(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024020109
(43)【公開日】2024-02-14
(54)【発明の名称】天井ボード貼り用ハンドル
(51)【国際特許分類】
E04F 21/18 20060101AFI20240206BHJP
【FI】
E04F21/18 D
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022130801
(22)【出願日】2022-08-01
(71)【出願人】
【識別番号】523358013
【氏名又は名称】株式会社to be Trust
(72)【発明者】
【氏名】長澤 義
(57)【要約】
【課題】従来建築現場などにおいて、天井にボードや、ベニヤ、パネルなどを貼る際に1人で貼ろうとすると片手で押さえるのが容易ではない。片手で押さえた状態で正確な位置に合わせて、残りの片手でビスなどで固定するのが難易である。1人で天井にボードや、ベニヤ、パネルなどを抑えようとする時に、しなるのを防ぐのは無理である。
【解決手段】ボードやパネルの大きさに合わせ、ボードやパネルにグリップするハンドリフトを片手で握り、天井に押さえつけることにより、片手でもしなることを防ぎ正確な位置への微調整が出来て、1人でもビスなどで固定する作業が容易になる。
【特許請求の範囲】
住宅、店舗、ホテル、マンションなどの建築現場において作業員1人でボード(ベニヤ)やパネルを天井に貼る(とめる、固定)作業は難易を要する。
作業員1人で材料(ボード、パネルなど)を天井に貼ろうとするためには、片手で材料を支え、残ったほうの片手でビスや釘で止めるのが必須である。
それに伴い片手の一点でボードやパネルを支えると材料がしなり、定めたい位置に、定めて固定する事が出来ずに材料が割れたり、落としてしまう。また1人で重い材料を長く支え微調整しながら定位置に移動してビスなどでとめるのも難易である。また床からのつっぱり棒などで支え作業しようとすると、つっぱった状態での位置の移動(微調整)が難しいことと、床面に何かしらの材料や加工台、道具などが置かれていると、つっぱり棒自体の使用すら簡単ではない。
そこで片手で簡単に持つことの出来る2つヘッドを装着したハンドルを用いる。
この2つヘッドのハンドルは天井に貼る材料に合わせてヘッド部分が交換可能になっており、尚且つ材料の大きさに合わせて簡単収縮するのである。それにより片手で材料を天井にあてがっても、どんな材料(ボード、ベニヤ、パネル)も、しならせることなく位置の微調整もでき、簡単に材料を天井に貼る(固定する)事が可能になる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建築現場で天井ボード、ベニヤ、パネルを貼る際に用いる道具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建築現場で天井にボード、ベニヤなどを貼る際に1人で貼る場合には、片方の手で押さえ、残りの手でビスや釘などでとめる(固定する)か、床面からつっぱり棒のような物で支え固定する他なかったが、片手で押さえるとボードなどがしなり止めたい位置で固定できないことや、片手や、つっぱり棒だと左右前後の調節が難しい。
つっぱり棒だと、下面、床などに材料や道具が置かれていると使用することが容易ではない。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ボードを片手(一点)で押さえようとすると、ボード(ベニヤ)などがしなり、思った位置にビスや釘などで止めるまで、留めることが難しい。
ボードなどがしなり、固定するまでに割れてしまう。
左右前後の微調整が難しく、ボードなどを落下させ危険が伴う。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
上記などのことを解決する為に、片手で握り、使用できる持ち手(ハンドル)をボードやパネルに突起させたピンが出ているヘッドでグリップ(はりつかせる)させ(吸盤式のヘッドで吸着)尚且つ材料をしならせないで安定させながら天井に押さえつけ、前後左右も片手で容易に出来るようにする持ち手(ハンドル)を使用する。
【発明の実地の形態】
【0005】
以下の本発明の詳細を図に示した実地例に基づき説明する。〔
図3〕において、矢印1が持ち手(ハンドル)になる。矢印2がハンドルの長さ調整用グリップ(つまみ)になる。矢印3がボードやベニヤ板パネルなどに細かくて小さいピン、もしくは吸盤などでしがみつき(密着、グリップ)すべり落ちることなく、左右前後の移動(微調整)を可能にし、ボードのしなりを防ぐ頭(ヘッド)部分になる。
【0006】
〔
図2〕の矢印4、矢印5が材料にグリップ(はりつく)する頭(ヘッド)部分の交換用部品である。
【0007】
〔
図3〕において、矢印6が材料にグリップ(はりつく)するピンである。矢印7が矢印6のピンの出を調整するつまみである。
【0008】
〔
図4〕において、矢印8が本発明本体となり、矢印9が本体を使用して、矢印10のボード(ベニヤ板、パネル)を貼ろうとする作業員(大工、軽鉄屋、ボード屋)である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】 本発明ハンドリフト 天井ボード貼り用ハンドル
【
図4】 本発明を使用して天井などにボードやベニヤ板を貼る作業をしている作業員を立体的に見た図である
【符号の説明】
【0010】
1 (グリップ)持ち手位置
2 本体長さ調節用つまみ
3 本体頭(ヘッド)部分
4 交換用1列ピンヘッド
5 交換用吸盤式ヘッド
6 密着ピン
7 ピン深さ調整用つまみ
8 本発明本体
9 本発明を使用している作業員
10 天井に貼るボード、ベニヤ板、パネル