(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180188
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】飲食店・宿泊施設用布製品
(51)【国際特許分類】
A47G 23/00 20060101AFI20241219BHJP
【FI】
A47G23/00 C
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023099680
(22)【出願日】2023-06-16
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年6月19日に、株式会社DMMIがイギリスのウィンザーにて開催されたPOLO(ポロ)の世界大会「Out-Sourcing Inc Royal Windsor Cup2022」において、本発明の飲食店用布製品を公開した。
(71)【出願人】
【識別番号】521112648
【氏名又は名称】株式会社DMMI
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】松元 雅彦
【テーマコード(参考)】
3B115
【Fターム(参考)】
3B115AA30
3B115BA24
3B115DA13
3B115DB11
(57)【要約】
【課題】飲食店
・宿泊施設において、ウェイターやソムリエがトーションを腕に掛けた状態でサービスを行う時や、テーブルナプキンを飾りとして使用したときに、客のセレブリティ志向を満足させ、あるいは飲食店
・宿泊施設、又は飲食店
・宿泊施設で提供される飲食物の高級感やブランドを客に強くアピールすることができるトーションやテーブルナプキン等の飲食店
・宿泊施設用布製品を提供する。
【解決手段】
本発明による飲食店・宿泊施設用布製品は、正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの少なくとも一つの矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施したことを特徴とす
る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トーション、テーブルナプキンを含む飲食店で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの少なくとも一つの矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施したことを特徴とする飲食店用布製品。
【請求項2】
前記装飾柄は、前記布とは別の第2の布で形成されることを特徴とする請求項1に記載の飲食店用布製品。
【請求項3】
前記第2の布は、着物生地で形成されることを特徴とする請求項2に記載の飲食店用布製品。
【請求項4】
前記装飾柄を施した一つの矩形エリアに、さらに飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄の少なくとも一方が設けられることを特徴とする請求項1に記載の飲食店用布製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は飲食店用布製品に関し、飲食店において、食事や飲み物の提供を行うウェイターや、専門知識を持ってワインの選定や提供を行うソムリエが客へのサービス時に腕に掛けて携行するトーションや、あるいは結婚披露宴や迎賓の宴会場において、食器等のテーブルウェアに美しい形状に折って作った飾り付けとして使用するテーブルナプキンなどの飲食店用布製品に関する。
【背景技術】
【0002】
一流ホテルや高級レストランなどの飲食店において、ウェイターは熱い皿等を持つ時や配膳時に誤って料理をこぼした時に使うため、またソムリエはワインクーラーから取り出したワイン瓶の水気を拭ったり、グラスにワインを注ぐ際に注ぎ口から垂れたワインを拭うため、トーションを1方向に3,4回折りたたんで、その中央付近で山折り様に曲げて腕にかけた状態で常時携行している。
【0003】
また最近では、従来、テーブルの客席に畳んで置かれるだけだったテーブルナプキンが、例えば結婚披露宴やホームパーティーにおけるテーブルコーディネートの一つとして利用されることが多くなっている。バラの花や王冠のような形状を模して、折り方を工夫して美しく飾ったものを皿などのテーブルウェアと共にセットする「飾りナプキン」や、席札やメニューカードと共に花をトーションに添える「トーションフラワー」といった使われ方が人気のおもてなし演出となっている。
【0004】
フォーマルな場面では白色・無地のものと決まりがあるものの、用途の多様化に伴って、色彩のカラフルなもの、織柄、プリント柄等をあしらってデザイン性を追求したトーションやテーブルナプキン等が登場してきた(特許文献1)。しかし、これらの従来の飲食店用布製品は、それ自身が上品で高級感を保ちつつ、セレブリティの高い客層を満足させたり、飲食店又は飲食店で提供される飲食物のブランドに対する高いアピール性を持たせたようなものではなかった。また、特許文献1の発明はテーブルで使用する折り畳みナプキンに関するものであって、トーションとしての使用に関しては全く考慮されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来の飲食店用布製品における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ウェイターやソムリエがトーションを腕に掛けた状態でサービスに当たる時や飾りナプキンとして使用したときに、客のセレブリティ志向を満足させ、あるいは飲食店又は飲食店で提供される飲食物の高級感やブランドを客に強くアピールすることができるトーションやテーブルナプキン等の飲食店用布製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明による飲食店用布製品は、トーション、テーブルナプキンを含む飲食店で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの少なくとも一つの矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施したことを特徴とする。
【0008】
前記装飾柄は、前記布とは別の第2の布で形成されることが好ましい。
【0009】
前記第2の布は、着物生地で形成されることが好ましい。
【0010】
前記装飾柄を施した一つの矩形エリアに、さらに飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄の少なくとも一方が設けられることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る飲食店用布製品によれば、ウェイターやソムリエがトーションとして用いる場合には1方向に3,4回折りたたんで、その中央あたりで山折り様に曲げて腕に掛けてサービスを行うため、またテーブルナプキンとして飾りつけに利用する場合には折りたたみ方を工夫することで、装飾柄や着物地に加え、飲食店または飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマークやデザイン柄がちょうど客からはっきりと見える位置に来るため、宣伝やアピールする効果を高めることができる。
【0012】
本発明に係る飲食店用布製品によれば、装飾柄として、日本の伝統美の一つである着物の生地を使用することで、サービスを提供するお店の高級感を高め、ラグジャリーな空間の演出に寄与するとともに、飲食店または飲食店で提供される飲食物のブランドをアピールすることでブランディングに貢献するとともに、お店を訪れたゲストに最高のおもてなしを提供することができる。特に、日本の文化に関心の高いインバウンドのゲストには高い満足感を提供することができる。
【0013】
また、着物を反物から作る際や着物をリメイクする際に生じる端切れを無駄にしないで利用することができるので、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の第1の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
【
図2】本発明の第2の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
【
図3】本発明の第3の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
【
図4】本発明の第4の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
【
図5】本発明の第5の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
【
図6】本発明の第4の実施形態による飲食店用布製品をトーションとして使用するときの折りたたみ方の一例と、ウェイターやソムリエが使用するときの様子を示す図である。
【
図7】本発明の第5の実施形態による飲食店用布製品を飾りナプキンとして使用するときの折りたたみ方の一例と、テーブルデコレーションに使用するときの様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に本発明に係る飲食店用布製品を実施するための具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
本発明による飲食店用布製品1は、ウェイターやソムリエが使用する場合はトーションと呼ばれ、テーブルで客が使用する時はテーブルナプキンとしても使用できる布である。特に、トーションとして使用する場合には、一方向に折りたたんで、腕に掛けて使用するため、客の目を引きやすい。この点を踏まえ、本発明の飲食店用布製品1は、折りたたんだときに客の目に留まる部分に装飾を施すことにより、高級感を提供する。折りたたむ回数は、通常3~4回、すなわち3分割又は4分割として使用される。しかし、これに限定されるものではない。
【0017】
図1は、本発明の第1の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
図1を参照すると、本発明の実施形態による飲食店用布製品1は、布本体2と布本体2に施された装飾柄6を備える。装飾柄6は、布本体2の一定方向への折りたたみ位置を想定した、仮想線である分割線3により分割された矩形エリアの少なくともいずれかの短辺に直交する中心線5に沿って設けられる。
【0018】
図1に示す実施形態では、例えば、1辺50cmの正方形の形状を有する綿100%の綾織り布を布本体2とし、その1辺を4等分に分割する矩形エリアのうち、
図1の左から2番目の矩形エリア4において、矩形エリアの短辺に直交する中心線5上に、例えば幅5cm、長さ50cmの帯状のプリント柄を装飾柄6として、その中心線が矩形エリア4の中心線5と重なるようにシルクスクリーン印刷を用いて形成し、トーションやテーブルナプキンとして使用可能な、本発明の飲食店用布製品1を実現することができる。
【0019】
本発明にかかる正方形を含む矩形の形状を有する布本体2の一辺をN分割する分割数については、特に制限を設けないが、Nが大きすぎると布本体2を折りたたんだ時に分厚くなって使いづらくなるため、実用的にはN=2~8の範囲が好適である。
【0020】
N分割した矩形エリアのいずれも、所定の幅の装飾柄6を施すことが可能であり、また2以上の分割した矩形エリアに装飾柄6を施すことも可能である。また、装飾柄6を、正方形を含む矩形の形状を有する布本体2の一方の面に施すだけなく、両側の面に施すことも可能であり、装飾柄6を施す矩形領域の位置が布本体2の面によって異なることも可能である。これにより、折り方を変えて2種類以上の装飾柄を使い分けて客に見えるようにすることも可能である。
【0021】
正方形を含む矩形の形状を有する布本体2のN分割された矩形エリア4の中における装飾柄6の配置の仕方については、矩形エリア4の中心線5と装飾柄6の中心線が同一となるようにすることが好ましいが、必ずしも中心線同士が重なっていなくてもよい。布本体2をN分割した矩形エリア4内における装飾柄6の大きさは、中心線に沿う方向の大きさ(長さ)に関しては、布本体2の大きさを最大として全体にわたってもよく、またその一部でもよい。また、中心線に直交する方向(幅)に関しては、分割した矩形エリア4の短辺方向の大きさを最大として、全体にわたってもよく、またその一部でもよい。また、中心線に沿う方向で装飾柄6の大きさ(幅)を変化させてもよい。装飾柄6は、正方形を含む矩形状、円を含む楕円状、また多角形やその他任意の形状のものを中心線5と略平行に不連続に配列したものでもよい。
【0022】
布本体2への装飾柄6の形成方法には、シルクスクリーン印刷の他に、アイロン(転写)プリント、熱転写プリント、圧着転写プリント、昇華転写プリント、インクジェットプリント、パッド転写、刺繍、手書きなどの方法が使用可能である。
【0023】
布本体2の素材としては、高級感のあるトーション、テーブルナプキン等の飲食店用布製品を実現するためには、吸水性に優れることはもちろんとして、使ってもシワになりにくく、生地のコシが強くて光沢があり、質感・高級感を有することが求められる。吸水性の観点からは、綿、麻、ポリエステルなどの素材が好適である。特に、麻の一種である亜麻(リネン)は、吸水性に優れ乾きが早いのが特徴で、光沢があり柔らかく手触りもいいため最高級の素材とされ、フォーマルな場面で使用される。綿はもっとも汎用的な素材であり、カジュアルな場面であれば、扱いやすく、汚れても繰り返し洗濯ができ、耐久性があるため多用されている。ポリエステル素材は、吸湿性が低いためすぐに乾き、水による収縮もなく、色合いが良く美しさがあるものの、つるつる滑るうえに吸水性の点では麻や綿に比べると若干劣る面もある。
【0024】
汎用的な綿素材のなかでは、厚手のものでも生地のしなやかさが出せる、綾織り(ツイル生地)か朱子織り(サテン生地)のものが好適である。朱子織りの生地は光沢があり高級感のある綺麗なドレープが出しやすいためフォーマルウェアなどでも使用されるもので、手触りがなめらかで、他の生地と比べて摩擦や引っかかりが少ない。しかし、平織りの生地に比べると、糸の浮いている部分が多いので、引っ張りや摩擦に対する強度は弱く、ひっかき傷がついたり、折り目やしわがつくと目立ちやすいという弱点がある。綾織りの生地は、伸縮性に優れ肉厚で丈夫な生地になる。厚めの生地でも柔らかさを出せるためしなやかな風合いが出せるとか、シワになりにくく手入れが簡単という特徴がある、上品な光沢感がありシワになりにくい、朱子織りと同様、平織りに比べて摩擦には弱い面はある。トーションやテーブルナプキンのように比較的厚手の生地が使われ、汚れやすく洗濯の頻度も高いものの場合、平織りだと糸の太さや密度を高めると固い生地になってしまうという問題があるため、朱子織りか綾織りの綿素材が好適となる。
【0025】
生地端の縫製処理については、1つ折り縫製、三巻き縫製、オーバーロック縫製、インターロック縫製、巻きロック縫製などが可能であり、これらを複合的に使用することも可能である。また、生地角の処理は額縁仕立てにするのが好適である。
【0026】
布本体2の大きさは、晩餐会などのフォーマルなものでは一辺の長さが75cm程度のもの、一般的な場面では50cm程度の生地が使用される。トーションやテーブルナプキンであれば、50cm前後四方のものが使いやすく、テーブルデコレーション用途であれば40cm前後のものが使いやすい。
【0027】
図2は、本発明の第2の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
図2を参照すると、本発明の実施形態による飲食店用布製品1は、布本体2、分割線3、分割された矩形エリア4、分割された矩形エリアの中心線5、装飾柄として第2の布7を備えており、
図2に図示する例では、第2の布の中心線8は、図示のように、矩形エリア4の中心線5とずれた位置に形成されている。第2の布の中心線8は、矩形エリアの中心線5と同じ位置にすることもできる。
【0028】
図2に示す実施形態では、例えば、1辺50cmの正方形の形状を有するリネン100%の綾織り布を布本体2とし、その1辺を4等分に分割する矩形エリアのうち、
図2の左から2番目の矩形エリア4において、例えば幅5cm、長さ50cmの帯状の第2の布7として予めプリント柄を設けた綿100%の布地を、矩形エリアの短辺に直交する中心線5と平行に、またその中心線8を矩形エリアの中心線5から5mmずらして、アイロン接着テープを用いて接着して装飾柄として設けて、トーションやテーブルナプキンとして使用可能な、本発明の飲食店用布製品1を実現できる。
【0029】
第2の布7としては、素材として絹、木綿、麻、ウール、ポリエステル等のいずれも使用可能であり、生地柄としては、無地、チェック柄、ストライプ柄、ボーダー柄、ドット柄、迷彩柄、幾何学柄、和柄、織柄など、いずれも使用が可能である。
【0030】
第2の布7の布本体2への取り付けについては、縫い合わせによるもの、布用ボンド、布用両面テープ、アイロン接着テープなどの貼り合わせによるもの、あるいはスナップボタン、ドットボタン、バネホック、面ファスナーなどを使用して、取り外しができるように取り付けることも可能である。
【0031】
図3は、本発明の第3の実施形態による飲食店用布製品を広げた状態を概略的に示す図である。
図3を参照すると、本発明の実施形態による飲食店用布製品1は、布本体2、分割線3、分割された矩形エリア4、分割された矩形エリアの中心線5、装飾柄として着物生地9を備えており、
図3に図示する例では、着物生地9の中心線は矩形エリア4の中心線5と重なるように配置し、また着物生地9は前記中心線5上に、布本体2の布端から布の略中央までの範囲に限定して形成されている。
【0032】
図3に示す実施形態では、例えば、1辺50cmの正方形の形状を有する綿100%の綾織り布を布本体2とし、その1辺を4等分に分割する矩形エリアのうち、
図3の左から2番目の矩形エリア4において、例えば幅5cm、長さ25cmの帯状の第2の布として、絹の一越(縮緬)の着物生地9を、矩形エリアの短辺に直交する中心線5上に沿って、着物生地9の中心線が重なるように、布用ボンドで接着して装飾柄として設けて、トーションやテーブルナプキンとして使用可能な、本発明の飲食店用布製品1を実現できる。
【0033】
着物生地9は特に限定されるものではないが、代表的な素材としては、絹、木綿、麻、ウール、ポリエステルが挙げられ、代表的な織物としては、綸子、緞子、紋意匠、縮緬、一越、紬、絞り、銘仙、御召、羽二重、絽、紗、羅、縮、上布、絣などがあげられ、いずれの素材・織物も本発明に使用が可能である。また、帯生地も本発明には使用が可能であり、帯の生地はほとんどが絹であるが、織り帯の金襴、佐賀錦、緞子、唐織などや、染め帯の縮緬、塩瀬、綴などが使用可能である。本発明の実施形態による飲食店用布製品1には、反物から着物1着を作る際に生じる端切れや、着物リメイクで生じる生地などが利用可能である。
【0034】
着物生地9を布本体2に取り付ける方法としては、縫い合わせによるもの、布用ボンド、布用両面テープ、アイロン接着テープなどの貼り合わせによるもの、あるいはスナップボタン・ドットボタン・バネホック、面ファスナーなどを使用して、取り外しができるようにすることも可能である。
【0035】
図4は、本発明の第4の実施形態による飲食店用布製品であり、トーションへの適用例として広げた状態を概略的に示す図である。
図4を参照すると、本発明の実施形態による飲食店用布製品1は、布本体2、分割線3、分割された矩形エリア4、分割された矩形エリアの中心線5、装飾柄として着物生地9、装飾柄の空隙領域10、飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄11を備えており、
図4に図示する例では、装飾柄として着物生地9が矩形エリア4の中心線5に沿って延在する方向で少なくとも1か所に装飾柄の空隙領域10を有し、装飾柄の空隙領域10に、飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄11が形成されている。
【0036】
図4に示す実施形態では、例えば、1辺50cmの正方形の形状を有する綿100%の綾織り布を布本体2とし、その1辺を4等分に分割する矩形エリアのうち、
図4の左から2番目の一矩形エリア4において、矩形エリアの短辺に直交する中心線5に沿って、その中心線5上に、例えば幅5cmの、絹の一越(縮緬)の着物生地9を、矩形エリア4の一方の短辺から8cm、他方の短辺から34cmのところまで、布ボンドで接着して装飾柄として設けた。この2本の着物生地9の間に生じた8cmの装飾柄の空隙領域10に、装飾柄としての着物生地9の端からそれぞれ1cmの空間をあけて、飲食店で提供する飲食物のブランドを示すロゴマーク11を刺繍で設けて、本発明の飲食転用布製品1を実現できる。
【0037】
ロゴマークは飲食店の店名に由来するロゴや、飲食店で提供される飲食物にブランドがあるときはブランド名に由来するロゴなどである。また、デザイン柄は飲食店や飲食店で提供される飲食物の宣伝用に考案されているキャラクターなどのデザイン柄である。
【0038】
飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄11の、布本体2への設け方については、刺繍によるもの、貼り合わせによるもの、印刷によるもののいずれも可能である。布本体2に取り付ける方法としては、縫い合わせによるもの、布用ボンド、布用両面テープ、アイロン接着テープなどの貼り合わせによるもの、あるいはスナップボタン・ドットボタン・バネホック、面ファスナーなどを使用して、取り外しができるようにすることも可能である。布に印刷する方法としては、アイロン(転写)プリント、熱転写プリント、圧着転写プリント、シルク印刷、インクジェット、パッド転写などがあり、いずれも使用可能である。刺繍は糸のボリュームによる立体感とリッチな質感が魅力であるため、高級感が必要なトーションには好適である。
【0039】
図5は、本発明の第5の実施形態による飲食店用布製品であり、飾りナプキンへの適用例として広げた状態を概略的に示す図である。
図5を参照すると、本発明の実施形態による飲食店用布製品1は、布本体2、分割線3、分割された矩形エリア4、分割された矩形エリアの中心線5、装飾柄として着物生地9、装飾柄としての着物生地9に設けた2か所の装飾柄の空隙領域10、飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示す2か所のロゴマーク、又はデザイン柄11を備えており、
図5に図示する例では、装飾柄として着物生地9が矩形エリアの中心線5に沿って延在する方向で布本体2の両端2か所に装飾柄の空隙領域10を設け、前記装飾柄の空隙領域10に、飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄11が、その中心が矩形エリア4の中心線5と直交する方向にずれた位置に形成されている。この飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄11は、その中心が矩形エリア4の中心線5上に配置することも可能である。
【0040】
図5に示す実施形態では、例えば、1辺50cmの正方形の形状を有する綿100%の綾織り布を布本体2とし、その1辺を4等分に分割する矩形エリアのうち、
図5の左から2番目の一矩形エリア4において、矩形エリア4の短辺に直交する中心線5に沿って、その中心線上に、例えば幅5cmの、絹の一越(縮緬)の着物生地9を、矩形エリア4の両方の短辺から12.5cmずつを残して、長さ25cmの帯状となるように、布ボンドを用いて貼り付けて装飾柄として設けた。この矩形エリア4の両端に設けた12.5cmの装飾柄の2か所の空隙エリア10それぞれに、図示のように、中心線5から直交する方向にややずれた位置に、飲食店で提供する飲食物のブランドを示すロゴマーク11を刺繍で設けて、本発明の飲食店用布製品1を実現できる。
【0041】
以上に説明した実施形態で例示した本発明の飲食店用布製品1の、実際の使い方について説明する。
【0042】
図6は、
図4で例示した、第4の実施形態による本発明の飲食店用布製品1を、ウェイターやソムリエがトーションとして使用するための折りたたみ方と、実際に使用するときの様子を説明する図である。
図4で例示した飲食店用布製品1の1辺を4分割する3本の分割線3のうち、先ず左右の分割線に沿って山折りすることで、
図6(a)に示すように半分に折りたたみ、次に3本の分割線3のうちの中央の分割線に沿って山折りをすることによって、
図6(b)に示すように、装飾柄としての着物生地9とロゴマーク11を施した面が正面となるように折りたたむ。
図6(b)の状態の飲食店用布製品1を前記分割線3と直交する方向に中央を通る中心線12で山折り様に曲げた状態で、
図6(c)に示すようにウェイターやソムリエの例えば左腕に掛ける。このようにして、装飾柄としての着物生地9とロゴマーク11のある面を客に見えるようにすることで、着物生地9とロゴマーク11をアピールする態様でトーションとして使用することができる。
図6(c)ではロゴマーク11をアピールするように腕にかける例を示すが、ウェイターやソムリエに面する側にも装飾柄としての着物生地9を備えるので、ロゴマーク11をアピールする必要がない場面では、ウェイターやソムリエからみて前後が入れ替わるように腕にかけてもよい。着物生地9の柄に上下方向があるような場合、前後どちらのかけ方をしても上下が逆転しないように中心線12の位置が上側となるように着物生地9を配置する。またウェイターやソムリエが腕にかけたトーションの向き、即ちどちらの面を客側に向けたかを上から確認しやすいように、中心線12の近傍で着物生地9の左右いずれか一方の脇に目印となるパターンを設けてもよい。
【0043】
図7は、
図5で例示した第5の実施形態による本発明の飲食店用布製品1を、テーブルデコレーション用の飾りナプキンとして使用するための折りたたみ方の一例と、実際の飾り方の一例を説明する図である。
図5で例示した飲食店用布製品1の1辺を4分割する3本の分割線3のうち、先ず上下の分割線に沿って山折りすることで、
図7(a)に示すように半分に折りたたみ、次に3本の分割線3のうち中央の分割線に沿って山折りして、
図7(b)に示すように、装飾柄としての着物生地9とロゴマーク11を施した面が背面となるようにする。次いで、
図7(c)に示すように、4分割した矩形エリアの一方の長辺の中点を通る斜め45度の2本の谷折り線13に沿って、左右からそれぞれ表返すように谷折りにする。さらに、
図7(d)に示す谷折り線14に沿って表返しになった装飾柄としての着物生地9の部分を垂直に起こし、着物生地9の中央線にあたる谷折り線15に沿って90度折るように、底辺にあたるロゴマーク11を配した部分を回転して重ねることで、
図7(e)に示す、飾りナプキンを完成する。この飾りナプキンを、皿などのテーブルウェアに載せたり、メッセージカードや花を沿えることで、装飾柄とロゴマークをよりアピールするテーブルデコレーションとすることができる。
【0044】
以上、具体例を用いて説明したように、本発明の飲食店用布製品を用いることによって、飲食店においてウェイターやソムリエが、高級感のあるトーションとして携行し、また飲食店、又は飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄を、客に良く見える位置でサービスを行うことによって、アピール性を格段に向上させることが期待できる。
【0045】
以上、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更することが可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 飲食店用布製品
2 布本体
3 分割線
4 分割された矩形エリア
5 分割された矩形エリアの中心線
6 装飾柄
7 第2の布
8 第2の布の中心線
9 着物地
10 装飾柄の空隙領域
11 ロゴマーク又はデザイン柄
12 トーションとして使用する時の山折り線
13 テーブルデコレーションとして使用する時の谷折り線
14 テーブルデコレーションとして使用する時の谷折り線
15 テーブルデコレーションとして使用する時の谷折り線
【手続補正書】
【提出日】2024-05-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トーション、テーブルナプキンを含む飲食店・宿泊施設で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの少なくとも一つの矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施したことを特徴とする飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項2】
前記装飾柄は、前記布とは別の第2の布で形成されることを特徴とする請求項1に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項3】
前記第2の布は、着物生地で形成されることを特徴とする請求項2に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項4】
前記装飾柄を施した一つの矩形エリアに、さらに飲食店・宿泊施設、又は飲食店・宿泊施設で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄の少なくとも一方が設けられることを特徴とする請求項1に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は飲食店・宿泊施設用布製品に関し、飲食店や宿泊施設において、食事や飲み物の提供を行うウェイターや、専門知識を持ってワインの選定や提供を行うソムリエが客へのサービス時に腕に掛けて携行するトーションや、あるいは結婚披露宴や迎賓の宴会場において、食器等のテーブルウェアに美しい形状に折って作った飾り付けとして使用するテーブルナプキンなどの飲食店・宿泊施設用布製品に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
一流ホテルや高級レストランなどの飲食店や宿泊施設において、ウェイターは熱い皿等を持つ時や配膳時に誤って料理をこぼした時に使うため、またソムリエはワインクーラーから取り出したワイン瓶の水気を拭ったり、グラスにワインを注ぐ際に注ぎ口から垂れたワインを拭うため、トーションを1方向に3,4回折りたたんで、その中央付近で山折り様に曲げて腕にかけた状態で常時携行している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】
フォーマルな場面では白色・無地のものと決まりがあるものの、用途の多様化に伴って、色彩のカラフルなもの、織柄、プリント柄等をあしらってデザイン性を追求したトーションやテーブルナプキン等が登場してきた(特許文献1)。しかし、これらの従来の飲食店・宿泊施設用布製品は、それ自身が上品で高級感を保ちつつ、セレブリティの高い客層を満足させたり、飲食店・宿泊施設又は飲食店・宿泊施設で提供される飲食物のブランドに対する高いアピール性を持たせたようなものではなかった。また、特許文献1の発明はテーブルで使用する折り畳みナプキンに関するものであって、トーションとしての使用に関しては全く考慮されていない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明は、上記従来の飲食店・宿泊施設用布製品における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ウェイターやソムリエがトーションを腕に掛けた状態でサービスに当たる時や飾りナプキンとして使用したときに、客のセレブリティ志向を満足させ、あるいは飲食店・宿泊施設又は飲食店・宿泊施設で提供される飲食物の高級感やブランドを客に強くアピールすることができるトーションやテーブルナプキン等の飲食店・宿泊施設用布製品を提供することにある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明による飲食店・宿泊施設用布製品は、トーション、テーブルナプキンを含む飲食店・宿泊施設で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの少なくとも一つの矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施したことを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
前記装飾柄を施した一つの矩形エリアに、さらに飲食店・宿泊施設、又は飲食店・宿泊施設で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄の少なくとも一方が設けられることが好ましい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本発明に係る飲食店・宿泊施設(以下まとめて飲食店と称す)用布製品によれば、ウェイターやソムリエがトーションとして用いる場合には1方向に3,4回折りたたんで、その中央あたりで山折り様に曲げて腕に掛けてサービスを行うため、またテーブルナプキンとして飾りつけに利用する場合には折りたたみ方を工夫することで、装飾柄や着物地に加え、飲食店または飲食店で提供される飲食物のブランドを示すロゴマークやデザイン柄がちょうど客からはっきりと見える位置に来るため、宣伝やアピールする効果を高めることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
次に本発明に係る飲食店・宿泊施設(以下まとめて飲食店と称す)用布製品を実施するための具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
1 飲食店・宿泊施設用布製品
2 布本体
3 分割線
4 分割された矩形エリア
5 分割された矩形エリアの中心線
6 装飾柄
7 第2の布
8 第2の布の中心線
9 着物地
10 装飾柄の空隙領域
11 ロゴマーク又はデザイン柄
12 トーションとして使用する時の山折り線
13 テーブルデコレーションとして使用する時の谷折り線
14 テーブルデコレーションとして使用する時の谷折り線
15 テーブルデコレーションとして使用する時の谷折り線
【手続補正書】
【提出日】2024-08-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トーション、テーブルナプキンを含む飲食店・宿泊施設で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の少なくとも一面において前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの特定の一つの矩形エリアのみに前記矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施したことを特徴とする飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項2】
前記装飾柄は、前記布とは別の第2の布で形成されることを特徴とする請求項1に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項3】
前記第2の布は、着物生地で形成されることを特徴とする請求項2に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項4】
前記装飾柄を施した一つの矩形エリアに、さらに飲食店・宿泊施設、又は飲食店・宿泊施設で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄の少なくとも一方が設けられることを特徴とする請求項1に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明による飲食店・宿泊施設用布製品は、トーション、テーブルナプキンを含む飲食店・宿泊施設で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の少なくとも一面において前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの特定の一つの矩形エリアのみに前記矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施したことを特徴とする。
【手続補正書】
【提出日】2024-11-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トーション、テーブルナプキンを含む飲食店・宿泊施設で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の少なくとも一面において前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの特定の一つの矩形エリアのみに前記矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施し、
前記装飾柄は、前記布とは別の第2の布で形成され、前記第2の布の幅は前記矩形エリアの短辺の長さより狭いことを特徴とする飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項2】
前記第2の布は、着物生地で形成されることを特徴とする請求項1に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【請求項3】
前記装飾柄を施した一つの矩形エリアに、さらに飲食店・宿泊施設、又は飲食店・宿泊施設で提供される飲食物のブランドを示すロゴマーク、又はデザイン柄の少なくとも一方が設けられることを特徴とする請求項1に記載の飲食店・宿泊施設用布製品。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明による飲食店・宿泊施設用布製品は、トーション、テーブルナプキンを含む飲食店・宿泊施設で使用される正方形を含む矩形の形状を有する布であって、前記布の少なくとも一面において前記布の一辺を一定方向にN分割(Nは2以上の自然数)する分割線により分割した複数の矩形エリアのうちの特定の一つの矩形エリアのみに前記矩形エリアの短辺に直交する中心線と平行に、所定の幅の装飾柄を施し、前記装飾柄は、前記布とは別の第2の布で形成され、前記第2の布の幅は前記矩形エリアの短辺の長さより狭いことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【補正の内容】