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特開2024-180279可変抵抗モジュールを備えた運動器具
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180279
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】可変抵抗モジュールを備えた運動器具
(51)【国際特許分類】
   A63B 21/06 20060101AFI20241219BHJP
【FI】
A63B21/06
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024062120
(22)【出願日】2024-04-08
(31)【優先権主張番号】10-2023-0077668
(32)【優先日】2023-06-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】522393125
【氏名又は名称】ニューテックウェルネス カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ビョン,ヒョン ジョン
(57)【要約】      (修正有)
【課題】回動バーを引っ張ったり押す操作によって荷重を持ち上げて運動することができる運動機構を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る可変抵抗モジュールが備えられた運動器具1は、ユーザが着座したまま、回動バーを引っ張ったり押す操作によって荷重を持ち上げて運動することができる可変抵抗モジュールを備えた運動器具において、着座可能な空間を提供する着座部10と、着座部と隣接して配置され、メイン回動軸に基づいて回動する回動バー20と、回動バーに形成されユーザがグリップする空間を提供するグリップ部を備える外力印加部、着座部の後方に配置され、複数の重りで構成されるが、回動バーとケーブルで接続され、回動バーの回動に応じて昇降する荷重印加部及び回動バーと荷重印加部を媒介するが、ケーブルの回動バーへの接続位置が可変されるようにし、回動バーに印加された荷重を変化させる可変抵抗モジュール40を含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが着座したまま、回動バーを引っ張ったり押す操作により荷重を持ち上げて運動できる可変抵抗モジュールが備えられた運動器具において、
ユーザが着座することができるスペースを提供する着座部と、
前記着座部に隣接して配置され、主回動軸に基づいて回動する回動バーと、前記回動バーに形成されユーザがグリップ(把持)する空間を提供するグリップ部を備える外力印加部と、
前記着座部の後方に配置され、複数の重りで構成されるが、前記回動バーとケーブルで接続され、前記回動バーの回転に応じて昇降する荷重印加部と、
前記回動バーと前記荷重印加部を媒介するが、前記ケーブルの前記回動バーへの接続位置が可変されるようにして、前記回動バーに印加された荷重が変化するようにする可変抵抗モジュールと、を含むことを特徴とする可変抵抗モジュールが備えられた運動器具。
【請求項2】
前記可変抵抗モジュールは、
前記回動バーに形成されるが、前記グリップ部と隣接して配置され、高さ方向に装着空間を形成する取り付けバーと、
前記取り付けバーに接続されるが、前記取り付けバーの高さ方向に沿って摺動可能とするように接続される位置移動部と、
前記位置移動部に接続されるが、前記取り付けバーに締結されて前記位置移動部の前記取り付けバーに対する摺動が制限されるようにするか、前記取り付けバーから締め解除されて前記位置移動部の前記取り付けバーに対する摺動が可能とするようにする固定部及び前記位置移動部に接続され、前記ケーブルと接続されるケーブル接続部を備え、
前記位置移動部は、前記グリップ部との離隔距離が遠くなると、前記荷重印加部を昇降させるための前記グリップ部に印加された第1外力のベクトル経路を長くして、前記第1外力の大きさが増加するようにし、前記グリップ部との離隔距離が近づくと、前記荷重印加部を昇降させるための全器具リップ部に印加された第2外力のベクトル経路を短くして、前記第2外力の大きさが減少するようにすることを特徴とする、請求項1に記載の可変抵抗モジュールが備えられた運動器具。
【請求項3】
前記位置移動部は、前記取り付けバーの外周面と対応する形状に形成されたまま、前記取り付けバーを囲む摺動部と、
前記摺動部に固定され、前記摺動部と連動する媒介接続部と、
前記媒介接続部と前記ケーブル接続部を媒介するが、前記媒介接続部に回動可能とするように装着され、前記ケーブル接続部の前記媒介接続部に対する回動が可能とする接続部回動軸を備え、
前記接続部回動軸は、前記媒介接続部の前記取り付けバーへの摺動時に、前記荷重印加部による荷重により回動され、前記ケーブルの折れを防止することを特徴とする可変抵抗モジュールが備えられた請求項2に記載の運動器具。
【請求項4】
前記媒介接続部は、「コ」字状に形成され、
前記接続部回動軸は、前記媒介接続部の離隔した両側端部を接続するが、前記摺動部と離隔するように配置され、前記ケーブル接続部の回動空間が確保されるようにし、
前記取り付けバーは、一側面から貫通した複数の貫通孔が形成され、
前記固定部は、前記媒介接続部に固定される固定本体部と前記固定本体部に収容されたまま、印加された外力により位置移動される固定ボタン部を備え、
前記固定ボタン部は、印加された外力によって前記取り付けバーの方向に移動する場合、前記複数の貫通孔の内いずれか1つに挿入され、前記媒介接続部の前記取り付けバーに対する位置移動が制限されるようにし、
印加された外力によって前記取り付けバーから離れる方向に移動する場合、挿入された複数の貫通孔から離脱して、前記媒介接続部の前記取り付けバーに対する位置移動が自由になるようにすることを特徴とする可変抵抗モジュールを備えた請求項3に記載の運動器具。
【請求項5】
底面から立ち上がり、前記荷重下部が収容される空間を提供する起立部と、
前記起立部の下側端から前方に延びて底面に着座し、前記メイン回動軸が取り付けられる空間を提供するベース部と、
前記ベース部に接続されるが、前記着座部が装着される空間を提供し、前記着座部の後方に配置され、ユーザが背中を傾けることができる背もたれ部と、を備える空間提供部及び
前記ベース部の前端から延びて、前記着座部に着座したユーザが足を支持することができる空間を提供する足場部を備えるフレーム部とをさらに含み、
前記回動バーは、前記着座部に基づいて、一側に配置される第1回動バーと、他側に配置される第2回動バーとから構成され、
前記可変抵抗モジュールは、前記第1回動バーに接続された第1可変抵抗モジュールと、前記第2回動バーに接続された第2可変抵抗モジュールとからなることを特徴とする、請求項2に記載の可変抵抗モジュールが備えられた運動器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可変抵抗モジュールを備えた運動器具に関し、さらに詳しくは、ユーザが着座したまま、回動バーを引っ張ったり押す操作によって荷重を持ち上げて運動することができる運動器具に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、筋力と持久力を向上させるためには、規則的に運動をすることは非常に重要である。しかし現代人は忙しい日課で運動することが容易ではないので、運動量が不足しているのが問題である。
【0003】
最近になって急激に立ち上がっているウェルビーームとともに、食習慣の西欧化によって触発される成人病の年齢帯がますます低くなる現象に起因して、レジャー活動だけでなく各種室内外運動に対する社会全般の欲求が増大している実情である。
【0004】
このような社会全般的な傾向に応えて、大都市だけでなく中小都市にも随所に各種体育施設が急増する傾向にあり、特に天候や季節の影響を受けずに運動をするのに適合したフィットネスセンターが多く脚光を浴びている。
【0005】
フィットネスセンターでは各種有酸素運動だけでなく、様々な身体部位に対する筋肉運動ができる複合ヘルス空間として利用されるためであり、特に筋肉運動をすることにおいて前記のフィットネスセンターが運動をしようとする多くの人に人気があるのは、自身の身体条件または運動量に応じて筋肉運動の負荷を適切に変更(負荷の増減)できるからである。
【0006】
従来の運動器具は、荷重を印加する重りの数を変え、筋肉運動の負荷を変えることができた。しかし、重りの重量が細分化されて準備されず、また重りの個数を変えるための過程が面倒で、より手軽に運動負荷を変更できる方法が求められる実情であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-2294781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、回動バーを引っ張ったり押す操作によって荷重を持ち上げて運動することができる運動機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールが備えられた運動器具は、ユーザが着座したまま、回動バーを引っ張ったり押す操作によって荷重を持ち上げて運動することができる可変抵抗モジュールを備えた運動器具において、ユーザが着座可能な空間を提供する着座部と、前記着座部と隣接して配置され、メイン回動軸に基づいて回動する回動バーと、前記回動バーに形成されユーザがグリップ(把持)する空間を提供するグリップ部とを備える外力印加部、前記着座部の後方に配置され、複数の重りで構成されるが、前記回動バーとケーブルで接続され、前記回動バーの回転に応じて昇降する荷重印加部及び前記回動バーと前記荷重印加部を媒介するが、前記ケーブルの前記回動バーへの接続位置を可変にし、前記回動バーに加えられた荷重を変化させるようにする可変抵抗モジュールを含むことができる。
【0010】
本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具の前記可変抵抗モジュールは、前記回動バーに形成されるが、前記グリップ部に隣接して配置され、高さ方向に取り付け空間を形成する取り付けバー、前記取り付けバーに接続されるが、前記取り付けバーの高さ方向に沿って摺動可能とするように接続された位置移動部、前記位置移動部に接続されるが、前記取り付けバーに締結されて前記位置移動部の前記取り付けバーに対する摺動が制限されるようにするか、又は前記取り付けバーから締結解除されて前記位置移動部の前記取り付けバーへの摺動が可能とするようにする固定部と前記位置移動部に接続され、前記ケーブルと接続されるケーブル接続部を備え、前記位置移動部は、前記グリップ部との離隔距離が遠くなると、前記荷重印加部を昇降させるための前記グリップ部に印加された第1外力のベクトル経路を長くして、前記第1外力の大きさが増加するようにし、前記グリップ部との離隔距離が近づくと、前記荷重印加部を昇降させるための前記グリップ部に印加される第2外力のベクトル経路を短くして、前記第2外力の大きさを小さくすることができる。
【0011】
本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動機構の前記位置移動部は、前記取り付けバーの外周面に対応する形状に形成されたまま、前記取り付けバーを囲む摺動部、前記摺動部に固定されて前記摺動部と連動する媒介接続部と、前記媒介接続部と前記ケーブル接続部とを媒介するが、前記媒介接続部に回動可能に装着され、前記ケーブル接続部の前記媒介接続部に対する回動が可能とするようにする接続部回動軸を備え、前記接続部回動軸は、前記媒介接続部の前記取り付けバーへの摺動時に、前記荷重印加部による荷重によって回動され、前記ケーブルの折れを防止することができる。
【0012】
本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具の前記媒介接続部は、「コ」字状に形成され、前記接続部回動軸は、前記媒介接続部の離隔した両側端部を接続するが前記摺動部と離隔するように配置され、前記ケーブル接続部の回動空間が確保されるようにし、前記取り付けバーは、一側面から貫通した複数の貫通孔が形成され、前記固定部は、前記媒介接続部に固定される固定本体部及び前記固定本体部に収容されたまま、印加された外力により位置移動される固定ボタン部を備え、前記固定ボタン部は、印加された外力により前記移動される場合、前記複数の貫通孔のいずれかの1つに挿入され、前記媒介接続部の前記取り付けバーに対する位置移動が制限されるようにし、印加された外力により前記取り付けバーから離れる方向に移動する場合、挿入された複数の貫通孔から離脱して、前記媒介接続部の前記取り付けバーに対する位置移動を自由にすることができる。
【0013】
本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具は、底面から起立し、前記荷重印加部が収容される空間を提供する起立部、前記起立部の下側端から前方に延びて底面に着座され、前記メイン回動軸が取り付けられる空間を提供するベース部、前記ベース部に接続されるが、前記着座部が取り付けられる空間を提供し、前記着座部の後方に配置され、ユーザが背中を傾けることができる背もたれ部を備えた空間提供部と、前記ベース部の前端から延びて前記着座部に着座したユーザが足を支持することができる空間を提供する足支持部とを備えるフレーム部をさらに含み、前記回動バーは前記着座部に基づいて、一側に配置される第1回動バーと、他側に配置される第2回動バーで構成され、前記可変抵抗モジュールは、前記第1回動バーに接続された第1可変抵抗モジュールと前記第2回動バーに接続された第2可変抵抗モジュールで構成され得る。
【発明の効果】
【0014】
本発明に係れば、荷重を印加する重りの個数を変化させ、運動の負荷を変更することができるだけでなく、ハンドル(グリップ部)に隣接する可変抵抗モジュールを介して、容易に運動負荷を変更することができる。
【0015】
また、重りの個数で設定できない荷重を設定可能とするようにし、ユーザの運動負荷選択権を広げた。
【0016】
また、従来の運動機構に装着可能とするように可変抵抗モジュールを形成し、互換性を高めた。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具を示す概略斜視図である。
図2】本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具を示す概略側面図である。
図3】本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具の可変抵抗モジュールを説明するための概略斜視図である。
図4】本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具の可変抵抗モジュールの操作とそれによる効果を説明するための概略図である。
図5】本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具の可変抵抗モジュールの構成要素を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下においては、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳細に説明する。ただし、本発明の思想は提示される実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想を理解する当業者は、同じ思想の範囲内で他の構成要素を追加、変更、削除等を通じて、退保的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施形態を容易に提案することができるが、これもまた本発明の思想の範囲内に含まれる。
【0019】
なお、各実施形態の図面に示される同じ思想の範囲内の機能が同一の構成要素は、同一の参照符号を用いて説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具を示す概略斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具を示す概略側面図である。
【0021】
図1及び図2を参照すると、本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュール40を備えた運動器具1、(以下運動器具)は、ユーザが着座したまま、回動バー20を引くまたは押す動作によって荷重を持ち上げて運動できる運動機構1である。
【0022】
本発明の一実施形態に係る運動機構1は、着座部10、外力印加部、荷重印加部30及び可変抵抗モジュール40を含むことができる。
【0023】
前記着座部10は、ユーザが着座することができる空間を提供することができる。
【0024】
前記外力印加部は、前記着座部10と隣接して配置され、メイン回動軸21に基づいて回動する回動バー20及び前記回動バー20に形成され、ユーザがグリップする空間を提供するグリップ部23を備えることができる。
【0025】
前記荷重印加部30は、前記着座部10の後方に配置され、複数の重りで構成されるが、前記回動バー20とケーブルCで接続されて前記回動バー20の回動によって昇降できる。
【0026】
前記可変抵抗モジュール40は、前記回動バー20と前記荷重印加部30とを媒介するが、前記ケーブルCの前記回動バー20との接続位置を可変するようにして前記回動バー20に印加された荷重を変えることができる。
【0027】
具体的に、前記可変抵抗モジュール40は、前記荷重印加部30の荷重は同じに保たれるが、ユーザがグリップするグリップ部23とケーブルCとの離隔距離を変化させることにより回動部を回動させるための外力の大きさが変化するようにするのである。
【0028】
ユーザは、前記回動バー20を回動させるための荷重の大きさを変更するために、前記荷重印加部30の重りの個数を変更するか、荷重印加部30の重りは維持するが、前記可変抵抗モジュール40を操作してこれを実現することができる。
【0029】
前記可変抵抗モジュール40に関する具体的な説明は、以下図2を参照して詳細に説明する。
【0030】
本発明の一実施形態に係る運動器具1は、フレーム部50を含むことができる。
【0031】
前記フレーム部50は、起立部51、ベース部53、空間提供部55、足場部57及び回動バー支持部59を備えることができる。
【0032】
前記起立部51は、底面から起立され、前記荷重印加部30が収容される空間を提供することができる。
【0033】
前記ベース部53は、前記起立部51の下側端から前方に延びて底面に着座され、前記メイン回動軸21が取り付けられる空間を提供することができる。
【0034】
前記起立部51とベース部53は「L」字状に形成され、前記起立部51の起立が容易に維持されるようにする。
【0035】
前記空間提供部55は、上部側は前記起立部51に接続され、下部側は前記ベース部53に接続され、前記着座部10が装着される空間を提供し、前記着座部10の後方に配置され、ユーザが背中を傾けることができる背もたれ部551を備えることができる。
【0036】
前記背もたれ部551は、前記空間提供部55に装着されるが、パネル状に形成され、前記着座部10に座ったユーザが背を寄せて前記回動バー20を回動させるようにすることができる。
【0037】
前記足場部57は、前記ベース部53の前端から延びて、前記着座部10に着座したユーザが足を支持することができる空間を提供することができる。
【0038】
前記回動バー支持部59は、前記ベース部53に接続されるが、前記回動バー20の前記起立部51の方向に回動を制限することができる。
【0039】
前記回動バー20は、前記着座部10に基づいて、一側に配置される第1回動バー20aと、他側に配置される第2回動バー20bとから構成され得る。
【0040】
ユーザの左手は第1回動バー20aに形成された第1グリップ部23をグリップし、右手は第2回動バー20bに形成された第2グリップ部23をグリップ(把持)したまま、第1回動バー20aと第2回動バー20bを回動させて運動することができる。
【0041】
前記可変抵抗モジュール40は、前記第1回動バー20aに接続された第1可変抵抗モジュールと、前記第2回動バー20bに接続された第2可変抵抗モジュールとから構成され得る。
【0042】
前記第1可変抵抗モジュールと前記第2可変抵抗モジュールは、同一の荷重印加部30に接続され得る。
【0043】
図3は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具の可変抵抗器モジュールを説明するための概略斜視図であり、図4は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗器モジュールを備えた運動器具の可変抵抗モジュールの操作とそれによる効果を説明するための概略図であり、図5は、本発明の一実施形態に係る可変抵抗モジュールを備えた運動器具の可変抵抗モジュールの構成要素を説明するための概略図である。
【0044】
図3図5を参照すると、本発明の運動機構1の可変抵抗モジュール40は、取り付けバー41、位置移動部43、固定部45、ケーブル接続部47及び取り付けバー接続部42を備えることができる。
【0045】
前記取り付けバー41は、前記回動バー20に形成されるが、前記グリップ部23と隣接して配置され、高さ方向に装着空間を形成することができる。
【0046】
前記取り付けバー41には、高さ方向に沿って目盛りを形成することができ、ユーザは前記位置移動部43の位置を目盛りにより確認することができる。
【0047】
前記位置移動部43は、前記取り付けバー41に接続されるが、前記取り付けバー41の高さ方向に沿って摺動可能とするように接続され得る。
【0048】
ここで、前記取り付けバー41の高さ方向は、前記グリップ部23との離隔距離が変化する方向である。
【0049】
前記固定部45は前記位置移動部43に接続されるが、前記取り付けバー41に締結されて前記位置移動部43の前記取り付けバー41への摺動が制限されるようにするか前記取り付けバー41から締結解除されて前記位置移動部43の取り付けバー41に対する摺動が可能とするようにすることができる。前記固定部45は、前記位置移動部43の位置移動を制限する一種のロック装置である。
【0050】
前記ケーブル接続部47は、位置移動部43に接続され、前記ケーブルCに接続され得る。前記ケーブルCは、一側が前記荷重印加部30に接続され、他側がケーブル接続部47に固定される。
【0051】
前記位置移動部43は、前記グリップ部23との離隔距離が遠くなると、前記荷重印加部30を昇降させるための前記グリップ部23に印加された第1外力のベクトル経路を長くして、前記第1外力の大きさを増加させることができる。
【0052】
参考として、前記回動バー20を回動させるための最小力は、前記ケーブルCが前記グリップ部23と前記荷重印加部30を一直線に接続した状態で作用する。
【0053】
また、前記回動バー20を回動させるための力の大きさは、前記位置移動部43の前記グリップ部23からの離隔距離方向と距離に応じて変化される。
【0054】
具体的には、前記位置移動部43が前記グリップ部23から離れる方向に移動すると、前記回動バー20を回動させるための力の大きさは相対的に大きくなるがこれは前記グリップ部23に印加された外力(ユーザが引く力)のケーブルCを引くための力の屈折角が大きくなると同時に離れるからである(図4(a)参照)。
【0055】
また、前記位置移動部43は、前記グリップ部23との離隔距離が近づくと、前記荷重印加部30を昇降させるための前記グリップ部23に印加された第2外力のベクトル経路を短くして、前記第2外力の大きさが小さくなることにすることができる。
【0056】
具体的に、前記位置移動部43が前記グリップ部23に近づく方向に移動すると、前記回動バー20を回動させるための力の大きさが相対的に小さくなるがこれは前記グリップ部23に印加された外力(ユーザが引く力)のケーブルCを引くための力の屈折角が小さくなると同時に近づくからである(図4(b)参照)。
【0057】
ユーザは、回動バー20を回動させることによって運動負荷(load)を荷重印加部30を調整するか、または前記位置移動部43の位置移動を介して実現することができる。
【0058】
前記取り付けバー接続部42は、前記取り付けバー41と回動バー20を媒介することができ、前記回動バー20に着脱可能に形成することができる。ユーザは、本発明の可変抵抗モジュール40を既存の運動器具1の回動部材に取り付けて、可変抵抗モジュール40を介した負荷(load)変化を容易に活用することができる。
【0059】
前記位置移動部43は、摺動部431、媒介接続部433及び接続部回動軸435を備えることができる。
【0060】
前記摺動部431は、前記取り付けバー41の外周面に対応する形状に形成されたまま、前記取り付けバー41を取り囲むことができる。
【0061】
前記媒介接続部433は、前記摺動部431に固定されて前記摺動部431と連動することができる。
【0062】
前記媒介接続部433は、「コ」字状に形成され得、前記摺動部431は、「コ」字状の内側空間に配置され得る。
【0063】
前記接続部回動軸435は、前記媒介接続部433と前記ケーブル接続部47とを媒介するが、前記媒介接続部433に回動可能とするように装着され、前記ケーブル接続部47の前記媒介接続部433への回動を可能にすることができる。
【0064】
前記接続部回動軸435は、前記媒介接続部433の前記取り付けバー41への摺動時に、前記荷重印加部30による荷重により回動され、前記ケーブルCの折れを防止することができる。
【0065】
また、接続部回動軸435は、前記媒介接続部433の離隔した両側端部を接続するが、前記摺動部431と離隔するように配置され、前記ケーブル接続部47の回動空間が確保されるようにすることができる。
【0066】
一方、前記取り付けバー41は、一側面から貫通された複数の貫通孔Hが形成され得る。前述した取り付けバー41の目盛は、複数の貫通孔と一対一対応するように形成される。
【0067】
前記固定部45は、固定本体部451と固定ボタン部453とを備えることができる。
【0068】
前記固定本体部451は、前記媒介接続部433に固定され得る。
【0069】
前記固定ボタン部453は、前記固定本体部451に収容されたまま印加された外力によって位置移動され得る。
【0070】
前記固定ボタン部453は、印加された外力によって前記取り付けバー41の方向に移動する場合、前記複数の貫通孔Hの内、いずれか1つに挿入され、前記媒介接続部433の前記取り付けバー41に対する位置移動を制限されるようにすることができる。
【0071】
また、前記固定ボタン部453は、印加された外力により前記取り付けバー41から離れる方向に移動される場合、挿入された複数の貫通孔Hから離脱して前記媒介接続部433の前記取り付けバー41に対する位置移動を自由にするようにすることができる。
【0072】
前記では、本発明に係る実施例に基づいて本発明の構成と特徴を説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明の思想と範囲内で種々変更又は変形できることは、本発明が属する技術分野の当業者には明らかであり、したがって、そのような変更または変形は添付の特許請求の範囲に属することを明らかにする。
【符号の説明】
【0073】
1:可変抵抗モジュールを備えた運動器具
10:着座部
20:回動バー
21:メイン回動軸
23:グリップ部
30:荷重印加部
40:可変抵抗モジュール
41:取り付けバー
42:取り付けバー接続部
43:位置移動部
431:スライド部
433:媒介接続部
435:接続部回動軸
45:固定部
451:固定本体部
453:固定ボタン部
47:ケーブル接続部
50:フレーム部
51:起立部
53:ベース部
55:空間提供部
551:背もたれ部
57:足場部
59:回動バー支持部
図1
図2
図3
図4
図5