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特開2024-18889表示制御方法及びコントローラ、インテリジェント端末、ハンドヘルドデバイス及び仮想システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024018889
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】表示制御方法及びコントローラ、インテリジェント端末、ハンドヘルドデバイス及び仮想システム
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/10 20060101AFI20240201BHJP
   G09G 3/20 20060101ALI20240201BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240201BHJP
   H04N 5/64 20060101ALI20240201BHJP
   H04N 5/66 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
G09G5/10 B
G09G3/20 680A
G09G5/00 510A
G09G5/00 555D
G09G5/00 550C
H04N5/64 511A
H04N5/66 B
【審査請求】有
【請求項の数】15
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023019350
(22)【出願日】2023-02-10
(31)【優先権主張番号】202210910065.4
(32)【優先日】2022-07-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
(71)【出願人】
【識別番号】520027176
【氏名又は名称】小派科技(上海)有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Pimax Technology (Shanghai) CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Room 406-C, Building A, Block 1, No.3000 Longdong Avenue, Pilot Free Trade Zone, Shanghai, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】翁 志彬
(72)【発明者】
【氏名】周 克
(72)【発明者】
【氏名】林 仁華
【テーマコード(参考)】
5C058
5C080
5C182
【Fターム(参考)】
5C058BA35
5C080DD01
5C080EE29
5C080FF12
5C080JJ02
5C080JJ07
5C080KK50
5C182AB33
5C182BA38
5C182BC01
5C182CA11
5C182DA02
5C182DA62
(57)【要約】      (修正有)
【課題】インテリジェント移動端末がゲームモードを仮想機能モードに切り替えるときに、インテリジェント端末の表示スクリーンの表示輝度が比較的高いため、残光現象が発生し、ユーザが仮想機能モードを体験する際に、表示スクリーンのスミア現象が明らかであり、ユーザ体験を低下させる。
【解決手段】インテリジェント端末がゲームモードから仮想機能モードに切り替えられたとき、インテリジェント端末における表示スクリーンが仮想表示機能を果たし、この場合、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くし、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くする。それに伴って、残光の時間も短くなるため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法であって、前記インテリジェント端末は表示スクリーンを有し、前記表示制御方法は、
前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップと、
前記現在機能モードが仮想機能モードである場合、前記インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードに切り替え、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くするステップと、
前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードが非仮想機能モードであることを確定すると、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを前記表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御するステップと、を含む、ことを特徴とする表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法。
【請求項2】
前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップは、
前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信し、前記インテリジェント端末のパワーオン信号を受信すると、前記インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法。
【請求項3】
前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップは、
前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信し、前記インテリジェント端末が仮想制御ハンドルに通信接続されたという接続信号を受信すると、前記インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法。
【請求項4】
前記仮想装置は、ヘッドセット及び前記ヘッドセットに配置された容量式導電装置を含み、
前記容量式導電装置は、一端が前記表示スクリーンと接触し、他端が、前記ユーザの顔部に近い前記ヘッドセットの一側に延在し、
前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップは、
前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信し、且つ前記容量式導電装置が前記ユーザの顔部と接触して導通したという信号を受信すると、前記インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定するステップを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法。
【請求項5】
前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くするステップは、
前記表示スクリーンの前記表示画素のクロック制御信号を取得するステップと、
前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるステップと、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法。
【請求項6】
前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるステップは、
前記クロック制御信号におけるローレベル信号が通電信号である場合、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるローレベル信号のデューティ比を低下させるステップを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法システム。
【請求項7】
前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるステップは、
前記クロック制御信号におけるハイレベル信号が通電信号である場合、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるハイレベル信号のデューティ比を低下させるステップを含む、ことを特徴とする請求項5に記載の表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法。
【請求項8】
表示コントローラであって、機能検出ユニットと、機能切り替えユニットと、制御ユニットとを含み、
前記機能検出ユニットは、前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するように構成され、
前記機能切り替えユニットは、前記インテリジェント端末の機能モードを前記現在機能モードに切り替えるように構成され、
前記制御ユニットは、前記現在機能モードが仮想機能モードである場合、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くしており、前記現在機能モードが非仮想機能モードである場合、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを前記表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御するように構成される、ことを特徴とする表示コントローラ。
【請求項9】
前記制御ユニットは、クロック制御信号取得モジュール及び制御モジュールを含み、
前記クロック制御信号取得モジュールは、前記表示スクリーンの前記表示画素のクロック制御信号を取得するように構成され、
前記制御モジュールは、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるように構成される、ことを特徴とする請求項8に記載の表示コントローラ。
【請求項10】
インテリジェント端末であって、
表示スクリーンと、
請求項8又は9に記載の表示コントローラと、を含み、
前記表示コントローラは、前記表示スクリーンに通信接続される、ことを特徴とするインテリジェント端末。
【請求項11】
ハンドヘルドデバイスであって、
制御ハンドルと、
請求項10に記載のインテリジェント端末と、を含むことを特徴とするハンドヘルドデバイス。
【請求項12】
仮想システムであって、
仮想装置と、
請求項10に記載のインテリジェント端末と、を含むことを特徴とする仮想システム。
【請求項13】
前記仮想装置はヘッドセットを含み、
前記機能検出ユニットは、
前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたか否かを検出するための取付信号検出モジュールと、
前記インテリジェント端末がパワーオンしたか否かを検出するためのパワーオン信号検出モジュールと、を含み、
前記取付信号検出モジュール及び前記パワーオン信号検出モジュールはいずれも前記制御ユニットに通信接続される、ことを特徴とする請求項12に記載の仮想システム。
【請求項14】
前記仮想システムは仮想制御ハンドルをさらに含み、
前記機能検出ユニットは、
前記インテリジェント端末が前記仮想制御ハンドルに通信接続されたか否かを検出するように構成された接続信号検出モジュールをさらに含み、
前記接続信号検出モジュールは前記制御ユニットに通信接続される、ことを特徴とする請求項12に記載の仮想システム。
【請求項15】
前記仮想装置は、前記ヘッドセットに配置された容量式導電装置をさらに含み、前記容量式導電装置は、一端が前記表示スクリーンと接触され、他端が、前記ユーザの顔部に近い前記ヘッドセットの一側に延在し、
前記機能検出ユニットは、接触信号検出モジュールをさらに含み、
前記接触信号検出モジュールは、前記容量式導電装置がユーザの顔部と接触して導通したか否かの信号を検出するように構成され、
前記接触信号検出モジュールは前記制御ユニットに通信接続される、ことを特徴とする請求項12に記載の仮想システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想技術の分野に関し、具体的には、表示制御方法及びコントローラ、インテリジェント端末、ハンドヘルドデバイス及び仮想システムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、仮想現実や拡張現実用の頭部装着ディスプレイ機器における表示スクリーンの表示輝度は、インテリジェント移動端末上の表示スクリーンの通常の表示時の表示輝度よりも低いのが一般的である。また、インテリジェント移動端末は、ゲーム類の機器にも適用可能である。インテリジェント移動端末がゲーム機器に適用されると、移動端末の表示スクリーンは通常の表示を行い、輝度が比較的高い。インテリジェント移動端末がゲーム類の機器及び頭部装着ディスプレイ機器の両方に適用可能な場合、インテリジェント移動端末がゲームモードから仮想機能モードに切り替えられると、インテリジェント移動端末がゲームモードを実行する際に、インテリジェント移動端末の表示スクリーンの表示輝度は比較的高いため、移動端末が仮想機能モードを実行する際に、インテリジェント移動端末の表示スクリーンの表示輝度は変化せず、即ち、インテリジェント移動端末の表示スクリーンの表示輝度は比較的高く、残光現象が発生しやすい。仮想機能モードで、人の目が画素と相対的に動くと、残光の時間が長くなるほど、スミア現象がより明らかになり、画面の鮮明度に深刻な影響を与え、ユーザの仮想体験感が比較的悪い。
【発明の概要】
【0003】
これに鑑みて、本発明は、インテリジェント移動端末がゲームモードを仮想機能モードに切り替えるときに、インテリジェント端末の表示スクリーンの表示輝度が比較的高いため、残光現象が発生し、ユーザが仮想機能モードを体験する際に、表示スクリーンのスミア現象が明らかであり、ユーザ体験を低下させるという従来技術における技術的問題を解決した表示制御方法及びコントローラ、インテリジェント端末、ハンドヘルドデバイス及び仮想システムを提供する。
【0004】
本発明の一態様によれば、本発明は、表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法を提供する。前記インテリジェント端末は、表示スクリーンを有する。前記表示制御方法は、前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップと、前記現在機能モードが仮想機能モードである場合、前記インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードに切り替え、前記表示スクリーンに1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くするステップと、
前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードが非仮想機能モードであることを確定すると、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを前記表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御するステップと、を含む。
【0005】
本発明の一実施例では、前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップは、前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信し、前記インテリジェント端末のパワーオン信号を受信すると、前記インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定するステップを含む。
【0006】
本発明の一実施例では、前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップは、前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信し、前記インテリジェント端末が仮想制御ハンドルに通信接続されたという接続信号を受信すると、前記インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定するステップを含む。
【0007】
本発明の一実施例では、前記仮想装置は、ヘッドセット及び前記ヘッドセットに配置された容量式導電装置を含む。前記容量式導電装置は、一端が前記表示スクリーンと接触し、他端が前記ユーザの顔部に近い前記ヘッドセットの一側に延在する。前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するステップは、前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信し、前記容量式導電装置が前記ユーザの顔部と接触して導通したという信号を受信すると、前記インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定するステップを含む。
【0008】
本発明の一実施例では、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くするステップは、前記表示スクリーンの前記表示画素のクロック制御信号を取得するステップと、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比低下させるステップと、を含む。
【0009】
本発明の一実施例では、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるステップは、前記クロック制御信号におけるローレベル信号が通電信号である場合、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるローレベル信号のデューティ比を低下させるステップを含む。
【0010】
本発明の一実施例では、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるステップは、前記クロック制御信号におけるハイレベル信号が通電信号である場合、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるハイレベル信号のデューティ比を低下させるステップを含む。
【0011】
本発明の第2態様として、本発明は表示コントローラを提供する。この表示コントローラは、機能検出ユニットと、機能切り替えユニットと、制御ユニットとを含む。前記機能検出ユニットは、前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、前記インテリジェント端末の現在機能モードを確定するように構成され、前記機能切り替えユニットは、前記インテリジェント端末の機能モードを前記現在機能モードに切り替えるように構成され、前記制御ユニットは、前記現在機能モードが仮想機能モードである場合、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くしており、前記現在機能モードが非仮想機能モードである場合、前記表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを前記表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御するように構成される。
【0012】
本発明の一実施例では、前記制御ユニットは、クロック制御信号取得モジュール及び制御モジュールを含む。前記クロック制御信号取得モジュールは、前記表示スクリーンの前記表示画素のクロック制御信号を取得するように構成され、前記制御モジュールは、前記表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるように構成される。
【0013】
本発明の第3態様として、本発明は、インテリジェント端末を提供する。このインテリジェント端末は、表示スクリーン及び上記の表示コントローラを含む。前記表示コントローラは前記表示スクリーンに通信接続される。
【0014】
本発明の第4態様として、本発明は、ハンドヘルドデバイスを提供する。このハンドヘルドデバイスは、制御ハンドルと、上記のインテリジェント端末とを含む。
【0015】
本発明の第5態様として、本発明は、仮想システムを提供する。この仮想システムは、仮想装置と、上記のインテリジェント端末とを含む。
【0016】
本発明の一実施例では、前記仮想装置は、ヘッドセットを含む。前記機能検出ユニットは、前記インテリジェント端末が前記仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたか否かを検出するための取付信号検出モジュールと、前記インテリジェント端末がパワーオンしたか否かを検出するためのパワーオン信号検出モジュールと、を含む。前記取付信号検出モジュール及び前記パワーオン信号検出モジュールはいずれも前記制御ユニットに通信接続される。
【0017】
本発明の一実施例では、前記仮想システムは仮想制御ハンドルをさらに含む。前記機能検出ユニットは、前記インテリジェント端末が前記仮想制御ハンドルに通信接続されたか否かを検出するように構成された接続信号検出モジュールをさらに含む。前記接続信号検出モジュールは前記制御ユニットに通信接続される。
【0018】
本発明の一実施例では、前記仮想装置は、前記ヘッドセットに配置された容量式導電装置をさらに含む。前記容量式導電装置は、一端が前記表示スクリーンと接触し、他端が前記ユーザの顔部に近い前記ヘッドセットの一側に延在する。前記機能検出ユニットは、前記容量式導電装置がユーザの顔部と接触して導通したか否かの信号を検出するように構成された接触信号検出モジュールをさらに含み、前記接触信号検出モジュールは前記制御ユニットに通信接続される。
【0019】
本発明によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法では、まず、インテリジェント端末の機能モードを確定し、次に、インテリジェント端末の機能モードに基づいて、表示スクリーンにおける1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを調整する。例えば、インテリジェント端末がハンドヘルドデバイス機能から仮想機能に切り替えられたとき、インテリジェント端末の表示スクリーンが仮想表示機能を果たす。この場合、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くする。それに伴って、残光の時間も短くするので、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。インテリジェント端末が仮想機能から他の機能に切り替えられる(例えば、インテリジェント端末が通信機能であり、又はインテリジェント端末がハンドヘルドデバイス機能を実行する)と、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御し、即ち、インテリジェント端末の表示スクリーンを通常の表示に戻し、ユーザ体験が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図面を参照しながら、本発明の実施例をより詳細に説明することによって、本発明の上記及び他の目的、特徴及び利点は、より明らかになる。図面は、本発明の実施例を更に理解させ、本明細書の一部を構成し、本発明の実施例と共に本発明を説明するためのものであり、本発明を制限するものではない。図面では、同じ参照番号は、通常、同じの部品又はステップを表す。
図1】本発明の一実施例によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法のフローチャートを示す。
図2】本発明の別の実施例によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法を示す。
図3】本発明の別の実施例によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法を示す。
図4】本発明の別の実施例によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法を示す。
図5】本発明の別の実施例によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法を示す。
図6】本発明の一実施例によって提供される表示コントローラの動作原理図を示す。
図7】本発明の別の実施例によって提供される表示コントローラの動作原理図を示す。
図8】本発明の一実施例によって提供される仮想システムの動作原理図を示す。
図9】本発明の別の実施例によって提供される仮想システムの動作原理図を示す。
図10】本発明の別の実施例によって提供される仮想システムの動作原理図を示す。
図11】本発明の一実施例による電子機器の構造模式図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の説明において、「複数」は、他に特に定義されない限り、少なくとも2つ、例えば、3つなどを意味する。本出願の実施例におけるすべての方向指示(上、下、左、右、前、後、頂、底、……など)は、ある特定の姿勢(図に示す)での各部材間の相対的な位置関係、運動状況などを説明するためにのみ使用される。前記特定の姿勢が変化する場合、前記方向指示もそれに応じて変化する。また、「含む」や「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカーバすることを意図する。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、挙げられたステップ又はユニットに限定されず、任意選択で、挙げられていないステップ又はユニットを更に含み、又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを更に含む。
【0022】
また、本明細書における「実施例」への言及は、実施例に関して説明される特定の特徴、構造又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施例に含まれ得ることを意味する。明細書の様々なところで出現する該用語は、必ずしも同じ実施例を指すわけではなく、他の実施例と相互に排他的な独立した又は代替の実施例でもない。当業者は、本明細書に記載の実施例が他の実施例と組み合わせることができることを明確かつ暗黙的に理解している。
【0023】
以下は、本発明の実施形態に係る添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る技術的解決手段を明確かつ詳細に説明する。当然ながら、ここで説明する実施形態は本発明の諸実施形態の全てではなく一部にすぎない。当業者が創造的な作業なしに本発明の実施例に基づいて得られる他の全ての実施例は、本発明の保護範囲に含まれるべきである。
【0024】
図1は、本発明によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法のフローチャートを示す。図1に示すように、表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法は、以下のステップS101~ステップS103を含む。
【0025】
ステップS101では、インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、インテリジェント端末の現在機能モードを確定する。
【0026】
即ち、インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、インテリジェント端末が仮想機能を実行するか否かを確定する。
【0027】
ステップS101での判断結果が「YES」の場合、即ち、インテリジェント端末が仮想装置に接続されて仮想機能を実行する、即ち、インテリジェント端末と仮想装置が一緒に仮想システムを構成する場合、インテリジェント端末は仮想機能を果たし、インテリジェント端末の表示スクリーンは仮想表示機能を果たす。このとき、ステップS102を実行する。
【0028】
ステップS102では、インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードに切り替え、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする。
【0029】
即ち、表示スクリーンの標準の点灯時間の長さを短くする。例えば、インテリジェント端末の表示スクリーンが工場から出荷されるとき、1フレームの画像を表示する際の表示画素の標準の点灯時間の長さがt1である場合、ステップS102では、インテリジェント端末が仮想機能を実行するとき、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さはt2であり、t2<t1である。
【0030】
インテリジェント端末が仮想機能モードに切り替えられたとき、インテリジェント端末における表示スクリーンは仮想表示機能を果たす。この場合、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くし、即ち、1フレームの表示画像の場合、画素を点灯させるための時間の長さを短くし、それに伴って、残光の時間も短くするため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0031】
ステップS101での判断結果が「NO」の場合、即ち、インテリジェント端末が仮想装置から切り離され、非仮想機能、例えば、ハンドヘルドデバイス機能又は通常の通信機能を実行する場合、ステップS103を実行する。
【0032】
ステップS103では、インテリジェント端末の機能モードを非仮想機能モードに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを、表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御する。即ち、インテリジェント端末が仮想機能を実行していないとき、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すことで、インテリジェント端末の表示スクリーンを通常の表示機能に戻し、ユーザの体験を向上させる。
【0033】
本発明の一実施例では、図2は、本発明の別の実施例によって提供される表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法のフローチャートを示す。図2に示すように、ステップS102(インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードに切り替え、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする)は、具体的には、以下のステップS1021~ステップS1022を含む。
【0034】
ステップS1021では、インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードに切り替え、表示スクリーンの表示画素のクロック制御信号を取得する。
クロック制御信号は、インテリジェント端末の表示スクリーンの表示画素のクロック制御信号である。即ち、クロック制御信号は、表示画素を点灯させるか否かを制御することができる。例えば、クロック制御信号はパルス信号であり、パルス信号は表示スクリーンの画素駆動回路に伝送され、画素駆動回路における一列の画素が順に点灯する。表示スクリーンの表示画素が順に点灯すると、表示スクリーンの1フレームの表示画面がリフレッシュされる。
【0035】
ステップS1022では、表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させる。
【0036】
ステップS1021で取得されたクロック制御信号におけるパルス信号に基づいて、通電信号を確定することができる。通電信号を確定した後、通電信号のデューティ比を低下させるので、表示画素が点灯している時間の長さを短くすることができる。
【0037】
具体的には、表示画素回路におけるクロック制御信号中の通電信号は、ハイレベル信号であってもよいし、ローレベル信号であってもよい。ステップS1022(表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させる)は、具体的には、以下のステップS10221~ステップS10222を含むことができる。
【0038】
ステップS10221では、クロック制御信号におけるローレベル信号が通電信号である場合、表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるローレベル信号のデューティ比を低下させる。即ち、タイミング制御信号に基づいてローレベル信号が通電信号であることを確定すると、ローレベル信号のデューティ比を低下させることによって、表示画素の点灯時間の長さを短くする。
【0039】
ステップS10222では、クロック制御信号におけるハイレベル信号が通電信号である場合、表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるハイレベル信号のデューティ比を低下させ、即ち、ハイレベル信号のデューティ比を低下させることによって、表示画素の点灯時間の長さを短くする。
【0040】
本発明の一実施例では、インテリジェント端末の機能モードが仮想機能モードであるか否かを判断する具体的な方式は、以下の3つの状況であり得る。即ち、ステップS101は、以下の3つの状況を採用して確定を行うことができる。
【0041】
(1):図3に示すように、ステップS101(前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであるか否かを確定する)は、具体的には、以下のステップS1011~ステップS1012を含む。
【0042】
ステップS1011では、インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信したか否かを判断する。
インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられると、取付信号が発生する。この取付信号を受信した場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたことが示される。インテリジェント端末が仮想装置に機械的に取り付けられた場合、ユーザはインテリジェント端末を使用して仮想装置とともに仮想システムを構成すること、ユーザはこの仮想システムを使用することが示される。
【0043】
インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信していない場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットから取り外されたこと、即ち、インテリジェント端末は仮想機能を終了したことが示される。この場合、インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードから非仮想機能モード(例えば、ハンドヘルドデバイスモード、通常の通信モード)などに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを、表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御する、即ち、ステップS103を実行する。
【0044】
ステップS1012では、インテリジェント端末のパワーオン信号を受信したか否かを判断する。
インテリジェント端末のパワーオン信号を受信した場合、ユーザはインテリジェント端末と仮想装置とによって構成された仮想システムを使用して仮想体験をすることが示される。このとき、インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定し、ステップS102を実行する。即ち、インテリジェント端末の機能を仮想機能モードに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くする。これに伴って、残光の時間も短くするため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0045】
ステップS1012での判断結果が「NO」の場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたが、使用のためにパワーオンされていないことが示される。次に、インテリジェント端末は取り外される(非仮想機能を実行することが確定される)可能性もあり、パワーオンされる(仮想機能を実行することが確定される)可能性もあるため、このとき、インテリジェント端末は次に仮想機能を実行するか否かを確定することができない。この場合、表示スクリーンの表示を処理せず、即ち、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを調整する必要がなく、頻繁な調整によるユーザの体験の低下の問題を回避することができる。
【0046】
(2):図4に示すように、ステップS101(前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであるか否かを確定する)は、具体的には、以下のステップS1011~ステップS1012を含む。
【0047】
ステップS1013では、インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信したか否かを判断する。
インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられると、取付信号が発生する。この取付信号を受信した場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたことが示される。インテリジェント端末が仮想装置に機械的に取り付けられた場合、ユーザはインテリジェント端末を使用して仮想装置とともに仮想システムを構成すること、ユーザはこの仮想システムを使用することが示される。
インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信していない場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットから取り外されたこと、即ち、インテリジェント端末は仮想機能を終了したことが示される。この場合、インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードから非仮想機能モード(例えば、ハンドヘルドデバイスモード、通常の通信モード)などに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを、表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御する。即ち、ステップS103を実行する。
【0048】
ステップS1014では、インテリジェント端末が仮想制御ハンドルに通信接続されたという接続信号を受信したか否かを判断する。
ステップS1013では、インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたことを確定すると、インテリジェント端末が動作する準備ができ、仮想機能を実行する準備ができていることを示す。
【0049】
ステップS1014の判断結果が「YES」の場合、即ち、インテリジェント端末が仮想制御ハンドルに通信接続されたという接続信号を受信し、前記インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定し、ステップS102を実行する。即ち、インテリジェント端末の機能を仮想機能モードに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くする。これに伴って、残光の時間も短くするため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0050】
ステップS1014の判断結果が「NO」の場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたが、制御ハンドルに通信接続されていないことが示される。次に、インテリジェント端末は取り外される(非仮想機能を実行することが確定される)可能性もあり、仮想制御ハンドルに通信接続される(仮想機能を実行することが確定される)可能性もあるため、このとき、インテリジェント端末は次に仮想機能を実行するか否かを確定することができない。このとき、表示スクリーンの表示を処理せず、即ち、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを調整する必要がなく、頻繁な調整によるユーザの体験の低下の問題を回避することができる。
【0051】
(3):図5に示すように、仮想装置はヘッドセット及びヘッドセットに配置された容量式導電装置を含む。容量式導電装置は、一端が表示スクリーンと接触し、他端がユーザの顔部に近いヘッドセットの一側に延在する。ステップS101(前記インテリジェント端末と仮想装置との接続状態に基づいて、インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであるか否かを確定する)は、具体的には、以下のステップS1015~ステップS1016を含む。
【0052】
ステップS1015では、インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセット内に機械的に取り付けられたという取付信号を受信したか否かを判断する。
インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられると、取付信号が発生する。この取付信号を受信した場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたことが示される。インテリジェント端末が仮想装置に機械的に取り付けられた場合、ユーザはインテリジェント端末を使用して仮想装置とともに仮想システムを構成すること、ユーザはこの仮想システムを使用することが示される。
【0053】
インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセットに機械的に取り付けられたという取付信号を受信していない場合、インテリジェント端末は仮想装置におけるヘッドセットから取り外されたこと、即ち、インテリジェント端末は仮想機能を終了したことが示される。この場合、インテリジェント端末の機能モードを仮想機能モードから非仮想機能モード(例えば、ハンドヘルドデバイスモード、通常の通信モード)などに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを、表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御する、即ち、ステップS103を実行する。
【0054】
ステップS1016では、式導電装置がユーザの顔部と接触して導通したという信号を受信したか否かを判断する。
ステップS1016の判断結果が「YES」である場合、ユーザはヘッドセットを装着したことが示され、ユーザはインテリジェント端末と仮想装置及び仮想制御ハンドルとによって構成された仮想システムを使用することが示される。このとき、インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定し、ステップS102を実行する。即ち、インテリジェント端末の機能を仮想機能モードに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くする。これに伴って、残光の時間も短くするため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0055】
ステップS1016の判断結果が「NO」の場合、インテリジェント端末はヘッドセットに取り付けられたが、ユーザはインテリジェント端末を有するヘッドセットを装着していないことが示される。次に、インテリジェント端末は取り外される(非仮想機能を実行することが確定される)可能性もあり、ユーザはインテリジェント端末を有するヘッドセットを装着する(仮想機能を実行することが確定される)可能性もあるため、このとき、インテリジェント端末は次に仮想機能を実行するか否かを確定することができない。このとき、表示スクリーンの表示を処理せず、即ち、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを調整する必要がなく、頻繁な調整によるユーザの体験の低下の問題を回避することができる。
【0056】
本発明の第2態様として、本発明は表示コントローラをさらに提供する。図6に示すように、この表示コントローラ202は、機能検出ユニット2021と、機能切り替えユニット2022と、制御ユニット2023とを含む。
機能検出ユニット2021は、仮想装置100及びインテリジェント端末200に通信接続される。機能検出ユニット2021は、インテリジェント端末200と仮想装置100との接続状態に基づいて、インテリジェント端末200の現在機能モードを確定するように構成される。
機能切り替えユニット2022は、機能検出ユニット2021に通信接続される。機能切り替えユニット2022は、インテリジェント端末200の機能モードを現在機能モードに切り替えるように構成される。
制御ユニット2023は、機能切り替えユニット2022及び機能検出ユニット2021にそれぞれ通信接続される。制御ユニット2023は、現在機能モードが仮想機能モードである場合、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くしており、現在機能モードが非仮想機能モードである場合、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御するように構成される。
【0057】
本発明によって提供される表示コントローラは、まず、インテリジェント端末の機能モードを確定し、次に、インテリジェント端末の機能モードに基づいて、表示スクリーンにおける1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを調整する。例えば、インテリジェント端末がハンドヘルドデバイス機能から仮想機能に切り替えられたとき、インテリジェント端末の表示スクリーンが仮想表示機能を果たす。この場合、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くする。それに伴って、残光の時間も短くするので、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。インテリジェント端末が仮想機能から他の機能に切り替えられる(例えば、インテリジェント端末が通信機能であり、又はインテリジェント端末がハンドヘルドデバイス機能を実行する)と、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを、表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御し、即ち、インテリジェント端末の表示スクリーンを通常の表示に戻し、ユーザ体験が向上する。
【0058】
オプションで、図7に示すように、制御ユニット2023は、クロック制御信号取得モジュール20231及び制御モジュール20232を含む。
クロック制御信号取得モジュールは、表示スクリーンの表示画素のクロック制御信号を取得するように構成される。
制御モジュールは、表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号における通電信号のデューティ比を低下させるように構成される。
【0059】
通電信号のデューティ比を低下させることで、表示画素が点灯する時間の長さを短くすることができる。
【0060】
具体的には、制御モジュール20232は、クロック制御信号におけるローレベル信号が通電信号である場合、表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるローレベル信号のデューティ比を低下させるように構成される。即ち、タイミング制御信号に基づいてローレベル信号が通電信号であることを確定すると、ローレベル信号のデューティ比を低下させることによって、表示画素の点灯時間の長さを短くする。
【0061】
制御モジュール20232は、クロック制御信号におけるハイレベル信号が通電信号である場合、表示スクリーンの1フレームの表示画面に対応するクロック制御信号におけるハイレベル信号のデューティ比を低下させ、即ち、ハイレベル信号のデューティ比を低下させることによって、表示画素の点灯時間の長さを短くするように構成される。
【0062】
本発明の第3態様として、本発明は、インテリジェント端末をさらに提供する。このインテリジェント端末は、ディスプレイ及び上記の表示コントローラを含む。上記の表示コントローラは、インテリジェント端末の工作モードに基づいて、ディスプレイの表示を制御することができ、例えば、インテリジェント端末がゲームモードから仮想機能モードに切り替えられると、表示コントローラは、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くし、それに伴って、残光の時間も短くすることができるため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。インテリジェント端末が仮想機能から他の機能に切り替えられる(例えば、インテリジェント端末が通信機能であり、又はインテリジェント端末がハンドヘルドデバイス機能を実行する)と、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御し、即ち、インテリジェント端末の表示スクリーンを通常の表示に戻し、ユーザ体験が向上する。
【0063】
本発明の第4態様として、本発明は、ハンドヘルドデバイスをさらに提供する。このハンドヘルドデバイスは、制御ハンドル及び上記のインテリジェント端末を含む。制御ハンドルは、インテリジェント端末に通信接続され、機械的に接続される。
【0064】
本発明の第5態様として、本発明は仮想システムをさらに提供する。図6~7に示すように、この仮想システムは、
仮想装置100及びインテリジェント端末200を含む。具体的には、この仮想システムは、仮想現実システム(VR)であってもよく、仮想装置は、仮想現実ヘッドセット(即ち、VRヘッドセット)を含む。仮想システムは、拡張現実システム(AR)であってもよく、仮想装置は、拡張現実ヘッドセット(即ち、ARヘッドセット)を含む。
インテリジェント端末200は、表示スクリーン201及び表示コントローラ202を含む。
表示コントローラ202は、機能検出ユニット2021と、機能切り替えユニット2022と、制御ユニット2023とを含む。
機能検出ユニット2021は、仮想装置100及びインテリジェント端末200に通信接続される。機能検出ユニット2021は、インテリジェント端末200と仮想装置100との接続状態に基づいて、インテリジェント端末200の現在機能モードを確定するように構成される。
機能切り替えユニット2022は、機能検出ユニット2021に通信接続される。機能切り替えユニット2022は、インテリジェント端末200の機能モードを現在機能モードに切り替えるように構成される。
制御ユニット2023は、機能切り替えユニット2022及び機能検出ユニット2021にそれぞれ通信接続される。制御ユニット2023は、現在機能モードが仮想機能モードである場合、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くしており、現在機能モードが非仮想機能モードである場合、表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを表示スクリーンの標準の点灯時間の長さに戻すように制御するように構成される。それに伴って、残光の時間も短くするため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0065】
オプションで、図8に示すように、仮想装置100はヘッドセット101を含む。機能検出ユニット2021は、取付信号検出モジュール20211及びパワーオン信号検出モジュール20212を含む。
取付信号検出モジュール20211は、インテリジェント端末が仮想装置におけるヘッドセット101に機械的に取り付けられたか否かを検出するために使用される。
パワーオン信号検出モジュール20212は、インテリジェント端末がパワーオンしたか否かを検出するために使用される。
取付信号検出モジュール20211及びパワーオン信号検出モジュール20212はいずれも制御ユニット2023及び機能切り替えユニット2022に通信接続される。
【0066】
インテリジェント端末200が仮想装置100におけるヘッドセット101に機械的に取り付けられると、取付信号が発生する。パワーオン信号検出モジュール20212がこの取付信号を受信した場合、インテリジェント端末200は仮想装置100におけるヘッドセット101に機械的に取り付けられたことが示され、ユーザはインテリジェント端末を使用して仮想装置ともに仮想システムを構成すること、ユーザはこの仮想システムを使用することが示される。
【0067】
パワーオン信号検出モジュール20212がインテリジェント端末のパワーオン信号を受信した場合、ユーザはインテリジェント端末と仮想装置とによって構成された仮想システムを使用して仮想体験をすることが示される。このとき、インテリジェント端末の現在機能モードが仮想機能モードであることを確定する。この場合、制御ユニット2023は、インテリジェント端末200の機能を仮想機能モードに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くすることができる。これに伴って、残光の時間も短くするため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0068】
オプションで、図9に示すように、仮想システムは仮想制御ハンドル300をさらに含む。機能検出ユニット2021は、接続信号検出モジュール20213をさらに含む。
接続信号検出モジュール20213は、インテリジェント端末200が仮想制御ハンドル300に通信接続されたか否かを検出するように構成される。接続信号検出モジュール20213は、制御ユニット2023及び機能切り替えユニット2022に通信接続される。
【0069】
インテリジェント端末200が仮想制御ハンドル300に通信接続されると、接続信号が発生する。インテリジェント端末200が仮想制御ハンドル300に通信接続されたという接続信号を接続信号検出モジュール20213が受信すると、インテリジェント端末200の現在機能モードは仮想機能モードであることが確定される。即ち、ユーザは、インテリジェント端末と仮想装置とによって構成された仮想システムを使用して仮想体験をすることが示される。このとき、インテリジェント端末の現在機能モードは仮想機能モードであることが確定される。この場合、制御ユニット2023は、インテリジェント端末200の機能を仮想機能モードに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くすることができる。これに伴って、残光の時間も短くするため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0070】
オプションで、図10に示すように、仮想装置100は、ヘッドセット101に配置された容量式導電装置102をさらに含む。容量式導電装置102は、一端が表示スクリーン201と接触し、他端がユーザの顔部に近いヘッドセットの一側に延在する。
機能検出ユニット2021は、
接触信号検出モジュール20214をさらに含み、接触信号検出モジュール20214は、容量式導電装置がユーザの顔部と接触して導通したか否かの信号を検出するように構成される。接触信号検出モジュール20214は、制御ユニット2023及び機能切り替えユニット2022に通信接続される。
【0071】
ユーザが既にヘッドセットを装着した場合、容量式導電装置102はユーザの顔部と接触して導通し、接触信号が発生する。接触信号検出モジュール20214が接触信号を受信した場合、ユーザはインテリジェント端末と仮想装置及び仮想制御ハンドルとによって構成された仮想システムを使用することが示される。このとき、インテリジェント端末の現在機能モードは仮想機能モードであることが確定される。この場合、制御ユニット2023は、インテリジェント端末200の機能を仮想機能モードに切り替え、インテリジェント端末の表示スクリーンが1フレームの画像を表示する際の表示画素の点灯時間の長さを短くする、即ち、1フレームの表示画像の場合に画素を点灯させるための時間の長さを短くすることができる。これに伴って、残光の時間も短くなるため、スミア現象による表示スクリーンの表示画面の鮮明度の低下が軽減され、ユーザの体験感が向上する。
【0072】
以下、図11を参照しながら、本発明の実施例による電子機器を説明する。図11は、本発明の一実施例による電子機器の構造模式図を示す。
【0073】
図11に示すように、電子機器600は、1つ又は複数のプロセッサ601及びメモリ602を含む。
【0074】
プロセッサ601は、中央処理装置(CPU)、あるいはデータ処理能力及び/又は情報実行能力を持つ他の形式の処理装置であってもよく、電子機器600における他の構成要素を制御して所望の機能を実行することができる。
【0075】
メモリ601は、1つ又は複数のコンピュータプログラム製品を含んでもよい。前記コンピュータプログラム製品は、例えば、揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリなど、様々な形式のコンピュータ読取可能な記憶媒体を含んでもよい。前記揮発性メモリは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又はキャッシュメモリ(cache)などを含んでもよい。前記不揮発性メモリは、例えば、読み取り専用メモリ(ROM)、ハードディスク、フラッシュメモリなどを含んでもよい。前記コンピュータ読取可能な記憶媒体には、1つ又は複数のコンピュータプログラム情報が記憶されてもよい。プロセッサ601は、前記プログラム情報を実行して、上述した本発明の各実施例の表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法又は他の所望の機能を実現することができる。
【0076】
一例では、電子機器600はまた、入力装置603と出力装置604を含んでもよい。これらの構成要素は、バスシステム及び/又は他の形式の接続機構(図示せず)を介して互いに接続される。
【0077】
この入力装置603は、例えば、キーボード、マウスなどを含んでもよい。
【0078】
この出力装置604は、外部に様々な情報を出力することができる。この出力装置604は、例えば、ディスプレイ、通信ネットワーク及びそれが接続される遠隔出力機器などを含んでもよい。
【0079】
当然のことながら、簡単化のために、図11は、電子機器600における本発明に関連する構成要素の一部のみを示し、バス、入力/出力インターフェースなどの構成要素を省略している。これに加えて、具体的な応用状況に応じて、電子機器600は、任意の他の適切な構成要素を含んでもよい。
【0080】
上記の方法及び機器に加えて、本発明の実施例は、コンピュータプログラム情報を含むコンピュータプログラム製品であってもよい。前記コンピュータプログラム情報は、プロセッサによって実行されると、本明細書に記載の本発明の様々な実施例による表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法のステップを前記プロセッサに実行させる。
【0081】
前記コンピュータプログラム製品は、1種又は多種のプログラムプログラミング言語の任意の組み合わせで、本発明の実施例の操作を実行するためのプログラムコードを編集することができる。前記プログラミング言語は、Java、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含み、また、「C」言語又は類似のプログラミング言語などの手続き型プログラミング言語を含む。プログラムコードは、ユーザ計算機器で完全に実行することができ、ユーザ機器で部分的に実行することができ、独立したソフトウェアパッケージとして実行することができ、一部はユーザ計算機器で一部は遠隔計算機器で実行することができ、あるいは遠隔計算機器又はサーバーで完全に実行することができる。
【0082】
さらに、本発明の実施例は、コンピュータプログラム情報が記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であってもよい。前記コンピュータプログラム情報は、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、本明細書における本発明の様々な実施例による表示スクリーンを有するインテリジェント端末の表示制御方法のステップを実行させる。
【0083】
前記コンピュータ読取可能な記憶媒体は、1つ又は複数の読取可能な媒体の任意の組み合わせを採用してもよい。読取可能な媒体は、読取可能な信号媒体又は読取可能な記憶媒体であってもよい。読取可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又は上記の任意の組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。読取可能な記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、1つ又は複数のリード線を有する電気的な接続、携帯型ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、又は上記の任意の組み合わせを含む。
【0084】
以上、本発明の基本原理を具体的な実施例と併せて説明したが、本発明で述べた利点、長所、効果などは例示に過ぎず、限定的なものではなく、これらの利点、長所、効果などは、本発明の各実施例に必要なものと考えるべきではないことに留意されたい。また、上記に開示された具体的な詳細は、例示的な目的及び理解を容易にする目的のためのものであって限定するものではなく、上記の詳細は、上記の具体的な詳細を用いて本発明を実施しなければならないことを限定するものではない。
【0085】
本発明に関わるデバイス、装置、機器、システムのブロック図は、例示的な例に過ぎず、ブロック図に示されるように接続、布置、配置されなければならないことを要求又は暗示することを意図するものではない。当業者が理解するように、これらのデバイス、装置、機器、システムは、任意の方式で接続、布置、配置することができる。「含む」、「包含する」、「有する」などの用語は、「含むが、これに限定されない」という意味の開放式の用語であり、それと互換的に使用することができる。ここで使用される「又は」と「及び」という用語は、文脈上明らかにそうではないことが示されない限り、「及び/又は」という用語を意味し、それと互換的に使用することができる。ここで使用される「など」という用語は、「などであるがそれに限定されない」という語句を意味し、それと互換的に使用することができる。
【0086】
なお、本発明の装置、機器及び方法では、各部材又は各ステップは、分解及び/又は再結合することができる。これらの分解及び/又は再結合は、本発明の等価物とみなされるべきである。
【0087】
当業者が本発明を作成又は使用できるように、開示される態様の以上の説明は提供される。これらの態様に対する様々な修正は、当業者には非常に明らかであり、ここで定義された一般的な原理は、本発明の範囲から逸脱することなく他の側面に適用することができる。従って、本発明は、ここで示される態様に限定されることを意図するものではなく、本発明の原理と新規な特徴と一致する最も広い範囲に従うものである。
【0088】
上述は本発明創造の好適な実施例に過ぎず、本発明創造を限定するものでなく、本発明創造の精神及び原則内に属する限り、行われるすべての修正、同等の置き換えなどは、いずれも本発明創造の保護範囲内に含まれるべきである。
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