(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024179870
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】無人搬送システム及び無人搬送方法
(51)【国際特許分類】
B65G 1/137 20060101AFI20241219BHJP
G05D 1/43 20240101ALI20241219BHJP
B65G 1/00 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
B65G1/137 A
G05D1/02 P
G05D1/02 Y
B65G1/00 501C
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023099127
(22)【出願日】2023-06-16
(71)【出願人】
【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147304
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 知哉
(74)【代理人】
【識別番号】100148493
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 浩二
(74)【代理人】
【識別番号】100168583
【弁理士】
【氏名又は名称】前井 宏之
(72)【発明者】
【氏名】早川 翔吾
【テーマコード(参考)】
3F022
3F522
5H301
【Fターム(参考)】
3F022JJ11
3F022LL07
3F022MM11
3F022MM22
3F022MM35
3F022PP04
3F522BB35
3F522CC10
3F522DD06
3F522DD22
3F522DD36
3F522EE16
3F522FF05
3F522GG05
3F522GG13
3F522HH16
3F522JJ02
3F522LL09
3F522LL33
3F522LL57
5H301BB05
5H301CC03
5H301DD07
5H301KK02
5H301KK10
(57)【要約】
【課題】AGVの走行ルートの指示を簡単な作業で自動的に行うことが可能な無人搬送システム及び無人搬送方法を提供する。
【解決手段】荷物30を搬送する無人搬送機10と通信可能な無人搬送システム1であって、予め定められた所定のマーク40と配送先とを紐付けて記憶する記憶部211と、マーク40を撮像する撮像部120と、撮像されたマーク40を認識する認識部111bと、認識されたマーク40に紐付けて記憶部211に記憶されている配送先へ無人搬送機10を移動させる制御を行う運行制御部212aとを備える。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
荷物を搬送する無人搬送機と通信可能な無人搬送システムであって、
予め定められた所定のマークと配送先とを紐付けて記憶する記憶部と、
前記マークを撮像する撮像部と、
撮像された前記マークを認識する認識部と、
認識された前記マークに紐付けて前記記憶部に記憶されている前記配送先へ前記無人搬送機を移動させる制御を行う運行制御部と
を備える、無人搬送システム。
【請求項2】
前記マークは彩色物である、請求項1に記載の無人搬送システム。
【請求項3】
前記マークは彩色された用紙である、請求項2に記載の無人搬送システム。
【請求項4】
前記マークは、基準色に彩色された基準彩色物と併せて配置される、請求項1又は請求項2に記載の無人搬送システム。
【請求項5】
前記認識部は、前記無人搬送機が所定の位置に置かれたときに前記マークを認識する、請求項1又は請求項2に記載の無人搬送システム。
【請求項6】
前記マークは、前記荷物に付されるか、又は前記荷物を載置する搬送台に付される、請求項1又は請求項2に記載の無人搬送システム。
【請求項7】
荷物を搬送する無人搬送機との通信による無人搬送方法であって、
予め定められた所定のマークと配送先とを紐付けて記憶する記憶工程と、
前記マークを撮像する撮像工程と、
撮像された前記マークを認識する認識工程と、
認識された前記マークに紐付けて前記記憶工程において記憶されている前記配送先へ前記無人搬送機を移動させる制御を行う運行制御工程と
を含む、無人搬送方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、荷物を搬送する無人搬送機と通信可能な無人搬送システム、及び無人搬送機との通信による無人搬送方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無人搬送車〈AGV:Automatic Guided Vehicle〉に搭戴されたカメラによって撮影した、位置情報と紐付けられたランドマークを撮影することにより現在の位置を推定し、荷物を搬送する無人搬送車が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、現状のAGVシステムの走行ルートは、予め設定されている場合は定型的なルートしか設定できず、また運搬物によって走行ルートを変更させる場合は、人間の指示によって設定する必要があった。走行ルートの指示をする場合は、人間が運搬物の情報を把握し、その情報より指示をするという作業が発生していた。
【0005】
本開示は、AGVの走行ルートの指示を簡単な作業で自動的に行うことが可能な無人搬送システム及び無人搬送方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の無人搬送システムは、荷物を搬送する無人搬送機と通信可能な無人搬送システムであって、予め定められた所定のマークと配送先とを紐付けて記憶する記憶部と、前記マークを撮像する撮像部と、撮像された前記マークを認識する認識部と、認識された前記マークに紐付けて前記記憶部に記憶されている前記配送先へ前記無人搬送機を移動させる制御を行う運行制御部とを備える。
【0007】
本開示の無人搬送方法は、荷物を搬送する無人搬送機との通信による無人搬送方法であって、予め定められた所定のマークと配送先とを紐付けて記憶する記憶工程と、前記マークを撮像する撮像工程と、撮像された前記マークを認識する認識工程と、認識された前記マークに紐付けて前記記憶工程において記憶されている前記配送先へ前記無人搬送機を移動させる制御を行う運行制御工程とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、AGVの走行ルートの指示を簡単な作業で自動的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本開示の一実施形態に係る無人搬送システム1の概略構成を示す説明図である。
【
図2】無人搬送システム1の機能的構成を示すブロック図である。
【
図3A】マーク40と基準色マーク41の第1配置例である。
【
図3B】マーク40と基準色マーク41の第2配置例である。
【
図3C】マーク40と基準色マーク41の第3配置例である。
【
図4A】基準色マークと一体化したマーク40Aの第1例である。
【
図4B】基準色マークと一体化したマーク40Aの第2例である。
【
図4C】基準色マークと一体化したマーク40Aの第3例である。
【
図5】無人搬送システム1の流れを示す説明図である。
【
図6】無人搬送システム1の主要処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
【0011】
1 無人搬送システム1の構成
図1は、本開示の一実施形態に係る無人搬送システム1の概略構成を示す説明図である。
図2は、無人搬送システム1の機能的構成を示すブロック図である。
【0012】
これらの図に示すように、無人搬送システム1は、カメラシステム100と、荷物30を搬送する無人搬送機(AGV)10の運行を制御するAGV搬送システム200とを備える。カメラシステム100は、主体となるカメラ管理サーバー110と、少なくとも1台のカメラ120と、ハブ130とを備える。AGV搬送システム200は、主体となる配送管理サーバー210と、無線アクセスポイント220とを備える。
【0013】
AGV10は、物流倉庫や製造工場などで、荷物30を無人搬送するための装置である。床面に貼られた磁気テープなどに沿って走行する有軌道タイプや、ガイドレス(無軌道)タイプが挙げられるが、このAGV10はガイドレスタイプである。また、このAGV10は潜伏牽引型であり、ダンボール箱などの荷物30を載置したカゴ車20の下に潜り込んだ後にフック機構などを上昇させてカゴ車20と連結する。この後でAGV10を移動させることで、カゴ車20に載置された荷物30を無人搬送することができる。ただし、AGV10はここで例示したものに限らない。なお、カゴ車20は本開示の「搬送台」の一例である。
【0014】
各AGV10は、それぞれ固有管理されており、AGV搬送システム200によって同時制御されている。AGV10は、搭載された距離センサーやエンコーダーなどによってリアルタイムで現在位置の計測を行う。計測された現在位置をAGV搬送システム200上のマップと連動させることで、AGV搬送システム200は各AGV10の現在位置を管理する。
【0015】
この無人搬送システム1では、複数の配送先のいずれかを指定するために、配送先毎に予め定められた所定のマーク40を用いる。これにより、AGV10の走行ルートの指示を簡単な作業で自動的に行うことが可能となる。なお、各マーク40は、カメラ120による画像解析によって確実に識別できるような外観(形状や大きさなど)を有するとともに、マーク40毎の差違も明確であることが好ましい。マーク40についての詳細は後述する。
【0016】
1.1 カメラ管理サーバー110について
カメラ管理サーバー110は、カメラ120からの映像データの録画及び管理や画像解析などを行う。カメラ管理サーバー110は、各部を制御するCPU(Central Processing Unit)111と記憶部112とを備える。なお、カメラ管理サーバー110のハードウェア構成は、サーバー用の一般的なコンピューターと同様なので、詳細な説明は省略する。
【0017】
CPU111は、カメラ制御部111aと、認識部111bとを有する。カメラ制御部111a及び認識部111bは、例えば、それぞれに対応する機能のソフトウェアをCPU111が実行することで具現化される。
【0018】
カメラ制御部111aは、各カメラ120による撮像の開始及び停止や、映像データの記憶部112への保存や管理などを制御する。
【0019】
認識部111bは、撮像されたマーク40を認識する。具体的には、認識部111bは、カメラ120からの映像データの画像解析を行って、撮像されたマーク40を認識する。認識部111bは、AGV10が所定の位置(例えば、
図5のカゴ車配置エリアA2)に置かれたときにマーク40を認識する。これにより、必要なタイミングでマーク40を認識することができる。なお、マーク40がカラー用紙の場合には、撮像されたマーク40の色も認識する。
【0020】
カメラ120は、マーク40を撮像する。カメラ120は、カラー撮像が可能なものであり、AGV10の走行状態やマーク40などを監視するために必要な台数が適切な場所にそれぞれ配置される。マーク40を明瞭に撮像できるようにするため、例えば、カゴ車20が所定の待機場所(
図5のカゴ車配置エリアA2を参照)に所定の向きで置かれたときに、マーク40を確実に撮像できる位置にカメラ120を配置してもよい。なお、カメラ120は本開示の「撮像部」の一例である。
【0021】
この無人搬送システム1では、マーク40がカラー用紙の場合は、カメラ120にはカラーの検知エリアが指定される。この検知エリア内にカラー(マーク40)が進入した時点で、カメラ120は検知を開始して、マーク40を撮像する。
【0022】
カメラ管理サーバー110と各カメラ120とは、ハブ130を介して有線でネットワーク接続されている。ハブ130としては、イーサネット(登録商標)ケーブルを通して電力を供給できるPoE(Power over Ethernet(登録商標))が好ましいが、これに限らない。なお、有線接続に限らず、無線接続でもよい。
【0023】
1.2 配送管理サーバー210について
配送管理サーバー210は、AGV10の走行や指示などを管理する。配送管理サーバー210は、必要な情報やデータなどを記憶する記憶部211と、各部を制御するCPU212とを備える。なお、配送管理サーバー210のハードウェア構成は、サーバー用の一般的なコンピューターと同様なので、詳細な説明は省略する。
【0024】
記憶部211は、予め定められた所定のマーク40と配送先とを紐付けて記憶する。AGV10による実際の無人搬送に先立って、例えば、
図2に示すように、複数の色のマーク(A色、B色、C色、・・・)について、それぞれの配送先としてAエリア、Bエリア、Cエリア、・・・を紐付けて記憶する。
【0025】
CPU212は、運行制御部212aを有する。運行制御部212aは、例えば、それぞれに対応する機能のソフトウェアをCPU212が実行することで具現化される。
【0026】
運行制御部212aは、認識部111bによって認識されたマーク40に紐付けて記憶部211に記憶されている配送先へAGV10を移動させる制御を行う。このような本実施形態の構成により、AGV10の走行ルートの指示を簡単な作業で自動的に行うことが可能となる
【0027】
配送管理サーバー210には、無線アクセスポイント220が有線でネットワーク接続されている。これにより、AGV搬送システム200を備える無人搬送システム1は、各AGV10と無線通信が可能となる。この無線通信はWi-Fi(登録商標)方式であるが、この方式に限るわけではない。
【0028】
2 マーク40について
マーク40としては、例えば、複数の配送先に応じてそれぞれ予め定められている色に彩色されている彩色物が挙げられる。したがって、マーク40として用いる同じ物を色分けするだけでよい。この結果、マーク40の必要数の準備が容易であり、作業者にとっても配送先の区別がしやすい。
【0029】
彩色物としては、具体的には、彩色された用紙(カラー用紙)が挙げられる。この結果、各マーク40を画像解析によって確実に識別できるとともに、作業者にとっても配送先の区別がしやすい。ただし、作業者のために、配送先を文字などで記載してもよい。
【0030】
カラー用紙を繰り返して使用する場合、耐久性などの観点からは、ある程度の強度を有する厚紙やダンボールなどを用いてもよい。あるいは、発泡スチロール、プラスチック、木材などの薄いボードを用いてもよいし、耐久性を重視するなら、薄くて軽い金属製の板材などを用いてもよい。ただし、これらの例示に限らない。
【0031】
各マーク40の識別性を高めるには、ある程度のサイズが必要である。例えば、荷物30と同程度のサイズとしてもよい。また、色だけでなく、例えば形状などにも差違を持たせてもよい。様々な形状の具体例としては、矩形、円形、三角形、菱形、星形などが挙げられる。識別性が十分高い色を用いるのであれば、各マーク40をすべてその色に統一して、形状だけを異ならせてもよい。
【0032】
なお、例えば、照明の光源やその光色などによっては、カメラ120で撮像されたマーク40の色を必ずしも正確に認識できないこともあり得る。そこで、色補正用の基準色に彩色された基準色マーク41も併せて配置するようにしてもよい。したがって、照明の光源やその光色などの影響を低減できる。この結果、マーク40の色をより正確に認識することができる。なお、基準色マーク41は本開示の「基準彩色物」の一例である。
【0033】
図3A~
図3Cは、マーク40と基準色マーク41の第1~第3配置例である。これらの図に示すように、マーク40と基準色マーク41とを並べて配置してもよい。例えば、
図3Aに示すように、同一形状で同一サイズのマーク40と基準色マーク41とを横に並べてカゴ車20に貼り付けてもよい。
図3Bに示すように、形状はほぼ同一としながらサイズは基準色マーク41の方を小さくして、マーク40と横に並べてカゴ車20に貼り付けてもよい。または、
図3Cに示すように、横幅は同一としながら縦幅は基準色マーク41の方を小さくして、マーク40と上下に並べてカゴ車20に貼り付けてもよい。
【0034】
図4A~
図4Cは、基準色マークと一体化したマーク40Aの第1~第3例である。これらの図に示すように、基準色マークと一体化したマーク40Aをカゴ車20に貼り付けてもよい。つまり、マーク40Aの一部が基準色に彩色されている。例えば、
図4Aに示すように、右半分の領域を基準色に彩色してもよい。
図4Bに示すように、下側の一部領域を基準色に彩色してもよい。または、
図4Cに示すように、周囲部分を基準色に彩色してもよい。
【0035】
また、マーク40は、AGV10の近傍に配置される。マーク40は、例えば、荷物30に直接付されるか、又は荷物30を載置するカゴ車20に付されるが、このような付し方に限らない。このようにすれば、荷物30とマーク40との対応が明確になる。なお、「付し方」の具体例としては、貼り付けや取り付けなどが挙げられる。あるいは、カゴ車20に設けたフックなどに、孔を設けたマーク40を掛けるようにしてもよい。ただし、これらの例示に限らない。
【0036】
3 無人搬送システム1の主要処理及び作業手順
図5は、無人搬送システム1の流れを示す説明図である。
図6は、無人搬送システム1の主要処理を示すフローチャートである。なお、以下の処理に先立って、マーク40の色と配送先とを紐付けて記憶部211に記憶しておく。この工程は本開示の「記憶工程」の一例である。
【0037】
これらの図に示すように、ステップS1では、作業者がまず、空きカゴ車保管エリアA1に保管されている複数のカゴ車20から1つを選ぶ。作業者は、そのカゴ車20に荷物30の積み込みや積み下ろしの作業を行い、終了するとこの処理は次へ進む。
【0038】
ステップS2では、作業者は、荷物30を積載したカゴ車20を指定場所へ配置する。すなわち、そのカゴ車20をカゴ車配置エリアA2へ移動する。
【0039】
ステップS3では、作業者は、カゴ車配置エリアA2へ移動したカゴ車20に、配送先情報を示すカラー用紙を貼り付ける。
【0040】
ステップS4では、カゴ車配置エリアA2を監視しているカメラ管理サーバー110が、カゴ車20が移動されたことを認識する。カメラ管理サーバー110は、カメラ120によってカゴ車20を貼り付けられているマーク40も含むように撮像を行う。なお、このステップS4は本開示の「撮像工程」の一例である。
【0041】
ステップS5では、カメラ管理サーバー110の認識部111bが、カメラ120からの映像データの画像解析を行って、撮像されたマーク40を認識し、カラーの判定を行う。なお、このステップS5は本開示の「認識工程」の一例である。
【0042】
ステップS6では、カメラ管理サーバー110が、認識部111bによって判定されたカラー情報(配送先を示す)をAGV搬送システム200の配送管理サーバー210へ送信する。
【0043】
ステップS7では、配送管理サーバー210がカメラ管理サーバー110からカラー情報を受信すると、運行制御部212aがそのカラー情報に紐付けて記憶部211に記憶されている配送先を選び出す。
【0044】
ステップS8では、配送管理サーバー210が運行制御部212aによって選び出された配送先情報を、AGV待機エリアA3の先頭のAGV10へ送信する。なお、このステップS8は本開示の「運行制御工程」の一例である。
【0045】
ステップS9では、配送管理サーバー210から配送先情報を受信したAGV10が、カゴ車20と連結し、そのカゴ車20に貼り付けられているマーク40の色に対応する配送先へ移動する。例えば、
図5に示すように、カゴ車20に貼り付けられているマーク40が色Bであれば、エリアBへ移動する。
【0046】
なお、配送先へのカゴ車20の牽引が終了すると、AGV10はそのカゴ車20との連結を解除して、AGV待機エリアA3の最後尾へ移動する。
【0047】
上述した実施形態では、無人搬送システム1は、カメラシステム100とAGV搬送システム200とを備えていたが、このような構成に限らない。例えば、カメラ120を配送管理サーバー210に接続するとともに、カメラ管理サーバー110の機能を配送管理サーバー210に追加してもよい。これにより、1台のサーバー用コンピューターだけで無人搬送システム1を構成することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本開示は、荷物を搬送する無人搬送機と通信可能な無人搬送システムや、無人搬送機との通信による無人搬送方法などに利用可能である。
【符号の説明】
【0049】
1 無人搬送システム
10 AGV
20 カゴ車
30 荷物
40 マーク
40A マーク
41 基準色マーク
100 カメラシステム
110 カメラ管理サーバー
111 CPU
112 記憶部
120 カメラ
130 ハブ
200 AGV搬送システム
210 配送管理サーバー
211 記憶部
212 CPU
220 無線アクセスポイント