(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024179729
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】ツール比較システム及びツール比較方法
(51)【国際特許分類】
G06F 8/70 20180101AFI20241219BHJP
【FI】
G06F8/70
【審査請求】未請求
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023098790
(22)【出願日】2023-06-15
(71)【出願人】
【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】宮田 辰彦
(72)【発明者】
【氏名】シャ キンイ
(72)【発明者】
【氏名】加藤 大羽
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376BC38
5B376BC41
5B376DA22
(57)【要約】 (修正有)
【課題】開発者が開発用ツールを選定するときの誤選定リスクを低減するツール比較システム及びツール比較方法を提供する。
【解決手段】複数ツールの仕様を比較するツール比較システム1であって、複数ツールのスペック情報を収集するWebデータ収集部26と、スペック情報から各々のツールのスペック項目毎の値の有無を特定し、スペック項目管理テーブルへ出力するスペック項目、値特定部22と、スペック項目管理テーブルから値の無いツールとスペック項目である不足情報を求める無記載スペック項目判定部24と、不足情報の収集をWebデータ収集部へ指示する非公式スペック取得指示部25と、スペック項目管理テーブルから全ての複数ツールの値が有るスペック項目を出力する入出力部12と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数ツールの仕様を比較するツール比較システムであって、
複数ツールのスペック情報を収集するスペック情報収集部と、
スペック情報から各々のツールのスペック項目毎の値の有無を特定し、スペック項目管理テーブルへ出力するスペック項目・値特定部と、
スペック項目管理テーブルから値の無いツールとスペック項目である不足情報を求める無記載スペック項目判定部と、
不足情報の収集をスペック情報収集部へ指示する非明記スペック取得指示部と、
スペック項目管理テーブルから全ての複数ツールの値が有るスペック項目を出力する出力部を備えるツール比較システム。
【請求項2】
請求項1に記載のツール比較システムにおいて、
スペック情報収集部が収集する複数ツールのスペック情報は複数ツールの提供元が提供する情報源であるツール比較システム。
【請求項3】
請求項2に記載のツール比較システムにおいて、
非明記スペック取得指示部が不足情報の収集を指示したとき、スペック情報収集部は複数ツールの提供元以外が提供する情報源から収集するツール比較システム。
【請求項4】
請求項3に記載のツール比較システムにおいて、
出力部はツール提供元が提供する情報源から得た値とツール提供元以外が提供する情報源が提供する値を異なる態様で出力するツール比較システム。
【請求項5】
請求項1に記載のツール比較システムにおいて、
複数ツールの指定を受け付ける入力部を備えるツール比較システム。
【請求項6】
請求項5に記載のツール比較システムにおいて、
入力部はスペック項目の指定を受け付けるツール比較システム。
【請求項7】
請求項1に記載のツール比較システムにおいて、
スペック項目は値の形式を規定するルール情報を含み、スペック情報収集部は収集した値をルール情報に基づいて変換するツール比較システム。
【請求項8】
請求項6に記載のツール比較システムにおいて、
入力部は入力端末の識別子を受付け、
当該入力端末から指定されたツールとスペック項目を格納する記憶部を備え、
前記入力端末の識別子を受付けたとき、記憶部に格納されたツールとスペック項目をデフォルトとするツール比較システム。
【請求項9】
複数ツールの仕様を比較するツール比較方法であって、
スペック情報収集部が複数ツールのスペック情報を収集し、
スペック項目・値特定部がスペック情報から各々のツールのスペック項目毎の値の有無を特定し、スペック項目管理テーブルへ出力し、
無記載スペック項目判定部がスペック項目管理テーブルから値の無いツールとスペック項目である不足情報を求め、
非明記スペック取得指示部が不足情報の収集をスペック情報収集部へ指示し、
出力部がスペック項目管理テーブルから全ての複数ツールの値が有るスペック項目を出力するツール比較方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ツール比較システム及びツール比較方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プログラマ以外の開発者が短期間でアプリを開発可能なノーコード・ローコードツールが数多く提供されている。これらのツールには有償のものが多く、目的はUIデザイン、Web画面設計、データ操作、処理フロー定義等多岐に渡る。
【0003】
ツール毎に開発方法やユーザインタフェースが異なり、各ツールの紹介サイトではUI設計をノーコードでできる、DB設計・構築をxx%短縮、等のように自ツールの特徴とするポイントをアピールしている。
【0004】
一方、ツールの使用者である開発者のバックグラウンド・スキルセットはデザイナ、人事担当者、プログラマ等多岐に渡る。開発者の目的も様々である。
【0005】
開発者はソフトウェア開発時、カタログやWebページ等で情報収集し、何れかのノーコード、ローコードツールを選択して開発するが、選択したツールが開発者のバックグラウンドや開発目的と合致しない場合、他のツールを試し、乗り換える事もある。
【0006】
特許文献1にはソフトウェア製品のソースコードを参照することなく、仕様書や設計書などのドキュメント類からそのソフトウェア製品を評価する項目を採取することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1には、ソフトウェア製品の内容を記述した仕様書,説明書,あるいは特定の書式に拘束されないドキュメントを取り込み前記ソフトウェア製品を評価する項目を抽出し、前記項目が複数個存在する場合にそれらの時系列および組合せを生成し前記ソフトウェア製品の評価項目表を作成するようにして構成することが開示されている。
【0009】
本発明の目的は開発者に応じた最適ツールをレコメンドし、ツール誤選定のリスクを低減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的は複数ツールの仕様を比較するツール比較システムであって、複数ツールのスペック情報を収集するスペック情報収集部と、スペック情報から各々のツールのスペック項目毎の値の有無を特定し、スペック項目管理テーブルへ出力するスペック項目・値特定部と、スペック項目管理テーブルから値の無いツールとスペック項目である不足情報を求める無記載スペック項目判定部と、不足情報の収集をスペック情報収集部へ指示する非明記スペック取得指示部と、スペック項目管理テーブルから全ての複数ツールの値が有るスペック項目を出力する出力部を備えるツール比較システムにより達成される。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、開発者が開発用ツールを選定するときの誤選定リスクを低減できる。上記した以外の課題、構成及び効果は以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施例におけるシステム構成図の例である。
【
図2】本発明の実施例におけるスペック項目管理テーブルの例である。
【
図3】本発明の実施例におけるスペック情報管理テーブルの例でる。
【
図4】本発明の実施例におけるツール管理テーブルの例である。
【
図5】本発明の実施例におけるデータソース管理テーブルの例である。
【
図6】ツール提供元から提供された情報に基づく比較結果の例である。
【
図7】ツール提供元以外から提供された情報を加えた比較結果の例である。
【
図8】本発明の実施例におけるツール間スペック記載比較処理のフローチャートの例である。
【
図9】本発明の実施例におけるツール提供元以外から提供される情報の取得処理のフローチャートの例である。
【
図10】本発明の実施例における出力画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。なお、実施例を説明するための各図において、同一の構成要素にはなるべく同一の名称、符号を付して、その繰り返しの説明を省略する。
【0014】
本発明は後述する実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例および同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。
【0015】
また、実施例で説明する処理部は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することによりソフトウェアで実現してもよい。
【0016】
実施例で説明するテーブル、領域等はデータベース(DB)であっても良く主記憶メモリに記憶されたデータであっても良い。
【実施例0017】
図1本発明の実施例におけるシステム構成図の例である。ツール比較システム1は処理装置であるCPU(Central Processing Unit)10、主記憶装置等のメモリ11、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの外部記憶装置30、入出力部12がバスで接続された計算機で実現される。本実施例ではスタンドアロンの計算機で実施する場合を例に説明するが、クラウドシステムを用いてクラウド上にシステムを実現しても良い。
【0018】
メモリ11にはスペック情報抽出部20、非公式スペック情報解析部21、スペック項目、値特定部22、ツール間スペック記載比較・特定部23、無記載スペック項目判定部24、非公式スペック取得指示部25、Webデータ収集部26、操作ログ収集部27等のソフトウェアモジュールが格納されている。
【0019】
外部記憶装置30にはスペック項目管理テーブル31、スペック情報管理テーブル32、ツール管理テーブル33、データソース管理テーブル34、ツール仕様情報35等のテーブル類が格納されている。
【0020】
メモリ11に格納されたソフトウェアモジュールは外部記憶装置30のテーブル類を参照し、CPU10で実行される。
【0021】
本実施例ではメモリ11と外部記憶装置30に分けてソフトウェアモジュール、テーブルを格納する例を説明するが、必ずしも分けて格納する必要はなく、外部記憶装置にソフトウェアモジュールが格納されていても良く、メモリにテーブルが格納されていても良い。
【0022】
ツール比較システム1はネットワーク7で公式情報が格納されているツールwebサイト2、非公式情報が格納されている投稿サイト3、ツールのソースプログラムが管理されているプログラムソース管理サイト4に接続されている。
【0023】
また、ツール比較システムを使用する開発者5、ツールを探しているツール探索者6にもネットワーク7を介して接続されている。
【0024】
図2は本発明の実施例におけるスペック項目管理テーブルの例である。スペック項目管理テーブル31にはどのような分野のツールであるかを示すスペック項目40、DB,プログラム、UX(User Experience)等の技術的な分類を示すカテゴリ41、値を記載するときの単位等を定めた記載ルール42、値を検索するときに用いるキーワード43が定義されている。
【0025】
これらのスペック項目はデフォルトで用意されているが、ツールは家電製品等の比較で通常用いられている消費電力、サイズ、画素数等の決まった項目だけで使用の適否を判断することは困難なため、ツール探索者の指定を受付け拡張できるようになっている。
【0026】
図3は本発明の実施例におけるスペック情報管理テーブルの例でる。Webデータ収集部26や操作ログ収集部27で集められた情報がスペック情報抽出部20や非公式スペック情報解析部21で抽出、解析され、スペック項目管理テーブルから選ばれたスペック項目について各々のツールの値が格納される。
【0027】
ツール名50はスペック項目の値を集めるツール、スペック項目51はツールの分野を示す情報、スペック項目を記入するときのルールを示した記載ルール52、集めたスペック項目の値53が対応付けて格納される。
【0028】
このテーブルを基にツール探索者6が指定したツールやツールのカテゴリに基づいて必要な情報を提供していく。
【0029】
図4は本発明の実施例におけるツール管理テーブルの例である。本ツール比較システムで情報を提供するツールを管理するテーブルである。ツール名60、ツールのリリース日61、収録されている情報の数を示すデータソース数62を対応付けて格納している。
【0030】
図5は本発明の実施例におけるデータソース管理テーブルの例である。ツール毎にツール名70、情報の種類を示すアクセス種類71、ツールの情報を提供しているURL(Uniform Resource Locator)であるアクセス先72を対応付けて格納している。
【0031】
図6はツール提供元から提供された情報に基づく比較結果の例である。スペック項目80、ツール1のスペック項目に対応する値81、ツール2のスペック項目に対応する値82、ツール3のスペック項目に対応する値83が格納されている。この例ではツール1―3の3種類のツールに関する比較を行っているが、ツールの分野により、さらに多くのツールに関する情報を比較することが可能である。
【0032】
しかしながら、この例のツール2のDB構築に関する値を見ると空白となっている。このテーブルはツールを提供している提供元のホームページ等の公式の情報を基に作成されたテーブルのため、全てのスペック項目に関する情報が公式の情報で提供されているとは限らない。
【0033】
図7は
図6のテーブルで不足する情報を補うためにツール提供元以外から提供された情報を加えた比較結果の例である。項目は
図6と同じであるが、ツール2のスペック項目「DB構築」の「DB構築操作」についても「応用ではプログラミング必要」という情報が追加されている。
【0034】
ツール提供元以外の情報とは例えばQiita(Qiitaは株式会社エイチームの登録商標です。)のような情報処理分野に関心がある人の投稿や、参照することが可能なホームページである。
【0035】
投稿者はツールの開発を行っている人、業務でツールを使用している人、趣味でツールを使用している人など様々な技術レベルの人である。このため、投稿内容は必ずしも信用できる内容とは限らない。
【0036】
また、投稿内容も読者を特定して記載されたものとは限らないため、ツールの評価は全ての人に受け入れられるものとは限らない。
【0037】
例えば、「DB構築」の「従来のDB構築時間を1時間とした場合」の比較ではツール3については「時間がかかる」という値が入力されているが、数時間必要という意味なのか、数日必要という意味なのかは不明であり、どのような習熟度の人を前提とするのかも不明である。
【0038】
このため、どのような情報源から得られた情報(値)なのかが分かるように比較結果を提供することや、情報源そのものを確認できる手段を提供することが望まれている。
【0039】
図8は本発明の実施例におけるツール間スペック記載比較処理のフローチャートの例である。Webデータ収集部26がツールを提供しているベンダーのサイトからツールのスペックに関する情報を取得する(S10)。スペック項目、値特定部22が取得したツールのスペックに関する情報からスペック情報を抽出し、該当する項目、値を取得する。項目、値の特定はスペックに関する情報の文字分析、表分析で行う(S11)。
【0040】
取得した項目と値の分類を行い(S12)、分類されたスペック項目とルールをスペック項目管理テーブル31へ登録する(S13)。また、スペック項目とその値をスペック情報管理テーブル32へ登録する(S14)。
【0041】
次に、ツール間スペック記載比較・特定部23が既にスペック情報管理テーブル32に見つかった項目が登録されているどうかを判定する。この判定はスペック情報管理テーブル32の構造に依存するため、他のツールの項目確認を個々に行っても良い(S16)。他のツールにS14で登録した項目が存在するかどうかを判定し、当該項目の値が登録されていなければ、スペック情報管理テーブル32の当該ツールに項目を追加する(S17)。
【0042】
見つかった項目全てについて、既にスペック情報管理テーブル32に登録されているかどうかの確認を行い、項目全てについて確認されていれば処理を終了する(S18)。
【0043】
この例ではツール提供元のホームページからツールに関連する情報を入手し、スペック情報管理テーブルを作成、更新する例を説明したが、ツール仕様情報35にツールの情報を入力し、ダウンロードしたカタログを格納することにより比較に適した情報を使用し、ツールの適切な比較がなされるようにしても良い。
【0044】
図9は本発明の実施例におけるツール提供元以外から提供される情報の取得処理のフローチャートの例である。
図8のフローチャートの処理により、ツールの提供元から提供されているツールに関する情報で、全ての項目に関する情報が得られればスペック情報管理テーブル32を埋めることができるが、通常はツールの提供元では提供していない項目の情報がある。
【0045】
この場合、ツールの提供元以外のツールユーザが情報を提供しているサイトや、ユーザの操作ログ、評価サイトの情報を基にスペック情報管理テーブル32を作成する。
【0046】
具体的な処理としては、非公式スペック取得指示部25がデータソース管理テーブル34を参照し、選択したデータソースから対象ツールの情報取得を指示する(S20)。データソースは通常URLの形式で格納されているが、IPアドレスの様な形式でも良い。
【0047】
スペック情報抽出部20が指定されたデータソースからツールに関する情報を取得し(S21)、スペック項目、値特定部22がスペック項目の値存在と分類を解析する(S22)。抽出したスペックの項目と値をスペック情報管理テーブル32へ登録する(S23)。
【0048】
登録するときにはスペック項目管理テーブルの記載ルールを参照し、時間で記載する項目であれば時間に関する値を登録する。また、時間の単位も「分」で登録する項目であれば「時間」で記載されていた値は「分」に変換して登録する。
【0049】
また、記載ルールとして可否を示す値を登録するスペック項目であれば、「Yes/No」で記載されていた情報を「可/否」に変換することも行う。
【0050】
データソース管理テーブル34に情報を取得していないデータソースが登録されているかどうかを確認し(S24)、未取得のデータソースが残っていれば同様の処理を繰り返し、登録されている全てのデータソースから情報を取得してれば処理を終了する。
【0051】
同様の処理をユーザの操作ログについても操作ログ収集部27が行う。操作ログについては公開されている情報が少ないため、特定のツールユーザから送付される操作ログを基に解析を行っても良い。
【0052】
ツール提供元のホームページ等も日々更新され、その他のデータソースについても頻繁に更新されるため、一度ツールに関する情報を取得済のデータソースであっても週に1度、月に1度といったサイクルで再度収集することにより常に最新の情報に更新しておくことが必要である。
【0053】
図10は本発明の実施例における出力画面の例である。情報を得たいツール種別90を選択し、注目スペック項目91と注目観点キーワード92を選択する。この例ではビジネスアプリのツールについて、データベース、外部サービス連携に関する開発時間や使いやすさの情報を出力するよう指定した例である。
【0054】
指定されたツール種別90、注目スペック項目91等、注目観点キーワード92等のデータはツール探索者が使用する端末の識別子、ユーザID等と対応付けて保存し、次回当該探索者がツール比較システムを使用するときデフォルトとして最後に使用した条件を表示するようにすればツール比較システムの操作性が向上する。
【0055】
このような指定が入出力部12で受け付けられ、指定に基づいて出力する情報がスペック情報管理テーブルから選択される。
【0056】
画面の下部に、指定した情報に基づいてスペック情報管理テーブル32から選ばれた情報が表示されている。必ずしも全ての項目が記載されているわけではなく、ツール提供元以外の情報を集めても埋まらなかった項目については「情報無し」と表示される。
【0057】
また、情報が表示された項目についても下線が記載された情報は記載内容からだけでは十分な情報が提供できない場合もあるため、記載されている情報が提供されていたデータソースのURLがリンクされている。
【0058】
この他に、データソースに基づいて表示される値の色やセルの色を変えることにより値の信頼度を示すようにすれば、ユーザが当該項目の値をどの程度信用して判断すれば良いかの目安になる。
【0059】
また、この例ではツール種別を指定しツールを比較する情報を出力させる例を説明しているが、特定のツールの選択を受付け、受付けたツールの比較を行うようにすれば、ツール探索者が関心を持つツールを直接比較することが可能となる。
1 ツール比較システム、2 ツールWebサイト、3 投稿サイト、4 プログラムソース管理サイト、5 開発者、6 ツール探索者、10 CPU、11 メモリ、12 入出力部、20 スペック情報抽出部、21 非公式スペック情報抽出部、22 スペック項目、値特定部、23ツール間スペック記載比較・特定部、24 無記載スペック項目判定部、25非公式スペック取得指示部、26 Webデータ収集部、27 操作ログ収集部、30 外部記憶装置、31 スペック項目管理テーブル、32 スペック情報管理テーブル、33 ツール管理テーブル、34 データソース管理テーブル、35 ツール仕様情報