(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024179387
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
B41J 29/38 20060101AFI20241219BHJP
B41J 29/00 20060101ALI20241219BHJP
G03G 21/00 20060101ALI20241219BHJP
G03G 15/00 20060101ALI20241219BHJP
G03G 21/16 20060101ALI20241219BHJP
G06F 1/3231 20190101ALI20241219BHJP
G06F 1/3287 20190101ALI20241219BHJP
【FI】
B41J29/38 104
B41J29/00 T
B41J29/00 U
G03G21/00 398
G03G15/00 680
G03G21/16 161
G06F1/3231
G06F1/3287
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023098200
(22)【出願日】2023-06-15
(71)【出願人】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100114971
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 修
(72)【発明者】
【氏名】宮▲崎▼ 正
【テーマコード(参考)】
2C061
2H171
2H270
5B011
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061BB10
2C061BB15
2C061CQ04
2C061CQ24
2C061HH11
2C061HJ07
2C061HK11
2C061HT04
2C061HT05
2C061HT08
2H171FA01
2H171FA04
2H171FA05
2H171GA18
2H171HA31
2H171KA02
2H171LA03
2H171MA16
2H270KA46
2H270LA44
2H270MC78
2H270MD22
2H270MD29
2H270MG02
2H270QA03
2H270ZC04
2H270ZC08
5B011DA01
5B011DC01
5B011DC06
5B011EA10
5B011EB08
5B011LL11
(57)【要約】
【課題】 操作パネルが格納状態であるときの消費電力を少なくする画像形成装置を得る。
【解決手段】 操作パネル格納モーター41は、操作パネル11を回動させて操作パネル11を使用可能状態から格納状態にする。操作パネル11は、手動によって格納状態から前記使用可能状態とされ得るように回動可能となっている。プロセッサー22は、操作パネル格納モーター41を制御して操作パネル11を回動させて操作パネルを使用可能状態から格納状態とした後に、電源装置42に当該プロセッサー22への給電をオフさせる。そして、電源装置42は、手動によって格納状態から使用可能状態とされる際に操作パネル格納モーター41で発生する起電力に基づいて、プロセッサー22への給電を再開させる。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサーと、
回動可能な操作パネルと、
前記操作パネルを回動させて前記操作パネルを使用可能状態から格納状態にする操作パネル格納モーターと、
前記プロセッサーに給電する電源装置とを備え、
前記操作パネルは、手動によって前記格納状態から前記使用可能状態とされ得るように回動可能となっており、
前記プロセッサーは、前記操作パネル格納モーターを制御して前記操作パネルを回動させて前記操作パネルを前記使用可能状態から前記格納状態とした後に、前記電源装置に当該プロセッサーへの給電をオフさせ、
前記電源装置は、手動によって前記格納状態から前記使用可能状態とされる際に前記操作パネル格納モーターで発生する起電力に基づいて、前記プロセッサーへの給電を再開させること、
を特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記電源装置は、ラッチ回路と、前記ラッチ回路の出力レベルに応じて、前記プロセッサーへの給電をオン・オフする電源回路とを備え、
前記プロセッサーは、前記ラッチ回路の状態を変化させて、当該プロセッサーへの給電をオフさせ、
前記電源装置は、手動によって前記格納状態から前記使用可能状態とされる際に当該前記操作パネル格納モーターで発生する起電力に基づいて前記ラッチ回路の状態を変化させて、前記プロセッサーへの給電を再開させること、
を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記電源装置は、前記電源回路とは別のベース電源回路をさらに備え、
前記ベース電源回路は、前記電源回路、前記ラッチ回路、および前記操作パネル格納モーターへの給電を行うこと、
を特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
【請求項4】
プリントシートへのプリントを行いプリント後の前記プリントシートを排出トレイに排出するプリント装置をさらに備え、
前記操作パネルは、前記格納状態であるときに、前記排出トレイから前記プリントシートを取り去れないようにする位置に配置され、前記使用可能状態であるときに、前記排出トレイから前記プリントシートを取り去れるようにする位置に配置されること、
を特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ある画像形成装置では、CPUが、操作部の使用終了を検出すると、その操作部を自動的に収納し、その後、所定のキー操作が検出されると、その操作部を自動的に露出させている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の画像形成装置では、操作部が収納された状態において、CPUが、上述のキー操作が検出されたか否かを継続的に監視する必要があるため、操作部が使用されない期間もCPUは動作を継続しており電力を消費している。
【0005】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、操作パネルが格納状態であるときの消費電力を少なくする画像形成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像形成装置は、プロセッサーと、回動可能な操作パネルと、前記操作パネルを回動させて前記操作パネルを使用可能状態から格納状態にする操作パネル格納モーターと、前記プロセッサーに給電する電源装置とを備える。ここで、前記操作パネルは、手動によって前記格納状態から前記使用可能状態とされ得るように回動可能となっている。前記プロセッサーは、前記操作パネル格納モーターを制御して前記操作パネルを回動させて前記操作パネルを前記使用可能状態から前記格納状態とした後に、前記電源装置に当該プロセッサーへの給電をオフさせる。そして、前記電源装置は、手動によって前記格納状態から前記使用可能状態とされる際に前記操作パネル格納モーターで発生する起電力に基づいて、前記プロセッサーへの給電を再開させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、操作パネルが格納状態であるときの消費電力を少なくする画像形成装置が得られる。
【0008】
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。
【
図2】
図2は、
図1に示す画像形成装置1の電気的な構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、
図2における電源装置42の構成例を示す回路図である。
【
図4】
図4は、
図2における電源装置42の動作について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。
図1(A)は、正面図であり、
図1(B)は、操作パネルが格納状態である場合の側面図であり、
図1(C)は、操作パネルが使用可能状態である場合の側面図である。
【0012】
図1に示す画像形成装置1は、プリンター、複合機などといったプリント機能を備えた装置であり、本体1aと、本体1aに対して、回動可能に保持されている操作パネル11とを備える。ここでは、操作パネル11は、略長方形の形状を有し、その略長方形の一辺に略平行な回転軸11aを中心に回動可能となっている。また、画像形成装置1は、プリント後のプリントシート101が排出され積載される排出トレイ1bを備えている。
【0013】
操作パネル11は、手動によって(不使用時の)格納状態(
図1(B))から使用可能状態(
図1(C))とされ得るように回動可能となっている。さらに、操作パネル11は、画像形成装置1の筐体前側に配置され、格納状態(
図1(B))であるときに、排出トレイ1bからプリントシート101を取り去れないようにする位置に配置され、使用可能状態(
図1(C))であるときに、排出トレイ1bからプリントシート101を取り去れるようにする位置に配置される。
【0014】
図2は、
図1に示す画像形成装置1の電気的な構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、上述の操作パネル11の他、記憶装置21、プロセッサー22、プリント装置23、画像読取装置24、ファクシミリ装置25、通信装置26などを備える。
【0015】
記憶装置21は、フラッシュメモリーなどの不揮発性の書換可能な記憶装置である。プロセッサー22は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有するコンピューターであって、記憶装置21やROMからRAMにプログラムをロードして実行して、各種処理を実行する。
【0016】
プリント装置23は、ユーザー操作に基づくプリントジョブ要求に従って、プリントジョブ要求により指定された画像の、プリントシート101へのプリントを行いプリント後のプリントシート101を排出トレイ1bに排出する。また、画像読取装置24は、ユーザー操作に基づくコピージョブ要求に従って、原稿から原稿画像を光学的に読み取り、その原稿画像の画像データを生成する。ファクシミリ装置25は、ユーザー操作に基づくファクシミリ送信ジョブ要求に従って、ファクシミリ送信ジョブ要求により指定された画像のファクシミリ信号を生成し送信するとともに、外部からファクシミリ信号を受信しそのファクシミリ信号から画像データを生成する。通信装置26は、無線または有線のネットワークインターフェイスなどであって、外部の装置との間でデータ通信を行う。
【0017】
プロセッサー22は、プリント装置23、画像読取装置24、ファクシミリ装置25、通信装置26などの内部装置を制御して、上述のようなジョブ要求で指定されたジョブを実行する。例えば、プロセッサー22は、プリントジョブ要求を受信すると、そのプリントジョブ要求により指定された画像をプリント装置23にプリントさせ、コピージョブ要求を受信すると、そのコピージョブ要求により指定されたスキャン設定で原稿画像のスキャンを画像読取装置24で行い、そのコピージョブ要求により指定されたプリント設定で、その原稿画像をプリント装置23にプリントさせる。
【0018】
また、操作パネル11は、液晶ディスプレイなどの表示装置31、ハードキー、タッチパネルなどの入力装置32を備える。表示装置31は、ユーザーに対して各種画面を表示する。表示装置31に表示されるキー画像およびタッチパネルによりソフトキーが実現される。入力装置32は、ユーザーにより入力される、ハードキーまたはソフトキーに対するユーザー操作を受け付ける。
【0019】
さらに、
図2に示すように、画像形成装置1は、操作パネル格納モーター41および電源装置42を備える。
【0020】
操作パネル格納モーター41は、操作パネル11を回動させて操作パネル11を使用可能状態から格納状態にする。具体的には、操作パネル格納モーター41は、回転軸11aに接続されており、回転軸11aを回転させることで、操作パネル11を回動させる。
【0021】
電源装置42は、プロセッサー22および操作パネル格納モーター41に給電する電源装置である。
【0022】
プロセッサー22は、操作パネル格納モーター41を制御して操作パネル11を回動させて操作パネル11を使用可能状態から格納状態とした後に、電源装置42にプロセッサー22への給電をオフさせる。その後、電源装置42は、手動によって格納状態から使用可能状態とされる際に操作パネル格納モーター41で発生する起電力に基づいて、プロセッサー22への給電を再開させる。
【0023】
図3は、
図2における電源装置42の構成例を示す回路図である。
【0024】
例えば
図3に示すように、電源装置42は、AC/DC電源回路51、DC/DC電源回路52、ラッチ回路53、操作パネル格納モーター41用のスイッチング素子SW1(ここではP型トランジスター)、DC/DC電源回路52の出力レベルに応じてオン/オフするスイッチング素子SW2(ここではN型トランジスター)、ラッチ回路53の入力のプルダウン抵抗R1、スイッチング素子SW2のプルアップ抵抗R2、並びに、クランプ回路としてツェナーダイオードZDおよび抵抗R3を備える。
【0025】
AC/DC電源回路51は、商用電源からの交流電力を、電源電圧V1の直流電力に変換する回路である。DC/DC電源回路52は、AC/DC電源回路51とは別の変換回路であって、電源電圧V1の直流電力を電源電圧V2の直流電圧に変換する回路である。
【0026】
AC/DC電源回路51は、DC/DC電源回路52、ラッチ回路53、および操作パネル格納モーター41への給電を行い、DC/DC電源回路52は、プロセッサー22への給電を行う。
【0027】
DC/DC電源回路52は、ENABLE端子を備え、ENABLE端子へのENABLE信号のレベルに応じて、プロセッサー22への給電のオン/オフを行う。
【0028】
ラッチ回路53は、ここでは、SRフリップフロップであり、S入力値およびR入力値に応じた状態を保持し、その状態に応じたQ出力値を生成する。
【0029】
ここでは、S入力値として、プロセッサー22からのPOWER_OFF信号が入力され、R入力値として、操作パネル格納モーター41の両端電圧(上述のクランプ回路における上限レベル以下の電圧)が入力される。
【0030】
スイッチング素子SW2は、ラッチ回路53のQ出力値に応じてオン/オフし、ラッチ回路53のQ出力値に応じたENABLE信号を生成する。これにより、ENABLE信号は、ラッチ回路53が保持している状態に応じたレベルとなる。したがって、DC/DC電源回路52は、ラッチ回路53の出力レベルに応じて、プロセッサー22への給電をオン/オフする。
【0031】
また、スイッチング素子SW1は、プロセッサー22からのMOTOR_ON信号のレベルに応じてオン/オフし、これにより、操作パネル格納モーター41への給電のオン/オフを行う。
【0032】
つまり、プロセッサー22は、MOTOR_ON信号で操作パネル格納モーター41を制御して操作パネル11を回動させて操作パネル11を使用可能状態から格納状態とした後に、POWER_OFF信号でラッチ回路53の状態を変化させて、当該プロセッサー22への給電をオフさせる。そして、電源装置42は、手動によって格納状態から使用可能状態とされる際に操作パネル格納モーター41で発生する起電力に基づいて、R入力値を変化させることで、ラッチ回路53の状態を変化させて、プロセッサー22への給電を再開させる。
【0033】
次に、上記画像形成装置1の動作について説明する。
図4は、
図2における電源装置42の動作について説明する図である。
【0034】
(a)メイン電源オフ状態
【0035】
図示せぬメイン電源スイッチがオフとなっており、商用電源の交流電力が電源装置42(AC/DC電源回路51)に供給されていない状態では、AC/DC電源回路51およびDC/DC電源回路52の出力は停止されており、プロセッサー22への給電も行われていない。
【0036】
(b)メイン電源オン動作(メイン電源投入)
【0037】
その後、図示せぬメイン電源スイッチがオンとされ、電源装置42(AC/DC電源回路51)への商用電源の交流電力の供給が開始されると、AC/DC電源回路51が出力を開始し、これにより、ENABLE信号がH(ハイ)レベルとなり、DC/DC電源回路52が出力を開始し、プロセッサー22への給電が開始される。
【0038】
なお、このとき、操作パネル11が手動で格納状態から使用可能状態とされた場合、R入力値がHレベルとなり、ラッチ回路53のQ出力値がLレベルとなり、スイッチング素子SW2がオフ状態のままとなり、ENABLE信号がHレベルに維持される。
【0039】
(c)電源オン状態(プロセッサー稼働状態)
【0040】
プロセッサー22への給電が開始されると、プロセッサー22は、動作を開始し、この状態(AC/DC電源回路51およびDC/DC電源回路52の出力)が維持される。この状態では、POWER_OFF信号(S入力値)はL(ロー)レベルとなっている。また、この状態では、操作パネル格納モーター41のスイッチング素子SW1がオフとなっており、R入力値はL(ロー)レベルとなっている。この状態では、ENABLE信号がHレベルに維持され、プロセッサー22への給電が継続される。
【0041】
(d)操作パネル格納動作
【0042】
その後、プロセッサー22は、例えば所定時間長の不操作期間を検出したり、ユーザーによる明示的な所定操作があると、MOTOR_ON信号によって、スイッチング素子SW1をオンさせ、操作パネル格納モーター41を動作させ、操作パネル11を使用可能状態から格納状態とする。
【0043】
なお、この動作中、R入力値はHレベルとなり、ラッチ回路53のQ出力値がLレベルとなるが、スイッチング素子SW2がオフ状態のままとなり、ENABLE信号がHレベルに維持される。つまり、この時点では、プロセッサー22への給電が継続されている。
【0044】
(e)自動電源オフ動作(プロセッサー給電停止)
【0045】
上述の操作パネル格納動作の後、プロセッサー22は、POWER_OFF信号のレベル(S入力値)をHレベルとする。これにより、ラッチ回路53の状態が変化し、ラッチ回路53のQ出力値がHレベルとなり、スイッチング素子SW2がオン状態となり、ENABLE信号がLレベルとなる。したがって、DC/DC電源回路52は、プロセッサー22への給電を停止する。
【0046】
(f)自動電源オフ状態(プロセッサー給電停止状態)
【0047】
プロセッサー22への給電を停止すると、POWER_OFF信号のレベル(S入力値)はLレベルとなるが、R入力値もLレベルであるため、ラッチ回路53の状態がそのまま維持され、ENABLE信号のレベルがLレベルのまま維持され、継続的にプロセッサー22への給電が停止状態となる。
【0048】
(g)操作パネル引き起こし(操作パネルに対する手動回動操作)
【0049】
その後、操作パネル11が手動で格納状態から使用可能状態とされた場合、操作パネル格納モーター41においてその手動操作に基づく起電力が発生し、これにより、R入力値がHレベルとなり、ラッチ回路53の状態が変化し、ラッチ回路53のQ出力値がLレベルとなり、スイッチング素子SW2がオフ状態となり、ENABLE信号がHレベルに変化する。したがって、DC/DC電源回路52は、プロセッサー22への給電を再開する。
【0050】
以上のように、上記実施の形態によれば、操作パネル格納モーター41は、操作パネル11を回動させて操作パネル11を使用可能状態から格納状態にする。操作パネル11は、手動によって格納状態から前記使用可能状態とされ得るように回動可能となっている。プロセッサー22は、操作パネル格納モーター41を制御して操作パネル11を回動させて操作パネルを使用可能状態から格納状態とした後に、電源装置42に当該プロセッサー22への給電をオフさせる。そして、電源装置42は、手動によって格納状態から使用可能状態とされる際に操作パネル格納モーター41で発生する起電力に基づいて、プロセッサー22への給電を再開させる。
【0051】
これにより、スリープ状態など当該画像形成装置1が使用されずに待機状態のときに、ユーザー操作があったか否かの監視をプロセッサー22が行う必要がなくプロセッサー22への給電を停止するため、プロセッサー22の消費電力が減る。したがって、操作パネル11が格納状態であるときの消費電力が少なくなる。
【0052】
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、例えば、画像形成装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0054】
1 画像形成装置
1a 本体
1b 排出トレイ
11 操作パネル
22 プロセッサー
23 プリント装置
41 操作パネル格納モーター
42 電源装置
51 AC/DC電源回路(ベース電源回路の一例)
52 DC/DC電源回路(電源回路の一例)
53 ラッチ回路