IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ダイニチ工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-空気清浄機 図1
  • 特開-空気清浄機 図2
  • 特開-空気清浄機 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024019806
(43)【公開日】2024-02-14
(54)【発明の名称】空気清浄機
(51)【国際特許分類】
   A61L 9/16 20060101AFI20240206BHJP
   B03C 3/02 20060101ALI20240206BHJP
   B03C 3/40 20060101ALI20240206BHJP
   B03C 3/68 20060101ALI20240206BHJP
   F24F 11/32 20180101ALI20240206BHJP
   F24F 11/64 20180101ALI20240206BHJP
【FI】
A61L9/16 F
B03C3/02 A
B03C3/40 A
B03C3/68 A
F24F11/32
F24F11/64
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022122492
(22)【出願日】2022-08-01
(71)【出願人】
【識別番号】000109026
【氏名又は名称】ダイニチ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100097065
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 雅栄
(72)【発明者】
【氏名】柳内 晋太郎
【テーマコード(参考)】
3L260
4C180
4D054
【Fターム(参考)】
3L260AB18
3L260BA09
3L260BA54
3L260CA17
3L260FC22
4C180AA02
4C180AA07
4C180AA16
4C180AA17
4C180DD09
4C180DD11
4C180HH01
4C180HH05
4C180KK01
4C180KK03
4C180LL11
4C180LL20
4D054AA11
4D054BA02
4D054CA12
4D054CA15
4D054CA18
4D054EA22
(57)【要約】      (修正有)
【課題】電気集塵部10の作動制御において可燃性ガスによる発火のおそれを確実に防止でき、しかも頻繁に電気集塵部10の作動を停止させてしまい不必要に集塵浄化性能を下げてしまうこともない実用性に優れた空気清浄機を提供すること。
【解決手段】ダストセンサーやガスセンサーの検知状況に応じて電気集塵部10を作動させる通電制御部に、ガスセンサーに基づく作動阻止条件が満たされた際に、電気集塵部10を自動作動させることを阻止して発火のおそれを解消する自動作動阻止制御機構を備えた構成とし、この作動阻止条件を、ガスセンサーが第1所定値以下を検知した状態が所定時間継続したこととした空気清浄機を提供すること。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外気を吸気する吸気部と、この吸気部から吸気される空気中の塵を付着除去して空気を浄化する集塵部と、浄化した空気を吹き出す吹き出し部と、前記吸気部から吸気し前記吹き出し部から吹き出す前記空気の流れを生む送風部とが備えられている空気清浄機であって、
前記集塵部は、イオン化電極が備えられているイオン化電極部と、このイオン化電極と間隔を置いて配設される集塵電極が備えられている集塵電極部とからなり、このイオン化電極とこれと離間している前記集塵電極とに電圧を印加して、通過する空気中の塵を静電化し前記集塵電極に静電吸着させる構成の電気集塵部からなる構成とされていて、
ダストセンサーまたはガスセンサーの検知状況に応じて前記イオン化電極に通電し前記電圧を印加して前記電気集塵部を作動させる通電制御部が備えられていて、
この通電制御部は、前記ガスセンサーに基づく作動阻止条件が満たされた際に、前記イオン化電極に通電して前記電気集塵部を自動作動させることを阻止して発火のおそれを解消する自動作動阻止制御機構が備えられている構成とされていて、
前記作動阻止条件は、前記ガスセンサーが第1所定値以下を検知した状態が所定時間継続したことが必須条件とされていることを特徴とする空気清浄機。
【請求項2】
前記ガスセンサーは、半導体式ガスセンサーであり、このガスセンサーで測定される抵抗値の基準抵抗値に対する比に基づいてガス感度を算出してこのガスセンサーの出力とし、このガスセンサーの出力の前記ガス感度が、前記第1所定値以下となった状態が所定時間継続したことを前記作動阻止条件とする構成とされていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
【請求項3】
前記作動阻止条件は、前記ガスセンサーの出力である前記ガス感度が前記第1所定値である0.1以下を検知した状態が所定時間継続したことが必須条件とされていることを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
【請求項4】
前記ガスセンサーが前記第1所定値より大きい第2所定値となった際に、前記電気集塵部の前記イオン化電極の通電による作動を許容し前記自動作動阻止制御機構の作動を終了させるまたは前記電気集塵部の作動を自動再開させる構成とされていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
【請求項5】
前記電気集塵部の下流側もしくは上流側に、通過する空気中の塵を付着させる集塵フィルターが備えられている集塵フィルター部が、前記電気集塵部とは別の前記集塵部として設けられていて、前記電気集塵部が作動していなくても前記集塵フィルター部により空気が浄化される構成とされていて、
前記電気集塵部を自動作動制御する前記通電制御部に備えられている前記自動作動阻止制御機構は、阻止作動を終了した後はこの阻止作動前の運転モードに戻る制御機構が備えられている構成であることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中の埃、花粉、臭い成分、PM2.5、ウイルスなどの塵を除去して空気を浄化する空気清浄機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
吸気部から吸気され通過する空気中の塵を集塵フィルターに付着させて除去し空気を浄化する集塵フィルター部や、たとえば汚れセンサー(ダストセンサーやガスセンサー)により汚れが酷い(ダストレベルが高い)と判定されたときに通電制御して通過する空気中の塵を静電化しこの塵を集塵電極に静電吸着させて除去し空気を浄化する電気集塵部を本体部に設け、この集塵フィルター部や電気集塵部などの集塵部を通過させることで浄化した空気を送風部により吹き出し部から吹き出すように構成した空気清浄機が好評である。
【0003】
たとえば、このような空気清浄機では、本体部に集塵フィルター部を着脱自在に装着した構成とし、さらにこの集塵フィルター部の上流側もしくは下流側に前記電気集塵部を着脱自在に装着した構成としてもよい。
【0004】
またこのような空気清浄機の電気集塵部は、たとえばイオン化電極を多数並設し、この各イオン化電極とそれぞれ間隔を置いて集塵電極を多数並設した構成で、汚れが酷く(ダストレベルが高く)集塵浄化能力を上げたいときには、電圧供給部(高圧電源)に接触導通している電極端子部を介して通電制御することでイオン化電極に通電したとえばこの各イオン化電極を正極、これと離間対向している各集塵電極を負極として電圧が印加されて、これを通過する空気中の塵が静電化され負極の各集塵電極に静電吸着されて除去され空気が浄化される構成としている。
【0005】
またこのような空気清浄機では、通常はダストセンサーやニオイセンサー(ガスセンサー)のレベルに応じて送風部(送風ファン)の送風量を制御して、汚れ具合に応じて効率よく速やかに前記集塵フィルター部により空気を浄化する構成としているが、たとえば前述したように前記集塵フィルター部に加えて電気集塵部を並設し、ダストレベルが高いときには前記電気集塵部を通電制御して作動させ、さらに集塵浄化能力を上げるように構成することが望ましい。
【0006】
またこのような電気集塵部は、高電圧を印加して作動させるため、たとえば可燃性ガスを含むスプレー噴射などにより可燃性ガスが許容以上に生じていると、発火のおそれがあることから、電気集塵部の作動を停止する(作動阻止する)ように制御するものもある。
【0007】
すなわち、お手入れサイン点灯中やオゾン濃度の上昇を抑えるため低温時などには電気集塵部の作動を阻止するように制御するほか、可燃性ガスを含むスプレー噴射などにより可燃性ガスが許容以上に生じている場合に、発火のおそれを防止するため、電気集塵部の作動を阻止するように制御する自動作動阻止制御機構を電気集塵部の通電制御部に備えた空気清浄機が提案されている。
【0008】
たとえば従来、このような自動作動阻止制御として、特許文献1のように本機の電源スイッチを入れた際に、電気集塵部内に可燃性ガスが生じていると検知した場合には電気集塵部の作動を停止して高電圧を遮断し、送風部を動作させて可燃性ガスを排気するように制御するものなどがある。
【0009】
しかし、単に可燃性ガスの有無を検知して電気集塵部の作動を停止させる制御では、頻繁に停止させてしまい集塵浄化性能が十分に発揮できないおそれがあり、またこの作動阻止の感度を単に下げたのでは、十分に可燃性ガスによる発火のおそれを払拭できない。
【0010】
また単なるガス警報器においても、特許文献2や特許文献3のように可燃性ガスによる電気抵抗の低下を検知してガス濃度が高いと判定した際に警報作動させる構成にすぎなく、これを電気集塵部の自動作動阻止制御に適用しても前記問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】実開昭52-28285号公報
【特許文献2】実公昭50-12302号公報
【特許文献3】実公昭49-11997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、このような問題点を見出し、これを解決するもので、電気集塵部の作動制御において可燃性ガスによる発火のおそれを確実に防止でき、しかも頻繁に電気集塵部の作動を停止させてしまい不必要に集塵浄化性能を下げてしまうこともない実用性に優れた画期的な空気清浄機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0014】
外気を吸気する吸気部2と、この吸気部2から吸気される空気中の塵を付着除去して空気を浄化する集塵部3と、浄化した空気を吹き出す吹き出し部4と、前記吸気部2から吸気し前記吹き出し部4から吹き出す前記空気の流れを生む送風部5とが備えられている空気清浄機であって、前記集塵部3は、イオン化電極6が備えられているイオン化電極部7と、このイオン化電極6と間隔を置いて配設される集塵電極8が備えられている集塵電極部9とからなり、このイオン化電極6とこれと離間している前記集塵電極8とに電圧を印加して、通過する空気中の塵を静電化し前記集塵電極8に静電吸着させる構成の電気集塵部10からなる構成とされていて、ダストセンサーまたはガスセンサーの検知状況に応じて前記イオン化電極6に通電し前記電圧を印加して前記電気集塵部10を作動させる通電制御部が備えられていて、この通電制御部は、前記ガスセンサーに基づく作動阻止条件が満たされた際に、前記イオン化電極6に通電して前記電気集塵部10を自動作動させることを阻止して発火のおそれを解消する自動作動阻止制御機構が備えられている構成とされていて、前記作動阻止条件は、前記ガスセンサーが第1所定値以下を検知した状態が所定時間継続したことが必須条件とされていることを特徴とする空気清浄機に係るものである。
【0015】
また前記ガスセンサーは、半導体式ガスセンサーであり、このガスセンサーで測定される抵抗値の基準抵抗値に対する比に基づいてガス感度を算出してこのガスセンサーの出力とし、このガスセンサーの出力の前記ガス感度が、前記第1所定値以下となった状態が所定時間継続したことを前記作動阻止条件とする構成とされていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機に係るものである。
【0016】
また前記作動阻止条件は、前記ガスセンサーの出力である前記ガス感度が前記第1所定値である0.1以下を検知した状態が所定時間継続したことが必須条件とされていることを特徴とする請求項2記載の空気清浄機に係るものである。
【0017】
また前記ガスセンサーが前記第1所定値より大きい第2所定値となった際に、前記電気集塵部10の前記イオン化電極6の通電による作動を許容し前記自動作動阻止制御機構の作動を終了させるまたは前記電気集塵部10の作動を自動再開させる構成とされていることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機に係るものである。
【0018】
また前記電気集塵部10の下流側もしくは上流側に、通過する空気中の塵を付着させる集塵フィルター11が備えられている集塵フィルター部12が、前記電気集塵部10とは別の前記集塵部3として設けられていて、前記電気集塵部10が作動していなくても前記集塵フィルター部12により空気が浄化される構成とされていて、前記電気集塵部10を自動作動制御する前記通電制御部に備えられている前記自動作動阻止制御機構は、阻止作動を終了した後はこの阻止作動前の運転モードに戻る制御機構が備えられている構成であることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機に係るものである。
【発明の効果】
【0019】
本発明は上述のように構成したから、電気集塵部の作動制御において可燃性ガスによる発火のおそれを確実に防止でき、しかも頻繁に電気集塵部の作動を停止させてしまい不必要に集塵浄化性能を下げてしまうこともない実用性に優れた画期的な空気清浄機となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本実施例の説明斜視図である。
図2】本実施例の説明正断面である。
図3】本実施例の2パーツにスライド分離できる着脱自在な電気集塵部を本体部から取り出した状態の説明分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の最適な実施形態を図面に基づいて本発明の作用を示し簡単に説明する。
【0022】
送風部5により外気が吸気部2から本体部1内に吸気され、この空気が本体部1の集塵部3を通過することで、空気中の塵は付着または吸着除去されて空気は浄化され、吹き出し部4から排出されることとなる。
【0023】
具体的には、たとえばこの本体部1に集塵部3として集塵フィルター11を備えた集塵フィルター部12を設けるとともに、この集塵フィルター部12の上流側または下流側に別の集塵部3として電気集塵部10も設けた構成とすれば、送風部5により外気が本体部1の吸気部2から吸気され、この空気が各集塵部3(電気集塵部10と集塵フィルター部12)を順次通過することで塵が付着または吸着除去されて浄化され、上部の吹き出し部4から排出されることとなる。
【0024】
すなわち、たとえばダストセンサーの検知状況(汚れ具合)に応じて送風部5の送風量が制御されこの空気の流れの途中経路に装着されている集塵フィルター部12の集塵フィルター11により空気中の塵が捕捉され付着除去されるが、この下流側に通電制御により作動する電気集塵部10を重層状態に設けた構成とすれば、このダストセンサーにより汚れが酷い(ダストレベルが高い)と検知判定された際に(通電作動条件が満たされた際に)通電されることで前記電気集塵部10が自動作動して、空気中の塵が静電化され集塵電極8に静電吸着されて除去されることとなる。
【0025】
さらに説明すると、本発明の電気集塵部10は、イオン化電極6が備えられているイオン化電極部7と、このイオン化電極6と間隔を置いて配設される集塵電極8が備えられている集塵電極部9とからなり、このイオン化電極6とこれと離間している前記集塵電極8とに電圧(高電圧)を印加して、通過する空気中の塵を静電化し前記集塵電極8に静電吸着させる構成としているが、前述のように、たとえば集塵フィルター部12では浄化能力が不足する場合やこれを強化するために双方を空気が通過するように構成することで、汚れ具合に応じて必要なときにすなわち通電作動条件が満たされた際に通電して、集塵フィルター部12に加えて電気集塵部10も自動作動し、浄化能力が高められることとなる。
【0026】
また本発明では、前述のように、電気集塵部10が作動していなくても、集塵フィルター部12で空気を浄化する構成とするとともに、必要に応じてすなわち前記通電作動条件が満たされた際に、通電制御部の自動作動制御機構により前記イオン化電極6に通電し前記電気集塵部10を自動作動させて、浄化能力が高められる構成としてもよい。
【0027】
また本発明では、この電気集塵部10を作動させる通電制御部に、ガスセンサーに基づく作動阻止条件が満たされた際に、前記イオン化電極6に通電して前記電気集塵部10を自動作動させることを阻止して、すなわち作動中であれば通電を停止し電圧印加を遮断して、発火のおそれを解消する自動作動阻止制御機構を備えた構成であり、前記作動阻止条件は、前記ガスセンサーが第1所定値以下を検知した状態が所定時間継続したことが必須条件とされているため、可燃性ガスによる発火のおそれを確実に防止でき、しかも頻繁に電気集塵部10の作動を停止させてしまい不必要に集塵浄化性能を下げてしまうことも防止できることとなる。
【0028】
言い換えると、たとえば前記ガスセンサーを半導体式ガスセンサーとし、このガスセンサーで測定される抵抗値の基準抵抗値に対する比に基づいてガス感度を算出しこれをこのガスセンサーの出力とし、このガスセンサーの出力の前記ガス感度が、単に所定値以下を検知したのではなく前記第1所定値以下となった状態が所定時間継続したことを前記作動阻止条件としたことで、可燃性ガスによる発火のおそれを確実に防止でき、しかも頻繁に電気集塵部の作動を停止させてしまい不必要に集塵浄化性能を下げてしまうこともない実用性に優れた画期的な空気清浄機となるものである。
【実施例0029】
本発明の具体的な実施例1について図面に基づいて説明する。
【0030】
本実施例は、本体部1に外気を吸気する吸気部2と、この吸気部2から吸気される空気中の塵を付着除去して空気を浄化する集塵部3と、浄化した空気を吹き出す吹き出し部4と、前記吸気部2から吸気し前記吹き出し部4から吹き出す前記空気の流れを生む送風部5とを備えた構成とし、ダストセンサーおよびガスセンサーにより検知判定されるダストレベルおよびニオイレベルに応じて(汚れ具合に応じて)前記送風部5の送風量を制御する風量制御部を備えた構成としている。
【0031】
具体的には、前記送風部5の下方から上方への送風により、底部の前後左右の4方向すなわち全周方向に設けた前記吸気部2から中央上部へ外気が吸気され、この本体部1の送風部5の下部上流側すなわち空気通過路の途中全面に設けた集塵部3により空気中の塵が付着または吸着除去され浄化される構成としている。
【0032】
また本実施例のこの集塵部3は、集塵フィルター11を備えた集塵フィルター部12と電気集塵部10とからなり、本体部1の送風部5の上流側(下部)にこの集塵部3として集塵フィルター部12を設け、さらにこの上流側(下部)に集塵部3として電気集塵部10を重層並設した構成としている。
【0033】
したがって、送風部5により外気が本体部1の底部の前記吸気部2から吸気され、この空気が集塵部3(電気集塵部10と集塵フィルター部12)を通過することで塵が付着または吸着除去されて浄化され、上部の吹き出し部4から排出されるように構成している。
【0034】
すなわち、ダストセンサーやガスセンサーの検知状況に応じて送風部5の送風量が制御されて、途中経路全面に着脱自在に装着されている集塵フィルター部12の集塵フィルター11により効率よく空気中の塵が捕捉され付着除去される構成としているが、この上流側に通電制御により作動する電気集塵部10を着脱自在にして重層状態に設けた構成として、たとえばこのダストセンサーにより汚れが酷い(ダストレベルが高い)と検知判定された際に(第1通電作動条件が満たされた際に)通電され前記電気集塵部10が自動作動することで、空気中の塵が静電化され静電吸着されて除去され浄化される(浄化能力が高まる)構成としている。
【0035】
言い換えると、本実施例の集塵部3は、前述のように集塵フィルター部12と電気集塵部10とが重層並設した構成で、汚れ具合に応じて必要なときにすなわち前記通電作動条件が満たされた際に通電して、集塵フィルター部12に加えて電気集塵部10も自動作動させて、空気中の塵が静電化されて静電吸着除去され浄化能力が高められる構成としている。
【0036】
また本実施例の前記電気集塵部10は、多数のイオン化電極6が間隔をおいて配設されているイオン化電極部7と、この多数の各イオン化電極6と間隔を置いて配設されている多数の集塵電極8が配設されている集塵電極部9と、この各イオン化電極6とこれらと離間している各集塵電極8とに電圧を印加させる電圧供給部(高圧電源の供給端子部)と接触導通させる電極端子部(接触用端子部)とを備えた構成とし、この電極端子部を介してイオン化電極6に通電しこのイオン化電極6とこれと離間している前記集塵電極8とに電圧(高電圧)を印加して、通過する空気中の塵を静電化し多数の前記集塵電極8に静電吸着させる構成としている。
【0037】
またこの電気集塵部10は着脱ユニットに構成し、本体部1に着脱自在に装着する構成としていて、さらに前記イオン化電極部7から前記集塵電極部9をスライドして2パーツに分離できる構成とし、メンテナンス時に前記集塵電極部9の集塵電極8を容易に露出させることができ、吸着している塵を容易に除去できるように構成している。
【0038】
また本実施例では、前述したようにこの電気集塵部10が作動していなくても、風量制御部により制御される送風部5による送風と、前記集塵フィルター部12の集塵フィルター11により、通過する空気中の塵を付着させ空気を浄化する構成としている。
【0039】
また本実施例では、前記イオン化電極6に通電し前記電圧を印加して前記電気集塵部10を作動させる通電制御部を備えていて、この通電制御部は、第1の前記通電作動条件が満たされた際に、前記イオン化電極6に通電して前記電気集塵部10を自動作動させる自動作動制御機構を備えた構成としている。
【0040】
本実施例のこの第1通電作動条件は、前記ダストセンサーにより検知され判定される前記ダストレベルが所定レベル以上でありこの所定レベル以上の状態が所定時間継続していて、且つこの所定レベル以上となるための前記ダストセンサーの出力が第1閾値以上であることが所定回数検知されることを必須条件とした構成としている。
【0041】
具体的には、その前提として本実施例では、ダストセンサー(ホコリセンサー)によりホコリ占有率を検知判定して出力する構成とし、このダストセンサーの出力(ホコリ占有率)に応じて汚れ具合を判定するダストレベルを複数レベル設けて、このダストセンサーの出力に応じて決定する構成としている。
【0042】
すなわち、本実施例の前記通電制御部に備えられている前記自動作動制御機構は、前記ダストセンサーにより検知され判定される前記ダストレベルの決定に際して、このダストセンサーの出力(ホコリ占有率)が、たとえば第1閾値以上であることが所定回数検知された際に、または前記ダストセンサーの出力が前記第1閾値より大きい第3閾値以上であることが1回検知された際に、前記ダストレベルをレベルアップさせる(ダストレベルが最大レベルにレベルアップさせる)制御機構を備えた構成としている。
【0043】
さらにこのダストレベルについて詳述すると、本実施例では、ダストセンサーの出力(P出力(%))すなわちホコリ占有率の検知状況に応じて、汚れがなくきれいなレベルゼロからレベル3までの4段階にダストレベルが設定されていて、たとえばレベルゼロにおいてP出力a%以上を1分間にb回以上検知した際には、ダストレベルをレベルゼロからレベル1にレベルアップさせ、さらにP出力c%(前記a%より大きい)以上を1分間にd回以上検知した際またはP出力e%(前記c%より大きい)以上を1回検知した際には、ダストレベルをレベル1からレベル2にレベルアップさせ、またさらにP出力f%(少なくとも前記a%より大きい)以上を1分間にg回(前記d回より大きい)以上検知した際またはP出力h%(前記e%および前記f%より大きい)以上を1回検知した際にダストレベルをレベル2から最大のレベル3にレベルアップさせるように前記制御機構を構成している。なお、同じ感度設定の場合本実施例では、c%とf%を同じ値たとえば中間感度で6%に設定している。
【0044】
なお、これらP出力のホコリ占有率に基づくダストレベルの変更の各レベルアップ条件となるこのホコリ占有率の値(P出力%)は、感度設定を強弱変更することで、一斉に大小変更することができように設定していて、送風部5の送風量の制御や電気集塵部10の自動作動制御の作動感度を調整設定できるように構成している。
【0045】
そして、本実施例では、このようにダストレベルのレベルアップ条件のホコリ占有率(P出力%)を自動変更して感度を変更できる構成としているが、このP出力(閾値)に基づいて電気集塵部10の自動作動制御する前記第1通電作動条件を、本実施例では前記ダストレベルが最大のレベル3以上でありこのレベル3以上の状態が所定時間(たとえば3分)継続していて、且つこのレベル3となるための前記ダストセンサーのP出力が第1閾値以上(前記P出力f%たとえば6%)であることが所定回数g(たとえば4回)検知されることを作動条件としている。
【0046】
すなわち、本実施例では、前記電気集塵部10を作動させるための前記通電制御部に前記自動作動制御機構を設けてこの電気集塵部10自動運転制御するが、汚れ具合に応じてダストレベルをゼロから3までの4段階設けて、このダストレベルが上がるほど送風量を上げるとともに、高いダストレベルであって前記第1通電作動条件を満たした際に電気集塵部10を自動作動させる構成とし、しかも単に高いダストレベルであるだけでなく、この第1通電作動条件としてこの高いダストレベルが所定時間継続していて且つP出力がこの高いダストレベルにレベルアップされるための前記第1閾値以上(前記f%以上)であることが所定回数(g回)検知されることを作動条件として設定しているから、集塵フィルター部12では浄化能力が不十分な汚れが酷いときにのみ作動させて浄化能力を上げ速やかに空気を浄化できるとともに、作動頻度が不必要に上がることを抑制し、高電圧印加による部品寿命の低下やオゾン濃度上昇のおそれを確実に防止できる構成としている。
【0047】
また送風部5の回転数の急変頻度も押さえ、部品寿命の影響も抑えている。
【0048】
また本実施例の前記通電制御部に備えられている前記自動制御機構は、前記ダストセンサーの出力(前記P出力)が前記第1閾値(ホコリ占有率f%たとえば6%)より大きい第2閾値(たとえば前記ホコリ占有率i%たとえば12%)以上であることが検知(1回検知)される第2通電作動条件が満たされた際には、前記第1通電作動条件が満たされていなくても、前記イオン化電極6に通電して前記電気集塵部10を自動作動させる構成としている。
【0049】
言い換えると本実施例では、電気集塵部10を自動運転制御する制御機構すなわち通電制御部の自動作動制御機構は、ダストレベルが所定レベル(最大のレベル3)の状態で、所定時間(たとえば3分以上)経過していて、且つP出力が前記第1閾値(ホコリ占有率f%たとえば6%)以上をたとえば4回(4データ(16秒))連続検知した際(第1通電作動条件を満たした際)、またはダストレベルがこのレベル3の状態でP出力が前記第2閾値(ホコリ占有率h%たとえば12%)以上を1回(1データ)検知した際(第2通電作動条件を満たした際)に、通電し自動作動させる構成としている。
【0050】
したがって、本実施例では、レベル3となってもその近傍では送風量の上昇制御だけですなわち集塵フィルター部12だけですぐに室内の空気が浄化されることが考えられるため、レベル3にレベルアップしてから空気が浄化されない状況に応じて電気集塵部10を初めて作動制御するように前記第1通電作動条件を設定し、さらに前記第1通電作動条件の第1閾値以上(ホコリ占有率f%たとえば6%以上)のP出力が所定回数(たとえば前記g回である4回)検知されることを待っていると、汚れがかなり酷いのに電気集塵部10の作動が遅れるおそれがあるために、前記第1通電作動条件に替えて(オア条件として)前記第2通電作動条件を設定し、前記P出力が前記前記第1閾値(ホコリ占有率f%)より大きい前記第2閾値(ホコリ占有率i%たとえば12%)以上であることが1回検知されたら、すなわち検知回数でなくP出力の絶対値が大きい検知が1回検知されたら(この第2通電作動条件が満たされたら)、第1通電作動条件が満たされるのを待たずに電気集塵部10を自動作動させる構成として、汚れの程度が極端であるときは速やかにこれを検知し自動作動させて速やかに浄化能力が上がるように構成している。
【0051】
なお、この極端に汚れが酷い状況と判定されるこの第2閾値は、通常のハウスダストなどで頻繁に検知される値より大きい値に設定するため、頻繁に作動することはなく使用感を損なうこともない。
【0052】
またダストレベルアップの制御機構について補足すれば、前述したように、本実施例の前記通電制御部に備えられている前記自動作動制御機構は、前記ダストセンサーのP出力がたとえばダストレベル2から最大のダストレベル3にレベルアップさせるための前記第1閾値(ホコリ占有率f%)以上であることが所定回数g検知された際に、または前記ダストセンサーの出力が前記第1閾値より大きい第3閾値(ホコリ占有率h%)以上であることが1回検知された際に、前記ダストレベルを(たとえばレベル2からレベル3)にレベルアップさせる制御機構としている。
【0053】
具体的には、前述したとおりであるが、この制御機構には、前記ダストセンサーの出力が前記第1閾値(前記a%、c%やf%)以上であることが判定時間内に複数回検知された際に、前記ダストレベルを上げる制御機構が備えられている構成であって、前記ダストレベルの上位レベルほど前記第1閾値以上の出力の判定時間内での検知回数が多くなるレベル判定条件(たとえばレベル1からレベル2はc%をd回(2回)に対して、レベル2からレベル3はc%と同一としたf%をg回(4回))に設定した構成としている。
【0054】
したがって、閾値を上げずにP出力が閾値以上である検知回数が増えることに応じてダストレベルが上がるように設定して、汚れが酷いときに早くレベルアップできるように構成するとともに、一方で汚れが極端に酷いときにこの複数回検知を待っているとレベルアップが遅れる場合があることも考慮して、高い閾値以上の1回の検知でもレベルアップするように構成し、汚れの程度をより素早く判定し浄化できるようにし、使用感向上を図っている。
【0055】
また本実施例では、ガスセンサーが備えられていて、このガスセンサーにより検知され判定されるニオイレベルが複数設定されているとともに、前記ダストレベルに加えてこのニオイレベルも加味して前記送風部5の送風量が制御される前記風量制御部に構成している。
【0056】
したがって、ガスセンサー(ニオイセンサー)は、ダストセンサーに比べて振れが少ないので、少ない検知回数でも適切なレベル判定ができることとなる。
【0057】
また本実施例の電気集塵部10の自動作動制御機構は、安全性、操作性、使用感の向上のため、通電禁止制御や連続通電制限制御など様々な制御も行うように構成している。
【0058】
またたとえばこのような通電禁止条件に基づく通電禁止制御により電気集塵部10が作動しなくても、前述したように集塵フィルター部12により浄化されるため、ユーザーの使用感を大きく損なうことはない。
【0059】
またユーザー操作により自動運転モードからユーザーの好みに応じた固定運転モードに切り替えても、送風量は固定されることになるが、本実施例では、電気集塵部10の運転制御は前述したように自動作動制御され、前述した作用効果が常に発揮される構成としている。
【0060】
次に、本発明の要部である可燃性ガスによる発火のおそれを防止する電気集塵部10の通電制御における自動作動阻止制御機構についての実施例について説明する。
【0061】
前述のような電気集塵部10は、高電圧を印加し作動しているため、たとえば可燃性ガスを含むスプレー噴射などにより可燃性ガスが許容以上に生じていると、発火のおそれがあることから、このような場合には電気集塵部10の作動を阻止する(作動停止する)ように通電制御する構成としている。
【0062】
具体的には、可燃性ガスによる発火のおそれがある場合には、電気集塵部10の作動を停止させ、そのおそれのない場合にはこの作動を停止させないように通電制御して、発火のおそれを確実に防止しつつ、頻繁に作動を停止することがないように構成している。
【0063】
言い換えると通常生活において発生しうる他のニオイ、たとえばタバコによるニオイレベルの上昇などにおいては電気集塵部10の作動を阻止せず、可燃性ガスを含むスプレー噴射を連続噴射して所定時間以上経過した場合のような状況すなわち可燃性ガスにより発火のおそれが高まる危険な状況に至る以前に、必ず阻止作動条件を満たすように設定して電気集塵部10の作動が自動停止しこのような状況に至らないように構成している。
【0064】
すなわち、本実施例では、たとえばお手入れサイン点灯中や(オゾン濃度の上昇を抑えるため)低温時などには、電気集塵部10の作動を阻止するように制御(通常の通電禁止制御)をおこなうほか、可燃性ガスを含むスプレーの連続噴射などにより可燃性ガスが許容以上に生じている場合に、発火のおそれを防止することから、作動阻止条件を設定し、これを満たした際に、電気集塵部10の作動を阻止する(作動中これを停止させる)ように制御する自動作動阻止制御機構を電気集塵部10の通電制御部に備えた構成としている。
【0065】
また本実施例の前記ガスセンサーは、半導体式ガスセンサーであり、このガスセンサーで測定される抵抗値の基準抵抗値に対する比に基づいてガス感度を算出しこれをこのガスセンサーの出力とし、このガスセンサー出力の前記ガス感度が、前記第1所定値以下となった状態が所定時間継続したことを前記作動阻止条件に設定した構成としている。
【0066】
具体的には、本実施例のこの作動阻止条件は、前記ガスセンサーの出力である前記ガス感度が前記第1所定値である0.1以下を検知した状態が所定時間(たとえば10秒)継続した(連続検知した)ことを必須条件としている。
【0067】
この本実施例の半導体式ガスセンサーは、半導体表面に酸素が吸着していて、この酸素が半導体から電子を奪うため清浄空気のときは抵抗値が高くなっているが、ここに水素や一酸化炭素などの還元性ガスが生じていると、この半導体表面の酸素と還元性ガスとが反応するので、酸素が消費され抵抗値が下がる原理を利用して、この抵抗値の基準抵抗値に対する比をガス感度とし、これをセンサー出力としている。
【0068】
このガスセンサーの出力であるガス感度は、可燃性ガスとそれ以外のガスとでは時間に対する応答性に違いがあり、さらに可燃性ガスの場合には時間とともに指数関数的に減少することを利用して、危険性のある可燃性ガスの発生や濃度の上昇を瞬時に察知できるように、作動阻止(作動停止)の判定基準となる前記作動阻止条件の前記第1所定値を実験結果により決定し設定している。
【0069】
具体的には、たとえばタバコを所定の広さの部屋で数本吸っている場合や、消毒用アルコールを通常量使用した場合や、消臭スプレーなどの可燃性ガスを含んでいるものを数秒程度スプレー噴射しても、ガス感度は0.3程度までしか下がらない。
【0070】
しかし、このような消臭スプレーをかなり連続噴射(たとえば10秒連続噴射)した場合にはガス感度がようやく0.1以下にまで下がるが、それでもまだ発火のおそれはなく、またさらに60秒以上換気しない場合にはじめて発火のおそれが高まることが様々な実験を繰り返すことでわかった。
【0071】
このような実験結果から、本実施例では前記第1所定値を0.1とし、この0.1以下をたとえば10秒以上連続検知したときを前記作動阻止条件とし、この作動阻止条件が満たされた際、電気集塵部10の作動を停止させ、可燃性ガスを含むような消臭スプレーが連続噴射されてから少なくとも20秒以内にはこの電気集塵部10の作動を停止させ、発火のおそれを確実に阻止できるように構成している。
【0072】
また前記第1所定値を前記0.1にすることで、通常生活において生じるニオイ程度であって危険性のない場合に、電気集塵部10の作動が停止しないように構成して、頻繁に作動停止しこの電気集塵部10による集塵浄化性能の低下や使用感が損なわれることのないように構成している。
【0073】
また本実施例では、前記ガスセンサーが前記第1所定値(たとえば0.1)より大きい第2所定値(たとえば0.8)となった際に、前記電気集塵部3の前記イオン化電極6の通電による作動を許容し前記自動作動阻止制御機構の作動を終了させる(阻止作動はしない通常状態とする)または前記電気集塵部3の作動を自動再開作動させる構成としている。
【0074】
具体的には、たとえば前記作動阻止条件を満たし電気集塵部10の作動を停止させたときのガス感度の所定倍(たとえば0.8倍)のガス感度に再び上昇したことを検知した場合に、高電圧の通電を許可し電気集塵部10の作動停止制御を終了するか自動再開作動するように構成している。
【0075】
また本実施例では、前述したように、前記電気集塵部3の下流側に、通過する空気中の塵を付着させる集塵フィルター10が備えられている集塵フィルター部11を、前記電気集塵部10とは別の前記集塵部3として設け、前記電気集塵部10が作動していなくても前記集塵フィルター部11により空気が浄化される構成としている。
【0076】
また本実施例では、前記電気集塵部10を自動作動制御する前記通電制御部に備えられている前記自動作動阻止制御機構は、阻止作動を終了した後は(この阻止作動により電気集塵部10の作動を停止させた後は)、この阻止作動(停止)前の運転モードに戻る制御機構を備えた構成としている。
【0077】
したがって、電気集塵部10の作動が停止した後も、たとえばニオイレベルやダストレベルに応じた送風量で浄化されることとなり、室内空気浄化は継続し室内空気の循環もなされるため、可燃性ガスの局所的な濃度上昇は解消され、発火のおそれなども早期に解消されることになる。
【0078】
また、本実施例の電気集塵部10の自動作動制御機構と同様に自動作動阻止制御機構においても、安全性、操作性、使用感の向上のため、前述したように通電禁止制御や連続通電制限制御など様々な制御も行うように構成している。たとえば、お手入れ報知時、低温時、送風部5(ファン)回転数低下時などの通電作動禁止条件も作動阻止条件としている。
【0079】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【符号の説明】
【0080】
1 本体部
2 吸気部
3 集塵部
4 吹き出し部
5 送風部
6 イオン化電極
7 イオン化電極部
8 集塵電極
9 集塵電極部
10 電気集塵部
11 集塵フィルター
12 集塵フィルター部
図1
図2
図3