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特開2024-19752コミュニティシステム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019752
(43)【公開日】2024-02-13
(54)【発明の名称】コミュニティシステム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/06 20120101AFI20240205BHJP
【FI】
G06Q20/06
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023183599
(22)【出願日】2023-10-25
(62)【分割の表示】P 2020045013の分割
【原出願日】2020-03-16
(71)【出願人】
【識別番号】518136497
【氏名又は名称】トイウェア株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100147142
【弁理士】
【氏名又は名称】石森 昭慶
(74)【代理人】
【識別番号】230122390
【弁護士】
【氏名又は名称】石原 一樹
(72)【発明者】
【氏名】岸 卓甫
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055AA12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】複数のユーザが参加するコミュニティシステム、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【解決手段】複数のユーザが参加するコミュニティシステムSであって、処理装置は、価値を有するトークンと、トークンを取得するためのトークン取得部と、前記ユーザがアイテムを取得することの出来るアイテム取得部とを有する。前記アイテムは、前記トークンを使うことにより取得が可能である。利用するユーザは、同一のコミュニティを有しているため、同一の趣味趣向を有しており、興味の範囲が限定されるため、ユーザ自身が様々な創意工夫をしながらトークンが貯まる。また、同一の趣味趣向を有しているコミュニティが対象であるため、コストをかけずに小さな労力でユーザが望む魅力的な商品やサービスを提供しやすくなる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザが参加するコミュニティに関するシステムであって、
価値を有するトークンと、
前記トークンを取得するためのトークン取得部と、
前記ユーザがアイテムを取得することの出来るアイテム取得部と、を有し、
前記アイテムは、前記トークンを使うことにより取得が可能であることを特徴とするコミュニティシステム。
【請求項2】
前記アイテムの購入を前記ユーザに促進するアイテム購入促進部を有し、
前記アイテム購入促進部は、前記ユーザが保有する前記トークンの数量に応じて異なるアイテムの購入を促進することを特徴とする請求項1に記載のコミュニティシステム。
【請求項3】
前記コミュニティは、特定の運営者によって運営されることを特徴とする請求項1に記載のコミュニティシステム。
【請求項4】
前記アイテムを設定するアイテム設定部を有し、
前記アイテム設定部を通じて前記アイテムを設定出来ることを特徴とする請求項3に記載のコミュニティシステム。
【請求項5】
前記ユーザに対して支援を募集する支援募集部を有し、
前記支援募集部を通じて前記ユーザに対して支援を募集出来ることを特徴とする請求項3に記載のコミュニティシステム。
【請求項6】
前記支援の内容を設定する支援内容設定部を有し、
前記支援募集部は、前記支援内容設定部で設定された前記支援を前記ユーザに対して募集することを特徴とする請求項5に記載のコミュニティシステム。
【請求項7】
前記支援は、前記運営者が開催するイベントに関する補助であることを特徴とする請求項5に記載のコミュニティシステム。
【請求項8】
前記支援を行った前記ユーザに付与する報酬の内容を設定する報酬設定部を有することを特徴とする請求項5に記載のコミュニティシステム。
【請求項9】
前記報酬は、前記トークンまたは前記アイテムであることを特徴とする請求項8に記載のコミュニティシステム。
【請求項10】
前記報酬設定部は、前記報酬の内容として前記トークンの数量または前記アイテムの内容を設定することが出来ることを特徴とする請求項9に記載のコミュニティシステム。
【請求項11】
前記報酬を前記ユーザに付与することを承認する報酬付与承認部を有し、
前記報酬は、前記報酬付与承認部により前記ユーザに前記報酬を付与することを承認された後に、前記ユーザに付与されることを特徴とする請求項8に記載のコミュニティシステム。
【請求項12】
前記ユーザのステータスを決定するステータス決定部を有し、
前記トークンの価値は、前記トークンを保有する前記ユーザの前記ステータスによって異なることを特徴とする請求項1に記載のコミュニティシステム。
【請求項13】
前記ユーザのステータスを決定するステータス決定部を有し、
前記ユーザが保有するトークンの数量は、前記ユーザの前記ステータスによって変化することを特徴とする請求項1に記載のコミュニティシステム。
【請求項14】
前記ステータスは、前記ユーザが前記コミュニティに参加したときから経過した期間であることを特徴とする請求項12または13に記載のコミュニティシステム。
【請求項15】
前記トークンを発行するトークン発行部を有し、
前記運営者は、任意の数量の前記トークンを発行できることを特徴とする請求項1に記載のコミュニティシステム。
【請求項16】
コミュニティシステムのコンピュータを、
価値を有するトークンと、
前記トークンを取得するためのトークン取得手段と、
前記ユーザがアイテムを取得することの出来るアイテム取得手段として機能させるプログラムであって、
前記アイテムは、前記トークンを使うことにより取得が可能であることを特徴とするプログラム。
【請求項17】
請求項16に記載のプログラムを記憶することを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コミュニティシステム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、特に、トークンを介してコミュニティを築いていくシステム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、商品提供者が商品購入者に商品を提供する際、提供ポイントを付加し、ポイントを加算して、そのポイントをさらに商品やサービスの対価として支払う電子情報通信網と電子データを使った取引が利用されている。一方、商品提供者に商品購入者が商品やサービスの対価として現金を支払うのではなく、システムを提供、例えば特許文献1では、商品購入者の商品やサービスで支払う物々交換を電子情報通信網と電子データを使った仮想上で電子クーポン化して流通させるクーポン流通仲介システムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-83081公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明はトークンを使うことによりアイテムの取得が可能であり、複数のユーザが参加するコミュニティに関するシステム、プログラム、およびコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、複数のユーザが参加するコミュニティに関するシステムであって、価値を有するトークンと、前記トークンを取得するためのトークン取得部と、前記ユーザがアイテムを取得することの出来るアイテム取得部とを有し、
前記アイテムは、前記トークンを使うことにより取得が可能であること、を特徴としている。
【0006】
請求項2の発明は、前記アイテムの購入を前記ユーザに促進するアイテム購入促進部を有し、前記アイテム購入促進部は、前記ユーザが保有する前記トークンの数量に応じて異なるアイテムの購入を促進すること、を特徴としている。
【0007】
請求項3の発明は、特定の運営者によって運営されること、を特徴としている。
【0008】
請求項4の発明は、前記アイテムを設定するアイテム設定部を有し、前記運営者は前記アイテム設定部を通じて前記アイテムを設定出来ること、を特徴としている。
【0009】
請求項5の発明は、前記ユーザに対して支援を募集する支援募集部を有し、前記運営者は前記支援募集部を通じて前記ユーザに対して支援を募集出来ること、を特徴としている。
【0010】
請求項6の発明は、前記運営者が前記支援の内容を設定する支援内容設定部を有し、前記支援募集部は、前記支援内容設定部で設定された前記支援を前記ユーザに対して募集すること、を特徴としている。
【0011】
請求項7の発明は、前記支援は、前記運営者が開催するイベントに関する補助であること、を特徴としている。
【0012】
請求項8の発明は、前記支援を行った前記ユーザに付与する報酬の内容を設定する報酬設定部を有することを、特徴としている。
【0013】
請求項9の発明は、前記報酬は、前記トークンまたは前記アイテムであること、を特徴としている。
【0014】
請求項10の発明は、前記報酬は、前記トークンまたは前記アイテムであること、を特徴としている。
【0015】
請求項11の発明は、前記報酬を前記ユーザに付与することを承認する報酬付与承認部を有し、前記報酬は、前記報酬付与承認部により前記ユーザに前記報酬を付与することを承認された後に前記ユーザに付与されること、を特徴としている。
【0016】
請求項12の発明は、前記ユーザのステータスを決定するステータス決定部を有し、前記トークンの価値は、前記トークンを保有する前記ユーザの前記ステータスによって異なること、を特徴としている。
【0017】
請求項13の発明は、前記ユーザのステータスを決定するステータス決定部を有し、前記ユーザが保有するトークンの数量は、前記ユーザの前記ステータスによって変化すること、を特徴としている。
【0018】
請求項14の発明は、前記ステータスは、前記ユーザが前記コミュニティに参加したときから経過した期間であること、を特徴としている。
【0019】
請求項15の発明は、前記トークンを発行するトークン発行部を有し、前記運営者は、任意の数量の前記トークンを発行できること、を特徴としている。
【0020】
請求項16の発明は、コミュニティシステムのコンピュータを、価値を有するトークンと、前記トークンを取得するためのトークン取得手段、前記ユーザがアイテムを取得することの出来るアイテム取得手段、として機能させるプログラムであって、前記アイテムは、前記トークンを使うことにより取得が可能であること、を特徴としている。
【0021】
請求項17の発明は、上記プログラムを記憶することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、利用するユーザは同一のコミュニティを有しているため、同一の趣味趣向を有しており、興味の範囲が限定されるため、ユーザ自身が様々な創意工夫をしながらトークンが貯まる。また同一の趣味趣向を有しているコミュニティが対象であるため、コストをかけずに小さな労力でユーザが望む魅力的な商品やサービスを提供しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本実施形態に係るコミュニティシステムSの概要構成の一例を示す図である。
図2】本実施形態に係る処理装置10の概要構成の一例を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係るユーザデータUDnのデータ構成の一例を示すブロック図である。
図4】本実施形態に係るアイテムデータIDnのデータ構成の一例を示すブロック図である。
図5】本実施形態に係る支援データVDnのデータ構成の一例を示すブロック図である。
図6】本実施形態に係るコミュニティユーザ3がコミュニティシステムSを利用するために必要な利用登録をする際における処理例を示すフローチャートである。
図7】本実施形態に係る端末30に表示される利用登録画面の一例を示す図である。
図8】実施形式に係るコミュニティ運営者1がコミュニティシステムSを利用できるアイテムデータIDn登録、もしくは修正をする際における処理例を示すフローチャート図である。
図9】本実施形態に係る端末20に表示されるアイテム登録画面の一例を示す図である。
図10】本実施形態に係るコミュニティ運営者1がコミュニティシステムSをで設定できる支援データVDn登録、もしくは修正をする際における処理例を示すフローチャート図である。
図11】本実施形態に係る端末20に表示される支援データ登録画面の一例を示す図である。
図12】本実施形態に係るコミュニティユーザ3が端末30を使って操作する処理例を示すフローチャート図である。
図13】本実施形態に係る端末30に表示されるユーザ画面の一例を示す図である。
図14】本実施形態に係る端末30に表示されるアイテム購入可能リスト画面の一例を示す図である。
図15】本実施形態に係る端末30に表示される支援応募リスト画面の一例を示す図である。
図16】本実施形態に係る端末20、もしくは30に表示されるコミュニケーション画面の一例を示す図である。
図17】本実施形態に係るコミュニティ運営者1が端末20を使って操作する処理例を示すフローチャート図である。
図18】本実施形態に係る端末20に表示される操作メニュー画面の一例を示す図である。
図19】本実施形態に係る端末20に表示される報酬付与承認リスト画面の一例を示す図である。
図20】本実施形態に係る端末30に表示されるトークン管理画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。さらに、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0025】
[1.コミュニティシステムSの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係るコミュニティシステムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るコミュニティシステムSの概要構成の一例を示す図である。
【0026】
図1に示すように、コミュニティシステムSは、トークン処理装置10(以下、処理装置10と略す)と、コミュニティ運営者1の端末20、複数のコミュニティユーザ3(コミュニティシステムSを利用するユーザ)の端末30とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。コミュニティシステムSは、例えば、オンライン上のコミュニティにユーザが集うシステムであり、SNS(ソーシャルネットワークサービス)であってもよい。
【0027】
処理装置10は、管理する者は特定しないが、例えば特定のコミュニティ運営者1が管理する。特定のコミュニティ運用者の例としてはコミュニティを運営するアイドル、芸人などがあげられる。処理装置10の詳細は後述するが、サーバ装置などを構築され、内部の記憶部にトークン処理をするデータベースや処理プログラム等を有しており、コミュニティユーザ3からトークン処理を受信し、制御処理行う装置である。ここでトークンとはコミュニティシステムSで利用する価値交換媒体であって、例えばクーポン、ポイント、及び通貨と同様の用途である。トークンは数値で表現しても良いし、他の表現をしても良い。またトークン処理とは、トークンを数値やコードなどを加減乗除、もしくは独自の演算をする処理を指す。
【0028】
端末20は管理する者は特定しないが、例えば特定のコミュニティ運営者1が管理、保有、もしくは契約をしている通信機機能を有した汎用端末であり、パソコンであってもよく、タブレット等でも良い。内部にWEBブラウザアプリケーションを有している、もしくは専用アプリケーションを有しており、それらを使って、ネットワークNWを介し、処理装置10に接続を行って、トークン処理を行う。端末20は1台でもよく、複数台あっても良い。
【0029】
端末30はコミュニティユーザ3が管理、保有、もしくは契約をしている通信機機能を有した汎用端末であり、スマートフォンであってもよく、タブレット、もしくはパソコン等でも良い。内部にWEBブラウザアプリケーションを有している、もしくは専用アプリケーションを有しており、それらを使って、ネットワークNWを介し、処理装置10に接続を行って、トークン処理を行う。端末30はコミュニティを形成するユーザ数の数以上の台数を想定するため、コミュニティの大きさによって異なる。
【0030】
[ 2.処理装置10の構成]
次に、図2乃至図5を参照しながら、処理装置10 の構成について説明する。
【0031】
図2は本実施形態に係る処理装置10の概要構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、処理装置10は、通信制御部10aと、入出力インターフェース10bと、記憶部10cと、及び処理部10dと、を備えている。
【0032】
処理装置10は複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、リクエストに応じてWEBページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよい。
【0033】
通信制御部10aは、ネットワークNW、及び外部システムに接続して、コミュニティ運営者1の端末20、複数のコミュニティユーザ3の端末30等との通信状態を制御する。
【0034】
入出力インターフェース10bは、通信制御部10a、記憶部10c、及び処理部10d各部との間のインターフェース処理を行う。
【0035】
記憶部10cは、ハードディスクなどの記憶装置を用いて構成されている。記憶部10cは、コミュニティシステムSが有している総トークンTTD、ユーザデータUDn、アイテムデータIDn、支援内容データVDn、及び処理部10dにて実行されるサーバプログラムなどのプログラムが記憶されている。
【0036】
各データの構成について説明する。図3はユーザデータUDのデータ構成の一例を示すブロック図である。ユーザデータUDnは、コミュニティユーザ3の数であるn個のデータ群から成り、各ユーザデータ毎にユーザID201、ユーザ名202、パスワード203、トークンデータ204、ステータスデータ205、及び保有アイテムデータ206から構成される。
【0037】
ユーザID201はコミュニティユーザ3固有のIDを設定し、主キーであるため他コミュニティユーザ3と重複はしない、自動的に生成される数値である。ユーザ名202はコミュニティユーザ3固有の名前を任意に設定し重複は許容しないようにしてもよく、許容するようにしてもよい。パスワード203は各コミュニティユーザ3によって設定されるパスワードを保存しておく領域である。
【0038】
トークンデータ204は各コミュニティユーザ3が有するトークンのデータを保存する領域である。ステータスデータ205はコミュニティユーザ3のステータスと呼ばれるユーザのランクを保存する領域であり、保有アイテムデータ206はユーザが保有しているアイテムをデータとして保存しておく領域である。ここでアイテムとは、コミュニティシステムSで取引媒体として利用可能なものであって、例えばイベントの電子チケット、及び写真集、ポスター、ぬいぐるみ等である。データ以外のアイテムの取引方法の具体例は後述する。
【0039】
図4はアイテムデータIDnのデータ構成の一例を示すブロック図である。アイテムデータIDnは、コミュニティのアイテムの数であるn個のデータ群から成り、各アイテムデータ毎にアイテムID301、アイテム302、及び価格303から構成される。
【0040】
アイテムID301はアイテム固有のIDnを設定し、主キーであるため他アイテムと重複はしない。自動的に生成される数値である。
【0041】
アイテム302はアイテムの内容を保持しておく領域である、例えばイベントの電子チケット、及び写真集、ポスター、ぬいぐるみなどの内容を記載している。価格303はアイテム302の価値をトークンで表した値を保持しておく領域である。
【0042】
図5は支援データVDnのデータ構成の一例を示すブロック図である。支援データVDnは、コミュニティ内の支援の数であるn個のデータ群から成り、支援データ毎に支援ID401、支援内容402、報酬トークン403、報酬アイテム404、及び報酬ステータス405から構成される。
【0043】
支援ID401は支援内容固有のIDを設定し、主キーであるため他支援と重複はしない。自動的に生成される数値である。
【0044】
支援内容402は支援の内容の情報を保持しておく領域である。支援内容とは、制作作業、及びボランティア等を指し、例えばグッズ製作、動画制作、イベントにおける運営の手伝い、撮影の補助、資料作りなどである。報酬トークン403は前記支援内容の価値をトークンで示した値を保持しておく領域であり、同様に報酬アイテム404は前記支援内容の価値をアイテムで示した値、報酬ステータス405は前記支援内容の価値をステータスで示した値を保持しておく領域である。
【0045】
ここで図2に戻り、各部を説明する。処理部10dは、トークン取得部101、アイテム取得部102、アイテム購入促進部103、アイテム設定部104、支援募集部105、支援内容設定部106、報酬設定部107、報酬付与承認部108、ステータス決定部109、トークン発行部110と、を備えている。
【0046】
トークン取得部101は、例えばコミュニティユーザ3がトークンを取得する際に使用する。具体的には、通信制御部10a及び入出力インターフェース10bを介してトークンを取得する。トークン取得部101は通信制御部10a等の制御により、各コミュニティユーザ3が有しているトークンデータ204の数値等を加算したり、独自の演算等をする。
【0047】
アイテム取得部102は、例えばコミュニティユーザ3がアイテムを取得する際に使用する。具体的には、通信制御部10a及び入出力インターフェース10bを介してアイテムデータIDn内の1つのデータを取得する。アイテム取得部102は通信制御部10a等の制御により、各コミュニティユーザ3が有している保有アイテムデータ206の数値等を加算したり、独自の演算等をする。
【0048】
アイテム購入促進部103は、例えばコミュニティシステムSがコミュニティユーザ3へアイテムの購入を促進させる際に使用する。具体的には、通信制御部10a及び入出力インターフェース10bを介して、各コミュニティユーザ3のトークンデータ204、及び保有アイテムデータ206を取得し、条件によってアイテムの購入をコミュニティユーザ3に勧める処理を行う。
【0049】
アイテム設定部104は、例えばコミュニティ運営者1等がアイテムの設定をする際に使用する。具体的には、コミュニティ運営者1等の操作により、記憶部10c内のアイテムデータIDnを追加、及び変更する。
【0050】
支援募集部105は、例えばコミュニティ運営者1等が支援をコミュニティユーザ3等に募集する際に使用する。具体的には、コミュニティ運営者1の操作により、コミュニティユーザ3等の端末30に対しネットワークNWを介して支援内容402に紐づいた支援データVDnを送信する。
【0051】
支援内容設定部106は、例えばコミュニティ運営者1等が支援内容を設定する際に使用する。具体的には、コミュニティ運営者1等の操作により、記憶部10c内の支援データVDnを追加、及び変更する。
【0052】
報酬設定部107は、例えばコミュニティユーザ3が前記支援を行った際にコミュニティユーザ3等に支払う報酬の内容を、コミュニティ運営者1等が設定する際に使用する。具体的には、コミュニティ運営者1等の操作により、記憶部10c内で保有している支援データVDnの報酬トークン403、報酬アイテム404、及び報酬ステータス405を追加、及び変更する。
【0053】
報酬付与承認部108は、例えばコミュニティユーザ3が前記支援を行った際にコミュニティユーザ3等に報酬が付与されることを、コミュニティ運営者1等が承認設定する際に使用する。具体的には、コミュニティ運営者1等の操作により、記憶部10c内で保有しているユーザデータUDnのトークンデータ204の追加を承認する。
【0054】
ステータス決定部109は、例えばユーザデータUDのトークンデータ204、ステータスデータ205、及び保有アイテムデータ206をもとに固有の計算式からコミュニティユーザ3のステータスを決定したり、コミュニティ運営者1等がステータスを決定したりする。固有の計算式は、コミュニティユーザ3のコミュニティ参加期間や、保有トークンから決定され、例えば以下の通りである。
具体的には、ステータス決定部109が計算式を元に、もしくはコミュニティ運営者1等の操作によりユーザデータUDnのステータスデータ205を変更する。ステータスデータ205の値により、ユーザデータUDnのトークンデータ204の価値が変動しても良い。
【0055】
トークン発行部110は、コミュニティ運営者1等がトークン発行を行う。具体的には、コミュニティ運営者1等の操作により記憶部10c内で保有している総トークンTTDの加算をする。
【0056】
[3.処理装置10による新規データ登録、及びデータ修正動作]
次に本実施形態に係る処理装置10による、各新規ユーザデータ登録動作について図6、及び図7を参照しながら説明する。図6は、本実施形態に係るコミュニティユーザ3がコミュニティシステムSを利用するために必要な利用登録をする際における処理例を示すフローチャートである。図7は端末30に表示される登録画面の一例を示す図である。
【0057】
(ステップS11)
処理装置10は、端末30からユーザ登録要求を受信すると、端末30に対してネットワークNWを介して入力フォームデータを送信する。端末30の表示部には、例えば図7のような登録画面が表示され入力待ち状態となる。
【0058】
(ステップS12)
端末30にてコミュニティユーザ3が入力フォームの項目501に対して必要データを入力する。ユーザID201に該当する項目502は自動でユニークな主キーIDが入力される。項目503はユーザ名202、項目504、及び505はパスワード203に該当する。項目506、507、及び508の初期トークン、初期ステータス、及び保有アイテムに該当し、コミュニティユーザ3は入力できず、初期値としてあらかじめコミュニティ運営者1が設定していても良いし、固定値でも良い。
入力が終わると、コミュニティユーザ3は登録ボタン509を押下し、端末30は処理装置10へネットワークNWを介して入力データを送信する。
【0059】
(ステップS13)
処理装置10はユーザ名202が他のコミュニティユーザ3と重複していないか、入力されたパスワードは項目504と505は一致するかといったチェックを行っても良いし、行わなくても良い。行った場合は、チェックが正しくない際はエラーメッセージと共にステップS12に戻る。正しい時はステップS14へ進む。
【0060】
(ステップS14)
処理装置10は入力されたデータを新規ユーザデータUDnとして記憶部10cに登録をする。
【0061】
次に本実施形態に係る処理装置10の処理部10d内にあるアイテム設定部104による、各アイテムデータの登録、及び修正処理について図8、及び図9を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係るコミュニティ運営者1がコミュニティシステムSを利用できるアイテムデータIDn登録、もしくは修正をする際における処理例を示すフローチャートである。図7は端末20に表示される登録画面の一例を示す図である。
【0062】
(ステップS21)
処理装置10の処理部10d内にあるアイテム設定部104は、各部を介して端末20からアイテム登録、もしくは修正要求を受信すると、端末20に対してネットワークNWを介して入力フォームデータを送信する。端末20の表示部には、例えば図9のような登録画面が表示され入力待ち状態となる。
【0063】
(ステップS22)
端末20にてコミュニティ運営者1が入力フォームの項目601に対して必要データを入力する。アイテムID301に該当する項目602は自動でユニークな主キーIDが入力される。項目603はアイテム302に該当、項目604は価格303に該当し、コミュニティ運営者1が設定していても良いし、固定値でも良い。
入力が終わると、コミュニティ運営者1は登録ボタン605を押下し、端末20はアイテム設定部104へ各部を介して入力データを送信する。
【0064】
(ステップS23)
アイテム設定部104は項目602、及び603に有効な値が入力されているかチェックを行っても良いし、行わなくても良い。行った場合は、チェックが正しくない際はエラーメッセージと共にステップS22に戻る。正しい時はステップS24へ進む。
【0065】
(ステップS24)
アイテム設定部104は入力されたデータを新規、もしくは修正アイテムデータIDnとして記憶部10cに登録をする。
【0066】
次に本実施形態に係る処理装置10の処理部10d内にある支援内容設定部106による、各支援データの登録、及び修正処理について図10、及び図11を参照しながら説明する。図10は、本実施形態に係るコミュニティ運営者1がコミュニティシステムSを設定できる支援データVDn登録、もしくは修正をする際における処理例を示すフローチャートである。図11は端末20に表示される登録画面の一例を示す図である。
【0067】
(ステップS31)
処理装置10の処理部10d内にある支援内容設定部106は、各部を介して端末20から支援内容登録、もしくは修正要求を受信すると、端末20に対してネットワークNWを介して入力フォームデータを送信する。端末20の表示部には、例えば図11のような登録画面が表示され入力待ち状態となる。
【0068】
(ステップS32)
端末20にてコミュニティ運営者1が入力フォームの項目701に対して必要データを入力する。支援ID401に該当する項目702は自動でユニークな主キーIDが入力される。項目703は支援内容402に該当、項目704の報酬設定は支援内容の対価となる報酬を入力する。項目705は報酬トークン403に該当、項目706は報酬ステータス405に該当、項目707は報酬アイテム404に該当し、コミュニティ運営者1が設定していても良いし、固定値でも良い。
入力が終わると、コミュニティ運営者1は登録ボタン708を押下し、端末20は支援内容設定部106へ各部を介して入力データを送信する。
【0069】
(ステップS33)
支援内容設定部106は項目602、及び603に有効な値が入力されているかチェックを行っても良いし、行わなくても良い。行った場合は、チェックが正しくない際はエラーメッセージと共にステップS32に戻る。正しい時はステップS34へ進む。
【0070】
(ステップS34)
支援内容設定部106は入力されたデータを新規、もしくは修正支援データVDnとして記憶部10cに登録をする。
【0071】
[4.コミュニティユーザ3の操作処理]
次に本実施形態に係るコミュニティユーザ3による操作について図12乃至図16を参照しながら説明する。図12は、本実施形態に係るコミュニティユーザ3が端末30を使って操作する処理例を示すフローチャートである。図13乃至図16は端末30に表示される登録画面の一例を示す図である。図13乃至図16は同一画面に表示しても良いし、画面遷移で一画面ずつ表示をしても良い。
【0072】
(ステップS41)
処理装置10は、端末30からログイン要求を受信すると、端末30に対してネットワークNWを介してユーザ画面データを送信する。端末30の表示部には、例えばこのログインの際にログイン画面を事前に設けて、ユーザID201、もしくはユーザ名202とパスワード203を要求しても良い。
【0073】
(ステップS42)
処理装置10の処理部10d内にあるトークン取得部101は、ログインしたコミュニティユーザ3に対して、コミュニティ運営者1が報酬付与承認部108で報酬トークンの承認をしていた際には、承認されたトークンを取得する。トークン取得部101のトークン取得処理は、同ステップのようにログイン時に行っても良いし他のタイミングで行っても良い。また、トークンの取得は、コミュニティユーザ3による現金やクレジットカードによる支払い等によって行われるようにしてもよい。
【0074】
(ステップS43)
処理装置10の処理部10d内にあるステータス決定部109は、ログインしたコミュニティユーザ3に対して、固有の計算式に基づいてステータスを決定する。ステータス決定部109のステータス決定処理は、同ステップのようにログイン時に行っても良いし他のタイミングで行っても良いし、コミュニティ運営者1が直接決定しても良い。またこのステータスでトークン取得部101は保有トークンの数量を変化させても良い。
【0075】
(ステップS44)
処理装置10は端末30の画面表示部に図13のようにコミュニティユーザ3の現在の状態がわかる表801を表示しても良いし、しなくても良い。また、ステップS42で取得した保有トークン803、及びステップS43で決定したステータス802を表示しても良いし、しなくても良い。画面表示部にはアイテム購入ボタン804、支援募集ボタン805、コミュニケーション806、及び退出ボタン807を置き、各ボタン押下待ちとし、押下した場合い、図14乃至図16の画面へ遷移をする。
【0076】
(ステップS45)
処理装置10は端末30の画面表示部に図14のようなコミュニティユーザ3のアイテム購入可能リストである表811を表示する。処理装置10の処理部10d内にあるアイテム購入促進部103は、表811の中で、コミュニティユーザ3が保有する前記トークンの数量に応じて異なるアイテムの購入を促進させる表記812を表示しても良い。
【0077】
(ステップS46)
コミュニティユーザ3は端末30の画面表示部に表示されている表811の中から、購入を行いたいアイテムを選択する。表811には選択可能なラジオボタン、もしくはチェックボタン813を準備する。813は選択したことがわかればよく、表のバックカラーが変わるなどの表記でも良い。また、表811は表でなくともプルダウン形式でも良い。購入希望のアイテムを選択後、購入ボタン814を押下すると保有トークンからアイテムの価格が引かれ、処理装置10の処理部10d内にあるアイテム取得部102を使って、アイテムを取得する。アイテムは電子データとして自動送信しても良いし、コミュニティ運営者1から郵送しても良い。
【0078】
(ステップS47)
コミュニティユーザ3は端末30の画面表示部に表示されているボタン815を押下すれば戻り、ステップS44と同じくコミュニティユーザ3の現在の状態を表す表801を表示する。さらに購入する際はステップS45に戻る。
【0079】
(ステップS48)
処理装置10の処理部10d内にある支援募集部105は、端末30の画面表示部に図15のようなコミュニティユーザ3の支援応募リストである表821を表示する。コミュニティユーザ3は端末30の画面表示部に表示されている表821の中から、支援応募を行いたい支援内容を選択する。表821には選択可能なラジオボタン、もしくはチェックボタン822を準備する。822は選択したことがわかればよく、表のバックカラーが変わるなどの表記でも良い。また、表821は表でなくともプルダウン形式でも良い。購入希望のアイテムを選択後、応募ボタン824を押下すると、処理装置10の処理部10d内にある支援募集部105を使って、コミュニティユーザ3が支援を行うことを確定させる。
【0080】
(ステップS49)
コミュニティユーザ3は端末30の画面表示部に表示されているボタン824を押下すれば戻り、ステップS44と同じくコミュニティユーザ3の現在の状態を表す表801を表示する。さらに購入する際はステップS48に戻る。
【0081】
(ステップS50)
処理装置10は、端末30の画面表示部に図16のようなコミュニティ運営者1、もしくはコミュニティユーザ3同士のダイレクトメッセージを表示する表831を表示する。
【0082】
(ステップS51)
コミュニティユーザ3はメッセージ発信エリア832を使ってコミュニティ運営者1、もしくはコミュニティユーザ3へダイレクトメッセージを送ることができる。送信ボタン833を押下すれば記載のメッセージをダイレクトに送信することが可能となる。
【0083】
(ステップS52)
コミュニティユーザ3は端末30の画面表示部に表示されているボタン834を押下すれば戻り、ステップS44と同じくコミュニティユーザ3の現在の状態を表す表801を表示する。さらにメッセージを読んだり、送信する場合はステップS50に戻る。
【0084】
(ステップS53)
各画面から戻ると、処理装置10は端末30の画面表示部に図13のようにコミュニティユーザ3の現在の状態がわかる表801を表示しても良いし、しなくても良い。退出ボタン807押下すると、コミュニティユーザ3はログアウト状態となり、処理装置10と端末30の通信は終了する。
【0085】
[5.コミュニティ運営者1の管理操作処理]
次に本実施形態に係るコミュニティ運営者1による操作について図17乃至図20を参照しながら説明する。図17は、本実施形態に係るコミュニティ運営者1が端末20を使って操作する処理例を示すフローチャートである。図18乃至図20は端末20に表示される登録画面の一例を示す図である。図18乃至図20は同一画面に表示しても良いし、画面遷移で一画面ずつ表示をしても良い。
【0086】
(ステップS61)
処理装置10は、端末20からログイン要求を受信すると、端末20に対してネットワークNWを介して管理者画面データを送信する。端末20の表示部には、例えばこのログインの際にログイン画面を事前に設けて、管理者ID、もしくは管理者名とパスワードを要求しても良い。
【0087】
(ステップS62)
処理装置10は端末20の画面表示部に図18のように操作メニューを表示する。画面表示部にはアイテム設定ボタン901、支援内容設定ボタン902、報酬付与承認ボタン903、トークン発行ボタン904、コミュニケーションボタン905、及び退出ボタン906を置き、各ボタン押下待ちとし、押下した場合、図9図11図16図19、及び図20の画面へ遷移をする。
【0088】
(ステップS63)
アイテム設定ボタン901、支援内容設定ボタン902、及びコミュニケーションボタン905が押下された場合は、処理装置10はそれぞれステップS21、ステップS31、及びステップS50に飛び、各設定や操作を行う。具体的にはアイテムの設定、支援内容の設定、及びコミュニティユーザ3と同じくコミュニケーション画面でダイレクトメッセージを送ることができる。
【0089】
(ステップS64)
コミュニティ運営者1は端末20の画面表示部に表示されている退出ボタンを押下すれば、ステップS62と同じく操作メニューを表示する。さらに操作を継続する際はステップS63に戻る。
【0090】
(ステップS65)
処理装置10の処理部10d内にある報酬付与承認部108は、端末20の画面表示部に図19のような報酬付与承認リストである表911を表示する。コミュニティ運営者1は端末20の画面表示部に表示されている表911の中から、実施済み支援の内容について承認する。表911には承認ボタン912準備する。912は承認したことがわかればよく、表のバックカラーが変わるなどの表記でも良い。また、表911は表でなくともプルダウン形式でも良い。
【0091】
(ステップS66)
コミュニティ運営者1は端末30の画面表示部に表示されているボタン913を押下すれば戻り、ステップS62と同じく操作メニュー表示する。さらに承認する際はステップS65に戻る。
【0092】
(ステップS67)
処理装置10の処理部10d内にあるトークン発行部110は、端末20の画面表示部に図20のようなトークン管理画面を表示する。トークン管理画面は現在のコミュニティ全体のトークン921を表示する。コミュニティ運営者1はトークンを新たに発行する場合はトークン発行設定エリア922に発行するトークン数を入力し、発行ボタン923を押下するとトークン発行部110によりコミュニティ全体のトークンを発行する。反対にトークンを削除する場合はトークン削除設定エリア924に発行するトークン数を入力し、削除ボタン925を押下するとトークン発行部110によりコミュニティ全体のトークンを削除する。
【0093】
(ステップS68)
コミュニティ運営者1は端末30の画面表示部に表示されているボタン926を押下すれば戻り、ステップS62と同じく操作メニュー表示する。さらにトークン発行、及び削除する際はステップS67に戻る。
【0094】
(ステップS69)
各画面から戻ると、処理装置10は端末20の画面表示部に画面表示部に図18のように操作メニューを表示する。退出ボタン906押下すると、コミュニティ運営者1はログアウト状態となり、処理装置10と端末20の通信は終了する。
【0095】
なお、上述した実施形態では、ステータスデータ205の値により、ユーザデータUDnのトークンデータ204の価値が変動してもよいこととしたが、トークンの価値はコミュニティユーザ3による需要と供給のバランス等によって自動的に決まっていてもよく、また、予め現金の金額等により固定された価値としてもよく、更にまた、コミュニティ運営者1により設定できるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0096】
S:コミュニティシステム
NW:ネットワーク
1:コミュニティ運営者
3:コミュニティユーザ
10:トークン処理装置
20:コミュニティ運営者用端末
30:コミュニティユーザ端末
10a:通信制御部
10b:入出力インターフェース
10c:記憶部
10d:処理部
101:トークン取得部
102:アイテム取得部
103:アイテム高入促進部
104:アイテム設定部
105:支援募集部
106:支援内容設定部
107:報酬設定部
108:報酬付与承認部
109:ステータス決定部
110:トークン発行部
TTD:総トークン
UDn:ユーザデータ
IDn:アイテムデータ
VDn:支援データ


図1
図2
図3
図4
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図6
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