(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024018941
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】携帯用書見台
(51)【国際特許分類】
A47B 23/00 20060101AFI20240201BHJP
【FI】
A47B23/00 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023074472
(22)【出願日】2023-04-28
(31)【優先権主張番号】10-2022-0094010
(32)【優先日】2022-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】521211446
【氏名又は名称】キム ソンウォン
(74)【代理人】
【識別番号】110003801
【氏名又は名称】KEY弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム ソンウォン
【テーマコード(参考)】
3B053
【Fターム(参考)】
3B053TA03
3B053TB03
3B053TC01
3B053TD03
(57)【要約】 (修正有)
【課題】携帯用据置台に関し、より詳しくは、本、ノートパソコン、タブレット、携帯電話などの据置物を据え置き、正しい姿勢の目の高さに合わせて高さと角度を自由に調節できる携帯用据置台に関する。
【解決手段】台座収容溝110と底板ユニット収容溝120を備える天板10と、台座と、台座結合装置と、底板ユニット30とを含み、携帯時に、台座が台座収容溝に収容され、底板ユニットが底板ユニット収容溝に収容されて前面と背面の両方が平らな形状となることを特徴とする、携帯用書見台。
【選択図】
図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面部の下端に台座を収容する台座収容溝を備え、背面部に底板ユニット収容溝を備える天板と、
前記台座収容溝に引き込み可能に結合された台座と、
前記天板の台座受け溝に台座を結合する台座結合装置と、
前記底板ユニット収容溝に引き込み可能に結合された底板ユニットとを含み、
携帯時に、前記台座が前記台座収容溝に収容され、前記底板ユニットが前記底板ユニット収容溝に収容されて前面と背面の両方が平らな形状となることを特徴とする、携帯用書見台。
【請求項2】
前記台座の結合装置は
天板に形成された台座受け溝に形成された台座係合部と、
台座係合部と係合し、台座側面に形成された締結突起部と、
前記締結突起部に挿入され、前記台座係合部と締結突起部との係合時に摩擦係合するリング部材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の携帯用書見台。
【請求項3】
前記締結突起は
台座の側面に形成された基端と;
前記基端に突出した締結突起を含み、
前記締結突起は、基端より断面径が小さく形成され、
前記基端と締結突起との間に段差が形成されていることを特徴とする、請求項3に記載の携帯用書見台。
【請求項4】
前記リング部材は、前記基端に当接するまで締結突起に嵌合して係合され、
結合時に圧縮され摩擦結合されるようにゴムのような弾性を有する材料で構成されたことを特徴とする、請求項3に記載の携帯用書見台。
【請求項5】
前記台座係合部は
リング部材が係合された締結突起を収容する形状に構成されていされ、
前記締結突起が収容される締結突起収容部と、前記リング部材が収容されるリング部材収容部とを含むことを特徴とする、請求項1に記載の携帯用書見台。
【請求項6】
前記天板は、前面板と背面板とに分離構成され、
前記前面板と前記背面板を介して前記台座収容溝と前記底板ユニット収容溝が形成され、
携帯時に、前記台座が前記台座収容溝に収容され、前記底板ユニットが前記底板ユニット収容溝に収容されて前面と背面の両方が平らな形状となることを特徴とする、請求項1に記載の携帯用書見台。
【請求項7】
前記前面板と前記背面板は、対応する位置にそれぞれ複数の締結体または締結孔が形成され、
前記締結体が互いに嵌合されて前記前面板と前記背面板が結合されるか、または前記締結孔を通して締結部材が挿入されて前記前面板と前記背面板が結合されて、携帯時に、前面と背面の両方が平らな形状となることを特徴とする、請求項6に記載の携帯用書見台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯用書見台に関し、より詳しくは、本を据え置く書見台の役割だけでなく、ノートブック、タブレットなどの携帯電子機器などの据置物を据え置くことができ、正しい姿勢の目の高さに合わせて高さと角度を自由に調節できる携帯用書見台に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、書見台は、据置物を支える天板と、当該据置物が載置される台座と、天板を一定の角度を有するように支持する底板とを含む。
【0003】
従来の書見台は、固定式だけでなく、折り畳み式で台座や底板などを折り畳むことができる構造が用いられている。しかし、折り畳み式であっても折り畳まれた場合、依然として台座や底板の一部が突出して、嵩高く、持ち運びが不便であるという問題があった(
図1参照)。従って、折り畳み式でありながら嵩が小さくて軽い携帯用書見台が開発されている。
【0004】
上記のような問題点を解決するために、韓国登録実用新案第20-0463680号公報(「携帯用折り畳み式書見台」)と韓国登録特許第10-1256024号公報(「折り畳み式書見台」)が開示されている。
【0005】
上記韓国登録実用新案第20-0463680号公報(「携帯用折り畳み式書見台」)は、従来技術1であり、折り畳むと嵩が小さくて軽いという利点がある。しかし、本の裏面を支える前方支持部材の部分が弱いため、筆記の時に安定感が不足している。そして、従来技術1は、そのために、本のページを掴むページ固定ピンがページをしっかりと掴みにくい。また、従来技術1は、その構造上、ページをめくる際に本の底面を支える下部支持部材にページが引っ掛かって引き裂かれる可能性が高いという欠点がある。
【0006】
韓国登録特許第10-1256024号公報(「折りたたみ式書見台」)は、従来技術2であり、やはり折り畳んだときに嵩が小さくて軽いという長所がある。しかし、従来技術2は、本の裏面を支えるガイドフレーム部が弱く、筆記の時に安定感が不足している。そして本の底面を支える台座部がまばらに形成され、やはり安定感が不足している。したがって、ページをめくるとページが引っ掛かって引き裂かれる可能性が高いという欠点がある。また、その構造上、横に形成されているブックホルダー(押さえ部)がきちんとページをつかむのが難しいという問題がある。したがって、これらの問題を補完した携帯用書見台の発明が急がれている現実である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上のような問題点を解決するために考案されたものであり、本発明は、天板にそれぞれ連結される台座と底板ユニットとが折り畳み式で構成され、折り畳まれたときに天板から如何なる構成も突出しない平らな形状を持つようになり、携帯が容易な携帯用書見台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明による携帯用書見台は、天板と、台座と、底板ユニットとを含み、天板は、前面部の下端に台座を収容する台座収容溝を備え、背面部に底板ユニット収容溝を備え、台座は、前記台座収容溝に引き込み可能に結合され、底板ユニットは、前記底板ユニット収容溝に引き込み可能に結合され、携帯時に、前記台座が台座収容溝に収容され、前記底板ユニットが底板ユニット収容溝に収容されて前面と背面が共に平らな形状となることを特徴とする。
【0009】
底板ユニット収容溝は、天板の背面部に、台座収容溝より高い位置の上部に形成され、底板ユニットは、台座収容溝の位置より高い位置の底板ユニット収容溝内に引き込み可能に締結され、携帯用書見台は、相対的に底板の厚さを丈夫に形成し、支持力が堅固ながらも携帯時に平らに折り畳んで持ち運ぶことができることを特徴とする。
【0010】
台座は、台座収容溝の下端の両側面にヒンジ結合され、底板ユニットは、底板と角度支持台とを含み、底板は、底板ユニット収容溝の下端の両側面にヒンジ結合され、角度支持台は、底板ユニット収容溝の中間部の両側面にヒンジ結合され、底板に支持されて天板の傾斜を調節し、角度支持台は、底板ユニット収容溝と底板との間に位置するように締結されることを特徴とする。
【0011】
天板は、前面板と背面板とに分離構成され、前面板と背面板とを介して台座収容溝と底板ユニット収容溝が形成され、携帯時には、台座が台座収容溝に収容され、底板ユニットが底板ユニット収容溝に収容されて前面と背面の両方が平らな形状になることを特徴とする。
【0012】
前面板と背面板は、対応する位置にそれぞれ複数の締結体または締結孔が形成され、前面板と背面板は、締結体が互いに嵌合されて結合されるか、締結孔を通して締結部材が挿入されて結合され、携帯時に前面と背面の両方が平らな形状になることを特徴とする。
【0013】
そして、底板の両側面と底板ユニット収容溝の下端の両側面には締結部を備え、締結部の少なくとも一方は、弾性力を有する弾性ヒンジ結合からなり、底板が広がった状態で角度支持台が固定され、天板が底面に固定され、角度支持台の固定が解除されると、弾性力に対する復元力によって、底板が天板に向かって自動的に折り畳まれる構造を有し、底板が天板の背面から突出することなく自動的に折り畳まれることを特徴とする。
【0014】
締結部は、弾性ヒンジ結合から構成される場合、締結溝と、底板締結突起と、弾性体とを含む。締結溝は、底板の側面に形成され、底板締結突起は、底板ユニット収容溝の側面または内側面に前記締結溝と結合され、弾性体は、締結溝と底板締結突起との間に挟まれて結合され、上記のように挟まれた弾性体の弾性力により、底板が天板に向かって自動的に折り畳まれる構造を有し、底板が天板の背面から突出せずに自動的に折り畳まれることを特徴とする。
【0015】
前記締結溝と底板締結突起は、互いに反対の位置に形成されていることを特徴とする。
【0016】
そして、前記締結溝と底板締結突起の少なくとも一方は、前記弾性体の一端を嵌合して、弾性力を提供する嵌合体を含むことを特徴とする。
【0017】
前記締結部の一方がヒンジ結合から構成される場合、底板収容溝の内側面に底板締結部材を収容できる収容溝が形成され、前記収容溝に底板締結部材が安着されて前面板または背面板に固定され、底板締結部材は、底板の側面と結合される締結体と、前面板または背面板の内部に固定できる締結孔とを含み、前記締結体が底板の側面と結合された状態で、前記締結孔を介して底板締結部材を結合して固定し、底板を前面板または背面板に締結してヒンジ結合が可能であることを特徴とする。
【0018】
天板は、携帯電子機器を取り付ける際に発生する熱を放出するための複数の放熱貫通孔または冷却ファンをさらに含むことを特徴とする。
【0019】
台座は、広げられた時に前面に、折り畳んだり広げたりできるように上下に回動可能に結合された、曲げられた棒状のブックホルダーをさらに含み、台座収容溝は、前記ブックホルダーが折り畳まれた状態で台座と共に収容されることができる形状で構成され、台座が台座収容溝に引き込まれて収容された場合、天板の前面が平らな形状を有するように形成されたことを特徴とする。
【0020】
台座は、ブックホルダー収容溝と、前記ブックホルダー収容溝から引き出し及び回動が可能に結合されたブックホルダーとをさらに含み、必要に応じて、ブックホルダーを引き出して使用することができることを特徴とする。
【0021】
ブックホルダーは、下部ブックホルダーと上部ブックホルダーを含み、前記下部ブックホルダーは、一端で前記ブックホルダー収容溝に結合された第1締結部を軸に、上下に回動可能に結合され、前記上部ブックホルダーは、前記下部ブックホルダーの他端と結合された第2締結部を軸に、左右に回動可能に結合され、前記ブックホルダー収容溝は、ブックホルダーの形状を収容できる形状で構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明による携帯用書見台は、携帯時に飛び出る部分がなくきれいに折り畳まれて持ち運び可能な書見台として使用することができ、筆記時にも安定感のある本の据え置きで使用することができる。
【0023】
また、天板の前面の下端の台座収容溝より高い位置の背面の上端に底板ユニット収容溝を形成し、前記台座収容溝より高い位置の底板ユニット収容溝の側面に底板と角度支持台を締結することによって、支持力が劣化せず安定して据え置くことができる。
【0024】
そして、本だけでなく、ノートブック、パッドなどの携帯電子機器はもちろん、様々な据置物を安定的に据え置くことができる。天板を2枚に分けて構成することによって軽量化が可能であり、台座と角度支持台及び底板を2枚の板の間に容易に装着できるため、製造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】従来の折り畳まれた時に突出する部分が多い一般の書見台を模式的に示した図である。
【
図2】本発明の好ましい実施形態による使用のために携帯用書見台が広げられた場合を概略的に示した図である。
【
図4】携帯のために携帯用書見台が折り畳まれた場合を概略的に示した図である。
【
図7】本発明の好ましい実施形態による天板が2つの板に分けられて構成されたものを概略的に示した図であり、第1構造による天板を示している。
【
図9】本発明の好ましい実施形態による天板が2つの板に分けられて構成されたものを概略的に示した図であり、第2構造による天板を示している。
【
図12】本発明の好ましい実施形態による台座と底板ユニットが締結される内部構造を概略的に示した図である。
【
図16】本発明の好ましい実施形態によるは台座を結合する装置を概略的に示すは台座を結合する装置を概略的に示す断面図である。
【
図19】本発明の好ましい実施形態による台座係合部が前面板と背面板とに分離構成されていることを示す。
【
図20】本発明の好ましい実施形態による台座結合装置の組み立て工程を概略的に示す写真図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
〔発明を実施するための最良の形態〕
本発明による書見台は、天板の前面の下端に台座が入る台座収容溝があり、台座を引き込むことができ、天板の背面に底板ユニット収容溝が形成され、底板ユニットを引き込むことができて、前記台座と底板ユニットが収容された場合、平らな形状となる携帯用書見台を特徴とする。
〔発明の実施のための形態〕
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0027】
本発明による書見台は、天板の前面の下端に台座が入る台座収容溝があり、台座を引き込むことができ、天板の背面に底板ユニット収容溝が形成され、底板ユニットを引き込むことができて、前記台座と底板ユニットが収容された場合、平らな形状となる携帯用書見台を特徴とする。
【0028】
図2及び
図3は、本発明の好ましい実施形態による使用のために携帯用書見台が広げられた場合を概略的に示す。
図4及び
図5は、携帯のために携帯用書見台が折り畳まれた場合を概略的に示す。
図6は、
図2の一側面図である。
【0029】
図2乃至
図6を参照すると、本発明による携帯用書見台は、天板の前面に台座収容溝110と、背面に底板ユニット収容溝120とを備える。台座20は、前記台座収容溝110にヒンジ結合による回動で収容及び引き出し可能に締結される。底板ユニット30は、前記底板ユニット収容溝120に収容及び引き出し可能に締結される。
【0030】
したがって、携帯時には、台座20が台座収容溝110に収容され、底板ユニット30が底板ユニット収容溝120に収容されて、天板の前面と背面が平らな形態となり、持ち運びが容易であることを特徴とする。
【0031】
より具体的には、前面部の下端に形成された台座が挿入される台座収容溝110、及び前記台座収容溝110より高い位置で背面部の上部に形成された底板ユニット収容溝120を備える天板10と、台座収容溝110に締結された台座20と、底板ユニット収容溝120に締結され、天板10を支持する底板ユニット30とを含んでいる。ここで、底板ユニット30は、台座収容溝110の位置よりも高い位置の底板ユニット収容溝120に形成されてもよい。
【0032】
上記のように、天板10の前面部の下端に台座20を収容できる台座収容溝110が形成されると、携帯時には台座20を台座収容溝110内に収容することができる。したがって、使用時に、台座20を台座収容溝110の外に引き出して使用することができる。
【0033】
ここで、前記台座20の両側面と台座収容溝の内側面にヒンジ部材250が形成され、前記台座20が回動することができるので、前記台座収容溝110内に収容または引き出すことができる。ヒンジ部材250は、
図4に示すように突起とそれを収容する溝とで構成でき、突起と溝は互いに反対の位置に形成されてもよい。
【0034】
そして、天板10の背面部には、底板320と角度支持台310とを含む底板ユニット30を収容できる底板ユニット収容溝120が形成される。
【0035】
携帯するときは、台座20と同様に、底板ユニット収容溝120に底板ユニット30を収容させることができる。そして、使用時に、前記底板ユニット30を前記底板ユニット収容溝120から引き出して使用することができる。
【0036】
このとき重要なのは底板320の形成位置である。側面から見る時、底板320を台座収容溝110が形成されている範囲内に、または台座収容溝110にすぐ隣接する天板の背面に底板を形成する場合、台座収容溝110の後ろに残る天板の厚さが薄くなる。したがって、底板320を収容するためには、底板320の厚さも薄くなるしかなく、これにより支持力が不良となる。
【0037】
したがって、このような支持力が不足する問題を防止するために、底板320を台座収容溝110より高い位置に形成する。これにより、平らに折り畳まれながらも支持力が丈夫な書見台を提供することができる。
【0038】
本発明による天板は合成樹脂材料で製造することができ、金型への射出工程を通じて製造することができる。
【0039】
しかしながら、天板10は、前面に台座収容溝110が、背面に底板ユニット収容溝120が形成され、前面と背面の厚さが異なる。したがって、天板10を単一の板に射出適用することが困難である。また、天板10は、射出適用時に、厚みのミスマッチ、スリップやねじれ、寸法誤差などの不良が発生することがあり、内部が充填されるため、重量が重く、持ち運びが不便な問題が発生する可能性がある。
【0040】
したがって、本発明は、前記天板が、2つの板がモジュール形態で製造されて結合される形態で製造されることができる。従って、前記天板は、射出による製造が容易であり、不良防止及び軽量化が可能である。
【0041】
より具体的には、天板10は、前面板11と背面板12とが結合される構造で構成することができる。背面板12は、背面板結合溝Aの領域にのみ形成されて結合される構造(第1構造)で構成することができる。そして、背面板12は、前面板11と同じ大きさに形成されて結合される構造(第2構造)で構成することができる。他にも、異なる形態で2つの板を組み合わせることができることは明らかである。
【0042】
上記のように天板10が前面板11と背面板12とに分離され結合される構成で製造される場合、前記底板ユニット30を前面板11と背面板12との間に挟んで締結することができる。したがって、容易に製造することができ、同時に底板ユニット30の離脱を防止することができる。また、角度支持台310及び底板320の締結が容易であるだけでなく、本のようにスリムな形態で平らに折り畳んで持ち運ぶことができる。
【0043】
図7及び
図8は、本発明の好ましい実施形態による第1構造で形成された天板を示す。
【0044】
図7及び
図8を参照すると、前記天板10は、前面部の下端に台座20が収容される台座収容溝110が形成され、背面部の前記台座収容溝より上部に背面板結合溝Aと底板ユニット収容溝Bが形成された前面板11と、背面板結合溝Aに締結された背面板12とを含んで構成することができる。
【0045】
より具体的には、前面板11の背面の背面板結合溝Aによって外郭に形成された前面突出ガード111が形成される。そして、前記背面板結合溝Aと底板ユニット収容溝Bとを区分する境界に内部突出ガード115を含むことができる。
【0046】
ここで、内部突出ガード115上に背面板12が安着されて締結される。前記内部突出ガード115と背面板12の厚さとの合計が、前記前面突出ガード111の厚さと同一になるように構成され、これにより背面板12が締結されると平らな形状を有する。
【0047】
前記内部突出ガード115には前面板締結孔115aが形成される。そして、背面板12の締結時に前記前面板締結孔115aに対応する位置に背面板締結孔122が形成され、前面板締結孔115aと背面板締結孔122を同時に貫通する締結部材が挿入され固定される。これにより、前面板11と背面板12とを一体的に平らな形態で締結することができる。
【0048】
ここで、前記締結部材は、ねじまたはボルトで構成することができる。前記前面板締結孔115aと背面板締結孔122は、ねじ孔またはボルト孔で構成することができる。そして、2つの締結孔のうちの少なくとも1つの締結孔の内部にねじ山を設けることができる。
【0049】
また、前面板11と背面板12とは、
図11に示すように、複数の突起に対応する位置に形成された溝に結合され、別途の締結部材を必要としない締結体構造で結合することができる。
【0050】
前記締結部材のない構造は、スナップボタンのように突起が溝に締結されて結合される構造であり、前記突起と溝は公差なく嵌合するスナップ結合により、締結部材なしでも着脱可能に締結することができる。前記突起と溝は、前面板と背面板で互いに反対の位置に形成することができる。
【0051】
底板ユニットの角度支持台310の両側面には、角度支持台締結突起311が形成される。角度支持台締結突起311は、前面板の角度支持台ホルダー116aと背面板の角度支持台ホルダー124aとを介して回動可能に結合されることができる。
【0052】
前記角度支持台ホルダー116a、124aは、半円形の溝で構成することができる。これにより、断面が円形である前記角度支持台締結突起311を容易に締結することができる。
【0053】
そして、底板ユニットの底板320の両側面には、底板締結突起323が形成される。底板締結突起323は、前面板の底板ホルダー116bと背面板の底板ホルダー124bとを介して回動可能に結合されることができる。
【0054】
ここで、前記底板締結突起323と底板ホルダー116b、124bとは、弾性体によって弾性ヒンジ結合されることができる。底板が回動して内部に弾性力が作用した状態で角度支持台によって固定され、これにより書見台を所望の角度に広げて立てることができる。その後、書見台を閉じるために角度支持台を底板から離脱させると、復元力によって底板が元の位置に戻りながら自動的に閉じるように構成されている。したがって、別途のフックを必要としないように構成することができる。
【0055】
底板320の弾性ヒンジ結合と関連した具体的な構成及び作用については、後述する第2構造で詳細に説明する。
【0056】
図9乃至
図11は、本発明の好ましい実施形態による第2構造で形成された天板を概略的に示す。
【0057】
図9乃至
図11を参照すると、前面板11は、前面部の下端に台座20が収容される台座収容溝110が開放されている。背面板12は、前記前面板11の背面に底板ユニット収容溝120が開放されている。天板10は、前面板11と背面板12とを締結して形成することができる。
【0058】
ここで、前面板11は、台座収容溝110の部分のみが開放された開放部110aを有する。前記台座収容溝110と底板ユニット収容溝120の外郭に背面突出ガード121を形成することができる。
【0059】
前面突出ガード111と背面突出ガード121はそれぞれ、外郭突出ガード111a、121aと、台座収容溝突出ガード111b、121bと、底板ユニット挿入溝突出ガード111c、121cとを含んで構成されることができる。外郭突出ガード111a、121aは、最外郭に形成され、台座収容溝突出ガード111b、121bは、台座収容溝の外郭に形成され、底板ユニット挿入溝突出ガード111c、121cは、底板ユニット収容溝の外郭に形成される。
【0060】
そして、前面板11と背面板12に対応する位置にそれぞれ、締結孔112、122を形成することができる。締結孔112、122を通してネジやピンなどの締結部材が挿入されて前面板11と背面板12とを一体に結合することができる。前記締結孔112、122は、内部にねじ山がなくても締結が可能であり、内部にねじ山を備えることもできる。前記前面板11と背面板12は、上述したように
図6Cのように突起と対応する溝から構成され、別途の締結部材無しで締結が可能な締結体構造で形成することができる。
【0061】
ここで、前面板11と背面板12との締結孔112、122は、前面突出ガード111及び背面突出ガード121の高さと同じ高さだけ突出するように構成されてもよい。
【0062】
したがって、前面板11の前面突出ガード111と背面板の背面突出ガード121とが当接しながら一体に結合される。前面板の締結孔112と背面板の締結孔122とが当接した状態で締結部材を介して結合されて結合力を高めることができる。そして、中空の形状で天板を構成することができるため、軽量化が可能で携帯が容易である。
【0063】
また、前記天板10が前面板11と背面板12とに分離構成されることにより、台座収容溝110に締結される台座20と、底板ユニット収容溝120に締結される角度支持台310、底板320とを容易に取り付けることができる。したがって、製造が非常に容易な利点を有する。
【0064】
具体的には、台座、角度支持台、及び底板の両側面にそれぞれ、断面が円形の締結突起が形成される。前面板11と背面板12の台座収容溝突出ガード111b、121b及び底板ユニット突出ガード111c、121cに断面が半円形の締結溝が形成される。前面板11または背面板12のいずれかの板の締結溝に、前記台座、角度支持台、及び底板を据え置く。その後、前面板11と背面板12とを一体に締結する。これにより、容易に台座、角度支持台、及び底板を回動可能に締結することができる。
【0065】
本発明によると、角度支持台310が前面板と背面板のいずれか一方の板に嵌合した状態で前記前面板と背面板が結合される。したがって、設置が容易であるだけでなく、前面板と背面板の締結の時に、離脱が防止される構造を有する。
【0066】
ここで、前記角度支持台や底板は、前記前面板と天板の背面板との間に結合される必要はなく、両板のいずれかに、すなわち底板収容溝の側面に結合されてもよい。台座も前面板と背面板との間に結合される必要はなく、両板のいずれか一方に、すなわち台座収容溝の側面に結合され得ることは明らかである。
【0067】
図12乃至
図15は、本発明の好ましい実施形態による台座、底板ユニットが締結される内部構造を概略的に示す。
【0068】
図12乃至
図15を参照すると、台座20の両側面に台座締結突起220が形成される。台座締結突起220は、前面板の台座収容溝突出ガード111bと背面板の台座収容溝突出ガード121bに形成された台座ホルダー113、123を介して回動可能に結合される。
【0069】
より具体的には、台座締結突起220は、回動ができるように断面が円形で構成され得る。台座収容溝突出ガード111b、121bにそれぞれ形成された台座ホルダー113、123は、それぞれ断面が半円形の溝で構成される。そして、台座ホルダー113、123は、前面板11と背面板12とが結合されると、断面が円形の溝となり、前記台座締結突起220を収容することができる。
【0070】
台座締結突起と台座ホルダーは、互いに反対の位置に形成されてもよい。必ずしも前面板と背面板との間に結合されるわけではなく、前面板または背面板のいずれか一つの板に、すなわち台座収容溝の下端の両側面に締結され得る。
【0071】
そして、底板ユニットの角度支持台310の両側面には、角度支持台締結突起311が形成される。角度支持台締結突起311は、前面板の底板収容溝突出ガード111cと背面板の底板収容溝突出ガード121cに形成された角度支持台ホルダー114、124を介して回動可能に結合される。そして、前記角度支持台が、必ずしも前記前面板と背面板との間に結合されるわけではない。前記角度支持台は、前面板または背面板のいずれか一つの板の底板収容溝の両側面に締結され得る。
【0072】
ここで、前記角度支持台締結突起311は、台座と同様に回動ができるように断面が円形で構成され得る。前記底板収容溝突出ガード111c、121cに形成された角度支持台ホルダー114、124は、それぞれ断面が半円形の溝で構成される。これにより、角度支持台ホルダー114、124は、前面板11と背面板12とが結合されると、断面が円形の溝となり、前記角度支持台締結突起311を収容することができる。
【0073】
また、底板320の両側面と締結される底板ユニット収容溝との間に締結部330を備える。
【0074】
締結部330の少なくとも一方は、初期弾性力を有する弾性ヒンジ結合330aから構成され得る。底板320が広がった状態で、角度支持台310が固定され、天板10が底面に支持される。角度支持台310の固定が除去されると、弾性力に対する復元力によって自動的に折り畳まれる構造を有する。
【0075】
ここで、締結部330のうちの一方のみが弾性ヒンジ結合330aから構成される場合、他方の締結部は回動可能なヒンジ結合330bから構成され得る。
【0076】
図13及び
図14を参照すると、締結部330が弾性ヒンジ結合330aから構成される場合、底板の側面に締結溝331aが形成される。底板ユニット収容溝の側面または内側面に前記締結溝331aと結合する底板締結突起332aが形成される。前記締結溝331a内に弾性体333が嵌合して弾性力を有する弾性ヒンジ結合を形成することができる。
【0077】
ここで、締結溝331aと底板締結突起332aに弾性体333の両端が固定される。締結溝331aと底板締結突起332aは、弾性体333の先端を嵌合可能な嵌合体331a-1、332a-1を含むことができる。
【0078】
そして、締結部330に形成される突起と溝は、
図8(b)のように互いに反対の位置に構成されてもよい。これは、本発明による実施形態で実施されるすべての結合に適用可能であることは明らかである。
【0079】
すなわち、締結部330は、底板の両側面に形成された締結突起331bを有する。底板ユニット収容溝の内側面には、前記締結突起331bと結合する底板締結溝332bが形成される。前記底板締結溝332b内には、弾性体333の一端333aが嵌合されて弾性力を有する弾性ヒンジ結合が形成され得る。
【0080】
ここで、締結突起331bと底板締結溝332bに弾性体333の両端が固定される。締結突起331bと底板締結溝332bは、弾性体333を嵌合可能な嵌合体331b-1、332b-1を含むことができる。
【0081】
前記嵌合体は、弾性体の両端の少なくとも一端に形成され得る。弾性体の一端333aは曲げられるように作製される。嵌合体は、曲げられた一端を嵌合することができる構造に形成され得る。前記嵌合体に弾性体の一端が嵌合した状態で、底板に力を加えて回動させると、前記嵌合体に嵌合した一端により保持しようとする弾性力が発生する。そして、上記力が除去されると、復元力により底板が元の位置に復帰する。
【0082】
さらに、底板320の弾性ヒンジ結合に関連する実施形態は、説明の便宜のためのものであり、同じ効果を有する様々な構成に変更することができる。
【0083】
締結部330の一方は弾性ヒンジ結合から構成され、もう一方はヒンジ結合から構成され、底板の側面に締結溝331aが形成され、底板ユニット収容溝の内側面に締結溝331aと結合される底板締結部330bが形成された構造の組み立て過程を、以下、
図15を参照して説明する。
【0084】
一方の締結部330aが弾性ヒンジ結合された状態で、他方の締結部330bには、締結溝331aに底板締結部材50が挿入される。その後、前記底板締結部材50を背面板の内部に固定する。ここで、底板の内側面に底板締結突起ではなく底板締結部材50を収容できる収容溝を形成することができる。前記収容溝に底板締結部材50を安着させ、背面板に固定することができる。
【0085】
ここで、底板締結部材50は、締結体51と、背面板の内部に固定可能な締結孔52とを含むことができる。締結体51を前記締結溝331a内に挿入した状態で、締結孔52を介してボルト、ピン等の締結部材を結合し固定させる。これにより、底板320が背面板12に締結され、ヒンジ結合が可能である。
【0086】
ここで、締結体51は、締結溝331aに挿入される突起の形態である。しかしながら、逆に、締結体51が溝の形態で構成され、締結溝331aが突起の形態で構成されてもよい。また、底板締結部材50を背面板ではなく前面板に固定することもできる。
【0087】
締結突起が両側面に形成された場合、底板を底板ユニット収容溝の内側面に締結することが難しいことがある。しかしながら、底板締結部材50を用いれば、一側が締結された状態で、底板を容易に締結することができる。
【0088】
底板320は、外郭に突出した境界ガード321と複数の支持バー322とを含む。境界ガード321は、底板ユニット収容溝120の底部と当接して結合する。複数の支持バー322は、内部に角度支持台310を固定して支持する。これにより、前記底板320が底板ユニット収容溝120に収容されると、突出する部分がない平らな状態を維持することになる。
【0089】
ここで、弾性体333は、底板320が底板ユニット収容溝120に収容される方向に初期弾性力が作用するように装着される。底板320を底板ユニット収容溝120から引き出した状態で角度支持台310を回動させて底板の支持バー322に固定させる。そうすると、天板10が一定の角度を維持したまま底板320に支持される。
【0090】
そして、前記角度支持台310を回動させて折り畳むと、底板320は復元力により底板ユニット収容溝120に収容される。したがって、底板320を底板ユニット収容溝120に保持するための構成が不要である。
【0091】
しかしながら、底板320を底板ユニット収容溝120に固定するためのフック330を選択的にさらに含んで構成することができる。
【0092】
上述したように、天板を前面板と背面板に分離構成して軽量化が可能である。前面板と背面板との間に、台座、角度支持台、及び底板を締結することができ、製造が非常に容易である。また、台座、角度支持台、及び底板を、台座収容溝及び底板ユニット収容溝に収容することができる。したがって、天板の前面と背面が本のように平らな形状を有し、持ち運びが非常に容易な利点がある。
【0093】
一般に、ブックホルダー210は、台座20上に本を載せたときに現在の位置を固定するための役割を果たす。ブックホルダー210は、
図2の実施形態のように、台座20が広がったときに前面に折り畳んだり広げたりできるように、上下に回動可能に結合された曲げられた棒状の形状で構成することができる。ここで、台座収容溝110は、前記ブックホルダーが折り畳まれたときに台座を収容できる形状で構成される。したがって、台座が台座収容溝に収容された場合、天板の前面が平らな形状を有するように形成され得る。
【0094】
図16~18は台座を結合する装置を概略的に示す
図7~9は台座を結合する装置を概略的に示す断面図である。
【0095】
図16~
図18を参照すると、本発明による読書台のための台座係合装置は、読書台の天板と台座とを組み合わせる装置である。天板に形成された台座収容溝に形成された台座係合部40と、台座係合部と係合し、台座側面に形成された締結突起50と、締結突起部に挿入され、台座係合部と締結突起部との係合摩擦係合するリング部材60を含む。
【0096】
前記締結突起50は、台座側面に形成された基端510と、基端に突出した締結突起520とを含む。ここで、締結突起520は、基端510よりも断面径が小さく形成されている。そして、基端510と締結突起520との間に段差が形成される。
前記リング部材60は、基端510に当接するまで締結突起520に嵌合して係合される。ここで、リング部材60は、ゴムのように弾性を有する材料で構成されていてもよい。
【0097】
前記台座係合部40は、リング部材60が連結された締結突起部50を収容する形状に構成されている。台座係合部は、締結突起が収容される締結突起収容部410と、リング部材が収容されるリング部材収容部420とを含むことができる。
【0098】
前記締結突起収容部410は、締結突起収容溝が形成されている。締結突起収容部410内の一側面に締結突起が当接するように収容される。リング部材収容部420は、リング部材収容溝が形成される。リング部材収容部420内にリング部材60が収容される。
【0099】
ここで、リング部材収容部420の幅はリング部材60の厚さと同じに構成され、基端510の一部がリング部材収容部420に挿入される。
【0100】
より具体的には、リング部材収容部420の突起が流入する部分の上下部に基端壁421が形成される。上下部の基端壁間の高さは、基端510の高さと等しくなるように形成される。これにより、基端510の一部がリング部材収容部420に挿入されてリング部材60を側面から押圧しながら締結することができる。
【0101】
したがって、締結突起部が台座係合部に締結されると、リング部材が両側に付勢される。これにより、長さが上下方向に伸びるように変形し、摩擦係合する。
これにより、締結突起部が台座係合部に強く係合し、締結突起部を回動させるために一定の力を加えなければならない。したがって、一定の力を加えなければ台座を広げたり折りたたむことができるので、台座を折りたたんだり、広げたりする過程で騒音が発生しない。
【0102】
本発明による読書台の天板10は、背面板10Aと前面板10Bとが結合された形態で構成され、軽量化のために速構造を有するように構成することができる。
【0103】
図19は、本発明の好ましい実施形態による台座係合部が前面板と背面板とに分離構成されていることを示す。
【0104】
図19を参照すると、本発明による読書台は、天板10を背面板10Aと前面板10Bとに分離して構成することができる。これにより、前記台座係合部40は、背面板に形成された背面台座係合部40Aと前面板に形成された前面台座係合部40Bとで2つに分離構成される。
【0105】
前記後面台座係合部40Aと前面台座係合部40Bとを締結すると、締結突起収容部とリング部材収容部とを形成することができる。
前記後面台座係合部40Aは、第1リング部材収容部410Aと第1締結突起収容部420Aとを含むことができる。
【0106】
前記第1リング部材収容部410Aは、第1リング収容溝411A、第1リング支持壁412A、第1基端支持壁413Aを含む。前記第1リング収容溝411Aにはリング部材の一部が収容される。第1リング支持壁412Aは、リング収容溝の一側に形成され、リング部材を支持する。第1基端支持壁413Aは、第1リング収容溝の他方側に形成されている。そして、それは基端の一部が第1のリング受け溝に挿入されるように支持壁よりも低い高さに形成される。
【0107】
ここで、前記第1リング支持壁412Aは、リング収容溝に収容されたリング部材の一側を支持する役割を担う。前記第1基端支持壁413Aは、第1リング支持壁よりも低い高さで構成され、締結突起の基端510の一部が上記第1リング収容溝411A内に挿入される。
【0108】
前記第1リング収容溝411Aは、リング部材60と同じ幅で構成されている。したがって、前記基端510の一部が第1リング収容溝411A内に挿入されてリング部材60が押圧される。すなわち、リング部材60の一側の第1リング支持壁412Aとリング部材他側の基端510との間でリング部材60が強く付勢されて締結される。したがって、強い固定力を維持することができる。そしてリング部材は幅が狭くなり高さが増す弾性変形が起こる。したがって、リング部材60はそれは第1リング収容溝411Aの底部に当接して摩擦係合する。
【0109】
ここで、前記第1リング支持壁412Aは、締結突起520の一部と当接する形状の溝412A-1が形成されてもよい。
そして、前記第1締結突起収容部420Aは、締結突起フレーム421Aと、締結突起フレームの内部に締結突起の一部を収容する第1締結突起収容溝422Aとを含むことができる。
【0110】
そして、前記前面台座係合部40Bは、第2リング部材収容部410Bと第2締結突起収容部420Bとを含んで構成することができる。
【0111】
前記第2リング部材収容部410Bは、第2リング収容溝411Bと、第2リング支持壁412Bと第2基端支持壁413Bとを含むことができる。上記第2リング収容溝411Bは、第1リング部材収容部に一部が収容されたリング部材の残りの部分を収容する。上記第2リング支持壁412Bは、第2リング収容溝の一側に形成されてリング部材を支持する。上記第2基端支持壁413Bは、第2リング収容溝の他方側に形成され、基端の一部が第2リング収容溝に挿入されるように支持顎よりも低い高さに形成される。
【0112】
ここで、上記第2リング支持壁412Bは、リング収容溝に収容されたリング部材60の一側を支持する役割を担う。上記第2基端支持壁413Bは、第2リング支持壁412Bよりも低い高さで構成される。したがって、締結突起の基端510の一部が第2のリング収容溝411Bに挿入されることを可能にする。
【0113】
前記第2リング収容溝411Bはリング部材60と同じ幅で構成されているため、前記基端510の一部が第2リング収容溝411B内に挿入されてリング部材60が押圧される。すなわち、リング部材60が第2リング支持顎412Bと基端510との間で強く圧迫しながら締結されるため、強い固定力を維持することができる。そしてリング部材60は、幅が狭くなり高さが増す弾性変形が起こる。したがって、そしてリング部材60はそれは第2のリング収容溝411Bの底部に当接して摩擦係合する。
【0114】
前記第2締結突起収容部420Bは、第2リング支持壁412Bと一体的に構成されている。それは、第2のリング支持壁412Bから延びる上部に固定突起の残りの部分と当接する形状の第2のリング受け溝を含む。
【0115】
以上説明した本発明の詳細な説明では、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、本発明の保護範囲は上記実施形態に限定されるものではない。当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、本発明の精神及び技術領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更することができることを理解できる。
【産業上の利用可能性】
【0116】
本発明は、携帯用書見台に関し、より詳しくは、本を据え置く書見台の役割だけでなく、ノートブック、タブレットなどの携帯電子機器などの据置物を据え置くことができ、正しい姿勢の目の高さに合わせて高さと角度を自由に調整できる携帯用書見台に関する。本発明は、正しい姿勢と学習習慣を維持し、学業効率を高めることができる発明で、教育産業に非常に有用な発明である。