(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180227
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】二輪車運転者のコンプライアンス運転の有無を判定するための履歴情報を収集できる電子端末装置
(51)【国際特許分類】
G08G 1/00 20060101AFI20241219BHJP
G08G 1/09 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
G08G1/00 D
G08G1/09 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023147833
(22)【出願日】2023-09-12
(31)【優先権主張番号】10-2023-0076220
(32)【優先日】2023-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】523349376
【氏名又は名称】ニューエンス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【弁理士】
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】キム、ウ チャン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ミン ウ
(72)【発明者】
【氏名】チェ、ギョン ムク
(72)【発明者】
【氏名】オ、ジン ファン
(72)【発明者】
【氏名】イ、ウ ヨル
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、ソン ドク
(72)【発明者】
【氏名】ト、ヨン ス
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA05
5H181CC04
5H181DD07
5H181FF04
5H181FF10
5H181FF22
5H181FF27
(57)【要約】
【課題】位置追跡のためのGPS( Global Positioning System )と前方撮影のためのカメラが搭載された、二輪車に取り付け可能な電子端末装置に対するものであって、二輪車運転者のコンプライアンス運転か否かの判定のための履歴情報を収集できる電子端末装置を提供すること。
【解決手段】二輪車に取り付けられ、二輪車運転者の信号違反履歴情報、通行禁止区間侵入履歴情報および速度違反履歴情報を収集してデータベースに格納することができる電子端末装置を提示することにより、ユーザがこの履歴情報に基づいて、二輪車運転者のコンプライアンス運転の有無をより容易に把握できるよう支援することができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置追跡のためのGPS( Global Positioning System )と前方撮影のためのカメラが搭載された、二輪車に取り付け可能な電子端末装置において、
交通信号灯存在する地点として事前に指定された複数の 信号灯位置情報が格納されている位置情報記憶部;
二輪車通行可能区間と道路別制限速度に関する情報を指定した地図データが格納されている地図データ記憶部;
前記のGPSに基づいて、前記二輪車の現在位置情報を追跡し、前記二輪車が、複数の信号灯の位置情報のいずれか信号灯位置情報を中心に予め設定された半径内の領域に進入すると判断されるたびに、二輪車の信号違反を判定するための信号違反判定イベントを発生させる信号違反判定イベント発生部;
前記信号違反判定イベントが発生した場合、前記カメラを介して前方を撮影して前方画像を取得した後、信号灯領域を検出するための予め指定された物体検出モデルに基づいて、前記前方画像から信号灯領域を検出し、前記信号灯領域の画素値分析により信号灯信号が停止信号であるか否かを確認する信号確認部;
前記信号灯信号が停止信号であると確認された場合、前記GPSに基づいて前記二輪車の移動有無を確認し、前記二輪車が移動していると確認された場合、前記二輪車が信号に違反したと判断した後、前記二輪車信号違反と判断された時点の日付および時刻情報からなる信号違反履歴情報を生成し、予め指定された信号違反履歴記憶サーバに記憶する信号違反履歴情報記憶部;
予め設定された第1の時間間隔で、前記二輪車の通行禁止区間への侵入有無を判断するための通行禁止区間侵入判定イベントを発生させる侵入判定イベント発生部;
前記通行禁止区間侵入判断イベントが発生した場合、前記GPSに基づいて、前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記地図データ記憶部に記憶されている前記地図データをロードし、前記二輪車の現在位置が、地図上で前記二輪車通行可能区間に属しているか否かを確認する二輪車確認部;
前記二輪車の現在位置が、前記地図上で前記二輪車通行可能区間に属していないことが確認された場合、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断した後、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断された時点に関する日時情報設定された通行禁止区間侵入履歴情報を生成し、予め指定された侵入履歴記憶サーバに格納する侵入履歴情報記憶部;
予め設定された第2の時間間隔で、前記二輪車の速度違反を判定するための速度違反判定イベントを発生させる速度違反判定イベント発生部;
前記速度違反判断イベントが発生した場合、前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記地図データ記憶部に記憶されている前記地図データをロードし、前記地図上で、前記二輪車の現在位置に応じた道路に指定された制限速度を確認し、前記GPSを基礎として、二輪車の移動速度を測定し、移動速度が制限速度を超えているか否かを確認する速度確認部;及び、
前記移動速度が前記制限速度を超えると確認された場合、前記二輪車が速度に違反したと判断した後、前記二輪車が速度に違反したと判断された時点に対する日時情報からなる速度違反履歴情報を、生成して事前指定された速度違反履歴保存サーバに保存する速度違反履歴情報記憶部;を含む
ことを特徴とする電子端末装置。
【請求項2】
前記信号確認部は、
信号灯領域が検出された場合、信号灯領域からカラーヒストグラムを算出するカラーヒストグラム算出部;
前記カラーヒストグラムが算出されると、前記カラーヒストグラムにおいて、RGBカラーチャネルごとに、全画素数に基づいて、予め指定された画素値範囲に属する画素数の存在割合を算出する割合算出部;及び、
Redカラーチャンネルに対して算出された存在比率が、Greenカラーチャンネルに対して算出された存在比率およびBlueカラーチャンネルに対して算出された存在比率を 全てを超えていることを確認し、確認の結果、Redカラーチャンネルに対して算出された存在比率が、Greenカラーチャンネルに対して算出された存在比率およびBlueカラーチャンネルに対して算出された存在比率を全て超えることが確認された場合、前記信号灯信号が停止信号であることを確認し、そうでない場合、前記信号灯信号が停止信号でないことを確認する停止信号確認部;を含む
請求項1に記載の電子端末装置。
【請求項3】
前記電子端末装置のユーザから、前記ユーザによって指定された第1期間中の交通法規違反履歴情報に対する表示命令が与えられると、前記第1期間中の交通法規違反履歴情報を表示するための交通法規違反履歴情報表示イベントを発生させる表示イベント発生部;
前記交通法規違反履歴情報表示イベントが発生すると、前記信号違反履歴記憶サーバに接続し、前記第1期間に属する日付及び時刻情報からなる信号違反履歴情報の個数である第1個数をカウントし、前記侵入履歴記憶サーバに接続し、前記第1期間に属する日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の個数である第2個数をカウントし、前記速度違反履歴記憶サーバに接続し、前記第1期間に属する日付および時刻情報からなる速度違反履歴情報の数である第3の数をカウントするカウント部;及び、
第1の数、第2の数、および第3の数がカウントされると、第1の数に関する情報、第2の数に関する情報、および第3の数に関する情報が第1の期間にわたる 交通法規違反履歴情報として画面に表示する表示部;をさらに含む
請求項1に記載の電子端末装置。
【請求項4】
前記表示イベント発生部は、
ユーザに対する事前発行されたユーザ識別値(ユーザ識別値は、ユーザに対して事前発行されたn(nは3以上の自然数)桁の主パスワードを構成する各桁の数を係数としてもつn-1次多項式の導関数に、前記ユーザに対して事前発行されたk(kは2以上の自然数である)桁の補助パスワードを構成する各桁の数字が入力として与えられて生成されたk個の微分係数が、順次連接して算出された値である)が格納されているユーザ識別値記憶部;
前記ユーザーから、第1期間に交通法違反履歴情報の表示指示が与えられた場合、ユーザに対する本人認証を行うための本人認証イベントを発生させる本人認証イベント発生部;
前記本人認証イベントが発生すると、前記ユーザが前記ユーザに対して事前発行されているn桁の主パスワードとk桁の補助パスワードを入力要求する入力要求メッセージを生成し、画面に表示する入力要求メッセージ表示部;
前記ユーザから、前記入力要求メッセージに応答して、n桁の第1主パスワードとk桁の第1補助パスワードが入力されると、前記第1主パスワードを構成する各桁の数字を係数として有するn-1次多項式を生成する多項式生成部;
前記n-1次多項式が生成されると、前記n-1次多項式に対する導関数を生成した後、前記導関数に、前記第1補助パスワードを構成する各桁の数字を入力として印加することにより、k個の第1微分係数を生成し、k個の第1の微分係数を連接することによって第1の連接値を生成する連接部;及び、
前記第1連接値が生成されると、前記ユーザ識別値記憶部に記憶されている前記ユーザ識別値が前記第1連接値と同一であることを確認し、同一であると確認された場合、前記ユーザに対する本人認証が完了したものとして処理した後、前記交通法規違反履歴情報表示イベントを発生させるイベント発生処理部;を含む
請求項3に記載の電子端末装置。
【請求項5】
コンプライアンス運転レベルを表現するために予め指定された複数の等級と、前記複数の等級のそれぞれに対応する予め設定された運転指数の範囲値とが記録された等級テーブルを記憶して保持する等級テーブル保持部;
前記ユーザから、自身の準法運転レベルに対する等級情報表示指令が印加されると、前記信号違反履歴記憶サーバに接続し、前記等級情報表示指令が認可された現在時点を基準に、予め設定された期間前までに該当する、過去の第2期間に属する日時情報からなる信号違反履歴情報の個数である第4個数をカウントし、前記侵入履歴記憶サーバに接続し、前記第2期間に属する日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の個数である第5個数をカウントし、前記速度違反履歴記憶サーバに接続し、前記第2期間に属する日時情報からなる速度違反履歴情報の個数第6個数をカウントする履歴情報カウント部;及び、
前記第4個数、前記第5個数及び前記第6個数がカウントされると、前記第4個数、前記第5個数、前記第6個数に対して予め設定された異なる重みを適用した後、加重値が適用された第4個数、第5個数、第6個数を成分として有する3次元のベクトルを生成し、前記ベクトルのマンハッタンノルム(Manhattan Norm)を前記ユーザに対する第1運転指数で算出された後、等級テーブルから、第1運転指数が属する範囲値に対応して記録された第1等級を抽出する等級抽出部;及び、
第1等級が抽出されると、第1等級に関する情報を画面に表示する等級情報表示部;をさらに含む
請求項1に記載の電子端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、位置追跡のためのGPS( Global Positioning System )と前方撮影のためのカメラが搭載された、二輪車に取り付け可能な電子端末装置に対するものであって、二輪車運転者のコンプライアンス運転か否かの判定のための履歴情報を収集できる電子端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、一人世帯の割合が増加するにつれて、配達などの肥大面消費が活性化している。また、このような配達に関連して、二輪車の利用頻度および交通事故発生頻度も増加している実情である。
【0003】
ここで、二輪車は四輪車に比べて事故の危険性が大きく、事故発生時に二輪車運転者の身体を損傷する確率が非常に高い特徴を有している。
【0004】
一方、二輪車の交通事故発生頻度を増加させる主な原因としては、二輪車運転者の法規未遵守がある。このため、二輪車運転者に準法運転を誘導することにより、二輪車の交通事故発生頻度を低減するためのシステムの導入が必要となる。
【0005】
これに関連して、二輪車運転者の信号違反履歴情報、通行禁止区間侵入履歴情報及び速度違反履歴情報を収集してこれをデータベース化した後、今後これらの情報を二輪車運転者に提供してもらえれば、二輪車運転者は、自分がコンプライアンス運転をしているかどうかを客観的な視点で判断することができ、これから、二輪車運転者のコンプライアンス運転を自然に誘導することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、二輪車に取り付けられ、二輪車運転者の信号違反履歴情報、通行禁止区間侵入履歴情報および速度違反履歴情報を収集してデータベースに格納することができる電子端末装置を提示することにより、ユーザがこの履歴情報に基づいて二輪車運転者のコンプライアンス運転の有無をより容易に把握できるよう支援しようとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態による位置追跡のためのGPS( Global Positioning System )と前方撮影のためのカメラが搭載された、二輪車に取り付け可能な電子端末装置は、交通信号灯 存在する地点として事前に指定された複数の 信号灯位置情報が格納されている位置情報記憶部、二輪車通行可能区間と道路別制限速度に関する情報が指定された地図データが格納されている地図データ記憶部、前記GPSに基づいて、前記二輪車の現在位置情報を追跡し、前記二輪車が、前記複数の信号灯の位置情報のいずれかの信号灯位置情報を中心に予め設定された半径内の領域に進入すると判断されるたびに、前記二輪車の信号違反か否かを判断するための信号違反判断イベントを発生させる信号違反判断イベント発生部、前記信号違反判断イベントが発生すると、カメラを介して前方を撮影して前方画像を取得した後、信号灯領域を検出するための予め指定されたオブジェクト検出モデルに基づいて、前方画像から信号灯領域を検出し、信号灯領域に対する画素値解析により信号灯信号が停止信号であるか否かを確認する信号確認部、前記信号灯信号が停止信号であると確認された場合、前記GPSに基づいて前記二輪車の移動可否を確認し、前記二輪車が移動し、あると確認された場合、二輪車が信号に違反したと判断した後、二輪車が信号に違反したと判断された時点の日時情報からなる信号違反履歴情報を生成し、予め指定された信号違反履歴記憶サーバに格納する信号違反履歴情報記憶部、予め設定された第1時間間隔で、前記二輪車の通行禁止区間への侵入有無を判断するための通行禁止区間侵入判定イベントを発生させる侵入判断イベント発生部、前記通行禁止区間侵入判断イベントが発生すると、前記GPSに基づいて、前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記地図データ記憶部に記憶されている前記地図データをロードし、前記二輪車の現在位置が、地図上で前記二輪車通行可能区間に属しているか否かを確認する二輪車確認部、前記二輪車の現在位置が、前記地図上で前記二輪車通行可能区間に属していないことが確認された場合、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断した後、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断された時点に関する日時情報構成された通行禁止区間侵入履歴情報を生成して予め指定された侵入履歴記憶サーバに格納する侵入履歴情報記憶部、予め設定された第2時間間隔で、前記二輪車の速度違反か否かを判断するための速度違反判断イベントを発生させる速度違反判断イベント発生部、前記速度違反判断イベントが発生した場合、前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記地図データ記憶部に記憶されている前記地図データをロードし、前記地図上で、前記二輪車の現在位置に応じた道路に指定された制限速度を確認し、前記GPSを基礎として、前記二輪車の移動速度を測定し、前記移動速度が前記制限速度を超えるか否かを確認する速度確認部と、前記移動速度が前記制限速度を超えると確認された場合、前記二輪車が速度を違反したと判断した後、前記二輪車が速度違反であると判断された時点の日時情報からなる速度違反履歴情報を生成し、所定の速度違反履歴記憶サーバに記憶する速度違反履歴情報記憶部を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、二輪車に取り付けられ、二輪車運転者の信号違反履歴情報、通行禁止区間侵入履歴情報および速度違反履歴情報を収集してデータベースに格納することができる電子端末装置を提示することにより、ユーザがこの履歴情報に基づいて二輪車運転者のコンプライアンス運転の有無をより容易に把握できるよう支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態による電子端末装置の構成を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態による電子端末装置の動作を説明するための図である。
【
図3】本発明の一実施形態による電子端末装置の動作を説明するための図である。
【
図4】本発明の一実施形態による電子端末装置の動作方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、本発明による実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。そのような説明は、本発明を特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明の精神および技術の範囲に含まれるすべての変更、均等物から代替物を含むことを理解されたい。各図面を説明しながら同様の参照符号を類似の構成要素に使用し、他に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含む本明細書で使用されるすべての用語は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する。持っている人によって一般的に理解されるのと同じ意味を持っている。
【0011】
本明細書において、ある部分がある構成要素を「含む」と言う場合、これは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。さらに、本発明の様々な実施形態では、各構成要素、機能ブロック、または手段は、1つまたは複数の下位構成要素から構成されてもよく、各構成要素が実行する電気、電子、および機械的機能は電子回路、集積回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)など、公知の様々な要素または機械的要素で実装することができ、それぞれ別々に実装するか、または2つ以上を1つに統合して実装することができる。
【0012】
一方、添付のブロック図のブロックやフローチャートのステップは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータ、ポータブルノートブックコンピュータ、ネットワークコンピュータなどのデータ処理が可能な機器のプロセッサやメモリに搭載され、指定された機能を実行するコンピュータプログラム命令(instructions)を意味すると解釈することができる。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ装置に備えられたメモリまたはコンピュータで読み取り可能なメモリに格納され得るので、ブロック図のブロックまたはフローチャートのステップで説明された機能は、それを実行する命令手段を含む製造物として製造される。かもしれません。さらに、各ブロックまたは各ステップは、特定の論理機能を実行するための1つまたは複数の実行可能命令を含むモジュール、セグメント、またはコードの一部を表すことができる。また、いくつかの代替可能な実施形態では、ブロックまたはステップで言及された機能が、指定された順序とは異なり実行されることも可能であることに留意されたい。例えば、連続して示されている2つのブロックまたはステップは実質的に同時に実行されてもよく、逆の順序で実行されてもよく、場合によってはいくつかのブロックまたはステップが省略されたままで実行されてもよい。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態による電子端末装置の構成を示す図である。
【0014】
図1を参照すると、本発明による電子端末装置110は、位置追跡のためのGPS( Global Positioning System )と前方に位置する。 撮影のためのカメラが搭載された二輪車に取り付け可能な端末装置として、位置情報記憶部111、地図データ記憶部112、信号違反判定イベント発生部113、信号確認部114、信号違反履歴情報記憶部115、侵入判定イベント発生部116、二輪車確認部117、侵入履歴情報記憶部118、速度違反判定イベント発生部119、速度確認部120、速度違反履歴情報記憶部121を含む。
【0015】
位置情報記憶部111には交通信号灯が存在する地点であると事前に指定された複数の信号灯の位置情報が保存されている。
【0016】
例えば、交通信号灯 存在する 地点を「地点1、地点2、地点3、…」と仮定する場合、位置情報記憶部111には、下記の表1のように情報が記憶されていてもよい。
【0017】
【0018】
地図データ記憶部112には、二輪車通行可能区間と道路別制限速度に関する情報が指定された地図データが記憶されている。
【0019】
例えば、地図データには、以下の表2のように情報が指定されていてもよい。
【0020】
【0021】
信号違反判定イベント発生部113は、前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡し、前記二輪車が、前記複数の信号灯の位置情報のいずれかの信号灯位置情報を中心に予め設定された半径内の領域に進入すると判断されるたびに、前記二輪車の信号違反の有無を判断するための信号違反判定イベントが発生する。関連して、本発明の電子端末装置110は前記二輪車に取り付けられる装置であるため、電子端末装置110に搭載された前記GPSに基づいて位置追跡を行った結果は、直ちに前記二輪車に対する位置追跡結果と見なすことができる。
【0022】
信号確認部114は、信号違反判定イベントが発生すると、カメラを介して前方を撮影して前方画像を取得した後、信号灯領域を検出するための予め指定されたオブジェクト検出モデルに基づいて、前方画像から信号灯領域を検出し、信号灯領域の画素値分析により信号灯信号が停止信号であるか否かを確認する。ここで、オブジェクト検出モデルは、画像から信号灯領域に一致する形状のオブジェクトを検出するための事前学習された人工知能ベースのモデルであり、YOLO(You Only Look Once)ベースのオブジェクト検出モデルを利用することができる。
【0023】
このとき、本発明の一実施形態によれば、信号確認部114は、カラーヒストグラム算出部122、比率算出部123、及び停止信号確認部124を含むことができる。
【0024】
カラーヒストグラム算出部122は、信号灯領域が検出されると、信号灯領域からカラーヒストグラムを算出する。
【0025】
比率算出部123は、カラーヒストグラムが算出されると、カラーヒストグラムにおいて、RGBカラーチャネル別に、全画素数を基準として、予め指定された画素値範囲に属する画素数の存在比率を算出する。
【0026】
停止信号確認部124は、 Redカラーチャンネルについて算出された存在比率が、 Greenカラーチャンネルに対して算出された存在比率およびBlueカラーチャンネルに対して算出された存在比率を 全てを超えていることを確認し、確認の結果、Redカラーチャンネルに対して算出された存在比率が、 Greenカラーチャンネルに対して算出された存在比率およびBlueカラーチャンネルに対して算出された存在比率を全て超えることが確認された場合、前記信号灯信号が停止信号であることを確認し、そうでない場合、前記信号灯信号が停止信号でないことを確認する。
【0027】
信号違反履歴情報記憶部115は、信号灯信号が停止信号であると確認された場合、GPSに基づいて二輪車の移動を確認し、二輪車が移動していることを確認した場合、信号に違反したと判断した後、二輪車が信号に違反したと判断された時点の日時情報からなる信号違反履歴情報を生成し、予め指定された信号違反履歴記憶サーバ140に記憶する。
【0028】
以下では、
図2~
図3を参照して、信号違反判定イベント発生部113、信号確認部114、及び信号違反履歴情報記憶部115の動作を例えば詳細に説明する。
【0029】
まず、特定時点である「2023年6月8日17時29分」において、信号違反判断イベント発生部113が前記GPSに基づいて、前記二輪車の現在位置情報を追跡した結果、前記二輪車が、 前記表1のような位置情報記憶部111に記憶されている前記複数の 信号灯位置情報である「信号灯位置情報1(緯度P1 、経度P1 )、信号灯位置情報2(緯度P2 、経度P2 )、信号灯位置情報3(緯度P3 、経度P3 )、・・・」のいずれか1つの 信号灯位置情報である「信号灯位置情報1(緯度P1 、経度P1 )」を中心に予め設定された半径内の領域に進入しているものと判断したとする。
【0030】
そして、信号違反判定イベント発生部113は、二輪車の信号違反を判定するための信号違反判定イベントを発生させることができる。
【0031】
このように、信号違反判定イベント発生部113により信号違反判定イベントが発生すると、信号確認部114は、カメラを介して前方を撮影して前方画像210を取得した後、物体検出モデルに基づいて、前方画像210から、図面符号220に示す図のような信号灯領域220を検出することができる。
【0032】
このように、信号確認部114により信号灯領域220が検出されると、信号確認部114に含まれているカラーヒストグラム算出部122は、信号灯領域220から、
図3の図面符号310に示す図のようなカラーヒストグラム310を算出することができる。
【0033】
その後、比率算出部123は、カラーヒストグラム310において、RGB色チャネル別に、全画素数を基準に、予め指定された画素値範囲320に属する画素数の存在比率を算出することができる。このとき、予め指定された画素値範囲320が、
図3に示す図のように、「144~255」という場合、比率算出部123は、カラーヒストグラム310において、RGBカラーチャネル別に、全体画素数に基づいて、予め指定された画素値範囲320である「144~255」に属する画素数の存在割合を算出することができる。
【0034】
ここで、比率算出部123がRedカラーチャネルについての全画素数を基準として、画素値範囲320に属する画素数の存在比率を算出する内容を詳細に説明すると、次の通りである。まず、全画素数を「10000個」とし、画素値範囲320に属する画素数を「7140個」と仮定する場合、比率算出部123は、Redカラーチャンネルに対する全画素数リン「10000個」を基準に、画素値範囲320に属する画素数である「7140個」の存在比率を「0.714」のように算出することができる。
【0035】
また、比率算出部123がGreen色チャネルについての全画素数を基準として、画素値範囲320に属する画素数の存在比率を算出する内容を詳細に説明すると、次の通りである。まず、全画素数を「10000個」とし、画素値範囲320に属する画素数を「3710個」と仮定する場合、比率算出部123はグリーンカラーチャンネルに対して総画素数である。「10000個」を基準として、画素値範囲320に属する画素数である「3710個」の存在比率を「0.371」のように算出することができる。
【0036】
最後に、比率算出部123がBlueカラーチャネルについての全画素数を基準として、画素値範囲320に属する画素数の存在比率を算出する内容を詳細に説明すると、次の通りである。まず、全画素数を「10000個」とし、画素値範囲320に属する画素数を「2850個」と仮定する場合、比率算出部123はブルーカラーチャンネルに対して全画素数である。「10000個」を基準に、画素値範囲320に属する画素数である「2850個」の存在比率を「0.285」のように算出することができる。
【0037】
そして、停止信号確認部124は、 Redカラーチャンネルについて算出された存在比率「0.714」が、グリーンカラーチャンネルに対して算出された存在比率「0.371」およびブルーカラーチャンネルに対して算出された存在比率である。「0.285」 すべて超過していることを確認できる。
【0038】
このとき、停止信号確認部124の確認の結果、レッドカラーチャンネルについて算出された存在比率「0.714」が、グリーンカラーチャンネルに対して算出された存在比率「0.371」 そしてブルーカラーチャンネルの計算されたプレゼンス比「 0.285 」 全てを超えると確認されるため、停止信号確認部124は、前記信号灯信号が停止信号であると確認することができる。
【0039】
このように、停止信号確認部124により信号灯信号が停止信号であると確認された場合、信号違反履歴情報記憶部115は、GPSに基づいて二輪車の移動を確認し、二輪車が移動していると確認された場合、二輪車が信号に違反したと判断することができる。
【0040】
その後、信号違反履歴情報記憶部115は、二輪車が信号に違反したと判断された時点の日付および時刻情報からなる信号違反履歴情報を生成してもよい。
【0041】
もし、前記二輪車が信号に違反したと判断された時点を「2023年6月8日17時30分」とする場合、信号違反履歴情報記憶部115は、前記二輪車が信号に違反したと判断された。視点の日付情報である「2023年6月8日」と時刻情報である「17時30分」からなる「信号違反履歴情報12」を生成することができる。
【0042】
その後、信号違反履歴情報記憶部115は、「信号違反履歴情報12」を予め指定された信号違反履歴記憶サーバ140に下記の表3のように記憶することができる。
【0043】
【0044】
侵入判定イベント発生部116は、予め設定された第1時間間隔で、前記二輪車の通行禁止区間に対する侵入有無を判断するための通行禁止区間侵入判定イベントを発生させる。
【0045】
二輪車確認部117は、前記通行禁止区間侵入判断イベントが発生すると、前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡すると同時に地図データ記憶部112に記憶されている前記地図データをロードし、前記二輪車の現在位置が、地図上で前記二輪車通行可能区間に属しているか否かを確認する。
【0046】
侵入履歴情報記憶部118は、前記二輪車の現在位置が、前記地図上で前記二輪車通行可能区間に属していないことが確認された場合、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断した後、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断された時点に関する日時情報構成された通行禁止区間侵入履歴情報を生成し、予め指定された侵入履歴格納サーバ150に格納する。
【0047】
以下では、侵入判定イベント発生部116、二輪車確認部117、侵入履歴情報記憶部118の動作を例えば詳細に説明する。
【0048】
まず、予め設定された第1時間を「3分」とする場合、侵入判定イベント発生部116は、予め設定された第1時間である「3分」間隔で、前記二輪車の通行禁止区間に対する侵入可否を判断する。するための通行禁止区間侵入判断イベントを発生させることができる。
【0049】
このとき、侵入判断イベント発生部116により前記通行禁止区間侵入判断イベントが「平成23年6月8日17時40分」に発生したという場合、二輪車確認部117は前記GPSを基に、 前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記表2のような地図データ記憶部112に記憶されている前記地図データをロードし、前記二輪車の現在位置が、 地図上で前記二輪車通行可能区間である「区間1、区間2、区間3、・・・」に属しているか否かを確認することができる。
【0050】
このとき、二輪車確認部117の確認結果、前記二輪車の現在位置が、 前記地図上で前記二輪車通行可能区間である「区間1、区間2、区間3、・・・」に属していないと確認された場合、侵入履歴情報記憶部118は、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断できる。
【0051】
その後、侵入履歴情報記憶部118は、二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断された時点の日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報を生成してもよい。
【0052】
もし、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断された時点を「2023年6月8日17時41分」とする場合、侵入履歴情報記憶部118は、前記二輪車が通行禁止区間に侵入した。と判断された時点の日付情報である「2023年6月8日」と時刻情報である「17時41分」からなる「通行禁止区間侵入履歴情報15」を生成することができる。
【0053】
その後、侵入履歴情報記憶部118は、「通行禁止区間侵入履歴情報15」を予め指定された侵入履歴記憶サーバ150に下記の表4のように記憶することができる。
【0054】
【0055】
速度違反判定イベント発生部119は、予め設定された第2の時間間隔で、二輪車の速度違反を判定するための速度違反判定イベントを発生させる。
【0056】
速度確認部120は、前記速度違反判定イベントが発生すると、前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡すると同時に地図データ記憶部112に記憶されている前記地図データをロードし、前記地図上で、前記二輪車の現在位置に応じた道路に指定された制限速度を確認し、GPSに基づいて、二輪車の移動速度を測定し、移動速度が制限速度を超えるか否かを確認する。
【0057】
速度違反履歴情報記憶部121は、移動速度が制限速度を超えると確認された場合、二輪車が速度違反であると判断した後、二輪車が速度違反であると判断した時点の日付時刻情報からなる速度違反履歴情報を生成し、予め指定された速度違反履歴記憶サーバ160に記憶する。
【0058】
以下では、速度判定イベント発生部119、速度確認部120、速度違反履歴情報記憶部121の動作について、例えば詳細に説明する。
【0059】
まず、予め設定された第2時間を「5分」とする場合、速度判定イベント発生部119は、予め設定された第2時間である「5分」間隔で、前記二輪車の速度違反か否かを判定するための速度違反判断イベントを発生させることができる。
【0060】
このとき、速度判定イベント発生部119により前記速度違反判定イベントが「平成23年6月8日17時46分」に発生したという場合、速度確認部120は前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記表2のような地図データ記憶部112に記憶されている前記地図データをロードし、前記地図上で、前記二輪車の現在位置に応じた道路に指定された制限速度を確認できる。
【0061】
地図上で、二輪車の現在位置に応じた道路を「道路3」とする場合、速度確認部120は、地図上で、二輪車の現在位置に応じた道路である「道路3」に指定された制限速度である「35km/h」が確認できる。
【0062】
その後、速度確認部120は、GPSに基づいて二輪車の移動速度を測定し、移動速度が制限速度である「35km / h」を超えるか否かを確認することができる。
【0063】
このとき、速度確認部120の確認の結果、移動速度が制限速度である「35km/h」を超えると確認された場合、速度違反履歴情報記憶部121は、この車輪が速度に違反したと判断できる。
【0064】
その後、速度違反履歴情報記憶部121は、二輪車が速度違反であると判断された時点の日付および時刻情報からなる速度違反履歴情報を生成してもよい。
【0065】
ここで、前記二輪車が速度に違反したと判断された時点を「2023年6月8日17時47分」とする場合、速度違反履歴情報記憶部121は、前記二輪車が速度に違反したと判断された。視点の日付情報である「2023年6月8日」と時刻情報である「17時47分」からなる「速度違反履歴情報10」を生成することができる。
【0066】
その後、速度違反履歴情報記憶部121は、「速度違反履歴情報10」を所定の速度違反履歴記憶サーバ160に以下の表5のように記憶することができる。
【0067】
【0068】
本発明の一実施形態によれば、電子端末装置110は、表示イベント発生部125、カウント部126、及び表示部127をさらに含むことができる。
【0069】
表示イベント発生部125は、前記電子端末装置のユーザから、前記ユーザによって指定された第1期間中の交通法規違反履歴情報に対する表示命令が与えられると、前記第1期間中の交通法規違反履歴情報を表示するための交通法規違反履歴情報表示イベントを発生させる。
【0070】
カウント部126は、交通法規違反履歴情報表示イベントが発生すると、信号違反履歴記憶サーバ140に接続し、第1期間に属する日時情報からなる信号違反履歴情報の数である1個数をカウントし、侵入履歴記憶サーバ150に接続し、前記第1期間に属する日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の個数である第2個数をカウントし、速度違反履歴記憶サーバ160に接続して、第1期間に属する日時情報からなる速度違反履歴情報の数である第3数をカウントする。
【0071】
表示部127は、第1個数、第2個数及び第3個数がカウントされると、第1個数に関する情報と第2個数に関する情報及び第3個数に関する情報を第1期間中 交通法規違反履歴情報として画面上に表示する。
【0072】
以下では、表示イベント発生部125、カウント部126及び表示部118の動作を例えば詳細に説明する。
【0073】
まず、前記ユーザにより指定された第1期間を「2022年5月1日~2023年6月8日」といい、前記電子端末装置のユーザから、 前記の第1の期間である「2022年5月1日~2023年6月8日」の間の交通法規違反履歴情報の表示命令が許可されたと仮定する。
【0074】
すると、表示イベント発生部125は、 最初の期間 「2022年5月1日~2023年6月8日」の間の交通法規違反履歴情報を表示するための交通法規違反履歴情報表示イベントを発生させることができる。
【0075】
部125により前記交通法規違反履歴情報表示イベントが発生すると、カウント部126は、前記表3のような情報が格納されている信号違反履歴記憶サーバ140に接続し、前記第1期間である「2022年5月1日~2023年6月8日」に属する日時情報からなる信号違反履歴情報の個数である第1個数を「3個」でカウントすることができ、前記表4のような情報が格納されている侵入履歴記憶サーバ150に接続し、前記第1期間である「2022年5月1日~2023年6月8日」に属する日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の個数である第2個数を「4個」でカウントすることができ、前記5のような情報が格納されている速度違反履歴記憶サーバ160に接続し、前記第1期間である「2022年5月1日~2023年6月8日」に属する日付及び時刻情報で構成される速度違反履歴情報の個数である第3個数を「3個」でカウントすることができる。
【0076】
このように、カウント部126によって第1個数、第2個数及び第3個数がカウントされると、表示部127は、第1個数である「3個」に関する情報と、第2個数である。「4個」に関する情報および前記第3個数である「3個」に関する情報を、前記第1期間中である「2022年5月1日~2023年6月8日」の 交通法規違反履歴情報として画面上に表示することができる。
【0077】
これにより、前記ユーザーは、「2022年5月1日~2023年6月8日」の 交通法規違反履歴情報をより容易に把握することができる。
【0078】
このとき、本発明の一実施形態によれば、表示イベント発生部125は、ユーザ識別値記憶部128、本人認証イベント発生部129、入力要求メッセージ表示部130、多項式生成部131 )、連接部132、イベント発生処理部133を含むことができる。
【0079】
ユーザ識別値記憶部128には、ユーザに対する予め発行されたユーザ識別値が記憶されている。
【0080】
ここで、前記ユーザ識別値は、前記ユーザに対して予め発行されたn (nは3以上の自然数である)桁の主パスワードを構成する各桁の数字を係数として有するn-1次多項式に対する導関数である。で、前記ユーザに対して事前発行されたk(kは2以上の自然数である)桁の補助パスワードを構成する各桁の数字が入力として与えられて生成されたk個の微分係数が、順次連接して算出された値である。
【0081】
例えば、 「n=3」、「k=2」とし、前記ユーザに対して予め発行された3桁の主パスワードを「123」といい、前記ユーザに対して予め発行された2桁の補助パスワードを「85」と仮定する。
【0082】
このとき、前記ユーザに対して予め発行された3桁の主パスワードである「123」を構成する各桁の数字である「1」、「2」、「3」を係数として有する2次多項式である「x2+2x+3」の導関数である「2x+2」に、前記ユーザに対して事前発行された2桁の補助パスワードである「85」を構成する各桁の数字である「8」、「5」が入力として認可されている。生成された2つの微分係数である「18,12」が、順次連接して算出された値を「1812」と仮定する場合、ユーザ識別値記憶部128には、以下の6のように情報が記憶されていてもよい。
【0083】
【0084】
本人認証イベント発生部129は、前記ユーザから、第1期間の交通法規違反履歴情報に対する表示指示が与えられると、ユーザに対する本人認証を行うための本人認証イベントが発生する。
【0085】
入力要求メッセージ表示部130は、前記本人認証イベントが発生すると、前記ユーザが前記ユーザに対して事前発行されているn桁の主パスワードとk桁の補助パスワードを入力要求する入力要求メッセージを生成して画面に表示する。
【0086】
多項式生成部131は、ユーザから入力要求メッセージに応答してn桁の第1の主パスワードとk桁の第1の補助パスワードが入力されると、第1の主パスワードを構成する各桁の数値を係数として持つn-1次多項式を生成する。
【0087】
連接部132は、n-1次多項式が生成されると、n-1次多項式の導関数を生成した後、導関数に、第1補助パスワードを構成する各桁の数字を入力として与える。すなわち、k個の第1微分係数を生成し、k個の第1微分係数を連接することにより、第1連接値を生成する。
【0088】
イベント発生処理部133は、第1連接値が生成されると、ユーザ識別値記憶部128に記憶されているユーザ識別値が第1連接値と同じであることを確認し、同一であると確認される。ユーザに対する本人認証が完了したと処理した後、前記交通法規違反履歴情報表示イベントを発生させる。
【0089】
以下では、本人認証イベント発生部129、入力要求メッセージ表示部130、多項式生成部131、連接部132及びイベント発生処理部133の動作を詳細に説明する。
【0090】
まず、「n=3」、「k=2」といい、前記ユーザから、第1の期間である「2022年5月1日~2023年6月8日」の間の交通法規違反履歴情報に対する表示命令が許可されたと仮定する。
【0091】
そして、本人認証イベント生成部129は、ユーザに対する本人認証を行うための本人認証イベントを生成することができる。
【0092】
このように、本人認証イベント発生部129によって本人認証イベントが発生すると、入力要求メッセージ表示部130は、前記ユーザが前記ユーザに対して事前発行されている3桁の主パスワードと2桁の補助パスワードの入力を要求する入力要求メッセージを生成して画面に表示することができる。
【0093】
このとき、ユーザから入力要求メッセージに応答して、「123」のような3桁の第1のメインパスワードと「85」のような2桁の第1の補助パスワードが入力されると、多項式生成部131は、前記第1主パスワードである「123」を構成する各桁の数字である「1」、「2」、「3」を係数として有する2次多項式を「x2+2x+3」のように生成することができる。
【0094】
このように、多項式生成部131によって前記二次多項式が生成されると、連接部132は、前記二次多項式である「x2+2x+3」に対する導関数を「2x+2」のように生成した。その後、導関数である「2x+2」に、前記第1補助パスワードである「85」を構成する各桁の数字である「8」、「5」を入力として印加することにより、2つの第1微分係数である「18、12」を生成することができ、2つの第1の微分係数である「18、12」を連接することによって、「1812」などの第1の連接値を生成することができる。
【0095】
このように、連接部132によって前記第1連接値が生成されると、イベント発生処理部133は、前記表6のようなユーザ識別値記憶部128に記憶されている前記ユーザ識別値である「1812」が、第1連接値である「1812」と同じであることを確認することができる。
【0096】
このとき、イベント発生処理部133の確認結果、両値が同一であることが確認されるため、イベント発生処理部133は、前記ユーザに対する本人認証が完了したものとして処理した後、前記交通法規違反履歴情報表示イベントを発生させることができる。
【0097】
本発明の一実施形態によれば、電子端末装置110は、評価テーブル保持部134、履歴情報カウント部135、評価抽出部136、および評価情報表示部137をさらに含むことができる。
【0098】
等級テーブル保持部134は、準法運転レベルを表していると予め指定された複数の等級と、前記複数の等級それぞれに対応する予め設定された運転指数の範囲値が記録されている等級テーブルを記憶して保持する。
【0099】
例えば、等級テーブル保持部134は、下記の表7のような評価テーブルを記憶して保持してもよい。
【0100】
【0101】
履歴情報カウント部135は、前記ユーザから、自身のコンプライアンス運転レベルに対する等級情報表示命令が印加されると、信号違反履歴記憶サーバ140に接続し、前記等級情報表示命令が許可された現在時点をに基づいて、 予め設定された期間前までに該当する、過去の第2期間に属する日付及び時刻情報からなる信号違反履歴情報の数である第4個数をカウントし、侵入履歴記憶サーバ150に接続し、前記第2期間に属する日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の数である第5個数をカウントし、速度違反履歴記憶サーバ160に接続し、第2期間に属する日時情報からなる速度違反履歴情報の個数である第6個数をカウントする。
【0102】
等級抽出部136は、第4個数、第5個数及び第6個数がカウントされると、第4個数、第5個数、第6個数に対して予め設定された異なる重みを適用した。 その後、重み付けされた第4個数、第5個数、第6個数を成分として有する3次元のベクトルを生成し、前記ベクトルのマンハッタンノルム(Manhattan Norm)を前記ユーザに対する第1運転指数として。算出した後、等級テーブルから、第1運転指数が属する範囲値に対応して記録されている第1等級を抽出する。
【0103】
ここで、マンハッタンノルムとは、ベクトルや行列の大きさを示すL1ノルムで、下記の式 1に従って計算することができる。
【0104】
【0105】
【0106】
評価情報表示部137は、第1の評価が抽出されると、第1の評価に関する情報を画面に表示する。
【0107】
以下では、履歴情報カウント部135、等級抽出部136及び等級情報表示部137の動作を例えば詳細に説明する。
【0108】
まず、前記ユーザから、自身のコンプライアンス運転レベルに対する等級情報表示命令が与えられたと仮定する。
【0109】
すると、履歴情報カウント部135は、前記表3のような情報が格納されている信号違反履歴記憶サーバ140に接続し、前記等級情報表示命令が与えられた現在時点を基準として、 予め設定された期間前までに該当する、過去の第2期間に属する日時情報からなる信号違反履歴情報の数である第4個数をカウントすることができる。
【0110】
ここで、前記等級情報表示命令が許可された現在時点を「2023年6月8日22時10分」とし、予め設定された期間を「158日」とする場合、履歴情報カウント部135は、前記表3のような情報が格納されている信号違反履歴記憶サーバ140に接続し、前記等級情報表示命令が許可された現在時点である「2023年6月8日22時10分」を基準に、 あらかじめ設定された期間である「158日」前までに該当する、過去の第2期間である「2023年1月1日~2023年6月8日」に属する日時情報からなる信号違反履歴情報の数である第4個数を「1個」でカウントできる。
【0111】
また、履歴情報カウント部135は、前記表4のような情報が格納されている侵入履歴格納サーバ150に接続し、前記第2期間である「2023年1月1日~2023年6月8日」に属する日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の個数である第5個数を‘3個’でカウントすることができ、前記表5のような情報が格納されている速度違反履歴記憶サーバ160に接続して、前記第2期間である「2023年1月1日~2023年6月8日」に属する日時情報からなる速度違反履歴情報の個数である第6個数を「1個」でカウントするできる。
【0112】
このように、履歴情報カウント部135によって第4個数、第5個数及び第6個数がカウントされると、等級抽出部136は、第4個数である「1個」 、第5個数イン「3個」 、前記第6個数である「1個」に対して予め設定された異なる重みを適用することができる。
【0113】
予め設定された異なる重みをそれぞれ「15」、「10」、「15」と仮定する場合、等級抽出部136は、前記第4個数である「1個」、前記第5個数である「3個」、前記第6個数である「1個」に対して予め設定された異なる重みである「15」、「10」、「15」を適用することができる。
【0114】
その後、等級抽出部136は、重み付けされた第4個数の「15」、第5個数の「30」、第6個数の「15」を成分とする3次元ベクトルを「15 30 15]のように生成することができ、ベクトルのマンハッタンノルムを数式1に従って「60」のように計算し、ベクトルのマンハッタンノルムである「60」をユーザに対する第1の運転。指数として算出できる。
【0115】
そして、等級抽出部136は、前記表7のような等級テーブルから、前記第1運転指数である「60」が属する範囲値である「50以上75未満」に対応して記録されている等級である「3等級(通常)」を、ユーザのコンプライアンス運転レベルを表している等級である第1等級に抽出することができる。
【0116】
このように、等級抽出部136によって前記第1等級が抽出されると、等級情報表示部137は、前記第1等級である「3等級(通常)」に関する情報を画面に表示することができる。
【0117】
これにより、ユーザは、自分の準法運転レベルに応じた等級が「3等級(通常)」であることを確認することができる。
【0118】
本発明の一実施形態による位置追跡のためのGPSと前方 撮影のためのカメラが搭載された二輪車に装着可能な電子端末装置の動作方法を示すフローチャートである。
【0119】
ステップS411での交通信号灯 存在する地点として事前に指定された複数の 信号灯位置情報が格納されている位置情報記憶部を保持する。
【0120】
ステップS412では、二輪車通行可能区間と道路別制限速度に関する情報が指定された地図データが格納されている地図データ記憶部を保持する。
【0121】
ステップS413では、前記GPSに基づいて、前記二輪車の現在位置情報を追跡し、前記二輪車が、前記複数の信号灯の位置情報のいずれかの信号灯位置情報を中心に予め設定された半径内の領域に進入すると判断されるたびに、前記二輪車の信号違反の有無を判断するための信号違反判定イベントが発生する。
【0122】
ステップS414において、前記信号違反判定イベントが発生した場合、前記カメラを介して前方を撮影して前方画像を取得した後、信号灯領域を検出するための予め指定されたオブジェクト検出モデルに基づいて、前記前方画像から信号灯領域を検出し、信号灯領域の画素値分析によって信号灯信号が停止信号であるか否かを確認する。
【0123】
ステップS415において、前記信号機信号が停止信号であることが確認された場合、前記GPSに基づいて前記二輪車の移動有無を確認し、前記二輪車が移動していることが確認された場合、前記二輪車が信号に違反する。あると判断した後、二輪車が信号に違反したと判断された時点の日付および時刻情報からなる信号違反履歴情報を生成し、予め指定された信号違反履歴記憶サーバに記憶する。
【0124】
ステップS416では、予め設定された第1時間間隔で、前記二輪車の通行禁止区間に対する侵入有無を判断するための通行禁止区間侵入判定イベントを発生させる。
【0125】
ステップS417において、前記通行禁止区間侵入判定イベントが発生した場合、前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記地図データ記憶部に記憶されている前記地図データをロードし、前記二輪車の現在位置が、地図上で前記二輪車通行可能区間に属しているか否かを確認する。
【0126】
ステップS418では、前記二輪車の現在位置が、前記地図上で前記二輪車通行可能区間に属していないことが確認された場合、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断した後、前記二輪車が通行禁止区間に侵入したと判断された時点に関する日時情報設定された通行禁止区間侵入履歴情報を生成し、予め指定された侵入履歴記憶サーバに格納する。
【0127】
ステップS419では、予め設定された第2の時間間隔で、前記二輪車の速度違反の有無を判断するための速度違反判定イベントを発生させる。
【0128】
ステップS420において、前記速度違反判定イベントが発生した場合、前記GPSに基づいて、 前記二輪車の現在位置情報を追跡するとともに、前記地図データ記憶部に記憶されている前記地図データをロードし、前記地図上で、前記二輪車の現在位置に応じた道路に指定された制限速度を確認し、前記GPSを基礎として、二輪車の移動速度を測定し、移動速度が制限速度を超えているか否かを確認する。
【0129】
ステップS421において、移動速度が制限速度を超えていることが確認された場合、二輪車が速度に違反したと判断した後、二輪車が速度に違反したと判断された時点の日時情報からなる速度違反履歴情報を生成し、あらかじめ指定された速度違反履歴記憶サーバに格納する。
【0130】
このとき、本発明の一実施形態によれば、ステップS414において、前記信号灯領域が検出された場合、前記信号灯領域からカラーヒストグラムを算出するステップ、前記カラーヒストグラムが算出されると、前記カラーヒストグラムにおいて、RGB色チャネル別に、全画素数を基準に、あらかじめ指定された画素値範囲に属する画素数の存在比率を算出するステップ及びRedカラーチャネルに対して算出された存在比率が、グリーンカラーチャネルに対して算出された存在比率及びBlueカラーチャンネルに対して算出された存在比率 全てを超えていることを確認し、確認の結果、Redカラーチャンネルに対して算出された存在比率が、Greenカラーチャンネルに対して算出された存在比率およびBlueカラーチャンネルに対して算出された存在比率を全て超えることが確認された場合、前記信号灯信号が停止信号であることを確認し、そうでない場合、前記信号灯信号が停止信号でないことを確認するステップを含めることができる。
【0131】
また、本発明の一実施形態によれば、前記電子端末装置の動作方法は、前記電子端末装置のユーザから、 前記ユーザによって指定された第1期間中の交通法規違反履歴情報に対する表示命令が許可された場合、前記第1期間中の交通法規違反履歴情報を表示するための交通法規違反履歴情報表示イベントを発生させるステップ、前記交通法規違反履歴情報表示イベントが発生すると、前記信号違反履歴記憶サーバに接続し、前記第1期間に属する日付及び時刻情報からなる信号違反履歴情報の個数である第1個数をカウントし、前記侵入履歴記憶サーバに接続し、前記第1期間に属する日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の個数である第2個数をカウントし、前記速度違反履歴記憶サーバに接続し、前記第1期間に属する日付及び時刻情報からなる速度違反履歴情報の数である第3個数をカウントするステップと、第1個数、第2個数及び第3個数がカウントされると、第1個数に関する情報及び第2つの数に関する情報と3番目の数に関する情報 交通法違反履歴情報として画面に表示するステップをさらに含むことができる。
【0132】
このとき、本発明の一実施形態によれば、前記発生させるステップは、前記ユーザに対して、事前発行されたユーザ識別値(前記ユーザ識別値は、前記ユーザに対して事前発行されたn (nは3以上の自然数である)である。桁数の主パスワードを構成する各桁の数字を係数として持つn-1次多項式の導関数に、前記ユーザに対して事前発行されたk(kは2以上の自然数である)桁数の補助パスワードを構成する各桁の数字が入力として与えられて生成されたk個の微分係数が、順次連接して算出された値である)が格納されているユーザ識別値記憶部を維持するステップ、ユーザーから、前記第1期間中の交通法規違反履歴情報に対する表示命令が許可された場合、前記ユーザに対して本人認証を行うための本人認証イベントを発生させるステップ、前記本人認証イベントが発生した場合、前記ユーザに前記ユーザに対して予め発行されているn桁の主パスワードとk桁の補助パスワードを入力要求する入力要求メッセージを生成して画面に表示するステップ、前記ユーザから、前記入力要求メッセージに応じて、n桁の第1の主パスワードとk桁の第1の補助パスワードが入力されると、前記第1の主パスワードを構成する各桁の数字を係数として有するn-1次多項式を生成する。生成されると、n-1次多項式の導関数を生成し、導関数に第1の補助パスワードを構成する各桁の数字を入力として適用することによって、k個の第1の微分係数を生成し、k個の第1微分係数を連接することにより、第1連接値を生成するステップと第1連接値が生成されると、ユーザ識別値記憶部に記憶されているユーザ識別値が第1連接値と等しい。同一であると確認された場合、ユーザに対する本人認証が完了したと処理した後、交通法違反履歴情報表示イベントを発生させることを含むことができる。
【0133】
また、本発明の一実施形態によれば、前記電子端末装置の動作方法は、準法運転レベルを表象することで予め指定された複数の等級と、前記複数の等級のそれぞれに対応する予め設定された運転指数の範囲値この記録されている等級テーブルを記憶して保持するステップ、前記ユーザから、自身の準法運転レベルに対する等級情報表示命令が許可されると、前記信号違反履歴記憶サーバに接続し、前記等級情報表示命令が許可される。現在の時点に基づいて、 予め設定された期間前までに該当する、過去の第2期間に属する日時情報からなる信号違反履歴情報の個数である第4個数をカウントし、前記侵入履歴記憶サーバに接続し、前記第2期間に属する。日時情報からなる通行禁止区間侵入履歴情報の個数である第5個数をカウントし、前記速度違反履歴記憶サーバに接続し、前記第2期間に属する日時情報からなる速度違反履歴情報の個数第6個数をカウントするステップ、第4個数、第5個数及び第6個数がカウントされると、第4個数、第5個数、第6個数に対して予め設定された異なる重みを適用した。 その後、重み付けされた前記第4個数、前記第5個数、前記第6個数を成分として有する3次元のベクトルを生成し、前記ベクトルのマンハッタンノルムを前記ユーザに対する第1運転指数として算出した後、前記評価テーブルから、前記第1運転指数が属する範囲値に対応して記録されている第1評価を抽出するステップと前記第1評価が抽出された場合、前記第1評価に関する情報を画面に表示する。をさらに含むことができる。
【0134】
以上、
図4を参照して、本発明の一実施形態による電子端末装置の動作方法について説明した。ここで、本発明の一実施形態による電子端末装置の動作方法は、
図1~
図3を用いて説明した電子端末装置110の動作の構成と対応することができるので、これについてのより詳細な説明。は省略することにする。
【0135】
本発明の一実施形態による電子端末装置の動作方法は、コンピュータとの結合を介して実行するための記憶媒体に記憶されたコンピュータプログラムで実施することができる。
【0136】
また、本発明の一実施形態による電子端末装置の動作方法は、様々なコンピュータ手段を介して実行することができるプログラム命令の形態で実施され、コンピュータ可読媒体に記録することができる。コンピュータ可読媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独でまたは組み合わせて含むことができる。媒体に記録されたプログラム命令は、本発明のために特別に設計され構成されたものであってもよく、コンピュータソフトウェアの当業者に知られて使用可能であってもよい。コンピュータ可読記録媒体の例には、ハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープなどの磁気媒体、CD-ROM、DVDなどの光記録媒体、光学ディスクなどの磁気光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのプログラム命令を記憶および実行するように特別に構成されたハードウェア装置。プログラム命令の例には、コンパイラによって作成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを使用してコンピュータによって実行することができる高級言語コードも含まれる。
【0137】
以上、本発明では具体的な構成要素等の特定の事項と限定された実施例及び図面により説明したが、これは本発明のより全体的な理解を助けるために提供されたものであり、本発明は前記の実施例に限定されるものではない。本発明が属する分野で一般的な知識を有する者であれば、これらの基材から様々な修正および変形が可能である。
【0138】
したがって、本発明の精神は記載された実施例に限定されてはならず、後述する特許請求の範囲だけでなく、この特許請求の範囲と均等または等価的な変形がある全てのものは本発明の思想の範囲に属すると言える。
【符号の説明】
【0139】
110:電子端末装置
111:位置情報記憶部
112:地図データ記憶部
113:信号違反判定イベント発生部
114:信号確認部
115:信号違反履歴情報記憶部
116:侵入判断イベント発生部
117:二輪車確認部
118:侵入履歴情報記憶部
119:速度判定イベント発生部
120:速度確認部
121:速度違反履歴情報記憶部
122:カラーヒストグラム算出部
123:比率算出部
124:停止信号確認部
125:表示イベント発生部
126:カウント部
127:表示部
128:ユーザ識別値記憶部
129:本人認証イベント発生部
130:入力要求メッセージ表示部
131:多項式生成部
132:連接部
133:イベント発生処理部
134:等級テーブル保持部
135:履歴情報カウント部
136:等級情報抽出部
137:評価情報表示部
140: シグナル違反履歴ストレージサーバー
150:侵入履歴ストレージサーバー
160:速度違反履歴ストレージサーバー