(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024179193
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】検査装置
(51)【国際特許分類】
G01N 21/89 20060101AFI20241219BHJP
B65G 47/252 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
G01N21/89 T
B65G47/252
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023097846
(22)【出願日】2023-06-14
(71)【出願人】
【識別番号】301016159
【氏名又は名称】システムエルエスアイ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147913
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 義敬
(74)【代理人】
【識別番号】100091605
【弁理士】
【氏名又は名称】岡田 敬
(74)【代理人】
【識別番号】100197284
【弁理士】
【氏名又は名称】下茂 力
(72)【発明者】
【氏名】中浦 一浩
【テーマコード(参考)】
2G051
3F081
【Fターム(参考)】
2G051AA11
2G051AB02
2G051BA01
2G051CA04
2G051CA07
2G051DA06
2G051DA20
3F081AA43
3F081AA47
3F081BE03
3F081BE09
3F081BF15
3F081CA04
3F081CC08
3F081EA09
(57)【要約】
【課題】画像処理技術を用いて検査対象物の表面および裏面の良否判定を効率的に且つ高精度に行うことができる検査装置を提供する。
【解決手段】検査装置10は、移動部15と、表側撮影部12と、反転部13と、裏側撮影部14と、を具備する。検査対象物11は、表面112と、表面112に対向する裏面113と、を有する。移動部15は、検査対象物11を移動させるように構成される。表側撮影部12は、検査対象物11の表面112を撮影するように構成される。反転部13は、検査対象物11の表裏を反転するように構成される。裏側撮影部14は、検査対象物11の裏面113を撮影するように構成される。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
検査対象物を検査する検査装置であり、
移動部と、表側撮影部と、反転部と、裏側撮影部と、を具備し、
前記検査対象物は、表面と、前記表面に対向する裏面と、を有し、
前記移動部は、前記検査対象物を移動させ、
前記表側撮影部は、前記検査対象物の前記表面を撮影し、
前記反転部は、前記検査対象物の表裏を反転させ、
前記裏側撮影部は、前記検査対象物の前記裏面を撮影することを特徴とする検査装置。
【請求項2】
前記検査対象物は、側辺に形成された第1シール部と、前記裏面において幅方向中間部に形成された第2シール部と、を有する包装体であり、
前記表側撮影部は、単一の方向から光線を照射しつつ、前記検査対象物の前記表面を撮影し、
前記裏側撮影部は、複数の方向から前記光線を照射しつつ、前記検査対象物の前記裏面を撮影することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項3】
前記検査対象物に前記光線を照射する照射部と、を更に具備し、
前記移動部が前記検査対象物を移動させる方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とした場合、
前記照射部は、前記第2方向に沿って、前記検査対象物を挟むように複数が配設されることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項4】
前記検査対象物に前記光線を照射する照射部と、を更に具備し、
前記移動部が前記検査対象物を移動させる方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とした場合、
前記照射部は、第1裏側照射部と、第2裏側照射部と、を有し、
前記第1裏側照射部は、前記第1方向に沿って、前記検査対象物に前記光線を照射するように構成され、
前記第2裏側照射部は、前記第2方向に沿って、前記検査対象物に前記光線を照射するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項5】
前記反転部は、前記移動部の途中部分に配設されることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【請求項6】
前記移動部は、ベルトコンベアであり、
前記ベルトコンベアは、互いに離間する複数の無端ベルト部を有し、
前記反転部は、回転することで前記検査対象物を反転させる羽根部を有し、
前記羽根部は、前記無端ベルト部どうしの間を回転することを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検査装置に関し、特に、包装体を検査する検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、包装済み食品等の外観検査は、固体撮像素子等を用いた画像処理により行われていた。具体的には、固体撮像素子により包装済み食品を撮影することで撮影画像を取得し、当該撮影画像を画像処理することで包装済み食品の良否判定を行い、良品は出荷する一方、不良品は出荷しない。このようにすることで、比較的に高い精度により包装済み食品の良否判定を行っていた。撮像技術を用いて製品の良否判定を行う発明が、以下の特許文献に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-70371号公報
【特許文献2】特開2020-190537号公報
【特許文献3】特表2008-541007号公報
【特許文献4】特開2000-65546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した画像処理技術を用いた良品判定では、更に高精度に不良品を検出する観点から改善の余地があった。
【0005】
具体的には、検査対象物の表面および裏面の両方において画像処理技術を用いて良否判定を行う場合、検査対象物の表面撮影、および、検査対象物の裏面撮影を行う必要がある。しかしながら、当該表面撮影および裏面撮影を行うことは簡単ではなかった。
【0006】
特に、食品を透明フィルムで包装する製品であるフィルム包装品の検査は、包装が透明のフィルムであるので、不良品を安定的に検出することは非常に困難であった。
【0007】
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、画像処理技術を用いて検査対象物の表面および裏面の良否判定を効率的に且つ高精度に行うことができる検査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態に係る検査装置は、検査対象物を検査する検査装置であり、移動部と、表側撮影部と、反転部と、裏側撮影部と、を具備し、前記検査対象物は、表面と、前記表面に対向する裏面と、を有し、前記移動部は、前記検査対象物を移動させ、前記表側撮影部は、前記検査対象物の前記表面を撮影し、前記反転部は、前記検査対象物の表裏を反転させ、前記裏側撮影部は、前記検査対象物の前記裏面を撮影することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記検査対象物は、側辺に形成された第1シール部と、前記裏面において幅方向中間部に形成された第2シール部と、を有する包装体であり、前記表側撮影部は、単一の方向から光線を照射しつつ、前記検査対象物の前記表面を撮影し、前記裏側撮影部は、複数の方向から前記光線を照射しつつ、前記検査対象物の前記裏面を撮影することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記検査対象物に前記光線を照射する照射部と、を更に具備し、前記移動部が前記検査対象物を移動させる方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とした場合、前記照射部は、前記第2方向に沿って、前記検査対象物を挟むように複数が配設されることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記検査対象物に前記光線を照射する照射部と、を更に具備し、前記移動部が前記検査対象物を移動させる方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とした場合、前記照射部は、第1裏側照射部と、第2裏側照射部と、を有し、前記第1裏側照射部は、前記第1方向に沿って、前記検査対象物に前記光線を照射するように構成され、前記第2裏側照射部は、前記第2方向に沿って、前記検査対象物に前記光線を照射するように構成されることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記反転部は、前記移動部の途中部分に配設されることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記移動部は、ベルトコンベアであり、前記ベルトコンベアは、互いに離間する複数の無端ベルト部を有し、前記反転部は、回転することで前記検査対象物を反転させる羽根部を有し、前記羽根部は、前記無端ベルト部どうしの間を回転することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明の一実施形態に係る検査装置は、検査対象物を検査する検査装置であり、移動部と、表側撮影部と、反転部と、裏側撮影部と、を具備し、前記検査対象物は、表面と、前記表面に対向する裏面と、を有し、前記移動部は、前記検査対象物を移動させ、前記表側撮影部は、前記検査対象物の前記表面を撮影し、前記反転部は、前記検査対象物の表裏を反転させ、前記裏側撮影部は、前記検査対象物の前記裏面を撮影することを特徴とする。本発明の検査装置によれば、検査対象物の表面および裏面の両方を撮影することで、精度高く良否判定を行うことができる。
【0015】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記検査対象物は、側辺に形成された第1シール部と、前記裏面において幅方向中間部に形成された第2シール部と、を有する包装体であり、前記表側撮影部は、単一の方向から光線を照射しつつ、前記検査対象物の前記表面を撮影し、前記裏側撮影部は、複数の方向から前記光線を照射しつつ、前記検査対象物の前記裏面を撮影することを特徴とする。本発明の検査装置によれば、裏側撮影部が、複数の方向から光線を照射しつつ、検査対象物の裏面を撮影することにより、第2シール部およびその近傍に発生する不具合を発見することができる。
【0016】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記検査対象物に前記光線を照射する照射部と、を更に具備し、前記移動部が前記検査対象物を移動させる方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とした場合、前記照射部は、前記第2方向に沿って、前記検査対象物を挟むように複数が配設されることを特徴とする。本発明の検査装置によれば、照射部により検査対象物の表面を満遍なく照射することができ、皺等の不具合を効果的に発見できる。
【0017】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記検査対象物に前記光線を照射する照射部と、を更に具備し、前記移動部が前記検査対象物を移動させる方向を第1方向とし、前記第1方向に直交する方向を第2方向とした場合、前記照射部は、第1裏側照射部と、第2裏側照射部と、を有し、前記第1裏側照射部は、前記第1方向に沿って、前記検査対象物に前記光線を照射するように構成され、前記第2裏側照射部は、前記第2方向に沿って、前記検査対象物に前記光線を照射するように構成されることを特徴とする。本発明の検査装置によれば、第1裏側撮影部および第2裏側撮影部により、複数の方向から照射することで、検査対象物の裏面における皺等をより確実に検知できる。
【0018】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記反転部は、前記移動部の途中部分に配設されることを特徴とする。本発明の検査装置によれば、移動部の途中部分において反転部により検査対象物を反転できるので、移動部の上面において検査対象物の表面および裏面を検査できる。
【0019】
また、本発明の一実施形態に係る検査装置では、前記移動部は、ベルトコンベアであり、前記ベルトコンベアは、互いに離間する複数の無端ベルト部を有し、前記反転部は、回転することで前記検査対象物を反転させる羽根部を有し、前記羽根部は、前記無端ベルト部どうしの間を回転することを特徴とする。本発明の検査装置によれば、羽根部が、無端ベルト部の間を回転することにより、無端ベルトの途中部分において羽根部を回転させることで、検査対象物の表裏を逆転できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施形態に係る検査装置の外観を示す斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態に係る検査装置の外観を別の角度から示す斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態に係る検査装置を示す斜視図である。
【
図4】本発明の実施形態に係る検査装置を示す側面図である。
【
図5】本発明の実施形態に係る検査装置を示す上面図である。
【
図6A】本発明の実施形態に係る検査装置の反転部および無端ベルトを示す斜視図である。
【
図6B】本発明の実施形態に係る検査装置の反転部および無端ベルトを示す上面図である。
【
図7A】本発明の実施形態に係る検査装置の反転部を示す斜視図である。
【
図7B】本発明の実施形態に係る検査装置の反転部位を示す斜視図である。
【
図8A】本発明の実施形態において、包装体の表面を示す平面図である。
【
図8B】本発明の実施形態において、包装体の裏面を示す平面図である。
【
図9】本発明の実施形態に係る検査装置の接続構成を示すブロック図である。
【
図10】本発明の実施形態に係る検査装置において、表側撮影部により撮影する状況を示す斜視図である。
【
図11】本発明の実施形態に係る検査装置において、反転部により包装体を反転する状況を示す側面図である。
【
図12】本発明の実施形態に係る検査装置において、裏側照射部により撮影する状況を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態に係る検査装置10を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明に於いて、前方とは、検査時における検査対象物11の流れにおいて上流側を向く方向である。左右方向とは、前方から検査装置10を見た場合の左右である。また、以下の説明では、同一の部材には原則的に同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。更に、以下の説明において、特許請求の範囲に記載した第1方向が前後方向であり、特許請求の範囲に記載した第2方向が左右方向である。
【0022】
図1は、検査装置10の外観を示す斜視図である。
図2は、検査装置10の外観を別の角度から示す斜視図である。
【0023】
検査装置10は、可視光線を用いて検査対象物11を外観検査する装置である。検査装置10は、下方側から、脚部17、台座部18およびケーシング16を有する。検査対象物11を構成する各機械要素は、ケーシング16の内部に配設され、台座部18により支持される。後述する様に、検査装置10が検査する検査対象物11としては、包装体111が採用される。
図8Aおよび
図8Bに示す様に、包装体111は、表面112と裏面113とを有する。検査装置10は、表面112および裏面113の夫々について、光線として可視光線を用いて外観検査を行う。
【0024】
ケーシング16の前面には投入口19が形成され、ケーシング16の後面には取出口20が形成される。投入口19は、検査前の包装体111が投入される開口である。取出口20は、検査後の包装体111が取り出される開口である。
【0025】
図2を参照して、取出口20の下方には、板状の仕切部21が設置される。また、取出口20の後方側にはブロア24が配設される。検査装置10の運転時において、良品と判定された後述する包装体111は、ブロア24により気体を吹き付けられることなく、仕切部21の後方側に落下する。一方、不良品と判定された包装体111は、ブロア24により気体を吹き付けられ、仕切部21の前方側に落下する。これにより、良品と不良品とを分別できる。
【0026】
図3は、検査装置10を示す斜視図である。
図4は、検査装置10を示す側面図である。
図5は、検査装置10を示す上面図である。
図3ないし
図5に示す要素は、
図1等に示したケーシング16の内部に配設される。
【0027】
図3を参照して、検査装置10は、移動部15と、表側撮影部12と、反転部13と、裏側撮影部14と、を主要に具備する。検査装置10の概略機能は、反転部13の反転機能を用いて、包装体111の表面112および裏面113の状態を画像処理により良否判定することにある。包装体111の詳細は、
図8A等を参照して後述する。
【0028】
移動部15は、包装体111を後方に向かって移動させるように構成される。移動部15は、例えば、ベルトコンベア151である。
【0029】
図4を参照して、ベルトコンベア151は、無端ベルト157と、無端ベルト157の前後方向端部に配設された第1ロール152および第2ロール153と、を主要に有する。第1ロール152は、コンベア用モータ158により回転されるように構成される。第2ロール153は、モータと接続されない従動ロールである。無端ベルト157は、第1ロール152および第2ロール153により、前後方向において張力が付与される。無端ベルト157の途中部分には、前方側から、第3ロール154、第5ロール156および第4ロール155が配設される。第3ロール154、第5ロール156および第4ロール155は、モータと駆動的に接続されない従動ロールである。第3ロール154は、反転部13の前方側において、無端ベルト157の上方部分を下方から支える。第5ロール156は、反転部13の後方側において、無端ベルト157の上方部分を下方から支える。第4ロール155は、第5ロール156と第2ロール153との間で、無端ベルト157の下方部分を下方に押圧する。
【0030】
ベルトコンベア151は、コンベア用モータ158を駆動源として運転される。具体的には、検査装置10を左方から見た場合、コンベア用モータ158が第1ロール152を、反時計回りに回転させる。そうすると、無端ベルト157の上方部分は後方に向かって送られ、無端ベルト157の下方部分は前方に向かって送られる。当該運転に伴い、第2ロール153、第3ロール154、第5ロール156および第4ロール155は、無端ベルト157に接することで回転する。
【0031】
表側撮影部12および裏側撮影部14は、無端ベルト157により移動する包装体111を上方から撮影するように構成される。
【0032】
表側撮影部12は、反転部13の前方側に配設され、包装体111の表面112を撮影するように構成される。具体的には、表側撮影部12は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を有し、無端ベルト157の上方側に配設される。
図5を参照して、上方から検査装置10を見た場合、表側撮影部12は、左右方向において表側照射部221どうしの間に配置される。係る構成により、表側照射部221により、左右方向において両側から照明された包装体111の表面112を、鮮明に撮影できる。
【0033】
裏側撮影部14は、反転部13の後方側に配設され、包装体111の裏面113を撮影するように構成される。裏側撮影部14は、表側撮影部12と同様に、固体撮像素子を有し、無端ベルト157の上方側に配置される。
図5を参照して、上方から検査装置10を見た場合、表側撮影部12は、左右方向において第2裏側照射部224どうしの間に配置される。係る構成により、第2裏側照射部224により左右方向における両側から照明された包装体111の裏面113を、鮮明に撮影できる。更に、裏側撮影部14は、上方から検査装置10を見た場合、第1裏側照射部223どうしに挟まれる位置に配置される。このようにすることで、各々の第1裏側照射部223により、前後方向から照明された包装体111の裏面113を、鮮明に撮影できる。
【0034】
反転部13は、包装体111の表裏を反転するように構成される。前後方向において、反転部13は、ベルトコンベア151の途中部分、例えば、ベルトコンベア151の略中央部に配設される。よって、無端ベルト157の上面を移動する包装体111は、反転部13に至るまでは表面112が上を向き、反転部13を経た後は裏面113が上を向く、反転部13の具体構成および動作は、
図6等を参照して後述する。
【0035】
照射部22は、包装体111に光線を照射するように構成される。照射部22は、表側照射部221と、裏側照射部222と、を主要に有する。照射部22は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含む照明装置である。照射部22は、可視光線を包装体111に対して照射する。
【0036】
表側照射部221は、反転部13の前方側、且つ、表側撮影部12の下方側の近傍に配置される。
図5を参照して、表側照射部221は、左右方向においてベルトコンベア151を挟むように、2つが配置される。また、表側照射部221は、無端ベルト157を向く面に、多数のLEDが配置される。表側照射部221のLEDは、左右方向に沿って、表面112が上面とされた包装体111に対して光線を照射する。
【0037】
裏側照射部222は、第1裏側照射部223と、第2裏側照射部224と、を有する。
【0038】
第1裏側照射部223は、前後方向に沿って、包装体111に光線を照射するように構成される。第1裏側照射部223は、反転部13の後方側に配置される。より具体的には、第1裏側照射部223は、裏側撮影部14および第2裏側照射部224の、前方側および後方側に2個が配置される。また、夫々の第1裏側照射部223は、裏側撮影部14の下方に対応する部分の無端ベルト157を向く面に、多数のLEDが配置される。第1裏側照射部223のLEDは、前後両方向に沿って、裏面113が上面とされた包装体111に対して光線を照射する。
【0039】
第2裏側照射部224は、左右方向に沿って、包装体111を挟むように複数が配設される。第2裏側照射部224は、反転部13の後側、且つ、裏側撮影部14の下方側の近傍に配置される。
図5を参照して、第2裏側照射部224は、左右方向においてベルトコンベア151を挟むように、2つが配置される。また、第2裏側照射部224は、無端ベルト157を向く面に、多数のLEDが配置される。これにより、第2裏側照射部224は、無端ベルト157の上面に対して光線を照射するように構成される。具体的には、第2裏側照射部224のLEDは、左右方向に沿って、裏面113が上面とされた包装体111に対して光線を照射する。
【0040】
図4および
図5等を参照して、無端ベルト157の上方には、第1センサ231、第2センサ232および第3センサ233が配設される。第1センサ231、第2センサ232および第3センサ233は、レーザ等の光線を下方に向かって照射し、包装体111で反射した当該光線を検知することで、包装体111が下方に存在するか否かを検知するセンサである。第1センサ231は、表側照射部221および表側撮影部12と、第1ロール152との間に配設される。第2センサ232は、表側照射部221および表側撮影部12と、反転部13との間に配設される。第3センサ233は、裏側撮影部14および第2裏側照射部224と反転部13との間に配設される。
【0041】
図6Aは、検査装置10の反転部13および無端ベルト157を示す斜視図である。
図6Bは、検査装置10の反転部13および無端ベルト157を示す上面図である。
【0042】
無端ベルト157は、複数の無端ベルト部1571から成る。ここでは、5つの無端ベルト部1571が図示されている。無端ベルト部1571は、略帯状を呈する部材であり、左右方向において所定の間隔により離間する。個々の無端ベルト部1571は、
図5に示した第1ロール152により、等しい速度で回転される。
【0043】
図6Bに示す様に、反転部13は、シャフト137と、複数の反転部位131と、を有する。また、個々の反転部位131の羽根部133は、無端ベルト部1571どうしの間に配設される。これにより、個々の反転部位131は、無端ベルト部1571の干渉を受けずに回転することができる。また、
図6Aに示す様に、反転部13のシャフト137は、無端ベルト157の上方側に配設される。
【0044】
図7Aは、反転部13を示す斜視図である。ここでは、検査装置10の運転時において、反転部13の反転部位131が回転する方向を矢印で示す。
【0045】
反転部13は、反転部用モータ138と、シャフト137と、複数の反転部位131と、を有する。前述した様に、反転部13は、包装体111の表裏を反転させる機能を有する。
【0046】
シャフト137は、反転部用モータ138により回転される略円柱状の鋼棒である。シャフト137には、長さ方向に沿って、複数の反転部位131が略等間隔に配設される。各々の反転部位131は、シャフト137に対して相対回転不能に接続される。反転部13を左方側から見た場合、検査装置10の運転時において、反転部用モータ138は、シャフト137および各々の反転部位131を、反時計回りに回転させる。
【0047】
図7Bは、1つの反転部位131を示す斜視図である。ここでは、左方から反転部位131を見た場合、反転部位131が概略円形を呈していると見做し、貫通部139から外側に向かう側を、半径方向外側とする。また、検査装置10の動作時における反転部位131の回転方向(ここでは左方側から見て反時計回り)を順方向とし、その反対方向を逆方向とする。
【0048】
反転部位131は、中心部132と、貫通部139と、羽根部133と、を有する。
【0049】
中心部132は、左方から見た場合、略八角形を呈する部材である。貫通部139は、中心部132を左右方向に貫通する貫通孔である。貫通部139を、前述したシャフト137が貫通して固定されることで、中心部132は、シャフト137に対して相対回転不能に接続される。
【0050】
羽根部133は、中心部132の各角部に接続され、貫通部139を中心として外側に向かって伸びる略羽根状の部材である。ここでは、中心部132は略八角形の形状であることから、中心部132の各角部に、8個の羽根部133が取り付けられている。羽根部133どうしは、円周方向において略等しい角度間隔で配設される。後述するように、羽根部133どうしの間に包装体111が挟まれ、この状態で反転部13が回転することで、包装体111の表裏は逆とされる。
【0051】
羽根部133は、羽根前部134と、羽根後部135と、羽根外部136とを有する。
【0052】
羽根前部134は、中心部132の角部1310から半径方向外側に向かって略直線状に伸びる、一枚の板状部材から成る。羽根前部134は、順方向および逆方向を向く最大面を有する板状部材である。
【0053】
羽根後部135は、中心部132の角部1310から半径方向外側に向かって伸びる、連続した一枚の板状部材から成る。羽根後部135は、羽根前部134と比較して、逆方向に向かって曲折して伸びる。羽根前部134は、順方向および逆方向を向く最大面を有する板状部材である。
【0054】
更に、羽根後部135は、羽根内側後部1351と羽根外側後部1352とを有する。羽根内側後部1351は、羽根後部135の、半径方向における内側の部分である。羽根外側後部1352は、羽根後部135の、半径方向における外側の部分である。羽根内側後部1351と羽根外側後部1352との境界において、羽根後部135は逆方向に向かって突出するように曲折している。即ち、羽根外側後部1352は、羽根内側後部1351よりも、順方向に向かって傾斜する。係る構成により、傾斜する羽根外側後部1352により、半径方向外側端部において、羽根部133どうしの間隙を大きくできる。よって、検査装置10の運転時において、包装体111を、羽根部133どうしの間隙に、容易に挿入できる。
【0055】
羽根外部136は、羽根後部135の外側端部と連続し、順方向に向かって伸びる部位である。羽根外部136は、半径方向内側および半径方向外側を向く最大面を有する板状部材である。羽根外部136の順方向側の端部は、羽根前部134の半径方向外側の端部に接近または接触する。
【0056】
図8Aは、包装体111の表面112を示す平面図である。
図8Bは、包装体111の裏面113を示す平面図である。
【0057】
図8Aおよび
図8Bを参照して、包装体111は、被包装物25を包装するためのフィルム状の部材である。包装体111としては、ピロー包装されたものを採用できる。ピロー包装は、次の方法で包装される。具体的には、先ず、帯状のフィルムを、その帯状のフィルムが導かれる方向に沿った長辺を合せ、熱シールして筒状とする。次に、この筒状フィルムの開口部より、被包装物25を供給し、筒状フィルムの両端の開口部を閉じる。
【0058】
被包装物25としては、例えば、食品を採用できる。当該食品としては、例えば菓子を採用できる。当該菓子としては、例えば、ビスケット、チョコレート、飴等を採用できる。
【0059】
特に、被包装物25としてビスケットを採用した場合、包装体111により被包装物25を包装する行程に於いて、後述する第1シール部114および第2シール部115に、ビスケットの破片が噛み込まれることがある。本実施形態では、包装体111の表面112および裏面113において、個別に光線を照射しつつ撮影を行い、撮影により得られた画像に基づいて、当該破片の噛み込み等を検知する。よって、本実施形態では、ビスケットである被包装物25をピロー包装することで発生する独自の課題を解決することができる。
【0060】
包装体111は、表面112(
図8A)と、表面112に対向する裏面113(
図8B)と、を有する。
【0061】
図8Aを参照して、包装体111は、第1シール部114を有する。第1シール部114は、包装体111の側辺、具体的には前辺および後辺において、包装体111を構成する筒状フィルムを熱圧着した部位である。
【0062】
図8Bを参照して、第2シール部115は、裏面113において幅方向中間部に形成される。第2シール部115は、フィルムを筒状にするために、フィルムの端部を熱圧着した部位である。第2シール部115は、前方側の第1シール部114から、後方側の第1シール部114に至るまで、略直線状に伸びる。
【0063】
図9は、検査装置10の接続構成を示すブロック図である。
【0064】
検査装置10は、演算制御部26と、演算制御部26の入力側端子に接続された第1センサ231等と、演算制御部26の出力側端子に接続されたコンベア用モータ158等、を有する。
【0065】
演算制御部26は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の半導体素子から成る。演算制御部26は、記憶部としてRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の半導体記憶装置を含んでも良い。かかる記憶部は、プログラム、パラメータ等を記憶する。演算制御部26は、記憶部から読み出したプログラム、パラメータ等に基づき、後述する機能や方法を実行する。
【0066】
第1センサ231、第2センサ232および第3センサ233の構成および動作は、前述した通りである。第1センサ231、第2センサ232および第3センサ233は、これらの下方に包装体111が存在する旨を示す情報を、演算制御部26に伝送する。
【0067】
表側撮影部12は、反転部13の前方側で包装体111の表面112を撮影し、撮影した画像データを演算制御部26に伝送する。
【0068】
裏側撮影部14は、反転部13の後方側で包装体111の裏面113を撮影し、撮影した画像データを演算制御部26に伝送する。後述するように、裏側撮影部14は、1つの包装体111の裏面113に対して2回の撮影を行い、2つの裏面画像データを演算制御部26に伝送する。
【0069】
コンベア用モータ158は、演算制御部26からの指示に基づき、
図3に示す第1ロール152等の各ロールおよび無端ベルト157を回転させる。
【0070】
反転部用モータ138は、演算制御部26からの指示に基づき、
図7Aに示したシャフト137および反転部13を、所定角度で回転させる。
【0071】
表側照射部221は、演算制御部26からの指示に基づき、
図3を参照して、表側撮影部12の下方に包装体111が存在する際に、左右方向から包装体111を照明する。
【0072】
第1裏側照射部223は、演算制御部26からの指示に基づき、
図3を参照して、裏側撮影部14の下方に包装体111が存在する際に、前方および後方から包装体111を照明する。
【0073】
第2裏側照射部224は、演算制御部26からの指示に基づき、
図3を参照して、裏側撮影部14の下方に包装体111が存在する際に、左右方向から包装体111を照明する。
【0074】
ブロア24は、演算制御部26からの指示に基づき、不良と判定された包装体111に対して、例えば空気である気体を吹き付ける。
【0075】
図10以降の図に基づき、前述した各図も参照しつつ、検査装置10により包装体111の良否を判定する方法を説明する。
【0076】
先ず、
図1を参照して、検査装置10の投入口19に、包装体111が投入される。包装体111の投入は、ここでは図示しないベルトコンベア等の輸送装置によるものでも良いし、作業者によるものでも良い。
【0077】
次に、表側撮影部12により、
図8Aに示した包装体111の表面112を撮影する。
図10は、係るステップの検査装置10を示す斜視図である。ここでは、表側撮影部12は、単一の方向から光線を照射しつつ、包装体111の表面112を撮影する。具体的には、検査装置10に投入された包装体111は、無端ベルト157の上面に載置される。その後、回転する無端ベルト157により、包装体111は後方に向かって移送される。包装体111が第1センサ231の下方を移動すると、第1センサ231はその旨を示す情報を演算制御部26に伝送する。演算制御部26は、伝送された情報に基づき、表側照射部221のLEDを発光させることで、無端ベルト157と共に後方に移動する包装体111を左右方向から照明する。当該照明と同時に、演算制御部26は、表側撮影部12により包装体111の表面112を撮影することで、表面画像データを得る。当該表面データは、前述した記憶部に記憶される。このようにすることで、
図8Aを参照して、表面112の第1シール部114の近傍において発生する、噛み込み、皺、印刷ずれ等を検知できる。
【0078】
その後、包装体111が第2センサ232の下方まで移送されると、第2センサ232は、その下方に包装体111が存在する旨を示す情報を演算制御部26に伝送する。演算制御部26は、当該信号に基づき、反転部13を所定角度で回転させる。
【0079】
図11は、反転部13により包装体111を反転する状況を示す側面図である。
図11に含まれる上段図、中段図および下段図は、反転部13により包装体111を表裏反転させる状況を、この順番で逐次的に示す側面図である。
【0080】
図11の上段図を参照して、無端ベルト157により包装体111が反転部13まで移送されると、包装体111は、第1羽根部1331と、第2羽根部1332との間に入り込む。第1羽根部1331および第2羽根部1332は、前述した羽根部133において、互いに隣接する羽根部133である。
図7Bに示した様に、各羽根部133の羽根外側後部1352が包装体111をガイドするガイド部として機能する。よって、包装体111は、第1羽根部1331と第2羽根部1332との間にスムーズに入り込む。
【0081】
その後、演算制御部26は、前述した第2センサ232からの情報入力に基づき、前述した反転部用モータ138により反転部13を所定角度だけ回転させる。
図6Aを参照して、反転部位131の羽根部133は、ベルトコンベア151の無端ベルト部1571どうしの間に配置される。よって、無端ベルト部1571により反転部13の羽根部133の回転が阻害されることはない。
【0082】
図11の中段図を参照して、反転部13は、第1羽根部1331と第2羽根部1332との間に包装体111を挟み込んだ状態で、反時計回りに回転する。
【0083】
図11の下段図を参照して、反転部13が更に回転すると、包装体111は、無端ベルト157の上面に接触する。無端ベルト157が包装体111を後方側に移送することにより、包装体111は、第1羽根部1331および第2羽根部1332の間から離脱する。
【0084】
図12は、検査装置10において、裏側撮影部14により撮影する状況を示す斜視図である。ここでは、裏側撮影部14は、複数の方向から光線を照射しつつ、包装体111の裏面113を撮影する。
【0085】
無端ベルト157が包装体111を移送することにより、包装体111が第3センサ233の下方に到達すると、第3センサ233は、その下方に包装体111が存在することを示す情報を演算制御部26に伝送する。演算制御部26は、当該情報に基づき、第2裏側照射部224により包装体111を照明する。具体的には、左右方向において、各々の第2裏側照射部224から、包装体111の裏面113に向かって照明する。そして、演算制御部26は、第2裏側照射部224が照明する状態に於いて、裏側撮影部14により包装体111の裏面113を撮影する。これにより、包装体111の裏面113を撮影した第1裏面画像データを得ることができ、第1裏面画像データは記憶部に保存される。このようにすることで、
図8Bを参照して、裏面113の第1シール部114の近傍において発生する、噛み込み、皺、印刷ずれ等を検知できる。
【0086】
次に、演算制御部26は、包装体111が裏側撮影部14の下方に存在する状況下において、第2裏側照射部224の照明を終了させ、前側上方および後側上方から、第1裏側照射部223により、包装体111に向けて照明する。その後、演算制御部26は、第1裏側照射部223による照明を行いつつ、裏側撮影部14により包装体111の裏面113を撮影する。これにより得られた第2裏面画像データは、記憶部に保存される。このようにすることで、
図8Bを参照して、裏面113の第2シール部115の近傍において発生する、噛み込み、皺、印刷ずれ等を検知できる。
【0087】
次に、演算制御部26は、前述したステップにより得られた、表面画像データ、第1裏面画像データおよび第2裏面画像データを用いて、包装体111の良否判定を行う。かかる良否判定は、周知の画像処理方法により行うことができる。例えば、表面画像データ、第1裏面画像データおよび第2裏面画像データに対応して、予め良品および不良品の画像データを用意し、これらの画像を相互に比較することにより、包装体111の良否判定を行うことができる。具体的には、表面画像データを利用して良否判定を行うことで、
図8Aを参照して、表面112の第1シール部114およびその近傍において、被包装物25の欠片の噛み込み、皺、印刷ずれ等を検知できる。また、
図8Bを参照して、第1裏面画像データを利用して良否判定を行うことで、裏面113の第1シール部114およびその近傍において、被包装物25の欠片の噛み込み、皺、印刷ずれ等を検知できる。更に、
図8Bを参照して、第2裏面画像データを利用して良否判定を行うことで、裏面113の第2シール部115およびその近傍において、被包装物25の欠片の噛み込み、皺、印刷ずれ等を検知できる。
【0088】
次に、包装体111が良品と判定された場合、演算制御部26は、
図3を参照して、ブロア24から包装体111に対して気体を吹き付けない。これにより、
図2を参照して、包装体111は仕切部21よりも後方側に落下する。その後、包装体111は梱包されて商品として出荷される。
【0089】
一方、包装体111が不良品と判定された場合、演算制御部26は、
図3を参照して、ブロア24から包装体111に対して気体を吹き付ける。これにより、
図2を参照して、包装体111は仕切部21よりも前方側に落下する。その後、不良品と判定された包装体111は、良品と判定された包装体111と区別される。
【0090】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更が可能である。また、前述した各形態は相互に組み合わせることが可能である。
【0091】
例えば、
図4を参照して、反転部13として他の機構を採用することもできる。具体的には、ブロア24と同様に気体を吹き付けることで包装体111の表裏を反転させることもできる。
【0092】
また、前述した本実施形態では、第2裏側照射部224による照明および裏側撮影部14による撮影を行った後に、第1裏側照射部223による照明および裏側撮影部14による撮影を行ったが、この順番を逆にすることも出来る。
【符号の説明】
【0093】
10 検査装置
11 検査対象物
111 包装体
112 表面
113 裏面
114 第1シール部
115 第2シール部
12 表側撮影部
13 反転部
131 反転部位
132 中心部
133 羽根部
1331 第1羽根部
1332 第2羽根部
134 羽根前部
135 羽根後部
1351 羽根内側後部
1352 羽根外側後部
136 羽根外部
137 シャフト
138 反転部用モータ
139 貫通部
1310 角部
14 裏側撮影部
15 移動部
151 ベルトコンベア
152 第1ロール
153 第2ロール
154 第3ロール
155 第4ロール
156 第5ロール
157 無端ベルト
1571 無端ベルト部
158 コンベア用モータ
16 ケーシング
17 脚部
18 台座部
19 投入口
20 取出口
21 仕切部
22 照射部
221 表側照射部
222 裏側照射部
223 第1裏側照射部
224 第2裏側照射部
231 第1センサ
232 第2センサ
233 第3センサ
24 ブロア
25 被包装物
26 演算制御部