(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180383
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】情報処理システム、プログラム、情報処理方法
(51)【国際特許分類】
A63F 13/85 20140101AFI20241219BHJP
A63F 13/53 20140101ALI20241219BHJP
A63F 13/216 20140101ALI20241219BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20241219BHJP
【FI】
A63F13/85
A63F13/53
A63F13/216
A63F13/79 500
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024098999
(22)【出願日】2024-06-19
(62)【分割の表示】P 2023097404の分割
【原出願日】2023-06-14
(71)【出願人】
【識別番号】512294021
【氏名又は名称】株式会社アカツキ
(74)【代理人】
【識別番号】110002790
【氏名又は名称】One ip弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】コウ セイブン
(57)【要約】
【課題】通知情報をプレイヤ端末の表示部に表示する、または、表示しないことを判定
して、通知情報をプレイヤ端末の表示部に表示する、または、表示することができる情報
処理システムを提供することである。
【解決手段】本発明の一態様によれば、通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可
能かどうかを判定して、前記通知対象情報を前記プレイヤ端末の表示部への通知情報とし
て表示可能かどうかを示す表示可否情報を生成する通知条件判定部と、前記表示可否情報
に基づいて、前記プレイヤ端末の表示部への前記通知情報の表示非表示を制御する表示制
御部と、を備える、情報処理システムが得られる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定して、前記通知対象情
報を前記プレイヤ端末の表示部への通知情報として表示可能かどうかを示す表示可否情報
を生成する通知条件判定部と、
前記表示可否情報に基づいて、前記プレイヤ端末の表示部への前記通知情報の表示非表
示を制御する表示制御部と、
を備える、情報処理システム。
【請求項2】
前記通知条件判定部は、プレイヤ操作により設定される表示可否条件情報に応じて、前
記通知対象情報を前記プレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定し、判定結果に応
じて表示可否情報を生成する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記表示可否条件情報としてインゲーム実行中に前記通知情報を表示不可であることが
設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際にプレイヤがプレイしているゲー
ムがインゲーム中である場合には、
前記通知条件判定部は、インゲーム中であることを判定し、前記通知対象情報に紐づく
表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記表示可否条件情報としてアウトゲーム実行中に前記通知情報を表示可能であること
が設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際にプレイヤがプレイしているゲ
ームがアウトゲーム中である場合には、
前記通知条件判定部は、アウトゲーム中であることを判定し、前記通知対象情報に紐づ
く表示可能情報を前記表示可否情報として生成する、請求項2に記載の情報処理システム
。
【請求項5】
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の特定IPアドレス、または、特定ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されている場合に前記通知情報を表示不可であ
ることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記プレイヤ端末が前
記特定IPアドレスまたは前記ネットワークアドレスの少なくともいずれかに接続されて
いる場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記特定IPアドレスまたは前記ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されていることを判定し、前記通知対象情報に
紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、請求項2ないし4のいずれか一
項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の特定IPアドレス、または、特定ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されている場合に前記通知情報を表示可能であ
ることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記プレイヤ端末が前
記特定IPアドレスまたは前記ネットワークアドレスの少なくともいずれかに接続されて
いる場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記特定IPアドレスまたは前記ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されていることを判定し、前記通知対象情報に
紐づく表示可能情報を前記表示可否情報として生成する、請求項2ないし4のいずれか一
項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の位置情報に位置している場合に前記通知情
報を表示不可であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記
プレイヤ端末が前記位置情報に位置している場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記位置情報に位置していることを判定し
、前記通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、請求項2
ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の位置情報に位置している場合に前記通知情
報を表示可能であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記
プレイヤ端末が前記位置情報に位置している場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記位置情報に位置していることを判定し
、前記通知対象情報に紐づく表示可能情報を前記表示可否情報として生成する、請求項2
ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記表示可否条件情報として前記プレイヤ端末が基準速度以上で移動している場合に前
記通知情報を表示不可であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した
際に前記プレイヤ端末が前記基準速度以上で移動している場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記基準速度以上で移動していることを判
定し、前記通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、請求
項2ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の他の端末が所定距離内に位置している場合
に前記通知情報を表示不可であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得
した際に前記他の端末が所定距離内に位置している場合には、
前記通知条件判定部は、前記他の端末が所定距離内に位置していることを判定し、前記
通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、請求項2ないし
4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記表示可否条件情報として前記通知対象情報がプレイヤ指定のプレイヤ端末の特定機
能による通知情報である場合に前記通知情報を表示不可であることが設定されていて、且
つ、前記通知対象情報を取得した際に前記通知対象情報が前記プレイヤ指定の前記特定機
能による通知情報である場合には、
前記通知条件判定部は、前記通知対象情報が前記プレイヤ指定の前記特定機能による通
知情報であることを判定し、前記通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報
として生成する、請求項2ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項12】
前記プレイヤ指定の特定機能による通知情報は、メール機能からのメール受信通知情報
、または、SNSアプリからのメッセージ受信通知情報、チャット機能からのメッセージ
受信通知情報、通話機能からの着信通知情報、バッテリー残量確認機能からの残量通知情
報のうちの少なくともいずれかを含む、請求項11に記載の情報処理システム。
【請求項13】
前記プレイヤ端末から条件設定入力情報を受信すると、当該条件設定入力情報に基づい
て、前記表示可否条件情報を設定する表示可否条件設定部をさらに備え、
前記表示可否条件設定部は、前記表示可否条件情報を異種別で複数設定される、請求項
2ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
【請求項14】
通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定して、前記通知対象情
報を前記プレイヤ端末の表示部への通知情報として表示可能かどうかを示す表示可否情報
を生成することと、
前記表示可否情報に基づいて、前記プレイヤ端末の表示部への前記通知情報の表示非表
示を制御することと、
を情報処理システムに実行させるプログラム。
【請求項15】
通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定して、前記通知対象情
報を前記プレイヤ端末の表示部への通知情報として表示可能かどうかを示す表示可否情報
を生成することと、
前記表示可否情報に基づいて、前記プレイヤ端末の表示部への前記通知情報の表示非表
示を制御することと、
を含む、情報処理システムで実行される情報処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、プログラム、情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ゲームの中には、プレイヤの通知設定を参照し、通知対象情報が何れの通知設定に該当
するかを判定し、プレイヤ端末の表示部に通知対象情報を通知情報として表示する、また
は、表示しないことを選択するものがある。
【0003】
特許文献1には、ペアレンタルコントロールのアラームメッセージや中断メッセージの
時間帯が選べる情報処理システムが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示された情報処理システムにおいては、第1の情報処理装置においてアプ
リケーションプログラムの実行可能時間について制限を設定可能であり、かつ、制限の一
時的な解除も可能であるペアレンタルコントロール設定部を備えている。
【0006】
特許文献1に示された情報処理システムのペアレンタルコントロールは、実行可能時間
について制限を設定可能であり、かつ、制限の一時的な解除が可能である。しかしながら
、制限をしたい条件は現実的に多様であり、より新規な通知設定が可能であることが望ま
しい。
【0007】
そこで、本開示は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、通知情報をプ
レイヤ端末の表示部に適切なタイミングで表示する、または、表示しないことを設定する
ことができる情報処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様によれば、通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを
判定して、前記通知対象情報をプレイヤ端末の表示部への通知情報として表示の可否を示
す表示可否情報を生成する通知条件判定部と、表示可否情報に基づいて、プレイヤ端末の
表示部に、通知情報を表示する、または、表示しない表示制御部と、を備える、情報処理
システムが得られる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば通知情報をプレイヤ端末の表示部に適切なタイミングで表示する、また
は、表示しないことを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施の形態による動画配信システムの構成例を示す図である。
【
図2】本発明の実施の形態によるサーバ装置の機能上の構成例を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施の形態によるプレイヤ端末の機能上の構成例を示すブロック図である。
【
図4】本発明の実施の形態によるプレイヤ端末の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。
本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同
一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0012】
本発明は、以下のような構成を備える。
[項目1]
通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定して、前記通知対象情
報を前記プレイヤ端末の表示部への通知情報として表示可能かどうかを示す表示可否情報
を生成する通知条件判定部と、
前記表示可否情報に基づいて、前記プレイヤ端末の表示部への前記通知情報の表示非表
示を制御する表示制御部と、
を備える、情報処理システム。
[項目2]
前記通知条件判定部は、プレイヤ操作により設定される表示可否条件情報に応じて、前
記通知対象情報を前記プレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定し、判定結果に応
じて表示可否情報を生成する、項目1に記載の情報処理システム。
[項目3]
前記表示可否条件情報としてインゲーム実行中に前記通知情報を表示不可であることが
設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際にプレイヤがプレイしているゲー
ムがインゲーム中である場合には、
前記通知条件判定部は、インゲーム中であることを判定し、前記通知対象情報に紐づく
表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、項目2に記載の情報処理システム。
[項目4]
前記表示可否条件情報としてアウトゲーム実行中に前記通知情報を表示可能であること
が設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際にプレイヤがプレイしているゲ
ームがアウトゲーム中である場合には、
前記通知条件判定部は、アウトゲーム中であることを判定し、前記通知対象情報に紐づ
く表示可能情報を前記表示可否情報として生成する、項目2に記載の情報処理システム。
[項目5]
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の特定IPアドレス、または、特定ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されている場合に前記通知情報を表示不可であ
ることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記プレイヤ端末が前
記特定IPアドレスまたは前記ネットワークアドレスの少なくともいずれかに接続されて
いる場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記特定IPアドレスまたは前記ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されていることを判定し、前記通知対象情報に
紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、項目2ないし4のいずれか一項
に記載の情報処理システム。
[項目6]
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の特定IPアドレス、または、特定ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されている場合に前記通知情報を表示可能であ
ることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記プレイヤ端末が前
記特定IPアドレスまたは前記ネットワークアドレスの少なくともいずれかに接続されて
いる場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記特定IPアドレスまたは前記ネットワ
ークアドレスの少なくともいずれかに接続されていることを判定し、前記通知対象情報に
紐づく表示可能情報を前記表示可否情報として生成する、項目2ないし4のいずれか一項
に記載の情報処理システム。
[項目7]
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の位置情報に位置している場合に前記通知情
報を表示不可であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記
プレイヤ端末が前記位置情報に位置している場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記位置情報に位置していることを判定し
、前記通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、項目2な
いし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[項目8]
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の位置情報に位置している場合に前記通知情
報を表示可能であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した際に前記
プレイヤ端末が前記位置情報に位置している場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記位置情報に位置していることを判定し
、前記通知対象情報に紐づく表示可能情報を前記表示可否情報として生成する、項目2な
いし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[項目9]
前記表示可否条件情報として前記プレイヤ端末が基準速度以上で移動している場合に前
記通知情報を表示不可であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得した
際に前記プレイヤ端末が前記基準速度以上で移動している場合には、
前記通知条件判定部は、前記プレイヤ端末が前記基準速度以上で移動していることを判
定し、前記通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、項目
2ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[項目10]
前記表示可否条件情報としてプレイヤ指定の他の端末が所定距離内に位置している場合
に前記通知情報を表示不可であることが設定されていて、且つ、前記通知対象情報を取得
した際に前記他の端末が所定距離内に位置している場合には、
前記通知条件判定部は、前記他の端末が所定距離内に位置していることを判定し、前記
通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報として生成する、項目2ないし4
のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[項目11]
前記表示可否条件情報として前記通知対象情報がプレイヤ指定のプレイヤ端末の特定機
能による通知情報である場合に前記通知情報を表示不可であることが設定されていて、且
つ、前記通知対象情報を取得した際に前記通知対象情報が前記プレイヤ指定の前記特定機
能による通知情報である場合には、
前記通知条件判定部は、前記通知対象情報が前記プレイヤ指定の前記特定機能による通
知情報であることを判定し、前記通知対象情報に紐づく表示不可情報を前記表示可否情報
として生成する、項目2ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[項目12]
前記プレイヤ指定の特定機能による通知情報は、メール機能からのメール受信通知情報
、または、SNSアプリからのメッセージ受信通知情報、チャット機能からのメッセージ
受信通知情報、通話機能からの着信通知情報、バッテリー残量確認機能からの残量通知情
報のうちの少なくともいずれかを含む、項目11に記載の情報処理システム。
[項目13]
前記プレイヤ端末から条件設定入力情報を受信すると、当該条件設定入力情報に基づい
て、前記表示可否条件情報を設定する表示可否条件設定部をさらに備え、
前記表示可否条件設定部は、前記表示可否条件情報を異種別で複数設定される、項目2
ないし4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
[項目14]
通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定して、前記通知対象情
報を前記プレイヤ端末の表示部への通知情報として表示可能かどうかを示す表示可否情報
を生成することと、
前記表示可否情報に基づいて、前記プレイヤ端末の表示部への前記通知情報の表示非表
示を制御することと、
を情報処理システムに実行させるプログラム。
[項目15]
通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定して、前記通知対象情
報を前記プレイヤ端末の表示部への通知情報として表示可能かどうかを示す表示可否情報
を生成することと、
前記表示可否情報に基づいて、前記プレイヤ端末の表示部への前記通知情報の表示非表
示を制御することと、
を含む、情報処理システムで実行される情報処理方法。
【0013】
<第1の実施の形態>
<構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態による情報処理システムの構成例を示す図である。
【0014】
本実施の形態の情報処理システムは、サーバ装置1(例えば、ゲームサーバ)と、プレ
イヤ端末2(例えば、プレイヤがゲームをプレイするために使うパーソナルコンピュータ
、タブレット端末、スマートフォン等)と、ネットワーク3(例えば、インターネット等
)と、を備える。
【0015】
本実施の形態の情報処理システムは、サーバ装置1が、ネットワーク3を介して、プレ
イヤ端末2にゲームを配信する。プレイヤ端末2は、通知対象情報をプレイヤ端末2の表
示部に表示するかどうかを判定して、判定結果に基づき通知対象情報を通知情報としてプ
レイヤ端末2の表示部に表示する(または、表示しない)。また、プレイヤは、プレイヤ
端末2に対して通知対象情報をプレイヤ端末2の表示部に表示するかどうかを設定するこ
とによって、プレイヤ端末の表示部への通知情報の表示非表示を制御することができる。
【0016】
<サーバ装置の構成>
図2は、本発明の実施の形態のサーバ装置1の機能上の構成例を示すブロック図である
。
【0017】
サーバ装置1は、システム管理者等が各種サービスを運営・管理する際に利用する情報
処理装置(コンピュータ)であり、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュー
タのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウド・コンピューティング技術
によって論理的に実現されてもよい。サーバ装置1は、サーバ装置1全体の制御を行う制
御部11と、各種データ・プログラムを記憶する記憶部12と、ネットワーク3を介して
プレイヤ端末2との間でデータを送受信するサーバ通信部13を有する。
【0018】
サーバ装置1は、サーバ装置1全体の制御を行う制御部11と、各種データ・プログラ
ムを記憶する記憶部12と、ネットワーク3を介してプレイヤ端末2との間でデータを送
受信するサーバ通信部13を有する。
【0019】
<制御部>
制御部11は、各部間のデータの受け渡しを行うとともに、サーバ装置1全体の制御を
行うものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU
(Graphics Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプ
ログラムを実行することによって実現される。本実施の形態の制御部11は、少なくとも
、ゲーム実行部111と、操作情報受信部112と、処理結果生成部113と、通知条件
判定部214を備える。制御部11の各機能部は、メモリや後述のゲーム情報記憶部12
1に格納されているプログラムをCPUが実行することにより実現することができる。
【0020】
ゲーム実行部111は、ゲームプログラムに従ってゲームを進行させる処理を実行する
機能を有する。本実施の形態における情報処理システムによるゲームは、任意の種類のゲ
ームであってよく、例えば、恋愛ゲーム、対戦ゲーム、パズルゲーム、アクションゲーム
、野球ゲーム、サッカーゲーム、その他スポーツゲーム、クイズゲーム、ピンボールゲー
ム、カードゲーム、リズムゲーム、RPG、アドベンチャーゲーム、カジノゲーム、シミ
ュレーションゲーム、ストラテジーゲーム、ボードゲーム、レーシングゲームなどであっ
てよい。また、ゲームには、例えば、所謂「インゲーム」と呼ばれる実際のゲームプレイ
に関する部分であって、ゲーム内のキャラクタなどを操作したり、パズルを操作したりな
どしてステージ(クエスト)を進めたり、カードやレースなどで対戦相手と対戦したり、
といったようにゲームを進行させるための「ゲーム進行パート」だけでなく、所謂「アウ
トゲーム」と呼ばれる、ゲーム内のキャラクタやアイテム等のゲーム媒体をプレイヤに抽
選で付与する所謂「ガチャ」などの「抽選パート」、ゲーム内で使用するキャラクタ等の
ゲーム媒体を選択する「編成パート」、キャラクタやアイテム等を強化する「強化パート
」等を含んでいてもよい。
【0021】
操作情報受信部112は、プレイヤ端末2より送信された操作情報を受信する。受信し
た操作情報は、ゲーム実行部111によりゲームプログラムが処理されるための指示情報
として用いられる。
【0022】
処理結果生成部113は、ゲーム実行部111により実行されたゲームプログラムの処
理結果を生成する処理を実行する機能を有している。生成された処理結果は、処理結果生
成部113により後述のプレイヤ端末2に送信されて、後述の表示部24により出力され
る。
【0023】
<記憶部>
記憶部12は、各種制御処理や制御部11内の各機能を実行するためのプログラム、入
力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory
)、ROM(Read Only Memory)、SRAM(Static Rand
om Access Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk
Drive)、SSD(Solid State Drive)、その他のストレージ
等の1つあるいはそれらの任意の組み合わせによって構成される。また、記憶部12は、
サーバ装置1が通信を行ったときには、サーバ装置1の通信内容を一時的に記憶する。本
実施の形態の記憶部12には、特に、サーバ装置1が行う後述する処理を制御部11に実
行させるプログラムが記憶されている。記憶部12は、ゲーム情報記憶部121を備える
。
【0024】
ゲーム情報記憶部121は、ゲームに関するゲーム情報を記憶する。ゲーム情報は、ゲ
ームの種類に応じて適宜構成される。ゲーム情報は、ゲームの進行に応じて生成される。
ゲーム情報には、プレイヤが所有するキャラクタ、アイテム等のゲーム媒体情報を記憶す
る。ゲーム媒体情報は、例えば、プレイヤが所持するキャラクタ情報やアイテム情報、ゲ
ーム内通貨情報などがある。ゲーム情報には、例えばプレイヤ情報(レベル、スタミナ、
ステージ数、ゲーム進行度など)や、その他のプレイヤ及びゲームのプレイ状況に関する
情報を含むことができる。
【0025】
<サーバ通信部>
サーバ通信部13は、後述のネットワーク3を介して、後述のプレイヤ端末2の後述の
端末通信部25と接続されている。サーバ通信部13と、プレイヤ端末2の端末通信部2
5とは、互いに情報を送受信する。このため、サーバ装置1は、サーバ通信部13を介し
てプレイヤ端末2から各種のコマンド(リクエスト)を受信すると、制御部11において
ゲームプログラムによる処理を実行し、ゲームプログラムの処理結果(例えば、ゲーム画
像やゲーム音声等)がプレイヤ端末2に送信される。なお、上記ゲームプログラムの一部
は、プレイヤ端末2に送信されてプレイヤ端末2上で実行されてもよい。
【0026】
<ネットワークの構成>
ネットワーク3は、インターネット網などである。サーバ装置1とプレイヤ端末2とは
、ネットワーク3を介して互いにアクセス可能に接続される。
【0027】
<プレイヤ端末2>
図3は、
図1のプレイヤ端末2の機能ブロック図である。プレイヤ端末2は、プレイヤ
が所持し利用することができる情報処理装置(例えば、スマートフォン、携帯電話端末、
タブレット端末等)である。プレイヤ端末2は、サーバ装置1から送信されたゲームプロ
グラムの処理結果をゲームアプリケーションまたはWebブラウザを介して出力(例えば
、ゲーム表示部表示、ゲーム音声出力等)することができる。プレイヤ端末2は、プレイ
ヤ端末2全体の制御を行う制御部21と、各種データ・プログラムを記憶する記憶部22
と、プレイヤが操作入力を行うための入力部23と、ゲーム表示部・操作表示部等を表示
する表示部24と、サーバ装置1との間で情報通信を行う端末通信部25と、を有する。
【0028】
<制御部>
制御部11は、各部間のデータの受け渡しを行うとともに、サーバ装置1全体の制御を
行うものであり、CPU(Central Processing Unit)やGPU
(Graphics Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプ
ログラムを実行することによって実現される。本実施の形態のプレイヤ端末2の制御部2
1は、少なくとも、操作情報受付部211と、ゲーム動作部212と、処理結果受信部2
13と、通知条件判定部214、表示制御部215と、を備える。本実施の形態のプレイ
ヤ端末2の制御部21は、さらに、表示可否条件設定部216を備えていてもよい。制御
部21の各機能部は、メモリや後述の記憶部22に格納されているプログラムをCPUが
実行することにより実現することができる。
【0029】
操作情報受付部211は、プレイヤによって後述の入力部23に入力されたゲームに関
する操作情報を受け付けて、また、受け付けたゲームに関する操作情報をゲーム動作部2
12に出力する。
【0030】
ゲーム動作部212は、ゲームアプリケーションを動作させるための処理を実行する。
ゲーム動作部212は、後述の記憶部22に記憶されたゲーム動作情報に含まれるゲーム
ソフトウェアと、プレイヤによって後述の入力部23から入力されたゲームに関する操作
情報に基づいてゲームを開始及び動作させる。ゲーム動作部212は、ゲームの動作に伴
い、ゲーム動作情報に含まれる画像データからゲーム用の画像を生成し、生成した画像を
後述の表示部24に出力させるための制御処理を行う。同様にして、ゲーム動作部212
は、ゲームの動作に伴い、ゲーム動作情報に含まれる音楽データや音声データからゲーム
用の音楽や音声を生成し、生成した音楽や音声をプレイヤ端末2から出力させるための制
御処理を行う。
【0031】
なお、ここでは、ネイティブアプリがWebアプリの機能を一部実行する、すなわち、
プレイヤ端末2のゲーム動作部212がサーバ装置1の処理結果生成部113の機能を一
部実行する構成について説明したが、後述するようにゲーム動作部212を有さずに処理
結果生成部113が処理結果として全てのゲーム用画像、音声を生成するように構成され
ていてもよいし、ゲーム動作部212によって全てのゲーム用画像、音声を生成するよう
に構成されていてもよい。
【0032】
ゲーム動作部212を有する場合、ゲーム動作部212が動作させるゲームにおける所
定のパラメータはサーバ装置1にて管理される。例えば、ゲームにおけるレベルや、ゲー
ム内通貨といったパラメータが、サーバ装置1にて管理される。そのため、ゲーム動作部
212は、ゲームにおいてこれらの所定のパラメータの変化が伴う処理が発生する場合に
は、サーバ装置1との通信を行うことにより、サーバ装置1が管理するパラメータを更新
させる。そして、ゲーム動作部212は、更新後のパラメータをサーバ装置1から受信し
、この更新後のパラメータに基づいてゲームの動作を継続する。
【0033】
図4は、本発明の実施の形態によるプレイヤ端末2の一例を示す図である。
図4に示す
プレイヤ端末2は、表示画面241を有するスマートフォンである。表示部24には、表
示画面241などがある。
【0034】
図2に示す、サーバ装置1が処理結果生成部113を有する場合には、処理結果受信部
213は、処理結果生成部113により生成及び送信された処理結果を受信し、表示部2
4に表示するように動作する。
【0035】
通知条件判定部214は、通知対象情報をプレイヤ端末2の表示部24に表示可能かど
うかを判定して、後述のプレイヤ端末2の表示部24への通知情報の表示の可否を示す表
示可否情報を生成する。プレイヤ端末2の表示部24には、プレイヤ端末2の後述の表示
画面241などがある。
【0036】
プレイヤ端末2には、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、携
帯電話などがある。通知対象情報には、メール受信の通知情報、SNSのメッセージ受信
の通知情報、チャットアプリの受信通知情報、電話着信の通知情報、バッテリーの容量不
足の通知情報、本アプリ内の通知、他のアプリの通知情報(例えば、スタミナが所定量ま
で回復した、レイドが発生した等)などがある。
【0037】
通知条件判定部214は、例えばプレイヤ操作により設定される表示可否条件情報に応
じて、通知対象情報をプレイヤ端末の表示部に表示可能かどうかを判定して、プレイヤ端
末の表示部24への通知情報の表示の可否を示す表示可否情報を生成する。表示可否情報
には、後述のプレイヤ端末2の後述の表示部24に通知情報を表示しないことを示す表示
可否情報(以下、「表示不可情報」という。)と、プレイヤ端末2の表示部24に通知情
報を表示することを示す表示可否情報(以下、「表示可能情報」という。)と、がある。
【0038】
例えば表示可否条件情報として「インゲーム実行中に表示不可」であることが設定され
ていて、通知対象情報を取得した際にインゲームフラグ情報などにより現在インゲーム中
であることが示されている場合には、通知条件判定部214は、インゲーム中であること
を判定し、通知対象情報に紐づく表示不可情報を生成する。このようにすれば、プレイヤ
は、インゲーム中は、後述のプレイヤ端末2の表示部24に通知情報を表示しないことに
よって、インゲームが中断されたり画面が見えづらくなったりせずにゲームに集中するこ
とができる。
【0039】
インゲーム中とは、例えば、ロールプレイングゲームのクエスト中、リズムゲームのリ
ズムゲーム中、グループバトルゲームのグループバトル、格闘ゲームの格闘中、パズルゲ
ームのパズルゲーム中、シューティングゲームのシューティングゲーム中、アドベンチャ
ーゲームのアドベンチャー中、レースゲームのレース中、競馬ゲームのレース中、ボード
ゲームのボードゲーム中、カードゲームのカードゲーム中などである。特に、全て所定以
上の評価を得ることで特典が得られるインゲーム(リズムゲームなど)や、時間制限が設
けられているインゲーム(ボードゲームやレースゲームなど)、リアルタイムで相手の操
作が反映されるインゲーム(格闘ゲームやレースゲームなど)において、より好適である
。
【0040】
また、例えば表示可否条件情報として「アウトゲーム実行中のみに表示可能」であるこ
とが設定されていて、通知対象情報を取得した際にアウトゲームフラグ情報などにより現
在アウトゲーム中であることが示されている場合(もしくは、インゲームフラグ情報など
により現在インゲーム中ではないことが示されている場合)には、通知条件判定部214
は、アウトゲーム中であることを判定し、通知対象情報に紐づく表示可能情報を生成する
。このようにすれば、プレイヤは、アウトゲーム中に、後述のプレイヤ端末2の表示部2
4に通知情報を表示して、通知情報の内容を知ることができ、換言するとインゲームを妨
げられずゲームに集中することができる。
【0041】
アウトゲーム中とは、インゲーム中ではない期間である。アウトゲーム中とは、例えば
、ロールプレイングゲーム、音ゲーム、グループバトルゲーム、格闘ゲーム、パズルゲー
ム、シューティングゲーム、アドベンチャーゲーム、レースゲーム、競馬ゲーム、ボード
ゲーム、カードゲームなどのインゲームの準備中(例えば、ロールプレイングゲーム、グ
ループバトルゲーム、格闘ゲームなどでパーティ、または、デッキを組んでいるとき、競
馬ゲームで出場馬を決めているとき、カードゲームでデッキを組んでいるとき)などであ
る。
【0042】
また、例えば表示可否条件情報として「プレイヤ指定の特定IPアドレス、または、特
定ネットワークアドレスに接続されている場合に表示不可」であることが設定されていて
、通知対象情報を取得した際にプレイヤ端末2のネットワーク接続情報としてプレイヤ指
定の特定IPアドレス、または、特定ネットワークアドレスに接続されていることが示さ
れている場合には、通知条件判定部214は、ゲームのプレイヤが特定のIPアドレス、
または、特定のネットワークアドレスで接続していることを判定し、通知対象情報に紐づ
く表示不可情報を生成してもよい。このようにすれば、プレイヤが学校や職場などに居る
ときには、通知情報を後述のプレイヤ端末2の表示部24に表示しないようにすることが
できる。また、逆に、表示可否条件情報として「プレイヤ指定の特定IPアドレス、また
は、特定ネットワークアドレスに接続されている場合に表示可能」であることを設定して
もよい。このようにすれば、プレイヤが家やネットカフェなどにいるときには、通知情報
を後述のプレイヤ端末2の表示部24に表示するようにすることができる。
【0043】
また、例えば表示可否条件情報として「プレイヤ指定の位置情報(例えば座標情報や、
場所情報など)に位置している場合に表示不可」であることが設定されていて、通知対象
情報を取得した際にプレイヤ端末2の位置情報としてプレイヤ指定の位置情報の位置にい
ることが示されている場合には、通知条件判定部214は、ゲームのプレイヤが特定の座
標位置に位置していることを判定して、通知対象情報に紐づく表示不可情報を生成しても
よい。このようにすれば、プレイヤが学校や職場などに居るときには、通知情報を後述の
プレイヤ端末2の表示部24に表示しないようにすることができる。また、逆に、表示可
否条件情報として「プレイヤ指定の位置情報(例えば座標情報や、場所情報など)に位置
している場合に表示可能」であることを設定してもよい。このようにすれば、プレイヤが
家やネットカフェなどにいるときには、通知情報を後述のプレイヤ端末2の表示部24に
表示するようにすることができる。
【0044】
また、例えば表示可否条件情報として「プレイヤ端末2が基準速度以上で移動している
場合に表示不可」であることが設定されていて、通知対象情報を取得した際にプレイヤ端
末2の位置情報の遷移等からプレイヤ端末2が基準速度以上で移動していることが示され
ている場合には、通知条件判定部214は、ゲームのプレイヤが高速移動(基準速度以上
の移動)をしていることを判定し、通知対象情報に紐づく表示不可情報を生成してもよい
。このようにすれば、プレイヤが自動車や自転車などを運転中などの場合には、通知情報
を後述のプレイヤ端末2の表示部24に表示しないようにすることができる。
【0045】
また、例えば表示可否条件情報として「プレイヤ指定の他の端末が所定距離内(例えば
、相互通信距離内)に位置している場合に表示不可」であることが設定されていて、通知
対象情報を取得した際にプレイヤ指定の他の端末が所定距離内に位置していることが示さ
れている場合(例えば、プレイヤ端末2と相互通信をして、プレイヤ指定の端末IDまた
はプレイヤIDなどが検出される場合など)には、通知条件判定部214は、ゲームのプ
レイヤの近くに特定の他の端末が位置していることを判定し、通知対象情報に紐づく表示
不可情報を生成してもよい。このようにすれば、プレイヤが特定の第三者の近くにいる場
合(例えばフレンドとゲームプレイ中など)には、通知情報を後述のプレイヤ端末2の表
示部24に表示しないようにすることができる。
【0046】
また、例えば表示可否条件情報として「通知対象情報がプレイヤ指定のプレイヤ端末2
の特定機能による通知情報である場合(例えば、メール機能からのメール受信通知情報や
、SNSアプリからのメッセージ受信通知情報、チャット機能からのメッセージ受信通知
情報、通話機能からの着信通知情報、バッテリー残量確認機能からの残量通知情報など)
に表示不可」であることが設定されていて、通知対象情報を取得した際に当該通知対象情
報がプレイヤ指定の特定機能からの通知情報である場合には、通知条件判定部214は、
通知対象情報がプレイヤ指定の特定機能からの通知情報(メールの受信通知情報や、SN
Sのメッセージ受信通知情報、チャットからのメッセージ受信通知情報、電話の着信通知
情報、バッテリー残量通知情報、その他プレイヤ端末2にインストールされたアプリ(例
えば他のアプリ)の通知情報)であることを判定して、通知対象情報に紐づく表示不可情
報を生成してもよい。このようにすれば、プレイヤはゲームと関係がない通知情報をプレ
イヤ端末2の後述の表示部24に表示しないようにすることができる。
【0047】
例えば表示可否条件情報として「プレイヤ指定の表示不可期間内である場合に表示不可
」であることが設定されていて、通知対象情報を取得した際に表示不可期間情報を参照し
て表示不可期間内であることが示されている場合には、通知条件判定部214は、表示不
可期間内であることを判定し、通知対象情報に紐づく表示不可情報を生成する。このよう
にすれば、プレイヤは、プレイヤ指定の表示不可期間内に、後述のプレイヤ端末2の表示
部24に通知情報を表示しないように設定することができる。また、逆に、表示可否条件
情報として「プレイヤ指定の表示可能期間内である場合に表示可能」であることを設定し
て表示可能期間情報を参照して判定するようにしてもよい。このようにすれば、プレイヤ
は、プレイヤ指定の表示可能期間内に、後述のプレイヤ端末2の表示部24に通知情報を
表示するように設定することができる。表示可能期間情報、および、表示不可期間情報は
、特定の時間帯(例えば、9~18時や0~8時など数値により設定可能であってもよい
し、予め設定された時間帯を示す期間(例えば朝(例えば6~12時に対応)、昼(12
時~14時)など)から選択してもよい)、または、特定の曜日(曜日ごとに設定可能で
あってもよいし、予め設定された複数の曜日を含む期間(例えば平日、週末など)から選
択してもよい)、特定の日(例えば、休日、祝日など)、特定の週(例えば、最終週など
)、特定の月(例えば、年末月(12月)、年度末月(3月)など)などの情報であって
もよい。
【0048】
なお、通知条件判定部214は、プレイヤ端末2の制御部21の機能部として上述した
例示のような判定機能を実行しているが、これに代えて、または、加えて、通知条件判定
部214の一部または全部の機能についてサーバ装置1の制御部11の機能部として備え
られてもよい。
【0049】
表示制御部215は、通知条件判定部214から表示可否情報を受信することによって
、表示部24への通知情報の表示非表示を制御する。
【0050】
入力部23は、プレイヤによる入力操作を受け付けて、所定の入力情報を生成する。
【0051】
表示可否条件設定部216は、プレイヤ端末2から条件設定入力情報を受信すると、条
件設定入力情報に基づいて、表示可否条件情報を設定する。設定された表示可否条件情報
は、例えば後述のプレイヤ設定記憶部221(もしくはゲーム情報記憶部121)に記憶
される。条件設定入力情報を入力する方法は、表示可否条件情報を設定可能であればどの
ような方法であってもよいが、例えば、プレイヤ端末2で実行されているゲームアプリケ
ーションの表示上で一以上の表示可否条件が表示されており、チェックボックス形式また
はプルダウン形式などにより表示可否条件を選択することで一または複数の表示可否条件
を設定してもよい。その際、例えば、表示可能期間情報または表示不可期間情報のように
数値などで詳細設定が必要な場合は、表示可否条件を選択後に詳細設定を実行可能であっ
てもよい。複数の表示可否条件が設定される場合には、同種別内での複数条件(例えば、
特定のIPアドレスやネットワークアドレス、端末IDやプレイヤIDが複数設定されて
いたり、複数の時間帯が設定されていたり、メール受信通知と電話着信通知が設定されて
いるなど)が設定されてもよいし、異種別の複数条件が設定されていてもよいし、両者を
組み合わせてもよい。
【0052】
<記憶部>
記憶部22は、各種制御処理や制御部21内の各機能を実行するためのプログラム、入
力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory
)、ROM(Read Only Memory)、SRAM(Static Rand
om Access Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk
Drive)、SSD(Solid State Drive)、その他のストレージ
等の1つあるいはそれらの任意の組み合わせによって構成される。また、記憶部22は、
プレイヤ端末2が通信を行ったときには、プレイヤ端末2の通信内容を一時的に記憶する
。本実施の形態の記憶部22には、特に、サーバ装置1が行う後述する処理を制御部21
に実行させるプログラムが記憶されている。記憶部22は、プレイヤ設定記憶部221を
備える。
【0053】
プレイヤ設定記憶部221は、プレイヤ設定情報を記憶する。プレイヤ設定情報は、例
えば、表示可否条件設定部216により設定される表示可否条件情報を含むが、その他に
プレイヤの指定により設定されるゲーム内情報であればどのような情報であってもよい。
【0054】
<端末通信部>
端末通信部25は、ネットワーク3を介して、サーバ装置1のサーバ通信部13と接続
されている。端末通信部25と、サーバ装置1のサーバ通信部13とは、互いに情報を送
受信する。このため、プレイヤ端末2は、サーバ通信部13を介してプレイヤ端末2から
各種のコマンド(リクエスト)を送信すると、制御部11においてゲームプログラムによ
る処理を実行し、ゲームプログラムの処理結果(例えば、ゲーム画像やゲーム音声等)が
プレイヤ端末2に送信される。なお、上記ゲームプログラムの一部は、プレイヤ端末2に
送信されてプレイヤ端末2上で実行されてもよい。
【0055】
上述した実施の形態は、本発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、本発明を限定
して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良
することができると共に、本発明にはその均等物が含まれることは言うまでもない。また
、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である
。
【符号の説明】
【0056】
1 サーバ装置
2 プレイヤ端末
3 ネットワーク