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特開2024-18919サーバ、サーバのためのコンピュータプログラム、サーバによって実行される方法、通信装置、通信装置のためのコンピュータプログラム、及び、通信装置によって実行される方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024018919
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】サーバ、サーバのためのコンピュータプログラム、サーバによって実行される方法、通信装置、通信装置のためのコンピュータプログラム、及び、通信装置によって実行される方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240201BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20240201BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06F3/12 319
G06F3/12 335
G06F3/12 385
B41J29/38 204
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023056377
(22)【出願日】2023-03-30
(31)【優先権主張番号】P 2022119805
(32)【優先日】2022-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】加藤 修平
【テーマコード(参考)】
2C061
5L049
【Fターム(参考)】
2C061AP01
2C061AP07
2C061AQ05
2C061AQ06
2C061AS02
2C061HJ08
2C061HK15
2C061HK19
2C061HN05
2C061HN15
2C061HP06
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】プリンタのユーザの利便性を向上させる技術を提供すること。
【解決手段】本明細書によって開示されるサーバは、プリンタから、前記プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を受信する第1の受信部と、前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記サーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出部と、前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバであって、
プリンタから、前記プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を受信する第1の受信部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記サーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、
算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、
を備える、サーバ。
【請求項2】
前記印刷量情報は、前記プリンタに装着されている色材カートリッジである対象色材カートリッジ内の色材の消費量を示す消費量情報を含み、
前記第1の算出部は、前記印刷量情報に含まれる前記消費量情報によって示される前記消費量を利用して、前記第1のコストを算出する、請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
前記サーバは、さらに、
前記対象色材カートリッジの単価である対象単価を取得する取得部を備え、
前記第1の算出部は、前記消費量と前記対象単価とを利用して、前記第1のコストを算出する、請求項2に記載のサーバ。
【請求項4】
前記サーバは、さらに、
複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を関連付けて記憶するメモリと、
前記プリンタから、前記対象色材カートリッジの種類を示す対象種類情報を受信する第2の受信部と、を備え、
前記取得部は、前記メモリから、前記対象種類情報に関連付けられている前記対象単価を取得する、請求項3に記載のサーバ。
【請求項5】
前記サーバは、さらに、
複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を関連付けて記憶するメモリと、
端末装置から、前記端末装置によって撮影された前記対象色材カートリッジを表わす画像データを受信する第3の受信部と、
前記画像データを解析して、前記対象色材カートリッジの種類を示す対象種類情報を特定する特定部と、を備え、
前記取得部は、前記メモリから、前記対象種類情報に関連付けられている前記対象単価を取得する、請求項3に記載のサーバ。
【請求項6】
前記サーバは、さらに、
複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を関連付けて記憶するメモリと、
端末装置から、前記対象色材カートリッジの種類を示す対象種類情報であって、前記端末装置のユーザによって前記端末装置に入力された前記対象種類情報を受信する第4の受信部と、を備え、
前記取得部は、前記メモリから、前記対象種類情報に関連付けられている前記対象単価を取得する、請求項3に記載のサーバ。
【請求項7】
前記サーバは、インターネットに接続されており、
前記サーバは、さらに、
前記サーバとは異なるサーバから、前記インターネットを介して、前記複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を受信する第5の受信部を備える、請求項4から6のいずれか一項に記載のサーバ。
【請求項8】
前記サーバは、さらに、
前記サーバの管理者から、前記複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、の入力を受け付ける受付部を備える、請求項4から6のいずれか一項に記載のサーバ。
【請求項9】
前記取得部は、端末装置から、前記端末装置のユーザによって前記端末装置に入力された前記対象単価を受信することによって、前記対象単価を取得する、請求項3に記載のサーバ。
【請求項10】
前記サーバは、さらに、
前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受けていない場合に、
前記第1の算出部は、前記第1のコストを算出し、
前記第2の算出部は、前記第2のコストを算出し、
前記出力部は、前記関連情報を出力し、
前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受けている場合に、前記第1のコスト及び前記第2のコストは算出されず、前記関連情報は出力されない、
請求項1に記載のサーバ。
【請求項11】
前記印刷サービスは、所定期間における所定枚数以下の印刷媒体に対する印刷を定額で許容する定額制印刷サービスである、請求項1に記載のサーバ。
【請求項12】
前記関連情報は、前記第1のコストと前記第2のコストとを含む、請求項1に記載のサーバ。
【請求項13】
サーバのためのコンピュータプログラムであって、
前記サーバのコンピュータを、以下の各部、即ち、
プリンタから、前記プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を受信する第1の受信部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記サーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、
算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
【請求項14】
サーバによって実行される方法であって、
プリンタから、前記プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を受信する第1の受信工程と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記サーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出工程と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出工程と、
算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力工程と、
を備える、方法。
【請求項15】
通信装置であって、
プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を取得する印刷量情報取得部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタがサーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、
算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、
を備える、通信装置。
【請求項16】
通信装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記通信装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を取得する印刷量情報取得部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタがサーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、
算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
【請求項17】
通信装置によって実行される方法であって、
プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を取得する印刷量情報取得工程と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタがサーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出工程と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出工程と、
算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力工程と、
を備える、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、印刷サービスをプリンタに提供可能なサーバに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、画像形成装置の消耗材消費量通知システムが開示されている。このシステムでは、ユーザによって選択された画質モードの印刷コスト(例えば、各色のトナーのコスト及びこれらの合計のコスト)が算出される。そして、ユーザによって選択された画質モードの印刷コストよりも低い印刷コストを実現可能な画質モードが推奨モードとして表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004-177736号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、プリンタのユーザの利便性を向上させる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書によって開示されるサーバは、プリンタから、前記プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を受信する第1の受信部と、前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記サーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出部と、前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、を備えてもよい。
【0006】
上記の構成によると、サーバは、プリンタの印刷量に関連する印刷量情報を利用して、プリンタが印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストと、プリンタが印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストと、を算出する。そして、サーバは、第1のコスト及び第2のコストに関連する関連情報を出力する。ユーザは、当該関連情報を見ることによって、印刷サービスの提供を受けるべきか否かを確認することができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
【0007】
また、本明細書によって開示される通信装置は、プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を取得する印刷量情報取得部と、前記印刷量情報を利用して、前記プリンタがサーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストを算出する第1の算出部と、前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、を備えてもよい。
【0008】
上記の構成によると、通信装置は、プリンタの印刷量に関連する印刷量情報を利用して、プリンタが印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストと、プリンタが印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストと、を算出する。そして、通信装置は、第1のコスト及び第2のコストに関連する関連情報を出力する。ユーザは、当該関連情報を見ることによって、印刷サービスの提供を受けるべきか否かを確認することができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
【0009】
上記のサーバのためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、及び、サーバによって実行される方法も、新規で有用である。また、上記の通信装置のためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、及び、通信装置によって実行される方法も、新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】通信システムの構成を示す。
図2】プリンタの情報をサーバに登録するためのシーケンス図を示す。
図3】ケースAのシーケンス図を示す。
図4図3の続きのシーケンス図を示す。
図5】ケースBのシーケンス図を示す。
図6】ケースCのシーケンス図を示す。
図7】ケースDのシーケンス図を示す。
図8】ケースEのシーケンス図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1
図1に示されるように、通信システム2は、端末10とプリンタ100と2個のサーバ200,300とを備える。端末10及びプリンタ100は、LAN(Local Area Networkの略)4に接続されている。LAN4は、アクセスポイント(図示省略)によって形成される無線LANである。変形例では、LAN4は有線LANであってもよい。端末10及びプリンタ100は、LAN4を介して相互に通信可能である。また、LAN4は、インターネット6に接続されている。サーバ200,300は、インターネット6に接続されている。従って、端末10及びプリンタ100は、LAN4及びインターネット6を介して、サーバ200,300と通信可能である。
【0012】
(端末10の構成)
端末10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレットPC、ノートPC等の可搬型の端末装置である。なお、変形例では、端末10は据置型のPCであってもよい。端末10は、操作部12と表示部14と通信インターフェース16と制御部30とを備える。各部12~30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
【0013】
操作部12は、様々な情報を端末10に入力するためのI/Fであり、例えばタッチパネル、ボタン等を備える。ユーザは、操作部12を介して、様々な情報を端末10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。通信I/F16は、LAN4に接続されている。
【0014】
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36,38等に従って、様々な処理を実行する。OS(Operating Systemの略)プログラム36は、端末10の基本的な動作を制御するためのプログラムである。アプリケーションプログラム38は、プリンタ(例えばプリンタ100)を管理するためのアプリケーションプログラムであり、プリンタの各種情報をサーバ200に登録することができる。以下では、OSプログラム36、アプリケーションプログラム38のことを、それぞれ、「OS36」、「アプリ38」と記載する。アプリ38は、OS36のベンダ、又はプリンタ100のベンダによって提供されるインターネット上のサーバ(図示省略)から、端末10にインストールされる。また、アプリ38には、当該アプリ38を識別するためのアプリID「A1」が割り当てられている。
【0015】
(プリンタ100の構成)
プリンタ100は、印刷機能を実行可能な周辺装置(例えば端末10の周辺装置)である。変形例では、プリンタ100は、印刷機能に加えて、スキャン機能、ファクシミリ機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ100は、操作部112と表示部114と通信I/F116と印刷エンジン118と制御部130とを備える。各部112~130は、バス線(符号省略)に接続されている。
【0016】
操作部112は、様々な情報をプリンタ100に入力するためのI/Fであり、例えばタッチパネル、ボタン等を備える。ユーザは、操作部112を介して、様々な情報をプリンタ100に入力することができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。通信I/F116は、LAN4に接続されている。印刷エンジン118は、インクジェット方式の印刷機構を備える。図示省略しているが、印刷エンジン118には、インクカートリッジが装着されている。印刷エンジン118は、インクカートリッジ内のインクを利用して、印刷媒体に印刷を実行する。以下では、カートリッジのことを「CTG」と記載する。
【0017】
制御部130は、CPU132とメモリ134とを備える。CPU132は、メモリ134に記憶されているプログラム136に従って、様々な処理を実行する。メモリ134は、さらに、プリンタ100を識別するためのユニークな情報であるシリアル番号「SN1」と、サービス設定フラグと、を記憶する。サービス設定フラグは、サーバ200から定額制印刷サービスの提供を受ける状態であることを示す「ON」と、定額制印刷サービスの提供を受けない状態であることを示す「OFF」と、のいずれか一方を示す。
【0018】
(サーバ200の構成)
サーバ200は、複数個のプリンタに関する情報を管理すると共に、定額制印刷サービスを提供するサーバである。サーバ200は、プリンタ100のベンダによって設置されるサーバである。変形例では、サーバ200は、プリンタ100のベンダとは異なる事業者によって設置されるサーバであってもよい。定額制印刷サービスでは、所定期間(例えば1か月)内において、予め設定された所定枚数(以下では「契約枚数」と記載する)以下の印刷媒体への印刷が定額で許容される。所定期間内において、契約枚数を超える印刷媒体への印刷が実行される場合には、追加料金が発生する。追加料金は、例えば、契約枚数を越えた枚数に追加単価を乗じて得られる値である。サーバ200は、通信I/F216と制御部230とを備える。各部216,230は、バス線(符号省略)に接続されている。通信I/F216は、インターネット6に接続されている。
【0019】
制御部230は、CPU232とメモリ234とを備える。CPU232は、メモリ234に記憶されているプログラム236に従って、様々な処理を実行する。メモリ234は、さらに、プリンタテーブル238と、サービステーブル240と、値段データベース242と、を記憶している。
【0020】
プリンタテーブル238は、管理対象のプリンタの各種情報を記憶するテーブルであり、アプリIDと、シリアル番号と、アクセストークンと、サービス加入情報と、消費量情報と、枚数情報と、を関連付けて記憶する。アプリID(例えばA1)は、プリンタのユーザによって利用される端末にインストールされているアプリのアプリIDである。シリアル番号(例えばSN1)は、管理対象のプリンタのシリアル番号である。アクセストークン(例えばAT1)は、プリンタとの通信を実行するための認証情報である。サービス加入情報は、プリンタが定額制印刷サービスの提供を受けることを示す「YES」と、プリンタが定額制印刷サービスの提供を受けないことを示す「NO」と、のいずれか一方を示す。消費量情報(例えばX1)は、プリンタに装着されているインクCTG内のインクの消費量を示す情報であり、当該インクCTGの型番(例えばM1)に関連付けて記憶されている。消費量情報は、新品のインクCTG内のインクの消費量を0%、空のインクCTG内のインクの消費量を100%として算出される情報である。枚数情報(例えばY1)は、プリンタにおいて印刷された印刷媒体の枚数を示す情報である。
【0021】
サービステーブル240は、定額制印刷サービスに関連する情報を記憶するテーブルであり、アプリIDと、シリアル番号と、発送先情報と、支払い情報と、枚数情報と、を関連付けて記憶する。発送先情報(例えばDI1)は、定額制印刷サービスを受けるための専用のインクCTG(以下では「専用CTG」と記載する)の発送先の情報(即ち住所)である。支払い情報(例えばPI1)は、定額制印刷サービスの料金の支払いのための情報(例えばクレジットカードの番号)である。枚数情報(例えばZ1)は、定額制印刷サービスを利用してプリンタにおいて印刷された印刷媒体の枚数を示す情報である。即ち、枚数情報は、プリンタのサービス設定フラグが「YES」を示す状況で当該プリンタによって印刷された印刷媒体の枚数を示す。
【0022】
値段データベース242は、複数種のインクCTGの型番のそれぞれについて、当該インクCTGの値段を関連付けて記憶する。
【0023】
(サーバ300の構成)
サーバ300は、或るインクCTGのベンダによって設置されるサーバであり、当該インクCTGの値段を記憶している。図1では1個のサーバ300のみが図示されているが、複数種のCTG型番のそれぞれのベンダによって設置される複数個のサーバが存在する。
【0024】
(登録処理;図2
続いて、図2を参照して、プリンタ100に関する情報をサーバ200に登録するための処理を説明する。図2の処理の説明では、CPU(例えば32,132,232)によって実行される処理を、CPUを主体として記載するのではなく、各デバイス(例えば端末10、プリンタ100、サーバ200)を主体として記載する。また、以下の端末10によって実行される各種処理は、端末10のCPU32がアプリ38を実行することによって実現されるが、アプリ38を主体として記載せずに、端末10を主体として記載する。また、各デバイス間の全ての通信は、通信I/F(例えば16,116,216)を介して実行される。従って、図2の処理の説明では、通信に関する説明をする際に、「通信I/Fを介して」という記載を省略する。図3図8の処理を説明する際も同様である。
【0025】
端末10は、ユーザからの操作を受け付けることに応じて、アプリ38を起動し、当該アプリ38を利用して、プリンタ100内のウェブサーバにアクセスする。そして、端末10は、ユーザから、さらに、プリンタ100の情報をサーバ200に登録させるための操作を受け付けることに応じて、T10において、登録指示をプリンタ100に送信する。当該登録指示は、アプリID「A1」を含む。
【0026】
プリンタ100は、T10において、端末10から登録指示を受信すると、T12において、登録要求をサーバ200に送信する。登録要求は、受信済みのアプリID「A1」と、プリンタ100のシリアル番号「SN1」と、を含む。
【0027】
サーバ200は、T12において、プリンタ100から登録要求を受信すると、T14において、PINコードを生成して、登録要求に含まれるアプリID「A1」と、登録要求に含まれるシリアル番号「SN1」と、生成済みのPINコードと、を関連付けてメモリ234に記憶する。
【0028】
次いで、サーバ200は、T20において、PINコードとログイン用URL(Uniform Resource Locatorの略)とをプリンタ100に送信する。ログイン用URLは、後述の認証画面データのサーバ200内の位置を示す情報である。
【0029】
プリンタ100は、T20において、サーバ200からPINコードとURLとを受信すると、T22において、それらを端末10に送信する。
【0030】
端末10は、T22において、プリンタ100からPINコードとURLとを受信すると、T30において、それらを表示する。次いで、端末10は、T32において、表示済みのURLを選択する操作をユーザから受け付けると、T40において、URLを含む認証要求をサーバ200に送信する。
【0031】
サーバ200は、T40において、端末10から認証要求を受信すると、T42において、認証要求に含まれるURLによって特定される認証画面データを端末10に送信する。認証画面データは、PINコードを入力するための認証画面を表わすデータである。
【0032】
端末10は、T42において、サーバ200から認証画面データを受信すると、T44において、認証画面データによって表わされる認証画面を表示部14に表示する。次いで、端末10は、T46において、ユーザから、T30で表示済みのPINコードの入力を受け付けると、T50において、入力済みのPINコードをサーバ200に送信する。
【0033】
サーバ200は、T50において、端末10からPINコードを受信すると、T52において、受信済みのPINコードの認証を実行する。具体的には、サーバ200は、受信済みのPINコードを記憶済みであるのか否かを判断する。本ケースでは、サーバ200は、受信済みのPINコードを記憶済みであるので(T14参照)、T54において、ユニークな文字列であるアクセストークン「AT1」を生成する。そして、サーバ200は、T56において、各種情報をプリンタテーブル238に記憶する。具体的には、サーバ200は、登録要求に含まれるアプリID「A1」と、シリアル番号「SN1」と、生成済みのアクセストークン「AT1」と、サービス加入情報「NO」と、を関連付けてプリンタテーブル238に記憶する。なお、現段階では、消費量情報と枚数情報とはプリンタテーブル238には記憶されない。
【0034】
プリンタ100は、T60において、サーバ200から認証通知を受信すると、T62において、認証通知に含まれるアクセストークン「AT1」をメモリ134に記憶する。
【0035】
その後、T64において、アクセストークン「AT1」が利用されて、プリンタ100とサーバ200との間で常時接続が確立される。サーバ200は、常時接続を利用すれば、プリンタ100から要求を受信しなくても、プリンタ100が所属するLAN4のファイヤウォールを越えて、プリンタ100に要求を送信することができる。常時接続は、例えばXMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocolの略)接続、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secureの略)に従った接続等である。このようにして、プリンタ100に関する各種情報がサーバ200に登録される。
【0036】
(ケースA;図3及び図4
続いて、図3及び図4を参照して、具体的なケースAを説明する。図3は、図2の続きの処理である。
【0037】
サーバ200は、T100において、確立済みの常時接続(図2のT64参照)を利用して、プリンタ100の現在の状態を示す装置状態情報をサーバ200に定期的に送信することを要求するSubscribe要求をプリンタ100に送信する。
【0038】
プリンタ100は、T100において、サーバ200からSubscribe要求を受信すると、T102において、Subscribe要求に従って、装置状態情報を定期的に送信することを開始する。装置状態情報は、シリアル番号「SN1」と、プリンタ100で利用されたインクの消費量を示す消費量情報と、プリンタ100で印刷された印刷媒体の枚数(即ち印刷枚数)を示す枚数情報と、を含む。特に、消費量情報は、プリンタ100に装着されているインクCTGの型番「M1」を含む。なお、本実施例では、消費量情報、枚数情報は、それぞれ、直近の所定期間(例えば1ヵ月)における消費量、印刷枚数を示す。変形例では、消費量情報、枚数情報は、それぞれ、プリンタ100が出荷されてからの累積の消費量、累積の印刷媒体であってもよい。また、直近の所定期間において、2個以上のインクCTGが利用されて印刷が実行された場合には、消費量情報は、各インクCTGのCTG型番と、各インクCTGの消費量と、を含んでいてもよい。
【0039】
サーバ200は、T102において、プリンタ100から装置状態情報を受信すると、T104において、これらをプリンタテーブル238に記憶する。具体的には、まず、サーバ200は、装置状態情報に含まれるシリアル番号「SN1」に関連付けて、装置状態情報に含まれる消費量情報及び枚数情報をプリンタテーブル238に記憶する。
【0040】
また、サーバ200は、T110において、サーバ300から、1種類以上のCTG型番(例えばM1)のそれぞれについて、インクCTGの値段(例えばP1)を示す値段情報を受信する。サーバ200は、サーバ300から値段情報を受信すると、値段データベース242を更新する。このようにして、サーバ200は、CTG型番及び値段を取得することができる。
【0041】
サーバ200は、T104において、プリンタテーブル238を更新すると、T120において、第1のコストC1を算出する。第1のコストC1は、定額制印刷サービスの提供を受けない場合のコストであり、以下のように算出される。まず、サーバ200は、プリンタテーブル238から、シリアル番号「SN1」に関連付けられている消費量情報を特定する。即ち、サーバ200は、CTG型番「M1」と消費量「X1」とを特定する。次いで、サーバ200は、値段データベース242から、特定済みのCTG型番「M1」に関連付けられている値段「P1」を特定する。そして、サーバ200は、特定済みの値段「P1」と特定済みの消費量「X1」とを乗じた値(P1×X1)を第1のコストC1として算出する。このように、サーバ200は、プリンタ100から受信される消費量情報(即ちCTG型番「M1」及び消費量「X1」)と、CTG型番「M1」に関連付けられている値段「P1」と、に基づいて、第1のコストC1を算出することができる。なお、消費量情報が直近の所定期間のインク消費量を示す情報(例えば累積の消費量)でない場合には、サーバ200は、当該消費量情報から所定期間あたりの消費量情報を算出して、所定期間あたりの消費量情報を利用して第1のコストC1を算出してもよい。
【0042】
また、サーバ200は、T130において、第2のコストC2を算出する。第2のコストC2は、定額制印刷サービスの提供を受ける場合のコストであり、以下のように算出される。まず、サーバ200は、プリンタテーブル238から、シリアル番号「SN1」に関連付けられている枚数情報「Y1」を特定する。次いで、サーバ200は、特定済みの枚数情報「Y1」が定額印刷サービスの所定の契約枚数(例えば1000枚)以下であるのか否かを判断する。サーバ200は、枚数情報「Y1」が契約枚数以下である場合に、定額制印刷サービスの月額B1を第2のコストC2として算出する。一方、サーバ200は、枚数情報「Y1」が契約枚数よりも多い場合に、契約枚数を越える枚数(即ち(Y1-契約枚数))に追加単価を乗じた値に月額B1を加算した値を第2のコストC2として算出する。なお、枚数情報が直近の所定期間の印刷枚数を示す情報(例えば累積の印刷枚数)でない場合には、サーバ200は、当該枚数情報から所定期間あたりの枚数情報を算出して、所定期間あたりの枚数情報を利用して第2のコストC2を算出してもよい。
【0043】
ケースAでは、第1のコストC1よりも第2のコストC2の方が低い。即ち、プリンタ100において同じペースで印刷が実行されると、定額制印刷サービスに加入した方が印刷コストが低くなる。この場合、サーバ200は、T140において、第1の通知画面データをアプリID「A1」を宛先(即ち端末10を宛先)として送信する。
【0044】
端末10は、T140において、サーバ200から第1の通知画面データを受信すると、T142において、第1の通知画面データによって表わされる通知画面SC1を表示部14に表示させる。通知画面SC1は、第1のコストC1と、第2のコストC2と、第1のコストC1よりも第2のコストC2の方が低いことを示すメッセージと、を含む。従って、ユーザは、通知画面SC1を見ることによって、第1のコストC1と第2のコストC2とを比較することができ、定額制印刷サービスに加入した方が印刷コストが低くなることを知ることができる。通知画面SC1は、さらに、定額制印刷サービスに加入するのか否かをユーザに問い合わせるメッセージと、YESボタンと、NOボタンと、を含む。
【0045】
図3の続き;図4
端末10は、図4のT150において、ユーザから、通知画面SC1内のYESボタンの選択を受け付けると、T152において、入力画面SC2を表示部14に表示させる。入力画面SC2は、発送先情報及び支払い情報の入力をユーザに促すメッセージと、発送先情報を入力するための入力欄と、支払い情報を入力するための入力欄と、OKボタンと、Cancelボタンと、を含む。
【0046】
端末10は、T154において、ユーザから、発送先情報「DI1」の入力と、支払い情報「PI1」の入力と、を受け付けた後に、OKボタンの選択を受け付ける。この場合、端末10は、T160において、契約要求をサーバ200に送信する。契約要求は、アプリID「A1」と、入力済みの発送先情報「DI1」と、入力済みの支払い情報「PI1」と、を含む。
【0047】
サーバ200は、T160において、端末10から契約要求を受信すると、T162において、PINコードを生成し、契約要求内のアプリID「A1」に関連付けて、契約要求内の各情報をサービステーブル240に記憶する。そして、サーバ200は、T164において、生成済みのPINコードを端末10に送信する。
【0048】
端末10は、T164において、サーバ200からPINコードを受信すると、T166において、PINコードを表示部14に表示させる。これにより、ユーザは、PINコードを知ることができる。
【0049】
プリンタ100は、T170において、ユーザからPINコードの入力を受け付けると、T172において、サービス設定フラグを「OFF」から「ON」に変更する。そして、プリンタ100は、T174において、開始要求をサーバ200に送信する。開始要求は、定額制印刷サービスの開始を要求するコマンドであり、入力済みのPINコードと、シリアル番号「SN1」と、を含む。
【0050】
サーバ200は、T174において、プリンタ100から開始要求を受信すると、T176において、開始要求に含まれるPINコードの認証を実行する。本ケースでは、PINコードの認証が成功するので、サーバ200は、T178において、プリンタテーブル238を更新する。具体的には、サーバ200は、プリンタテーブル238において、アプリID「A1」に関連付けられているサービス加入情報を「NO」から「YES」に変更する。
【0051】
サーバ200は、T180において、専用CTG発送処理を実行する。専用CTG発送処理では、サーバ200は、サービステーブル240から、シリアル番号「SN1」に関連付けられている発送先情報「DI1」を特定する。そして、サーバ200は、特定済みの発送先情報「DI1」に専用CTGを発送することを作業員に通知する。この結果、専用CTGがプリンタ100のユーザに発送される。
【0052】
上述したように、プリンタ100は、装置状態情報をサーバ200に定期的に送信する。従って、プリンタ100は、T182において、装置状態情報をサーバ200に送信する。T182の処理は、消費量情報及び枚数情報が異なり得る点を除いて、図3のT102の処理と同様である。この場合、サーバ200は、第1のコストC1及び第2のコストC2を算出する処理を実行しない。プリンタ100が定額制印刷サービスの提供を受けているので、定額制印刷サービスへの加入をユーザに促すための処理(例えば図3のT120~T142の処理)は不要だからである。不必要な通知がユーザに提供されないので、ユーザが通知を煩わしいと感じるのを抑制することができる。
【0053】
ここで、第1のコストC1よりも第2のコストC2の方が高いケースについて説明する。この場合、サーバ200は、T140以降の処理を実行しない。定額制印刷サービスの提供を受けない場合の第1のコストC1の方が安いので、定額制印刷サービスへの加入をユーザに促すメリットがないからである。このために、不必要な通知がユーザに提供されないので、ユーザが通知を煩わしいと感じるのを抑制することができる。
【0054】
(第1実施例ケースB;図5
続いて、図5を参照して、ケースBを説明する。ケースBは、インターネット6上(即ちサーバ300等)からインクCTGの値段を取得できないケースである。図5は、図2の続きの処理である。T200~T204の処理は、図3のT100~T104の処理と同様である。
【0055】
本ケースでは、サーバ200は、T204の時点では、CTG型番「M1」の値段を値段データベース242に記憶していない。さらに、ケースBでは、サーバ200は、インターネット6上(即ちサーバ300等)から値段情報を取得できない。例えば、CTG型番「M1」のインクCTGの値段が、サーバ300等に記載されていない状況が考えられる。この場合、サーバ200は、T210において、入力画面データをアプリID「A1」を宛先(即ち端末10を宛先)として送信する。入力画面データは、T202で受信済みの装置状態情報に含まれるCTG型番「M1」を含む。
【0056】
端末10は、T210において、サーバ200から入力画面データを受信すると、T212において、入力画面SC3を表示部14に表示させる。入力画面SC3は、CTG型番「M1」と、CTG型番「M1」のインクCTGがプリンタ100に装着されていることを示すメッセージと、インクCTGの値段の入力を促すメッセージと、値段入力欄と、OKボタンと、を含む。
【0057】
端末10は、T214において、ユーザから、CTG型番「M1」のインクCTGの値段「P1」の入力を受け付けた後に、OKボタンの選択を受け付ける。この場合、端末10は、CTG型番「M1」と、入力済みの値段「P1」と、をサーバ200に送信する。
【0058】
サーバ200は、T216において、端末10からCTG型番「M1」と値段「P1」とを受信すると、これらを関連付けて値段データベース242に記憶する。このように、端末10でCTG型番「M1」によって識別される種類のインクCTGの値段「P1」が入力されることによって、サーバ200は、当該CTGの値段「P1」を取得することができる。その後の処理は、図3のT120~T142の処理、及び、図4の処理と同様である。
【0059】
(第1実施例の効果)
上記の構成によると、サーバ200は、消費量情報を利用して、プリンタ100が定額制印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである第1のコストC1と、プリンタ100が定額制印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストC2と、を算出する。そして、サーバ200は、第1のコストC1及び第2のコストC2を含む通知画面SC1を表示部14に表示させる。ユーザは、通知画面SC1を見ることによって、定額制印刷サービスの提供を受けるべきか否かを確認することができる。このために、ユーザの利便性が向上する。
【0060】
(対応関係)
端末10、プリンタ100、サーバ200が、それぞれ、「端末装置」、「プリンタ」、「サーバ」及び「通信装置」の一例である。消費量情報及び枚数情報を含む装置状態情報が、「印刷量情報」の一例である。特に、消費量情報が、「消費量情報」の一例である。定額制印刷サービスが、「印刷サービス」の一例である。第1のコストC1、第2のコストC2が、それぞれ、「第1のコスト」、「第2のコスト」の一例である。通知画面SC1が、「関連情報」の一例である。インクCTG、インクが、それぞれ、「色材カートリッジ」、「色材」の一例である。特に、プリンタ100に装着されているインクCTG(即ちCTG型番「M1」のインクCTG)が、「対象色材カートリッジ」の一例である。CTG型番「M1」、CTG型番「M1」のインクCTGの値段「P1」が、それぞれ、「対象種類情報」、「対象単価」の一例である。
【0061】
図3のT102の処理が、「第1の受信部(及び第2の受信部)」及び「印刷量情報取得部」によって実行される処理の一例である。図3のT110の処理、T120の処理、T130の処理、T140の処理が、それぞれ、「第5の受信部」、「第1の算出部(及び取得部)」、「第2の算出部」、「出力部」によって実行される処理の一例である。
【0062】
(第2実施例)
続いて、第2実施例を説明する。第2実施例は、値段データベース242を更新する手法が、第1実施例とは異なる。具体的には、第2実施例では、値段データベース242は、各CTG型番の値段がサーバ200の管理者によって入力されることで、値段データベース242が更新される。
【0063】
(第2実施例ケースC;図6
図6を参照して、第2実施例ケースCを説明する。図6は、図2の続きの処理である。T300~T304の処理は、図3のT100~T104の処理と同様である。
【0064】
サーバ200は、T306において、サーバ200の管理者から、値段の入力を受け付ける。当該入力は、CTG型番と、当該CTG型番を有する種類のインクCTGの値段と、の組合せの入力を含む。特に、ケースCでは、CTG型番「M1」と、CTG型番「M1」のインクCTGの値段「P1」と、の組合せの入力を含む。そして、サーバ200は、T308において、入力済みの組合せを、値段データベース242に記憶する。このようにして、サーバ200は、CTG型番及び値段を取得することができる。その後の処理は、図3のT120~T142の処理、及び、図4の処理と同様である。図6のT306の処理が、「受付部」によって実行される処理の一例である。
【0065】
(第3実施例)
続いて、第3実施例を説明する。第3実施例は、装置状態情報がCTG型番を含まない点が、第1実施例とは異なる。
【0066】
(第3実施例ケースD;図7
まず、図7を参照して、第3実施例ケースDを説明する。図7は、図2の続きの処理である。T400の処理は、図3のT100の処理と同様である。プリンタ100は、T402において、装置状態情報をサーバ200に送信する。T402で送信される装置状態情報は、消費量情報にCTG型番が含まれない点を除いて、図3のT100で送信される装置状態情報と同様である。
【0067】
サーバ200は、T402において、プリンタ100から装置状態情報を受信すると、T404において、これらをプリンタテーブル238に記憶する。具体的には、まず、サーバ200は、装置状態情報に含まれるシリアル番号「SN1」に関連付けて、装置状態情報に含まれる消費量情報及び枚数情報をプリンタテーブル238に記憶する。特に、第3実施例では、消費量情報はCTG型番を含まないので、現段階では、消費量情報にCTG型番は関連付けられていない。
【0068】
サーバ200は、T410において、第2の通知画面データをアプリID「A1」を宛先(即ち端末10を宛先)として送信する。第2の通知画面データは、T402で受信済みの装置状態情報に含まれるシリアル番号「SN1」を含む。
【0069】
端末10は、T410において、サーバ200から第2の通知画面データを受信すると、T412において、第2の通知画面データによって表わされる通知画面SC4を表示部14に表示させる。通知画面SC4は、シリアル番号「SN1」と、プリンタに装着されているインクCTGを撮影するか当該インクCTGのCTG型番を入力するか、のいずれかを実行すべきことをユーザに促すメッセージと、撮影ボタンと、入力ボタンと、を含む。
【0070】
端末10は、T414において、ユーザから、通知画面SC4内の撮影ボタンの選択を受け付ける。この場合、端末10はカメラ(図示省略)を起動する。そして、ユーザは、T414において、プリンタ100に装着されているインクCTGを撮影する。この場合、端末10は、T416において、シリアル番号「SN1」と、撮影済みのインクCTGの画像を表わす画像データと、をサーバ200に送信する。
【0071】
サーバ200は、T416において、端末10からシリアル番号「SN1」と画像データとを受信すると、T420において、画像データを解析することによって、インクCTGのCTG型番「M1」を取得する。そして、サーバ200は、T422において、シリアル番号「SN1」に関連付けられている消費量情報「X1」に取得済みのCTG型番「M1」を関連付けて記憶する。このようにして、サーバ200は、プリンタ100に装着されているインクCTGのCTG型番「M1」を取得することができる。その後の処理は、図3のT110~T142の処理、及び、図4の処理と同様である。図7のT416の処理、T420の処理が、それぞれ、「第3の受信部」、「特定部」によって実行される処理の一例である。
【0072】
(第3実施例ケースE;図8
続いて、図8を参照して、第3実施例ケースEを説明する。ケースEは、CTG型番「M1」を取得する手法が、第3実施例ケースDとは異なる。図8は、図2の続きの処理である。T500~T512の処理は、図7のT400~T412の処理と同様である。
【0073】
端末10は、T514において、ユーザから、通知画面SC4内の入力ボタンの選択を受け付ける。この場合、端末10は、図示省略のCTG型番入力画面を表示部14に表示させ、当該入力画面において、プリンタ100に装着されているインクCTGのCTG型番「M1」の入力を受け付ける。そして、端末10は、T516において、シリアル番号「SN1」と、入力済みのCTG型番「M1」と、をサーバ200に送信する。T522の処理は、図7のT422の処理と同様である。このようにして、サーバ200は、プリンタ100に装着されているインクCTGのCTG型番「M1」を取得することができる。図8のT516の処理が、「第4の受信部」によって実行される処理の一例である。
【0074】
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
【0075】
(変形例1)プリンタ100の印刷エンジン118は、インクジェット方式の印刷機構に代えて、レーザ方式の印刷機構であってもよい。即ち、プリンタ100の印刷エンジン118は、インクCTGに代えて、トナーCTG内のトナーを利用して、印刷媒体に印刷を実行してもよい。本変形例では、トナーCTG、トナーが、それぞれ、「色材カートリッジ」、「色材」の一例である。
【0076】
(変形例2)上記の実施例では定額制印刷サービスについて説明したが、本明細書の技術は、例えば従量制印刷サービス(即ち印刷枚数に応じた料金が課金される印刷サービス)にも適用可能である。この変形例では、図3のT130において、枚数情報「Y1」に単価を乗じた値が、第1のコストC1として算出される。そして、第1のコストC1よりも第2のコストC2の方が低い場合に、T140以降の処理が実行されてもよい。本変形例では、従量制印刷サービスが、「印刷サービス」の一例である。
【0077】
(変形例3)プリンタ100は、図3のT102において、シリアル番号「SN1」とCTG型番「M1」と枚数情報とを含む装置状態情報をサーバ200に送信してもよい。この場合、サーバ200は、受信済みの枚数情報に基づいてインク消費量を算出し、算出済みのインク消費量と、CTG型番に関連付けられている値段と、を利用して、第1のコストC1を算出してもよい。本変形例では、「印刷量情報」は「消費量情報」を含まなくてもよい。また、別の変形例では、サーバ200は、印刷枚数1枚当たりのコストを予め記憶しており、受信済みの枚数情報と記憶済みのコストとを利用して、第1のコストC1を算出してもよい。印刷枚数1枚当たりのコストは、例えば平均カバレッジ(即ち印刷媒体への平均印刷密度)等に基づいて算出される値であってもよい。本変形例では、「印刷量情報」は「消費量情報」を含まなくてもよく、また、「取得部」を省略可能である。
【0078】
(変形例4)端末10は、図3のT142において、第1のコストC1及び第2のコストC2を含まないと共に、第1のコストC1よりも第2のコストC2の方が低いことを示すメッセージと、定額制印刷サービスに加入するのか否かをユーザに問い合わせるメッセージと、の少なくとも一方を含む画面を表示部14に表示させてもよい。また、端末10は、図3のT142において、上記のメッセージを含まず、第1のコストC1及び第2のコストC2のみを含む画面を表示部14に表示させてもよい。一般的に言うと、「関連情報」は、「第1のコスト及び第2のコストに関連する」情報であれば何でもよい。
【0079】
(変形例5)サーバ200は、T140において、端末10に代えてプリンタ100に第1の通知画面データを送信してもよい。また、別の変形例では、サーバ200は、第1の通知画面データに代えて、第1の通知画面データによって表わされる通知画面SC1のサーバ200上の位置を表わすURLを端末10に送信してもよい。また、別の変形例では、プリンタテーブル238において、アプリIDに代えて端末10が利用可能なメールアドレスが記憶されており、当該メールアドレスを宛先として、上記のURLを端末10に送信してもよい。一般的に言うと、「関連情報を出力する」手法は、実施例の形態に限定されない。
【0080】
(変形例6)図5のT216において、端末10は、CTG型番「M1」をサーバ200に送信しなくてもよい。本変形例では、サーバ200は、図5のT218の処理を省略可能である。この場合、サーバ200は、受信済みの値段「P1」を利用して、第1のコストC1を算出してもよい(図4のT120参照)。
【0081】
(変形例7)サーバ200は、図4のT182において、サービス加入情報が「YES」を示す場合であっても、第1のコストC1及び第2のコストC2を算出する処理を実行してもよい。
【0082】
(変形例8)上記の各実施例では、第1のコストC1及び第2のコストC2を算出する処理がサーバ200によって実行される。これに代えて、第1のコストC1及び第2のコストC2を算出する処理がプリンタ100によって実行されてもよい。具体的には、プリンタ100は、値段データベース242を記憶している。プリンタ100は、図3のT102において、プリンタ100のメモリ134から装置状態情報を取得してサーバ200に送信する。そして、プリンタ100は、サーバ200に代わって、T120と同様に、値段データベース242から特定される値段と、取得済みの装置状態情報に含まれる消費量情報と、に基づいて第1のコストC1を算出する。また、プリンタ100は、サーバ200に代わって、T130と同様に、取得済みの装置状態情報に含まれる枚数情報に基づいて、第2のコストC2を算出する。そして、プリンタ100は、第1のコストC1よりも第2のコストC2の方が低い場合に、その旨を示す情報を出力する。例えば、プリンタ100は、サーバ200内の第1の通知画面データの位置を表わすURLを表示してもよい。当該URLが端末10に入力されることによって、端末10において通知画面SC1(図3参照)が表示される。別の例では、プリンタ100は、上記のURLをコード化することによって得られるコード画像を表示してもよい。この場合、端末10によって当該コード画像が読み取られることによって、端末10において通知画面SC1が表示される。また、別の例では、プリンタ100は、通知画面SC1を表示部114に表示してもよいし、通知画面SC1を表わす第1の通知画面データを端末10に送信してもよい。本変形例では、プリンタ100が「通信装置」の一例である。
【0083】
(変形例9)第1のコストC1及び第2のコストC2を算出する処理は、端末10によって実行されてもよい。具体的には、端末10は、値段データベース242を記憶している。サーバ200は、図3のT102において、プリンタ100から装置状態情報を受信すると、当該装置状態情報を端末10のアプリID「A1」を宛先として送信する。なお、別の変形例では、装置状態情報は、プリンタ100から端末10にサーバ200を介さずに送信されてもよい。端末10は、サーバ200に代わって、T120と同様に、値段データベース242から特定される値段と、受信済みの装置状態情報に含まれる消費量情報と、に基づいて第1のコストC1を算出する。また、端末10は、サーバ200に代わって、T130と同様に、受信済みの装置状態情報に含まれる枚数情報に基づいて、第2のコストC2を算出する。そして、端末10は、第1のコストC1よりも第2のコストC2の方が低い場合に、通知画面SC1を表示してもよい(図3のT142参照)。本変形例では、端末10が「通信装置」の一例である。
【0084】
(変形例10)上記の実施例では、図2図8の各処理がソフトウェア(例えば、OSプログラム36、アプリ38、プログラム136,236)によって実現されるが、これらの各処理の少なくとも一つが、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
【0085】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【0086】
本特許出願時の特許請求の範囲において、各請求項が一部の請求項のみに従属している場合であっても、各請求項が当該一部の請求項のみに従属可能であることに限定されない。技術的に矛盾しない範囲において、各請求項は、出願時に従属していない他の請求項にも従属可能である。即ち、各請求項の技術は以下のように様々に組み合わせることができる。
(項目1)
サーバであって、
プリンタから、前記プリンタの印刷量に関係する印刷量情報を受信する第1の受信部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記サーバによって実現される印刷サービスの提供を受けない場合の印刷コストである前記第1のコストを算出する第1の算出部と、
前記印刷量情報を利用して、前記プリンタが前記印刷サービスの提供を受ける場合の印刷コストである第2のコストを算出する第2の算出部と、
算出済みの前記第1のコスト及び算出済みの前記第2のコストに関連する関連情報を出力する出力部と、
を備える、サーバ。
(項目2)
前記印刷量情報は、前記プリンタに装着されている色材カートリッジである対象色材カートリッジ内の色材の消費量を示す消費量情報を含み、
前記第1の算出部は、前記印刷量情報に含まれる前記消費量情報によって示される前記消費量を利用して、前記第1のコストを算出する、項目1に記載のサーバ。
(項目3)
前記サーバは、さらに、
前記対象色材カートリッジの単価である対象単価を取得する取得部を備え、
前記第1の算出部は、前記消費量と前記対象単価とを利用して、前記第1のコストを算出する、項目2に記載のサーバ。
(項目4)
前記サーバは、さらに、
複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を関連付けて記憶するメモリと、
前記プリンタから、前記対象色材カートリッジの種類を示す対象種類情報を受信する第2の受信部と、を備え、
前記取得部は、前記メモリから、前記対象種類情報に関連付けられている前記対象単価を取得する、項目3に記載のサーバ。
(項目5)
前記サーバは、さらに、
複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を関連付けて記憶するメモリと、
端末装置から、前記端末装置によって撮影された前記対象色材カートリッジを表わす画像データを受信する第3の受信部と、
前記画像データを解析して、前記対象色材カートリッジの種類を示す対象種類情報を特定する特定部と、を備え、
前記取得部は、前記メモリから、前記対象種類情報に関連付けられている前記対象単価を取得する、項目3に記載のサーバ。
(項目6)
前記サーバは、さらに、
複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を関連付けて記憶するメモリと、
端末装置から、前記対象色材カートリッジの種類を示す対象種類情報であって、前記端末装置のユーザによって前記端末装置に入力された前記対象種類情報を受信する第4の受信部と、を備え、
前記取得部は、前記メモリから、前記対象種類情報に関連付けられている前記対象単価を取得する、項目3に記載のサーバ。
(項目7)
前記サーバは、インターネットに接続されており、
前記サーバは、さらに、
前記サーバとは異なるサーバから、前記インターネットを介して、前記複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、を受信する第5の受信部を備える、項目4から6のいずれか一項に記載のサーバ。
(項目8)
前記サーバは、さらに、
前記サーバの管理者から、前記複数種類の色材カートリッジのそれぞれについて、当該色材カートリッジの種類を示す種類情報と、当該色材カートリッジの単価と、の入力を受け付ける受付部を備える、項目4から6のいずれか一項に記載のサーバ。
(項目9)
前記取得部は、端末装置から、前記端末装置のユーザによって前記端末装置に入力された前記対象単価を受信することによって、前記対象単価を取得する、項目3に記載のサーバ。
(項目10)
前記サーバは、さらに、
前記印刷サービスの提供先の1個以上のプリンタを識別する1個以上のプリンタ識別情報を記憶するメモリを備え、
前記プリンタを識別する対象プリンタ識別情報が前記メモリに記憶されている場合に、
前記第1の算出部は、前記第1のコストを算出し、
前記第2の算出部は、前記第2のコストを算出し、
前記出力部は、前記関連情報を出力し、
前記対象プリンタ識別情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記第1のコスト及び前記第2のコストは算出されず、前記関連情報は出力されない、
項目1から9のいずれか一項に記載のサーバ。
(項目11)
前記印刷サービスは、所定期間における所定枚数以下の印刷媒体に対する印刷を定額で許容する定額制印刷サービスである、項目1から10のいずれか一項に記載のサーバ。
(項目12)
前記関連情報は、前記第1のコストと前記第2のコストとを含む、項目1から11のいずれか一項に記載のサーバ。
【符号の説明】
【0087】
2:通信システム、4:LAN、6:インターネット、10:端末、12,112:操作部、14,114:表示部、16,116,216:通信I/F、30,130,230:制御部、32,132,232:CPU、34,134,234:メモリ、36:OSプログラム、38:アプリ、100:プリンタ、118:印刷エンジン、136,236:プログラム、200,300:サーバ、238:プリンタテーブル、240:サービステーブル、242:値段データベース
図1
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図8