(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024018813
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】GPSロガー
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/0241 20230101AFI20240201BHJP
G06Q 10/06 20230101ALI20240201BHJP
G06Q 50/10 20120101ALI20240201BHJP
【FI】
G06Q30/02 380
G06Q10/06
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022129769
(22)【出願日】2022-07-28
(71)【出願人】
【識別番号】510317933
【氏名又は名称】澤越 武志
(72)【発明者】
【氏名】澤越 武志
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA06
5L049BB08
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】 ポスティングにおいてチラシを投函した建物ごとに位置情報と投函したチラシの部数をGPSロガーを用いて把握する。
【解決手段】 手動で現在地の位置情報を記録するGPSロガーであって、手動で入力された整数値を前記位置情報とともに記録するGPSロガーとした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手動で現在地の位置情報を記録するGPSロガーであって、手動で入力された整数値を前記位置情報とともに記録するGPSロガー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現在地の位置情報を記録するGPSロガーに関する。
【背景技術】
【0002】
広告宣伝方法の一つとして、ポスティングと呼ばれる行為がある。ポスティングは、チラシ(広告宣伝内容が印刷された紙媒体)を建物の郵便受けに投函する行為である(居住者の黙認を前提として成り立っている)。
【0003】
ポスティングを業者に依頼する場合は、一般に、ポスティングを希望するエリア(市町村区の町丁単位)と部数を指定し、ポスティングの実行後に結果(チラシを投函したエリアと部数)の報告を受け、それに応じた料金を支払う。この報告の信憑性を少しでも担保するために、GPSロガー(専用機のほか、スマートフォンで実現したものもある)がよく用いられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一定の時間間隔で自動的に現在地の位置情報を記録する通常のGPSロガーによれば、ポスティングの実行者の移動軌跡を知ることはできるが、どの建物にどれだけの部数のチラシを投函したかという詳細までは把握することができない。そのような詳細まで把握することができれば、ポスティングの結果の報告の信憑性はより高まり、より安心してポスティングを業者に依頼することが可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、本発明のGPSロガーは、手動で現在地の位置情報を記録するものであって、手動で入力された整数値を前記位置情報とともに記録するものとした。
【発明の効果】
【0006】
本発明のGPSロガーによれば、チラシを投函した建物ごとに位置情報と投函したチラシの部数を記録することができるため、どの建物にどれだけの部数のチラシを投函したかという詳細まで把握することができる。それによって、ポスティングの結果の報告の信憑性はより高まり、より安心してポスティングを業者に依頼することが可能となる。
【0007】
また、本発明のGPSロガーを用いるとともにビデオカメラで撮影しながらポスティングを実行すれば、双方に記録された時刻情報から、チラシを投函した建物ごとに映像で投函したチラシの部数を容易に確認することができるため、ポスティングの結果の報告の信憑性を完全なものとすることも可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明のGPSロガーに備わるスイッチ類としては、電源スイッチのほかに、整数値を入力するためのテンキー(電卓にあるような0から9までの10個のボタン)と、手動で現在地の位置情報を記録するためのボタン(POIボタン)が必須となる。また、整数値の入力をやり直すためのボタン(CLRボタン)と、入力した整数値を確認するための液晶ディスプレイが備わることも望ましい。
【0009】
スイッチ類の操作手順としては、建物にチラシを投函した直後(屋内であれば屋外に出た直後)に、投函したチラシの部数をテンキーで入力して(入力した整数値は直ちに液晶ディスプレイに表示され、誤った整数値を入力したと分かれば、CLRボタンを押して入力をやり直す)からPOIボタンを押す(テンキーを押さずにPOIボタンを押した場合は、整数値1を入力したものとなる)。現在地の位置情報とテンキーで入力した整数値が記録されると、ビープ音が鳴り、液晶ディスプレイには電源オン後から現時点までに記録された整数値の合計値が表示される。
【0010】
以上の操作を建物にチラシを投函するたびに行う。それによって、チラシを投函した建物ごとの位置情報と投函したチラシの部数が記録され、後にパソコンでそれらを時系列に表示したり地図上に表示したりして閲覧することができる(本発明のGPSロガーをスマートフォンで実現した場合は、直ちにそれらを閲覧することができる)。