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特開2024-19073コネクタハウジング、コネクタハウジングアセンブリ、コネクタ及びコネクタアセンブリ
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019073
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】コネクタハウジング、コネクタハウジングアセンブリ、コネクタ及びコネクタアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/631 20060101AFI20240201BHJP
【FI】
H01R13/631
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023120514
(22)【出願日】2023-07-25
(31)【優先権主張番号】202221969883.3
(32)【優先日】2022-07-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】516193944
【氏名又は名称】タイコ・エレクトロニクス・テクノロジー・(エスアイピー)・カンパニー・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Tyco Electronics Technology (SIP) Co.Ltd.
(71)【出願人】
【識別番号】508079120
【氏名又は名称】タイコ エレクトロニクス (シャンハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100100077
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 充
(74)【代理人】
【識別番号】100136010
【弁理士】
【氏名又は名称】堀川 美夕紀
(74)【代理人】
【識別番号】100203046
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 聖子
(72)【発明者】
【氏名】レェイミィン アラン シィオン
(72)【発明者】
【氏名】シュエピィン アリエル ダァン
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA09
5E021FC08
5E021FC31
5E021HB04
5E021HB09
5E021HB11
5E021HC12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】弾性アームの自由端が外に向かって過度の変形が発生することを確実に防止することができ、ブースターバーが誤操作される場合でも、弾性アームは破断しないコネクタハウジングアセンブリを提供する。
【解決手段】コネクタハウジング1は横方向において対向する1対の側壁11と、それぞれ1対の側壁の外壁面に形成されるコネクタのブースターバー2をプリロック位置に保持するための1対の保持構造14とを含む。保持構造はブースターバーがプリロック位置から最終ロック位置へ回転することを防止するように、ブースターバーの弾性アーム240の端部の底面に当接するための位置制限面と、弾性アームの端部が横方向に沿って外に移動することを防止するように端部の外側面に当接するための位置制限壁とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタハウジングであって、
前記コネクタハウジングの横方向において対向する1対の側壁と、
それぞれ前記1対の側壁の外壁面に形成される、コネクタのブースターバーをプリロック位置に保持するための1対の保持構造とを含み、
前記保持構造は、
前記ブースターバーが前記プリロック位置から最終ロック位置へ回転することを防止するように、前記ブースターバーの弾性アームの端部の底面に当接するための位置制限面と、
前記弾性アームの端部が前記横方向に沿って外に移動することを防止するように、前記端部の外側面に当接するための位置制限壁とを有することを特徴とするコネクタハウジング。
【請求項2】
前記保持構造は、
前記ブースターバーが前記プリロック位置から、前記最終ロック位置から離れる逆方向に向かって回転することを防止するように、前記ブースターバーの端部保持突起の前側面に当接するためのストッパ面をさらに有し、
前記位置制限面は前記コネクタハウジングの縦方向において対向する前側辺と後側辺とを有し、前記ストッパ面は前記位置制限面の前側辺から上方に延在していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタハウジング。
【請求項3】
前記位置制限壁は前記コネクタハウジングの側壁に対面する内側面を有し、前記位置制限壁の内側面が前記端部保持突起の外側面に当接するために用いられ、
前記位置制限面は前記横方向において対向する外側辺と内側辺とを有し、且つ前記位置制限壁の内側面が前記位置制限面の外側辺から上方に延在していることを特徴とする請求項2に記載のコネクタハウジング。
【請求項4】
前記位置制限面は前記コネクタハウジングの横方向と縦方向により限定された水平面に平行であるか、又は
前記位置制限面は前記水平面にやや傾斜しており、且つ前記位置制限面の内側辺が前記位置制限面の外側辺より高いことを特徴とする請求項3に記載のコネクタハウジング。
【請求項5】
前記位置制限壁の内側面は、前記コネクタハウジングの縦方向と高さ方向により限定された第1の垂直平面に平行であるか、又は前記第1の垂直平面にやや傾斜していおり、且つ
前記ストッパ面は、前記コネクタハウジングの横方向と高さ方向により限定された第2の垂直平面に平行であるか、又は前記第2の垂直平面にやや傾斜していることを特徴とする請求項3に記載のコネクタハウジング。
【請求項6】
前記保持構造は、
前記コネクタハウジングの側壁に対面し、且つ離間する保持壁と、
前記コネクタハウジングの側壁と前記保持壁との間に接続される接続壁とを含み、
前記位置制限面、前記位置制限壁と前記ストッパ面は前記保持壁の頂部に形成されることを特徴とする請求項2に記載のコネクタハウジング。
【請求項7】
前記位置制限壁は前記保持壁の外側面から外にやや突出していることにより、前記位置制限壁の厚さを増大させ、前記保持壁の外側面が適合コネクタハウジングに接触することを防止することを特徴とする請求項6に記載のコネクタハウジング。
【請求項8】
前記保持壁の外側面に、さらに前記コネクタハウジングの高さ方向に延在している突起リブが形成され、
前記突起リブは前記位置制限壁とともに、前記保持壁の外側面が前記適合コネクタハウジングに接触することを防止することを特徴とする請求項7に記載のコネクタハウジング。
【請求項9】
コネクタハウジングアセンブリであって、
請求項1~8のいずれか一項に記載のコネクタハウジングと、
前記コネクタハウジングの1対の側壁に回転可能に接続される、プリロック位置と最終ロック位置の間で回転することができるブースターバーとを含み、
前記ブースターバーに弾性アームが形成され、前記弾性アームの自由端の端部は前記コネクタハウジングの横方向に沿って、前記位置制限面に当接するロック位置と、前記位置制限面から外したアンロック位置との間で、移動することができ、
前記ブースターバーが前記プリロック位置にあり、且つ前記弾性アームの自由端の端部が前記ロック位置にある場合、前記弾性アームの自由端の端部の底面は前記位置制限面に当接することにより、前記ブースターバーは前記プリロック位置から前記最終ロック位置へ回転することを防止することを特徴とするコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項10】
前記弾性アームの自由端に前記コネクタハウジングの横方向に沿って外に突出している端部保持突起が形成され、前記弾性アームの自由端の端部の底面は前記端部保持突起の底面であることを特徴とする請求項9に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項11】
前記端部保持突起の底面は前記コネクタハウジングの横方向と縦方向により限定された水平面に傾斜しており、
前記底面は前記横方向において対向する内側辺と外側辺とを有し、且つ前記底面の内側辺が前記底面の外側辺より高いことを特徴とする請求項10に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項12】
前記コネクタハウジングには、その縦方向において対向する前端壁と後端壁とを有し、前記前端壁に係止溝が形成され、且つ前記ブースターバーに弾性バックルがさらに形成され、
前記ブースターバーが前記最終ロック位置に回転される場合、前記ブースターバーを前記最終ロック位置に保持させるように、前記弾性バックルが前記係止溝と接合することを特徴とする請求項10に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項13】
前記ブースターバーは、
それぞれ前記コネクタハウジングの1対の側壁に回転可能に接続される1対の接続部と、
その一端はそれぞれ前記1対の接続部に接続される1対のアームと、
前記1対のアームの他端の間に接続される横ビームとを含み、
前記弾性アームは前記接続部に形成され、前記弾性バックルは前記横ビームに接続されることを特徴とする請求項12に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項14】
それぞれ前記コネクタハウジングの1対の側壁に回転可能に取り付けられる1対の駆動部材をさらに含み、
前記ブースターバーの接続部に第1のギア部が形成され、前記駆動部材に第2のギア部が形成され、前記第1のギア部は前記第2のギア部に噛み合い、
前記ブースターバーは前記駆動部材を介して、前記コネクタハウジングに対して予め組み立て位置と最終的な組み立て位置の間で移動するように適合コネクタハウジングを駆動することを特徴とする請求項13に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項15】
前記弾性アームの自由端にさらにアンロック突起が形成され、前記アンロック突起は前記コネクタハウジングの横方向に沿って外に突出しており、且つ前記端部保持突起からはみ出し、
前記ブースターバーが前記プリロック位置にあり且つ前記適合コネクタハウジングが前記コネクタハウジングに予め組み立てられる場合、前記適合コネクタハウジングは前記横方向に沿って前記アンロック突起を内側に押圧して、前記端部保持突起を前記横方向に沿って内側に向かって、前記位置制限面から外したアンロック位置に移動させ、これにより、前記ブースターバーは前記プリロック位置から前記最終ロック位置へ回転することを許容することを特徴とする請求項14に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項16】
前記ブースターバーが前記プリロック位置にあり且つ前記適合コネクタハウジングが前記コネクタハウジングから抜き出される場合、前記弾性アームは初期位置に弾性リセットして、前記端部保持突起を前記横方向に沿って外側に向かって、前記位置制限面に当接するロック位置に移動させることにより、前記ブースターバーは前記プリロック位置から前記最終ロック位置へ回転することを阻止することを特徴とする請求項15に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項17】
前記接続部に止め壁が形成され、前記止め壁は前記弾性アームの内側に位置し、前記弾性アームの端部保持突起が横方向に沿って内側に移動する移動量を制限するために用いられ、これにより、前記弾性アームの前記横方向に沿う過度の内向き変形を防止することを特徴とする請求項13に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項18】
前記ブースターバーの接続部に第1の駆動歯が形成され、前記駆動部材に第2の駆動歯が形成され、
前記第1の駆動歯と前記第2の駆動歯はそれぞれ適合コネクタハウジングにおける第1の歯槽と第2の歯槽に接合するために用いられることにより、予め組み立て位置と最終的な組み立て位置の間で移動するように前記適合コネクタハウジングを駆動することを特徴とする請求項14に記載のコネクタハウジングアセンブリ。
【請求項19】
コネクタであって、
請求項9~18のいずれか一項に記載のコネクタハウジングアセンブリと、
前記コネクタハウジング内に取り付けられる端子とを含むことを特徴とするコネクタ。
【請求項20】
コネクタアセンブリであって、
請求項19に記載のコネクタと、
前記コネクタに適合する適合コネクタとを含むことを特徴とするコネクタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はコネクタハウジング、該コネクタハウジングを含むコネクタハウジングアセンブリ、該コネクタハウジングアセンブリを含むコネクタ及び該コネクタを含むコネクタアセンブリに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来技術では、2つのコネクタを組み合わせる際の操作力を減少するために、通常、ブースターバーを提供する必要がある。該ブースターバーはコネクタのハウジングの側壁に回転可能に接続され、プリロック位置と最終ロック位置の間で回転することができる。ブースターバーに弾性アームが形成され、弾性アームの自由端にハウジングの横方向に沿って外に突出している端部保持突起が形成される。ハウジングの側壁に、位置制限面を有する保持部が形成される。弾性アームにおける端部保持突起はハウジングの横方向に沿って、位置制限面に当接するロック位置と、位置制限面から外したアンロック位置との間で、移動することができる。弾性アームの端部保持突起がロック位置にある場合、ブースターバーはプリロック位置から最終ロック位置へ回転することができない。弾性アームの端部保持突起がアンロック位置にある場合、ブースターバーはプリロック位置から最終ロック位置へ回転することを許容する。
【0003】
しかしながら、実際の応用において、誤操作が発生する場合がある。例えば、弾性アームの端部保持突起がロック位置にある場合、最終ロック位置に向かってブースターバーを回転することは、端部保持突起が位置制限面でハウジングの横方向に沿って、外に移動するおそれがあり、これにより、弾性アームの自由端の過度の外向き変形、破断を容易にもたらす。弾性アームの自由端が破断されると、ブースターバーをプリロック位置に保持することができなくならず、コネクタの使用に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、従来技術における上記の問題と欠陥のうちの少なくとも1つの面を解決することである。
【0005】
本発明の一態様によれば、コネクタハウジングを提供し、該コネクタハウジングは、前記コネクタハウジングの横方向において対向する1対の側壁と、それぞれ前記1対の側壁の外壁面に形成される、コネクタのブースターバーをプリロック位置に保持するための1対の保持構造とを含む。前記保持構造は、前記ブースターバーが前記プリロック位置から最終ロック位置へ回転することを防止するように、前記ブースターバーの弾性アームの端部の底面に当接するための位置制限面と、前記弾性アームの端部が前記横方向に沿って外に移動することを防止するように、前記端部の外側面に当接するための位置制限壁とを有する。
【0006】
本発明の例示的な実施例によれば、前記保持構造は、前記ブースターバーが前記プリロック位置から、前記最終ロック位置から離れる逆方向に向かって回転することを防止するように、前記ブースターバーの端部保持突起の前側面に当接するためのストッパ面をさらに有し、前記位置制限面は前記コネクタハウジングの縦方向において対向する前側辺と後側辺とを有し、前記ストッパ面は前記位置制限面の前側辺から上方に延在している。
【0007】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記位置制限壁は前記コネクタハウジングの側壁に対面する内側面を有し、前記位置制限壁の内側面が前記端部保持突起の外側面に当接するために用いられる。前記位置制限面は前記横方向において対向する外側辺と内側辺とを有し、且つ前記位置制限壁の内側面が前記位置制限面の外側辺から上方に延在している。
【0008】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記位置制限面は前記コネクタハウジングの横方向と縦方向により限定された水平面に平行であるか、又は前記位置制限面は前記水平面にやや傾斜しており、且つ前記位置制限面の内側辺が前記位置制限面の外側辺より高い。
【0009】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記位置制限壁の内側面は、前記コネクタハウジングの縦方向と高さ方向により限定された第1の垂直平面に平行であるか、又は前記第1の垂直平面にやや傾斜しており、且つ前記ストッパ面は、前記コネクタハウジングの横方向と高さ方向により限定された第2の垂直平面に平行であるか、又は前記第2の垂直平面にやや傾斜している。
【0010】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記保持構造は、前記コネクタハウジングの側壁に対面し、且つ離間する保持壁と、前記コネクタハウジングの側壁と前記保持壁との間に接続される接続壁とを含み、前記位置制限面、前記位置制限壁と前記ストッパ面は前記保持壁の頂部に形成される。
【0011】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記位置制限壁は前記保持壁の外側面から外にやや突出していることにより、前記位置制限壁の厚さを増大させ、前記保持壁の外側面が適合コネクタハウジングに接触することを防止する。
【0012】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記保持壁の外側面に、さらに前記コネクタハウジングの高さ方向に延在している突起リブが形成される。前記突起リブは前記位置制限壁とともに、前記保持壁の外側面が前記適合コネクタハウジングに接触することを防止する。
【0013】
本発明の別の態様によれば、コネクタハウジングアセンブリを提供し、該コネクタハウジングアセンブリは、前記コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの1対の側壁に回転可能に接続される、プリロック位置と最終ロック位置の間で回転することができるブースターバーとを含む。前記ブースターバーに弾性アームが形成され、前記弾性アームの自由端の端部は前記コネクタハウジングの横方向に沿って、前記位置制限面に当接するロック位置と、前記位置制限面から外したアンロック位置との間で、移動することができる。前記ブースターバーが前記プリロック位置にあり、且つ前記弾性アームの自由端の端部が前記ロック位置にある場合、前記弾性アームの自由端の端部の底面は前記位置制限面に当接することにより、前記ブースターバーは前記プリロック位置から前記最終ロック位置へ回転することを防止する。
【0014】
本発明の一例示的な実施例によれば、前記弾性アームの自由端に前記コネクタハウジングの横方向に沿って外に突出している端部保持突起が形成され、前記弾性アームの自由端の端部の底面は前記端部保持突起の底面である。
【0015】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記端部保持突起の底面は前記コネクタハウジングの横方向と縦方向により限定された水平面に傾斜している。前記底面は前記横方向において対向する内側辺と外側辺とを有し、且つ前記底面の内側辺が前記底面の外側辺より高い。
【0016】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記コネクタハウジングには、その縦方向において対向する前端壁と後端壁とを有し、前記前端壁に係止溝が形成され、且つ前記ブースターバーに弾性バックルが形成される。前記ブースターバーが前記最終ロック位置に回転される場合、前記ブースターバーを前記最終ロック位置に保持させるように、前記弾性バックルが前記係止溝と接合する。
【0017】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記ブースターバーは、それぞれ前記コネクタハウジングの1対の側壁に回転可能に接続される1対の接続部と、その一端はそれぞれ前記1対の接続部に接続される1対のアームと、前記1対のアームの他端の間に接続される横ビームとを含み、前記弾性アームは前記接続部に形成され、前記弾性バックルは前記横ビームに接続される。
【0018】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記コネクタハウジングアセンブリは、それぞれ前記コネクタハウジングの1対の側壁に回転可能に取り付けられる1対の駆動部材をさらに含む。前記ブースターバーの接続部に第1のギア部が形成され、前記駆動部材に第2のギア部が形成され、前記第1のギア部は前記第2のギア部に噛み合い、前記ブースターバーは前記駆動部材を介して、前記コネクタハウジングに対して予め組み立て位置と最終的な組み立て位置の間で移動するように適合コネクタハウジングを駆動する。
【0019】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記弾性アームの自由端にさらにアンロック突起が形成され、前記アンロック突起は前記コネクタハウジングの横方向に沿って外に突出しており、且つ前記端部保持突起からはみ出す。前記ブースターバーが前記プリロック位置にあり、且つ前記適合コネクタハウジングが前記コネクタハウジングに予め組み立てられる場合、前記適合コネクタハウジングは前記横方向に沿って前記アンロック突起を内側に押圧して、前記端部保持突起を前記横方向に沿って内側に向かって、前記位置制限面から外したアンロック位置に移動させ、これにより、前記ブースターバーは前記プリロック位置から前記最終ロック位置へ回転することを許容する。
【0020】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記ブースターバーが前記プリロック位置にあり、且つ前記適合コネクタハウジングが前記コネクタハウジングから抜き出される場合、前記弾性アームは初期位置に弾性リセットして、前記端部保持突起を前記横方向に沿って外側に向かって、前記位置制限面に当接するロック位置に移動させることにより、前記ブースターバーは前記プリロック位置から前記最終ロック位置へ回転することを阻止する。
【0021】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記接続部に止め壁が形成され、前記止め壁は前記弾性アームの内側に位置し、前記弾性アームの端部保持突起が横方向Xに沿って内側に移動する移動量を制限するために用いられ、これにより、前記弾性アームの横方向に沿う過度の内向き変形を防止する。
【0022】
本発明の別の例示的な実施例によれば、前記ブースターバーの接続部に第1の駆動歯が形成され、前記駆動部材に第2の駆動歯が形成される。前記第1の駆動歯と前記第2の駆動歯はそれぞれ適合コネクタハウジングにおける第1の歯槽と第2の歯槽に接合するために用いられることにより、予め組み立て位置と最終的な組み立て位置の間で移動するように前記適合コネクタハウジングを駆動する。
【0023】
本発明の別の態様によれば、コネクタを提供し、該コネクタは、前記コネクタハウジングアセンブリと、前記コネクタハウジング内に取り付けられる端子とを含む。
【0024】
本発明の別の態様によれば、コネクタアセンブリを提供し、該コネクタアセンブリは、前記コネクタと、前記コネクタに適合する適合コネクタとを含む。
【0025】
本発明による前記の各例示的な実施例では、位置制限壁は弾性アームの端部保持突起の外側面に当接するため、弾性アームの端部保持突起がハウジングの横方向に沿って、外に移動することを防止することができ、これにより、弾性アームの自由端の過度の外向き変形を確実に防止することができ、ブースターバーが誤操作される場合でも、弾性アームも破断しないようにする。
【0026】
図面を参照した本発明の下記説明によって、本発明の他の目的とメリットは明らかになり、本発明を全面的に理解することに寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの片側から見た斜視概略図を示す。
図2】本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの他側から見た斜視概略図を示す。
図3】本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングを示す斜視模式図である。
図4】本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリのブースターバーを示す斜視模式図である。
図5】本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの垂直方向に沿った断面図である。
図6】本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの垂直方向に沿った断面分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、実施例を通じて、図面を参照しながら本発明の技術の解決手段について更に具体的に説明する。明細書では、同じ又は類似する図面符号は、同じ又は類似する部材を指す。図面を参照した本発明の実施形態の下記説明は、本発明の全体的な発明思想を解釈するためのものであり、本発明を制限するものとして理解すべきではない。
【0029】
なお、以下の詳しい説明では、解釈しやすく本発明の実施例を全面的に理解するように、多くの具体的な細部が述べられている。しかしながら、1つ又は複数の実施例は、これらの具体的な細部がなくても実施可能であることが明らかである。場合によって、図面を簡略化するために、公知の構造および装置は図示の形で表されている。
【0030】
本発明の全体的な技術思想によれば、コネクタハウジングを提供し、該コネクタハウジングは、前記コネクタハウジングの横方向において対向する1対の側壁と、それぞれ前記1対の側壁の外壁面に形成される、コネクタのブースターバーをプリロック位置に保持するための1対の保持構造と、を含む。前記保持構造は、前記ブースターバーが前記プリロック位置から最終ロック位置へ回転することを防止するように、前記ブースターバーの弾性アームの端部の底面に当接するための位置制限面と、前記弾性アームの端部が前記横方向に沿って外に移動することを防止するように、前記端部の外側面に当接するための位置制限壁とを有する。
【0031】
本発明の別の全体的な技術思想によれば、コネクタハウジングアセンブリを提供し、該コネクタハウジングアセンブリは、前記コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの1対の側壁に回転可能に接続される、プリロック位置と最終ロック位置の間で回転することができるブースターバーとを含む。前記ブースターバーに弾性アームが形成され、前記弾性アームの自由端の端部は前記コネクタハウジングの横方向に沿って、位置制限面に当接するロック位置と、位置制限面から外したアンロック位置との間で、移動することができる。前記ブースターバーが前記プリロック位置にあり、且つ前記弾性アームの自由端の端部が前記ロック位置にある場合、前記弾性アームの自由端の端部の底面は前記位置制限面に当接することにより、前記ブースターバーは前記プリロック位置から前記最終ロック位置へ回転することを防止する。
【0032】
本発明の別の全体的な技術思想によれば、コネクタを提供し、該コネクタは、前記コネクタハウジングアセンブリと、前記コネクタハウジングに取り付けられる端子とを含む。
【0033】
本発明の別の全体的な技術思想によれば、コネクタアセンブリを提供し、該コネクタアセンブリは、前記コネクタと、前記コネクタに適合する適合コネクタとを含む。
【0034】
図1は本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの片側から見た斜視概略図を示す。図2は本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの他側から見た斜視概略図を示す。図3は本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジング1を示す斜視模式図である。図4は本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリのブースターバー2を示す斜視模式図である。
【0035】
図1図4に示すように、本発明の一例示的な実施例では、コネクタハウジングアセンブリを開示する。該コネクタハウジングアセンブリは、コネクタハウジング1とブースターバー2とを含む。ブースターバー2はコネクタハウジング1の1対の側壁11に回転可能に接続され、プリロック位置と最終ロック位置の間で回転することができる。
【0036】
図1図4に示すように、本発明の一例示的な実施例では、コネクタハウジング1を開示する。コネクタハウジング1は、1対の側壁11と1対の保持構造14とを含む。1対の側壁11は、コネクタハウジング1の横方向Xにおいて対向する。一対の保持構造14は、それぞれ1対の側壁11の外壁面に形成され、コネクタのブースターバー2を図1図2に示すプリロック位置に保持するためのものである。
【0037】
図5は本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの垂直方向に沿った断面図である。図6は本発明の一例示的な実施例によるコネクタハウジングアセンブリの垂直方向に沿った断面分解図である。
【0038】
図1図6に示すように、図示の実施例では、ハウジング1における保持構造14は、位置制限面141aと位置制限壁141cとを有する。位置制限面141aは、ブースターバー2がプリロック位置から最終ロック位置へ回転することを防止するように、ブースターバー2の弾性アーム240の自由端の端部の底面241aに当接するためのものである。位置制限壁141cは、弾性アーム240の自由端の端部が横方向Xに沿って外に移動することを防止するように、端部保持突起241の外側面241cに当接するためのものである。
【0039】
図1図6に示すように、図示される実施例において、弾性アーム240の自由端に、コネクタハウジング1の横方向Xに沿って外に突出している端部保持突起241が形成される。弾性アーム240の自由端の端部の底面241aは端部保持突起241の底面である。
【0040】
図1図6に示すように、図示の実施例では、ハウジング1における保持構造14は、ストッパ面141bをさらに有する。ストッパ面141bは、ブースターバー2がプリロック位置から、最終ロック位置から離れる逆方向に向かって回転することを防止するように、端部保持突起241の前側面241bに当接するためのものである。位置制限面141aはコネクタハウジング1の縦方向Yにおいて対向する前側辺と後側辺とを有し、ストッパ面141bは位置制限面141aの前側辺から上方に延在している。
【0041】
図1図6に示すように、図示の実施例では、位置制限壁141cはコネクタハウジング1の側壁11に対面する内側面を有し、位置制限壁141cの内側面が端部保持突起241の外側面241cに当接するために用いられる。位置制限面141aは横方向Xにおいて対向する外側辺と内側辺とを有し、且つ位置制限壁141cの内側面が位置制限面141aの外側辺から上方に延在している。
【0042】
図1図6に示すように、図示の実施例では、位置制限面141aはコネクタハウジング2の横方向Xと縦方向Yにより限定された水平面に平行であるか、又は位置制限面141aは水平面にやや傾斜しており、且つ位置制限面141aの内側辺が位置制限面141aの外側辺より高い。
【0043】
図1図6に示すように、図示の実施例では、位置制限壁141cの内側面は、コネクタハウジング2の縦方向Yと高さ方向Zにより限定された第1の垂直平面に平行であるか、又は第1の垂直平面にやや傾斜している。ストッパ面141bは、コネクタハウジング2の横方向Xと高さ方向Zにより限定された第2の垂直平面に平行であるか、又は第2の垂直平面にやや傾斜している。
【0044】
図1図6に示すように、図示の実施例では、位置制限壁141cの内側面は位置制限面141aとストッパ面141bに接続され、且つ位置制限面141aはストッパ面141bに接続される。
【0045】
図1図6に示すように、図示の実施例では、ハウジング1における保持構造14は、保持壁141と接続壁142とを含む。保持壁141はコネクタハウジング2の側壁11に対面し、且つ離間するものである。接続壁142はコネクタハウジング2の側壁11と保持壁141との間に接続される。位置制限面141a、位置制限壁141cとストッパ面141bは保持壁141の頂部に形成される。
【0046】
図1図6に示すように、図示の実施例では、保持壁141はコネクタハウジング1の側壁11に平行であり、接続壁142はコネクタハウジング1の側壁11に垂直である。
【0047】
図1図6に示すように、図示の実施例では、位置制限壁141cは保持壁141の外側面から外にやや突出していることにより、位置制限壁141cの厚さを増大させ、保持壁141の外側面が適合コネクタハウジングに接触することを防止する。
【0048】
図1図6に示すように、図示の実施例では、保持壁141の外側面に、さらにコネクタハウジング1の高さ方向Zに延在している突起リブ141dが形成される。突起リブ141dは位置制限壁141cとともに、保持壁141の外側面が適合コネクタハウジングに接触することを防止する。このように、コネクタの適合時の操作力を減少することができる。
【0049】
図1図6に示すように、本発明の一例示的な実施例では、コネクタハウジングアセンブリをさらに開示する。該コネクタハウジングアセンブリは、前記コネクタハウジング1とブースターバー2とを含む。ブースターバー2はコネクタハウジング1の1対の側壁11に回転可能に接続され、プリロック位置と最終ロック位置の間で回転することができる。
【0050】
図1図6に示すように、図示の実施例では、ブースターバー2に弾性アーム240が形成され、弾性アーム240の自由端にコネクタハウジング1の横方向Xに沿って外に突出している端部保持突起241が形成される。端部保持突起241は横方向Xに沿って、位置制限面141aに当接するロック位置と、位置制限面141aから外したアンロック位置との間で、移動することができる。
【0051】
図1図6に示すように、図示の実施例では、ブースターバー2がプリロック位置にあり且つ端部保持突起241がロック位置にある場合、端部保持突起241の底面241aは位置制限面141aに当接し、これにより、ブースターバー2はプリロック位置から最終ロック位置へ回転することを防止する。
【0052】
図1図6に示すように、図示の実施例では、端部保持突起241の底面241aはコネクタハウジング1の横方向Xと縦方向Yにより限定された水平面に傾斜している。端部保持突起241の底面241aは横方向Xにおいて対向する内側辺と外側辺とを有し、且つ端部保持突起241の底面241aの内側辺が端部保持突起241の底面241aの外側辺より高い。従って、ブースターバー2が誤操作される場合、端部保持突起241はハウジング1の横方向Xに沿って外に移動する傾向がある。
【0053】
図1図6に示すように、図示される実施例において、コネクタハウジング1には、縦方向Yにおいて対向する前端壁12と後端壁とを有し、前端壁12に係止溝123が形成され、且つブースターバー2に弾性バックル23が形成される。ブースターバー2が最終ロック位置に回転される場合、ブースターバー2を最終ロック位置に保持させるように、弾性バックル23が係止溝123と接合する。
【0054】
図1図6に示すように、図示の実施例では、ブースターバー2は、1対の接続部24、1対のアーム21及び横ビーム22を含む。1対の接続部24はそれぞれコネクタハウジング1の1対の側壁11に回転可能に接続される。1対のアーム21の一端はそれぞれ1対の接続部24に接続される。横ビーム22は1対のアーム21の他端の間に接続される。弾性アーム240は接続部24に形成され、弾性バックル23は横ビーム22に接続される。
【0055】
図1図6に示すように、図示の実施例では、コネクタハウジングアセンブリは、1対の駆動部材3をさらに含む。1対の駆動部材3はそれぞれコネクタハウジング1の1対の側壁11に回転可能に取り付けられる。ブースターバー2の接続部24に第1のギア部24aが形成され、駆動部材3に第2のギア部3aが形成され、第1のギア部24aは第2のギア部3aに噛み合う。従って、ブースターバー2は駆動部材3を介して、コネクタハウジング1に対して予め組み立て位置と最終的な組み立て位置の間で移動するように適合コネクタハウジングを駆動することができる。
【0056】
図1図6に示すように、図示される実施例において、弾性アーム240の自由端にさらにアンロック突起242が形成され、このアンロック突起242はコネクタハウジング1の横方向Xに沿って外に突出しており、且つ端部保持突起241からはみ出す。ブースターバー2がプリロック位置にあり且つ適合コネクタハウジング(図示せず)がコネクタハウジング1に予め組み立てられる場合、適合コネクタハウジングは横方向Xに沿ってアンロック突起242を内側に押圧し、端部保持突起241を横方向Xに沿って内側に向かって、位置制限面141aから外したアンロック位置に移動させ、これにより、ブースターバー2はプリロック位置から最終ロック位置へ回転することを許容する。
【0057】
図1図6に示すように、図示される実施例において、ブースターバー2がプリロック位置にあり且つ適合コネクタハウジングがコネクタハウジング1から抜き出される場合、弾性アーム240は初期位置に弾性リセットして、端部保持突起241を横方向Xに沿って外側に向かって、位置制限面141aに当接するロック位置に移動させることにより、ブースターバー2はプリロック位置から最終ロック位置へ回転することを阻止する。
【0058】
図1図6に示すように、図示される実施例において、ブースターバー2の接続部24に止め壁243が形成される。該止め壁243は弾性アーム240の内側に位置し、弾性アーム240の端部保持突起241が横方向Xに沿って内側に移動する移動量を制限するために用いられ、これにより、弾性アーム240の横方向Xに沿う過度の内向き変形を防止する。
【0059】
図1図6に示すように、図示の実施例では、コネクタハウジング1の側壁11の外壁面に、突起している第1の接続軸11cと第2の接続軸11dが形成される。ブースターバー2の接続部24に、第1の接続軸11cに回転可能に嵌合する第1の接続穴24cが形成される。駆動部材3に、第2の接続軸11dに回転可能に嵌合する第2の接続穴3dが形成される。
【0060】
図1図6に示すように、図示の実施例では、在ブースターバー2の接続部24に第1の駆動歯24bがさらに形成され、駆動部材3に第2の駆動歯3bがさらに形成される。第1の駆動歯24bと第2の駆動歯3bはそれぞれ適合コネクタハウジングにおける第1の歯槽(図示せず)と第2の歯槽(図示せず)に接合するために用いられ、これにより、予め組み立て位置と最終的な組み立て位置の間で移動するように適合コネクタハウジングを駆動する。
【0061】
図1図6に示すように、本発明の別の例示的な実施例では、コネクタをさらに開示する。該コネクタは、前記コネクタハウジングアセンブリと、コネクタハウジング1に取り付けられる端子とを含む。
【0062】
図1図6に示すように、本発明の別の例示的な実施例では、コネクタアセンブリをさらに開示する。該コネクタアセンブリは、前記コネクタと、コネクタに適合する適合コネクタとを含む。
【0063】
当業者であれば理解できるように、以上に述べられた実施例は全て例示的なものであり、当業者がそれを改善することができ、各種の実施例において述べられた構造は、構造又は原理の面の矛盾がない限り、自由に組み合わせることができ、これらの変化は本発明の保護範囲内に含まれることが当然である。
【0064】
図面を参照しながら本発明を説明したが、図面に開示された実施例は、本発明の好ましい実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明を制限するものとして理解することができない。
【0065】
本発明の全体的な思想のいくつかの実施例を示して説明したが、当業者に理解されるように、本発明の全体的な思想の原則と精神から逸脱することなく、これらの実施例を変更することができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲およびそれらの同等物によって限定される。
【0066】
用語「含む」は、他の素子又はステップを除外するものではなく、用語「1つ」又は「1つの」は、複数のものを除外するものではないことに留意されたい。なお、特許請求の範囲における如何なる素子の符号も、本発明の範囲を制限するものとして理解すべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6