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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178903
(43)【公開日】2024-12-25
(54)【発明の名称】ディスプレイデバイス
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20241218BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20241218BHJP
   H10K 59/10 20230101ALI20241218BHJP
   H10K 59/95 20230101ALI20241218BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G09F9/00 304B
G09F9/00 309A
H04N5/64 571E
H04N5/64 551Z
H10K59/10
H10K59/95
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024076865
(22)【出願日】2024-05-10
(31)【優先権主張番号】10-2023-0075618
(32)【優先日】2023-06-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】ジンフム チョ
(72)【発明者】
【氏名】ソクジョン カン
(72)【発明者】
【氏名】ウーフン イ
(72)【発明者】
【氏名】ヨンソン キム
(72)【発明者】
【氏名】ジンクク キム
(72)【発明者】
【氏名】ビン リ
【テーマコード(参考)】
3K107
5G435
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107BB01
3K107CC16
3K107CC42
3K107EE61
3K107EE62
3K107EE63
3K107FF15
5G435AA00
5G435AA07
5G435AA12
5G435BB05
5G435EE03
5G435EE04
5G435EE05
5G435EE13
5G435GG33
5G435GG44
5G435HH18
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、ディスプレイデバイスを提案する。
【解決手段】ディスプレイパネルと前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと前記フレームに対して前記ディスプレイパネルと対向し、前記フレームに結合されたリアプレートとそして、前記リアプレートに固定され、ラインフィルタを含むパワーサプライユニットを含み、前記リアプレートは、前記パワーサプライユニットのラインフィルタに整列される開口部を備えたディスプレイデバイスにより達成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイデバイスであって、
ディスプレイパネルと;
前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと;
前記フレームに対して前記ディスプレイパネルと対向し、前記フレームに結合されたリアプレートと;及び
前記リアプレートに固定され、ラインフィルタを備えるパワーサプライユニットと;を備えてなり、
前記リアプレートは、前記パワーサプライユニットのラインフィルタに整列する開口部を備えることを特徴とする、ディスプレイデバイス。
【請求項2】
前記リアプレートはアイロンを備えることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項3】
前記開口部の大きさは、前記ラインフィルタのサイズより大きいことを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイデバイス。
【請求項4】
前記ラインフィルタと前記リアプレートとの間に位置し、前記開口部を覆い、前記リアプレートに支持された放熱シート;を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイデバイス。
【請求項5】
前記放熱シートは、グラファイト(graphite)シートを備えることを特徴とする、請求項4に記載のディスプレイデバイス。
【請求項6】
前記ラインフィルタと前記放熱シートとの間に位置し、前記放熱シートを覆い、前記リアプレートに支持された絶縁シートを更に備えることを特徴とする、請求項4に記載のディスプレイデバイス。
【請求項7】
前記ラインフィルタは複数個であり、
前記開口部は、
前記複数個のラインフィルタの内、少なくとも1つのラインフィルタに対応する第1開口部と、及び
前記複数個のラインフィルタの内、残りのラインフィルタに対応する第2開口部と、を備えることを特徴とする、請求項3に記載のディスプレイデバイス。
【請求項8】
前記開口部は、
前記開口部の周縁を形成するエッジを備え、
前記開口部が形成する平面上において、前記ラインフィルタの外郭から前記エッジまでの距離が15mm以上であることを特徴とする、請求項3に記載のディスプレイデバイス。
【請求項9】
前記開口部から前記ラインフィルタまでの距離が7mm以上8mm以下であることを特徴とする、請求項8に記載のディスプレイデバイス。
【請求項10】
前記開口部は、
前記開口部の一のエッジを形成する第1ライン、及び
前記開口部の他のエッジを形成する第2ライン、を備え、
前記ラインフィルタは、
前記第2ラインより前記第1ライン近くに位置し、
前記開口部が形成する平面において、前記ラインフィルタの外郭から前記第1ラインまでの距離が15mm以上であることを特徴とする、請求項4に記載のディスプレイデバイス。
【請求項11】
前記開口部から前記ラインフィルタまでの距離が7mm以上8mm以下であることを特徴とする、請求項10に記載のディスプレイデバイス。
【請求項12】
前記フレームは、
前記ディスプレイパネルに対向するフロントスキンと、
前記フロントスキンに対向するリアスキンと、及び
前記ファイバーを備え、前記フロントスキンと前記リアスキンとの間に位置するコアと、を備え、
前記リアスキンは、アルミニウムを備えることを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明(本開示)はディスプレイデバイスに関する。
【0002】
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2023-0075618号(出願日:2023年6月13日;DAS:0393)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
【背景技術】
【0003】
情報化社会の発展に伴い、ディスプレイデバイス(表示装置)に対する要求も多様な形で増加しており、これに対応して近年ではLCD(Liquid Crystal Display Device)、PDP(Plasma Display Panel)、ELD(Electro luminescent Display)、VFD(Vacuum Fluorescent) Display)、OLED(Organic Light Emitting Diode)など様々なディスプレイデバイスが研究され使用されている。
【0004】
この内、LCDパネルは、液晶層を挟んで互いに対向するTFT基板とカラー基板を備え、バックライトユニットから提供される光を用いて画像を表示することができる。そして、OLEDパネルは、透明電極が形成された基板に自ら発光することができる有機物層を蒸着して画像を表示することができる。
【0005】
特に、OLEDパネルを用いたディスプレイデバイスは、LCDパネルを用いたディスプレイデバイスに比べて輝度及び視野角に優れ、バックライトユニットを必要とせず、超薄型で実現できる利点がある。
【0006】
近年、大画面超薄型(ultra-thin)ディスプレイデバイスに関する多くの研究がなされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本開示は、前述の問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0008】
また、本発明の別の目的は、大画面超薄型ディスプレイ装置の構造的剛性を確保することであり得る。
【0009】
また、本発明の別の目的は、電磁氣的構造で発生し得る騒音振動を改善するディスプレイデバイスを提供することであり得る。
【0010】
さらに、本発明の別の目的は、超薄型大画面ディスプレイの空間的制約で発生する騒音振動を改善するディスプレイディスプレイデバイスを提供することであり得る。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記又は他の目的を達成するための本開示の一態様に係れば、ディスプレイデバイスは:ディスプレイパネル前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと前記フレームに対して前記ディスプレイパネルと対向し、前記フレームに結合されるリアプレート。そして、前記リアプレートに固定され、ラインフィルタを含むパワーサプライユニットを含み、前記リアプレートは、前記パワーサプライユニットのラインフィルタに整列される開口部を含むことができる。
【0012】
〔本発明の一の態様〕
本発明にあっては、その一の態様として、以下の発明を提案する。
〔1〕
ディスプレイデバイス(装置)であって、
ディスプレイパネルと;
前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと;
前記フレームに対して前記ディスプレイパネルと対向し、前記フレームに結合されたリアプレートと;及び
前記リアプレートに固定され、ラインフィルタを備えるパワーサプライユニットと;を備えてなり、
前記リアプレートは、前記パワーサプライユニットのラインフィルタに整列する開口部を備えることを特徴とする、ディスプレイデバイス(装置)。
〔2〕
前記リアプレートはアイロンを備えることを特徴とする、〔1〕に記載のディスプレイデバイス(装置)。
〔3〕
前記開口部の大きさは、前記ラインフィルタのサイズより大きいことを特徴とする、〔2〕に記載のディスプレイデバイス。
〔4〕
前記ラインフィルタと前記リアプレートとの間に位置し、前記開口部を覆い、前記リアプレートに支持された放熱シート;を更に備えることを特徴とする、〔1〕に記載のディスプレイデバイス。
〔5〕
前記放熱シートは、グラファイト(graphite)シートを備えることを特徴とする、〔4〕に記載のディスプレイデバイス。
〔6〕
前記ラインフィルタと前記放熱シートとの間に位置し、前記放熱シートを覆い、前記リアプレートに支持された絶縁シートを更に備えることを特徴とする、〔4〕に記載のディスプレイデバイス。
〔7〕
前記ラインフィルタは複数個であり、
前記開口部は、
前記複数個のラインフィルタの内、少なくとも1つのラインフィルタに対応する第1開口部と、及び
前記複数個のラインフィルタの内、残りのラインフィルタに対応する第2開口部と、を備えることを特徴とする、〔3〕に記載のディスプレイデバイス。
〔8〕
前記開口部は、
前記開口部の周縁を形成するエッジを備え、
前記開口部が形成する平面上において、前記ラインフィルタの外郭から前記エッジまでの距離が15mm以上であることを特徴とする、〔3〕に記載のディスプレイデバイス。
〔9〕
前記開口部から前記ラインフィルタまでの距離が7mm以上8mm以下であることを特徴とする、〔8〕に記載のディスプレイデバイス。
〔10〕
前記開口部は、
前記開口部の一のエッジを形成する第1ライン、及び
前記開口部の他のエッジを形成する第2ライン、を備え、
前記ラインフィルタは、
前記第2ラインより前記第1ライン近くに位置し、
前記開口部が形成する平面において、前記ラインフィルタの外郭から前記第1ラインまでの距離が15mm以上であることを特徴とする、〔4〕に記載のディスプレイデバイス。
〔11〕
前記開口部から前記ラインフィルタまでの距離が7mm以上8mm以下であることを特徴とする、〔10〕に記載のディスプレイデバイス。
〔12〕
前記フレームは、
前記ディスプレイパネルに対向するフロントスキンと、
前記フロントスキンに対向するリアスキンと、及び
前記ファイバーを備え、前記フロントスキンと前記リアスキンとの間に位置するコアと、を備え、
前記リアスキンは、アルミニウムを備えることを特徴とする、〔2〕に記載のディスプレイデバイス。
【発明の効果】
【0013】
本開示に係るディスプレイデバイスの効果について説明すると、次の通りである。
【0014】
本開示の実施形態の内、少なくとも1つに係れば、大画面超薄型ディスプレイデバイスの構造的剛性を確保することができる。
【0015】
本開示の実施形態の内、少なくとも1つに係れば、電磁気的構造で発生し得る騒音振動を改善するディスプレイデバイスを提供することができる。
【0016】
本開示の実施形態の内、少なくとも1つに係れば、超薄型大画面ディスプレイの空間的制約で発生する騒音振動を改善するディスプレイデバイスを提供することができる。
【0017】
本開示の適用可能性の追加的な範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、本開示の思想及び範囲内で様々な変更及び修正は当業者には明確に理解され得るので、詳細な説明及び本開示の好ましい実施形態のような特定の実施形態は単に例示として与えられるものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図2】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図3】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図4】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図5】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図6】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図7】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図8】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図9】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図10】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図11】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図12】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図13】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図14】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図15】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図16】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図17】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図18】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図19】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図20】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図21】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図22】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図23】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図24】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図25】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図26】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
図27】本開示の実施形態に係るディスプレイデバイスの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付の図面を参照して本明細書に開示された実施形態を詳細に説明するが、図面符号にかかわらず同一であるか又は類似の構成要素には同一の参照番号を付し、ここに重複する説明は省略する。
【0020】
以下の説明で使用される構成要素の接尾辞「モジュール」及び「部」は、明細書の作成の容易さのみが考慮され、付与されるか又は混用されるものであり、それ自体で互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0021】
また、本明細書に開示された実施形態を説明することにおいて、関連された公知技術の具体的な説明が本明細書に開示された実施形態の要旨を不明瞭になることがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。また、添付の図面は、本明細書に開示された実施形態を容易に理解するようにするためだけであり、添付の図面によって本明細書に開示される技術的思想は限定されず、本開示の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、等価物乃至代替物を含むことと理解されるべきである。
【0022】
第1、第2などのような序数を含む用語は様々な構成要素を説明するために使用することができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されない。前記用語は、1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。
【0023】
ある構成要素が他の構成要素に「連結され」ているとか又は「接続されて」いると言及されているときは、その他の構成要素に直接接続されているか、又は接続されていることもあるが、他の構成要素が中間に存在することもあると理解すべきである反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか又は「直接接続されて」いると言及されたときは、他の構成要素は中間に存在しないことで理解すべきである。
【0024】
単数の表現は、文脈上明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0025】
本出願において、「含む」又は「有する」(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)などの用語は、本明細書上に記載の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、パーツ(parts)、又はそれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであり、1つ又はそれ以上の他の特徴か数字、ステップ、動作、構成要素、パーツ、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加の可能性を予め排除しないことで理解すべきである。
【0026】
図に示された上(U)、下(D)、左(Le)、右(Ri)、前(F)、及び後(R)の方向表示は説明の便宜のためのものだけであり、これにより本明細書に開示された技術的思想が限定されない。
【0027】
図1を参照すると、ディスプレイデバイス100はディスプレイパネル110を含むことができる。ディスプレイパネル110は画を表示することができる。
【0028】
ディスプレイデバイス100は、第1長辺(LS1,first long side)、第1長辺LS1に対向する第2長辺(LS2,second long side)、第1長辺LS1及び第2長辺LS2に隣接する第1短辺(SS1,first short side)、及び第1短辺SS1と対向する第2短辺(SS2, second short side)を含むことができる。一方、説明の便宜のため、第1及び第2長辺LS1、LS2の長さが第1及び第2短辺SS1、SS2の長さよりさらに長いものとして示し説明しているが、第1及び第2長辺 LS1、LS2の長さが第1及び第2短辺SS1、SS2の長さとほぼ同じである場合も可能し得る。
【0029】
ディスプレイデバイス100の長辺(LS1,LS2,long side)と並行する方向を第1方向DR1又は左右方向とすることができる。ディスプレイデバイス100の短辺(SS1,SS2,short side)と並行する方向を第2方向DR2又は上下方向とすることができる。ディスプレイデバイス100の長辺LS1、LS2及び短辺SS1、SS2に垂直な方向を第3方向DR3又は前後方向とすることができる。
【0030】
ディスプレイデバイス100が画像を表示する方向を前方(F、+z)とすることができ、これと逆方向を後方(R、-z)とすることができる。第2短辺SS2の側を左側(Le、-x)とすることができる。第1短辺SS1側を右側(Ri、+x)とすることができる。第1長辺LS1側を上側U、+yとすることができる。第2長辺LS2側を下側D、-yとすることができる。
【0031】
第1長辺LS1、第2長辺LS2、第1短辺SS1、それと第2短辺SS2は、ディスプレイデバイス100のエッジ(edge:端、側、縁)と称することができる。また、第1長辺LS1、第2長辺LS2、第1短辺SS1、そして、第2短辺SS2が互いに出会う地点をコーナー(corner)と称することができる。
【0032】
第1短辺SS1と第1長辺LS1とが出会う地点は、第1コーナーC1で有り得る。第1短辺SS1と第2長辺LS2とが出会う地点は、第2コーナーC2で有り得る。第2短辺SS2と第2長辺LS2が出会う地点は、第3コーナーC3で有り得る。第2短辺SS2と第1長辺LS1とが出会う地点は、第4コーナーC4で有り得る。
【0033】
以下、ディスプレイパネル110に対して有機発光ダイオード(OLED、Organic Light Emitting Diode)を用いたディスプレイパネルを例に説明するが、本開示に適用できるディスプレイパネル110はこれら例に限定して解釈されるものではない。
【0034】
ディスプレイパネル110はディスプレイデバイス100の前面を形成し、前方に画像を表示することができる。ディスプレイパネル110は、画像を複数個のピクセルに分けて各ピクセル当たりの色、明度、彩度を合わせて画像を出力することができる。ディスプレイパネル110は、画像が表示される活性領域(active area)と、画像が表示されない非活性領域(de-active area)に区分され得る。ディスプレイパネル110は、制御信号に応じて赤、緑又は青の色に該当する光を発生させることができる。
【0035】
図2を参照すると、複合素材パネル(130,material complexed panel)、コア(131, core)と、フロントスキン(132,front skin)とリアスキン(133,rear skin)を含むことができる。コア131、フロントスキン132、及びリアスキン133は互いに結合することができる。複合素材パネル130は、繊維複合パネル(130,fiber complexed panel)、繊維複合板、繊維複合板(130,fiber complexed plate)繊維複合板、複合素材板130、又はフレーム130と称することができる。
【0036】
フロントスキン132は複合素材パネル130の前面を形成することができる。リアスキン133は複合素材パネル130の背面を形成することができる。フロントスキン132及びリアスキン133はアルミニウム(Al)材質を含み得る。他の例としてフロントスキン132及びリアスキン133は亜鉛メッキ鋼板(Galvanized Iron, Galvanized Steel Sheet)であり得る。例えば、フロントスキン132及びリアスキン133の厚さは約0.5mmであり得る。フロントスキン132とリアスキン133は、コア131に対して互いに対向することができる。
【0037】
コア131は、フロントスキン132とリアスキン133との間に位置することができる。コア131はファイバ(fiber)を含むことができる。コア131は複合素材で形成することができる。コア131は、メインファイバー(main fiber)とバインダーファイバー(binder fiber)を含むことができる。バインダーファイバーはメインファイバーの間に混合されることができる。
【0038】
ホットメルトシート(hot-melt sheet)は、フロントスキン132とコア131との間に位置することができる。また、ホットメルトシートは、リアスキン133とコア131との間に位置することができる。ホットメルトシートはフィルムであり得る。例えば、ホットメルトシートは、50マイクロメートル以上の厚さを有するEVA、アクリル、ポリウレタンなどのフィルムであり得る。コア131とホットメルトシートは、高温(例えば約190~200℃)で1分以上の間、フロントスキン132とリアスキン133に合致され得る。
【0039】
したがって、複合素材パネル130は、ディスプレイデバイスの曲げ剛性及び/又はねじり剛性を向上させることができる。
【0040】
図3及び図4を参照すると、複合素材パネル130は、複数個のローラを用いてフロントスキン132とリアスキン133をコア131に圧着する工程を介して製造することができ、このような工程はR2R(Roll-to-Roll)工程と称することができる。
【0041】
図3を参照すると、駆動モータの機能を果たすピンチローラRaの回転に応じて、フロントスキン132がフロントドラムDaから緩むことができ、リアスキン133がリアドラムDbから緩むことができ、コア131が送りローラRdを経由して移動され得る。そして、フロントスキン132をコア131に結合させるための第1接着剤134aが第1ドラムDcから緩むことができる。また、リアスキン133をコア131に結合させるための第2接着剤134bが第2ドラムDbから外すことができる。この場合、フロントスキン132、第1接着剤134a、コア131、第2接着剤134b及びリアスキン133は上の順に積層され得、ガイドローラRcによりオーブン(Ov)に向かう方向に案内され得る。接着剤134a、134bはホットメルトシート134a、134bであり得る。
【0042】
第1及び第2接着剤134a、134bはオーブンOvで溶融することができ、フロントスキン132とリアスキン133はコア131に結合されることがある。例えば、第1及び第2接着剤134a、134bの融点は約150℃であり得、オーブン(Ov)の雰囲気温度は約200℃であり得る。例えば、第1及び第2接着剤134a、134bの接着力(Peel-off force)は、約10kgf以上で有り得る。
【0043】
オーブンOvを通過したフロントスキン132、コア131、及びリアスキン133は、ピンチローラーRaの回転に応じて圧着ローラーRbに案内されることができ、圧着ローラーRbによって圧着されることができる。これにより、フロントスキン132、コア131、及びリアスキン133相互間の結合力をより増大され得る。相互結合されたフロントスキン132、コア131、及びリアスキン133は、ピンチローラーRaを通過した後、カッターCtによって切断され、一定サイズの複合素材パネル130で製造され得る。
【0044】
図4を参照すると、圧着ローラーRb又はピンチローラーRaは、フロントスキン132及びリアスキン133のそれぞれの外面に接触することができる。圧着ローラRb又はピンチローラRaが回転すると、複合素材パネル130をコア131の長手方向に移動され得る。このとき、コア131の長手方向において、フロントスキン132とリアスキン133は、コア131の一端から他端まで順次結合され得る。
【0045】
また、複合素材パネル130のフロントスキン132とリアスキン133は平坦に形成され得る。すなわち、ディスプレイデバイス100の背面を形成するリアスキン133の背面が平坦に形成されることにより、外観上の仕上げのためにリアスキン133の背面に塗装を施したり、シート紙を貼り付けるなどしたり、する付加作業を行うことが容易になることができる。あるいは、平らなリアスキン133はそれ自体でディスプレイデバイス100の背面を形成することもできる。
【0046】
一方、図3及び図4を参照して前述したR2R工程の他にも、フロントスキン132、コア131、及びリアスキン133を順次積層した後、互いに接合させる工程などを介して複合素材パネル130を製造することができる。
【0047】
図5を参照すると、コア131は、メインコア131aとバインダーコア131bとを含むことができる。メインコア131aは、PET(polyethylene terephthalate)材質の第1ファイバと、LM(long material)材質の第2ファイバを備えることができる。例えば、メインコア131aにおける前記第1ファイバと前記第2ファイバのそれぞれの割合は50%で有り得る。バインダーコア131bはアクリル材質のファイバを含むことができる。
【0048】
フロントスキン132は、アルミニウム(Al)材質又は亜鉛メッキ鋼(Galvanized Iron)を含むことができ、第1ホットメルト接着剤134aを介してバインダーコア131bに結合されることができる。
【0049】
リアスキン133は、アルミニウム(Al)材質又は亜鉛メッキ鋼(Galvanized Iron)を含むことができ、第2ホットメルト接着剤134bを介してメインコア131aに結合されることができる。
【0050】
フロントスキン132は、リアスキン133よりディスプレイパネル110、図16参照に近接して位置することができ、リアスキン133より相対的に高温環境に露出され得る。すなわち、フロントスキン132とリアスキン133は温度差が生じることがある。例えば、フロントスキン132とリアスキン133との温度差は約4℃であり得る。
【0051】
このとき、ホットメルト接着剤134a、134bは繊維材質の多層構造で形成され得る。ホットメルト接着剤134a、134bは、第1層(レイヤ)1341、第2層1342、及び第3層1343を含むことができる。例えば、第1層1341、第2層1342、それと第3層1343は合成繊維材質を含むことができる。例えば、第1層1341はナイロン材質を含むことができ、第2層1342と第3層1343との間に位置することができる。例えば、第2層1342と第3層1343は、PU(polyurethane)材質を含むことができる。
【0052】
これにより、複合素材パネル130の各層の延伸特性により、フロントスキン132とリアスキン133との温度差による複合素材パネル130の熱変形による反り現象が最小化され得る。
【0053】
図6を参照すると、複合素材パネル130は、平板部130P、外郭部135、それと収容部137を含むことができる。複合素材パネル130のフロントスキン132は、平板部130P、外郭部135、及び収容部137のそれぞれの前面を定義することができる。
【0054】
外郭部135は、平板部130Pの周囲に形成され得る。外郭部135は、平板部130Pから後方にプレスされながら形成され得る。第1外郭部135aは、平板部130Pの上辺に沿って形成され得る。第2外郭部135bは、平板部130Pの右辺に沿って形成され得る。第3外郭部135cは、平板部130Pの下辺に沿って形成され得る。第4外郭部135dは、平板部130Pの左辺に沿って形成され得る。
【0055】
収容部は、平板部130Pと第3外郭部135cとの間に形成され得る。収容部137は、平板部130P及び/又は第3外郭部135cから後方にプレスされながら形成され得る。
【0056】
ケーブルホール136は、収容部137を前後方向に貫通して形成され得る。例えば、複数個のケーブルホール136a、136bは互いに隣接することができる。
【0057】
図7を参照すると、平板部130Pの厚さT1は、収容部137の厚さT2より大きいことができる。平板部130Pのフロントスキン132と収容部137のフロントスキン132間の段差D1は、平板部130Pのリアスキン133と収容部137のリアスキン133間の段差D2より大きいことができる。
【0058】
第3外郭部135cの厚さT4は、収容部137の厚さT2より大きいことができる。第3外郭部135cのリアスキン133と収容部137のリアスキン133間の段差D2は、平板部130Pのリアスキン133と収容部137のリアスキン133間の段差D2と同じであることができる。
【0059】
突出パッド138は、第3外郭部135cのフロントスキン132から前方に突出されることができる。突出パッド138の厚さT3は、第3外郭部135cの厚さT4より大きいことができ、収容部137の厚さT2より大きいことができ、平板部130Pの厚さT1より小さいことができる。突出パッド138のフロントスキン132と第3外郭部135cのフロントスキン132との間の段差D4は、段差D1、D2、D3より小さいことができる。突出パッド138のフロントスキン132から収容部137のフロントスキン132に下がる段差D3は、段差D1より小さいことができ、段差D2より大きいことができる。
【0060】
図8を参照すると、サイドフレーム140は複合素材パネル130の周囲に沿って延びることができる。サイドフレーム140は、ホットメルト接着剤130Hを介して複合素材パネル130の外側部(135、図6参照)のフロントスキン132に結合され得る。例えば、サイドフレーム140は、アルミニウム(Al)のような金属材質を含むことができる。サイドフレーム140は、ガイドパネル140又はミドルキャビネット140と称することができる。
【0061】
図9及び図10を参照すると、サイドフレーム140は、垂直部140Vと水平部140Hとを含むことができる。垂直部140Vは前後方向に延びることができ、複合素材パネル130の側面を覆うことができる。水平部140Hは、垂直部140Vから垂直部140Vと交差する方向に延び得、外郭部135の前方に位置することができる。
【0062】
図9を参照すると、外郭部135は、平板部130Pのフロントスキン132で後方にプレスされながら形成され得る。例えば、外郭部135は、鍛造後にリストライキング(re-striking)されて平坦化され得る。例えば、平板部130Pの厚さT1は4.0mmで有り得る、外郭部135の厚さT4は3.0mmで有り得る。ホットメルト接着剤130Hは、外郭部135上に塗布され得、外郭部135と水平部140Hの間に位置することができる。
【0063】
図10を参照すると、超音波融着器のホーン(UW、horn)は、水平部140Hの前面上に位置することができ、水平部140Hとホットメルト接着剤130Hに超音波振動を加えることができる。これにより、水平部140Hはホットメルト接着剤130Hを介して外郭部135に超音波融着され得る。このとき、外郭部135のフロントスキン132は、ホーンUWによってリアスキン133の方向に押えられ得、外郭部135の厚さT5が減少することができる。例えば、外郭部135の厚さT5は、2.4~2.5mmで有り得る。ホーンUWによる外郭部135の 押え量D6―D5は、0.5~0.6mmであり得る。このような外郭部135の 押えは、前述の超音波融着中、すなわち高温下で行われるので、ばねバック(spring back)せずに保持され得る。
【0064】
図10及び図11を参照すると、外郭部135の厚さT5、ホットメルト接着剤130Hの厚さ、及び水平部140Hの厚さT10の合計T10aは、平板部130Pの厚さT1よりも小さいことがある。例えば、平板部130Pの厚さT1は4.0mmで有り得る。例えば、外郭部135の厚さT5は2.4~2.5mmであり得、ホットメルト接着剤130Hの厚さは0.1mmであり得、水平部140Hの厚さT10は1.1mmであり得、これらの合計T10aは3.6~3.7mmであり得る。
【0065】
ディスプレイパネル110は、水平部140Hの前方に位置することができる。 第1接着部材AD1は、平板部130Pのフロントスキン132とディスプレイパネル110の背面との間に位置することができ、平板部130Pとディスプレイパネル110に結合され得る。例えば、第1接着部材AD1の厚さT11は0.5mmであり得る。第1接着部材AD2は、水平部140Hの前面とディスプレイパネル110の背面との間に位置することができ、水平部140Hとディスプレイパネル110に結合され得る。例えば、第2接着部材AD2の厚さT12は、0.8~0.9mmであり得る。例えば、接着部材AD1、AD2は両面テープで有り得る。
【0066】
これにより、ディスプレイパネル110は、複合素材パネル130とサイドフレーム140に結合され得、複合素材パネル130に対して平坦に位置することができる。また、垂直部140Vはディスプレイパネル110の側面を覆うことができる。
【0067】
図12図8と共に参照すると、サイドフレーム140は、第1パーツ141、第2パーツ142、第3パーツ143、第4パーツ144、及び第5パーツ145を含むことができる。
【0068】
第1パーツ141は、第1外郭部135a(図6参照)に沿って延びることができ、第1水平部141H(図9参照)と第1垂直部141Vを含むことができる。 第1水平部141Hは、第1外郭部135aに並行することができ、ホットメルト接着剤130Hを介して第1外郭部135a上に固定され得る。第1垂直部141Vは、第1水平部141Hと交差することができ、複合素材パネル130の上側を覆うことができる。
【0069】
第2パーツ142は、第1パーツ141の右端から下側に曲げられ(第1コーナーC1参照)、第2水平部142Hと第2垂直部142Vを含むことができる。 第2水平部142Hは、第2外郭部135bに並行することができ、ホットメルト接着剤130Hを介して第2外郭部135b上に固定され得る。第2垂直部142Vは、第2水平部142Hと交差することができ、複合素材パネル130の右側を覆うことができる。
【0070】
第3パーツ143は、第2パーツ142の下端から左側に曲げられ(第2コーナーC2参照)、第3水平部143H(図14参照)と第3垂直部143Vを含むことができる。第3水平部143Hは、第3外郭部135cに並行することができ、ホットメルト接着剤130Hを介して第3外郭部135c上に固定され得る。第3垂直部143Vは、第3水平部143Hと交差することができ、複合素材パネル130の下側を覆うことができる。
【0071】
第4パーツ144は、第3外郭部135cに沿って第3パーツ143に整列され得、第4パーツ144の末端は第3パーツ143の末端に接続され得る。第4パーツ144は、第4水平部144H(図15参照)と第4垂直部144V(図15参照)を含むことができる。第4水平部144Hは、第3外郭部135cに並行することができ、ホットメルト接着剤130Hを介して第3外郭部135c上に固定され得る。第4垂直部144Vは、第4水平部144Hと交差することができ、複合素材パネル130の下側を覆うことができる。
【0072】
第5パーツ145は第1パーツ141の左端から下側に曲げられ(第4コーナーC4参照)、第4パーツ144は第5パーツ145の下端から右側に曲げられることができる。(第3コーナー(C3)参照)。第5パーツ145は、第5水平部(図示せず)と第5垂直部(図示せず)を含むことができる。第5水平部(図示せず)は、第4外郭部135dに並行することができ、ホットメルト接着剤130Hを介して第4外郭部135d上に固定され得る。第5垂直部(図示せず)は第5水平部(図示せず)と交差することができ、複合素材パネル130の左側を覆うことができる。
【0073】
図13及び図14を参照すると、第1パーツ141の第1水平部141Hと第2パーツ142の第2水平部142Hとの間にギャップG1が形成され得る。第1パーツ141の第1垂直部141Vと第2パーツ142の第2垂直部142Vは曲げられながら接続され得る。ホールH1は、垂直部141V、142Vに隣接することができ、ギャップG1に接続され得、ギャップG1より大きい直径を有することができる。
【0074】
また、第1パーツ141の第1水平部141Hと第5パーツ145(図12参照の第5水平部(図示せず)との間にギャップG1のようなギャップが形成され得る。 第1パーツ141の第1垂直部141Vと第5パーツ142の第5垂直部(図示せず)とは曲げられながら接続され得る。ホールH1のようなホールは、第1垂直部141Vと第5垂直部(図示せず)に隣接することができる。
【0075】
第2パーツ142の第2水平部142Hと第3パーツ143の第3水平部143Hとの間にギャップG3が形成され得る。第2パーツ142の第2垂直部142Vと第3パーツ143の第3垂直部143Vは曲げられながら接続され得る。ホールH3は、垂直部142V、143Vに隣接することができ、ギャップG3に接続され得、ギャップG3より大きい直径を有することができる。
【0076】
また、第5パーツ145(図12参照)の第5水平部(図示せず)と第4パーツ144(図12参照)の第4水平部144H(図15参照)の間にギャップG3のようなギャップが形成され得る。第5パーツ145の第5垂直部(図示せず)と第4パーツ144の第4垂直部144V(図15参照)は曲げられながら接続され得る。ホールH3のようなホールは、第5垂直部(図示せず)と第4垂直部144Vに隣接することができる。
【0077】
図13を参照すると、平板部130Pの第1コーナーC1に隣接した角部130C1は丸めることができる。例えば、エッジ130C1の曲率半径は10mmで有り得る。これにより、前述した平板部130Pに対する外郭部135の鍛造工程と超音波融着器のホーン(UW、図10参照)を用いた加圧工程において、第1外郭部135aと第2外郭部135bの第1コーナーC1に隣接した部分(図6参照)の平坦度を維持するのに有利であり得る。
【0078】
また、平板部130Pの第4コーナーC4(図12参照)に隣接したエッジも、エッジ130C1と同様に丸められ得る。
【0079】
図14を参照すると、平板部130Pの第2コーナーC2に隣接した角部は丸めることができる。例えば、エッジ130C2の曲率半径は10mmで有り得る。これにより、前述した平板部130Pに対する外郭部135の鍛造工程と超音波融着器のホーン(UW、図10参照)を用いた加圧工程において、第2外郭部135bと第3外郭部135cの第2コーナーC2に隣接した部分(図6参照)の平坦度を維持するのに有利であり得る。
【0080】
また、平板部130Pの第3コーナーC3(図12参照)に隣接するエッジも、エッジ130C2のように丸められ得る。
【0081】
図15を参照すると、第3パーツ143の第3水平部143Hは、第4パーツ144の第4水平部144Hに接触することができる。第3パーツ143の第3垂直部143Vと第4パーツ144の第4垂直部144Vに接触することができる。第3パーツ143の末端は第4パーツ144の末端に結合され得る。例えば、第3パーツ143の末端は第4パーツ144の末端に溶接され得る。
【0082】
図16図15と共に参照すると、ディスプレイパネル110はサイドフレーム140上に結合又は固定され得る。サイドフレーム140の水平部143Hはディスプレイパネル110の背面を支持することができ、垂直部143Vはディスプレイパネル110の側面を覆うことができる。例えば、サイドフレーム140の第3パーツ143の垂直部143Vは、ディスプレイパネル110の下辺の側面を覆うことができる。
【0083】
垂直部143Vは複合素材パネル130の側面を覆うことができる。例えば、サイドフレーム140の第3パーツ143の垂直部143Vは、複合素材パネル130の第3アウターパーツ135cの側面を覆うことができる。
【0084】
フレキシブルケーブル113は、ディスプレイパネル110の下辺からディスプレイパネル110とサイドフレーム140の水平部143Hの間に延びることができる。フレキシブルケーブル113は、ディスプレイパネル110の背面と複合素材パネル130の間に延びることができる。例えば、フレキシブルケーブル113はCOF113で有り得る。
【0085】
ソース信号基板115はフレキシブルケーブル113に電気的に接続され得る。ソース信号基板115はフレキシブルケーブル113の一面に固定され得る。例えば、ソース信号基板115はS-PCB115で有り得る。ソース信号基板115は、複合素材パネル130の収容部137に位置することができる。
【0086】
フレキシブルケーブル113は、複合素材パネル130の突出パッド138とディスプレイパネル110の間に位置することができる。フレキシブルケーブル113は突出パッド138と接触することができる。ソース信号基板115及び/又はフレキシブルケーブル113で発生する熱は、突出パッド138を介して放熱され得る。
【0087】
突出パッド138に接触するフレキシブルケーブル113とディスプレイパネル110の背面の間に放熱パッド114が位置され得る。放熱パッド114は、弾性素材114aと導電膜114とを備えることができる。放熱パッド114のコア114aは弾性素材で形成され得、導電膜114bは放熱パッド114のコア114aを覆うことができる。これにより、フレキシブルケーブル113が突出パッド138に接触した状態を維持することができる。
【0088】
PCBプレート150は複合素材パネル130の後方に結合され得る。PCBプレート150をリアプレート150と称することができる。リアプレート150は複合素材パネル130の背面に固定され得る。
【0089】
図17を参照すると、リアプレート150は金属を含むことができる。リアプレート150は、電気亜鉛めっき鋼板(EGI、Electrolytic Galvanized Iron)で有り得る。例えば、リアプレート150の厚さは約0.5ミリメートルであり得る。他の例としては、リアプレート150の電気伝導度(electrical conductivity)は、1×107(単位省略)以下であり得る。リアプレート150はプレスされて曲げが形成され得る。プレス加工されたリアプレート150は剛性が向上され得る。
【0090】
リアプレート150は、フラットパーツ153とフレームパーツ151、152を含むことができる。フレームパーツ151、152の第1パーツ151は、リアプレート150の外郭を形成することができる。第1パーツ151は、第1水平パーツ151a、第2水平パーツ151c、第1垂直パーツ151b、そして第2垂直パーツ151dを含むことができる。
【0091】
フレームパーツ151、152の第2パーツ152は、第1パーツ151と接続され得、フラットパーツ153を横切ってフラットパーツ153から凹んだり突出される曲げを形成することができる。第2パーツ152は、第1垂直パーツ152a、第2垂直パーツ152b、第1水平パーツ152c、それて第2水平パーツ152dを含むことができる。フレームパーツ151、152は、リアプレート150の曲げ剛性及び/又はねじり剛性を向上させることができる。
【0092】
フラットパーツ153は、第1サイドパーツ153a、センターパーツ153b、そして第2サイドパーツ153cを含むことができる。パワーサプライユニット(PSU、図25参照)は、第1サイドパート153a上に取り付けるか又は固定され得る。メーンボード(メインボード)MBは、第2サイドパーツ153c上に装着されるか又は固定され得る。T-CONボードTBは、センターパーツ153bに装着されるか又は固定され得る。スピーカアセンブリSPKは、第1ロアパーツ153d及び/又は第2ロアパーツ153eに取り付けられるか又は固定され得る。
【0093】
開口部155は、第1サイドパーツ153aに形成され得る。開口部(opened portion、opening、155)を切開部(cut-out portion、155)と称することができる。
【0094】
図18及び図19を参照すると、開口部155は、第1ライン155a、第2ライン155b、第3ライン155c、第4ライン155d、第5ライン155e及び/あるいは、第6ライン155fを含むことができる。パワーサプライユニット(PSU、図25参照)のラインフィルタLF1、LF2、LF3は、開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fの間に位置することができる。ラインフィルタLF1、LF2、LF3は複数個で有り得る。
【0095】
第1ライン155aは長辺を形成することができる。第3ライン155cは第1ライン155aと対向し、第1ライン155aより短いことがある。第5ライン155eは第1ライン155aと対向し、第1ライン155a及び/又は第3ライン155cより短いことがある。第5ライン155eは第3ライン155cと平行であり得る。第3ライン155cと第1ライン155aとの距離は、第5ライン155eと第1ライン155aとの距離より大きいことがある。第2ライン155bは短辺を形成し、第1ライン155aと第3ライン155cを接続することができ、第6ライン155fは短辺を形成し、第1ライン155aと第5ライン155eを接続することができる。第2ライン155bの長さは、第6ライン155fの長さより大きいことがある。第6ライン155fは第2ライン155bと対向することができる。第4ライン155dは、第3ライン155cと第5ライン155eを接続することができる。第4ライン155dは、第3ライン155cに対して傾斜を形成することができる。第4ライン155dは、第5ライン155eに対して傾斜を形成することができる。
【0096】
第1ラインフィルタLF1は、第1ライン155aと第3ライン155cとの間に位置することができる。第2ラインフィルタLF2は、第1ライン155aと第4ライン155d及び/又は第5ライン155eの間に位置することができる。第3ラインフィルタLF3は、第1ライン155aと第5ライン155eとの間に位置することができる。
【0097】
ラインフィルタLF1、LF2、LF3、LFは、開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fから一定距離以上離隔され得る。ラインフィルタLFと開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fは、第1距離A以上に離隔され得る。例えば、第1ラインフィルタLF1は、第2ライン155b及び/又は第3ライン155cから第1距離A以上に離隔され得る。他の例としては、第2ラインフィルタLF2は、第1ライン155a及び/又は第5ライン155eから第1距離A以上に離隔され得る。他の例としては、第3ラインフィルタLF3は、第1ライン155a及び/又は第5ライン155eから第1距離A以上に離隔され得る。同時に、第3ラインフィルタLF3は、第6ライン155fから第1距離A以上に離隔され得る。
【0098】
パワーサプライユニットPSUは、複合素材パネル130とリアプレート150から離隔され、リアプレート150の背面にされるか又は固定され得る。パワーサプライユニットPSUはラインフィルタLFを含むことができる。例えば、ラインフィルタLFはコイルを含み、電源のノイズを除去することができる。ラインフィルタLFの周囲に電磁気場が形成され得る。ラインフィルタLFが駆動しながら発生する電磁気場によってリアプレート150が振動することがある。リアプレート150の振動は、複合素材パネル130に伝達されながら振動及び/又は騒音を発生させることができる。例えば、ディスプレイパネル110が大きくなるほど、ラインフィルタLFの電流値が増加しラインフィルタLFで発生する電磁気場の強さが大きくなることがある。このとき、ラインフィルタLFからリアプレート150の距離が近づくとリアプレート150の振動が大きくなり、ラインフィルタLFからリアプレート150の距離が離れるとリアプレート150の振動が小さくなることがある。ラインフィルタLFに対応するリアプレート150の開口部155は、リアプレート150がラインフィルタLFによって振動することを防止することができる。ラインフィルタLFとリアプレート150の距離を確保するために形成されたリアプレート150の開口部155の大きさが大きくなると、リアプレート150の剛性が低下されることがある。したがって、ラインフィルタLFと開口部155とによって形成されるリアプレート150の距離がリアプレート150の剛性に影響を与えるだけでなく、リアプレート150で発生する騒音及び/又は振動に影響を与えることがある。例えば、ラインフィルタLFに流れる電流は3.5A~4.3Aで有り得、ラインフィルタLFからリアプレート150までの第2距離Bは7~8ミリメートルで有り得、ラインフィルタLFからリアプレート150の開口部155のエッジまでの第1距離Aは、15mm以上で有り得る。これにより、リアプレート150の剛性を確保するだけでなく、ラインフィルタLFの駆動によって発生し得るリアプレート150の振動及び/又は騒音を防止することができる。
【0099】
バックカバー180はパワーサプライユニット(PSU)及び/又はラインフィルタLFを覆うことができる。バックカバー180は、リアプレート150又は複合素材パネル130に結合され得る。例えば、バックカバー180は合成樹脂を含むことができる。絶縁シート170及び/又は放熱シート170は、パワーサプライユニットPSUとバックカバー180の間に位置し、バックカバー180に接着され得る。絶縁シート170及び/又は放熱シート170は開口を備えることができ、ラインフィルタLFは開口に整列され得る。例えば、放熱シート170はグラファイト(graphite)シートであり得る。
【0100】
図20及び図21図19と共に参照すると、第1開口部155は、第1ライン155a、第2ライン155b、第3ライン155c、第4ライン155d、第5 ライン155e及び/又は第6ライン155fを含むことができる。第2開口部157は、第1開口部155に隣接して位置することができる。
【0101】
パワーサプライユニット(PSU、図25参照)のラインフィルタLF1、LF2は、第1開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fの間の第1開口部155内側に位置することができる。ラインフィルタLF3は、第2開口部157に位置することができる。
【0102】
第1ライン155aは長辺を形成することができる。第3ライン155cは第1ライン155aに対向し、第1ライン155aより短ことがある。第5ライン155eは第1ライン155aに対向し、第1ライン155a及び/又は第3ライン155cより短いことがある。第5ライン155eは第3ライン155cと平行であり得る。第3ライン155cと第1ライン155aの距離は、第5ライン155eと第1ライン155aの距離より短いことがある。第2ライン155bは短辺を形成し、第1ライン155aと第3ライン155cを接続することができ、第6ライン155fは短辺を形成し、第1ライン155aと第5ライン155eを接続することができる。第2ライン155bの長さは、第6ライン155fの長さより短いことがある。第6ライン155fは第2ライン155bと対向することができる。第4ライン155dは、第3ライン155cと第5ライン155eを接続することができる。
【0103】
第1ラインフィルタLF1は、第1ライン155aと第3ライン155cの間に位置することができる。また、第1ラインフィルタLF1は、第2ライン155bから離隔され得る。第2ラインフィルタLF2は、第1ライン155aと第5ライン155eの間に位置することができる。また、第2ラインフィルタLF2は、第4ライン155d及び/又は第6ライン155fから離隔され得る。第3ラインフィルタLF3は、第2開口部157の内部に位置することができる。第3ラインフィルタLF3は、第2開口部157のエッジから離隔され得る。
【0104】
ラインフィルタLF1、LF2は、第1開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155f、又は第2開口部157のエッジから一定距離以上離隔され得る。ラインフィルタLF1、LF2と第1開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fは、第1距離A以上に離隔され得る。
【0105】
例えば、第1ラインフィルタLF1は、第1ライン155a、第2ライン155b、及び/又は第3ライン155cから第1距離A以上に離隔され得る。他の例としては、第2ラインフィルタLF2は、第4ライン155d、第5ライン155e、及び/又は第6ライン155fから第1距離A以上に離隔され得る。他の例としては、第3ラインフィルタLF3は、第2開口部157のエッジから第1距離A以上に離隔され得る。
【0106】
パワーサプライユニットPSUは、複合素材パネル130とリアプレート150から離隔され、リアプレート150の背面に装着されるか又は固定され得る。パワーサプライユニットPSUはラインフィルタLFを含むことができる。例えば、ラインフィルタLFはコイルを含み、電源のノイズを除去することができる。ラインフィルタLFの周囲に電磁気場が形成され得る。ラインフィルタLFが駆動しながら発生する電磁気場によってリアプレート150が振動することができる。リアプレート150の振動は、複合素材パネル130に伝達されながら振動及び/又は騒音を発生させることができる。例えば、ディスプレイパネル110が大きくなるほど、ラインフィルタLFの電流値が増加してラインフィルタLFで発生する電磁気場の強さが大きくなることができる。このとき、ラインフィルタLFからリアプレート150の距離が近づくとリアプレート150の振動が大きくなり、ラインフィルタLFからリアプレート150の距離が離れるとリアプレート150の振動が小さくなることがある。
【0107】
ラインフィルタLFに対応するリアプレート150の開口部155は、リアプレート150がラインフィルタLFによって振動することを防止することができる。 ラインフィルタLFとリアプレート150の距離を確保するために形成されたリアプレート150の開口部155の大きさが大きくなると、リアプレート150の剛性が低下されることがある。したがって、ラインフィルタLFと開口部155によって形成されるリアプレート150の距離がリアプレート150の剛性に影響を与えるだけでなく、リアプレート150で発生する騒音及び/又は振動に影響を与えることができる。例えば、ラインフィルタLFに流れる電流は2.8A~3.2Aで有り得、ラインフィルタLFからリアプレート150までの第2距離Bは7~8ミリメートルで有り得、ラインフィルタLFからリアプレート150の開口部155のエッジまでの第1距離Aは、20ミリメートル以上であり得る。これにより、リアプレート150の剛性を確保するだけでなく、ラインフィルタLFの駆動によって発生し得るリアプレート150の振動及び/又は騒音を防止することができる。
【0108】
図22及び図23図19と共に参照すると、開口部155は、第1ライン155a、第2ライン155b、第3ライン155c、第4ライン155d、第5ライン155e及び/又は第6ライン155fを含むことができる。パワーサプライユニット(PSU、図25参照)のラインフィルタLF1、LF2、LF3、LF4、LF5は、開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fの間に位置することができる。ラインフィルタLF1、LF2、LF3、LF4、LF5は複数個で有り得る。
【0109】
第1ライン155aは短辺を形成することができる。第3ライン155cは第1ライン155aに対向し、第1ライン155aより長いことがある。第2ライン155bは長辺を形成し、第1ライン155aと第3ライン155cを接続することができ、第4ライン155dは長辺を形成し、第1ライン155aと第3ライン155cを接続することができる。
【0110】
第5ライン155eは第2ライン155bに対向し、第1ライン155a及び/又は第3ライン155cより短いことができる。第5ライン155eは第4ライン155dと平行であり得る。第5ライン155eは、第4ライン155dの一部から突出して形成され得る。第2ライン155bから第5ライン155eまでの距離は、第2ライン155bから第4ライン155dまでの距離より小さいことがある。
【0111】
第5ライン155eの長さは、第6ライン155fの長さより大きいことがある。第6ライン155fは第2ライン155bと対向することができる。第6ライン155fは、第1ライン155aと第4ライン155dを接続することができる。
【0112】
第1ラインフィルタLF1は、第1ライン155aと第2ライン155bが形成する。コーナーに隣接して位置することができる。第2ラインフィルタLF2は、第1ラインと第6ラインが形成するコーナーに隣接して位置することができ、第1ラインフィルタLF1と第4ライン155dとの間に位置することができる。第3ラインフィルタLF3は、第2ライン155bと第4ライン155dの間に位置することができる。第4ラインフィルタLF4は、第2ライン155bと第5ライン155eの間に位置することができる。第5ラインフィルタLF5は、第2ライン155bと第4ライン155dの間に第3ライン155cと第4ライン155dが形成するコーナーに隣接して位置することができる。
【0113】
ラインフィルタLF1、LF2、LF3、LF4、LF5、LFは、開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fから一 定距離以上に離隔され得る。ラインフィルタLFと開口部155のライン155a、155b、155c、155d、155e、155fは、第1距離A以上に離隔され得る。
【0114】
例えば、第1ラインフィルタLF1は、第1ライン155a及び/又は第2ライン155bから第1距離A以上に離隔され得る。他の例はとしては、第2ラインフィルタLF2は、第4ライン155d及び/又は第6ライン155fから第1距離A以上に離隔され得る。他の例としては、第3ラインフィルタLF3は、第4ライン155d及び/又は第5ライン155eから第1距離A以上に離隔され得る。他の例としては、第4ラインフィルタLF4は、第5ライン155eから第1距離A以上に離隔され得る。他の例はとしては、第5ラインフィルタLF5は、第4ライン155d及び/又は第3ライン155cから第1距離A以上に離隔され得る。
【0115】
パワーサプライユニットPSUは 複合素材パネル130とリアプレート150から離隔され、リアプレート150の背面に装着されるか又は固定され得る。パワーサプライユニットPSUはラインフィルタLFを含むことができる。例えば、ラインフィルタLFはコイルを含み、電源のノイズを除去することができる。ラインフィルタLFの周囲に電磁気場が形成され得る。ラインフィルタLFが駆動しながら発生する電磁気場によってリアプレート150が振動することができる。リアプレート150の振動は、複合素材パネル130に伝達されながら振動及び/又は騒音を発生させることができる。例えば、ディスプレイパネル110が大きくなるほど、ラインフィルタLFの電流値が増加し、ラインフィルタLFで発生する電磁気場の強さが大きくなる。このとき、ラインフィルタLFからリアプレート150の距離が近づくとリアプレート150の振動が大きくなり、ラインフィルタLFからリアプレート150の距離が離れるとリアプレート150の振動が小さくなる可能性があります。ラインフィルタLFに対応するリアプレート150の開口部155は、リアプレート150がラインフィルタLFによって振動するのを防止することができる。ラインフィルタLFとリアプレート150との距離を確保するために形成されたリアプレート150の開口部155の大きさが大きくなると、リアプレート150の剛性が低下することがある。したがって、ラインフィルタLFと開口部155とによって形成されるリアプレート150の距離がリアプレート150の剛性に影響を与えるだけでなく、リアプレート150で発生する騒音及び/又は 振動に影響を与える可能性があります。例えば、ラインフィルタLFに流れる電流は5A~5.4Aとすることができ、ラインフィルタLFからリアプレート150までの第2距離Bは7~8ミリメートルとすることができる。ラインフィルタLFからリアプレート150の開口部155のエッジまでの第1距離Aは、20ミリメートル以上であり得る。これにより、リアプレート150の剛性を確保するだけでなく、ラインフィルタLFの駆動によって発生し得るリアプレート150の振動及び/又は騒音を防止することができる。
【0116】
図24を参照すると、サイドフレーム140は複合素材パネル130の後方に結合され得る。サイドフレーム140は、接着部材ADによって複合素材パネル130の背面に固定され得る。リアプレート150は、複合素材パネル130の背面に結合されるか又は固定され得る。
【0117】
第1放熱シート161は、第1サイドパート153aに結合されるか又は接着され得る。例えば、第1放熱シート161はグラファイト(graphite)シートで有り得る。他の例として、第1放熱シート161はアルミニウムシートで有り得る。第1放熱シート161は、開口部155(図17参照)を覆うことができる。第1放熱シート161は、パワーサプライユニット(PSU、図26参照)で発生する熱を分散させることができる。
【0118】
第2放熱シート162は、センターパーツ153bに結合されるか又は接着され得る。例えば、第2放熱シート162はグラファイト(graphite)シートで有り得る。他の例として、第2放熱シート162はアルミニウムシートで有り得る。第2放熱シート162は、T-CONボードTBで発生する熱を分散させることができる。
【0119】
図25及び図26を参照すると、第1絶縁シート163は第1サイドパーツ153aに結合されるか又は接着されることができる。第1絶縁シート163は、第1放熱シート161を覆うことができる。第1絶縁シート163は第1放熱シート161に接着され得る。第2絶縁シート165はセンターパーツ153bに結合されるか又は接着され得る。第2絶縁シート165は第2放熱シート162を覆うことができる。第2絶縁シート165は第2放熱シート162にされ得る。第3絶縁シート164は、第2サイドパーツ153cに結合されるか又は接着され得る。
【0120】
パワーサプライユニットPSUは、第1放熱シート161及び/又は第1絶縁シート163上に位置し、第1サイドパーツ153aに結合されるか又は固定され得る。
【0121】
T-CONボードTBは、第2放熱シート162及び/又は第2絶縁シート165上に位置し、センターパーツ153bに結合されるか又は固定され得る。
【0122】
メインボードMBは第3絶縁シート164上に位置し、第2サイドパーツ153cに結合されるか又は固定され得る。
【0123】
スピーカアセンブリSPKは、第1ロアパーツ153d及び/又は第2ロアパーツ153eに取り付けられるか又は固定され得る。
【0124】
図27を参照すると、ディスプレイパネル110は、複合素材パネル130の前方に位置することができる。ディスプレイパネル110は、複合素材パネル130の前面に結合されるか又は固定され得る。このとき、ディスプレイパネル110は複合素材パネル130と一定のギャップを形成することができる。例えば、複合素材パネル130のスキン132、133(図2参照)はアルミニウムを含むことができる。
【0125】
リアプレート150は複合素材パネル130の後方に位置することができる。リアプレート150は、複合素材パネル130の背面に結合されるか又は固定され得る。リアプレート150は、複合素材パネル130に対してディスプレイパネル110と対向することができる。例えば、リアプレート150は、電気亜鉛めっき鋼板(EGI、Electrolytic Galvanized Iron)で有り得る。
【0126】
開口部155、157はリアプレート150に形成され得る。開口部155、157は、リアプレート150が切開されて形成され得る。放熱シート161は、リアプレート150の開口部155、157を覆うことができる。例えば、放熱シート161はグラファイト(graphite)シートで有り得る。絶縁シート163は、放熱シート161を覆いながらリアプレート150の開口部155、157の後方を覆うことができる。絶縁シート163は、リアプレート150の背面に固定されるか又は接着され得る。
【0127】
パワーサプライユニットPSUは、放熱シート161及び/又は絶縁シート163の後方に位置し、リアプレート150に結合されるか又は固定され得る。パワーサプライユニットPSUはラインフィルタLFを含むことができる。リアプレート150の開口部155、157はラインフィルタLFに整列され得る。
【0128】
例えば、パワーサプライユニットPSUに交流電源が供給され得る。パワーサプライユニットPSUは交流電源を直流電源に変換することができる。ラインフィルタLFはコイルを含むことができる。ラインフィルタLFは電磁気場を発生させることができる。ラインフィルタLFで発生した電磁気場は、リアプレート150(例えば鋼板)を振動させることができる。リアプレート150が振動しながら複合素材パネル130に対して騒音を発生させることができる。開口部155、157は、ラインフィルタLFによってリアプレート150が振動することを防止することができる。
【0129】
図1図27を参照すると、ディスプレイデバイスは:ディスプレイパネルと前記ディスプレイパネルが結合されるフレームと 前記フレームに対して前記ディスプレイパネルと対向し、前記フレームに結合されるリアプレートそして、前記リアプレートに固定され、ラインフィルタを含むパワーサプライユニットを含み、前記リアプレートは:前記パワーサプライユニットのラインフィルタに整列される開口部を含むことができる。
【0130】
前記リアプレートはアイロン(iron)を含むことができる。
【0131】
前記開口部の大きさは、前記ラインフィルタの大きさより大きいことができる。
【0132】
前記ラインフィルタと前記リアプレートの間に位置し、前記開口部を覆い、前記リアプレートに支持される放熱シートをさらに含むことができる。
【0133】
前記放熱シートはグラファイト(graphite) シートを含むことができる。
【0134】
前記ラインフィルタと前記放熱シートの間に位置し、前記放熱シートを覆い、前記リアプレートに支持される絶縁シートをさらに含むことができる。
【0135】
前記ラインフィルタは複数個であり、前記開口部は、前記複数個のラインフィルタの内、少なくとも1つのラインフィルタに対応する第1開口部と、そして、前記複数個のラインフィルタの内,残りのラインフィルタに対応する第2開口部を含むことができる。
【0136】
前記開口部は、前記開口部の周縁を形成するエッジを含み、前記開口部が形成する平面上で、前記ラインフィルタの外郭から前記エッジまでの距離は15mm以上であり得る。
【0137】
前記開口部から前記ラインフィルタまでの距離は、7~8ミリメートルであり得る。
【0138】
前記開口部は、前記開口部の一エッジを形成する第1ラインと、 そして、前記開口部の他エッジを形成する第2ラインを含み、前記ラインフィルタは、前記第1ラインに第2ラインよりさらに近接し、前記開口部が形成する平面において、前記ラインフィルタの外廓から前記第1ラインまでの距離は15ミリメートル以上であり得る。
【0139】
前記開口部から前記ラインフィルタまでの距離は7~8ミリメートルであり得る。
【0140】
前記フレームは:前記ディスプレイパネルに対向するフロントスキンと前記フロントスキンに対向するリアスキンとそして、前記ファイバーを含み、前記フロントスキンと前記リアスキンの間に位置するコアを含み、前記リアスキンはアルミニウムを含むことができる。
【0141】
前述の本開示のいずれの実施形態又は他の実施形態は、互いに排他的であるか又は区別されものではない。前述の本開示のいずれの実施形態又は他の実施形態は、それぞれの構成又は機能を併用するか又は組み合わせることができる。
【0142】
例えば、特定の実施形態及び/又は図面に説明されたA構成と他の実施形態及び/又は図面に説明されたB構成が結合されることができることを意味する。すなわち、構成間の結合について直接的に説明しない場合であっても、結合が不可能であると説明した場合を除外しては、結合が可能であることを意味する。
【0143】
前記詳細な説明は、あらゆる点で限定的に解釈されるべきではなく、例示的なものと考慮しなければならない。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲の合理的解釈によって決定されるべきであり、本発明の等価の範囲内でのすべての変更は本発明の範囲に含まれる。
図1
図2
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