IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社東海理化電機製作所の特許一覧

<>
  • 特開-操作装置 図1
  • 特開-操作装置 図2
  • 特開-操作装置 図3
  • 特開-操作装置 図4
  • 特開-操作装置 図5
  • 特開-操作装置 図6
  • 特開-操作装置 図7
  • 特開-操作装置 図8
  • 特開-操作装置 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178830
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】操作装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20241218BHJP
   G06F 3/04812 20220101ALI20241218BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20241218BHJP
   G09G 5/37 20060101ALI20241218BHJP
   B60K 35/00 20240101ALI20241218BHJP
   B60R 16/027 20060101ALI20241218BHJP
   G06F 3/038 20130101ALI20241218BHJP
【FI】
G06F3/01 510
G06F3/04812
G09G5/00 550C
G09G5/37 320
B60K35/00 Z
B60R16/027 T
G06F3/038 310A
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023097272
(22)【出願日】2023-06-13
(71)【出願人】
【識別番号】000003551
【氏名又は名称】株式会社東海理化電機製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002583
【氏名又は名称】弁理士法人平田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】青山 将之
【テーマコード(参考)】
3D344
5B087
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
3D344AA16
3D344AA21
3D344AA26
3D344AA27
3D344AA30
3D344AC25
3D344AC28
3D344AD01
3D344AD05
3D344AD07
5B087AA09
5B087BC32
5B087DD09
5B087DE07
5B087DE09
5C182AA02
5C182AA05
5C182AB15
5C182AB26
5C182AB31
5C182AC03
5C182AC12
5C182AC33
5C182AC35
5C182AC38
5C182BA06
5C182BA14
5C182BA56
5C182BA75
5C182BB02
5C182BB12
5C182BB22
5C182BB24
5C182BC22
5C182BC25
5C182BC26
5C182CC02
5C182CC06
5C182CC17
5E555AA06
5E555AA30
5E555BA02
5E555BA23
5E555BB02
5E555BB23
5E555BC04
5E555BC08
5E555CA15
5E555CA17
5E555CA42
5E555CB14
5E555CB20
5E555CB65
5E555CC05
5E555CC07
5E555DB04
5E555DB06
5E555DC05
5E555DC13
5E555DC19
5E555DC72
5E555DC84
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】操作性を向上させることができる操作装置を提供する。
【解決手段】操作装置は、車両8に配置され、第1の操作を受け付ける操作部と、車両8の乗員9の視線40を検出する視線検出部と、操作部が第1の操作を受け付け、かつ画像を表示する複数の表示領域のうち、乗員9の視線40が位置する視線位置表示領域41の存在が判定された場合、操作部を介した視線位置表示領域41に対する操作のみを可能とする制御部と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に配置され、第1の操作を受け付ける操作部と、
前記車両の乗員の視線を検出する視線検出部と、
前記操作部が前記第1の操作を受け付け、かつ画像を表示する複数の表示領域のうち、前記乗員の視線が位置する視線位置表示領域の存在を判定した場合、前記操作部を介した前記視線位置表示領域に対する操作のみを可能とする制御部と、
を備えた操作装置。
【請求項2】
前記制御部は、前記視線位置表示領域に対する前記操作部を介した操作のみを可能とすると共に、前記操作部を介して操作可能なポインタを前記視線位置表示領域に表示させる、
請求項1に記載の操作装置。
【請求項3】
前記操作部は、前記車両のステアリングの左右に配置された左側操作部及び右側操作部を有し、
前記制御部は、前記左側操作部及び前記右側操作部に対してなされた、少なくとも一部の期間が重なる操作を前記第1の操作とする、
請求項1に記載の操作装置。
【請求項4】
前記操作部は、さらに第2の操作を受け付け、
前記制御部は、前記視線位置表示領域に対する操作のみを可能としたのち、前記操作部へ前記第2の操作がなされ、さらに第3の操作がなされた場合、前記視線位置表示領域を移動させて前記複数の表示領域のレイアウトを変更する、
請求項1に記載の操作装置。
【請求項5】
前記操作部は、前記車両のステアリングの左右に配置された左側操作部及び右側操作部と、前記左側操作部及び前記右側操作部の少なくとも一方に隣接して設けられると共に前記第2の操作を受け付ける特定操作部と、を有する、
請求項4に記載の操作装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記複数の表示領域のうち、少なくとも前記車両の速度を表示する表示領域を前記乗員の正面に保ち、当該表示領域のレイアウトの変更、及び当該表示領域の表示位置の入れ替えを規制する、
請求項5に記載の操作装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、表示領域に表示を行う表示部と、表示部によって表示領域に表示を行わせる表示制御部と、を備えた表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
この表示装置の表示制御部は、表示したシンボルの表示態様を、ユーザの視線に対応して拡大させることができる。このシンボルは、表示装置を操作するための操作用のアイコンである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-148024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表示領域が複数存在する場合、複数の表示領域の全体は、個々の表示領域よりも大きくなる。従来の表示装置は、例えば、複数の表示領域の全体を操作対象とする場合、ユーザが注視したアイコンを拡大したとしても複数の表示領域の全体が大きいため、当該アイコンの操作性が向上するとは限らない。
【0006】
従って本発明の目的は、操作性を向上させることができる操作装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、車両に配置され、第1の操作を受け付ける操作部と、車両の乗員の視線を検出する視線検出部と、操作部が第1の操作を受け付け、かつ画像を表示する複数の表示領域のうち、乗員の視線が位置する視線位置表示領域の存在を判定した場合、操作部を介した視線位置表示領域に対する操作のみを可能とする制御部と、を備えた操作装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1(a)は、車両の一例を示す図であり、図1(b)は、操作装置が配置されたステアリングの一例を示す図である。
図2図2(a)は、操作装置のブロック図の一例であり、図2(b)は、車両制御システムのブロック図の一例である。
図3図3(a)は、視線の検出の一例について説明するための図であり、図3(b)及び図3(c)は、表示装置の一例を示す図である。
図4図4(a)は、第1の操作の一例について説明するための図であり、図4(b)は、視線が検出された表示領域の一例を示す図であり、図4(c)は、視線位置表示領域の一例を示す図である。
図5図5(a)は、レイアウトを変更する操作の一例を示す図であり、図5(b)は、視線が検出された表示領域の一例を示す図であり、図5(c)は、レイアウトの変更の一例を示す図である。
図6図6(a)は、表示領域を入れ替える操作の一例を示す図であり、図6(b)は、視線が検出された表示領域の一例を示す図であり、図6(c)は、表示領域の入れ替えの一例を示す図である。
図7図7は、所望の表示領域を操作可能とする動作の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、表示領域のレイアウトを変更する動作の一例を示すフローチャートである。
図9図9は、表示領域を入れ替える動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施の形態の要約)
実施の形態に係る操作装置は、車両に配置され、第1の操作を受け付ける操作部と、車両の乗員の視線を検出する視線検出部と、操作部が第1の操作を受け付け、かつ画像を表示する複数の表示領域のうち、乗員の視線が位置する視線位置表示領域の存在を判定した場合、操作部を介した視線位置表示領域に対する操作のみを可能とする制御部と、を備えて概略構成されている。
【0011】
この操作装置は、複数の表示領域のうち、乗員が視線を送った視線位置表示領域の操作のみを可能とするので、複数の表示領域の全体を操作対象とする場合と比べて、操作が可能な領域が限定され、操作性が向上する。
【0012】
[実施の形態]
(操作装置1の概要)
図1(a)は、実施の形態に係る操作装置が配置された車両の一例を示す図であり、図1(b)は、操作装置が配置されたステアリングの一例を示す図である。図2(a)は、実施の形態に係る操作装置のブロック図の一例であり、図2(b)は、操作装置を含む車両制御システムのブロック図の一例である。図3(a)は、実施の形態に係る操作装置の視線検出部による視線の検出の一例について説明するための図であり、図3(b)及び図3(c)は、表示装置の一例を示す図である。
【0013】
なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率や形状は、実際の比率や形状とは異なる場合がある。また図2(a)及び図2(b)では、主な信号や情報の流れを矢印で示している。
【0014】
操作装置1は、図1(a)~図3(a)に示すように、車両8に配置され、第1の操作を受け付ける操作部2と、車両8の乗員9の視線40を検出する視線検出部4と、操作部2が第1の操作を受け付け、かつ画像を表示する複数の表示領域のうち、乗員9の視線40が位置する視線位置表示領域41の存在が判定された場合、操作部2を介した視線位置表示領域41に対する操作のみを可能とする制御部6と、を備えて概略構成されている。
【0015】
制御部6は、視線位置表示領域41に対する操作部2を介した操作のみを可能とすると共に、操作部2を介して操作可能なポインタ410を視線位置表示領域41に表示させるように構成されている。
【0016】
また操作部2は、車両8のステアリング81の左右に配置された左側操作部及び右側操作部を有している。制御部6は、左側操作部及び右側操作部に対してなされた、少なくとも一部の期間が重なる操作を第1の操作とする。この少なくとも一部の期間が重なる操作とは、左側操作部になされた操作の期間と右側操作部に対してなされた操作の期間の少なくとも一部が重なっていることを示している。
【0017】
この操作部2は、左側操作部及び右側操作部がタッチ操作を受け付けるタッチパッドである。以下では、一例として、左側操作部を左タッチパッド20、及び右側操作部を右タッチパッド21とする。なお左側操作部及び右側操作部は、タッチパッドに限定されず、ジョイステックや中央にプッシュボタンが配置された十字キーなどであっても良い。
【0018】
制御部6は、左タッチパッド20及び右タッチパッド21に対してなされた、少なくとも一部の期間が重なるタッチ操作を受け付け、かつ視線位置表示領域41の存在を判定した場合、視線位置表示領域41に対する操作のみを可能とする。第1の操作は、一例として、左タッチパッド20及び右タッチパッド21に対してなされた、少なくとも一部の期間が重なるタッチ操作である。
【0019】
このタッチ操作は、後述する図4(a)に示すように、左タッチパッド20の操作面200に対する左手91の左側操作指910の接触、及び右タッチパッド21の操作面210に対する右手92の右側操作指920の接触を示している。なお左側操作指910及び右側操作指920は、一例として、親指であるがこれに限定されず、一方が親指で他方が他の指であっても良いし、どちらも親指以外の指であっても良い。
【0020】
操作部2は、さらに第2の操作を受け付ける。制御部6は、視線位置表示領域41に対する操作のみを可能としたのち、操作部2へ第2の操作がなされ、さらに第3の操作がなされた場合、視線位置表示領域41を移動させて複数の表示領域のレイアウトを変更するように構成されている。
【0021】
従って操作部2は、車両8のステアリング81の左右に配置された左タッチパッド20及び右タッチパッド21と、左タッチパッド20及び右タッチパッド21の少なくとも一方に隣接して設けられると共に第2の操作を受け付ける特定操作部と、を有している。
【0022】
本実施の形態の特定操作部は、一例として、左タッチパッド20に隣接して配置された左操作バー22、及び右タッチパッド21に隣接して配置された右操作バー23である。この左操作バー22及び右操作バー23は、プッシュスイッチであるがこれに限定されず、静電容量方式のタッチセンサであっても良い。
【0023】
第2の操作は、一例として、左操作バー22及び右操作バー23の少なくとも一方になされた長押し操作であるがこれに限定されず、左タッチパッド20及び右タッチパッド21の少なくとも一方になされた特定の位置における長押し操作、タッチ操作やタップ操作などであっても良い。
【0024】
第3の操作は、一例として、左タッチパッド20及び右タッチパッド21の一方になされたドラッグアンドドロップ操作、又は乗員9の視線変更による移動先の表示領域の選択操作と第2の操作の解除とを含む操作であるがこれに限定されず、左タッチパッド20及び右タッチパッド21の一方になされたフリック操作やなぞり操作であっても良い。フリック操作やなぞり操作の場合は、操作の終了位置に応じた位置に所望の表示領域が移動しても良いし、第2の操作が解除されるまで複数回フリック操作やなぞり操作を繰り返し、第2の操作を解除することで所望の表示領域の位置を変更するようにしても良い。本実施の形態の第3の操作は、一例として、ドラッグアンドドロップ操作によるレイアウト変更と、視線移動によるレイアウト変更と、を可能とする操作である。
【0025】
乗員9は、左タッチパッド20及び右タッチパッド21に対してタッチ操作を行うと共に、操作したい表示領域に視線40を向けることで、所望の表示領域をアクティブにする、つまり所望の表示領域を選択して操作可能な状態とすることができる。
【0026】
本実施の形態の乗員9は、一例として、運転席800に着座する運転者であるがこれに限定されず、助手席801に着座する乗員であっても良い。この場合、助手席801に着座する乗員9は、一例として、フロアコンソール802に配置されたタッチパッド装置86に対して第1の操作を行い、所望の表示領域に視線40を送ることで所望の表示領域のみを操作可能な状態にすることができる。また助手席801に着座する乗員9は、タッチパッド装置86の近傍に配置されたスイッチなどと操作を組み合わせて、上述した複数の表示領域のレイアウトを変更したり、表示位置を入れ替えたりすることもできる。
【0027】
車両8は、図1(a)に示すように、運転席800の前方から助手席801の前方に渡る大型の表示画面840を有する表示装置84が配置されている。この表示画面840は、図1(a)に示すように、インストルメントパネル803の左右方向の大部分を覆うほど大型の画面となっている。しかしステアリング81に配置されるため、左タッチパッド20の操作面200、及び右タッチパッド21の操作面210は、大型の表示画面840に比べてはるかに小型である。乗員9は、操作面200及び操作面210を操作することで、表示画面840の全体を操作することは困難である。本実施の形態の操作装置1は、表示画面840の全体ではなく、表示領域単位で操作可能とすることで、比率の差からくる困難性を低下するように構成されている。
【0028】
なお表示領域は、一例として、表示画面840を上下方向に仕切った領域となっているがこれに限定されず、上下方向に表示領域の少なくとも一部が重なる形状であっても良い。
【0029】
操作装置1は、一例として、図2(b)に示すように、表示装置84と共に車両制御システム82を構成している。この車両制御システム82は、一例として、車両制御装置83、表示装置84、ミラー装置85、タッチパッド装置86、車載装置87及び車両LAN88(Local Area Network)を備えて概略構成されている。
【0030】
車両制御装置83は、車両8を総合的に制御するマイクロコンピュータであり、駆動装置の制御、自動運転制御及び運転支援制御などを行うように構成されている。この車両制御装置83は、一例として、表示装置84を制御する。
【0031】
表示装置84は、一例として、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、ミニLED(Light Emitting Diode)及びマイクロLEDディスプレイなどである。表示装置84は、一例として、車両8の左右方向に長い表示画面840を有している。そして表示画面840は、複数の表示領域に分割されている。
【0032】
なお複数の表示領域は、複数のディスプレイから構成されても良い。つまり表示装置84は、複数のディスプレイから構成されても良い。また変形例として表示装置84は、フロントウインドウ804に画像を投影するヘッドアップディスプレイで構成されても良いし、ヘッドアップディスプレイを含んで構成されても良い。
【0033】
図3(b)は、表示画面840が第1の表示領域841~第4の表示領域844に4分割された一例を示している。第1の表示領域841~第4の表示領域844は、領域の形状が同じであっても良いし、異なっていても良い。第1の表示領域841は、一例として、空調装置の複数の機能に関する表示画像841aが表示されている。第2の表示領域842は、一例として、ナビゲーション装置の地図画像に関する表示画像842aが表示されている。第3の表示領域843は、一例として、速度や方向指示などに関する表示画像843aが表示されている。第4の表示領域844は、一例として、燃料計や水温計などに関する表示画像844aが表示されている。
【0034】
図3(c)は、表示画面840が第1の表示領域841~第3の表示領域843に3分割された一例を示している。第1の表示領域841は、一例として、ミラー装置85の調整機能に関する表示画像841aが表示されている。第2の表示領域842は、一例として、シート装置に関する表示画像842aが表示されている。第3の表示領域843は、一例として、速度や方向指示などに関する表示画像843aが表示されている。
【0035】
ここで制御部6は、複数の表示領域のうち、少なくとも車両8の速度を表示する表示領域を乗員9の正面に保ち、当該表示領域のレイアウトの変更、及び当該表示領域の表示位置の入れ替えを規制するように構成されている。図3(b)の第3の表示領域843、及び図3(c)の第3の表示領域843は、速度を表示する表示領域である。この速度を表示する表示領域は、一例として、法規的に運転者が視認し易い正面に表示することが必要となる。従って制御部6は、速度を表示する表示領域の表示位置を保ち、この表示領域を含むレイアウトの変更や表示位置の入れ替えを行わないように構成されている。
【0036】
ミラー装置85は、車両8の後方を確認するためのものであり、物理ミラーでも良いし、電子ミラーでも良い。ミラー装置85は、物理ミラーの場合、図3(c)の第1の表示領域841に示すように、ミラー部分の角度を変えられるように構成されている。またミラー装置85は、電子ミラーの場合、カメラを備えて構成され、後方を撮像した画像の拡大、縮小、輝度の調整、他の車両の接近の警告などを表示領域に表示するように構成されている。表示装置84は、ミラー装置85が電子ミラーである場合、左右の端部に位置する表示領域に左右の後方の画像を表示する。そして乗員9は、助手席801側の画像が見難い場合、表示領域のレイアウトを変更することにより、自身の近くに表示させることができる。
【0037】
タッチパッド装置86は、図1(a)に示すように、運転席800と助手席801の間のフロアコンソール802に配置されている。このタッチパッド装置86は、左タッチパッド20及び右タッチパッド21と同様に静電容量方式のタッチパッドであり、タッチ操作などを検出するように構成されている。
【0038】
車載装置87は、一例として、車室内の温度を調整する空調装置、現在地の地図や目的地までの誘導を行うナビゲーション装置、シートの位置や傾きなどを制御するシート装置、音楽や映像を再生する音楽及び映像再生装置などである。表示装置84は、これらの車載装置87に関する情報を表示すると共に、調整や機能のオン、オフなどが割り当てられた画像を表示するように構成されている。
【0039】
この車両制御システム82は、車両LAN88を介して操作装置1、車両制御装置83及び表示装置84などが接続されている。この車両LAN88は、例えば、有線及び無線によって相互に信号や情報などの交換を可能とするCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)といった車両用ネットワークである。
【0040】
操作部2は、上述のように、左タッチパッド20と、右タッチパッド21と、左操作バー22と、右操作バー23と、を備えて構成されている。
【0041】
左タッチパッド20及び右タッチパッド21は、一例として、静電容量方式のタッチパッドであるがこれに限定されず、感圧方式のタッチパッドなどであっても良い。左タッチパッド20及び右タッチパッド21は、一例として、タッチ操作、タップ操作、ダブルタップ操作、なぞり操作、ドラッグアンドドロップ操作、フリック操作、ピンチアウト(ピンチオープン)操作及びピンチイン(ピンチクローズ)操作などが可能である。これらの操作は、左タッチパッド20及び右タッチパッド21ごとに行われても良いし、別々に行われても良い。
【0042】
ここでタッチ操作は、タップ操作と区別するため、瞬間的に操作面に接触する操作ではなく、継続して接触する操作や操作面を長押しする操作を示すものとする。
【0043】
操作部2が配置されるステアリング81は、図1(a)に示すように、上部がなく、表示装置84が見易くされた異形ステアリングとなっている。左タッチパッド20は、ステアリング81の左把持部810の先端側に配置されている。また右タッチパッド21は、右把持部811の先端側に配置されている。左タッチパッド20の操作面200、及び右タッチパッド21の操作面210は、矩形状を有し、1つの角が上方に向いている。
【0044】
左操作バー22は、左タッチパッド20の操作面200の上辺に沿って配置されている。また右操作バー23は、右タッチパッド21の操作面210の上辺に沿って配置されている。
【0045】
左タッチパッド20及び右タッチパッド21は、なされた操作に関する情報である左タッチパッド操作情報S及び右タッチパッド操作情報Sを制御部6に出力する。また左操作バー22及び右操作バー23は、なされたプッシュ操作や長押し操作に基づいて左操作情報S及び右操作情報Sを制御部6に出力する。
【0046】
(視線検出部4の構成)
視線検出部4は、一例として、カメラ3と電気的に接続されている。このカメラ3は、図1(a)及び図3(a)に示すように、運転席800に着座する乗員9の顔90が撮像範囲30に入るように配置されている。カメラ3は、一例として、乗員9の正面のインストルメントパネル803に配置されている。
【0047】
カメラ3は、一例として、赤外線を用いて撮像範囲30を撮像し、撮像した画像の情報である画像情報Sを視線検出部4に出力する。なおカメラ3は、車載装置87として配置され、車両LAN88を介して視線検出部4と接続されても良い。
【0048】
視線検出部4は、カメラ3から取得した画像情報Sに基づいて乗員9の視線40を検出する。視線40の検出方法は、一例として、乗員9の眼の動かない部分(基準点)と、動く部分(動点)と、の位置関係から視線40を検出する方法であるがこれに限定されない。
【0049】
視線検出部4は、一例として、表示画面840に設定された座標系における視線40の座標の情報である視線情報Sを制御部6に出力する。つまり視線検出部4は、視線40と表示画面840が交差する座標を算出し、視線情報Sとして出力する。
【0050】
(通信部5の構成)
通信部5は、車両LAN88を介して、操作装置1と、車両制御装置83、表示装置84などと、が情報や信号を交換するように構成されている。
【0051】
(制御部6の構成)
制御部6は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部6が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部6は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
【0052】
制御部6は、一例として、図2(a)に示すように、操作パターン情報60を有している。この操作パターン情報60は、所望の表示領域を操作可能とする操作パターンに関する情報、視線位置表示領域41のレイアウトを変更するための操作パターンに関する情報、及び表示領域を入れ替えるための操作パターンに関する情報を含んでいる。なお操作パターンは、一例として、乗員9が設定可能である。つまり後述するように、レイアウトを変更する際、乗員9は、右操作バー23を長押し操作するが左操作バー22を長押し操作するように定めても良い。
【0053】
制御部6は、一例として、図2(b)に示すように、車両制御装置83から表示領域に関する表示領域情報Sを取得する。なお表示領域情報Sは、車両制御装置83に限定されず、車両制御装置83以外に表示装置84を制御する制御装置がある場合、この制御装置から取得しても良い。
【0054】
表示領域情報Sは、例えば、表示画面840に対する表示領域の範囲を指定する情報である。制御部6は、視線検出部4から取得した視線情報Sと、車両制御装置83から取得した表示領域情報Sと、に基づいて視線40がどの表示領域に位置するのか、つまり視線位置表示領域41を判定する。
【0055】
制御部6は、視線位置表示領域41に関する表示指示情報Sを、車両LAN88を介して車両制御装置83に出力する。また制御部6は、操作部2になされた操作に基づいて操作部操作情報Sを生成し、車両LAN88を介して車両制御装置83に出力する。なお表示指示情報Sは、表示領域のレイアウトの変更に関する情報、及び表示領域の表示位置の入れ替えに関する情報を含んでいる。また制御部6は、操作部操作情報Sを視線位置表示領域41に対応する車載装置87などに送信するように構成されても良い。
【0056】
車両制御装置83は、取得した表示指示情報Sに基づいて表示装置84の表示を制御する表示制御情報S10を出力する。この表示制御情報S10は、表示装置84に表示させる車載装置87に関連した画像の情報、及び当該画像をどの表示領域に表示させるかの情報を少なくとも含んでいる。
【0057】
車両制御装置83は、例えば、図3(b)に示すように、表示装置84が表示画面840を第1の表示領域841~第4の表示領域844に分割して表示画像841a~表示画像844aを表示させる場合、表示画像841a~表示画像844aに関する情報を関連する車載装置87などから取得し、表示画面840に表示させる。そして車両制御装置83は、操作装置1から操作部操作情報Sを取得すると、操作可能となっている表示領域に表示されたポインタ410を移動させたり、メーニューなどをスクロールさせたりする。
【0058】
また車両制御装置83は、表示指示情報Sを取得した場合、視線位置表示領域41をアクティブにしたり、レイアウトを変えたり、表示位置を入れ替えたりする。
【0059】
以下では、所望の表示領域を操作可能とする操作、表示領域のレイアウトを変更する操作、及び表示領域を入れ替える操作の一例について説明する。
【0060】
・所望の表示領域を操作可能とする操作について
図4(a)は、実施の形態に係る操作装置の第1の操作の一例について説明するための図であり、図4(b)は、視線が検出された表示領域の一例を示す図であり、図4(c)は、操作可能となった視線位置表示領域の一例を示す図である。図4(b)は、複数の表示領域として、「A」の表示画像841aを表示する第1の表示領域841、「B」の表示画像842aを表示する第2の表示領域842、「C」の表示画像843aを表示する第3の表示領域843、及び「D」の表示画像844aを表示する第4の表示領域844が表示画面840に表示されている。図4(c)では、操作可能となった視線位置表示領域41を斜線で示している。後述する図5(a)~図5(c)、及び図6(a)~図6(c)は、図4(a)~図4(c)に基づいて表示領域や表示画像などが図示されている。
【0061】
乗員9は、所望の表示領域を操作するため、第1の操作を操作部2に行ったあと、所望の表示領域に視線40を向ける。図4(b)では、第2の表示領域842に視線40を送った場合を示している。つまり乗員9の所望の表示領域は、第2の表示領域842である。
【0062】
この第1の操作は、一例として、図4(a)に示すように、左手91の左側操作指910で左タッチパッド20の操作面200に対して長押し操作すると共に、右手92の右側操作指920で右タッチパッド21の操作面210を長押しする操作であり、長押しする期間が少なくとも一部重なっている。
【0063】
制御部6は、左タッチパッド20から出力された左タッチパッド操作情報S、及び右タッチパッド21から出力された右タッチパッド操作情報Sと、操作パターン情報60と、に基づいて第1の操作がなされたと判定した場合、視線検出部4を制御して視線40を確認する。なお制御部6は、視線40が表示画面840上に位置すると判定したのち、操作を確認するように構成されても良い。
【0064】
制御部6は、左タッチパッド20及び右タッチパッド21に対する長押し操作が継続している間に、視線40が複数の表示領域のいずれかの表示領域に検出された場合、視線40が検出された表示領域を視線位置表示領域41とする表示指示情報Sを出力する。図4(b)では、視線40が検出された表示領域が、第2の表示領域842であるので、制御部6は、第2の表示領域842が視線位置表示領域41であり、乗員9の所望の表示領域であるとしてポインタ410を第2の表示領域842に表示させる表示指示情報Sを出力する。
【0065】
乗員9は、第2の表示領域842以外の表示領域を操作したい場合、左タッチパッド20及び右タッチパッド21に対する長押し操作を行い、所望の表示領域に視線40を送ることでポインタ410を移動させ、操作が可能となる。
【0066】
・表示領域のレイアウトを変更する操作について
図5(a)は、実施の形態に係る操作装置によるレイアウトを変更する操作の一例を示す図であり、図5(b)は、視線が検出された表示領域の一例を示す図であり、図5(c)は、レイアウトの変更の一例を示す図である。
【0067】
所望の表示領域のレイアウトを変更する場合、まず乗員9は、変更したい表示領域を操作可能とするため、第1の操作を行い、さらに所望の表示領域に視線40を送る。図5(b)では、第1の表示領域841に視線40を送った場合を示している。なお変更したい表示領域が既にアクティブであった場合は、第1の操作を行わなくても良い。
【0068】
続いて乗員9は、第1の表示領域841にポインタ410が移動したのち、図5(a)に示すように、第2の操作として右操作バー23に対して長押し操作を行いつつ第3の操作として左タッチパッド20の操作面200に対してドラッグアンドドロップ操作を行う。なお乗員9は、左操作バー22に対して長押し操作を行いつつ右タッチパッド21の操作面210に対してドラッグアンドドロップ操作を行っても良い。
【0069】
乗員9は、第1の表示領域841を第3の表示領域843の位置に表示させたい場合、図5(c)に示すように、操作面200に対して左から右にドラッグ操作を行い、第1の表示領域841が所望の位置に来ると、ドロップ操作、つまり操作面200から左側操作指910を離す。
【0070】
制御部6は、第2の操作がなされて右操作バー23から出力された右操作情報Sと、第3の操作がなされて左タッチパッド20から出力された左タッチパッド操作情報Sと、操作パターン情報60と、に基づいて第1の表示領域841に対しドラッグアンドドロップ操作が行われていると判定する。制御部6は、第1の表示領域841をアクティブにした状態で第1の表示領域841~第4の表示領域844のレイアウトを変更することを示す表示指示情報Sを出力する。
【0071】
・表示領域を入れ替える操作について
図6(a)は、実施の形態に係る操作装置になされた表示領域を入れ替える操作の一例を示す図であり、図6(b)は、視線が検出された表示領域の一例を示す図であり、図6(c)は、表示領域の入れ替えの一例を示す図である。
【0072】
所望の表示領域の表示位置を入れ替える場合、まず乗員9は、入れ替えたい表示領域を視線位置表示領域41とするため、第1の操作を行い、さらに所望の表示領域に視線40を送る。図6(b)では、第1の表示領域841が視線位置表示領域41とされた場合を示している。なお所望の表示領域が既にアクティブであった場合は、第1の操作を行わなくても良い。
【0073】
続いて乗員9は、図6(a)に示すように、第2の操作として右操作バー23に対して長押し操作を行い、視線位置表示領域41と入れ替えたい表示領域に視線40を送る。図6(b)は、第4の表示領域844に視線40を送った場合を示している。
【0074】
続いて乗員9は、図6(a)~図6(c)に示すように、第2の操作として右操作バー23を長押し操作した状態で第4の表示領域844に視線40を送ったのち、右側操作指920を右操作バー23から離すことで表示領域を入れ替えることができる。第3の操作は、一例として、第4の表示領域844に視線40を送る操作と、右側操作指920を右操作バー23から離す操作と、を含んだ操作である。なお乗員9は、左操作バー22に長押し操作を行い、長押し操作した状態で視線40を送っても良い。
【0075】
制御部6は、視線検出部4から出力された視線情報Sと、右操作バー23から出力された右操作情報Sと、操作パターン情報60と、に基づいて入れ替えのため、右操作バー23の長押し操作が解除されたと判定する。制御部6は、第1の表示領域841をアクティブにした状態で第1の表示領域841と第4の表示領域844の表示位置を入れ替えることを示す表示指示情報Sを出力する。
【0076】
(動作)
以下に、本実施の形態の操作装置1の動作の一例について図7図9のフローチャートに従って説明する。
【0077】
・所望の表示領域を操作可能とする動作
操作装置1の制御部6は、操作部2に対して第1の操作がなされるか監視する。制御部6は、ステップ1の「Yes」が成立する、つまり左タッチパッド20及び右タッチパッド21に、期間の少なくとも一部が重なるタッチ操作、つまり第1の操作が検出された場合(Step1:Yes)、視線検出部4を制御して乗員9の視線40の検出を開始させる(Step2)。
【0078】
制御部6は、左タッチパッド20及び右タッチパッド21に対するタッチ操作、つまり第1の操作が継続し、かつ複数の表示領域のうち、いずれかの表示領域に視線40が検出された場合(Step3:Yes)、検出された視線40が位置する表示領域をアクティブ、つまり操作可能とする表示指示情報Sを出力する(Step4)。
【0079】
ここでステップ3において制御部6は、第1の操作が継続し、かつ複数の表示領域のうち、いずれかの表示領域に視線40が検出されなかった場合(Step3:No)、ステップ1に処理を進める。
【0080】
・表示領域のレイアウトを変更する動作
制御部6は、ステップ10の「Yes」が成立する、つまりアクティブになっている表示領域があり(Step10:Yes)、操作バーに長押し操作、つまり第2の操作がなされ(Step11:Yes)、第2の操作中に第3の操作としてドラッグアンドドロップ操作がなされた場合(Step12:Yes)、なされたドラッグアンドドロップ操作に基づいて表示領域のレイアウトを変更するため(Step13)、表示領域のレイアウトを変更させる表示指示情報Sを出力する。
【0081】
ここでステップ11において制御部6は、第2の操作がなされていない場合(Step11:No)、ステップ10に処理を進める。
【0082】
またステップ12において制御部6は、第2の操作中に第3の操作がなされない場合(Step12:No)、ステップ10に処理を進める。
【0083】
・表示領域を入れ替える動作
制御部6は、ステップ20の「Yes」が成立する、つまりアクティブになっている表示領域があり(Step20:Yes)、操作バーに長押し操作、つまり第2の操作がなされた場合(Step21:Yes)、視線検出部4を制御して乗員9の視線40の検出を開始させる(Step22)。
【0084】
制御部6は、第2の操作が解除された際、視線40がいずれかの表示領域に位置する第3の操作を検出した場合(Step23:Yes)、アクティブな表示領域と視線40が検出された表示領域とを入れ替えるため(Step24)、これらの表示領域を入れ替えさせる表示指示情報Sを出力する。
【0085】
ここでステップ21において制御部6は、第2の操作がなされていない場合(Step21:No)、ステップ20に処理を進める。
【0086】
またステップ23において制御部6は、第3の操作が検出されない場合(Step23:No)、ステップ20に処理を進める。
【0087】
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る操作装置1は、操作性を向上させることができる。具体的には、操作装置1は、操作部2に対する第1の操作と、視線40の位置と、に基づいて所望の表示領域のみを操作可能とすることができる。従って操作装置1は、複数の表示領域を操作対象とする場合と比べて、表示領域単位で操作可能とすることで、比率の差からくる困難性を低下させ、操作性を向上させることができる。
【0088】
操作装置1は、操作部2に対する第1の操作と、視線40の位置と、の組み合わせにより、所望の表示領域のみを操作可能としてポインタ410を表示させることができるので、この構成を採用しない場合と比べて、ポインタ410の起点を容易に変更することができる。
【0089】
操作装置1は、ステアリング81に配置された面積の小さい操作面200及び操作面210を有する左タッチパッド20及び右タッチパッド21によって大型の表示画面840表示されたポインタ410などの操作を行うことができるので、表示画面全体を操作対象とする場合と比べて、操作に費やす時間を短縮することができる。
【0090】
操作装置1は、操作部2に対する操作と、視線40の位置と、に基づいて表示領域のレイアウトや入れ替えを容易に行うことができるので、この構成を採用しない場合と比べて、乗員9に近い位置に操作したい表示領域を移動させることができ、操作性がより向上する。
【0091】
操作装置1は、視線位置表示領域41にはポインタ410の表示や他の表示領域との表示の色、輝度の差があるので、この構成を採用しない場合と比べて、アクティブになった表示領域がわかり易い。
【0092】
操作装置1は、操作可能な表示領域を限定することで左タッチパッド20及び右タッチパッド21により、多機能携帯電話やタブレット端末などのような操作方法で操作することができるので、表示画面840が大型であっても操作し易い。
【0093】
上述の実施の形態及び変形例に係る操作装置1は、例えば、用途に応じて、その一部が、コンピュータが実行するプログラム、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及びFPGA(Field Programmable Gate Array)などによって実現されても良い。
【0094】
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0095】
1…操作装置、2…操作部、4…視線検出部、6…制御部、8…車両、9…乗員、20…左タッチパッド、21…右タッチパッド、22…左操作バー、23…右操作バー、40…視線、41…視線位置表示領域、81…ステアリング、84…表示装置、410…ポインタ、840…表示画面、841~844…第1の表示領域~第4の表示領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9