IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社WHEREの特許一覧

特開2024-179560情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
<>
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図1
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図2
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図3
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図4
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図5
  • 特開-情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024179560
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/063 20230101AFI20241219BHJP
   G06Q 10/10 20230101ALI20241219BHJP
   G06Q 10/00 20230101ALI20241219BHJP
【FI】
G06Q10/063
G06Q10/10
G06Q10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023098501
(22)【出願日】2023-06-15
(71)【出願人】
【識別番号】513211744
【氏名又は名称】株式会社WHERE
(74)【代理人】
【識別番号】110002860
【氏名又は名称】弁理士法人秀和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】丸田 一
【テーマコード(参考)】
5L010
5L049
【Fターム(参考)】
5L010AA06
5L010AA11
5L010AA20
5L049AA06
5L049AA11
5L049AA20
(57)【要約】
【課題】ユーザが他のユーザの状況を認識しやすくする技術を提供する。
【解決手段】複数のユーザについて、それぞれのユーザが関心のある他のユーザの情報、それぞれのユーザに関する情報を格納する記憶部と、前記複数のユーザのうちの1人のユーザが関心のある他のユーザの情報を前記記憶部から抽出し、抽出された前記他のユーザの情報に基づいて前記他のユーザに関する情報を前記記憶部から抽出し、前記他のユーザに関する情報から前記他のユーザの状況を判定し、前記状況に対応付けられるユーザ間の接触容易性を示す尺度に基づいて、前記1人のユーザ及び前記他のユーザを配置する地図を生成する制御部とを備える、情報処理装置とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザについて、それぞれのユーザが関心のある他のユーザの情報、それぞれのユーザに関する情報を格納する記憶部と、
前記複数のユーザのうちの1人のユーザが関心のある他のユーザの情報を前記記憶部から抽出し、抽出された前記他のユーザの情報に基づいて前記他のユーザに関する情報を前記記憶部から抽出し、前記他のユーザに関する情報から前記他のユーザの状況を判定し、前記状況に対応付けられる前記他のユーザへの接触容易性を示す尺度に基づいて、前記1人のユーザ及び前記他のユーザを配置する地図を生成する制御部とを備える、
情報処理装置。
【請求項2】
前記ユーザに関する情報は、前記ユーザの位置の情報、前記ユーザの勤怠情報、前記ユーザのスケジュール情報のうち少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
複数のユーザについて、それぞれのユーザが関心のある他のユーザの情報、それぞれのユーザに関する情報を格納する記憶部と、制御部とを備える情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記制御部が、
前記複数のユーザのうちの1人のユーザが関心のある他のユーザの情報を前記記憶部から抽出し、抽出された前記他のユーザの情報に基づいて前記他のユーザに関する情報を前記記憶部から抽出し、前記他のユーザに関する情報から前記他のユーザの状況を判定し、前記状況に対応付けられる前記他のユーザへの接触容易性を示す尺度に基づいて、前記1人のユーザ及び前記他のユーザを配置する地図を生成する、
ことを実行する情報処理方法。
【請求項4】
複数のユーザについて、それぞれのユーザが関心のある他のユーザの情報、それぞれのユーザに関する情報を格納する記憶部と、制御部とを備える情報処理装置が実行する情報処理プログラムであって、
前記制御部に、
前記複数のユーザのうちの1人のユーザが関心のある他のユーザの情報を前記記憶部から抽出し、抽出された前記他のユーザの情報に基づいて前記他のユーザに関する情報を前記記憶部から抽出し、前記他のユーザに関する情報から前記他のユーザの状況を判定し、前記状況に対応付けられる前記他のユーザへの接触容易性を示す尺度に基づいて、前記1人のユーザ及び前記他のユーザを配置する地図を生成する、
ことを実行させるための情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の地図は、物理的な距離を尺度とした平面座標(例えば、X座標、Y座標)上に、対象物(建物、人、自動車、モノ、他)をプロットすることで、対象物の分布状況等を俯瞰して把握することを可能にしている。地図における対象物の位置関係は、対象物間の物理的な距離に依存する。
【0003】
従来の地図では、平面座標に高さ情報(Z座標)を加えて表示することがある。例えば、屋外を対象とした地図では、同じ高さの範囲を線で囲う等高線が使用される。また、建物内を対象にした従来の地図では、建物階ごとに平面座標を書き分ける表示(各階平面図など)が一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2022-175584号公報
【特許文献2】特開2019-191784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、オフィス等には、従業員等が毎日集合して勤務していたが、テレワークの普及等により、自宅やシェアオフィスなどで従業員(ユーザ)等が分散して仕事することが多くなっている。このため、各従業員が、他の従業員がどこで何をしているかを把握しにくくなっている。
【0006】
このような、オフィス等における見通しの悪さを解消するため、オフィス等で働く従業員等を可視化(見える化)するニーズが高まっている。しかし、従来の地図を用いて従業員等を可視化しようとしても、オフィス等に勤務している従業員等と、オフィス等以外で勤務する従業員等とを同時に表現することは難しい。
【0007】
本件開示の技術は、ユーザが他のユーザの状況を認識しやすくする技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
複数のユーザについて、それぞれのユーザが関心のある他のユーザの情報、それぞれのユーザに関する情報を格納する記憶部と、
前記複数のユーザのうちの1人のユーザが関心のある他のユーザの情報を前記記憶部から抽出し、抽出された前記他のユーザの情報に基づいて前記他のユーザに関する情報を前記記憶部から抽出し、前記他のユーザに関する情報から前記他のユーザの状況を判定し、前記状況に対応付けられるユーザ間の接触容易性を示す尺度に基づいて、前記1人のユーザ及び前記他のユーザを配置する地図を生成する制御部とを備える、
情報処理装置である。
【0009】
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されて
もよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録した情報処理装置が読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。なお、情報処理装置は、例えば、コンピュータである。コンピュータは、パソコンやサーバと呼ばれることもある。
【発明の効果】
【0010】
開示の技術によれば、ユーザが他のユーザの状況を認識しやすくする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態のシステムの構成例を示す図である。
図2図2は、サーバ装置100の構成例を示す図である。
図3図3は、端末装置200の構成例を示す図である。
図4図4は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
図5図5は、実施形態のサーバ装置100の動作フローの例を示す図である。
図6図6は、作成される地図の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、発明の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
【0013】
〔実施形態1〕
(構成例)
図1は、本実施形態のシステムの構成例を示す図である。本実施形態のシステム10は、サーバ装置100、センターオフィスに存在する端末装置200A、センターオフィス以外の場所に存在する端末装置200Bを含む。サーバ装置100、端末装置200A、端末装置200Bは、ネットワーク300を介して、通信可能に接続される。端末装置200A、端末装置200Bは、それぞれ、ユーザによって使用される。端末装置200A、端末装置200Bを区別しない場合には、単に端末装置200という。端末装置200は、ユーザとともに移動可能である。センターオフィス、センターオフィス以外の場所には、それぞれ、複数の端末装置200が存在し得る。センターオフィスは、例えば、企業、団体、学校などの組織の主要なオフィスである。センターオフィス以外の場所は、端末装置200のユーザの自宅や、当該組織のサテライトオフィスなどである。センターオフィス以外の場所は、1か所に限定されるものではない。端末装置200を使用するユーザは、例えば、当該組織の構成員である。端末装置200を使用するユーザが勤務しているとする。ここでは、サーバ装置100は、端末装置200のユーザの状況等を、端末装置200等を介して把握し、ユーザの状況等を示す地図を作成する。サーバ装置100は、作成した当該地図を、各端末装置200に送信する。端末装置200は、サーバ装置100から送信された当該地図を表示する。端末装置200のユーザは、当該地図により、他のユーザの状況等を把握することができる。サーバ装置100は、どこに設置されてもよく、例えば、センターオフィスに設置されてもよい。
【0014】
図2は、サーバ装置100の構成例を示す図である。サーバ装置100は、制御部102、記憶部104、通信IF106を含む。
【0015】
制御部102は、サーバ装置100全体の制御を行う。制御部102は、他の装置との
通信を制御する。制御部102は、記憶部104に記憶されたプログラムを作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器等の制御を行うことで所定の目的に合致した機能を提供する。また、制御部102は、各種演算を実行する。
【0016】
記憶部104は、制御部102が使用するプログラムやデータを記憶し、作業領域を展開し、動作の設定情報などを記憶する。記憶部104は、複数のユーザについて、ユーザに関する情報、ユーザが関心のある他のユーザの情報などを記憶する。ユーザに関する情報には、例えば、ユーザの位置情報、ユーザの勤怠情報(勤務開始時刻、勤務終了時刻など)、ユーザの状況を示す情報、ユーザ間の関係を示す情報、ユーザのスケジュールを示す情報などが含まれ得る。
【0017】
通信IF106は、通信ネットワーク等を介して他の情報処理装置などとデータ等のやり取りを行う通信をする通信インタフェースである。通信IF106は、他の情報処理装置などと、周知の無線通信規格、有線通信規格により通信可能に接続され得る。
【0018】
図3は、端末装置200の構成例を示す図である。端末装置200は、制御部202、記憶部204、通信IF206、入力部208、出力部210、位置検出部212を含む。
【0019】
制御部202は、端末装置200全体の制御を行う。制御部202は、他の装置との通信を制御する。制御部202は、記憶部204に記憶されたプログラムを作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器等の制御を行うことで所定の目的に合致した機能を提供する。また、制御部202は、各種演算を実行する。
【0020】
記憶部204は、制御部202が使用するプログラムやデータを記憶し、作業領域を展開し、動作の設定情報などを記憶する。
【0021】
通信IF206は、通信ネットワーク等を介して他の情報処理装置などとデータ等のやり取りを行う通信をする通信インタフェースである。通信IF206は、他の情報処理装置などと、携帯電話通信網、無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)などの周知の無線通信規格、有線通信規格により通信可能に接続され得る。
【0022】
入力部208は、ユーザによる情報の入力を受け付ける入力手段である。入力部208は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、タッチパネル、カメラ、マイク等を含む。入力部208は、入力インタフェースの例である。
【0023】
出力部210は、ユーザ等に対して情報等を出力する出力手段である。出力部210は、文字情報、画像等を表示するディスプレイ、音響を出力するスピーカを含む。出力部210は、出力インタフェースの例である。
【0024】
位置検出部212は、端末装置200の位置を検出する。位置検出部212は、Bluetoothや無線LANの電波の受信強度を使用する周知の方法によって、端末装置200の位置を検出する。位置検出部212は、他の方法により、端末装置200の位置を取得してもよい。位置検出部212は、位置を検出するGPS(Global Positioning System)受信機によって、位置を取得してもよい。
【0025】
サーバ装置100は、PC(Personal Computer)、ワークステーション(WS、Work Station)のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した
電子機器を使用して実現可能である。また、端末装置200は、PC、スマートフォン、携帯電話、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistant)のような専用また
は汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
【0026】
図4は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。図4に示す情報処理装置90は、一般的なコンピュータの構成を有している。サーバ装置100、端末装置200は、図4に示すような情報処理装置90によって実現される。図4の情報処理装置90は、プロセッサ91、メモリ92、記憶部93、入力部94、出力部95、通信制御部96を有する。これらは、互いにバスによって接続される。メモリ92及び記憶部93は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。コンピュータのハードウェア構成は、図4に示される例に限らず、適宜構成要素の省略、置換、追加が行われてもよい。
【0027】
情報処理装置90は、プロセッサ91が記録媒体に記憶されたプログラムをメモリ92の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて各構成部等が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
【0028】
プロセッサ91は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ
91は、単一のプロセッサに限定されるものではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一の制御部102がマルチコア構成であってもよい。プロセッサ91は、記憶部93に記憶されたプログラムをメモリ92の作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器等の制御を行うことで所定の目的に合致した機能を提供する。プロセッサ91は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の専用LSI(Large Scale Integration)、その他のデジタル回路
等を含んでもよい。
【0029】
メモリ92は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。メモリ92は、主記憶装置とも呼ばれる。
【0030】
記憶部93は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディスク
ドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、記憶部93は、リムーバブルメデ
ィア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。記憶部93は、補助記憶装置とも呼ばれる。
【0031】
記憶部93は、各種のプログラム、各種のデータ及び各種のテーブルを読み書き自在に記録媒体に格納する。記憶部93には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。記憶部93に格納される情報は、メモリ92に格納されてもよい。また、メモリ92に格納される情報は、記憶部93に格納されてもよい。記録媒体としては、例えば、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ)を含むシリコンディスク、ハードディスク、CD、DVD等がある。
【0032】
オペレーティングシステムは、ソフトウェアとハードウェアとの仲介、メモリ空間の管理、ファイル管理、プロセスやタスクの管理等を行うソフトウェアである。オペレーティングシステムは、通信インタフェースを含む。通信インタフェースは、通信制御部96を介して接続される他の外部装置等とデータのやり取りを行うプログラムである。外部装置等には、例えば、他のコンピュータ、外部記憶装置等が含まれる。
【0033】
入力部94は、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、タッチパネル等を含む。また、入力部94は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロ
フォンのような音声の入力装置を含むことができる。
【0034】
出力部95は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electroluminescence)パ
ネル、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)等の表示装置、プリンタ等の出力装置を含む。また、出力部95は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。
【0035】
通信制御部96は、他の装置と接続し、情報処理装置90と他の装置との間の通信を制御する。通信制御部96は、例えば、USB、LAN(Local Area Network)インタフェースボード、無線通信のための無線通信回路、有線通信のための通信回路である。LANインタフェースボードや無線通信回路は、インターネット等のネットワークに接続される。無線通信規格として、Bluetooth(登録商標)、無線LANなどが使用され得る。
【0036】
サーバ装置100、端末装置200を実現するコンピュータは、プロセッサが補助記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、各機能部としての機能を実現する。すなわち、図2図3の各機能ブロックは、プロセッサによって実行されるソフトウェアアルゴリズムとして実装される。ただし、実施の形態はこれに限られず、機能ブロックの一部または全部が個別のハードウェア回路で実装されてもよい。
【0037】
(動作例)
図5は、本実施形態のサーバ装置100の動作フローの例を示す図である。ここで、ユーザが使用する端末装置200には、所定のアプリケーションが、あらかじめ、インストールされているとする。当該アプリケーションは、ユーザ(所定のエリアに存在する端末装置200)に他のユーザの状況を示す地図を提供するアプリケーションである。以後、当該アプリケーションを地図アプリケーションともいう。ここでは、サーバ装置100が対象のユーザについて地図を作成する際の動作フローについて説明する。
【0038】
センターオフィスを有する企業、団体、学校などの組織の構成員である端末装置200のユーザは、当該組織で仕事等を行う際に、端末装置200において地図アプリケーションを起動するものとする。また、各ユーザは、端末装置200で起動する地図アプリケーション等において、自身が関心のある他のユーザをあらかじめ選択しているものとする。当該他のユーザは、例えば、ユーザと同じ組織に所属するユーザの一部の人または全員である。端末装置200で選択された、ユーザが関心のある他のユーザの情報は、あらかじめ、サーバ装置100に送信されて、ユーザごとに、サーバ装置100の記憶部104に格納されているとする。関心のある他のユーザは、ユーザが状況を認識したい他のユーザである。
【0039】
ユーザ(対象のユーザ)が使用する端末装置200において地図アプリケーションが起動されると、端末装置200の制御部202は、位置検出部212を介して、端末装置200の位置を検出する。端末装置200の位置は、端末装置200を使用するユーザが存在(滞在)する位置に相当する。制御部202は、通信IF206を介して、検出した位置の位置情報を当該ユーザの識別情報とともに、サーバ装置100に送信する。サーバ装置100が、当該位置情報等を受信すると、図5の動作フローが開始される。
【0040】
ここで、ユーザ(対象のユーザ)の位置を示す端末装置200の位置情報は、センターオフィス等に設置されるBluetoothによるビーコンを含む測位システムによって取得してもよい。このとき、例えば、センターオフィスに、測位等のための無線標識を送受信する装置である複数のビーコンが、設置される。それぞれのビーコンは、他のビーコ
ンと相互に通信を行う機能を有し、全体としてマルチホップ無線ネットワーク(ビーコンメッシュ)を形成する。各ビーコンは少なくとも1つの他のビーコンの電波到達距離内に配置される。ユーザが使用する端末装置200は、自身の識別情報を含む信号を送信する。ビーコンは、端末装置200から当該端末装置200の識別情報を含む信号を受信する。ビーコンは、当該信号の受信強度を測定する。ビーコンは、端末装置200からの識別情報等とともに、ビーコン自身の識別情報等を含む信号を、他のビーコンに向けて送信する。また、サーバ装置100は、直接、もしくは、ネットワーク300を介して、マルチホップ無線ネットワークと通信可能に接続される。サーバ装置100は、マルチホップ無線ネットワークから、端末装置200からの識別情報等、当該識別情報を受信したビーコンの識別情報等を含む信号を受信する。サーバ装置100は、受信した信号等に基づいて、端末装置200の位置を特定して取得してもよい。サーバ装置100は、上記のように端末装置200の位置を特定する測位システムから、ネットワーク300等を介して、端末装置200の位置を取得してもよい。サーバ装置100が、端末装置200の位置を取得すると、図5の動作フローが開始される。
【0041】
S101では、サーバ装置100の制御部102は、対象のユーザについての、当該ユーザが関心のある他のユーザの情報を、記憶部104から抽出する。対象のユーザが関心のある他のユーザの情報は、あらかじめ、記憶部104に格納されている。ここで抽出される他のユーザは、後に作成する地図で、表示されるユーザである。
【0042】
S102では、制御部102は、S101で抽出された対象のユーザが関心のある他のユーザの情報に基づいて、当該他のユーザの状況を取得する。ここで、制御部102は、記憶部104から、対象のユーザが関心のある他のユーザの情報に基づいて、当該他のユーザに関する情報を抽出する。さらに、制御部102は、当該他のユーザの状況を、抽出した当該他のユーザに関する情報などから、判定する。ユーザに関する情報は、測位システム、勤務管理システム、スケジュール管理システムなどから得られる。勤務管理システム、スケジュール管理システムについては、後述する。また、端末装置200は、サーバ装置100に、各ユーザによる端末装置200に対する操作状況など(端末装置200で起動しているアプリケーションの情報、端末装置200の位置情報、端末装置200の入力手段への入力情報など)の情報を送信してもよい。このとき、サーバ装置100は、端末装置200から送信される情報に基づいて、他のユーザの状況を判定し、当該判定結果を他のユーザの状況としてもよい。
【0043】
勤務管理システムは、ユーザの勤務状態を管理するシステムである。例えば、各端末装置200の制御部202は、各ユーザによる、勤務開始時刻、勤務終了時刻などの入力を、入力部208により受け付ける。制御部202は、受け付けた勤務開始時刻、勤務終了時刻などの情報を勤務管理システムに送信する。勤務管理システムは、端末装置200から受信した情報を記憶手段に格納する。また、勤務管理システムは、サーバ装置100に、受信した情報を送信する。サーバ装置100は、勤務開始時刻、勤務終了時刻などの情報を、勤務管理システムに要求してもよい。サーバ装置100は、勤務管理システムから受信した情報を、記憶部104に格納する。各端末装置200は、地図アプリケーションの起動した時刻、終了した時刻を、それぞれ、勤務開始時刻、勤務終了時刻として、勤務管理システムに送信してもよい。また、サーバ装置100は、センターオフィスに設置される測位システムにおいて、端末装置200を認識した時刻を勤務開始時刻、端末装置200を認識しなくなった時刻を勤務終了時刻として取得してもよい。各端末装置200は、勤務開始時刻、勤務終了時刻などの情報をサーバ装置100に直接送信してもよい。
【0044】
スケジュール管理システムは、ユーザのスケジュールを管理するシステムである。例えば、各端末装置200の制御部202は、各ユーザによる、スケジュールの入力を、入力部208により受け付ける。スケジュール(スケジュール情報)は、例えば、時間帯、場
所(会議室、外出先など)、行動内容(業務、食事、休憩など)などの情報を含む。制御部202は、受け付けたスケジュール情報をスケジュール管理システムに送信する。スケジュール管理システムは、端末装置200から受信した情報を記憶手段に格納する。また、スケジュール管理システムは、サーバ装置100に、受信した情報を送信する。サーバ装置100は、スケジュールの情報を、スケジュール管理システムに要求してもよい。サーバ装置100は、スケジュール管理システムから受信した情報を、記憶部104に格納する。各端末装置200は、スケジュールの情報を、サーバ装置100に直接送信してもよい。
【0045】
サーバ装置100は、測位システム、勤務管理システム、スケジュール管理システムを含んでもよい。
【0046】
制御部102は、測位システム、勤務管理システム、スケジュール管理システムなどから得られるユーザに関する情報などに基づいて、ユーザの状況を判定する。ユーザの状況として、例えば、ABW(Activity Based Working)のカテゴリーに基づくものが挙げられる。ABWのカテゴリーは、オランダのVeldhoen+Company社による分類である。ABWのカテゴリーには、1人での仕事(ソロワーク)である「高集中」「コワーク」「電話/WEB会議(WEB会議)」、2人での仕事である(デュオワーク)である「2人作業」「対話」が含まれる。ABWカテゴリーには、さらに、3人以上での仕事(コラボレーション)である「アイデア出し(アイデア)」「情報整理」「知識共有」、その他の「リチャージ」「専門作業」が含まれる。「高集中」は、高レベルの集中作業である。「コワーク」は、短い会話や質問などを交えながら進める作業である。「電話/WEB会議(WEB会議)」は、電話でのやり取り、オンライン上で行う会議である。「2人作業」は、2人が近距離で横並びで行う作業である。「対話」は、2人で行うミーティングや会話である。「アイデア出し(アイデア)」は、新たなプロセスやアイデアを出す作業である。「情報整理」は、計画の進捗確認や議論をするための会議である。「知識共有」は、プレゼンターがプレゼンテーションをすることでグループで知識の共有を行う作業である。「リチャージ」は、仕事から離れてリフレッシュすることである。「専門作業」は、特別な設備などのために専門の空間を使用する作業である。制御部102は、測位システム、勤務管理システム、スケジュール管理システムなどから得られるユーザに関する情報が互いに矛盾する場合、測位システムから得られる情報を優先してもよい。
【0047】
制御部102は、例えば、ユーザのスケジュールの場所が「会議室」であり、行動内容が「会議」である場合に、ユーザの状況を「情報整理」と判定する。また、制御部102は、例えば、ユーザの位置が、特別な設備を備える専門の空間である場合、ユーザの状況を「専門作業」とする。制御部102は、例えば、2人のユーザの位置が、センターオフィスに設置される1つのテーブルである場合、当該2人のユーザを「対話」と判定する。また、制御部102は、ユーザによる端末装置200の操作が所定期間(例えば、10分間)行われていないことを認識した場合、ユーザの状況を「離席」と判定してもよい。また、制御部102は、ユーザの状況が上記のカテゴリーのいずれにも当てはまらない場合に、ユーザの状況を「カフェ」と判定してもよい。「カフェ」は、ユーザが会話可能な状態を表す。ユーザの状況は、これらに限定されるものではなく、他のものが採用されてもよい。ユーザの位置、行動内容などとユーザの状況とは、あらかじめ対応付けられて、記憶部104等に格納されている。制御部102は、当該対応付けに基づいて、ユーザの状況を判定し得る。端末装置200は、各ユーザに現在の状況を入力させて、サーバ装置100に送信してもよい。サーバ装置100は、端末装置200で入力された各ユーザの状況を取得し、当該状況を各ユーザの状況としてもよい。
【0048】
それぞれのユーザの状況には、尺度が割り当てられている。尺度は、大きいほど、対象のユーザの、他のユーザに対する接触容易性(話しかけやすさ)が小さいことを意味する
。接触容易性が小さいことは、対象のユーザが他のユーザに話しかけにくいことを示す。当該尺度は、対象のユーザと他のユーザとの間の物理的距離に依存しない。本実施形態におけるユーザ間の接触容易性を示す尺度に基づく地図が、物理的な距離を尺度とした従来の地図と大きく異なるのはこの点である。
【0049】
ここでは、ユーザの状況「カフェ」に対して尺度1、「知識共有」「情報整理」に対して尺度2、「コワーク」「2人作業」「アイデア」「WEB会議」に対して尺度3、「高集中」「専門作業」「対話」「リチャージ」「離席」に対して尺度4が割り当てられる。ユーザの状況に対して割り当てられる尺度はこれに限定されるものではない。
【0050】
制御部102は、センターオフィスに存在するユーザについては測位システムにより、センターオフィス以外に存在するユーザについては勤務管理ステム、スケジュール管理ステムにより、ユーザの状況を判定してもよい。この場合、制御部102は、センターオフィスにおいては、センターオフィスにおける位置とユーザの状況とをあらかじめ対応付けておき、測位システムから得られるユーザの位置に基づいてユーザの状況を判定する。例えば、センターオフィスの各位置に、「知識共有」、「高集中」、「専門作業」などのユーザの状況を割り当てておく。これにより、測位システムと、他のシステム(勤務管理システムやスケジュール管理システム)とでユーザの状況に矛盾が生じた場合に、制御部102がユーザの状況を判定できなくなることを回避できる。
【0051】
S103では、制御部102は、S102で取得した他のユーザの状況に基づいて、対象のユーザが関心のあるユーザについての地図を作成する。当該地図は、対象のユーザから他のユーザへの接触容易性に対応する尺度に基づいて、作成される。制御部102は、作成した地図を記憶部104に格納する。
【0052】
図6は、作成される地図の例を示す図である。ここでは、対象のユーザが関心のあるユーザとして、ユーザAA、BB、CC、DD、EE、FF、GG、HH、IIを挙げているとする。ここでは、ユーザAA、BB、CC、DD、HH、IIがセンターオフィスに存在し、ユーザEE、GG、FFがセンターオフィス以外の場所に存在するとする。また、ユーザAA、DDの状況が「カフェ」であり、ユーザBBの状況が「知識共有」であり、ユーザCCの状況が「高集中」、ユーザHHの状況が「専門作業」、ユーザIIの状況が「リチャージ」であるとする。さらに、ユーザEEの状況が「カフェ」、ユーザFF、GGの状況が「離席」であるとする。図6の地図では、中央付近に、対象のユーザを示すアイコン401が配置される。また、図6の地図の左側には、センターオフィスが示され、右側にはセンターオフィス以外の場所が示される。また、センターオフィス側、センターオフィス以外の場所側それぞれに、対象のユーザを示すアイコン401から外側に向かって、順に、尺度1を示す区画、尺度2を示す区画、尺度3を示す区画、尺度4を示す区画が示される。即ち、尺度が低いほど、アイコン401に近い。アイコン401との距離は、尺度に対応する。各区画は、扇型の領域、若しくは、中心角を共通にし半径が異なる2つの扇形の2つの円弧で囲まれる領域で表される。ここで、図6に示される各区画に含まれる扇型の中心角は、90度であるが、90度超であってもよい。各尺度の区画は、複数のゾーンに分割され得る。センターオフィス側の尺度2の区画は、「知識共有」「情報整理」の2つのゾーンに分割されている。センターオフィス側の尺度3の区画は、「コワーク」「2人作業」「アイデア」「WEB会議」の4つのゾーンに分割されている。センターオフィス側の尺度4の区画は「高集中」「専門作業」「対話」「リチャージ」の4つのゾーンに分割されている。また、センターオフィス以外の場所側の尺度4の区画は、「高集中」「離席」の2つのゾーンに分割されている。センターオフィス側、センターオフィス以外の場所側の尺度1の区画は、「カフェ」に割り当てられている。センターオフィス以外の場所側の尺度2の区画は、「情報整理」に割り当てられている。センターオフィス以外の場所側の尺度3の区画は、「WEB会議」に割り当てられている。同一「尺度」
内では、それぞれの状況を表すゾーンが相互に入れ替えられてもよい。
【0053】
ユーザAAを示すアイコン411、ユーザDDを示すアイコン414は、センターオフィス側の「カフェ」のゾーンに配置されている。ユーザBBを示すアイコン412は、センターオフィス側の「知識共有」のゾーンに配置されている。ユーザCCを示すアイコン413は、センターオフィス側の「高集中」のゾーンに配置されている。ユーザHHを示すアイコン418は、センターオフィス側の「専門作業」のゾーンに配置されている。ユーザIIを示すアイコン419は、「リチャージ」のゾーンに配置されている。ユーザEEを示すアイコン415は、センターオフィス以外の場所側の「カフェ」のゾーンに配置されている。ユーザFFを示すアイコン416、ユーザGGを示すアイコン417は、センターオフィス以外の場所側の「離席」のゾーンに配置されている。各ユーザを示すアイコンの代わりに、各ユーザを示すアバターが使用されてもよい。各ユーザを示すアイコン、各ユーザを示すアバターは、ユーザを示す画像の例である。ユーザを示す画像は、ユーザの氏名、通称等のユーザを示す文字列を含んでよい。
【0054】
これにより、制御部102は、対象のユーザによる他のユーザへの接触容易性を距離の尺度として、対象のユーザと他のユーザとの関係を俯瞰的、かつ主観的に表示する地図を生成することができる。当該地図は、ユーザの位置情報および勤怠管理システムならびにスケジュール管理システム等が時間とともに変化するに従って状況が変化するために、リアルタイムに生成される。ここで作成される地図は、図6の例に限定されるものではなく、他の形状、配置であってもよい。
【0055】
S104では、制御部102は、S104で生成した地図を、記憶部104から抽出する。制御部102は、抽出した地図を、通信IF106を介して、対象のユーザの端末装置200に送信する。
【0056】
S101からS104の処理は所定時間(例えば、1秒、10秒、1分など)毎に実施されてもよい。この場合、各ユーザの状況の変化に応じて、作成される地図も変化する。対象のユーザは、リアルタイムで、他のユーザとの尺度(接触容易性)を認識することができる。
【0057】
端末装置200の制御部202は、通信IF206を介して、地図を受信する。端末装置200の制御部202は、受信した地図の情報に基づいて、出力部210のディスプレイに、当該地図を表示する。端末装置200のユーザは、ディスプレイの表示を見て、当該他のユーザとの関係を俯瞰してみることができる。
【0058】
(実施形態の作用、効果)
本実施形態のシステム10のサーバ装置100は、対象のユーザが関心のあるユーザを抽出する。関心のあるユーザは、対象のユーザによってあらかじめ選択されている。関心のあるユーザは、すべてのユーザとされてもよい。サーバ装置100は、ユーザの位置情報、ユーザの勤怠情報、ユーザのスケジュール情報などのユーザに関する情報に基づいて、ユーザの状況を判定する。また、ユーザの状況は、あらかじめ、対象のユーザから他のユーザへの接触容易性を示す尺度と対応付けられている。サーバ装置100は、他のユーザの状況、尺度に基づいて、対象のユーザを示す画像、及び、他のユーザを示す画像を配置した地図を作成する。当該地図では、他のユーザの状況、当該状況の尺度ごとに、他のユーザを示す画像が配置される。サーバ装置100が生成する当該地図により、ユーザが空間的に分散する状況下でも、対象のユーザを取り巻く他のユーザの状況を容易に俯瞰することができる。対象のユーザは、他のユーザの状況に応じて、話しかけたり、話しかけるのをやめたりなどの、他のユーザに対するアクションを決定することができる。他のユーザにとっては、話しかけられたくない状況(例えば、「高集中」など)において、話し
かけられにくくなる。また、サーバ装置100は、ユーザごとに異なる地図を作成することになる。作成される地図において、ユーザの状況ごとにユーザを示す画像が配置されることで、同じ状況のユーザを容易に把握することができる。
【0059】
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
【0060】
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体内には、CPU、メモリ等のコンピュータを構成する要素を設け、そのCPUにプログラムを実行させてもよい。
【0061】
また、このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、CD-R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
【0062】
また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
【0063】
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0064】
10 :システム
90 :情報処理装置
91 :プロセッサ
92 :メモリ
93 :記憶部
94 :入力部
95 :出力部
96 :通信制御部
100 :サーバ装置
102 :制御部
104 :記憶部
106 :通信IF
200 :端末装置
200A :端末装置
200B :端末装置
202 :制御部
204 :記憶部
206 :通信IF
208 :入力部
210 :出力部
212 :位置検出部
300 :ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6