(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019701
(43)【公開日】2024-02-09
(54)【発明の名称】物品回収装置
(51)【国際特許分類】
B65F 1/00 20060101AFI20240202BHJP
B65F 1/14 20060101ALI20240202BHJP
B65F 1/06 20060101ALI20240202BHJP
【FI】
B65F1/00 A
B65F1/00 102Z
B65F1/14 Z
B65F1/06
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023219275
(22)【出願日】2023-12-26
(62)【分割の表示】P 2022069823の分割
【原出願日】2017-09-05
(71)【出願人】
【識別番号】000145068
【氏名又は名称】株式会社寺岡精工
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】友澤 一成
(72)【発明者】
【氏名】塩谷 昇一
(57)【要約】
【課題】防水用パッキン等が不要で、簡単な構造で、雨水等の液体による、装置内部の構成要素への不具合を防止することができる物品回収装置を提供する。
【解決手段】投入口から物品を回収する物品回収装置は、投入口からの物品を回収して収納部へ収納する収納経路と、物品回収装置内へ侵入する液体を、収納経路とは異なる経路で物品回収装置外へ排出する排水経路とを有する。また、排水経路は、物品回収装置の機体と外装カバーとの間の位置に設けられている。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
投入口から物品を回収する物品回収装置であって、
前記投入口からの物品を回収して収納部へ収納する収納経路と、
前記物品回収装置内へ侵入する液体を、前記収納経路とは異なる経路で前記物品回収装置外へ排出する排水経路とを有する
ことを特徴とする物品回収装置。
【請求項2】
前記排水経路は、物品回収装置の機体と外装カバーとの間の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の物品回収装置。
【請求項3】
前記投入口に対して開閉自在に設けられた外扉と、
前記投入口の内側に位置し、前記投入口からの物品を載置可能な載置部と、を有し、
前記載置部は、装置外へ液体を排水する排水経路に、前記外扉からの液体を案内する案内部を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品回収装置。
【請求項4】
前記排水経路は、前記載置部の前記案内部の下方に設けられ、前記案内部からの液体を機体外へ導く傾斜部を有することを特徴とする請求項3に記載の物品回収装置。
【請求項5】
前記外扉は、前記投入口としての開口部を備えた外装カバーよりも内側の位置で、スライドにより前記投入口に対して開閉自在に設けられ、
前記外扉は、前記開口部に対して閉状態で、前記外扉の下端以外の周辺部に設けられた、液体の侵入を防ぐ壁部と、
前記外扉の周辺部の下端位置に設けられた、液体を前記排水経路に流出する流出部と、を有することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の物品回収装置。
【請求項6】
前記流出部は、前記外扉の略両端に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の物品回収装置。
【請求項7】
前記案内部は、前記外扉が閉状態で、前記流出部の下方に設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の物品回収装置。
【請求項8】
前記載置部に載置された物品の質量を計量する計量部を有し、
前記載置部の前記案内部は、前記外扉、前記排水経路、及び外装カバーに対して離間した構造を有することを特徴とする請求項3から請求項7のいずれか1項に記載の物品回収装置。
【請求項9】
前記載置部は、前記投入口に対して反対側の端部が下向きに傾斜した物品用傾斜部を有し、
前記載置部の案内部は、前記載置部の投入口側の端部に設けられ、前記物品用傾斜部の傾斜に対して逆勾配の液体用傾斜部を有することを特徴とする請求項3から請求項8のいずれか1項に記載の物品回収装置。
【請求項10】
前記載置部の物品用傾斜部の下流側へ流れる液体を受けて該液体を前記排水経路に案内する液体案内部を有することを特徴とする請求項3から請求項9のいずれか1項に記載の物品回収装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品回収装置に関する。
【背景技術】
【0002】
空容器を回収する空容器回収装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般的な空容器回収装置は、投入口から投入されたPETボトル等の空容器を、適宜、減容して装置内の容器収容部に収容する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、一般的な空容器回収装置が屋外に設置された場合、雨水等が装置内に侵入して、装置内の構成要素に不具合を生じる虞がある。
また、故意に液体(ジュースなどの液体)を空容器回収装置に掛けられた場合、回収口から液体が装置内に侵入し、装置内の構成要素に不具合を生じる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の物品回収装置は、少なくとも以下の構成を具備するものである。
投入口から物品を回収する物品回収装置であって、
前記投入口からの物品を回収して収納部へ収納する収納経路と、
前記物品回収装置内へ侵入する液体を、前記収納経路とは異なる経路で前記物品回収装置外へ排出する排水経路とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明の物品回収装置は、防水用パッキン等が不要で、簡単な構造で、雨水等の液体による、物品回収装置の内部の構成要素への不具合を防止することができる。
また、本発明の物品回収装置は、屋外に物品回収装置が配置された場合であっても、機体内の物品回収袋などの物品回収部(容器収容部)に雨水等の液体が溜まることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施形態に係る物品回収装置としての容器回収装置の全体概念図、(a)は容器回収装置の正面図、(b)は容器回収装置の側面図。
【
図2】本発明の実施形態に係る物品回収装置(容器回収装置)の容器収容部の一例を説明するための図、(a)は容器収容部の一例を示す斜視図、(b)は容器収容用袋とキャップ収容用袋を装着した状態の容器収容部の一例を示す図。
【
図3】本発明の実施形態に係る物品回収装置(容器回収装置)の外扉、載置部、排水経路の一例を説明するための部分透過図。
【
図4】本発明の実施形態に係る物品回収装置の排水経路の一例を示す背面側からの斜視図。
【
図5】本発明の実施形態に係る物品回収装置の外扉と載置部の案内部と排水路の一例を示す断面概念図。
【
図6】本発明の実施形態に係る物品回収装置(容器回収装置)の外扉、内扉、載置部、計量部の概念図。
【
図7】外扉が閉状態の物品回収装置の一例を示す斜視図。
【
図8】
図7に示した物品回収装置の外装カバーを取り外した状態の一例を示す図。
【
図9】外扉が開状態、内扉が閉状態の物品回収装置の外装カバーを取り外した状態の一例を示す斜視図。
【
図10】載置部に載置された物品から流出した液体を排出する機構を備えた物品回収装置の一例を説明するための概念図。
【
図11】本発明の実施形態に係る物品回収装置の上部外装カバーを説明するための図、(a)は上部外装カバーの正面図、(b)は平面図、(c)は(b)のC-C線に沿った断面図、(d)は(b)のD-D線に沿った断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。本発明の実施形態は図示の内容を含むが、これのみに限定されるものではない。尚、以後の各図の説明で、既に説明した部位と共通する部分は同一符号を付して重複説明を一部省略する。なお、本発明の実施形態に係る物品回収装置として、例えば、容器回収装置を説明する。
【0009】
本発明の実施形態に係る物品回収装置は、投入口の外扉を開放して投入口から物品を回収し、その物品を機体内に設けられた容器回収部へ収容する。また、物品回収装置は、必要に応じて減容部により物品を減容した後、その減容された物品を容器回収部へ収容してもよい。詳細には、物品回収装置は、投入口に対して開閉自在に設けられた外扉と、投入口の内側に位置し、投入口からの物品を載置可能な載置部とを有する。また、物品回収装置は、物品としてのPETボトル等を横向きに載置するように投入口や載置部等が構成されている。
【0010】
物品としては、PETボトル、缶、ビンに限定されず、例えば、牛乳パック、トレー、インクカートリッジ、図書館やレンタル店への返却物(本やDVDなど)、クリーニング品、電池、電球など、回収の対象となる物品であればよい。つまり、容器回収装置は物品回収装置の一実施例である。
【0011】
また、本実施形態では、投入口から物品を回収する物品回収装置は、投入口からの物品を回収して収納部へ収納する収納経路と、物品回収装置内へ侵入する液体を、前記収納経路とは異なる経路で物品回収装置外へ排出する排水経路とを有する。この液体としては、例えば、雨水、飲料水、水道水、洗浄液などを挙げることができる。
また、物品回収装置の載置部は、装置外へ雨水等の液体を排水する排水経路に、外扉からの雨水等の液体を案内する案内部を有する。また、載置部は計量部上に配置されており、載置された物品の質量を高精度に計量するように、載置部の案内部が、外扉の流出部、排水経路、外装カバー等に対して離間して配置されている。
【0012】
また、物品回収装置は、待機時、物品投入部の外扉が閉状態であり、物品投入部と収容部の間に開閉自在に設けられた内扉が閉状態である。物品回収時に、物品投入部の外扉が開状態となり、コンピュータ等の制御部(不図示)の判別部により、載置部へ載置された物が回収対象物の物品(例えば、PETボトル等の樹脂製の空容器)であるか否かが判別される。回収対象物の物品(空容器)であると判別された場合、外扉が閉状態となり、物品投入部と収容部の間に設けられた内扉が開状態となり、収容部により容器が回収される。本実施形態では、容器回収装置が減容機構を備え、減容機構により容器を減容することで、規定容量の回収部にて多量の減容された空容器を回収可能である。
【0013】
詳細には、
図1に示したように、本発明の実施形態に係る物品回収装置100は、装置本体部100Bの上部に容器投入部110が設けられており、容器投入部110の開口部には外扉111が設けられている。装置本体部100Bは、外扉111よりも上部付近の正面側に、表示操作部3、送受信部4(通信部)が設けられている。また、装置本体部100Bの正面側には、荷物フック100fが設けられている。
【0014】
また、物品回収装置100は、装置本体部の機体の外側が外装カバーCVにより保護されている。詳細には、外装カバーCVは、上部外装カバーCV1、中央部外装カバーCV2等を有する。
【0015】
また、容器投入部110の下方には、容器収容部140に連通する通路が設けられており、容器投入部110の載置部116から容器収容部140への通路71に内扉112が設けられている。
【0016】
本実施形態では、物品回収装置100は、内扉112と、容器収容部140の間に減容部120(減容機構)が設けられている。減容部120は、内扉112が開状態の場合、容器投入部110からの空容器Aを押し潰して減容し、減容された容器RAを、下方の容器収容部140に出力する。
また、物品回収装置100の装置本体部100Bは、容器収容部140を載置した引出し100Cを有し、正面側には引出用取手100eや、鍵孔100rが設けられており、鍵を鍵孔100rに差込み施解錠可能に構成されている。
【0017】
また、装置本体部100Bの正面側、詳細には、引出し100Cの正面側には、透光部100A(透光窓)が設けられており、外部から容器収容部140に収容されている空容器を視認可能に構成されている。
また、装置本体部100Bの側面部には、搬送時に用いられる移動用取手100gが設けられている。
【0018】
また、装置本体部100Bは、正面側にキャップ投入部108を備え、キャップ投入部108から装置本体部内で下方に向かってキャップ用通路72が設けられ、キャップ投入部108に投入されたキャップがキャップ用通路72を介してキャップ収容部145に収容されるように構成されている。
尚、キャップ用通路72は、キャップと、キャップよりも小さなものを仕分けする機構を有してもよい。具体的には、キャップ用通路72が分岐されて、分岐部に網の目状の部材にて、飲み残し吸い殻、雨水等は別経路で排出、蓄積し、キャップのみキャップ収容部145へ収まるようにしてもよい。
【0019】
<容器収容部>
次に、物品回収装置の容器収容部140の一例を、
図2を参照しながら説明する。詳細には、
図2(a)は容器収容部140の一例を示す斜視図であり、
図2(b)は容器収容用袋BBとキャップ収容用袋BSを装着した容器収容部140の一例を示す図である。
【0020】
物品回収装置100の装置本体部100Bの下部に着脱自在に設けられた容器収容部140は、
図2(a)に示したように、上部に開口部、下部に底部を備えた略直方体の容器であり、正面側に透光部140a、又は半透光部が設けられており、外部から容器収容部140の内部を容易に視認可能に構成されている。
【0021】
また、上部に開口部を有する容器収容部140には、
図2に示したように、大型の容器収容用袋を着脱自在に設けられる。本実施形態では、上部に略矩形状の開口部を有する容器収容部140は、側面上端付近に、容器収容用袋BBを固定するための差込口140bが設けられている。本実施形態では、長円形の弾性部材の中央部にスリット状の差込口140bが形成されている。
【0022】
容器収容用袋BBを容器収容部140に取り付ける場合、容器収容用袋BBを容器収容部140の中央部に収容し、その容器収容用袋BBの上端を外側へ折り返して、差込口140bに差し込む。つまり、弾性部材のスリット状の差込口140bに差し込むことにより、袋がスリットに係止することで、容器収容部140に容器収容用袋BBが固定される。
【0023】
例えば、複数の容器を容器収容用袋BB内に回収した後、容器収容用袋BBを容器収容部140から取り外す場合、差込口140bから、容器収容用袋BBを所定の力以上で引っ張ることで、非係合状態となり、袋を容易に取り外すことができる。
【0024】
また、本実施形態では、容器収容部140の一部分にキャップ収容部分が設けられている。詳細には、キャップ収容用袋BSが、容器収容部140の一隅部に配置されている。キャップ収容用袋BSは、例えば、2つの持ち手部分を備えていることが好ましい。
容器収容部140は、角部の側面上部付近に、鈎部などの係止部が設けられている。容器収容部140は、この係止部に、キャップ収容用袋BSの持ち手部分を係止して、袋の開口部をキャップ通路の出口付近に配置することで、簡単な構造で、キャップを容易に収容することができる。
【0025】
すなわち、
図2に示した例では、キャップ収容部が、容器収容部140内に支持された構造を有する。また、キャップ収容部としてのキャップ収容用袋BSの持ち手部分BSaが、容器収容部140の外側面上部付近にフックなどの係止部に140fに係止することで、簡単に上記構成を実現することができる。また、容器収容部140内にキャップ収容部が設けられた構造を有するので、省スペース化を実現することができる。
【0026】
図3は物品回収装置100(容器回収装置)の外扉111、載置部、排水経路の一例を説明するための部分透過図である。
物品回収装置100は、投入口TSに対して開閉自在に外扉111が設けられている。外扉111の下端部の左右端部付近には、雨水等の液体を下方に流出する流出部111cが設けられている。
載置部116は、投入口TSの内側に位置し、投入口TSからの物品を載置可能に構成されている。
載置部の下方位置には、雨水等の液体を装置外へ排水する排水経路DRとしての排水部材D1や排水用管部材D2が設けられている。また、排水経路DRの排水部材D1は、雨水等の液体を機体外へ導く傾斜部D1aを有する。
載置部116は、外扉111の流出部111cからの雨水等の液体を排水経路DRへ案内する案内部116cを有する。
【0027】
図4に示した例では、物品回収装置100の本体部内に、載置部116の案内部116cの下方位置に、排水経路DRとしての排水部材D1が設けられ、さらには排水部材D1に接続された排水用管部材D2が、容器収容部140(物品収容部)と本体部の内側面の間を通り、機体の底部、裏面、又は側面部に設けられた孔部100hへと至るように設けられ、雨水等の液体が機体外へ排水される。排水用管部材D2としては、例えば、樹脂製のパイプ等を挙げることができる。
雨水等の液体は、外扉111の流出部、載置部の案内部、排水路(排水部材)を介して、物品回収装置100の装置本体部100Bの機体外へ排出される。
【0028】
なお、物品回収装置100を屋内に設置する場合、雨水等を機体外に排水するのではなく、容器収容部140の袋や専用の袋の中へ雨水等を導くように、排水路を規定してもよい。詳細には、例えば、ジュースなどの液体を物品回収装置にこぼしてしまった場合、機体外に排出してしまうと屋内に排水してしまうので、容器収容部140の袋や専用の袋の中へ液体を導くように、排水路を規定してもよい。
また、
図4に示した例では、排水路としての樹脂製のフレキシブルな排水用管部材D2が物品回収部(容器収容部)の袋へ導くように配置可能に構成されている。
本実施形態では、物品回収装置100は、屋外に設置される場合と屋内に設置される場合とで、排水先の場所を切替えることができるように構成されている。
【0029】
また、本実施形態では、
図5に示したように、物品回収装置100の外扉111が閉状態の場合、外扉111の下端部に設けられた流出部111cの下部に、載置部116の案内部116cが所定距離だけ離れて位置し、その案内部116cの下部に、排水経路DRとなる排水部材D1が所定距離だけ離れて配設されている。本実施形態では、排水部材D1は、金属平板の下端部が鋭角に折り返された形状の溝を有する。
雨水等の液体は外扉111の表面を伝って下端側へ流れ、下端部の流出部111cから、下方の載置部116の案内部116cへ自然落下する。そして、雨水等の液体は、載置部116の案内部116cから下方の排水部材D1の溝部へ自然落下し、勾配のある溝部を伝って管状の排水用管部材D2へ流れ、排水用管部材D2から上述したように機体外へ自然排水される。
【0030】
図6に示したように、本発明の実施形態に係る物品回収装置100の容器投入部110は、載置部116、外扉111、内扉112、台座118、計量部7、外扉用支持部S111、内扉用支持部S112、外扉駆動部5、内扉駆動部6、第1の制限部K111、第2の制限部K112などを有する。
【0031】
載置部116は、回収対象物などを載置可能に構成されている。載置部116の側壁部116aには、受光部9aや発光部9bなどの光センサ9や金属センサなどが設けられている。また、載置部116の下部には計量部7が設けられている。
【0032】
また、本実施形態では、載置部116は、その載置面が水平ではなく、物品の投入口側(外扉111が開状態のときの開口側)よりも容器収容部140側が低くなるように傾斜をつけて設けられている。すなわち、載置部116は、投入された物品が自重により容器収容部140側(又は減容部120側)へ落ちることを促すように構成されている。これにより、物品(投入物)を容器収容部140へ送るための搬送機構を設ける必要がなく、小型の物品回収装置を提供することができる。
また、載置部116は、載置面の表面に表面処理が施され凹凸部が形成されており、投入された物品が載置部に貼りつくことを防止する構造を有する。物品回収装置が容器回収装置である場合、容器が濡れていたとしても、容器表面と載置部の凹凸形状の表面との接触面積が比較的小さいので濡れによる表面張力が小さくなり、容器が容器収容部140側へ容易に移動する。すなわち、濡れている容器が容器収容部側へ落ちないといった不具合を防ぐことができる。
【0033】
外扉111は、載置部116の外側に設けられている。モータ等の外扉駆動部5は、外扉111を開閉自在に駆動する。
内扉112は、載置部116と減容部120との間の通路71に設けられている。内扉駆動部6は、内扉112を開閉自在に駆動する。この内扉112には、空容器の載置状態を案内する案内部112Dが設けられている。案内部112Dは、露出され装置本体部から視認可能な位置に設けられている。案内部112Dは、物品(PETボトルなどの空容器等)を規定の向き、規定の位置(例えば、350ml、500ml、2000mlなど)に載置するように情報として案内表示されている。この案内部112Dは、内扉112の表面に設けられた凹部、凸部、ステッカー、LED表示部、LCDなどであってもよい。
また、物品回収装置は、撮像部などの検出センサにより、案内部112Dにより示された載置位置に、正しく物品が載置されているかを判定するための判定手段を備えていてもよい。また、撮像処理や光学センサなどの検知部により、載置向き及び位置が正しくない場合は、報知などを行うこともできる。
【0034】
本実施形態では、物品回収装置100は、台座118を有し、この台座118は外扉111、及び外扉駆動部5を支持する外扉用支持部S118、S111を有する。詳細には、2つの外扉用支持部S118の上端部には外扉駆動部5、回転軸C111が設けられ、回転軸C111に扇形状の外扉用支持部S111が回動自在に設けられ、扇形状の外扉用支持部S111により外扉111が支持されている。2つの回転軸C111のうち一方の回転軸C111は、外扉駆動部5のモータの回転軸に接続されている。
扇形状の外扉用支持部S111には、内扉112の回転軸C112が貫通する孔部S111hが設けられている。
【0035】
計量部7は、台座118と載置部116の間に配置され、載置部116を支持する。
【0036】
また、内扉112は、開状態で、載置部116に載置された空容器を減容部120へ案内するように構成されている。また、本実施形態では、計量部7上に配置され、計量部7と載置部116の間から延出した構造の内扉用支持部S112により、内扉駆動部6や内扉112が支持されている。内扉駆動部6には、内扉112の回転軸C112が設けられ、その回転軸C112に内扉112が設けられている。内扉112を開状態とすることで、回収対象物を装置本体部内の容器収容部140へ案内することができる。また、内扉用支持部S112は、回転軸C111が貫通される孔部S112hを有する。
【0037】
すなわち、台座118の外扉用支持部S111により外扉駆動部5や外扉111が支持され、台座118上に配置された計量部7の上部に載置部116が設けられているので、計量部7により、載置部116に載置された回収対象物などの質量を高精度に計量することができる。詳細には、計量部7上には、外扉111や外扉駆動部5を支持していない構造であるので、計量部7は、外扉111や外扉駆動部5の振動等の影響を受けにくい構造となっており、載置部116上の回収対象物の質量を高精度に計量することができる。
【0038】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置としての物品回収装置100の外扉111は、載置部116を露出する開位置と、載置部116を覆う閉位置との間を移動可能に構成されており、外扉111が閉じる場合、外扉111が開位置から、載置部116に向かって閉位置へ移動可能に構成されている。すなわち、外扉111が開状態から、載置部116へ向かって動き閉じるように構成されているので、例えば、ユーザの手や腕などが、外扉111と載置部116の間に挟まれたとき、計量部による計量値が変動し、制御部がその変動を検出することで、ユーザの手や腕、異物などが、外扉111と載置部116の間に挟まれたことを容易に検知することができる。
【0039】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100(容器回収装置)において、外扉111は、内扉112の移動を制限する第1の制限部K111を備える。内扉112は、外扉111の移動を制限する第2の制限部K112を備える。第1の制限部K111と、第2の制限部K112により、外扉111及び内扉112の両方が開状態となることを制限する機構を有する。
すなわち、物品回収装置100は、外扉111に設けられた第1の制限部K111と、内扉112に設けられた第2の制限部K112を有するので、機械的に簡単な構造で、外扉111と内扉112それぞれの開閉状態に応じて、各扉の開閉動作を制限することができる。
【0040】
また、物品回収装置100の第1の制限部K111は、外扉111の移動に応動するように構成されている。第2の制限部K112は、内扉112の移動に応動するように構成されている。また、物品回収装置100は、外扉111が開状態の場合、第1の制限部K111が内扉112の移動を制限するように構成されており、内扉112が開状態の場合、第2の制限部K112が外扉111の移動を制限するように構成されている。
詳細には、本実施形態では、物品回収装置100は、外扉111が開状態の場合、内扉112が閉状態のまま、開状態となることを制限するように構成されている。すなわち、外扉111が開口状態で、投入された物が載置部116に載置された時には、内扉112は閉状態であり、開状態とはならず、載置部116に載置された物が、回収対象物、又は非回収対象物であるに関わらず、装置本体部100B内の容器収容部140にそれを収容しないように構成されている。すなわち、この状態では、内扉112に物品(回収対象物、又は非回収物)が当接した状態であり、内扉112は載置部の一部を兼ねる構造となっている。
【0041】
次に、
図7、
図8、
図9等を参照しながら、物品回収装置100の外扉111の流出部111c、載置部116の案内部116c等について説明する。
【0042】
外扉111は、上部から下端部に向けて外側に湾曲した形状の曲面状部111aと、下端部から前方に突出した突出部111bと、外扉111の下端部の左右端部付近に流出部111c、111cが設けられている。流出部111cは、凹部、孔部、又は切欠部等であり、雨水等の液体が下方へ流出するような形状に形成されていている。
また、外扉111の曲面状部111aの周辺部の下端以外の部分には、雨水等の機内への侵入を防ぐ所定の高さに突出した壁部111e、111f,111gが設けられている。左右両側の壁部111e、111fは、外扉111の開閉方向に沿って設けられている。壁部111gは、外扉111の上部に設けられている。壁部111gは、外扉111が閉状態で、外扉111の上部に設けられており、開閉方向に対して直交する方向に延設されている。
【0043】
外扉111が閉状態の場合、壁部111e、111f、111gよりも外側の部分は、外装カバーにより覆われており、雨水等が壁部111e、111f、111gを越えて機体内へ侵入することを防止した構造となっている。
【0044】
載置部116の前方端部の左右両側に設けられた案内部116cは、雨水等の流出方向へ延びるように凹設された溝部である。
載置部116の前方端部には、左右方向(開閉方向に直交する方向)に延設された平坦な部分116fが設けられており、本実施形態では、この平坦な部分116fが前方に向かって下方に僅かに傾斜して形成されている。
【0045】
詳細には、案内部116cは、第1傾斜部116ca、第2傾斜部116cb、壁部116ccを有する。
第1傾斜部116caは、平坦な部分116fよりも低い位置に形成され、前方に向かって下方に傾斜して形成されている。本実施形態では、第1傾斜部116caは、角度が約20°だけ水平面に対して傾斜している。
【0046】
第2傾斜部116cbは、第1傾斜部116caの上部に設けられており、第1傾斜部116caよりも大きい角度に傾斜しており、本実施形態では、第2傾斜部116cbは、角度が約60°だけ水平面に対して傾斜している。
【0047】
壁部116ccは、第1傾斜部116caと第2傾斜部116cbの左右両側に設けられており、雨水等を流出方向へ導くとともに、左右両側から雨水等が流出するのを防ぐ構成となっている。
【0048】
上述したように、外扉111が閉状態で、その外扉111の表面に付着した雨水等の液体は、外扉111の曲面状の表面に沿って下方に流れ、流出部111c、111cから下方へ流れる。流出部111c、111cの下方には、所定距離だけ離れた位置に載置部116の案内部116cが設置され、その案内部116cに、流出部111cからの雨水等が流れ落ち、案内部116cから、その案内部116cの下方に設けられた排水路へ雨水等が流出する水路により容器回収装置の機外へ排出される。
【0049】
図10に示した、本発明の実施形態に係る物品回収装置100は、載置部116の物品用傾斜部116gの下流側へ流れる液体(容器等から流出したジュース、水、コーヒー等の内容物)を受けて、その液体を排水経路DRに案内する液体案内部116vを有する。この液体案内部116vは、載置部116の載置面よりも下部に設けられており、好ましくは、載置面と計量部7の間に設けられている。この液体案内部116vは、載置部116と同様に計量部7上に配置されていてもいいし、外扉111と同様に、計量部7と離間して配置されていてもよい。
例えば、投入口からの容器などの物品に内容物の液体が残っており、その液体が載置部に漏れて載置部の傾斜面に沿って奥側へ流れた場合であっても、液体案内部116v、排水経路DRを通って、機外に排水することができる。
【0050】
図11は本発明の実施形態に係る物品回収装置の上部外装カバーCV1を説明するための図である。詳細には、
図11(a)は上部外装カバーCV1の正面図、
図11(b)は平面図、
図11(c)は
図11(b)のC-C線に沿った断面図、
図11(d)は
図11(b)のD-D線に沿った断面図である。
【0051】
上部外装カバーCV1の上面部分には、左右方向に延在する溝部CV1aが設けられている。この溝部CV1aは、中央部が凸形状となっており、左右端部へ下降するように傾斜した傾斜面が形成されている。すなわち、雨が降った場合、物品回収装置の上面の雨水等の液体が溝部CV1aを通って、装置本体部の左右端部へ流れて排水される構造となっている。
【0052】
また、
図11に示した例では、上部外装カバーCV1は、PETボトル等のキャップCPが投入されるキャップ投入部108を有する。そのキャップ投入部108は、雨水等の液体が機内に容易に侵入しない構造に形成されている。
詳細には、キャップ投入部108の上部には、前方に突出した突出部108a(軒部)が形成されている。また、キャップ投入部108の孔部は、孔部の下端108cよりも上端108bが前方に位置する形状に形成されている。また、キャップ投入部108の下部には前方向かって下方に傾斜した傾斜面108dが形成されている。
すなわち、雨水等の液体が、上部外装カバーCV1の上部から曲面状の表面に沿ってキャップ投入部108に向かって流れた場合であっても、突出部108a(軒部)により液体が下方に自然落下する、又は孔部に沿って下方へ流れるので、雨水等の液体がキャップ投入部108よりも内側に侵入することを防止した構造となっている。キャップ投入部108の孔部の下部には傾斜面108dが形成されているので、雨水等の液体が下方に自然排水される。
【0053】
以上、説明したように、本発明の実施形態に係る物品回収装置100は、投入口TSから物品を回収するように構成されている。詳細には、物品回収装置100は、投入口TSからの物品を回収して収納部(容器収容部140)へ収納する収納経路(投入口TSから載置部116、通路71を介して容器収容部140へ至る経路)と、物品回収装置100内へ侵入する液体を、上記収納経路とは異なる経路で物品回収装置外へ排出する排水経路(排水部材D1等の排水経路DR)とを有する。
すなわち、本発明の物品回収装置は、防水用パッキン等が不要で、簡単な構造で、雨水等の液体による、物品回収装置の内部の構成要素への不具合を防止することができる。
また、本発明の物品回収装置は、屋外に物品回収装置が配置された場合であっても、機体内の物品回収袋などの物品回収部(容器収容部)に雨水等の液体が溜まることを防止することができる。
【0054】
また、物品回収装置100は、投入口TSに対して開閉自在に設けられた外扉111と、投入口TSの内側に位置し、投入口TSからの物品を載置可能な載置部116とを有する。載置部116は、装置外へ雨水等の液体を排水する排水部材D1等の排水経路DRに、外扉111からの雨水等の液体を案内する案内部116cを有する。また、本実施形態では、載置部116の案内部116cは、排水部材D1等の排水経路DRに対して離間して設けられている。詳細には、載置部116の案内部116cは、外扉111の流出部111c、及び排水部材D1等の排水経路DRに対して離間して配置されている。
すなわち、物品回収装置は、載置部116に上記案内部116cを備えるので、簡単な構造で、外扉111からの雨水等の液体を物品回収装置外へ容易に排水することができる。
【0055】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100の排水経路DRは、物品回収装置100の機体100kと外装カバーCV(中央部外装カバーCV2)との間の位置に設けられている。
すなわち、排水経路DRが機体100kと外装カバーCV2(中央部外装カバー)の間に設けられているので、外観の美観を損なわずに、装置内部の構成要素の配置スペースを低減することなく、簡単な構造の小型の物品回収装置100を提供することができる。
【0056】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100の排水経路DRの排水部材D1は、載置部116の案内部116cの下方に設けられ、案内部116cからの雨水等の液体を機体外へ導く傾斜部D1aを有する。
すなわち、物品回収装置100は、排水経路DRの排水部材D1を有するので、例えば吸引装置を設けることなく、簡単な構造で、雨水等の液体を傾斜部D1aに沿って機体外へ自然排水することができる。
【0057】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100の外扉111は、投入口TSとしての開口部CV1hを備えた外装カバーCV1(上部外装カバー)よりも内側の位置で、スライドにより投入口TSに対して開閉自在に設けられている。詳細には、外扉111は、外装カバーCV1の開口部CV1hに対して閉状態で、外扉111の下端以外の周辺部に設けられた、雨水等の液体の侵入を防ぐ壁部111e、111f、111gと、外扉111の周辺部の下端位置に設けられた、雨水等の液体を排水経路DRに流出する流出部111cとを有する。本実施形態では、外扉111の下端の左右端部付近に流出部111cが設けられている。
すなわち、外扉111が閉状態の場合、外扉111の壁部111e、111f、111gにより、雨水等の液体の装置内部への侵入を防ぐことができる。また、外扉111の湾曲した外面に沿って流れる雨水等の液体を、流出部111cから載置部116の案内部116c、及び排水経路DRを介して機体外へ排水することができる。
【0058】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100の流出部111cは、外扉111の略両端に配置されている。
すなわち、1つの流出部が設けられている場合と比較して、本発明の実施形態に係る物品回収装置100は、外扉111の略両端に流出部111cを有するので、簡単な構造で、物品回収装置の外観を損なわずに、排水量が多い。
【0059】
また、本実施形態では、外扉111は、上部から下端部に向けて外側に湾曲した形状の曲面状部111aと、下端部から前方に突出した突出部111bを有する。突出部の上面は、中央部が凸形状となるように傾斜面が形成されており、左右両端に設けられた流出部111cへ雨水等の液体が傾斜面に沿って流れるように構成されている。すなわち、簡単な構造で、雨水等の液体を外扉の下端の左右端部に設けられた流出部111cから排水することができる。
【0060】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100の載置部116の案内部116cは、外扉111が閉状態で、外扉111の流出部111cの下方に所定間隔をあけて設けられている。載置部116の案内部116cと外扉111の流出部111cは所定距離だけ離間した構造である。すなわち、簡単な構造で、雨水等の液体を、外扉111の流出部111c、載置部116の案内部116cを介して機体外へ自然排水することができる。
【0061】
また、本実施形態の物品回収装置100は、計量部7上に載置部116が配置された構造を有し、載置部116に載置された容器などの物品の質量を計量部7により計量する。載置部116は、外扉111の流出部111cに対して、非接触状態となるように離間しており、載置部116に載置された物品の質量を高精度に計量部7により計量することができるとともに、案内部116cにより、雨水等の液体を機体外に排水することができる。
【0062】
また、詳細には、載置部116の案内部116cは、外扉111、排水経路DR、及び外装カバーCV(CV1、CV2)に対して離間した構造を有する。すなわち、載置部116は、外扉111の流出部111c、排水経路DR、外装カバーCV(CV1、CV2)に対して、非接触状態となるように離間しており、載置部に載置された物品の質量を高精度に計量部により計量することができるとともに、案内部116cにより、雨水等の液体を機体外に排水することができる。
【0063】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100の載置部116は、投入口TSに対して反対側の端部が下向きに傾斜した物品用傾斜部116gを有する。
載置部116の案内部116cは、載置部116の投入口側の端部に設けられ、物品用傾斜部116gの傾斜に対して逆勾配の液体用傾斜部(第1傾斜部116ca、第2傾斜部116cb)を有する。
すなわち、雨水等の液体が、案内部116cの液体用傾斜部(第1傾斜部116ca、第2傾斜部116cb)を通って、物品回収装置の機体外へ簡単に自然排水することができる。
【0064】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置100は、載置部116の物品用傾斜部116gの下流側へ流れる液体(容器等から流出したジュース等の内容物)を受けて、その液体を排水経路DRに案内する液体案内部116vを有する。この液体案内部116vは、載置部116の載置面よりも下部に設けられており、好ましくは、載置面と計量部7の間に設けられている。
すなわち、例えば、載置部116に載置された容器等からジュース等の液体が流出した場合であっても、その液体を液体案内部116v、排水経路DRを通って機体外に排出することができる、簡単な構造の物品回収装置100を提供することができる。
【0065】
また、本発明の実施形態に係る物品回収装置を有する回収システムは、例えば、店舗などに設置された計量部、収容部(容器収容部)、通信部などを有する物品回収装置と、その物品回収装置と有線式通信路や無線式通信路などの通信路を介して通信可能に接続された管理用コンピュータとを有していてもよい。
【0066】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
【0067】
上述した本発明の実施形態に係る物品回収装置は、空容器を減容する減容部(減容機構)を備えていたが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、減容機構を備えず、投入された回収対象物の空容器をそのままの状態で回収してもよい。
【0068】
上述した実施形態では、物品回収装置は、PETボトルなどの空容器を回収したが、アルミ缶やスチール缶などを回収する構成であってもよく、PETボトル、アルミ缶、スチール缶の回収を兼用した装置であってもよい。
【符号の説明】
【0069】
7…計量部
100…物品回収装置(容器回収装置、回収装置、又は容器減容装置)
100B…装置本体部
100k…機体
110…容器投入部(物品投入部)
111…外扉
111c…流出部
111e…壁部
111f…壁部
111g…壁部
112…内扉
116…載置部
116c…案内部
116ca…第1傾斜部
116cb…第2傾斜部
116cc…壁部
116g…物品用傾斜部
116v…液体案内部
120…減容部(減容機構)
140…容器収容部(収納部、収容部、又は物品収容部)
CV…外装カバー
CV1…上部外装カバー(外装カバー)
CV2…中央部外装カバー(外装カバー)
D1a…傾斜部
DR…排水経路
TS…投入口