(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024001903
(43)【公開日】2024-01-11
(54)【発明の名称】複数収納部を有するウエストポーチ
(51)【国際特許分類】
A45F 3/00 20060101AFI20231228BHJP
A47L 13/51 20060101ALI20231228BHJP
A45C 11/00 20060101ALI20231228BHJP
【FI】
A45F3/00 520
A47L13/51
A45C11/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022100750
(22)【出願日】2022-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】719006320
【氏名又は名称】山中 正善
(72)【発明者】
【氏名】山中 正善
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA55
3B045CA01
3B045CE07
3B045EA02
3B045GA04
3B045GB02
3B045GC02
3B045GD02
(57)【要約】 (修正有)
【課題】1個の収納部だけでなく複数収納部を有することにより物の出し入れが容易なウエストポーチを提供する。
【解決手段】本発明のウエストポーチは、少なくとも2つの独立した収納部と、人の腰に着脱自在に装着される腰ベルトとで構成され、収納部の内部が防水仕様で構成される。バケツに汲んだ水又はぬるま湯に複数枚の雑巾を浸し絞った後に右ポーチ2に入れ、拭き掃除を行う場所に移動し右ポーチ2から雑巾を一枚取り出し拭き掃除を開始し雑巾が汚れたら、使用して汚れた雑巾は左ポーチ3に入れこの作業を繰り返して継続して拭き掃除を行う。右ポーチ2に用意した雑巾を使い終わった後にバケツの置いてある場所に戻り汚れた雑巾を左ポーチ3から取り出しバケツに汲んだ水又はぬるま湯に複数枚の雑巾を浸し汚れを濯ぎ絞った後に右ポーチ2に収納する。以上の作業を繰り返し掃除を完了させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの独立した収納部と、人の腰に着脱自在に装着される腰ベルトとで構成され、前記収納部の内部が、防水仕様で構成されることを特徴とする複数収納部を有するウエストポーチ。
【請求項2】
前記複数収納部が、人の腰に装着されたとき、少なくとも左右に分かれて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の複数収納部を有するウエストポーチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雑巾で拭き掃除を行う場合の雑巾を収納するウエストポーチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ウエストポーチに於いて、1個のウエストポーチの本体収納部に間仕切り機能を付与して複数の物を収納できるものが知られている。(特許文献1)しかしながら、1個のウエストポーチの本体収納部で取り出す物及び収納する物を即座に判断して出し入れすることが容易ではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
雑巾により拭き掃除を行う場合バケツに水又はぬるま湯を汲み、バケツを拭き掃除を開始する場所まで移動させ、雑巾を水又はぬるま湯に浸してから絞り、拭き掃除を行い、その後汚れた雑巾をバケツの置いてある場所まで戻り、バケツ内の水又はぬるま湯で雑巾を濯ぎ絞ってから再び作業していた場所に戻り継続して拭き掃除を行っていた。この為、バケツと拭き掃除を行う場所との移動に時間がかかっていた。また、作業する人の余分な体力も消費していた。
【0005】
本発明は、収納部の内部が防水仕様で構成されることを特徴とするウエストポーチである。使用前使用後の雑巾を収納する。一方に使用前の雑巾を入れ、他方に使用後の雑巾を入れることにより使用前後の雑巾が混じることなく区別して収納できる。また、1個の収納部だけでなく複数収納部を有することにより物の出し入れが容易なウエストポーチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
雑巾により拭き掃除を行う場合、雑巾を収納するためのポーチに腰ベルトをポーチの腰ベルト通し部に通し、腰ベルトにより腰に装着した後、バケツに汲んだ水又はぬるま湯に複数枚の雑巾を浸し絞った後に、片一方のポーチに入れる。拭き掃除を行う場所に移動し拭き掃除を開始し雑巾が汚れたら、順次雑巾を交換した後、継続して拭き掃除を行う。使用して汚れた雑巾はもう一方のポーチに入れる。この場合、準備した雑巾を全て使用が完了するまで、バケツの置いてある場所まで戻って汚れた雑巾を濯ぎ洗いすることなく連続して作業が可能である。また、一方のポーチは右手で使用しやすい位置、例えば向かって右側に配置し、他方は左手で使用しやすい位置、例えば向かって左側に配置する。尚、右側ポーチ及び左側ポーチの内部は防水処理されており水がにじみ出ることは無い。
【発明の効果】
【0007】
予め濯いで絞った雑巾を入れた片一方のポーチの中に準備した数枚の雑巾により拭き取り作業を行うため、複数枚の雑巾の使用が完了するまで雑巾を濯ぎ絞るためにバケツまで戻ることなく継続して雑巾による拭き取り作業が可能である。使用して汚れた雑巾はもう一方のポーチに入れる。これにより汚れた雑巾と使用前の雑巾を明確に区別して収納することができる。汚れた雑巾を一回ごとにバケツの置いてある場所まで戻って濯ぎ絞るための時間が不要となる。本発明により雑巾による拭き掃除の効率の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】第3のポーチを有するウエストポーチの図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は本発明に係るウエストポーチ実施例を示す。
図1において雑巾により拭き掃除を行う場合、雑巾を収納するための右ポーチ2に腰ベルト1を右ポーチ2の腰ベルト通し部4に通し、また、雑巾を収納するための左ポーチ3に腰ベルト1を左ポーチ3の腰ベルト通し部5に通し、腰ベルト1により腰に装着する。
【0010】
バケツに汲んだ水又はぬるま湯に複数枚の雑巾を浸し絞った後に、右ポーチ2に入れる。拭き掃除を行う場所に移動し右ポーチ2から雑巾を一枚取り出し拭き掃除を開始し雑巾が汚れたら、使用して汚れた雑巾は左ポーチ3に入れこの作業を繰り返して継続して拭き掃除を行う。右ポーチ2に用意した雑巾を使い終わった後にバケツの置いてある場所に戻り汚れた雑巾を左ポーチ3から取り出しバケツに汲んだ水又はぬるま湯に複数枚の雑巾を浸し汚れを濯ぎ絞った後に右ポーチ2に収納する。以上の作業を繰り返し掃除を完了させる。
【0011】
この場合、準備した雑巾を全て使用が完了するまで、バケツの置いてある場所まで戻って汚れた雑巾を濯ぎ洗いすることなく連続して作業が可能である。
【0012】
腰に装着した左右のポーチ2又は3のどちらに使用前の雑巾を入れるかは、拭き掃除を行う本人が自分の利き手に合わせて本人の使いやすい方に入れる。大掃除等で人力による雑巾により拭き掃除を行う場合、作業が効率よくできる。作業の時間短縮にもつながる。人力による雑巾による大掛かりな拭き掃除の作業時間の短縮が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0013】
使用目的の異なるものを身体に付けて使用する場合に適応できる。例えば
図2は本発明に係るおしぼりを収納するウエストポーチ実施例を示す。使用前のおしぼりと使用後のおしぼりを収納する場合に適用できる。この場合、腰に装着した左右のポーチの他に左右のポーチのどちらかの隣に第3のポーチ6を装着することにより、合計3個の収納部を有し、使用前のおしぼりから取り除いたビニール袋を第3のポーチ6に収納することができる。
【符号の説明】
【0014】
1 腰ベルト
2 右ポーチ
3 左ポーチ
4 右ポーチ腰ベルト通し部
5 左ポーチ腰ベルト通し部
6 第3のポーチ
7 第3のポーチベルト通し部