IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ トヨタ モーター ノース アメリカ,インコーポレイティドの特許一覧

特開2024-180597スマート車両燃料供給のためのデータ解析
<>
  • 特開-スマート車両燃料供給のためのデータ解析 図1
  • 特開-スマート車両燃料供給のためのデータ解析 図2
  • 特開-スマート車両燃料供給のためのデータ解析 図3
  • 特開-スマート車両燃料供給のためのデータ解析 図4
  • 特開-スマート車両燃料供給のためのデータ解析 図5
  • 特開-スマート車両燃料供給のためのデータ解析 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024180597
(43)【公開日】2024-12-26
(54)【発明の名称】スマート車両燃料供給のためのデータ解析
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/00 20060101AFI20241219BHJP
【FI】
G08G1/00 A
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024180810
(22)【出願日】2024-10-16
(62)【分割の表示】P 2019218596の分割
【原出願日】2019-12-03
(31)【優先権主張番号】16/210,572
(32)【優先日】2018-12-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519092129
【氏名又は名称】トヨタ モーター ノース アメリカ,インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100147555
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 公一
(74)【代理人】
【識別番号】100123593
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 宣夫
(74)【代理人】
【識別番号】100133835
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 努
(72)【発明者】
【氏名】マーク マクラング
(72)【発明者】
【氏名】ゴパル カライマニ セントヒクマー
(72)【発明者】
【氏名】エミリー ラーナー
(57)【要約】
【課題】燃料供給所についての情報を管理するための方法およびシステムを提供する。
【解決手段】システムは、撮像システムおよびプロファイル管理システムを含んでいる。撮像システムは、車両上で、燃料供給所に対する撮像データを生成するために使用される。プロファイル管理システムは、撮像データを受信する。プロファイル管理システムは、受信した撮像データに基づいて、燃料供給所に対する選択された情報を識別する。選択された情報は、燃料供給所の識別情報、価格情報、および、燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる。プロファイル管理システムは、選択された情報に基づいて、燃料供給所に対するプロファイルを更新する。プロファイル管理システムは、燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部を、対象システムに送る。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバにおいて実現されるプロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法であって、
前記プロファイル管理システムにより、第1ワイヤレス通信リンク上で、車両から、燃料供給所に対する撮像データを受信するステップと、
前記プロファイル管理システムにより、前記車両から受信した前記撮像データに基づいて、前記燃料供給所に対する、価格情報、および、前記燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる、選択された情報を識別するステップと、
前記プロファイル管理システムにより、前記選択された情報に基づいて、前記燃料供給所に対するプロファイルを更新するステップと、
前記プロファイル管理システムにより、第2ワイヤレス通信リンク上で、前記燃料供給所に対する前記プロファイルの少なくとも一部を、対象システムに送るステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記車両により、前記車両上で、撮像システムを使用して、前記撮像データを生成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記プロファイル管理システムにより、前記プロファイルの前記少なくとも一部を送るステップは、
前記プロファイル管理システムにより、前記プロファイルの前記少なくとも一部を、前記第2ワイヤレス通信リンク上で、異なる車両、ナビゲーションシステム、またはアプリケーションサーバの1つに送るステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記プロファイル管理システムにより、前記プロファイルの前記少なくとも一部を送るステップは、
前記プロファイル管理システムにより、前記対象システムに対するカスタマイズされた燃料供給ソリューション内の前記プロファイルの前記少なくとも一部を、前記第2ワイヤレス通信リンク上で、前記プロファイル管理システムから、前記対象システムに送るステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記プロファイル管理システムにより、前記選択された情報を識別するステップは、
前記プロファイル管理システムにより、前記撮像データから、前記燃料供給所を識別するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記プロファイル管理システムにより、前記燃料供給所に対する前記プロファイルが存在しているかどうかを決定するステップと、
前記プロファイル管理システムにより、前記燃料供給所に対する前記プロファイルが存在していないという決定に応答して、前記燃料供給所に対する前記プロファイルを作成するステップと、を更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記プロファイル管理システムにより、前記プロファイルを更新するステップは、前記選択された情報の少なくとも一部を前記プロファイルに追加するステップ、または、前記プロファイルにおける情報の少なくとも一部を、前記選択された情報の少なくとも一部と置き換えるステップの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記対象システムは、異なる車両であり、
前記プロファイル管理システムにより、前記プロファイルの前記少なくとも一部に基づいて、前記異なる車両に対する、前記プロファイル管理システムにおける前記撮像データの受信に対して、実質的にリアルタイムで作成される、カスタマイズされた燃料供給ソリューションを作成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、前記燃料供給所に対する前記価格情報に基づく、前記異なる車両に燃料供給するための合計コスト、前記燃料供給所は、前記異なる車両に対応するタイプの燃料の十分な在庫を有しているかどうかの表示、前記異なる車両から、前記燃料供給所までの距離、前記燃料供給所を使用すべきかどうかの表示、異なる燃料供給所を使用すべきかどうかの表示、または、前記燃料供給所は、前記異なる車両から遠過ぎるので、前記異なる車両に燃料供給するためにドローンを使用すべきかどうかの表示の少なくとも1つを含んでいる、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記異なる車両内の前記カスタマイズされた燃料供給ソリューションを、視覚的または音の少なくとも1つにより提示するステップを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
サーバにおいて実現されるプロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法であって、
ネットワークを介して、複数の車両から、複数の燃料供給所に対する撮像データを受信するステップと、
前記撮像データに基づいて、前記複数の燃料供給所のそれぞれに対する、特別な燃料供給所の識別表示、価格情報、および、前記特別な燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる、前記複数の燃料供給所の前記特別な燃料供給所に対する選択された情報を識別するステップと、
前記複数の燃料供給所のそれぞれに対するプロファイルを、前記選択された情報に基づいて更新するステップと、
カスタマイズされた燃料供給ソリューションを、事象に応答して、少なくとも1つの燃料供給所に対する最新情報に基づいて、対象システムに対して生成するステップと、
を含む、方法。
【請求項12】
前記カスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するステップは、
選択された燃料供給所に対する前記プロファイルの少なくとも一部を、前記プロファイル管理システムから前記対象システムに、前記ネットワークを介して送るステップと、
前記対象システムにより、前記選択された燃料供給所に対して、前記カスタマイズされた燃料供給ソリューションを、前記受信したプロファイルの前記少なくとも一部に基づいて生成するステップと、を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、前記選択された燃料供給所に対する前記価格情報に基づく、特別な車両に燃料供給するための合計コスト、前記選択された燃料供給所は、前記特別な車両に対応するタイプの燃料の十分な在庫を有しているかどうかの表示、前記特別な車両から、前記選択された燃料供給所までの距離、前記選択された燃料供給所を使用すべきかどうかの表示、異なる燃料供給所を使用すべきかどうかの表示、または、前記選択された燃料供給所は、前記特別な車両から遠過ぎるので、前記特別な車両に燃料供給するためにドローンを使用すべきかどうかの表示の少なくとも1つを含んでいる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記対象システムは車両であり、前記カスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するステップは、
前記プロファイル管理システムにより、前記車両に対する前記カスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するステップを含む、請求項11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は全体的には、燃料供給所についての情報を管理することに関し、より特別には、車両により提供される撮像データを使用して、実質的にリアルタイムで、燃料供給所に対する情報の遠隔監視のための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、燃料供給所について情報を識別するために、異なるタイプのナビゲーションシステムが使用されている。例えば、ユーザは、すぐ近くの燃料供給所を識別するために、車内ナビゲーションシステムまたはモバイルデバイス上のナビゲーションアプリケーションを使用できる。これらのナビゲーションシステムは、すぐ近くの燃料供給所についての情報を提供できる。燃料供給所に対して提供される情報は、例えば、燃料供給所の住所、燃料供給所までの距離、および燃料供給所の営業時間を含むことができる。しかし、幾つかの場合においては、情報の幾つかは正しくなかったり、または古いものであったりすることがあり得る。更に、これらの利用可能ナビゲーションシステムにより提供される情報は、ユーザにとって有用な他のタイプの情報を含んでいないこともあり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
1つの例としての実施形態においては、サーバにおいて実現されるプロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法が提供される。燃料供給所に対する撮像データは、第1ワイヤレス通信リンク上で、車両からプロファイル管理システムにより受信される。燃料供給所に対する選択された情報は、車両から受信した撮像データに基づいて、プロファイル管理システムにより識別される。選択された情報は、価格情報、および、燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる。燃料供給所に対するプロファイルは、選択された情報に基づいて、プロファイル管理システムにより更新される。燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部は、プロファイル管理システムにより、第2ワイヤレス通信リンク上で、対象システムに送られる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
他の例としての実施形態においては、サーバにおいて実現されるプロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法が提供される。複数の燃料供給所に対する撮像データは、ネットワークを介して複数の車両から受信される。複数の燃料供給所のそれぞれに対する選択された情報は、撮像データに基づいて識別される。複数の燃料供給所の特別な燃料供給所に対する選択された情報は、その特別な燃料供給所の識別表示、価格情報、および、その燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる。複数の燃料供給所のそれぞれに対するプロファイルは、選択された情報に基づいて更新される。対象システムに対するカスタマイズされた燃料供給ソリューションは、事象に応答して、少なくとも1つの燃料供給所に対する最新情報に基づいて生成される。
【0005】
更に他の例としての実施形態においては、燃料供給所についての情報を管理するためのシステムが提供される。システムは、撮像システムおよびプロファイル管理システムを含んでいる。撮像システムは、車両上で、燃料供給所に対する撮像データを生成するために使用される。プロファイル管理システムは、撮像データを受信する。プロファイル管理システムは、燃料供給所に対する選択された情報を、受信した撮像データに基づいて識別する。選択された情報は、燃料供給所の識別表示、価格情報、および燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる。プロファイル管理システムは、選択された情報に基づいて、燃料供給所に対するプロファイルを更新する。プロファイル管理システムは、燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部を、プロファイル管理システムから対象システムに送る。
【0006】
上記の一般的な記述と下記の詳細な記述の両者は、本質的に例および説明のためであり、本開示の範囲を制限することなく、本開示の理解を提供することが意図されているということは理解されるべきである。その点に関して、本開示の追加的態様、特徴、および利点は、下記の詳細な記述から当業者には明白になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の態様は、付随する図と共に下記の詳細な記述を読むことにより最も良好に理解される。産業における標準の実践に従って、種々の特徴は寸法通りには描かれていないことを強調しておく。実際、種々の特徴の寸法は、検討を明確にするために任意に増大または削減され得る。加えて、本開示は、参照番号、文字、またはその両者を種々の例において繰り返すことがある。この繰り返しは、簡潔性と明確性のためであり、繰り返し自身が、検討される種々の実施形態および/または構成の間の関係を指示しているわけではない。
【0008】
図1】例としての実施形態に従う、プロファイル管理システムを示しているブロック図である。
図2】例としての実施形態に従う、車両が撮像データを生成する環境の例示である。
図3】例としての実施形態に従う、プロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法のフローチャートである。
図4】例としての実施形態に従う、プロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法のフローチャートである。
図5】例としての実施形態に従う、カスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するための方法のフローチャートである。
図6】例としての実施形態に従う、プロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の例としての実施形態および関連する方法は、車両における通信システムへの電力の供給を管理するために、1つ以上の方法およびシステムにおいて採用され得るように、下記において記述される。明確性のため、この明細書においては、実際の実現形態または方法のすべての特徴が記述されるわけではない。何れのそのような実際の実施形態の開発においては、多数の実現形態特有の決定を、実現形態により異なる、システム関連および事業関連の制約の遵守のような、開発者の特定の目的を達成するためにしなければならないということはもちろん認識されるであろう。更に、そのような開発努力は複雑で時間がかかるが、それにも拘わらず、この開示の恩恵を有している、この技術において通常の技量を有する者には日常的な作業となることは認識されるであろう。開示の種々の実施形態および関連する方法の更なる態様および利点は、下記の記述と図面を考慮することにより明白になるであろう。
【0010】
下記に記述される例としての実施形態は、燃料供給所を識別して、道路上の車両に対するカスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するための画像認識技術を使用する方法およびシステムを有することは望ましいことであり得ることを認識している。例としての実施形態は、運転手が、燃料供給所についての古い情報を有している可能性のある情報の外部供給源に頼らなければならないことを防止するために、燃料供給所についての最新かつ正確な情報を提供する方法およびシステムを提供する。
【0011】
1つ以上の例としての実施形態においては、プロファイル管理システムは、燃料供給所についての情報を管理するために提供される。燃料供給所に対する撮像データは、第1ワイヤレス通信リンク上で、車両から受信される。燃料供給所に対する選択された情報は、車両から受信される撮像データに基づいて識別される。選択された情報は、価格情報、および、燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる。燃料供給所に対するプロファイルは、選択された情報に基づいて更新される。そして、燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部は、第2ワイヤレス通信リンク上で、対象システムに送られる。
【0012】
ここで図を参照すると、図1は、例としての実施形態に従うプロファイル管理システム100を示しているブロック図である。プロファイル管理システム100は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの組み合わせを使用して実現される。幾つかの例においては、プロファイル管理システム100は、単一のプロセッサ、または、互いに通信する多数のプロセッサを使用して実現される。多数のプロセッサが使用されるときは、これらのプロセッサは、有線通信リンク、ワイヤレス通信リンク、または何らかの他のタイプの通信リンクの少なくとも1つ通して互いに通信できる。幾つかの例においては、プロファイル管理システム100は、有線、ワイヤレス、または光通信リンクの少なくとも1つ通して互いに通信する、種々の構成要素を含んでいる。
【0013】
幾つかの例においては、プロファイル管理システム100は、クラウドを使用して実現される。1つ以上の例としての実施形態においては、プロファイル管理システム100は、サーバ102を使用して実現される。サーバ102は、任意の数のサーバを含むことができ、各サーバは、物理サーバ、仮想サーバ、ウェブサーバ、または何らかの他のタイプのサーバの少なくとも1つを含むことができる。幾つかの例においては、サーバは、互いに通信する、1つ以上の物理サーバおよび1つ以上の仮想サーバを含んでいる。
【0014】
プロファイル管理システム100は、時間が経過すると、複数の燃料供給所110に対する複数のプロファイル108を更新するために、複数の車両106から受信される撮像データ104を使用する。1つ以上の例としての実施形態においては、プロファイル管理システム100は、実質的にリアルタイムで、複数のプロファイル108を更新するために、撮像データ104を使用する。ここにおいて使用されているように、実質的にリアルタイムとは、リアルタイムまたはほぼリアルタイムであることを意味する。
【0015】
複数の燃料供給所110における燃料供給所は、ガソリン、ディーゼル燃料、またはその両者を顧客に提供する物理事業エンティティである。燃料供給所はまた、ガソリンステーションまたは燃料ステーションと称することもできる。燃料供給所112は、複数の燃料供給所110の1つの例である。複数のプロファイル108における各プロファイルは、複数の燃料供給所110の対応する燃料供給所と関連付けられている。例えば、複数のプロファイル108のプロファイル114は、複数の燃料供給所110の燃料供給所112に対応している。
【0016】
プロファイル114は、燃料供給所112に対応する、種々のタイプのプロファイル情報を含むことができる。1つ以上の例としての実施形態においては、プロファイル114は、価格情報116、および、燃料在庫情報118、営業時間情報120、燃料供給所112の場所、日時情報、燃料供給所112の名前、または燃料供給所112についての何らかの他のタイプの情報の少なくとも1つを含んでいる。
【0017】
価格情報116は、例えば、下記に制限されないが、燃料供給所112により提供される、異なるタイプの燃料それぞれに対する1ガロンあたりの価格を含んでいる。燃料在庫情報118は、例えば、下記に制限されないが、燃料供給所112の燃料在庫を含んでいる。例えば、燃料在庫情報118は、燃料供給所112により提供される種々のタイプの燃料および各タイプの利用可能な燃料の量の表示を識別できる。この表示は、量または百分率であってよい。営業時間情報120は、例えば、下記に制限されないが、燃料供給所112の営業時間の識別表示を含んでいる。
【0018】
プロファイル管理システム100は、ネットワーク122を介して、複数の車両106と通信する。ネットワーク122は、任意の数のタイプの、および任意の数の異なる構成において、任意の数の通信ネットワークを含むことができる。例えば、ネットワーク122は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)(例えば、インターネット)、パブリックネットワーク、プライベートネットワーク、ピアツーピアネットワーク、セルラーネットワーク、アドホックネットワーク、何らかの他のタイプの無線通信ネットワーク、または何らかの他のタイプの通信ネットワークの少なくとも1つを含むことができる。1つ以上の例としての実施形態においては、ネットワーク122は、プロファイル管理システム100と複数の車両106との間のワイヤレス通信を主に可能にする。
【0019】
車両124は、複数の車両106の1つの例である。車両124は、撮像システム126を含んでいる。撮像システム126は、任意の数の撮像装置を含むことができる。撮像装置は、カメラ、立体カメラ、ビデオカメラ、赤外線カメラ、または何らかの他のタイプのカメラまたは撮像装置の少なくとも1つを含むことができる。
【0020】
車両124が走行するとき、撮像システム126は初期撮像データ128を生成する。撮像システム126は、人間の視野範囲よりも広い視野範囲を有している。例えば、撮像システム126は、人間が容易且つ正確に同じ情報を認識できるよりも長い距離、または広い視野から、処理を介して認識できる、燃料供給所112についての情報を捕捉している、ある解像度での1つ以上の画像を生成できる。
【0021】
1つ以上の例としての実施形態においては、初期撮像データ128は、そのまま、処理のためにプロファイル管理システム100に送ることができる。これらの例においては、初期撮像データ128は、撮像データ104として使用される。他の例においては、初期撮像データ128は、処理のために、撮像データ104としてプロファイル管理システム100に送られる前に、まず、車両124上において処理される。
【0022】
このようにして、プロファイル管理システム100は、ネットワーク122上で、車両124から撮像データ104を受信する。例えば、車両124は、撮像データ104を、ワイヤレス通信リンク上で、プロファイル管理システム100に送ることができる。ここにおいて使用されているように、ワイヤレス通信リンクは、少なくとも1つのワイヤレスリンクまたは接続を含む任意の数の通信を備えることができる。
【0023】
プロファイル管理システム100で受信された撮像データ104は、燃料供給所112についての情報を捕捉している。プロファイル管理システム100は撮像データ104を処理して、撮像データ104から、燃料供給所112に対する選択された情報130を識別する。選択された情報130は、価格情報、燃料在庫情報、営業時間情報、場所情報(例えば、GSP情報)、日時、燃料供給所112の名前、何らかの他のタイプの情報、またはそれらの組み合わせを含むことができる。1つ以上の例としての実施形態においては、選択された情報130は、データ解析、クラウド演算、またはその両者を使用して識別される。幾つかの例においては、選択された情報130の少なくとも一部は、撮像データ104と関連付けられている、または撮像データ104に埋め込まれているメタデータに基づいて識別される。
【0024】
プロファイル管理システム100は、選択された情報130を使用して、燃料供給所112に対するプロファイル114を更新する。プロファイル114は、プロファイル情報を含んでいる。プロファイル114を更新することは、選択された情報の少なくとも一部をプロファイル114に追加することと、プロファイル114の少なくとも一部を、選択された情報130の少なくとも一部と置き換えること、情報を、プロファイル114に追加すること、またはプロファイル114における情報を、プロファイル114の少なくとも一部に基づいて置き換えること、またはその組み合わせを含むことができる。選択された情報130の一部に基づいて、プロファイル114に情報を追加すること、またはプロファイル114における情報を置き換えることは、プロファイル114の更新に使用するための他の情報を識別するために、選択された情報130の一部を変換すること、または選択された情報130の一部を使用することを含むことができる。
【0025】
プロファイル管理システム100は、燃料供給所112に対するプロファイル114の少なくとも一部を、1つ以上の対応するワイヤレス通信リンク上で、1つ以上の対象システムに送る。例えば、プロファイル管理システム100は、プロファイル114を対象システム132に送る。そして、対象システム132は、注意または報告を生成し、自身のプロファイルまたは、燃料供給所112についての情報を格納しているデータベースを更新し、運転手(例えば、車両134の運転手)への表示のための情報を生成し、またはそれらの組み合わせを行うために、燃料供給所112に対するプロファイル114または、プロファイル114の一部を使用できる。
【0026】
対象システム132は、プロファイル管理システム100の少なくとも一部に対して遠く離れて位置している。対象システム132は、多数の異なる形状を取ることができる。1つ以上の例においては、対象システム132は車両134の形状を取り、車両134は、車両124とは異なる車両である。他の例においては、対象システム132は、ナビゲーションシステム136の形状を取る。ナビゲーションシステム136は、例えば、マッププロバイダまたはサービス(例えば、ウェブマップ作成サービス、GPSナビゲーションソフトウェアアプリケーションなど)を含むことができる。更に他の例においては、対象システム132は、アプリケーションサーバ138の形状を取る。アプリケーションサーバ138は、任意の1つ以上のソフトウェアアプリケーション(例えば、ウェブアプリケーション、モバイルデバイスアプリケーションなど)により使用される1つ以上のサーバを備えることができる。
【0027】
対象システム132が車両134の形状を取るときは、車両134は、車両134に対するカスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するために、プロファイル管理システム100から受信したプロファイル114の一部を使用できる。例えば、車両134の燃料タンクにおける燃料が、選択された閾値に到達すると、カスタマイズされた燃料供給ソリューションの生成を誘発できる。システム(例えば、プロセッサ、ソリューション生成器など)は、車両134内の1人以上の人間(例えば、車両134の運転手、または車両134の乗客)に対する提示のためのカスタマイズされた燃料供給ソリューション140を生成できる。
【0028】
カスタマイズされた燃料供給ソリューション140は、例えば、下記に制限されることはないが、プロファイル114の何らかの一部、プロファイル114から決定されような、燃料供給所112の燃料価格に基づく、車両134に燃料供給するための合計コスト、燃料供給所112は、車両134により使用される、または要求される燃料の在庫を十分に有しているかどうかの表示、燃料供給所112までの距離、識別された燃料供給所112または、何らかの他の燃料供給所を使用すべきかどうかの表示、燃料供給所112は遠すぎるかどうか、および、車両134に燃料供給するためにドローンを送るべきかどうかの表示、またはそれらの組み合わせを含むことができる。カスタマイズされた燃料供給ソリューション140は、車両124から受信した撮像データ104に基づいて最終的には生成されるので、カスタマイズされた燃料供給ソリューション140は最新であることが保証される。例えば、撮像データ104を車両124からプロファイル管理システム100に送ることと、カスタマイズされた燃料供給ソリューション140の生成との間の時間は、大きな遅延なく起こることができる(例えば、実質的にリアルタイムで)。
【0029】
他の例としての実施形態においては、プロファイル管理システム100は、ある事象に応答して、車両134に対してカスタマイズされた燃料供給ソリューション140を生成する。この事象は、例えば、車両134からの要求の受信、タイマの時間経過、車両134は、燃料供給所112の選択された距離以内に入ったことへの注意、または何らかの他のタイプの事象であってよい。そして、プロファイル管理システム100は、カスタマイズされた燃料供給ソリューション140を、ネットワーク122を介して、車両134に送ることができる。カスタマイズされた燃料供給ソリューション140は、車両134内の運転手または乗客に、視覚的に、または音で、またはその両者で提示できる。例えば、車両134は、カスタマイズされた燃料供給ソリューション140を提示するために、出力システムを使用できる。出力システムは、任意の数の表示装置、スピーカ、他の出力装置、またはそれらの組み合わせを含むことができる。
【0030】
対象システム132が、ナビゲーションシステム136の形状を取るときは、ナビゲーションシステム136は、注意または報告を生成、自身のプロファイルまたは、燃料供給所112についての情報を格納しているデータベースを更新、何らかの他の作業を実行、またはそれらの組み合わせを行うために、受信したプロファイル114の一部を処理する。対象システム132が、アプリケーションサーバ138の形状を取るときは、アプリケーションサーバ138は、1つ以上のアプリケーションによる使用のために、受信したプロファイル114の一部を格納する。幾つかの場合においては、アプリケーションサーバ138は、1つ以上のアプリケーションによる使用のために格納される新しい情報を形成するために、受信したプロファイル114における情報を処理する。
【0031】
このようにして、プロファイル管理システム100は、複数の燃料供給所110についての情報が、実質的にリアルタイムで更新され、カスタマイズされた燃料供給ソリューションが、実質的にリアルタイムで複数の車両106に提供されることを可能にする。プロファイル管理システム100は、複数の車両106における異なる車両から受信した撮像データ104が、複数の燃料供給所110についての最新且つ正確な情報を、任意の数の対象システムに時間が経過すると提供するために使用されることを確実にする。
【0032】
図1におけるプロファイル管理システム100の例示は、例としての実施形態を実現できる方法に対する物理的またはアーキテクチャーに関する制限を暗に示すことを意図されていない。例示されている構成要素に加えて、またはその代わりの他の構成要素を使用できる。幾つかの構成要素はオプションである。また、幾つかのブロックは、機能的構成要素を例示するために提示されている。図1におけるブロックの1つ以上は、例としての実施形態において実現されるときは、組み合わせること、分割することができ、または、異なるブロックに組み合わせること、および異なるブロックに分割することができる。
【0033】
他の例としての実施形態においては、プロファイル管理システム100は、車両124のような車両において、少なくとも部分的には実現できる。例えば、プロファイル管理システム100は、選択された情報130の少なくとも一部を、車両124上で決定するために、車両124上で初期撮像データ128を処理できる。
【0034】
図2は、例としての実施形態に従う、車両200が撮像データを生成する環境の例示である。車両200は、図2における車両124に対する1つの実現形態の例である。1つの例としての実施形態においては、車両200が道路202に沿って走行して、燃料供給所204を通り過ぎるときに、車両200は、図1に記述されている撮像データ104のような撮像データを生成する。撮像データ104は、燃料供給所204および燃料供給所204の看板206を撮像している。看板206は、燃料供給所204に対する燃料価格を識別する、道路202に沿う看板である。
【0035】
この例としての実施形態においては、車両200は、実質的にリアルタイムで、ネットワーク122を介して、撮像データ104をプロファイル管理システム100に送り、プロファイル管理システム100は、実質的にリアルタイムで、燃料供給所204に対するプロファイルを更新する。燃料供給所204に対するプロファイルがまだ存在していない場合、プロファイル管理システム100は、燃料供給所204に対する新しいプロファイルを作成できる。
【0036】
この例としての実施形態においては、車両208は、燃料供給所204の選択された距離以内の道路210に沿って走行している。車両208に対するカスタマイズされた燃料供給ソリューションに対する必要性を示すトリガを生成する事象が起こり得る。1つの例においては、プロファイル管理システム100は、燃料供給所204に対するプロファイルに含まれている情報の少なくとも一部を、ネットワーク122を介して車両208に送る。そして、車両208は、図1におけるカスタマイズされた燃料供給ソリューション140のようなカスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成できる。他の例においては、プロファイル管理システム100は、車両208に対するカスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成して、そのカスタマイズされた燃料供給ソリューションを、ネットワーク122を介して車両208に送る。
【0037】
車両200は、車両200が撮像データを生成するときに、道路202に沿って走行しているように示されているが、車両200はまた、燃料供給所204にいるときも撮像データを生成できる。例えば、車両200は、燃料供給所204で、その燃料タンクにガソリンを充填している間に、撮像データを生成できる。
【0038】
図3は、例としての実施形態に従う、プロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法300のフローチャートである。方法300は、操作、またはステップ302から308のセットとして例示されており、図1への参照を継続して記述される。図3において明示的に例示されていない1つ以上のステップを、ステップ302から308の前、後、その間、または、その一部として含むことができる。幾つかの実施形態においては、ステップ302から308の1つ以上は、少なくとも部分的には、非一時的で、実体のある、機械読取り可能媒体に格納されている実行可能コードの形式で実現でき、実行可能コードは、1つ以上のプロセッサにより実行されると、その1つ以上のプロセッサに、プロセスの1つ以上を実行させることができる。1つ以上の実施形態においては、ステップは、図1のプロファイル管理システム100により実行できる。
【0039】
方法300は、第1ワイヤレス通信リンク上で、車両から、燃料供給所に対する撮像データを受信することにより開始できる(ステップ302)。燃料供給所に対する選択された情報は、車両から受信した撮像データに基づいて識別される(ステップ304)。ステップ304は、多数の異なる方法で実行できる。1つ以上の例においては、燃料供給所に対する選択された情報は、データ解析、クラウド演算、またはその両者を使用して、撮像データに基づいて識別される。例えば、選択された情報を抽出するために、画像、テキスト、または文字認識技術の任意の数または組み合わせを使用できる。
【0040】
選択された情報は、価格情報、および、燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる。価格情報は、例えば、燃料価格を含むことができる。これらの燃料価格は、例えば、燃料供給所により提供される異なるタイプの燃料のそれぞれに対する1ガロンあたりの価格を含むことができる。燃料在庫情報は、例えば、燃料供給所により提供される種々のタイプの燃料の表示、および、利用可能な各タイプの燃料の量の表示を含むことができる。営業時間情報は、例えば、燃料供給所112の営業時間の表示を含むことができる。幾つかの場合においては、選択された情報は、撮像データに対するタイムスタンプを含んでおり、タイムスタンプは、日時を含むことができる。幾つかの例においては、選択された情報は、燃料供給所の名前を含んでいる。他の例においては、選択された情報は、燃料供給所の場所を含んでいる。
【0041】
幾つかの例示においては、識別された選択された情報は、最後に知られている車両の場所に基づく、車両から燃料供給所までの距離、車両のタンクにおける燃料レベルを示す最新のセンサデータに基づく、あと何マイル車両が走行できるかの表示、何らかの他のタイプの情報、またはそれらの組み合わせを含んでいる。
【0042】
その後、燃料供給所に対するプロファイルは、選択された情報に基づいて更新される(ステップ306)。燃料供給所に対するプロファイルは、データベース、クラウド、連想メモリ、何らかの他のタイプのデータ構造、またはそれらの組み合わせにおいて格納できる。プロファイルは、選択された情報の少なくとも一部をプロファイルに追加することにより、または、プロファイルにおける情報の少なくとも一部を、選択された情報の少なくとも一部と置き換えることにより、またはその両者により更新できる。これらの例においては、燃料供給所に対するプロファイルは、車両から撮像データを受信することに対して、実質的にリアルタイムで更新される。
【0043】
次に、燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部は、第2ワイヤレス通信リンク上で、対象システムに送られる(ステップ308)。対象システムは、異なる車両、ナビゲーションシステム、アプリケーションサーバ、または何らかの他のタイプの対象システムであってよい。プロファイル管理システムは、対象システムが、最新且つ正確な情報を受信することを確実にする。幾つかの例においては、ステップ308は、プロファイル管理システムにおいて、車両から撮像データを受信することに対して、実質的にリアルタイムで実行される。
【0044】
図4は、例としての実施形態に従う、プロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法400のフローチャートである。方法400は、操作、またはステップ402から412までのセットとして例示されており、図1への参照を継続して記述される。例示されているステップ402から412のすべてが、方法400のすべての実施形態において実行されなくてもよい。図4において明示的に例示されていない1つ以上のステップを、ステップ402から412までの前、後、その間、または、その一部として含むことができる。幾つかの実施形態においては、ステップ402から412までの1つ以上は、少なくとも部分的には、非一時的で、実体のある、機械読取り可能媒体に格納されている実行可能コードの形式で実現でき、実行可能コードは、1つ以上のプロセッサにより実行されると、その1つ以上のプロセッサに、プロセスの1つ以上を実行させることができる。1つ以上の実施形態においては、方法400におけるステップは、図1における車両124のような車両、および、図1のプロファイル管理システム100のようなプロファイル管理システムを使用して実行される。
【0045】
方法400は、車両上で、燃料供給所に対する初期撮像データを生成することにより開始する(ステップ402)。次に、撮像データは、処理のためにプロファイル管理システムに送られる(ステップ404)。幾つかの例示においては、ステップ404は、初期撮像データをそのままプロファイル管理システムに送ることを含んでいる。他の例においては、ステップ404は、処理のためにプロファイル管理システムに送られる撮像データを生成するために、初期撮像データを第1処理することを含んでいる。1つ以上の例においては、撮像データは、ネットワークを介してプロファイル管理システムに送られる。
【0046】
その後、撮像データは、燃料供給所に対する選択された情報を生成するために、データ解析を使用して処理される(ステップ406)。データ解析は、例えば、画像、テキスト、または文字認識技術の任意の数または組み合わせを含むことができる。選択された情報は、例えば、燃料供給所の識別表示、価格情報、および、燃料供給所に対する営業時間情報または燃料在庫情報の少なくとも1つを含んでいる。そして、燃料供給所に対するプロファイルは、選択された情報に基づいて更新される(ステップ408)。
【0047】
プロファイル管理システムは、事象を待つ(ステップ410)。事象の発生に応答して、プロファイル管理システムは、燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部を対象システムに送るか、または対象システムに対するカスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成して、カスタマイズされた燃料供給ソリューションを対象システムに送るかの少なくとも1つ行う(ステップ412)。カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、例えば、下記に制限されることはないが、燃料供給所に対するプロファイルの何らかの部分、プロファイル114から決定されたような、燃料供給所112の燃料価格に基づく、車両に燃料供給するための合計コスト、燃料供給所112は、車両134により使用される、または要求される燃料の在庫を十分に有しているかどうかの表示、燃料供給所112までの距離、識別された燃料供給所112または、何らかの他の燃料供給所を使用すべきかどうかの表示、燃料供給所112は遠過ぎて、車両134に燃料供給するためにドローンを送るべきかどうかの表示、またはそれらの組み合わせを含んでいる。
【0048】
図5は、例としての実施形態に従う、カスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するための方法500のフローチャートである。方法500は、操作、またはステップ502から504までのセットとして例示されており、図1への参照を継続して記述される。例示されているステップ502から504までのすべてが、方法500のすべての実施形態において実行されなくてもよい。図5において明示的に例示されていない1つ以上のステップを、ステップS502から504までの前、後、その間、または、その一部として含むことができる。幾つかの実施形態においては、ステップ502から504までの1つ以上は、少なくとも部分的には、非一時的で、実体のある、機械読取り可能媒体に格納されている実行可能コードの形式で実現でき、実行可能コードは、1つ以上のプロセッサにより実行されると、その1つ以上のプロセッサに、プロセスの1つ以上を実行させることができる。1つ以上の実施形態においては、ステップは、図1における車両134のような車両により実行される。
【0049】
方法500は、車両上で、燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部を受信することにより開始する(ステップ502)。プロファイルの少なくとも一部は、車両からに遠くに位置しているプロファイル管理システムから受信できる。例えば、燃料供給所に対するプロファイルは、図3における方法300のステップ306において更新されるプロファイルであってよい。他の例においては、プロファイルの少なくとも一部は、車両上の、異なるシステム、構成要素、またはプロセッサから受信できる。
【0050】
次に、カスタマイズされた燃料供給ソリューションが、燃料供給所に対するプロファイルの少なくとも一部を使用して生成される(ステップ504)。プロファイルは、車両により生成された撮像データに基づいて更新されるので、ステップ504においては、カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、最新且つ正確なプロファイル情報に基づいて生成される。
【0051】
カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、例えば、車両に最も近い燃料供給所の表示を含むことができる。幾つかの例においては、カスタマイズされた燃料供給ソリューションはまた、燃料供給所における在庫は、車両に必要な量に対して十分かどうかの表示も含んでいる。例えば、車両が高級ガソリンを必要とする場合、カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、燃料供給所が、車両における検出された燃料レベルに基づいて、車両の燃料供給の必要性に対処するために十分な高級ガソリンの在庫を有しているかどうかを示す。例えば、車両における燃料タンクにおける燃料レベルを示すセンサデータを、カスタマイズされた燃料供給ソリューションの生成に使用できる。
【0052】
幾つかの例においては、カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、車両に最も近い燃料供給所は、車両にとっての最善のオプションではないことを示す。カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、車両に対して、異なる燃料供給所を識別できる。
【0053】
図6は、例としての実施形態に従う、カスタマイズされた燃料供給ソリューションを生成するための方法600のフローチャートである。方法600は、操作、またはステップ602から610までのセットとして例示されており、図1への参照を継続して記述される。例示されているステップ602から610までのすべてが、方法600のすべての実施形態において実行されなくてもよい。図6において明示的に例示されていない1つ以上のステップを、ステップS602から610までの前、後、その間、または、その一部として含むことができる。幾つかの実施形態においては、ステップ602から610までの1つ以上は、少なくとも部分的には、非一時的で、実体のある、機械読取り可能媒体に格納されている実行可能コードの形式で実現でき、実行可能コードは、1つ以上のプロセッサにより実行されると、その1つ以上のプロセッサに、プロセスの1つ以上を実行させることができる。1つ以上の実施形態においては、ステップの1つ以上は、図1におけるプロファイル管理システム100のようなプロファイル管理システムを使用して実行できる。
【0054】
方法600は、ネットワークを介して、複数の車両から、複数の燃料供給所に対する撮像データを受信することにより開始できる(ステップ602)。複数の燃料供給所のそれぞれに対する選択された情報は、撮像データに基づいて識別される(ステップ604)。複数の燃料供給所の特別な燃料供給所に対する選択された情報は、その特別な燃料供給所の表示、価格情報、および、燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる。
【0055】
複数の燃料供給所のそれぞれに対するプロファイルは、選択された情報に基づいて更新される(ステップ606)。そして、方法600は、事象が起きたかどうかを決定する(ステップ608)。ステップ608において、事象は、特別な車両からの注意、またはカスタマイズされた燃料供給ソリューションに対する要求を受信することであってよい。他の例においては、事象は、タイマの時間経過であってよい。他の例においては、事象は、何らかの他のタイプの事象であってよい。
【0056】
ステップ608に関して、事象が起こらなかった場合、方法600は、上記のステップ602に戻る。他方、事象が起こった場合、カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、事象に応答して、少なくとも1つの燃料供給所に対する最新情報に基づいて、対象システムに対して生成される(ステップ610)。
【0057】
そのため、例としての実施形態は、燃料供給所に対する最新且つ正確な情報を提供するための方法およびシステムを提供する。燃料供給所に対するプロファイルは、車両が燃料供給所の近くの道路に沿って走行しているときに、または車両が燃料供給所に位置しているときに(例えば、燃料供給所に駐車、または燃料供給所において燃料が供給されているとき)、1台以上の車両から受信される実質的にリアルタイムな撮像データに基づいて更新される。このようにして、カスタマイズされた燃料供給ソリューションは、利用可能な最新情報に基づいて、大きな遅延なしに、他の車両に提供できる。
【0058】
発明のある例としての実施形態が記述され、付随する図面において示されてきたが、そのような実施形態は、範囲の広い発明の単なる例に過ぎず、およびそれを制限するものではなく、また、この技術において通常の技量を有する者は、種々の他の実施形態に想到できるので、発明の実施形態は、示され、および記述された特定の構成および配置に制限されないということは理解されるべきである。請求項により定義されるような、開示の精神および範囲内のすべての修正物、等価物、および代替物を含むことが意図されている。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【手続補正書】
【提出日】2024-10-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバにおいて実現されるプロファイル管理システムを使用して、燃料供給所についての情報を管理するための方法であって、
前記プロファイル管理システムにより、第1ワイヤレス通信リンク上で、車両から、燃料供給所に対する撮像データを受信するステップと、
前記プロファイル管理システムにより、前記車両から受信した前記撮像データに基づいて、前記燃料供給所に対する、価格情報、および、前記燃料供給所に対する燃料在庫情報または営業時間情報の少なくとも1つを含んでいる、選択された情報を識別するステップと、
前記プロファイル管理システムにより、前記選択された情報に基づいて、前記燃料供給所に対するプロファイルを更新するステップと、
前記プロファイル管理システムにより、第2ワイヤレス通信リンク上で、前記燃料供給所に対する前記プロファイルの少なくとも一部を、対象システムに送るステップと、
を含む、方法。
【外国語明細書】