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特開2024-179309情報処理システム、及び情報処理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024179309
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】情報処理システム、及び情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/07 20060101AFI20241219BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20241219BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20241219BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
G06F11/07 193
H04N1/00 127Z
H04N1/00 E
B41J29/38 401
B41J29/38 301
G06F11/07 140A
G06F11/07 140P
G06F3/12 334
G06F3/12 336
G06F3/12 310
G06F3/12 378
G06F3/12 385
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023098053
(22)【出願日】2023-06-14
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安井 雅洋
【テーマコード(参考)】
2C061
5B042
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061HJ08
2C061HN05
2C061HQ17
2C061HV32
5B042GA39
5B042JJ15
5B042KK02
5B042KK17
5C062AA05
5C062AA13
5C062AA32
5C062AA35
5C062AB22
5C062AB23
5C062AB38
5C062AB41
5C062AB43
5C062AB44
5C062AC02
5C062AC04
5C062AC05
5C062AC38
5C062AE01
5C062AF01
5C062AF02
5C062AF14
5C062AF15
(57)【要約】
【課題】情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できるようにする。
【解決手段】情報処理システムは、通信部と、プロセッサと、を備える情報処理システムであって、前記プロセッサは、他の情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と当該他の情報処理システムが通信できない場合において当該他の情報処理システムから、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部が受信すると、前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信部と、プロセッサと、を備える情報処理システムであって、
前記プロセッサは、
他の情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と当該他の情報処理システムが通信できない場合において当該他の情報処理システムから、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部が受信すると、
前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
情報処理システム。
【請求項2】
前記他の情報処理システムと前記装置との通信は、証明書の照合を必要とする通信であり、
前記他の情報処理システムと前記通信部との通信は、前記証明書の照合を必要としない通信である
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信すると、
前記解決依頼を前記通信部から前記装置へ送信し、
前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、
前記実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記実行指示と共に、前記実行指示を実行した実行結果を前記通信部へ送信する送信指示を、前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信した場合において、前記通信部が前記装置と通信できない場合に、前記通信部及び前記他の情報処理システムの前記通信部を含むネットワークに障害の可能性があることを通知部を通じてユーザへ通知する
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項6】
複数の前記障害の各々に対応する前記解決動作の情報一覧を有し、
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信すると、
前記解決依頼に係る障害に対応する前記解決動作を前記情報一覧から選択し、
当該解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信した場合において、前記解決依頼に係る障害に対応する前記解決動作が前記情報一覧に存在しない場合に、前記解決依頼を前記通信部から前記装置へ送信し、
前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、
前記実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、
前記実行指示に係る前記解決動作を前記情報一覧に登録し、前記実行指示を前記他の情報処理システムへ送信する
請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
通信部と、プロセッサと、を備える情報処理システムであって、
前記プロセッサは、
前記情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部から別の情報処理システムへ送信し、
前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部が前記別の情報処理システムから受信すると、前記解決動作を実行する
情報処理システム。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、複数の前記別の情報処理システムのうち、複数の前記障害の各々に対応する前記解決動作の情報一覧を有する別の情報処理システムへ前記通信部から前記解決依頼を送信し、
前記情報一覧から選択された解決動作を実行する実行指示を前記通信部が前記別の情報処理システムから受信すると、前記解決動作を実行する
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記プロセッサは、
ジョブの実行指示をユーザから受付可能であり、
前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部から別の情報処理システムへ送信すると共に、前記装置との通信を伴う前記ジョブは前記障害が解決するまで実行できないことを通知部を通じてユーザへ通知する
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記プロセッサは、
前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合において、ジョブの実行指示をユーザから受け付けると、
当該ジョブが、前記装置との通信を伴わないジョブである場合には、前記解決動作の実行前にジョブを実行し、
当該ジョブが、前記装置との通信を伴うジョブである場合には、前記解決動作の実行後にジョブを実行する
請求項9に記載の情報処理システム。
【請求項13】
コンピュータに、
他の情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と当該他の情報処理システムが通信できない場合において当該他の情報処理システムから、前記障害を解決する解決依頼を情報処理システムの通信部が受信すると、
前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
処理を実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、及び情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、情報処理装置が備える通信装置であって、自己の情報処理装置の状態を示す状態情報を生成する生成手段と、メッシュネットワークを介して互いに接続された他の情報処理装置との間で、自己および他の情報処理装置の前記状態情報を互いに送受信する送受信手段と、前記送受信手段によって取得した他の情報処理装置の前記状態情報を、前記生成手段が生成した自己の情報処理装置の前記状態情報とともに共有する共有手段と、複数のサーバ装置のいずれかからの要求を受けて、前記共有手段が共有する前記状態情報を、複数の前記サーバ装置に出力する出力手段と、を備えることを特徴とする通信装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6886791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信し、当該装置から障害を解決する解決動作を実行する実行指示を直接受信する方法にて、情報処理システムに発生した障害を解決する場合では、情報処理システムが当該装置と通信できないと、障害を解決することができない。
【0005】
本発明は、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様は、通信部と、プロセッサと、を備える情報処理システムであって、前記プロセッサは、他の情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と当該他の情報処理システムが通信できない場合において当該他の情報処理システムから、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部が受信すると、前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する。
【0007】
第2態様では、第1態様において、前記他の情報処理システムと前記装置との通信は、証明書の照合を必要とする通信であり、前記他の情報処理システムと前記通信部との通信は、前記証明書の照合を必要としない通信である。
【0008】
第3態様では、第1態様において、前記プロセッサは、前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信すると、前記解決依頼を前記通信部から前記装置へ送信し、前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、前記実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する。
【0009】
第4態様では、第3態様において、前記プロセッサは、前記実行指示と共に、前記実行指示を実行した実行結果を前記通信部へ送信する送信指示を、前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する。
【0010】
第5態様では、第3態様において、前記プロセッサは、前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信した場合において、前記通信部が前記装置と通信できない場合に、前記通信部及び前記他の情報処理システムの前記通信部を含むネットワークに障害の可能性があることを通知部を通じてユーザへ通知する。
【0011】
第6態様は、第1態様において、複数の前記障害の各々に対応する前記解決動作の情報一覧を有し、前記プロセッサは、前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信すると、前記解決依頼に係る障害に対応する前記解決動作を前記情報一覧から選択し、当該解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する。
【0012】
第7態様では、第6態様において、前記プロセッサは、前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信した場合において、前記解決依頼に係る障害に対応する前記解決動作が前記情報一覧に存在しない場合に、前記解決依頼を前記通信部から前記装置へ送信し、前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、前記実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する。
【0013】
第8態様では、第7態様において、前記プロセッサは、前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、前記実行指示に係る前記解決動作を前記情報一覧に登録し、前記実行指示を前記他の情報処理システムへ送信する。
【0014】
第9態様は、通信部と、プロセッサと、を備える情報処理システムであって、前記プロセッサは、前記情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部から別の情報処理システムへ送信し、前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部が前記別の情報処理システムから受信すると、前記解決動作を実行する。
【0015】
第10態様では、第9態様において、前記プロセッサは、前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、複数の前記別の情報処理システムのうち、複数の前記障害の各々に対応する前記解決動作の情報一覧を有する別の情報処理システムへ前記通信部から前記解決依頼を送信し、前記情報一覧から選択された解決動作を実行する実行指示を前記通信部が前記別の情報処理システムから受信すると、前記解決動作を実行する。
【0016】
第11態様では、第9態様において、前記プロセッサは、ジョブの実行指示をユーザから受付可能であり、前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部から別の情報処理システムへ送信すると共に、前記装置との通信を伴う前記ジョブは前記障害が解決するまで実行できないことを通知部を通じてユーザへ通知する。
【0017】
第12態様では、第9態様において、前記プロセッサは、前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合において、ジョブの実行指示をユーザから受け付けると、当該ジョブが、前記装置との通信を伴わないジョブである場合には、前記解決動作の実行前にジョブを実行し、当該ジョブが、前記装置との通信を伴うジョブである場合には、前記解決動作の実行後にジョブを実行する。
【0018】
第13態様は、コンピュータに、他の情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と当該他の情報処理システムが通信できない場合において当該他の情報処理システムから、前記障害を解決する解決依頼を情報処理システムの通信部が受信すると、前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する処理を実行させるための情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0019】
第1態様の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【0020】
第2態様の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と、証明書の照合不良により通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【0021】
第3態様の構成によれば、装置で生成された実行指示によって、他の情報処理システムの障害を解決できる。
【0022】
第4態様の構成によれば、情報処理システムが、他の情報処理システムでの実行指示を実行した実行結果を把握できる。
【0023】
第5態様の構成によれば、通信部及び他の情報処理システムの通信部を含むネットワークに障害の可能性があることをユーザに認知させることができる。
【0024】
第6態様の構成によれば、装置へ解決依頼を送信せずに、他の情報処理システムの障害を解決できる。
【0025】
第7態様の構成によれば、他の情報処理システムで発生した障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しない場合でも、他の情報処理システムの障害を解決できる。
【0026】
第8態様の構成によれば、他の情報処理システムで発生した障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しない状態が解消できる。
【0027】
第9態様の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【0028】
第10態様の構成によれば、装置へ解決依頼を送信せずに、情報処理システムの障害を解決できる。
【0029】
第11態様の構成によれば、装置との通信を伴うジョブは、障害が解決するまで実行できないことをユーザに認知させることができる。
【0030】
第12態様の構成によれば、全てのジョブを解決動作の実行後に実行する場合に比べ、ジョブの実行完了を早めることができる。
【0031】
第13態様の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本実施形態に係る実行システムを示す概略図である。
図2】本実施形態に係る第一複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係る第一複合機の制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図4】本実施形態に係る第二複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図5】本実施形態に係る第二複合機の制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図6】本実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図7】本実施形態に係るサーバ装置の制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図8】本実施形態に係る障害解決処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9】本実施形態に係る第一複合機から第二複合機へ送信される通信障害の内容を示す情報一覧の一例を示す図である。
図10】本実施形態に係るサーバ装置から第二複合機へ送信される実行指示の内容を示す情報一覧の一例を示す図である。
図11】変形例に係る障害解決処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
【0034】
<実行システム10>
まず、本実施形態に係る実行システム10を説明する。図1は、本実施形態に係る実行システム10を示す概略図である。
【0035】
実行システム10は、予め定められた処理としての、後述の障害解決処理を含む情報処理を実行するシステムであって、図1に示されるように、第一複合機11と、複数の第二複合機12と、サーバ装置13と、を備えている。すなわち、実行システム10は、複数(具体的には、3以上)の複合機(具体的には、第一複合機11及び第二複合機12)と、サーバ装置13と、を備えている。第一複合機11、複数の第二複合機12、及びサーバ装置13は、ネットワークによって相互に通信可能とされている。
【0036】
<第一複合機11>
第一複合機11は、情報を処理する情報処理システムの一例であり、情報を処理する情報処理装置ともいえる。なお、第二複合機12を情報処理システムの一例とした場合には、第一複合機11は、他の情報処理システムの一例と把握可能である。
【0037】
この第一複合機11は、コピー、プリント、スキャン及びファクシミリ等の処理を実行可能な装置である。具体的には、第一複合機11は、図2に示されるように、制御装置20と、画像読取部31と、画像形成部32と、通信部33と、入力部34と、表示部35と、を備えている。
【0038】
画像読取部31は、原稿の画像を読み取る構成部(例えば、スキャナ)である。画像読取部31は、原稿の画像を光学的に読み取って、デジタル信号に変換することで、画像データを生成する。なお、画像には、文字が含まれる。
【0039】
画像形成部32は、用紙等の記録媒体に画像を形成する構成部である。画像形成部32は、例えば、帯電、露光、現像、転写及び定着の各工程を行う電子写真方式によって、記録媒体に画像を形成する。なお、画像形成部32は、インクジェット方式等の他の方式によって、記録媒体に画像を形成してもよい。
【0040】
通信部33は、複数の第二複合機12、サーバ装置13、及び他の複合機等の他の機器と通信するための構成部である。具体的には、通信部33は、有線、無線、インターネット、イントラネット、及び、電話回線等の公衆回線などの通信手段の利用により、他の機器と通信する。なお、通信手段としては、音声、光、振動、画像等を用いた通信手段であってもよい。
【0041】
本実施形態では、通信部33は、例えば、サーバ装置13に対して、いずれの端末もが接続可能なネットワーク(例えば、インターネット)を通じて通信する。通信部33とサーバ装置13(具体的には、後述の通信部333)との通信は、証明書の照合を必要とする通信とされる。
【0042】
また、通信部33は、第二複合機12に対して、例えば、特定の端末が接続可能な閉じられたネットワーク19(例えばLAN等のローカルネットワーク)を通じて通信する。通信部33と第二複合機12(具体的には、後述の通信部233)との通信は、証明書の照合を必要としない通信とされる。
【0043】
第一複合機11では、例えば、画像読取部31が原稿の画像を読み取って画像データを生成することで、スキャン処理が実行される。また、第一複合機11では、例えば、画像読取部31での原稿の画像の読み取りによって生成された画像データを、他の複合機等の他の機器へ送信することで、ファクシミリ処理が実行される。
【0044】
また、第一複合機11では、例えば、画像読取部31での原稿の画像の読み取りによって生成された画像データに基づき、画像形成部32が用紙等の記録媒体に画像を形成することで、コピー処理が実行される。また、第一複合機11では、例えば、パーソナルコンピュータ及びスマートフォン等の端末、及びUSBメモリ等の記憶媒体などから取得した画像データに基づき、画像形成部32が用紙等の記録媒体に画像を形成することで、プリント処理が実行される。
【0045】
入力部34は、ユーザによる指示が入力される構成部である。具体的には、入力部34は、例えば、ユーザによって入力操作がなされる入力キー(例えば、キーボード及び操作ボタン等)及びタッチパネル等で構成される。
【0046】
ユーザによる指示としては、コピー、プリント、スキャン及びファクシミリ等の処理に係るジョブを第一複合機11に実行させる実行指示などがある。ジョブとは、ユーザによる一回の指示によって実行される動作の処理単位をいう。
【0047】
表示部35は、通知部の一例であり、ユーザへ提示する提示情報を表示することで、ユーザへ提示情報を通知する。この表示部35は、一例として、液晶ディスプレイ及び有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどで構成される。
【0048】
なお、表示部35が、入力部34として機能してもよい。この場合では、当該入力部は、一例として、抵抗膜方式及び静電容量方式などのタッチパネルで構成され、ユーザの接触操作により、ユーザによる指示が入力される。
【0049】
制御装置20は、第一複合機11の各部を制御する装置である。この制御装置20は、コンピュータとしての機能を備え、図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)21と、ROM(Read Only Memory)22と、RAM(Random Access Memory)23と、ストレージ24と、を有している。CPU21、ROM22、RAM23、及びストレージ24の各々は、バス29により相互に接続されている。
【0050】
CPU21は、中央演算処理ユニットであり、障害解決プログラムなどの情報処理プログラムを含む各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。ROM22は、情報処理プログラムを含む各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM23は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ24は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の記憶媒体により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。なお、情報処理プログラムは、ストレージ24に記憶されていてもよい。
【0051】
制御装置20では、CPU21が、ROM22又はストレージ24から情報処理プログラムを含む各種プログラムを読み出し、RAM23を作業領域としてプログラムを実行する。CPU21が情報処理プログラムを実行することにより、第一複合機11の各部を制御する各種の機能を実現する。以下、ハードウェア資源としてのCPU21とソフトウェア資源としての情報処理プログラムの協働によって実現される機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る制御装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。
【0052】
制御装置20において、CPU21は、情報処理プログラムを実行することにより、図3に示されるように、受付部41、第一判定部42、送信部43、第一実行部44、第二判定部45、第二実行部46、及び通知部47として機能する。
【0053】
CPU21は、ジョブの実行指示をユーザから受付可能とされており、受付部41が、ジョブの実行指示を、入力部34を通じてユーザから受け付ける。
【0054】
第一判定部42は、第一複合機11が障害を解決する際に優先的に通信する装置であるサーバ装置13(具体的には、通信部333)と、通信部33が通信できるか否かを判定する。
【0055】
送信部43は、第一判定部42がサーバ装置13と通信部33が通信できないと判定した場合に、障害(具体的には、通信できない原因となる障害(以下、通信障害という))を解決する解決依頼と、通信障害の内容と、を通信部33から第二複合機12(具体的には、通信部233)へ送信する。
【0056】
第一実行部44は、通信部33が、障害を解決する解決動作を実行する実行指示を通信部33が第二複合機12から受信すると、当該解決動作を実行する。
【0057】
第二判定部45は、第一判定部42がサーバ装置13と通信部33が通信できないと判定した場合において、受付部41がジョブの実行指示をユーザから受け付けると、当該ジョブが、サーバ装置13との通信を伴うジョブであるか否かを判定する。
【0058】
第二実行部46は、第二判定部45が、当該ジョブがサーバ装置13との通信を伴わないジョブであると判定した場合に、解決動作の実行前にジョブを実行する。一方、第二判定部45が、当該ジョブがサーバ装置13との通信を伴うジョブであると判定した場合では、第二実行部46は、解決動作の実行後にジョブを実行する。
【0059】
通知部47は、第二判定部45が、当該ジョブがサーバ装置13との通信を伴うジョブであると判定した場合に、当該ジョブは、障害が解決するまで実行できないことを、表示部35を通じてユーザへ通知する。
【0060】
<第二複合機12>
第二複合機12は、情報を処理する情報処理システムの一例であり、情報を処理する情報処理装置ともいえる。なお、第一複合機11を情報処理システムの一例とした場合には、第二複合機12は、別の情報処理システムの一例と把握可能である。
【0061】
この第二複合機12は、第一複合機11と同様に構成されており、コピー、プリント、スキャン及びファクシミリ等の処理を実行可能な装置である。以下では、第二複合機12において、第一複合機11と異なる部分について説明し、同様の部分について、適宜、説明を省略する。
【0062】
第二複合機12は、具体的には、図4に示されるように、制御装置220と、画像読取部231と、画像形成部232と、通信部233と、入力部234と、表示部235と、を備えている。
【0063】
制御装置220は、コンピュータとしての機能を備え、図4に示されるように、CPU(Central Processing Unit)221と、ROM(Read Only Memory)222と、RAM(Random Access Memory)223と、ストレージ224と、を有している。CPU221、ROM222、RAM223、及びストレージ224の各々は、バス219により相互に接続されている。
【0064】
第二複合機12における制御装置220、画像読取部231、画像形成部232、通信部233、入力部234、表示部235、CPU221、ROM222、RAM223、ストレージ224、及びバス219は、第一複合機11における制御装置20、画像読取部31、画像形成部32、通信部33、入力部34、表示部35、CPU21、ROM22、RAM23、ストレージ24、及びバス29と同様に構成されている。
【0065】
制御装置220において、CPU221は、情報処理プログラムを実行することにより、図5に示されるように、判定部51、第一送信部52、通知部53、及び第二送信部54として機能する。
【0066】
判定部51は、サーバ装置13と第一複合機11が通信できない場合において、第一複合機11から通信障害を解決する解決依頼及び通信障害の内容を通信部233が受信した場合において、通信部233がサーバ装置13(具体的には、通信部333)と通信できるか否かを判定する。
【0067】
第一送信部52は、判定部51が、通信部233がサーバ装置13と通信できると判定した場合に、当該解決依頼及び通信障害の内容を通信部233からサーバ装置13へ送信する。
【0068】
すなわち、第一送信部52は、通信部233がサーバ装置13と通信できる場合において、第一複合機11から当該解決依頼を通信部233が受信すると、当該解決依頼及び障害の内容を通信部233からサーバ装置13へ送信する。
【0069】
通知部53は、判定部51が、第二複合機12の通信部233がサーバ装置13と通信できないと判定した場合に、通信部233及び第一複合機11の通信部33を含むネットワークに障害の可能性があることを、第二複合機12の表示部235及び第一複合機11の表示部35の少なくとも一方を通じてユーザへ通知する。
【0070】
第二送信部54は、通信部233が、サーバ装置13から当該実行指示を受信すると、当該実行指示を通信部233から第一複合機11へ送信する。具体的には、第二送信部54は、当該実行指示を第一複合機11へ送信する際に、当該実行指示と共に、実行指示を実行した実行結果を通信部233へ送信する送信指示を、通信部233から第一複合機11へ送信する。
【0071】
<サーバ装置13>
サーバ装置13は、第一複合機11が障害を解決する際に優先的に通信する装置の一例であり、情報を処理する情報処理装置ともいえる。サーバ装置13は、具体的には、図6に示されるように、制御装置320と、通信部333と、入力部334と、表示部335と、を備えている。
【0072】
制御装置320は、コンピュータとしての機能を備え、図6に示されるように、CPU(Central Processing Unit)321と、ROM(Read Only Memory)322と、RAM(Random Access Memory)323と、ストレージ324と、を有している。CPU321、ROM322、RAM323、及びストレージ324の各々は、バス319により相互に接続されている。
【0073】
サーバ装置13における制御装置320、通信部333、入力部334、表示部335、CPU321、ROM322、RAM323、ストレージ324、及びバス319は、第一複合機11における制御装置20、通信部33、入力部34、表示部35、CPU21、ROM22、RAM23、ストレージ24、及びバス29と同様に構成されている。
【0074】
本実施形態では、サーバ装置13は、第一複合機11及び複数の第二複合機12の各々を管理する管理サーバとしての機能を有している。サーバ装置13では、CPU321は、通信部333を通じて、第一複合機11及び複数の第二複合機12の各々から、各複合機の各種情報(例えば、ファームウェア等の各種ソフトウェア、消耗品の残量、部品の交換時期、及びエラー発生の有無)を取得可能とされている。さらに、CPU321は、各複合機の各種情報に基づき、各複合機に対して予め定められた処理(例えば、各種ソフトウェアのアップデート、消耗品及び部品の手配、及びエラーを解消する動作の実行指示)を実行する。
【0075】
さらに、制御装置320において、CPU321は、情報処理プログラムを実行することにより、図7に示されるように、生成部71、及び送信部72として機能する。
【0076】
生成部71は、第二複合機12から、通信障害を解決する解決依頼、及び通信障害の内容を通信部233が受信すると、通信障害を解決する解決動作の実行指示と、当該実行指示を実行した実行結果を通信部233、333へ送信する送信指示と、を生成する。
【0077】
送信部72は、生成部71が生成した実行指示及び送信指示を、通信部333から第二複合機12(具体的には、通信部233)へ送信する。
【0078】
<実行システム10における障害解決処理>
次に、実行システム10において実行される障害解決処理について説明する。図8は、本実施形態の障害解決処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0079】
実行システム10では、第一複合機11において、通信部33がサーバ装置13(具体的には通信部333)と通信できるか否かを、CPU21が判定し、当該通信部33が通信部333と通信できないとCPU21が判定した場合に障害解決処理を実行する。
【0080】
本実施形態では、第一複合機11のCPU21がROM22又はストレージ24から障害解決プログラムを読み出し、第二複合機12のCPU221がROM222又はストレージ224から障害解決プログラムを読み出し、サーバ装置13のCPU321がROM322又はストレージ324から障害解決プログラムを読み出し、CPU21、221、321が協働して障害解決プログラムを実行することによって、障害解決処理が実行される。
【0081】
CPU21は、図8に示されるように、本障害解決処理を開始すると、ジョブの実行指示を受け付けているか否かを判定する(ステップS101)。
【0082】
CPU21は、ジョブの実行指示を受け付けていないと判定した場合に(ステップS101:NO)、ステップS105に移行し、ジョブの実行指示を受け付けていると判定した場合に(ステップS101:YES)、当該ジョブが、サーバ装置13との通信を伴うジョブであるか否かを判定する(ステップS102)。
【0083】
CPU21は、当該ジョブがサーバ装置13との通信を伴わないジョブであると判定した場合に(ステップS102:NO)、当該ジョブを実行し(ステップS103)、ステップS105へ移行する。
【0084】
一方、CPU21は、当該ジョブがサーバ装置13との通信を伴うジョブであると判定した場合に(ステップS102:YES)、当該ジョブは、通信障害が解決するまで実行できないことを、表示部35を通じてユーザへ通知し(ステップS104)、ステップS105へ移行する。
【0085】
CPU21は、ステップS105において、通信障害を解決する解決依頼、及び通信障害の内容を、通信部33から第二複合機12(具体的には、通信部233)へ送信する。これにより、第二複合機12では、通信部233が、第一複合機11から解決依頼、及び通信障害の内容を受信する(ステップS201)。
【0086】
第二複合機12へ送信される通信障害の内容を示す情報としては、図9に示されるように、通信障害が発生した発生機器(図9におけるエラー発生機器)の識別情報、通信障害の内容(図9におけるエラーID)、及び、通信障害が発生した日時(図9におけるエラー発生日時)が挙げられる。
【0087】
CPU221は、第一複合機11から解決依頼、及び通信障害の内容を通信部233が受信すると、通信部233がサーバ装置13(具体的には、通信部333)と通信できるか否かを判定する(ステップS202)。
【0088】
CPU221は、通信部233が通信部333と通信できると判定した場合に(ステップS202:YES)、ステップS203へ移行し、通信部233が通信部333と通信できないと判定した場合に(ステップS202:NO)、ステップS204へ移行する。
【0089】
ステップS204において、CPU221は、通信部33のサーバ装置13(具体的には、通信部333)に対する通信障害と、通信部233のサーバ装置13(具体的には、通信部333)に対する通信障害とが、同じ障害である否かを判定する。
【0090】
CPU221は、通信部33の通信部333に対する通信障害と、通信部233の通信部333に対する通信障害とが、異なる障害であると判定した場合に(ステップS204:NO)、他の第二複合機12へ解決依頼を行うように、第一複合機11へ通知する(ステップS205)。
【0091】
第一複合機11では、CPU21は、通信部33が当該通知を受信すると(ステップS106)、ステップS105へ戻って、他の複合機(すなわち、他の第二複合機12)に対して、解決依頼、及び通信障害の内容を、通信部33から第二複合機12(具体的には、通信部233)へ送信する。
【0092】
CPU221が、ステップS204において、通信部33のサーバ装置13(具体的には、通信部333)に対する通信障害と、通信部233のサーバ装置13(具体的には、通信部333)に対する通信障害とが、同じ障害であると判定した場合には(ステップS204:YES)、第二複合機12の通信部233及び第一複合機11の通信部233を含むネットワークに障害の可能性があることを、第一複合機11へ通知する(ステップS206)。
【0093】
第一複合機11では、CPU21は、通信部33が当該通知を受信すると(ステップS107)、第一複合機11の表示部35を通じてユーザへ当該通知を行う(ステップS108)。なお、表示部35における通知に替えて、又は加えて、当該通知を、第二複合機12の表示部35を通じて、ユーザへ行ってもよい。また、表示部35は、ユーザが第一複合機11に対して操作(例えば、入力部34への入力操作など)を行った際に、当該通知を表示してよい。
【0094】
ステップS203において、CPU221は、通信障害を解決する解決依頼、及び通信障害の内容を、通信部233からサーバ装置13(具体的には、通信部333)へ送信する。
【0095】
これにより、サーバ装置13では、通信部333が、第二複合機12から解決依頼、及び通信障害の内容を受信する(ステップS301)。CPU321は、第二複合機12から解決依頼、及び通信障害の内容を通信部233が受信すると、通信障害を解決する解決動作の実行指示と、当該実行指示を実行した実行結果を通信部233、333へ送信する送信指示と、を生成する(ステップS302)。
【0096】
解決動作は、通信障害を生じた第一複合機11が、自身をサーバ装置13と通信ができる状態に復帰させる動作である。解決動作としては、例えば、再起動する再起動動作、通信に必要な証明書を取得する取得動作、及び設定を変更する変更動作などが挙げられる。
【0097】
本実施形態では、例えば、エンジニア等の指示者が通信障害の内容に応じて入力部334を通じて入力した実行指示及び送信指示に基づいて、CPU321が実行指示及び送信指示を生成してもよい。
【0098】
また、ストレージ324が、複数の通信障害の各々に対応する解決動作の情報一覧を予め有し、CPU321が、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作を情報一覧から選択して、実行指示及び送信指示を生成してもよい。
【0099】
第二複合機12へ送信される実行指示の内容を示す情報としては、図10に示されるように、指示発行元、指示対象、及び指示内容が挙げられる。なお、図10には、指示発行元がサーバ装置13とされ、指示対象が第一複合機11とされ、指示内容が再起動とされた例が示されている。
【0100】
次に、CPU321は、当該解決動作の実行指示及び当該送信指示を、通信部333から第二複合機12(具体的には、通信部233)へ送信する(ステップS303)。
【0101】
これにより、第二複合機12では、通信部233が、サーバ装置13から当該解決動作の実行指示及び送信指示を受信する(ステップS207)。CPU221はサーバ装置13から当該解決動作の実行指示を受信すると、当該解決動作の実行指示及び送信指示を、通信部233から第一複合機11(具体的には、通信部33)へ送信する(ステップS208)。
【0102】
これにより、第一複合機11では、通信部33が、第二複合機12から当該解決動作の実行指示及び送信指示を受信する(ステップS109)。CPU21は第二複合機12から当該解決動作の実行指示を受信すると、当該解決動作を実行する(ステップS110)。
【0103】
CPU21は、当該解決動作を実行した実行結果を通信部33から第二複合機12(具体的には、通信部233)及びサーバ装置13(具体的には、通信部333)へ送信する(ステップS111)。
【0104】
これにより、第二複合機12では、通信部233が、第一複合機11から当該実行結果を受信し(ステップS208)、サーバ装置13では、通信部333が、第一複合機11から当該実行結果を受信する(ステップS304)。実行結果とは、具体的には、例えば、通信部33が、通信部333と通信可能となったことを示す結果である。
【0105】
さらに、CPU21は、サーバ装置13との通信を伴うジョブを受け付けている場合において、当該ジョブを実行する(ステップS112)。なお、ジョブを受け付けていない場合、及び、サーバ装置13との通信を伴わないジョブを受け付けている場合には、ステップS112を実行せずに、障害解決処理を終了する。以上のように、本実施形態では、障害解決処理が実行される。
【0106】
<障害解決処理における作用>
本実施形態では、前述のように、CPU221は、サーバ装置13と第一複合機11が通信できない場合において、第一複合機11から通信障害を解決する解決依頼を通信部233が受信すると(ステップS201)、通信部233がサーバ装置13と通信できる場合に(ステップS202:YES)、当該解決依頼を通信部233からサーバ装置13へ送信する(ステップS203)。
【0107】
そして、通信部233がサーバ装置13から当該解決動作の実行指示を受信する(ステップS207)と、当該解決動作の実行指示を、通信部233から第一複合機11へ送信する(ステップS208)。
【0108】
これにより、第一複合機11において、通信障害を解決する際に、通信部33がサーバ装置13と通信できない場合でも、第一複合機11に発生した通信障害を解決可能となる。また、本実施形態では、サーバ装置13で生成された実行指示によって、第一複合機11の通信障害が解決可能となる。
【0109】
この結果、通信障害によってサーバ装置13と通信ができない第一複合機11における当該通信障害を、エンジニアが第一複合機11の設置場所へ訪問せずに、通信障害を解決可能となる。
【0110】
また、本実施形態では、第一複合機11(具体的には、通信部33)とサーバ装置13(具体的には、通信部333)との通信は、証明書の照合を必要とする通信とされる。また、第一複合機11(具体的には、通信部33)通信部33と第二複合機12(具体的には、通信部233)との通信は、証明書の照合を必要としない通信とされる。
【0111】
したがって、本実施形態によれば、第一複合機11において、通信障害を解決する際に、通信部33が証明書の照合不良によりサーバ装置13と通信できない場合でも、第一複合機11に発生した通信障害を解決可能となる。
【0112】
また、本実施形態では、CPU221はサーバ装置13から当該解決動作の実行指示を受信すると、当該解決動作の実行指示及び送信指示を、通信部233から第一複合機11(具体的には、通信部33)へ送信する(ステップS208)。
【0113】
このため、第二複合機12及びサーバ装置13が、第一複合機11での実行指示を実行した実行結果を把握可能となる。
【0114】
また、本実施形態では、CPU221は、第一複合機11から解決依頼を通信部233が受信した場合において(ステップS201)、通信部233がサーバ装置13と通信できない場合であって(ステップS202:NO)、通信部33のサーバ装置13に対する通信障害と、通信部233のサーバ装置13に対する通信障害とが、同じ障害である場合に(ステップS204:YES)、第二複合機12の通信部233及び第一複合機11の通信部233を含むネットワークに障害の可能性があることを、第一複合機11へ通知する(ステップS206)。第一複合機11では、CPU21は、通信部33が当該通知を受信すると(ステップS107)、第一複合機11の表示部35を通じてユーザへ当該通知を行う(ステップS108)。
【0115】
これにより、通信部33及び通信部233を含むネットワークに障害の可能性があることをユーザに認知させることが可能となる。
【0116】
また、本実施形態では、CPU21は、サーバ装置13と通信部33が通信できない場合に、サーバ装置13との通信を伴うジョブは通信障害が解決するまで実行できないことを、表示部35を通じてユーザへ通知する(ステップS104)。
【0117】
このため、サーバ装置13との通信を伴うジョブは、通信障害が解決するまで実行できないことをユーザに認知させることが可能となる。
【0118】
また、本実施形態では、CPU21は、実行指示を受け付けたジョブが、サーバ装置13との通信を伴わないジョブである場合に、通信障害を解決する解決動作の実行前にジョブを実行する。一方、実行指示を受け付けたジョブがサーバ装置13との通信を伴うジョブである場合では、CPU21は、通信障害を解決する解決動作の実行後にジョブを実行する。
【0119】
このため、全てのジョブを解決動作の実行後に実行する場合に比べ、ジョブの実行完了を早められる。
【0120】
<実行システム10における障害解決処理の変形例>
次に、実行システム10において実行される障害解決処理の変形例(以下、第二障害解決処理という)について説明する。図11は、第二障害解決処理の流れの一例を示すフローチャートである。以下では、図8に示される障害解決処理(以下、第一障害解決処理という)の流れと異なる部分について説明し、第一障害解決処理の流れと同様の部分については、説明を適宜省略する。
【0121】
第二障害解決処理を実行する実行システム10では、複数の第二複合機12を代表する親機となる第二複合機12において、ストレージ224が、複数の通信障害の各々に対応する解決動作の情報一覧を有している。
【0122】
実行システム10では、第一障害解決処理の場合と同様に、第一複合機11において、通信部33がサーバ装置13(具体的には通信部333)と通信できるか否かを、CPU21が判定し、当該通信部33が通信部333と通信できないとCPU21が判定した場合に、第二障害解決処理を実行する。
【0123】
CPU21は、ステップS105において、複数の第二複合機12のうち、複数の通信障害の各々に対応する解決動作の情報一覧を有する第二複合機12へ通信部33から解決依頼を送信する。
【0124】
CPU221は、第一複合機11から解決依頼、及び通信障害の内容を通信部233が受信すると、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作が情報一覧に存在するか否かを判定する(ステップS231)。
【0125】
CPU221が、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作が情報一覧に存在すると判定した場合には(ステップS231:YES)、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作を情報一覧から選択し(ステップS232)、当該解決動作を実行する実行指示を通信部33から第一複合機11へ送信する(ステップS208)。これにより、第一複合機11では、通信部33が、第二複合機12から、情報一覧から選択された解決動作を実行する実行指示及び送信指示を受信する(ステップS109)。
【0126】
一方、CPU221は、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しないと判定した場合には(ステップS231:NO)、通信部233がサーバ装置13(具体的には、通信部333)と通信できるか否かを判定する(ステップS202)。
【0127】
また、CPU221は、ステップS207において、サーバ装置13から実行指示を通信部233が受信すると、実行指示に係る解決動作を前記情報一覧に登録し(ステップS233)、当該解決動作を実行する実行指示を通信部33から第一複合機11へ送信する(ステップS208)。
【0128】
<第二障害解決処理における作用>
第二障害解決処理では、前述のように、CPU221は、第一複合機11から解決依頼、及び通信障害の内容を通信部233が受信すると、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作が情報一覧に存在する場合に(ステップS231:YES)、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作を情報一覧から選択し(ステップS232)、当該解決動作を実行する実行指示を通信部33から第一複合機11へ送信する(ステップS208)。
【0129】
このため、第二複合機12からサーバ装置13へ解決依頼を送信せずに、第一複合機11の障害を解決可能となる。
【0130】
また、第二障害解決処理では、前述のように、CPU221は、解決依頼に係る通信障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しない場合には、(ステップS231:NO)通信部233がサーバ装置13(具体的には、通信部333)と通信可能である場合に、当該解決依頼を通信部233からサーバ装置13へ送信する(ステップS203)。
【0131】
そして、通信部233がサーバ装置13から当該解決動作の実行指示を受信する(ステップS207)と、当該解決動作の実行指示を、通信部233から第一複合機11へ送信する(ステップS208)。
【0132】
これにより、第一複合機11で発生した通信障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しない場合でも、第一複合機11の通信障害を解決可能となる。
【0133】
また、第二障害解決処理では、前述のように、CPU221は、ステップS207において、サーバ装置13から実行指示を通信部233が受信すると、実行指示に係る解決動作を前記情報一覧に登録し(ステップS233)、当該解決動作を実行する実行指示を通信部33から第一複合機11へ送信する(ステップS208)。
【0134】
このため、第一複合機11で発生した通信障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しない状態が解消される。
【0135】
<変形例>
本実施形態では、情報処理システムの一例として複合機(具体的には、第一複合機11及び第二複合機12)を用いたが、これに限られない。情報処理システムの一例としては、例えば、プリント処理のみを実行するプリンターなどであってもよく、複合機以外の画像形成装置を用いてもよい。また、情報処理システムの一例としては、画像形成装置に限られず、ユーザの指示により、予め定められた処理に係るジョブを実行する装置を用いることが可能である。
【0136】
また、本実施形態では、第一複合機11が障害を解決する際に優先的に通信する装置の一例として、サーバ装置13を用いたが、これに限られない。当該装置としては、複合機等の画像形成装置、パーソナルコンピュータ、及びスマートフォン等の端末等であってもよく、通信可能な装置であればよい。
【0137】
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
【0138】
また、上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば、前述のCPU等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
【0139】
また、上記実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【0140】
また、本実施形態では、実行システムは、複数の装置によって構成されたものとして記載したが、単一の装置によって構成されたものであってもよい。また、本実施形態では、情報処理システムは、単一の装置によって構成されたものとして記載したが、複数の装置によって構成されたものであってもよい。すなわち、本実施形態における「システム」としては、複数の装置によって構成されたものであってもよいし、単一の装置によって構成されたものであってもよい。
【0141】
<付記>
(((1)))
通信部と、プロセッサと、を備える情報処理システムであって、
前記プロセッサは、
他の情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と当該他の情報処理システムが通信できない場合において当該他の情報処理システムから、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部が受信すると、
前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
情報処理システム。
【0142】
(((2)))
前記他の情報処理システムと前記装置との通信は、証明書の照合を必要とする通信であり、
前記他の情報処理システムと前記通信部との通信は、前記証明書の照合を必要としない通信である
(((1)))に記載の情報処理システム。
【0143】
(((3)))
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信すると、
前記解決依頼を前記通信部から前記装置へ送信し、
前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、
前記実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
(((1)))又は(((2)))に記載の情報処理システム。
【0144】
(((4)))
前記プロセッサは、
前記実行指示と共に、前記実行指示を実行した実行結果を前記通信部へ送信する送信指示を、前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
(((3)))に記載の情報処理システム。
【0145】
(((5)))
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信した場合において、前記通信部が前記装置と通信できない場合に、前記通信部及び前記他の情報処理システムの前記通信部を含むネットワークに障害の可能性があることを通知部を通じてユーザへ通知する
(((3)))又は(((4)))に記載の情報処理システム。
【0146】
(((6)))
複数の前記障害の各々に対応する前記解決動作の情報一覧を有し、
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信すると、
前記解決依頼に係る障害に対応する前記解決動作を前記情報一覧から選択し、
当該解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
(((1)))~(((5)))のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【0147】
(((7)))
前記プロセッサは、
前記他の情報処理システムから前記解決依頼を前記通信部が受信した場合において、前記解決依頼に係る障害に対応する前記解決動作が前記情報一覧に存在しない場合に、前記解決依頼を前記通信部から前記装置へ送信し、
前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、
前記実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
(((6)))に記載の情報処理システム。
【0148】
(((8)))
前記プロセッサは、
前記装置から前記実行指示を前記通信部が受信すると、
前記実行指示に係る前記解決動作を前記情報一覧に登録し、前記実行指示を前記他の情報処理システムへ送信する
(((7)))に記載の情報処理システム。
【0149】
(((9)))
通信部と、プロセッサと、を備える情報処理システムであって、
前記プロセッサは、
前記情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部から別の情報処理システムへ送信し、
前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部が前記別の情報処理システムから受信すると、前記解決動作を実行する
情報処理システム。
【0150】
(((10)))
前記プロセッサは、
前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、複数の前記別の情報処理システムのうち、複数の前記障害の各々に対応する前記解決動作の情報一覧を有する別の情報処理システムへ前記通信部から前記解決依頼を送信し、
前記情報一覧から選択された解決動作を実行する実行指示を前記通信部が前記別の情報処理システムから受信すると、前記解決動作を実行する
(((9)))に記載の情報処理システム。
【0151】
(((11)))
前記プロセッサは、
ジョブの実行指示をユーザから受付可能であり、
前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合に、前記障害を解決する解決依頼を前記通信部から別の情報処理システムへ送信すると共に、前記装置との通信を伴う前記ジョブは前記障害が解決するまで実行できないことを通知部を通じてユーザへ通知する
(((9)))又は(((10)))に記載の情報処理システム。
【0152】
(((12)))
前記プロセッサは、
前記情報処理システムの障害を解決する際に優先的に通信する装置と前記通信部が通信できない場合において、ジョブの実行指示をユーザから受け付けると、
当該ジョブが、前記装置との通信を伴わないジョブである場合には、前記解決動作の実行前にジョブを実行し、
当該ジョブが、前記装置との通信を伴うジョブである場合には、前記解決動作の実行後にジョブを実行する
(((9)))~(((11)))のいずれか1つに記載の情報処理システム。
【0153】
(((13)))
コンピュータに、
他の情報処理システムが障害を解決する際に優先的に通信する装置と当該他の情報処理システムが通信できない場合において当該他の情報処理システムから、前記障害を解決する解決依頼を情報処理システムの通信部が受信すると、
前記障害を解決する解決動作を実行する実行指示を前記通信部から前記他の情報処理システムへ送信する
処理を実行させるための情報処理プログラム。
【0154】
(((1)))の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【0155】
(((2)))の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と、証明書の照合不良により通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【0156】
(((3)))の構成によれば、装置で生成された実行指示によって、他の情報処理システムの障害を解決できる。
【0157】
(((4)))の構成によれば、情報処理システムが、他の情報処理システムでの実行指示を実行した実行結果を把握できる。
【0158】
(((5)))の構成によれば、通信部及び他の情報処理システムの通信部を含むネットワークに障害の可能性があることをユーザに認知させることができる。
【0159】
(((6)))の構成によれば、装置へ解決依頼を送信せずに、他の情報処理システムの障害を解決できる。
【0160】
(((7)))の構成によれば、他の情報処理システムで発生した障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しない場合でも、他の情報処理システムの障害を解決できる。
【0161】
(((8)))の構成によれば、他の情報処理システムで発生した障害に対応する解決動作が情報一覧に存在しない状態が解消できる。
【0162】
(((9)))の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【0163】
(((10)))の構成によれば、装置へ解決依頼を送信せずに、情報処理システムの障害を解決できる。
【0164】
(((11)))の構成によれば、装置との通信を伴うジョブは、障害が解決するまで実行できないことをユーザに認知させることができる。
【0165】
(((12)))の構成によれば、全てのジョブを解決動作の実行後に実行する場合に比べ、ジョブの実行完了を早めることができる。
【0166】
(((13)))の構成によれば、情報処理システムが、障害を解決する際に優先的に通信する装置と通信できない場合でも、情報処理システムに発生した障害が解決できる。
【符号の説明】
【0167】
10 実行システム
11 第一複合機(情報処理システムの一例、他の情報処理システムの一例)
12 第二複合機(情報処理システムの一例、別の情報処理システムの一例)
13 サーバ装置
19 ネットワーク
20、220、320 制御装置
21、221、321 CPU(プロセッサの一例)
22、222、322 ROM
23、223、323 RAM
24、224、324 ストレージ
29、219、319 バス
31、231 画像読取部
32、232 画像形成部
33、233、333 通信部
34、234、334 入力部
35、235、335 表示部
41 受付部
42 第一判定部
43 送信部
44 第一実行部
45 第二判定部
46 第二実行部
47 通知部
51 判定部
52 第一送信部
53 通知部
54 第二送信部
71 生成部
72 送信部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11