(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024178999
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 8/04 20060101AFI20241219BHJP
F21S 9/02 20060101ALI20241219BHJP
F21V 19/00 20060101ALI20241219BHJP
F21V 23/06 20060101ALI20241219BHJP
F21V 17/00 20060101ALI20241219BHJP
F21V 14/06 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
F21S8/04 110
F21S9/02 200
F21S9/02 214
F21V19/00 413
F21V23/06
F21V17/00 200
F21V14/06
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023097470
(22)【出願日】2023-06-14
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】布施 純一
(72)【発明者】
【氏名】森 浩一
【テーマコード(参考)】
3K011
3K013
3K014
【Fターム(参考)】
3K011HA02
3K011JA01
3K013BA01
3K014AA01
3K014HA03
(57)【要約】
【課題】照明具のラインナップの増加を抑制しつつ、規定の配光角で照明装置から光を発することができる照明装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る照明装置は、発光する照明具と、ベース部と、前記照明具及び前記ベース部に接続され、前記照明具と前記ベース部との間に隙間を空けて、前記照明具を前記ベース部に固定するアダプタと、を備えている。
【選択図】
図35
【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光する照明具と、
ベース部と、
前記照明具及び前記ベース部に接続され、前記照明具と前記ベース部との間に隙間を空けて、前記照明具を前記ベース部に固定するアダプタと、
を備えている照明装置。
【請求項2】
前記照明具は、
電池から供給される電力で発光する構成であり、
前記電池と、
前記電池を収容する筐体と、
前記電池を挟持する一対の挟持用突部と、
前記挟持用突部のうちの一方が設けられ、一対の前記挟持用突部の対向方向に弾性変形自在な支持部と、
を備え、
前記電池は、外周部を覆うフィルムを備え、
一対の前記挟持用突部が前記フィルムを撓ませて前記電池を挟持し、前記筐体内に前記電池が保持される構成である
請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記筐体には、該筐体に収容された前記電池と対向する位置に、前記電池を前記筐体に収容する際に該電池を通過させる電池通過孔が形成されており、
前記電池は、電池本体部と、該電池本体部に接続され、先端部に第1コネクタを有するハーネスとを備え、
前記筐体は、該筐体の内部に、前記第1コネクタと接続される第2コネクタを備え、
前記第2コネクタは、前記電池通過孔と対向する位置に設けられ、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとの接続方向は、前記筐体に収容された前記電池と前記電池通過孔との対向方向となっている
請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記照明具は、
光源となる光源部を有する光源モジュールと、
前記光源部の点灯状態を制御する制御部と、
を備え、
前記光源モジュールは、係止部及び該係止部が引っ掛かる固定用凹部のうちの一方を備え、
前記制御部は、前記係止部及び前記固定用凹部のうちの他方を備え、
前記光源モジュールと前記制御部とは、前記係止部が前記固定用凹部に引っ掛かって固定される構成である
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記照明具は、
光源が発する光の広がり方を調節する光学部材と、
前記光学部材を保持するホルダと、
を備え、
前記光学部材は、
前記光源が発する光が通過し、該光の広がり方を調節する透光部と、
前記透光部の外周部に設けられた鍔部と、
を備え、
前記鍔部は、該鍔部の外周部と前記透光部との間となる位置に、位置決め用突部及び該位置決め用突部が挿入される位置決め用凹部のうちの一方を備え、
前記ホルダは、前記位置決め用突部及び前記位置決め用凹部のうちの他方を備え、
前記光学部材は、前記位置決め用凹部に前記位置決め用突部が挿入されて、前記ホルダに位置決めされる構成である
請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
照明装置は、発光する照明具を備えている。照明具は、照明器具に取り付けられる。例えば、特許文献1に記載の照明装置は、第1照明具及び第2照明具を備えている。照明具は照明器具に、直接的又は間接的に取り付けられる。また、従来、照明装置の照明器具には、V形タイプ、笠付タイプ、片側反射笠付タイプ及びトラフタイプ等、様々な形状の照明器具が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
照明具は、ベース部に固定され、照明器具に取り付けられる。ベース部は、例えば、照明装置の照明器具である。ここで、異なる形状の複数の照明器具に同一形状の照明具を設けた場合、照明器具の形状によっては、照明器具に照明具の光が反射し、規定の配光角で照明装置から光を発せられなくなる場合がある。この課題を解決するための1つの方法として、照明器具の形状毎に照明具の形状も異ならせることが考えられる。しかしながら、このような方法では、照明具のラインナップが増えてしまうという課題が発生する。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、照明具のラインナップの増加を抑制しつつ、規定の配光角で照明装置から光を発することができる照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る照明装置は、発光する照明具と、ベース部と、前記照明具及び前記ベース部に接続され、前記照明具と前記ベース部との間に隙間を空けて、前記照明具を前記ベース部に固定するアダプタと、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る照明装置は、アダプタによって、ベース部と照明具との間の距離を変更できる。このため、本開示に係る照明装置は、従来では共通の照明具を用いることができなかった照明器具に、共通の照明具を用いることが可能となる。したがって、本開示に係る照明装置は、照明具のラインナップの増加を抑制しつつ、規定の配光角で照明装置から光を発することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】実施の形態に係る照明装置を下方から観察した斜視図である。
【
図2】実施の形態に係る照明装置の側面図であり、Y1方向に照明装置を観察した図である。
【
図5】実施の形態に係る照明装置の側面図であり、X方向に照明装置を観察した図である。
【
図6】実施の形態に係る照明装置の照明器具を下方から観察した斜視図である。
【
図7】実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した斜視図である。
【
図8】実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した斜視図である。
【
図9】実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した斜視図であり、本体部からカバー部が取り外された状態を示す図である。
【
図10】実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した斜視図であり、本体部からカバー部が取り外された状態を示す図である。
【
図11】実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した分解斜視図である。
【
図12】実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した分解斜視図である。
【
図13】実施の形態に係る第2照明具の本体部を下方から観察した斜視図である。
【
図14】実施の形態に係る第2照明具の本体部を下方から観察した斜視図である。
【
図15】実施の形態に係る第2照明具のカバー部を下方から観察した斜視図である。
【
図16】実施の形態に係る第2照明具のカバー部を上方から観察した斜視図である。
【
図17】実施の形態に係る第2照明具の光源モジュールを下方から観察した分解斜視図である。
【
図18】実施の形態に係る光源モジュールのホルダを下方から観察した斜視図である。
【
図19】実施の形態に係る光源モジュールのホルダの下面図である。
【
図20】実施の形態に係る光源モジュールの光学部材を下方から観察した斜視図である。
【
図21】実施の形態に係る光源モジュールの光学部材を上方から観察した斜視図である。
【
図22】実施の形態に係る光源モジュールの放熱部を下方から観察した斜視図である。
【
図23】実施の形態に係る光源モジュールの放熱部を下方から観察した斜視図である。
【
図24】実施の形態に係る第2照明具の制御部を下方から観察した分解斜視図である。
【
図25】実施の形態に係る第2照明具の制御部を下方から観察した分解斜視図である。
【
図26】実施の形態に係る第2照明具の電池保持部を下方から観察した斜視図である。
【
図27】実施の形態に係る第2照明具の電池保持部を下方から観察した斜視図である。
【
図28】実施の形態に係る第2照明具の電池の斜視図である。
【
図29】実施の形態に係る第2照明具の電池の側面図である。
【
図30】実施の形態に係る第2照明具の筐体への電池の収容方法を説明するための図であり、第2照明具を下方から観察した斜視図である。
【
図31】実施の形態に係る第2照明具の筐体への電池の収容方法を説明するための図であり、第2照明具を下方から観察した斜視図である。
【
図32】実施の形態に係る第2照明具の筐体への電池の収容方法を説明するための図であり、第2照明具を下方から観察した斜視図である。
【
図33】変形例に係る照明装置を下方から観察した斜視図である。
【
図35】変形例に係る照明装置を上方から観察した斜視図である。
【
図36】変形例に係る照明装置の第2照明具及びアダプタを下方から観察した図であり、第2照明具とアダプタとが接続されていない状態を示す図である。
【
図37】変形例に係る照明装置の第2照明具及びアダプタを下方から観察した図であり、第2照明具とアダプタとが接続されている状態を示す図である。
【
図38】変形例に係る照明装置の第2照明具及びアダプタを側方から観察した図である。
【
図39】比較例に係る第2照明具を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る照明装置の一例を実施の形態で説明する。本開示に係る照明装置は、天井及び壁面等の被取付部に直付け又は埋め込まれて取り付けられるものである。以下の実施の形態では、照明装置の各構成を説明する際、被取付部に取り付けられた照明装置を観察した際の方向を用いて説明する。なお、以下の図面に示すZ方向は上下方向を示し、Z1方向は上方向を示し、Z2方向は下方向を示す。また、以下の図面に示すX方向は、横方向を示すものであり、照明装置の長手方向を示すものである。また、以下の図面に示すY方向は、横方向を示すものであり、照明装置の短手方向を示すものである。また、以下の図に示すY1方向は、後述する第2照明具から後述する第1照明具へ向かう方向である。また、以下の図に示すY2方向は、後述する第1照明具から後述する第2照明具へ向かう方向である。ここで、これらの方向は実施の形態を説明するために便宜上に定義したものであって、本開示に係る照明装置を限定したものでは無い。
【0010】
また、本開示に係る照明装置は、少なくとも後述の第2照明具を備えるものであり、電池から電力が供給されて第2照明具から光を発するものである。本開示に係る照明装置は例えば非常灯又は誘導灯である。なお、本開示に係る照明装置は、非常灯及び誘導灯に限らない。また、後述する第2照明具は、電池以外の外部電源から供給される電力で発光する構成であってもよい。
【0011】
実施の形態.
まず、
図1~
図6を用いて、本実施の形態に係る照明装置1の全体構成を説明する。
【0012】
図1は、実施の形態に係る照明装置を下方から観察した斜視図である。
図2は、実施の形態に係る照明装置の側面図であり、Y1方向に照明装置を観察した図である。
図3は、実施の形態に係る照明装置の下面図である。
図4は、実施の形態に係る照明装置の平面図である。
図5は、実施の形態に係る照明装置の側面図であり、X方向に照明装置を観察した図である。また、
図6は、実施の形態に係る照明装置の照明器具を下方から観察した斜視図である。
【0013】
照明装置1は、発光する照明具を少なくとも1つ備えている。以下、当該照明具を第2照明具4と称する。また、照明装置1は、第2照明具4の他に第1照明具3を備えている。また、照明装置1は、第1照明具3及び第2照明具4が取り付けられる照明器具2を備えている。照明装置1は、天井又は壁等の被取付部に取り付けられるものである。第1照明具3は、商用電源等の外部電源から供給された電力で発光するものである。また、第2照明具4は、外部電源から供給される電力が停止した際、内蔵された電池から供給される電力で発光するものである。なお、照明装置1は、第1照明具3に相当する照明具を有さず、第2照明具4のみを有する構成でもよい。
【0014】
照明器具2は、天井又は壁等の被取付部に取り付けられるものであり、第1照明具3及び第2照明具4が取り付けられる筐体である。照明器具2は、本体部11と一対の端部17とを有し、本体部11と端部17とで照明具収容部18を形成するものである。具体的には、本体部11は、板状の底壁部12と、本体部11の長手方向に沿って底壁部12の側部から下側に突出するように設けられた一対の側壁部13とを備えている。また、本体部11の長手方向の開口は、一対の端部17で塞がれている。そして、照明具収容部18は、上部が本体部11の板状の底壁部12で構成され、側部が本体部11の側壁部13及び端部17で構成されている。これにより、照明具収容部18は、底壁部12と対向する下側に開口19が形成されている。第1照明具3は、照明器具2の開口19から照明器具2に取り付けられ、一部が照明具収容部18に収容される。
【0015】
本体部11
本体部11は、長尺状に形成されており、長手方向Xを法線方向とする切断面の断面が略U字形状をなしている。本体部11は、上述のように、底壁部12と一対の側壁部13とを有する。底壁部12は、天井等の被取付部に沿って配置され、照明装置1の被取付部への取付部となる。なお、底壁部12は、天面部とも称される。底壁部12は、長手方向Xに沿って長尺状に形成されており、開口19に対向して、長手方向X及び短手方向Yに延びる平板状に形成されている。一対の側壁部13は、底壁部12の短手方向Yの両端に配置されており、互いに向き合うように底壁部12から下方向Z2に延びている。ここで、本体部11は、金属製の板材すなわち板金をプレス加工又はロール加工等によって折り曲げて形成される。なお、本体部11は、押出成形又は三次元造形といった加工によって形成されるようにしてもよい。
【0016】
照明器具2は、被取付部に設けられた吊ボルト及び吊ボルトに締め込まれるナット等を用いて、被取付部に取り付けられる。このため、本体部11の底壁部12には、吊ボルトが挿入される図示せぬボルト挿入孔が形成されている。また、底壁部12には、外部電源に接続された電線を照明装置1内に引き込むための図示せぬ孔等の複数の貫通孔が形成されている。底壁部12には、第2照明具4を固定するための図示せぬネジがねじ込まれる図示せぬネジ孔が形成されている。
【0017】
照明器具2は、一対の器具傾斜部15を有する。器具傾斜部15は、本体部11の側壁部13の下側の端部から、本体部11の短手方向Yへ本体部11から離れるように突出する傾斜壁である。器具傾斜部15は、本体部11から離れるにしたがって被取付部に近づくように傾斜している。また、一対の器具傾斜部15のうちの一方には、上下方向Zに貫通し、短手方向Yに開口した器具貫通部16が設けられている。第2照明具4は、器具貫通部16に配置され、本体部11の底壁部12に固定される。すなわち、本実施の形態では、第2照明具4が固定されるベース部は、本体部11の底壁部12となっている。これに限らず、第2照明具4が固定されるベース部は、本体部11に固定された本体部11以外の部品であってもよい。なお、本実施の形態に係る照明器具2は、V形タイプの照明器具となっている。これに限らず、照明器具2は、笠付タイプ、片側反射笠付タイプ又はトラフタイプ等の照明器具であってもよい。
【0018】
第1照明具3
第1照明具3は、例えば常用の照明具である。換言すると、第1照明具3は、通常状態に点灯する常用照明具である。通常状態とは、照明装置1に商用電源等の外部電源から電力が供給される状態をいう。これに対して、非常状態とは、例えば、停電等の何らかの原因によって、外部電源から照明装置1に電力が供給されない状態をいう。通常状態において照明装置1が点灯状態である場合には、第1照明具3から室内等の被照射領域に向かって光が発せられる。
【0019】
第1照明具3は、第1灯具、第1光源ユニット、常用照明具又は常用光源ユニット等とも称される。第1照明具3は、長手方向Xにおいて長尺状に形成されており、照明器具2に取り付けられて使用される。第1照明具3は、外郭部21等を有する。外郭部21は、第1照明具3の外郭を構成する部材である。外郭部21は、少なくとも可視光を透過する透光性の材料からなる。外郭部21は、例えば、ガラス又はポリカーボネイト及びアクリル等の樹脂材料を用いて形成される透光カバーである。なお、外郭部21のうち、照明具収容部18から露出しない部分は、反射性又は遮光性等を有する材料によって構成されてもよい。
【0020】
外郭部21の内部には、図示せぬ光源部が収容されている。また、光源部は、発光ダイオード又はLED素子等の発光素子を備えている。すなわち、通常状態において照明装置1が点灯状態である場合には、当該発光素子から光が発せられることとなる。
【0021】
第2照明具4
第2照明具4は、例えば非常用の照明具である。換言すると、第2照明具4は、非常状態に点灯する非常用照明具である。非常状態とは、前述の如く、例えば、停電等の何らかの原因によって、外部電源から照明装置1に電力が供給されない状態をいう。非常状態において照明装置1が点灯状態である場合には、第2照明具4から被照射領域に向かって光が発せられる。
【0022】
第2照明具4は、第1照明具3の外部において照明器具2に取り付けられている。第2照明具4は、第2灯具、第2光源ユニット、非常用照明具又は非常用光源ユニット等とも称される。第2照明具4は、照明具収容部18の外側に配置されている。
【0023】
第2照明具4は、長手方向Xに長尺状に形成されており、長手方向Xに沿って照明器具2に取り付けられている。第2照明具4は、短手方向Yに第1照明具3と並んで配置されている。第2照明具4は、被照射領域側から視た下面視において、第1照明具3の長手方向と第2照明具4の長手方向とが並行するように配置されている。第2照明具4の発光箇所は、長手方向Xにおいて該第2照明具4の略中央部となっている。
以下、
図7~
図29を用いて、本実施の形態に係る第2照明具4の構成を説明する。
【0024】
図7及び
図8は、実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した斜視図である。
図9及び
図10は、実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した斜視図であり、本体部からカバー部が取り外された状態を示す図である。
図11及び
図12は、実施の形態に係る第2照明具を下方から観察した分解斜視図である。
図13及び
図14は、実施の形態に係る第2照明具の本体部を下方から観察した斜視図である。
図15は、実施の形態に係る第2照明具のカバー部を下方から観察した斜視図である。
図16は、実施の形態に係る第2照明具のカバー部を上方から観察した斜視図である。
図17は、実施の形態に係る第2照明具の光源モジュールを下方から観察した分解斜視図である。
図18は、実施の形態に係る光源モジュールのホルダを下方から観察した斜視図である。
図19は、実施の形態に係る光源モジュールのホルダの下面図である。
図20は、実施の形態に係る光源モジュールの光学部材を下方から観察した斜視図である。
図21は、実施の形態に係る光源モジュールの光学部材を上方から観察した斜視図である。
図22及び
図23は、実施の形態に係る光源モジュールの放熱部を下方から観察した斜視図である。
図24及び
図25は、実施の形態に係る第2照明具の制御部を下方から観察した分解斜視図である。
図26及び
図27は、実施の形態に係る第2照明具の電池保持部を下方から観察した斜視図である。
図28は、実施の形態に係る第2照明具の電池の斜視図である。
図29は、実施の形態に係る第2照明具の電池の側面図である。
【0025】
第2照明具4は、筐体4aと、該筐体4aに収容された照明器具300とを有するものである。筐体4aの構成は特に限定されないが、本実施の形態では、本体部100とカバー部200とで筐体4aが構成されている。
【0026】
本体部100
本体部100は、カバー部200と共に第2照明具4の筐体4aを構成している。換言すると、本体部100は、カバー部200と共に第2照明具4の外郭を構成している。本体部100は、例えば、板金を折り曲げて形成される。本体部100は、本体底部110、本体壁部130、本体側部140、及び本体突出部145を有するものである。
【0027】
本体底部110
本体底部110は、長尺の矩形の板状に形成されたものである。本体底部110は、短手方向Yにおいて第1照明具3側に突出するように設けられた接続具120を有する。
【0028】
接続具120
接続具120は、本体底部110の短手方向Yの端部から、第1照明具3側に突出するように形成されたものである。接続具120には、接続具用孔121が形成されている。接続具120は、接続具用孔121に挿入されるネジ等の接続具固定具122によって、照明器具2の本体部11の底壁部12の上面に固定される。なお、後述する変形例では、第2照明具4の本体部100は、アダプタ900を介して、照明器具2の本体部11の底壁部12に固定される。この場合、接続具120は、本体底部110の短手方向Yの端部から下方向へ折り曲げられて形成されていてもよい。
【0029】
本体壁部130
本体壁部130は、本体底部110の短手方向Yの端部から下方向に突出するように設けられたものである。本体壁部130には、本体壁部挿入孔131、本体壁部取付孔132が形成されている。また、本体壁部130は、本体壁部第1突出部135、本体壁部第2突出部136、挟持用突部137、及び本体壁部引掛部138を有する。
【0030】
本体壁部挿入孔131
本体壁部挿入孔131は、本体壁部130を貫通する孔である。本体壁部挿入孔131は、第2照明具4から照明器具2の照明具収容部18に延びる電線50が挿入される孔である。本体壁部挿入孔131は、本体部100の長手方向Xにおいて接続具120と対応した位置に形成されている。ここで、電線50は、外部電源に接続される電線となる。また、以下では、複数の電線が束になったものを、ハーネスと称する場合がある。なお、後述する変形例において、接続具120が下方向へ折り曲げられる場合、接続具120は、本体壁部挿入孔131に収まるように配置される。
【0031】
本体壁部取付孔132
本体壁部取付孔132は、本体壁部130を貫通する孔である。本体壁部取付孔132は、後述する放熱部500を本体壁部130に固定するネジ等の放熱部固定具134が挿入されるものである。
【0032】
本体壁部第1突出部135
本体壁部第1突出部135は、本体壁部130の下方向側の位置において、本体壁部130から突出する突出部である。本体壁部第1突出部135は、短手方向Yにおいて、第1照明具3側に突出する。本体壁部第1突出部135は、後述するカバー第1壁部孔271に引っ掛かるものである。
【0033】
本体壁部第2突出部136
本体壁部第2突出部136は、本体壁部130から短手方向Yにおいて第1照明具3側と反対側に突出するように設けられた突出部である。本体壁部第2突出部136は、後述する放熱部500に引っ掛かるものである。
【0034】
挟持用突部137
挟持用突部137は、本体壁部130から短手方向Yにおいて第1照明具3側と反対側に突出するように設けられた突出部である。挟持用突部137は、後述する電池800を保持するものである。
【0035】
本体壁部引掛部138
本体壁部引掛部138は、本体壁部130から短手方向Yにおいて、第1照明具3側へ突出する本体壁部引掛主部と、本体壁部引掛主部の先端から下方向に延びる本体壁部引掛折曲部とを有する。本体壁部引掛部138は、照明器具2の図示せぬ孔に引っ掛かるものである。
【0036】
本体側部140
本体側部140は、本体壁部130の長手方向Xの両端部から短手方向Yに突出するように設けられたものである。本体側部140は、本体壁部130から、短手方向Yにおいて第1照明具3側の反対側に突出している。本体側部140のそれぞれは、短手方向Yの本体壁部130側と反対側の端部に、長手方向Xに本体部100内へ延びる本体側部折返し部141を有する。なお、本体側部140は本体底部110から下方向へ突出するように設けられてもよい。
【0037】
本体突出部145
本体突出部145は、本体底部110の短手方向Yの端部のうちの、本体壁部130側の端部とは反対側の端部から、下方向へ突出するように設けられたものである。本体突出部145と本体壁部130との間の短手方向Yの距離は、本体側部折返し部141と本体壁部130との間の短手方向Yの距離よりも長くなっている。
【0038】
カバー部200
カバー部200は、本体部100と共に第2照明具4の筐体4aを構成している。換言すると、カバー部200は、本体部100と共に第2照明具4の外郭を構成している。カバー部200は、カバー主部210、カバー第1壁部270、カバー第2壁部275、カバー第1側部280、カバー第2側部285、及び電池カバー290を有する。
【0039】
カバー主部210
カバー主部210は、長尺の矩形の板状に形成されたものである。カバー主部210は、上下方向において本体底部110と対向するように配置されるものである。カバー主部210には、光通過孔220と、カバー挿入孔230と、電池通過孔240とが形成されている。
【0040】
光通過孔220
光通過孔220は、長手方向Xにおいてカバー主部210の略中央に形成された孔である。なお、光通過孔220の形成位置は、当該位置に限定されない。光通過孔220は、照明器具300から発せられた光を通過させる孔である。カバー主部210は、光通過孔220の周縁にカバー傾斜部221を有する。カバー傾斜部221は、光通過孔220の周縁から上方向へ向かうにしたがって、光通過孔220の中心に向かうように形成される。
【0041】
カバー挿入孔230
カバー挿入孔230は、カバー主部210を貫通する孔である。本実施例では、矩形状の孔となっている。なお、カバー挿入孔230の形状は、矩形状に限定されない。例えば、カバー挿入孔230は、丸孔でもよい。また、カバー挿入孔230は、複数の孔が形成されたものでもよい。カバー挿入孔230は、後述するモニタ部640が挿入される孔である。
【0042】
電池通過孔240
電池通過孔240は、カバー主部210に形成された孔であって、後述する電池800を筐体4aに収容する際に、該電池800を通過させる孔である。また、電池通過孔240は、後述する電池800を筐体4aから取り外す際に、該電池800を通過させる孔である。電池通過孔240は、長手方向Xにおいて、光通過孔220を基準としてカバー挿入孔230と反対側の位置に形成された孔である。また、電池通過孔240は、筐体4aに収容された電池800と対向する位置に形成されている。カバー主部210は、電池通過孔240の長手方向Xの縁部に、カバー主部第1壁部250とカバー主部第2壁部260とを有する。
【0043】
カバー主部第1壁部250は、電池通過孔240の長手方向Xの一方の縁部から上方向側へ突出するように設けられたものである。カバー主部第1壁部250には、カバー主部第1壁部孔251が形成されている。カバー主部第1壁部孔251は、後述する電池カバー290を回転可能に支持する図示せぬ電池カバー用固定具が挿入される孔である。カバー主部第1壁部250は、カバー主部第1壁部底部253と図示せぬカバー主部第1壁部突部を有する。
【0044】
カバー主部第1壁部底部253
カバー主部第1壁部底部253は、カバー主部第1壁部250の上側の端部から、電池通過孔240へ向かって長手方向Xに突出するように設けられたものである。カバー主部第1壁部底部253は、上下方向に貫通したカバー主部第1壁部底部孔254が形成されている。
【0045】
カバー主部第1壁部突部
カバー主部第1壁部突部は、電池通過孔240が形成されている方向へ長手方向Xに突出するように設けられたものである。カバー主部第1壁部突部は、長手方向Xにおいて、後述するカバー主部第2壁部突部262と対向する位置に設けられている。
【0046】
カバー主部第2壁部260
カバー主部第2壁部260は、電池通過孔240の長手方向Xの縁部のうち、カバー主部第1壁部250が設けられた縁部とは反対側の縁部から、上方向側へ突出するように設けられたものである。カバー主部第2壁部260は、カバー主部第2壁部孔261が形成されている。カバー主部第2壁部孔261は、後述する電池カバー290を回転可能に支持する図示せぬ電池カバー用固定具が挿入される孔である。カバー主部第2壁部260は、カバー主部第2壁部突部262とカバー主部第2壁部底部263とを有する。
【0047】
カバー主部第2壁部突部262
カバー主部第2壁部突部262は、電池通過孔240が形成されている方向へ長手方向Xに突出するように設けられたものである。カバー主部第2壁部突部262とカバー主部第1壁部250のカバー主部第1壁部突部とは、後述する電池カバー290の縁部に引っ掛かり、該電池カバー290が電池通過孔240を塞いだ状態を保持するものである。
【0048】
カバー主部第2壁部底部263
カバー主部第2壁部底部263は、カバー主部第2壁部260の上側の端部から、電池通過孔240へ向かって長手方向Xに突出するように設けられたものである。
【0049】
カバー第1壁部270
カバー第1壁部270は、カバー主部210の短手方向Yの端部のうちの第1照明具3側の端部から上方向へ突出するように設けられたものである。カバー第1壁部270には、カバー第1壁部孔271が形成されている。カバー第1壁部孔271は、本体部100の本体壁部第1突出部135が挿入されて引っ掛かるものである。
【0050】
カバー第2壁部275
カバー第2壁部275は、カバー主部210の短手方向Yの端部のうちの第1照明具3側の端部とは反対側の端部から上方向へ突出するように設けられたものである。カバー第2壁部275は、上側の端部に段差部276を有する。段差部276は、短手方向Yにおいて第1照明具3側へ凹んだように形成される。カバー第2壁部275は、短手方向Yにおいて、第1照明具3側の面が本体部100の本体側部折返し部141と当接し、第1照明具3側と反対側の面が本体部100の本体突出部145と当接する。そして、カバー第2壁部275は、本体側部折返し部141と本体突出部145とに挟まれる。この際、段差部276が本体側部折返し部141に引っ掛かり、本体側部折返し部141と本体突出部145との間からカバー第2壁部275が抜けることが抑制される。すなわち、カバー部200は、カバー第1壁部孔271とカバー第2壁部275とによって、本体部100に固定されるものである。
【0051】
カバー第1側部280
カバー第1側部280は、カバー主部210の長手方向Xの端部のうち、光通過孔220を基準としてカバー挿入孔230側の端部から上方向へ突出するように設けられたものである。
【0052】
カバー第2側部285
カバー第2側部285は、カバー主部210の長手方向Xの端部のうち、カバー第1側部280が設けられた端部とは反対側の端部から上方向へ突出するように設けられたものである。カバー第2側部285は、長手方向Xに貫通するカバー第2側部孔286が形成されている。カバー第2側部孔286には、カバー主部第2壁部孔261に挿入される図示せぬ電池カバー用固定具が挿入される。
【0053】
電池カバー290
電池カバー290は、板状に形成されたものであって、電池通過孔240を覆うように設けられたものである。電池カバー290は、上述の電池カバー用固定具によって回転可能に支持されている。電池カバー290が回転することによって、電池通過孔240が露出するようになる。
【0054】
照明器具300
照明器具300は、光源モジュール400、制御部600、電池保持部700、及び電池800を有するものである。照明器具300は、外部の図示しない商用電源からの電力供給が停止した場合に、電池800から光源モジュール400に電力を供給して、室内等の被照射領域に光を発する。
【0055】
光源モジュール400
光源モジュール400は、電力の供給を受けて光を発するものである。光源モジュール400は、光源部410、光源基板420、ホルダ430、光学部材470、放熱部500、及び絶縁板540を有する。
【0056】
光源部410
光源部410は、光源となるものであり、例えば、LED等の発光素子である。
【0057】
光源基板420
光源基板420は、板状に形成されており、下側の面に光源部410が実装されたものである。
【0058】
ホルダ430は、光学部材470を保持するものであり、例えば、プラスチック等の樹脂材料によって形成されている。ホルダ430は、ホルダ本体440、第1固定部450及び第2固定部460を有する。
【0059】
ホルダ本体440
ホルダ本体440は、光学部材470が載置されるものであり、例えば矩形状に形成されている。ホルダ本体440には、ホルダ取付孔441が形成されている。また、ホルダ本体440は、載置部443を有している。
【0060】
ホルダ取付孔441
ホルダ取付孔441は、ホルダ430を放熱部500に固定するホルダ固定具442が挿入される孔である。本実施の形態では、ホルダ430に3つのホルダ取付孔441が形成されている。なお、
図18及び
図19では、ホルダ取付孔441の1つは、後述する第1固定部450の第1固定取付部孔452に隠れている。そして、ホルダ固定具442の1つは、第1固定取付部孔452及びホルダ取付孔441に挿入されて、ホルダ430を放熱部500に固定することとなる。
【0061】
載置部443
載置部443は、光学部材470が載置される箇所である。載置部443は、ホルダ本体440の下面から上方向に凹む凹部であり、光学部材470が挿入される。載置部443は、外壁部444と載置主部445とを有する。
【0062】
外壁部444
外壁部444は、ホルダ本体440の下面から上方向に延びる載置部443の壁部である。外壁部444は、平面視において曲線状に形成された円弧形状部444aと、直線状に形成された一対の直線部とを有する。これらの直線部は、対向して配置されている。以下、当該直線部と他の直線部とを区別するため、当該直線部を第2直線部444bと称する。すなわち、外壁部444は、対向して配置された一対の第2直線部444bを備えている。
【0063】
載置主部445
載置主部445は、外壁部444に囲われ、ホルダ本体440の下面よりも一段上側に凹んだ面である。載置主部445は、略中央に、ホルダ本体440を上下方向Zに貫通する孔446が形成されている。孔446は、光源部410から発せられた光が通過する孔である。載置主部445は、位置決め用突部447と、弾性部448とを有するものである。
【0064】
位置決め用突部447
位置決め用突部447は、載置主部445から下方向側へ突出するように設けられた突部である。本実施の形態では、位置決め用突部447は、載置部443の中央を中心点とする円上に、等角度間隔で4つ設けられている。
【0065】
弾性部448
弾性部448は、載置主部445の短手方向Yの両端に設けられた弾性部である。弾性部448は、載置主部445に短手方向Yに延びる2本スリットを形成し、載置主部445と外壁部444との境界にこれらのスリットをつなぐスリットを形成することによって、形成されている。弾性部448は、載置主部445の中央側によって支持されている。弾性部448は、外壁部444側の端部に、下方向側に延びる弾性突出部448aを備えている。弾性部448は、弾性突出部448aを押圧されると、上下方向に弾性変形可能である。弾性部448は、第1固定部450及び第2固定部460と共に、載置部443に載置された光学部材470を挟持するものである。
【0066】
第1固定部450
第1固定部450は、光学部材470を載置部443に固定するものである。第1固定部450は、ホルダ本体440の長手方向Xの端部の一方に設けられる。第1固定部450は、第1固定取付部451と、第1固定回転部453と、第1固定片454を有する。
【0067】
第1固定取付部451
第1固定取付部451は板状に形成されたものであって、上下方向Zに貫通した第1固定取付部孔452が形成されているものである。第1固定部450は、光学部材470を固定した状態において、ホルダ430を放熱部500に取り付けるホルダ固定具442が第1固定取付部孔452に挿入される。
【0068】
第1固定回転部453
第1固定回転部453は、ホルダ本体440と第1固定取付部451とを接続するものであって、第1固定取付部451を回転可能にしているものである。第1固定回転部453は、例えば、第1固定回転部453の厚みを薄くして変形可能とすることで、第1固定取付部451を回転可能にしている。なお、これに限らず、第1固定回転部453は、ヒンジ機構であってもよい。
【0069】
第1固定片454
第1固定片454は、第1固定取付部451における第1固定回転部453側の端部とは反対側の端部から突出するように設けられたものである。第1固定片454は、下方向から光学部材470を載置部443に押圧する。
【0070】
第2固定部460
第2固定部460は、第1固定部450と共に光学部材470を載置部443に固定するものである。第2固定部460は、ホルダ本体440の長手方向Xの端部のうち、第1固定部450側の端部とは反対の側の端部に設けられる。第2固定部460は、第2固定取付部461、第2固定回転部464、及び第2固定片465を有する。
【0071】
第2固定取付部461
第2固定取付部461は板状に形成されたものであって、上下方向Zに貫通した孔463が形成されているものである。第2固定部460は、ホルダ430に形成された支持部462が第2固定取付部461の孔463に引っ掛かって保持される。
【0072】
第2固定回転部464
第2固定回転部464は、ホルダ本体440と第2固定回転部464とを接続するものであって、第2固定片465を回転可能にしているものである。第2固定回転部464は、例えば、第2固定回転部464の厚みを薄くして変形可能とすることで、第2固定取付部461を回転可能にしている。なお、これに限らず、第2固定回転部464は、ヒンジ機構であってもよい。
【0073】
第2固定片465
第2固定片465は、第2固定取付部461における第2固定回転部464側の端部とは反対側の端部から突出するように設けられたものである。第2固定片465は、下方向から光学部材470を載置部443に押圧する。
【0074】
光学部材470
光学部材470は、光源部410が発する光の広がり方を調節するレンズである。光学部材470は、非常用光源として必要な範囲へ光を広げる配光特性を有している。光学部材470は、例えば、バッドウィング形の配光特性を有している。光学部材470は、例えば、透過性と不燃性とを有する材料で形成される。透過性と不燃性とを有する材料とは、ガラス等である。光学部材470は、載置部443に配置される。光学部材470は、透光部480と鍔部490とを有するものである。光学部材470は、カバー部200の光通過孔220と対向するように設けられる。光学部材470の下端は、カバー主部210の下面よりも上側となり、カバー傾斜部221の上端よりも下側となる位置に配置される。
【0075】
透光部480
透光部480は、光源部410が発する光が通過し、該光の広がり方を調節する部分である。透光部480は、光学部材470の中央部である。透光部480は、平面視において、中心から長手方向Xの長さ及び中心から短手方向Yの長さと比べ、中心から長手方向Xから45度ずれた方向の長さが長い形状になっている。透光部480をこのような形状とすることにより、被照射領域の床面が四角形状であった場合でも、被照射領域の角に光が届きやすくなる。
【0076】
鍔部490
鍔部490は、透光部480の外周部に設けられたものである。鍔部490は、平面視において、透光部480の外周部から透光部480の外側へ突出するように延びている。鍔部490は、上部に平面状の鍔部平面部491を有している。そして、光学部材470が載置部443に載置された際、鍔部平面部491がホルダ430の弾性部448に載置される。弾性部448は、光学部材470の鍔部490が第1固定部450及び第2固定部460によって載置部443に押圧された際、上方に弾性変形する。これによって、鍔部490の上下方向Zの寸法の誤差を許容して、ホルダ430に光学部材470を保持させることができる。また、弾性部448は、光学部材470の鍔部490を第1固定部450及び第2固定部460に押し付けるように弾性変形する。このため、光学部材470と光源部410との位置のずれを抑制することができ、安定した配光で光を供給することができる。
【0077】
鍔部490は、鍔部平面部491に、下方向に凹んだ位置決め用凹部492を備えている。換言すると、鍔部490は、鍔部490の外周部と透光部480との間となる位置に、位置決め用凹部492を備えている。そして、ホルダ430の載置主部445の位置決め用突部447が鍔部490の位置決め用凹部492に挿入されることによって、平面方向において、光学部材470がホルダ430に位置決めされる。
【0078】
ここで、従来の照明装置においては、ホルダは、光学部材の鍔部の外周部に接触する複数のリブを備えている。そして、従来の照明装置においては、複数のリブが光学部材の鍔部の外周部に接触することにより、光学部材がホルダに位置決めされる。すなわち、従来の照明装置においては、光学部材は、透光部から最も離れた位置となる鍔部の外周部を用いて位置決めされる。このため、従来の照明装置は、光源に対する光学部材の透光部の位置決め精度が低くなってしまう。一方、本実施の形態に係る照明装置1においては、光学部材470は、鍔部490の外周部と透光部480との間となる位置で、ホルダ430に位置決めされる。すなわち、本実施の形態に係る照明装置1の光学部材470は、従来よりも透光部480に近い位置で、ホルダ430に位置決めされる。このため、本実施の形態に係る照明装置1は、光源である光源部410に対する光学部材470の透光部480の位置決め精度が従来よりも向上する。
【0079】
なお、鍔部490の外周部と透光部480との間となる位置に、位置決め用突部447を備えていてもよい。そして、ホルダ430に、位置決め用凹部492を備えていてもよい。換言すると、鍔部490は、該鍔部490の外周部と透光部480との間となる位置に、位置決め用突部447及び位置決め用凹部492のうちの一方を備えていればよい。そして、ホルダ430は、位置決め用突部447及び位置決め用凹部492のうちの他方を備えていればよい。
【0080】
鍔部490の外周部の形状は、載置部443の外壁部444の円弧形状部444aと対向する箇所が円弧形状部494となっている。また、鍔部490の外周部の形状は、載置部443の外壁部444の第2直線部444bと対向する箇所が直線部となっている。以下、鍔部490の外周部の直線部を第1直線部493と称する。すなわち、鍔部490の外周部は、円弧形状部494と、対向して配置された一対の第1直線部493とを備えている。そして、一対の第2直線部444bの間の距離は、一対の第1直線部493の間の距離よりも長く、円弧形状部494の直径よりも短くなっている。鍔部490の外周部をこのような形状にすることにより、光学部材470を載置部443に載置する際、載置部443に対する光学部材470の角度が正しくないと、光学部材470を載置部443に載置できなくなる。このため、鍔部490の外周部をこのような形状にすることにより、載置部443に対して光学部材470が誤った角度で載置されることを抑制でき、照明装置1の信頼性が向上する。
【0081】
放熱部500
放熱部500は、光源部410から発せられた熱を本体部100に放出させるものであって、熱伝導性の高い材料で形成される。放熱部500は、例えば、板金を折り曲げられて形成される。放熱部500は、上方向側に開口を有するコの字状に形成されている。放熱部500は、放熱部主部510、放熱部第1側部520、及び放熱部第2側部530を有する。
【0082】
放熱部主部510
放熱部主部510は、矩形の板状に形成されたものである。放熱部主部510には、ネジ孔であるホルダ用孔511が形成されている。ホルダ取付孔441に挿入されたホルダ固定具442をホルダ用孔511にねじ込むことにより、ホルダ430が放熱部主部510に取り付けられる。この際、ホルダ430と放熱部主部510とで、光源基板420及び絶縁板540が挟持される。放熱部主部510は、長手方向Xの端部のうちの電池通過孔240側となる端部に、下方向に突出する放熱部主部突出部512を有する。また、放熱部主部突出部512は、下方向の端部に、長手方向Xに貫通する溝部513を有している。溝部513は、カバー主部第1壁部孔251に挿入された図示せぬ電池カバー用固定具が引っかかる溝部である。
【0083】
放熱部第1側部520
放熱部第1側部520は、放熱部主部510の短手方向Yの端部のうちの第1照明具3側となる端部から上方向へ突出するように設けられたものである。放熱部第1側部520には、放熱部取付孔521と放熱部引掛け孔522とが形成されている。放熱部取付孔521は、放熱部固定具134が取り付けられるネジ孔であって、放熱部500と本体部100とを固定するためのものである。放熱部引掛け孔522は、本体壁部130の本体壁部第2突出部136が挿入されるものである。
【0084】
放熱部第2側部530
放熱部第2側部530は、放熱部主部510の短手方向Yの端部のうち、放熱部第1側部520側の端部とは反対側の端部から上方向へ突出するように設けられたものである。放熱部第2側部530には、ガイド溝531が形成されている。また、放熱部第2側部530は、固定用凹部532を備えている。
【0085】
ガイド溝531
ガイド溝531は、上方向側の端部に開口を有し、下方向側に延びる溝である。
【0086】
固定用凹部532
固定用凹部532は、後述の制御部600の係止部612が引っ掛かるものである。本実施の形態では、固定用凹部532は、放熱部第2側部530を貫通する孔部となっている。
【0087】
絶縁板540
絶縁板540は、光源部410と放熱部500との間に配置され、光源部410と放熱部500との間を絶縁する板状の部材である。
【0088】
制御部600
制御部600は、光源部410の点灯状態を制御するものである。また、制御部600は、電池800の充放電も制御する。制御部600は、後述のように放熱部500が取り付けられる。換言すると、放熱部500が取り付けられることにより、制御部600と光源モジュール400とが固定される。このように固定された制御部600と光源モジュール400とは、筐体4aに収容される。制御部600は、制御第1カバー610、制御第2カバー620、及び制御基板部650を有する。また、制御第1カバー610と制御第2カバー620とで制御部600の外郭部が形成され、該外郭部に制御基板部650が収容される。
【0089】
制御第1カバー610
制御第1カバー610は、制御部600の外郭部を形成するカバーの片割れであり、樹脂等で形成される。制御第1カバー610は、外面に、ガイド用突部611及び係止部612を備えている。また、制御第1カバー610は、上部と下部に、制御第1カバー孔部613及び制御第1カバー固定部614を備えている。
【0090】
ガイド用突部611
ガイド用突部611は、制御第1カバー610の外面から突出した突出部であり、上部から下部に向かうにしたがって突出量が大きくなっている。ガイド用突部611は、制御部600に放熱部500を取り付ける際、放熱部第2側部530のガイド溝531に移動自在に挿入され、ガイド溝531にガイドされるものである。
【0091】
係止部612
係止部612は、制御第1カバー610の外面から突出した突出部であり、下部から上部に向かうにしたがって突出量が大きくなっている。係止部612は、制御部600に放熱部500を取り付ける際、放熱部第2側部530の固定用凹部532に引っ掛かる。これにより、制御部600に放熱部500が取り付けられ、制御部600と光源モジュール400とが固定される。
【0092】
ここで、従来の照明装置においては、制御部は、該制御部が取り付けられる取り付け部材に、ネジで固定されていた。また、このような従来の照明装置においては、光源モジュールも、上述の取り付け部材に、ネジで固定されていた。すなわち、従来の照明装置においては、制御部及び光源モジュールを取り付ける際、制御部をネジ止め固定する作業と、光源モジュールをネジ止め固定する作業とが必要であった。このため、従来の照明装置は、制御部及び光源モジュールの取り付け作業に手間がかかってしまう。一方、本実施の形態に係る照明装置1においては、ネジを用いずに、光源モジュール400と制御部600とを固定することができる。このため、本実施の形態に係る照明装置1は、制御部600及び光源モジュール400の取り付け作業を従来よりも容易に行うことができる。
【0093】
なお、固定用凹部532が制御部600に設けられ、係止部612が放熱部500に設けられていてもよい。また、固定用凹部532及び係止部612のうちの光源モジュール400に設けられている方は、光源モジュール400の構成部品であれば、放熱部500以外の部品に設けられていてもよい。すなわち、光源モジュール400は、係止部612及び固定用凹部532のうちの一方を備えていればよい。また、制御部600は、係止部612及び固定用凹部532のうちの他方を備えていればよい。なお、固定用凹部532及び係止部612のうちの光源モジュール400に設けられている方は、放熱部500に設けられるのが好ましい。放熱部500は、光源部410から発せられた熱を放出させるものであり、光源モジュール400の構成部品のうちでは、比較的大きな部品となる。このため、放熱部500に固定用凹部532又は係止部612を設けることは、比較的容易である。したがって、固定用凹部532及び係止部612のうちの光源モジュール400に設けられている方が放熱部500に設けられることにより、照明装置1の製造が容易となる。
【0094】
また、上述のように、放熱部500には、ガイド溝531が形成されている。また、制御部600は、ガイド用突部611を備えている。このため、光源モジュール400と制御部600とを固定する際、ガイド溝531にガイド用突部611がガイドされ、係止部612が固定用凹部532に導かれる。したがって、本実施の形態に係る照明装置1は、制御部600及び光源モジュール400の取り付け作業がさらに容易になる。なお、ガイド溝531は、光源モジュール400の構成部品であれば、放熱部500以外の部品に形成されていてもよい。また、ガイド溝531が制御部600に形成され、ガイド用突部611が光源モジュール400に設けられていてもよい。すなわち、光源モジュール400及び制御部600の一方が、ガイド用突部611を備えていればよい。そして、光源モジュール400及び制御部600の他方に、係止部612を固定用凹部532へ導くガイド溝531が形成されていればよい。
【0095】
制御第2カバー620
制御第2カバー620は、制御部600の外郭部を形成するカバーの片割れであり、樹脂等で形成される。制御第2カバー620は、外面に、ガイド用突部621、係止部622、電線接続口、電線保持部、及びリブ628を備えている。また、制御第2カバー620は、上部に、モニタ部640を備えている。また、制御第2カバー620は制御第2カバー孔部629及び制御第2カバー固定部630を備えている。制御第2カバー孔部629に制御第1カバー610の制御第1カバー固定部614が挿入され、制御第2カバー固定部630が制御第1カバー610の制御第1カバー孔部613に挿入されることで、制御第1カバー610に制御第2カバー620が取り付けられる。
【0096】
ガイド用突部621及び係止部622
ガイド用突部621は、ガイド用突部611と同様に形成されたものである。係止部622は、係止部612と同様に形成されたものである。本実施の形態では、ガイド用突部621と係止部622は、制御部600と光源モジュール400との固定には使用しない。しかしながら、制御部600に対して光源モジュール400の取り付け方向を逆にしたい場合、ガイド用突部621及び係止部622を備えていることにより実現できる。
【0097】
電線接続口
電線接続口は、制御第2カバー620の外面側から内面側に向かって凹んだ形状に形成されたものであって、その凹んだ形状の底に接続口が形成されたものである。接続口の開口部は、制御第2カバー620の外面側から内面側に向かって開口が小さくなる傾斜部となっている。これにより、電線接続口に電線のコネクタを挿入しやすくなる。また、電線接続口に電線のコネクタを挿入する際に、作業者の指が入るスペースを確保することができる。本実施の形態では、制御第2カバー620は、電線接続口として、外部電源用接続口623、電池用接続口624、及び光源用接続口625を備えている。
【0098】
外部電源用接続口623は、外部電源と接続される電線50のコネクタが挿入される電線接続口である。外部電源用接続口623に電線50のコネクタを挿入することにより、該コネクタは、制御基板部650に実装されたコネクタと接続される。電池用接続口624は、電池800と接続される電線の一方の端部に設けられたコネクタが挿入される。電池800と接続される電線の一方の端部に設けられたコネクタを電池用接続口624に挿入することにより、該コネクタは、制御基板部650に実装されたコネクタと接続される。なお、
図11等では、電池800と接続される電線の他方の端部に設けられたコネクタが、第2コネクタ61として図示されている。光源用接続口625には、光源部410と接続された電線70のコネクタが挿入される電線接続口である。光源用接続口625に電線70のコネクタを挿入することにより、該コネクタは、制御基板部650に実装されたコネクタと接続される。
【0099】
電線保持部
電線保持部は、制御基板部650に実装されたコネクタと接続する電線を、制御第2カバー620に保持するために設けられたものである。本実施の形態では、制御第2カバー620は、電線保持部として、電池800と接続される電線を保持する電池電線保持部626と、光源部410と接続された電線70を保持する光源電線保持部627とを有する。
【0100】
電池電線保持部626
電池電線保持部626は、制御第2カバー620の外面から突出する一対の突出片を備えている。一対の突出片は、上下方向に対向している。また、突出片のそれぞれの先端部には、互いに近づくように形成された引掛部が設けられている。一対の突出片の間に電池800と接続される電線を挿入することにより、該電線が電池電線保持部626に保持される。また、電池電線保持部626の先端は、制御部600に放熱部500が取り付けられた状態において、放熱部第1側部520と当接する。これにより、電池800と接続される電線が電池電線保持部626から抜けることを抑制できる。
【0101】
光源電線保持部627
光源電線保持部627は、制御第2カバー620の外面から突出する突出片と、該突出片の先端から下方に突出する引掛部とを有する。引掛部と制御第2カバー620との間に光源部410と接続された電線70を挿入することにより、該電線70が光源電線保持部627に保持される。
【0102】
リブ628
リブ628は、制御第2カバー620の外面から突出するように設けられたものである。リブ628の先端は、制御部600に放熱部500が取り付けられた状態において、放熱部第1側部520と当接する。
【0103】
モニタ部640
モニタ部640は、制御第2カバー620の下部に平板状に設けられたものである。モニタ部640は、カバー挿入孔230から外側に露出される。モニタ部640には、光通過孔641、スイッチ用孔642、及び受光部用孔643が形成されている。光通過孔641は、制御基板部650に設けられたモニタ用LEDが発した光が通過する孔である。スイッチ用孔642は、制御基板部650に設けられたスイッチ651の押下部が挿入される孔である。受光部用孔643は、制御基板部650に設けられた受光部652が外側に露出する孔である。
【0104】
制御基板部650
制御基板部650は、外部電源から供給された電力を電池800に蓄えさせる図示せぬ充電回路を有している。また、制御基板部650は、外部電源からの電力の供給が停止した場合に電池800から光源部410に電力を供給させて光源部410を点灯させる、図示せぬ点灯回路を有する。また、制御基板部650は、上述のように、スイッチ651、受光部652、及び図示せぬモニタ用LEDを有する。スイッチ651は、電池800の状態の点検を開始させるものである。スイッチ651が押下されると、電池800から光源部410に電力を供給して、スイッチ651が点灯する。受光部652は、リモコン等の外部端末からの点検開始の信号を受けるものである。受光部652が点検開始の信号を受けると、電池800の状態の点検が開始される。モニタ用LEDは、電池800の点検状態及び点検結果に応じて発光し、作業者等に点検状態を報知するものである。
【0105】
電池保持部700
電池保持部700は、本体部100の本体底部110に取り付けられ、電池800を保持するものである。電池保持部700は、上下方向Zにおいてカバー部200の電池通過孔240と対向する位置に設けられる。電池保持部700は、電池保持部底部710、電池保持部側部720、及びハーネス固定部730を有する。電池保持部700は、例えば、板金を折り曲げて形成されたものである。
【0106】
電池保持部底部710
電池保持部底部710は、板状に形成されたものである。電池保持部底部710には、本体部100の本体底部110に固定するためのネジが挿入される孔711が形成されている。また、電池保持部底部710は、本体底部110に形成された図示せぬ孔に引っ掛かる引掛部712を有する。
【0107】
電池保持部側部720
電池保持部側部720は、電池保持部700が本体部100に取り付けられた状態において電池保持部側部720の本体壁部130側の端部とは反対側となる端部から、下側に突出するように設けられたものである。電池保持部側部720は、支持部721、電池支持部723、及び電池ガイド部724を有する。
【0108】
支持部721
支持部721は、例えば、電池保持部側部720を貫通するスリットを下方向側に凸となるU字状に入れることによって形成されたものである。支持部721は、電池保持部700が本体部100に取り付けられた状態において電池保持部側部720と本体壁部130とが対向する方向に、弾性変形可能に加工されたものである。支持部721は、電池保持部700が本体部100に取り付けられた状態において本体壁部130へ向かう方向に突出する挟持用突部722を有する。挟持用突部722は、短手方向Yにおいて本体壁部130の挟持用突部137と対向する位置に設けられている。なお、挟持用突部722と本体壁部130の挟持用突部137とは、短手方向Yにおいて厳密に対向している必要はない。挟持用突部722と本体壁部130の挟持用突部137とは、短手方向Yから若干傾いて対向していてもよい。そして、挟持用突部722は、筐体4a内に電池800を保持する際、挟持用突部137と共に電池800を挟持する。すなわち、本実施の形態1に係る照明装置1は、電池800を挟持する一対の挟持用突部を備えている。また、照明装置1は、一対の挟持用突部のうちの一方である挟持用突部722が設けられ、一対の挟持用突部の対向方向に弾性変形自在な支持部721を備えている。
【0109】
電池支持部723
電池支持部723は、例えば、電池保持部側部720を貫通するスリットを上方向に凸になるコの字状に入れることで形成されたものである。電池支持部723は、下方向側の端部を支点として折り曲げ自在に形成されたものである。電池800は、電池容量によって、後述するチューブ電池811の本数が変わる。また、チューブ電池811の本数が変わることにより、電池800の上下方向Zの長さが変わる。より詳しくは、電池800の後述する電池本体部810の上下方向Zの長さが変わる。
【0110】
このように上下方向Zの長さが変わる電池800に対して、電池支持部723は、次のように用いられる。例えば、チューブ電池811が6本の電池800の場合には、電池800の上下方向Zの長さが長い。このため、電池支持部723を折り曲げない。そして、このような形状の電池保持部700が本体底部110に固定された筐体4aに、電池800を収容する。また、チューブ電池811が4本の電池800は、チューブ電池811が6本の電池800と比べ、電池800の上下方向Zの長さが短くなる。このため、折り曲げ自在に設けられている電池支持部723を折り曲げる。電池支持部723が折り曲げられた状態においては、挟持用突部722及び挟持用突部137に挟持された電池800と電池支持部723とが接触することとなる。このように電池支持部723を用いることにより、電池800の上下方向Zの長さが変わった場合でも、所望の位置で、挟持用突部722及び挟持用突部137が電池800を挟持することができる。
【0111】
電池ガイド部724
電池ガイド部724は、電池保持部側部720に取り付けられた板状のものであって、電池保持部側部720の表面と交差する方向に弾性変形可能なものである。電池ガイド部724は、電池800の長手方向X側の端部の一方を覆うように設けられている。電池ガイド部724は、電池800を筐体4a内に挿入する際に、電池800をガイドする。また、電池ガイド部724は、筐体4a内で保持された電池800が電池保持部700から簡単に抜けないように保持するストッパーの役割をする。
【0112】
ハーネス固定部730
ハーネス固定部730は、長手方向Xにおいて、電池保持部底部710と並んでいる。また、ハーネス固定部730は、電池保持部底部710よりも下方に配置されている。ハーネス固定部730は、板状に形成されたものである。ハーネス固定部730には、上下方向に貫通したハーネス固定孔731が形成されている。ハーネス固定孔731には、電池800と接続される電線の第2コネクタ61が設けられる。換言すると、ハーネス固定孔731には、制御部600と電池800とを接続する電線の第2コネクタ61が設けられる。すなわち、筐体4aは、該筐体4aの内部に、第2コネクタ61を備えているということができる。第2コネクタ61は、上下方向Zにおいてカバー部200の電池通過孔240と対向する位置に設けられる。
【0113】
第2コネクタ61には、電池800の後述する第1コネクタ831が接続される。ここで、第2コネクタ61は、上下方向Zに沿って設けられている。このため、第1コネクタ831と第2コネクタ61との接続方向は、上下方向Zとなる。換言すると、第1コネクタ831と第2コネクタ61との接続方向は、筐体4aに収容された電池800と電池通過孔240との対向方向となる。また、本実施の形態では、第2コネクタ61と第1コネクタ831との接続の際に作業者の指が第2コネクタ61まで届く様、ハーネス固定孔731とカバー部200のカバー第1壁部270との間には、作業者の親指が入る程度の隙間が設けられている。作業者の親指が入る程度の隙間とは、例えば、約20mm前後の隙間である。
【0114】
電池800
電池800は、蓄電池等の2次電池である。電池800は、例えば、ニッケル水素電池、ニカド電池、又はアルカリイオン電池である。電池800は、電池本体部810と、ハーネス830とを備えている。
【0115】
電池本体部810
電池本体部810は、複数のチューブ電池811を備えている。これらの複数のチューブ電池811が繋がって、電池本体部810となっている。チューブ電池811の本数は、電池800の容量に応じて変わる。例えば、電池本体部810が4本のチューブ電池811を備えている場合、これらのチューブ電池811は、縦2列及び横2列で配置される。また、例えば、電池本体部810が6本のチューブ電池811を備えている場合、これらのチューブ電池811は、縦3列及び横2列で配置される。複数のチューブ電池811の外周部は、フィルム820で覆われている。すなわち、電池800は、外周部を覆うフィルム820を備えている。
【0116】
ハーネス830
ハーネス830は、電池本体部810に接続され、先端部に上述の第1コネクタ831を備えている。第1コネクタ831と第2コネクタ61とを接続することにより、制御部600と電池800とが接続される。これにより、外部電源から供給された電力を電池800に蓄えることができる。また、電池800から光源部410に電力を供給して、光源部410を点灯させることができる。
【0117】
ここで、従来の照明装置の電池は、照明具に次のように保持されている。従来の照明具は、電池を収容する筐体を備えている。この筐体には、上端が該筐体に固定され、弾性変形可能な保持部が設けられている。この保持部は、電池の下部の角部を支持するとともに、電池を筐体の側部に押し当てて、筐体内において電池を保持する構成となっている。すなわち、従来の照明装置は、保持部が弾性変形した際に発生する弾性力によって、電池を保持している。このため、従来の照明装置は、保持部の弾性力が低下した場合、電池の保持力が低下してしまう。
【0118】
一方、本実施の形態に係る照明装置1においては、筐体4a内に電池800を保持する際、挟持用突部722と挟持用突部137で電池800を挟持する。この際、挟持用突部722及び挟持用突部137は、
図29に白抜き矢印で示す位置を挟持する。具体的には、挟持用突部722及び挟持用突部137は、チューブ電池811の間となる位置を挟持する。これにより、挟持用突部722と挟持用突部137で電池800を挟持した際、電池800のフィルム820が撓むこととなる。すなわち、本実施の形態に係る照明装置1の第2照明具4は、挟持用突部722及び挟持用突部137がフィルム820を撓ませて電池800を挟持し、筐体4a内に電池800が保持される構成となっている。このため、本実施の形態に係る照明装置1は、電池800を保持している際、挟持用突部722の設けられた支持部721の弾性変形を、従来の照明装置の保持部の弾性変形と比べて抑制できる。このため、本実施の形態に係る照明装置1は、支持部721の弾性力が低下することを抑制できる。また、本実施の形態に係る照明装置1においては、支持部721の弾性力が低下した場合であっても、挟持用突部722及び挟持用突部137がフィルム820に引っ掛かり、電池800を保持することができる。このため、本実施の形態に係る照明装置1は、電池800の保持力の低下を従来よりも抑制できる。
【0119】
電池800の筐体4aへの収容方法
続いて、
図30から
図32を用いて、電池800の筐体4aへの収容方法を説明する。
【0120】
図30~
図32は、実施の形態に係る第2照明具の筐体への電池の収容方法を説明するための図であり、第2照明具を下方から観察した斜視図である。なお、
図30は、電池800を筐体4aへ収納する前の状態を示している。
図31は、電池800を筐体4aへ収納する途中の状態を示している。
図32は、電池800を筐体4aへ収納した後の状態を示している。
【0121】
まず、電池カバー290を回転させて、電池通過孔240を開く。そして、ハーネス830が下方向となるように電池800を持ち、電池800を電池通過孔240から筐体4a内に挿入していく。そして、挟持用突部722及び挟持用突部137で、電池800の電池本体部810を短手方向Yに挟持させる。これにより、電池本体部810が筐体4a内で保持される。この際、長手方向Xにおいては、電池本体部810は、本体部100の本体側部140と電池保持部700の電池ガイド部724とで支持される。その後、電池800のハーネス830の第1コネクタ831を第2コネクタ61に接続する。ハーネス830の第1コネクタ831と第2コネクタ61とを接続するこの工程は、電池本体部810を筐体4a内で保持する工程の前に行われてもよい。なお、電池800を筐体4aから取り外す方法は、電池800を筐体4aへ収容する方法の逆の手順となる。
【0122】
ここで、従来の照明装置においては、電池の第1コネクタと筐体内の第2コネクタとの接続方向が、電池と電池通過孔との対向方向と垂直な方向となっている。換言すると、従来の照明装置においては、電池本体部と第2コネクタとの対向方向に、第1コネクタと第2コネクタとを接続する必要がある。このため、作業者は、第1コネクタと第2コネクタとを接続する際、第2コネクタを視認しにくく、第1コネクタと第2コネクタとを接続しにくかった。また、従来の照明装置においては、電池本体部と第2コネクタとの対向方向に第1コネクタと第2コネクタとを接続する必要があるため、第1コネクタと第2コネクタとの接続作業を行うスペースが狭くなってしまう。このように、従来の照明装置は、筐体への電池の収容及び筐体からの電池の取り外しが難しかった。
【0123】
一方、本実施の形態に係る照明装置1においては、電池800の第1コネクタ831と筐体4a内の第2コネクタ61との接続方向が、電池800と電池通過孔240との対向方向となっている。このため、本実施の形態に係る照明装置1においては、作業者は、第1コネクタ831と第2コネクタ61とを接続する際、第2コネクタ61を視認しやすい。また、本実施の形態に係る照明装置1においては、電池800と電池通過孔240との対向方向に第1コネクタ831と第2コネクタ61とを接続するので、第1コネクタ831と第2コネクタ61との接続作業を行うスペースを確保しやすい。また、第2コネクタ61周辺に作業者の指が入る十分な空間が確保されているため、第2コネクタ61を視認できなかったとしても、指の感覚によって、第1コネクタ831と第2コネクタ61との接続は容易である。したがって、本実施の形態に係る照明装置1は、筐体4aへの電池800の収容及び筐体4aからの電池800の取り外しが従来よりも容易となる。
【0124】
また、本実施の形態では、長手方向Xにおいて、第2コネクタ61は、筐体4aに収容された電池800の電池本体部810と重ならない位置に配置されている。換言すると、本実施の形態では、筐体4aに収容された電池800と電池通過孔240との対向方向と垂直な方向において、第2コネクタ61は、筐体4aに収容された電池800の電池本体部810と重ならない位置に配置されている。長手方向Xにおいて電池本体部810と第2コネクタ61とが重なりあっている場合、ハーネス830の第1コネクタ831と第2コネクタ61とを接続する工程の後、電池本体部810を筐体4a内で保持する工程を行う必要がある。一方、本実施の形態のように第2コネクタ61を配置することにより、ハーネス830の第1コネクタ831と第2コネクタ61とを接続する工程と、電池本体部810を筐体4a内で保持する工程とは、どちらが先に行われてもよい。このため、本実施の形態のように第2コネクタ61を配置することにより、筐体4aへの電池800の収容及び筐体4aからの電池800の取り外しがさらに容易となる。
【0125】
[変形例]
上述した照明装置1の照明器具2は、V形タイプの照明器具となっていた。これに限らず、照明器具2は、笠付タイプ、片側反射笠付タイプ及びトラフタイプ等、様々な形状となり得る。ここで、異なる形状の複数の照明器具2に同一形状の第2照明具4を設けた場合、照明器具2の形状によっては、照明器具2に第2照明具4の光が反射し、規定の配光角で照明装置1から光を発せられなくなる場合がある。この課題を解決するための1つの方法として、照明器具2の形状毎に第2照明具4の形状も異ならせることが考えられる。しかしながら、このような方法では、第2照明具4のラインナップが増えてしまう。そこで、第2照明具4のラインナップの増加を抑制しつつ、規定の配光角で照明装置1から光を発することができるようにするため、照明装置1は、次のようなアダプタ900を備えていてもよい。
【0126】
図33は、変形例に係る照明装置を下方から観察した斜視図である。
図34は、変形例に係る照明装置の平面図である。
図35は、変形例に係る照明装置を上方から観察した斜視図である。
図36は、変形例に係る照明装置の第2照明具及びアダプタを下方から観察した図であり、第2照明具とアダプタとが接続されていない状態を示す図である。
図37は、変形例に係る照明装置の第2照明具及びアダプタを下方から観察した図であり、第2照明具とアダプタとが接続されている状態を示す図である。
図38は、変形例に係る照明装置の第2照明具及びアダプタを側方から観察した図である。
図39は、比較例に係る第2照明具を示す側面図である。なお、
図39に示す第2照明具4は、アダプタ900を接続せずにベース部である本体部11の底壁部12に固定される第2照明具4を示している。
【0127】
変形例に係る照明装置1の照明器具2の器具傾斜部15は、本体部11から離れるにつれて下方向に傾斜している。このような照明器具2を備えた照明装置1においては、ベース部である本体部11の底壁部12に第2照明具4を直接固定すると、光源部410から発せられる光の一部が、器具傾斜部15に当たってしまう懸念がある。そこで、光源部410から発せられる光が器具傾斜部15に当たることを抑制するため、変形例に係る照明装置1は、アダプタ900を備えている。なお、アダプタ900を介して本体部11の底壁部12に第2照明具4が固定される場合、接続具120は、本体底部110の短手方向Yの端部から下方向へ折り曲げられて、本体壁部130に沿うように配置される。
【0128】
アダプタ900
アダプタ900は、第2照明具4及びベース部である本体部11の底壁部12に接続され、第2照明具4をベース部である本体部11の底壁部12に固定するものである。アダプタ900は、アダプタ主部910とアダプタ側部920とを有する。アダプタ900は、例えば、板金を折り曲げて形成したものである。
【0129】
アダプタ主部910
アダプタ主部910は、板状に形成されたものである。アダプタ主部910には、アダプタ第1孔911、アダプタ第2孔912、及びアダプタ第3孔913が形成されている。アダプタ第1孔911は、本体壁部130に形成された本体壁部引掛部138が引っかかる孔である。アダプタ第2孔912は、アダプタ900を本体壁部130に取り付ける放熱部固定具134が挿入される孔である。すなわち、放熱部固定具134によって、アダプタ900と第2照明具4とが接続される。なお、放熱部固定具134はアダプタ第2孔912に挿入されて、アダプタ900、本体壁部130、及び放熱部500を共締めする。アダプタ第3孔913は、第2照明具4から照明器具2の照明具収容部18に延びる電線50が通る孔である。
【0130】
アダプタ側部920
アダプタ側部920は、アダプタ主部910の上側の端部からアダプタ主部910と交差する方向へ突出するように設けられた板状のものである。アダプタ側部920には、アダプタ取付孔921が設けられている。アダプタ900は、アダプタ取付孔921に挿入されるネジ等の固定具922によって、ベース部である本体部11の底壁部12に取り付けられる。すなわち、固定具922によって、アダプタ900とベース部である本体部11の底壁部12とが接続される。ここで、
図38と
図39との比較からわかるように、アダプタ900が本体壁部130に取り付けられた際、アダプタ主部910の上方向の端部は、第2照明具4の本体底部110よりも上方向に突出する。このため、第2照明具4は、アダプタ900を介してベース部である本体部11の底壁部12に取り付けられると、アダプタ900を介さない状態に比べて、下方向に移動した状態で本体部11の底壁部12に取り付けられる。すなわち、第2照明具4は、アダプタ900を介してベース部である本体部11の底壁部12に取り付けられると、第2照明具4とベース部である本体部11の底壁部12との間には、隙間が形成される。
【0131】
このように、変形例に係る照明装置1のアダプタ900は、第2照明具4及びベース部である本体部11の底壁部12に接続され、第2照明具4とベース部である本体部11の底壁部12との間に隙間を空けて、第2照明具4をベース部である本体部11の底壁部12に固定する。したがって、変形例に係る照明装置1は、アダプタ900によって、第2照明具4とベース部である本体部11の底壁部12との間の距離を変更できる。このため、変形例に係る照明装置1は、従来では共通の第2照明具4を用いることができなかった複数形状の照明器具2に、共通の第2照明具4を用いることが可能となる。したがって、変形例に係る照明装置1は、第2照明具4のラインナップの増加を抑制しつつ、規定の配光角で照明装置から光を発することができる。
【0132】
以上、本実施の形態に係る照明装置1は、発光する第2照明具4と、ベース部である本体部11の底壁部12とを備えている。また、本実施の形態に係る照明装置1は、アダプタ900を備えている。アダプタ900は、第2照明具4及びベース部である本体部11の底壁部12に接続され、第2照明具4とベース部である本体部11の底壁部12との間に隙間を空けて、第2照明具4をベース部である本体部11の底壁部12に固定する。
【0133】
このように構成された照明装置1は、上述のように、第2照明具4のラインナップの増加を抑制しつつ、規定の配光角で照明装置1から光を発することができる。
【0134】
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変更及び置換を加えることができる。
【0135】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
発光する照明具と、
ベース部と、
前記照明具及び前記ベース部に接続され、前記照明具と前記ベース部との間に隙間を空けて、前記照明具を前記ベース部に固定するアダプタと、
を備えている照明装置。
(付記2)
前記照明具は、
電池から供給される電力で発光する構成であり、
前記電池と、
前記電池を収容する筐体と、
前記電池を挟持する一対の挟持用突部と、
前記挟持用突部のうちの一方が設けられ、一対の前記挟持用突部の対向方向に弾性変形自在な支持部と、
を備え、
前記電池は、外周部を覆うフィルムを備え、
一対の前記挟持用突部が前記フィルムを撓ませて前記電池を挟持し、前記筐体内に前記電池が保持される構成である
付記1に記載の照明装置。
(付記3)
前記筐体には、該筐体に収容された前記電池と対向する位置に、前記電池を前記筐体に収容する際に該電池を通過させる電池通過孔が形成されており、
前記電池は、電池本体部と、該電池本体部に接続され、先端部に第1コネクタを有するハーネスとを備え、
前記筐体は、該筐体の内部に、前記第1コネクタと接続される第2コネクタを備え、
前記第2コネクタは、前記電池通過孔と対向する位置に設けられ、
前記第1コネクタと前記第2コネクタとの接続方向は、前記筐体に収容された前記電池と前記電池通過孔との対向方向となっている
付記2に記載の照明装置。
(付記4)
前記照明具は、
光源となる光源部を有する光源モジュールと、
前記光源部の点灯状態を制御する制御部と、
を備え、
前記光源モジュールは、係止部及び該係止部が引っ掛かる固定用凹部のうちの一方を備え、
前記制御部は、前記係止部及び前記固定用凹部のうちの他方を備え、
前記光源モジュールと前記制御部とは、前記係止部が前記固定用凹部に引っ掛かって固定される構成である
付記1~付記3のいずれか1つに記載の照明装置。
(付記5)
前記照明具は、
光源が発する光の広がり方を調節する光学部材と、
前記光学部材を保持するホルダと、
を備え、
前記光学部材は、
前記光源が発する光が通過し、該光の広がり方を調節する透光部と、
前記透光部の外周部に設けられた鍔部と、
を備え、
前記鍔部は、該鍔部の外周部と前記透光部との間となる位置に、位置決め用突部及び該位置決め用突部が挿入される位置決め用凹部のうちの一方を備え、
前記ホルダは、前記位置決め用突部及び前記位置決め用凹部のうちの他方を備え、
前記光学部材は、前記位置決め用凹部に前記位置決め用突部が挿入されて、前記ホルダに位置決めされる構成である
付記1~付記4のいずれか1つに記載の照明装置。
【符号の説明】
【0136】
1 照明装置、2 照明器具、3 第1照明具、4 第2照明具、4a 筐体、11 本体部、12 底壁部、13 側壁部、15 器具傾斜部、16 器具貫通部、17 端部、18 照明具収容部、19 開口、21 外郭部、50 電線、61 第2コネクタ、70 電線、100 本体部、110 本体底部、120 接続具、121 接続具用孔、122 接続具固定具、130 本体壁部、131 本体壁部挿入孔、132 本体壁部取付孔、134 放熱部固定具、135 本体壁部第1突出部、136 本体壁部第2突出部、137 挟持用突部、138 本体壁部引掛部、140 本体側部、141 本体側部折返し部、145 本体突出部、200 カバー部、210 カバー主部、220 光通過孔、221 カバー傾斜部、230 カバー挿入孔、240 電池通過孔、250 カバー主部第1壁部、251 カバー主部第1壁部孔、253 カバー主部第1壁部底部、254 カバー主部第1壁部底部孔、260 カバー主部第2壁部、261 カバー主部第2壁部孔、262 カバー主部第2壁部突部、263 カバー主部第2壁部底部、270 カバー第1壁部、271 カバー第1壁部孔、275 カバー第2壁部、276 段差部、280 カバー第1側部、285 カバー第2側部、286 カバー第2側部孔、290 電池カバー、300 照明器具、400 光源モジュール、410 光源部、420 光源基板、430 ホルダ、440 ホルダ本体、441 ホルダ取付孔、442 ホルダ固定具、443 載置部、444 外壁部、444a 円弧形状部、444b 第2直線部、445 載置主部、446 孔、447 位置決め用突部、448 弾性部、448a 弾性突出部、450 第1固定部、451 第1固定取付部、452 第1固定取付部孔、453 第1固定回転部、454 第1固定片、460 第2固定部、461 第2固定取付部、462 支持部、463 孔、464 第2固定回転部、465 第2固定片、470 光学部材、480 透光部、490 鍔部、491 鍔部平面部、492 位置決め用凹部、493 第1直線部、494 円弧形状部、500 放熱部、510 放熱部主部、511 ホルダ用孔、512 放熱部主部突出部、513 溝部、520 放熱部第1側部、521 放熱部取付孔、522 放熱部引掛け孔、530 放熱部第2側部、531 ガイド溝、532 固定用凹部、540 絶縁板、600 制御部、610 制御第1カバー、611 ガイド用突部、612 係止部、613 制御第1カバー孔部、614 制御第1カバー固定部、620 制御第2カバー、621 ガイド用突部、622 係止部、623 外部電源用接続口、624 電池用接続口、625 光源用接続口、626 電池電線保持部、627 光源電線保持部、628 リブ、629 制御第2カバー孔部、630 制御第2カバー固定部、640 モニタ部、641 光通過孔、642 スイッチ用孔、643 受光部用孔、650 制御基板部、651 スイッチ、652 受光部、700 電池保持部、710 電池保持部底部、711 孔、712 引掛部、720 電池保持部側部、721 支持部、722 挟持用突部、723 電池支持部、724 電池ガイド部、730 ハーネス固定部、731 ハーネス固定孔、800 電池、810 電池本体部、811 チューブ電池、820 フィルム、830 ハーネス、831 第1コネクタ、900 アダプタ、910 アダプタ主部、911 アダプタ第1孔、912 アダプタ第2孔、913 アダプタ第3孔、920 アダプタ側部、921 アダプタ取付孔、922 固定具。