(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024179247
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】中継拠点を用いた配送管理装置、配送管理システムおよび配送管理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/083 20240101AFI20241219BHJP
B65G 61/00 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
G06Q10/083
B65G61/00 544
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023097950
(22)【出願日】2023-06-14
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001829
【氏名又は名称】弁理士法人開知
(72)【発明者】
【氏名】水垣 健一
(72)【発明者】
【氏名】金川 信康
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA16
5L049AA16
(57)【要約】
【課題】中継拠点の維持管理コストの増加を抑制し、中継拠点に荷物が届くタイミングと配送機が中継拠点に立ち寄るタイミングとを調整し効率的な配送ルートを策定できる中継拠点を用いた配送管理装置を実現する。
【解決手段】配送管理装置100は、配送管理サーバ1と、配送対象物の配送ルートを指示するルート指示装置6と、を備える。配送管理サーバは、中継拠点向け配送機3が中継拠点4に配送対象物を配送すると、配送対象物が移動する時間を算出し、配送対象物の指定配達時刻に、配送対象物を前記受取先に配送できる、受取先向け配送機5の配送ルートを算出し、ルート指示装置6は、配送ルートを前記受取先向け配送機5に指示する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配送管理サーバと、
配送対象物の配送ルートを指示するルート指示装置と、
を備え、
前記配送管理サーバは、
中継拠点向け配送機が中継拠点に前記配送対象物を配送すると、前記配送対象物が移動する時間を算出し、
前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる、受取先向け配送機の配送ルートを算出し、
前記ルート指示装置は、
前記配送ルートを前記受取先向け配送機に指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記配送管理サーバは、
前記中継拠点に前記中継拠点向け配送機により前記配送対象物が配送されると、複数の前記受取先向け配送機の現在位置と前記中継拠点を経由して前記受取先に至るまでに複数の前記受取先向け配送機が移動する時間を算出し、
前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる前記受取先向け配送機を選定し、
前記ルート指示装置は、選定された前記受取先向け配送機に前記配送ルートを指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記配送管理サーバは配送管理サーバ用通信部を有し、前記ルート指示装置は、ルート指示装置用通信部を有し、
前記配送対象物の前記指定配達時刻に、前記受取先に配送できる前記受取先向け配送機が複数存在する場合、
前記配送管理サーバは、前記配送管理サーバ用通信部から前記ルート指示装置用通信部に、配送を希望する前記受取先向け配送機の募集を通知し、応募した前記受取先向け配送機の中のいずれかを選定して、前記配送管理サーバ用通信部から選定した前記受取先向け配送機の前記ルート指示装置に前記中継拠点から前記受取先に前記配送対象物を配送するように指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項4】
請求項2に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記配送管理サーバは配送管理サーバ用通信部を有し、前記ルート指示装置は、ルート指示装置用通信部を有し、
前記中継拠点に複数の前記配送対象物が集まった場合、前記配送管理サーバは、複数の前記配送対象物を配送できる前記受取先向け配送機を選定し、前記配送管理サーバ用通信部から選定した前記受取先向け配送機の前記ルート指示装置に前記中継拠点から前記配送対象物を前記受取先に配送するように指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項5】
請求項2に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記配送管理サーバは配送管理サーバ用通信部を有し、前記ルート指示装置は、ルート指示装置用通信部を有し、
前記配送管理サーバは、前記中継拠点の前記配送対象物の量が前記中継拠点の集積許容量を超えると見込まれる場合、前記集積許容量を超えるまでに前記中継拠点に立ち寄り前記配送対象部を配送できる前記受取先向け配送機を選定し、前記配送管理サーバ用通信部から選定した前記受取先向け配送機の前記ルート指示装置に、前記中継拠点から前記配送対象物を前記受取先に配送するように指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項6】
請求項2に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記配送管理サーバは配送管理サーバ用通信部を有し、前記ルート指示装置は、ルート指示装置用通信部を有し、
前記配送管理サーバは、前記中継拠点に配送された前記配送対象物に影響がある天候が予想される場合、前記配送対象物が前記中継拠点に配送された時点で即座に前記配送対象物を受け取れる前記受取先向け配送機を選定し、前記配送管理サーバ用通信部から選定した前記受取先向け配送機のルート指示装置用通信部に前記中継拠点から前記受取先に前記配送対象物を配送するように指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項7】
請求項2に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記配送管理サーバは配送管理サーバ用通信部を有し、前記ルート指示装置は、ルート指示装置用通信部を有し、
前記配送対象物の前記受取先向け配送機が特定されている場合、前記配送管理サーバ用通信部から特定されている前記受取先向け配送機のルート指示装置用通信部に前記中継拠点から前記受取先に前記配送対象物を配送するように指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項8】
請求項2に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記配送管理サーバは配送管理サーバ用通信部を有し、
複数の前記受取人向け配送機は予め定められており、前記配送管理サーバは、予め定められた複数の前記受取人向け配送機の中に、指定配達時刻に前記配送対象物を前記受取先に配送できる前記受取先向け配送機を検出できない場合、予め定められていない外部の配送機に荷物の配達を委託し、前記配送管理サーバ用通信部から前記外部の前記配送機に前記中継拠点から、前記指定配達時刻に前記配送対象物を前記受取先に配送するように配送ルートを指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項9】
請求項2に記載の中継拠点を用いた配送管理装置において、
前記ルート指示装置は、前記受取先向け配送機の現在位置と、前記配送先と、前記現在位置から前記配送先までの配送ルートと、を表示する配送ルート情報表示部を有することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理装置。
【請求項10】
配送管理サーバと、
配送対象物が集積される物流拠点と、
前記配送対象物を配送先に配送するために、前記配送対象物が集積される中継拠点と、
配送対象物の配送ルートを指示するルート指示装置と、
を備え、
前記配送管理サーバは、
中継拠点向け配送機が前記中継拠点に前記配送対象物を配送すると、前記配送対象物が移動する時間を算出し、
前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる、受取先向け配送機の配送ルートを算出し、
前記ルート指示装置は、
前記配送ルートを前記受取先向け配送機に指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理システム。
【請求項11】
配送管理サーバの指令により、物流拠点から中継拠点に配送対象物を配送し、前記中継拠点から前記配送対象物を配送先に配送する中継拠点を用いた配送管理方法であって、
前記中継拠点に前記配送対象物が配送されると、前記配送対象物が移動される時間を算出し、
前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる前記配送ルートを指示する
ことを特徴とする中継拠点を用いた配送管理方法。
【請求項12】
請求項11に記載の中継拠点を用いた配送管理方法において、
前記配送管理サーバは、前記物流拠点に集積された前記配送対象物を前記中継拠点に配送する中継拠点向け配送機と、
前記中継拠点に集積された前記配送対象物を受取先に配送する複数の受取先向け配送機と、
を有し、
前記中継拠点に前記中継拠点向け配送機により前記配送対象物が配送されると、複数の前記受取先向け配送機の現在位置と前記中継拠点を経由して前記受取先に至るまでに複数の前記受取先向け配送機が移動する時間を算出し、
前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる前記受取先向け配送機を選定し、前記ルート指示装置を介して選定された前記受取先向け配送機に前記配送ルートを指示することを特徴とする中継拠点を用いた配送管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配送者に配送ルートを指示する配送管理装置、配送管理システム、および配送管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コロナ禍にともなう社会動態の変化に伴い通信販売などの需要が増加し、それにより宅配業が扱う荷物の量は増加している。一方で物流業界の人員は高齢化しており、今後配送に関する人員が不足し、社会システムに影響が出ることが予測されている。
【0003】
特に、都市部では少数の配送業者が多数の荷物を配送しなければいけないが、移動距離が長くなると渋滞などの影響を受ける可能性が高くなる。このため、効率的な配送ルートの策定が重要となる。
【0004】
一方、郊外においては人口の減少に伴う過疎化が進み、配達する荷物の量は減少するが1つの物流拠点がカバーするエリアが広くなり配送業者の負担は大きくなっている。この場合も、広いエリアを少数でカバーするための効率的なルート策定が必要とされている。
【0005】
このような要求に対し、ロボットなどによる無人配送との連携に対する期待が高まっている。特に、ドローンのような飛行体を用いた宅配は、交通事情に左右されず短時間で効率よく配送することが可能なため注目されている。ドローンにより直接配送を行うだけでなく、例えば配送エリア内に複数の中継拠点を設置しそこにドローンで荷物を届けておくことができれば配送業者は物流拠点に戻ることなく荷物を受取り、配送を続けることができる。
【0006】
これにより、1回の配送で扱える荷物の量が増加し効率的な配送を行うことができる。あるいはバイクなどの荷物を多く積載できない乗り物でも、中継拠点で荷物を受け取ることにより効率的な配送手段となり得る。
【0007】
特許文献1では中継拠点である荷物保管所から無人搬送ロボットを用いて荷物を届ける技術が紹介されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、配送業者が効率的に荷物の配送を行うため、配送エリア内に中継拠点を設置し、配送の際にその中継拠点で追加の荷物を受け取ることで配送できる荷物を増やす配送システムにおいて、中継拠点に荷物が届くタイミングと配送者が中継拠点に立ち寄るタイミングが合わなければ、効率的な配送が行えないという問題があった。
【0010】
特許文献1に記載の技術は、中継拠点に常にロボットが待機していることが前提であり、中継拠点の維持管理コストが大きくなり、かつ、効率的な配送を行うための、中継拠点に荷物が届くタイミングと配送者が中継拠点に立ち寄るタイミングについての考慮されていない。
【0011】
本発明の目的は、中継拠点の維持管理コストの増加を抑制し、かつ、中継拠点に荷物が届くタイミングと配送機が中継拠点に立ち寄るタイミングとを調整し、効率的な配送を行うための配送ルートを策定することができる中継拠点を用いた配送管理装置、配送管理システムおよび配送管理方法を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記目的を達成するため、次のように構成される。
【0013】
中継拠点を用いた配送管理装置において、配送管理サーバと、配送対象物の配送ルートを指示するルート指示装置と、を備え、前記配送管理サーバは、中継拠点向け配送機が中継拠点に前記配送対象物を配送すると、前記配送対象物が移動する時間を算出し、前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる、受取先向け配送機の配送ルートを算出し、前記ルート指示装置は、前記配送ルートを前記受取先向け配送機に指示する。
【0014】
また、中継拠点を用いた配送管理システムにおいて、配送管理サーバと、配送対象物が集積される物流拠点と、前記配送対象物を配送先に配送するために、前記配送対象物が集積される中継拠点と、配送対象物の配送ルートを指示するルート指示装置と、を備え、前記配送管理サーバは、中継拠点向け配送機が前記中継拠点に前記配送対象物を配送すると、前記配送対象物が移動する時間を算出し、前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる、受取先向け配送機の配送ルートを算出し、前記ルート指示装置は、前記配送ルートを前記受取先向け配送機に指示する。
【0015】
また、配送管理サーバの指令により、物流拠点から中継拠点に配送対象物を配送し、前記中継拠点から前記配送対象物を配送先に配送する中継拠点を用いた配送管理方法であって、前記中継拠点に前記配送対象物が配送されると、前記配送対象物が移動される時間を算出し、前記配送対象物の指定配達時刻に、前記配送対象物を前記受取先に配送できる前記配送ルートを指示する。
【発明の効果】
【0016】
中継拠点の維持管理コストの増加を抑制し、かつ、中継拠点に荷物が届くタイミングと配送機が中継拠点に立ち寄るタイミングとを調整し、効率的な配送を行うための配送ルートを策定することができる中継拠点を用いた配送管理装置、配送管理システムおよび配送管理方法を実現することができる。
【0017】
荷物が中継拠点で長く留め置かれることなく、迅速に配達できる。また、配送機も中継拠点で受け取る荷物がなかったり、荷物が届くのを待ったりすることもないため、効率的な配送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の中継拠点を用いた宅配管理システム(配送管理システム)の全体構成図である。
【
図2】実施例1における中継拠点を用いた配送時の動作シーケンスである。
【
図3】実施例1における配送管理サーバの機能ブロック図である。
【
図4】実施例1における配送機を選定する手順を示すフローチャートである。
【
図5】実施例1におけるルート指示装置の機能ブロック図である。
【
図6】ルート指示装置の出力画面例を示す図である。
【
図7】実施例2における中継拠点に立ち寄る受取人向け配送機を希望者に選定する場合の手順を示すフローチャートである。
【
図8】実施例3における複数の物流拠点から中継拠点に荷物が送られる場合の受取人向け配送機の選定の手順を示すフローチャートである。
【
図9】実施例4における中継拠点の荷物の量が最大容量を超えた場合の配送手配手順を示すフローチャートである。
【
図10】実施例5における中継拠点にて雨が降ることが予想される場合の配送手順を示すフローチャートである。
【
図11】実施例6における荷物の受取人が受取人向け配送機を指定した場合の配送手順を示すフローチャートである。
【
図12】受取人向け配送機を指定する配送機指定画面の例を示す図である。
【
図13】実施例7における荷物を配達可能な受取人向け配送機がない場合、外部の配送機に配送を委託する処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【実施例0020】
(実施例1)
本発明の実施例1について説明する。
図1は、本発明の実施例1における中継拠点を用いた宅配管理システム(配送管理システム)100の全体構成図である。
【0021】
図1において、宅配管理システム100は、荷物(配送対象物)の所在を管理し、配送を指示する配送管理サーバ1と、荷物を集積し配送するための物流拠点2と、配送対象物を配送先に配送するために配送対象物が集積される中継拠点4と、物流拠点2で荷物を受け取り、受け取った荷物を中継拠点4に配送する中継拠点向け配送機3と、物流拠点2から中継拠点4に渡された荷物を受取人(受取先)に届ける受取人向け配送機(受取先向け配送機)5と、受取人向け配送機5に配送ルートを指示するルート指示装置6と、から構成される。
図1に示したルート指示装置6は、受取人向け配送機5に配置されているが、受取人向け配送機5とは独立した装置とすることも可能である。
【0022】
図2は、本発明の実施例1における中継拠点4を用いた配送時の動作シーケンスである。
【0023】
図3は、実施例1における配送管理サーバ1の機能ブロック図である。
【0024】
図3において、配送管理サーバ1は、中継拠点向け配送機3および取人向け配送機5の位置と配送している荷物や配送ルートを管理する配送機管理部11と、荷物の現在の状態や重量やサイズや指定配達時刻を管理する荷物管理部12と、配送機への指示内容を作成し指示を送る配送機指示部13と、配送機の配送ルートを策定する配送ルート策定部14と、中継拠点4の荷物の状況などを管理する中継拠点管理部15と、中継拠点向け配送機に中継拠点への荷物配送を指示する中継配送管理部16と、物流拠点2や中継拠点4や配送機との通信を制御する配送管理サーバ用通信部17と、を備える。
【0025】
図2において、配送管理サーバ1は、物流拠点2にある荷物の中で、中継拠点4に配送するべき荷物があるかを確認する(ステップS2)。中継拠点4に配送するかの判断基準としては、例えば配送期限が迫っているものや配送先の周辺に他に配送するものがなく次回配送ルートに組み込むと負担が大きい場合などがある。
【0026】
中継拠点4に配送する荷物がない場合、処理は終了する(ステップS11)。
【0027】
中継拠点4に配送する荷物がある場合、ステップS3に進み、配送管理サーバ1が中継拠点4に向け、受取人向け配送機5に荷物の配送を指示する。中継拠点4には少数の荷物を迅速に運び込むことが重要になるため、中継拠点向け配送機3としては無人搬送ドローンの使用が想定される。本実施例1では、以後、中継拠点向け配送機3としてドローンを使用するものとする。
【0028】
配送管理サーバ1は、中継拠点向け配送機3に対し中継拠点4への荷物搬送を指示し、中継拠点4に荷物が到着する時刻を算出する(ステップS3)。
【0029】
次に、荷物に設定されている受取人への指定配送時刻を確認する(ステップS4)。配送管理サーバ1は以上の情報とその中継拠点4の周辺にいる複数の受取人向け配送機5の位置と配送予定ルートに基づき、中継拠点4への荷物到着後に中継拠点4に行って荷物を受取指定配送時刻に受取人に配送可能な受取人向け配送機5を選定する(ステップS5)。
【0030】
新たな配送ルートをその受取人向け配送機5のルート指示装置6に送り(ステップS6)、荷物の配達を指示する(ステップS7)。荷物が中継拠点に到着(ステップS8)後、選定された受取人向け配送機5は中継拠点4に立ち寄り荷物を受け取り(ステップS9)、新たに指示されたルートに基づいて荷物の配送を行う(ステップS10)。そして、処理は終了する(ステップS11)。
【0031】
図4は、実施例1における配送機を選定する手順を示すフローチャートである。
【0032】
図4のフローチャートにおいて、ステップS21からS30、S32は、搬送ルート策定部14の動作である。
【0033】
配送管理サーバ1は、中継拠点4に荷物配送を指示した後、その中継拠点4を受け持ちの配送エリアに持つすべての複数の受取人向け配送機5をリストアップし、それらの受取人向け配送機5に対して以下の手順で中継拠点4の荷物を受け取るべきかを判断する。
【0034】
まず、その未評価の受取人向け配送機5を選定し(ステップS20)、その受取人向け配送機5が中継拠点4を経由して配送先に荷物を届ける配送ルートを作成する(ステップS21)。ルート作成方法としては、例えば既に中継拠点4に配送されている荷物と、新たな荷物とを配送指定時刻順に並べ、それを最小距離で繋ぐ等の方法がある。
【0035】
次に、その作成したルートに従って配送を行った際に、その荷物が配送先に届けられるまでの時間を算出する(S22)。その作成したルートに基づいた配送で、その受取人向け配送機5のすべての荷物が受取先の指定配送時刻に配送できるかを確認する(ステップS23)。配送可能な場合、次にその荷物を追加する重量的余裕があるか(ステップS24)、収納場所の余裕があるか(ステップS25)、運搬に必要な機能があるか(ステップS26)を順次確認する。運搬に必要な機能とは、例えば冷蔵が必須の荷物に対し冷蔵庫を持ち冷蔵荷物を運搬できる機能などを指す。これらのステップS23~S26の確認で無理があった場合、その受取人向け配送機5は候補から除外する(ステップS28)。ステップS27にて、候補の受取人向け配送機5全ての評価を完了していない場合は、別の受取人向け配送機5を選定し、ステップS20に戻る。
【0036】
上記の評価を全ての受取人向け配送機5の候補に対して実施し、配送可能な受取人向け配送機5がいるかを確認する(ステップS30)。もし、すべての候補が配送可能とならなかった場合、配送管理サーバ1はその荷物を中継拠点4に送ることを断念する。もし、配達可能な配送機が存在する場合、配送管理サーバ1は荷物を中継拠点に送ることを決定し、ドローンである中継拠点向け配送機3に対し荷物の中継拠点4への配送を指示する(ステップS31)。
【0037】
また、配送管理サーバ1は立ち寄り可能な配送者の中から最も適当な配送者を選定し、その配送者に新たな配送ルートを指示する(ステップS32)。最も適当な受取人向け配送機5の選定方法としては、例えば配送ルートの総距離が最も短い受取人向け配送機5を選ぶなどの方法がある。
【0038】
そして、配送機指示部13と配送ルート策定部14とが、選定された配送機に中継拠点の荷物引き取りと配送を指示する(ステップS33)。
【0039】
図5は、本発明の実施例1におけるルート指示装置6の機能ブロック図である。
【0040】
図5において、受取人向け配送機5に配送管理サーバ1が策定した配送ルートを提示するルート指示装置6は、現在の配送ルートとその進捗を管理するルート管理部61と、積載している荷物の情報を管理する積載荷物管理部62と、配送管理サーバ1などとの通信を制御するルート指示装置用通信部63と、受取人向け配送機5に配送ルートに関する情報を示す配送ルート情報表示部64と、からなる。
【0041】
図6は、ルート指示装置6の出力画面例を示す図である。
【0042】
図6において、ルート指示装置6の配送ルート情報表示部64の表示画面は、受取人向け配送機5に対し現在位置610と、配送先600と、現在位置610から配送先600までの配送ルート606と、配送する荷物の数602と、到着予定時刻601と、を表示する。また、受取人向け配送機5中継拠点4への立ち寄りが発生した場合は、中継拠点4の位置603と、荷物受け取り予定時刻604と、受け取る荷物の数605と、中継拠点4までのルート607と、変更前の配送ルート608と、を表示する。中継拠点や配送先に到着したときは、対応する荷物のIDなどの情報を表示する。
【0043】
以上のように、本発明の実施例1によれば、配送管理サーバ1が、受取人向け配送機3により中継拠点4に荷物が搬送される際に、その荷物を指定配送時間に配送可能な受取人向け配送機5を選定し、配送ルートをルート指示装置6に表示して指示するように構成したので、効率的に配送業務を行うことができる。
【0044】
つまり、実施例1によれば、配送管理装置および配送管理システムは、配送管理サーバ1と、配送対象物が集積される物流拠点2と、配送対象物を配送先600に配送するために、前記配送対象物が集積される中継拠点4と、配送対象物の配送ルートを指示するルート指示装置6と、を備える。そして、配送管理サーバ1は、中継拠点向け配送機3が中継拠点に配送対象物を配送すると、配送対象物が移動する時間を算出し、配送対象物の指定配達時刻に、配送対象物を受取先に配送できる、受取先向け配送機の配送ルートを算出する。ルート指示装置6は、配送ルートを受取先向け配送機5に指示する。
【0045】
よって、中継拠点4の維持管理コストの増加を抑制し、かつ、中継拠点4に荷物が届くタイミングと受取人向け配送機5が中継拠点に立ち寄るタイミングとを調整し、効率的な配送を行うための配送ルートを策定することができる中継拠点を用いた配送管理装置、配送管理システムおよび配送管理方法を実現することができる。
【0046】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
【0047】
本発明の実施例2は、複数の受取人向け配送機5が中継拠点4に立ち寄り配送可能ならば希望者が配送を行う場合の宅配管理システム(配送管理システム)100の例である。
【0048】
実施例2における宅配管理システム100の全体構成、配送管理サーバ1の機能ブロック、およびルート指示装置6の機能ブロックは実施例1と同様な構成であるので、図示および説明は省略する。
【0049】
図7は、中継拠点4に立ち寄る受取人向け配送機5を希望者に選定する場合の手順を示すフローチャートである。
図7は、
図4のステップS30の中継拠点4に立ち寄り配送可能な受取人向け配送機5が存在した時点からの手順となる。ステップS42からステップS48の動作は、荷物管理部12および配送機指示部13が実行する。
【0050】
図7において、配送管理サーバ1の荷物管理部12および配送機指示部13は、まず、配送可能な受取人向け配送機5が複数存在するか否かを確認する(ステップS42)。ステップS42において、配送可能な受取人向け配送機5が複数存在する場合、まず、それらの対象全機に中継拠点4に立ち寄り荷物を受け取れるものを募集する案内を通信部17からルート指示装置6の通信部63に通知する(ステップS43)。通知を受け取った受取人向け配送機5は、荷物の受け取りを希望する場合は、通信部63を介して配送管理サーバ1に受け取りを応募する。配送管理サーバ1は応募を集計し、その中から適当な受取人向け配送機5を選んで(ステップS45、ステップS46)、通信部17から通信部63に中継拠点4での荷物受け取りと配送を指示する(ステップS48)。適当な受取人向け配送機5の選定方法としては、例えば応募の中で最も配送時の移動距離が短くなるものを選定するなどの方法がある。
【0051】
ステップS45において、応募がない場合、配送管理サーバ1が立ち寄り可能な受取人向け配送機5の中から適当な受取人向け配送機5を選定して(ステップS47)中継拠点4での荷物受け取りと配送を指示する(ステップS48)。
【0052】
以上のように、実施例2においては、配送対象物の指定配達時刻に、受取先に配送できる受取先向け配送機5が複数存在する場合、配送管理サーバ1は、配送管理サーバ用通信部17からルート指示装置用通信部63に、配送希望者の募集を通知し、応募した受取先向け配送機5の中から受取先向け配送機5のいずれかを選定して、選定した受取先向け配送機5のルート指示装置6に中継拠点4から受取先に配送対象物を配送するように指示を通知する。
【0053】
上述した実施例2は、実施例1と同様な効果を得ることができる他、荷物の追加配達を希望する配送者に優先的に追加配達を割り当てることができ、配送コストのさらなる低減を図ることができる。
【0054】
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。
【0055】
本発明の実施例3は、複数の物流拠点2から同一の中継拠点4に荷物が送られる場合、到着時間が近ければそれらをまとめて配送指示する場合の宅配管理システム100の例である。
【0056】
実施例3における宅配管理システム100の全体構成、配送管理サーバ1の機能ブロック、およびルート指示装置6の機能ブロックは実施例1と同様な構成であるので、図示および説明は省略する。
【0057】
図8は、複数の物流拠点2から中継拠点4に荷物が送られる場合の受取人向け配送機5の選定の手順を示すフローチャートである。
図8は、
図2のステップS7の中継拠点4への荷物の配送を決定し荷物配送を指示した時点からの手順となる。
図8のステップS51からS53は、宅配サーバ1の中継拠点管理部15による動作であり、ステップS54は、配送ルート策定部14による動作である。
【0058】
図8において、配送管理サーバ1は中継拠点4への荷物配送指示後、他の物流拠点から同一の中継拠点4に荷物配送の予定がないかを確認する(ステップS51)。
【0059】
一定の期間以内(ここでは期間A以内とする)に荷物配送の予定がある場合、配送管理サーバ1はそれらの荷物をまとめて1つの受取人向け配送機5に配送依頼した方が効率良いか否かを確認する(ステップS52)。効率が良いか否かの確認方法としては、例えば中継拠点4に運ばれた荷物それぞれ個別に受取人向け配送機5を指定する場合より、荷物をまとめて指定した方が受取人向け配送機5の移動距離が短いか否かによって判断する方法がある。
【0060】
まとめた方が効率良い場合、それまでに指定されていた受取人向け配送機5をキャンセルし(ステップS53)、新たにまとめて荷物を配送する受取人向け配送機5を選定し、通知する(ステップS54)。受取人向け配送機5の選定の手順は例えば
図3のステップS20からステップS30と同様な動作となる。
【0061】
実施例3によれば、実施例1と同様な効果が得られる他、複数の物流拠点2からの荷物が中継拠点4で重なった場合でも効率的に受取人向け配送機5を手配することができるという効果が得られる。
【0062】
(実施例4)
次に、本発明の実施例4について説明する。
【0063】
本発明の実施例4は、中継拠点4の荷物の量が保管可能量を超えるため至急荷物を配送する場合の宅配管理システム100の例である。
【0064】
実施例4における宅配管理システム100の全体構成、配送管理サーバ1の機能ブロック、およびルート指示装置6の機能ブロックは実施例1と同様な構成であるので、図示および説明は省略する。
【0065】
図9は、実施例4における中継拠点4の荷物の量が中継拠点4の最大容量を超えた場合の配送手配手順を示すフローチャートである。
【0066】
図9において、配送管理サーバ1の中継拠点管理部15は、は中継拠点4への荷物搬送を計画した時点(
図2のステップS6)で、中継拠点4の荷物の保管状況を調査し、新たに到着する荷物で中継拠点4の荷物量が最大容量(集積許容量)を超えないか否かを確認する(ステップS61)。最大容量を超えない場合は、中継配送管理部16は、そのまま中継拠点4への配送を実施する(ステップS64)。最大容量を超えると見込まれる場合は、配送ルート策定部14が、現在の中継拠点4に届いている荷物の配送機指定をキャンセルする(ステップS62)。そして、配送機指示部13と配送ルート策定部14とが、新たに新規の荷物が到着するまでに中継拠点4の荷物を引き取れる配送機を選定する(ステップS63)。その後に、中継配送管理部16は、新規荷物の中継拠点4への配送を手配する(ステップS64)。最後に、配送機指示部13と配送ルート策定部14とが、選定された配送機に中継拠点4の荷物引き取りと配送を指示する(ステップS33)。
【0067】
上述した実施例4は、実施例1と同様な効果を得ることができる他、これにより中継拠点4に保存可能容量を超えて荷物が集められることを防止でき、配送効率を向上することができる。
【0068】
(実施例5)
次に、本発明の実施例5について説明する。
【0069】
本発明の実施例5は、中継拠点4において雨により荷物が濡れる等の荷物に影響がある天候が予想されるときに、荷物への影響を防ぐ場合の宅配管理システム100の例である。
【0070】
実施例5における宅配管理システム100の全体構成、配送管理サーバ1の機能ブロック、およびルート指示装置6の機能ブロックは実施例1と同様な構成であるので、図示および説明は省略する。
【0071】
図10は、実施例5における中継拠点4にて雨が降ることが予想される場合の配送手順を示すフローチャートである。
【0072】
図10において、配送管理サーバ1は中継拠点4への荷物搬送を計画した時点(
図2のステップS2でYesの場合)で、荷物管理部12および中継点管理部15は、その荷物が中継拠点4に到着してから受取人向け配送機5が引き取るまでに雨が降るかを確認する(ステップS71)。雨が降らない見込みの場合、
図2および
図4に示した手順と同様な手順で、配送機指示部13および配送ルート策定部14が受取人向け配送機5を選定する(ステップS75)。そして、中継点管理部16は、荷物を中継拠点4に配送する(ステップS76)。配送機指示部13は、適当なタイミングで受取人向け配送機5に荷物を受け取るように指示する(ステップS77)。
【0073】
雨が降る見込みの場合、荷物が中継拠点4に到着後、すぐに受取人向け配送機5が引き取れるように、配送機管理部11および配送ルート策定部14は、荷物到着時に受取人向け配送機5が中継拠点4に待機していられることを基準として受取人向け配送機5の選定を行う(S72)。受取人向け配送機5の選定後、中継配送管理部16は、ドローンである中継拠点向け配送機3に荷物の中継拠点4への配送を指示する(ステップS73)。配送機指示部13は、受取人向け配送機5に、配送管理サーバ用通信部17からルート指示装置用通信部63に、中継拠点4で荷物到着後速やかに荷物を受け取ることを指示する(ステップS74)。
【0074】
上述した実施例5は、実施例1と同様な効果を得ることができる他、中継拠点4で、天候で荷物に影響を受ける前に、受取人向け配送機5に荷物を受け渡すことができる。
【0075】
(実施例6)
次に、本発明の実施例6について説明する。
【0076】
本発明の実施例6は、荷物の受取人が受取人向け配送機5を指定できる場合の宅配管理システム100の例である。
【0077】
実施例6における宅配管理システム100の全体構成、配送管理サーバ1の機能ブロック、およびルート指示装置6の機能ブロックは実施例1と同様な構成であるので、図示および説明は省略する。
【0078】
図11は実施例6における荷物の受取人が受取人向け配送機5を指定し、特定されている場合の配送手順を示すフローチャートである。
【0079】
配送管理サーバ1は中継拠点4への荷物搬送を計画した時点(
図2のステップS2でYesの場合)で、荷物管理部12は、その荷物の受取人向け配送機5を受取人が指定しているかを確認する(ステップS81)。受取人向け配送機5が指定されている場合、配送ルート策定部14は、配送管理サーバ用通信部17からルート指示装置用通信部63に、その受取人向け配送機5が中継拠点4に立ち寄り荷物を受け取り、配送できるように受取人向け配送機5に指示する(ステップS82)。受取人向け配送機5が指定されていない場合、
図2および
図3の手順と同様な手順で、配送機管理部11および配送ルート策定部14が受取人向け配送機5の選定と荷物の搬送、引き渡しを指示する(ステップS83)。
【0080】
本実施例6における、受取人向け配送機5を指定する配送機指定画面7の例を
図12に示す。
図12において、配送機指定画面7には、配送機指定(指定あり、指定なし)と、希望配送日時(配送時刻指定、時刻指定なし)と、時刻指定不可と、価格が表示されている。
【0081】
上述した実施例6は、実施例1と同様な効果を得ることができる他、荷物の配送依頼人は、配送依頼時に受取人向け配送機5を指定するかどうかを選定することができるという効果が得られる。また、荷物の配送依頼人は、受取人向け配送機5を指定しない場合であっても、荷物の配送時刻を指定できたり、配送料が安価にできたりするなどのメリットを受ける。受取人向け配送機5を指定する場合、指定された受取人向け配送機5の都合に合わせるため配送時刻は指定できないが、実績のある受取人向け配送機5を指定できることにより配送の信頼性を高めることができる。
【0082】
(実施例7)
次に、本発明の実施例7について説明する。
【0083】
本発明の実施例7は、複数の受取人向け配送機5は予め定められており、これら複数の受取人向け配送機5の中に、荷物を配達可能な受取人向け配送機5を検出することができない場合、予め定められた複数の受取人向け配送機5以外の配送機(契約はされている)に荷物の配送を委託する場合の宅配管理システム100の例である。
【0084】
実施例7における宅配管理システム100の全体構成、配送管理サーバ1の機能ブロック、およびルート指示装置6の機能ブロックは実施例1と同様な構成であるので、図示および説明は省略する。
【0085】
図13は、実施例7における荷物を配達可能な受取人向け配送機5が検出できない場合、予め定められていない外部の配送機に配送を委託する処理手順を示すフローチャートである。
【0086】
図13において、配送管理サーバ1は、中継拠点4に搬送する荷物を配送できる受取人向け配送機5を探す(
図3のステップS30)。配送管理部11は、配送可能な受取人向け配送機5が存在するか否かを判定する(ステップS91)。配送可能な受取人向け配送機5が存在する場合、配送機指示部13は、その受取人向け配送機5を選定し中継拠点4に荷物の指示する(ステップS92)。配送可能な受取人向け配送機5が検出できない場合、配送機管理部11は、予め契約している外部の配送機に配送を依頼する(ステップS93)。外部の受取人向け配送機は、例えば、候補の受取人向け配送機にアプリが配布され、条件が提示されて、候補の中から指定される。配送管理サーバ1の配送ルート策定部14は、外部の配送機の事業者が配送依頼を受託した場合、通信部17により外部事業者の配送機に中継拠点から、指定配達時刻に配送対象物を受取先に配送するように配送ルートを指示する(ステップS94)。
【0087】
上述した実施例7は、実施例1と同様な効果を得ることができる他、配送可能な受取人向け配送機5が検出できない場合であっても、外部の配送機により、荷物を中継拠点4経由で配送可能となる。
1・・・配送管理サーバ、2・・・物流拠点、3・・・中継拠点向け配送機、4・・・中継拠点、5・・・受取人向け配送機、6・・・ルート指示装置、7・・・配送機指定画面、11・・・配送者管理部、12・・・荷物管理部、13・・・配送機指示部、14・・・配送ルート策定部、15・・・中継拠点管理部、16・・・中継配送管理部、17・・・配送管理サーバ用通信部、61・・・ルート管理部、62・・・積載荷物管理部、63・・・ルート指示装置用通信部、64・・・配送ルート情報表示部、100・・・宅配管理システム(配送管理システム)、600・・・配送先、601・・・到着時刻、602・・・配送する荷物の数、603・・・中継拠点4の位置、604・・・荷物受け取り予定時刻、605・・・受け取る荷物の数、606・・・配送ルート、607・・・中継拠点4までのルート、608・・・変更前の配送ルート、610・・・現在位置