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特開2024-18708情報交換支援装置、情報交換支援方法、プログラム及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024018708
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】情報交換支援装置、情報交換支援方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/015 20230101AFI20240201BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022122210
(22)【出願日】2022-07-29
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100227019
【弁理士】
【氏名又は名称】安 修央
(72)【発明者】
【氏名】高橋 尚広
(72)【発明者】
【氏名】本多 肇
(72)【発明者】
【氏名】新冨 啓明
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】 対象物を介した情報交換を可能とする情報交換支援装置を提供する。
【解決手段】 本発明の情報交換支援装置は、対象物識別情報を取得する識別情報取得部、対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得する利用回数取得部、対象物識別情報および利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、メッセージ情報をユーザ端末に出力する情報出力部、ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得する送信情報取得部、送信対象特定情報に基づいて、送信メッセージ情報の送信先を決定して送信メッセージ情報を出力する情報出力部を含み、送信対象特定情報は、対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含む。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
識別情報取得部、利用回数取得部、情報出力部、および送信情報取得部を含み、
前記識別情報取得部は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得部は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力部は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得部は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する、
情報交換支援装置。
【請求項2】
記憶部を含み、
前記識別情報取得部は、前記対象物識別情報を読み取ったユーザ端末の端末識別情報を取得し、
前記記憶部は、前記対象物識別情報毎に、前記識別情報取得時の対象物の利用回数(n)と前記端末識別情報とを紐づけて記憶し、
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含む場合、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報に基づいて送信メッセージ情報を送信する端末を決定し、前記決定した端末に前記送信メッセージ情報を出力する、請求項1記載の情報交換支援装置。
【請求項3】
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させる、請求項2記載の情報交換支援装置。
【請求項4】
属性情報取得部を含み、
前記属性情報取得部は、ユーザの属性情報を取得し、
前記情報出力部は、前記対象物識別情報、前記利用回数(n)、および前記属性情報に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得部は、前記ユーザ端末から、さらに、送信先属性情報を取得し、
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報および前記送信先属性情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報交換支援装置。
【請求項5】
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記送信先属性情報毎に、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させる、請求項4記載の情報交換支援装置。
【請求項6】
識別情報取得工程、利用回数取得工程、情報出力工程、および送信情報取得工程を含み、
前記識別情報取得工程は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得工程は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力工程は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得工程は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する、
情報交換支援方法。
【請求項7】
前記識別情報取得工程は、前記対象物識別情報を読み取ったユーザ端末の端末識別情報を取得し、
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含む場合、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報に基づいて送信メッセージ情報を送信する端末を決定し、前記決定した端末に前記送信メッセージ情報を出力する、請求項6記載の情報交換支援方法。
【請求項8】
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて記憶部に記憶させる、請求項7記載の情報交換支援方法。
【請求項9】
識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順を含み、
前記識別情報取得手順は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得手順は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項10】
識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順を含み、
前記識別情報取得手順は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得手順は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報交換支援装置、情報交換支援方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、環境意識の高まりを受けて、飲食品の容器等のリユース等が推奨されている。例えば、特許文献1には、飲料容器のリユース方法に関するシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-197699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リユースにおいては、特許文献1に記載のように、飲食品の代金に容器のデポジット料金を徴収し、容器返却時にデポジット料金を返却することにより、利用者に容器の返却を促すという手法が一般的である。しかしながら、このような手法では、利用者はデポジット料金が上乗せされた上に返却の手間が生じるリユース対象品を忌避し、リユースの促進には適さないという課題がある。このため、リユース対象品を利用者が積極的に選択したくなる、リユースの体験価値を高める仕組みが求められている。
【0005】
そこで本発明は、対象物を介した情報交換を可能とする情報交換支援装置、情報交換支援方法、及び、プログラムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の情報交換支援装置は、
識別情報取得部、利用回数取得部、情報出力部、および送信情報取得部を含み、
前記識別情報取得部は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得部は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力部は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得部は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する。
【0007】
本発明の情報交換支援方法は、
識別情報取得工程、利用回数取得工程、情報出力工程、および送信情報取得工程を含み、
前記識別情報取得工程は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得工程は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力工程は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得工程は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する。
【0008】
本発明のプログラムは、
識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順を含み、
前記識別情報取得手順は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得手順は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0009】
本発明の記録媒体は、
識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順を含み、
前記識別情報取得手順は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得手順は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、対象物を介した情報交換が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態1の情報交換支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1の情報交換支援装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1の情報交換支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、実施形態1の情報交換支援装置における一部処理の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、実施形態1の情報交換支援装置の実施例を説明するための模式図である。
図6図6は、実施形態2の情報交換支援装置の一例の構成を示すブロック図である。
図7図7は、実施形態2の情報交換支援装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図8図8は、実施形態2の情報交換支援装置の実施例2-1を説明するための模式図である。
図9図9は、実施形態2の情報交換支援装置の実施例2-2を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明において、「対象物」は、例えば、複数回の利用が可能なものであれば特に制限されず、生物でも無生物でもよい。前記対象物の具体例としては、例えば、リユース可能な容器、レンタルサービスの対象物等があげられる。前記リユース可能な容器は、特に制限されず、例えば、飲食品の器、食材等の運搬時に使用する容器、包装用の袋、容器を小分けする蓋等があげられる。前記レンタルサービスの対象物は、特に制限されず、例えば、レンタル用品(例えば、ゴルフ用具、スーツケース、およびスキー用品等)、レンタル設備(例えば、レンタルルーム等)があげられる。
【0013】
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
げられる。
【0014】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の情報交換支援装置10の一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10は、識別情報取得部11、利用回数取得部12、情報出力部13及び送信情報取得部14を含む。また、本装置10は、図示していないが、入力部、出力部、表示部及び/又は記憶部を含んでもよい。
【0015】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10Aは、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10Aは、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末等であってもよい。本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0016】
図2に、本装置10のハードウェア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、出力装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0017】
中央処理装置101は、コントローラ(システムコントローラ、I/Oコントローラ等)等により、他の構成と連携動作し、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、識別情報取得部11、利用回数取得部12、情報出力部13及び送信情報取得部14として機能する。本装置10は、演算装置として、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、APU(Accelerated Processing Unit)等の他の演算装置を備えてもよいし、これらの組合せを備えてもよい。
【0018】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンタ、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0019】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0020】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。本装置10が前記記憶部を含む場合、例えば、記憶装置104は、前記記憶部として機能する。前記記憶部は、例えば、本装置のユーザの情報(氏名、識別番号、属性情報(性別、年齢、所属組織、住所、連絡先、趣味、嗜好等)、生体情報等)、対象物識別情報、ユーザ端末の端末識別情報、対象物の利用回数、メッセージ情報、及び、送信メッセージ情報等を記憶できる。
【0021】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。この場合、メモリ102及び記憶装置104は、例えば、前述の本装置のユーザの情報等を記憶していてもよい。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0022】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、出力装置106を備える。入力装置105は、例えば、タッチパネル、トラックパッド、マウス等のポインティングデバイス;キーボード;カメラ、スキャナ等の撮像手段;ICカードリーダ、磁気カードリーダ等のカードリーダ;マイク等の音声入力手段;等があげられる。出力装置106は、例えば、LEDディスプレー、液晶ディスプレー等の表示装置;スピーカ等の音声出力装置;プリンタ;等があげられる。本実施形態1において、入力装置105と出力装置106とは、別個に構成されているが、入力装置105と出力装置106とは、タッチパネルディスプレーのように、一体として構成されてもよい。
【0023】
つぎに、本実施形態の情報交換支援方法の一例を、図3および図4のフローチャートに基づき説明する。本実施形態の情報交換支援方法は、例えば、図1又は図2の装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の情報交換支援方法は、図1又は図2の装置10の使用には限定されない。
【0024】
本装置10の処理に先立ち、まず、対象物に対し、対象物を個別に識別可能な対象物識別情報を付与する。前記対象物識別情報は、前記対象物を識別可能な情報であればよく、例えば、前記対象物毎に付与された識別番号等があげられる。そして、各対象物の利用回数と、前記対象物識別情報とを紐づけて記憶する。前記利用回数は、例えば、前記対象物を使用した回数でもよいし、前記対象物に付された対象物識別情報の使用回数(アクセス回数)でもよい。前記使用回数は、例えば、対象物の利用サイクルの数でもよいし、対象物の流通段階でもよい。前記利用サイクルは、例えば、前記対象物の種類に応じて適切なサイクルが設定できる。具体例として、前記対象物が、例えば、リユース可能な容器である場合、容器のリサイクルの1フェーズ(容器が目的に応じて利用され、回収され、洗浄されるまで)を1サイクル、すなわち、利用回数1回として設定できる。対象物の流通段階は、例えば、それぞれの段階を利用回数1回としてカウントしてもよい。この場合、例えば、対象物が生産された時点が、利用回数(n:1回目)、運搬段階が、利用回数(n+1:2回目)、小売店の店舗に陳列された段階が、利用回数(n+2:3回目)等とカウントできる。前記利用回数は、例えば、本装置10がカウントしてもよいし、本装置外の装置がカウントしてもよい。前記対象物の利用回数と対象物識別情報とを紐づけて管理する記憶部は、例えば、本装置10の前記記憶部でもよいし、装置外のデータベースでもよい。これにより、対象物毎の利用回数を管理可能となる。前記対象物に対する対象物識別情報の付与方法は、前記対象物識別情報を読み取り可能な状態で付与できれば特に制限されず、例えば、前記対象物識別情報を直接印字等により表示してもよいし、前記対象物識別情報を格納したコードを前記対象物に付してもよい。前記コードは、特に制限されず、例えば、一次元コード(例えば、バーコード)でもよいし、二次元コード(例えば、QRコード(登録商標))でもよい。前記対象物識別情報がコードに格納されている場合、前記コードは、例えば、本装置10にアクセスするための情報(例えば、アクセス用URL等)を合わせて格納していてもよい。
【0025】
まず、識別情報取得部11により、対象物識別情報を取得する(S1、識別情報取得工程)。具体的に、ユーザは、例えば、自身が所持する端末により、前記対象物に付された対象物識別情報を読み取り、前記端末が、本装置10に前記対象物識別情報を出力する。前記ユーザは、例えば、前記対象物の現在の利用者である。前記読取は、対象物識別情報の付与形態に応じて適切な方法を使用でき、例えば、端末のカメラ機能を利用した画像認識、コード読み取り機能等があげられる。これにより、識別情報取得部11は、前記対象物識別情報を取得できる。識別情報取得部11は、例えば、前記対象物識別情報を読み取ったユーザ端末の端末識別情報をあわせて取得してもよい。前記端末識別情報は、例えば、前記ユーザ端末を識別可能な情報であり、ユーザの識別情報であってもよい。前記端末識別情報は、例えば、メールアドレス、電話番号、ユーザの氏名、ニックネーム、ID、パスワード、IPアドレス、MACアドレス、端末の機器固有情報(端末のシリアルナンバー、国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identifier)等の識別番号)等があげられる。
【0026】
次に、利用回数取得部12により、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得する(S2、利用回数取得工程)。前記利用回数(n)は、例えば、前記対象物の現在の利用回数である(nは、例えば、0または1以上の整数。)。S1において、前記ユーザ端末の端末識別情報を取得している場合、本装置10は、前記記憶部に前記対象物識別情報毎の前記識別情報取得時の対象物の利用回数(n)と前記端末識別情報とを紐づけて記憶してもよい。本装置10が前記利用回数を計数する場合、利用回数取得部12は、例えば、前記利用回数(n)を計数できる。また、前述のように、本装置外の装置が前記利用回数を計数する場合、利用回数取得部12は、例えば、S1で取得した対象物識別情報を前記本装置外の装置に送信し、前記本装置外の装置がカウントした利用回数(n)を取得できる。
【0027】
次に、情報出力部13により、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力する(S3(S3A、S3B)、情報出力工程)。情報出力部13は、例えば、前記記憶部において、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報があるかを判定し(S3A)、記憶部に前記メッセージ情報が紐づけられている場合(S3A、Yes)、前記メッセージ情報をユーザ端末に出力できる(S3B)。記憶部に前記メッセージ情報が紐づけられていない場合(S3A、No)、例えば、S4工程に進む。前記メッセージ情報は、例えば、ユーザへの伝達事項が記録された情報であり、その情報の種類は特に制限されず、例えば、テキスト情報でもよいし、画像情報でもよいし、音声情報でもよく、これらの組み合わせであってもよい。
【0028】
前記メッセージ情報は、例えば、付加情報として、コンテンツ情報を含んでもよい。前記コンテンツ情報は、例えば、本装置の外部から取得可能なコンテンツの情報であり、情報の形態(テキスト、画像、動画、音声、その他の情報)は特に制限されず、これらの組み合わせであってもよい。前記コンテンツ情報は、例えば、有償で取得可能なものでもよいし、無償で取得可能なものでもよい。前記コンテンツ情報は、例えば、コンテンツそのものの情報でもよいし、コンテンツの利用権の情報であってもよい。前記コンテンツ情報がコンテンツそのものの情報である場合、例えば、コピー可能な情報であってもよいし、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)等のコピー不可能な情報であってもよい。NFTは、デジタル資産に対しての唯一性や保有者を証明することが可能であるため、前記コンテンツ情報は、NFT(非代替性トークン)であることが好ましい。前記コンテンツ情報は、例えば、素材情報ともいう。
【0029】
次に、送信情報取得部14により、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得する(S4、送信情報取得工程)。前記送信メッセージ情報は、例えば、ユーザが送信を希望するメッセージ情報であり、その情報の種類は特に制限されず、テキスト情報でもよいし、画像情報でもよいし、音声情報でもよく、これらの組み合わせであってもよい。前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含む。前記過去の利用回数(n-a)において、aは、例えば、1以上の整数である。前記未来の利用回数(n+b)において、例えば、bは、1以上の整数である。送信情報取得部14は、例えば、ユーザが前記ユーザ端末から指定した前記過去または未来の利用回数と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて取得する。
【0030】
前記送信メッセージ情報は、例えば、付加情報として、前記コンテンツ情報を含んでもよい。前記メッセージ情報が含むコンテンツ情報と、前記送信メッセージ情報が含むコンテンツ情報とは、例えば、同じであってもよいし、異なってもよい。
【0031】
そして、情報出力部13により、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する(S5、情報出力工程)S5工程の処理の一例について、図4を用いて詳細に説明する。まず、情報出力部13は、例えば、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含むかを判定し(S5A)、過去の利用回数(n-a)を含む場合(S5A、Yes)、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報に基づいて送信メッセージ情報を送信する端末を決定し、前記決定した端末に前記送信メッセージ情報を出力する(S5B)。この場合、情報出力部13は、例えば、前記記憶部において、前記対象物識別情報で特定される対象物において、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられている端末識別情報を抽出し、抽出した端末識別情報に基づいて前記送信メッセージ情報を送信する端末を決定できる。なお、過去の利用回数(n-a)を含まない場合(S5A、No)、例えば、S5Bには進まず、S5Cに進んでもよい。つぎに、情報出力部13は、例えば、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含むかを判定し(S5C)、未来の利用回数(n+b)を含む場合(S5C、Yes)、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させる(S5D)。
なお、未来の利用回数(n+b)を含まない場合(S5C、No)、例えば、S5Dには進まず、処理を終了してもよい。これにより、例えば、現在よりも未来において、対象物の未来の利用者が、所有する端末により前記対象物識別情報を読み取った際に、ユーザ(対象物の現在の利用者)が送信した送信メッセージ情報が未来の利用者の端末に表示される。なお、図4においては、S5A~S5Bを実行した後、S5C~S5Dを実行する場合を例に挙げて説明したが、これには限定されず、例えば、S5A~S5BおよびS5C~S5Dは、同時に実行してもよいし、順次実行してもよく、後者の場合、実行順序は特に制限されず、任意である。
【0032】
(実施形態1の実施例)
図5を用いて、本装置10の利用の形態の実施例を説明する。以下の実施例においては、前記対象物が、リユース可能な食品の容器であり、容器の蓋部に、対象物識別情報が格納されたQRコード(登録商標)が付されており、容器の利用者間におけるメッセージのやりとりを行う場合を例に挙げて説明するが、本発明は以下の例示には何ら制限されない。
【0033】
まず、利用者Aは、商品を注文し、対象物識別情報が付されたQRコード(登録商標)21が付された容器20を受けとる((1)、(2))。そして、ユーザAの端末30Aを用いて、容器20に付されたQRコード(登録商標)21を読み取り、本装置10にアクセスする(3)。この際、対象物である容器20の前記対象物識別情報および前記利用回数(n)には、メッセージ情報が紐づけられていないため、端末30Aにはメッセージ情報が出力(表示)されない。利用者Aは、端末30Aを操作し、送信対象特定情報として、未来の利用者(利用回数(n+1))を指定し、前記送信メッセージ情報として、メッセージ31Aを作成して送信する。本装置10は、前記送信対象特定情報と前記送信メッセージ情報を取得すると、容器20の識別情報に、前記送信対象特定情報(利用回数(n+1))と前記送信メッセージ情報とを紐づけ、記憶部に記憶する。また、本装置10は、容器20の対象物識別情報と、現在の利用回数(n)と、端末30Aの端末識別情報とを紐づけて記憶する。そして、利用者Aは、容器20を利用し(容器20内の食品を食し)、容器20を返却する。
【0034】
その後、利用者Bが、商品を注文し、対象物識別情報が付されたQRコード(登録商標)21が付された容器20を受けとる((7)、(8)、(9))。なお、ユーザBが容器20を受け取った時点において、容器20は、ユーザAが利用後、その次の利用になるため、容器20の利用回数は、n+1となる。そして、ユーザBの端末30Bを用いて、容器20に付されたQRコード(登録商標)21を読み取り、本装置10にアクセスする(10)。この際、本装置10の記憶部において、対象物である容器20の対象物識別情報および利用回数(n+1)には、ユーザAが送信したメッセージ31Aが紐づけられているため、本装置10は、ユーザBの端末30Bにメッセージ31Aが出力(表示)される(11)。メッセージ31Aを確認した利用者Bは、端末30Bを操作し、送信対象特定情報として、過去の利用者(利用回数((n+1)-1))を指定し、前記送信メッセージ情報として、メッセージ31Bを作成して送信する((12)、(13)、(14))。本装置10は、前記送信対象特定情報と前記送信メッセージ情報を取得すると、容器20の対象物識別情報における、利用回数((n+1)-1)、すなわち利用回数(n)に紐づけられた端末識別情報から、ユーザAの端末30Aを特定し、メッセージ31Bを端末30Aに送信し、端末30Aは、メッセージ31Bを受信する(18)。そして、利用者Aは、端末30Aに表示されたメッセージ31Bを確認できる。
【0035】
本実施形態の情報交換支援装置によれば、例えば、対象物の識別情報と利用回数に基づいて対象物の利用者を特定し、相互にメッセージ情報を交換することができる。このため、例えば、前記対象物がリユース容器であれば、リユース容器の利用者間におけるコミュニケーションを促進することができ、リユース容器の利用を促進することが可能となる。また、本実施形態の情報交換支援装置によれば、容器の利用者間では互いの連絡先を特定することなくメッセージを交換することが可能となるため、プライバシーを保護した匿名でのやりとりも可能となる。
【0036】
[実施形態2]
実施形態2は、本発明の情報交換支援装置の他の例である。
【0037】
本実施形態の情報交換支援装置は、実施形態1の情報交換支援装置10の構成に加えて、属性情報取得部を含むこと以外は前記実施形態1の情報交換支援装置10と同様であり、その説明を援用できる。本実施形態の情報交換支援装置10Aは、例えば、属性情報取得部を含み、前記属性情報取得部は、ユーザの属性情報を取得し、前記情報出力部は、前記対象物識別情報、前記利用回数(n)、および前記属性情報に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、前記送信情報取得部は、前記ユーザ端末から、さらに、送信先属性情報を取得し、前記情報出力部は、前記送信対象特定情報および前記送信先属性情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定する。
【0038】
また、本実施形態の情報交換支援装置10Aにおいて、例えば、情報出力部13は、前記情報出力部は、前記送信対象特定情報前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記送信先属性情報毎に、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させてもよい。
【0039】
図6は、本実施形態の情報交換支援装置10Aの一例の構成を示すブロック図である。図6に示すように、情報交換支援装置10Aは、実施形態1の情報交換支援装置10の構成に加えて、属性情報取得部15を備える。情報交換支援装置10Aのハードウェア構成は、図2の情報交換支援装置10のハードウェア構成において、中央処理装置101が、図1の情報交換支援装置10の構成に代えて、図6の情報交換支援装置10Aの構成を備える以外は同様である。
【0040】
つぎに、本実施形態の情報交換支援方法について、図7のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の情報交換支援方法は、例えば、図6に示す本実施形態の情報交換支援装置10Aを用いて実施できる。なお、本発明の情報交換支援方法は、情報交換支援装置10Aの使用に限定されない。
【0041】
まず、前記実施形態1のS1およびS2と同様にして、S1およびS2を実施する。
【0042】
つぎに、属性情報取得部15は、例えば、ユーザの属性情報を取得する(S11、属性情報取得工程)。前記属性情報は、例えば、ユーザの性別、年齢、居住地域、所属組織、住所、連絡先、趣味、嗜好、顧客情報、行動データ、価値観等の情報があげられる。また、前記属性情報は、例えば、複数の情報を含むタグ情報であってもよい。前記タグ情報は、例えば、居住地域、年齢帯、趣味や嗜好のカテゴリ、行動の傾向、感情や意識の状態等があげられる。前記年齢帯は、特に制限されず、例えば、任意に設定した複数の年齢を含む幅でもよいし、幼児(例えば、0~6歳)、児童(例えば、7~12歳)、学生(例えば、13~18歳)、成人(例えば、18歳以上)等のような区切りであってもよい。前記趣味や嗜好のカテゴリは、例えば、状況や感情、対象物(容器)の組み合わせによって、好きな栄養素や現在特に気に入っている食品、食べ物等をカテゴライズして区切ることができる。属性情報取得部15は、例えば、ユーザ端末から前記属性情報を取得してもよいし、予め記憶部に記憶された属性情報を取得してもよい。前者の場合、属性情報取得部15は、例えば、S1における前記端末識別情報の取得時に、前記属性情報をあわせて取得してもよい。後者の場合、例えば、前記端末識別情報と属性情報とを予め紐づけて記憶部に記憶しておき、前記端末識別情報に紐づけられている属性情報を前記記憶部から取得できる。
【0043】
つぎに、情報出力部13は、例えば、前記対象物識別情報、前記利用回数(n)、および前記属性情報に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力する(S3、情報出力工程)。本実施形態のS3は、情報出力部13が、前記対象物識別情報に紐づけられているメッセージのうち、前記利用回数(n)だけでなく、属性情報を参照してメッセージ情報を出力する以外は前記実施形態1のS3と同様である。
【0044】
次に、送信情報取得部14により、例えば、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とに加え、送信先属性情報を取得する(S14、送信情報取得工程)。前記送信先属性情報は、例えば、ユーザが送信を希望する対象ユーザの属性を指定する情報であり、前記送信先属性情報における属性は、前述の属性情報の説明を援用できる。また、前記送信先属性情報は、例えば、1つでもよいし、2以上の複数でもよい。後者の場合、例えば、前記送信メッセージ情報は、例えば、前記送信先属性情報毎に異なる送信メッセージ情報でもよいし、同じでもよい。これにより、例えば、次の対象物の利用者の属性に応じた送信メッセージを記憶させることができる。
【0045】
本装置10Aは、例えば、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含む場合、例えば、前過去の利用回数(n-a)により前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報を特定し、特定した端末識別情報に紐づけられた属性情報を前記ユーザ端末に出力してもよい。この場合、ユーザは、送信メッセージ情報を作成するにあたり、過去の対象物の利用者の属性を確認することができ、より適切な送信メッセージ情報を作成することができる。
【0046】
そして、情報出力部13により、例えば、前記送信対象特定情報および前記送信先属性情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する(S14、情報出力工程)。具体的に、情報出力部13は、例えば、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記送信先属性情報毎に、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させる。
【0047】
本実施形態の情報交換支援装置は、以上のような処理により、例えば、現在よりも未来において、対象物の未来の利用者が、所有する端末により前記対象物識別情報を読み取った際に、ユーザ(対象物の現在の利用者)が送信した送信メッセージ情報のうち、前記未来の利用者の属性に対応した送信メッセージ情報が未来の利用者の端末に表示される。
【0048】
(実施形態2の実施例2-1)
図8を用いて、本装置10Aの利用の形態の実施例を説明する。以下の実施例においては、前記対象物が、リユース可能な食品の容器であり、容器の蓋部に、対象物識別情報が格納されたQRコード(登録商標)が付されており、容器の利用者間におけるメッセージのやりとりを行う場合を例に挙げて説明するが、本発明は以下の例示には何ら制限されない。
【0049】
まず、利用者Aは、商品を注文し、対象物識別情報が付されたQRコード(登録商標)21が付された容器20を受けとる((1)、(2))。そして、ユーザAの端末30Aを用いて、容器20に付されたQRコード(登録商標)21を読み取り、本装置10Aにアクセスする(3)。この際、対象物である容器20の前記対象物識別情報および前記利用回数(n)には、メッセージ情報が紐づけられていないため、端末30Aにはメッセージ情報が出力(表示)されない。利用者Aは、端末30Aを操作し、送信対象特定情報として、未来の利用者(利用回数(n+1))を指定し、さらに、前記送信先属性情報として、「スポーツ好き」を選択し、前記送信メッセージ情報として、メッセージ31Aを作成して送信する。本装置10Aは、前記送信先属性情報と前記送信対象特定情報と前記送信メッセージ情報とを取得すると、容器20の識別情報に、送信先属性情報(スポーツ好き)と、前記送信対象特定情報(利用回数(n+1))と前記送信メッセージ情報とを紐づけ、記憶部に記憶する。また、本装置10Aは、容器20の対象物識別情報と、現在の利用回数(n)と、端末30Aの端末識別情報とを紐づけて記憶する。そして、利用者Aは、容器20を利用し(容器20内の食品を食し)、容器20を返却する。
【0050】
その後、利用者Bが、商品を注文し、対象物識別情報が付されたQRコード(登録商標)21が付された容器20を受けとる((7)、(8)、(9))。なお、ユーザBが容器20を受け取った時点において、容器20は、ユーザAが利用後、その次の利用になるため、容器20の利用回数は、n+1となる。また、ユーザBの属性情報として、「スポーツ好き」がユーザBの端末30Bの端末識別情報に紐づけられている。そして、ユーザBの端末30Bを用いて、容器20に付されたQRコード(登録商標)21を読み取り、本装置10にアクセスする(10)。この際、本装置10Aの記憶部において、対象物である容器20の対象物識別情報および利用回数(n+1)、ならびに送信先属性情報(スポーツ好き)には、ユーザAが送信したメッセージ31Aが紐づけられているため、本装置10Aは、ユーザBの端末30Bにメッセージ31Aが出力(表示)される(11)。メッセージ31Aを確認した利用者Bは、端末30Bを操作し、送信対象特定情報として、過去の利用者(利用回数((n+1)-1))を指定し、前記送信メッセージ情報として、メッセージ31Bを作成して送信する((12)、(13)、(14))。本装置10Aは、前記送信対象特定情報と前記送信メッセージ情報を取得すると、容器20の対象物識別情報における、利用回数((n+1)-1)、すなわち利用回数(n)に紐づけられた端末識別情報から、ユーザAの端末30Aを特定し、メッセージ31Bを端末30Aに送信し、端末30Aは、メッセージ31Bを受信する(18)。そして、利用者Aは、端末30Aに表示されたメッセージ31Bを確認できる。
【0051】
なお、図8を用いて説明した実施例2-1において、例えば、利用者Aの次に容器20を利用する利用者が、利用者Cであり、利用者Cは「スポーツ好き」の属性を有していない場合、例えば、図7の(10)において、利用者CがQRコード(登録商標)21を読み取ったとしても、利用者Cは、メッセージ31Aが紐づけられている「スポーツ好き」の属性を持たないため、利用者Cの端末にはメッセージ31Aが表示されない。
【0052】
(実施形態2の実施例2-2)
図9を用いて、本装置10Aの別の利用の形態の実施例を説明する。以下の実施例においては、前記対象物が、リユース可能な食品の容器であり、容器の蓋部に、対象物識別情報が格納されたQRコード(登録商標)が付されており、容器に入れた食品を提供する店舗と、容器の利用者との間におけるメッセージのやりとりを行う場合を例に挙げて説明するが、本発明は以下の例示には何ら制限されない。
【0053】
まず、利用者Aは、商品を注文する(1)。つぎに、利用者Aからの注文を受け付けた店舗は、顧客情報から利用者Aの属性(例えば、趣味:ゴルフ)を特定する((2)、(3))。店舗は、利用者Aからの注文に基づき、商品を梱包した容器20を用意し、対象物識別情報を格納したQRコード(登録商標)21を容器20に付す(4)。また、店舗は、容器20について、送信対象特定情報として、未来の利用者(利用回数(n+1))を指定し、さらに、前記送信先属性情報として、「趣味:ゴルフ」を選択し、前記送信メッセージ情報として、メッセージ31Aを作成して送信する((5)、(6))。本装置10Aは、前記送信先属性情報と前記送信対象特定情報と前記送信メッセージ情報とを取得すると、容器20の識別情報に、送信先属性情報(趣味:ゴルフ)と、前記送信対象特定情報(利用回数(n+1))と前記送信メッセージ情報とを紐づけ、記憶部に記憶する。また、本装置10Aは、容器20の対象物識別情報と、現在の利用回数(n)と、店舗の端末30Bの端末識別情報とを紐づけて記憶する。そして、店舗は、容器20を利用者Aに発送する。
【0054】
その後、利用者Aが、対象物識別情報が付されたQRコード(登録商標)21が付された容器20を受けとる(7)。なお、利用者Aが容器20を受け取った時点において、容器20は、店舗が利用(商品の梱包)後、その次の利用になるため、容器20の利用回数は、n+1となる。また、利用者Aの属性情報として、「趣味:ゴルフ」が利用者Aの端末30Aの端末識別情報に紐づけられている。そして、利用者Aの端末30Aを用いて、容器20に付されたQRコード(登録商標)21を読み取り、本装置10にアクセスする(8)。この際、本装置10の記憶部において、対象物である容器20の対象物識別情報および利用回数(n+1)、ならびに送信先属性情報(趣味:ゴルフ)には、店舗が送信したメッセージ31Aが紐づけられているため、本装置10Aは、利用者Aの端末30Aにメッセージ31Aが出力(表示)される(9)。メッセージ31Aを確認した利用者Aは、端末30Aを操作し、送信対象特定情報として、過去の利用者(利用回数((n+1)-1))を指定し、前記送信メッセージ情報として、メッセージ31Bを作成して送信する((10)、(11)、(12))。本装置10Aは、前記送信対象特定情報と前記送信メッセージ情報を取得すると、容器20の対象物識別情報における、利用回数((n+1)-1)、すなわち利用回数(n)に紐づけられた端末識別情報から、店舗の端末30Bを特定し、メッセージ31Bを端末30Bに送信し、端末30Bは、メッセージ31Bを受信する(13)。そして、店舗は、端末30Bに表示されたメッセージ31Bを確認できる。
【0055】
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、前述の情報交換支援方法の各工程を、コンピュータに実行させるためのプログラムである。具体的に、本実施形態のプログラムは、コンピュータに、識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順を実行させるためのプログラムである。
【0056】
前記識別情報取得手順は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得手順は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する。
【0057】
また、本実施形態のプログラムは、コンピュータを、識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順として機能させるプログラムということもできる。
【0058】
本実施形態のプログラムは、前記本発明の情報交換支援装置および情報交換支援方法における記載を援用できる。前記各手順は、例えば、「手順」を「処理」と読み替え可能である。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。前記記録媒体は、例えば、非一時的なコンピュータ可読記録媒体(non-transitory computer-readable storage medium)である。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等があげられる。
【0059】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0060】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
識別情報取得部、利用回数取得部、情報出力部、および送信情報取得部を含み、
前記識別情報取得部は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得部は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力部は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得部は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する、
情報交換支援装置。
(付記2)
記憶部を含み、
前記識別情報取得部は、前記対象物識別情報を読み取ったユーザ端末の端末識別情報を取得し、
前記記憶部は、前記対象物識別情報毎に、前記識別情報取得時の対象物の利用回数(n)と前記端末識別情報とを紐づけて記憶し、
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含む場合、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報に基づいて送信メッセージ情報を送信する端末を決定し、前記決定した端末に前記送信メッセージ情報を出力する、付記1記載の情報交換支援装置。
(付記3)
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させる、付記2記載の情報交換支援装置。
(付記4)
属性情報取得部を含み、
前記属性情報取得部は、ユーザの属性情報を取得し、
前記情報出力部は、前記対象物識別情報、前記利用回数(n)、および前記属性情報に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得部は、前記ユーザ端末から、さらに、送信先属性情報を取得し、
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報および前記送信先属性情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定する、付記1から3のいずれかに記載の情報交換支援装置。
(付記5)
前記情報出力部は、前記送信対象特定情報前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記送信先属性情報毎に、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて前記記憶部に記憶させる、付記4記載の情報交換支援装置。
(付記6)
識別情報取得工程、利用回数取得工程、情報出力工程、および送信情報取得工程を含み、
前記識別情報取得工程は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得工程は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力工程は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得工程は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力する、
情報交換支援方法。
(付記7)
前記識別情報取得工程は、前記対象物識別情報を読み取ったユーザ端末の端末識別情報を取得し、
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含む場合、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報に基づいて送信メッセージ情報を送信する端末を決定し、前記決定した端末に前記送信メッセージ情報を出力する、付記6記載の情報交換支援方法。
(付記8)
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて記憶部に記憶させる、付記7記載の情報交換支援方法。
(付記9)
属性情報取得工程を含み、
前記属性情報取得工程は、ユーザの属性情報を取得し、
前記情報出力工程は、前記対象物識別情報、前記利用回数(n)、および前記属性情報に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得工程は、前記ユーザ端末から、さらに、送信先属性情報を取得し、
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報および前記送信先属性情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定する、付記6から8のいずれかに記載の情報交換支援方法。
(付記10)
前記情報出力工程は、前記送信対象特定情報前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記送信先属性情報毎に、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて記憶部に記憶させる、付記9記載の情報交換支援方法。
(付記11)
識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順を含み、
前記識別情報取得手順は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得手順は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記12)
前記識別情報取得手順は、前記対象物識別情報を読み取ったユーザ端末の端末識別情報を取得し、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含む場合、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報に基づいて送信メッセージ情報を送信する端末を決定し、前記決定した端末に前記送信メッセージ情報を出力する、付記11記載のプログラム。
(付記13)
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて記憶部に記憶させる、付記12記載のプログラム。
(付記14)
属性情報取得手順を含み、
前記属性情報取得手順は、ユーザの属性情報を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報、前記利用回数(n)、および前記属性情報に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、さらに、送信先属性情報を取得し、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報および前記送信先属性情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定する、付記11から13のいずれかに記載のプログラム。
(付記15)
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記送信先属性情報毎に、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて記憶部に記憶させる、付記14記載のプログラム。
(付記16)
識別情報取得手順、利用回数取得手順、情報出力手順、および送信情報取得手順を含み、
前記識別情報取得手順は、対象物識別情報を取得し、
前記利用回数取得手順は、前記対象物識別情報により特定される対象物の利用回数(n)を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報および前記利用回数(n)に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、送信メッセージ情報と、送信対象特定情報とを取得し、
前記送信対象特定情報は、前記対象物の利用回数を指定する情報であり、過去の利用回数(n-a)および未来の利用回数(n+b)の少なくとも一方を含み、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定して前記送信メッセージ情報を出力し、
前記各手順をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記17)
前記識別情報取得手順は、前記対象物識別情報を読み取ったユーザ端末の端末識別情報を取得し、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報が、前記過去の利用回数(n-a)を含む場合、前記過去の利用回数(n-a)と紐づけられた端末識別情報に基づいて送信メッセージ情報を送信する端末を決定し、前記決定した端末に前記送信メッセージ情報を出力する、付記16記載の記録媒体。
(付記18)
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて記憶部に記憶させる、付記17記載の記録媒体。
(付記19)
属性情報取得手順を含み、
前記属性情報取得手順は、ユーザの属性情報を取得し、
前記情報出力手順は、前記対象物識別情報、前記利用回数(n)、および前記属性情報に紐づけられているメッセージ情報がある場合、前記メッセージ情報を前記ユーザ端末に出力し、
前記送信情報取得手順は、前記ユーザ端末から、さらに、送信先属性情報を取得し、
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報および前記送信先属性情報に基づいて、前記送信メッセージ情報の送信先を決定する、付記16から18のいずれかに記載の記録媒体。
(付記20)
前記情報出力手順は、前記送信対象特定情報前記送信対象特定情報が、前記未来の利用回数(n+b)を含む場合、前記送信先属性情報毎に、前記対象物識別情報と、前記未来の利用回数(n+b)と、前記送信メッセージ情報とを紐づけて記憶部に記憶させる、付記19記載の記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明によれば、対象物を介した情報交換が可能となる。本発明は、例えば、複数利用する物品を利用する様々な分野に適用可能である。
【符号の説明】
【0062】
10 情報交換支援装置
11 識別情報取得部
12 利用回数取得部
13 情報出力部
14 送信情報取得部
15 属性情報取得部
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信デバイス

図1
図2
図3
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図5
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図7
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図9