(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019587
(43)【公開日】2024-02-09
(54)【発明の名称】表示システム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0481 20220101AFI20240201BHJP
G06F 3/04842 20220101ALI20240201BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20240201BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
G06F3/0481
G06F3/04842
G06F3/0482
G09G5/00 510V
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023212651
(22)【出願日】2023-12-18
(62)【分割の表示】P 2021197645の分割
【原出願日】2016-01-20
(71)【出願人】
【識別番号】000005016
【氏名又は名称】パイオニア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】濡木 眞
(57)【要約】
【課題】軽快な操作が可能となる表示システムを提供する。
【解決手段】表示システム100において、カーナビゲーション装置10は、メニュー画像等を表示する表示部1Cと、スマートフォン20と通信する有線処理部19又は無線処理部1Aと、を備え、スマートフォン20は、カーナビゲーション装置10と通信する有線処理部2D又は無線処理部2Eと、当該メニュー画像の指定された一部を拡大した拡大画像を表示する表示部26と、を備えている。そして、カーナビゲーション装置10は、スマートフォン20から拡大画像の範囲を示す座標情報を受信し、表示部1Cに、拡大画像に該当する範囲を枠Fとして表示する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末と第2端末とからなる表示システムであって、
前記第1端末は、当該第1端末を操作するための複数画像を含む第1画像を表示する第1表示部及び前記第2端末と通信する第1通信部を備え、
前記第2端末は、前記第1端末と通信する第2通信部、前記第1画像とは前記複数画像の配置が異なる態様であって前記第1端末を操作するための第2画像を記憶する記憶部、及び前記第1画像に対応する前記第2画像を表示する第2表示部を備え、
前記第1端末は、前記第2端末から前記第2画像の第2表示部における表示範囲を示す表示範囲情報を受信し、前記表示範囲情報に基づいて前記第1表示部に前記第1画像内における前記第2画像の表示範囲を表示することを特徴とする表示システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像等を表示する表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
カーナビゲーション装置などのタッチパネルを備えた電子機器においては、その表示部にボタン等の画像を表示して、当該ボタンをタッチすることで操作が行われている。
【0003】
この種の電子機器においては、画面に表示されたボタンのサイズが小さいこと等により正確な操作がやりにくいといった問題があり、その解決のために例えば特許文献1に記載の方法等が提案されている。
【0004】
特許文献1には、タッチパネルが指でタッチされたとき、指接触部の周辺にある選択ボタン2を拡大表示し、そのままタッチパネルから指を離さずに、タッチしようとしていた選択ボタン移動させてから指を離すようにして操作することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の方法の場合、指接触部の周辺が拡大表示されるので、次に操作したいボタン等が拡大表示範囲外にある場合、その位置が分かりにくいという問題がある。例えばカーナビゲーション装置で目的地等を入力するためにソフトウェアキーボード等から文字を入力する場合、特許文献1の場合、拡大表示したキー入力を行って指を離して通常表示に戻してから次に入力したいキーを探す必要がある。そのため、スムーズかつ軽快に入力するのが困難となる場合があった。
【0007】
また、一般に、カーナビゲーション装置等に用いられるタッチパネルは、コストを重視して抵抗膜式であることが多い。この抵抗膜式タッチパネルは、2つの抵抗膜が接触した地点の電圧からタッチ位置を検出するため、いわゆるマルチタッチと呼ばれる操作(フリックやスワイプ或いはピンチイン/ピンチアウト等)が受け付けられないものが多い。したがって、マルチタッチ機能により操作性を高めることは困難である。さらに、タッチパネルの無い電子機器の場合、画面上に表示されるボタンと異なり拡大等はできないので、物理的にボタンのサイズを変更するのは不可能である。
【0008】
そこで、本発明は、上述した問題に鑑み、例えば、軽快な操作が可能となる表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、第1端末と第2端末とからなる表示システムであって、前記第1端末は、当該第1端末を操作するための複数画像を含む第1画像を表示する第1表示部及び前記第2端末と通信する第1通信部を備え、前記第2端末は、前記第1端末と通信する第2通信部、前記第1画像とは前記複数画像の配置が異なる態様であって前記第1端末を操作するための第2画像を記憶する記憶部、及び前記第1画像に対応する前記第2画像を表示する第2表示部を備え、前記第1端末は、前記第2端末から前記第2画像の第2表示部における表示範囲を示す表示範囲情報を受信し、前記表示範囲情報に基づいて前記第1表示部に前記第1画像内における前記第2画像の表示範囲を表示することを特徴とする。
【0010】
請求項7に記載された発明は、表示装置を操作するための複数画像を含む第1画像を表示する表示部と、前記第1画像とは前記複数画像の配置が異なる画像であって前記表示装置を操作するための第2画像が記憶されて前記第2画像が表示される外部端末と通信する通信部と、を備え、前記通信部は、前記第2画像の前記外部端末における表示範囲を示す表示範囲情報を受信し、前記表示部は、前記表示範囲情報に基づいて前記第1画像内における前記第2画像の表示範囲を表示する、ことを特徴とする。
【0011】
請求項8に記載された発明は、表示部に画像を表示する表示装置で実行される表示方法において、前記表示装置を操作するための複数画像を含む第1画像とは前記複数画像の配置が異なる画像であって前記表示装置を操作するための第2画像が記憶されて前記第2画像が表示される外部端末から前記外部端末における前記第2画像の表示範囲を示す表示範囲情報を受信する通信工程と、前記表示範囲情報に基づいて前記表示部に前記第1画像内における前記第2画像の表示範囲を表示する表示工程と、を含むことを特徴とする。
【0012】
請求項9に記載された発明は、請求項8に記載の表示方法を、コンピュータにより実行
させることを特徴とする表示プログラムである。
【0013】
請求項10に記載された発明は、請求項9に記載の表示プログラムを格納したことを特
徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の第1の実施例にかかる表示システムの概略ブロック構成図である。
【
図2】
図1に示された表示システムのカーナビゲーション装置とスマートフォンとのそれぞれの表示態様についての説明図である。
【
図3】
図1に示された表示システムの動作のフローチャートである。
【
図4】本発明の第2の実施例にかかる表示システムのカーナビゲーション装置とスマートフォンとのそれぞれの表示態様についての説明図である。
【
図5】本発明の第2の実施例にかかる表示システムの動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態にかかる表示システムを説明する。本発明の一実施形態にかかる表示システムは、第1端末が、画像を表示する第1表示部と、第2端末と通信する第1通信部と、を備え、第2端末が、第1端末と通信する第2通信部と、当該画像の指定された一部を拡大した拡大画像を表示する第2表示部と、を備えている。そして、第1端末は、第2端末から拡大画像の範囲を示す情報を受信し、第1表示部に、画像内における拡大画像の範囲を示す情報を表示する。このようにすることにより、第1端末に表示されるUI(User Interface)を第2端末に表示させて第2端末で第1端末の操作をすることが可能となる。したがって、例えば第1端末よりも操作性の優れた入力装置等を有する第2端末から操作することで軽快な操作が可能となる。また、第1端末に第2端末で表示している範囲を表示することで、第2表示部においてどの辺りを表示しているのかが強調されて分かり易くなり、第2端末において次に操作するボタン等を表示するためのスクロール動作等が行いやすくなる。
【0016】
また、本発明の他の実施形態にかかる表示システムは、第1端末が、第1画像を表示する第1表示部及び第2端末と通信する第1通信部を備え、第2端末が、第1端末と通信する第2通信部、第1端末を操作するための第2画像を記憶する記憶部、及び第1画像に対応する第2画像を表示する第2表示部を備えている。そして、第1端末は、第2端末から第2画像の表示範囲情報を受信し、第1表示部に第1画像内における第2画像の表示範囲情報を表示する。このようにすることにより、第1端末に表示されるUI(User Interface)に相当する画像を第2端末に表示させて第2端末で第1端末の操作をすることが可能となる。したがって、例えば第1端末よりも操作性の優れた入力装置等を有する第2端末から操作することで軽快な操作が可能となる。また、第1端末に第2端末の表示に対応する範囲を表示することで、第2表示部においてどの辺りを操作しているのかが強調されて分かり易くなる。更には、第1端末から画像を送信しないので通信する際のデータ量を削減できる。
【0017】
また、第1端末は、第2端末から受信した情報に基づいて、範囲を囲む枠として第1表示部に表示してもよい。このようにすることにより、拡大画像の範囲や第2画像に対応する範囲を第1端末上に枠として表示して使用者等に表示することができる。
【0018】
また、第1端末は、第2端末から受信した情報に基づいて、範囲の内側を当該範囲の外側とは異なる態様で第1表示部に表示してもよい。このようにすることにより、拡大画像の範囲や第2画像に対応する範囲を網掛けや色付け或いは点滅等の態様で表示して使用者等に表示することができる。
【0019】
また、第1端末の第1表示部には抵抗膜式タッチパネルが設けられ、第2端末の第2表示部には静電容量式タッチパネルが設けられていてもよい。このようにすることにより、抵抗膜式タッチパネルが設けられている第1表示部であっても、第2端末からフリックやスワイプ、或いはピンチイン/ピンチアウトといった操作により第1端末の操作を行うことが可能となる。
【0020】
また、第1端末はナビゲーション装置であり、第2端末は携帯機器であってもよい。このようにすることにより、ナビゲーション装置をスマートフォン等の携帯機器から操作することが可能となる。したがって、例えばスマートフォンが対応するフリックやスワイプ、或いはピンチイン/ピンチアウトといった操作によりナビゲーション装置の操作が可能となる。
【0021】
また、本発明の一実施形態にかかる表示装置は、画像を表示する表示部と、当該画像の指定された一部を拡大した拡大画像が表示される外部端末と通信する通信部と、を備えている。そして、通信部は、画像を外部端末に送信し、外部端末から拡大画像の範囲を示す情報を受信し、表示部は、画像内における拡大画像の範囲を示す情報を表示する。このようにすることにより、例えば表示装置よりも操作性の優れた入力装置等を有する外部端末から操作されることで軽快な操作が可能となる。また、表示部に外部端末で表示している範囲を表示することで、外部端末でどの辺りを表示しているのかが強調されて分かり易くなり、外部端末において次に操作するボタン等を表示するためのスクロール動作等が行いやすくなる。
【0022】
また、本発明の他の実施形態にかかる表示装置は、第1画像を表示する表示部と、表示装置を操作するための第2画像が記憶され、当該第2画像が表示される外部端末と通信する通信部と、を備えている。そして、通信部は、第2画像の表示範囲情報を受信し、表示部は、第1画像内における第2画像の表示範囲情報を表示する。このようにすることにより、例えば表示装置よりも操作性の優れた入力装置等を有する外部端末から操作することで軽快な操作が可能となる。また、表示部に外部端末の表示に対応する範囲を表示することで、外部端末からどの辺りを操作しているのかが強調されて分かり易くなる。更には、外部端末に対して画像を送信しないので通信する際のデータ量を削減できる。
【0023】
また、本発明の一実施形態にかかる表示方法は、画像を外部端末に送信し、当該画像の指定された一部を拡大した拡大画像が表示される外部端末から拡大画像の範囲を示す情報を受信する通信工程と、表示部に画像内における拡大画像に該当する範囲を示す情報を表示する表示工程と、を含んでいる。このようにすることにより、例えば自身よりも操作性の優れた外部端末から操作することで軽快な操作が可能となる。また、表示部に外部端末で表示している範囲を表示することで、どの辺りを表示しているのかが分かり易くなり、次に操作するボタン等を表示するためのスクロール動作等が行いやすくなる。
【0024】
また、上述した表示方法を、コンピュータにより実行させてもよい。このようにすることにより、コンピュータを利用して、例えば自身よりも操作性の優れた外部端末から操作することで軽快な操作が可能となる。また、表示部に外部端末で表示している範囲を表示することで、どの辺りを表示しているのかが分かり易くなり、次に操作するボタン等を表示するためのスクロール動作等が行いやすくなる。
【0025】
また、上述した表示プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、当該プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができ、バージョンアップ等も容易に行える。
【0026】
また、本発明の他の実施形態にかかる表示方法は、表示装置を操作するための第2画像が記憶され、当該第2画像が表示される外部端末から第2画像の表示範囲情報を受信する通信工程と、表示部に第1画像内における第2画像の表示範囲情報を表示する表示工程と、を含んでいる。このようにすることにより、例えば表示装置よりも操作性の優れた外部端末から操作することで軽快な操作が可能となる。また、表示部に外部端末の表示に対応する範囲を表示することで、外部端末からどの辺りを操作しているのかが強調されて分かり易くなる。更には、外部端末に対して画像を送信しないので通信する際のデータ量を削減できる。
【0027】
また、上述した表示方法を、コンピュータにより実行させてもよい。このようにすることにより、コンピュータを利用して、例えば表示装置よりも操作性の優れた外部端末から操作することで軽快な操作が可能となる。また、表示部に外部端末の表示に対応する範囲を表示することで、外部端末からどの辺りを操作しているのかが強調されて分かり易くなる。更には、外部端末に対して画像を送信しないので通信する際のデータ量を削減できる。
【0028】
また、上述した表示プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、当該プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができ、バージョンアップ等も容易に行える。
【実施例0029】
本発明の第1の実施例にかかる表示装置を有する表示システム100を
図1乃至
図3を参照して説明する。
【0030】
図1に示すように、表示システム100は、第1端末としてのカーナビゲーション装置10と、第2端末(携帯機器)としてのスマートフォン20と、を有している。
【0031】
カーナビゲーション装置10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、音声信号処理部14と、位置認識処理部15と、I/Fブロック16と、記憶部17と、操作部18と、有線処理部19と、無線処理部1Aと、表示制御部1Bと、表示部1Cと、音声合成部1Dと、スピーカ1Eと、を有している。
【0032】
CPU11は、ROM12に記憶されている処理プログラムに基づいて動作し、カーナビゲーション装置10の全体動作を司る中央演算装置(Central Processing Unit)である。本実施例においては、表示部1Cに表示されている画像をスマートフォン20に送信させるよう有線処理部19又は無線処理部1Aを制御したり、スマートフォン20から有線処理部19又は無線処理部1Aが取得した座標情報に基づいて、表示部1Cに表示されている画像のうちスマートフォン20の表示部26に表示されている範囲を特定する動作等を行う。
【0033】
ROM12は、CPU11が読み出すカーナビゲーション装置としての各種処理プログラム等が記憶されている読出し専用の不揮発性メモリ(Read Only Memory)である。
【0034】
RAM13は、CPU11が各種処理をする際にワークエリアとして利用する揮発性のメモリ(Random Access Memory)である。
【0035】
音声信号処理部14は、記憶部17に記憶されている楽曲データを再生したり、図示しない光ディスク装置にセットされた光ディスクに記憶されている楽曲データをリッピングして記憶部17に格納したりする。
【0036】
位置認識処理部15は、図示しないGPS(Global Positioning System)受信機やジャイロセンサ等からの信号に基づいて自身の現在位置を算出(認識)する。
【0037】
I/Fブロック16は、記憶部17や操作部18とCPU11とを接続するためのインタフェース(I/F)である。
【0038】
記憶部17は、例えば、案内用の地図データや上述した楽曲データ等が記憶されている。記憶部17は、例えばハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶媒体で構成されている。なお、記憶部17に記憶しているデータは外部サーバ等に記憶させ、必要に応じてダウンロードするようにしてもよい。
【0039】
操作部18は、例えば表示部1Cの表面に重ねられているタッチパネルで構成されている。本実施例の操作部18を構成するタッチパネルは抵抗膜式のタッチパネルで構成されている。
【0040】
第1通信部としての有線処理部19は、スマートフォン20と有線接続して通信するためのインタフェースとなる。有線接続の規格としてはUSB(Universal Serial Bus)やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、MHL(Mobile High-definition Link)等が挙げられる。
【0041】
第1通信部としての無線処理部1Aは、スマートフォン20と無線接続して通信するためのインタフェースとなる。無線接続の規格としてはWi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等が挙げられる。なお、有線処理部19及び無線処理部1Aは、通信相手であるスマートフォン20が対応するいずれか一方を有していれば両方有していなくてもよい。また、両方有している場合でもいずれか一方のみで通信をすればよい。
【0042】
表示制御部1Bは、CPU11からの制御に基づいて表示部1Cに表示する画像データを生成する。
【0043】
第1表示部としての表示部1Cは、液晶ディスプレイやELディスプレイ等から構成され、表示制御部1Bが生成した画像データを表示する。表示部1Cには、例えば、案内のための地図や、各種操作のためのメニューやボタン或いは再生中の楽曲タイトル等が表示される。
【0044】
音声合成部1Dは、CPU11からの制御に基づいてスピーカ1Eから出力される案内用の音声等を合成する。
【0045】
スピーカ1Eは、音声合成部1Dが合成した案内用の音声等を出力する。
【0046】
スマートフォン20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、公衆回線通信部24と、表示制御部25と、表示部26と、音声処理部27と、スピーカ28と、マイク29と、I/Fブロック2Aと、記憶部2Bと、操作部2Cと、有線処理部2Dと、無線処理部2Eと、を有している。
【0047】
CPU21は、ROM22に記憶されている処理プログラム等に基づいて動作し、スマートフォン20の全体動作を司る。本実施例においては、カーナビゲーション装置10から有線処理部2D又は無線処理部2Eが取得した画像を表示部26に表示させるよう表示制御部25を制御したり、表示部26に表示されている画像の範囲を示す座標情報を算出して有線処理部2D又は無線処理部2Eに対してカーナビゲーション装置10に送信させる動作等を行う。
【0048】
ROM22は、CPU21が読み出すOS(Operating System)等の処理プログラム等が記憶されている不揮発性のメモリである。
【0049】
RAM13は、CPU21が各種処理をする際にワークエリアとして利用する揮発性のメモリである。
【0050】
公衆回線通信部24は、スマートフォン20が携帯電話網等の公衆回線を構成する基地局等と通信する。
【0051】
表示制御部25は、CPU21からの制御に基づいて表示部26に表示する画像データを生成する。
【0052】
第2表示部としての表示部26は、液晶ディスプレイやELディスプレイ等から構成され、表示制御部25が生成した画像データを表示する。表示部26には、例えば、初期画面や起動中のアプリの画面等が表示される。
【0053】
音声処理部27は、携帯電話として使用している場合に、公衆回線通信部24が受信した通話相手の音声を再生してスピーカ28に出力したり、マイク29に使用者が入力した通話内容を音声データに変換したりする。また、音声処理部27は、アプリが発生或いは再生した音声データ等をスピーカ28に出力する。
【0054】
スピーカ28は、音声処理部27から出力された音声を出力する。
【0055】
マイク29は、使用者等が入力した通話内容等を電気信号に変換して音声処理部27に出力する。
【0056】
I/Fブロック2Aは、記憶部2Bや操作部2CとCPU21とを接続するためのインタフェースである。
【0057】
記憶部2Bは、例えば、アプリ等のデータが記憶されている。記憶部2Bは、例えばSSDなどの不揮発性の記憶媒体で構成されている。
【0058】
操作部2Cは、例えば表示部26の表面に重ねられているタッチパネルで構成されている。本実施例の操作部2Cを構成するタッチパネルは静電容量式のタッチパネルで構成されている。静電容量式タッチパネルは、周知のように、マルチタッチ操作が可能であり、抵抗膜式タッチパネルよりも操作性が優れている。
【0059】
第2通信部としての有線処理部2Dは、カーナビゲーション装置10と有線接続して通信するためのインタフェースとなる。有線接続の規格としてはUSB(Universal Serial Bus)やHDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、MHL(Mobile High-definition Link)等が挙げられる。
【0060】
第2通信部としての無線処理部2Eは、カーナビゲーション装置10と無線接続して通信するためのインタフェースとなる。無線接続の規格としてはWi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等が挙げられる。
【0061】
次に、上述した構成の表示システム100の動作の概要について
図2を参照して説明する。
図2(a)はカーナビゲーション装置10の表示部1Cの画像の表示例を示した正面図、
図2(b)はスマートフォン20に表示された拡大画像の表示例を示した正面図である。本実施例では、まず、カーナビゲーション装置10とスマートフォン20とを無線又は有線により接続する。
【0062】
そして、カーナビゲーション装置10の表示部1Cに表示されている全体画像(画面全体の画像情報)をスマートフォン20に送信する。スマートフォン20では、カーナビゲーション装置10から受信した全体画像を表示部26に表示する。なお、
図2の例では、表示部1Cに表示される画像としてソフトウェアキーボードで説明するが、メニュー画像等でもよいし、地図等とともに操作用ボタン画像が表示された形態であってもよい。要するにカーナビゲーション装置10の操作の用に供する画像を含む画像であればよい。
【0063】
ここで、使用者等が、スマートフォン20が予め有しているピンチイン等の操作機能により全体画像の一部を
図2(b)のように拡大して指定する。即ち、表示部26は、画像全体又は当該画像の指定された一部を拡大した拡大画像を表示する。そして、その拡大画像の範囲の座標情報を拡大画像の範囲を示す情報としてカーナビゲーション装置10に送信する。
【0064】
カーナビゲーション装置10では、受信した座標情報に基づいて、表示部1Cに表示しているメニュー画像内にスマートフォン20で表示されている拡大画像の範囲を示す枠Fを表示する。この枠Fは、
図2(a)に示したようにスマートフォン20で表示されている範囲を囲むように表示される拡大画像の範囲を示す情報である。即ち、カーナビゲーション装置10は、スマートフォン20(第2端末)から座標情報(拡大画像の範囲を示す情報)を受信し、表示部1C(第1表示部)に、拡大画像の範囲を示す情報を表示している。
【0065】
この枠Fは、スマートフォン20の表示部26においてスワイプ等の操作機能によりスクロールされるとそれに合わせて座標情報が更新されて移動する。また、更なる拡大や縮小等がされた場合も、座標情報が表示範囲に応じて更新され枠Fが変形する。
【0066】
なお、
図2では、スマートフォン20の表示部26に表示される範囲を枠Fで表示したが、例えば、その範囲内を網掛けや色付け等で周囲と異ならせる、或いはその範囲内のみ点滅させる等、その範囲の内側と外側とで異なる態様で表示してもよい。
【0067】
次に、上述した構成の表示システム100の動作のフローチャートを
図3を参照して説明する。このフローチャートはカーナビゲーション装置(カーナビ)10側はCPU11が実行し、スマートフォン20側はCPU21が実行する。即ち、カーナビゲーション装置10側は、表示部1Cに画像を表示する表示装置の表示方法をコンピュータが実行するコンピュータプログラム、スマートフォン20側は、表示部26に画像を表示する表示装置の表示方法をコンピュータが実行するコンピュータプログラムとなっている。
【0068】
まず、カーナビゲーション装置10側において、ステップS11で携帯操作モードをONにする。この携帯操作モードとは、上述したような携帯端末(スマートフォン20)での操作を許可するモードであり、例えば、起動時に表示部1Cに選択肢を表示させてONにするか否かを使用者等に選択させてもよいし、後にメニュー画面等からONにできるようにしてもよい。
【0069】
次に、ステップS12において、スマートフォン20と通信接続処理を行う。即ち、有線処理部19又は無線処理部1Aにスマートフォン20の有線処理部2D又は無線処理部2Eと所定の通信規格(USBやBluetooth(登録商標)等)により接続する処理を行わせる。
【0070】
次に、ステップS13において、表示制御部1Bが、メニュー画像等を表示部1Cに表示させる。そして、表示部1Cに表示しているメニュー画像等を有線処理部19又は無線処理部1Aにスマートフォン20へ送信させる。
【0071】
一方、スマートフォン20側においては、ステップS21でカーナビコントロール用UIアプリを起動(ON)にする。このアプリは予めスマートフォン20にインストールされているものであり、概要で説明した動作のうちスマートフォン20側の動作を行うものである。
【0072】
次に、ステップS22において、カーナビゲーション装置10と通信接続処理を行う。即ち、有線処理部2D又は無線処理部2Eにカーナビゲーション装置10の有線処理部19又は無線処理部1Aと所定の通信規格(USBやBluetooth(登録商標)等)により接続する処理を行わせる。
【0073】
次に、ステップS23において、カーナビゲーション装置10から送信されたメニュー画像を有線処理部2D又は無線処理部2Eが受信して、表示制御部25に当該メニュー画像等を表示部1Cに表示させる。そして、このときの表示部26での表示範囲の座標情報を算出して有線処理部2D又は無線処理部2Eに送信させる。
【0074】
この座標は、ステップS23で受信したメニュー画像等に付加される座標であり、例えばカーナビゲーション装置10から受信した画像の左上を原点(0,0)として画像の解像度や画面の画素数等に基づいて適宜付加される。そして、表示部26の表示範囲を示す座標を座標情報としてカーナビゲーション装置10に送信する。座標情報として送信する座標としては、例えば、矩形(四角形)の場合は表示範囲の左上の座標と右下の座標とすればよい。なお、ステップS23の場合、初期状態であり、表示部26にはメニュー画像等の全体が表示されているので、座標情報としては、原点とメニュー画像等の右下位置の座標を送信すればよい。
【0075】
次に、ステップS14において、カーナビゲーション装置10側でスマートフォン20から受信した座標情報に基づいて、表示部1Cに表示されているメニュー画像にスマートフォン20の表示部26での表示範囲を四角形の枠で表示する。カーナビゲーション装置10においても、スマートフォン20と同様の規則によって座標を付加することで枠を表示することができる。なお、ステップS14の場合、表示部26にはメニュー画像全体が表示されているので、メニュー画像等の全体を囲む枠となる。また、枠の形状は四角形に限らず、円、楕円や多角形等他の形状であってもよい。或いは、表示部26にメニュー画像等の全体が表示されている場合は枠で表示する効果が小さいので座標情報を送信しなくてもよい。
【0076】
一方、スマートフォン20側において、ステップS24でピンチイン/ピンチアウト、スワイプ/フリック等の操作を実施する。そして、ステップS23と同様に表示部26の表示範囲を示す座標を座標情報としてカーナビゲーション装置10に送信する。また、スマートフォン20で表示部26に表示されたボタン等がタッチされた場合は、タッチされたことを示す情報(操作情報)もカーナビゲーション装置10に送信する。
【0077】
次に、ステップS15において、カーナビゲーション装置10側でスマートフォン20から受信した座標情報に基づいて、表示部1Cに表示されているメニュー画像等にスマートフォン20の表示部26の表示範囲に合わせて四角形の枠を拡大又は縮小表示する。或いはスマートフォン20側でスワイプ操作によりスクロールされた場合は当該枠を移動させる。また、スマートフォン20からタッチされたことを示す情報を受信した場合は、その情報が示す操作に対応する動作を実行する。
【0078】
例えば
図2(a)のようなソフトウェアキーボードがメニュー画像として表示されていた場合に、「あ」の部分を拡大するようにピンチイン操作を行い
図2(b)のようにスマートフォン20の表示部26に表示した場合、
図2(b)の表示範囲を示す座標情報がカーナビゲーション装置10に送信され、その座標情報に基づいて表示部1Cには枠Fが表示される。
【0079】
そして、操作によりカーナビゲーション装置10側でメニュー画像等(画像データ)が更新された場合はその都度新たなメニュー画像等をスマートフォン20に送信し、スマートフォン20では、ステップS25で当該新たなメニュー画像等を表示部26に表示する。以降は、ステップS14~S15及びステップS24~25を繰り返す。
【0080】
上述したフローチャートの説明から明らかなように、ステップS13、S14、S15が通信工程、ステップS14、S15が表示工程として機能する。
【0081】
また、本実施例にかかるカーナビゲーション装置10は、画像を表示する表示部1Cと、当該画像の指定された一部を拡大した拡大画像が表示されるスマートフォン20(外部端末)と通信する有線処理部19又は無線処理部1A(通信部)と、を備え、有線処理部19又は無線処理部1A(通信部)は、画像をスマートフォン20(外部端末)に送信し、スマートフォン20(外部端末)から拡大画像の範囲を示す情報を受信し、表示部1Cは、拡大画像に該当する範囲を表示する、ことを特徴とする表示装置として機能する。
【0082】
また、本実施例にかかるスマートフォン20は、カーナビゲーション装置10(外部機器)と通信する有線処理部2D又は無線処理部2E(通信部)と、カーナビゲーション装置10(外部機器)から受信したメニュー画像等(画像)の指定された一部を拡大した拡大画像を表示する表示部26と、を備え、有線処理部2D又は無線処理部2E(通信部)は、スマートフォン20(外部機器)へ座標情報(拡大画像の範囲を示す情報)を送信する、ことを特徴とする表示装置として機能する。
【0083】
本実施例によれば、カーナビゲーション装置10は、メニュー画像等を表示する表示部1Cと、スマートフォン20と通信する有線処理部19又は無線処理部1Aと、を備え、スマートフォン20は、カーナビゲーション装置10と通信する有線処理部2D又は無線処理部2Eと、当該メニュー画像等の指定された一部を拡大した拡大画像を表示する表示部26と、を備えている。そして、カーナビゲーション装置10は、スマートフォン20から座標情報を受信し、表示部1Cにメニュー画像等における拡大画像の範囲を枠Fとして表示する。このようにすることにより、カーナビゲーション装置10に表示されるUI(User Interface)をスマートフォン20に表示させてスマートフォン20でカーナビゲーション装置10の操作をすることが可能となる。したがって、例えばカーナビゲーション装置10よりも操作性の優れたタッチパネルを有するスマートフォン20から操作することで軽快な操作が可能となる。
【0084】
また、カーナビゲーション装置10にスマートフォン20で表示している範囲を表示することで、表示部26でどの辺りを表示しているのかが強調されて分かり易くなり、スマートフォン20において次に操作するボタン等を表示するためのスクロール動作等が行いやすくなる。
【0085】
また、カーナビゲーション装置10の操作部18は抵抗膜式タッチパネルで構成され表示部1Cに重ねられており、スマートフォン20の操作部2Cは静電容量式タッチパネルで構成され表示部26に重ねられている。このようにすることにより、抵抗膜式タッチパネルが設けられている表示部1Cを有するカーナビゲーション装置10であっても、スマートフォン20からフリックやスワイプ、或いはピンチイン/ピンチアウトといった操作によりカーナビゲーション装置の操作を行うことが可能となる。
また、本実施例の場合、アプリのメニュー画像等内のボタン等の配置もカーナビゲーション装置10での表示態様と一致しなくてもよい。即ち、カーナビゲーション装置10のメニュー画像と同じ画像でなくてもよい。
本実施例においても、スマートフォン20側で拡大操作を行ってもよい。本実施例の場合、第1の実施例と異なり、カーナビゲーション装置10とスマートフォン20とで表示される画像が一致していないので座標情報を送信しても枠Fを正しく表示することはできない。そこで、座標情報に代えて拡大されて表示部26に表示されている範囲のボタン等のIDをアプリの表示画像の範囲を示す情報としてカーナビゲーション装置10に送信し、その情報に基づいて枠Fを表示する。このようにすることにより、スマートフォン20に拡大表示されている範囲とほぼ同等の範囲を示すことが可能となる。
一方、スマートフォン20側において、ステップS24Aでピンチイン/ピンチアウト、スワイプ/フリック等の操作を実施する。そして、ステップS23Aと同様にアプリの表示画像の範囲を示す情報をカーナビゲーション装置10に送信する。また、スマートフォン20で表示部26に表示されたボタン等がタッチされた場合は、タッチされたことを示す情報もカーナビゲーション装置10に送信する。
次に、ステップS15Aにおいて、カーナビゲーション装置10側でスマートフォン20から受信した、アプリの表示画像の範囲を示す情報に基づいて、表示部1Cに表示されているメニュー画像等にスマートフォン20の表示部26での表示範囲に合わせて枠を変形する。或いはスマートフォン20側でスワイプ操作によりスクロールされた場合は当該枠を移動させる。また、スマートフォン20からタッチされたことを示す情報を受信した場合は、その情報が示す操作に対応する動作を実行する。
そして、操作によりカーナビゲーション装置10側でメニュー画像等(画像データ)が更新された場合はその都度新たな表示画像識別情報をスマートフォン20に送信し、スマートフォン20では、ステップS25で当該新たな表示画像識別情報に対応するアプリ内のメニュー画像等を表示部26に表示する。以降は、ステップS14A~S15A及びステップS24A~25Aを繰り返す。
また、本実施例にかかるカーナビゲーション装置10は、メニュー画像等(第1画像)を表示する表示部1Cと、表示装置を操作するアプリの画像(第2画像)が表示されるスマートフォン20(外部端末)と通信する有線処理部19又は無線処理部1A(通信部)と、を備え、有線処理部19又は無線処理部1A(通信部)は、アプリの表示画面の範囲を示す情報(第2画像の表示範囲情報)を受信し、表示部1Cは、メニュー画像等(第1画像)内におけるアプリの画像(第2画像)の表示範囲を枠Fとして表示する、ことを特徴とする表示装置として機能する。
また、本実施例にかかるスマートフォン20は、カーナビゲーション装置10(外部機器)と通信する有線処理部2D又は無線処理部2E(通信部)と、カーナビゲーション装置10(外部機器)を操作する画像を記憶する記憶部2Bと、カーナビゲーション装置10(外部機器)から受信した表示画像識別情報(表示内容に関する情報)に基づいて対応するアプリの画像を表示する表示部26と、を備え、有線処理部2D又は無線処理部2E(通信部)は、カーナビゲーション装置10へアプリの表示画面の範囲を示す情報(第2画像の表示範囲情報)を送信する、ことを特徴とする表示装置として機能する。
本実施例によれば、カーナビゲーション装置10は、メニュー画像等を表示する表示部1Cと、スマートフォン20と通信する有線処理部19又は無線処理部1Aと、を備え、スマートフォン20は、カーナビゲーション装置10と通信する有線処理部2D又は無線処理部2E、カーナビゲーション装置10を操作するためのアプリを記憶する記憶部2B、及びアプリのメニュー画像等を表示する表示部26、を備えている。そして、カーナビゲーション装置10は、スマートフォン20からアプリの表示画像の範囲を示す情報を受信し、表示部1Cに、メニュー画像等内におけるアプリの表示画像の範囲を枠Fとして表示する。このようにすることにより、カーナビゲーション装置10に表示されるUI(User Interface)に相当する画像をスマートフォン20に表示させてスマートフォン20でカーナビゲーション装置10の操作をすることが可能となる。したがって、例えばカーナビゲーション装置10よりも操作性の優れたタッチパネルを有するスマートフォン20から操作することで軽快な操作が可能となる。
また、カーナビゲーション装置10にスマートフォン20の表示に対応する範囲を表示することで、スマートフォン20においてどの辺りを操作しているのかが強調されて分かり易くなる。更には、カーナビゲーション装置10から画像を送信しないので通信する際のデータ量を削減できる。
なお、上述した2つの実施例では第1端末としてカーナビゲーション装置10、第2端末としてスマートフォン20、として説明したが、それに限らない。例えば第2端末はスマートフォン20ではなくタブレット端末等のマルチタッチが可能なタッチパネルを有する電子機器であればよい。また、第1端末もカーナビゲーション装置10ではなく、船舶や航空機用のナビゲーション装置或いはカーオーディオ等であってもよい。さらには第1端末としてタッチパネルを有しないが画面上のメニューボタンやアイコン等を操作する機器(パーソナルコンピュータ等)であってもよい。
また、第2端末のタッチパネルも静電容量式に限らず、光学式等のマルチタッチが可能な方式であれば他の方式であってもよい。第1端末のタッチパネルも抵抗膜式に限らず、超音波式等であってもよいし、上述したようにタッチパネルを備えなくてもよい。
また、本発明は上記実施例に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の表示装置や表示システムの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。