(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180229
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】魚ロボット
(51)【国際特許分類】
A63H 11/00 20060101AFI20241219BHJP
A63H 23/10 20060101ALI20241219BHJP
B63C 11/48 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
A63H11/00 Z
A63H23/10 Z
B63C11/48 D
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023150310
(22)【出願日】2023-09-15
(31)【優先権主張番号】112122465
(32)【優先日】2023-06-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】511212376
【氏名又は名称】先鋒材料科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】PIONEER MATERIAL PRECISION TECH CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1F, NO.11, WUCYUAN 2ND RD., Wugu Dist., NEW Taipei City 248, Taiwan,
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲黄▼ 偉▲ユィ▼
(72)【発明者】
【氏名】陳 泰宇
(72)【発明者】
【氏名】葉 禮源
(72)【発明者】
【氏名】張 昌祺
(72)【発明者】
【氏名】劉 欽宏
(72)【発明者】
【氏名】沈 志偉
【テーマコード(参考)】
2C150
【Fターム(参考)】
2C150CA02
2C150DA13
2C150DA19
2C150EG12
2C150EG40
2C150EH08
2C150FB33
2C150FB43
(57)【要約】 (修正有)
【課題】外観がより自然な魚ロボットの提供。
【解決手段】第1の方向D1に沿って並んでいる2つのハウジング体11と、2つのハウジング体11の繋がる部分に形成されているカバー構造12とを含むハウジングユニット1を含み、隣り合う2つのハウジング体11は、互いに相対回転することができるように接続されており、カバー構造12は、2つのハウジング体11の一方に形成されている第1のカバー部121と、2つのハウジング体11の他者に形成されている第2のカバー部122を含み、第1のカバー部121は、末端に位置し且つ第3の方向D3に沿う2つの末端側縁121aを含み、第2のカバー部122は、末端側縁121aに対応するように第3の方向D3に沿う2つの外側弧面122aを含み、少なくとも1つの外側弧面122aは、対応する末端側縁121aに隣接し且つ隣接する部分が対応する末端側縁121aの内側に位置する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の方向に沿って前後で順に繋がるように並んでいる少なくとも2つのハウジング体と、隣り合う2つの前記ハウジング体の繋がる部分に形成されているカバー構造と、を含むハウジングユニットを含み、
隣り合う2つの前記ハウジング体は、前記第1の方向と直交する第2の方向と平行する回転軸を軸心として互いに相対回転することができるように接続されており、
前記カバー構造は、隣り合う2つの前記ハウジング体のうちの一方に形成されている第1のカバー部と、前記隣り合う2つの前記ハウジング体のうちの他者に形成されている第2のカバー部と、を含み、
前記第1のカバー部は、末端に位置し且つ前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する第3の方向に沿って左右で並んでいる2つの末端側縁を含み、
前記第2のカバー部は、それそれが前記2つの末端側縁に対応するように前記第3の方向に沿って左右で並んでいる2つの外側弧面を含み、
前記2つの外側弧面は、曲率中心が前記回転軸に位置し、
少なくとも1つの前記外側弧面は、対応する前記末端側縁に隣接しており、且つ、前記対応する末端側縁に隣接する部分が前記対応する末端側縁の内側に位置する、ことを特徴とする魚ロボット。
【請求項2】
前記第1のカバー部は、それそれが前記2つの末端側縁に接続するように前記第3の方向に沿って並んでいる2つの内側弧面を更に含み、
前記2つの内側弧面のそれぞれは、内側向きに前記第2のカバー部の前記2つの外側弧面に面し、且つ隣り合う2つの前記ハウジング体がスムーズに互いに相対回転することができるように前記2つの外側弧面に対応して合わせられている、ことを特徴とする請求項1に記載の魚ロボット。
【請求項3】
前記第1のカバー部は、隣り合う2つの前記ハウジング体のうち前方にある前記ハウジング体の後端部に形成されており、
前記第2のカバー部は、隣り合う2つの前記ハウジング体のうち後方にある前記ハウジング体の前端部に形成されており、
前記第2のカバー部が形成されている前記ハウジング体において、前記第2のカバー部の前記2つの外側弧面は、前記第1の方向において前記回転軸の前方に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の魚ロボット。
【請求項4】
前記ハウジングユニットは、少なくとも3つの前記ハウジング体と、隣り合う2つの前記ハウジング体の繋がる部分に形成されている少なくとも2つの前記カバー構造と、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の魚ロボット。
【請求項5】
隣り合う2つの前記ハウジング体が前記回転軸を軸心として互いに相対回転することができるよう接続されるように、隣り合う2つの前記ハウジング体の間に設置されている回転機構を更に含む、ことを特徴とする請求項1に記載の魚ロボット。
【請求項6】
前記回転機構は、隣り合う2つの前記ハウジング体のうち前方にある前記ハウジング体に設置されている固定部と、隣り合う2つの前記ハウジング体のうち後方にある前記ハウジング体に設置されている回転部と、を含み、
前記回転部は、前記回転軸を軸心として回転することができるように前記固定部と接続されている、ことを特徴とする請求項5に記載の魚ロボット。
【請求項7】
前記ハウジングユニットは、隣り合う2つの前記ハウジング体が相対回転することにより、初期状態と湾曲状態との間に切り替えられるように構成されており、
前記初期状態において、前記2つの外側弧面のそれぞれは、前記2つの末端側縁に隣接しており、且つ、前記2つの末端側縁に隣接する部分が、前記2つの末端側縁の内側に位置し、
前記湾曲状態において、前記ハウジングユニットにおいて湾曲により外側へ凸になる側にある前記外側弧面は、対応する前記末端側縁に隣接しており、且つ、前記対応する末端側縁に隣接する部分が、前記対応する末端側縁の内側に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の魚ロボット。
【請求項8】
前記ハウジングユニットは、前記初期状態と前記湾曲状態との間で切り替わる途中に過渡状態を経るように構成されており、
前記過渡状態において、前記2つの外側弧面のそれぞれは、前記2つの末端側縁に隣接しており、且つ、前記2つの末端側縁に隣接する部分が、前記2つの末端側縁の内側に位置する、ことを特徴とする請求項7に記載の魚ロボット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、魚ロボットに関し、具体的には2以上のハウジング体を含む魚ロボットに関する。
【背景技術】
【0002】
魚ロボットは、実際の魚に似た動きを達成するために、一般的に複数の活動関節を含む。
【0003】
該活動関節は、一般的に硬質材料(例えばプラスチックや金属)により製造される。
【0004】
それらの活動関節が回転後や動作後に互いに干渉することを防止するために、接続する構造に干渉回避設計を施すことが必要である。
【0005】
しかし、干渉回避設計により、魚ロボットの外見に段差や、隙間や、窪みや、スムーズではない箇所が生じ、このような箇所は動作中に湾曲した状態において特に目立ち、魚ロボットの外見が不自然に見える。例えば、特許文献1に記載されている魚ロボットには、隙間があってスムーズではない箇所がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】中国特許出願公開103879534号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、先行技術の欠点の少なくとも1つを改善することができる魚ロボットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成すべく、本発明は、
第1の方向に沿って前後で順に繋がるように並んでいる少なくとも2つのハウジング体と、前記隣り合う2つのハウジング体の繋がる部分に形成されているカバー構造と、を含むハウジングユニットを含み、
前記隣り合う2つのハウジング体は、前記第1の方向と直交する第2の方向と平行する回転軸を軸心として互いに相対回転することができるように接続されており、
前記カバー構造は、隣り合う2つの前記ハウジング体のうちの一方に形成されている第1のカバー部と、前記隣り合う2つの前記ハウジング体のうちの他者に形成されている第2のカバー部と、を含み、
前記第1のカバー部は、末端に位置し且つ前記第1の方向及び前記第2の方向と直交する第3の方向に沿って左右で並んでいる2つの末端側縁を含み、
前記第2のカバー部は、それそれが前記2つの末端側縁に対応するように前記第3の方向に沿って左右で並んでいる2つの外側弧面を含み、
前記2つの外側弧面は、曲率中心が前記回転軸に位置し、
少なくとも1つの前記外側弧面は、対応する前記末端側縁に隣接しており、且つ、前記対応する末端側縁に隣接する部分が前記対応する末端側縁の内側に位置する、ことを特徴とする魚ロボットを提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の魚ロボットは、互いに隣接する第2のカバー部の外側弧面及び第1のカバー部の末端側縁により、ハウジングユニット1における隣り合う2つのハウジング体11の繋がる部分は、段差や、隙間や、窪みなどの不自然さの原因となり得る状況を目立たないように緩和することができる。
【0010】
第2のカバー部の2つの外側弧面の弧状により、上記の隣り合う2つのハウジング体11の繋がる部分が、スムーズさに欠ける状況を減少することができる。
【0011】
よって、本発明の魚ロボットの外見は従来の魚ロボットより自然になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の魚ロボットの実施形態においてハウジングユニットが初期状態にあることを示す斜視図である。
【
図2】上記の実施形態のハウジングユニットを示す部品分解図である。
【
図3】上記の実施形態のハウジングユニットを他の角度で示す部品分解図である。
【
図5】上記の実施形態のハウジングユニットが過渡状態にあることを示す斜視図である。
【
図6】他の角度で上記の実施形態が
図5の状態にあることを示す斜視図である。
【
図7】上記の実施形態が
図5の状態にあることを示す断面図である。
【
図8】上記の実施形態のハウジングユニットが湾曲状態にあることを示す斜視図である。
【
図9】他の角度で上記の実施形態が
図8の状態にあること示す斜視図である。
【
図10】上記の実施形態が
図8の状態にあることを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態の目的、技術手段、及び利点をより明確に説明するために、以下、本発明の実施形態の添付図面を組み合わせて、本発明の実施形態における技術手段に対して明確且つ完全に説明する。説明する実施形態は、本発明の一部の実施形態であり、すべての実施形態ではないことが明らかであろう。通常、添付図面に描きまた示す本発明の実施形態の部品は各種異なる配置で構成及び設計することができる。従って、以下、添付図面中に提供した本発明の実施形態の詳細な説明は、本発明の保護範囲に対していかなる制限も構成せず、単に本発明の選択された実施形態を示すのみである。
【0014】
本発明をより詳細に説明する前に、適切と考えられる場合には、参照符号または参照符号の末端部分が、対応するまたは類似する要素を示すために図間で繰り返されており、これらは任意に同様の特性を有することができることに留意されたい。
【0015】
本発明において、「上」、「下」、「内」、「外」、「左」、「右」、「前」、「後」などの方位や位置関係を示す用語は、より簡単且つ明瞭に説明するために、図面に示される方位や位置関係、または本発明の製品を使用する際に習慣的に置かれる方位や位置関係に基づくものであり、対応する装置やデバイスが特定の方位、特定の方位における構造や操作などを有することを教示または示唆するものではなく、本発明に対する限定ではない。
【0016】
また、本発明において、「第1」、「第2」などの用語は、ただ区別を目的として使用され、相対的な重要性を教示または示唆するものではない。
【0017】
図1~
図4に示されるように、本発明の魚ロボット100は一実施形態において、ハウジングユニット1と、ハウジングユニット1内に設置されている回転機構2とを含む。
【0018】
ハウジングユニット1は、第1の方向D1に沿って前後で順に繋がるように並んでいる少なくとも2つのハウジング体11と、隣り合う2つのハウジング体11の繋がる部分に形成されているカバー構造12とを含む。隣り合う2つのハウジング体11は、第1の方向D1と直交する第2の方向D2と平行する回転軸Aを軸心として互いに相対して回転することができるように接続されている。
【0019】
隣り合う2つのハウジング体11の間に1つの回転機構2が設置されており、回転機構2は、隣り合う2つのハウジング体11が回転軸Aを軸心として互いに相対回転することができるよう接続されるように設置されている。
【0020】
ハウジングユニット1は、第1の方向D1及び第2の方向D2と直交する第3の方向D3に沿っておよそ鏡像対称構造になっており、且つ例えばプラスチックや金属などの材料で製造されることができる。
【0021】
この実施形態において、
図4に示されるように、魚ロボット100は、3つの回転機構2と、4つのハウジング体11と、3つのカバー構造12とを含むが、回転機構2、ハウジング体11及びカバー構造12の数はこの実施形態に限らない。
【0022】
回転機構2は、隣り合う2つのハウジング体11のうち前方にあるハウジング体11に設置されている固定部21と、隣り合う2つのハウジング体11のうち後方にあるハウジング体11に設置されている回転部22とを含む。
【0023】
回転部22は、回転軸Aを軸心として回転することができるように固定部21と接続されている。
【0024】
回転部22は、モータ(図示せず)などの電子部品により駆動されて固定部21に対して回転することができる。
【0025】
カバー構造12は、隣り合う2つのハウジング体11のうちの一方に形成されている第1のカバー部121と、隣り合う2つのハウジング体11のうちの他者に形成されている第2のカバー部122とを含む。
【0026】
この実施形態において、第1のカバー部121は、隣り合う2つのハウジング体11のうち前方にあるハウジング体11の後端部に形成されており、且つ、第2のカバー部122は、隣り合う2つのハウジング体11のうち後方にあるハウジング体11の前端部に形成されている
第1のカバー部121は、末端(即ち外側の端)に位置し且つ第3の方向D3に沿って左右で並んでいる2つの末端側縁121aと、それそれが2つの末端側縁121aに接続するように第3の方向D3に沿って左右で並んでいる2つの内側弧面121bとを含む。
【0027】
2つの内側弧面121bのそれぞれは、2つの末端側縁121aから、前方且つ内側へ延伸する。
【0028】
第2のカバー部122は、それそれが2つの末端側縁121aに対応するように第3の方向D3に沿って左右で並んでいる2つの外側弧面122aを含む。
【0029】
2つの外側弧面122aは、第1の方向D1において回転軸Aの前方に位置する。
【0030】
2つの外側弧面122aは、曲率中心が回転軸Aに位置する。
【0031】
少なくとも1つの外側弧面122aは、対応する末端側縁121aに隣接しており、且つ、対応する末端側縁121aに隣接する部分が前記対応する末端側縁121aの内側に位置する。
【0032】
2つの内側弧面121bのそれぞれは、内側向きに第2のカバー部122の2つの外側弧面122aに面し、且つ隣り合う2つのハウジング体11がスムーズに互いに相対回転することができるように2つの外側弧面122aに対応して合わせられている。
【0033】
この実施形態において、2つの内側弧面121bのそれぞれは、形が2つの外側弧面122aに対応して合わせられている。
【0034】
なお、他の実施形態においては、第1のカバー部121が、隣り合う2つのハウジング体11のうち後方にあるハウジング体11の前端部に形成され、第2のカバー部122が、隣り合う2つのハウジング体11のうち前方にあるハウジング体11の後端部に形成されるように構成することもできる。
【0035】
ハウジングユニット1は、隣り合う2つのハウジング体11が相対回転することにより、初期状態(
図1、
図4参照)と湾曲状態(
図8、
図10参照)との間に切り替えられ且つ該初期状態と該湾曲状態との間で切り替わる途中に過渡状態(
図5、
図7参照)を経るように構成されている。
【0036】
なお、過渡状態及び湾曲状態においては、第1の方向D1が湾曲する線になり、第3の方向D3は、対応する隣り合う2つのハウジング体11の繋がり方向と直交する。
【0037】
ハウジングユニット1は、第3の方向D3に沿って右側または左側へ湾曲することができるが、説明を簡略にするために、その内の1側へ湾曲する状況のみを説明する。
【0038】
前記初期状態において、ハウジングユニット1は、真っ直ぐな第1の方向D1に沿って延伸する形になっており、隣り合う2つのハウジング体11の間の2つの外側弧面122aのそれぞれは、2つの末端側縁121aに隣接しており、且つ、2つの末端側縁121aに隣接する部分が、2つの末端側縁121aの内側に位置する。
【0039】
図5~
図7に示されるように、前記過渡状態において、ハウジングユニット1はやや湾曲状になっているが、隣り合う2つのハウジング体11の間の2つの外側弧面122aのそれぞれは、依然として、2つの末端側縁121aに隣接しており、且つ、2つの末端側縁121aに隣接する部分が、2つの末端側縁121aの内側に位置する。
【0040】
図8~
図10に示されるように、前記湾曲状態において、ハウジングユニット1は極限まで湾曲しているが、ハウジングユニット1において湾曲により外側へ凸になる側にある外側弧面122aは、依然として対応する末端側縁121aに隣接しており、且つ、対応する末端側縁121aに隣接する部分が、対応する末端側縁121aの内側に位置する。そして、ハウジングユニット1において湾曲により内側へ凹になる側において、隣り合う2つのハウジング体11のうち後方にあるハウジング体11の側面は、内側から対応する末端側縁121aに隣接する。
【0041】
上記の構成によれば、本発明の魚ロボットは、互いに隣接する第2のカバー部122の外側弧面122a及び第1のカバー部121の末端側縁121aにより、ハウジングユニット1における隣り合う2つのハウジング体11の繋がる部分は、段差や、隙間や、窪みなどの不自然さの原因となり得る状況を目立たないように緩和することができる。且つ、第2のカバー部122の2つの外側弧面122aの弧状により、上記の隣り合う2つのハウジング体11の繋がる部分が、スムーズさに欠ける状況を減少することができる。このように、段差や、隙間や、窪みや、スムーズさに欠けるといった状況が生じにくく且つ目立たないように緩和するので、本発明の魚ロボット100の外見は従来の魚ロボットより自然になる。
【0042】
本発明は、例示的な実施形態と考えられるものに関連して説明されてきたが、本発明は、開示された実施形態に限定されるものではなく、そのような修正及び同等の配置をすべて包含するように最も広い解釈の精神及び範囲内に含まれる様々な配置を対象とすることが意図されていることが理解される。
【0043】
上記実施形態は例示的に本発明の原理及び効果を説明するものであり、本発明を制限するものではない。本技術を熟知する当業者であれば本発明の精神及び範囲から離れないという前提の下、上記の実施形態に対して若干の変更や修飾が可能である。従って、当業者が本発明の主旨から離れないという前提の下、行った全ての変更や修飾も本発明の保護範囲に含まれるものとされるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、外観がより自然な魚ロボットの提供に適する。
【符号の説明】
【0045】
100 魚ロボット
1 ハウジングユニット
11 ハウジング体
12 カバー構造
121 第1のカバー部
121a 末端側縁
121b 内側弧面
122 第2のカバー部
122a 外側弧面
2 回転機構
21 固定部
22 回転部
A 回転軸
D1 第1の方向
D2 第2の方向
D3 第3の方向