(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180247
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】A/V伝送装置及び無線ディスプレイシステム
(51)【国際特許分類】
H04B 7/06 20060101AFI20241219BHJP
H04N 17/04 20060101ALI20241219BHJP
H04N 17/00 20060101ALI20241219BHJP
【FI】
H04B7/06 956
H04N17/04 N
H04N17/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023200398
(22)【出願日】2023-11-28
(31)【優先権主張番号】10-2023-0076136
(32)【優先日】2023-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【弁護士】
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【弁理士】
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【弁理士】
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】キム ドン サン
(57)【要約】
【課題】A/V(Audio/Video)伝送装置を提案する。
【解決手段】A/Vデータを圧縮する圧縮チップと、複数の送信アンテナを含み、圧縮されたA/VデータをA/V受信装置に伝送するRF送信インターフェースと、前記A/V送信装置の設置方向を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて前記複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成し、生成されたガイドを前記A/V受信装置に伝送するプロセッサと、を備えるA/V伝送装置により達成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
A/V(Audio/Video)伝送装置であって、
A/Vデータを圧縮する圧縮チップ;
複数の送信アンテナ;
前記圧縮されたA/VデータをA/V受信装置に伝送するRF送信インターフェース;
前記A/V送信装置の設置方向を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて前記複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成し、生成されたガイドを前記A/V受信装置に伝送するプロセッサ;を備えてなる、A/V伝送装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、前記A/V受信装置から前記A/V送信装置の設置方向に対する情報を受信する、請求項1に記載のA/V伝送装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記無線品質状態が予め設定された品質状態ではないと判断された場合、前記複数の送信アンテナの上下方向又は左右方向のうち何れか1つ以上を調節するようにする前記ガイドを前記A/V受信装置に伝送する、請求項2に記載のA/V伝送装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記A/V伝送装置の設置方向、前記無線品質状態及び前記A/V受信装置に含まれた複数の受信アンテナに対するアンテナ使用情報に基づいて前記ガイドを生成する、請求項1に記載のA/V伝送装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記A/V伝送装置の設置方向が正面方向であり、前記無線品質状態が予め設定された状態ではなく、前記複数の受信アンテナのうち右側面アンテナグループが使用された場合、前記複数の送信アンテナを左側方向に回転させるようにする前記ガイドを生成する、請求項4に記載のA/V伝送装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記RF送信インターフェースを介して前記アンテナ使用情報を前記A/V受信装置から受信する、請求項4に記載のA/V伝送装置。
【請求項7】
前記複数の送信アンテナを上下方向に移動させるためのスライディングボタン;
前記複数の送信アンテナを左右方向に回転させるためのダイヤル;を更に備える、請求項1に記載のA/V伝送装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
ユーザログ情報をサーバーに伝送し、
前記サーバーからユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報を受信し、
受信したフィードバック情報に基づいて前記複数の送信アンテナの方向を調節するようにする方向調節ガイドを生成し、
生成された方向調節ガイドを前記A/V受信装置に伝送する、請求項1に記載のA/V伝送装置。
【請求項9】
前記ユーザログ情報は、送信ログ情報又は受信ログ情報のうちの1つ以上を含み、
前記送信ログ情報は、前記A/V伝送装置の設置方向、送信アンテナのビーム方向、送信アンテナの使用個数(ON個数)、使用された送信アンテナの識別情報又は無線品質値のうちの1つ以上を含み、
前記受信ログ情報は、前記A/V受信装置の受信アンテナのビーム方向、受信アンテナの使用個数(ON個数)、使用された受信アンテナの識別情報又は前記無線品質値のうちの1つ以上を含む、請求項8に記載のA/V伝送装置。
【請求項10】
前記フィードバック情報は、前記A/V伝送装置の設置方向を再設定するようにする情報を含む、請求項9に記載のA/V伝送装置。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記フィードバック情報に基づいて前記A/V伝送装置の設置方向を再設定するようにする再設定ガイドを生成し、生成された再設定ガイドを前記A/V受信装置に伝送する、請求項10に記載のA/V伝送装置。
【請求項12】
前記プロセッサは、
ユーザログ情報をサーバーに伝送し、
前記サーバーからユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報を受信し、
前記フィードバック情報は、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間に障害物が存在することを示す情報を含む、請求項9に記載のA/V伝送装置。
【請求項13】
前記A/V送信装置の設置方向は、前記A/V受信装置に備えられたディスプレイの下端面方向、正面方向、側面方向のうち何れか1つである、請求項1に記載のA/V伝送装置。
【請求項14】
A/V(Audio/Video)受信装置であって、
ディスプレイ;
複数の受信アンテナを含み、A/V伝送装置から圧縮されたA/Vデータを受信するRF受信インターフェース;
前記圧縮されたA/Vデータを復元する復元チップ;
前記A/V送信装置の設置方向を設定するための設定画面を前記ディスプレイ上に表示し、前記設定画面を介して受信した方向選択入力により選択された前記設置方向に対する情報を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて生成された前記複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを前記ディスプレイ上に表示するマイコン;を備えてなる、A/V受信装置。
【請求項15】
無線ディスプレイシステムであって、
A/V(Audio/Video)伝送装置及びディスプレイを備えたA/V受信装置を備えてなり、
前記A/V伝送装置は、
前記A/V送信装置の設置方向を獲得し、
前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、
前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて前記A/V伝送装置に含まれた複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成し、
生成されたガイドを前記A/V受信装置に伝送し、
前記A/V受信装置は、前記受信したガイドを表示する、無線ディスプレイシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線でA/Vデータを送受信する無線ディスプレイシステムに関するものである。
【0002】
〔関連技術〕
本願は、韓国特許出願第10-2023-0076136号(出願日:2023年6月14日;DAS code:A112)に基づくパリ条約4条の優先権主張を伴ったものであり、本願発明は、当該韓国特許出願に開示された内容に基づくものである。参考のために、当該韓国特許出願の明細書、特許請求の範囲及び図面の内容は本願明細書の一部に包摂される。
【背景技術】
【0003】
有線または無線通信網を利用したデジタルTVサービスが普及されている。デジタルTVサービスは、既存のアナログ放送サービスでは提供できなかった多様なサービスを提供することができる。
【0004】
例えば、デジタルTVサービスの種類であるIPTV(Internet Protocol Television)、smart TVサービスの場合、ユーザにとって視聴プログラムの種類、視聴時間等を能動的に選択できるようにする両方向性を提供する。IPTV、smart TVサービスは、このような両方向性を基盤として多様な付加サービス、例えばインターネット検索、ホームショッピング、オンラインゲーム等を提供することもできる。
【0005】
最近は、無線連結によりA/V伝送装置が圧縮されたA/V(Audio/Video)信号をA/V受信装置に伝送し、A/V受信装置が圧縮されたA/V信号を復元して出力する無線システムによるTVサービスが提供されている。
【0006】
無線システムの場合、A/V伝送装置とA/V受信装置の間にはアンテナを通じたRF(Radio Frequency)通信を行うので、無線品質のために送信アンテナと受信アンテナの間の配置位置関係が重要である。
【0007】
一般的に、A/V伝送装置は、A/V受信装置の正面に位置するが、A/V伝送装置の送信アンテナが置かれられた方向により側面アンテナを介して信号を伝送する場合が発生する。
【0008】
この場合、信号の強度が弱いので、A/V伝送装置の送信アンテナ動作個数を増やして信号の強度を改善させることができるが、消費電力が増加する問題がある。
【0009】
また、従来の技術は、顧客のユーザ設置環境に対して対応する過程で、ユーザログを抽出の分析に応じてSVC(SerVice Center)ガイドの対応で行う。
【0010】
しかし、消費者の家に訪問して設置環境を点検し、最適の無線設定条件に変更する方式或いは消費者連結を通じた設置ガイドを提供することにより、初期設置環境やボックス位置の変更による不便な点が発生し得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本開示は、A/V伝送装置の設置方向に対する入力のみで、最適の無線環境を設定するガイドを提供することにその目的がある。
【0012】
本開示は、設置環境によるユーザログ情報を利用して無線設置環境を容易かつ簡単に提供するガイドを提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
〔本発明の一の態様〕
本発明にあっては、その一の態様として、以下の発明を提案する。
〔1〕
A/V(Audio/Video)伝送装置であって、
A/Vデータを圧縮する圧縮チップ;
複数の送信アンテナ;
前記圧縮されたA/VデータをA/V受信装置に伝送するRF送信インターフェース;
前記A/V送信装置の設置方向を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて前記複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成し、生成されたガイドを前記A/V受信装置に伝送するプロセッサ;を備えてなる、A/V伝送装置。
〔2〕
前記プロセッサは、前記A/V受信装置から前記A/V送信装置の設置方向に対する情報を受信する、〔1〕に記載のA/V伝送装置。
〔3〕
前記プロセッサは、前記無線品質状態が予め設定された品質状態ではないと判断された場合、前記複数の送信アンテナの上下方向又は左右方向のうち何れか1つ以上を調節するようにする前記ガイドを前記A/V受信装置に伝送する、〔2〕に記載のA/V伝送装置。
〔4〕
前記プロセッサは、前記A/V伝送装置の設置方向、前記無線品質状態及び前記A/V受信装置に含まれた複数の受信アンテナに対するアンテナ使用情報に基づいて前記ガイドを生成する、〔1〕に記載のA/V伝送装置。
〔5〕
前記プロセッサは、前記A/V伝送装置の設置方向が正面方向であり、前記無線品質状態が予め設定された状態ではなく、前記複数の受信アンテナのうち右側面アンテナグループが使用された場合、前記複数の送信アンテナを左側方向に回転させるようにする前記ガイドを生成する、〔4〕に記載のA/V伝送装置。
〔6〕
前記プロセッサは、前記RF送信インターフェースを介して前記アンテナ使用情報を前記A/V受信装置から受信する、〔4〕に記載のA/V伝送装置。
〔7〕
前記複数の送信アンテナを上下方向に移動させるためのスライディングボタン;
前記複数の送信アンテナを左右方向に回転させるためのダイヤル;を更に備える、〔1〕に記載のA/V伝送装置。
〔8〕
前記プロセッサは、
ユーザログ情報をサーバーに伝送し、
前記サーバーからユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報を受信し、
受信したフィードバック情報に基づいて前記複数の送信アンテナの方向を調節するようにする方向調節ガイドを生成し、
生成された方向調節ガイドを前記A/V受信装置に伝送する、〔1〕に記載のA/V伝送装置。
〔9〕
前記ユーザログ情報は、送信ログ情報又は受信ログ情報のうちの1つ以上を含み、
前記送信ログ情報は、前記A/V伝送装置の設置方向、送信アンテナのビーム方向、送信アンテナの使用個数(ON個数)、使用された送信アンテナの識別情報又は無線品質値のうちの1つ以上を含み、
前記受信ログ情報は、前記A/V受信装置の受信アンテナのビーム方向、受信アンテナの使用個数(ON個数)、使用された受信アンテナの識別情報又は前記無線品質値のうちの1つ以上を含む、〔8〕に記載のA/V伝送装置。
〔10〕
前記フィードバック情報は、前記A/V伝送装置の設置方向を再設定するようにする情報を含む、〔9〕に記載のA/V伝送装置。
〔11〕
前記プロセッサは、前記フィードバック情報に基づいて前記A/V伝送装置の設置方向を再設定するようにする再設定ガイドを生成し、生成された再設定ガイドを前記A/V受信装置に伝送する、〔10〕に記載のA/V伝送装置。
〔12〕
前記プロセッサは、
ユーザログ情報をサーバーに伝送し、
前記サーバーからユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報を受信し、
前記フィードバック情報は、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間に障害物が存在することを示す情報を含む、〔9〕に記載のA/V伝送装置。
〔13〕
前記A/V送信装置の設置方向は、前記A/V受信装置に備えられたディスプレイの下端面方向、正面方向、側面方向のうち何れか1つである、〔1〕に記載のA/V伝送装置。
〔14〕
A/V(Audio/Video)受信装置であって、
ディスプレイ;
複数の受信アンテナを含み、A/V伝送装置から圧縮されたA/Vデータを受信するRF受信インターフェース;
前記圧縮されたA/Vデータを復元する復元チップ;
前記A/V送信装置の設置方向を設定するための設定画面を前記ディスプレイ上に表示し、前記設定画面を介して受信した方向選択入力により選択された前記設置方向に対する情報を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて生成された前記複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを前記ディスプレイ上に表示するマイコン;を備えてなる、A/V受信装置。
〔15〕
無線ディスプレイシステムであって、
A/V(Audio/Video)伝送装置及びディスプレイを備えたA/V受信装置を備えてなり、
前記A/V伝送装置は、
前記A/V送信装置の設置方向を獲得し、
前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、
前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて前記A/V伝送装置に含まれた複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成し、
生成されたガイドを前記A/V受信装置に伝送し、
前記A/V受信装置は、前記受信したガイドを表示する、無線ディスプレイシステム。
【0014】
本開示の実施例に係るA/V(Audio/Video)伝送装置は、A/Vデータを圧縮する圧縮チップと、複数の送信アンテナを含み、圧縮されたA/VデータをA/V受信装置に伝送するRF送信インターフェースと、前記A/V送信装置の設置方向を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて前記複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成し、生成されたガイドを前記A/V受信装置に伝送するプロセッサと、を含む(備える;構成する;構築する;設定する;包接する;包含する;含有する)ことができる。
【0015】
本開示の実施例に係るA/V(Audio/Video)受信装置は、ディスプレイと、複数の受信アンテナを含み、A/V伝送装置から圧縮されたA/Vデータを受信するRF受信インターフェースと、前記圧縮されたA/Vデータを復元する復元チップと、前記A/V送信装置の設置方向を設定するための設定画面を前記ディスプレイ上に表示し、前記設定画面を介して受信した方向選択入力により選択された前記設置方向に対する情報を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて生成された前記複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを前記ディスプレイ上に表示するマイコンと、を含むことができる。
【0016】
本開示の実施例に係るA/V(Audio/Video)伝送装置及びディスプレイを備えるA/V受信装置を含む無線ディスプレイシステムにおいて、前記A/V伝送装置は、前記A/V送信装置の設置方向を獲得し、前記A/V伝送装置と前記A/V受信装置の間の無線品質状態を獲得し、前記A/V送信装置の設置方向と前記無線品質状態に基づいて前記A/V伝送装置に含まれた複数の送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成し、生成されたガイドを前記A/V受信装置に伝送し、前記A/V受信装置は、前記受信したガイドを表示することができる。
【発明の効果】
【0017】
本開示の実施例によれば、無線ディスプレイシステムを初めて使用するユーザであっても、A/V伝送装置が設置されている方向のみを選択する入力を通じて最適の無線環境のためのガイドを提供することができる
本開示の実施例によれば、設置環境によるユーザログ情報を利用して積極的な設置環境を誘導し、ユーザにインタラクティブ(Interactive)に接近してリアルタイムでガイドを提供することができる。これにより、ユーザの無線設置環境を容易かつ簡単に提供することができる。
【0018】
また、ユーザがA/V伝送装置の位置移動や無線設置環境が変更されても、ネットワークを介して最適化ガイドを提供することにより、ユーザが容易にアンテナを調節できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本開示の一実施例に係るディスプレイシステムの構成を説明する図面である。
【
図2】本開示の一実施例に係るディスプレイシステムの構成を説明する図面である。
【
図3】本開示の一実施例に係るリモートコントロール装置の構成を説明するブロック図である。
【
図4b】A/V伝送装置の内部構造を説明する図面である。
【
図4c】A/V受信装置のRF受信インターフェースを説明する図面である。
【
図5】本開示の一実施例に係る無線ディスプレイシステムの動作方法を説明するためのラダーダイヤグラムである。
【
図6】本開示の一実施例に係る設定画面を図示した図面である。
【
図7】本開示の一実施例により受信アンテナの使用情報に基づいて方向設定ガイドを表示する例を説明する図面である。
【
図8】本開示の一実施例により送信アンテナの使用情報に基づいて方向設定ガイドを表示する例を説明する図面である。
【
図9】本開示の一実施例に係るA/V受信装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図10】本開示のさらに別の実施例に係る無線ディスプレイシステムの動作方法を説明するためのラダーダイヤグラムである。
【
図11a】A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の送信ログ情報の一例である。
【
図11b】A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の受信ログ情報の一例である。
【
図12a】A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の送信ログ情報のさらに別の例である。
【
図12b】A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の受信ログ情報のさらに別の例である。
【
図13a】ユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報により方向調節ガイドが提供される例を説明する図面である。
【
図13b】ユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報によりA/V伝送装置の設置方向を再設定するようにする再設定ガイドを提供する例を説明する図面である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本開示の実施例に係る映像/オーディオ(以下、A/V)伝送装置は、例えば放送受信機能にコンピュータ支援機能を追加したインテリジェント装置として、放送受信機能に充実しながらもインターネット機能等が追加され、手記方式の入力装置、タッチスクリーンまたは空間リモコン等よりも使用に便利なインターフェースを有することができる。
【0021】
そして、有線または無線インターネット機能の支援によりインターネット及びコンピュータに接続されて、Eメール、Webブラウジング、バンキングまたはゲーム等の機能もすることが可能である。このような多様な機能のために標準化された汎用OSを使用することができる。
【0022】
よって、本開示で記述されるA/V伝送装置は、例えば汎用のOSカーネル上に、多様なアプリケーションが自由に追加または削除可能であるので、ユーザ親和的多様な機能が実行される。
【0023】
図1~
図2は、本開示の一実施例に係る無線ディスプレイシステムの構成を説明する図面である。
【0024】
図1を参照すると、本開示の一実施例に係る無線ディスプレイシステム1は、A/V伝送装置100及びA/V受信装置200を含む。
【0025】
無線ディスプレイシステム1は、A/V伝送装置100が無線でA/VデータをA/V受信装置200に伝送し、A/V受信装置200がA/Vデータを出力するシステムであってもよい。
【0026】
A/V伝送装置100は、映像及びオーディオをエンコーディングし、エンコーディングされたコンテンツ映像及びオーディオを無線で伝送できる装置であってもよい。
【0027】
A/V伝送装置100は、セットトップボックスであってもよい。
【0028】
A/V伝送装置100は、セットトップボックスまたはUSBメモリーのような外部機器と連結される。A/V伝送装置100は、連結された外部機器から受信した映像信号またはオーディオ信号をA/V受信装置200に伝送することができる。
【0029】
A/V受信装置200は、エンコーディングされた映像及びオーディオを無線で受信し、受信した映像及びオーディオをデコーディングすることができるディスプレイ装置であってもよい。
【0030】
A/V伝送装置100及びA/V受信装置200は、ビデオwallディスプレイシステムを構成することができる。
【0031】
ビデオwallにおいて、ディスプレイが薄いベゼルを有することは、コンテンツ映像の視覚化に重要な役割をする。ディスプレイの薄いベゼルのためには、最小限の役割しかできない構成要素のみを備え、主要機能のための回路や、構成要素は別途の装置で実行されることが効率的である。
【0032】
A/V伝送装置100は、外部から入力されたコンテンツ映像のタイプを判断し、判断されたタイプに基づいてコンテンツ映像の圧縮率を決定することができる。コンテンツ映像の圧縮率は、エンコーディングする前の映像データの大きさとエンコーディングした後の映像データ大きさの割合で定義することができる。
【0033】
コンテンツ映像のタイプは、静止映像タイプ、一般動画タイプ、ゲーム動画タイプを含むことができる。
【0034】
A/V伝送装置100は、決定された圧縮率に応じてコンテンツ映像を圧縮し、圧縮されたコンテンツ映像を無線でA/V受信装置200に伝送することができる。
【0035】
A/V受信装置200は、A/V伝送装置100から受信した圧縮コンテンツ映像を復元し、復元されたコンテンツ映像をディスプレイ上に表示することができる。
【0036】
図2は、A/V伝送装置100及びA/V受信装置200の詳細構成を説明するブロック図である。
【0037】
図2を参照すると、A/V伝送装置100は、マイクロフォン110、無線通信インターフェース120、有線通信インターフェース130、メモリー140、圧縮チップ150、RF送信インターフェース160、プロセッサ190を含むことができる。
【0038】
マイクロフォン110は、オーディオ信号の入力を受けてプロセッサ190に伝達することができる。
【0039】
マイクロフォン110は、ユーザが発話した音声を受信することができる。
【0040】
無線通信インターフェース120は、Wi-Fiモジュール、Bluetoothモジュールのうち1つ以上を含むことができる。
【0041】
Wi-Fiモジュールは、外部機器またはA/V受信装置200とWi-Fi規格により無線通信を行うことができる。
【0042】
Bluetoothモジュールは、低電力Bluetooth(Bluetooth Low Energy、BLE)規格により無線通信を行うことができる。
【0043】
Bluetoothモジュールは、リモコンのような外部機器またはA/V受信装置200と低電力Bluetooth(Bluetooth Low Energy、BLE)規格により無線通信を行うことができる。
【0044】
無線通信インターフェース120は、放送信号を受信するチューナーを備えることもできる。
【0045】
有線通信インターフェース130は、外部機器との有線連結のためのインターフェースであってもよい。有線通信インターフェース130は、複数のHDMI(High Definition Multimedia Interface:登録商標)端子またはUSB(Universal Serial Bus)ポットを含むことができる。
【0046】
有線通信インターフェース130は、外部機器から映像信号またはオーディオ信号を受信することができる。
【0047】
メモリー140は、信号処理及び制御のためのプログラムを貯藏し、信号処理された映像、音声またはデータ信号を貯藏することができる。
【0048】
メモリー140は、外部から入力される映像、音声、またはデータ信号の臨時貯藏のための機能をすることもでき、チャンネル記憶機能により所定イメージに関する情報を貯藏することもできる。
【0049】
圧縮チップ150は、外部から入力された映像信号またはオーディオ信号を圧縮し、圧縮された信号をRF送信インターフェース160に伝達することができる。
【0050】
圧縮チップ150は、映像信号またはオーディオ信号を圧縮するためのエンコーダーを備えることができる。
【0051】
RF送信インターフェース160は、A/V信号をRF(Radio Frequency)通信を通じてA/V受信装置200のRF受信インターフェース240に伝送することができる。
【0052】
RF送信インターフェース160は、1つ以上のアンテナを含むことができる。
【0053】
RF送信インターフェース160は、デジタル形態の圧縮されたA/V信号をRF受信インターフェース240に伝送することができる。
【0054】
RF送信インターフェース160は、1つ以上のチャンネルを通じてA/V信号をRF受信インターフェース240に伝送することができる。
【0055】
プロセッサ190は、A/V伝送装置100の動作を全般的に制御することができる。プロセッサ190は、メインシステムオンチップ(Main System on Chip、Main SoC)と命名することができる。
【0056】
プロセッサ190は、圧縮チップ150を含むこともできる。
【0057】
A/V受信装置200は、無線通信インターフェース210、有線通信インターフェース220、RF受信インターフェース240、メモリー250、ディスプレイ260、スピーカー270、復元チップ280及びマイコン290を含むことができる。
【0058】
無線通信インターフェース210は、Wi-Fiモジュール、Bluetoothモジュール、IRモジュールを含むことができる。
【0059】
Wi-Fiモジュールは、Wi-Fi規格により無線通信を行うことができる。
【0060】
Wi-Fiモジュールは、外部機器またはA/V伝送装置100とWi-Fi規格により無線通信を行うことができる。
【0061】
Bluetoothモジュールは、低電力Bluetooth(Bluetooth Low Energy、BLE)規格により無線通信を行うことができる。
【0062】
Bluetoothモジュールは、リモコンのような外部機器またはA/V伝送装置100と低電力Bluetooth(Bluetooth Low Energy、BLE)規格により無線通信を行うことができる。
【0063】
IRモジュールは、IR(InfraRed)通信を通じて、後述するリモコン300から信号を受信することができる。
【0064】
有線通信インターフェース220は、外部機器との有線連結のためのインターフェースであってもよい。有線通信インターフェース220は、複数のHDMI(High Definition Multimedia Interface:登録商標)端子またはUSB(Universal Serial Bus)ポットを含むことができる。
【0065】
有線通信インターフェース220は、外部機器から映像信号またはオーディオ信号を受信することができる。
【0066】
RF受信インターフェース240は、RF送信インターフェース160から圧縮されたA/V信号を受信することができる。
【0067】
RF受信インターフェース240は、複数のアンテナを含むことができる。RF受信インターフェース240は、ディスプレイ260の下端に配置される。
【0068】
RF受信インターフェース240は、第1アンテナモジュール及び第2アンテナモジュールを含むことができる。第1アンテナモジュール及び第2アンテナモジュールは、それぞれ複数のアンテナを含むことができる。
【0069】
RF受信インターフェース240は、RF送信インターフェース160からデジタル形態の圧縮されたA/V信号を受信し、受信したA/V信号を復元チップ280に伝達することができる。
【0070】
メモリー250は、信号処理及び制御のためのプログラムを貯藏し、信号処理された映像、音声またはデータ信号を貯藏することができる。
【0071】
ディスプレイ260は、マイコン290から受信した映像信号を表示することができる。
【0072】
ディスプレイ260は、タイミングコントローラー(不図示)の駆動により映像信号を表示することができる。
【0073】
復元チップ280は、RF受信インターフェース240が受信した圧縮されたA/V信号を復元することができる。このために、復元チップ280はデコーダーを含むことができる。
【0074】
マイコン290は、A/V受信装置200の全般的な動作を制御することができる。
【0075】
マイコン290は、復元された映像信号をディスプレイ260を介して出力し、復元されたオーディオ信号をスピーカー270を介して出力することができる。
【0076】
図3は、本開示の一実施例に係るリモートコントロール装置の構成を説明するブロック図である。
【0077】
図3を参照すると、リモートコントロール装置300は、無線通信インターフェース310、ユーザ入力インターフェース330、メモリー350及びコントローラー390を含むことができる。
【0078】
無線通信インターフェース310は、A/V伝送装置100またはA/V受信装置200と無線通信を行うためのインターフェースであってもよい。
【0079】
無線通信インターフェース310は、Bluetooth低電力(Bluetooth Low Energy、BLE)モジュール311及びIR(InfraRed)モジュール313を含むことができる。
【0080】
BLEモジュール311は、A/V伝送装置100の動作を制御するための信号をA/V伝送装置100に伝送することができる。
【0081】
BLEモジュール311は、A/V伝送装置100のペアリング動作をトリガーする信号をA/V伝送装置100に伝送することができる。
【0082】
ユーザ入力インターフェース330は、キーパッド、ボタン、タッチパッド、またはタッチスクリーン等で構成されてもよい。
【0083】
ユーザ入力インターフェース330は、ユーザの操作命令に応じてA/V伝送装置100またはA/V受信装置200の動作を制御するための制御命令を生成することができる。
【0084】
ユーザ入力インターフェース330がハードキーボタンを備える場合、ユーザはハードキーボタンのプッシュ動作によりハードキーを操作することができる。
【0085】
ユーザ入力インターフェース330は、スクロールキー、ジョグキー等ユーザが操作できる多様な種類の入力手段を備えることができる。
【0086】
メモリー350は、コントローラー390の動作のためのプログラムを貯藏することができ、入出力されるデータを臨時貯藏することもできる。
【0087】
コントローラー390は、アプリケーションに関連する動作と、通常的にリモートコントロール装置300の全般的な動作を制御する。
【0088】
図4aは、A/V伝送装置の斜視図であり、
図4bは、A/V伝送装置の内部構造を説明する図面であり、
図4cは、A/V受信装置のRF受信インターフェースを説明する図面である。
【0089】
図4aを参照すると、A/V伝送装置100は、ボックス410、スライディングボタン401aを収容するスライディングボタン収容部401、ダイヤル403、電源状態表示部405及び通信品質状態表示部407を含むことができる。
【0090】
ボックス410の内部には、
図2で説明されたA/V伝送装置100の構成要素が含まれていてもよい。ボックス410は、
図2で説明されたA/V伝送装置100の構成要素を含むハウジングであってもよい。
【0091】
スライディングボタン401aは、
図4bに図示されたRF送信インターフェース160の垂直方向の制御(tilting制御)をするための手段であってもよい。
【0092】
ダイヤル403は、
図4bに図示されたRF送信インターフェース160の水平回転方向を制御(panning制御)するための手段であってもよい。
【0093】
電源状態表示部405は、A/V伝送装置100の電源のオンまたはオフ状態を表わすことができる。電源状態表示部405は、1つ以上のLEDを備えることができる。
【0094】
通信品質状態表示部407は、A/V伝送装置100とA/V受信装置200の間の通信品質状態を表わすことができる。通信品質状態表示部407は、1つ以上のLEDを備えることができる。
【0095】
通信品質状態表示部407は、選択的(optional)な構成として、ボックス410に備えられなくてもよい。
【0096】
プロセッサ190は、スライディングボタン401aまたはダイヤル403を介してポインティング補正入力を受信することができる。
【0097】
プロセッサ190は、スライディングボタン401aを移動させる入力に応じて送信アンテナを含むRF送信インターフェース160を上下方向にティルティング(tilting)することができる。
【0098】
RF送信インターフェース160は、基板及び複数の送信アンテナを含むことができる。RF送信インターフェース160は、ボックス410の内部で発生した熱を排出するヒートシンク611の上端に備えられてもよい。
【0099】
プロセッサ190は、ダイヤル403を移動させる入力に応じて送信アンテナを含むRF送信インターフェース160を左右方向に回転またはパンニング(panning)することができる。
【0100】
ユーザは、送信アンテナの方向を調節することに使用されるアンテナガイドを見ながら、スライディングボタン401aまたはダイヤル403を操作してアンテナポインティング補正作業を行うことができる。
【0101】
本開示のさらに別の実施例によれば、決定された垂直補正角度に対する情報に応じてRF送信インターフェース160のティルティングを自動で制御するためのモータ(不図示)及び決定された水平補正角度に対する情報に応じてRF送信インターフェース160のパンニングを自動で制御するためのモータ(不図示)がボックス410にさらに備えられてもよい。
【0102】
この場合、別途のガイドなしにも、RF送信インターフェース160が最適の配置構造を有することができるようにセッティングされてユーザの便宜性を極大化することができる。
【0103】
図4cを参照すると、A/V受信装置200のディスプレイ260の下端にはRF受信インターフェース240が備えられてもよい。
【0104】
RF受信インターフェース240は、複数の受信アンテナを含み、A/V伝送装置100からA/Vデータを受信する。
【0105】
RF受信インターフェース240は、正面を向く正面アンテナグループ241、下端面を向く下端面アンテナグループ243、左側面を向く左側面アンテナグループ245及び右側面を向く右側面アンテナグループ247を含むことができる。
【0106】
正面アンテナグループ241、下端面アンテナグループ243、左側面アンテナグループ245及び右側面アンテナグループ247の順にアンテナの個数が少なくなってもよい。
【0107】
図5は、本開示の一実施例に係る無線システムの動作方法を説明するためのラダーダイヤグラムである。
【0108】
A/V受信装置200のマイコン290は、A/V伝送装置100の設置方向を選択するための設定画面をディスプレイ260上に表示する(S501)。
【0109】
一実施例で、A/V伝送装置100の設置方向は、A/V受信装置200と相対的位置関係で置かれられた方向であってもよい。
【0110】
A/V伝送装置100の設置方向は、A/V受信装置200のディスプレイ260の下端、側面、正面のうちいずれか1つであってもよい。
【0111】
図6は、本開示の一実施例に係る設定画面を図示した図面である。
【0112】
図6を参照すると、A/V受信装置200のディスプレイ260は、A/V伝送装置100の設置方向を選択するための設定画面600を表示している。
【0113】
設定画面600は、A/V受信装置200との位置関係においてA/V伝送装置100(ボックス)の設置方向がどちらであるかを設定するための画面であってもよい。
【0114】
設定画面600は、ディスプレイ260の下端を表わす第1設定項目611、ディスプレイ260の側面を表わす第2設定項目612及びディスプレイ260の正面を表わす第3設定項目613を含む方向項目リスト610を含むことができる。
【0115】
【0116】
A/V受信装置200のマイコン290は、A/V伝送装置100の設置方向を表わす方向選択入力を受信し(S503)、方向選択入力により選択されたA/V伝送装置100の設置方向に対する情報をRF受信インターフェース240を介してA/V伝送装置100のRF送信インターフェース160に伝送することができる(S504)。
【0117】
マイコン290は、リモコン300から方向選択入力を受信することができる。
【0118】
マイコン290は、
図5に図示されたように、第1~第3設定項目511、512、513のうちいずれか1つを選択する方向選択入力を受信することができる。
【0119】
マイコン290は、方向選択入力に応じてRF送信インターフェース160を介してA/V伝送装置100の設置方向に対する情報をA/V受信装置200のRF受信インターフェース240に伝送することができる。
【0120】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、受信した設置方向に対する情報及び無線品質状態に基づいて送信アンテナの方向を調節するためのガイドを生成することができる。
【0121】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、A/V伝送装置100とA/V受信装置200の間の無線品質状態を獲得することができる(S505)。
【0122】
一実施例で、無線品質状態は、A/V受信装置200のRF受信インターフェース240がRF送信インターフェース160から受信する信号の強度を表わすことができる。
【0123】
無線品質状態は、複数の品質状態を含む。複数の品質状態は、良い状態、普通状態、弱い状態及び切れた状態を含むことができる。
【0124】
無線品質状態は、受信した信号強度指標(Received Signal Strength Indicator、RSSI)または圧縮率のうちいずれか1つ以上によって決定される。
【0125】
A/V受信装置200のマイコン290または復元チップ280は、RF受信インターフェース240がRF送信インターフェース160から受信した無線信号のRSSIを測定することができる。
【0126】
A/V受信装置200のマイコン290または復元チップ280は、測定されたRSSIをRF送信インターフェース160を介してRF受信インターフェース240に伝送することができる。
【0127】
A/V伝送装置100のプロセッサ190または圧縮チップ150は、受信したRSSIに基づいて無線品質状態を獲得することができる。
【0128】
A/V伝送装置100のプロセッサ190または圧縮チップ150は、RSSIが第1強度範囲にある場合、無線品質状態を良い状態と判断し、RSSIが第1強度範囲より小さい第2強度範囲にある場合、無線品質状態を普通状態と判断し、RSSIが第2強度範囲より小さい第3強度範囲にある場合、無線品質状態を弱い状態と判断することができる。
【0129】
A/V伝送装置100のプロセッサ190または圧縮チップ150は、予め設定された時間の間RSSIを受信できない場合、無線品質状態を切れた状態(または連結解除状態)であると判断することができる。
【0130】
A/V伝送装置100のプロセッサ190または圧縮チップ150は、無線データの圧縮率に基づいて無線品質状態を獲得することができる。圧縮率は、圧縮されたデータの大きさと原本データの大きさの間の割合として、0と1の間の実数値を有することができる。
【0131】
A/V伝送装置100のプロセッサ190または圧縮チップ150は、RF送信インターフェース160を介して伝送されるデータの圧縮率が第1割合範囲にある場合、無線品質状態を良い状態と判断し、第1割合範囲より小さい第2割合範囲にある場合、無線品質状態を普通状態と判断し、第2割合範囲より小さい第3割合範囲にある場合、無線品質状態を弱い状態と判断することができる。
【0132】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、獲得された無線品質状態が予め設定された品質状態であるのかを判断することができ(S507)、獲得された無線品質状態が予め設定された品質状態であると判断された場合、無線品質状態情報をRF送信インターフェース160を介してA/V受信装置200のRF受信インターフェース240に伝送することができる(S509)。
【0133】
一実施例で、予め設定された品質状態は、良い状態であってもよい。
【0134】
さらに別の実施例で、予め設定された品質状態は、良い状態または普通状態のうちいずれか1つであってもよい。
【0135】
無線品質状態情報は、予め設定された品質状態に対する情報を含むことができる。
【0136】
A/V受信装置200のマイコン290は、受信した無線品質状態情報をディスプレイ260上に出力することができる(S511)。
【0137】
マイコン290は、RF送信インターフェース160から受信した無線品質状態情報をディスプレイ260上に表示することができる。
【0138】
ユーザは、表示された無線品質状態情報に含まれた良い状態によりA/V伝送装置100とA/V受信装置200の無線連結環境が良いことを認知することができる。
【0139】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、獲得された無線品質状態が予め設定された品質状態ではないと判断された場合、A/V伝送装置100の1つ以上の送信アンテナの方向を調節するための方向設定ガイドを生成することができる(S513)。
【0140】
方向設定ガイドは、RF送信インターフェース160に備えられた送信アンテナのティルティング程度またはパンニング程度のうちいずれか1つ以上を調節するようにするガイドであってもよい。
【0141】
即ち、方向設定ガイドは、RF送信インターフェース160に備えられた送信アンテナの上下方向または左右方向のうちいずれか1つ以上を調節するようにするガイドであってもよい。
【0142】
方向設定ガイドは、音声、イメージまたは動画形態に生成されてもよい。
【0143】
方向設定ガイドは、スライディングボタン401aまたはダイヤル403のうち1つ以上を介して送信アンテナの方向を調節するガイドであってもよい。
【0144】
一実施例で、プロセッサ190または圧縮チップ150は、獲得された無線品質状態が良い状態ではないと判断された場合、方向設定ガイドを生成することができる。
【0145】
さらに別の実施例で、プロセッサ190または圧縮チップ150は、A/V伝送装置100の設置方向、無線品質状態及び受信アンテナに対するアンテナ使用情報に基づいて送信アンテナの方向を調節するための方向設定ガイドを生成することができる。
【0146】
アンテナ使用情報は、RF受信インターフェース240に備えられた複数の受信アンテナのうちどの方向のアンテナが使用されていることを表わす情報を含むことができる。
【0147】
アンテナ使用情報は、RF受信インターフェース240に含まれた複数の受信アンテナのうち使用中の1つ以上のアンテナの識別情報を含むことができる。
【0148】
A/V伝送装置100は、アンテナ使用情報をA/V受信装置200から受信することができる、例えば、プロセッサ190または圧縮チップ150は、A/V伝送装置100の設置方向が正面方向であり、無線品質状態が普通状態であり、RF受信インターフェース240の右側面アンテナグループ247が使用された場合、送信アンテナを左側方向に回転させるようにする方向設定ガイドを生成することができる。
【0149】
一方、圧縮チップ150は、無線品質状態に基づいて送信アンテナの方向調節のための情報を生成し、生成された情報をプロセッサ190に伝達することができる。方向調節のための情報は、送信アンテナのティルティング角度またはパンニング角度のうち1つ以上を含むことができる。
【0150】
この場合、プロセッサ190は、伝達された情報に基づいて方向設定ガイドを生成することができる。
【0151】
さらに別の実施例で、プロセッサ190の貯藏容量の限界を克服するために圧縮チップ150が直接方向設定ガイドを生成することもできる。
【0152】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、生成されたガイドをRF送信インターフェース160を介してA/V受信装置200のRF受信インターフェース240に伝送することができる(S515)。
【0153】
A/V受信装置200のマイコン290は、受信した方向設定ガイドをディスプレイ260上に出力することができる(S517)。
【0154】
図7は、本開示の一実施例により受信アンテナの使用情報に基づいて方向設定ガイドを表示する例を説明する図面である。
【0155】
図7を参照すると、A/V伝送装置100は、A/V伝送装置100の設置方向が正面方向であり、無線品質状態が普通状態であり、RF受信インターフェース240の右側面アンテナグループ247が使用された場合、送信アンテナを左側方向に移動させるようにする方向設定ガイドを生成することができる。
【0156】
A/V伝送装置100は、生成された方向設定ガイドをA/V受信装置200に伝送することができる。
【0157】
A/V受信装置200は、
図7に図示されたように、受信した方向設定ガイド700をディスプレイ260上に表示することができる。
【0158】
方向設定ガイド700は、ダイヤル403を調節して送信アンテナを左側方向に移動させるようにするテキストを含むことができる。
【0159】
方向設定ガイド700は、A/V伝送装置100とA/V受信装置200の間の無線品質状態に対する情報をさらに含むことができる。
【0160】
このように、本開示の実施例によれば、無線ディスプレイシステムを初めて使用するユーザであっても、A/V伝送装置100が設置されている方向のみを選択する入力を通じて最適の無線環境がガイドされることができる。
【0161】
一方、本開示のさらに別の実施例によれば、無線品質状態が良い状態であっても送信アンテナの使用情報及び受信アンテナの使用情報に基づいて方向設定ガイドを提供することができる
図8は、本開示の一実施例により送信アンテナの使用情報に基づいて方向設定ガイドを表示する例を説明する図面である。
【0162】
図8は、
図5のステップS513を具体化した実施例である。
【0163】
図8で、A/V伝送装置100とA/V受信装置200の間の無線品質状態は、良い状態であることを仮定する。
【0164】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、RF送信インターフェース160に含まれた複数の送信アンテナのうちA/Vデータの伝送に使用された1つ以上の送信アンテナの識別情報を獲得することができる。
【0165】
A/Vデータの伝送に使用された送信アンテナは、オン状態にあることができ、A/Vデータの伝送に使用されていない送信アンテナは、オフ状態にあることができる。
【0166】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、獲得された識別情報に基づいてオンした送信アンテナの個数を獲得することができる。
【0167】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、オンした送信アンテナの個数が予め設定された個数以上である場合、無線品質状態が良い状態を維持しながら予め設定された個数未満の送信アンテナのみオンするようにする送信アンテナの方向を決定することができる。
【0168】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、決定された送信アンテナの方向を含む方向設定ガイドを生成することができ、生成された方向設定ガイドをA/V受信装置200に伝送することができる。
【0169】
図8を参照すると、A/V受信装置200は、受信した方向設定ガイド800をディスプレイ260上に表示することができる。
【0170】
方向設定ガイド800は、スライディングボタン401aを調節して送信アンテナの方向を上側に移動させるようにするテキストを含むことができる。
【0171】
方向設定ガイド800は、無線品質状態に対する情報をさらに含むことができる。
【0172】
このように、本開示の実施例によれば、無線品質状態が良い状態に維持されながら、送信アンテナの使用個数が最小限で使用されるので、最適の無線環境が提供されると同時に消費電力が節減される。
【0173】
図9は、本開示の一実施例に係るA/V受信装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0174】
図9を参照すると、A/V受信装置200のマイコン290は、A/V伝送装置100の設置方向を選択するための設定画面をディスプレイ260上に表示する(S901)。
【0175】
【0176】
A/V受信装置200のマイコン290は、A/V伝送装置100の設置方向を表わす方向選択入力を受信し(S903)、方向選択入力により選択されたA/V伝送装置100の設置方向に対する情報を獲得する(S905)。
【0177】
マイコン290は、リモコン300から方向選択入力を受信することができる。
【0178】
A/V受信装置200のマイコン290は、A/V伝送装置100とA/V受信装置200の間の無線品質状態を獲得することができる(S907)。
【0179】
一実施例で、無線品質状態は、A/V受信装置200のRF受信インターフェース240がRF送信インターフェース160から受信する信号の強度を表わすことができる。
【0180】
無線品質状態は、複数の品質状態を含む。複数の品質状態は、良い状態、普通状態、弱い状態及び切れた状態を含むことができる。
【0181】
無線品質状態は、受信した信号強度指標(Received Signal Strength Indicator、RSSI)によって決定される。
【0182】
A/V受信装置200のマイコン290または復元チップ280は、RF受信インターフェース240がRF送信インターフェース160から受信した無線信号のRSSIを測定することができる。
【0183】
A/V受信装置200のマイコン290または復元チップ280は、測定されたRSSIに基づいて無線品質状態を獲得することができる。
【0184】
A/V受信装置200のマイコン290または復元チップ280は、RSSIが第1強度範囲にある場合、無線品質状態を良い状態と判断し、RSSIが第1強度範囲より小さい第2強度範囲にある場合、無線品質状態を普通状態と判断し、RSSIが第2強度範囲より小さい第3強度範囲にある場合、無線品質状態を弱い状態と判断することができる。
【0185】
A/V受信装置200のマイコン290または復元チップ280は、予め設定された時間の間RSSIを受信できない場合、無線品質状態を切れた状態(または連結解除状態)であると判断することができる。
【0186】
A/V受信装置200のマイコン290は、獲得された無線品質状態が予め設定された品質状態であるのかを判断することができ(S909)、獲得された無線品質状態が予め設定された品質状態であると判断された場合、無線品質状態情報をディスプレイ260上に出力する(S911)。
【0187】
A/V受信装置200のマイコン290は、獲得された無線品質状態が予め設定された品質状態ではないと判断された場合、A/V伝送装置100の1つ以上の送信アンテナの方向を調節するための方向設定ガイドを生成することができる(S913)。
【0188】
方向設定ガイドは、RF送信インターフェース160に備えられた送信アンテナのティルティング程度またはパンニング程度のうちいずれか1つ以上を調節するようにするガイドであってもよい。
【0189】
方向設定ガイドは、スライディングボタン401aまたはダイヤル403のうち1つ以上を介して送信アンテナの方向を調節するガイドであってもよい。
【0190】
A/V受信装置200のマイコン290は、受信した方向設定ガイドをディスプレイ260上に出力することができる(S517)。
【0191】
このように、本開示の実施例によれば、無線ディスプレイシステムを初めて使用するユーザであっても、A/V伝送装置100が設置されている方向のみを選択する入力を通じて最適の無線環境がガイドされることができる。
【0192】
図10は、本開示のさらに別の実施例に係る無線ディスプレイシステムの動作方法を説明するためのラダーダイヤグラムである。
【0193】
【0194】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、ユーザログ情報を獲得することができる(S1001)。
【0195】
ユーザログ情報は、送信ログ情報または受信ログ情報のうち1つ以上を含むことができる。
【0196】
送信ログ情報は、A/V伝送装置100の設置方向、送信アンテナのビーム方向、送信アンテナの使用個数(ON個数)、使用された送信アンテナの識別情報またはA/V伝送装置100とA/V受信装置200の間で測定された無線品質値(例えば、RSSI)のうち1つ以上を含むことができる。
【0197】
アンテナのビーム方向は、送信アンテナが伝送する信号の送信角度を含むことができる。
【0198】
送信ログ情報は、A/V伝送装置100の識別情報またはユーザ識別情報のうち1つ以上を含むことができる。装置の識別情報は、機器のモデル名を含むことができる。ユーザ識別情報は、ユーザを識別できるIDを含むことができる。
【0199】
受信ログ情報は、A/V受信装置100の受信アンテナのビーム方向、受信アンテナの使用個数(ON個数)、使用された受信アンテナの識別情報またはA/V伝送装置100とA/V受信装置200の間で測定された無線品質値(例えば、RSSI)のうち1つ以上を含むことができる。
【0200】
アンテナのビーム方向は、受信アンテナが受信する信号の受信角度を含むことができる。
【0201】
受信ログ情報は、A/V受信装置200の識別情報またはユーザ識別情報のうち1つ以上を含むことができる。装置の識別情報は、機器のモデル名を含むことができる。ユーザ識別情報は、ユーザを識別できるIDを含むことができる。
【0202】
プロセッサ190は、
図5及び
図9以後の過程でユーザログ情報を生成し、生成されたユーザログ情報をメモリー140に貯藏することができる。
【0203】
プロセッサ190は、無線ディスプレイシステムの初期設定及び使用が終了した場合、ユーザログ情報をメモリー140に貯藏することができる。
【0204】
A/V伝送装置100とA/V受信装置200は、周期的に送信ログ情報と受信ログ情報を互いに共有することができる。
【0205】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、獲得されたユーザログ情報を無線インターフェース120を介してサーバー1000に伝送することができる(S1003)。
【0206】
プロセッサ190は、インターネット通信によりユーザログ情報をサーバー1000に伝送することができる。
【0207】
サーバー1000は、ユーザログ情報に基づいてフィードバック情報を生成することができ(S1005)、生成されたフィードバック情報をA/V伝送装置100に伝送することができる(S1007)。
【0208】
サーバー1000は、ユーザログ情報を分析して無線性能を高めるようにするフィードバック情報を生成することができる。
【0209】
サーバー1000は、ユーザログ情報に基づいて、無線性能が予め設定された性能以上を維持するのかを判断することができる。
【0210】
一実施例で、予め設定された性能は、データの圧縮率が予め設定された割合であってもよい。
【0211】
さらに別の実施例で、予め設定された性能は、無線品質状態の良い状態を表わすことができる。
【0212】
サーバー1000は、無線性能が予め設定された性能以上である場合、無線性能が良好であることを表わすフィードバック情報を生成することができる。
【0213】
フィードバック情報は、RF送信インターフェース160に含まれた送信アンテナの方向調節のための情報を含むことができる。
【0214】
送信アンテナの方向調節のための情報は、送信アンテナのティルティング角度またはパンニング角度のうち1つ以上を含むことができる。
【0215】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、受信したフィードバック情報に基づいてRF送信インターフェース160の送信アンテナの方向を調節するための方向調節ガイドを生成することができる(S1009)。
【0216】
プロセッサ190は、フィードバック情報に含まれた送信アンテナの方向調節のための情報に基づいて方向調節ガイドを生成することができる。
【0217】
方向調節ガイドは、送信アンテナの調節方向をガイドするイメージであってもよい。
【0218】
A/V伝送装置100のプロセッサ190は、生成された方向調節ガイドをRF送信インターフェース160を介してA/V受信装置200に伝送することができる(S1011)。
【0219】
A/V受信装置200のマイコン290は、受信した方向調節ガイドをディスプレイ260上に出力することができる(S1013)。
【0220】
図11aは、A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の送信ログ情報の一例であり、
図11bは、A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の受信ログ情報の一例である。
【0221】
図11aを参照すると、送信ログ情報1110が図示されている。送信ログ情報1110は、送信アンテナの使用個数項目(2つ使用)1111、使用された送信アンテナが送信するビームの方向項目(または送信角度)1113及び圧縮率項目1115を含むことができる。
【0222】
図11bを参照すると、受信ログ情報1130が図示されている。受信ログ情報1130は、受信アンテナの使用個数項目(2つ使用)1131及び使用された受信アンテナが受信するビームの方向項目(または受信角度)1133を含むことができる。
【0223】
サーバー1000は、送信ログ情報1110に含まれたビームの方向及び受信ログ情報1130に含まれたビームの方向により使用される送信アンテナと受信アンテナが互いに対向していることを判断することができる。
【0224】
また、サーバー1000は、圧縮率項目1115を通じて測定された圧縮率が予め設定された割合(例えば、25)以上である場合、無線性能が予め設定された性能以上であると判断することができる。
【0225】
サーバー1000は、送信アンテナと受信アンテナが互いに対向しており(送信ビームと受信ビームの方向が一致)、圧縮率が予め設定された割合以上である場合、無線性能の特異事項がないことを表わすフィードバック情報を生成し、生成されたフィードバック情報をA/V伝送装置100またはA/V受信装置200のうちいずれか1つに伝送することができる。
【0226】
図12aは、A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の送信ログ情報のさらに別の例であり、
図12bは、A/V伝送装置の設置方向が正面方向に選択された場合の受信ログ情報のさらに別の例である。
【0227】
図12aを参照すると、送信ログ情報1210が図示されている。送信ログ情報1210は、送信アンテナの使用個数項目(16個使用)1211、使用された送信アンテナが送信するビームの方向項目(または送信角度)1213及び圧縮率項目1215を含むことができる。
【0228】
図12bを参照すると、受信ログ情報1230が図示されている。受信ログ情報1230は、受信アンテナの使用個数項目(3つ使用)1231)及び使用された受信アンテナが受信するビームの方向項目(または受信角度)1233を含むことができる。
【0229】
サーバー1000は、送信ログ情報1210に含まれたビームの方向を通じて送信ビームは正面を向き、受信ログ情報1230に含まれたビームの方向を通じて受信ビームは側面を向けていると判断することができる。
【0230】
また、サーバー1000は、圧縮率項目1215を通じて測定された圧縮率が予め設定された割合(例えば、25)未満であるので、無線性能が予め設定された性能未満であると判断することができる。
【0231】
即ち、ユーザは、A/V伝送装置100の設置方向を正面方向に選択したが、送信アンテナの方向がずれたことにより無線性能が予め設定された性能未満となった。
【0232】
サーバー1000は、送信ビームの方向と受信ビームの方向が一致せず、圧縮率が予め設定された割合未満である場合、送信アンテナの左右または上下方向を調節するようにするフィードバック情報を生成することができる。サーバー1000は、生成されたフィードバック情報をA/V伝送装置100またはA/V受信装置200に伝送することができる。
【0233】
A/V受信装置200は、フィードバック情報に基づいた方向調節ガイドをディスプレイ260上に表示することができる。
【0234】
このように、本開示の実施例によれば、設置環境によるユーザログ情報を利用して積極的な設置環境を誘導し、ユーザにインタラクティブ(Interactive)に接近してリアルタイムでガイドを提供することができる。これにより、ユーザの無線設置環境を容易かつ簡単に提供することができる。
【0235】
また、ユーザがA/V伝送装置100の位置移動や無線設置環境が変更されても、ネットワークを介して最適化ガイドを提供することにより、ユーザが容易にアンテナを調節できる利点がある。
【0236】
図13aは、ユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報により方向調節ガイドが提供される例を説明する図面であり、
図13bは、ユーザログ情報に基づいて生成されたフィードバック情報によりA/V伝送装置の設置方向を再設定するようにする再設定ガイドを提供する例を説明する図面である。
【0237】
図13aを参照すると、サーバー1000は、ユーザログ情報に基づいてフィードバック情報を生成することができ、生成されたフィードバック情報をA/V伝送装置100に伝送することができる。
【0238】
A/V伝送装置100は、受信したフィードバック情報に基づいて送信アンテナの方向を調節するようにするガイドイメージを生成することができ、生成されたガイドイメージをA/V受信装置200に伝送することができる。
【0239】
A/V受信装置200は、受信したガイドイメージ1310をディスプレイ260上に表示することができる。ガイドイメージ1310は、スライディングボタンまたはダイヤルの操作をガイドする操作イメージ1311及び操作テキスト1313を含むことができる。
【0240】
ユーザは、ガイドイメージ1310を介して最適の無線環境を設定することができる。
【0241】
図13bを参照すると、サーバー1000は、ユーザログ情報に基づいてフィードバック情報を生成することができ、生成されたフィードバック情報をA/V伝送装置100に伝送することができる。
【0242】
サーバー1000は、ユーザログ情報に基づいてA/V伝送装置100の初期設置方向が正面であり、測定された無線性能が予め設定された性能未満であると判断された場合、A/V伝送装置100の設置方向を再設定するようにするフィードバック情報を生成することができる。
【0243】
サーバー1000は、無線品質状態が良い状態であっても使用される送信アンテナの個数が一定個数以上である場合、無線性能が予め設定された性能未満であると判断することができる。
【0244】
A/V伝送装置100は、サーバー1000から受信したフィードバック情報に基づいてA/V伝送装置100の設置方向を再設定するようにする再設定ガイドイメージを生成することができ、生成された再設定ガイドイメージをA/V受信装置200に伝送することができる。
【0245】
A/V受信装置200は、受信した再設定ガイドイメージ1330をディスプレイ260上に表示することができる。再設定ガイドイメージ1331は、A/V伝送装置100の設置方向を設定するための再設定イメージ1311及び再設定テキスト1333を含むことができる。
【0246】
ユーザは、再設定ガイドイメージ1330を介してA/V伝送装置100の設置方向を再調整して最適の無線環境を設定することができる。
【0247】
一方、本開示のさらに別の実施例によれば、サーバー1000は、ユーザログ情報に基づいて送信ビームと受信ビームの方向が一致し、一定時間の周期の間使用される送信アンテナの個数の変更回数が予め設定された回数以上である場合、障害物が存在することを表わすフィードバック情報を生成し、生成されたフィードバック情報をA/V伝送装置100またはA/V受信装置200に伝送することができる。
【0248】
A/V受信装置200は、障害物が存在することを示すフィードバック情報に応じて送信アンテナの方向を調節するようにするガイドを表示しなくてもよい。
【0249】
このように、本開示の実施例によれば、A/V伝送装置100とA/V受信装置200の間に存在する障害物も検出して不必要にガイドが表示されることが防止することができる。
【0250】
本開示の一実施例によれば、前述した方法は、プログラムが記録された媒体にプロセッサが読み込むことのできるコードとして具現することができる。プロセッサが読み込むことのできる媒体の例としては、ROM、RAM、CD‐ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ貯蔵装置等がある。
【0251】
上記のように説明されたA/V伝送装置100またはA/V受信装置200は、前記説明された実施例の構成と方法が限定されて適用されるものではなく、前記実施例は、多様な変形が可能であるように、各実施例の全部または一部が選択的に組合せられて構成されてもよい。