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  • 特開-皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178877
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/39 20060101AFI20241218BHJP
   A61K 8/06 20060101ALI20241218BHJP
   A61K 8/92 20060101ALI20241218BHJP
   A61K 8/86 20060101ALI20241218BHJP
   A61Q 5/00 20060101ALI20241218BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20241218BHJP
   A61K 9/107 20060101ALI20241218BHJP
   A61K 47/34 20170101ALI20241218BHJP
   A61K 47/44 20170101ALI20241218BHJP
【FI】
A61K8/39
A61K8/06
A61K8/92
A61K8/86
A61Q5/00
A61Q19/00
A61K9/107
A61K47/34
A61K47/44
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2023106501
(22)【出願日】2023-06-13
(71)【出願人】
【識別番号】391056701
【氏名又は名称】池田物産株式会社
(72)【発明者】
【氏名】山内 尚
(72)【発明者】
【氏名】池田 隆彦
【テーマコード(参考)】
4C076
4C083
【Fターム(参考)】
4C076AA17
4C076BB31
4C076CC18
4C076DD46F
4C076EE23F
4C076EE53
4C076FF43
4C083AA121
4C083AA122
4C083AC072
4C083AC122
4C083AC421
4C083AC422
4C083AD111
4C083AD112
4C083AD352
4C083CC02
4C083CC05
4C083CC31
4C083DD31
4C083EE50
(57)【要約】
【課題】 従来、外用剤組成物を調製する時、所謂界面活性剤を配合することが多い。近年では人体に対する刺激性、商品イメージ、サステナビリティなどの観点から天然由来原料への関心が高まり、また動物由来原料を使用しないヴィーガン化粧品の需要も高いことから、植物由来の原料を使用した外用剤組成物の開発が求められている。更に、環境保全の観点も加わり、特定のエチレンオキサイドを含有する界面活性剤の使用も回避されるようになり、代替原料が強く求められている。
【解決手段】 本発明は、植物を起源とするポリグリセリンと、植物を起源とする特定のエステルとをエステル交換反応させて得られる生成混合物に、植物を起源とするノニオン界面活性剤を加えた乳化剤組成物を含有することで、上記課題を解決する皮膚用またはヘアケア用外用剤組成物を提供するものである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリグリセリン-3、キャンデリラワックス、ホホバワックス、ライスブランワックスをエステル交換させて得られる生成混合物に、ジステアリン酸ポリグリセリル-6を加えて成る乳化剤組成物を含有することを特徴とする皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物。
【請求項2】
乳化剤組成物の含有量が0.01~10.0質量%である請求項1に記載の皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びポリグリセリンとエステルとのエステル交換反応生成物から成る乳化剤組成物を含有する皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物に関する。ここで皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物とは、洗顔料、化粧水、クリーム、パック等のスキンケア化粧品、ファンデーション、口紅、マスカラ等のメークアップ化粧品、シャンプー、リンス、ヘアスタイリング剤、育毛剤、ヘアカラー、パーマネント・ウェーブ剤等のヘアケア化粧品、ボディソープ、スリミング剤、UVケア剤、浴用剤、制汗剤などのボディーケア化粧品、香水、オーデコロン等のフレグランス化粧品であって、法律上の化粧品、医薬部外品、医薬品を含む。
【背景技術】
【0002】
従来、皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物を調製する時、所謂界面活性剤を配合することが多い。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
近年では人体に対する刺激性、商品イメージ、サステナビリティなどの観点から天然由来原料への関心が高まり、また動物由来原料を使用しないヴィーガン化粧品の需要も高いことから、植物由来の原料を使用した外用剤組成物の開発が求められている。
【0004】
更に、環境保全の観点も加わり、特定のエチレンオキサイドを含有する界面活性剤の使用も回避されるようになり、代替原料が強く求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記のような状況下でなされたものであり、植物を起源とするポリグリセリンと、植物を起源とする特定のエステルとをエステル交換反応させて得られる生成混合物に、植物を起源とするノニオン界面活性剤を加えた乳化剤組成物を含有することで、目的が達成できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
本発明の請求項1に示すものは、ポリグリセリン-3、キャンデリラワックス、ホホバワックス、ライスブランワックスをエステル交換させて得られる生成混合物に、ジステアリン酸ポリグリセリル-6を加えて成る乳化剤組成物を含有することを特徴とする皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物である。
【0007】
本発明の請求項2に示すものは、乳化剤組成物の含有量が0.01~10.0質量%である請求項1に記載の皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物は、従来の界面活性剤を用いてきた種々の剤型に展開できる、O/W乳化物として容易に応用、調製できる、保湿力を有する、皮膚刺激性が少ない、植物起源である等々の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は本発明の乳化剤組成物を含有する皮膚用外用剤組成物の角層水分量向上効果を示す。該皮膚用外用剤組成物を肌に塗布した場合、塗布前と比較して角層水分量が向上していることが分かる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳述する。本発明に用いるポリグリセリン-3はエステル交換反応して乳化剤組成物の中で親水性、乳化性を発揮する構成成分となり、得られる外用剤組成物の保湿性、感触特性にも寄与する。
【0011】
本発明において、ポリグリセリン-3とエステル交換反応するエステルはキャンデリラワックス、ホホバワックス、ライスブランワックスである。キャンデリラワックスはキャンデリラ(Euphorbia cerifera)の茎から、ライスブランワックスは米(Oryza sativa)の糠からそれぞれ採取される固体状のエステルである。ホホバワックスはホホバ(Simmondsia chinensis)の種子から採取され、不飽和結合を持つ液状のエステルである。この固体状と液状のエステルを用いて、エステル交換で生成した複数種のエステルの混合物が幅広い乳化性を持ち、O/W乳化物の調製を容易にするのであり、独特の感触特性を持つ外用剤組成物に展開できる。
【0012】
本発明において用いるジステアリン酸ポリグリセリル-6は植物起源のノニオン界面活性剤として乳化作用を示すものであり、安定した乳化特性に寄与する。
【0013】
このポリグリセリン-3、キャンデリラワックス、ホホバワックス、ライスブランワックス、ジステアリン酸ポリグリセリル-6から成る乳化剤組成物はフランス国のガテフォッセ社の市販原料「エマリウム ダーモレア MB」の商品名で入手することができる。
【0014】
本発明は、上記の乳化剤組成物を外用剤組成物に配合するものであるが、その配合量は、外用剤組成物全量中に対し、0.01~10.0質量%、好ましくは1.0~5.0質量%である。0.01質量%より少ない配合では乳化剤としての性質を十分発揮できず、また、10.0重量%を超えて配合しても配合量に見合う機能が期待できない。
【0015】
本発明の皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物には上記の必須成分以外に、通常、化粧品や医薬品等の皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物に使用される他の成分を配合することができる。かかる他の成分としては下記の成分が例示される。本発明の皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物は、上記必須成分にこれらの一種又は二種以上を配合して常法に従って製造される。
【0016】
油性成分として次のものを上げることができる。
アボガド油、アンズ核油、オリーブ油、カカオ脂、牛脂、ゴマ油、小麦胚芽油、山茶花油、サフラワー油、水添モリンガ油、大豆油、茶実油、月見草油、ツバキ油、糖脂質、トリ脂肪酸(C10-18)グリセリル、ハッカ葉油、パーム核油、パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ種子油、ボスウェリアセラタ油、マカデミア種子油、マヌカオイル、馬脂、メリアアザジラクタ種子油、綿実油、モクロウ、(モリンガ油/水添モリンガ油)エステルズ、ヤシ油、レモン果実油、リン脂質、ワサビノキ種子油等の油脂類。
カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、水添ホホバ油、ヒマワリ種子ロウ、フサアカシア花ロウ、部分水添ホホバ油、ホホバエステル、ホホバ種子油、ミツロウ、ラノリン等のワックス類。
イソパラフィン、水添ポリイソブテン、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素類。
イソステアリン酸、オレイン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、リノール酸、リノレン酸等の高級脂肪酸類。
イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、オレイルアルコール、コレステロール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、セテアリルアルコール、ダイズステロール、フィトステロールズ、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、ミリスチルアルコール、ラノリンアルコール等の高級アルコール類。
キミルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル。
イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸フィトステアリル、イソステアリン酸PG、2-エチルヘキサン酸セチル、エトキシジグリコールベヘネート、エトキシジグリコールオレエート、加水分解ホホバエステル、クエン酸トリエチル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジステアリン酸グリコール、ジノナン酸プロピレングリコール、ステアリン酸コレステリル、ステアリン酸ステアリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ2-ヘキサン酸グリセリル、パルミチン酸エチルヘキシル、ペンタエリスリトールテトラエステル、ホホバ脂肪酸イソプロピル、(ホホバ油/マカデミア種子油)エステルズ、マカデミアナッツ脂肪酸エチル、マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ヤシ油脂肪酸ブチレングリコール、ラウリン酸プロピレングリコール、リンゴ酸ジイソステアリル等のエステル類。
アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、環状ジメチルシリコーン油、シリコーンゴム、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン等のシリコーン類。
【0017】
多価アルコールとして次のものを挙げることができる。エトキシジグリコール、オクタンジオール、グリセリン、ジエチレングリコール、ジグリセリン等のポリグリセリン、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサンジオール、ヘプタンジオール、ペンタンジオール、ポリエチレングリコール等。
【0018】
糖類として次のものを挙げることができる。キシリトール、ショ糖、ソルビトール、トレハロース、乳糖、フルクトース、マルチトール、マンニトール、ラムノース等。
【0019】
高分子化合物として次のものを挙げることができる。
アルカリゲネス産生多糖体、アルギン酸、カゼイン、カードラン、カラギーナン、カンテン、キサンタンガム、キトサン、グアーガム、クインスシード、コラーゲン、スクレロチウムガム、ゼラチン、デキストリン、デンプン、ヒアルロン酸、プルラン、ペクチン、マンナン等の天然高分子。
アセチル化ヒアルロン酸、エチルセルロース、カチオン化グアーガム、カチオン化セルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-67、メチルセルロース等の天然高分子誘導体。
POE・POP共重合体、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸・アクリル酸アミド・アクリル酸エチル共重合体、アクリル樹脂アルカノールアミン、アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体、アクリレーツコポリマーNa、カルボキシビニルポリマー、高重合ポリエチレングリコール、高分子シリコーン、シリコーンレジン、(スチレン/アクリレーツ)コポリマー、ビニルメチルエーテル・マレイン酸エチル共重合体、ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル酸ソーダ、ポリ塩化ジメチルピペリジニウム、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成高分子。
【0020】
界面活性剤として次のものを挙げることができる。
アシルN-メチルタウリン塩、POEアルキルエーテルカルボン酸塩、POEアルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、N-アシルアミノ酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸石鹸、ステアロイルグルタミン酸Na、ステアロイルラクチレートNa等のアニオン界面活性剤。
塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム等のカチオン界面活性剤。
アルキルアミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドベタイン、2-アルキル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、水添レシチン、リゾレシチン、レシチン等の両性界面活性剤。
POEアルキルアミン・脂肪酸アミド、POEアルキルエーテル、POE・POPアルキルエーテルアルキルアミンオキサイド、アルキルグルコシド、イソステアリン酸PEG-6、イソステアリン酸ポリグリセリル-6、エトキシジグリコール、PEG-8(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルズ、(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル-3エステルズ、グリセリン脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-3、ジオレイン酸ポリグリセリル-3、ジステアリン酸ポリグリセリル-6、脂肪酸アルカノールアミド、PEG脂肪酸エステル、PEG-40水添ヒマシ油、水添ヒマワリ種子油グリセリルエステルズ、水添ヒマワリ種子油ポリグリセリル-3エステルズ、ステアリン酸PEG-6、ステアリン酸PEG-32、ステアリン酸PEG-75、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸ポリグリセリル-6、ステアリン酸ポリグリセリル-10、ステアレス-20、セテス-20、ソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、トリイソステアリンPEG-6エステルズ、トリベヘニンPEG-20エステルズ、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油、PEG-10ヒマワリグリセリズ、ベヘン酸グリセリル、ホホバワッワクスPEG-80エステルズ、ホホバワッワクスPEG-120エステルズ、ホホバ油PEG-150エステルズ、ポリオキシエチレンミツロウ、ポリグリセリル-3ミツロウ、ポリソルベート80、ポリヒドロキシステアリン酸ポリグリセリル-6、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、PEG-16マカデミアグリセリズ、PEG-8ミツロウ等のノニオン界面活性剤。
【0021】
色剤及び粉体、粒体として次のものを挙げることができる。
黄酸化鉄、カーボンブラック、黒酸化鉄、ベンガラ、群青等の無機顔料、パール顔料、有機顔料、タール色素、天然色素等の色材。
亜鉛華、アルミナ、(アルミナ/酸化鉄/酸化チタン/マイカ)複合体、(アルミナ/酸化チタン/ケイ酸Na/シリカ)複合体、(アルミナ/酸化チタン/シリカ)複合体、(アルミナ/酸化チタン/シリカ/ジメチコン)複合体、(アルミナ/シリカ)複合体、(アルミナ/シリカ/タルク)複合体、雲母、雲母チタン、カオリン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、酸化チタン、(酸化チタン/酸化ジルコニウム/シリカ)複合体、(酸化チタン/シリカ)複合体、(酸化チタン/タルク)複合体、酸化鉄、(酸化鉄/酸化チタン/シリカ/マイカ)複合体、(酸化鉄/酸化チタン/マイカ)複合体、(酸化鉄/シリカ)複合体、(酸化鉄/シリカ/ジメチコン)複合体、シリカ、(シリカ/ポリウレタン-15/マイカ)複合体、(シリカ/マイカ)複合体、ゼオライト、タルク、ヘクトライト、ベントナイト、マイカ、(マイカ/ポリウレタン-15)複合体、マグネシウムケイ酸ナトリウム等の無機粉体。
シルクパウダー、セルロースパウダー、ナイロンパウダー、ポリエチレン末等の有機粉体。
脂肪酸エステル、セルロース、天然物、ナイロン、ポリエチレン、ワックス等の粒体。
【0022】
天然物起源の成分として次のものを挙げることができる。
エラスチン、加水分解カゼイン、加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン、加水分解シルク、加水分解大豆タンパク、加水分解パール、キチン、キトサン、コラーゲン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、水溶性コラーゲン、乳糖、ヒアルロン酸ナトリウム、ホエイタンパク、ペプチド等の動物、微生物系の起源物。
アカシアビクトリア果実エキス、アカシアビクトリア種子エキス、アクチニジアデリシオサ果実エキス、アクロニチアアシデュラ果実エキス、アスパラゴプシスアルマタエキス、アセロラ果実エキス、アニゴザントスマングレシ花エキス、アニゴザントスフラビデュス花/葉エキス、アネトレアアニサタ葉エキス、アラリアエスクレンタエキス、アルクチウマジュス根エキス、アルニカ花エキス、アロエフェロックス葉エキス、アロエベラ葉エキス、イタリアイトスギ葉/実/茎油、イチゴ果実エキス、イチョウ葉エキス、イリス根エキス、ウィタニアソムニフェラ根エキス、ウルチカジオイカエキス、ウワウルシ葉エキス、エクロニアラジアタエキス、エゾヘビイチゴ果実エキス、オオバクエキス、オオヒレアザミ花/葉/茎エキス、オオムギ種子エキス、オタネニンジン根エキス、オドリコソウエキス、オランダセンニチ花エキス、オレンジ果実エキス、オレンジ果実水、カミツレ花エキス、カモミラエキス、加水分解コムギタンパク、加水分解ダイズタンパク、カラスムギ穀粒エキス、ガラナ種子エキス、カロットエキス、β-カロチン、カンゾウ根エキス、キイチゴエキス、キイチゴ果実エキス、キウイエキス、キウイ果実水、キゲリアアフリカーナ果実エキス、キバナオランダセンニチエキス、キャビアライム抽出物、キュウリ果実エキス、ギョリュウバイ枝/葉エキス、キラヤ樹皮エキス、グアバ果実エキス、クコ果実エキス、クララ根エキス、クランベリー果実水、グレビレアスペシオサ花エキス、グレープフルーツ果実水、クンゼアポミフェラ果実エキス、ケーパー果実エキス、ココヤシ水、酵母エキス、コメヌカ水、サンシキスミレエキス、サンショウモドキ種子エキス、サンタルムアクミナツム果実エキス、シコンエキス、シジギウムレウマニ果実エキス、シトルスグラウカ果実エキス、ショウガ水、シラカバエキス、スギナエキス、スギ芽エキス、スミノミザクラ果実水、スピルリナプラテンシスエキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、セイヨウトチノキ種子エキス、セイヨウトネリコ樹皮エキス、セイヨウニワトコ花エキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージ葉エキス、ゼニアオイ花/葉/茎エキス、センチフォリアバラ花エキス、ソケイ花/葉エキス、タスマニアランセオラタ果実エキス、タスマニアランセオラタ果実/葉エキス、ダビドソニアプルリエンス果実エキス、ダルスエキス、チャ葉エキス、チャボトケイソウ花エキス、ツボクサエキス、ティーツリー葉エキス、ティーツリー葉油、テルミナリアフェルジナンジアナ果実エキス、トウキエキス、トウキンセンカ花エキス、トチャカエキス、トマト果実/葉/茎エキス、ナギイカダ根エキス、ニンジン根エキス、ニンニク根エキス、パイナップル果実エキス、ハイビスカス花エキス、バクホウシアアニサタ葉エキス、バクホウシアシトリオドラ葉エキス、ハス根水、ハス花エキス、パパイア果実エキス、ハマメリスエキス、ハマメリス樹皮/葉/枝エキス、ハヤトウリ果実抽出物、バンクシアセラタ花エキス、バンブサアルンジナセア茎、ヒナギク花エキス、ヒノキチオール、ヒバマタエキス、ヒマンタリアエロンガタエキス、ビワ葉エキス、ブドウ果実水、ブドウ葉エキス、ブナの木の幼芽エキス、プルメリア花エキス、プレイオギニウムチモレンセ果実エキス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペポカボチャ果実エキス、ペルシアグルミ種子エキス、ヘンナ花/果実/葉エキス、ポドカルプスエラツス果実エキス、マダケエキス、マンゴー果実エキス、ミクロシトルスオウストララシカ果実エキス、ミクロシトルスオウストリス果実エキス、ミモザテヌイフローラ樹皮エキス、モウソウチクたけのこ水、モモ葉エキス、ヤグルマギク花エキス、野菜油、ヤナギラン花/葉/茎エキス、ユーカリエキス、ヨーロッパシラカバ樹皮エキス、ヨーロッパブナ芽エキス、ラナンキュラスフィカリアエキス、ラバンチュラハイブリダ油、ラブダナム油、ラベンダー花/葉/茎エキス、リンゴ果実エキス、リンゴ果実水、ルメックスオクシデンタリスエキス、レモン果実エキス、レモン果実水、レモンマートルの葉、ローズ水、ローズマリー葉エキス、ローブッシュブルーベリー果実エキス、ワインエキス等の植物系の起源物。
橄欖石、孔雀石、赤鉄鉱、菱亜鉛鉱、菱マンガン鉱等の抽出物等の鉱物系の起源物。
【0023】
殺菌・防腐剤として次のものを挙げることができる。
安息香酸とその塩、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、クロルヘキシジン、サリチル酸とその塩、ジンクピリチオン、ソルビン酸とその塩、デヒドロ酢酸とその塩、トリクロサン、4-テルピネオール、トリクロロカルバニリド、パラオキシ安息香酸エステル(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等)、ピロクトンオラミン、フェノキシエタノール、ヘキサクロロフェン、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン等。
【0024】
酸化防止剤として次のものを挙げることができる。
亜硫酸水素ナトリウム、ビタミンCとその誘導体、ビタミンE(トコフェロール)類、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸エステル等。
アスコルビン酸、クエン酸、ケファリン、コハク酸、フィチン酸、マロン酸、マレイン酸、リン酸などの酸化防止助剤。
【0025】
金属イオン封鎖剤として次のものを挙げることができる。
エデト酸塩、クエン酸塩、ヒドロキシエタンジホスホン酸塩、フィチン酸、リンゴ酸塩等。
【0026】
紫外線防御剤として次のものを挙げることができる。
ウロカニン酸、エチルヘキシルトリアゾン、オクトクリレン、サリチル酸エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、パラアミノ安息香酸、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、ホモサレート、ポリシリコーン-15、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、4-メトキシケイ皮酸2-メチルフェニル等。
【0027】
pH調整剤として次のものを挙げることができる。
アミノメチルプロパノール、アミノメチルプロパンジオール、アンモニア水、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、トリエタノールアミン、トロメタミン、モノエタノールアミン、アルギニン等の有機、無機のアルカリ剤。
クエン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、HCl等の有機、無機の酸。
【0028】
各種生理活性成分として次のものを挙げることができる。
肌荒れ防止を目的として、グリセリン、POEメチルグルコシド等の多価アルコール、トレハロース、プルラン等の糖類。エラスチン、キチン・キトサン、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等の生体高分子。アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ベタイン、PCA-Na等の保湿剤。コレステロール、スフィンゴ脂質、セラミド、リン脂質等の脂質成分。ε-アミノカプロン酸、アラントイン、塩化リゾチーム、グアイアズレン、グリチルリチン酸誘導体、β-グリチルレチン酸、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤。
その他アラントイン、抗ヒスタミン剤等。
老化防止を目的として、各種紫外線防御剤。アセチルシステイン、オキソチアゾリジン、エチルビスイミノメチルグアヤコールマンガンクロリド、カフェー酸誘導体、カロチノイド、グルタチオン、タンニン、ビタミン類(B2、C、E)、ヒドロキシエチルメチルチオプロペンアミド、フラボノイド、ユビキノン、リグナン、リコピン等の抗酸化剤。α-ヒドロキシ酸等の細胞賦活剤。γ-オリザノール、ビタミンEとその誘導体等の血流促進剤。
美白を目的として、ビタミンC、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸グルコシド等の誘導体。アルブチン、エラグ酸、コウジ酸、リノール酸、リノレン酸、乳酸、トラネキサム酸等のメラニン抑制剤。その他アミノエチルホスフィン酸類、イオウ、グルタチオン、プラセンタエキス等。
しわ防止を目的として、クエン酸、グリコール酸、酒石酸、乳酸、リンゴ酸等のα-ヒドロキシ酸、レチノイド(ビタミンA誘導体)。
育毛を目的として、塩化カプロニウム、ニコチン酸ベンジルエステル等の血管拡張剤。トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ等の局所刺激剤。エストラジオール、エチニルエストラジオール等の女性ホルモン。塩酸ピリドキシン等の皮脂分泌抑制剤。
ふけ・かゆみ防止を目的として、クリンバゾール、ジンクピリチオン、ピロクトンオラミン等。
にきび防止を目的として、イオウ、サリチル酸、レゾルシン等の角質溶解・剥離剤、塩化ベンザルコニウム、ハロカルバン等の殺菌剤。
腋臭防止を目的として、塩化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛等の制汗剤。
その他種々の生理活性を目的として、パントテン酸、パンテチン、ビタミンA及びその誘導体、ニコチン酸アミド、ビタミンB2及びその誘導体、ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB12、ビタミンB15及びその誘導体等のビタミンB類、アスコルビン酸、アスコルビン酸ジパルミテート、アスコルビン酸リン酸エステル(塩)等のビタミンC類、ビタミンD類、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、ビタミンEアセテート、ビタミンEニコチネート等のビタミンE類、ビタミンH等のビタミン類。アスパラギン、アスパラギン酸、アセチルシトルルアミドアルギニン、アラニン、アルギニン、カルボキシエチルアミノ酪酸、グリシン、グルタミルアミドエチルイミダゾール、グルタミンアミドエチルインドール、グルタミン、セリン、タウリン、チロシン、デカルボキシカルノシンHCl、トレオニン、バリン、ヒスチジン、ヒドロキシプロリン、ピログルタミルアミドエチルインドール、フェニルアラニン、プロリンアミドエチルインドール、メチルプロピルアミドアセチルメチオニン、ロイシン等のアミノ酸とその誘導体。アセチルテトラペプチド-2、アセチルヘキサペプチド-1、トリフルオロアセチルトリペウチド-2、トリペプチド-1、ナノペプチド-1、パルミトイルペプチド-1等のタンパク関連物。アスコルビルメチルシラノールペクチン、アスパルギン酸メチルシラノールヒドロキシプロリン、アルギン酸シロキサントリオール、グルタミン酸シラントリオール、サリチル酸シランジオール、ジオレイルトコフェリルメチルシラノール、ジメチルオキソベンゾジオキサシラン、シラントリオール、シラントリオールアルギネート、シラントリオールトレハロースエーテル、ヒアルロン酸ジメチルシラノール、ポリシリコーン-3、メチルシラノールアセチルチロシン、メチルシラノール乳酸Na、マンヌロン酸アセフィリンメチルシラノール、マンヌロン酸メチルシラノール、リシンシラントリオール、PCA銅メチルシラノール等のシラノール誘導体。カフェイン、ダルスの抽出液などのスリミング関連成分。
【0029】
本発明の皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物の剤型は液状、乳液状、クリーム状、ジェル状、ミスト状、エアゾールフォーム状、固形、粉末分散系など、通常皮膚用又はヘアケア用外用剤組成物として用いられる形態をとることができる。
【実施例0030】
次に本発明について、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。配合量は特に断りがない限り質量%で示す。
【0031】
実施例1 表1にヘアクリーム処方を例示する。
【表1】
*1)エマリウム ダーモレア MB:(ガテフォッセ社商品)ジステアリン酸ポリグリセリル-6、(キャンデリラ/ホホバ/コメヌカ)ポリグリセリル-3エステルズ
【0032】
実施例2 表2に保湿クリーム処方を例示する。
【表2】
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明は、化粧品、医薬部外品、医薬品である外用剤組成物の製造、販売する業界において広く利用することができる。
図1