(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024018778
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】プログラム、情報処理方法、端末、システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 20/06 20120101AFI20240201BHJP
G06Q 20/32 20120101ALI20240201BHJP
【FI】
G06Q20/06
G06Q20/32 300
【審査請求】未請求
【請求項の数】19
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022122313
(22)【出願日】2022-07-29
(71)【出願人】
【識別番号】500257300
【氏名又は名称】LINEヤフー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001759
【氏名又は名称】弁理士法人よつ葉国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100093687
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 元成
(74)【代理人】
【識別番号】100168468
【弁理士】
【氏名又は名称】富崎 曜
(74)【代理人】
【識別番号】100166176
【弁理士】
【氏名又は名称】加美山 豊
(72)【発明者】
【氏名】真崎 洋輔
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055AA12
5L055AA64
(57)【要約】
【課題】送金依頼に基づく送金等に関する利便性を向上させる。
【解決手段】端末によって実行されるプログラムは、第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を端末の通信部によって受信することと、送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、送金依頼情報に基づき端末の表示部に表示することとが端末によって実行される。
【選択図】
図1-1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行されるプログラムであって、
第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を前記端末の通信部によって受信することと、
前記送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、前記送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、前記送金依頼情報に基づき前記端末の表示部に表示することとが前記端末によって実行される。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラムであって、
前記送金依頼は、前記端末のユーザを含む複数のユーザに送信される。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のプログラムであって、
前記第2表示に対する前記端末のユーザの入力に基づいて、前記送金依頼された金額を増額させる処理を前記端末の制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項4】
請求項3に記載のプログラムであって、
前記第2表示は、前記送金依頼された金額を増額させるための第1画像と、前記金額を減額させるための第2画像とを含む。
【請求項5】
請求項4に記載のプログラムであって、
前記送金依頼された金額以下の金額が入力された場合、前記第2画像の表示態様を変更する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項6】
請求項3に記載のプログラムであって、
前記第2表示は、第1金額を増額させるための第3画像と、第2金額を増額させるための第4画像とを含む。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記第2表示は、前記端末のユーザによる入力によって、前記送金依頼された金額を減額させるための情報を含み、
前記端末のユーザによる、前記第2表示に対する入力によって、前記送金依頼された金額よりも低い金額が入力された場合、送金できないことを示す表示を前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記送金依頼に基づく送金処理を前記端末の制御部によって行うことと、
前記送金処理に基づき、前記第1端末に送金することを示す第3表示を前記表示部に表示することとが前記端末によって実行される。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記送金依頼に基づき、送金の上限金額を設定する処理を前記端末の制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項10】
請求項9に記載のプログラムであって、
前記上限金額は、前記第1端末のユーザによって設定される。
【請求項11】
請求項9に記載のプログラムであって、
前記送金依頼は、前記端末のユーザを含む複数のユーザに送信され、
前記上限金額は、前記複数のユーザによって支払われた金額、または支払われる予定の金額によって変更される。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記送金依頼情報は、前記第1端末のユーザと、複数のユーザとを含むチャットルームに送信され、
前記チャットルームを前記表示部に表示することが前記端末によって実行される。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムであって、
前記端末のユーザによって、前記第2表示に対する入力が行われ、前記送金依頼された金額よりも高い金額の送金が行われた場合、前記チャットルームの表示制御を前記端末の制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項14】
請求項12または請求項13に記載のプログラムであって、
前記端末のユーザによって、前記第2表示に対する入力が行われ、前記送金依頼された前記金額よりも高い金額の送金が行われた場合、前記チャットルームに第4画像を表示する制御を前記端末の制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項15】
請求項14に記載のプログラムであって、
前記第1端末のユーザによって、前記第4画像に対する入力が行われた場合、前記第4画像に対するリアクションを示す第5画像を前記チャットルームに表示する制御を前記制御部によって行うことが前記端末によって実行される。
【請求項16】
請求項1から請求項15のいずれか一項に記載のプログラムであって、
前記送金依頼情報は、前記第1端末と通信するサーバを介して前記端末に受信される。
【請求項17】
端末の情報処理方法であって、
第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を前記端末の通信部によって受信することと、
前記送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、前記送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、前記送金依頼情報に基づき前記端末の表示部に表示することとを含む。
【請求項18】
端末であって、
第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を受信する通信部と、
前記送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、前記送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、前記送金依頼情報に基づき表示する表示部とを備える。
【請求項19】
サーバと端末とを備えるシステムであって、
前記端末は、
サーバから送信されたアプリケーションを受信し、
前記アプリケーションを前記端末の記憶部に記憶し、
前記サーバは、
第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を前記端末に送信し、
前記端末は、
前記送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、前記送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、受信された前記送金依頼情報に基づき、前記アプリケーションによって前記端末の表示部に表示することとを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム、情報処理方法、端末、システム、サーバ等に関する。
【背景技術】
【0002】
昨今、スマートフォン等の端末で実行可能なアプリケーションによって、端末、または端末のユーザの電子貨幣(電子マネー)の管理や、電子貨幣による決済等を実現するサービスが普及しつつある。例えば特許文献1には、商品の購買金額の決済を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、端末によって実行されるプログラムは、第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を端末の通信部によって受信することと、送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、送金依頼情報に基づき端末の表示部に表示することとが端末によって実行される。
本発明の第2の態様によると、端末の情報処理方法は、第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を端末の通信部によって受信することと、送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、送金依頼情報に基づき端末の表示部に表示することとを含む。
本発明の第3の態様によると、端末は、第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を受信する通信部と、送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、送金依頼情報に基づき表示する表示部とを備える。
本発明の第4の態様によると、サーバと端末とを備えるシステムは、端末は、サーバから送信されたアプリケーションを受信し、アプリケーションを端末の記憶部に記憶し、サーバは、第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を端末に送信し、端末は、送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、受信された送金依頼情報に基づき、アプリケーションによって端末の表示部に表示することとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0005】
【
図1-1】実施形態に係る通信システムの構成の一例を示す図。
【
図1-2】第1実施例に係るサーバの制御部によって実現される機能の一例を示す図。
【
図1-3】第1実施例に係るサーバの記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図1-4】第1実施例に係るアカウント登録データのデータ構成の一例を示す図。
【
図1-5】第1実施例に係るアカウント管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図1-6】第1実施例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図1-7】第1実施例に係る端末の制御部によって実現される機能の一例を示す図。
【
図1-8】第1実施例に係る端末の記憶部に記憶される情報の一例を示す図。
【
図1-9】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-10】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-11】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-12】第1実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-13】第1実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図1-14】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-15】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-16】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図1-17】第1変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-1】第2実施例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図2-2】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-3】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-4】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-5】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-6】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-7】第2実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図2-8】第2実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図2-9】第2実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図3-1】第3実施例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図3-2】第3実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-3】第3実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-4】第3実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-5】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-6】第3変形例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図3-7】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図3-8】第3変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図4-1】第4実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図4-2】第4実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図4-3】第4実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図4-4】第4実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図4-5】第4変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図5-1】第5実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図5-2】第5実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図6-1】第6実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図6-2】第6実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図6-3】第6実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図6-4】第6実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-1】第7実施例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図7-2】第7実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-3】第7実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-4】第7実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-5】第7実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-6】第7実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図7-7】第7変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-8】第7変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-9】第7変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図7-10】第7変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図8-1】第8実施例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図8-2】第8実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図8-3】第8実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図8-4】第8実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図8-5】第8変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図9-1】第9実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図9-2】第9実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図9-3】第9変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図9-4】第9変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図10-1】第10実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図10-2】第10実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図11-1】第11実施例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図11-2】第11実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図11-3】第11実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図11-4】第11実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図11-5】第11実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図11-6】第11実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図11-7】第11変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図12-1】第12実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図12-2】第12実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図12-3】第12実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図12-4】第12実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図12-5】第12実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図12-6】第12実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図12-7】第12実施例に係る各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャート。
【
図12-8】第12変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図13-1】第13実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図13-2】第13変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図13-3】第13変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図14-1】第14実施例に係るわりかんリクエスト管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【
図14-2】第14実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図14-3】第14実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図14-4】第14実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図15-1】第15実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図15-2】第15実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図16-1】第16実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図16-2】第16実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図16-3】第16実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図17-1】第17実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図17-2】第17実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図17-3】第17実施例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【
図17-4】第17変形例に係る端末の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
【0007】
<実施形態>
本明細書では、分かり易いように「限定ではなく例として」と記載する箇所があるが、該当箇所ばかりでなく、以下説明する実施形態の全体について、その記載内容に限定されるものではないことに留意されたい。
【0008】
本開示に係るプログラム等を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
本願請求項に係る発明の端末(本願発明の端末)の生産は、限定ではなく例として、ユーザが所有(所持)している端末で、本明細書に記載したプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等が受信されることによって(または受信されて端末に記憶されることによって)、本端末において、本願請求項に係る発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0010】
また、本願請求項に係る発明のシステム(本願発明のシステム)の生産は、限定ではなく例として、本願システムに含まれるサーバから送信された本明細書に記載されたプログラム(限定ではなく例として、アプリケーションプログラム)等を、本願システムに含まれる端末で受信することによって(または受信されたプログラムが端末に記憶されることによって)、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態が作り出される(本願請求項に係る発明が実行可能になる状態が作り出される)という概念を含んでもよい。
【0011】
また、本明細書において、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置を有して構成されるものとすることができる。
複数の装置は、同じ種類の装置の組合せとしてもよいし、異なる種類の装置の組合せとしてもよいし、同じ種類の装置と異なる種類の装置との組合せとしてもよい。
なお、システムとは、限定ではなく例として、複数の装置が協働して何らかの処理を行うもの、と考えることもできる。
【0012】
また、クライアント(クライアント装置)とサーバとに関するシステムとは、限定ではなく例として、少なくとも以下のいずれかと考えることができる。
(1)端末&サーバ
(2)サーバ
(3)端末
【0013】
(1)は、限定ではなく例として、少なくとも1つの端末と、少なくとも1つのサーバとを含むシステムである。この一例は、クライアントサーバシステムである。
【0014】
サーバは、限定ではなく例として、以下の装置によって構成されており、単独の装置であってもよいし、複数の装置の組合せであってもよいものとする。
【0015】
具体的には、サーバは、限定ではなく例として、少なくとも1つのプロセッサー(限定ではなく例として、CPU:Central Processing Unit、GPU:Graphics Processing Unit、APU:Accelerated Processing Unit、DSP:Digital Signal Processor(限定ではなく例として、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array)等)、コンピュータ装置(プロセッサー+メモリ)、制御装置、演算装置、処理装置等のいずれかを有して構成され、いずれか1つの装置の同種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+CPU、ホモジニアスマルチコアプロセッサー等)や、いずれか1つの装置の異種を複数備える構成(限定ではなく例として、CPU+DSP、ヘテロジニアスマルチコアプロセッサー等)としてもよいし、複数の装置の組み合わせ(限定ではなく例として、プロセッサー+コンピュータ装置、プロセッサー+演算装置、複数の装置をヘテロジニアス化したもの等)であってもよい。
なお、プロセッサーは、仮想プロセッサーとしてもよい。
【0016】
また、サーバによって何らかの処理を実行する場合に、単一の装置で構成される場合は、単一の装置によって実施例に記載されている処理が実行される。また、複数の装置を有して構成されている場合には、一部の処理を一方の装置が実行し、その他の処理を他方の装置が実行するように構成されていてもよい。限定ではなく例として、プロセッサーと、演算装置とを有して構成される場合、第1処理をプロセッサーが実行し、第2処理を演算装置が実行するように構成されていてもよい。
また、複数の装置で構成する場合には、各々の装置が互いに物理的に離れた位置に配置されて構成されてもよい。
【0017】
また、サーバの機能は、限定ではなく例として、クラウドコンピューティングにおけるPaaSやIaaS、SaaSの形態で提供されるようにしてもよい。
【0018】
また、システムの制御部は、端末の制御部とサーバの制御部とのうちの少なくともいずれか一方とすることができる。つまり、限定ではなく例として、(1A)端末の制御部のみ、(1B)サーバの制御部のみ、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方、のうちのいずれかを、システムの制御部とすることができる。
【0019】
また、システムの制御部が行う制御や処理(以下、包括的に「制御等」と称する。)は、(1A)端末の制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1B)サーバの制御部のみによって行うようにしてもよいし、(1C)端末の制御部とサーバの制御部との両方によって行うようにしてもよい。
また、(1C)では、限定ではなく例として、システムが制御部によって行う制御等のうちの一部の制御等を端末の制御部によって行うようにし、残りの制御等をサーバの制御部によって行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0020】
また、サーバの通信部という場合、サーバが単一の装置によって構成されている場合には、単一の装置が備える通信部そのものであってもよい。また、サーバが複数の装置を有して構成されている場合には、サーバの通信部は、各々の装置が備える各々の通信部を含む構成であってもよい。
限定ではなく例として、サーバは、第1装置と第2装置とを備え、第1装置は第1通信部を有し、第2装置は第2通信部を有する場合、サーバの通信部は、第1通信部と第2通信部とを含む概念としてもよい。
【0021】
(2)は、限定ではなく例として、複数のサーバによって構成されるシステム(以下、「サーバシステム」と称する。)とすることができる。この場合、各々のサーバの構成としては、前述した構成を同様に適用することができる。
【0022】
サーバシステムが行う制御等は、複数のサーバのうち、(2A)一のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2B)他のサーバのみによって行うようにしてもよいし、(2C)一のサーバと他のサーバとが行うようにしてもよい。
また、(2C)では、限定ではなく例として、サーバシステムが行う制御等のうちの一部の制御等を一のサーバが行うようにし、残りの制御等を他のサーバが行うようにしてもよい。この場合、制御等の割り当て(割り振り)は、等分であってもよいし、等分ではなく異なる割合で割り当ててもよい。
【0023】
(3)は、限定ではなく例として、複数の端末によって構成されるシステムとすることができる。
このシステムは、限定ではなく例として、以下のようなシステムとすることができる。
・サーバの機能を端末に持たせるシステム(分散システム)。これは、限定ではなく例として、ブロックチェーンの技術を用いて実現することが可能である。
・端末同士が無線通信を行うシステム。これは、限定ではなく例として、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信技術を用いてP2P(ピアツーピア)方式等で通信を行うことで実現可能である。
【0024】
なお、上記は、制御部に限らず、システムの構成要素となり得る入出力部、通信部、記憶部、時計部等の各機能部についても同様である。
【0025】
以下の実施形態では、限定ではなく例として、端末とサーバとを含むシステム(限定ではなく例として、クライアントサーバシステム)を例示する。
なお、サーバとして、上記(2)のサーバシステムを適用することも可能である。
【0026】
また、端末とサーバとを含むシステムに代えて、サーバを含まないシステム、限定ではなく例として、上記(3)のシステムを適用することも可能である。
この場合の実施形態は、前述したブロックチェーンの技術等に基づいて構成することが可能である。具体的には、限定ではなく例として、以下の実施形態で説明するサーバに記憶されて管理されるデータを、ブロックチェーン上に保管(格納)する。そして、端末が、ブロックチェーンへのトランザクションを生成し、トランザクションがブロックチェーン上で承認されると、ブロックチェーン上に保管されたデータが更新されるようにすることができる。
【0027】
なお、端末と表現した場合でも、これは、クライアントサーバにおけるクライアントの装置としての端末の意味に限定されるものではない。
つまり、端末は、クライアントサーバにおけるものではない装置の概念を含むこともあり得る。
【0028】
また、本明細書では、適宜「通信I/Fによって」という表現を用いる。これは、限定ではなく例として、装置が、制御部(プロセッサー等)の制御に基づいて、通信I/Fを介して(通信部を介して)、各種の情報やデータを送受信することを示してもよいものとする。
【0029】
また、本明細書において「関する」、「関連する」と記載された用語について、「Aに関するB」や「Aに関連するB」という場合、限定ではなく例として、「A」と何らかの関係性を有する「B」を意味してよいものとする。この具体例については後述する。
【0030】
また、本明細書において、「AとBとを送信する」、「AとBとを受信する」といったように、装置が2以上のものを対象として処理を行うことには、「A」と「B」とをタイミングを合わせて行うもの(以下、「同時」という。)と、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うもの(以下、「非同時」という。)とを含めてよいものとする。
限定ではなく例として、第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とをタイミングを合わせて送信するものと、第1情報と第2情報とをタイミングをずらして送信するものとの両方の概念を含めてよいものとする。
なお、ラグ(タイムラグ)を考慮し、「同時」には「ほぼ同時」を含めてよいものとする。
【0031】
なお、「A」と「B」とをタイミングをずらして行うといっても、これはあくまでも「A」と「B」とを対象として処理を行うものであればよく、その目的は必ずしも同じでなくてもよいものとする。
限定ではなく例として、上記のように第1情報と第2情報とを送信するという場合、第1情報と第2情報とを送信しさえすればよく、同じ目的で第1情報と第2情報とを送信する場合の他、異なる目的で第1情報と第2情報とを送信する場合も含めてよいものとする。
【0032】
以下の実施例では、ユーザがチャットを行うためのサービス(以下、「チャットサービス」と称する。)の一例として、メッセージングサービス(Messaging Service)を例示する。また、チャットサービスを実現するためのアプリケーションを「チャットアプリケーション」と称し、メッセージングサービスを実現するためのアプリケーションを「メッセージングアプリケーション」と称する。
チャットアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがチャットルームでチャットを行うことができるようにすることができる。
【0033】
なお、メッセージングサービス:MS(インスタントメッセージサービス:IMSを含む。)は、ソーシャルネットワーキングサービス:SNSの1つの形態(一形態)と考えることもできる。このため、メッセージンサービスとソーシャルネットワーキングサービスとを区別してもよいし、区別しなくてもよい。つまり、ソーシャルネットワーキングサービスにメッセージングサービスを含めてもよいものとする。
【0034】
また、以下の実施例では、メッセージングサービスの一例として、サーバを介して複数の装置(限定ではなく例として、端末)間で簡単なメッセージの送受信を行うインスタントメッセージングサービス:IMS(Instant Messaging Service)を例示する。
インスタントメッセージングアプリケーションでは、限定ではなく例として、ユーザがトークルームでトークを行うようにすることができる。
【0035】
チャットルーム(限定ではなく例として、トークルーム)とは、複数のユーザの端末間で送受信されるコンテンツを各々のユーザが閲覧できるUI(User Interface)やGUI(Graphical User Interface)とすることができる。
【0036】
また、トークルームには、1対1のユーザのトークルーム(以下、「1対1トークルーム」と称する。)、複数のユーザを含むグループのトークルーム(以下、「グループトークルーム」と称する。)、OA事業者(限定ではなく例として、メッセージングサービスの事業者と提携する事業者)とのトークルーム(以下、「OAトークルーム」と称する。)等を含めることができる。
【0037】
また、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、一般のユーザではない事業者のアカウントを「公式アカウント(OA(Official Account))」と称してもよく、この公式アカウントのユーザを「公式ユーザ」と称してもよい。なお、これを「公式アカウントユーザ」や「公式アカウント事業者」等のように称してもよい。
それに対し、メッセージングアプリケーションのアカウントであって、OA事業者ではないユーザのアカウントを「一般アカウント」と称し、一般アカウントのユーザを「一般ユーザ」と称する。なお、これを「一般アカウントユーザ」等のように称してもよい。
つまり、メッセージングアプリケーションのアカウントには、一般アカウントと公式アカウントとを含めてよいものとする。
【0038】
一般アカウントは、第1種別のアカウントの一例としてもよく、公式アカウントは、第2種別のアカウントの一例としてもよい。
また、一般アカウントは、メッセージングサービス(メッセージングアプリケーション)で、第1種別として一の端末20、またはその端末20のユーザと関連付けられたアカウントの一例としてもよく、公式アカウントは、メッセージングサービス(メッセージングアプリケーション)で、第2種別として一の端末20、またはその端末20のユーザと関連付けられたアカウントの一例としてもよい。
【0039】
また、OA事業者も、限定ではなく例として、一般アカウントのユーザの端末と同様の端末を利用して、サーバを介して、他の装置との間でメッセージの送受信を行うことができるようにしてもよい。
【0040】
また、メッセージ(メッセージ情報)とは、限定ではなく例として、メッセージングサービスで用いられる送信元と送信先とが定められる情報であって、メッセージを識別するための識別情報(メッセージID)とメッセージコンテンツとで構成される情報としてもよい。
また、メッセージコンテンツとは、限定ではなく例として、メッセージIDを除くメッセージの中身を意味するものとしてもよい。メッセージコンテンツは、1または2以上のコンテンツとしてもよい。
【0041】
また、メッセージを識別するための識別情報として設定される情報を「メッセージID」と称する。
同じメッセージIDのメッセージに含まれるメッセージコンテンツは、このメッセージIDによって識別されると考えることもできる。よって、メッセージを識別するための識別情報は、メッセージコンテンツを識別するための識別情報と実質的に同義と考えることもできる。
なお、これとは異なり、メッセージコンテンツごとに個別の識別情報(メッセージコンテンツID)を設定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0042】
コンテンツには、限定ではなく例として、テキスト形式のテキストコンテンツ、画像(静止画像、動画像の少なくともいずれか一方を含む。)形式の画像コンテンツ、音(音声を含む。)形式の音コンテンツなどを含めてよいものとする。
なお、この他にも、ユーザの操作に供するボタンやアイコン等の操作コンテンツや、URI(URL等を含む。)などのリンクコンテンツを含めてもよいものとする。
【0043】
テキストには、限定ではなく例として、文字コードで表される各国の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくともいずれか1つを含めてよいものとする。
なお、テキストは、上記の文字、拡張文字、機種依存文字、数字、記号、図形及び符号の少なくとも1つを含まなくてもよく、その他のテキストを含んでもよい。
【0044】
画像には、限定ではなく例として、アイコン、ボタン、スタンプ、絵文字、バナー画像といった各種の画像の情報のうちの少なくともいずれか1つを含めることができる。
【0045】
なお、上記の定義とは異なり、メッセージの上位概念がコンテンツである、またはコンテンツとメッセージとは同義である、と定義してもよいし、そのように定義しなくてもよい。
【0046】
また、以下では、支払いサービス事業者またはメッセージングサービス事業者によって、サーバ10が運用・管理されることとして説明する。また、以下では、支払いアプリケーションの名称を、適宜「Payment App」と称して図示・説明する。
【0047】
支払いサービス(支払いアプリケーション)を実現するための形態としては、限定ではなく例として、以下のいずれかの形態を適用してもよい。
(A)支払いアプリケーションを単体で構成する形態
(B)メッセージングアプリケーションの一機能として支払いサービスの機能を持たせる形態
(C)支払いサービスの機能とメッセージングサービスの機能とを有するアプリケーション(複合的なアプリケーション)を構成する形態
(D)支払いアプリケーションとは別のアプリケーションとしてメッセージングアプリケーションを構成する形態
【0048】
(B)や(C)の形態では、限定ではなく例として、支払いサービス事業者を、メッセージングサービス事業者と同じ事業者とすることができる。
また、この場合、1つの方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、支払いアプリケーションにおけるユーザのアカウントとを共通のアカウントとすることができる。
また、この場合、別の方法として、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、支払いアプリケーションにおけるユーザのアカウントとが自動的に関連付けられる(連携される)ようにすることができる。
【0049】
(D)の形態では、限定ではなく例として、支払いサービス事業者を、メッセージングサービス事業者とは異なる事業者とすることができる。
また、(D)の形態では、メッセージングアプリケーションにおけるユーザのアカウントと、支払いアプリケーションにおけるユーザのアカウントとを関連付ける処理(連携する処理)を行うようにすることができる。
【0050】
なお、上記とは異なり、支払いアプリケーションの一機能としてメッセージングサービスの機能を持たせるようにすることも可能である。
【0051】
また、以下では、端末20Aのユーザを「ユーザA.A」、端末20Bのユーザを「ユーザB.B」、端末20Cのユーザを「ユーザC.C」、・・・、として説明する。
【0052】
<実施例>
以下、本発明を適用した実施例の一例について説明する。
一例であるが、例えば複数の人が集まって食事会や飲み会等をする場合に、その費用をわりかんするような場合がある。
この場合、均等割りでわりかんをすることに限らず、多めに金額を支払う人が出てくるような場合がある。限定ではなく例として、会社の食事会や飲み会等で、上司が多めに金額を支払うことを希望するような場合がある。この場合、全員で均等割りするのではないため、残りの人が、自分がいくら支払えばよいか分からなくなる場合があり得る。
【0053】
以下説明する実施例では、限定ではなく例として、大きく分けて以下の3つの手法によって、上記のようなケースに対応可能とする。
(1)わりかん金額を2段階で算出する手法
(2)返金を用いる手法(または支払い金額の変更を用いた手法)
(3)リアルタイム処理を用いる手法
【0054】
なお、「わりかん(割り勘)」という概念には、限定ではなく例として、複数のユーザで金額を等分することの他(均等割)、複数のユーザで金額を案分(按分)することを含めてもよいものとする(「等分」:同じ割合で分けること。「案分」:異なる割合で分けること。)。
【0055】
<第1実施例>
第1実施例は、「(1)わりかん金額を2段階で算出する手法」に関する基本的な実施例である。
第1実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0056】
<システム構成>
図1-1は、本実施例における通信システム1のシステム構成の一例を示す図である。
通信システム1では、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、サーバ10と、複数の端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)とが接続される。
【0057】
サーバ10は、限定ではなく例として、ネットワーク30を介して、端末20、または端末20のユーザに対して所定のサービスを提供する。
サーバ10のユーザは、限定ではなく例として、SNSの事業者(限定ではなく例として、メッセージングサービス事業者)や支払いサービスの事業者とすることができる。
【0058】
なお、電子マネー(電子貨幣)等による電子決済を可能とする支払いサービス(支払いアプリケーション)の事業者がサーバ10のユーザとなって、メッセージングサービス等を運営するようにしてもよい。
また、支払いサービス事業者は、支払いアプリケーションの一機能としてメッセージングサービスを提供するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0059】
なお、ネットワーク30に接続されるサーバ10の数、端末20の数は限定されない。
【0060】
端末20(端末20A,端末20B,端末20C、・・・)は、各実施例において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA・(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、VR(Virtual Reality)端末、スマートスピーカ(音声認識用デバイス)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
【0061】
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は、限定ではなく例として、同一とすることができる。また、必要に応じて、ユーザX.Xが利用する端末を端末20Xと表現し、ユーザX.Xまたは端末20Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現してもよいし、しなくてもよい。
なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報とすることができる。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
【0062】
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種の装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
【0063】
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定ではなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
【0064】
サーバ10(限定ではなく、サーバ、情報処理装置、情報管理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービス(限定ではなく例として、メッセージングサービス)を提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定ではなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定ではなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定ではなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定ではなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0065】
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
【0066】
(1)端末のHW構成
図1-1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、時計部29A、位置算出用情報検出部29Bを備える。端末20のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、端末20は、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0067】
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0068】
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置や、端末20で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0069】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
【0070】
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0071】
あくまでも一例であるが、入出力部23は、限定ではなく例として、表示部24、音入力部25、音出力部26、撮像部27を備える。
【0072】
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定ではなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0073】
音入力部25は、音データ(音声データを含む。以下同様。)の入力に利用される。音入力部25は、マイクなどを含む。
音出力部26は、音データの出力に利用される。音出力部26は、スピーカなどを含む。
撮像部27は、画像データ(静止画像データ、動画像データを含む。以下同様。)の取得に利用される。撮像部27は、カメラなどを含む。
【0074】
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
【0075】
時計部29Aは、端末20の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部29Aは、限定ではなく例として、水晶発振器を利用したクロック等を有して構成される。時計部29Aは、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0076】
なお、時計部29Aは、NITZ(Network Identity and Time Zone)規格等を適用したクロックを有していてもよいし、有していなくてもよい。
【0077】
位置算出用情報検出部29Bは、制御部21が自己の端末20の位置を算出(測定)するために必要な情報(以下、「位置算出用情報」と称する。)を検出(計測)する機能部である。位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、位置算出用センサ部と表現することもできる。
【0078】
位置算出用情報検出部29Bは、限定ではなく例として、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである衛星測位センサ(衛星測位ユニット)や、慣性航法システムを利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットである慣性計測センサ(慣性計測ユニット(IMU(Inertial Measurement Unit)))、UWB(超広帯域無線:Ultra Wide Band)を利用して端末20の位置を算出するためのセンサやユニットであるUWB測位センサ(UWB測位ユニット)等を含む。
【0079】
衛星測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用衛星から発信されている測位用衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換するRF受信回路や、RF受信回路から出力されるデジタル信号に対して相関演算処理等を行って測位用衛星信号を捕捉し、測位用衛星信号から取り出した衛星軌道データや時刻データ等の情報を、位置算出用情報として出力するベースバンド処理回路等を有する。
【0080】
慣性計測ユニットは、慣性航法演算によって端末20の位置を算出するために必要な情報を検出するセンサである慣性センサを有する。慣性センサには、限定ではなく例として、3軸の加速度センサや3軸のジャイロセンサが含まれ、加速度センサによって検出された加速度と、ジャイロセンサによって検出された角速度とを、位置算出用情報として出力する。
【0081】
UWB測位ユニットは、限定ではなく例として、不図示のアンテナで受信される測位用ビーコンから発信されている測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF(Radio Frequency)信号をデジタル信号に変換する超広帯域RF受信回路や、超広帯域RF受信回路から出力されるデジタル信号に基づいて端末20と測位用ビーコンとの相対位置を算出する相対位置算出処理回路等を有する。
なお、限定ではなく例として、UWB測位ユニットは、不図示のアンテナから測位用超広帯域パルス信号を含む超広帯域RF信号を送信することで、端末20を測位用ビーコンとして機能させてもよいし、そうしなくてもよい。
【0082】
制御部21は、限定ではなく例として、位置算出用情報検出部29Bによって検出された位置算出用情報に基づいて、定期的なタイミングや特定のタイミングで、自己の端末20の位置を算出する。端末の位置を「端末位置」と称し、算出された端末位置を「算出端末位置」と称する。制御部21は、算出端末位置を、その算出端末位置を算出した日時と関連付けて、算出端末位置履歴データとして記憶部28に記憶させるようにしてもよいし、そうしなくてもよい。
【0083】
なお、位置算出用情報検出部29を設けることは必須ではなく、これを設けないようにしてもよい。
【0084】
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0085】
制御部21は、限定ではなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
【0086】
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定ではなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0087】
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0088】
(2)サーバのHW構成
図1-1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、時計部19を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定ではなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定ではなく例として、サーバ10のHWは、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0089】
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定ではなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
【0090】
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
【0091】
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0092】
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
【0093】
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置や、サーバ10で処理された処理結果を出力する装置等を含む。入出力部12は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
【0094】
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入力部は、限定ではなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。
【0095】
出力部は、制御部11で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定ではなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音出力)、レンズ(限定ではなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
【0096】
あくまでも一例であるが、入出力部12は、限定ではなく例として、表示部13を備える。
【0097】
表示部13は、ディスプレイ等で実現される。ディスプレイは、代表的にはモニタ(限定ではなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイは、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイは、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイは、これらに限定されない。
【0098】
時計部19は、サーバ10の内蔵時計であり、時刻情報(計時情報)を出力する。時計部19は、限定ではなく例として、ハードウェアクロックとしてのRTC(Real Time Clock)やシステムクロック等を有して構成される。時計部19は、限定ではなく例として、計時部や時刻情報検出部と表現することもできる。
【0099】
(3)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
他の装置についても同様である。
【0100】
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
【0101】
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0102】
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定ではなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)は、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
【0103】
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定ではなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
【0104】
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
【0105】
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定ではなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
【0106】
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化されたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部、または全部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部、または全部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理、または全部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
【0107】
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
【0108】
なお、本開示のプログラムは、限定ではなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのコンパイラ言語、HTML Living Standardなどのマークアップ言語などを用いて実装される。
【0109】
<機能構成・データ構成>
(1)サーバ
図1-2は、本実施例においてサーバ10の制御部11によって実現される機能の一例を示す図である。
サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、アプリケーション管理処理プログラム151に従ってアプリケーション管理処理を行うアプリケーション管理処理部111を含む。
【0110】
図1-3は、本実施例においてサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定ではなく例として、制御部11によって読み出され、アプリケーション管理処理として実行されるアプリケーション管理処理プログラム151と、アカウント登録データ153と、アカウント管理データベース155と、わりかんリクエスト管理データベース157とが記憶される。
【0111】
アカウント登録データ153は、アプリケーションを利用する端末20、またはその端末20のユーザのアカウントに関する登録データであり、そのデータ構成の一例を
図1-4に示す。
アカウント登録データ153には、限定ではなく例として、ユーザ名と、アプリケーションIDと、その他登録情報とが関連付けて記憶される。
【0112】
ユーザ名は、アプリケーションを利用する端末20のユーザの名称であり、限定ではなく例として、端末20のユーザがアプリケーションを利用する際に登録する名称が記憶される。
【0113】
アプリケーションIDは、アプリケーションのアカウントを識別するために用いられる情報、またはアカウントそのものである。
このアプリケーションIDは、好ましくはアカウントごとに一意な値であり、限定ではなく例として、サーバ10によってアカウントごとに一意な値(固有の値)が設定されて記憶される。
アプリケーションIDは、端末20、またはその端末20のユーザに関連付けられた情報であり、端末に関する情報、または端末のユーザに関する情報の一例である。
【0114】
その他登録情報には、限定ではなく例として、端末20を識別するための識別情報、端末20の電話番号やメールアドレス等の連絡先情報、アプリケーションにおける各種の認証に利用されるパスワード(ログインパスワード、認証パスワード等)等の認証情報、メッセージングアプリケーションでこの一般ユーザによって登録される自己のアイコン画像(以下、「一般ユーザアイコン画像」と称する。)といった各種の情報を含めるようにしてもよい。
【0115】
端末20を識別するための識別情報は、限定ではなく例として、端末ID(限定ではなく例として、IMEI(International Mobile Equipment Identity))とすることができる。
【0116】
アプリケーションIDは、端末20のユーザを識別するための識別情報の一例としてもよく、この場合、アプリケーションIDに代えて「ユーザID」としてもよいし、しなくてもよい。
また、連絡先情報も、端末20のユーザを識別するための識別情報の一例としてもよい。
【0117】
また、1つの端末20につき1つのアカウントしか登録することのできないアプリケーションであれば、限定ではなく例として、「端末20を識別するための識別情報=端末20のユーザを識別するための識別情報=アプリケーションID」としてもよい。
【0118】
また、限定ではなく例として、1つのアプリケーションIDに、複数の端末IDを割り当てることを可能としてもよいし、そのようにしなくてもよい。
【0119】
また、アプリケーションID等の各種のIDに代えて、電話番号等の連絡先情報によってアカウントを管理する手法を適用してもよい。
この場合、アプリケーションID等のIDの情報をアカウント登録データ153に記憶させるのに代えて、電話番号等の連絡先情報をアカウント登録データ153に記憶させるようにしてもよい。
【0120】
アカウント管理データベース155は、アカウント登録データ153に記憶されている各々のアカウントに関する管理用のデータが記憶されたデータベースであり、その一例であるアカウント管理データベース157Aのデータ構成例を
図1-5に示す。
アカウント管理データには、アカウントごとのデータとして、アカウント管理データが記憶される。
【0121】
各々のアカウント管理データには、限定ではなく例として、アプリケーションIDと、そのアプリケーションIDに対応するアカウントの電子マネー残高である電子マネー残高とが記憶される。
【0122】
わりかんリクエスト管理データベース157は、本実施例におけるわりかんのリクエストに関する管理用のデータが記憶されるデータベースであり、その一例であるわりかんリクエスト管理データベース157Aのデータ構成例を
図1-6に示す。
わりかんリクエスト管理データベース157Aには、マスター(ホスト)である端末20のユーザ(限定ではなく例として、幹事)ごとのデータとして、わりかんリクエスト管理データが記憶される。
マスターである端末20のユーザのことを、単に「マスター」と称する場合がある。
【0123】
各々のわりかんリクエスト管理データには、限定ではなく例として、このマスターのアプリケーションIDと、わりかん総額と、わりかんリクエスト日時と、わりかんメンバー管理データとが記憶される。
【0124】
わりかん総額は、わりかんをする金額の総額であり、限定ではなく例として、マスターの端末20から送信される情報に基づいてサーバ10の制御部11によって記憶される。
【0125】
わりかんリクエスト日時には、マスターがわりかんリクエスト(わりかん要求)をした日時(限定ではなく例として、わりかん要求情報をサーバ10がマスターの端末20から受信した日時など)が記憶される。
【0126】
わりかんメンバー管理データは、わりかんをするメンバーを管理するためのデータであり、限定ではなく例として、アプリケーションIDと、このアプリケーションIDに対応するユーザ名と、このユーザ名のユーザのわりかんメンバーの種別であるメンバー種別と、このユーザ名のユーザが支払った金額である支払い金額とが記憶される。
【0127】
メンバー種別には、限定ではなく例として、「幹事」、「第1種」、「第2種」を含めることができる。
なお、以下説明する実施例では、わりかんメンバーにマスターも含まれることとする。
【0128】
「幹事」は、例えばマスターとすることができる。
【0129】
「第1種」は、限定ではなく例として、わりかんメンバーのうち、お金をわりかんメンバー全員で均等にわりかんする金額よりも「多く払えるグループ」に分類されたユーザに設定されるようにすることができる。メンバー種別に「第1種」が設定されたわりかんメンバーを「第1種メンバー」と称する。
【0130】
「第2種」は、限定ではなく例として、わりかんメンバーのうち、お金をわりかんメンバー全員で均等にわりかんする金額より「多く払わないグループ」(「多く払えないグループ」と言ってもよい。)に分類されたユーザに設定されるようにすることができる。メンバー種別に「第2種」が設定されたわりかんメンバーを「第2種メンバー」と称する。
【0131】
支払い金額は、端末20によって指定された金額(端末20から送信される送金依頼情報に含まれる金額)を記憶するバッファである。
【0132】
このわりかんメンバー管理データは、限定ではなく例として、マスターの端末20から送信された情報によって、サーバ10によって生成されるようにすることができる。
【0133】
限定ではなく例として、マスターは第2種メンバーに含まれるようにすることができる。
しかし、これに限定されず、マスターが第1種メンバーに含まれるようにしてもよい。
【0134】
(2)端末
図1-7は、本実施例において端末20の制御部21によって実現される機能の一例を示す図である。
制御部21は、限定ではなく例として、アプリケーション処理プログラム281に従ってアプリケーション処理を行うアプリケーション処理部211を機能部として含む。
【0135】
図1-8は、本実施例において端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定ではなく例として、制御部21によって読み出され、アプリケーション処理として実行されるアプリケーション処理プログラム281と、この端末20、またはこの端末20のユーザのアプリケーションID283とが記憶される。
【0136】
<本発明を適用可能な実施例について>
以下の実施例では、基本的には、飲み会等で、マスター(幹事)が支払いアプリケーション等によってわりかん総額の支払いを先に行い、その後、マスター以外のわりかんメンバーから金銭を徴収するケースを想定した場合の表示画面や処理を例示する。
【0137】
また、上記とは異なり、マスターが、先にわりかんメンバーから支払いアプリケーション等によって金銭を徴収し、その後、わりかん総額の支払いを行うようにしてもよい。
また、以下では、「マスター=幹事」として説明する場合があるが、これはあくまでも一例に過ぎず、マスターは「幹事」という名目のユーザに限定されるものではない。
【0138】
なお、飲み会等としているが、限定ではなく例として、マスターがなんらかの支払いにおいて立て替え払いを行い、マスター以外のユーザから金銭を徴収するケース等についても、以下説明する手法を同様に適用可能である。つまり、本発明を適用可能な実施例は、わりかんの実施例に限定されるものではない。
【0139】
また、上記とは異なり、物品の販売者またはサービスの提供者(店舗)が、わりかんメンバー(複数の利用客)から支払いアプリケーション等によって金銭を徴収するようにしてもよい。この場合、「マスター=店舗のユーザ」となり、マスターは支払いを負担しないユーザとしてもよい。
【0140】
<表示画面>
本実施例における表示画面例について説明する。
なお、以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
【0141】
また、以下説明する表示画面で用いる用語と、その後に説明する処理で用いる用語とで、用語が異なる場合がある(一部の用語が統一されていない場合がある)が、これは、ユーザの視点で表示画面について分かり易く説明するなどの目的であり便宜上のものに過ぎない。
これは、他の実施例や変形例についても同様である。
【0142】
以下では、限定ではなく例として、端末20が、縦長のディスプレイの表示部24を備えるスマートフォンである場合を例示する。
【0143】
スマートフォンには、限定ではなく例として、入力部として機能するタッチパネルが、そのディスプレイと対向して配置され、これによってタッチスクリーンが構成される。アイコン、ボタン、アイテムまたは入力領域などの要素がディスプレイに表示された場合において、タッチパネルの一部の領域であって、その要素が表示された領域と対向する領域がユーザによって操作された場合、その要素と関連付けられたプログラムまたはそのプログラムのサブルーチンが実行される。
【0144】
以下説明する表示画面の遷移は、本開示の手法を実現するための表示画面の遷移の一例に過ぎない。以下に例示する表示画面の遷移について、一部の表示画面の表示を省略してもよいし、別の表示画面を追加してもよい。
【0145】
なお、1つの図面内、または複数の図面を跨いで、異なる端末20で表示される所定の画面(限定ではなく例として、お知らせ画面などの画面)を示して、画面の遷移の流れを説明する場合がある。この場合、限定ではなく例として、異なる端末20では、以下のうちの少なくともいずれかに基づいて(少なくともいずれかを契機として)、所定の画面が表示されることとしてもよいものとする。
・自動的に表示される
・端末20に対してなんらかの通知(プッシュ通知等を含む。以下同様。)が行われ、ユーザが通知に対する操作を行うと表示される
・端末20に対して通知は行われないが、ユーザがアプリケーションに対して所定の操作を行うと表示される
・端末20に対してなんらかの通知が行われ、ユーザが通知を行ったアプリケーションに対して所定の操作を行うと表示される
【0146】
図1-9~
図1-12は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。以下では、わりかんに参加するメンバー(ユーザ)のメンバー種別として、「幹事」と、「第1種」と、「第2種」とがある例について説明する。
例えば、「第1種」は、「第2種」よりも(または総額を負担者数で均等割した金額よりも)多くの金額を支払うことが可能なメンバーのメンバー種別であり、「第2種」は、「第1種」よりも(または総額を負担者数で均等割した金額よりも)多くの金額を支払うことを要求されないメンバーのメンバー種別としてもよい。
また、「幹事」は、わりかんに参加するメンバーを設定することが可能なメンバーのメンバー種別としてもよく、「第1種」のメンバーと、「第2種」のメンバーとを設定することが可能なメンバーのメンバー種別としてもよい。
【0147】
ここでは、わりかんに参加する3名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B
・第2種=ユーザD.D
とする場合の表示画面例を説明する。
【0148】
第1種メンバー種別のユーザを「第1種メンバー」や「第1種ユーザ(第1種のユーザ)」と称し、第2種メンバー種別のユーザを「第2種メンバー」や「第2種ユーザ(第2種のユーザ)」と称する。
また、第1種ユーザの端末20を「第1種の端末」または「第1種端末」、第2種ユーザの端末20を「第2種の端末」または「第2種端末」と称することがある。
【0149】
また、以下では、限定ではなく例として、幹事(マスター)のメンバー種別を「第2種」とする場合の例を示す。
ただし、これに限定されず、幹事のメンバー種別を「第1種」としてもよい。
【0150】
また、以下では、限定ではなく例として、幹事であるユーザはわりかん総額を店舗等に支払い済みである(または、わりかん総額をわりかん後に支払う)こととする。そのため、幹事であるユーザは、わりかんに参加する幹事以外のユーザから電子マネーを送金によって受けることとする。
なお、わりかんの幹事であるユーザと、店舗等に支払いを行うユーザとは異なってもよい。この場合、わりかん実行後、幹事であるユーザから店舗等に支払いを行うユーザにわりかん総額を送金するようにしてもよい。
【0151】
図1-9左側は、支払いアプリケーションのホーム画面であり、画面最上部中央には、支払いアプリケーションの名称として「Payment App」の文字が表示されている。また、画面最上部には、ユーザA.Aの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
また、その下には、ホーム画面であることを示す「メインメニュー」の文字が表示されている。
【0152】
ホーム画面には、ユーザA.Aの電子マネー残高「1,500円」が表示されている。その下には、支払いアプリケーションの各種機能を実行するためのメイン機能ボタンが並んで表示されている。
【0153】
限定ではなく例として、わりかん機能ボタンMBT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-9中央の画面に表示が遷移する。
このわりかん設定画面では、限定ではなく例として、わりかんメンバーでわりかんを行う金額(わりかん総額)を入力するためのわりかん総額入力領域SAR1と、わりかんメンバーを指定するためのわりかんメンバー指定領域とが表示されるように構成されている。
【0154】
限定ではなく例として、ユーザがわりかん総額入力領域SAR1をタップすると、限定ではなく例として、わりかん設定画面にテンキー入力領域が表示され、わりかん総額を指定するように構成することができる。
この画面では、わりかん総額入力領域SAR1には、わりかん総額として「12,000円」が入力され表示されている。
【0155】
わりかんメンバー指定領域では、限定ではなく例として、「メンバー追加」ボタンをタップすることにより、わりかんメンバーを追加することができるように構成されている。
この画面では、わりかんメンバー指定領域に、3名のわりかんメンバー(ユーザA.A、ユーザB.B、ユーザD.D)が指定され表示されている。また、幹事であるユーザA.Aのアイコンには、限定ではなく例として、幹事であることを示す電卓マークが付加され表示されている。
【0156】
限定ではなく例として、わりかん設定画面最下部の「選択」ボタンがユーザによってタップされると、
図1-9右側のわりかんグループ設定画面に表示が遷移する。
このわりかんグループ設定画面では、限定ではなく例として、わりかんメンバー指定領域に入力された内容に基づいて、わりかんメンバーである各ユーザのメンバー種別を振り分けることができるように構成されている。
わりかんグループ設定画面では、わりかんメンバーを第1種として振り分けるための「多く払えるグループ」タブと、第2種として振り分けるための「多く払わないグループ」タブとが表示されるように構成されている。各々のタブの下には、第1種または第2種として振り分けられたユーザが表示されるように構成されている。
限定ではなく例として、各ユーザをドラッグ操作し、タブ間を移動させることで、メンバー種別を変更できるようにすることができる。
【0157】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報とが送信される。
【0158】
図1-10左側には、この場合における第1種の端末20Bのお知らせ画面の一例を示している。
このお知らせ画面では、仮均等額送金依頼情報TSR1が表示されている。
仮均等額送金依頼情報TSR1には、幹事であるユーザA.Aに対して、仮均等額として「12,000円」÷「3人」=「4,000円」を支払うことに関する送金リクエストが含まれる。
限定ではなく例として、仮均等額送金依頼情報TSR1の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-10中央の送金画面に表示が遷移する。
【0159】
送金画面では、限定ではなく例として、送金金額を指定するための送金金額指定領域RAR1と、送金先を示す送金先指定領域とが表示されるように構成されている。
この画面では、送金金額指定領域RAR1には、仮均等額送金依頼情報TSR1における送金リクエストに基づいて、仮均等額「4,000円」が指定され表示されている。また、送金先指定領域には、仮均等額送金依頼情報TSR1における送金リクエストに基づいて、ユーザA.Aが指定され表示されている。
このように、仮均等額(総額÷メンバー数)が、自動的に当初の負担額(送金予定額)として設定され表示されるとともに、送金リクエストを行った幹事のユーザ名が表示されることにより、送金先と送金すべき額を容易に把握できる。
【0160】
限定ではなく例として、送金金額指定領域RAR1と、送金先指定領域との間には、送金金額指定領域RAR1において指定された送金金額を増額させるための、「多く支払う」の文字で示される送金額増額ボタンAIB1が表示されるように構成されている。
限定ではなく例として、第1種のユーザは、送金額増額ボタンAIB1を用いて仮均等額以上の金額を自らの負担額として設定し、設定した額を送金することができる。
【0161】
限定ではなく例として、送金額増額ボタンAIB1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-10右側の送金画面に表示が遷移する。
この画面では、送金画面下側からテンキー入力領域がせり上がり表示されている。限定ではなく例として、テンキー入力領域において指定された金額が送金金額指定領域RAR1に入力され、送金金額指定領域RAR1下部の「確定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図1-11左側の送金画面に表示が遷移する。
この画面では、送金金額指定領域RAR1には、仮均等額「4,000円」よりも多い「10,000円」が送金金額として指定されたことが表示されている。そして、限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-11右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0162】
この送金結果画面では、ユーザB.BがユーザA.Aに仮均等額より増額した金額「10,000円」を送金したことが表示されている。
なお、限定ではなく例として、
図1-10中央の画面において、送金金額指定領域RAR1に仮均等額「4,000円」が表示されている状態で、「決定」ボタンを押すと、表示中の仮均等額が送金されるようになっている。すなわち、第1種のユーザであっても、仮均等額から増額させずに送金することも可能である。
【0163】
このような形態に限らず、第1種のユーザは、仮均等額よりも大きな金額を送金しなければならないようにしてもよく、例えば、
図1-10右側の画面において、送金金額指定領域RAR1の金額が仮均等額以下の金額である場合には「決定」ボタンが有効にならず(表示されている金額の送金が制限され)、送金金額指定領域RAR1の金額が仮均等額より大きな金額である場合に「決定」ボタンが有効となり、「決定ボタン」の操作に基づいて、表示されている金額の送金が可能となるようにしてもよい。
【0164】
第1種のユーザから「10,000円」が送金されたことにより、第2種のユーザがわりかんで負担する金額(「均等額」と称する。)は、仮均等額「4,000円」から、(わりかん総額「12,000円」-第1種のユーザの送金総額「10,000円」)÷第2種ユーザの人数「2人」=「1,000円」へと減額される。これにより、限定ではなく例として、第1種のユーザ全員が送金を実行すると、限定ではなく例として、第2種の端末20Dでは、
図1-12左側に示すようなお知らせ画面が表示される。
【0165】
このお知らせ画面では、仮均等額送金依頼情報TSR1が表示されている。
均等額送金依頼情報SR1には、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額として「1,000円」を支払うことに関する送金リクエストが表示されている。
限定ではなく例として、均等額送金依頼情報SR1の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-12中央の送金画面に表示が遷移する。
【0166】
この画面では、送金金額指定領域RAR2には、均等額送金依頼情報SR1における送金リクエストに基づいて、均等額「1,000円」が指定され表示されている。また、送金先指定領域には、均等額送金依頼情報SR1における送金リクエストに基づいて、ユーザA.Aが指定され表示されている。
また、この画面では、限定ではなく例として、送金額増額ボタンは表示されないように構成することができる。そのため、第2種のユーザは均等額(送金予定額)を増額させて送金することができない。
このように、第1種のユーザにより支払われる金額が決定された後の、第2種のユーザの負担額が、自動的に設定され表示されるとともに、送金リクエストを行った幹事のユーザ名が表示されることにより、送金先と送金すべき額を容易に把握できる。
【0167】
限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-12右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0168】
この送金結果画面では、ユーザD.DがユーザA.Aに均等額「1,000円」を送金したことが表示されている。
【0169】
<処理>
図1-13は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に、ユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、端末20Dの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。
【0170】
ここでは、限定ではなく例として、ユーザA.Aがマスターである場合の処理を例示する。
また、限定ではなく例として、わりかんメンバーのうち、ユーザB.Bが第1種メンバーに設定され、ユーザD.Dが第2種メンバーに設定される場合を例示する。
なお、第1種メンバーにはユーザB.B以外のメンバー(ユーザA.A、ユーザD.Dを除く。)が含まれてもよく、第2種メンバーにはユーザD.D以外のメンバー(ユーザA.A、ユーザB.Bを除く。)が含まれてもよいが、ここでは図示を省略する。
【0171】
なお、この処理は、本開示の手法を実現するための処理の一例に過ぎず、この処理に限定されるものではない。この処理に別のステップを追加してもよいし、この処理から一部のステップを省略(削除)してもよい。
これは、以下説明する各フローチャート(処理)について同様である。
【0172】
最初に、端末20Aの制御部21は、わりかん要求情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A110)。わりかん要求情報には、限定ではなく例として、わりかんメンバーの情報(限定ではなく例として、アプリケーションID)と、わりかん総額の情報(または、わりかんメンバー1人あたりの金額×わりかんメンバーの人数の情報)とを含めることができる。
通信I/F14によって端末20Aからわりかん要求情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信したわりかん要求情報に基づいて、わりかんリクエスト管理データベース157にレコードを追加し、追加されたわりかんリクエスト管理データに、アプリケーションID(この例ではユーザA.AのアプリケーションID)と、わりかん総額と、わりかんリクエスト日時とを設定する。
【0173】
また、端末20Aの制御部21は、わりかんメンバー情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A130)。わりかんメンバー情報には、限定ではなく例として、各々のわりかんメンバーのメンバー種別の情報を含めることができる。そして、端末20Aの制御部21は、処理を終了する。
通信I/F14によって端末20Aからわりかんメンバー情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信したわりかんメンバー情報に基づいて、追加したわりかんリクエスト管理データにおける、わりかんメンバー管理データを更新する。
【0174】
次いで、サーバ10の制御部11は、仮均等額送金依頼情報を、通信I/F14によって端末20Bに送信する(S110)。
ここで、仮均等額送金依頼情報には、限定ではなく例として、わりかんの仮均等額の情報を含めることができる。仮均等額は、限定ではなく例として、以下の式(1)によって算出することができる。
仮均等額=わりかん総額÷わりかんメンバーの人数 ・・・(1)
サーバ10の制御部11は、算出した仮均等額を記憶部15に記憶させるようにすることができる。
【0175】
限定ではなく例として、通信I/F22によってサーバ10から仮均等額送金依頼情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した仮均等額送金依頼情報を表示部24に表示させる(B110)。
【0176】
次いで、端末20Bの制御部21は、送金金額入力処理を行う(B130)。具体的には、B110で表示した仮均等額送金依頼情報に含まれる仮均等額に基づき、入出力部23を介したユーザB.Bによる自身が送金を依頼する金額の入力を受け付ける。
ユーザB.Bには、メンバー種別「第1種」(多く払えるグループ)が設定されている。このため、ユーザB.Bは、仮均等額よりも多い金額を送金金額として入力するようにすることができる。
【0177】
なお、送金依頼された金額のことを「送金依頼金額」と称する。「送金リクエスト金額と称してもよい。また、送金依頼のことを「送金リクエスト」と称する場合がある。
【0178】
その後、端末20Bの制御部21は、B130で受け付けた送金依頼金額の幹事への送金を依頼する送金依頼情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B150)。送金依頼情報には、ユーザB.Bによって入力された送金依頼金額の情報を含めることができる。そして、端末20Bの制御部21は、処理を終了する。
【0179】
S110の後、通信I/F14によって端末20Bから送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を、ユーザA.Aのわりかんリクエスト管理データにおける、わりかんメンバー管理データのユーザB.BのアプリケーションIDと関連付けて支払い金額に記憶させる。
【0180】
その後、サーバ10の制御部11は、第1種メンバー全員から送金依頼情報を受信したか否か(メンバー種別に「第1種」が設定された全てのメンバーから送金依頼情報を受信したか否か)を判定し(S130)、受信していない第1種メンバーがいる場合は(S130:NO)、他の端末20からの送金依頼情報の受信を待機する。
【0181】
一方、第1種メンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定したならば(S130:YES)、サーバ10の制御部11は、均等額算出処理を行う(S150)。具体的には、限定ではなく例として、以下の式(2)によって均等額を算出する。
均等額=(わりかん総額-第1種メンバーの支払い金額の総和)÷第1種メンバーを除くわりかんメンバーの人数 ・・・(2)
サーバ10の制御部11は、算出した均等額を記憶部15に記憶させるようにすることができる。
【0182】
次いで、サーバ10の制御部11は、算出した均等額を含む均等額送金依頼情報を、通信I/F14によって第2種メンバーの端末20Dに送信する(S170)。
そして、サーバ10の制御部11は、処理を終了する。
【0183】
通信I/F22によってサーバ10から均等額送金依頼情報を受信すると、端末20Dの制御部21は、受信した均等額送金依頼情報を表示部24に表示させる(D110)。
そして、端末20Dの制御部21は、処理を終了する。
【0184】
なお、サーバ10の制御部11は、S110のステップの後、第1種メンバーの端末20から送金依頼情報を受信した場合に、送金依頼情報に基づいて、ユーザA.Aに対する送金処理を行ってもよい。具体的には、限定ではなく例として、その第1種メンバーのアカウントの電子マネー残高からその第1種メンバーの端末20から受信した送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を減算し、ユーザA.Aのアカウントの電子マネー残高に送金依頼金額を加算してもよい。
また、サーバ10の制御部11が、S130で第1種メンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定した場合に、ユーザA.Aに対する送金処理をまとめて行ってもよい。具体的には、限定ではなく例として、各々の第1種メンバーの端末20から受信した各々の送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を合算した金額を、ユーザA.Aのアカウントの電子マネー残高に加算し、各々の第1種メンバーの電子マネー残高をそれぞれの送金依頼金額分減算してもよい。
【0185】
また、サーバ10の制御部11が、S110において、仮均等額送金依頼情報を、第1種メンバーの端末20ばかりでなく第2種メンバーの端末20にも送信するようにしてもよい。
【0186】
また、ここでは、わりかん要求情報(限定ではなく、第1情報の一例)に、金額に関する情報として、わりかん総額の情報(みんなで支払う合計金額相当の情報と考えてもよい。)が含まれることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、一人あたりの支払い金額の情報や、わりかんをするユーザ数の情報等の情報を、わりかん要求情報(限定ではなく、第1情報の一例)に含めるようにしてもよい。限定ではなく例として、わりかん総額が「10,000円」である場合を考えると、一人あたりの支払い金額を「2,000円」とすれば、わりかんをするユーザ数が「5人」で「2,000円×5人=10,000円」となる。
この場合、限定ではなく例として、一人あたりの支払い金額の情報をわりかん要求情報に含めて端末20Aがサーバ10に送信するようにする。そして、わりかんをするユーザ数の情報が、他のわりかんメンバーの端末20からサーバ10に送信されるようにしてもよい。
同様に、限定ではなく例として、わりかんをするユーザ数の情報をわりかん要求情報に含めて端末20Aがサーバ10に送信するようにする。そして、一人あたりの支払い金額の情報が、他のわりかんメンバーの端末20からサーバ10に送信されるようにしてもよい。
【0187】
<第1実施例の効果>
本実施例は、サーバ10は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)からわりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)と、わりかんメンバー情報(限定ではなく、第1情報に基づく支払い金額を優先的に入力するユーザを指定する指定情報の一例)とを通信I/F14によって受信する。そして、サーバ10は、これらの情報に基づいて、第1種メンバー(限定ではなく、第1端末に指定されたユーザの一例)に、仮均等額の情報・仮均等額送金依頼情報(限定ではなく、支払いに関する第1金額情報の一例)を、通信I/F14によって送信する。そして、サーバ10は、第1種メンバーによって入力された支払い金額に基づく均等額の情報・均等額送金依頼情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)を、第2種メンバーに通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末から受信した支払い依頼に関する第1情報と、この第1情報に基づく支払い金額を優先的に入力するユーザを指定する指定情報とに基づいて、限定ではなく例として、複数のユーザの一人あたりの支払い金額の情報などの第1金額情報を、指定されたユーザに通知することができる。また、限定ではなく例として、指定されたユーザによって入力された支払い金額に基づく、指定されたユーザとは異なるユーザの一人あたりの支払い金額の情報などの情報を、異なるユーザに知らせることができる。
【0188】
本実施例は、端末20とサーバ10とを備える通信システム1において、端末20は、サーバ10から送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部28に記憶する。
サーバ10は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)からわりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)と、わりかんメンバー情報(限定ではなく、第1情報に基づく支払い金額を優先的に入力するユーザを指定する指定情報の一例)とを通信I/F14によって受信し、これらの情報に基づいて、第1種メンバー(限定ではなく、第1端末に指定されたユーザの一例)の端末20に、仮均等額の情報・仮均等額送金依頼情報(限定ではなく、支払いに関する第1金額情報の一例)を、通信I/F14によって送信する。
第1種メンバーの端末20は、第1種メンバーによって入力された支払い金額の情報を、アプリケーションによってサーバ10に送信する。
そして、サーバ10は、第1種メンバーによって入力された支払い金額に基づく均等額の情報・均等額送金依頼情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)を、第2種メンバーに通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末が、サーバから送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部に記憶することによって、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態を作り出すことができる(システムの生産)。その上で、サーバが、第1端末から支払い依頼に関する第1情報と、第1情報に基づく支払い金額を優先的に入力するユーザを指定する指定情報とを受信し、第1情報と指定情報とに基づいて、第1端末に指定されたユーザの端末に、支払いに関する第1金額情報を送信する。そして、その端末が、指定されたユーザによって入力された支払い金額を、アプリケーションによってサーバに送信し、サーバが、指定されたユーザによって入力された支払い金額に基づく第2金額情報を、指定されたユーザとは異なるユーザに送信するというシステムの発明の機能を実現することができる。また、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、これは、本実施例に示したシステムの発明の機能に限らず、他の実施例等に示すシステムの発明の機能についても同様とすることができる。
【0189】
本実施例は、端末20が、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された送金リクエストに基づく送金リクエスト情報(限定ではなく、送金依頼情報の一例)を通信I/F22によって受信する。そして、端末20は、送金依頼金額の情報を含む第1表示と、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示(限定ではなく、多く支払うボタン等)とを、送金リクエスト情報に基づき表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0190】
また、この場合、端末20は、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示に対する自己の端末20のユーザの入力に基づいて、送金依頼金額を増額させる処理を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの入力に基づいて送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0191】
本実施例は、サーバ10と端末20とを備える通信システム1において、端末20は、サーバ10から送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部28に記憶する。
サーバ10は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された送金リクエストに基づく送金リクエスト情報を端末20に送信する。
そして、端末20は、送金依頼金額の情報を含む第1表示と、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示とを、受信された送金リクエスト情報に基づき、アプリケーションによって表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末が、サーバから送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部に記憶することによって、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態を作り出すことができる(システムの生産)。その上で、サーバが、第1端末から送信された送金依頼に基づく送金依頼情報を端末に送信し、端末が、送金依頼された金額の情報を含む第1表示と、送金依頼された金額を増額させることに関する第2表示とを、受信された送金依頼情報に基づき、アプリケーションによって表示部に表示するというシステムの発明の機能を実現することができる。また、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、これは、本実施例に示したシステムの発明の機能に限らず、他の実施例等に示すシステムの発明の機能についても同様とすることができる。
【0192】
<第1変形例(1)>
上記の実施例では、幹事を除く第1種のユーザと第2種のユーザとが1名ずつの例を例示したが、これに限定されない。
次に、多く支払うグループにおける複数のユーザが支払う金額が決定された後に、多く支払わないグループにおけるユーザが支払うわりかん金額が決定される場合を例示する。
【0193】
図1-14~
図1-17は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
とする場合の表示画面例を説明する。
【0194】
図1-14左側の表示画面については、前述した
図1-9左側と同様であるので説明を省略する。
【0195】
限定ではなく例として、わりかん機能ボタンMBT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-14中央の画面に表示が遷移する。
図1-14中央の表示画面については、前述した
図1-9中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0196】
この例では、わりかん総額入力領域SAR1には、わりかん総額として「20,000円」が入力され表示されている。
【0197】
また、わりかんメンバー指定領域に、4名のわりかんメンバー(ユーザA.A、ユーザB.B、ユーザC.C、ユーザD.D)が指定され表示されている。
【0198】
限定ではなく例として、わりかん設定画面最下部の「選択」ボタンがユーザによってタップされると、
図1-14右側のわりかんグループ設定画面に表示が遷移する。
図1-14右側の表示画面については、前述した
図1-9右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0199】
この例では、「多く払えるグループ」タブの下には、第1種ユーザとしてユーザB.BおよびユーザC.Cが表示されており、「多く払わないグループ」タブの下には、第2種ユーザとしてユーザA.AおよびユーザD.Dが表示されている。
【0200】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報とが送信される。
【0201】
図1-15左側には、この場合における第1種の端末20Bのお知らせ画面の一例を示している。
図1-15左側の表示画面については、前述した
図1-10左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0202】
この例では、第1仮均等額送金依頼情報TSR11が表示されている。
第1仮均等額送金依頼情報TSR11には、幹事であるユーザA.Aに対して、仮均等額として、わりかん総額「20,000円」÷「4人」=「5,000円」(第1均等額)を支払うことに関する送金リクエスト(わりかんリクエスト)が含まれる。
【0203】
限定ではなく例として、第1仮均等額送金依頼情報TSR11の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-15中央の送金画面に表示が遷移する。
図1-15中央の表示画面については、前述した
図1-10中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0204】
この例では、送金金額指定領域RAR1には、第1仮均等額送金依頼情報TSR11における送金リクエストに基づいて、わりかん総額「20,000円」と、わりかん参加人数「4人」と、仮均等額「5,000円」とが指定され表示されている。また、送金先指定領域には、第1仮均等額送金依頼情報TSR11における送金リクエストに基づいて、ユーザA.Aが指定され表示されている。
【0205】
限定ではなく例として、送金額増額ボタンAIB1がユーザによってタップされると、
図1-10右側と同様の画面が表示され、テンキー入力領域における入力操作によって自らが負担する負担額を増額させることが可能である。負担額を決定することにより、限定ではなく例として、
図1-11左側と同様の送金画面に表示が遷移する。
【0206】
この例では、送金金額指定領域RAR1に、仮均等額「5,000円」よりも多い「8,000円」が送金金額として指定される。そして、限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-15右側の送金結果画面に表示が遷移する。
図1-15右側の表示画面については、前述した
図1-11右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0207】
この例では、ユーザB.BがユーザA.Aに仮均等額より増額した金額「8,000円」を送金したことが表示されている。
【0208】
第1種のユーザ(ユーザB.B)から「8,000円」が送金されたことにより、限定ではなく例として、ユーザB.Bとは異なる第1種のユーザ(ユーザC.C)の端末20Cでは、
図1-16左側に示すようなお知らせ画面が表示される。
図1-16左側の表示画面については、前述した
図1-15左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0209】
この例では、第1仮均等額送金依頼情報TSR11の下方に、他ユーザ送金完了情報TSR2が表示されている。
他ユーザ送金完了情報TSR2には、他ユーザ(ユーザB.B)による他ユーザ送金金額「8,000円」と、残わりかん総額が、わりかん総額「20,000円」-他ユーザ送金金額「8,000円」=「12,000円」であることに関する情報が表示されている。
このように、第1種の一方のユーザが負担する金額が決定されたことに基づいて、残りのユーザ(第1種,第2種)が負担する予定の金額(総額)が、第1種の他方のユーザに通知される。
【0210】
限定ではなく例として、第1仮均等額送金依頼情報TSR11の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-16中央の送金画面に表示が遷移する。
図1-16中央の表示画面については、前述した
図1-15中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0211】
限定ではなく例として、送金額増額ボタンAIB1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-10右側と同様の画面が表示され、テンキー入力領域における入力操作によって自らが負担する負担額を増額させることが可能である。負担額を決定することにより、
図1-11左側と同様の送金画面に表示が遷移する。
【0212】
この例では、送金金額指定領域RAR1に、仮均等額「5,000円」よりも多い「6,000円」が送金金額として指定される。そして、限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-16右側の送金結果画面に表示が遷移する。
図1-16右側の表示画面については、前述した
図1-15右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0213】
この例では、ユーザC.CがユーザA.Aに仮均等額より増額した金額「6,000円」を送金したことが表示されている。
【0214】
第1種のユーザからそれぞれ「8,000円」と「6,000円」が送金されたことにより、第2種のユーザがわりかんで負担する均等額(第2均等額)は、第1仮均等額「5,000円」から、(わりかん総額「20,000円」-第1種のユーザの送金総額「14,000円」)÷第2種ユーザの人数「2人」=「3,000円」へと減額される。これにより、限定ではなく例として、第1種のユーザ全員が送金を実行すると、限定ではなく例として、第2種の端末20Dでは、
図1-17左側に示すようなお知らせ画面が表示される。
図1-17左側の表示画面については、前述した
図1-12左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0215】
この例では、第2均等額送金依頼情報SR12が表示されている。
第2均等額送金依頼情報SR12には、第1種のユーザ(B.B,C.C)各々について決定された負担額が含まれるとともに、第2種のユーザ1人あたりの負担額が含まれる。また、第2均等額送金依頼情報SR12には、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額として「3,000円」を支払うことと、その内訳に関する送金リクエストが含まれる。
限定ではなく例として、第2均等額送金依頼情報SR12の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-17中央の送金画面に表示が遷移する。
図1-17中央の表示画面については、前述した
図1-12中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0216】
この例では、送金金額指定領域RAR2には、第2均等額送金依頼情報SR12における送金リクエストに基づいて、均等額「3,000円」が指定され表示されている。
【0217】
限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図1-17右側の送金結果画面に表示が遷移する。すなわち、第1種のユーザの端末に表示される、
図1-10右側に相当する画面が表示されることなく、送金結果画面に移行する。
【0218】
この送金結果画面では、ユーザD.DがユーザA.Aに均等額「3,000円」を送金したことが表示されている。
【0219】
本変形例は、サーバ10は、第1種メンバーが支払った金額に基づく通知を通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、指定されたユーザが支払いを行った金額等の情報を通知することができる。
【0220】
また、本変形例は、端末20が、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された送金リクエストに基づく送金リクエスト情報(限定ではなく、送金依頼情報の一例)を通信I/F22によって受信する。そして、端末20は、送金依頼金額の情報を含む第1表示と、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示とを、送金リクエスト情報に基づき表示部24に表示する構成を示している。
この場合、送金リクエストは、自己の端末20のユーザを含む複数のユーザに送信される構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、より多くのユーザが、送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0221】
<第1変形例(2)>
図1-13のB150において、端末20Bの制御部21が、今すぐに送金依頼金額を送金するわけではないが、追って送金依頼金額を送金する予定であることを示す送金予定金額を含む送金予定情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信するようにしてもよい。
他の第1種メンバーの端末20についても同様としてもよい。
【0222】
<第2実施例>
第2実施例は、(1)の手法に関し、支払いを行う順位(順番)をわりかんメンバーに設定してわりかんを実現することに関する実施例である。
第2実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0223】
<データ構成>
図2-1は、本実施例におけるわりかんリクエスト管理データベース157の一例であるわりかん管理データベース157Bのデータ構成の一例を示す図である。
各々のわりかんリクエスト管理データにおいて、わりかん管理データベース157Aとは、わりかんメンバー管理データのデータ構成が一部異なっている。
【0224】
具体的には、割り勘メンバー管理データには、限定ではなく例として、わりかんメンバーのアプリケーションIDと、ユーザ名と、メンバー種別と、支払い金額とに加えて、限定ではなく例として、メンバー内順位が記憶される。
【0225】
メンバー内順位には、わりかんメンバーが支払いを行う順位(順番)が記憶される。優先順位と捉えてもよい。
本実施例では、第1種メンバーにメンバー内順位が設定されて記憶されることとし、第2種メンバーにはメンバー内順位が設定されない(データ上は、「N/A(適用なし)」)場合を例示する。
ただし、これに限定されるわけではなく、第2種メンバーに対してもメンバー内順位が設定されて記憶されるようにしてもよい。
【0226】
メンバー内順位は、限定ではなく例として、マスターの端末20から送信される情報に基づいてサーバ10の制御部11によって設定されるようにすることができる。
【0227】
<表示画面>
図2-2左側および中央の表示画面については、前述した
図1-14左側および中央と同様であるので説明を省略する。
【0228】
図2-2右側の表示画面については、前述した
図1-14右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0229】
この例では、第1種ユーザの各アイコンには、限定ではなく例として、支払いを行う順番を示す順番マークが付加されて表示されている。第1種ユーザのうちユーザC.Cのアイコンには、限定ではなく例として、一番目に支払いを行うことを示す順番マークが付加されて表示されている。また、第1種ユーザのうちユーザB.Bのアイコンには、限定ではなく例として、二番目に支払いを行うことを示す順番マークが付加されて表示されている。
【0230】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報とが送信される。
すると、限定ではなく例として、サーバ10から、第1種ユーザのうち一番目に支払いを行うこととなっているユーザC.Cの端末20Cに対して、支払いに関するお知らせ情報が送信される。
【0231】
図2-3左側には、この場合における第1種の端末20Cのお知らせ画面の一例を示している。
図2-3左側の表示画面については、前述した
図1-16左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0232】
この例では、第1仮均等額送金依頼情報TSR11の下方に、他ユーザ送金完了情報TSR2が表示されていない。
【0233】
限定ではなく例として、第1仮均等額送金依頼情報TSR11の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-3中央の送金画面に表示が遷移する。
図2-3中央の表示画面については、前述した
図1-16中央と同様であるので説明を省略する。
【0234】
限定ではなく例として、送金額増額ボタンAIB1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-3右側の送金画面に表示が遷移する。
図2-3右側の表示画面については、前述した
図1-16中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0235】
この例では、送金金額指定領域RAR1に、仮均等額「5,000円」よりも多い「10,000円」が送金金額として指定されたことが表示されている。このように、送金額増額ボタンAIB1のタップに基づいて、送金金額指定領域RAR1に表示されている金額(負担額)が増額される。限定ではなく例として、送金額増額ボタンAIB1の1回のタップ毎に、送金金額指定領域RAR1に表示されている金額が所定額(例えば1,000円)増加するようにしてもよい。
そして、限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-4左側の送金結果画面に表示が遷移する。
図2-4左側の表示画面については、前述した
図1-16右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0236】
この例では、ユーザC.CがユーザA.Aに仮均等額より増額した金額「10,000円」を送金予定額として決定したことが表示されている。
【0237】
次いで、限定ではなく例として、サーバ10から、第1種ユーザのうち二番目に支払いを行うこととなっているユーザB.Bの端末20Bに対して、支払いに関するお知らせ情報が送信される。
そして、第1種の端末20Bでは、
図2-4中央のお知らせ画面~
図2-5中央の送金結果画面のような表示がなされる。
図2-4中央~
図2-5中央の表示画面については、前述した
図2-3左側~
図2-4左側と同様であるので説明を省略する。ただし、
図2-5中央では、送金は行われず、送金予定額の決定が行われている。
【0238】
この例では、ユーザB.BがユーザA.Aに仮均等額より増額した金額「8,000円」を送金予定額として決定したことが表示されている。
【0239】
限定ではなく例として、第1種ユーザ(ユーザB.B、ユーザC.C)によって支払い予定金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、第1種ユーザによる支払い予定金額や、この支払い予定金額に基づく第2種ユーザのわりかん金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0240】
図2-5右側には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図2-5右側の表示画面については、前述した
図2-3左側と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザA.Aの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0241】
この例では、お知らせ情報NT01~NT03が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT01には、第1種ユーザであるユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「10,000円」)を支払う決定をしたことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT02には、第1種ユーザであるユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「8,000円」)を支払う決定をしたことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT03には、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「1,000円」)を支払うことに関する情報が含まれる。また、第2種ユーザであるユーザA.Aの負担額は均等額(「1,000円」)となる情報が含まれる。
【0242】
なお、第1種ユーザであるユーザB.Bが支払い予定額を決定するまでは、他の第1種ユーザ(この例ではユーザC.C)は、限定ではなく例として、
図2-3に従って決定された支払い予定額を変更可能であるようにしてもよい。すなわち、第1種ユーザ全員が支払い予定額を決定し、第2種ユーザの負担額(均等額)が決定されるまでは、支払い予定額を決定済みの第1種ユーザが支払い予定額を変更できるようにしてもよい。
【0243】
次いで、限定ではなく例として、第1種ユーザ(ユーザB.B、ユーザC.C)によって支払い予定金額(または支払い金額)が送信され、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、第1種ユーザによる支払い金額や、この支払い金額に基づく第2種ユーザのわりかん金額に関するお知らせ情報が送信されると、サーバ10から、第2種ユーザのユーザD.Dの端末20Dに対して、第2種ユーザの均等額に関するお知らせ情報が送信される。
【0244】
図2-6には、この場合における第2種の端末20Dのお知らせ画面の一例を示しており、異なるパターンの表示例を示している。
図2-6(a)、(b)および(c)の表示画面については、前述した
図2-5右側と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザD.Dの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0245】
(第1種ユーザ各々の支払い金額を示す表示例)
この例では、お知らせ情報NT04が表示されている。
お知らせ情報NT04には、第1種ユーザであるユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「8,000円」)を支払うことと、第1種ユーザであるユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「10,000円」)を支払うことと、これら第1種ユーザによる支払予定額の決定に基づいて、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「1,000円」)を支払うこととに関する送金リクエストが含まれる。お知らせ情報NT04には、わりかん総額が「20,000円」が含まれていない。
本例は、第1種のユーザの各ユーザ名と、第1種のユーザ各々について設定された負担額とが、第2種のユーザの端末に表示される一例である。
【0246】
(第1種ユーザの支払う金額を示さない表示例)
この例では、お知らせ情報NT05が表示されている。
お知らせ情報NT05には、わりかん総額が「20,000円」であり、わりかん人数が「4人」であることと、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「1,000円」)を支払うこととに関する送金リクエストが含まれる。
本例は、第1種のユーザの各ユーザ名、及び、第1種のユーザ各々について設定された負担額の何れも第2種のユーザの端末に表示されない(表示が制限される)一例である。
【0247】
(第1種ユーザによる支払い金額の総額を示す表示例)
この例では、お知らせ情報NT06が表示されている。
お知らせ情報NT06には、第1種ユーザが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額の総額(「18,000円」)を支払うことと、これに基づいて、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「1,000円」)を支払うこととに関する送金リクエストが含まれる。お知らせ情報NT06には、第1種ユーザの人数が含まれていない。
本例は、第1種のユーザの各ユーザ名、及び、第1種のユーザ各々について設定された負担額は、何れも第2種のユーザの端末に表示されない(表示が制限される)が、第1種のユーザの合計負担額は表示される一例である。
【0248】
限定ではなく例として、
図2-6(a)、(b)または(c)のいずれかのお知らせ画面におけるお知らせ情報の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-7左側の送金画面に表示が遷移する。
図2-7左側の表示画面については、前述した
図1-17中央と同様であるので説明を省略する。
【0249】
この例では、送金金額指定領域RAR1に、均等額「1,000円」が送金金額として指定されたことが表示されている。
そして、限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図2-7中央の送金結果画面に表示が遷移する。
図2-7中央の表示画面については、前述した
図1-17右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0250】
この例では、ユーザD.DがユーザA.Aに均等額「1,000円」を送金したことが表示されている。
【0251】
次いで、限定ではなく例として、幹事以外のユーザによって支払い金額が送信されると、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、わりかんリクエストが完了したことに関するお知らせ情報が送信される。
【0252】
図2-7右側には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図2-7右側の表示画面については、前述した
図2-5右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0253】
この例では、お知らせ情報NT07が表示されている。
お知らせ情報NT07には、わりかんリクエストが完了したことを示す情報と、わりかん総額が「20,000円」であり、わりかん人数が「4人」であることを示す情報と、各ユーザ(第1種別,第2種別)から幹事であるユーザA.Aに対する支払い金額と、幹事であるユーザA.Aの支払い金額が「1,000円」であること(幹事は第2種のユーザであること)を示す情報がと、が含まれる。
【0254】
<処理>
図2-8~
図2-9は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は、
図1-13と同様である。
ここでは、ユーザB.BとユーザC.Cとが第1種メンバーに設定され、ユーザD.Dが第2種メンバーに設定される場合を例示する。また、メンバー内順位として、不図示の端末20CのユーザC.Cに「1」(順位1番)が設定され、図示する端末20BのユーザB.Bに「2」(順位2番)が設定される場合を例示する。
【0255】
A110の後、端末20Aの制御部21は、順位付きわりかんメンバー情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A210)。順位付きわりかんメンバー情報には、限定ではなく例として、わりかんメンバーのメンバー種別とメンバー内順位の情報とを含めることができる。
【0256】
通信I/F14によって端末20Aから順位付きわりかんメンバー情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した順位付きわりかんメンバー情報に基づいて、ユーザA.Aのわりかんリクエスト管理データにおける、わりかんメンバー管理データを設定する。
【0257】
次いで、サーバ10の制御部11は、逐次仮均等額送金依頼情報を、メンバー内順位が高い順に第1種メンバーの端末20に送信する。
この例では、まず、サーバ10の制御部11は、第1種メンバーの端末20のうちメンバー内順位が「1」である端末20Cに、通信I/F14によって逐次仮均等額送金依頼情報を送信する。逐次仮均等額送金依頼情報には、前述した式(1)に従って算出される仮均等額の情報を含めることができる。
【0258】
通信I/F22によってサーバ10から逐次仮均等額送金依頼情報を受信すると、端末20Cの制御部21によって、B110~B130と同様の処理が行われる。
【0259】
S210の後、通信I/F14によって端末20Cから送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を、ユーザA.Aのわりかんリクエスト管理データにおける、わりかんメンバー管理データのユーザC.CのアプリケーションIDと関連付けて支払い金額に記憶させる。
【0260】
次いで、サーバ10の制御部11は、第1種送金金額情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S220)。第1種送金金額情報には、限定ではなく例として、ユーザC.Cを識別可能である情報(ユーザ名)と、ユーザC.Cの支払い金額(ユーザC.Cの送金依頼金額)との情報を含めることができる。
なお、サーバ10の制御部11は、第1種送金金額情報にわりかん総額と支払い金額とに基づくわりかん残額(限定ではなく例として、わりかん総額-支払い金額の総和)を含めるようにしてもよい。
【0261】
A210の後、通信I/F22によってサーバ10から第1種送金金額情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した第1種送金金額情報を表示部24に表示させる(A230)。
なお、以下に示すが、このA230の処理は、各々の第1種メンバーについて第1種送金金額情報をサーバ10から受信するごとに行われる(ループ)。
【0262】
その後、サーバ10の制御部11は、S130の判定を行い、この例ではユーザB.Bの端末20Bに対する処理がまだであるため(S130:NO)、S210に処理を戻し、逐次仮均等額送金依頼情報を通信I/F14によって次のメンバー内順位であるメンバー内順位「2」の端末20Bに送信する。
【0263】
通信I/F22によってサーバ10から逐次仮均等額送金依頼情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、B110~B130の処理を行う。
【0264】
S210の後、通信I/F14によって端末20Bから送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、受信した送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を、ユーザA.Aのわりかんリクエスト管理データにおける、わりかんメンバー管理データのユーザB.BのアプリケーションIDと関連付けて支払い金額に記憶させる。
【0265】
そして、サーバ10の制御部11は、上記と同様にS220の処理を行う。
これにより、ユーザB.Bの第1種送金金額情報が端末20Aに送信され、端末20Aでは、この第1種送金金額情報が表示部24に表示される(A230)。
【0266】
サーバ10の制御部11は、メンバー内順位に従って、仮均等額送金依頼情報を第1種メンバーの端末20に送信するようにすることができる。
この場合、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、ある順位の第1種メンバーの端末20から送金依頼情報を受信した後に、その次の順位の第2種メンバーの端末20に仮均等額送金依頼情報を送信するようにすることができる。
【0267】
次いで、サーバ10の制御部11は、S130の判定を行い、この例では第1種メンバー全員から送金依頼情報を受信したため(S130:YES)、S150に処理を進める。
【0268】
S170において、サーバ10の制御部11は、算出した均等額を含む均等額送金依頼情報を、通信I/F14によって端末20Dに送信する(S170)。このステップでは、均等額送金依頼情報を、限定ではなく例として、全ての第2種メンバーの端末20に一斉送信するようにすることができる。
【0269】
通信I/F22によってサーバ10から均等額送金依頼情報を受信すると、端末20Dの制御部21は、D110の処理を行う。そして、端末20Dの制御部21は、均等額送金依頼情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(D210)。
ここで、各々の第2種メンバーが支払うべき金額は、原則的には、S150のステップで算出された均等額であり、均等額の情報はサーバ10が記憶している。このため、均等額送金依頼情報には、送金依頼金額の情報を含めなくてもよく、送金を依頼する情報(送金に承諾する情報)のみを含めるようにしてもよい。
【0270】
S170の後、通信I/F14によって端末20Dから均等額送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、算出して記憶済みの均等額を、ユーザA.Aのわりかんリクエスト管理データにおける、わりかんメンバー管理データのユーザD.DのアプリケーションIDと関連付けて支払い金額に記憶させる。
【0271】
次いで、サーバ10の制御部11は、第2種送金金額情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S230)。第2種送金金額情報には、限定ではなく例として、ユーザD.Dのユーザ名と、ユーザD.DがユーザA.Aに送金する金額(均等額)の情報とを含めることができる。
なお、サーバ10の制御部11は、第2種送金金額情報にわりかん残額を含めるようにしてもよい。
【0272】
A230の後、通信I/F22によってサーバ10から第2種送金金額情報を受信すると、端末20Aの制御部21は、受信した第2種送金金額情報を表示部24に表示させる(A250)。
なお、以下に示すが、このA250の処理は、各々の第2種メンバーの第2送金金額情報をサーバ10から受信するごとに行われる(ループ)。
【0273】
S230の後、サーバ10の制御部11は、第2種メンバー全員から送金依頼情報を受信したか否かを判定し(S250)、受信していない第2種メンバーがいる場合は(S250:NO)、その第2種メンバーの端末20からの均等額送金依頼情報の受信を待機する。そして、受信したと判定したならば、上記と同様にS230の処理を行う。
これにより、ユーザD.D以外の第2種メンバーの第2種送金金額情報が端末20Aに送信され、端末20Aでは、この第2種送金金額情報が表示部24に表示される(A250)。
【0274】
S250において第2種メンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定したならば(S250:YES)、サーバ10の制御部11は、わりかんの清算の結果の情報であるわりかん精算結果情報を、通信I/F14によって各々の端末20に送信する(S270)。
そして、サーバ10の制御部11は、処理の終了判定を行う(S290)。
【0275】
そして、各々の端末20では、わりかん精算結果情報が表示される(A270,B210,D230)。そして、各々の端末20では、処理の終了判定が行われる(A290,B290,D290)。
【0276】
なお、サーバ10の制御部11が、S210のステップの後、第1種メンバーの端末20から送金依頼情報を受信した場合に、ユーザA.Aに対する送金処理を行ってもよい。具体的には、限定ではなく例として、その第1種メンバーの端末20から受信した送金依頼情報に含まれる送金依頼金額をその第1種メンバーのアカウントの電子マネー残高から減算し、ユーザA.Aのアカウントの電子マネー残高に加算してもよい。
また、サーバ10の制御部11が、S130で第1種メンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定した場合に、ユーザA.Aに対する送金処理をまとめて行ってもよい。具体的には、限定ではなく例として、各々の第1種メンバーの端末20から受信した各々の送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を合算した金額を、ユーザA.Aのアカウントの電子マネー残高に加算し、各々の第1種メンバーの電子マネー残高をそれぞれの送金依頼金額分減算してもよい。
【0277】
同様に、サーバ10の制御部11が、S170のステップの後、第2種メンバーの端末20から均等額送金依頼情報を受信した場合に、ユーザA.Aに対する送金処理を行ってもよい。具体的には、限定ではなく例として、均等額を、その第2種メンバーのアカウントの電子マネー残高から減算し、ユーザA.Aのアカウントの電子マネー残高に加算してもよい。
また、サーバ10の制御部11が、S250で第2種メンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定した場合に、ユーザA.Aに対する送金処理をまとめて行ってもよい。具体的には、限定ではなく例として、均等額を第2メンバー全員分合算した金額を、ユーザA.Aのアカウントの電子マネー残高に加算し、各々の第2種メンバーの電子マネー残高をそれぞれ均等額分減算してもよい。
【0278】
また、サーバ10の制御部11が、S210で第1種メンバーの端末20に逐次仮均等額送金依頼情報を送信する場合に、わりかん総額から、その第1種メンバーよりも上位の第1種メンバーの送金依頼金額の総計を減算した金額(わりかん総額-上位の送金依頼金額の総計)を超えない範囲で、その第1種メンバーに送金を依頼する金額を設定した上で、設定した金額を含む逐次送金依頼情報を、その第1種メンバーの端末20に送信するようにしてもよい。
このようにすることで、返金が生じないようにすることができる。
【0279】
また、サーバ10の制御部11が、逐次仮均等額送金依頼情報を第2種メンバーの端末20にも送信するようにする。そして、サーバ10の制御部11が、第1種メンバーによる送金依頼金額の入力の前に、送信した逐次仮均等額送金依頼情報に基づき第2種メンバーによって入力された支払いの情報を、第2種メンバーの端末20から通信I/F14によって受信するようにしてもよい。つまり、サーバ10が、第1種メンバーが送金依頼情報を入力する前に、逐次仮均等額送金依頼情報に基づいて第2種メンバーによって入力された自身が支払いを行う金額の情報を受信するようにしてもよい。なお、この例では返金が生じ得るが、この場合、サーバ10の制御部11は、返金処理を行って金額を調整するようにしてもよい。
【0280】
<第2実施例の効果>
本実施例は、わりかんメンバー情報(順位付きわりかんメンバー情報)(限定ではなく、指定情報の一例)は、第1種メンバーのうち、支払い金額を入力するユーザの順番に関する情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、指定されたユーザのうち、支払い金額を入力するユーザの順番に関する情報を含む指定情報を第1端末から受信した上で、指定されたユーザに、その順番で支払い金額を入力させるようにすることができる。
【0281】
また、この場合、第1種メンバーによって入力された送金依頼金額(限定ではなく、支払い金額の一例)は、均等額送金依頼情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)に含まれる均等額が決定されるまで変更可能であるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、指定されたユーザが、一旦入力した支払い金額を、第2金額情報に含まれる金額が決定されるまで変更可能とすることができる。
【0282】
また、この場合、わりかん要求情報(限定ではなく、第1情報の一例)は、マスターの端末20が支払いを行ったわりかん総額の情報(限定ではなく、第1端末が支払いを行った金額の総額情報の一例)を含み、わりかん総額の情報を第1種メンバーに送信し、第2種メンバーに送信しない制御を制御部11によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1端末が先に総額の支払いを行った上で、その支払いを行った総額(総額情報に含まれる総額)を、指定されたユーザには知らせる一方、指定されたユーザとは異なるユーザには知らせない(秘匿する)ようにすることができる。
【0283】
また、この場合、サーバ10は、第1種メンバーの各々が支払った金額の情報を、第2種メンバーに送信しない制御を制御部11によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、指定されたユーザの各々が支払った金額を、指定されたユーザとは異なるユーザに知らせない(秘匿する)ようにすることができる。
【0284】
また、この場合、サーバ10は、第1種メンバーの人数の情報を、第2種メンバーに送信しない制御を制御部11によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、指定されたユーザの人数を、指定されたユーザとは異なるユーザに知らせない(秘匿する)ようにすることができる。
【0285】
また、サーバ10の制御部11が、逐次仮均等額送金依頼情報を第2種メンバーの端末20にも送信するようにする。そして、サーバ10の制御部11が、第1種メンバーによる送金依頼金額の入力の前に、送信した逐次仮均等額送金依頼情報に基づき第2種メンバーによって入力された支払いの情報を、第2種メンバーの端末20から通信I/F14によって受信するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、サーバが、指定されたユーザによる支払い金額の入力の前に、第1金額情報に基づく支払いの情報を異なるユーザから受信することができる。その結果、指定されたユーザによる支払い金額の入力が行われる前に、指定されていないユーザ(異なるユーザ)が自身の支払いを行うことができるようにすることができる。
【0286】
また、この場合、端末20は、送金リクエストに基づき、送金の上限金額を設定する処理を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金の上限金額が設定されることによって、適切な金額内で任意の金額を送金することができる。
【0287】
また、この場合、上限金額は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって設定されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末のユーザが送金の上限金額を自由に設定できるようにすることができる。
【0288】
また、この場合、送金リクエストは、端末20のユーザを含む複数のユーザに送信され、上限金額は、複数のユーザによって支払われた金額、または支払われる予定の金額によって変更されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザを含む複数のユーザに送信された送金リクエストに基づき、それら複数のユーザによって支払われた金額、または支払われる予定の金額によって、送金の上限金額が適切に変更されるようにすることができる。
【0289】
<第3実施例>
第3実施例は、(1)の手法に関し、わりかんメンバーのうちの特定のメンバーに対して支払い金額を指定してわりかんを実現することに関する実施例である。
第3実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0290】
<データ構成>
図3-1は、本実施例におけるわりかんリクエスト管理データベース157の一例であるわりかん管理データベース157Cのデータ構成の一例を示す図である。
【0291】
各々のわりかんリクエスト管理データにおいて、わりかん管理データベース157A,157Bとは、わりかんメンバー管理データのデータ構成が一部異なっている。
具体的には、わりかんメンバー管理データには、限定ではなく例として、わりかんメンバーのアプリケーションIDと、ユーザ名と、メンバー種別と、支払い金額とに加えて、限定ではなく例として、支払い指定金額が記憶される。
【0292】
支払い指定金額には、このわりかんメンバーに対して指定される支払い金額(以下、「支払い指定金額」と称する。)が記憶される。支払い金額が指定されたわりかんメンバーに対しては支払い指定金額が記憶され、支払い金額が指定されなかったわりかんメンバーに対しては「指定なし」が記憶される。
支払い金額を指定するわりかんメンバーやその支払い指定金額は、限定ではなく例として、マスターの端末20から送信される情報に基づいてサーバ10の制御部11によって設定されるようにすることができる。
【0293】
<表示画面>
図3-2~
図3-4は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
とする場合の表示画面例を説明する。
【0294】
図3-2左側の表示画面については、前述した
図1-14右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0295】
この例では、各ユーザ(ユーザアイコン及びユーザ名)の右方に、わりかんメンバーの支払い金額を個別に設定するための金額指定ボタン(本例では、「金額指定」の文字を含むボタン)が表示されている。
【0296】
限定ではなく例として、ユーザD.Dに対応する金額指定ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図3-2中央の金額指定画面に表示が遷移する。
【0297】
金額指定画面では、限定ではなく例として、対応するユーザが支払うべき金額(メンバー別支払い指定金額)を指定するためのメンバー別金額指定領域MMRが表示されるように構成されている。
この画面では、メンバー別金額指定領域MMRに、限定ではなく例として、テンキー入力領域等を用いて指定された金額として「500円」が表示されている。
限定ではなく例として、メンバー別金額指定領域MMR下部の「指定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図3-2右側のわりかんグループ設定画面に表示が遷移する。
図3-2右側の表示画面については、前述した
図3-2左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0298】
この例では、ユーザD.Dに対応する金額指定ボタンの左方に、限定ではなく例として、金額指定画面において指定された金額である「500円」が表示されており、幹事は、ユーザD.Dに依頼する送金額として500円が設定されたことを確認できる。
【0299】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報(本例では、メンバー別支払い指定金額を含む情報)とが送信される。
【0300】
限定ではなく例として、第1種の端末20Cにおいて、第1種ユーザのユーザC.Cによって支払い予定金額が決定されたことに基づき、端末20Cでは、限定ではなく例として
図3-3左側の表示画面が表示される。
図3-3左側の表示画面については、前述した
図2-4左側と同様であるので説明を省略する。
【0301】
限定ではなく例として、第1種の端末20Bにおいて、第1種ユーザのユーザB.Bによって支払い予定金額が決定されたことに基づき、端末20Bでは、限定ではなく例として
図3-3中央の表示画面が表示される。
図3-3中央の表示画面については、前述した
図2-5中央と同様であるので説明を省略する。
【0302】
図3-3右側には、この場合における第2種の端末20Dのお知らせ画面の一例を示している。
図3-3右側の表示画面については、前述した
図2-6(a)と同様である部分についての説明を省略する。
【0303】
この例では、お知らせ情報NT08が表示されている。
お知らせ情報NT08には、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、
図3-2において指定された、メンバー別支払い指定金額(「500円」)を支払うことに関する送金リクエストが含まれる。
【0304】
限定ではなく例として、
図3-3右側のお知らせ画面におけるお知らせ情報NT08の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図3-4左側の送金画面に表示が遷移する。
図3-4左側の表示画面については、前述した
図2-7左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0305】
この例では、送金金額指定領域RAR1に、メンバー別支払い指定金額「500円」が送金金額として指定されたことが表示されている。
そして、限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図3-4中央の送金結果画面に表示が遷移する。
図3-4中央の表示画面については、前述した
図2-7中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0306】
この例では、ユーザD.DがユーザA.Aにメンバー別支払い指定金額「500円」を送金したことが表示されている。また、送金額増額ボタンAIB1は表示されておらず、金額を増額することができないようになっている。なお、限定ではなく例として、第1種のユーザにおいてメンバー別支払い指定金額が指定された場合、第1種のユーザの表示画面において送金額増額ボタンAIB1を表示させ、金額を変更することができるようにしてもよい。
【0307】
次いで、限定ではなく例として、幹事以外のユーザによって支払い金額が送信されると、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、わりかんリクエストが完了したことに関するお知らせ情報が送信される。
【0308】
図3-4右側には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図3-4右側の表示画面については、前述した
図2-7右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0309】
この例では、お知らせ情報NT081が表示されている。
お知らせ情報NT081には、わりかんリクエストが完了したこと(わりかんメンバーのうち、幹事を除いた第1種及び第2種全てのユーザの負担額が決定されたこと)と、わりかん総額が「20,000円」であり、わりかん人数が「4人」であることと、各ユーザの、幹事であるユーザA.Aに対する支払い金額と、幹事であるユーザA.Aの支払い金額が「1,500円」であることとに関する情報とが含まれる。
【0310】
<処理>
本実施例では、限定ではなく例として
図2-8~
図2-9の処理において、A210のステップで、端末20Aの制御部21が、支払い指定金額を含む順位付きわりかんメンバー情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。なお、順位付きわりかん情報では、メンバー内順位を指定しないようにしてもよい。そして、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから受信したわりかんメンバー情報に含まれる支払い指定金額に基づいて、
図3-1のわりかんリクエスト管理データの支払い指定金額を更新するようにすることができる。
【0311】
また、本実施例では、限定ではなく例として
図2-8~
図2-9の処理において、
図3-1のわりかんリクエスト管理データにおいて支払い指定金額が指定されている場合、逐次仮均等額送金依頼情報または均等額送金依頼情報に含める金額として、支払い指定金額を使用するようにすることができる。
なお、逐次仮均等額送金依頼情報または均等額送金依頼情報で指定される金額が支払い指定金額である場合、金額の変更が不可能であることを示す情報を含めるようにしてもよい。そして、各端末20の制御部21は、金額の変更が不可能であることを示す情報が含まれる場合、限定ではなく例として、送金金額入力処理を省略し、支払い指定金額の送金に承諾するすることを含む送金依頼情報(均等額送金依頼情報)をサーバ10に送信することとしてもよい。
【0312】
<第3実施例の効果>
本実施例は、サーバ10は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって入力された支払い指定金額の情報(限定ではなく、第3金額情報の一例)を通信I/F14によって受信する。そして、サーバ10は、この支払い指定金額の情報を、第2種メンバーに通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1端末のユーザによって入力された、複数のユーザの一人あたりの支払い金額の情報などの第3金額情報を受信した上で、その第3金額情報に含まれる金額を、指定されたユーザとは異なるユーザに知らせることができる。
【0313】
また、この場合、サーバ10は、均等額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)の代わりに支払い指定金額の情報(限定ではなく、第3金額情報の一例)を、第2種メンバーに通信I/F14によって送信するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、第2金額情報に含まれる金額の代わりに、第1端末のユーザによって入力された第3金額情報に含まれる金額を、指定されたユーザとは異なるユーザに知らせることができる。
【0314】
<第3変形例(1)>
上記の実施例では、わりかん開始時に各わりかんメンバーの支払い指定金額を指定する例を示したが、これに限定されない。限定ではなく例として、送金依頼情報(均等額送金依頼情報)をサーバ10で受信し、第1種または第2種送金金額情報をマスターの端末20において受信後、支払い指定金額を指定するようにしてもよい。
【0315】
図3-5は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
とする場合の表示画面例を説明する。
【0316】
限定ではなく例として、第1種ユーザ(ユーザB.B、ユーザC.C)によって支払い金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、第1種ユーザによる支払い金額や、この支払い金額に基づく第2種ユーザのわりかん金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0317】
図3-5左側には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図3-5左側の表示画面については、前述した
図2-5右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0318】
この例では、お知らせ情報NT03に、第2種ユーザであるユーザA.AおよびユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「1,000円」)を支払うことに関する情報と、わりかんメンバーの支払い金額を個別に設定するための金額指定ボタン(本例では、「金額指定」の文字を含むボタン)とが含まれる。
【0319】
限定ではなく例として、金額指定ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図3-5中央の金額指定画面に表示が遷移する。このようにして、第2種ユーザのそれぞれについて、負担額を個別に設定する(均等額から変更する)ことが可能である。
図3-5中央の表示画面については、前述した
図3-2中央と同様であるので説明を省略する。
【0320】
限定ではなく例として、メンバー別金額指定領域MMR下部の「指定」ボタンがタップされ、限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報(本例では、メンバー別支払い指定金額を含む情報)とが送信される。
【0321】
図3-5右側には、この場合における第2種の端末20Dのお知らせ画面の一例を示している。
図3-5右側の表示画面については、前述した
図3-3右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0322】
この例では、お知らせ情報NT09およびNT08が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT09には、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「1,000円」)を支払うことに関する送金リクエストが含まれる。この送金リクエストは、均等額が決定されたことに基づいて表示されたものであり、均等額から変更された負担額に関するわりかんリクエストを第2種の端末20Dが受信する前から(変更後の負担額が端末20Dに表示される前から)端末20Dに表示されていた情報である。
【0323】
このお知らせ情報NT09における「詳細を確認」ボタンは、限定ではなく例として、変更後の負担額に関するわりかんリクエストを受信していない場合には(変更後の負担額が端末20Dに表示されていない場合には)、操作を受け付けていることを示す第1態様(例えば、ハッチング処理されていない態様)で表示されており、第1態様の「詳細を確認」ボタンを操作することにより遷移する送金画面において、支払のための操作を行うことによって均等額の送金が可能である。
【0324】
このお知らせ情報NT09における「詳細を確認」ボタンは、限定ではなく例として、変更後の負担額に関するわりかんリクエストを受信したことに基づいて(変更後の負担額が端末20Dに表示された場合に)、第1態様から、操作を受け付けていないことを示す第2態様(本例では、ハッチング処理された態様)に変化する。第2態様の「詳細を確認」ボタンにユーザがタッチしたとしても、これに基づいて支払のための操作を行うことはできず、均等額の送金を行うことはできない。
【0325】
変更後の負担額に関するわりかんリクエストを端末20Dが受信したことに基づいて、限定ではなく例として、お知らせ情報NT08が端末20Dに表示され、上述したように、既に表示されていたお知らせ情報NT09における「詳細を確認」ボタンが第1態様から第2態様に変化する。
【0326】
お知らせ情報NT08には、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、変更後の負担額(「500円」)を支払うことに関する送金リクエストが含まれる。
このお知らせ情報NT08における「詳細を確認」ボタンは、限定ではなく例として、操作を受け付けていることを示す第1態様(本例では、ハッチング処理されていない態様)で表示されている。第1態様の「詳細を確認」ボタンを操作することにより遷移する送金画面において、支払のための操作を行うことによって変更後の負担額の送金が可能である。
【0327】
このように、算出された均等額(「1,000円」)に基づく送金リクエストが表示されたものの、その後、幹事によって負担額が変更された場合(「1,000円」から「500円」に変更された場合)には、均等額に基づく送金リクエストをタップすることによる送金が制限される。このような構成を採用することにより、負担額の変更(個別設定)が行われたにもかかわらず、第2種ユーザによって変更前の負担額が誤って送金されてしまうことを防止できる。
【0328】
<第3変形例(2)>
わりかんをするメンバー全員を対象に1つのわりかん総額に対するわりかんを行うのではなく、わりかんをするメンバーを2以上のグループ(限定ではなく例として、飲み会のわりかんであれば、「飲み会に初めから参加しているメンバーのグループ」と「途中から参加したメンバーのグループ」)に分け、それぞれのグループに対してわりかんを行うこととしてもよい。
【0329】
図3-6は、本実施例におけるわりかんリクエスト管理データベース157の一例であるわりかんリクエスト管理データベース157Dのデータ構成の一例を示す図である。
わりかんリクエスト管理データベース157Dでは、各々のわりかんリクエスト管理データに、アプリケーションIDと、わりかん総額と、わりかんリクエスト日時と、わりかんメンバー管理データとに加えて、限定ではなく例として、わりかんグループ管理データが記憶される。
【0330】
わりかんグループ管理データは、わりかんをする複数のグループを管理するためのデータであり、限定ではなく例として、グループ名と、グループIDと、グループ内わりかん総額とが関連付けて記憶される。
【0331】
グループ名には、限定ではなく例として、マスターの端末20から送信されたグループ名の情報に基づいてサーバ10の制御部11によって記憶される。
【0332】
グループIDには、限定ではなく例として、サーバ10の制御部11によってユニークなIDが設定されて記憶される。
【0333】
グループ内わりかん総額は、このグループ名(このグループID)のグループ内でわりかんをする金額の総額であり、限定ではなく例として、マスターの端末20から送信された金額の情報に基づいてサーバ10の制御部11によって記憶される。
【0334】
限定ではなく例として、グループ内わりかん総額の総和がわりかん総額となるように各グループ内わりかん総額を設定することができる。
【0335】
また、わりかんメンバー管理データには、限定ではなく例として、わりかんメンバーのアプリケーションIDと、ユーザ名と、メンバー種別と、支払い金額とに加えて、限定ではなく例として、このわりかんメンバーが含まれるグループのグループIDが記憶される。
各々のわりかんメンバーのグループIDは、限定ではなく例として、マスターの端末20から送信される情報に基づいてサーバ10の制御部11によって記憶される。
【0336】
図3-7~
図3-8は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する6名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1わりかんグループ(「第1G」と称する。)=ユーザA.A、ユーザB.B、ユーザC.C、ユーザD.D
・第1Gの第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第1Gの第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
・第2わりかんグループ(「第2G」と称する。)=ユーザE.E、ユーザF.F
とする場合の表示画面例を説明する。
【0337】
以下では、第1Gメンバー種別のユーザを「第1Gのユーザ」、または「第1Gユーザ」、第2Gメンバー種別のユーザを「第2Gのユーザ」または「第2Gユーザ」と称することがある。また、第1Gを、適宜「第1グループ」や「第1のグループ」と称し、第2Gを、適宜「第2グループ」や「第2のグループ」と称することがある。また、第1Gユーザの端末を「第1Gの端末」または「第1G端末」、第2Gユーザの端末を「第2Gの端末」または「第2G端末」と称することがある。
【0338】
また、以下では、第1Gメンバー種別のユーザを、第1種メンバー種別のユーザと第2種メンバー種別のユーザとに分けることが可能である。同様に、第2Gメンバー種別のユーザを、第1種メンバー種別のユーザと第2種メンバー種別のユーザとに分けることが可能である。
【0339】
図3-7左側の表示画面については、前述した
図1-14左側と同様であるので説明を省略する。
【0340】
限定ではなく例として、わりかん機能ボタンMBT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図3-7中央の画面に表示が遷移する。
図3-7中央の表示画面については、前述した
図1-14中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0341】
この例では、わりかん総額入力領域SAR1には、わりかん総額として「40,000円」が入力され表示されている。
【0342】
また、わりかんメンバー指定領域に、6名のわりかんメンバー(ユーザA.A、ユーザB.B、ユーザC.C、ユーザD.D、ユーザE.E、ユーザF.F)が指定され表示されている。
【0343】
限定ではなく例として、わりかん設定画面最下部の「選択」ボタンがユーザによってタップされると、
図3-7右側のわりかんグループ設定画面に表示が遷移する。
図3-7右側の表示画面については、前述した
図1-14右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0344】
この例では、「第1わりかんグループ」タブの下には、「多く払えるグループ」タブの下に、第1種ユーザとしてユーザB.BおよびユーザC.Cが表示されており、「多く払わないグループ」タブの下に、第2種ユーザとしてユーザA.AおよびユーザD.Dが表示されている。
また、「第2わりかんグループ」タブの下には、ユーザE.EおよびユーザF.Fが表示されている。
【0345】
限定ではなく例として、幹事であるユーザA.Aは、第1Gユーザであるが、第2Gユーザではないため、端末20Aには、第2Gユーザに属する各ユーザ(E.E,F.F)が、第1種ユーザ(多く払えるグループ)又は第2種ユーザ(多く払わないグループ)、の何れであるのかまでは表示されていない。
このような形態に限らず、他のグループの各ユーザが、第1種ユーザ又は第2種ユーザのいずれであるのかまで表示されるようにしてもよい。
【0346】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「グループ別金額設定」ボタンがユーザによってタップされると、
図3-8左側のわりかんグループ別金額設定画面に表示が遷移する。
このわりかんグループ別金額設定画面では、限定ではなく例として、わりかんグループでわりかんを行う金額(グループ別わりかん総額)を設定するためのグループ別わりかん総額設定領域SAR2が表示されるように構成されている。
【0347】
限定ではなく例として、ユーザがグループ別わりかん総額設定領域SAR2には、各グループのグループ別わりかん総額を変更するための移動可能な境界バーが設けられており、この境界バーをユーザが左右にドラッグすると、限定ではなく例として、各グループのグループ別わりかん総額を変更することができる。このように、第1わりかんグループ及び第2わりかんグループの負担総額を示す領域において、第1わりかんグループと第2わりかんグループとの境界を変更することによって、負担総額を変更することなく(負担総額の範囲内で)第1わりかんグループと第2わりかんグループのそれぞれの負担額(グループとしての負担額)を設定することができる。
この画面では、グループ別わりかん総額設定領域SAR2には、第1わりかんグループのグループ別わりかん総額として「32,000円」が、第2わりかんグループのグループ別わりかん総額として「8,000円」が、設定され表示されている。
【0348】
限定ではなく例として、グループ別金額設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10にわりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報と、グループ別金額設定画面での設定内容に基づくグループ別わりかん総額情報とが送信される。
【0349】
図3-8中央には、この場合における第1Gの端末20Cのお知らせ画面の一例を示している。
図3-8中央の表示画面については、前述した
図2-3左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0350】
この例では、お知らせ情報NT10が表示されている。
お知らせ情報NT10には、第1Gのグループ別わりかん総額が「32,000円」であることと、わりかん人数が「4人」であることと、第1GユーザであるユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「8,000円」)を支払うこととに関する送金リクエストが含まれる。
第1Gについて以降の処理は、限定ではなく例として、前述の実施例と同様に実行することができる。
【0351】
また、限定ではなく例として、第2Gの端末20Eでは、
図3-8右側のお知らせ画面が表示される。
図3-8中央右側の表示画面については、前述した
図3-8中央と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザE.Eの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0352】
この例では、お知らせ情報NT11が表示されている。
お知らせ情報NT11に、第2Gのグループ別わりかん総額が「8,000円」であることと、わりかん人数が「2人」であることと、第2GユーザであるユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「4,000円」)を支払うこととに関する送金リクエストが含まれる。
第2Gについて以降の処理は、限定ではなく例として、通常のわりかんと同様に実行することができる。
【0353】
本変形例は、わりかんメンバー情報(限定ではなく、指定情報の一例)は、第1わりかんグループ(限定ではなく、第1グループの一例)と第2わりかんグループ(限定ではなく、第2グループの一例)とを指定する情報を含み、仮均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)と、均等額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)とは第1わりかんグループに送信され、残りの金額に基づく均等額の情報(限定ではなく、第4金額情報の一例)を第2わりかんグループに含まれるメンバーに通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、限定ではなく例として、第1グループと第2グループとのうち、第1金額情報と、第2金額情報との各々に含まれる金額を第1グループに知らせることができる一方、第4金額情報に含まれる金額を第2グループに含まれるユーザに知らせることができる。
【0354】
<第4実施例>
第4実施例は、支払い(限定ではなく例として、仮均等額に基づく第1種メンバーによる支払い)の順番を変える(変更する)ことに関する実施例である。
第4実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0355】
<データ構成>
本実施例では、限定ではなく例として、
図2-1に示したわりかんリクエスト管理データベース157Bを用いることができる。
支払いの順番を変更することには、限定ではなく例として、支払いをスキップする(次の人に支払いを飛ばず)ことを含めてもよいものとする。
【0356】
<表示画面>
図4-1~
図4-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する6名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
とする場合の表示画面例を説明する。
【0357】
限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザC.Cの端末20Cに対して支払いに関するお知らせ情報が送信されたことに基づいて、第1種の端末20Bでは、
図4-1左側のお知らせ画面が表示される。
図4-1左側の表示画面については、前述した
図2-3左側と同様であるので説明を省略する。
【0358】
限定ではなく例として、第1仮均等額送金依頼情報TSR11の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図4-1中央の送金画面に表示が遷移する。
図4-1中央の表示画面については、前述した
図2-3中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0359】
この例では、画面最下部の「決定」ボタンの上に、この支払いをスキップするための「支払いスキップ」ボタンが表示されている。
【0360】
限定ではなく例として、「支払いスキップ」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図4-1右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0361】
この送金結果画面では、ユーザC.CがユーザA.Aに対する送金(支払)をスキップしたことが表示されている。ここで、「送金(支払)をスキップする」ことは、送金処理の実行を保留すること(例えば、送金処理を実行させるための操作を保留すること)であってもよく、送金額の決定を保留すること(例えば、自分が負担する金額を決定するための操作を保留すること)であってもよい。
【0362】
限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザB.Bの端末20Bに対して、支払いに関するお知らせ情報が送信されると、第1種の端末20Bにおいて、
図4-2左側のお知らせ画面~
図4-2中央の送金結果画面に示すような表示がなされる。
【0363】
図4-2左側および
図4-2中央の表示画面については、前述した
図2-4中央および
図2-5中央と同様であるので説明を省略する。
【0364】
限定ではなく例として、ユーザB.Bによる支払い金額に関する情報や、ユーザC.Cによる支払いスキップに関する情報が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、これらの情報に関するお知らせ情報が送信される。
【0365】
図4-2右側には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図4-2右側の表示画面については、前述した
図2-5右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0366】
この例では、お知らせ情報NT12~NT14が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT12には、第1種ユーザであるユーザC.Cが幹事であるユーザA.Aに対して支払いをスキップしたことに関する情報が含まれる。
お知らせ情報NT12は、お知らせ情報NT13、NT14が表示される前から表示されていた情報(お知らせ情報NT13、NT14を表示させるための情報の受信前に受信した情報に基づいて表示される情報)であり、本例では、「受取済金額入力」と表示された第1ボタンが含まれる。
幹事であるユーザA.AがユーザC.Cから現金による支払を受けた場合には、第1ボタンをタップし、ユーザC.Cから支払われた金額を入力することにより、支払が完了していない他のユーザ(例えば、A.A、B.B、D.D)が支払うべき残りの金額が更新され、残りの金額に基づいて、各ユーザの負担額(例えば、均等額)が再計算され、各ユーザの端末に通知されることになる。
【0367】
お知らせ情報NT13は、本例では、ユーザC.Cによる送金のスキップ後(スキップに基づく情報の受信後)、ユーザB.Bの負担額決定に基づいて表示される情報である。
お知らせ情報NT13には、第1種ユーザであるユーザB.Bが幹事であるユーザA.Aに対して支払い予定額(「8,000円」)を支払うことに関する情報が含まれる。
【0368】
お知らせ情報NT14は、限定ではなく例として、わりかんグループ内の、送金をスキップしたユーザ(C.C)とは異なる他のユーザ(B.B)の負担額が決定されたことに基づいて表示されている。
お知らせ情報NT14には、第1種ユーザであるユーザC.Cが幹事であるユーザA.Aに対する支払い(負担額の決定)をスキップしたことに関するリマインド情報が含まれる。
本例では、お知らせ情報NT14には、「金額入力を督促」と表示された第2ボタンと、その下方の、「受取済金額入力」ボタンと表示された第1ボタンと、が含まれる。
【0369】
幹事であるユーザA.Aが、第2ボタンをタップすることで、送金をスキップしたユーザ(C.C)の端末20Cには、保留されている支払(負担額の決定)を支払いアプリケーションによって実行するように促すリマインド情報が表示される。
一方、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払いアプリケーションを用いずに現金で支払を行った場合、ユーザA.Aは、第1ボタンをタップすることで、ユーザC.Cによる支払いが完了したことを履歴として残すことが可能であり、支払が完了していない残りのユーザ(例えば、A.A,C.C)の端末に、ユーザC.Cによる支払に基づく更新後の負担額(例えば、均等額)を通知することが可能である。
【0370】
このように、同じわりかんグループに属するユーザ(B.B)による負担額の決定に基づいて、送金を保留したユーザ(C.C)に支払(負担額の決定)を改めて要求するか、または、送金を保留したユーザ(C.C)から受け取った金額を入力して、支払履歴を残すとともに、残りのユーザ(A.A,D.D)の負担額を再計算して、各ユーザの端末に表示させることが可能である。
【0371】
そして、限定ではなく例として、お知らせ情報NT14の第1ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図4-3左側の受取済金額入力画面に表示が遷移する。
【0372】
この画面では、限定ではなく例として、幹事であるユーザA.AがユーザC.Cから現金で受け取った金額を入力するための受取済金額指定領域RAR3が表示されるように構成されている。
【0373】
限定ではなく例として、テンキー入力領域などにおいて指定された金額「10,000円」が受取済金額指定領域RAR3に入力され、画面下部の「決定」ボタンがタップされると、サーバ10から、第2種ユーザのユーザD.Dの端末20Dに対して、第2種ユーザの均等額に関するお知らせ情報が送信される。
【0374】
図4-3右側には、この場合における第2種の端末20Dのお知らせ画面の一例を示している。
図4-3右側の表示画面については、前述した
図2-6(a)と同様であるので説明を省略する。
【0375】
なお、上記の例において、第1種ユーザ(C.C)の端末に「支払いスキップ」ボタンが表示されているが、第2種ユーザ(例えば、D.D)の端末には、「支払いスキップ」ボタンが表示されないものとする。
すなわち、第2種ユーザ(D.D)の端末からは、送金をスキップすることができないようになっており、第2種ユーザ(D.D)が、支払いアプリケーションを用いて均等額を支払わない場合、幹事であるユーザA.Aの端末には、
図4-2右側の表示画面における、お知らせ情報NT12(第2種ユーザの現金による支払履歴を残すための第1ボタンを含む)は表示されない。また、第1種ユーザ(例えば、B.B)の支払に基づくお知らせ情報NT13は表示されるが、お知らせ情報NT14(第1ボタン、リマインド情報を第2種ユーザの端末に表示させるための第2ボタンを含む)は表示されない。
【0376】
なお、このような形態に限らず、上記の例において、第1種ユーザ(C.C)の端末に「支払いスキップ」ボタンが表示されると同様に、第2種ユーザ(例えば、D.D)の端末にも、「支払いスキップ」ボタンが表示されるようにしてもよい。
すなわち、第2種ユーザ(D.D)の端末からも、送金をスキップすることが可能であり、第2種ユーザ(D.D)が、支払いアプリケーションを用いて均等額を支払わない場合、幹事であるユーザA.Aの端末には、
図4-2右側の表示画面における、お知らせ情報NT12(第2種ユーザの現金による支払履歴を残すための第1ボタンを含む)が表示される。また、第1種ユーザ(例えば、B.B)の支払に基づくお知らせ情報NT13が表示され、お知らせ情報NT14(第1ボタン、リマインド情報を第2種ユーザの端末に表示させるための第2ボタンを含む)も表示される。
【0377】
<処理>
図4-4は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は、
図2-8と同様である。
限定ではなく例として、この処理では、メンバー内順位が「1」であるユーザC.Cはスキップをしなかったが、メンバー内順位が「2」であるユーザB.Bがスキップする場合を例示する。
【0378】
B110の後、端末20Bの制御部21は、B110で表示した仮均等額送金依頼情報に基づき、支払いをスキップするためのユーザ入力が入出力部23を介してなされたことに基づき(B310)、スキップ依頼情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B320)。
なお、これに先だって、ユーザC.Cの端末20Cからは送金依頼情報がサーバ10に送信されているものとする。
【0379】
通信I/F14によって端末20Bからスキップ情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、限定ではなく例として、S220の処理を行い、ユーザB.Bの送金依頼金額を「0」とする第1種送金金額情報を、通信I/F14によって端末20Aに送信する(S220)。
【0380】
端末20Aの制御部21は、A230の処理を行った後、受取済み金額入力処理を行う(A310)。具体的には、スキップによって送金依頼金額が「0」である場合、入出力部23を介した受取済みの金額を入力するユーザ入力を受け付ける。
そして、端末20Aの制御部21は、受け付けた受取済み金額を含む第1種送金金額情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A320)。
通信I/F14によって端末20Aから受取済み金額を含む第1種送金金額情報を受信すると、受取済み金額をわりかんメンバー管理データにおけるそのユーザの支払い金額に更新して記憶させる。
【0381】
S220の後、サーバ10の制御部11は、第1種メンバー全員から送金依頼情報またはスキップ情報を受信したか否かを判定し(S310)、いずれも受信していない第1種メンバーがいる場合は(S310:NO)、S210に処理を戻す。
【0382】
一方、第1種メンバー全員から送金依頼情報またはスキップ情報を受信したと判定したならば(S310:YES)、サーバ10の制御部11は、通信I/F14によって端末20Aから送信される第1種送金金額情報の受信を待機し、受信したと判定したならば、S150の処理を行う。
そして、サーバ10の制御部11は、S170に処理を進める。
【0383】
<第4実施例の効果>
本実施例は、サーバ10が、スキップ情報(限定ではなく、支払いの入力をスキップすることを示すスキップ情報の一例)の受信に基づいて、送金依頼金額を入力するユーザの順番を変更する処理を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、支払いの入力をスキップすることを示すスキップ情報の受信に基づいて、支払い金額を入力するユーザの順番を変更することができる。
【0384】
<第4変形例(1)>
上記の実施例では、逐次仮均等額送金依頼情報(均等額送金依頼情報)を受信した端末20において、スキップ入力処理を実行することとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、あるわりかんメンバーの端末20において、限定ではなく例として、一定期間内に送金依頼情報(スキップ依頼情報)が送信されない場合、幹事の端末20において、そのメンバーの端末20をスキップさせることができるようにしてもよい。
【0385】
図4-5は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、前述した
図2-2~
図2-7と同様に、ユーザC.Cが一番目に支払いを行い、ユーザB.Bが二番目に支払いを行う順番が予め設定がされているものとする。
【0386】
図4-5左側の表示画面については、前述した
図4-1左側と同様であるので説明を省略する。
【0387】
限定ではなく例として、ユーザC.Cによる支払い(送金額の決定)がなされないまま一定の期間が経過すると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、支払(送金額の決定)がされていないことに関するお知らせ情報が送信される。
【0388】
図4-5中央には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図4-5中央の表示画面については、前述した
図4-2右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0389】
この例では、お知らせ情報NT15が表示されている。
お知らせ情報NT15には、幹事であるユーザA.AがユーザC.Cがに対する支払い金額の決定をスキップさせることに関するリマインド情報が含まれる。このお知らせ情報NT15には、限定ではなく例として、幹事であるユーザA.Aが、支払いの済んでいない(負担額が決定されていない)ユーザの順番をスキップするための「順番スキップ」ボタンが含まれている。
【0390】
限定ではなく例として、「順番スキップ」ボタンがユーザによってタップされると、サーバ10から、ユーザC.Cの次の支払い順番であるユーザB.Bの端末20Bに対して、支払いに関するお知らせ情報が送信される。
【0391】
図4-5右側には、この場合における第1種の端末20Bのお知らせ画面の一例を示している。
図4-5右側の表示画面については、前述した
図4-2左側と同様であるので説明を省略する。
【0392】
本変形例は、スキップ情報は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された情報である構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末から送信されたスキップ情報の受信に基づいて、支払い金額を入力するユーザの順番を変更することができる。
【0393】
<第5実施例>
第5実施例は、メンバー種別として異なる定義を用いることに関する実施例である。
第5実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0394】
本実施例では、「第1種」は、限定ではなく例として、わりかんメンバーのうち、お金をわりかんメンバー全員で均等にわりかんする金額よりも「少なく払えるグループ」に分類されたユーザに設定されるようにすることができる。
また、「第2種」は、限定ではなく例として、わりかんメンバーのうち、お金をわりかんメンバー全員で均等にわりかんする金額より「少なく払わないグループ」(「少なく払えないグループ」と言ってもよい。)に分類されたユーザに設定されるようにすることができる。
【0395】
<表示画面>
図5-1~
図5-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
とする場合の表示画面例を説明する。
【0396】
図5-1左側および中央の表示画面については、前述した
図1-14左側および中央と同様であるので説明を省略する。
【0397】
限定ではなく例として、わりかん設定画面最下部の「選択」ボタンがユーザによってタップされると、
図5-1右側のわりかんグループ設定画面に表示が遷移する。
図5-1右側の表示画面については、前述した
図1-14右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0398】
この例では、「少なく払えるグループ」タブの下には、第2種ユーザとしてユーザD.DおよびユーザA.Aが表示されており、「少なく払わないグループ」タブの下には、第1種ユーザとしてユーザB.BおよびユーザC.Cが表示されている。
【0399】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報とが送信される。
【0400】
図5-2左側には、この場合における第2種の端末20Dのお知らせ画面の一例を示している。
図5-2左側の表示画面については、前述した
図1-15左側と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザD.Dの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0401】
限定ではなく例として、「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図5-2中央の送金画面に表示が遷移する。
図5-2中央の表示画面については、前述した
図1-15中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0402】
この例では、送金金額指定領域RAR1と、送金先指定領域との間には、送金金額指定領域RAR1において指定された送金金額を減額させるための、「少なく支払う」の文字で示される送金額減額ボタンAIB2が表示されるように構成されている。
限定ではなく例として、第2種のユーザは、送金額減額ボタンAIB2を用いて仮均等額以下の金額を自らの負担額として設定し、設定した額を送金することができる。
【0403】
限定ではなく例として、送金金額指定領域RAR1に、仮均等額「5,000円」よりも少ない「2,000円」が送金金額として指定されたことが表示されている。
そして、限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされ、同様にして、第2種ユーザであるユーザA.Aによって支払い金額が決定されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、これらの支払い金額に基づく第1種ユーザのわりかん金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0404】
図5-2右側には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図5-2右側の表示画面については、前述した
図2-5右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0405】
この例では、お知らせ情報NT16~NT18が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT16には、第2種ユーザであるユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「2,000円」)を支払うことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT17には、第2種ユーザであるユーザA.Aが、幹事であるユーザA.A(本人)に対して、支払い予定額(「3,000円」)を支払うこと(すなわち、第2種ユーザである幹事本人の負担額)に関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT18には、第1種ユーザであるユーザB.BおよびユーザC.Cが、それぞれ、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額(「7,500円」)を支払うことに関する情報が含まれる。
【0406】
<第6実施例>
第6実施例は、(1)の手法を、メッセージングアプリケーション(限定ではなく、チャットアプリケーションの一例)を用いて実現することに関する実施例である。限定ではなく例として、わりかんに関する情報(わりかんに関する通知)をメッセージングアプリケーションのトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に送信・表示することや、メッセージングアプリケーションと支払いアプリケーションとを連携させてわりかんを行う手法等に関する。
第6実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0407】
<表示画面>
図6-1~
図6-4は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
とする場合の表示画面例を説明する。
【0408】
以下の例では、メッセージングアプリケーションのユーザであるとともに支払いアプリケーションのユーザでもあるユーザA.Aと、ユーザB.Bと、ユーザC.Cと、ユーザD.Dが、何れも「開発グループ」のグループトークルームに属しており、友だち登録されているものとする。
【0409】
図6-1左側は、限定ではなく例として、ユーザA.Aの端末20Aの表示部24に表示されるメッセージングアプリケーションのトークルーム画面の一例である。
画面最上部中央には、メッセージングアプリケーションの名称として「Messaging App」の文字が表示されるように構成されている。また、画面最上部右には、この端末20のユーザのメッセージングアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名(この例ではユーザA.A)が表示されるように構成されている。
【0410】
また、その下には、メッセージングアプリケーションにおける現在位置を示す現在位置表示領域が構成されており、この例では、現在位置がメッセージングアプリケーションのグループトークルームであることを示す「開発グループ(4)」の文字が、現在位置表示領域内に表示されている。なお、「開発グループ(4)」の(4)とは、このグループトークルームに属するメンバーの人数を示している。
【0411】
また、現在位置表示領域の下には、このトークルームに送信(投稿)されるコンテンツ(メッセージ)を表示するためのコンテンツ表示領域が表示されるように構成されている。
また、コンテンツ表示領域の下には、このトークルームに送信するコンテンツを入力・選択するためのコンテンツ入力領域が表示されるように構成されている。
【0412】
コンテンツ表示領域では、限定ではなく例として、右側に自端末である端末20AのユーザA.Aの発言が、左側にそれ以外のユーザの発言が、それぞれコンテンツとして吹き出しで表示されるように構成されている。
この画面では、コンテンツ表示領域において、ユーザD.Dの歓迎会が執り行われ、幹事であるユーザA.Aが会費を集める旨のコンテンツが表示されている。
【0413】
限定ではなく例として、コンテンツ入力領域の「+」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、トークルーム画面下側からメッセージングアプリケーションの各種機能を実行するためのメイン機能ボタンが並んで表示されているメイン機能ボタン表示領域がせり上がり表示されている。
【0414】
限定ではなく例として、わりかん機能ボタンMBT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図6-1右側のわりかんグループ設定画面に表示が遷移する。
【0415】
図6-1右側の表示画面については、アプリケーションの名称および現在位置表示領域の文字を除いて、前述した
図1-14右側と同様であるので説明を省略する。
【0416】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかんグル-プ設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報と、わりかんグループ設定画面への入力内容に基づくわりかんメンバー情報とが送信される。
【0417】
図6-2左側には、この場合における第1種の端末20Bの公式アカウント(OA)トークルーム画面の一例を示している。
図6-2左側の表示画面については、前述した
図6-1左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0418】
この例では、現在位置表示領域には、公式ユーザ名「Payment App」とのOAトークルーム画面であることを示す「Payment」の文字が表示されている。
また、コンテンツ表示領域には、コンテンツ情報CT01が表示されている。
コンテンツ情報CT01には、幹事であるユーザA.Aに対して、仮均等額として、わりかん総額「20,000円」÷「4人」=「5,000円」(第1均等額)を支払うことに関する送金リクエスト(わりかんリクエスト)が含まれる。
【0419】
限定ではなく例として、コンテンツ情報CT01の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、支払いアプリケーションが起動し、
図6-2中央の送金画面に表示が遷移する。
【0420】
この送金画面では、送金金額指定領域RAR1には、コンテンツ情報CT01における送金リクエストに基づいて、仮均等額「5,000円」が指定され表示されている。また、送金先指定領域には、開発グループのメンバーであり、幹事であるユーザA.Aが指定され表示されている。
【0421】
また、送金金額指定領域RAR1と、送金先指定領域との間には、送金金額指定領域RAR1において指定された送金金額を増額させるための、「多めに支払う」の文字で示される送金額増額ボタンAIB3が表示されるように構成されている。
限定ではなく例として、第1種のユーザは、送金額増額ボタンAIB3を用いて仮均等額以上の金額を自らの負担額として設定し、設定した額を送金することができる。
【0422】
また、送金額増額ボタンAIB3の下には、限定ではなく例として、第1種メンバーと幹事とがグループメンバーとして属するグループトークルームを一時的に作成し、そのグループトークルームに移動するための「チャットで相談」ボタンが表示されるように構成されている。
【0423】
限定ではなく例として、「チャットで相談」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションに切り替わり、
図6-2右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
図6-2右側の表示画面については、前述した
図6-2左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0424】
この例では、現在位置表示領域には、開発グループのメンバーのうち第1種メンバーと幹事とで構成されたグループであることに基づいて、「開発グループ(3)」の文字などが表示されている。
また、コンテンツ表示領域には、限定ではなく例として、第1種メンバーと幹事とがグループメンバーとして属する一時的トークルームに自動的に投稿(送信)されたわりかん内容に関するコンテンツが表示されている。その下には、ユーザA.A、ユーザB.B、ユーザC.Cが送信した、ユーザC.Cが「10,000円」を負担する旨のコンテンツ情報が表示されている。
【0425】
コンテンツ表示領域の最下部には、支払いアプリケーションに戻るための「Payment Appに戻る」ボタンが表示されている。
【0426】
限定ではなく例として、ユーザによって「Payment Appに戻る」ボタンがタップされ、支払いアプリケーションに戻ると、限定ではなく例として、
図6-3左側の送金画面に表示が遷移する。
【0427】
限定ではなく例として、送金額増額ボタンAIB3がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図6-3中央の送金画面に表示が遷移する。
【0428】
この例では、送金金額指定領域RAR1には、送金額増額ボタンAIB3がユーザによってタップされたことに基づいて、仮均等額よりも増額した金額「8,000円」が指定され表示されている。
【0429】
限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図6-3右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0430】
この例では、ユーザB.BがユーザA.Aに仮均等額より増額した金額「8,000円」を送金したことが表示されている。
【0431】
また、送金結果画面の下部には、さらに追加して送金を行うための「さらに多めに支払う」の文字で示される追加送金ボタンが表示されるように構成されている。
【0432】
限定ではなく例として、第1種ユーザであるユーザB.BとユーザC.Cとが支払い金額を定め、送金が実行された後の、第2種の端末20Dの表示部24に表示されるトークルーム画面の一例を
図6-4左側に示す。
【0433】
この例では、コンテンツ表示領域には、コンテンツ情報CT02およびCT03などが表示されている。
コンテンツ情報CT02は、送信元がユーザC.Cであるコンテンツ情報であって、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「5,000円」を支払ったことに関する情報が含まれる。また、コンテンツ情報CT02には、このユーザの支払い金額が仮均等額であったことに基づいて、挨拶をするクマのイラストが表示されている。
また、コンテンツ情報CT03は、送信元がユーザB.Bであるコンテンツ情報であって、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「8,000円」を支払ったことに関する情報が含まれる。また、コンテンツ情報CT03には、このユーザの支払い金額が仮均等額よりも大きい金額であったことに基づいて、紙吹雪をまき盛り上がるクマのイラストが表示されている。
【0434】
また、コンテンツ情報CT03には、このユーザの支払い金額が仮均等額よりも大きい金額であったことに基づいて、端末のユーザがリアクションを行うための「リアクション」ボタンが表示されている。
【0435】
限定ではなく例として、コンテンツ情報CT03の「リアクション」ボタンがユーザによってタップされ、ユーザD.Dがコンテンツ情報CT03の内容に対してリアクションを行うと(本例では、ユーザC.Cもリアクションを行っている)、第1種の端末20Bでは、限定ではなく例として、
図6-4右側のようなトークルーム画面が表示される。
【0436】
この例では、コンテンツ表示領域には、コンテンツ情報CT04およびCT05等が表示されている。
コンテンツ情報CT04は、送信元がユーザC.Cであるコンテンツ情報であって、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「5,000円」を支払ったことに関する情報と、挨拶をするクマのイラストとが含まれる。
また、コンテンツ情報CT05は、送信元がユーザB.Bであるコンテンツ情報であって、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「8,000円」を支払ったことに関する情報と、紙吹雪をまき盛り上がるクマのイラストと、他のユーザが行ったリアクションに関する情報とが含まれる。この例では、ユーザC.CとユーザD.Dとがリアクションを行ったことに基づいて、ユーザC.CとユーザD.Dとのアイコンがリアクションアイコン(限定ではなく例として、感謝を示すウサギのアイコン)と共に表示されている。
【0437】
また、コンテンツ情報CT05では、自端末(端末20B)のユーザの支払いに関する情報であることに基づいて、端末20Bにおいては「リアクション」ボタンが表示されないように構成されている。なお、自端末においても「リアクション」ボタンが表示されるようにしてもよい。
【0438】
なお、「リアクション」ボタンがユーザによってタップされると、リアクションの種類(限定ではなく例として、リアクションを行ったときに表示されるリアクションアイコン)が選択できるようにしてもよい。
【0439】
また、ユーザの支払い金額が仮均等額であった場合においても、コンテンツ情報に「リアクション」ボタンが含まれ、リアクションが行えるようにしてもよい。
【0440】
<第6実施例の効果>
本実施例は、サーバ10は、第1種メンバーが支払った金額に基づく通知を通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、指定されたユーザが支払いを行った金額等の情報を通知することができる。
【0441】
また、この場合、サーバ10は、送信した通知に対するリアクションの情報を通信I/F14によって受信し、受信したリアクションの情報を、第1種メンバーと第2種メンバーとに通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、指定されたユーザが支払いを行った金額などの情報の通知に対するリアクションの情報を受信した上で、そのリアクションを、指定されたユーザと異なるユーザとに知らせることができる。
【0442】
また、この場合、送信した通知は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)と、第1種メンバー(限定ではなく、指定されたユーザの一例)とが少なくとも含まれるトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に送信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、指定されたユーザが支払いを行った金額などの情報の通知を、第1端末のユーザと、指定されたユーザとが少なくとも含まれるチャットルームに送信することによって、分かり易い形で、第1端末のユーザと指定されたユーザとに知らせることができる。
【0443】
また、この場合、仮均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)と、第1種メンバー(限定ではなく、指定されたユーザの一例)とが少なくとも含まれるトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に送信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額情報を、第1端末のユーザと、指定されたユーザとが少なくとも含まれるチャットルームに送信することによって、分かり易い形で、支払いに関する第1金額情報に含まれる金額を、第1端末のユーザと指定されたユーザとに知らせることができる。
【0444】
本実施例は、端末20は、送金リクエストに基づく送金処理を制御部21によって行う。そして、端末20は、送金処理に基づき、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)に送金することを示す第3表示を表示部24に表示するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第3表示を用いて第1端末に容易に送金することができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0445】
また、この場合、送金リクエスト情報は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末のユーザ)と、複数のわりかんメンバー(限定ではなく、複数のユーザの一例)とを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に送信される。そして、端末20は、そのトークルームを表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末のユーザと、複数のユーザとに、送金依頼情報を報知することができる。特に、複数のユーザに送金依頼情報を効果的に報知することができる。
【0446】
また、この場合、端末20は、自己の端末20のユーザによって、第2表示に対する入力が行われ、送金依頼金額よりも高い金額の送金が行われた場合、トークルームを表示する制御を制御部21によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによって第2表示に対する入力が行われ、送金依頼された金額よりも高い金額の送金が行われた場合に、チャットルームを表示することができる。
【0447】
また、この場合、端末20は、自己の端末20のユーザによって、第2表示に対する入力が行われ、送金依頼された金額よりも高い金額の送金が行われた場合、トークルームに盛り上げ用の画像等の画像(限定ではなく、第4画像の一例)を表示する制御を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザによって第2表示に対する入力が行われ、送金依頼された金額よりも高い金額の送金が行われた場合に、チャットルームに第4画像を表示して、場を盛り上げるなどすることができる。
【0448】
また、この場合、端末20は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって、盛り上げ用の画像等の画像に対する入力が行われた場合、それに対するリアクションを示す画像(限定ではなく、第5画像の一例)をトークルームに表示する制御を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末のユーザによって、第4画像に対する入力が行われた場合に、その第4画像に対するリアクションを示す第5画像をチャットルームに表示して、自分の反応を伝えることができる。
【0449】
また、この場合、送金リクエスト情報は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)と通信するサーバ10を介して端末20に受信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金依頼情報を、第1端末と通信するサーバを介して適切に受信することができる。
【0450】
<第7実施例>
第7実施例は、前述した「(2)返金を用いる手法」に関する実施例である。限定ではなく例として、複数のわりかんメンバーの各々から送信された支払い金額の情報に基づいて、これら複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく例として、第2種メンバー等に対して返金する処理)を行うことによって、わりかんを実現する。
第7実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0451】
<データ構成>
図7-1は、本実施例におけるわりかんリクエスト管理データベース157の一例であるわりかんリクエスト管理データベース157Eのデータ構成の一例を示す図である。
このわりかんリクエスト管理データベース157Eは、
図1-6のわりかんリクエスト管理データベース157Aとほぼ同様のデータ構成であるが、その一部が異なっている。
【0452】
具体的には、各々のわりかんリクエスト管理データには、アプリケーションIDと、わりかん総額と、わりかんリクエスト日時と、わりかんメンバー管理データとに加えて、限定ではなく例として、わりかん均等額が記憶される。
わりかん均等額は、メンバー種別を判定するための基準となる金額であり、限定ではなく例として、「わりかん総額÷幹事を含むわりかんメンバー人数」で算出される。
【0453】
また、このわりかんリクエスト管理データベース157Eの各々のわりかんリクエスト管理データにおいて、わりかんメンバー管理データには、限定ではなく例として、わりかんメンバーのアプリケーションIDと、そのユーザ名と、そのメンバー種別と、支払い金額とが記憶される。
【0454】
ここに示すわりかんメンバー管理データは、端末20からの支払い金額の受付後のデータであって、返金処理を行う前のデータである。
本実施例において、わりかんメンバー管理データにおけるメンバー種別は、幹事による指定によって設定されるのではなく、幹事を除きわりかんメンバーからの支払い結果に基づいて動的に設定される。
限定ではなく例として、わりかん均等額よりも大きい金額の支払いを行ったメンバーには「第1種」が設定され、わりかん均等額の支払いを行ったメンバーには「第2種」が設定される。
【0455】
<表示画面>
図7-2~
図7-5は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0456】
ここでは、わりかんに参加する3名のわりかんメンバーのメンバー種別が、結果的に
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B
・第2種=ユーザD.D
となる場合の表示画面例を説明する。
【0457】
また、ユーザB.Bと、ユーザD.Dとで、送金する順番はいずれの順番でもよい。本例では、限定ではなく例として、第1種ユーザとなるユーザB.Bの端末20Bの表示画面例を示した後に、第2種ユーザとなるユーザD.Dの端末20Dの表示画面例を示すが、この順番に限定されないものとする。
【0458】
図7-2左側~
図7-3左側の表示画面については、前述した
図1-9左側~右側と同様であるので説明を省略する。
【0459】
図7-3中央の送金画面では、ユーザB.Bによって送金金額指定領域RAR1に「10,000円」が送金金額として入力された状態が示されている。この状態で「確定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図7-3右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0460】
図7-4には、端末20Dにおける画面の遷移の一例を示している。
図7-4左側~右側の表示画面については、前述した
図1-12左側~右側と同様であるので説明を省略する。
なお、これらの表示画面では、均等額送金依頼情報SR1において、わりかん均等額「4,000円」を支払うことに関する送金リクエストが表示されており、送金金額指定領域RAR2において、均等額「4,000円」が指定され表示されており、送金結果画面において、ユーザD.DがユーザA.Aにわりかん均等額「4,000円」を送金したことが表示されている。
【0461】
限定ではなく例として、ユーザB.B、ユーザD.Dによって支払い金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、支払い金額や、この支払い金額に基づく返金金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0462】
図7-5左側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図7-5左側の表示画面については、前述した
図2-5右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0463】
この例では、お知らせ情報NT21が表示されている。
お知らせ情報NT21には、わりかん総額(「12,000円」)と、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額より多い支払い金額(「10,000円」)を支払うことと、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額(「4,000円」)を支払うことと、幹事であるユーザA.Aが、ユーザD.Dに対して、余剰金額(「3,000円」)を返金することとに関する情報が含まれる。
【0464】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT21の「返金する」ボタンがユーザによってタップされ、ユーザD.Dに対して余剰金の返金が行われる(不図示)と、限定ではなく例として、
図7-5中央の表示画面に表示が遷移する。
図7-5中央の表示画面については、前述した
図7-5左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0465】
この例では、お知らせ情報NT22が表示されている。
お知らせ情報NT22には、幹事であるユーザA.Aが、ユーザD.Dに対して、余剰金額(「3,000円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
【0466】
限定ではなく例として、幹事であるユーザA.Aによって余剰金額が返金されると、限定ではなく例として、サーバ10から、返金対象であるユーザD.Dの端末20Dに対して、返金に関するお知らせ情報が送信される。
【0467】
図7-5右側には、この場合における端末20Dのお知らせ画面の一例を示している。
図7-5右側の表示画面については、前述した
図7-4左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0468】
この例では、均等額送金依頼情報SR1の下に、お知らせ情報NT23~NT25が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT23には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額(「4,000円」)の送金が完了したことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT24には、幹事であるユーザA.Aが、ユーザD.Dに対して、返金金額(「3,000円」)を返金することに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT25には、幹事であるユーザA.Aが、ユーザD.Dに対して、返金金額(「3,000円」)の返金が完了したことに関する情報が含まれる。
【0469】
この均等額送金依頼情報SR1における「詳細を確認」ボタンは、限定ではなく例として、送金完了に関する情報を受信したことに基づいて、第1態様から、操作を受け付けていないことを示す第2態様(本例では、ハッチング処理された態様)に変化する。第2態様の「詳細を確認」ボタンにユーザがタッチしたとしても、これに基づいて支払のための操作を行うことはできず、均等額の送金を行うことはできない。
【0470】
<処理>
図7-6は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
通信I/F14によって端末20Aからわりかん要求情報を受信し、わりかんリクエスト管理データを更新した後、サーバ10の制御部11は、わりかん均等額以上の金額の送金を依頼する均等額以上送金依頼情報を、通信I/F14によって各々のわりかんメンバーの端末20(この図では、端末20Bおよび端末20D)に送信する(S410)。
全てのわりかんメンバーの端末20に対して均等額以上送金依頼情報を送信する点が、前述した実施例とは異なる。
【0471】
通信I/F22によってサーバ10から均等額以上送金依頼情報を受信すると、端末20Bの制御部21は、受信した均等額以上送金依頼情報を表示部24に表示させる(B410)。そして、端末20Bの制御部21は、B130,B150のステップを行う。
端末20Dについても同様である(D410~D450)。
【0472】
S410の後、通信I/F14によって端末20Bから送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を行う(S430)。具体的には、サーバ10の制御部11は、送金依頼情報に基づいて、端末20Bのアカウントからマスターのアカウントに対する送金依頼金額の送金処理を実行すると、受信した送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を、ユーザB.BのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データの支払い金額に記憶させる。
限定ではなく例として、B130でユーザB.Bによってわりかん均等額よりも大きい金額が入力された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザB.BのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データのメンバー種別に「第1種」を記憶させる。つまり、入力された支払いを行う金額に基づき、ユーザB.Bは第1種メンバーとなる。
【0473】
次いで、サーバ10の制御部11は、マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したか否かを判定し(S450)、受信しなかったと判定したならば(S450:NO)、残りのわりかんメンバーからの送金依頼情報の受信を待機する。この例では、限定ではなく例として、端末20Dからの送金依頼情報の受信がまだである場合、端末20Dからの送金依頼情報の受信を待機する。
【0474】
通信I/F14によって端末20Dから送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を行う(S430)。具体的には、サーバ10の制御部11は、送金依頼情報に基づいて、端末20Dのアカウントからマスターのアカウントに対する送金依頼金額の送金処理を実行すると、受信した送金依頼情報に含まれる送金依頼金額を、ユーザD.DのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データの支払い金額に記憶させる。
限定ではなく例として、D430でユーザD.Dによってわりかん均等額が入力された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザD.DのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データのメンバー種別に「第2種」を記憶させる。つまり、入力された支払いを行う金額に基づき、ユーザD.Dは第2種メンバーとなる。
【0475】
マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定したならば(S450:YES)、サーバ10の制御部11は、返金額算出処理を行う(S470)。具体的には、わりかんリクエスト管理データのうち、わりかん総額と、わりかん均等額と、わりかんメンバー管理データに記憶された各々の支払い金額とに基づき、第2種メンバーに対していくら返金するかの返金額を算出する。そして、サーバ10の制御部11は、返金額を算出すると、マスターのアカウントから第2種メンバーのアカウントに対する返金処理を実行する。
【0476】
A110の後、端末20Aの制御部21は、A490の終了判定に処理を移す。
S490の後、サーバ10の制御部11は、S490の終了判定に処理を移す。
B150の後、端末20Bの制御部21は、B490の終了判定に処理を移す。
D450の後、端末20Dの制御部21は、D490の終了判定に処理を移す。
【0477】
なお、S470のステップで、返金額を算出した場合、サーバ10の制御部11が、返金が生ずることに関する情報(返金する旨や返金額の情報)を返金対象のメンバーに通知するようにしてもよい。また、返金処理を行った後、返金したことに関する情報(返金した旨や返金額の情報)を返金したメンバーに通知するようにしてもよい。
つまり、サーバ10が返金対象のメンバーに対して行う処理は、返金対象のメンバーへの返金額を算出する処理や、算出した返金額を返金する処理、返金に関する情報を送信(通知)する処理などを含む概念としてよい。
【0478】
また、これらの処理は、複数のわりかんメンバー(複数のユーザ)に対する処理の一種と捉えてもよく、複数のわりかんメンバーに対する処理には、各々のわりかんメンバーへの返金額を算出する処理(第1種メンバーへの返金額=「0」)や、各々のわりかんメンバーに対して返金に関する情報を送信(通知)する処理などを含めてもよい。
【0479】
また、複数のわりかんメンバー(複数のユーザ)に対する処理は、複数のわりかんメンバーのうちの一部に対する処理としてもよいし全部に対する処理としてもよい。つまり、少なくとも一人に対する処理としてもよい。
【0480】
また、複数のわりかんメンバー(複数のユーザ)には、マスターを含めることとしてもよいし、含めないこととしてもよい。
そして、複数のわりかんメンバー(複数のユーザ)に対する処理は、マスターを含む複数のわりかんメンバーに対する処理としてもよいし、マスターを除く複数のわりかんメンバーに対する処理としてもよい。
【0481】
<第7実施例の効果>
本実施例は、サーバ10が、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)からわりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)を通信I/F14によって受信し、このわりかん要求情報に基づき、均等額以上送金依頼情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)を通信I/F14によって複数のわりかんメンバーの端末20に送信する。そして、サーバ10は、複数のわりかんメンバーの各々の端末20から、均等額以上送金依頼情報に基づき入力された、支払い金額の情報を含む送金依頼情報を通信I/F14によって受信する。そして、サーバ10は、わりかん要求情報と、各々のわりかんメンバーから送信された送金依頼情報とに基づいて、複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく、第1処理の一例)を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額情報と、複数のユーザの各々から送信された第2金額情報とに基づいて、複数のユーザに対する第1処理が実行されることによって、適確に第1処理を実行することができる。
【0482】
また、この場合、複数のわりかんメンバーに対する処理は、これら複数のわりかんメンバーのうちの少なくとも一人(限定ではなく例として、第2種メンバー)に対して返金する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額情報と、複数のユーザの各々から送信された第2金額情報とに基づいて、適確に返金することができる。
【0483】
また、この場合、返金する処理は、複数のわりかんメンバーのうち、第2種メンバー(限定ではなく、第1金額情報に含まれる金額の支払いを行ったユーザの一例)に対して返金する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額情報に含まれる金額の支払いを行ったユーザに対して、適確に返金することができる。
【0484】
本実施例は、複数のわりかんメンバーの端末20とサーバ10とを備える通信システム1において、端末20は、サーバ10から送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部28に記憶する。
サーバ10は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)からわりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)を受信し、受信したわりかん要求情報に基づき、複数のわりかんメンバーの端末20に対して、均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)を送信する。
複数のわりかんメンバーの端末20は、受信した均等額の情報に基づき入力された、複数のわりかんメンバーの各々が支払う支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)を、アプリケーションによってサーバ10に送信する。
そして、サーバ10は、均等額の情報と、複数のわりかんメンバーの端末20の各々から送信された支払い金額の情報とに基づいて、複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく、第1処理の一例)を行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、複数の端末が、サーバから送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部に記憶することによって、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態を作り出すことができる(システムの生産)。その上で、サーバが、第1端末から支払い依頼に関する第1情報を受信し、第1情報に基づき、複数の端末に対して、第1金額情報を送信する。そして、複数の端末は、第1金額情報に基づき入力された、複数の端末の各々が支払う金額の情報である第2金額情報を、アプリケーションによってサーバに送信し、サーバは、第1金額情報と、複数の端末の各々から送信された第2金額情報とに基づいて、複数の端末のユーザに対する第1処理を行うというシステムの発明の機能を実現することができる。また、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、これは、本実施例に示したシステムの発明の機能に限らず、他の実施例等に示すシステムの発明の機能についても同様とすることができる
【0485】
<第7変形例(1)>
上記の実施例では、マスターのアカウントに対する送金処理を行い、その後、返金額を精算する処理を行うことによって、マスターのアカウントからわりかんメンバーのアカウントに返金を行う例を示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、サーバ10の制御部11は、わりかん要求情報を受信すると、このわりかん専用の一時アカウント(「システムアカウント」と称する。)を作成する。そして、サーバ10の制御部11は、送金依頼情報の受信に基づく送金処理において、送金先をマスターのアカウントではなくシステムアカウントとするようにしてよい。
そして、サーバ10の制御部11は、返金額算出処理が実行されると、システムアカウントから各わりかんメンバーのアカウントに対する返金処理を実行し、その後、システムアカウントの電子マネー残高をマスターのアカウントに送金するようにしてもよい。
【0486】
図7-7左側には、本変形例において端末20Aの表示部24に表示されるお知らせ画面の一例を示している。画面の遷移の一例を示す図である。
図7-7左側の表示画面については、前述した
図7-5左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0487】
この例では、お知らせ情報NT26が表示されている。
お知らせ情報NT26には、わりかん総額(「12,000円」)と、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額より多い支払い金額(「10,000円」)を支払うことと、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、精算後の支払い金額(「1,000円」)を支払うこととに関する情報が含まれる。
【0488】
このとき、ユーザB.Bが幹事であるユーザA.Aに対して送金した支払い金額「10,000円」はシステムアカウントに送金され、全額「10,000円」が、システムアカウントから幹事であるユーザA.Aに送金されている。一方で、ユーザD.Dが幹事であるユーザA.Aに対して送金したわりかん均等額「4,000円」はシステムアカウントに送金され、このうち「1,000円」が、システムアカウントから幹事であるユーザA.Aに送金されている。
【0489】
限定ではなく例として、支払いアプリケーションによってわりかんリクエストが完了されると、限定ではなく例として、システムアカウントから、返金対象であるユーザD.Dの端末20Dに対して、返金に関するお知らせ情報が送信される。
【0490】
図7-7中央には、この場合における端末20Dのお知らせ画面の一例を示している。
図7-7中央の表示画面については、前述した
図7-5右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0491】
この例では、均等額送金依頼情報SR1の下に、お知らせ情報NT26~NT27が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT26には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aへの支払い金額(「4,000円」)を、システムアカウントに対して、送金したことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT27には、システムアカウントが、ユーザD.Dに対して、返金金額(「3,000円」)を返金することに関する情報が含まれる。
【0492】
限定ではなく例として、支払いアプリケーションによってわりかんリクエストが完了されると、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザB.Bの端末20Bに対して、わりかんリクエストの精算に関するお知らせ情報が送信される。
【0493】
図7-7右側には、この場合における端末20Bのお知らせ画面の一例を示している。
図7-7右側の表示画面については、前述した
図7-7中央と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザB.Bの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0494】
この例では、均等額送金依頼情報SR1の下に、お知らせ情報NT28~NT29が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT28には、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aへの支払い金額(「10,000円」)を、システムアカウントに対して、送金したことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT29には、わりかんリクエストが完了したことに関する情報が含まれる。
【0495】
本変形例は、サーバ10は、複数のわりかんメンバーの各々から送信された送金依頼情報によって特定される支払い金額(限定ではなく、第2金額情報の一例)の少なくとも一部の金額を確保する処理(限定ではなく、第2処理の一例)を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2金額情報の少なくとも一部の金額を確保することができるので、返金する場合に残高が不足してしまうことを防止できる。
【0496】
また、この場合、金額を確保する処理(第2処理)は、複数のわりかんメンバーの各々から送信された送金依頼情報によって特定される支払い金額の情報と、均等額との差額を確保する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2金額情報と第1金額情報との差額を確保することによって、この支払いに関する金額を確保できるとともに、返金する場合に残高が不足してしまうことを防止できる。
【0497】
<第7変形例(2)>
上記の実施例では、返金額算出処理において、第1種および第2種のメンバー種別に基づいて自動的に返金額が算出されることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、マスターの端末20において、各メンバーへの返金額が指定できるようにしてもよい。
【0498】
図7-8~
図7-9は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の一例を示す図である。
図7-8左側の表示画面については、前述した
図7-7左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0499】
この例では、お知らせ情報NT26に、幹事であるユーザA.Aが受取金額を手動で設定するための「受取金額設定」ボタンが含まれている。
【0500】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT26の「受取金額設定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図7-8右側の受取金額設定画面に表示が遷移する。
【0501】
この受取金額設定画面では、限定ではなく例として、わりかんメンバーから送金された受取金額と、その受取金額を設定するための「変更」ボタンと、余剰金額に関する情報(余剰金額が「6,000円」であり、余剰金額を「0円」にする必要があることを示す情報)とが表示されるように構成されている。
【0502】
限定ではなく例として、ユーザが「変更」ボタンをタップすると、限定ではなく例として、
図7-9左側の受取金額設定画面に表示が遷移する。
図7-9左側の表示画面については、前述した
図7-8右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0503】
この例では、受取金額設定画面にテンキー入力領域などが表示されるなどして、ユーザB.Bの受取金額を「10,000円」から「9,000円」に変更し、ユーザC.Cの受取金額を「4,000円」から「2,000円」に変更し、ユーザA.Aの受取金額を「4,000円」から「1,000円」に変更しているものとする。
このとき、余剰金額に関する情報として、余剰金額が「0円」であり、精算可能であることを示す情報が表示されている。
【0504】
限定ではなく例として、受取金額設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザA.Aの端末20Aに対して、返金に関するお知らせ情報が送信される。
【0505】
図7-9右側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図7-9右側の表示画面については、前述した
図7-8左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0506】
この例では、お知らせ情報NT26の下に、お知らせ情報NT27~NT28が表示されている。
お知らせ情報NT27には、サーバ10が、ユーザB.Bに対して、返金金額(「1,000円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT28には、サーバ10が、ユーザD.Dに対して、返金金額(「2,000円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
【0507】
本変形例は、返金する処理(第1処理)は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって、複数のわりかんメンバーの各々に対して設定された金額が返金される処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、返金する金額を任意に設定することができるので、ユーザに応じて返金する金額を異ならせることができる。
【0508】
<第7変形例(3)>
限定ではなく例として、送金額記録処理に伴い送金が実行された後、返金額算出処理が実行される前に、マスターの端末20において電子マネー残高が使用された場合、返金額算出処理に基づく返金処理がマスターのアカウントの電子マネー残高不足により実行不能となる可能性が生じる。本変形例は、この場合における処理の一例である。
【0509】
図7-10は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0510】
ここでは、幹事であるユーザA.Aの電子マネー残高が不足していることによって、他のユーザ(100人)に返金することができない場合の表示画面例を説明する。
【0511】
図7-10左側の表示画面については、前述した
図7-7左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0512】
この例では、お知らせ情報NT29~NT30が表示されている。
お知らせ情報NT29には、わりかん総額(「101,000円」)と、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額より多い支払い金額(「10,000円」)を支払うことと、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額(「1,000円」)を支払うことと、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額(「1,000円」)を支払うこと等に関する情報が含まれる。他のユーザについても、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額(「1,000円」)を支払うことが表示されている。
【0513】
限定ではなく例として、幹事であるユーザA.Aが、わりかん均等額を支払う最後のユーザから送金を受け取る前に、他の支払い等で電子マネー残高を使ってしまった場合を考える。この画面では、わりかんメンバー101人のうち、幹事であるユーザを除く99人から支払い金額を受け取り、その後、電子マネー残高が「0円」になるまで使ってしまったとする。すると、最後のわりかんメンバーから、限定ではなく例として、わりかん均等額(この例では「1,000円」)を受け取った場合、返金額算出処理において算出された返金額を返金対象のメンバーに返金する残高(この例では、「90円」×「99人」=「8,910円」)が残っていない場合が生じる。
このため、お知らせ情報NT30には、わりかんリクエストの精算が行えなかったことに関する情報が含まれる。
【0514】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT30の「チャージ」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、支払いアプリケーションの電子マネー残高をチャージするためのチャージ画面に表示が遷移し(不図示)、限定ではなく例として、このチャージ画面において、電子マネー残高を「11,000円」チャージすると(不図示)、返金額算出処理において算出された返金額を返金対象のメンバーに返金する残高が確保される。
そして、サーバ10の制御部11は、残高が確保されると、限定ではなく例として、自動的に返金処理を実行する。
【0515】
図7-10右側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図7-10右側の表示画面については、前述した
図7-10左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0516】
この例では、お知らせ情報NT30の下に、お知らせ情報NT31~NT33が表示されている。
お知らせ情報NT31には、ユーザA.Aの電子マネー残高に「11,000円」がチャージされたことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT32には、ユーザA.Aが、ユーザC.Cに対して、返金金額(「90円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT33には、ユーザA.Aが、ユーザD.Dに対して、返金金額(「90円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
【0517】
本変形例は、返金する処理(限定ではなく、第1処理の一例)は、複数のわりかんメンバーの各々から送信された送金依頼情報によって特定される支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)と、均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)との差額の金額がマスターの端末20の残高にない場合、マスターの端末20に通知を行う処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、複数のユーザの各々から送信された第2金額情報と第1金額情報との差額の金額が第1端末の残高にない場合、第1端末に通知をして、そのことを知らせることができる。
【0518】
また、この場合、返金する処理(限定ではなく、第1処理の一例)は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)による、マスターの端末20の残高への入金処理により、支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)と、均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)との差額以上の金額がマスターの端末20の残高にある場合、返金する処理を行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末において返金するための残高が確保されている場合に、適確に返金することができる。
【0519】
<第8実施例>
第8実施例は、(2)の手法に関し、わりかんをするメンバーを2以上のグループに分け、それぞれのグループに対してわりかんを行うことに関する実施例である。
第8実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0520】
<データ構成>
図8-1は、本実施例におけるわりかんリクエスト管理データベース157の一例であるわりかんリクエスト管理データベース157Fのデータ構成の一例を示す図である。
このわりかんリクエスト管理データベース157Fは、
図3-6のわりかんリクエスト管理データベース157Dとほぼ同様のデータ構成であるが、その一部が異なっている。
【0521】
具体的には、各々のわりかん管理データのわりかんグループ管理データには、グループIDと、グループ内わりかん総額とに加えて、限定ではなく例として、グループ内わりかん均等額が記憶される。
【0522】
グループ内わりかん均等額は、このグループIDによって識別されるグループ内でのわりかん均等額であり、限定ではなく例として、「グループ内わりかん総額÷グループのメンバー数」によって算出される。
【0523】
また、わりかんメンバー管理データにおいて、メンバー種別には、マスター(幹事)以外のわりかんメンバーについて、送金を行う前であるためデータとして「-(なし)」が記憶されている。。
【0524】
<表示画面>
図8-2~
図8-4は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0525】
ここでは、わりかんに参加する6名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1G=ユーザA.A、ユーザB.B、ユーザC.C、ユーザD.D
・第2G=ユーザE.E、ユーザF.F
とする場合の表示画面例を説明する。
【0526】
図8-2左側~右側の表示画面については、前述した
図3-7左側~右側と同様の部分についての説明を省略する。
【0527】
図8-2右側の表示画面では、「多く払えるグループ」タブと、「多く払わないグループ」タブとで区別されていない。
【0528】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「グループ別金額設定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aでは、
図8-3左側のような画面が表示される。
図8-3左側~右側の表示画面については、前述した
図3-8左側~右側と同様の部分についての説明を省略する。
【0529】
図8-3左側の表示画面では、グループ別わりかん総額設定領域SAR2には、第1わりかんグループのグループ内わりかん総額として「30,000円」が、第2わりかんグループのグループ内わりかん総額として「10,000円」が、設定され表示されている。
【0530】
図8-3中央の表示画面では、お知らせ情報NT34が表示されている。
お知らせ情報NT34には、第1Gのグループ内わりかん総額が「30,000円」であることと、わりかん人数が「4人」であることと、第1GユーザであるユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、グループ内わりかん均等額(「7,500円」)を支払うこととに関する送金リクエストが含まれる。
【0531】
図8-3右側の表示画面では、お知らせ情報NT35が表示されている。
お知らせ情報NT35には、第2Gのグループ内わりかん総額が「10,000円」であることと、わりかん人数が「2人」であることと、第2GユーザであるユーザE.Eが、幹事であるユーザA.Aに対して、グループ内わりかん均等額(「5,000円」)を支払うこととに関する送金リクエストが含まれる。
【0532】
限定ではなく例として、第1Gのメンバーが幹事であるユーザA.Aに対して支払い予定額を送金し(不図示)、幹事であるユーザA.Aが第1Gのメンバーのうち第2種メンバー(本例では、ユーザD.D)に対して返金すると(不図示)、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザA.Aの端末20Aに対して、返金に関するお知らせ情報が送信される。
【0533】
図8-4左側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図8-4左側の表示画面については、前述した
図7-10左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0534】
この例では、お知らせ情報NT36~NT37が表示されている。
お知らせ情報NT36には、グループ内わりかん総額(「30,000円」)と、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、第1Gのグループ内わりかん均等額よりも多い支払い金額(「9,000円」)を支払うことと、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、第1Gのグループ内わりかん均等額よりも多い支払い金額(「8,000円」)を支払うことと、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、第1Gのグループ内わりかん均等額(「7,500円」)を支払うこと等に関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT37には、ユーザA.Aが、第2種メンバーとなったユーザD.Dに対して、返金金額(「1,000円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
【0535】
限定ではなく例として、第2Gのメンバーが幹事であるユーザA.Aに対して支払い予定額を送金し(不図示)、幹事であるユーザA.Aが第2Gのメンバーのうち第2種メンバー(本例では、ユーザF.F)に対して返金すると(不図示)、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザA.Aの端末20Aに対して、返金に関するお知らせ情報が送信される。
【0536】
図8-4右側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図8-4右側の表示画面については、前述した
図7-10左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0537】
この例では、お知らせ情報NT38~NT39が表示されている。
お知らせ情報NT38には、グループ内わりかん総額(「10,000円」)と、ユーザE.Eが、幹事であるユーザA.Aに対して、第2Gのグループ内わりかん均等額よりも多い支払い金額(「5,500円」)を支払うことと、ユーザF.Fが、幹事であるユーザA.Aに対して、第1Gのグループ内わりかん均等額(「5,000円」)を支払うこと等に関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT39には、ユーザA.Aが、第2種メンバーとなったユーザF.Fに対して、返金金額(「500円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
【0538】
限定ではなく例として、本実施例では、グループごとに第1種と第2種とのメンバー種別判定が実行され、グループ内でそれぞれ返金額算出処理が実行される。
【0539】
<第8実施例の効果>
本実施例は、サーバ10は、複数のわりかんメンバーを、第1わりかんグループと第2わりかんグループとに指定する情報をマスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から通信I/F14によって受信する。この場合、複数のわりかんメンバーに対して送信された均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)は、第1わりかんグループに送信される均等額の情報(限定ではなく、第3金額情報の一例)と、第2わりかんグループに送信される均等額の情報(限定ではなく、第4金額情報の一例)とを含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、複数のユーザを複数のグループに分けることができるとともに、グループに応じて異なる金額情報を設定することができる。
【0540】
また、この場合、複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく、第1処理の一例)は、第1わりかんグループのわりかんメンバーの各々から送信された支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)と、第1わりかんグループに送信される均等額の情報(限定ではなく、第3金額情報の一例)とに基づいて、第1わりかんグループに含まれる少なくとも一人のわりかんメンバーに対して減金され、第2わりかんグループのわりかんメンバーの各々から送信された支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)と、第2わりかんグループに送信される均等額の情報(限定ではなく、第4金額情報の一例)とに基づいて、第2わりかんグループに含まれる少なくとも一人のわりかんメンバーに対して返金される処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、各グループのユーザの各々に対して、適切な金額を返金することができる。
【0541】
<第8変形例(1)>
上記の実施例では、2つのグループにおいて、それぞれ返金を行うこととしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、グループ内わりかん均等額を超える送金により発生した余剰金を、特定のグループに対するわりかんに回して返金するようにしてもよい。
【0542】
図8-5は、本変形例において端末20Aの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図8-5左側の表示画面については、前述した
図8-4左側と同様である部分についての説明を省略する。
この例では、お知らせ情報NT36が表示されている一方で、お知らせ情報NT37が表示されていない。
【0543】
限定ではなく例として、第1Gのグループ内わりかん総額が「30,000円」であり、第1Gメンバーのうち、ユーザB.Bの支払い金額が「9,000円」、ユーザD.Dの支払い金額が「8,000円」、ユーザC.Cの支払い金額が「7,500円」、ユーザA.Aの支払い金額(負担額)が「7,500円」であるので、第1Gの支払い金額の余剰金は、(「9,000円」+「8,000円」+「7,500円」+「7,500円」)-「30,000円」=「2,000円」となる。
【0544】
限定ではなく例として、第2Gのメンバーが幹事であるユーザA.Aに対して支払い金額を送金し(不図示)、幹事であるユーザA.Aが第2Gのメンバーのうち第2種メンバーとなったユーザ(本例では、ユーザF.F)に対して、前述した余剰金を加味した金額を返金すると(不図示)、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザA.Aの端末20Aに対して、返金に関するお知らせ情報が送信される。
【0545】
図8-5右側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図8-5右側の表示画面については、前述した
図8-4右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0546】
この例では、お知らせ情報NT38の下に、お知らせ情報NT40が表示されている。
お知らせ情報NT40には、ユーザA.Aが、ユーザF.Fに対して、返金金額(「10,000円」-「2,000円」-「5,500円」=「2,500円」)を返金したことに関する情報が含まれる。
【0547】
本変形例は、第1わりかんグループに送信される均等額の情報(限定ではなく、第3金額情報の一例)は、第2わりかんグループに送信される均等額の情報(限定ではなく、第4金額情報の一例)と異なる金額の情報を含む。そして、複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく、第1処理の一例)は、第2わりかんグループのわりかんメンバーに対して返金する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、グループに応じて異なる金額の金額情報を設定することができ、特定の金額情報が送信されたグループに対して返金することができる。
【0548】
<第9実施例>
第9実施例は、(2)の手法に関し、逐次送金処理を実行せず、全てのわりかんメンバーの送金予定額が決定し、精算が行われた後、まとめて送金を行うことに関する実施例である。
第9実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0549】
<表示画面>
図9-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0550】
ここでは、わりかんに参加する3名のわりかんメンバーのメンバー種別が、結果的に
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B
・第2種=ユーザD.D
となる場合の表示画面例を説明する。
【0551】
図9-1左側の表示画面では、前述した
図7-3右側とは異なり、ユーザB.Bが送金予定額(支払い予定額)として「10,000円」を指定(決定)したことが表示されている。
【0552】
図9-1中央の表示画面では、前述した
図7-4右側とは異なり、ユーザD.Dが送金予定額(支払い予定額)として「4,000円」を指定(決定)したことが表示されている。
【0553】
限定ではなく例として、ユーザB.B、ユーザD.Dによって支払い予定額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、支払い予定額や、この支払い予定額に基づく返金金額を含む精算結果に関するお知らせ情報が送信される。
【0554】
図9-1右側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図9-1右側の表示画面については、前述した
図7-5左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0555】
この例では、お知らせ情報NT41~NT44が表示されている。
お知らせ情報NT41には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、送金予定額を「4,000円」に決定したことに関する情報を含む。
また、お知らせ情報NT42には、わりかん総額(「12,000円」)と、わりかん人数(「3人」)と、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額よりも多い支払い予定額(「10,000円」)を支払うことと、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額を支払い予定額としたことが含まれる。また、ユーザD.Dが第2種メンバーとなったことに基づいて、支払い金額が「4,000円」から「1,000円」に変更され、変更後の金額を支払うこととに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT43には、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、送金予定額と同額の支払い金額「10,000円」を送金したことに関する情報を含む。
また、お知らせ情報NT44には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、変更後の支払い金額「1,000円」を送金したことに関する情報を含む。
【0556】
<処理>
図9-2は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
B410の後、端末20Bの制御部21は、送金予定金額入力処理を行う(B510)。具体的には、入出力部23を介した送金予定金額のユーザ入力を受け付ける。
そして、端末20Bの制御部21は、受け付けた送金予定金額の情報を含む送金予定情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(B520)。
【0557】
同様に、端末20Dの制御部21は、D410の後、送金予定金額入力処理(D510)と、送金予定情報の送信(D520)とを行う。
【0558】
S410の後、サーバ10の制御部11は、送金予定額記録処理を実行する(S510)。
【0559】
S410の後、通信I/F14によってわりかんメンバーの端末20から送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金予定額記録処理を行う(S510)。送金予定額記録処理では、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理とは異なり、送金予定情報に基づく送金処理は実行せず、送金予定金額をわりかんメンバー管理データの支払い金額に記憶させる。
【0560】
そして、サーバ10の制御部11は、マスターを除くわりかんメンバー全員から送金予定情報を受信したか否かを判定し(S520)、受信しなかったと判定したならば(S520:NO)、残りのわりかんメンバーからの送金予定情報の受信を待機する。
【0561】
マスターを除くわりかんメンバー全員から送金予定情報を受信したと判定したならば(S530:YES)、サーバ10の制御部11は、送金額精算処理を行う(S530)。具体的には、わりかんリクエスト管理データのうち、わりかん総額と、わりかん均等額と、わりかんメンバー管理データに記憶された各々の支払い金額とに基づき、どのメンバーからいくらマスターのアカウントに対して送金するかの送金額を算出する。そして、サーバ10の制御部11は、送金額を算出すると、各わりかんメンバーのアカウントからマスターのアカウントに対する送金処理を実行する。
【0562】
なお、S530のステップで、送金額を算出した場合、サーバ10の制御部11が、送金が生ずることに関する情報(送金する旨や送金額の情報)をわりかんメンバーの端末20に通知するようにしてもよい。また、送金処理を行った後、送金したことに関する情報(送金した旨や送金額の情報)を送金したわりかんメンバーの端末20に通知するようにしてもよい。
【0563】
<第9実施例の効果>
本実施例は、複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく、第1処理の一例)は、複数のわりかんメンバーの各々から送信された支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)と、均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)とに基づいて、複数のわりかんメンバーのうちの少なくとも一人が支払う金額を変更する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、ユーザに応じて適切な金額を支払うように設定できる。
【0564】
また、この場合、複数のわりかんメンバーに対する処理(第1処理)は、複数のわりかんメンバーのうち、均等額を入力したわりかんメンバーが支払う金額を変更する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、ユーザが支払う金額を変更できるので、適切な金額を設定できる。
【0565】
<第9変形例(1)>
上記の実施例では、(2)の手法に関し、メンバー種別がわりかんメンバーからの支払い結果に基づいて動的に設定されることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、マスターの端末20によってメンバー種別が指定できるようにしてもよい。
【0566】
図9-3~
図9-4は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0567】
図9-3左側の表示画面については、前述した
図7-2右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0568】
この例では、各ユーザ(ユーザアイコン及びユーザ名)の右方に、わりかんメンバーのメンバー種別(「多く払える」または「多く払わない」)を個別に設定するためのメンバー種別選択ボタンが表示されている。
このメンバー種別選択ボタンは、限定ではなく例として、ユーザがタップするごとに、メンバー種別を第1種に設定するための「多く払える」の文字を含む第1種態様と、メンバー種別を第2種に設定するための「多く払わない」の文字を含む第2種態様とで切り替わり表示される。
【0569】
限定ではなく例として、ユーザA.Aに対応するメンバー種別選択ボタンが第2種態様となるようにユーザによってタップされ、限定ではなく例として、ユーザD.Dに対応するメンバー種別選択ボタンが第2種態様となるようにユーザによってタップされ、限定ではなく例として、画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザD.Dの端末20Dに対して、支払い金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0570】
この場合、端末20Dで表示される不図示のお知らせ画面における「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図9-3中央に示すような送金画面が表示される。
【0571】
この例では、送金金額指定領域RAR1には、送金リクエストに基づいて、均等額「4,000円」が指定され表示されている。また、ユーザD.Dのメンバー種別が第2種に指定されたことに基づいて、送金金額指定領域RAR1の下には、送金額増額ボタンAIB1が表示されない。
【0572】
限定ではなく例として、画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、
図9-3右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0573】
この送金結果画面では、ユーザD.DがユーザA.Aにわりかん均等額「4,000円」を送金したことが表示されている。
【0574】
また、限定ではなく例として、ユーザA.Aに対応するメンバー種別選択ボタンが第2種態様となるようにユーザによってタップされ、限定ではなく例として、ユーザD.Dに対応するメンバー種別選択ボタンが第2種態様となるようにユーザによってタップされ、限定ではなく例として、画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザB.Bの端末20Bに対して、支払い金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0575】
この場合、これに基づいて端末20Bで表示される不図示のお知らせ画面における「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図9-4左側に示すような送金画面が表示される。
【0576】
図9-4左側の送金画面では、ユーザB.Bによって送金金額指定領域RAR1に「10,000円」が入力された状態が示されている。この状態で、送金金額指定領域RAR1下部の「確定」ボタンがタップされた後に、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図9-4中央の送金結果画面に表示が遷移する。
【0577】
この送金結果画面では、ユーザB.BがユーザA.Aに送金リクエストされた金額より増額した金額「10,000円」を送金したことが表示されている。
【0578】
限定ではなく例として、ユーザB.B、ユーザD.Dによって支払い予定額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、支払い予定額や、この支払い予定額に基づく返金金額を含む精算結果に関するお知らせ情報が送信される。
【0579】
図9-4右側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
この例では、4つのお知らせ情報が表示されている。
最上部のお知らせ情報NT45には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、送金予定額を「4,000円」に決定したことに関する情報を含む。
また、その下のお知らせ情報NT46には、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、送金予定額と同額の支払い金額「10,000円」を送金したことに関する情報を含む。ここでは、ユーザB.Bがわりかん均等額よりも多い金額を送金予定額に指定したため、ユーザB.Bへの返金は生じなくなる。そこで、送金が実行される。
その下のお知らせ情報NT47には、わりかん総額(「12,000円」)と、わりかん人数(「3人」)と、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額よりも多い支払い予定額(「10,000円」)を支払ったことと、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、わりかん均等額を支払い予定額したことに基づいて、支払い金額が「1,000円」に変更され、変更後の金額を支払うこととに関する情報が含まれる。
また、最下部のお知らせ情報NT48には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、変更後の支払い金額「1,000円」を送金したことに関する情報を含む。
【0580】
本変形例は、複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく、第1処理の一例)は、複数のわりかんメンバーの各々から送信された支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)と、均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)とに基づいて、複数のわりかんメンバーのうちの少なくとも一人が支払う金額を変更する処理を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、ユーザに応じて適切な金額を支払うように設定できる。
【0581】
また、この場合、複数のわりかんメンバーに対する処理(限定ではなく、第1処理の一例)は、複数のわりかんメンバーのうち、均等額を入力したわりかんメンバーが支払う金額を変更する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、ユーザが支払う金額を変更できるので、適切な金額を設定できる。
【0582】
また、この場合、複数のわりかんメンバーに対する処理(第1処理)は、複数のわりかんメンバーの各々から送信された支払い金額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)と、均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)と、マスターの設定(限定ではなく、第1端末のユーザの設定の一例)とに基づいて、支払う金額を変更する処理を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末のユーザが任意に支払う金額を変更することができ、支払う金額としてより一層適切な金額を設定できる。
【0583】
<第10実施例>
第10実施例は、(2)の手法を、メッセージングアプリケーションを用いて実現することに関する実施例である。限定ではなく例として、わりかんに関する情報をメッセージングアプリケーションのトークルームに送信・表示することや、メッセージングアプリケーションと支払いアプリケーションとを連携させてわりかんを行う手法等に関する。
第10実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0584】
<表示画面>
図10-1~
図10-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別が、結果的に
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
となる場合の表示画面例を説明する。
【0585】
図10-1左側は、前述した
図6-1左側と同様のメッセージングアプリケーショントークルーム画面である。この画面において、限定ではなく例として、わりかん機能ボタンMBT1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図10-1中央のわりかんグループ設定画面に表示が遷移する。
【0586】
このわりかんグループ設定画面では、前述した
図6-1右側のわりかんグループ設定画面とは異なり、第1種と第2種とのメンバー種別を設定する項目が存在しない。
【0587】
限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、開発グループ内の各端末20では、
図10-1右側に示すようなグループトークルーム画面が表示される。ここでは、限定ではなく例として、端末20Dにおけるグループトークルーム画面の一例を示している。
【0588】
この例では、コンテンツ表示領域には、コンテンツ情報CT10などが表示されている。
コンテンツ情報CT10は、送信元が幹事のユーザA.Aであるコンテンツ情報であって、わりかん総額「20,000円」、わりかん人数「4人」、現在の均等額(わりかん均等額)「5,000円」であることに関する情報が含まれる。
すなわち、コンテンツ情報CT10を参照することで、開発グループ内の各メンバーがわりかん開始時にわりかん均等額等を把握することができる。
【0589】
限定ではなく例として、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「8,000円」を送金すると、限定ではなく例として、
図10-2左側のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0590】
このトークルーム画面では、コンテンツ表示領域のコンテンツ情報CT10の下には、コンテンツ情報CT11が表示されている。
コンテンツ情報CT11は、限定ではなく例として、送信元がユーザC.Cであるコンテンツ情報であって、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「8,000円」を支払ったことに関する情報と、紙吹雪をまき盛り上がるクマのイラストと、リアクションを行うための「リアクション」ボタンとが含まれる。
限定ではなく例として、支払い金額がわりかん均等額より多いこと、または盛り上がるクマのイラストを確認することで、ユーザC.Cが第1種ユーザとなったことがわかる。
【0591】
次いで、コンテンツ情報CT10の「支払う」ボタンがユーザによってタップされ、支払いアプリケーションにおいて、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、均等額である「5,000円」を送金すると、限定ではなく例として、
図10-2中央のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0592】
この例では、コンテンツ表示領域のコンテンツ情報CT11の下には、コンテンツ情報CT12が表示されている。
コンテンツ情報CT12は、限定ではなく例として、送信元がユーザD.Dであるコンテンツ情報であって、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「5,000円」を支払ったことに関する情報が含まれる。
限定ではなく例として、支払い金額がわりかん均等額であること、または挨拶するクマのイラストを確認することで、ユーザD.Dが第2種ユーザとなったことがわかる。
【0593】
その後、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「10,000円」を送金すると、限定ではなく例として、
図10-2右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0594】
この例では、コンテンツ表示領域のコンテンツ情報CT12の下には、コンテンツ情報CT13~NT15が表示されている。
コンテンツ情報CT13は、限定ではなく例として、送信元がユーザB.Bであるコンテンツ情報であって、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「10,000円」を支払ったことに関する情報と、紙吹雪をまき盛り上がるクマのイラストと、リアクションを行うための「リアクション」ボタンとが含まれる。
限定ではなく例として、支払い金額がわりかん均等額より多いこと、または盛り上がるクマのイラストを確認することで、ユーザB.Bが第1種ユーザとなったことがわかる。
【0595】
また、コンテンツ情報CT14は、送信元が支払いアプリケーション(OA)であるコンテンツ情報であって、わりかんリクエストが完了したことに関する情報が含まれる。
また、コンテンツ情報CT15は、送信元が支払いアプリケーション(OA)であるコンテンツ情報であって、第2種ユーザとなったユーザD.Dに対して、返金金額「4,000円」を返金したことに関する情報が含まれる。
【0596】
なお、返金したことに関する情報(この例では、コンテンツ情報CT15)は、グループトークルーム内に表示されず、返金対象となったユーザ(この例では、ユーザD.D)と、Payment AppとのOAトークルーム内に表示されるようにしてもよい。
【0597】
<第10実施例の効果>
本実施例は、均等額の情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)と、複数のわりかんメンバー(限定ではなく、複数のユーザの一例)とを含むチャットルームに表示される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末のユーザや複数のユーザに対して効果的に第1金額情報を認識させることができる。
【0598】
また、この場合、返金に関する情報が、上記のチャットルームに表示されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、返金に関する情報を、第1端末のユーザや複数のユーザに対して効果的に認識させることができる。
【0599】
<第11実施例>
第11実施例は、前述した「(3)リアルタイム処理を用いる手法」に関する基本的な実施例である。
第11実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0600】
(3)の手法では、わりかんメンバーの支払い状況(支払い金額決定状況)に応じて、均等額が変化するようにすることができる。以下では、(3)の手法で用いる均等額を「リアルタイム均等額」と称する。
【0601】
ここで、リアルタイム均等額は、限定ではなく例として、以下の式(3)を用いて算出することができる。
リアルタイム均等額=(わりかん総額-その時点におけるメンバーの支払い金額の総和)÷(幹事を含むわりかんメンバーの人数-その時点における支払い済みメンバーの人数) ・・・(3)
【0602】
<データ構成>
図11-1は、本実施例におけるわりかんリクエスト管理データベース157の一例であるわりかんリクエスト管理データベース157Gのデータ構成の一例を示す図である。
このわりかんリクエスト管理データベース157Gは、
図7-1のわりかんリクエスト管理データベース157Eとほぼ同様のデータ構成であるが、その一部が異なっている。
【0603】
具体的には、各々のわりかんリクエスト管理データには、限定ではなく例として、わりかん均等額に代えて、リアルタイム均等額が記憶される。
わりかん均等額がわりかん開始時点から終了まで変化しない値であったのに対して、リアルタイム均等額は、わりかんメンバー管理データの更新に応じて再計算される値である。
【0604】
本実施例において、わりかんメンバー管理データにおけるメンバー種別は、幹事による指定によって設定されるのではなく、幹事を除きわりかんメンバーからの支払い結果に基づいて動的に設定される。
限定ではなく例として、支払い時点におけるリアルタイム均等額よりも大きい金額の支払い金額指定を行ったメンバーには「第1種」が設定され、支払い時点におけるリアルタイム均等額と等しい支払い金額指定を行ったメンバーには「第2種」が設定される。なお、「第2種」が設定されるメンバーは、支払い金額指定を行わず、「均等額を支払う」意思があることを示す情報を送信したメンバーとしてもよい。
【0605】
<表示画面>
図11-2~
図11-5は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0606】
ここでは、わりかんに参加する3名のわりかんメンバーのメンバー種別が、結果的に
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B
・第2種=ユーザD.D
となる場合の表示画面例を説明する。
【0607】
図11-2左側および右側の表示画面については、前述した
図7-2左側および中央と同様であるので説明を省略する。
【0608】
限定ではなく例として、わりかん設定画面最下部の「選択」ボタンがユーザによってタップされた後(不図示)に、限定ではなく例として、わりかんグループ設定画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、端末20Aからサーバ10に、わりかん設定画面への入力内容に基づくわりかん要求情報が送信される。
すると、限定ではなく例として、幹事の端末20A以外の各端末20では、
図11-3左側に示すようなお知らせ画面が表示される。ここでは、限定ではなく例として、端末20Bにおけるお知らせ画面の一例を示している。
【0609】
この例では、お知らせ情報NT50が表示されている。
お知らせ情報NT50には、わりかん総額(「12,000円」)と、わりかん人数(「3人」)と、リアルタイム均等額(現在の均等額)(「4,000円」)とに関する情報が含まれる。
【0610】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT50の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図11-3中央の送金画面に表示が遷移する。
【0611】
この例では、送金金額指定領域RAR1の下には、現在の均等額を支払うための「均等額を支払う」ボタンと、現在の均等額(「4,000円」)とが表示されている。
送金金額指定領域RAR1には、現在の均等額よりも増額した「8,000円」が送金金額として指定されたことが表示されている。
【0612】
限定ではなく例として、送金金額が送金金額指定領域RAR1に入力され、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図11-3右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0613】
この送金結果画面では、ユーザB.BがユーザA.Aに送金リクエストされた金額より増額した金額「8,000円」を送金予定額として決定したことが表示されている。
【0614】
限定ではなく例として、ユーザB.Bが幹事であるユーザA.Aに対する支払い予定額(「8,000円」)を決定すると、限定ではなく例として、端末20Dでは、
図11-4左側に示すようなお知らせ画面が表示される。
【0615】
この例では、お知らせ情報NT50~NT51が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT51には、ユーザB.Bの支払い予定額の決定に基づいて、更新されたリアルタイム均等額(現在の均等額)(「2,000円」)に関する情報が含まれる。
【0616】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT50またはNT51の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図11-4中央の送金画面に表示が遷移する。
【0617】
図11-4中央の表示画面については、前述した
図11-3中央と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザD.Dの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0618】
この例では、現在の均等額「2,000円」が送金金額として指定されて表示されている。
【0619】
限定ではなく例として、「均等額を支払う」ボタンがユーザによってタップされ、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図11-4右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0620】
この送金結果画面では、ユーザD.DがユーザA.Aに対する送金予定額としてリアルタイム均等額(この時点では、現在の均等額である「2,000円」)を決定したことが表示されている。
【0621】
限定ではなく例として、ユーザB.B、ユーザD.Dによって支払い金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、支払い予定金額などに関するお知らせ情報が送信される。
【0622】
図11-5左側には、この場合における端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
この例では、お知らせ情報NT52が表示されている。
お知らせ情報NT52には、わりかん総額(「12,000円」)と、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「8,000円」)を支払うことと、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、最終的なリアルタイム均等額(「2,000円」)を支払うことと、幹事であるユーザA.Aが、最終的なリアルタイム均等額(「2,000円」)を負担することとに関する情報が含まれる。
【0623】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT52の「受取」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図11-5右側の表示画面に表示が遷移する。
【0624】
この例では、お知らせ情報NT52の下には、お知らせ情報NT53~NT54が表示されている。
お知らせ情報NT53には、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「8,000円」)の送金が完了したことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT54には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、最終的なリアルタイム均等額(「2,000円」)の送金が完了したことに関する情報が含まれる。
【0625】
<処理>
図11-6は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
このフローチャートでは、限定ではなく例として、端末20Bのユーザが先に支払い金額を決定し、その後、端末20Dのユーザが支払い金額を決定する例を示す。
【0626】
通信I/F14によって端末20Aからわりかん要求情報を受信し、わりかんリクエスト管理データを更新した後、サーバ10の制御部11は、この時点でのリアルタイム均等額(最初のリアルタイム均等額はわりかん均等額となる。)以上の金額の送金を依頼する均等額以上送金依頼情報を、通信I/F14によって各々のわりかんメンバーの端末20(この図では、端末20Bおよび端末20D)に送信する(S410)。
【0627】
通信I/F22によってサーバ10から均等額以上送金依頼情報を受信すると、端末20Bと端末20Dとの制御部21は、B410,D410のステップを実行する。
【0628】
そして、端末20Bの制御部21は、B130,B150のステップを行う。
【0629】
S410の後、通信I/F14によって端末20Bから送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を行う(S430)。
限定ではなく例として、B130でユーザB.Bによってこの時点でのリアルタイム均等額よりも大きい金額が入力された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザB.BのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データのメンバー種別に「第1種」を記憶させる。つまり、入力された支払いを行う金額に基づき、ユーザB.Bは第1種メンバーとなる。
【0630】
サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を実行すると、均等額更新処理を行う(S610)。具体例には、サーバ10の制御部11は、更新されたわりかんメンバー管理データに基づいて、限定ではなく例として、式(3)に従いリアルタイム均等額を再計算する。
【0631】
すると、サーバ10の制御部11は、再計算されたリアルタイム均等額を含む均等額更新情報を通信I/F14によって端末20Dに送信する。
【0632】
なお、サーバ10の制御部11は、均等額更新情報の送信先を以下のように決定してもよい。
・直前に送金依頼情報を送信した端末20(この場合、端末20B)
・その時点で送金依頼情報を送信していない端末20(この場合、端末20D)
・マスターの端末20(この場合、端末20A)
・上記の任意の組み合わせ
【0633】
また、サーバ10の制御部11は、再計算されたリアルタイム均等額が再計算前のリアルタイム均等額から変化していない場合、均等額更新情報を送信しないようにしてもよい。
【0634】
また、均等額更新情報には、限定ではなく例として、直前に送金依頼情報を送信したユーザの情報や、その時点でのわりかん残額(「わりかん総額-その時点におけるメンバーの支払い金額の総和」)を含めるようにしてもよい。
【0635】
次いで、サーバ10の制御部11は、マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したか否かを判定し(S450)、受信しなかったと判定したならば(S450:NO)、残りのわりかんメンバーからの送金依頼情報の受信を待機する。この例では、限定ではなく例として、端末20Dからの送金依頼情報の受信がまだである場合、端末20Dからの送金依頼情報の受信を待機する。
【0636】
端末20Dの制御部21は、限定ではなく例として、D410のステップを実行すると、通信I/F22によってサーバ10から均等額更新情報を受信したか否かを判定し(D610)、受信したと判定したならば(D610:YES)、受信した均等額更新情報に基づいて、表示部24にリアルタイム均等額を更新して表示させる(D620)。
【0637】
均等額更新情報を受信しないと判定したならば、端末20Dの制御部21は、D620のステップをスキップする。
【0638】
そして、端末20Dの制御部21は、D430~D450のステップを行う。
【0639】
通信I/F14によって端末20Dから送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を行う(S430)。
限定ではなく例として、D430でユーザD.Dによってこの時点でのリアルタイム均等額が入力された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザD.DのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データのメンバー種別に「第2種」を記憶させる。つまり、入力された支払いを行う金額に基づき、ユーザD.Dは第2種メンバーとなる。
【0640】
そして、サーバ10の制御部11は、S610~S450のステップを行う。
マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定したならば(S450:YES)、サーバ10の制御部11は、S490の終了判定に処理を移す。
【0641】
なお、サーバ10の制御部11は、マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定したならば(S450:YES)、わりかんが終了したことを示す情報をマスターの端末20、または、わりかんメンバーの各端末20、あるいはその両方に送信するようにしてもよい。そして、各端末20は、わりかんが終了したことを示す情報を受信すると、表示部24に表示させるようにしてもよい。
【0642】
<第11実施例の効果>
本実施例は、サーバ10が、マスターの端末(限定ではなく、第1端末の一例)からわりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)を通信I/F14によって受信する。そして、サーバ10は、受信したわりかん要求情報に基づき、均等額以上送金依頼情報(限定ではなく、第2端末と第3端末とが支払う金額に関する第1金額情報の一例)を通信I/F14によって第2端末と第3端末とに送信する。そして、サーバ10は、均等額以上送金依頼情報に基づき第2端末のメンバーによって入力された支払い金額を含む送金依頼情報を通信I/F14によって第2端末から受信する。そして、サーバ10は、受信した送金依頼情報に基づき、再計算されたリアルタイム均等額の情報・均等額更新情報(限定ではなく、第2金額情報の一例を通信I/F14によって第3端末に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末から受信した支払い依頼に関する第1情報に基づいて、限定ではなく例として、第2端末や第3端末のユーザの一人あたりの支払い金額の情報などの第1金額情報をユーザに通知することができる。また、限定ではなく例として、第1金額情報に基づき第2端末のユーザによって入力された第2情報に基づき、第1金額情報から支払う金額が変更された第2金額情報を第3端末のユーザに知らせることができる。
【0643】
また、この場合、均等額以上送金依頼情報は、第2端末が少なくとも支払う金額の情報を含み、サーバ10が第2端末から受信する送金依頼情報は、均等額以上送金依頼情報に含まれる金額よりも支払う金額が高いことを示す情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報は、第2端末が少なくとも支払う金額の情報を含む第1金額情報よりも支払う金額が高いことを示す情報であることによって、第1金額情報から支払う金額を変更可能とすることができる。
【0644】
また、この場合、サーバ10は、サーバ10が第2端末から受信する送金依頼情報に含まれる、第2端末が支払う金額の情報に基づいて、均等額更新情報のリアルタイム均等額を設定(算出)する処理を制御部11によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報に含まれる、第2端末が支払う金額の情報に基づいて、第2金額情報の第2金額を設定することによって、第2端末が支払う金額を設定した後に、第2金額情報の第2金額を設定することができる。
【0645】
本実施例は、マスターの端末20(限定ではなく、第1端末の一例)とは異なる端末20(限定ではなく、第2端末の一例)とサーバ10とを備える通信システム1において、第2端末は、サーバ10から送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部28に記憶する。
サーバ10は、マスターの端末20からわりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)を受信し、受信したわりかん要求情報に基づき、均等額以上送金依頼情報(限定ではなく、第2端末と第3端末とが支払う金額に関する第1金額情報の一例)を第2端末と第3端末とに送信する。
第2端末は、受信した均等額以上送金依頼情報に基づき第2端末のユーザによって入力された支払い金額の情報(限定ではなく、第2情報の一例)を、アプリケーションによってサーバ10に送信する。
そして、サーバ10は、第2端末から受信された支払い金額の情報に基づき、再計算されたリアルタイム均等額の情報・均等額更新情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)を通信I/F14によって第3端末に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2端末が、サーバから送信されたアプリケーションを受信し、受信したアプリケーションを記憶部に記憶することによって、本願請求項に係るシステムの発明の機能が実現可能となる状態を作り出すことができる(システムの生産)。その上で、サーバが、第1端末から支払い依頼に関する第1情報を受信し、受信した第1情報に基づき、第2端末と第3端末とが支払う金額に関する第1金額情報を第2端末と第3端末とに送信する。そして、第2端末が、第1金額情報に基づき第2端末のユーザによって入力された、支払いに関する第2情報を、アプリケーションによってサーバに送信し、サーバが、第2端末から受信された第2情報に基づき、第1金額情報から支払う金額が変更された第2金額情報を第3端末に送信するというシステムの発明の機能を実現することができる。また、上記と同様の効果を得ることができる。
なお、これは、本実施例に示したシステムの発明の機能に限らず、他の実施例等に示すシステムの発明の機能についても同様とすることができる
【0646】
<第11変形例(1)>
上記の実施例では、支払い時点におけるリアルタイム均等額よりも大きい金額の支払い金額指定を行ったメンバーには「第1種」が設定され、支払い時点におけるリアルタイム均等額と等しい支払い金額指定を行ったメンバーには「第2種」が設定されることとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、支払い時点におけるリアルタイム均等額よりも小さい金額の支払い金額指定を行ったメンバーには「第1種」が設定され、支払い時点におけるリアルタイム均等額と等しい支払い金額指定を行ったメンバーには「第2種」が設定されるようにしてもよい。
【0647】
図11-7は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0648】
限定ではなく例として、
図11-7左側において、お知らせ情報NT50の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図11-7中央の送金画面に表示が遷移する。
【0649】
この例では、送金金額指定領域RAR1には、現在の均等額よりも減額した「2,000円」が送金金額として指定されたことが表示されている。
【0650】
限定ではなく例として、送金金額が送金金額指定領域RAR1に入力され、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザD.Dの端末20Dに対して、支払い金額などに関するお知らせ情報が送信される。
【0651】
図11-7右側には、この場合における端末20Dのお知らせ画面の一例を示している。
この例では、お知らせ情報NT50およびNT55が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT55には、更新された現在の均等額(「5,000円」)に関する情報が含まれる。この金額は、ユーザB.Bがリアルタイム均等額よりも少ない金額を支払うと決定したことに基づいて、わりかん開始時におけるリアルタイム均等額よりも大きい金額になっている。
【0652】
本変形例は、均等額以上送金依頼情報は、第2端末が少なくとも支払う金額の情報を含み、サーバ10が第2端末から受信する送金依頼情報は、均等額以上送金依頼情報に含まれる金額よりも支払う金額が低いことを示す情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第2情報は、第2端末が少なくとも支払う金額の情報を含む第1金額情報よりも支払う金額が低いことを示す情報であることによって、第1金額情報から支払う金額を変更可能とすることができる。
【0653】
<第12実施例>
第12実施例は、(3)の手法に関し、リアルタイム均等額が変化した場合、第2種メンバーに、支払い時点におけるリアルタイム均等額と現在のリアルタイム均等額との差額を返金することに関する実施例である。
第12実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0654】
<表示画面>
図12-1~
図12-5は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0655】
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別が、結果的に
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
となる場合の表示画面例を説明する。
【0656】
限定ではなく例として、
図12-1右側の表示画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザD.Dの端末20Dに対して、支払い金額などに関するお知らせ情報が送信される。
すると、限定ではなく例として、幹事の端末20A以外の各端末20において、限定ではなく例として、
図12-2左側に示すようなお知らせ画面が表示される。ここでは、限定ではなく例として、端末20Dにおけるお知らせ画面の一例を示している。
【0657】
この例では、お知らせ情報NT56が表示されている。
お知らせ情報NT56には、わりかん総額(「20,000円」)と、わりかん人数(「4人」)と、現在の均等額(「5,000円」)とに関する情報が含まれる。
【0658】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT56の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図12-2中央の送金画面に表示が遷移する。
【0659】
この例では、現在の均等額として「5,000円」が表示されている。
また、送金金額指定領域RAR1には、現在の均等額である「5,000円」が表示されている。
【0660】
限定ではなく例として、「均等額を支払う」ボタンがユーザによってタップされ、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図12-2右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0661】
この送金結果画面では、ユーザD.DがユーザA.Aに現在の均等額である「5,000円」を送金したことが表示されている。この結果、ユーザD.Dは第2種メンバーとなる。
【0662】
図12-3左側には、限定ではなく例として、ユーザD.Dがリアルタイム均等額を送金した後の端末20Bのお知らせ画面の一例を示している。
【0663】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT56の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図12-3中央の送金画面に表示が遷移する。
なお、お知らせ情報NT56の下には、ユーザD.Dがリアルタイム均等額を送金したことを示すお知らせ情報を表示させるようにしてもよい。
【0664】
図12-3中央の表示画面については、前述した
図12-2中央と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザB.Bの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0665】
この例では、送金金額指定領域RAR1には、現在の均等額よりも増額した金額「8,000円」が送金金額として指定され、現在の均等額として「5,000円」が表示されている。
【0666】
限定ではなく例として、送金金額が送金金額指定領域RAR1に入力され、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図12-3右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0667】
この送金結果画面では、ユーザB.BがユーザA.Aに現在の均等額よりも増額した金額である「8,000円」を送金したことが表示されている。この結果、ユーザB.Bは第1種メンバーとなる。
【0668】
限定ではなく例として、ユーザB.B、ユーザD.Dによって支払い金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、ユーザC.Cの端末20Cに対して、支払い金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0669】
図12-4左側には、この場合における端末20Cのお知らせ画面の一例を示している。
図12-4左側の表示画面については、前述した
図12-3左側と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザC.Cの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0670】
この例では、お知らせ情報NT56の下には、お知らせ情報NT57が表示されている。
お知らせ情報NT57には、ユーザB.Bがリアルタイム均等額よりも大きい金額を支払うことを決定したことに基づいて、更新された現在の均等額(「3,500円」)に関する情報が含まれる。
【0671】
限定ではなく例として、お知らせ情報NT57の「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図12-4中央の送金画面に表示が遷移する。
【0672】
図12-4中央の表示画面については、前述した
図12-3中央と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザC.Cの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0673】
この例では、送金金額指定領域RAR1には、現在の均等額よりも増額した金額「10,000円」が送金金額として指定され、現在の均等額として「3,500円」が表示されている。
【0674】
限定ではなく例として、送金金額が送金金額指定領域RAR1に入力され、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図12-4右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0675】
この送金結果画面では、ユーザC.CがユーザA.Aに現在の均等額よりも増額した金額である「10,000円」を送金したことが表示されている。この結果、ユーザC.Cは第1種メンバーとなる。
【0676】
図12-5には、ユーザD.Dによって支払い金額が送信された後(
図12-2右側の後)の端末20Dのお知らせ画面の遷移の一例を示している。
【0677】
図12-5左側は、ユーザD.Dによって支払い金額が決定された直後のお知らせ画面の一例である。この例では、お知らせ情報NT56の下には、お知らせ情報NT58が表示されている。
お知らせ情報NT58には、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額(「5,000円」)の送金が完了したことに関する情報が含まれる。
【0678】
図12-5中央は、ユーザB.Bによって支払い金額が送信された後(
図12-3右側の後)のお知らせ画面の一例である。
【0679】
この例では、お知らせ情報NT58の下には、お知らせ情報NT59~NT60が表示されている。
お知らせ情報NT59には、更新された現在の均等額(「3,500円」)に関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT60には、幹事であるユーザA.Aが、ユーザD.Dに対して、支払い済みのリアルタイム均等額(「5,000円」)から更新後のリアルタイム均等(3,500円)に変更されたことに基づいて、リアルタイム均等額の過払い分である返金金額(「5,000円」-「3,500円」=「1,500円」)の返金が完了したことに関する情報が含まれる。
【0680】
図12-5右側は、ユーザC.Cによって支払い金額が送信された後(
図12-4右側の後)のお知らせ画面の一例である。
【0681】
この例では、お知らせ情報NT60の下には、お知らせ情報NT61~NT62が表示されている。
お知らせ情報NT61には、最終的なリアルタイム均等額(「1,000円」)に関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT62には、幹事であるユーザA.Aが、ユーザD.Dに対して、リアルタイム均等額の過払い分である返金金額(「3,500円」-「1,000円」=「2,500円」)の返金が完了したことに関する情報が含まれる。
【0682】
<処理>
図12-6~
図12-7は、本実施例において各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。この図では、左側から順に、サーバ10の制御部11が実行する処理、端末20Bの制御部21が実行する処理、端末20Cの制御部21が実行する処理、端末20Dの制御部21が実行する処理をそれぞれ示している。なお、マスターであるユーザA.Aの端末20Aの制御部21が実行する処理については、本フローチャートでは省略して表記する。
【0683】
ここでは、限定ではなく例として、端末20Bのユーザが最初に支払い金額を決定し、次に、端末20Dのユーザが支払い金額を決定し、最後に端末20Cのユーザが支払い金額を決定する例を示す。
なお、フローチャートにおいて、それぞれの支払い順におけるS450の判定結果に応じたループ処理を「Loop1」~「Loop3」と表記し区別することとする。
【0684】
通信I/F14によって端末20BからLoop1における送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を行う(S430)。
限定ではなく例として、B130でユーザB.Bによってこの時点でのリアルタイム均等額よりも大きい金額が入力された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザB.BのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データのメンバー種別に「第1種」を記憶させる。つまり、入力された支払いを行う金額に基づき、ユーザB.Bは第1種メンバーとなる。
【0685】
そして、サーバ10の制御部11は、均等額更新処理を実行し、均等額更新処理を、限定ではなく例として、端末20Cと端末20Dとに送信すると、再計算されたリアルタイム均等額と、第2種のメンバー種別のユーザの支払い金額(「送金済み均等額」と称する。)とに差額が発生したか否かを判定する(S710)。
【0686】
差額が発生したと判定した場合(S710:YES)、サーバ10の制御部11は、均等額差額返金処理を行う(S720)。具体例には、限定ではなく例として、わりかんメンバー管理データにおいて、第2種のメンバー種別と関連付けられたユーザに対して、(支払い金額-リアルタイム均等額)で算出される均等額差額を、限定ではなく例として、マスターのアカウントからその第2種のアカウントに送金(返金)する処理を実行する。
【0687】
差額が発生していないと判定した場合(S710:NO)、サーバ10の制御部11は、均等額差額返金処理をスキップする。
【0688】
限定ではなく例として、Loop1においては、均等額更新処理においてリアルタイム均等額が変化しているが、第2種のメンバー種別であるユーザは存在しないため、均等額差額返金処理は実行されない。
【0689】
次いで、サーバ10の制御部11は、マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したか否かを判定し(S450)、受信しなかったと判定したならば(S450:NO)、ループ処理Loop2において残りのわりかんメンバーからの送金依頼情報の受信を待機する。
【0690】
通信I/F14によって端末20DからLoop2における送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を行う(S430)。
限定ではなく例として、端末20Dにおいてリアルタイム均等額が更新表示され、D430でユーザD.Dによってこの時点でのリアルタイム均等額が入力された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザD.DのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データのメンバー種別に「第2種」を記憶させる。つまり、入力された支払いを行う金額に基づき、ユーザD.Dは第2種メンバーとなる。
【0691】
そして、サーバ10の制御部11は、S610~S450のステップを行う。
限定ではなく例として、Loop2においては、均等額更新処理においてリアルタイム均等額が変化していないため、均等額差額返金処理は実行されない。
【0692】
サーバ10の制御部11は、マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したか否かを判定し(S450)、受信しなかったと判定したならば(S450:NO)、ループ処理Loop3において残りのわりかんメンバーからの送金依頼情報の受信を待機する。
【0693】
通信I/F22によってサーバ10から均等額以上送金依頼情報を受信すると、端末20Cの制御部21は、限定ではなく例として、D410~D490のステップと同様に、C710~C760のステップを実行する。
【0694】
S410の後、通信I/F14によって端末20CからLoop3における送金依頼情報を受信すると、サーバ10の制御部11は、送金額記録処理を行う(S430)。
限定ではなく例として、端末20Cにおいてリアルタイム均等額が更新表示され、C740でユーザC.Cによってこの時点でのリアルタイム均等額よりも大きい金額が入力された場合、サーバ10の制御部11は、ユーザC.CのアプリケーションIDと関連付けて、わりかんメンバー管理データのメンバー種別に「第1種」を記憶させる。つまり、入力された支払いを行う金額に基づき、ユーザC.Cは第1種メンバーとなる。
【0695】
そして、サーバ10の制御部11は、S610~S710のステップを実行する。
限定ではなく例として、Loop3においては、均等額更新処理においてリアルタイム均等額が変化し、ユーザD.Dが第2種のメンバー種別と記憶されているため、均等額差額返金処理が実行される。そして、限定ではなく例として、マスターであるユーザA.AからユーザD.Dへの送金処理が実行される。
【0696】
マスターを除くわりかんメンバー全員から送金依頼情報を受信したと判定したならば(S450:YES)、サーバ10の制御部11は、ループ処理を抜け、S490の終了判定に処理を移す。
【0697】
なお、ユーザD.Dに対して返金する金額が、限定ではなく例として、マスターであるユーザA.Aによって決定されるようにしてもよい。
【0698】
<第12実施例の効果>
本実施例は、サーバ10が、リアルタイム均等額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)を、第4端末に通信I/F14によって送信する。そして、サーバ10は、リアルタイム均等額の情報に基づき第3端末のユーザによって入力された支払い金額に関する情報(限定ではなく、第3情報の一例)を通信I/F14によって第3端末から受信する。また、サーバ10は、リアルタイム均等額の情報に基づき第4端末のユーザによって入力された支払い金額に関する情報(限定ではなく、第4情報の一例)を通信I/F14によって第4端末から受信する。そして、サーバ10は、第4端末から受信した情報(第4情報)に基づき、第3端末に対して返金する処理を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2金額情報に基づき第4端末のユーザによって入力された、支払いに関する第4情報を第4端末から受信した上で、この第4情報に基づき、第3端末に対して返金することができる。
【0699】
また、この場合、サーバ10は、第3端末に返金に関する返金通知を通信I/F14によって送信するようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第3端末に返金に関する情報を通知することができる。
【0700】
また、本実施例は、リアルタイム均等額の情報に基づき第4端末のユーザによって入力された支払い金額に関する情報(限定ではなく、第4情報の一例)は、リアルタイム均等額の情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)よりも支払う金額が高いことを示す情報を含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第4情報は、第2金額情報よりも支払う金額が高いことを示す情報であることによって、この第4情報に基づき、第3端末に対して返金することができる。
【0701】
また、この場合、返金の金額は、リアルタイム均等額の情報に基づき第4端末のユーザによって入力された支払い金額に関する情報(限定ではなく、第4情報の一例に含まれる支払い金額によって決定されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、返金の金額が、第4情報に含まれる第4端末が支払う金額によって決定されることによって、返金が必要な端末に対して適切な金額を返金することが可能となる。
【0702】
また、この場合、返金する処理は、リアルタイム均等額の情報に基づき第4端末のユーザによって入力された支払い金額に関する情報(限定ではなく、第4情報の一例)の受信に基づいて処理が実行されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第4端末が支払う金額が含まれる第4情報を受信した上で、返金の金額が決定され、適切な金額を返金することが可能となる。
【0703】
本実施例は、サーバ10が、マスターの端末(限定ではなく、第1端末の一例)からわりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)を通信I/F14によって受信する。そして、サーバ10は、受信したわりかん要求情報に基づき、均等額以上送金依頼情報(限定ではなく、第2端末と第3端末とが支払う金額に関する第1金額情報の一例)を通信I/F14によって第2端末と第3端末とに送信する。サーバ10は、均等額以上送金依頼情報に基づき、支払い金額を含む送金依頼情報(限定ではなく、支払いに関する第2情報の一例)を通信I/F14によって第2端末から受信する。サーバ10は、この第2端末からの送金依頼情報の受信の後、均等額以上送金依頼情報に基づき、支払い金額を含む送金依頼情報(限定ではなく、支払いに関する第3情報の一例)を通信I/F14によって第3端末から受信し、この第3端末から受信した送金依頼情報に基づき、第2端末に対して返金する処理を制御部11によって行う構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末から受信した支払い依頼に関する第1情報に基づいて、限定ではなく例として、第2端末や第3端末のユーザの一人あたりの支払い金額の情報などの第1金額情報をユーザに通知することができる。また、第1金額情報に基づき、支払いに関する第2情報を第2端末から受信し、その後、第1金額情報に基づき、支払いに関する第3情報を第3端末から受信した場合に、この第3情報に基づき、第2端末に返金することができる。限定ではなく例として、第2端末によって第1金額情報の金額が支払われ、その後、第3端末によって第1金額情報の金額よりも多い金額が支払われるような場合であっても、第2端末に対する返金によって金額を調整することができる。
【0704】
<第12変形例(1)>
上記の実施例では、リアルタイム均等額が更新されると、その都度第2種のユーザに対して返金を行ったが、これに限定されない。
具体例には、上記の実施例では、均等額更新処理が行われるごとに、リアルタイム均等額と第2種のメンバー種別のユーザの支払い金額とに差額が発生したか判定していたが、限定ではなく例として、
図12-6において、S710~S720のステップをS450のステップの後に実行するようにしてもよい。
【0705】
図12-8は、本変形例において端末20Dの表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図12-8は、限定ではなく例として、
図12-5の別例である。
【0706】
図12-8中央では、ユーザB.Bによって支払い金額が決定され、リアルタイム均等額が更新されているが、
図12-5中央とは異なり、ユーザD.Dに対して返金金額が返金されていないので、お知らせ情報NT60が表示されていない。
【0707】
図12-8右側では、ユーザC.Cによって支払い金額が決定され、最終的なリアルタイム均等額が決定されたことに基づいて、お知らせ情報NT62には、支払い済みのリアルタイム均等額(「5,000円」)から最終的なリアルタイム均等(1,000円)の過払い分である返金金額(「5,000円」-「1,000円」=「4,000円」)の返金が完了したことに関する情報が含まれる。
【0708】
本変形例は、返金は、均等額以上送金依頼情報(限定ではなく、第2端末と第3端末とが支払う金額に関する第1金額情報の一例)を受け取ったメンバーの支払いの完了に基づいて実行される構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1金額情報を受け取った上でユーザによって支払われた金額に基づき、返金されるので、適切な金額を返金することができる。
【0709】
<第12変形例(2)>
上記の実施例では、均等額差額返金処理において、リアルタイム均等額と送金依頼情報における支払い金額(支払い予定額)とに基づいて決定された第1種および第2種のメンバー種別に基づいて自動的に返金額が算出されることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、第7変形例(2)を参酌し、マスターの端末20において、各メンバーへの返金額が指定できるようにしてもよい。
【0710】
本変形例は、返金の金額は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって決定されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、返金の金額が、第1端末のユーザによって決定されることによって、返金の金額に関して、第1端末のユーザが任意に調整することが可能となる。
【0711】
<第13実施例>
第13実施例は、(3)の手法において、限定ではなく例として、サーバ10が同時あるいはほぼ同時に複数の端末20から送金依頼情報を受信した場合、リアルタイム均等額の更新が追いつかなくなることを防止することに関する実施例である。
第13実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0712】
<表示画面>
図13-1は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
限定ではなく例として、
図13-1では、
図12-3においてユーザB.Bが支払い金額を決定するのと同時にユーザC.Cが支払い金額を決定した場合の表示画面の一例を示す。
【0713】
限定ではなく例として、
図13-1左側において、端末20BにおいてユーザB.Bが支払い金額を決定した直後(限定ではなく例として、ユーザB.Bが支払い金額を決定後5秒以内)に、
図13-1中央において、端末20CにおいてユーザC.Cがリアルタイム均等額を支払うことを選択すると、端末20Cでは、限定ではなく例として
図13-1右側の送金画面が表示される。この画面では、「処理に失敗しました」の文字と共に、しばらく経ってから再度送金額決定操作を行うことを促すメッセージが表示されるように構成されている。
【0714】
<処理>
本実施例では、限定ではなく例として
図11-6や
図12-6の処理において、サーバ10の制御部11は、一のわりかんメンバーの端末20(限定ではなく例として、端末20B)から送金依頼情報を受信した後、設定された期間内(設定された時間内)に、別のわりかんメンバーの端末20(限定ではなく例として、端末20D)から送金依頼情報を受信したか否かを判定する。そして、受信したと判定したならば、サーバ10の制御部11は、別のわりかんメンバーの端末20に対してエラー情報を送信するようにすることができる。そして、サーバ10からエラー情報を受信した端末20の制御部21は、受信したエラー情報を表示部24に表示させるようにすることができる。
【0715】
<第13実施例の効果>
本実施例は、サーバ10が、第2端末のユーザによって入力された支払い金額を含む送金依頼情報(限定ではなく、第2情報の一例)を受信した後、設定された期間内に、わりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)に基づき第5端末のユーザによって入力された支払い金額を含む送金依頼情報を第5端末から受信した場合、第5端末に対してエラー情報(限定ではなく、処理が実行できなかったことを示す情報の一例)を通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報を受信した後、設定された期間内に、他の端末のユーザによって入力された、支払いに関する情報に基づく処理が実行されなかったことを示す情報をこの端末に送信することによって、処理が実行できなかったことを適確に知らせることができる。
【0716】
<第13変形例(1)>
上記の実施例では、サーバ10が送金依頼情報受信後、設定期間内に再度送金依頼情報を受信する場合、送金額記録処理を実行せずにエラー情報を端末20に送信する例を示したが、これに限定されない。
限定ではなく例として、サーバ10は、送金額記録処理と均等額更新処理とにおいて、所定期間内に受信した1以上の送金依頼情報をまとめてバッチ処理するようにしてもよい。
【0717】
図13-2~
図13-3は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図13-2~
図13-3は、限定ではなく例として、
図13-1の別例である。
【0718】
図13-2は、端末20Bにおける表示の遷移の一例である。
図13-2左側において、送金金額指定領域RAR1において、現在の均等額(「5,000円」)よりも増額した金額「8,000円」が送金金額として指定され、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図13-2中央の送金結果画面に表示が遷移する。この画面では、送金を受け付けたことを示すメッセージと、送金を受け付けた日時が「20XX/7/7 21:15:10」であることとが表示されている。
【0719】
その後、限定ではなく例として、
図13-2右側のお知らせ画面に表示が遷移する。
この例では、お知らせ情報NT56の下に、お知らせ情報NT63~NT64が表示されている。
お知らせ情報NT63には、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額(「8,000円」)を送金したことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT64には、ユーザB.Bがリアルタイム均等額(「5,000円」)よりも多い支払い金額を決定したことにより、更新された現在の均等額(「3,500円」)に関する情報が含まれる。
お知らせ情報NT63とお知らせ情報NT64との処理日時は、「20XX/7/7 21:15:15」であることとが表示されている。
【0720】
図13-3は、端末20Cにおける表示の遷移の一例である。
図13-3左側において、送金金額指定領域RAR1において、現在の均等額(「5,000円」)送金金額として指定され、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図13-3中央の送金結果画面に表示が遷移する。この画面では、送金を受け付けたことを示すメッセージと、送金金額がわりかん均等額(リアルタイム均等額:この時点では「5,000円」)であることと、送金を受け付けた日時が「20XX/7/7 21:15:10」であることとが表示されている。
【0721】
その後、限定ではなく例として、
図13-3右側のお知らせ画面に表示が遷移する。
この例では、お知らせ情報NT56の下に、お知らせ情報NT64~NT65が表示されている。
また、お知らせ情報NT64には、ユーザB.Bがリアルタイム均等額(「5,000円」)よりも多い支払い金額を決定したことにより、更新された現在の均等額(「3,500円」)に関する情報が含まれる。
お知らせ情報NT65には、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、更新された現在の均等額(「3,500円」)を送金したことに関する情報が含まれる。
お知らせ情報NT64とお知らせ情報NT65との処理日時は、「20XX/7/7 21:15:15」であることとが表示されている。
【0722】
すなわち、
図13-2中央における送金依頼情報と、
図13-3中央における送金依頼情報とは、逐次処理されず、設定された期間(限定ではなく例として、5秒間)ごとに受け付けられた後、一括処理(バッチ処理)されたことが処理日時からわかる。
【0723】
この例では、サーバ10が、端末20Bから送金依頼情報を受信した後、設定された期間内に、端末20Cから送金依頼情報を受信している。
当初のリアルタイム均等額は「5,000円」であったため、ユーザC.Cは「5,000円」を支払う意思を示したが、ユーザB.Bがリアルタイム均等額よりも多い「8,000円」を支払う決定をしたことによってリアルタイム均等額が「5,000円」から「3,500円」に更新され、結果的に、ユーザC.Cは「5,000円」ではなく「3,500円」を支払ったことが示されている。
【0724】
本変形例は、サーバ10が、第2端末のユーザによって入力された支払い金額を含む送金依頼情報(限定ではなく、第2情報の一例)を受信した後、設定された期間内に、わりかん要求情報(限定ではなく、支払い依頼に関する第1情報の一例)に基づき第5端末のユーザによって入力された支払い金額を含む送金依頼情報を第5端末から受信した場合に、第2端末からの送金依頼情報の受信に基づいて、第5端末が支払う金額が変更される場合、均等額以上送金依頼情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)から支払う金額が変更された金額情報(限定ではなく、第3金額情報の一例)を通信I/F14によって第5端末に送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2情報を受信した後、設定された期間内に、第1情報に基づき第5端末のユーザによって入力された、支払いに関する情報を第5端末から受信した場合に、第2情報の受信に基づいて、第5端末が支払う金額が変更される場合、第1金額情報から支払う金額が変更されたことを適確に報知することができる。
【0725】
<第14実施例>
第14実施例は、(3)の手法において、わりかんをするメンバーを2以上のグループに分割する実施例である。
第14実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0726】
図14-1は、本実施例におけるわりかんリクエスト管理データベース157の一例であるわりかんリクエスト管理データベース157Hのデータ構成の一例を示す図である。
このわりかんリクエスト管理データベース157Hは、SYS-13のわりかんリクエスト管理データベース157Dとほぼ同様のデータ構成であるが、その一部が異なっている。
【0727】
具体的には、各々のわりかん管理データのわりかんグループ管理データには、グループIDと、グループ内わりかん総額とに加えて、限定ではなく例として、グループ内リアルタイム均等額と、支払い優先度とが記憶される。
【0728】
グループ内リアルタイム均等額は、このグループIDによって識別されるグループ内でのリアルタイム均等額である。
【0729】
支払い優先度は、グループ内で均等額差額が発生した場合、優先的に送金を行うグループを指定するための順位を示す情報であり、限定ではなく例として、マスターの端末20によって設定される情報である。限定ではなく例として、支払い優先度の数字が大きいほど、優先的に送金を行うグループとするようにしてよい。
【0730】
<表示画面>
図14-2~
図14-4は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0731】
ここでは、わりかんに参加する6名のわりかんメンバーのメンバー種別を、
・幹事=ユーザA.A
・第1G=ユーザA.A、ユーザB.B、ユーザC.C、ユーザD.D
・第2G=ユーザE.E、ユーザF.F
とする場合の表示画面例を説明する。
【0732】
図14-2および
図14-3の表示画面については、前述した
図8-2および
図8-3と同様であるので説明を省略する。
【0733】
限定ではなく例として、
図14-3では、第2Gのグループ内リアルタイム均等額(「5,000円」)は、第1Gのグループ内リアルタイム均等額(「7,500円」)よりも低い金額となっている。
【0734】
図14-4左側の表示画面については、前述した
図11-3中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0735】
図14-4左側において、第1Gの端末20Bに表示される送金画面では、送金金額指定領域RAR1には、現在の均等額よりも増額した「9,500円」が送金金額として指定されており、現在の均等額として「7,500円」が表示されている。
【0736】
限定ではなく例として、送金金額が送金金額指定領域RAR1に入力され、画面最下部の「決定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図14-4中央の送金結果画面に表示が遷移する。
【0737】
この送金結果画面では、ユーザB.BがユーザA.Aに送金リクエストされた金額より増額した金額「9,500円」を送金したことが表示されている。結果として、ユーザB.Bは第1種メンバーとなるが、この例では、第1Gのリアルタイム均等額は更新されない。
【0738】
限定ではなく例として、第1GのユーザB.Bによって支払い金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、第2GのユーザE.Eの端末20Eに対して、均等額の更新に関するお知らせ情報が送信される。
【0739】
図14-4右側には、この場合における端末20Eのお知らせ画面の一例を示している。
図14-4右側の表示画面については、前述した
図14-3右側と同様である部分についての説明を省略する。
【0740】
この例では、お知らせ情報NT35の下に、お知らせ情報NT70が表示されている。
お知らせ情報NT70には、更新された現在の均等額(「4,000円」)に関する情報が含まれる。
すなわち、この例では、第1Gにおいてリアルタイム均等額よりも大きい金額が支払われた場合、その余剰分が第2Gにおけるリアルタイム均等額に対する均等額更新処理に使用される。
【0741】
なお、この例では、第1Gにおいてリアルタイム均等額よりも大きい金額が支払われたことに基づき余剰分の金額が発生する。この余剰分の金額に基づく均等額の差額が、低い金額を支払うグループ(この例では、第2G)に対して返金されるようにしてもよい。
【0742】
また、第1Gにおいてリアルタイム均等額よりも大きい金額が支払われたことに基づき余剰分の金額が発生する場合、この余剰分の金額に基づく均等額の差額が、第2Gにおける第2種メンバーとなった端末20に対して送金されるようにしてもよい。
【0743】
<第14実施例の効果>
本実施例は、サーバ10が、通信I/F14によって、第4金額情報を第6端末に送信し、この第4金額情報は、均等額以上送金依頼情報(限定ではなく、第1金額情報の一例)よりも低い金額の情報を含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第4金額情報は、第1金額情報よりも支払う金額が低いことを示す情報であることによって、第1金額情報から支払う金額を変更可能とすることができる。
【0744】
また、この場合、サーバ10は、リアルタイム均等額情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)を、第4端末に通信I/F14によって送信し、このリアルタイム均等額情報に基づき第3端末のユーザによって入力された支払い金額を含む送金依頼情報を通信I/F14によって第3端末から受信する。また、サーバ10は、リアルタイム均等額情報(限定ではなく、第2金額情報の一例)に基づき第4端末によって入力された支払い金額を含む送金依頼情報を通信I/F14によって第4端末から受信する。そして、サーバ10は、第4端末から受信した送金依頼情報に基づく、第6端末に対して返金する処理を制御部11によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第2金額情報に基づき第3端末のユーザによって入力された、支払いに関する第3情報を第3端末から受信し、また、第2金額情報に基づき第4端末のユーザによって入力された、支払いに関する第4情報を第4端末から受信し、その上で、第4端末から受信した第4情報に基づき、第6端末に対して適切に返金することができる。
【0745】
<第14変形例(1)>
上記の実施例では、支払い優先度が大きいグループにおける第2種のユーザに対して、他のグループにおいて発生した均等額差額を送金(返金)することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、支払い優先度が大きいグループに所属するわりかんメンバー全員に対して、他のグループにおいて発生した均等額差額を送金するようにしてもよい。
【0746】
この場合、均等額差額を支払い優先度が大きいグループに所属するわりかんメンバー全員に均一に送金してもよいし、第1種のユーザと第2種のユーザとに対して割合を変えて(限定ではなく例として、第2種のユーザへの送金額を第1種のユーザへの送金額よりも多くなるように)送金してもよい。
【0747】
<第14変形例(2)>
上記の実施例では、支払い優先度が大きいグループに対して、他のグループにおいて発生した均等額差額を送金(返金)することとしたが、これに限定されない。限定ではなく例として、均等額差額返金処理において、それぞれのグループ内において均等額差額を送金するようにしてもよい。この場合、わりかんリクエスト管理データベース157Hにおいてわりかんグループ管理データには支払い優先度の項目は必要としない。
【0748】
<第15実施例>
第15実施例は、(3)の手法を、メッセージングアプリケーションを用いて実現することに関する実施例である。限定ではなく例として、わりかんに関する情報をメッセージングアプリケーションのトークルームに送信・表示することや、メッセージングアプリケーションと支払いアプリケーションとを連携させてわりかんを行う手法等に関する。
第15実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0749】
<表示画面>
図15-1および
図15-2は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
ここでは、わりかんに参加する4名のわりかんメンバーのメンバー種別が、結果的に
・幹事=ユーザA.A
・第1種=ユーザB.B、ユーザC.C
・第2種=ユーザD.D、ユーザA.A
となる場合の表示画面例を説明する。
【0750】
図15-1において、限定ではなく例として、
図10-1と同様に、幹事の端末20Aにおいて、わりかんが開始され、グループトークルーム内にリアルタイム均等額等の情報が表示される。
【0751】
限定ではなく例として、ユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「8,000円」を送金すると、端末20Dでは、限定ではなく例として、
図15-2左側に示すようなトークルーム画面が表示される。
【0752】
このトークルーム画面では、限定ではなく例として、コンテンツ表示領域のコンテンツ情報CT10の下には、コンテンツ情報CT11とコンテンツ情報CT20とが表示されている。
コンテンツ情報CT20は、送信元が支払いアプリケーション(OA)であるコンテンツ情報であって、限定ではなく例として、更新された現在の均等額(更新後のリアルタイム均等額)(「4,000円」)に関する情報と、わりかん総額から現在の送金済み金額を減算したわりかん残額(「12,000円」)とが含まれる。
【0753】
限定ではなく例として、コンテンツ情報CT20の「支払う」ボタンがユーザによってタップされ、支払いアプリケーションにおいて、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、現在の均等額である「4,000円」を送金すると、限定ではなく例として、
図15-2中央のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0754】
この例では、コンテンツ表示領域のコンテンツ情報CT20の下には、コンテンツ情報CT21およびコンテンツ情報CT22が表示されている。
コンテンツ情報CT21は、送信元がユーザD.Dであるコンテンツ情報であって、ユーザD.Dが、幹事であるユーザA.Aに対して、リアルタイム均等額「4,000円」を支払ったことに関する情報が含まれる。
また、コンテンツ情報CT22は、送信元が支払いアプリケーション(OA)であるコンテンツ情報であって、更新された現在の均等額(「4,000円」)と、わりかん残額(「8,000円」)とに関する情報が含まれる。
【0755】
なお、リアルタイム均等額が更新後に変化していない場合、限定ではなく例として、コンテンツ情報CT22が表示されないようにしてもよい。
【0756】
その後、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い金額「6,000円」を送金すると、限定ではなく例として、
図15-2右側のトークルーム画面に表示が遷移する。
【0757】
この例では、コンテンツ表示領域のコンテンツ情報CT22の下には、コンテンツ情報CT23~コンテンツ情報CT25などが表示されている。
コンテンツ情報CT23は、送信元がユーザB.Bであるコンテンツ情報であって、ユーザB.Bが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い予定額「6,000円」を支払うことに関する情報等が含まれる。
また、コンテンツ情報CT24は、送信元が支払いアプリケーション(OA)であるコンテンツ情報であって、最終的なリアルタイム均等額(「3,000円」)と、わりかんリクエストが完了したこととに関する情報が含まれる。
また、コンテンツ情報CT25は、送信元が支払いアプリケーション(OA)であるコンテンツ情報であって、第2種ユーザとなったユーザD.Dに対して、返金金額「1,000円」を返金したことに関する情報が含まれる。
【0758】
なお、返金したことに関する情報(この例では、コンテンツ情報CT25)は、グループトークルーム内に表示されず、返金対象となったユーザ(この例では、ユーザD.D)と、Payment AppとのOAトークルーム内に表示されるようにしてもよい。
【0759】
本実施例は、サーバ10は、第3端末に返金に関する返金通知を通信I/F14によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第3端末に返金に関する情報を通知することができる。
【0760】
また、この場合、返金通知は、第3端末のメンバーを含むトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に送信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、チャットルームを用いて返金に関する情報を通知することによって、返金に関する情報を第3端末のユーザにより一層認知させることができる。
【0761】
また、この場合、トークルームは、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)と、第2端末のメンバーと、第4端末のメンバーとを含むようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末のユーザと、第2端末のユーザと、第4端末のユーザとに、返金に関する情報を通知することができる。
【0762】
<第16実施例>
第16実施例は、端末20における送金依頼に基づく送金に際した、端末20の表示画面のユーザインタフェース(UI)に関する実施例である。
【0763】
本実施例で説明するUIは、前述したわりかんを行う場合における端末20の表示画面に適用可能であるが、必ずしもこれに限定されず、これら以外のケースの送金に対しても同様に適用可能である。つまり、わりかん以外のケースで送金依頼主(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)から送金を依頼されたユーザが送金を行う場合等に対しても、これらのUIを同様に適用可能である。
第16実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0764】
<表示画面>
図16-1~
図16-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
【0765】
図16-1左側の表示画面については、前述した
図1-9左側と同様であるので説明を省略する。
【0766】
限定ではなく例として、送金機能ボタンMBT2がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図16-1右側の画面に表示が遷移する。
この送金設定画面では、限定ではなく例として、本端末から別の端末に送金するため送金画面、または別の端末から本端末に送金してもらうために送金リクエストを行うための送金リクエスト画面を切り替えるための送金種別切替領域と、送金金額を入力するための送金金額入力領域SAR3とが表示されるように構成されている。
【0767】
限定ではなく例として、ユーザが送金種別切替領域の「送金リクエスト」ボタンをタップした後に、送金金額入力領域SAR3をタップすると、限定ではなく例として、送金設定画面にテンキー入力領域が表示され、送金依頼金額を指定するように構成することができる。この画面では、送金金額入力領域SAR3には、送金依頼金額として「4,000円」が入力された状態が示されている。
【0768】
限定ではなく例として、画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、端末20Aからサーバ10に送金リクエストの入力内容に基づく送金要求情報が送信される。
【0769】
図16-2左側には、この場合における端末20Bのお知らせ画面の一例を示している。
図16-2左側の表示画面については、前述した
図1-10左側と同様であるので説明を省略する。
【0770】
限定ではなく例として、「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図16-2中央の送金画面に表示が遷移する。
図16-2中央の表示画面については、前述した
図1-10中央と同様であるので説明を省略する。
【0771】
限定ではなく例として、送金額増額ボタンAIB1がユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図16-2右側の送金画面に表示が遷移する。
この画面では、送金金額指定領域RAR1右部に、送金金額を増額させるための「増額」ボタン(本例では、上向き三角形のオブジェクト)IBTと、送金金額を減額させるための「減額」ボタン(本例では、下向き三角形のオブジェクト)RBTとが表示されている。
【0772】
また、この画面では、送金金額指定領域RAR1に増額前の「4,000」円が入力されていることに基づいて、「減額」ボタンRBTはグレーアウトの表示態様で表示され、機能が無効化されている。つまり、この例では、ユーザA.Aから送金依頼された金額が「4,000円」であることに基づき、送金金額をこれよりも低い金額とすることができないようになっている。「増額」ボタンIBTの画像は、送金依頼された金額を増額させるための画像の一例としてよく、「減額」ボタンRBTの画像は、送金依頼された金額を減額させるための第2画像の一例としてよい。
【0773】
なお、概念としては、端末20は、送金依頼された金額以下の金額が入力された場合、第2画像の表示態様を変更する制御を行うこととしてもよく、必ずしも第2画像は「減額」ボタンRBTの画像とすることに限定されない。
【0774】
限定ではなく例として、送金金額指定領域RAR1右部の「増額」ボタンIBTがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図16-3左側の送金画面に表示が遷移する。この画面では、送金金額指定領域RAR1には、「10,000円」が送金金額として指定されたことが表示されている。つまり、この例では、「増額」ボタンIBTの操作によって、ユーザB.Bによって送金依頼金額よりも多い金額が指定された状態が示されている。この状態で、送金金額指定領域RAR1下部の「確定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、
図16-3右側の送金結果画面に表示が遷移する。
【0775】
この送金結果画面では、ユーザB.BがユーザA.Aに送金リクエストされた金額より増額した金額「10,000円」を送金したことが表示されている。
【0776】
本実施例では、このように、送金依頼主のユーザ(限定ではなく例として、ユーザA.A)からの送金リクエストに基づき、送金を依頼されたユーザ(限定ではなく例として、ユーザB.B)が、送金リクエストの送金依頼金額よりも多い金額を送金依頼主に送金することができるように構成されている。
【0777】
このような構成は、限定ではなく例として、前述したわりかんの実施例において、限定ではなく例として、ユーザが均等額より多い金額を指定する場合等に適用可能である。
限定ではなく例として、
図7-3中央の画面、
図9-4左側の画面、
図11-3中央の画面、
図11-4中央の画面、
図11-7中央の画面、
図12-2中央の画面、
図12-3中央の画面、
図12-4中央の画面、
図13-1中央の画面、
図13-2左側の画面、
図13-3左側の画面、
図14-4左側の画面等の画面において、限定ではなく例として、送金金額指定領域RAR1に、上記の「増額」ボタンIBTや「減額」ボタンRBT等を表示させるようにしてもよい。
【0778】
なお、
図16-2右側の画面に示したような、「減額」ボタンRBTの画像等の第2画像の表示態様を変更する内容は、前述したわりかんの例において、限定ではなく例として、均等額よりも低い金額をユーザに入力させないようにするケース(均等額以上や均等額よりも多い金額を支払うわりかんメンバーを指定するケースなどを含む。)に適用可能である。
限定ではなく例として、サーバ10から送信された均等額以上送金依頼情報を受信した端末20の制御部21が、第2画像の表示態様を変更する制御を行うようにするなどしてもよい。
【0779】
なお、これとは逆に、均等額よりも多い金額をユーザに入力させないようにするケースにおいて、端末20の制御部21が、「増額」ボタンIBTの画像等の第1画像の表示態様を変更するようにしてもよい。
【0780】
<第16実施例の効果>
本実施例は、端末20が、送金依頼主の端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された送金リクエストに基づく送金リクエスト情報(限定ではなく、送金依頼情報の一例)を通信I/F22によって受信する。そして、端末20は、送金依頼金額の情報を含む第1表示と、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示(限定ではなく、多く支払うボタンや「増額」ボタン等)とを、送金リクエスト情報に基づき表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0781】
なお、送金リクエスト情報の受信には、送金依頼主の端末20からサーバ10を介して受信される場合の他、送金依頼主の端末20から直接的に受信されることを含めてもよい。
また、送金依頼主の端末20から送信された送金リクエスト情報が、別の端末20を介して、自己の端末20で受信されることを含めてもよい。
【0782】
また、この場合、送金リクエストは、自己の端末20のユーザを含む複数のユーザに送信されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、より多くのユーザが、送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0783】
また、この場合、端末20は、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示に対する自己の端末20のユーザの入力に基づいて、送金依頼金額を増額させる処理を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザの入力に基づいて送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0784】
本実施例は、端末20が、送金依頼主の端末20(限定ではなく、第1端末の一例)から送信された送金リクエストに基づく送金リクエスト情報(限定ではなく、送金依頼情報の一例)を通信I/F22によって受信する。そして、端末20は、送金依頼金額の情報を含む第1表示と、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示とを、送金リクエスト情報に基づき表示部24に表示する。この場合、第2表示は、送金依頼金額を増額させるための第1画像(限定ではなく、上向き三角形のオブジェクトで示される「増額」ボタンIBTの画像等)と、送金依頼金額を減額させるための第2画像(限定ではなく、下向き三角形のオブジェクトで示される「減額」ボタンRBTの画像等)とを含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1画像や第2画像を用いることによって、送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0785】
また、この場合、端末20は、送金依頼金額以下の金額が入力された場合、第2画像の表示態様を変更する制御を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金依頼された金額以下の金額が入力されていることをユーザに明確に示すことができる。
【0786】
<第16変形例(1)>
上記の実施例では、送金金額指定領域RAR1の金額が送金依頼金額以下である場合、「減額」ボタンが無効化されることとしたが、これに限定されない。
限定ではなく例として、送金金額指定領域RAR1に送金依頼金額より少ない金額が入力(設定)され、送金金額指定領域RAR1下部の「確定」ボタンがタップされると、限定ではなく例として、「金額を上げてください」というメッセージやエラー表示が表示され、再度送金金額の指定画面に表示が遷移するようにしてもよい。
【0787】
本変形例は、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示は、自己の端末20のユーザの入力によって、送金依頼金額を減額させるための情報を含む。そして、端末20は、自己の端末20のユーザによる、第2表示に対する入力によって、送金依頼金額よりも低い金額が入力された場合、金額を上げさせるメッセージやエラー表示等の表示を表示部24に表示する構成を示している。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、送金依頼された金額よりも低い金額が入力された場合、送金できないことをユーザにより一層明確に示すことができる。
【0788】
<第17実施例>
第17実施例は、第16実施例に関連し、端末20において送金依頼金額を増加させるUIに関する実施例である。
本実施例で説明するUIは、第16実施例と同様に、前述したわりかんを行う場合における端末20の表示画面に適用可能であるが、必ずしもこれに限定されず、これら以外のケースの送金に対しても同様に適用可能である。つまり、わりかん以外のケースで送金依頼主(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)から送金を依頼されたユーザが送金を行う場合等に対しても、これらのUIを同様に適用可能である。
第17実施例に記載の内容は、他の各実施例や他の各変形例のいずれにも適用可能である。
【0789】
<表示画面>
図17-1~
図17-3は、本実施例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。ここでは、前述したわりかんを行う場合の端末20の表示部24に表示される表示画面を例示して説明する。
【0790】
図17-1左側の表示画面については、前述した
図2-3左側と同様であるので説明を省略する。
【0791】
限定ではなく例として、「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図17-1中央の送金画面に表示が遷移する。
図17-1中央の表示画面については、前述した
図2-3中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0792】
この例では、送金金額指定領域RAR1の下には、送金予定金額を「100円」増額するための「+100」ボタンPBT1と、送金予定金額を「1,000円」増額するための「+1,000」ボタンPBT2と、送金予定金額を「10,000円」増額するための「+10,000」ボタンPBT3とが表示されている。以下では、これらのボタンを、適宜「金額別増額ボタン」と称する。
【0793】
その下には、送金予定金額を最初に指定されていた金額に戻すための「元に戻す」ボタンが表示されている。
この「元に戻す」ボタンは、送金金額指定領域RAR1に送金依頼金額である「5,000円」が入力されていることに基づいて、限定ではなく例として、操作を受け付けていないことを示す第2態様(本例では、ハッチング処理されている態様)で表示されている。つまり、この例では、ユーザA.Aから送金依頼された金額(画面図では、わりかんリクエストとして送金依頼された金額)が「5,000円」であることに基づき、送金金額をこれよりも低い金額とすることができないようになっている。「+100」ボタンPBT1、「+1,000」ボタンPBT2、「+10,000」ボタンPBT3のうち、一のボタンの画像は第1金額を増額させるための第3画像の一例としてよく、他のボタンの画像は第2金額を増額させるための第4画像の一例としてよい。
【0794】
限定ではなく例として、「+1,000」ボタンPBT2がユーザによって5回タップされると、限定ではなく例として、
図17-1右側のような表示となる。
図17-1右側の表示画面については、前述した
図17-1中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0795】
この例では、送金金額指定領域RAR1に、「5,000円」+「1,000円」×5=「10,000円」が送金予定金額として入力(指定)されたことが表示されている。
【0796】
このとき、限定ではなく例として、送金予定金額がわりかん総額「20,000円」の50%以上となったことに基づいて、送金予定金額をこれ以上増額できないことをユーザに示すために、この例では、金額別増額ボタンが、限定ではなく例として、操作を受け付けていないことを示す第2態様(本例では、ハッチング処理されている態様)で表示されている。
また、「元に戻す」ボタンは、限定ではなく例として、操作を受け付けていることを示す第1態様(本例では、ハッチング処理されていない態様)で表示されている。
【0797】
なお、金額別増額ボタンが無効化される送金予定金額または第1種の各ユーザがわりかん総額に対して負担可能な割合は、限定ではなく例として、わりかん要求情報送信時に幹事の端末20Aによって指定可能であるようにしてもよい。
【0798】
限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図17-2左側の送金結果画面に表示が遷移する。
図17-2左側の表示画面については、前述した
図2-4左側と同様であるので説明を省略する。
【0799】
次いで、限定ではなく例として、サーバ10から、第1種ユーザのうち二番目に支払いを行うこととなっているユーザB.Bの端末20Bに対して、支払いに関するお知らせ情報が送信される。
【0800】
図17-2中央には、端末20Bの表示部24に表示されるお知らせ画面の一例を示している。この表示画面については、前述した
図2-4中央と同様であるので説明を省略する。
【0801】
限定ではなく例として、「詳細を確認」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図17-2右側の送金画面に表示が遷移する。
図17-2右側の表示画面については、前述した
図17-1中央と同様であるので説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザB.Bの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0802】
限定ではなく例として、「+1,000」ボタンPBT2がユーザによって3回タップされると、限定ではなく例として、
図17-3左側のような表示となる。
図17-3左側の表示画面については、前述した
図17-1中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0803】
この例では、送金金額指定領域RAR1に、「5,000円」+「1,000円」×3=「8,000円」が送金予定金額として入力(指定)されたことが表示されている。
【0804】
このとき、限定ではなく例として、第1種メンバーの送金予定金額の合計がわりかん総額「20,000円」の90%以上となったことに基づいて、送金予定金額をこれ以上増額できないことをユーザに示すために、この例では、金額別増額ボタンが、限定ではなく例として、操作を受け付けていないことを示す第2態様(本例では、ハッチング処理されている態様)で表示されている。
また、「元に戻す」ボタンは、限定ではなく例として、操作を受け付けていることを示す第1態様(本例では、ハッチング処理されていない態様)で表示されている。
【0805】
なお、金額別増額ボタンが無効化される、第1種のユーザが合計で支払い可能な金額(わりかん総額に対する割合)は、限定ではなく例として、わりかん要求情報送信時に幹事の端末20Aによって指定可能であるようにしてもよい。
【0806】
限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図17-3中央の送金結果画面に表示が遷移する。
図17-3中央の表示画面については、前述した
図2-5中央と同様であるので説明を省略する。
【0807】
限定ではなく例として、第1種ユーザ(ユーザB.B、ユーザC.C)によって支払い予定金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、幹事であるユーザA.Aの端末20Aに対して、第1種ユーザによる支払い金額や、この支払い金額に基づく第2種ユーザのわりかん金額に関するお知らせ情報が送信される。
【0808】
図17-3右側には、この場合における第2種の端末20Aのお知らせ画面の一例を示している。
図17-3右側の表示画面については、前述した
図2-5右側と同様であるので説明を省略する。
【0809】
本実施例では、第16実施例と同様に、送金依頼主のユーザ(限定ではなく例として、ユーザA.A)からの送金リクエストに基づき、送金を依頼されたユーザ(限定ではなく例として、ユーザB.B)が、送金依頼金額よりも多い金額を送金依頼主に送金することができるように構成されている。
【0810】
限定ではなく例として、
図7-3中央の画面、
図9-4左側の画面、
図11-3中央の画面、
図11-4中央の画面、
図11-7中央の画面、
図12-2中央の画面、
図12-3中央の画面、
図12-4中央の画面、
図13-1中央の画面、
図13-2左側の画面、
図13-3左側の画面、
図14-4左側の画面等の画面において、限定ではなく例として、送金金額指定領域の下などの位置に、「+100」ボタンPBT1、「+1,000」ボタンPBT2、「+10,000」ボタンPBT3等を表示させるようにしてもよい。
【0811】
なお、これらのボタン等の画像は、第16実施例と同様に、前述したわりかんの例において、限定ではなく例として、均等額よりも低い金額をユーザに入力させないようにするケースに適用可能である。
【0812】
なお、これとは逆に、均等額よりも多い金額をユーザに入力させないようにするケースにおいて、端末20の制御部21が、「-100」ボタン、「-1000」ボタン、「-10000」ボタン等の画像を表示する制御を行うようにしてもよい。
【0813】
<第17実施例の効果>
本実施例は、端末20が、第1端末から送信された送金リクエストに基づく送金リクエスト情報(限定ではなく、送金依頼情報の一例)を通信I/F22によって受信する。そして、端末20は、送金依頼金額の情報を含む第1表示と、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示とを、送金リクエスト情報に基づき表示部24に表示する。
また、端末20は、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示に対する自己の端末20のユーザの入力に基づいて、送金依頼金額を増額させる処理を制御部21によって行う。
そして、送金依頼金額を増額させることに関する第2表示は、第1金額(限定ではなく例として、1,000円)を増額させるための「+1,000」ボタンPBT2の画像等の画像(限定ではなく、第3画像の一例)と、第2金額(限定ではなく例として、10,000円)を増額させるための「+10,000」ボタンPBT3の画像等の画像(限定ではなく、第4画像の一例)とを含む構成を示している。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第3画像や第4画像を用いることによって、送金依頼された金額を容易に増減させることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0814】
また、この場合、端末20は、送金リクエストに基づき、送金の上限金額を設定する処理を制御部21によって行うようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、送金の上限金額が設定されることによって、適切な金額内で任意の金額を送金することができる。
【0815】
また、この場合、上限金額は、マスター(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって設定されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、第1端末のユーザが送金の上限金額を自由に設定できるようにすることができる。
【0816】
また、この場合、送金リクエストは、端末20のユーザを含む複数のユーザに送信され、上限金額は、複数のユーザによって支払われた金額、または支払われる予定の金額によって変更されるようにしてもよい。
このような構成により得られる実施例の効果の一例として、端末のユーザを含む複数のユーザに送信された送金リクエストに基づき、それら複数のユーザによって支払われた金額、または支払われる予定の金額によって、送金の上限金額が適切に変更されるようにすることができる。
【0817】
<第17変形例(1)>
端末20において、送金依頼情報の送信後、追加して送金が可能であるようにしてもよい。
【0818】
図17-4は、本変形例において端末20の表示部24に表示される画面の遷移の一例を示す図である。
図17-1~
図17-3と同様に、前述したわりかんを行う場合の端末20の表示部24に表示される表示画面例として図示・説明する。
【0819】
図17-4左側の表示画面については、前述した
図17-2左側と同様である部分についての説明を省略する。
【0820】
この例では、送金結果画面の画面中央下部には、追加で送金するための「追加送金」ボタンARBTが表示されている。「追加送金」ボタンARBTがユーザによってタップされると、限定ではなく例として、
図17-4中央の送金画面に表示が遷移する。
【0821】
図17-4中央の表示画面については、前述した
図16-2右側と同様である部分についての説明を省略する。なお、この表示画面では、画面最上部に、ユーザC.Cの支払いアプリケーションにおけるアイコン画像およびユーザ名が表示されている。
【0822】
この例では、送金金額指定領域RAR1右部の「増額」ボタンIBTがユーザによってタップされたことに基づいて、送金金額指定領域RAR1には、「2,000円」が追加の送金金額として指定されたことが表示されている。
また、送金先指定領域の下には、わりかん総額「20,000円」とわりかん人数「4人」に加えて、送金済み金額「10,000円」が表示されている。
【0823】
限定ではなく例として、送金画面最下部の「決定」ボタンがユーザによってタップされ、限定ではなく例として、第1種ユーザのうち一番目に支払いを行うこととなっているユーザC.Cによって追加の支払い予定金額が送信されると、限定ではなく例として、サーバ10から、第1種ユーザのうち二番目に支払いを行うこととなっているユーザB.Bの端末20Bに対して、支払いに関するお知らせ情報が送信される。
【0824】
図17-4右側には、この場合における第1種の端末20Bのお知らせ画面の一例を示している。
図17-4右側の表示画面については、前述した
図17-2中央と同様である部分についての説明を省略する。
【0825】
この例では、お知らせ情報NT19~NT20が上から順に表示されている。
お知らせ情報NT19には、第1種ユーザであるユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い額(「10,000円」)を支払うことに関する情報が含まれる。
また、お知らせ情報NT20には、第1種ユーザであるユーザC.Cが、幹事であるユーザA.Aに対して、支払い額(「2,000円」)を追加で支払うことに関する情報が含まれる。
【0826】
本変形例は、端末20が、送金リクエストに基づく送金処理を制御部21によって行う。そして、端末20は、送金処理に基づき、マスターの端末20に送金することを示す第3表示(限定ではなく例として、追加で送金することを示す表示)を表示部24に表示するようにしてもよい。
このような構成により得られる変形例の効果の一例として、第3表示を用いて、限定ではなく例として、第1端末に追加で送金するなどすることができ、送金に関する利便性を向上できる。
【0827】
<その他>
第16実施例や第17実施例で説明したUIに関する内容と、第1実施例~第15実施例で説明した内容とは、適宜組み合わせることが可能である。以下、その一例について説明する。
【0828】
限定ではなく例として、第2実施例等と同様に、端末20が、送金リクエストに基づき、送金の上限金額を設定する処理を制御部21によって行うとする内容を適用してもよい。
【0829】
また、第2実施例等と同様に、送金の上限金額が、送金依頼主(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって設定されるとする内容を適用してもよい。
【0830】
また、第2実施例等と同様に、送金リクエストは、一のユーザを含む複数のユーザに送信され、送金の上限金額は、複数のユーザによって支払われた金額、または支払われる予定の金額によって変更されるとする内容を適用してもよい。
【0831】
また、第6実施例等と同様に、送金リクエスト情報は、送金依頼主(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)と、複数のユーザとを含むメッセージングアプリケーション(限定ではなく、チャットアプリケーションの一例)のトークルーム(限定ではなく、チャットルームの一例)に送信され、このトークルームが端末20の表示部24に表示されるとする内容を適用してもよい。
【0832】
また、第6実施例等と同様に、端末20が、自己の端末20のユーザによって、第2表示に対する入力が行われ、送金依頼金額よりも高い金額の送金が行われた場合、トークルームを表示する制御を制御部21によって行うとする内容を適用してもよい。
【0833】
また、第6実施例等と同様に、端末20が、端末20のユーザによって、第2表示に対する入力が行われ、送金依頼金額よりも高い金額の送金が行われた場合、トークルームに第4画像(限定ではなく例として、盛り上げ機能の画像等)を表示する制御を制御部21によって行うとする内容を適用してもよい。
【0834】
また、第6実施例等と同様に、端末20が、送金依頼主(限定ではなく、第1端末のユーザの一例)によって、第4画像に対する入力が行われた場合、この第4画像に対するリアクションを示す第5画像(限定ではなく例として、送金依頼主による盛り上げに対する自分のリアクションを示す画像等)をトークルームに表示する制御を制御部21によって行うとする内容を適用してもよい。
【0835】
また、第6実施例等と同様に、送金リクエスト情報は、送金依頼主の端末20と通信するサーバ10を介して端末20に受信されるとする内容を適用してもよい。
【0836】
また、上記の実施例において、各種のアプリケーションを配信する用のサーバ(端末20がアプリケーションをダウンロードするサーバ)を、サーバ10等とは異なるサーバとして構成してもよい。つまり、アプリケーションを配信する用のサーバと、上記の実施例等で説明したアプリケーション管理処理等を行うサーバ等とを物理的に分離されたサーバとして構成してもよいし、1つのサーバとして構成してもよい。
【0837】
また、アプリケーションには、各種のアプリケーションのプログラムに限らず、限定ではなく例として、おおもととなるアプリケーションの一機能として他のサービスの機能を持たせるためのプログラム(限定ではなく例として、メッセージングアプリケーションの一機能として支払いサービスの機能を持たせるためのプログラム、またはその逆)や、おおもととなるアプリケーションのアップデート用のプログラム等を含めてもよい。また、アプリケーションプログラムで活用されるデータ(アプリケーションのアップデート用のデータ等も含めてもよい。)を含めてもよい。
【0838】
また、上記の実施例では、限定ではなく例として、本発明をクライアントサーバシステムによって実現する手法を説明したが、これに限定されない。前述したように、分散システムなど、サーバやサーバシステムの機能を端末20に持たせるシステムによって実現してもよい。限定ではなく例として、上記の実施例で説明したフローチャートで、サーバやサーバシステムが行うこととして説明した処理を、端末が行うようにしてもよい。
【符号の説明】
【0839】
1 通信システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク