-Programmable Gate Array)であるが、これらに限定されない。
【0147】
処理回路を構成する1つ以上の回路のそれぞれは、複数の処理のうちの1つ以上の処理を実行する。処理回路が単一の回路で構成される場合、単一の回路は、複数の処理の全部を実行する。処理回路が複数の回路で構成される場合、複数の回路のそれぞれは、複数の処理のうちの一部を実行する。複数の処理のうちの一部は、複数の処理のうちの1つでもよいし、複数の処理のうちの2つ以上でもよい。処理回路が複数の回路で構成される場合、複数の回路は、1つの装置に含まれていてもよいし、複数の装置に分散していてもよい。
【0148】
プログラムは、装置に記憶された状態で譲渡されてよいし、装置に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0149】
以上、本発明の実施形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0150】
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0151】
(付記)
上述の実施形態は、以下のように表されてもよい。
(1) 商品に関する質問を出力する第1の出力部と、
前記質問に対する回答を取得する取得部と、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得するレコメンド取得部と、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力する第2の出力部と、
を備える情報処理装置。
(2) 前記複数の質問は、商品の用途に関する質問を含む、
(1)に記載の情報処理装置。
(3) 前記商品の用途に関する質問は、前記複数の質問のうちの最初の質問である、
(2)に記載の情報処理装置。
(4) 前記商品の用途は、商品の使用場所を含む、(2)又は(3)に記載の情報処理装置。
(5) 前記複数の質問は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含み、
前記第2の質問は、前記第1の質問に対する回答に応じた質問である、
(1)に記載の情報処理装置。
(6) 前記複数の質問は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含み、
前記第2の質問の回答の選択肢は、前記第1の質問に対する回答に応じた選択肢である、
(1)に記載の情報処理装置。
(7) 前記複数の質問は、ユーザの商品の好みに関する質問を含み、
前記用途に関する質問は、前記商品の好みに関する質問よりも前の質問である、
(2)又は(3)に記載の情報処理装置。
(8) 前記レコメンド取得部は、前記複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて前記少なくとも1つのレコメンド商品を取得する、
(1)から(7)の何れかに記載の情報処理装置。
(9) 前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報は、前記少なくとも1つのレコメンド商品の購入に関する情報を含む、
(1)から(8)の何れかに記載の情報処理装置。
(10) コンピュータに、
商品に関する質問を出力する機能と、
前記質問に対する回答を取得する機能と、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する機能と、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
(11) 商品に関する質問を出力することと、
前記質問に対する回答を取得することと、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得することと、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を出力することと、
を備える情報処理方法。
(12) コンピュータに、
商品に関する質問を表示する機能と、
質問に対する回答を取得する機能と、
商品に関する複数の質問に対する複数の回答に基づいて、少なくとも1つのレコメンド商品を取得する機能と、
前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報を表示する機能と、
を実行させることが可能なプログラム。
(13) 前記複数の質問は、商品の用途に関する質問を含む、
(12)に記載のプログラム。
(14) 前記商品の用途に関する質問は、前記複数の質問のうちの最初の質問である、
(13)に記載のプログラム。
(15) 前記商品の用途は、商品の使用場所を含む、(13)又は(14)に記載のプログラム。
(16) 前記複数の質問は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含み、
前記第2の質問は、前記第1の質問に対する回答に応じた質問である、
(12)に記載のプログラム。
(17) 前記複数の質問は、第1の質問及び第1の質問の後の第2の質問を含み、
前記第2の質問の回答の選択肢は、前記第1の質問に対する回答に応じた選択肢である、
(12)に記載のプログラム。
(18) 前記複数の質問は、ユーザの商品の好みに関する質問を含み、
前記用途に関する質問は、前記商品の好みに関する質問よりも前の質問である、
(13)又は(14)に記載のプログラム。
(19) 前記取得する機能は、前記複数の質問に対する複数の回答、及びユーザ情報に基づいて前記少なくとも1つのレコメンド商品を取得することを含む、
(12)から(18)の何れかに記載のプログラム。
(20) 前記少なくとも1つのレコメンド商品に関する情報は、前記少なくとも1つのレコメンド商品の購入に関する情報を含む、
(12)から(19)の何れかに記載のプログラム。
【符号の説明】
【0152】
1…サーバ、2…ユーザ端末、11…プロセッサ、12…メインメモリ、13…補助記憶デバイス、14…通信インタフェース、21…プロセッサ、22…メインメモリ、23…補助記憶デバイス、24…通信インタフェース、25…入力デバイス、26…カメラ、27…表示デバイス、28…スピーカ、100…情報処理システム、110…第1の出力部、111…取得部、112…レコメンド取得部、113…第2の出力部、130…質問要素記憶領域、131…商品情報記憶領域、132…ユーザ情報記憶領域、210…第1の取得部、211…第2の取得部、212…レコメンド取得部、213…表示処理部、230…質問要素記憶領域、231…商品情報記憶領域、A1~A5、A11~A14、A21~A24、A31~A33、A41~A42、A51~A52、A111~A113、A211~A213、A311~A312、A411~A412、A511~A512…回答選択肢、A1111、A2111、A3111、A4111、A5111…レコメンド商品、Ima…質問画像~Imc…質問画像、Imd…診断結果画像、NW…ネットワーク。
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