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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024018402
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】燻蒸装置
(51)【国際特許分類】
   A01M 1/20 20060101AFI20240201BHJP
【FI】
A01M1/20 Y
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022121720
(22)【出願日】2022-07-29
(71)【出願人】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】TOPPANホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105854
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 一
(74)【代理人】
【識別番号】100116012
【弁理士】
【氏名又は名称】宮坂 徹
(72)【発明者】
【氏名】矢島 佐保
(72)【発明者】
【氏名】三宅 英信
【テーマコード(参考)】
2B121
【Fターム(参考)】
2B121AA01
2B121AA19
2B121AA20
2B121CA02
2B121CB61
2B121FA15
(57)【要約】
【課題】水と接することで発熱して薬剤が発煙される燻蒸装置にあって、紙製の外側容器が焦げたり焦げ臭がしたりしない燻蒸装置を提供する。
【解決手段】薬剤及び発熱剤を収容する内側容器1と、内側容器1及び水を収容することができ、少なくとも内側面2bが防水機能を有し、紙製又は紙を主体とする材料製の外側容器2と、を備え、外側容器2の内側に内側容器1が配置された状態で内側容器1の底部1bと嵌合して内側容器1を位置決めする嵌合構造6が外側容器2の底部2cに設けられている。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
水と接することで薬剤を発煙する燻蒸装置であって、
前記薬剤及び発熱剤を収容する内側容器と、
前記内側容器及び水を収容することができ、少なくとも内側面が防水機能を有し、紙製又は紙を主体とする材料製の外側容器と、を備え、
前記外側容器の内側に前記内側容器が配置された状態で前記内側容器の底部と嵌合して前記内側容器を位置決めする嵌合構造が前記外側容器の底部に設けられた、燻蒸装置。
【請求項2】
前記嵌合構造は、前記内側容器の底部が嵌入する凹部で構成される、請求項1に記載の燻蒸装置。
【請求項3】
前記外側容器は、有底のカップ部材であり、底部に対して開口端側が外側広がりの周壁を有する、請求項1又は2に記載の燻蒸装置。
【請求項4】
前記周壁の内側面に、前記外側容器内への注水の規定高さが表示されている、請求項3に記載の燻蒸装置。
【請求項5】
前記外側容器の内側に前記内側容器が配置された状態で注水された水面の高さ位置における前記外側容器の周壁の内側面と内側容器との間に少なくとも所定距離以上の隙間が形成される、請求項4に記載の燻蒸装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燻蒸装置、特に水と接することで薬剤を発煙する燻蒸装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような燻蒸装置としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。この特許文献1に記載される燻蒸装置は、害虫駆除の薬剤を発煙するものであり、外側容器の内部に所定量の水を入れ、その後に薬剤が収容された内側容器を外側容器の内部に収容する。内側容器は二重缶構造となっており、内側缶の内部に薬剤が収容されており、内側缶と外側缶の間に発熱剤が収容されている。発熱剤が水と接すると発熱し、この熱量で内側缶内の薬剤が加熱されて気化した薬剤が発煙される。このように水と接することで薬剤を発煙する燻蒸装置には、カビを防止する薬剤を発煙するものもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平10-298016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現行製品化されている燻蒸装置では、外側容器は樹脂製のものが主流であるが、環境対応(環境問題の改善や環境負荷の低減)として外側容器の紙製化が求められている。しかしながら、外側容器を紙製にすると、発熱剤が発熱したときに外側容器が焦げたり、焦げなくとも焦げた臭い(焦げ臭)がしたりするおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、紙製の外側容器が焦げたり焦げ臭がしたりしない燻蒸装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る燻蒸装置は、水と接することで薬剤を発煙する燻蒸装置であって、前記薬剤及び発熱剤を収容する内側容器と、前記内側容器及び水を収容することができ、少なくとも内側面が防水機能を有し、紙製又は紙を主体とする材料製の外側容器と、を備え、前記外側容器の内側に前記内側容器が配置された状態で前記内側容器の底部と嵌合して前記内側容器を位置決めする嵌合構造が前記外側容器の底部に設けられたことを要旨とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の燻蒸装置によれば、紙製の外側容器内に注水しても外側容器に水が浸み込んだり外側容器から水が漏れたりすることがないので、発煙時には、外側容器の嵌合構造によって位置決めされた内側容器と外側容器の周壁の内側面の間には注水された水が存在し、この水を介して外側容器の周壁の内画面から所定距離以上離れた状態で内側容器を固定しておくことができ、これにより内側容器内で発熱剤が発熱しても外側容器が焦げたり焦げ臭がしたりすることがない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の燻蒸装置の一実施形態を示す一部断面正面図である。
図2図1の内側容器の斜視図である。
図3図1の外側容器内に内側容器をセットした状態の斜視図である。
図4図1の燻蒸装置の使用状態を示す一部断面正面図である。
図5図1の燻蒸装置の外側容器に設けられた嵌合構造の平面図である。
図6】本発明の燻蒸装置の他の実施形態を示す使用状態の一部断面正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の燻蒸装置の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記の実施形態に特定するものではない。また、図面は模式的なものである。そのため、厚みと平面寸法との関係、比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
図1は、燻蒸装置の第1実施形態を示す一部断面正面図、図2は、図1の燻蒸装置の内側容器1の斜視図、図3は、図1の外側容器2内に内側容器1をセットした状態の斜視図、図4は、図1の燻蒸装置の使用状態を示す一部断面正面図である。図1は、製品状態の燻蒸装置を示す。製品状態の燻蒸装置は、例えば、外側容器2の内部に内側容器1が収容され、外側容器2の上側開口端が蓋部材4で覆われ、全体がシュリンクフィルム(包装フィルム)51で包装されている。使用時には、シュリンクフィルム51と蓋部材4を外し、内側容器1をいったん取り出す。そして、外側容器2内に規定高さ表示3まで注水し、その後に外側容器2内に内側容器1を入れる。以下では、この使用状態、或いは、使用を前提とする配置状態で説明する。なお、内側容器1と位置決め部材3の収容形態は図示に限定されない。
【0009】
図2bが内側容器1の外観であり、図2aは、製品状態で外側容器2内に収容されている内側容器1の外観である。この実施形態の内側容器1は、図2bに示すように、寸胴の円筒缶である。内側容器1内には害虫駆除や防カビなどのための薬剤が収容されている。一例として、内側容器1は金属製の二重缶構造とされており、内側缶は内側容器1内の上部に配置され、内側缶の内部に薬剤が収容され、内側缶と外側缶の間に発熱剤が収容されている。前述のように、発熱剤は水と接して発熱するので、図2aに示すように、使用以前の内側缶は外気と触れないように袋状の包装材52によって密封状態に包装されている。使用に際しては、この包装材52を外して内側容器1を取り出して使用する。
【0010】
この実施形態の外側容器2は紙製であるが、環境対応のためには紙を主体とする材料製であってもよい。使用時には、この外側容器2内に水を入れて使用するので、少なくとも内側面2bは防水機能を有する。具体的には、外側容器2の内側面2bに例えばポリエチレンなどの樹脂層(膜)が被覆されている。この外側容器2は、断面が円形の有底の紙製カップ部材であり、周壁2aは、底部2cから開口端側、すなわち上側に向けて外側広がりのテーパ状、つまり逆円錐台の錐体面形状とされている。つまり、この外側容器2は、逆円錐台形形状の紙カップである。これは、製造された外側容器2の在庫時や搬送時に外側容器2同士を互いに積み重ねておけるようにするためであり、また、後述のように、外側容器2内に内側容器1を入れたり、使用後に取り出したりする際、入れやすく、また取り出しやすくするためでもある。なお、外側容器2の断面形状は、円形の他、角部がR面取りされた方形などであってもよい。すなわち、この場合の外側容器2の周壁2aは、上方開口端に向けて外側広がりのテーパ状、すなわち逆角錐台の錐体面形状である。
【0011】
外側容器2内には水を入れて使用するので、外側容器2は開口端を上向きにして使用される。この実施形態では、図4に示すように、内側容器1が外側容器2の底部(底板部)2cに当接した状態で使用される(発熱する)ので、周壁2aの下端部に高台状の脚部21を設けて底部2cが床などに直接当接しないようにしている。この実施形態の脚部21は、周壁2aの下端部を内側上方に立ち上げるようにして構成されており、その上端部に底部(底板部)2cが連設されている。この他、一般的な紙コップのように、紙部材を丸めて逆円錐台形状のカップ部(周壁2a)を形成し、その下端部よりも少し上側の内側面2bに底板部2cを接合するようにしてそれより下方に脚部21を形成してもよい。また、この実施形態の外側容器2の上方開口端の周縁部22は、カップ部材の開口端部の強度を確保するために紙部材が外側に丸く折り込まれている。紙部材を折り込むことに代えて、リング状の別部材を開口端周縁部22に接合するようにしてもよい。
【0012】
また、周知のように、水と接することで発熱剤が発熱して薬剤が発煙される燻蒸装置では、水の量が適切であることが望まれる。そこで、この実施形態では、外側容器2の周壁2aの内側面2bに、注水の規定高さを示す規定高さ表示3が設けられている。この規定高さ表示3は、例えば、周壁2aの内側面2bへの印刷や、周壁2aの紙部材を厚さ方向に線状に加圧してできる凹条部又は凸条部で表すことができる。ちなみに、このようにしてできる凹条部や凸条部は、罫線とも呼ばれ、例えば紙素材の折り目に用いられる。この注水の規定高さ表示3は、表示位置まで注水した後に外側容器2の内部に内側容器1を配置すると、水面の高さ、すなわち水量が最適となる注水の高さ位置を(ユーザーに対して)指定している。なお、注水後に内側容器1を外側容器2の内部に配置すると、水面5の高さは規定高さ表示3より上方になる。また、注水の規定高さ表示3についての説明は、製品状態の燻蒸装置の包装材や取扱説明書などに記載したり、外側容器2の周壁2aの内側面2bに直接記載したりすればよい。
【0013】
この実施形態では、図3図4に示すように、外側容器2の内部に内側容器1を配置した状態で、内側容器1の底部1bと嵌合する嵌合構造6が外側容器2の底部2cに設けられている。具体的に、この実施形態の嵌合構造6は、寸胴円筒缶形状の内側容器1の底部1bがすっぽりと収まる凹部7で構成され、この凹部7内に内側容器1の底部1bが嵌入することにより、この凹部7の内周面によって内側容器1が外側容器2内で水平方向に位置決めされる。この凹部7は、例えば、外側容器2の底部2cを構成する紙素材を雄型と雌型で加圧するエンボス加工によって形成することができる。他の加工方法によって凹部7を形成してもよい。この種の燻蒸装置は、発熱したり発煙したりする以外は静止状態で使用されるので、外側容器2の内部に内側容器1をセットした状態で位置決めできればよいことから、凹部7はさほど深くなくともよい。同様の理由から、凹部7内で内側容器1は遊嵌状態であってよい。
【0014】
図4に明示するように、注水後、内側容器1を外側容器2の内部に配置した状態で、外側容器2の周壁2aの内側面2bと内側容器1の間に所定距離以上の水面5が形成される(広がる)ように構成されている。換言すれば、注水後に内側容器1を外側容器2の凹部7内に嵌入すると、外側容器2の周壁2aの内側面2bと内側容器1の間に所定距離以上の隙間ができ、その隙間の部分に水が存在していることになる。この所定距離は、内側容器1と外側容器2の間に水が介在することにより、内側容器1の内部で発熱剤が発熱しても、紙製又は紙を主体とする材料製の外側容器2が焦げたり焦げ臭がしたりすることのない寸法であり、一例として、内側容器1と外側容器2の内側面2bの所定距離は10mm以上であることが望ましい。
【0015】
図5は、外側容器2の底部2cに設けられた内側容器1との嵌合構造6である凹部7の平面図である。この実施形態の凹部7は、図5aに示す平面視円形の凹部7であるが、この凹部7の外形は、例えば、寸胴円筒缶形状の内側容器1の底部1bが嵌入して内側容器1の水平方向への移動を規制すればよいので、例えば、図5bに示すような多角形(図は五角形)の平面視形状の凹部7であってもよい。凹部7の平面視形状は、これら以外であってもよい。何れの場合も、外側容器2の底部2cに形成された凹部7の内周面によって内側容器1の水平方向への移動が規制され、これにより内側容器1が水平方向に位置決めされる。なお、図5では、規定高さ表示3の図示を省略している。
【0016】
このように、この実施形態の燻蒸装置では、薬剤が収容された内側容器1及び水を収容する外側容器2が紙製又は紙を主体とする材料製であることから環境対応することができる。また、外側容器2の少なくとも内側面2bが防水機能を有することから、紙製の外側容器2内に注水しても外側容器2に水が浸み込んだり外側容器2から水が漏れたりすることがない。したがって、発煙時には、外側容器2の底部2cの嵌合構造6によって位置決めされた内側容器1と外側容器2の周壁2aの内側面2bの間には注水された水が存在し、この水を介して外側容器2の周壁2aの内画面2bから所定距離(=10mm)以上離れた状態で内側容器1を固定しておくことができ、これにより内側容器1内で発熱剤が発熱しても外側容器2が焦げたり焦げ臭がしたりすることがない。
【0017】
また、外側容器2の底部2cに設けられた凹部7に内側容器1が嵌入することによって内側容器1を外側容器2と嵌合する構成としたことにより、簡易な構造で内側容器1を確実に位置決めすることができ、コストの増大も抑制することが可能となる。
また、外側容器2が有底のカップ部材であり、その周壁2aは底部2cに対して開口端側が外側広がりとなっているので、外側容器2同士が互いに内側に収容されるようにして積み重ねておくことが可能であり、例えば、在庫時には場所をとらず、搬送時には搬送しやすい。また、外側容器2の開口端が広がっているので、外側容器2内に内側容器1を入れやすく、また取り出しやすい。
【0018】
また、外側容器2の周壁2aの内側面2bに注水の規定高さ表示3が設けられているので、発熱剤を発熱させるための注水量を確保することができると共に、水面の高さ位置における外側容器2の周壁2aの内画面2bと内側容器1の間の距離を所定距離(=10mm)以上に確保することが可能となる。
図6は、燻蒸装置の他の実施形態を示す使用状態の一部断面正面図である。この実施形態の燻蒸装置は、図1図5の燻蒸装置と類似しており、したがって同等の構成には同等の符号を付して、その詳細な説明を省略する。この実施形態では、外側容器2の底部2cに設けられた内側容器1との嵌合構造6が異なる。この実施形態では、前提として、内側容器1の底部1bの内部が上向きに窪んでおり、したがって内側容器1の周壁部1aの下端部1cは内部の窪みより下方に突出している。そして、この実施形態では、この内側容器1の周壁部1aの下端部1cの内側に嵌入する円環状の凸条部8が外側容器2の底部2cに上向きに形成されている。すなわち、この実施形態の嵌合構造6は、外側容器2の底部2cに形成された円環状の凸条部8で構成される。この円環状の凸条部8は、例えば外側容器2の底部2cを構成する紙素材を下面側から加圧し、上面側に突出させる、いわゆる罫線によって構成することができる。また、雄型と雌型で紙素材を挟み込んで加圧するエンボス加工によっても形成することができる。
【0019】
外側容器2の底部2cの上に内側容器1を搭載すると、円環状の凸条部8の外径が内側容器1の底部1bにおける周壁部1aの下端部1cの内径よりも小さいので、この凸条部8が内側容器1の周壁部1aの内側にすっぽりと収まり、この凸条部8の外周が内側容器1を水平方向に位置決めする。したがって、図1図5の実施形態と同様に、規定高さ表示3まで注水した後、外側容器2の内部に内側容器1を配置すると、この凸条部8からなる嵌合構造6によって内側容器1が水平方向に位置決めされ、その状態で、水面5の位置で内側容器1が外側容器2の周壁2aの内側面2bから所定距離以上離間され、これによって、発煙時でも、紙製の外側容器2が焦げたり焦げ臭がしたりするのを防止することができる。
【0020】
以上、実施形態に係る燻蒸装置について説明したが、本件発明は、上記実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、本件発明の要旨の範囲内で種々変更が可能である。例えば、図1図5の実施形態の燻蒸装置では、外側容器2の平坦な底部2cを窪ませて凹部7を形成したが、例えば、内側容器1の底部1bの外周を覆う凸条部を外側容器2の底部2cの上面に形成し、その内側の領域に内側容器1の底部1bが嵌入する凹部7が形成されるようにしてもよい。すなわち、図6の凸条部8が内側容器1の底部1bの外周を規制することにより、内側容器1が水平方向に位置決めされる。
【符号の説明】
【0021】
1 内側容器
2 外側容器
2a 周壁
2b 内側面
2c 底部
3 (注水の)規定高さ表示
4 蓋部材
5 水面
図1
図2
図3
図4
図5
図6