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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180275
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H10B 43/50 20230101AFI20241219BHJP
   H10B 43/27 20230101ALI20241219BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20241219BHJP
   H01L 21/8234 20060101ALI20241219BHJP
   H10B 41/27 20230101ALI20241219BHJP
   H10B 41/50 20230101ALI20241219BHJP
   H10B 99/00 20230101ALI20241219BHJP
【FI】
H10B43/50
H10B43/27
H01L29/78 371
H01L27/088 E
H10B41/27
H10B41/50
H10B99/00 495
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024057675
(22)【出願日】2024-03-29
(31)【優先権主張番号】10-2023-0077408
(32)【優先日】2023-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金森 宏治
(72)【発明者】
【氏名】姜 書 求
(72)【発明者】
【氏名】李 承 ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】韓 智 勳
【テーマコード(参考)】
5F048
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5F048AA01
5F048AB01
5F048AC01
5F048BA01
5F048BA14
5F048BA15
5F048BA19
5F048BA20
5F048BB05
5F048BB09
5F048BB11
5F048BC03
5F048BC18
5F048BD07
5F048BF02
5F048BF03
5F048BF07
5F048BF12
5F048BF15
5F048BF16
5F048BG13
5F048CB01
5F048CB03
5F048CB04
5F048DA24
5F083EP02
5F083EP17
5F083EP18
5F083EP22
5F083EP33
5F083EP34
5F083EP76
5F083ER22
5F083GA10
5F083HA06
5F083JA02
5F083JA04
5F083JA05
5F083JA19
5F083JA36
5F083JA37
5F083JA39
5F083JA40
5F083KA01
5F083KA05
5F083KA11
5F083LA05
5F083LA10
5F083MA06
5F083MA16
5F083MA19
5F083MA20
5F083NA01
5F101BA01
5F101BA41
5F101BA45
5F101BB02
5F101BD16
5F101BD22
5F101BD30
5F101BD34
5F101BE14
(57)【要約】
【課題】信頼性及び集積度がより向上した半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明による半導体装置は、セルアレイ領域及び連結領域を含む基板、基板上に垂直に積層された導電パターンを含む積層構造体、連結領域で積層構造体を貫通する内側サポーター、積層構造体の一部を貫通して導電パターンの中の1つに接続され、内側サポーターを囲むコンタクトプラグ、コンタクトプラグと積層構造体との間に配置され、コンタクトプラグを囲む絶縁スペーサー、及び連結領域でコンタクトプラグから離隔されて積層構造体を貫通する外側サポーターを含む。
【選択図】図1A

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルアレイ領域及び連結領域を含む基板と、
前記基板上に垂直に積層された導電パターンを含む積層構造体と、
前記連結領域で前記積層構造体を貫通する内側サポーターと、
前記積層構造体の一部を貫通して前記導電パターンの中の1つに接続され、前記内側サポーターを囲むコンタクトプラグと、
前記コンタクトプラグと前記積層構造体との間に配置され、前記コンタクトプラグを囲む絶縁スペーサーと、
前記連結領域で前記コンタクトプラグから離隔されて前記積層構造体を貫通する外側サポーターと、を含むことを特徴とする半導体装置。
【請求項2】
前記内側サポーター及び前記外側サポーターの各々は、絶縁柱を含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記内側サポーターは、前記積層構造体を貫通する貫通導電プラグ及び前記貫通導電プラグを囲む貫通絶縁スペーサーを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記コンタクトプラグ及び前記絶縁スペーサーは、前記導電パターンの中の1つの上面と接触することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記コンタクトプラグは、前記内側サポーターとこれに隣接する前記外側サポーターとの間に位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
互いに隣接する前記内側及び外側サポーターの間の距離は、その下面の間で最小距離に離隔され、その上面の間で最大距離に離隔される各コンタクトプラグの最大直径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
一方向に、前記内側サポーターの幅は、前記外側サポーターの各々の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記内側サポーターは、上部幅よりも小さい下部幅を有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記コンタクトプラグは、前記絶縁スペーサーの側壁と前記内側サポーターの側壁との間で第1厚さを有し、
前記第1厚さは、前記内側サポーターの直径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
セルアレイ領域及び連結領域を含む基板と、
前記基板上に垂直に積層された導電パターンを含む積層構造体と、
前記セルアレイ領域で前記積層構造体を貫通する垂直チャンネルと、
前記連結領域で前記積層構造体を貫通し、前記導電パターンの中の第1導電パターンに接続された第1コンタクトプラグと、
前記連結領域で前記積層構造体を貫通し、前記導電パターンの中の第2導電パターンに接続された第2コンタクトプラグと、
前記第1コンタクトプラグを貫通する第1内側サポーターと、
前記第2コンタクトプラグを貫通する第2内側サポーターと、
前記第1コンタクトプラグと前記積層構造体との間に配置され、前記第1コンタクトプラグを囲む第1絶縁スペーサーと、
前記第2コンタクトプラグと前記積層構造体との間に配置され、前記第2コンタクトプラグを囲む第2絶縁スペーサーと、
前記連結領域で前記第1及び第2コンタクトプラグから離隔されて前記積層構造体を貫通する複数の外側サポーターと、を含むことを特徴とする半導体装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
データ格納を必要とする電子システムで大容量のデータを格納することができる半導体装置が要求されている。したがって、半導体装置のデータ格納容量を増加させることができる方法が研究されている。例えば、半導体装置のデータ格納容量を増加させるための方法の中の1つとして、2次元的に配列されるメモリセルの代わりに3次元的に配列されるメモリセルを含む半導体装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第11495612号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、信頼性及び集積度がより向上した半導体装置を提供することにある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は上記で言及した課題に限定されず、言及されないその他の課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による半導体装置は、セルアレイ領域及び連結領域を含む基板、前記基板上に垂直に積層された導電パターンを含む積層構造体、前記連結領域で前記積層構造体を貫通する内側サポーター、前記積層構造体の一部を貫通して前記導電パターンの中の1つに接続され、前記内側サポーターを囲むコンタクトプラグ、前記コンタクトプラグと前記積層構造体との間に配置され、前記コンタクトプラグを囲む絶縁スペーサー、及び前記連結領域で前記コンタクトプラグから離隔されて前記積層構造体を貫通する外側サポーターを含むことができる。
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の他の態様による半導体装置は、セルアレイ領域及び連結領域を含む基板、前記基板上に垂直に積層された導電パターンを含む積層構造体、前記セルアレイ領域で前記積層構造体を貫通する垂直チャンネル、前記連結領域で前記積層構造体を貫通し、前記導電パターンの中の第1導電パターンに接続された第1コンタクトプラグ、前記連結領域で前記積層構造体を貫通し、前記導電パターンの中の第2導電パターンに接続された第2コンタクトプラグ、前記第1コンタクトプラグを貫通する第1内側サポーター、前記第2コンタクトプラグを貫通する第2内側サポーター、前記第1コンタクトプラグと前記積層構造体との間に配置され、前記第1コンタクトプラグを囲む第1絶縁スペーサー、前記第2コンタクトプラグと前記積層構造体との間に配置され、前記第2コンタクトプラグを囲む第2絶縁スペーサー、及び前記連結領域で前記第1及び第2コンタクトプラグから離隔されて前記積層構造体を貫通する複数の外側サポーターを含むことができる。
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明の実施形態による電子システムは、セルアレイ領域及び連結領域を含む基板、前記基板上に垂直に積層された導電パターンを含む積層構造体、前記連結領域で前記積層構造体を貫通する内側サポーター、前記積層構造体の一部を貫通して前記導電パターンの中の1つに接続され、前記内側サポーターを囲むコンタクトプラグ、前記コンタクトプラグと前記積層構造体との間に配置され、前記コンタクトプラグを囲む絶縁スペーサー、前記連結領域で前記コンタクトプラグから離隔されて前記積層構造体を貫通する外側サポーター、及び周辺回路と電気的に連結される入出力パッドを含む半導体装置、及び前記入出力パッドを通じて前記半導体装置と電気的に連結され、前記半導体装置を制御するコントローラと、を含むことができる。
その他の実施形態の具体的な事項は詳細な説明及び図に含まれている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、互いに隣接する外側サポーターの間に内側サポーターが各々配置されるので、導電パターンの積層数が増加し、コンタクトプラグの直径が増加するのにつれて、外側サポーターの間の距離が遠くなって互いに隣接する外側サポーターの間で絶縁膜が崩れることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図であって、半導体装置の上面を示す。
図1B】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図であって、半導体装置の下面を示す。
図2A】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の断面図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図2B】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の断面図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図3A図2AのP1部分を拡大した図である。
図3B図2AのP2部分を拡大した図である。
図4】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図である。
図5】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図である。
図6】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図である。
図7】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図である。
図8】本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図である。
図9】本発明の実施形態による半導体装置の断面図であって、図8のA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図10図9のP3部分を拡大した図である。
図11】本発明の実施形態による半導体装置の断面図であって、図8のA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図12】本発明の実施形態による半導体装置の断面図であって、図8のA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図13A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図13B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図14A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図14B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図15A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図15B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図16A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図16B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図17A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図17B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図18A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図18B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図19A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図19B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図20A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図20B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図21A】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図21B】本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
図22】本発明の実施形態による半導体素子の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図23】本発明の実施形態による半導体素子の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図24】本発明の実施形態による半導体素子の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図25】本発明の実施形態による半導体素子の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
図26】本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含む電子システムを概略的に示す図である。
図27】本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含む電子システムを概略的に示す斜視図である。
図28】本発明の例示的な実施形態による半導体パッケージを概略的に示す断面図である。
図29】本発明の例示的な実施形態による半導体パッケージを概略的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態による半導体装置及びこれを含む電子システムについて詳細に説明する。
【0012】
図1A及び図1Bは、本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図であって、図1Aは半導体装置の上面を示し、図1Bは半導体装置の下面を示す。図2A及び図2Bは、本発明の例示的な実施形態による半導体装置の断面図であって、各々図1AのA-A’線及びB-B’線に沿って切断した断面を示す。図3Aは、図2AのP1部分を拡大した図である。図3Bは、図2AのP2部分を拡大した図である。
【0013】
図1A図1B図2A、及び図2Bを参照すれば、本発明の実施形態による半導体装置は、基板100、積層構造体ST、垂直構造体VC、内側及び外側サポーターIS、OS、セルコンタクトプラグCP、ビットラインBL、及び連結ラインCLを含む。
【0014】
基板100は、セルアレイ領域CAR及び連結領域CNRを含む。基板100は、例えば、シリコン(Si)、ゲルマニウムGe、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)、インジウムガリウムヒ素(InGaAs)、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)、又はこれらの混合物の中の少なくとも1つを含む。基板100は、不純物がドーピングされた半導体及び/又は不純物がドーピングされない状態の真性半導体(intrinsic semiconductor)を含む。基板100は、単結晶、非晶質(amorphous)、及び多結晶(polycrystalline)の中から選択された少なくともいずれか1つを含む結晶構造を有する。その他の例として、基板100は、シリコン酸化物のような絶縁物質で形成されてもよい。
【0015】
積層構造体STが基板100上に配置される。積層構造体STは、セルアレイ領域CARから連結領域CNRに第1方向D1に沿って延長される。積層構造体STは、セルアレイ領域CAR及び連結領域CNR上で均一な厚さを有する。
【0016】
積層構造体STは、互いに交差する第1及び第2方向D1、D2に対して垂直な第3方向D3(即ち、垂直方向)に沿って交互に積層された導電パターンGE及び絶縁膜ILDを含む。導電パターンGEは、例えば、ドーピングされた半導体(例えば、ドーピングされたシリコン等)、金属(例えば、タングステン、銅、アルミニウム等)、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタン、窒化タンタルニウム等)、又は遷移金属(例えば、チタニウム、タンタルニウム等)等から選択された少なくとも1つを含む。絶縁膜ILDは、シリコン酸化膜及び/又は低誘電膜を含む。実施形態によれば、半導体装置は垂直形NANDフラッシュメモリ装置であり、この場合、積層構造体STの導電パターンGEは、NANDフラッシュメモリ装置のストリング選択トランジスタ、メモリセルトランジスタ、及び接地選択トランジスタのゲート電極として使用される。
【0017】
複数の垂直構造体VCがセルアレイ領域CARで積層構造体STを貫通する。垂直構造体VCは、平面視において一方向に配列されるか、或いはジグザグ形状に配列される。
【0018】
垂直構造体VCの各々は、最上層の絶縁膜ILDの上面で最大幅を有する。垂直構造体VCの各々は、その底面で最小幅を有し、最小幅は最大幅よりも小さい。これとは異なり、垂直構造体VCの各々は、その上面とその底面で、幅が実質的に同一であってもよい。互いに隣接する垂直構造体VCの間の距離は垂直構造体VCの各々の最大幅よりも小さい。
【0019】
詳細には、図3Aを参照すれば、垂直構造体VCの各々は、垂直半導体パターンVP、垂直半導体パターンVPの側壁を囲むデータ格納パターンDSP、及び垂直半導体パターンVPの内部のギャップフィル絶縁パターンVIを含む。
【0020】
詳細には、垂直半導体パターンVPは下端が閉じたパイプ形状又はマカロニ形状である。垂直半導体パターンVPはU字形状を有し、内部がギャップフィル絶縁パターンVIで満たされる。ビットライン導電パッドが垂直半導体パターンVPの上端に形成され、ビットライン導電パッドは不純物がドープされていない半導体物質、不純物がドープされた半導体物質、又は導電物質で形成される。
【0021】
垂直半導体パターンVPは、シリコン(Si)、ゲルマニウム(GE)、又はこれらの混合物のような半導体物質を含む。半導体物質を含む垂直半導体パターンVPは、セルストリングを構成するメモリセルトランジスタのチャンネルとして使用される。
【0022】
データ格納パターンDSPが第3方向D3に延長され、各垂直半導体パターンVPの側壁を囲む。データ格納パターンDSPは上端及び下端がオープンされた(opened)パイプ形状又はマカロニ形状である。データ格納パターンDSPは1つの薄膜又は複数の薄膜で構成される。本発明の実施形態で、データ格納パターンDSPは、NANDフラッシュメモリ装置のデータ格納膜として、垂直半導体パターンVPの側壁上に順に積層されたトンネル絶縁膜TIL、電荷格納膜CIL、及びブロッキング絶縁膜BLKを含む。例えば、電荷格納膜CILはトラップ絶縁膜、浮遊ゲート電極、又は導電性ナノドット(conductive nano dots)を含む絶縁膜である。より具体的に、電荷格納膜CILは、シリコン窒化膜、シリコン酸化窒化膜、シリコンリッチな窒化膜(Si-rich nitride)、ナノクリスタルシリコン(nanocrystalline Si)、及び薄層化されたトラップ膜(laminated trap layer)の中の少なくとも1つを含む。トンネル絶縁膜TILは、電荷格納膜CILよりも大きいバンドギャップを有する物質の中の1つであり、ブロッキング絶縁膜BLKは、アルミニウム酸化膜及びハフニウム酸化膜等のような高誘電膜である。
【0023】
水平絶縁パターンHPが、導電パターンGEの一側壁とデータ格納パターンDSPとの間に提供される。水平絶縁パターンHPは、導電パターンGEの一側壁上でその上面及び下面に延長される。水平絶縁パターンHPは、例えば、シリコン酸化膜及び/又は高誘電膜を含む。
【0024】
再び、図2A及び図2Bを参照すれば、第1層間絶縁膜110が積層構造体ST上で垂直構造体VCの上面を覆う。
【0025】
セルアレイ領域CARで第1層間絶縁膜110上に第2方向D2に延長されるビットラインBLが配置される。ビットラインBLはビットラインコンタクトプラグBPLGを通じて垂直構造体VCと電気的に連結される。
【0026】
分離構造体SSは、セルアレイ領域CARから連結領域CNRまで第1方向D1に沿って延長される。分離構造体SSは、第1方向D1と交差する第2方向D2に離隔される。分離構造体SSは積層構造体STの両側壁を覆う絶縁膜を含む。分離構造体SSの各々は単一膜又は多重膜構造を有する。分離構造体SSの上面は第1絶縁層110の上面と実質的に同一のレベルに位置する。分離構造体SSは下部部分の幅が上部部分の幅よりも小さい。
【0027】
実施形態によれば、内側サポーターIS及び外側サポーターOSが連結領域CNRで第1層間絶縁膜110及び積層構造体STを貫通する。
【0028】
内側サポーターISが連結領域CNRで第1層間絶縁膜110及び積層構造体STを貫通する。内側サポーターISは第1方向D1及び第2方向D2に沿って互いに離隔されて配置される。内側サポーターISは実質的に同一の幅(又は直径)を有する。内側サポーターISは第3方向D3に実質的に同一の垂直長さを有する。内側サポーターISの各々はその上面で第1上部幅R1を有し、その下面で第1下部幅R2を有する。内側サポーターISの各々は第1上部幅R1に比べて小さい第1下部幅R2を有する。内側サポーターISの各々は絶縁物質で成された絶縁柱(insulating pillar)である。
【0029】
各々の内側サポーターISは積層構造体STと接する下部部分及びコンタクトプラグと接する上部部分を含む。内側サポーターISの上面は垂直構造体VCの上面とは異なるレベルに位置する。内側サポーターISの上面は第1層間絶縁膜110の上面と実質的に同一のレベルに位置する。内側サポーターISの各々は、円形、楕円形、方形、又は多角形の上面を有する。一例として、内側サポーターISの各々は方形の上面を有する。
【0030】
一例として、内側サポーターISの各々は第1方向D1に互いに隣接する2つの外側サポーターOSの間に配置され、第2方向D2に互いに隣接する2つの外側サポーターOSの間に配置される。
【0031】
実施形態によれば、コンタクトプラグCP1、CP2、CP3、CP4、CP5、CP6が連結領域CNRで第1層間絶縁膜110及び積層構造体STを貫通して導電パターンGEに各々接続される。図3Bを参照すれば、各コンタクトプラグCP1~CP6は、対応する導電パターンGEの上面と直接接触する。コンタクトプラグCP1~CP6は、例えば、ドーピングされた半導体(例えば、ドーピングされたシリコン等)、金属(例えば、タングステン、銅、アルミニウム等)、導電性金属窒化物(例えば、窒化チタン、窒化タンタルニウム等)、又は遷移金属(例えば、チタニウム、タンタルニウム等)等から選択された少なくとも1つを含む。
【0032】
コンタクトプラグCP1~CP6は、連結領域CNRで第1方向D1及び第2方向D2に沿って互いに離隔して配置される。コンタクトプラグCP1~CP6は互いに異なる垂直長さを有する。コンタクトプラグCPの垂直長さはセルアレイ領域CARに近づくほど減少する。コンタクトプラグCP1~CP6は互いに異なるレベルに位置する底面を有し、互いに同一のレベルに位置する上面を有する。コンタクトプラグCP1~CP6の上面は第1層間絶縁膜110の上面と実質的に共面をなす。
【0033】
一例として、コンタクトプラグは、第1~第6コンタクトプラグCP1~CP6を含み、第1~第6コンタクトプラグCP1~CP6は互いに異なるレベルに位置する導電パターンGEに各々接続される。一例として、第1、第3、及び第5コンタクトプラグCP1、CP3、CP5は第1方向D1に沿って互いに離隔して配置され、第2、第4、及び第6コンタクトプラグCP2、CP4、CP6は第1、第3、及び第5コンタクトプラグCP1、CP3、CP5と第2方向D2に離隔して配置される。一例として、第1、第3、及び第5コンタクトプラグCP1、CP3、CP5は奇数番目の積層された導電パターンGEと接続され、第2、第4、及び第6コンタクトプラグCP2、CP4、CP6は偶数番目の積層された導電パターンGEと接続される。
【0034】
コンタクトプラグCP1~CP6の各々は内側サポーターISの上部部分を囲む。コンタクトプラグCP1~CP6の各々は閉曲線形状又はリング形状を有する。コンタクトプラグCP1~CP6の各々は、円形、楕円形、方形、又は多角形の上面を有する。
【0035】
コンタクトプラグCP1~CP6は積層構造体STによって囲まれる。コンタクトプラグCP1~CP6の各々は上面で最大幅Raを有し、下面で最小幅Rbを有する。コンタクトプラグCP1~CP6は垂直構造体VCに比べて大きい幅を有する。
【0036】
各コンタクトプラグCP1~CP6は内側サポーターISとこれに隣接する外側サポーターOSとの間に位置する。各コンタクトプラグCP1~CP6は絶縁スペーサーSPの側壁と内側サポーターISの側壁との間で第1厚さt1を有し、第1厚さt1は内側サポーターISの直径R1、R2よりも小さい。
【0037】
絶縁スペーサーSPがコンタクトプラグCP1~CP6と積層構造体STとの間に配置される。絶縁スペーサーSPはコンタクトプラグCP1~CP6を各々囲む。絶縁スペーサーSPはコンタクトプラグCP1~CP6の側壁と直接接触する。絶縁スペーサーSPは、例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸窒化物、又は低誘電体の中の少なくとも1つを含む。図3Bを参照すれば、各絶縁スペーサーSPと導電パターンGEとの間に水平絶縁パターンHPの一部が配置される。
【0038】
絶縁スペーサーSPは互いに異なる垂直長さを有する。絶縁スペーサーSPの垂直長さはセルアレイ領域CARに近づくほど減少する。絶縁スペーサーSPは互いに異なるレベルに位置する底面を有し、互いに同一のレベルに位置する上面を有する。絶縁スペーサーSPの上面はコンタクトプラグCP1~CP6の上面と実質的に同一のレベルに位置する。
【0039】
外側サポーターOSが、平面視においてコンタクトプラグCP1~CP6の各々の周囲に配置される。外側サポーターOSの各々は絶縁物質で形成された絶縁柱(insulating pillar)である。
【0040】
外側サポーターOSは第1方向D1及び第2方向D2に沿って互いに離隔して形成される。また、外側サポーターOSは第1及び第2方向D1、D2に対して斜線方向に互いに離隔して配置されてもよい。
【0041】
第1方向D1に互いに隣接する2つの外側サポーターOSの間に各コンタクトプラグCP1~CP6が配置され、第2方向D2に互いに隣接する2つの外側サポーターOSの間に各コンタクトプラグCP1~CP6が配置される。
【0042】
外側サポーターOSは、平面視において円形、方形、バー(bar)形状、又は楕円形状を有する。外側サポーターOSの中の一部は第1又は第2方向D1、D2に長軸を有するバー形状を有する。外側サポーターOSの数、サイズ、及び形状は多様に変形される。
【0043】
外側サポーターOSの各々の幅は内側サポーターISの幅よりも小さい。外側サポーターISの各々は上部幅に比べて小さい幅を有する。外側サポーターOSの各々は絶縁物質で形成された絶縁柱(insulating pillar)である。外側サポーターOSは第3方向D3に実質的に同一の垂直長さを有する。外側サポーターOSの上面は第1層間絶縁膜110の上面と実質的に同一のレベルに位置する。
【0044】
コンタクトプラグCP1~CP6の各々はその上面で最大直径Raを有する。コンタクトプラグCP1~CP6の各々はその下面で最小直径Rbを有する。
【0045】
互いに隣接する内側及び外側サポーターIS、OSはその底面で最小距離Daに互いに離隔される。
【0046】
互いに隣接する内側及び外側サポーターIS、OSはその上面で最大距離Dbに離隔される。一例として、互いに隣接する内側及び外側サポーターIS、OSの間の最大距離Dbは約300nm~500nmであるが、本発明はこれに限定されない。
【0047】
連結領域CNRの第1層間絶縁膜110上に連結ラインCLが配置され、連結ラインCLはコンタクトプラグCP1~CP6と各々連結される。
【0048】
以下、本発明の様々な実施形態による半導体装置について説明し、先に説明した実施形態と重複する技術的特徴に対する詳細な説明は省略し、相違点について説明する。
【0049】
図4図5図6、及び図7は本発明の例示的な実施形態による半導体装置の断面図である。
【0050】
図4に図示された実施形態によれば、内側サポーターISの各々は円形の上面を有する。即ち、内側サポーターISの各々は円柱形状を有する。外側サポーターOSの各々は円形又は楕円形の上面を有する。
【0051】
図5に図示された実施形態によれば、内側及び外側サポーターIS、OSが連結領域CNRで積層構造体STを貫通し、コンタクトプラグCP1~CP9が内側サポーターISを各々囲む。コンタクトプラグCP1~CP9が3つの列を成し、各列は第1方向D1に沿って配列される複数のコンタクトプラグCP1~CP9を含む。一例として、コンタクトプラグは第2方向D2に互いに離隔された第1、第2、及び第3コンタクトプラグCP1、CP2、CP3、第2方向D2に互いに離隔された第4、第5、及び第6コンタクトプラグCP4、CP5、CP6、及び第2方向D2に互いに離隔された第7、第8、及び第9コンタクトプラグP7、CP8、CP9を含む。コンタクトプラグCP1~CP9は、先に説明したように、第3方向D3に互いに異なる垂直長さを有する。また、コンタクトプラグCP1~CP9と積層構造体STとの間に絶縁スペーサーSPが各々配置される。
【0052】
実施形態で、コンタクトプラグが第2方向D2に2列又は3列に配列されることを図示しているが、本発明はこれに限定されず、コンタクトプラグは1列に配置されてもよく、4列以上に配列されてもよい。
【0053】
図6に図示された実施形態によれば、内側サポーターISの幅がセルアレイ領域CARから遠くなるほど、増加する。したがって、コンタクトプラグCP1~CP6の幅もまたセルアレイ領域CARから遠くなるほど増加する。これとは逆に、内側サポーターISの幅及びコンタクトプラグCP1~CP6の幅がセルアレイ領域CARから遠くなるほど減少してもよい。
【0054】
図7に図示された実施形態によれば、第1方向D1に沿って配列される内側サポーターISの幅が互いに異なり、セルアレイ領域CARから距離に応じてコンタクトプラグCPa、CPb、CPcの数が変わる。
【0055】
詳細に、コンタクトプラグは第1幅を有する第1コンタクトプラグCPa、第1幅よりも大きい第2幅を有する第2コンタクトプラグCPb、第2幅よりも大きい第3幅を有する第3コンタクトプラグCPcを含む。
【0056】
第1コンタクトプラグCPaはセルアレイ領域CARの垂直構造体VCから第1距離に配置され、第2コンタクトプラグCPbはセルアレイ領域CARの垂直構造体VCから第1距離よりも大きい第2距離に配置され、第3コンタクトプラグCPcはセルアレイ領域CARの垂直構造体VCから第2距離よりも大きい第3距離に配置される。
【0057】
実施形態によれば、l個(例えば、4個)の第1コンタクトプラグCPaが第2方向D2に互いに離隔されて配置され、l個よりも少ないm個(例えば、3個)の第2コンタクトプラグCPbが第2方向D2に互いに離隔されて配置される。また、m個より少ないn個(例えば、2個)の第3コンタクトプラグCPcが第2方向D2に互いに離隔されて配置される。
【0058】
このような第1、第2、及び第3コンタクトプラグCPa、CPb、CPcの各々は先に説明したように、内側サポーターISの上部部分を囲み、絶縁スペーサーSPが第1、第2、及び第3コンタクトプラグCPa、CPb、CPcの各々を囲む。
【0059】
図8は、本発明の例示的な実施形態による半導体装置の平面図である。図9は、本発明の実施形態による半導体装置の断面図であって、図8のA-A’線に沿って切断した断面を示す。図10は、図9のP3部分を拡大した図である。
【0060】
図8及び図9を参照すれば、本発明の実施形態による半導体装置は、基板100、積層構造体ST、垂直構造体VC、内側及び外側サポーターIS、OS、セルコンタクトプラグCP、貫通導電プラグTP、ビットラインBL、及び連結ラインCLを含む。
【0061】
実施形態によれば、内側サポーターISの各々は、積層構造体STを貫通する貫通導電プラグTP及び貫通導電プラグTPを囲む貫通絶縁スペーサーTISを含む。貫通絶縁スペーサーTISは、コンタクトプラグCP1~CP6と貫通導電プラグTPを絶縁させ、積層構造体STと貫通導電プラグTPを絶縁させる。
【0062】
貫通導電プラグTPは、コンタクトプラグCP1~CP6と同一の導電物質を含む。貫通絶縁スペーサーTISは、シリコン酸化物又はシリコン窒化物のような絶縁材料を含む。
【0063】
内側サポーターISの貫通導電プラグTPは、第3方向D3に実質的に同一の長さを有する。これとは異なり、内側サポーターISの貫通導電プラグTPは第3方向D3に互いに異なる長さを有することもでき、互いに異なるレベルの導電パターンGEと接続されてもよい。
【0064】
図11は、本発明の実施形態による半導体装置の断面図であって、図8のA-A’線に沿って切断した断面を示す。
【0065】
図11を参照すれば、本発明の実施形態による半導体装置は周辺回路構造体PS及び周辺回路構造体PS上のセルアレイ構造体CSを含む。
【0066】
周辺回路構造体PSは、半導体基板10の前面上に集積される周辺回路PTR及び周辺回路PTRを覆う下部絶縁膜50を含む。半導体基板10はシリコン基板である。半導体基板10はセルアレイ領域CAR及び連結領域CNRを含む。
【0067】
周辺回路PTRは、ロー及びカラムデコーダー、ページバッファ、及び制御回路等である。より詳細には、周辺回路PTRはNMOS及びPMOSトランジスタを含む。周辺回路配線PLPが周辺コンタクトプラグPCPを通じて周辺回路PTRと電気的に連結される。
【0068】
下部絶縁膜50が半導体基板10の全面上に提供される。下部絶縁膜50は、半導体基板10上で周辺回路PTR、周辺コンタクトプラグPCP、周辺回路配線PLPを覆う。周辺コンタクトプラグPCP、周辺回路配線PLPは周辺回路PTRと電気的に連結される。
【0069】
下部絶縁膜50は多層に積層された絶縁膜を含む。例えば、下部絶縁膜50は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、及び/又は低誘電膜を含む。
【0070】
セルアレイ構造体CSが下部絶縁膜50上に配置される。セルアレイ構造体CSは、半導体膜100、積層構造体ST、垂直構造体VC、内側及び外側サポーターIS、OS、セルコンタクトプラグCP、貫通コンタクトプラグTP、ビットラインBL、及び連結ラインCLを含む。
【0071】
内側サポーターISの各々は、図8及び図9を参照して説明したように、積層構造体STを貫通する貫通導電プラグTP及び貫通導電プラグTPを囲む貫通絶縁スペーサーTISを含む。一例として、貫通導電プラグTPは垂直に延長されて周辺回路構造体PSの周辺回路配線PLPに連結される。
【0072】
図12は、本発明の実施形態による半導体装置の断面図であって、図8のA-A’線に沿って切断した断面を示す。
【0073】
図12を参照すれば、本発明の実施形態による半導体装置はC2C(chip to chip)構造である。C2C構造は、第1ウエハ上にセルアレイ構造体CSを含む上部チップを製作し、第1ウエハとは異なる第2ウエハ上に周辺回路構造体PSを含む下部チップを製作した後、上部チップと下部チップをボンディング(bonding)方式によって互いに連結することを意味する。一例として、ボンディング方式は上部チップの最上部メタル層に形成されたボンディングメタルと下部チップの最上部メタル層に形成されたボンディングメタルを互いに電気的に連結する方式を意味する。例えば、ボンディングメタルが銅(Cu)で形成された場合、ボンディング方式はCu-to-Cuボンディング方式であり、ボンディングメタルはアルミニウム(Al)或いはタングステン(W)でも形成され得る。
【0074】
本発明の例示的な実施形態による半導体装置は半導体基板200上の周辺回路構造体PS、及び周辺回路構造体PS上のセルアレイ構造体CSを含む。
【0075】
実施形態によれば、周辺回路構造体PS上にセルアレイ構造体CSを結合させることによって、本発明による半導体装置の単位面積当たりセル容量が大きくなる。また、周辺回路構造体PS及びセルアレイ構造体CSを各々製造して互いに結合させる方法を通じて各種熱処理工程に応じた周辺回路PTRの損傷を防止することができるので、本発明による半導体装置の電気的特性及び信頼性が改善される。
【0076】
詳細には、周辺回路構造体PSは、半導体基板200、メモリセルアレイを制御する周辺回路PTR、及び周辺回路PTRを覆う周辺層間絶縁膜210、220を含む。周辺回路PTRは半導体基板200の上面上に集積される。半導体基板200の後面に表面絶縁膜201が提供される。
【0077】
半導体基板200は、例えば、シリコン基板、シリコン-ゲルマニウム基板、ゲルマニウム基板、又は単結晶(monocrystalline)シリコン基板に成長された単結晶エピタキシャル層(epitaxial layer)である。半導体基板200は第1方向D1及び第1方向D1と交差する第2方向D2と平行であり、第3方向D3と直交する上面を有する。第1~第3方向D1、D2、D3は、例えば互いに直交する方向である。
【0078】
周辺回路PTRは、ロー及びカラムデコーダー、ページバッファ、及び制御回路等である。より詳細に、周辺回路PTRはNMOS及びPMOSトランジスタを含む。周辺回路配線PLPが周辺コンタクトプラグPCPを通じて周辺回路PTRと電気的に連結される。
【0079】
周辺コンタクトプラグPCPは、例えば、第3方向D3に行くほど、第1方向D1又は第2方向D2への幅が増加する。周辺コンタクトプラグPCP及び周辺回路配線PLPは金属等の導電物質を含む。
【0080】
周辺層間絶縁膜210、220が半導体基板200上面上に提供される。下部絶縁膜50は、半導体基板10上で周辺回路PTR、周辺コンタクトプラグPCP、周辺回路配線及びランディングパッドPLPを覆う。周辺コンタクトプラグPCP、周辺回路配線及びランディングパッドPLPは周辺回路PTRと電気的に連結される。周辺層間絶縁膜210、220は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜、及び/又は低誘電膜を含む。
【0081】
第1ボンディングパッドBP1は最上層の下部絶縁膜220内に配置される。周辺層間絶縁膜220は第1ボンディングパッドBP1の上面を覆わない。最上層の周辺層間絶縁膜220の上面は第1ボンディングパッドBP1の上面と実質的に共面をなす。第1ボンディングパッドBP1は周辺回路配線PLP及び周辺コンタクトプラグPCPを通じて周辺回路PTRと電気的に連結される。
【0082】
周辺回路構造体PS上にセルアレイ構造体CSが提供される。セルアレイ構造体CSは半導体膜100上に3次元的に配列されるメモリセルを含むメモリセルアレイを含む。メモリセルアレイは第2ボンディングパッドBP2と電気的に連結される。第2ボンディングパッドBP2はボンディング方式によって第1ボンディングパッドBP1と電気的に及び物理的に互いに連結される。即ち、第2ボンディングパッドBP2が第1ボンディングパッドBP1と直接接触する。
【0083】
第2ボンディングパッドBP2は第1ボンディングパッドBP1と同一の金属物質を含む。第2ボンディングパッドBP2は第1ボンディングパッドBP1と実質的に同一の形状、同一の幅、又は同一の面積を有する。
【0084】
セルアレイ構造体CSは、図1A図1B図2A、及び図2Bを参照して説明したように、積層構造体ST、垂直構造体VC、ビットラインBL、コンタクトプラグCP1~CP6、内側及び外側サポーターIS、OS、並びに入出力コンタクトプラグIOPLGを含む。
【0085】
セルアレイ構造体CSの積層構造体STは複数提供される。複数の積層構造体STは第1方向D1に延長され、第2方向D2に互いに離隔される。以下では、説明の簡易化のために単数の積層構造体STについて説明するが、以下の説明は他の積層構造体STについても同様に適用される。
【0086】
積層構造体STは互いに交差する第1及び第2方向D1、D2に対して垂直な第3方向D3(即ち、垂直方向)に沿って交互に積層された導電パターンGE及び絶縁膜ILDを含む。
【0087】
先に説明したように、連結領域CNRでコンタクトプラグCP1~CP6が積層構造体STを貫通して導電パターンGEと各々接続される。
【0088】
入出力コンタクトプラグIOPLGは連結領域CNRで平坦絶縁膜120を貫通して入出力パッドPADと電気的に連結される。
【0089】
第1層間絶縁膜110上に第2層間絶縁膜130が配置され、第2層間絶縁膜130上に上部導電ラインUCLが配置される。上部導電ラインUCLはビットラインBL及び連結ラインCLと電気的に連結される。
【0090】
第2層間絶縁膜130上に第3及び第4層間絶縁膜140、150が配置され、第4層間絶縁膜150、即ち、最上層の層間絶縁膜内に第2ボンディングパッドBP2が配置される。第2ボンディングパッドBP2は上部導電ラインUCLと電気的に連結される。第2ボンディングパッドBP2は、アルミニウム、銅、又はタングステン等で形成される。
【0091】
第2ボンディングパッドBP2はボンディング方式によって第1ボンディングパッドBP1と電気的に及び物理的に互いに連結される。即ち、第2ボンディングパッドBP2が第1ボンディングパッドBP1と直接接触する。
【0092】
第2ボンディングパッドBP2は、第1ボンディングパッドBP1と同一の金属物質を含む。第2ボンディングパッドBP2は、第1ボンディングパッドBP1と実質的に同一の形状、同一の幅、又は同一の面積を有する。
【0093】
上部絶縁膜300が基板100を覆う。上部絶縁膜300上に入出力パッドPADが配置される。上部絶縁膜300上にキャッピング絶縁膜320が配置され、キャッピング絶縁膜320は入出力パッドPADを覆う。
【0094】
キャッピング絶縁膜300の全面にキャッピング絶縁膜320、330及びパッシベーション層340が順に形成される。キャッピング絶縁膜320、330は、例えば、シリコン窒化膜又はシリコン酸窒化膜である。パッシベーション層340は、例えば、感光性ポリイミド(photo sensitive polyimide、PSPI)のようなポリイミド系物質である。
【0095】
キャッピング絶縁膜320、330及びパッシベーション層340は入出力パッドPADの一部を露出させるパッドオープニングOPを有する。
【0096】
図13A図21Aは、本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
【0097】
図13B図21Bは、本発明の実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための図であって、図1AのB-B’線に沿って切断した断面を示す。
【0098】
図13A及び図13Bを参照して、第1基板100はセルアレイ領域CAR及びセルアレイ領域CARと隣接する連結領域CNRを含む。
【0099】
基板100は、例えば、シリコン(Si)、ゲルマニウムGE、シリコンゲルマニウム(SiGe)、ガリウムヒ素(GaAs)、インジウムガリウムヒ素(InGaAs)、アルミニウムガリウムヒ素(AlGaAs)、又はこれらの混合物の中の少なくとも1つを含む。基板100は、不純物がドーピングされた半導体及び/又は不純物がドーピングされない状態の真性半導体(intrinsic semiconductor)を含む。基板100は、単結晶、非晶質(amorphous)、及び多結晶(polycrystalline)の中から選択された少なくともいずれか1つを含む結晶構造を有する。
【0100】
基板100上に絶縁膜ILD及び犠牲膜SLが垂直に交互に積層されたモールド構造体PSTが形成される。
【0101】
モールド構造体PSTはセルアレイ領域CAR及び連結領域CNR上で均一な厚さを有する。犠牲膜SLは実質的に同一の厚さを有し、絶縁膜ILDの中の一部は厚さが変わる。
【0102】
モールド構造体PSTで、犠牲膜SLは絶縁膜ILDに対して蝕刻選択性を有し、蝕刻される物質で形成される。一例として、犠牲膜SLは絶縁膜ILDとは異なる絶縁物質から成る。例えば、犠牲膜SLはシリコン窒化膜で形成され、絶縁膜ILDはシリコン酸化膜で形成される。
【0103】
層間絶縁膜ILD及び犠牲膜SLは熱的化学気相蒸着(Thermal CVD)、プラズマ強化化学気相蒸着(Plasma enhanced CVD)、物理的化学気相蒸着(physical CVD)、又は原子層蒸着(Atomic Layer Deposition;ALD)工程を利用して蒸着される。
【0104】
続いて、セルアレイ領域CARで、モールド構造体PSTを貫通して基板100を露出させる垂直チャンネルホールが形成される。モールド構造体PST内に垂直犠牲パターン(図示せず)が形成された場合、垂直チャンネルホールを形成することは垂直犠牲パターンを除去して基板100を露出させることを含む。
【0105】
垂直チャンネルホールを形成することは、モールド構造体PST上にハードマスクパターンを形成し、ハードマスクパターンを蝕刻マスクとして利用してモールド構造体PSTを異方性蝕刻することによって形成される。垂直チャンネルホールを形成する異方性蝕刻工程で基板100の上面まで過度蝕刻(over-etch)され、したがって、垂直チャンネルホールに露出された基板100の上面は所定の深さにリセスされる。また、垂直チャンネルホールを形成する異方性蝕刻工程の時、垂直チャンネルホールの位置に応じて、基板100のリセス深さが変わる。
【0106】
続いて、セルアレイ領域CARの垂直チャンネルホール内に垂直構造体VCが形成される。
【0107】
垂直構造体VCを形成することは、モールド構造体PSTを貫通して基板100を露出させる垂直チャンネルホールを形成すること、垂直チャンネルホール内にデータ格納膜及び垂直チャンネル膜を順に蒸着すること、及びデータ格納膜及び垂直チャンネル膜を蝕刻及び平坦化することを含む。
【0108】
データ格納膜は、化学気相蒸着(CVD)又は原子層蒸着(ALD)方法を利用して垂直チャンネルホールの底面及び内壁上に均一な厚さで蒸着される。データ格納膜は、垂直チャンネルホール内に順に積層されたブロッキング絶縁膜、電荷格納膜、及びトンネリング絶縁膜を含む。垂直チャンネル膜は、化学気相蒸着(CVD)又は原子層蒸着(ALD)方法を利用してデータ格納膜上に均一な厚さで蒸着される。データ格納膜及び垂直チャンネル膜を形成した後、垂直チャンネルホールはギャップフィル絶縁膜に満たされる。したがって、先に図3Aを参照して説明したように、各垂直チャンネルホール内にデータ格納パターンDSP、垂直半導体パターンVP、及びギャップフィル絶縁パターンVIが形成される。また、垂直半導体パターンVPの上端にビットライン導電パッドが形成される。ビットライン導電パッドは不純物がドーピングされた不純物領域であるか、或いは導電物質で形成される。
【0109】
図14A及び図14Bを参照すれば、モールド構造体PST上に第1層間絶縁膜110が形成される。第1層間絶縁膜110が垂直構造体VCの上面を覆う。
【0110】
続いて、連結領域CNRでモールド構造体PSTを貫通する外側サポーターOSが形成される。
【0111】
外側サポーターOSを形成することは、第1層間絶縁膜上にマスクパターン(図示せず)を形成し、マスクパターン(図示せず)を蝕刻マスクとして利用してモールド構造体PSTを異方性蝕刻して基板100を露出させる垂直ホールを形成すること、及び垂直ホール内に絶縁材料を満たすことを含む。
【0112】
外側サポーターOSは先に説明した実施形態のように、平面視において、第1及び第2方向D1、D2に沿って互いに離隔して形成され、互いに異なる形状及びサイズを有する。
【0113】
図15A及び図15Bを参照すれば、連結領域CNRでモールド構造体PSTの一部分を貫通するコンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5が形成される。コンタクトホールOP1、OP3、OP5は互いに異なるレベルに位置する犠牲膜SLの上面を露出させる。コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5によって犠牲膜SLの中の一部の側壁及び絶縁膜ILDの中の一部の側壁が露出される。
【0114】
コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5は第1方向D1に互いに隣接する外側サポーターOSの間及び第2方向D2に互いに隣接する外側サポーターOSの間に形成される。
【0115】
コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5の各々は上部幅に比べて小さい下部幅を有する。コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5の各々は、平面視において、円形、バー(bar)形状、楕円形、又は多角形で形成される。
【0116】
実施形態によれば、コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5は互いに異なる垂直深さを有する。即ち、コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5によって露出される犠牲膜SLは互いに異なるレベルに位置する。言い換えれば、コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5が貫通する犠牲膜SLの数が互いに異なる。
【0117】
垂直深さが互いに異なるコンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5を形成することは、マスク形成工程及びモールド構造体に対する蝕刻工程が複数回反復される。コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5は互いに異なる回数の異方性蝕刻工程によって形成される。
【0118】
図16A及び図16Bを参照すれば、コンタクトホールOP1、OP2、OP3、OP5の内壁を覆う絶縁スペーサーSPが形成される。絶縁スペーサーSPは、コンタクトホールに露出された犠牲膜SL及び絶縁膜ILDの側壁を覆う。絶縁スペーサーSPは上記のコンタクトホール内で互いに異なる垂直長さを有する。
【0119】
絶縁スペーサーSPは犠牲膜に対して蝕刻選択性を有する絶縁材料を含む。絶縁スペーサーSPは、例えば、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物、及び/又は低誘電物質を含む。
【0120】
絶縁スペーサーSPを形成することは、コンタクトホールが形成されたモールド構造体上にスペーサー膜を均一な厚さで蒸着すること及びスペーサー膜を異方性蝕刻して各コンタクトホール内で犠牲膜SLの上面を露出させることを含む。
【0121】
図17A及び図17Bを参照すれば、各コンタクトホール内にバッファスペーサーBI及び犠牲スペーサーSCが形成される。
【0122】
バッファスペーサーBI及び犠牲スペーサーSCを形成することは、絶縁スペーサーが形成されたコンタクトホール内にバッファ膜及び犠牲スペーサーSC膜を順に蒸着すること及びバッファ膜及び犠牲スペーサーSC膜を順に異方性蝕刻してコンタクトホール内で犠牲膜SLの上面を露出させることを含む。
【0123】
実施形態で、絶縁スペーサーSP、バッファスペーサーBI、及び犠牲スペーサーSCの厚さの和は各コンタクトホールの直径の1/2よりも小さい。
【0124】
バッファスペーサーBIは犠牲膜SLに対して蝕刻選択性を有する物質で形成される。バッファスペーサーBIは絶縁スペーサーSPと同一の絶縁材料を含む。例えば、バッファスペーサーBIはシリコン酸化膜を含む。バッファスペーサーBIは犠牲スペーサーSCの底面と犠牲膜SLの上面との間及び絶縁スペーサーSPと犠牲スペーサーSCとの間に形成される。コンタクトホール内の犠牲スペーサーSCは互いに異なる垂直長さを有する。
【0125】
犠牲スペーサーSCはバッファスペーサーBIに対して蝕刻選択性を有する物質で形成される。犠牲スペーサーSCは、例えば、シリコン窒化物又はシリコン酸窒化物を含む。
【0126】
図18A及び図18Bを参照すれば、各コンタクトホール内でモールド構造体PSTを貫通する貫通ホールTHが形成される。
【0127】
貫通ホールTHを形成することは犠牲スペーサーSCを蝕刻マスクとして利用してモールド構造体PSTを異方性蝕刻することを含む。貫通ホールTHは基板100を露出させる。
【0128】
コンタクトホール内の貫通ホールTHは実質的に同一の垂直深さを有する。貫通ホールTHの各々は上部幅に比べて小さい下部幅を有する。
【0129】
続いて、図19A及び図19Bを参照すれば、貫通ホールTH内に絶縁材料を埋め込んで内側サポーターISが形成される。内側サポーターISは貫通ホールTHが形成されたモールド構造体PST上に絶縁膜を蒸着した後、第1層間絶縁膜110の上面が露出されるように絶縁膜を平坦化することによって形成される。
【0130】
内側及び外側サポーターIS、OSの各々は上部幅に比べて小さい下部幅を有するので、互いに隣接する内側サポーターISと外側サポーターOSとの間の距離は上部に比べて下部で大きい。
【0131】
内側サポーターISを形成した後、モールド構造体PSTをパターニングして第1方向D1に延長された分離トレンチTRが形成される。分離トレンチTRは基板100を露出させる。したがって、モールド構造体PSTは第1方向D1に沿って延長されたライン形状にパターニングされる。
【0132】
続いて、分離トレンチTR内に露出された犠牲膜SLを除去して、絶縁膜ILDの間にゲート領域GRが各々形成される。ゲート領域GRは、絶縁膜ILD、垂直構造体VC、並びに内側及び外側サポーターIS、OSに対して蝕刻選択性を有する蝕刻レシピーを使用して犠牲膜SLを等方的に蝕刻して形成される。このように形成されたゲート領域GRは分離トレンチTRから水平に延長される。また、ゲート領域GRはセルアレイ領域CARで垂直構造体VCの一部分を露出させ、連結領域CNRで内側及び外側サポーターOS、ISの一部分及び絶縁スペーサーの一部分を露出させる。
【0133】
ゲート領域GRを形成する間に、内側及び外側サポーターIS、OSは連結領域CNRで垂直に積層された絶縁膜ILDが崩れることを防止する。実施形態によれば、互いに隣接する外側サポーターOSの間に内側サポーターISが各々配置されるので、導電パターンGEの積層数が増加し、コンタクトプラグCP1~CP6の直径が増加するにつれて、外側サポーターOSの間の距離が遠くなって互いに隣接する外側サポーターOSの間で絶縁膜ILDが崩れることが防止される。
【0134】
図20A及び図20Bを参照すれば、ゲート領域内に導電パターンGEが形成される。導電パターンGEはゲート領域GRを部分的に満たすか、或いはゲート領域GRを完全に満たす。一例で、導電パターンGEを形成することは、金属窒化膜(例えば、TiN、TaN、又はWN)及び金属膜(例えば、W、Al、Ti、Ta、Co、又はCu)を順に蒸着することを含む。続いて、分離トレンチTR内に形成された金属窒化膜及び金属膜の一部を除去して、ゲート領域GRに導電パターンGEが各々局所的に形成される。したがって、基板100上に絶縁膜ILD及び導電パターンGEが交互に積層された積層構造体STが形成される。
【0135】
実施形態によれば、導電パターンGEを形成する前に、ゲート領域GRの内壁をコンフォーマルに覆う水平絶縁パターン(図3A及び図3BのHP参照)が形成される。水平絶縁パターンはゲート領域GRの内壁上に実質的に均一な厚さで形成される。
【0136】
導電パターンGEを形成した後、分離トレンチTR内に絶縁材料を埋め込んで分離構造体SSが形成される。
【0137】
分離構造体SSを形成した後、連結領域CNRで犠牲スペーサーSCをコンタクトプラグCPで代替(replace)する工程が遂行される。
【0138】
詳細には、犠牲スペーサーSCを除去する等方性蝕刻工程が遂行されて絶縁スペーサーSPと内側サポーターISとの間にリセス領域が形成される。犠牲スペーサーSCに対する等方性蝕刻工程の時、バッファスペーサーBIが蝕刻停止膜として使用される。続いて、バッファスペーサーBI及び導電パターンGEの上面上の水平絶縁パターンの一部分が蝕刻される。したがって、リセス領域に導電パターンGEの上面が露出される。
【0139】
その後、リセス領域内に導電物質を満たすことによって図21A及び図21Bに図示されたように、導電パターンGEと連結されたコンタクトプラグCPが形成される。
【0140】
詳細には、図21A及び図21Bを参照すれば、コンタクトプラグCP1~CP6を形成することは、リセス領域を満たす導電膜を第1層間絶縁膜110上に蒸着すること、及び第1層間絶縁膜110が露出されるように導電膜に対する平坦化工程を遂行することを含む。
【0141】
即ち、コンタクトプラグCP1~CP6の上面は第1層間絶縁膜110の上面と共面をなす。コンタクトプラグCP1~CP6は互いに異なる垂直長さを有し、導電パターンGEの上面と各々接触する。
【0142】
図22図25は、本発明の実施形態による半導体素子の製造方法を説明するための図であって、各々図1AのA-A’線に沿って切断した断面を示す。
【0143】
図22を参照すれば、図18A及び図18Bを参照して説明したように、連結領域CNRでモールド構造体PSTを貫通して基板100を露出させる貫通ホールTHを形成した後、各貫通ホールTH内に貫通絶縁スペーサーTISが形成される。
【0144】
貫通絶縁スペーサーTISは、貫通ホールTHが形成されたモールド構造体PST上にスペーサー膜を均一な厚さで蒸着すること及びスペーサー膜を異方性蝕刻して各貫通ホールTH内で基板100の上面を露出させることを含む。ここで、スペーサー膜の厚さは各貫通ホールTHの直径の約1/2よりも小さい。貫通絶縁スペーサーTISは、例えば、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物、及び/又は低誘電物質を含む。
【0145】
図23を参照すれば、貫通絶縁スペーサーTISが形成された貫通ホールTH内に貫通犠牲スペーサーTSCが形成される。貫通犠牲スペーサーTSCは貫通絶縁スペーサーTISが形成された貫通ホールTHを満たす犠牲スペーサー膜を蒸着した後、第1層間絶縁膜110が露出されるように平坦化工程を遂行して形成される。
【0146】
貫通犠牲スペーサーTSCは貫通絶縁スペーサーTISに対して蝕刻選択性を有する物質で形成される。貫通犠牲スペーサーTSCは犠牲スペーサーSCと同一の物質で形成される。貫通犠牲スペーサーTSCは、例えば、シリコン窒化物又はシリコン酸窒化物を含む。
【0147】
図24を参照すれば、貫通絶縁スペーサーTIS及び貫通犠牲スペーサーTSCを形成した後、図19A図19B図20A、及び図20Bを参照して説明したように、モールド構造体PSTの犠牲膜SLを導電パターンGEで代替する工程が遂行される。したがって、基板100上に積層構造体STが形成される。
【0148】
図25を参照すれば、犠牲スペーサーSCをコンタクトプラグCP1~CP6で代替し、貫通犠牲スペーサーTSCを貫通プラグTPで代替する工程が遂行される。
【0149】
詳細には、犠牲スペーサーSC及び貫通犠牲スペーサーTSCを除去する等方性蝕刻工程を遂行して、絶縁スペーサーSPと内側サポーターISとの間にリセス領域が形成され、これと同時に貫通ホールTH内の貫通絶縁スペーサーTISを露出される。
【0150】
続いて、リセス領域及び絶縁スペーサーSPが形成された貫通ホールを満たす導電膜を第1層間絶縁膜110上に蒸着し、その後第1層間絶縁膜110が露出されるように導電膜に対する平坦化工程が遂行される。したがって、コンタクトプラグCP1~CP6及び貫通プラグTPが形成される。
【0151】
図26は、本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含む電子システムを概略的に示す図である。
【0152】
図26を参照すれば、本発明の例示的な実施形態による電子システム1000は、半導体装置1100及び半導体装置1100と電気的に連結されるコントローラ1200を含む。電子システム1000は、1つ又は複数の半導体装置1100を含むストレージ装置(storage device)又はストレージ装置を含む電子装置(electronic device)である。例えば、電子システム1000は、1つ又は複数の半導体装置1100を含むSSD装置(solid state drive device)、USB(Universal Serial Bus)、コンピューティングシステム、医療装置、又は通信装置である。
【0153】
半導体装置1100は不揮発性メモリ装置であり、NANDフラッシュメモリ装置である。半導体装置1100は、第1構造物1100F及び第1構造物1100F上の第2構造物1100Sを含む。例示的な実施形態で、第1構造物1100Fは第2構造物1100Sの横に配置されてもよい。
【0154】
第1構造物1100Fは、デコーダー回路1110、ページバッファ1120、及びロジック回路1130を含む周辺回路構造物である。第2構造物1100Sは、ビットラインBL、共通ソースラインCSL、ワードラインWL、第1及び第2ゲート上部ラインUL1、UL2、第1及び第2ゲート下部ラインLL1、LL2、及びビットラインBLと共通ソースラインCSLとの間のメモリセルストリングCSTRを含むメモリセル構造物である。
【0155】
第2構造物1100Sで、各々のメモリセルストリングCSTRは共通ソースラインCSLに隣接する下部トランジスタLT1、LT2、ビットラインBLに隣接する上部トランジスタUT1、UT2、及び下部トランジスタLT1、LT2と上部トランジスタUT1、UT2との間に配置される複数のメモリセルトランジスタMCTを含む。下部トランジスタLT1、LT2の数と上部トランジスタUT1、UT2の数は実施形態によって多様に変形される。
【0156】
例示的な実施形態で、上部トランジスタUT1、UT2はストリング選択トランジスタを含み、下部トランジスタLT1、LT2は接地選択トランジスタを含む。ゲート下部ラインLL1、LL2は各々下部トランジスタLT1、LT2のゲート電極である。ワードラインWLはメモリセルトランジスタMCTのゲート電極であり、ゲート上部ラインUL1、UL2は各々上部トランジスタUT1、UT2のゲート電極である。
【0157】
例示的な実施形態で、下部トランジスタLT1、LT2は直列に連結された下部消去制御トランジスタLT1及び接地選択トランジスタLT2を含む。上部トランジスタUT1、UT2は直列に連結されたストリング選択トランジスタUT1及び上部消去制御トランジスタUT2を含む。下部消去制御トランジスタLT1及び上部消去制御トランジスタUT1の中の少なくとも1つはゲート誘導漏洩電流(Gate Induce Drain Leakage、GIDL)現象を利用してメモリセルトランジスタMCTに格納されたデータを削除する消去動作に利用される。
【0158】
共通ソースラインCSL、第1及び第2ゲート下部ラインLL1、LL2、ワードラインWL、及び第1及び第2ゲート上部ラインUL1、UL2は、第1構造物1100F内で第2構造物1100Sまで延長される第1連結配線1115を通じてデコーダー回路1110と電気的に連結される。ビットラインBLは第1構造物1100F内から第2構造物1100Sまで延長される第2連結配線1125を通じてページバッファ1120と電気的に連結される。
【0159】
第1構造物1100Fで、デコーダー回路1110及びページバッファ1120は複数のメモリセルトランジスタMCTの中の少なくとも1つの選択メモリセルトランジスタに対する制御動作を実行する。デコーダー回路1110及びページバッファ1120はロジック回路1130によって制御される。半導体装置1100はロジック回路1130と電気的に連結される入出力パッド1101を通じて、コントローラ1200と通信する。入出力パッド1101は、第1構造物1100F内から第2構造物1100Sまで延長される入出力連結配線1135を通じてロジック回路1130と電気的に連結される。
【0160】
図面に図示されなかったが、第1構造物1100Fは電圧発生器(図示せず)を含む。電圧発生器はメモリセルストリングCSTRの動作に必要なプログラム電圧、読出し電圧、パス電圧、及び検証電圧等を生成する。ここで、プログラム電圧は、読出し電圧、パス電圧、及び検証電圧に比べて相対的に高電圧(例えば、20V~40V)である。
【0161】
例示的な実施形態で、第1構造物1100Fは高電圧トランジスタ及び低電圧トランジスタを含む。デコーダー回路1110は、メモリセルストリングCSTRのワードラインWLと連結されるパストランジスタを含む。パストランジスタはプログラム動作の時、ワードラインWLに印加されるプログラム電圧のように高電圧に耐えられる高電圧トランジスタを含む。ページバッファ1120は、また高電圧に耐えられる高電圧トランジスタを含む。
【0162】
コントローラ1200は、プロセッサ1210、NANDコントローラ1220、及びホストインターフェイス1230を含む。実施形態によって、電子システム1000は複数の半導体装置1100を含み、この場合、コントローラ1200は複数の半導体装置1100を制御する。
【0163】
プロセッサ1210は、コントローラ1200を含む電子システム1000の全体の動作を制御する。プロセッサ1210は、所定のファームウェアにしたがって動作し、NANDコントローラ1220を制御して半導体装置1100にアクセスする。NANDコントローラ1220は半導体装置1100との通信を処理するNANDインターフェイス1221を含む。NANDインターフェイス1221を通じて、半導体装置1100を制御するための制御命令、半導体装置1100のメモリセルトランジスタMCTに格納しようとするデータ、半導体装置1100のメモリセルトランジスタMCTから読み出そうとするデータ等が伝送される。ホストインターフェイス1230は電子システム1000と外部ホストとの間の通信機能を提供する。ホストインターフェイス1230を通じて外部ホストから制御命令を受信すれば、プロセッサ1210は制御命令に応答して半導体装置1100を制御する。
【0164】
図27は、本発明の例示的な実施形態による半導体装置を含む電子システムを概略的に示す斜視図である。
【0165】
図27を参照すれば、本発明の例示的な実施形態による電子システム2000は、メーン基板2001と、メーン基板2001に実装されるコントローラ2002、1つ以上の半導体パッケージ2003、及びDRAM2004を含む。半導体パッケージ2003及びDRAM2004はメーン基板2001に形成された配線パターン2005によってコントローラ2002と互いに連結される。
【0166】
メーン基板2001は、外部ホストと結合される複数のピンを含むコネクタ2006を含む。コネクタ2006において、複数のピンの数と配置は、電子システム2000と外部ホストとの間の通信インターフェイスによって変わる。例示的な実施形態で、電子システム2000は、USB(Universal Serial Bus)、PCI-Express(Peripheral Component Interconnect Express)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、UFS(Universal Flash Storage)用M-Phy等のインターフェイスの中のいずれか1つに応じて外部ホストと通信する。例示的な実施形態で、電子システム2000は、コネクタ2006を通じて外部ホストから供給される電源によって動作する。電子システム2000は外部ホストから供給される電源をコントローラ2002及び半導体パッケージ2003に分配するPMIC(Power Management Integrated Circuit)をさらに含む。
【0167】
コントローラ2002は、半導体パッケージ2003にデータを書き込むか、又は半導体パッケージ2003からデータを読み出し、電子システム2000の動作速度を改善する。
【0168】
DRAM2004は、データ格納空間である半導体パッケージ2003と外部ホストとの間の速度の差を緩和するためのバッファメモリである。電子システム2000に含まれるDRAM2004は、一種のキャッシュメモリとしても動作し、半導体パッケージ2003に対する制御動作で臨時的にデータを格納するための空間を提供する。電子システム2000にDRAM2004が含まれる場合、コントローラ2002は半導体パッケージ2003を制御するためのNANDコントローラの外にDRAM2004を制御するためのDRAMコントローラをさらに含む。
【0169】
半導体パッケージ2003は、互いに離隔された第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bを含む。第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bは、各々複数の半導体チップ2200を含む半導体パッケージである。第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bの各々は、パッケージ基板2100、パッケージ基板2100上の半導体チップ2200、半導体チップ2200の各々の下部面に配置される接着層2300、半導体チップ2200とパッケージ基板2100を電気的に連結する連結構造物2400、及びパッケージ基板2100上で半導体チップ2200及び連結構造物2400を覆うモールディング層2500を含む。
【0170】
パッケージ基板2100は、上部パッド2130を含む印刷回路基板である。各々の半導体チップ2200は入出力パッド2210を含む。入出力パッド2210は図26の入出力パッド1101に該当する。半導体チップ2200の各々は積層構造体3210及び垂直構造体3220を含む。半導体チップ2200の各々は先に説明した本発明の実施形態による半導体装置を含む。
【0171】
例示的な実施形態で、連結構造物2400は、入出力パッド2210と上部パッド2130を電気的に連結するボンディングワイヤである。したがって、各々の第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bで、半導体チップ2200はボンディングワイヤ方式で互いに電気的に連結され、パッケージ基板2100の上部パッド2130と電気的に連結される。実施形態によって、各々の第1及び第2半導体パッケージ2003a、2003bで、半導体チップ2200はボンディングワイヤ方式の連結構造物2400の代わりに、貫通電極(Through Silicon Via、TSV)を含む連結構造物によって互いに電気的に連結される。
【0172】
例示的な実施形態で、コントローラ2002と半導体チップ2200は1つのパッケージに含まれる。例示的な実施形態で、メーン基板2001と異なる別のインターポーザ基板にコントローラ2002と半導体チップ2200が実装され、インターポーザ基板に形成される配線によってコントローラ2002と半導体チップ2200が互いに連結される。
【0173】
図28及び図29は、本発明の例示的な実施形態による半導体パッケージを概略的に示す断面図であって、図27の半導体パッケージを切断線I-I’に沿って切断した領域を概念的に示す。
【0174】
図28を参照すれば、半導体パッケージ2003で、パッケージ基板2100は印刷回路基板である。パッケージ基板2100は、パッケージ基板ボディー部2120、パッケージ基板ボディー部2120の上面に配置される上部パッド(図27の2130)、パッケージ基板ボディー部2120の下面に配置されるか、或いは下面を通じて露出される下部パッド2125、及びパッケージ基板ボディー部2120の内部で上部パッド2130と下部パッド2125を電気的に連結する内部配線2135を含む。上部パッド2130は連結構造物2400と電気的に連結される。下部パッド2125は導電性接続部2800を通じて図2のように電子システム2000のメーン基板2010の配線パターン2005に連結される。
【0175】
半導体チップ2200の各々は、半導体基板3010及び半導体基板3010上に順に積層される第1構造物3100及び第2構造物3200を含む。
【0176】
図28の第1構造物3100は先に説明した実施形態で周辺回路構造体に対応し、図28の第2構造物3200は先に説明した実施形態でセルアレイ構造体に対応する。
【0177】
第1構造物3100は周辺配線3110を含む周辺回路領域を含む。第2構造物3200は、ソース構造体3205、ソース構造体3205上の積層構造体3210、積層構造体3210を貫通する垂直構造体3220と分離構造体、垂直構造体3220と電気的に連結されるビットライン3240、及び積層構造体3210のワードライン(図26のWL)と電気的に連結されるセルコンタクトプラグ3235を含む。第1構造物3100/第2構造物3200/半導体チップ2200の各々は後述する分離構造体をさらに含む。
【0178】
半導体チップ2200の各々は、第1構造物3100の周辺配線3110と電気的に連結され、第2構造物3200内に延長される貫通配線3245を含む。貫通配線3245は、積層構造体3210の外側に配置され、積層構造体3210を貫通するようにさらに配置される。半導体チップ2200の各々は、第1構造物3100の周辺配線3110と電気的に連結される入出力パッド(図27の2210)をさらに含む。
【0179】
図29を参照すれば、半導体パッケージ2003Aで、半導体チップ2200の各々は、半導体基板4010、半導体基板4010上の第1構造物4100、及び第1構造物4100上でウエハボンディング方式に第1構造物4100と接合された第2構造物4200を含む。図29の第1構造物4100は先に説明した実施形態で周辺回路構造体に対応し、図29の第2構造物4200は先に説明した実施形態でセルアレイ構造体に対応する。
【0180】
第1構造物4100は、周辺配線4110及び第1接合構造物4150を含む周辺回路領域を含む。第2構造物4200は、ソース構造体4205、ソース構造体4205と第1構造物4100との間の積層構造体4210、積層構造体4210を貫通する垂直構造体4220と分離構造体、及び垂直構造体4220及び積層構造体4210のワードライン(図26のWL)と各々電気的に連結される第2接合構造物4250を含む。例えば、第2接合構造物4250は、垂直構造体4220と電気的に連結されるビットライン4240及びワードライン(図26のWL)と電気的に連結されるセルコンタクトプラグ4235を通じて、各々垂直構造体4220及びワードライン(図26のWL)と電気的に連結される。第1構造物4100の第1接合構造物4150及び第2構造物4200の第2接合構造物4250は互いに接触しながら、接合される。第1接合構造物4150及び第2接合構造物4250の接合される部分は、銅(Cu)で形成される。
【0181】
第1構造物4100/第2構造物4200/半導体チップ2200の各々は、以下で説明する実施形態によるソース構造体をさらに含む。半導体チップ2200の各々は、第1構造物4100の周辺配線4110と電気的に連結される入出力パッド(図27の2210)をさらに含む。
【0182】
図28の半導体チップ2200又は図29の半導体チップ2200は、ボンディングワイヤ形状の連結構造物2400によって互いに電気的に連結される。但し、例示的な実施形態で、図28の半導体チップ2200又は図19の半導体チップ2200を含む1つの半導体パッケージ内での半導体チップ2200は貫通電極TSVを含む連結構造物によって互いに電気的に連結される。
【0183】
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者は本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しなくとも他の具体的な形態で実施されることができることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないことを理解しなければならない。
【符号の説明】
【0184】
100 基板
BL ビットライン
BLK ブロッキング絶縁膜
BPLG ビットラインコンタクトプラグ
CAR セルアレイ領域
CIL 電荷格納膜
CL 連結ライン
CNR 連結領域
CP セルコンタクトプラグ
DSP データ格納パターン
GE 導電パターン
ILD 絶縁膜
IS 内側サポーター
OS 外側サポーター
SP 絶縁スペーサー
SS 分離構造体
ST 積層構造体
TIL トンネル絶縁膜
VC 垂直構造体
VP 垂直半導体パターン


図1A
図1B
図2A
図2B
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14A
図14B
図15A
図15B
図16A
図16B
図17A
図17B
図18A
図18B
図19A
図19B
図20A
図20B
図21A
図21B
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29