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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019011
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】廃段ボール箱整理フレーム
(51)【国際特許分類】
   B65F 1/00 20060101AFI20240201BHJP
   B65F 1/14 20060101ALI20240201BHJP
   B65B 13/18 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
B65F1/00 W
B65F1/00 A
B65F1/14 Z
B65B13/18 Z
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023111333
(22)【出願日】2023-07-06
(31)【優先権主張番号】10-2022-0092916
(32)【優先日】2022-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】520103768
【氏名又は名称】モリスアンドコー,カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ボラ
【テーマコード(参考)】
3E023
3E052
【Fターム(参考)】
3E023AA14
3E023AA18
3E052AA02
3E052BA16
3E052CA20
3E052CB04
3E052CB06
3E052DB04
3E052LA18
(57)【要約】
【課題】使用済みの折り畳まれた廃段ボール箱をきちんと保管するとともに、容易に縛って処理することができる廃段ボール箱整理フレームを提供する。
【解決手段】前面に位置し、廃段ボール箱が前面方向に倒れることを防止する前面フレームと、前面フレームから離間した後面に位置し、廃段ボール箱が後面方向に倒れることを防止する後面フレームと、前面フレームと後面フレームとを連結しながら、廃段ボール箱の下部が底から離間した水平面に位置するように支持する連結パイプと、を含み、前面フレーム及び後面フレームは、パイプと、パイプの端部が挿入される挿通孔を有する連結材と、を含み、パイプは、連結材の挿通孔に挿入されて形成され、前記連結パイプは、直径の大きい外部パイプと、外部パイプの内部にスライド可能に挿入される直径の小さい内部パイプと、を含み、内部パイプは、前記外部パイプの内部からスライドして出し入れすることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面に位置し、廃段ボール箱が前面方向に倒れることを防止する前面フレームと、
前記前面フレームから離間した後面に位置し、前記廃段ボール箱が後面方向に倒れることを防止する後面フレームと、
前記前面フレームと前記後面フレームとを連結しながら、前記廃段ボール箱の下部が底から離間した水平面に位置するように支持する連結パイプと、を含み、
前記前面フレームと前記後面フレームとの間であり、かつ前記連結パイプの上側に積み重ねられた前記廃段ボール箱の中央部を紐で一回り巻いて容易に縛ることができることを特徴とする、廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項2】
前記前面フレーム及び前記後面フレームは、パイプと、前記パイプの端部が挿入される挿通孔を有する連結材と、を含み、前記パイプは、前記連結材の挿通孔に挿入されて設けられる、請求項1に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項3】
前記連結パイプは、前記前面フレーム及び前記後面フレームにおける向かい合う連結材の挿通孔に挿入される、請求項2に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項4】
前記前面フレームと前記後面フレームのそれぞれは、左側部と右側部とを連結するパイプである第2連結パイプを含み、前記第2連結パイプは、前記連結パイプよりも下側に位置し、前記廃段ボール箱の下側と前記第2連結パイプとの間に前記紐を容易に通過させた後、前記廃段ボール箱を一回り巻いて縛ることができる、請求項2に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項5】
前記第2連結パイプには、前記紐が巻き取られたドラムが回転可能に設置されており、必要の際に容易に使用することができる、請求項4に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項6】
前記連結パイプは、直径の大きい外部パイプと、前記外部パイプの内部にスライド可能に挿入される直径の小さい内部パイプと、を含み、
前記内部パイプは、前記外部パイプの内部からスライドして出し入れすることにより、前記前面フレームと前記後面フレームとの間の間隔を調節することができる、請求項1に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項7】
前記前面フレームと後面フレームとの間に設けられる弾性部材をさらに含み、前記弾性部材は、前記内部パイプが外部パイプの内部に挿入されるように加圧することにより、前記前面フレームと前記後面フレームとの間の間隔を狭くする、請求項6に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項8】
前記弾性部材は、前記廃段ボール箱に接触しない位置に設けられる、請求項7に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【請求項9】
前記パイプの一部と、該一部のパイプが挿入される前記連結材の挿通孔は、多角形状に形成されることにより、相互回転が防止される、請求項2に記載の廃段ボール箱整理フレーム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、廃段ボール箱整理フレームに関し、具体的には、使用済みの折り畳まれた廃段ボール箱をきちんと保管するとともに、容易に縛って処理することができる廃段ボール箱整理フレームに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、特にCOVID-19が発生した以後、自宅に商品を配送してもらう場合が増加している。それによって、商品の配送後の空き箱である廃段ボール箱の排出量が急増している。
【0003】
このような廃段ボール箱は、家庭の玄関などに立てておいてから一定した量に到逹した後にリサイクルなどのために排出するようになる。
【0004】
しかし、玄関などに立てておいた廃段ボール箱は倒れ易く、かつ、倒れた廃段ボール箱は広い空間を占めるだけでなく美観を害するようになる。
【0005】
また、立てられているか、または倒れた廃段ボール箱を搬出するためには、紐で縛る必要があるが、規格が様々であり、乱れている廃段ボール箱の下側に紐を通過させて縛る作業は容易ではない。
【0006】
したがって、多数の廃段ボール箱をきちんと保管して美観を良くするとともに容易に縛って外部に搬出することができる技術の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1181888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたもので、その目的は、多数の廃段ボール箱をきちんと保管して美観を良くするとともに、容易に縛って外部に搬出することができる廃段ボール箱整理フレームを提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、フレームを構成するパイプと連結材とを相互分離された構造にすることで、移動、搬送、保管などが容易な廃段ボール箱整理フレームを提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、分離されたパイプを連結材にはめ込んでフレームを組み立てることができることにより、誰でも容易に組み立てることができる廃段ボール箱整理フレームを提供することにある。
【0011】
本発明の別の目的は、前面フレームと後面フレームとの間隔を調節することができることにより、廃段ボール箱の個数が多い場合にも適用可能な廃段ボール箱整理フレームを提供することにある。
【0012】
本発明の別の目的は、フレームに紐が巻き取られたドラムが回転可能に設置されることにより、紐で廃段ボール箱を容易に縛ることができる廃段ボール箱整理フレームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームは、前面に位置し、廃段ボール箱が前面方向に倒れることを防止する前面フレームと、前記前面フレームから離間した後面に位置し、前記廃段ボール箱が後面方向に倒れることを防止する後面フレームと、前記前面フレームと後面フレームとを連結しながら、前記廃段ボール箱の下部が底から離間した水平面に位置するように支持する連結パイプと、を含み、前記前面フレームと後面フレームとの間であり、かつ前記連結パイプの上側に積み重ねられた前記廃段ボール箱の中央部を紐で一回り巻いて容易に縛ることができることを特徴とする。
【0014】
前記前面フレーム及び後面フレームは、パイプと、前記パイプの端部が挿入される挿通孔を有する連結材と、を含み、前記パイプは、前記連結材の挿通孔に挿入されて設けられることができる。
【0015】
前記連結パイプは、前記前面フレームおよび後面フレームにおける向かい合う連結材の挿通孔に挿入されることができる。
【0016】
前記前面フレームと後面フレームのそれぞれは、左側部と右側部とを連結するパイプである第2連結パイプを含み、前記第2連結パイプは、前記連結パイプよりも下側に位置し、前記廃段ボール箱の下側と前記第2連結パイプとの間に前記紐を容易に通過させた後、前記廃段ボール箱を一回り巻いて縛ることができる。
【0017】
前記第2連結パイプには、前記紐が巻き取られたドラムが回転可能に設置されており、必要の際に容易に使用することができる。
【0018】
前記連結パイプは、直径の大きい外部パイプと、前記外部パイプの内部にスライド可能に挿入される直径の小さい内部パイプとを含み、前記内部パイプは、前記外部パイプの内部からスライドして出し入れすることにより、記前面フレームと後面フレームとの間の間隔を調節することができる。
【0019】
前記前面フレームと後面フレームとの間に設けられる弾性部材をさらに含み、前記弾性部材は、前記内部パイプが外部パイプの内部に挿入されるように加圧することにより、前記前面フレームと後面フレームとの間の間隔を狭くすることができる。
【0020】
前記弾性部材は、前記廃段ボール箱に接触しない位置に設けられることができる。
【0021】
前記パイプの一部と、該一部のパイプが挿入される前記連結材の挿通孔は、多角形状に形成されることにより、相互回転が防止されることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、多数の廃段ボール箱をきちんと保管して美観を良くするとともに、容易に縛って外部に搬出することができる。
【0023】
また、フレームを構成するパイプと連結材とを相互分離された構造にすることで、移動、搬送、保管などが容易である。
【0024】
また、分離されたパイプを連結材にはめ込んでフレームを組み立てることができることにより、誰でも容易に組み立てることができる。
【0025】
また、前面フレームと後面フレームとの間隔が調節できることで、廃段ボール箱の個数が多い場合にも適用することができる。
【0026】
また、フレームに紐が巻き取られたドラムが回転可能に設置されることにより、紐で廃段ボール箱を容易に縛ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの分解斜視図である。
図3】本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームにドラムが設置された様子を示す図である。
図4】本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの一部のパイプ及び該パイプが挿入される挿通孔が多角形に形成された様子を示す図である。
図5】本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの正面図である。
図6】本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの側面図である。
図7】本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームを使用する様子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の幾つかの実施形態を例示的な図面に基づいて詳細に説明する。各図面の構成要素に符号を付するにあたり、同一の構成要素に対しては、たとえ他の図面上に表示されても、できるだけ同じ符号を付してある。また、本発明の実施形態を説明するにおいて、関連した公知の構成または機能に対する具体的な説明が本発明の実施形態に対する理解に邪魔になってしまうと判断される場合には、その詳細な説明は省略する。
【0029】
また、本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって当該構成要素の本質や順番または手順などが限定されない。ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」または「接続」されると記載されている場合、ある構成要素は他の構成要素に直接連結または接続されることもあり、各構成要素の間に別の構成要素が介在して「連結」、「結合」または「接続」されることもある。
【0030】
以下、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームを図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの斜視図、図2は、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの分解斜視図、図3は、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームにドラムが設置された様子を示す図、図4は、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの一部のパイプおよび該パイプが挿入される挿通孔が多角形に形成された様子を示す図、図5は、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの正面図、図6は、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームの側面図、図7は、本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームを使用する様子を示す図である。
【0032】
本発明の一実施形態による廃段ボール箱整理フレームは、前面に位置し、廃段ボール箱が前面方向に倒れることを防止する前面フレーム10と、前記前面フレーム10から離間した後面に位置し、前記廃段ボール箱が後面方向に倒れることを防止する後面フレーム20と、前記前面フレーム10と後面フレーム20とを連結しながら前記廃段ボール箱の下部が底から離間した水平面に位置するように支持する連結パイプ30と、を含むことができる。
【0033】
前記廃段ボール箱は、前記前面フレーム10と後面フレーム20との間であり、かつ連結パイプ30の上側に、前後方向に重なって保管されることができる。また、積み重ねられた廃段ボール箱は、下部と前後の両方とも底や壁面から離間しており、容易に紐で巻いて縛った上で移動させることができる。
【0034】
前記前面フレーム10及び後面フレーム20は、パイプ12、22と、前記パイプ12、22の端部が挿入される挿通孔が形成された連結材14、24と、を含み、前記パイプ12、22は、前記連結材14、24の挿通孔に挿入されて形成されることができる。
【0035】
前記パイプ12、22は、一字型などに形成され、連結材14、24は、一字型、く字型、T字型、変形T字型(T字型の3つのアームが接する位置で3つの全てのアームと直角をなす方向に延びる追加のアームをさらに含む形、図1など参照)などに形成されることができる。
【0036】
パイプ12、22は、既製作済みの直線形状のパイプ12、22を必要な長さに切断することだけで用意し得る。連結材14、24は、一字型、く字型、T字型、変形T字型のものをあらかじめ成形して用意することができる。
【0037】
本実施形態は、長さが同一であるか、または異なっている一字型パイプ12、22および一字型、く字型などの連結材14、24を用意した上で、連結材14、24の挿通孔にパイプ12、22の端部を挿入して容易に組み立てることができる。本実施形態は、パイプ12、22らと連結材14、24とを、分離された状態で梱包して配送または移送した後、使用位置で梱包を開いて容易に組み立てることができる。よって、本実施形態は、分離された状態で梱包することで体積が小さくて配送や移動が容易であり、誰でも容易に梱包を解体して組み立てることができ、使用後分離して少ない空間に便利に保管することができる。
【0038】
前記パイプ12、22の断面は、円形が好適であるが、四角形、三角形などでも構わない。円形は、既製造済のパイプ12、22を用いることができるので有利である。また、パイプ12、22は、内部が空いている中空型が好適であるが、内部が詰まっている中実型でもよい。中空型は材料が節約され、重量が軽くて取り扱いが容易である。パイプ12、22の材質は、鋼材、ステンレスなどが好適であるが、必要な強度が確保できるならプラスチックなども可能である。
【0039】
連結材14、24は、シリコーンが好適であるが、鋼材、ステンレス、プラスチックなども可能である。シリコーンは、パイプ12、22との密着力が良くて結合力に優れる。
【0040】
前記連結パイプ30は、前記前面フレーム10および後面フレーム20における向かい合う連結材14、24の挿通孔に挿入されることができる。すなわち、連結パイプ30は、底から離間した水平面上に位置することにより、重畳された廃段ボール箱の下部を水平面上に位置させることで、滑ることなく保管可能である。連結パイプ30は、底から多く離間している必要はない。むしろ多く離間している場合、廃段ボール箱の重心が高くなって崩れやすくなる。ただし、連結パイプ30と後述する下側の第2連結パイプ16、26との間の間隔が、紐を通過させるか手が入ることができる程度であれば十分である。
【0041】
前記前面フレーム10及び後面フレーム20のそれぞれは、大きく、左側部と右側部とに分離され、この左側部と右側部とを連結するパイプである第2連結パイプ16、26を含むことができる。前記第2連結パイプ16、26は、前記連結パイプ30よりも下側に位置することができる。したがって、連結パイプ30の上側に設けられた廃段ボール箱と第2連結パイプ16、26との間の空間を利用して、手などで紐を容易に通過させて廃段ボール箱を縛ることができる。前記第2連結パイプ16、26は、前記前面フレーム10及び後面フレーム20のそれぞれに一つ以上設置されることができるが、いずれも前記連結パイプ30よりも下側に位置することができる。
【0042】
前記第2連結パイプ16、26には、前記紐が巻き取られたドラム50が回転可能に設置されることができる。この紐は、ドラム50から繰り出して、廃段ボール箱を縛りやすくするのに使用することができる。また、ドラム50は、第2連結パイプ16、26に設置されるので、紛失の心配がない。第2連結パイプ16、26は、できるだけ下側に設置されるのが有利であるが、前記ドラム50が設置される程度の高さは確保されることが望ましい。前記紐は、ドラム50なしに紐それ自体が円筒形状に巻き取られたものと用いてもよい。
【0043】
前記連結パイプ30は、直径が大きい外部パイプ32と、前記外部パイプ32の内部にスライド可能に挿入される直径が小さい内部パイプ34と、を含むことができる。前記内部パイプ34は、前記外部パイプ32の内部からスライドして出し入れすることにより、前記前面フレーム10と後面フレーム20との間の間隔を調節することができる。したがって、廃段ボール箱の個数が多い場合にも適用され得る。
【0044】
前記前面フレーム10と後面フレーム20との間に設けられる弾性部材40をさらに含むことができる。前記弾性部材40は、ばね、ゴムバンドなどが用いられることができる。前記弾性部材40は、前記内部パイプ34が外部パイプ32の内部に挿入されるように加圧することにより、前記前面フレーム10と後面フレーム20との間間隔を狭くすることができる。廃段ボール箱が多い場合、前記弾性部材40が延びると同時に、内部パイプ34が外部パイプ32から引き出されて収容することができる。
【0045】
前記弾性部材40は、積み重ねられた前記廃段ボール箱に接触しない位置に設けられることができる。例えば、第2連結パイプ16、26が挿入される両側の連結材14、24に結合されることができる。弾性部材40が設けられる位置は、同図に示したように、第2連結パイプ16、26が挿入される連結材14、24の水平部に設けられてもよく、もしくは、垂直部に設けられてもよい。また、弾性部材40は、連結材14、24のほかに、パイプ12、22に設けられることができる。ただし、弾性部材40は、廃段ボール箱よりも下側に設けることで、保管される廃段ボール箱に影響を受けないことが好ましい。
【0046】
前記パイプ12、22の一部と、この一部のパイプ12、22が挿入される連結材14、24の挿通孔は、四角形、三角形などの多角形状に形成されることにより、相互回転が防止されるようにすることができる。例えば、第2連結パイプ16、26が挿入される連結材14、24の上側に垂直に挿入されるパイプ12、22と、これらのパイプ12、22が挿入される連結材14、24の挿通孔を、四角形、三角形などに形成することで、前面フレーム10および後面フレーム20の左側部と右側部の回転が防止されることができる。
【0047】
以上、本発明の実施形態を構成するすべての構成要素が一つに結合されるか、結合されて動作する様態を説明したが、本発明は、必ずしもこのような実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の目的範囲内であれば、そのすべての構成要素が一つ以上選択的に結合して構成されるか、動作することもできる。また、前述した「含む」、「構成する」または「持つ」などの用語は、特別に反対される記載がない限り、当該構成要素が内在することができることを意味するものなので、他の構成要素を排除するものではなく、他の構成要素をさらに含むことができるものと解釈されなければならない。技術的や科学的な用語を含むすべての用語は、異なるように定義されない限り、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般に理解されるものと同一の意味を有する。辞典上に定義された用語のように、一般的に使われる用語は、関連技術の文脈上の意味と一致するものと解釈されなければならず、本発明において明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味で解釈されない。
【0048】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から逸脱することなく多様な修正及び変形が可能である。したがって、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのもので、これらの実施形態によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって解釈されなければならず、それと均等範囲に属するすべての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0049】
10 前面フレーム
12 パイプ
14 連結材
16 第2連結パイプ
20 後面フレーム
22 パイプ
24 連結材
26 第2連結パイプ
30 連結パイプ
32 外部パイプ
34 内部パイプ
40 弾性部材
50 ドラム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7