(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019744
(43)【公開日】2024-02-13
(54)【発明の名称】自国主食備蓄目的飛行機
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/00 20240101AFI20240205BHJP
B64C 39/02 20060101ALI20240205BHJP
B64D 27/02 20060101ALI20240205BHJP
【FI】
G06Q50/00
B64C39/02
B64D27/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022122400
(22)【出願日】2022-07-31
(71)【出願人】
【識別番号】303002055
【氏名又は名称】白川 利久
(72)【発明者】
【氏名】白川利久
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC60
(57)【要約】 (修正有)
【課題】NGMO国産の米と麦から製造混合された混合変性アルコール燃料で飛行する自国主食備蓄目的飛行機、人食用NGMO国産の米と麦の調達計画支援システム及び計画を提供する。
【解決手段】自国主食備蓄目的飛行機において、木製底板の上面中央部に円筒形或いは直方体箱形の主翼支持枠を木組み及び/又は接着剤で固着する。主翼支持枠軽量で丈夫で安価な杉材を接着剤で積層にした合板とする。主翼支持枠の左右には木製主翼を木組み及び/又は接着剤で固着する。木製主翼は、樫の木材を接着剤で積層にした合板とする。推進機は、木製主翼の下又は上にパルスロケットエンジンを懸架又は搭載する。燃料を充填した燃料ボンベは、木製底板に搭載し結束帯で木製底板に固定し、加圧ポンプを適必要に応じて敷設する。貨物を格納したコンテナは、木製底板に搭載し結束帯で木製底板に固定する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自国栽培木材で形成された機体と、後述備蓄用NGMO国産の米と麦から製造混合された混合変性アルコール燃料と、前記燃料による推進機からなる木製飛行機により飛行できることを特徴とする自国主食備蓄目的飛行機。
【請求項2】
請求項1のNGMO国産の米と麦から製造混合された混合変性アルコール燃料は、
NGMO自国栽培の米またはこのフリーズドライから工業用アルコールを製造し、
NGMO自国栽培の麦またはこのクッキーから工業用アルコールを製造し、
上記2種の工業用アルコールを混合しメチルを添加したことを特徴とするNGMO国産主食由来混合変性アルコール燃料。
【請求項3】
直近5年間平均で全国民が1年間当り食するNGMO米麦量をA0、A0のバックアップNGMO米麦量であって1年間当りに本発明の飛行機で消費させる変性アルコール製造用米麦収穫量をB0とし、
人食用米麦累積備蓄量Asと変性アルコール製造用米麦累積備蓄量Bsの和はA0の10年分以上を想定除外とし、
当該年に全国民が1年間に収穫した人食用NGMO米麦収穫量Aと当該年に全国民が1年間に収穫した変性アルコール製造用米麦収穫量Bにおいて、
A+BがA0+B0よりも多ければ、
余剰分((A+B) – (A0+B0) )の2/3以上をAsに追加備蓄し、残りをBsに追加備蓄し、
A+BがA0+B0より少ないがA0より多ければ、人食用米麦は賄えるとして、
変性アルコール製造用米麦は,
余剰分((A+B)- A0)でもB0を満たせないから、
不足分を常時輸入可能と想定した灯油で輸入し、それでもなお不足であれば常時輸入可能と想定した米麦を輸入し変性アルコールを製造し、それでもなお不足であればBsから取り崩し変性アルコールを製造し、
A+BがA0より少なければ、
人食用米麦は、
人食用NGMO米麦をBから借用し、人食用NGMO米麦を世界中探索し可能なら輸入し、それでもなお不足であればAsから取り崩し、それでもなお不足であればBsから取り崩し、
変性アルコール製造用米麦は、
B0相当を灯油で輸入し、それでもなお不足であればGMO穀物を輸入し、それでもなお不足であればBsから取り崩すことを特徴とする想定と想定除外を基礎にした人食用NGMO国産の米と麦の調達計画。
【請求項4】
請求項3のNGMO国産の米と麦の調達計画の達成を支援するために、
インタネット接続したコンピュータにおいて、
請求項3のA0,B0.As,Bsをコンピュータの記憶装置に記憶し、
手段3のA,Bをインタネット経由で入手集積し、
コンピュータに手段3の人食用NGMO国産の米と麦の調達計画に沿った計算プログラムを内蔵させ、
コンピュータの演算装置(301)により、A、Bの作柄状況に応じて、調達先と備蓄割り振りを画面に表示するこことを特徴とする人食用NGMO国産の米と麦の調達計画支援システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自国主食備蓄計画・支援システム、自国主食備蓄目的の飛行機に係る。
【背景技術】
【0002】
昔、イギリスでは木製の飛行機が活躍した。偵察や爆撃には活躍した。アメリカでは巨大な木製飛行艇が水面近傍を飛んだ(表面効果により機体浮力の補助があった)。強力なレーダーと長距離ロケット弾によりドッグファイトは無意味になる。“来た・見た・射った”で勝負は決まってしまう。速度が遅くて、旋回半径が大きくてもよい。高性能の飛行機も熟練パイロットも不要である。
日本で栽培されている杉の比強度は鉄やアルミよりも大きい。強力な接着剤による合板は軽くて丈夫である。
ラジコンジェット機は全長2m、重量10kg、40万円程度で、灯油を燃料として10分ほど飛行できる。大きいものでは、全長8m、100kgというものもある。通常乗用車程度の値段である。外見は相当実物に近づけたこった代物であり、ただ飛ぶだけに限定すれば安くなる。量産すればもっと安くなる。スピード(300km/h程度のものもある)によって浮力を稼いでいるように見受けられる。
ラジコン模型飛行機の機体には木製がある。セスナ機は木製機体である。グライダーには木製がある。
一般に、燃料は化石燃料から合成される。近年は、環境に優しいという流行から木材由来燃料であるバイオマス燃料が使われ始めた。内燃機関ではエタノール燃料もメタノール燃料も使えるようである。或いは、化石燃料にバイオマス燃料を混合して使われている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
混沌の時代には食料の確保が大事である。食料の備蓄が大事であるが、傷みやすく膨大であるため、単に人食用の確保では限界がある。総合的な計画が必要である。
日本の国土は、山川の多い起伏に富んだ地形である。道幅も狭かった。物や人の往来は徒歩であり、4輪馬車での往来は困難であった。現代でも陸路の輸送は困難である。昔の道をアスファルトにするくらいである。少ない平地は個人所有であり、個人所有権が強い。
複数枚のプレートに載った日本は自然災害がたびたび起きる。モンスーンや台風による風水害は毎年頻繁に起きる。道路や鉄道はそのたび毎に被害を受ける。
日本は石油、天然ガスの産出量が少なく、鉄などの鉱物資源も少ない。殆ど輸入に頼っている。日本が紛争当該国でなくても、遠い外国の紛争により石油、天然ガス、鉄等の輸入が滞ってしまう。
自然現象も社会現象も巨大な災害は“べき乗則”に従い予告なしに突然起きる。そして10年間程度続くことも珍しくない。それが解っていても10年間分の備蓄は困難である。
何故か。理由の1は、1億人の10年分の備蓄は経済的・国際資源的に困難である。その2は、10年間も備蓄に耐えられる主食はそうそうない。甘藷での生活には耐えられないことはあの戦争の時に経験済みである。その3は、滅多に起きないのだから備蓄して腐ったものは廃棄処分になる。廃棄費用と排気場所の確保が難しい。無駄使い批判に耐えられない。政治家は官僚に丸投げしようとするが、官僚は手を出さないし、うやむやにするのに長けている。その4は、困った時の原子力頼りで原子力利用農業に話を振るが、今は通用しないだろう。
日本のATR使用済み核燃料からのプルトニウムをフランスに譲る(どのくらいの値段をフランスに払うかは不明)条件が不明でるが、とにかくATRは終了になる。
LWRMOXはオークリッジが再処理作業をやめたようだからどうなるか不明である。日本の再稼働PWRでMOXを装荷するのかどうか不明である。六ヶ所村はPWR使用済み核燃料を受け入れないようだ。日本は米国?からの微濃縮ウランを買持ちしている。米国はロシアの安い濃縮ウランを買っていたようだ。米国もロシアも核兵器を増産できる。ウクライナ事変により、米露はEU日独韓に武器を売れる。
LWRの再稼働(自由化になった電力会社は後ろ向きに取り組むと思う)が注目される。
スエーデン発祥の固有の安全性で一時踊ったPWR改を元にして米国でモジュラー化するベンチャー話に関電・日揮・IHIが一時乗ったようだがその後どうなったか不明である。GE・日立が外国で原子力発電を受注したようだが、GEはPL法案から逃れるような契約になっているだろう。日本政府が負う?
Na冷却FBRは、米国クリンチリバーを擬した“もんじゅ”の改良版の話が米国ベンチャーから出たがその後どうなったか不明である。特に、プルトニウム富化度20wt%以上の核燃料を使用するとなると、日本で製造(日本のLWRではプルトニウム富化度10wt%以下の規制があるようだ)していいのか、はたまた米国から“あかつき丸”で輸入するための新規護衛艦(どさくさに紛れて原子力推進潜水艦)を建造するのか(防衛隊員が何でもする所ではないと拒否するかどうか)、米国(オークリッジはMOXから手を引いた)の軍艦で護衛してもらえるのか不明である。政治家の利害関係でどうにでもなる。
原発問題では、通商産業省傘下の資源エネルギー庁の中の1課が監督している。人材が少なすぎる。そうかといって、大きくすれば投入税金が莫大になる。通商産業省内でバランスが取れなくなる。原子力規制は政権に繋がっているのだから、官邸内で調整がつくかどうか。
GEを見ていると、古いBWRやCANDUの責任回避(GE日立合弁社に押して受け)に動いているように見える。どこかの国に押し付けようとしているようにも見える。日立本体に影響があっても大変である。東芝の原子力部門を取り込んだ東電と三菱だけでも日本の原発の廃炉や再稼働に対応できる。その時、規制と監督が調節されているなら作業が滑らかになる。
原子力規制庁が米国ベンチャーに乗せられて?唐突にテロ対策を強要したが、最近はどうなっているか不明である。廃炉または長期停止ならテロ対策は不要である。
昔、7姉妹が石油価格を守るために内外各方面(緑の党?)に働きかけてドイツの原子力発電を抑制した。イギリスではサッチャーさんも7姉妹から援助を得ていたようだ。3マイル島事故も疑惑が持たれている。今、7姉妹は再生可能エネルギー抑制に動きだしかねない。電力会社は仮想発電所に向かったほうがよさそうだ。日本ベンチャー会社に電力料金前払い裏念書で再生可能エネルギー発電所を作らせてそこから電力を受け取る。
以上のことから、今の原子力での解決はむずかしい。
植物由来エタノール燃料を使おうにも、穀物が輸入できなければどうしようもない。
長年(10年間~30年間)続く食料危機を単に食料備蓄だけで対応するには無理がある。何らかの副次的目的が伴わないと、長期間に耐えられる備蓄は難しい。
食料危機は運搬流通危機を伴うことが多い。
酪農家は円高でも円安でも赤字だと言って悲鳴を上げているようだ。安い外人を雇っていると、いつか逆転して外人に雇われることになる。農水省に予算を付けても貯金するだけである。
政府官邸1部門によるFXによるヘッジを財源とした補助金を設けるか、総合的技術創出で助けるしかない。
【課題を解決するための手段】
【0004】
手段1は自国主食備蓄目的飛行機である。
自国栽培木材(例えば、樫の木類、ケヤキ、檜、ミズナラ、桐等は乾燥密度が小さい割には圧縮と引張強度が大きい)で形成された機体と、後述備蓄用非遺伝子組換(NGMO)国産の米と麦から製造混合された混合変性アルコール燃料と、前記燃料による推進機からなる木製飛行機により飛行できることを特徴とする自国主食備蓄目的飛行機。
【0005】
輸出入が停滞した時(遠い地域での紛争でも当該国は勿論関連国での輸出入制限が実施されることがある)や長年飢饉に備えて、日本人の主食であるNGMO自国栽培米と自国栽培麦(炊飯用には大麦だがパンや麺で食するには小麦。平成31年度パン用小麦落札価格は6万円/トン。)を備蓄する。外国穀物は安いが貿易赤字要因になる。石油輸入と代り映えしない。
NGMOに拘るのは、遺伝子組換(GMO)米と麦を数十年備蓄している間に変質するかどうかが未経験だからである。GMOを30年程度備蓄して、当該米と麦を牛豚鶏人間に食べさせて、異変が長年ないGMO米と麦を備蓄する。海外の豚や鶏はとんでもなく大きい。餌やホルモンの影響に要注意である。区条例の証明書に飼育調理国明記してないと食べる気がしない。自宅で調理するしかない。
輸入穀物にはGMO食品が混入していると思って、追跡監視し続ける必要がある。実験的にGMO食品を牛豚鶏人間に食べさせ続けて観察する必要がある。少子化の時代に、不妊の問題には注意が必要である。海外の様子を調査し続けるべきである。海外低所得者層の健康を監視する必要がある。
【0006】
通年は飢饉がないものとするから、作り過ぎによる価格低下を抑えるために、米と麦の栽培は抑制気味である。なかなか備蓄には回らない。
そこで、余剰が出ても国が通常価格で買い上げるとなると、栽培が活発化する。
余剰となった米と麦は、NGMO国産の米と麦由来混合変性アルコール燃料飛行機用の燃料にする。(変性アルコール燃料は薩摩芋や馬鈴薯から廉価で製造できるが、日本人は飽きて毎日食べ続けられない。薩摩芋や馬鈴薯は備蓄し難い。石油輸入への牽制の意味でなら燃料にしてもよい)。
備蓄用の米と麦は、通常は消費者に売るわけではないから、消費者対応補助金は不要である。飢饉のときは従来の消費者用価格で国内業者に渡す。輸出入が止まった時は、廉価な小麦は入ってこない。従来の消費者用価格で国内業者に渡す。場合によっては低い価格で低所得者や希望者にマイナンバーカード住所に郵送する。返品せずに捨てた者には未来永劫社会保障を停止する。貿易赤字にはなりにくいからお札印刷で対応できる。
変性アルコールは揮発し易いから備蓄には向かない。そこで、備蓄した米と麦から製造する。米と麦が傷んでも変性アルコールは製造できる。なお、環境に優しいとされるLNGは揮発しやすいから備蓄期間は2か月程度である。
食用米麦が不足する場合は、変性アルコール製造用としていた米と麦を食用に回す。
【0007】
輸出入が停滞した時アルミニウムが輸入できなければ機体の製造は難しい。在庫の飛行機があってもガソリンや灯油が輸入できなければ、飛行機は飛べない。
流通に支障を来せば経済活動が滞る。物があっても流通しなければインフレになることがある。
台風や洪水や地震や外国機の襲来があった時、情報の収集ができなければ対処のしようがない。孤立地域住民の救出は困難になる。
自国栽培木材から製造された飛行機なら自国だけで生産できる。
車の車体部品に混在して使われることもあるセルロースナノファイーバは管理しやすいから、適宜保管しておき飛行機を造る。
【0008】
手段2はNGMO国産主食由来混合変性アルコール燃料である。
手段1のNGMO国産の米と麦から製造混合された混合変性アルコール燃料は、
NGMO自国栽培の主食である米またはこのフリーズドライから工業用アルコールを製造し、
NGMO自国栽培の主食である麦またはこのクッキーから工業用アルコールを製造し、
上記2種の工業用アルコールを混合しメチルを添加したことを特徴とするNGMO国産主食由来混合変性アルコール燃料である。
傷んで食に向かないとか消費期限を超えた米または麦は備蓄せずに直ちに変性アルコール燃料にする。
麦から製造されたパンや饂飩や素麺やパスタは添加物が多いから長期備蓄に向かない。
米と麦の他にトウモロコシやイモ類や蕎麦でもよいが、庶民は米と麦以外は長期間食べ続けることをできない。昔、米が不作で高粱やインディカ米を混ぜて売ったら、庶民は米以外を選り分け捨てて食した。遺伝子組み換え米が混ざっていたら、庶民は選り分け捨ててしまうだろう。遺伝子組み換え米は、ロックフェラーや米国穀物関連会社が色々取り沙汰されているから注意が必要である。アルゼンチンやイラクはGMO大豆やトウモロコシで数年後に被害に遭っているようだ。GMO餌飼育肉を輸入食しても大丈夫なのか。
工業用アルコールは、トウモロコシやイモ類や蕎麦からでも製造できるが、本発明の趣旨は人食用の備蓄にあるので、トウモロコシやイモ類や蕎麦の備蓄は考えない。
なお、米国が遺伝子組み換え穀物として売ろうとしている麦やトウモロコシは、日本人用の緊急対策の備蓄には向かない。
本来なら米だけにしたいが、米の不作や作付け不適格地を考えると、麦を考慮することにより日本人食用の量を確保するためである。小麦の市販価格は大麦や米の半値程度であろう。それでも国内栽培小麦を備蓄する。日本円で買うことができるからお札を刷ればよい。一方、輸入するとなると貿易赤字になる。
【0009】
工業用アルコールは、エタノールを90度(体積%)以上含有する製品である。
変性アルコールは、澱粉質食物から製造した工業用エタノールを飲食用に転用することを防ぐために、メタノールを添加して変性させた工業用アルコールのことである。経済産業省への許可申請・定期報告なしで使用できる。飲料用アルコールに比べて税金が安いか無税であるから安い。
工業用アルコールから生成される無水エタノールは水分を除去してエタノールを100度近く含有する。高価になる。本発明では無水エタノールを使用しない工業用アルコールにメタノールを添加した変性アルコールを使う。
変性アルコールに若干の水分が含有されていても、本発明での推進機はロケットエンジンまたはジェットエンジン方式を使用するため、水分は蒸気となって放出されるため運動量増加に寄与する。
【0010】
無洗米を密封袋に入れて脱酸素剤を入れて脱気した上で密封すると常温で5年間保存できる。
当該無洗米が5年経過したら炊飯後フリーズドライにして密封袋に入れて脱酸素剤を入れて脱気した上で密封すると常温での消費期限は25年間程度である。合計30年間が期限(賞味期限と消費期限の長いほう)である。
粒径が3種類の小麦粉を密封袋に入れて脱気した上で振動充填し脱酸素剤を入れて密封すると常温で5年間保存できるだろう。
当該小麦粉が5年経過したら油分なしクッキーにして密封袋に入れて脱酸素剤を入れて脱気した上で密封すると常温での期限は25年間程度である。合計30年間が期限である。
当該小麦粉が5年経過したら粉にしてクッキーとして焼くかフリーズドライにして密封袋に入れて脱酸素剤を入れて脱気した上で密封すると常温での期限は25年間程度である。合計30年間が期限である。
自国栽培した食可能澱粉質作物の内、売りものにならなくなった(気象被害に遭って形状が破損したり劣化したりした)米や麦やソバやトウモロコシやさつま芋や馬鈴薯及び前記作物の加工品から作成した各工業用アルコールを混合して燃料とする。
【0011】
豊作や水害によって売れなくなった澱粉質作物やその加工品が売り物にならなくなったらエチルアルコールを製造する。
メチルアルコールは化石燃料から廉価に製造できるが、糖分の高い菓子類や果物が売り物にならなくなったら糖化によりメチルアルコールを製造する。
【0012】
国内外の自然災害や国内外の紛争で食料や輸送用燃料が不足することはままある。備蓄に頼らずともある程度の変動に対応できる食料と輸送用燃料の確保が重要である。備蓄だけに特化すると維持費用が莫大である。
自国栽培米、麦の備蓄があれば比較的大きな災害があろうとも多くの国民が餓死にはいたらない。
1種類の穀物だけでは、病虫害や生産方の偏りや時期や大幅な環境変化に対応できにくい。米と麦により栽培地や栽培時期を多様にすれば人手や機械を効率的に運用できる。
稲に限っても色々な環境条件に耐えられる種類がある。
高温耐性のある稲(熱帯ジャヴァニカ稲)、低温耐性のある稲(ジャポニカ稲、)、耐水没性の稲(灌漑稲、天水稲、浮稲)、収穫期間・時期お異なる稲(早稲、晩稲)、強風耐性のある稲(短茎稲)、水田不要稲(陸稲)。
天候や病虫害によって“こしひかり”の作柄が思わしくなくても一定量のアルコールは製造せねばならない。陸稲の作柄が良ければ補償できる。
“こしひかり”の農閑期に小麦の農作業ができる。限りある人手とトラクタ農作業機器を使いまわして必要なアールを製造できる。
“こしひかり”のアルコールも陸稲のアルコールも飛行機燃料としては同等である。
売りものにならなくなった(気象被害に遭って形状が破損したり劣化したりした)米や麦から作成した各工業用アルコールを混合した。
稲だけであると病虫害や生産方の偏りや時期や大幅な環境変化に対応できない可能性がある。
麦は乾燥に強い。春まき小麦は栽培期間が短く、シベリヤ・カナダ・北米の寒冷地でも栽培可能である。冬まき小麦は成育中に越冬できる。栽培地や栽培時期が多様であれば人手や機械を効率的に運用できる。
【0013】
米と麦以外でも工業用アルコールは製造できる。日本人の主食の好みが変わってくれば、以下の様な穀物からの工業用アルコールは製造できる。
トウモロコシは日照時間が長く、耐高温性がある。
馬鈴薯は寒冷や乾燥に強い。空気が薄い高山にも耐えられる。ただし、アイルランドでは病害のために不作となり米国への移民に繋がった。蕎麦は、寒冷でやせた土地でも栽培できる。
甘藷は野菜であるが穀物類似品である。高温に強く、乾燥にも強い。江戸時代の飢饉を救った。
工業用アルコールは大食堂・給食からの残飯からでもよい。残飯の量は少ないと思われるから、豊作貧乏時での穀物買い上げや、非常用保管倉庫で腐らした場合や、保管期限を承知で保管した緊急時対応穀物から製造する。
【0014】
手段3は手段2のNGMO国産の米と麦の調達計画である。
揮発性が高く数十日程度しか備蓄できないアルコールを、日本人の主食である米と麦の備蓄に絡めて想定と想定除外を明確にして調達する計画である。
直近5年間平均で全国民が1年間当り食するNGMO米麦量をA0、A0のバックアップNGMO米麦量であって1年間当りに本発明の飛行機で消費させる変性アルコール製造用米麦収穫量をB0とする。
人食用米麦累積備蓄量Asと変性アルコール製造用米麦累積備蓄量Bsの和はA0の10年分以上を想定除外する。A0>B0と想定する。A0<B0は想定除外。
当該年に全国民が1年間に収穫した人食用NGMO米麦収穫量Aと当該年に全国民が1年間に収穫した変性アルコール製造用米麦収穫量Bにおいて、
A+BがA0+B0よりも多ければ、
余剰分((A+B) – (A0+B0) )の2/3以上をAsに追加備蓄し、残りをBsに追加備蓄する。
A+BがA0+B0より少ないがA0より多ければ、人食用米麦は賄える。
変性アルコール製造用米麦は,
余剰分((A+B)- A0)でもB0を満たせないから、
不足分を常時輸入可能と想定した灯油で輸入し、それでもなお不足であれば常時輸入可能と想定した米麦を輸入し変性アルコールを製造し、それでもなお不足であればBsから取り崩し変性アルコールを製造する。
A+BがA0より少なければ、
人食用米麦は、
人食用NGMO米麦をBから借用し、人食用NGMO米麦を世界中探索し可能なら輸入し、それでもなお不足であればAsから取り崩し、それでもなお不足であればBsから取り崩す。
変性アルコール製造用米麦は、
B0相当を灯油で輸入し、それでもなお不足であればGMO穀物を輸入し、それでもなお不足であればBsから取り崩すことを特徴とする想定と想定除外を基礎にした人食用NGMO国産の米と麦の調達計画。
【0015】
手段4は、手段3の人食用NGMO国産の米と麦の調達計画支援システムである。
手段3のNGMO国産の米と麦の調達計画の達成を支援するために、インタネット接続したコンピュータを使う。
手段3のA0,B0.As,Bsをコンピュータの記憶装置に記憶する。
手段3のA,Bをインタネット経由で入手集積する。
コンピュータに手段3の人食用NGMO国産の米と麦の調達計画に沿った計算プログラムを内蔵させる。
コンピュータの演算装置(301)により、A、Bの作柄状況に応じて、調達先と備蓄割り振りを画面に表示するこことを特徴とする人食用NGMO国産の米と麦の調達計画支援システム。
【発明の効果】
【0016】
自国木材で造られた飛行機が、政府買い上げの自国栽培食材から製造されたアルコール燃料を消費して飛行するから、栽培農家や業者は食材を安心して生産できる。世界の食料価格が上下しても、作り過ぎても需要は確保できるから落札価格の変動は小さい。
備蓄用の食材であれば、国が少々高く買い上げても国民の理解が得られる。
揮発しやすいアルコール燃料を穀物の形で備蓄すれば数年以上備蓄できる。
食材が傷んでもアルコール燃料に転換できるから安心して人食材を備蓄できる。
備蓄計画が示されたので不安が減り、躊躇なく穀物生産にいそしめる。
【0017】
アルコールで飛べる飛行機があれば、通常時でも石油高騰の抑制は、7姉妹がいる限り難しいが耐性はある。石油が輸入できなくなった非常時には飛行機運行に役立つ。本発明の飛行機では、ロケットエンジンまたはジェットエンジンを使うので、品質が悪くてもなんとか使える。カビが生えた澱粉から製造したアルコールでも燃料になりうる。
備蓄があれば澱粉類の高騰を抑制し、澱粉類が長年不作になったり、輸入できなくなったりした時には食料供給に役立つ。特に、澱粉を作る複数種類の植物を栽培しているので、1種類の植物が不作または災害に遭っても、他の植物で補完できる。穀物などが腐ったり、食味期限が過ぎたりしてもアルコール製造には大きな支障にならない。
更に、通常時に飛行機運行に役立てれば、温暖化ガスによる環境汚染の1因らしい化石燃料の燃焼を抑制することができる。
予告なく発生する食料飢饉に対応するには、常時10年間分くらいの国民消費澱粉を保管しておけばよい。食味期限を迎えた澱粉はアルコールに変換し、航空運用や発電燃料にする。
予告なく発生する食料飢饉と石油危機が同時に生じたら、食料とアルコール転換に半分ずつ割り振る。澱粉が半分になっても生きては行ける。飽食の日本人にとっては健康になるかもしれない。アルコール転換の際に出た搾りかすは家畜餌または人の食料になる。河川に捨てて環境汚染となったので外国からサトウキビ廃液からアルコールを製造している。河川に捨てずに餌や食用にすれば問題ないと思われる。環境汚染対策が強すぎて海が綺麗になり過ぎ、海藻や貝類が育たなくなったのが問題視されている。
【0018】
豊作になっても飛行機用変性アルコールという確実な需要が控えているので、安心して米、麦を栽培できる。
NGMO国産の米と麦は防衛官及び家族の人数分だけ屯田兵が自国栽培することから始める。毎年余剰が出たら備蓄に回す。何年も余剰になったら1部を国産主食由来混合変性アルコール燃料にして、飛行機を運用する。
屯田兵用の栽培地は、休耕田や耕作放棄地を買い上げる。所有者不明地は暫定借用許可を官邸から得る。
本発明の実行は、農家・農水省・族議員のしがらみを残しておかないと反対にあうから、官邸内にプロジェクトを作り、実作業は数社の大規模企業に丸投げする。競争させて脱落企業と新規参入会社を入れ替える。
一般国民から要望が出たらその人数分だけ、一般農家が自国栽培するのを許可する。備蓄用のNGMO国産の米と麦は市販してはならないとすれば、農水産省を管轄から外すことができる。防衛官及び家族用穀物の確保という実需があれば安心して栽培できる。休耕田や耕作放棄地を生かして栽培できる。
開発費は防衛予算が見込めるし、この発明は日本のGDPを確実に上げる。風力発電事業の様に安く受注してメンテナンス費用で稼げる。
地下資源のない日本がGDPを上げることをすると大体は資源の輸入になり国際収支赤字になるが、本発明は地下資源のない日本が地表資源で補う形になる。無利用地からエネルギーを獲得する。
本発明を農業関係者に旗振りさせてはいけない。難癖をつけて実施を遅らせるか失敗させる。農水産省関連には9千億円程度の金があり、毎年2割程度使っている。そんな省に予算を毎年認める財務省もおかしい。なんらかの不祥事があったら予算を削減していくのが普通だろう。
福島事故の時、民主党政権防衛省幹部が当該省は何でも屋ではないと言ったらしい。その通りだろう。革新を叫ぶ党の中には紛争地には送らないという人もいる。防衛省員は鉄砲の届く範囲内に行かなくてもよいことを受け止める。しかし、せめて有事に一般国民に射撃や匍匐前進を教える教官は育てたほうが良い(第2次世界大戦の米国では志願兵が活躍し昇級していった)。英国に有るらしい特殊兵隊200万円/月を日本でも制度として持つ(2度と拉致問題が起きないようにする)。兵器の開発は昔も今も三菱の様な指定業者が担えばよい。ただ、後期のゼロ戦は儲けが多い簡素な機体(翼端が作成し難い丸みから作成しやす角形)になった。
重い鉄砲の代わりにシャベルを持つことになる。鉄砲は式典などの儀礼の時に持たせればよい。射撃訓練や匍匐前進訓練は不必要である。重機の操作やトラック運転の様な工兵は必要だろう。日本の地形では戦車は展開し難いから、戦車は削減してその分屯田兵と農機で代替できる。
そうは言っても、誰かが実施せねばならぬ事は起こりうる。死ぬようなことに同意したチーム員に命令できる部門を官邸内に設けておく必要がある。死亡保険などは手厚くし、通常時にも危険手当をだしておく必要がある。本発明のような無人機なら直接の死人がでない。大規模自然災害でも本発明のような無人機を伴って作業する人員が必要である。
非常時であれば、道路の舗装は不十分であり、舗装が不十分な道路上空を飛行する。
海外紛争により輸入が滞っても当該飛行機の生産は可能である。万一、紛争当時国になったら、本発明の飛行機を無人機にして、敵対国からの飛来機の進路妨害や接触やロケット弾発射により撃退できる。
稲栽培の水田からは、炭酸ガスの放出量は少ないが温室効果が大きいメタンガスを放出される。採集して本発明の変性用メタンとして使えるかもしれない。
ロケット弾とレーダーと遠隔操縦技術が進歩し、防衛隊員を含めて国民の安全性が高まっている現在、ドッグファイトは意味がない。“来た、見た、撃った”だけである。相手飛行機がいくら早くても正面攻撃なら当方の飛行速度は大きな問題ではない。
大型で爆撃ができる飛行機は戦闘機と違って攻撃兵器であるから、今は、造らないほうがいい。
【0019】
何らかの事情により、道路が寸断されても、海上封鎖されても飛行機による流通が確保できるので、あの戦争直後の様な流通麻痺による飢えは起きにくい。敗戦直前の軍部はゲリラ戦をやろうとしていたらしいから、食料自体は確保していたのだろうし、敗戦直前には大企業・商社に物資やお金を払い下げた(GHQにもっていかれるよりまし)。事実、闇市に行けば食材や多くのものを確保できた。長野県の近衛さんが親しくしていた女性宅近くに疎開した芹沢光治良(高級官僚から小説家に。両親は天理教信者で迷惑を受けたが戦中は天理教主と助け合ったようだ。イギリス貴族は恐ろしいと書いていた。)さんは、家庭菜園に苦しんだが、東京23区にいた山本周五郎さんや徳川無声さんは、食料や酒に在りつけたことが戦中後日記に記載されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
長年続くかもしれない食料危機への備蓄対応を、運搬流通危機対応に絡めて備蓄計画を提供できた。
【実施例0021】
実施例1は、本発明の自国主食備蓄目的飛行機である。
図1は自国主食備蓄目的飛行機の概観図である。
木製底板(21)の上面中央部に円筒形或いは直方体箱形の主翼支持枠(22)を固着する。木組みで固着したり、接着剤で固着したりしてもよい。主翼支持枠(22)の材料としては、軽量で丈夫で安価な杉材を接着剤で積層にした合板とした。
主翼支持枠(22)の左右に木製主翼(20)を固着する。木組みで固着したり、接着剤で固着したりしてもよい。木製主翼(20)の材料としては、樫の木材を接着剤で積層にした合板とした。場合によっては高価ではあるが桐材を接着剤で成形する。
木材は比強度が鉄よりも大きいものがある。太平洋戦争中ジュラルミンが不足したので木材が注目された。ケヤキ・樫の木類の比強度(許容圧縮応力度/密度)はジュラルミンの2分の1程度である。宙返りや急速方向変更するドッグファイトをしなければ飛行は可能である。炭素繊維複合材を適宜取り入れる。あまりに軽くなると風の影響を受けやすくなるから適宜に取り入れる。
推進機(10)は、木製主翼(20)の下または上に実施例2の様なパルスロケットエンジンを懸架または搭載する。
燃料を充填した燃料ボンベ(40)は、木製底板(21)に搭載し結束帯(70)で木製底板(21)に固定した。加圧ポンプは適必要に応じて敷設する。
貨物を格納したコンテナ(50)は、木製底板(21)に搭載し結束帯(70)で木製底板(21)に固定した。
燃料ボンベ(40)は2気圧程度の圧力でよいから堅木が使える(日本酒の樽、ビヤ樽、昔の原油樽)。ゼロ戦の補助油槽はベニア板を使った可能性がある。
コンテナ(50)は圧力を気にしなくてよい。風雨を凌げればよい。通常の貨物機では、戦車を積載するときは、底板に数十本の帯で固定している。
結束帯(70)は麻縄や家畜内臓弦(ガット弦)を使う。全体を綿布幌で空洞蒲鉾状に覆う。
主翼支持枠(22)内には、コンテナ(50)や燃料ボンベ(40)や酸素ボンベ(41)が搭載できる。人を緊急輸送するときもコンテナ(50)に収容して搭乗させる。太陽フレアが活発になって遠隔操縦が困難な様な場合は、放射線防護服着用操縦士が手動で運行する場合もある。
木製底板(21)前端に遠隔監視室(30)を固着して、飛行操作に役立てる。
木製底板(21)後端に円筒の遠隔制御装室(60)を固着し、当該室に木製水平尾翼(26)、木製昇降舵(23)、木製垂直尾翼(24)、木製方向舵(25)を固着した。遠隔制御装置室(60)には小型電動モータや遠隔装置を敷設した。なお、本飛行機は原則として100km/h程度で飛行する。左右への方向転換は殆どしないで出発地と目的地の間を直進する。方向転換することはエネルギーの無駄である。海浜上空や高速道上空を飛行する。高速道の上部にネットを張ればよい。適宜コンクリート天井にする。
離陸は、電気機関車や自動車による牽引または搭載で実施する。着陸は、原則として飛行道路または路肩に車輪(80)で着地する。一般に、飛行機はどこを飛んでもいいわけではなく飛行ルートが決まっている。自動車も通行できる飛行道路上を優先飛行する。ドローンも飛行してよい。ゆくゆくは、舗装なしの瓦礫道である飛行機専用道路を敷いてもよい。飛行道路の所々に飛行機待避所を設ける。古くなって舗装が不十分であったり、水害、地震時であったり、自動車走行不能な時に役立つ。破損道路の1部分を継ぎ接ぎに補修して着陸させる。その周辺に、牽引自動車を待機させておけば離陸もしやすい。廃線鉄路上を低空で飛行させれば、雪害や水害時にも輸送できる。
火山爆発時を想定して、高速道路も飛行する。自動車が通れるようになったら、軽飛行機であるから、道路上に金網を張れば落下による自動車との事故が減少する。或いは、道路上空1部を鉄筋コンクリート製の滑走路にする。
木製であるからレーダーで追跡できにくいのはメリット、デメリット両方である。
【0022】
実施例2は、手段1の推進機の1実施例としてのパルスロケットエンジンである。
図2はパルスロケットエンジンの概観図である。
飛行方向側端は密封であって、安全弁(101)付き燃料噴射器と、安全弁(101)付き酸素噴射器とを擁し、燃料を手段2のNGMO国産主食由来混合変性アルコール燃料とする。燃料と酸素を紡錘型容器(210)内に噴射して爆発的に燃焼させ温度を高めたパルスロケットエンジンである。
紡錘型容器(210)の飛行方向前方は密封であって、燃料噴射器と、酸素噴射器と点火器(211)を敷設する。
飛行方向後端に排気ノズル(110)を敷設する。排気ノズル(110)の容器内側に後方安全弁(102)を敷設する。或いは、排気ノズル(110)にバネシャッタ(103)を敷設する。
燃料噴射器は、燃料ボンベ(40)から導入した燃料を、安全弁(101)から紡錘型容器(210)の後方に噴射する。
酸素噴射器は、酸素ボンベ(41)から導入した酸素を、安全弁(101)から紡錘型容器(210)の後方に噴射する。
加圧ポンプは必要に応じて敷設する。
手段2のアルコールの燃料と酸素を紡錘型容器(210)に噴射すると安全弁(101)が閉じる。点火器(210)が点火すると爆発的燃焼により大量の高温気体が発生し、後方安全弁(102)が開き排気ノズル(110)から大量の高温気体が外気中に放出される。その反動でパルスロケットエンジンが推力を得て機体を前方に飛行させる。
大量の高温気体が外気中に放出されると、紡錘型容器(210)の中は急激に圧力が下がり後方安全弁(102)が閉じる。後方安全弁(102)が閉じる前に外気を若干吸引する。
上記の様に、パルス的燃焼を繰り返す。外気を吸引するから燃料が薄まることになりパルスロケットエンジンがリーンバーンとして働く。
後方安全弁(102)の代わりに、排気ノズル(110)の出口側にバネシャッタ(103)を敷設する。紡錘型容器(210)から高圧気体が放出されるときは当該シャッタが開くが、紡錘型容器(210)か低圧になると閉じる。
ここでの安全弁(101)は、紡錘型容器(210)の作業流体(ここでは燃焼ガス)が規定の圧力を超えると弁(低圧では開かないようにバネで抑制している)が自動的に開き、作業流体を外界に逃がす。その結果、容器中の圧力が下がるとバネ力により自動的に弁が閉まる。
【特許文献1】昭61-212657
【0023】
実施例3は、手段1の推進機の他の実施例としてのジェットエンジンである。
図3はジェットエンジンの概観図である。
実施例2の紡錘型容器(210)に外気導入楕円体(300)と、点火器(210)と、燃料噴射器を敷設する。安全弁は敷設していない。酸素噴射器は不要である。外気中の酸素を使って燃料を燃焼させる。
紡錘型容器(210)の飛行方向前方は狭い開口である。開口のすぐ後ろに外気導入楕円体(300)を固着している。
紡錘型容器(210)の飛行方向後端に排気ノズル(110)を敷設する。安全弁は敷設していない。
狭い開口から流入した外気は、外気導入楕円体(300)を通過する間に通過路が徐々に広がる。徐々に広がる通過路に燃料を噴射すると空気と燃料との混合気体になる。徐々に広がる通過路では圧力が増加する。混合気体の温度も上昇する。点火器(211)により混合気体が急激に燃焼する。
燃焼ガスは、排気ノズル(110)から圧力の低い(大気圧)外気中に放出される。一方、反対方向(前方進行方向)に向かおうとする燃焼ガスは、高圧の混合気体に阻まれてしまい、排気ノズル(110)から外気中に放出される。結局、飛行方向への推力を得る。
連続的に燃焼する。
点火器(210)は、エンジン起動時のみ使われる。場合によっては不要である。開口部から電熱線を挿入し、点火したら当該電熱線を外部にとり出す。
エタノールで力不足なら、酸素ボンベを敷設して酸素を追加噴射する。
当該エンジンは空気圧縮機を持たないから、機体ごと電車台車(または自動車荷台)に搭載して加速し、外気導入楕円体(300)に流入する外気速度を上昇させれば流入外気の圧力を高めることが期待出来る。
【0024】
実施例4は米と麦の調達計画支援システムである。
図4は米と麦の調達計画支援システムの概観図である。
インタネット接続したコンピュータは、演算装置(301)、キーボード(303)、モデム(302)表示画面(304)からなる。
A0,B0.As,Bsを演算装置(301)の記憶装置に記憶する。
演算装置(301)に内蔵されている計算コード(計算フローを
図5に示す)をキーボード(303)で呼び出す。
A,Bをインタネットからモデム(302)を介して集積し演算装置(301)の記憶装置に記憶する。
作柄状況により、調達先と備蓄割り振りを表示画面(304)の画面に表示する。
図5は備蓄米と麦の調達計画支援システムに使われる主な初期値、単語の説目図である。
想定は、大事な点の想定であって、多くの常識的な想定(例えば、物は上から落ちる。東南海地震くらいは避難勧告する。自治体は責任のとりようがない。自治体自身が損害保険に入っておく)は文書の記載は不要。
想定除外は、想定しても物理的・経済的等の理由により無意味だとして計画の策定においては除外する。多くの常識的な想定除外(例えば、小惑星衝突。太陽フレアは小規模の対策は検討しておく。福島東北沖津波を想定していたらまともな生活を送れないし、日本全国の海岸は立ち入り禁止で東京港程度は閉鎖になる)は文書の記載は不要。
【0025】
図6は、上記計算コードの手順フロー図である。
ステップ1:当該年の人食用米麦収穫量Aと変性アルコール製造用米麦収穫量Bの総量A+Bが、A0とB0の総量A0+B0と同じか多ければステップ1000に行く。そうでなければステップ2に行く。
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ステップ2:総量A+Bが、総量A0+B0より小さく、かつA0と同じか多ければステップ2000に行く。そうでなければステップ3に行く。
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ステップ3:総量A+Bが、A0より小さければ(本計画の前提としてA0>B0)ならばステップ3000に行く。
―――――――
ステップ1000:当該年の余剰量R1= (A+B)- (A0+B0 ) をAsに2/3、Bsに1/3追加備蓄せよと画面表示する。ステップ5000に行く。
―――――――
ステップ2000:人食用米麦は足りている。当該年の余剰量R2= (A+B)- A0 だけは変性アルコールを製造できると画面表示する。
変性アルコールは不足だから灯油でOIL1=B0 – R2相当を輸入せよ。輸入不調ならGMO穀物を輸入せよ。それでも輸入不調ならBsから取り崩し変性アルコールを製造せよと画面表示する。
ステップ5000に行く。
―――――――
ステップ3000:人食用NGMO米麦不足分Q=A0 - (A+B)をBから借用。NGMO人食用米麦を世界中から探せ。可能なら輸入せよと画面表示する。
輸入不十分ならAs から取り崩せ。それでも不足ならBs から取り崩せと画面表示する。
B0分の不足を灯油でOIL2=B0相当輸入せよ。それが不調ならGMO穀物を輸入せよ。それでも輸入不十分ならBs から取り崩し変性アルコールを製造せよと画面表示する。ステップ5000に行く。
―――――――
ステップ5000:人食用NGMO米麦累積備蓄量Asが想定目標よりも減りそうなら、理想はNGMO米麦だがNGMO穀物の輸入も検討せよと画面表示する。
変性アルコール製造用NGMO米麦累積備蓄量Bsが想定目標よりも減りそうなら理想はNGMO米麦だがNGMO穀物を輸入せよと画面表示する。
endに行って計算終了。
常日頃から、本発明の飛行機を使って情報の収集と分析が重要である。長期短期気象情報を分析して収穫量を増加させる。成育状況に応じて対処していく。施肥・水遣り・雑草取り・種まき・刈り取り・土木機械操作と農作業は頭脳を使う。
防衛隊は外界と孤立した時でも任務を遂行しなければならない。自分たちの食料調達はロジスチックスクの基本である。這っては行けないところでも飛行機なら行ける。
多極集中都市間(福島県富岡市と福島県県庁福島市)の行き来に使えそうだ。最少自治体村役場から1km以上離れた所で生活する人への役場支援は制限があってしかるべきである。
累積年金納付額の2倍程度年金を受給したら未練はないだろう。80歳以上生きられたならこの世に思い残すことはないだろう。見るほどのものを見るには十分な時間である。惰性で生きていてもしょうがない。若年納付者に気の毒である。健康保険でも高齢者には高額治療や投薬には上限があってもよい。
少子化陥没世代にあっては長男長女時代であり人口減少社会である。国民と国会の総論での結果であるから当分続く。老親や子供の面倒は国がやらねばならない。無人機器の導入が必須である。人口減少なら戦争に打って出ることはないが、戦争には相手がいるから、せめて、本発明程度の無人機器が必要である。
本発明を駆使して国防や経済防衛のためには、人口減少に歯止めをかける必要がある。嫡子や庶子や婚外子(昔は15歳くらいから出産していた)を仮親が育てるしかない。婚外子は仮親の籍に入れる。嫡子や庶子の籍は該当親の同意のもとに決める。ゼロ歳児からの育子費用は当然国が全額負担する。その時、子供の成長過程でヨーロッパの様に国が進路を指定する。障害の有る子は実親と国とで進路を決める。