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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019348
(43)【公開日】2024-02-08
(54)【発明の名称】ストレージ装置のための装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20240201BHJP
   G06F 1/18 20060101ALI20240201BHJP
   G06F 3/00 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
G06F1/16 312M
G06F1/18 F
G06F1/18 E
G06F1/18 H
G06F3/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023206606
(22)【出願日】2023-12-07
(62)【分割の表示】P 2018152296の分割
【原出願日】2018-08-13
(31)【優先権主張番号】62/562350
(32)【優先日】2017-09-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】15/853669
(32)【優先日】2017-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】平 展
(57)【要約】
【課題】 NGSFF装置を収容できるアダプタアセンプリ装置を提供する。
【解決手段】 SSDのためのアセンブリは、PCIeアダプタフォームファクタを有するベースPCB、及びNGSFF装置に連結されるU.2コネクタを包含する。NGSFF装置は、NGSFF PCB、第1PCIeコネクタ及び第2PCIeコネクタを包含する。NGSFF PCBは、少なくとも一つのSSD装置を収容でき、第1端部と第1端部に対向する第2端部を包含する。第1PCIeコネクタは、NGSFF PCBの第1端部のエッジにあり、ベースPCB上の少なくとも一つのU.2コネクタに物理的に挿入され得る。第2PCIeコネクタは、NGSFF PCBの第2端部のエッジにあり、他のNGSFF PCBの第1PCIeコネクタを収容できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
アダプタカードを有し、
前記アダプタカードは、
前記アダプタカードをホストに接続するためのコネクタを有する回路基板と、
第1のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第1のストレージコネクタと、
第2のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第2のストレージコネクタと、
前記第1のメモリモジュール装置を前記第1のストレージコネクタに接続することに基づき、前記第1のメモリモジュール装置への流入(in-rush)電流を制御するように構成されるコントローラと、を含むことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記回路基板は、前記コネクタと前記第1のストレージコネクタに接続された第1の相互接続レーン(lane)を備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記回路基板は、前記コネクタと前記第2のストレージコネクタに接続された第2の相互接続レーンを備えることを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記装置は、前記コネクタ、前記第1のストレージコネクタ、及び前記第2のストレージコネクタに接続されたスイッチを備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記回路基板は、
前記コネクタ及び前記スイッチに接続された第1の相互接続レーンと、
前記スイッチ及び前記第1のストレージコネクタに接続された第2の相互接続レーンと、
前記スイッチ及び前記第2のストレージコネクタに接続された第3の相互接続レーンと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記コネクタは、カードエッジコネクタを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記コネクタは、周辺コンポーネント相互接続エクスプレス(PCIe)コネクタを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記回路基板は、PCIeフォームファクタを有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記回路基板は、ハーフハイト、ハーフレングス(HHHL)フォームファクタを有することを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記アダプタカードは、前記第1のメモリモジュール装置を前記回路基板にホットスワップするための開口部を有するパネルを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項11】
前記開口部を閉じるように構成されるドアをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記第1のメモリモジュール装置の動作状態を示すように構成されるインジケータをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項13】
装置であって、
メモリモジュール装置を有し、
前記メモリモジュール装置は、
回路基板と、
少なくとも1つのメモリ装置と、
ホストに接続するように構成される第1のコネクタと、
別のメモリモジュール装置に接続するように構成される第2のコネクタと、
前記メモリ装置を第1のコネクタに接続することに基づき、前記メモリモジュール装置への流入(in-rush)電流を制御するように構成されるコントローラを、含むことを特徴とする装置。
【請求項14】
前記第1のコネクタは、カードエッジを含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記第2のコネクタは、カードエッジを受け入れるように構成されることを特徴とする請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記第1のコネクタは、ストレージ装置コネクタを含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項17】
装置であって、
第1のメモリモジュール装置と、
アダプタカードと、を有し、
前記アダプタカードは、
前記アダプタカードをホストに接続するためのコネクタを有する回路基板と、
前記第1のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第1のストレージコネクタと、
第2のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第2のストレージコネクタと、
前記第1のメモリモジュール装置を前記第1のストレージコネクタに接続することに基づき、前記第1のメモリモジュール装置への流入(in-rush)電流を制御するように構成されるコントローラと、を含むことを特徴とする装置。
【請求項18】
前記コントローラは、前記回路基板に取り付けられることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記コントローラは、前記第1のメモリモジュール装置に取り付けられることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記第1のメモリモジュール装置は、第3のメモリモジュール装置に接続するための第3のコネクタを備えることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、SSD(solid-state drive)のフォームファクタ(form factor)に係り、より詳細には、ホストシステムにおいてホットスワップ可能な(hot swappable)SSDに対するSSDのためのアセンブリ、及びSSDアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
NVMe (Non-volatile memory express)ストレージ装置が、データセンタにあるハイパースケール(hyperscale)サーバに対して一般化されてきており、NVMeストレージ装置が、データセンタにあるレガシーハードディスクドライブ(legacy hard disk drive)とレガシーSSDを代替している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国登録特許第8045336B2号公報
【特許文献2】米国特許公開第20050086413A1号公報
【特許文献3】米国特許公開第20170011002A1号公報
【特許文献4】米国特許公開第20170017600A1号公報
【特許文献5】米国特許公開第20150277512A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、次世代スモールフォームファクタ(next generation small form factor; NGSFF)装置を収容できるアダプタアセンプリ装置(adapter assembly device)を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態による装置は、アダプタカードを有し、前記アダプタカードは、前記アダプタカードをホストに接続するためのコネクタを有する回路基板と、第1のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第1のストレージコネクタと、第2のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第2のストレージコネクタと、前記第1のメモリモジュール装置を前記第1のストレージコネクタに接続することに基づき、前記第1のメモリモジュール装置への流入(in-rush)電流を制御するように構成されるコントローラと、を含むことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の実施形態による装置は、メモリモジュール装置を有し、前記メモリモジュール装置は、回路基板と、少なくとも1つのメモリ装置と、ホストに接続するように構成される第1のコネクタと、別のメモリモジュール装置に接続するように構成される第2のコネクタと、前記メモリ装置を第1のコネクタに接続することに基づき、前記メモリモジュール装置への流入(in-rush)電流を制御するように構成されるコントローラを、含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の実施形態による装置は、第1のメモリモジュール装置と、アダプタカードと、を有し、前記アダプタカードは、前記アダプタカードをホストに接続するためのコネクタを有する回路基板と、前記第1のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第1のストレージコネクタと、第2のメモリモジュール装置を前記アダプタカードに接続するための第2のストレージコネクタと、前記第1のメモリモジュール装置を前記第1のストレージコネクタに接続することに基づき、前記第1のメモリモジュール装置への流入(in-rush)電流を制御するように構成されるコントローラと、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の実施形態によると、次世代スモールフォームファクタ装置を収容できるアダプタアセンブリ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
後述されるセクションにおいて、本明細書に開示する態様を図面に図示した例示的な実施例を参照して説明する。
図1】本発明によるアダプタアセンブリ装置及び二つのNGSFFモジュールを図示する。
図2】アダプタアセンブリ装置とNGSFFモジュールの実施例を図示する。
図3】アダプタアセンブリ装置とNGSFFモジュールの実施例を図示する。
図4】本発明による一つ又はそれ以上のNGSFFフォームファクタモジュールを収容するように構成される、PCIeアダプタカードの例示的な実施例を図示する。
図5】PCIeアダプタカードの後方パネル上の閉じられる開口部の可能な位置を概念的に図示する。
図6】本発明による、PCIeアダプタカードが挿入されるホスト装置と関連されたPCIeアダプタカードの透視図を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、発明の詳細な説明において、様々な詳細な説明を本開示の理解を助けるために提示する。しかしながら、開示する実施例が、詳細な説明無しに本技術の分野における通常の知識を有する者によって容易に具現され得るのはよく理解される。他の例において、よく知られた方法、順序、構成、及び回路は、本明細書の開示内容を曖昧にしないために説明しない。
【0011】
実施例と関連して説明する、発明の詳細な説明の「一つの実施例」又は「一実施例」は、特定の特徴(feature)、構造、又は特性(characteristic)が、ここに開示する少なくとも一つの実施例に包含されることを示す。従って、発明の詳細な説において使用する「一つの実施例において」又は「一実施例において」(又は類似の意味を有する他の表現)は、同一の実施例を参照することを要求しない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性は、適切な方式で一つ又はそれ以上の実施例と組み合わせられる。このような観点から、本明細書に使用する「例示的な」との用語は、例、事例、又は説明として提供することを意味する。「例示的な」ものとして本明細書に説明する実施例は、他の実施例を超えて必然的に好ましいか、有益なものと理解されるためのものではない。そして、本明細書の内容に基づいて、単数の用語は複数の形態を包含し、複数の用語は単数の形態を包含できる。構成要素のダイヤグラムを包含する多様な図面は、ただ説明の目的のために本文にて言及し、図示するだけであり、縮尺を合わせて図示しない。同様に、多様な波形及びタイミング図は、ただ説明の目的のために図示する。例えば、構成要素の一部の面積は、明確化のために他の構成要素に比して誇張される。仮に適切であると見なすと、対応するか、また類似の構成要素を示すために参照符号を図面で繰り返す。
【0012】
本明細書において使用する用語は、ただ特定の例示的な実施例を説明する目的のためのものであり、請求範囲を限定するために意図されるものではない。文脈が明白に異なるものを示さなければ、本明細書において使用する単数の形態「一」、「一つ」、及び「一つの」は、複数の形態を包含すると意図する。「構成される~」、「構成されている」、「包含する~」、そして「包含している」のような用語を本明細書に使用する時、この用語は、明示した特徴、整数、ステップ、作動、要素、及び/又は成分が存在を明示するが、一つ又はそれ以上の他の特徴、整数、ステップ、作動、要素、成分、及び/又はそれらのグループの追加又は存在を不可能にしない。本明細書に使用する「第1」、「第2」などのような用語は、先に説明した名詞に対するラベルとして使用し、別の定義がない限り、特定の順序(例えば、空間的、時間的、論理的など)を意味しない。同一の参照番号を、同一且つ類似の機能を有する部分、構成要素、ブロック、回路、ユニット、又はモジュールを示すため、二つ以上の図面にわたって使用する。しかしながら、このような使用は、単純に説明の簡潔性及び便宜のためのものであり、このような構成及びユニットの構成又は構造的な細部事項が、全ての実施例又は共通的に参照する部分/モジュールと同一のものとは意図せず、単純に、本発明の特定の実施例を示すための一つの手段である。
【0013】
別に定義しない限り、本明細書に使用する(技術的、そして科学的用語を包含する)全ての用語は、本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者によって共通的に理解されるのと同一の意味を有する。一般的に使用される辞書に定義されたこのような用語は、本明細書及び/又は関連技術の文脈におけるそれらの意味と一致する意味を有するものと解釈すべきであり、本明細書において明白に定義されない限り、理想化されるか、又は過度に形式的な感覚として解釈されてはならない。
【0014】
本発明は、一つ又はそれ以上の次世代スモールフォームファクタ(next generation small form factor; NGSFF)モジュールを収容できるアダプタアセンブリ装置(adapter assembly device)を提供する。実施例において、アダプタアセンブリ装置は、現存するサーバストレージのための高集積及び高性能を提供するSSDを包含するNGSFFモジュールを収容する。さらに、SSDアセンブリは、U.2コネクタを有するアダプタアセンブリ装置に連結されるNGSFFモジュールを包含するように構成される。
【0015】
一実施例において、アダプタアセンブリ装置は、一端のカードエッジコネクタ(card-edge connector)及びNGSFFモジュールのカードエッジコネクタも収容する他端のメスコネクタ(female connector)を包含するNGSFFモジュールを収容でき、NGSFFモジュールは、カスケードタイプ(cascade type)方法で互いに端対端(end-on-end)に連結される。従って、組み合わせたSSD装置は、NGSFFモジュールに連結されることによって、単一のNGSFFの長さよりもっと長くなれるフォームファクタを有する。結果として、他のアプリケーションに採択するためにモジュール式NGSFFの他の実施例が異なる長さ及び密度要件を有するように構成される。例えば、二つのNGSFF SSDフォームファクタモジュールが、ストレージドゥロワーアプリケーション(storage-drawer application)のために、共に連結され且つ使用されるのに対して、単一のNGSFF SSDモジュールは、ストレージサーバアプリケーションのために使用される。
【0016】
PCIe(peripheral component interconnect express)アダプタと類似のものが構成され、NGSFFモジュールを収容できる、本明細書に開示するアダプタアセンブリ装置は、ユーザがホットプラグ可能な(hot-pluggable)高集積且つ高性能のNVMeストレージ装置を、例えば、ホストコンピュータのPCIeスロットを包含する現存するストレージサーバに結合可能にする。即ち、本明細書に開示するアダプタアセンブリ装置は、ホスト装置から全体のPCIeアダプタカードを除去せずに、一つ又はそれ以上のホストスワッパブルNGSFF SSDモジュールを便利に収容できるPCIeアダプタカードとして具現される。NGSFFモジュールのホットスワッパビリティ(hot- swappability)は、NGSFFモジュールが、PCIeアダプタカードの上部に又は前方パネルエッジを介して挿入されるようにするPCIeカードアダプタ上にコネクタにより提供される。例えば、一実施例において、PCIeアダプタカードが、ホスト装置のPCIeスロットに挿入される時、閉じられる開口部(closeable opening)がアクセス可能なPCIeアダプタカードの前方パネルに、提供される。そのような構成は、ユーザがPCIeアダプタカードの閉じられる開口部を開け、NGSFFモジュールが、PCIeアダプタカードを除去する必要がないようにする。
【0017】
図1に、本発明によるアダプタアセンブリ装置100及び二つのNGSFF SSDフォームファクタモジュール(以下、NGSFFモジュール又はNGSFF装置と称することがある。)103を図示する。一実施例において、アダプタアセンブリ装置100は、ベースPCB(printed circuit board)、及びそれぞれがNGSFFモジュール103を収容するように構成される、一つ又はそれ以上のU.2コネクタ102を包含する。アダプタアセンブリ装置100は、与えられたアプリケーションに基づく選択可能なフォームファクタを包含する。例えば、一実施例において、アダプタアセンブリ装置100のフォームファクタは、PCIeフォームファクタを包含するように構成され得る。他の実施例において、アダプタアセンブリ装置100のフォームファクタは、PCIeアダプタの形態であり得る。もう一つの実施例において、アダプタアセンブリ装置100は、標準2.5インチ又は3.5インチドライブのフォームファクタを有し得る。
【0018】
それぞれのNGSFFモジュール103は、ベースPCBであるNGSFF PCB104、NGSFF PCB104の一端にあるカードエッジコネクタ(card-edge connector)105、及びカードエッジコネクタ105に対向するNGSFF PCB104の他端にあるコネクタ106を包含する。コネクタ106は、他のNGSFFモジュール(図示せず)のカードエッジコネクタを収容するように構成される。一実施例において、カードエッジコネクタ105及びコネクタ106の全ては複数のPCIeレーン(lane)のために構成される。例えば、カードエッジコネクタ105及びコネクタ106の全てがPCIe 2X インターフェースを提供するように構成される。他の実施例において、カードエッジコネクタ105及びコネクタ106の全てがPCIe 4X インターフェースのために構成される。
【0019】
一実施例において、アダプタアセンブリ装置100は、約110mmX30.5mmである、少なくとも一つのNGSFFモジュール103を収容するように構成されるフォームファクタを有する。他の実施例において、アダプタアセンブリ装置100は、少なくとも二つのNGSFFモジュール103を収容するように構成されるフォームファクタを有する。
【0020】
一実施例において、NGSFFモジュール103は、一つ又はそれ以上のSSDメモリ装置107を包含する。他の実施例において、NGSFFモジュール103は、32TBに至るNVMeストレージ容量を包含でき、約1MランダムリードIOPSを提供できる。しかし、NGSFFモジュール103の実施例は、32TB以上のNVMeストレージ容量及び/又は1M以上のランダムリードIOPSを包含するものと理解されるべきである。
【0021】
NGSFFモジュール103のそれぞれは、アダプタアセンブリ装置100の対応するU.2コネクタ102にそれぞれがホットスワップ可能である。一実施例において、少なくとも一つのU.2コネクタ102は、プリチャージ(pre-charge)ピンを包含でき、他のピンは、NGSFFモジュール103のホットスワッパビリティを支援するためのステージング(staging)を包含する。他の実施例において、少なくとも一つのU.2コネクタ102は、信頼すべきシステム接地が確立される前に、NGSFFモジュール103の敏感な回路が電源に連結されないことを保障するためにジグザグの形態で配置された(staggered)ピンを包含できる。他の実施例において、少なくとも一つのU.2ピンは、NGSFFモジュール103の接地が先に確立され、以降、データラインが連結され、電源ラインが最後に連結されるようにジグザグの形態で配置されたピンを包含できる。追加的又は代案的に、アダプタアセンブリ装置100は、U.2コネクタ102にホットスワップされたNGSFFモジュール103に印可された流入(in-rush)電流及び電圧を制御できるアダプタアセンブリ装置100の背面にエンベデッド(embedded)されるか、又はマウント(mounted)される、一つ又はそれ以上のオプション的なホットスワップコントローラ108を包含できる。追加的又は代案的に、NGSFFモジュール103は、NGSFFモジュール103に印可される流入電流及び電圧が制御できるホットスワップコントローラ109を包含できる。
【0022】
図1の参照符号110及び111は、U.2コネクタ102に連結される時、NGSFFモジュール103が位置するアダプタアセンブリ装置100上の例示的な位置を概念的に示す。アダプタアセンブリ装置100は、PCIeレーンが、ホスト装置(図示せず)に連結されるコネクタ112を包含できる。アダプタアセンブリ装置100の他の実施例は、アダプタアセンブリ装置100に連結される時、NGSFFモジュール103が位置できる、ただ一つの位置を包含できるのが理解されるべきである。
【0023】
図2及び図3は、アダプタアセンブリ装置100a、100bと、NGSFFモジュール103の二つの実施例をそれぞれ図示する。図2において、アダプタアセンブリ装置100aは、NGSFFモジュール103のPCIe 2X インターフェースが、アダプタアセンブリ装置100a外部のホスト装置(図示せず)と直接連結されるように構成される。図3において、アダプタアセンブリ装置100bは、NGSFFモジュール103のPCIe 2X インターフェース及びU.2フォームファクタ装置外部のホスト装置(図示せず)の間の制御可能なスイッチ113と共に構成される。
【0024】
図4は、本発明による一つ又はそれ以上のNGSFFフォームファクタモジュール103を収容するように構成される、PCIeアダプタカード200の例示的な実施例を図示する。一実施例において、NGSFF SSDフォームファクタモジュール103は、32TBに至るNVMeストレージ容量を包含でき、PCIeスロットを包含するシステムサーバに約1MランダムリードIOPSを提供できる。PCIeアダプタカード200は、HHHLフォームファクタ(half height, half length form factor)(即ち、名目上で64.40mmの幅X167.65mmの長さX14.47mmの深さ)を有するように構成される。一実施例において、PCIeアダプタカード200は、Gen3 X8インターフェースを提供するカードエッジコネクタ201を包含できる。参照番号202及び203は、PCIeアダプタカード200に連結される時、NGSFFモジュール103が位置できるPCIeアダプタカード200上の例示的な位置を概念的に示す。アダプタアセンブリ装置200の他の実施例は、アダプタアセンブリ装置200に連結される時、NGSFFモジュール103が位置できる、ただ一つの位置を包含できるのが理解されるべきである。
【0025】
PCIeアダプタカード200は、PCIeアダプタカード200上の連結コネクタ(図示せず)にホットプラグ可能な、一つ又はそれ以上のNGSFFモジュール103を収容できる。一実施例において、PCIeアダプタカード200は、ユーザが一つ又はそれ以上のモジュールを選択的に連結するか、又は除去することによって便利な有用性や柔軟なシステム構成を提供する、一つ又はそれ以上の閉じられる開口部を有する後方パネルを包含できる。図5は、PCIeアダプタカード200の後方パネル204上の閉じられる開口部の可能な位置205、206を概念的に図示する。一実施例において、開口部は、ヒンジ付きドアである。他の実施例において、開口部は、開口部に挿入されるプラグを使用して閉じられる。もう一つの実施例において、開口部は閉じられない。従って、一般的なSSD PCIeアダプタカードとは異なり、本発明のPCIeアダプタカード200は、サービスのためにPCIeアダプタカードに連結されるNGSFFモジュール103の一部であるSSD装置を除去するためにユーザがPCIeアダプタカードを除去するため、サーバの蓋を開くことを要求しない。さらに、NGSFFモジュール103は、活性状態を示すために、PCIeアダプタカード200の後方パネル204を介して見られる、一つ又はそれ以上のLED(図5、207)を包含する。もう一つの実施例において、PCIeアダプタカード200は、NGSFFモジュール103が、上側方向からPCIeアダプタカードに挿入されるように構成される。
【0026】
図6は、本発明による、PCIeアダプタカード200が挿入される、ホスト装置300と関連されたPCIeアダプタカード200の透視図を図示する。PCIeアダプタカード200のカードエッジコネクタ201は、ホストを装置300のマザーボード(motherboard)302上の対応する連結コネクタ301に挿入されるものとして表示した。他の代案的な実施例において、PCIeアダプタカード200は、一般的な2.5’’又は3.5’’ハードディスクドライブ(HDD)フォームファクタとマッチングされるハウジング(housing)を包含するように構成されることによって、NGSFF SSDが、レガシーデータセンター装備(legacy datacenter equipment)に使用できるようにする。
【0027】
本発明が属する技術の分野における通常の知識を有する者によって認識されるように、本明細書に開示した技術思想は、広範囲の応用にわたって変形され、かつ変更できる。従って、請求する範囲は、先に説明した特定の例示的な教示に限定されてはならず、後述の請求項によって定義されなければならない。
【符号の説明】
【0028】
100、100a、100b、200 アダプタアセンブリ装置
102 U.2コネクタ
103 NGSFF SSDフォームファクタモジュール(NGSFFモジュール)
104 NGSFF PCB
105、201 カードエッジコネクタ
106、112 コネクタ
107 SSDメモリ装置
108、109 ホットスワップコントローラ
110、111、202、203、205、206 位置
113 スイッチ
200 PCIeアダプタカード
201 カードエッジコネクタ
204 後方パネル
207 LED
300 ホスト装置
301 連結コネクタ
302 マザーボード
図1
図2
図3
図4
図5
図6