(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024020157
(43)【公開日】2024-02-14
(54)【発明の名称】パイロット訓練評価システム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/20 20120101AFI20240206BHJP
G06Q 10/04 20230101ALI20240206BHJP
G09B 19/00 20060101ALI20240206BHJP
【FI】
G06Q50/20
G06Q10/04
G09B19/00 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】15
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023119285
(22)【出願日】2023-07-21
(31)【優先権主張番号】17/814,719
(32)【優先日】2022-07-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】500520743
【氏名又は名称】ザ・ボーイング・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】アルバレス-ピントー, ミリアム シー.
(72)【発明者】
【氏名】ベイギ, シェルヴィン
(72)【発明者】
【氏名】チャン, ケリー アン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】1以上のレッスンを学習するための自動化された学習システムの生徒の(又は生徒の群の)使用を改善するために、パイロット訓練評価システムを使用するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】パイロット訓練評価システムを提供する方法は、第1の訓練成績データセットを受け取ることと、第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析することと、前記相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成することと、及び自動化された訓練システムに訓練修正勧告を通信することと、含む。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法(300)であって、
第1の訓練成績データセット(128)を受け取ること(302)、
前記第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セット(130)との間の相関(132)を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析すること(304)、
前記相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム(104)用の訓練修正勧告(134)を生成すること(306)、及び
前記自動化された訓練システムに前記訓練修正勧告を通信すること(308)を含む、方法。
【請求項2】
前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群(116)に関連付けられた訓練データを含み、
前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群(116)に関連付けられた訓練データを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のユーザの群は、
第1の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられ、
第1の地理的エリアに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の地理的エリアに関連付けられ、
第1のインストラクター(118)に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2のインストラクター(118)に関連付けられ、又は
第1の訓練場所(120)に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練場所(120)に関連付けられる、うちの少なくとも1つである、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布(139)を特定すること、及び
前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値(140)を特定することを更に含み、
前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記歪度測定値に少なくとも基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定すること、及び
前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値(142)を特定することを更に含み、
前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記尖度測定値に少なくとも基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記訓練修正勧告は、訓練成績が成績閾値(144)を満たすことができないことを示す警告、訓練教材を更新するための勧告、又は前記自動化された訓練システムの1以上のユーザに関連付けられた是正措置の指示を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記訓練修正勧告は、訓練成績レポートを含み、任意選択的に、前記訓練成績レポートは、前記相関に少なくとも基づくグラフ表示(138)を含み、
前記方法は、
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することと、
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第2の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することとを更に含み、
前記グラフ表示の第1の軸(146)は、前記第1の訓練測定値に関連付けられ、前記グラフ表示の第2の軸(148)は、前記第2の訓練測定値に関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することを更に含み、前記第1の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく歪度測定値である、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく尖度測定値である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することを更に含み、前記第1の訓練測定値又は前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく数学的モーメント測定値である、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することは、前記第1の訓練成績データセット及び前記訓練データ比較セットに関連付けられた一致相関係数を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
コンピュータプログラム指示命令を含むコンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラム指示命令は、コンピュータプロセッサによって実行されると、前記コンピュータプロセッサに、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項14】
指示命令を記憶するように構成されたメモリ(108)、並びに
1以上のプロセッサ(106)を備える、システムであって、前記1以上のプロセッサは、
第1の訓練成績データセット(128)を受け取ること(302)、
前記第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セット(130)との間の相関(132)を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析すること(304)、
前記相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム(104)用の訓練修正勧告(134)を生成すること(306)、及び
前記自動化された訓練システムに前記訓練修正勧告を通信すること(308)を、実行するように構成されている、システム。
【請求項15】
前記訓練修正勧告は、前記相関に少なくとも基づくグラフ表示(138)を含み、前記1以上のプロセッサは、
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の訓練測定値(140)の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することと、
前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第2の訓練測定値(142)の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することとを実行するように更に構成され、
前記グラフ表示の第1の軸(146)は、前記第1の訓練測定値に関連付けられ、前記グラフ表示の第2の軸(148)は、前記第2の訓練測定値に関連付けられる、請求項14に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
主たる開示は、広くは、自動化されたパイロット訓練評価システムの制御に関する。
【背景技術】
【0002】
自動化された教材の効率と有効性を向上させるために、無数の業界が、訓練及び教育カリキュラムに自動化された学習システムを導入している。こうしたシステムが普及するにつれ、こうした自動化された学習システムの有効性と効率を向上させることがますます重要になってきている。
【0003】
自動化された学習システムの有効性と効率を向上させる1つの方法は、生徒の成績に関して自動化された学習システムに提供されるフィードバックの速度を向上させることと、フィードバックの質を向上させることである。特定の現在の学習システムでは、訓練コース及び/又は訓練成績を向上させるためのデータ駆動型手法は存在しない。自動化された学習(特に、パイロット訓練)を提供するための特定の現在の方法は、測定が不十分なエリアが無数にあり、実際の生徒の成績に関して不明な点が多く残されている。
【発明の概要】
【0004】
特定の一実施態様では、方法が、第1の訓練成績データセットを受け取ることを含む。該方法はまた、第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析することも含む。該方法はまた、相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成することも含む。該方法はまた、自動化された訓練システムに訓練修正勧告に通信することも含む。
【0005】
別の特定の一実施態様では、システムが、指示命令を記憶するように構成されたメモリ、及び第1の訓練成績データセットを受け取るように構成された1以上のプロセッサを含む。1以上のプロセッサはまた、第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析するようにも構成されている。1以上のプロセッサはまた、相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成するようにも構成されている。1以上のプロセッサはまた、自動化された訓練システムに訓練修正勧告を通信するようにも構成されている。
【0006】
幾つかの実施例では、非一時的なコンピュータ可読媒体が指示命令を記憶し、該指示命令は、1以上のプロセッサによって実行されると、1以上のプロセッサに、第1の訓練成績データセットを受け取ることを含む動作を、開始、実行、又は制御させる。該動作はまた、第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析することも含む。該動作はまた、相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成することも含む。該動作はまた、自動化された訓練システムに訓練修正勧告に通信することも含む。
【0007】
幾つかの実施例では、デバイスが、第1の訓練成績データセットを受け取るための手段を含む。該デバイスはまた、第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析するための手段も含む。該デバイスはまた、相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成するための手段も含む。該デバイスはまた、自動化された訓練システムに訓練修正勧告を通信するための手段も含む。
【0008】
本明細書に記載された特徴、機能、及び利点は、様々な実装形態において単独で実現することが可能であり、又は、更に別の実装形態において組み合わせることも可能である。これらの更なる詳細は、以下の明細書の記載及び図面を参照して理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】主たる開示の少なくとも1つの実施態様による、パイロット訓練評価用の例示的なシステムを示す。
【
図2】主たる開示による、パイロット訓練評価システム用の例示的なアーキテクチャを示す。
【
図3】主たる開示による、自動化されたパイロット訓練評価システムを提供するための方法300の一実施例のフローチャートである。
【
図4】主たる開示による、コンピュータによって実施される方法及びコンピュータで実行可能なプログラム指示命令(又はコード)の諸態様をサポートするように構成されたコンピューティングデバイス410を含むコンピューティング環境400のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書で開示される複数の態様は、特に、自動化された学習システムが自動化された学習プロバイダーにフィードバックを供給するやり方を改善することによって、自動化された学習システムの効率及び有効性を向上させるために、パイロット訓練評価システムを使用する。自動化された学習システムの一部(例えば、カリキュラムの特定の一部分、特定のインストラクター又はインストラクターの集合など)にフィードバックをその場限りで提供するのではなく、パイロット訓練評価システムは、自動化された学習プロバイダーに、それらがパイロット訓練プログラムを評価するために使用することができる堅牢なデータセットを提供するために、高度な分析技法を無数の異なるデータソースに自動的且つ体系的に適用する。
【0011】
例えば、様々な訓練場所の間でのインストラクターの動的比較を提供することによって、自動化された学習システムは、他のインストラクター、他の訓練場所におけるインストラクター、他の自動化された学習プロバイダーにおけるインストラクター、他の能力を専門とするインストラクターなどに対して、個々のインストラクターの成績を評価することができる。パイロット訓練評価システムはまた、採点レッスン内の採点パターンの違いを特定し、自動化された学習カリキュラムの改善に役立てることができる。更に、パイロット訓練評価システムは、自動化された学習プロバイダーが、所定の目標への1以上のインストラクターの進捗を追跡することを可能にし得る。パイロット訓練評価システムは、自動化された学習システムに対する改善の中でとりわけ、カリキュラムの更新、特定の自動化された学習プロバイダー用の更なる訓練要件、特定の領域(例えば、地理的領域、能力、動作エリアなど)用の更なる訓練要件、更なるインストラクターの訓練などを可能にし得る。
【0012】
自動化された学習システムに提供されるフィードバックの種類の変更することによって、訓練生がカリキュラムを学習する速度を向上させることができる。例えば、特定のインストラクター及び/又はカリキュラムの一部が特定の基準に達していないことを、自動化された学習プロバイダーに警告する。パイロット訓練評価システムは、成績の低下を特定し、自動化された学習プロバイダーに成績を改善するための(1以上の)推奨措置を提供することができる。
【0013】
パイロット訓練に加えて、他の種類の自動化された学習システムが、主たる開示の範囲から逸脱することなしに改善され得る。例えば、航空機整備士訓練、航空機保守訓練、航空機乗務員訓練、他の種類の自動化された学習システムが、パイロット訓練評価システムを通じて改善され得る。主たる開示は、1以上のレッスンを学習するための自動化された学習システムの生徒の(又は生徒の群の)使用を改善するために、パイロット訓練評価システムを使用するためのシステム及び方法を示す。
【0014】
図面及び以下の説明により、具体的で例示的な複数の実施形態が示される。当業者は、本明細書に明示的に記載又は図示されていなくとも、本明細書に記載の原理を具現化し、且つ、本明細書に続く特許請求の範囲に含まれる様々な構成を考案し得ることが認識されよう。更に、本明細書に記載のいかなる例も、本開示の原理の理解を支援するためのものであり、限定を含まないものと見做される。結果として、本開示は、後述する具体的な実施形態又は実施例に限定されるものではいが、特許請求の範囲及びその均等物によって限定される。
【0015】
本明細書では、特定の実現について図面を参照して説明する。説明の中で、共通の特徴には、図面全体を通して共通の参照番号が付される。本明細書で使用され得る際に、様々な用語は、特定の実施態様を説明することのみが目的で使用され、限定することを意図していない。例えば、単数形「1つの(a、an)」及び「その(the)」は、文脈が明らかにそうでないことを示さない限りは、複数形も含むことが意図されている。更に、本明細書で説明される幾つかの特徴は、幾つかの実施態様では単数で存在し、他の実施態様では複数で存在する。説明すると、
図1は、1以上のプロセッサ(
図1の「(1以上の)プロセッサ106」)を含むシステム100を描いている。それは、幾つかの実施態様では、システム100が、単一のプロセッサ106を含み、他の実施態様では、システム100が、複数のプロセッサ106を含むことを示している。本明細書で簡単に参照できるように、このような特徴は一般に「1以上の」特徴として導入され、それ以降は、複数の上記特徴に関連する態様が記載されていない限り、単数の特徴が言及される。
【0016】
用語「備える(comprise)」、「備える(comprises)」、及び「備える(comprising)」は、「含む(include)」、「含む(includes)」、又は「含む(including)」と相互交換可能に使用され得る。更に、用語「その場合(wherein)」は、用語「そこで(where)」と相互交換可能に使用される。本明細書で使用される際に、「例示的な(exemplary)」は、一実施例(an example)、一実施態様(an implementation)、及び/又は一態様(an aspect)を示し、限定的なものとして、又は好適さ若しくは好適な一実施態様を示すものとして解釈されるべきでない。本明細書で使用される際に、構造、構成要素、動作などの要素を変形するために使用される、順序を示す用語(例えば、「第1の(first)」、「第2の(second)」、「第3の(third)」など)は、それ自体、別の1つの要素に対するその要素の優先度又は順序を示すものではないが、(順序を示す用語の使用を除いて)むしろ単に同じ名前を有する別の1つの要素からその要素を区別するものである。本明細書で使用される「組み(set)」という用語は、1以上の要素の群化のことを指し、「複数の(plurality)」という用語は、複数の要素のことを指す。
【0017】
本明細書で使用されるときに、「生成する(generating)」、「計算する(calculating)」、「使用する(using)」、「選択する(selecting)」、「アクセスする(accessing)」、及び「特定する(determining)」は、文脈がそうでないことを示さない限り交換可能である。例えば、パラメータ(若しくは信号)を「生成する」、「計算する」、若しくは「決定する」ことは、パラメータ(若しくは信号)を能動的に生成、計算、若しくは決定することを指し、又は、例えば他の構成要素若しくはデバイスによって、既に生成されているパラメータ(若しくは信号)を使用、選択、若しくはアクセスすることを指し得る。本明細書で使用される際に、「接続され、連結され(coupled)」は、「通信可能に接続され(communicatively coupled)」、「電気的に接続され(electrically coupled)」、若しくは「物理的に連結され(physically coupled)」を含んでよく、又は更に(又は代替的に)それらの任意の組み合わせも含んでよい。2つのデバイス(又は構成要素)は、1以上の他のデバイス、構成要素、ワイヤ、バス、ネットワーク(有線ネットワーク、無線ネットワーク、又はその組み合わせ)などを介して直接又は間接的に結合(通信可能に結合、電気的に結合、又は物理的に結合)することができる。電気的に結合される2つのデバイス(又は構成要素)は、同じデバイス又は異なるデバイスに含めることができ、例示的な非限定的実施例として、電子機器、1以上のコネクタ、又は誘導結合を介して接続することができる。幾つかの実施態様では、電気通信などで通信可能に結合された2つのデバイス(又は構成要素)は、1以上のワイヤ、バス、ネットワークなどを介して直接又は間接的に電気信号(デジタル信号又はアナログ信号)を送受信することができる。本明細書で使用される「直接結合された(directly coupled)」は、構成要素を介在させることなく結合される(例えば、通信可能に結合された、電気的に結合された、又は物理的に結合された)2つのデバイスを説明するために使用される。
【0018】
図1は、主たる開示の少なくとも1つの実施態様による、パイロット訓練評価用の例示的なシステム100を示す。幾つかの実施態様では、システム100が、第1の訓練成績データ124、第2の訓練成績データ126、及び/又は訓練修正勧告データ136を介して、自動化された訓練システム104と通信するように構成されたコンピューティングデバイス102を含む。自動化された訓練システム104は、第1の訓練成績データ124及び/又は第2の訓練成績データ126をコンピューティングデバイス102に通信するように構成され得る。第1の訓練成績データ124及び第2の訓練成績データ126は、自動化された訓練システム104の1以上のユーザに関連付けられた訓練データに関連付けられる。コンピューティングデバイス102は、自動化された訓練システム104の特定の複数の態様の自動化された評価を提供するために、第1の訓練成績データ124及び/又は第2の訓練成績データ126を自動的に分析するように構成され得る。
【0019】
例えば、自動化されたパイロット訓練システムは、複数のパイロット訓練センターで実施され得る。特定の一実施例では、第1の訓練成績データ124が、第1の場所における自動化された訓練システム104の1以上のユーザに関連付けられ得る。一方で、第2の訓練成績データ126は、第2の場所における自動化された訓練システム104の1以上のユーザに関連付けられ得る。自動化された訓練システム104は、第1及び第2の訓練成績データ124、126をコンピューティングデバイス102に通信するように構成され得る。コンピューティングデバイス102は、1以上の訓練修正勧告134を生成し、それに関連付けられたデータを訓練修正勧告データ136として自動化された訓練システム104に送り戻すために、第1及び第2の訓練成績データ124、126を自動的に分析するように構成され得る。以下でより詳細に説明されるように、(1以上の)訓練修正勧告134は、とりわけ、訓練成績が成績閾値を満たすことができないことを示す警告、訓練教材を更新するための勧告、自動化された訓練システムの1以上のユーザに関連付けられた是正措置の指示、訓練成績レポート、特定のインストラクターに関連付けられたインストラクター成績の表示、及び/又はこれらの何らかの組み合わせを含み得る。例示的なトレーニング修正勧告138が、
図1で示され、以下でより詳細に説明される。
【0020】
幾つかの実施態様では、コンピューティングデバイス102が、メモリ108に結合された1以上のプロセッサ106を含み得る。(1以上の)プロセッサ106は、自動化された訓練システム104の1以上のユーザの訓練データに関連付けられた少なくとも第1の訓練成績データ124を受け取るように構成されている。特定の一実施態様では、第1の訓練成績データ124が、1以上のデータセットを含み得る。コンピューティングデバイス102は、1以上のデータセットを(例えば、第1の訓練成績データセット128として)メモリ108内に記憶するように構成され得る。幾つかの態様では、第1の訓練成績データセット128が、自動化された訓練システム104のユーザの特定の群、自動化された訓練カリキュラムの特定の一部分、自動化された訓練システム104が配備されている特定の場所に関連付けられた特定のデータ、及び/又は訓練成績データの幾つかの他の適切なセットを含み得る。例えば、第1の訓練成績データセット128は、自動化された訓練システム104の1以上のユーザに割り当てられた複数の採点測定値(例えば、個々の採点、累積採点など)を含み得る。
【0021】
同じ又は代替的な複数の態様では、(1以上の)プロセッサ106が、自動化された訓練システム104の1以上のユーザの訓練データに関連付けられた第2の訓練成績データ126を受け取るようにも構成され得る。特定の一実施態様では、第2の訓練成績データ126が、1以上のデータセットを含み得る。コンピューティングデバイスは、1以上のデータセットをメモリ108内に記憶するように構成され得る。第1の訓練成績データセット128のように、第2の訓練成績データ126のデータセットは、自動化された訓練システム104のユーザの別の特定の一群、自動化された訓練カリキュラムの別の特定の一部分、自動化された訓練システム104が配備されている別の特定の場所に関連付けられた特定のデータ、及び/又は訓練成績データの幾つかの他の適切なセットを含み得る。
【0022】
例えば、第1の訓練成績データセット128は、自動化された訓練システム104の第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み得る。一方で、第2の訓練成績データセットは、自動化された訓練システム104の第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み得る。特定の一実施例では、第1のユーザの群が、第2のユーザの群とは異なり得る。別の特定の一実施例では、第1のユーザの群が、特定の時点におけるユーザの群に関連付けられ得る。一方で、第2のユーザの群は、別の特定の時点におけるユーザの同じ群に関連付けられ得る。更に別の特定の一実施例では、第1のユーザの群が、第1のカリキュラム適格性(例えば、飛行訓練カリキュラム)で訓練しているユーザの群に関連付けられ得る。一方で、第2のユーザの群は、第2のカリキュラム適格性(例えば、飛行前カリキュラム)で訓練している同じ及び/又は別のユーザの群に関連付けられ得る。更に別の特定の一実施例では、第1のユーザの群が、第1の地理的エリア(例えば、都市、州、国など)におけるユーザの群に関連付けられ得る。一方で、第2のユーザの群は、第2の地理的エリアに関連付けられ得る。更に別の特定の一実施例では、第1のユーザの群が、第1のインストラクターによって教えられているユーザの群に関連付けられ得る。一方で、第2のユーザの群は、第2のインストラクターによって教えられているユーザの同じ及び/又は別の群に関連付けられ得る。更に別の特定の一実施例では、第1のユーザの群が、第1の訓練場所(例えば、特定の会社によって所有及び/又は運営されている訓練施設)におけるユーザの群に関連付けられ得る。一方で、第2のユーザの群は、第2の訓練場所(例えば、同じ及び/又は別の会社によって所有及び/又は運営されている別の訓練施設)に関連付けられ得る。
【0023】
幾つかの実施態様では、(1以上の)プロセッサ106が、第1の訓練成績データセット128と1以上の訓練データ比較セット130との間の相関132を特定するために、第1の訓練成績データセット128を分析するように更に構成され得る。特定の一実施態様では、(1以上の)訓練データ比較セット130が、コンピューティングデバイス102のメモリ108に記憶され得る。
【0024】
特定の一実施態様では、(1以上の)プロセッサ106が、第1の訓練成績データセット128と(1以上の)訓練データ比較セット130とに関連付けられた一致相関係数を特定するために、第1の訓練成績データセット128を分析することによって、第1の訓練成績データセット128を分析するように構成され得る。(1以上の)プロセッサ106により特定された相関132も、メモリ108に記憶され得る。一致相関係数は、2つの変数の間の一致度を測定するために使用される統計分析ツールであり、特に、第1の訓練成績データセット128が、(1以上の)訓練データ比較セット130をどの程度再現できるかを評価する。他の複数の実施態様では、相関132を特定する他の方法が、本開示の範囲から逸脱することなく使用され得る。例えば、(1以上の)プロセッサ106は、第1の訓練成績データセット128と(1以上の)訓練データ比較セット130との間のピアソン相関係数を特定することによって、相関132を特定するように構成され得る。
【0025】
幾つかの実施態様では、コンピューティングデバイス102が、(1以上の)プロセッサ106による使用のために、(1以上の)訓練データ比較セット130をメモリ108内に記憶するように構成され得る。幾つかの態様では、訓練データ比較セット130が、上でより詳細に説明されたように、第2の訓練成績データセットを含み得る。このような一態様では、(1以上の)プロセッサ106が、2つの訓練成績データセットの間の相関132を特定するために、第1の訓練成績データセット128を第2の訓練成績データセットに対して分析するように構成され得る。同じ又は代替的な複数の態様では、訓練データ比較セット130が、制御成績データセットを含み得る。制御成績データセットは、例えば、それに対して実際の訓練成績が測定され得る特定の基準又は閾値に関連付けられたデータを含み得る。このような基準は、業界基準、企業基準、又は幾つかの他の適切な基準、或いは訓練成績を許容可能な閾値であり得る。
【0026】
幾つかの実施態様では、コンピューティングデバイス102が、相関132に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム104用の訓練修正勧告134を生成するように構成され得る。上でより詳細に説明されたように、訓練修正勧告134は、グラフ表示、(1以上の)警告、(1以上の)カリキュラム更新勧告などを含む、様々なプレゼンテーションを含み得る。特定の一実施態様では、コンピューティングデバイス102が、第1の訓練成績データセット128に基づく値の分布の分析の1以上の結果に基づいて、訓練修正勧告134を生成するように構成され得る。幾つかの態様では、コンピューティングデバイス102の(1以上の)プロセッサ106が、第1の訓練成績データセット128に基づいて、第1の値の分布139を特定するように構成され得る。第1の値の分布139は、例えば、第1の訓練成績データセット128に関連付けられた値分布曲線であり得る。特定の一態様では、コンピューティングデバイス102が、第1の値の分布139をメモリ108に記憶するように更に構成され得る。
【0027】
幾つかの態様では、(1以上の)プロセッサ106が、第1の値の分布139に関連付けられた1以上の測定値を特定するように更に構成され得る。例えば、(1以上の)プロセッサ106は、第1の値の分布139に関連付けられた歪度測定値を特定するように構成され得る。歪度測定値は、例えば、特定の分布曲線の対称性(又は非対称性)を測定することができる。特定の一実施例では、第1の訓練成績データセット128が、特定のインストラクターによって教えられた自動化された訓練システム104のユーザの群に関連付けられたデータを含む場合、特定のインストラクターによって教えられた特定の曲線内のユーザ採点の分布は、第1の値の分布139によって表され得る。歪度測定値140は、例えば、特定の採点分布が所望の採点分布からどの程度逸脱しているかを測定することができる。例えば、理想的な採点分布が正規分布である場合、ゼロの値を有する歪度測定値は、特定のインストラクターが、正規分布に沿って採点を配分し、理想的な採点分布と一致していることを示し得る。歪度測定値が正の値である場合、それは、特定のインストラクターが、より高い方へ尾を引く分布に沿って採点を配分していることを示し得る。したがって、特定のインストラクターは、理想的な採点よりもマイナスの採点をつけている。歪度測定値が負の値である場合、それは、特定のインストラクターが、より低い方へ尾を引く分布に沿って採点を配分していることを示し得る。したがって、特定のインストラクターは、理想的な採点よりもプラスの採点をつけている。
【0028】
同じ又は代替的な複数の態様では、(1以上の)プロセッサ106が、第1の値の分布139に関連付けられた尖度測定値を特定するように更に構成され得る。尖度測定値は、例えば、特定の分布曲線の尖度を測定することができる。上の特定の一実施例では、尖度測定値がゼロの値である場合、それは、特定のインストラクターが、正規分布に沿って採点を配分し、理想的な採点分布と一致していることを示し得る。尖度値が正の値である場合、それは、特定のインストラクターが、分布に沿って中心点により多くの採点を配分していることを示し得る。したがって、特定のインストラクターは、理想的な採点よりもより多くの中間レベルの採点をつけている。尖度測定値が負の値である場合、それは、特定のインストラクターが、分布の尾に沿ってより多くの採点を配分していることを示し得る。したがって、特定のインストラクターは、理想的な採点よりも少ない中間レベルの採点をつけている。
【0029】
幾つかの実施態様では、コンピューティングデバイス102の(1以上の)プロセッサ106が、歪度測定値140と尖度測定値142とのうちの一方又は両方、ならびに相関132に少なくとも基づいて、訓練修正勧告134を生成するように構成され得る。例えば、特定のインストラクターに関連付けられた第1の訓練成績データセット128内のデータが、歪度測定値140及び相関132について、第1の訓練成績データセット128と訓練データ比較セット130との間の低い相関を示す負の値を有する場合、これは、特定のインストラクターが寛大に採点し過ぎることを示し得る。(1以上の)プロセッサ106は、様々な測定の分析に基づいて訓練修正勧告134を生成し、訓練修正勧告134に関連付けられた訓練修正勧告データ136を、自動化された訓練システム104に通信するように構成され得る。自動化された訓練システム104は、訓練修正勧告データ136に基づいて、訓練成績が成績閾値144を満たすことができないことを示す警告を生成すること(例えば、カリキュラム監督者に警告すること)を含む、1以上の自動化された措置を実行するように構成され得る。メモリ108に記憶された成績閾値144は、第1の訓練成績データセット128に関連付けられた自動化された訓練システム104のユーザの群に関連付けられた1以上の成績基準を示し得る。例えば、成績閾値144は、生徒の特定の割合(例えば、50%)が、特定の採点閾値(例えば、70%以上)を満たすことを示し得る。
【0030】
別の一実施例として、特定のインストラクターに関連付けられた第1の訓練成績データセット128内のデータが、歪度測定値140及び相関132について、第1の訓練成績データセット128と訓練データ比較セット130との間の高い相関を示す正の値を有する場合、これは、自動化された訓練システムのカリキュラムにとって更新が必要とされる可能性があることを示し得る。(1以上の)プロセッサ106は、様々な測定の分析に基づいて訓練修正勧告134を生成し、訓練修正勧告134に関連付けられた訓練修正勧告データ136を、自動化された訓練システム104に通信するように構成され得る。自動化された訓練システム104は、訓練修正勧告データ136に基づいて、訓練成績が成績閾値144を満たすことができないことを示す警告を生成すること(例えば、カリキュラム監督者に警告すること)、及び/又は、自動化された訓練システム104の1以上のユーザに関連付けられた是正措置(例えば、カリキュラムの更新を自動的に生成することなど)の指示を生成することを含む、1以上の自動化された措置を実行するように構成され得る。メモリ108に記憶された成績閾値144は、第1の訓練成績データセット128に関連付けられた自動化された訓練システム104のユーザの群に関連付けられた1以上の成績基準を示し得る。例えば、成績閾値144は、生徒の特定の割合(例えば、50%)が、特定の採点閾値(例えば、70%以上)を満たすことを示し得る。
【0031】
更に別の一実施例として、特定のインストラクターに関連付けられた第1の訓練成績データセット128内のデータが、尖度測定値142について負の値を有する場合、これは、生徒の成績に差がある可能性が存在することを示し得る。(1以上の)プロセッサ106は、様々な測定の分析に基づいて訓練修正勧告134を生成し、訓練修正勧告134に関連付けられた訓練修正勧告データ136を、自動化された訓練システム104に通信するように構成され得る。自動化された訓練システム104は、訓練修正勧告データ136に基づいて、訓練成績が成績閾値144を満たすことができないことを示す警告を生成すること(例えば、カリキュラム監督者に警告すること)、及び/又は、自動化された訓練システム104の1以上のユーザに関連付けられた是正措置(例えば、練習問題などの更なる訓練教材を自動的に生成することなど)の指示を生成することを含む、1以上の自動化された措置を実行するように構成され得る。
【0032】
幾つかの態様では、訓練修正勧告134が、訓練成績レポートを含み得る。訓練成績レポートは、主たる開示の範囲から逸脱することなしに、訓練成績の1以上の側面を通信するように構成された様々な適切な形態で提示される様々なデータを含み得る。例えば、訓練成績レポートは、相関132に少なくとも基づくグラフ表示を含み得る。特定の一実施例では、グラフ表示が、複数の軸に沿って提示されたデータを含み得る。第1の軸は、第1の訓練測定値に関連付けられ得る。一方で、第2の軸は、第2の訓練測定値に関連付けられ得る。(1以上の)プロセッサ106は、第1の訓練成績データセット128を分析することによって、第1及び第2の訓練測定値の1以上の値を特定するように構成され得る。例えば、特定のグラフ表示は、歪度測定値140に関連付けられた第1の水平軸と、尖度測定値142に関連付けられた第2の垂直軸と、に沿って提示されるデータを含み得る。以下で説明される例示的な訓練修正勧告138は、1つのそのような例示的グラフ表示を示している。同じ又は代替的な複数の実施例では、訓練測定値のうちの1以上が、別の数学的モーメント測定値であり得る。
【0033】
例示的な訓練修正勧告138は、第1の訓練成績データセット128の歪度測定値140に関連付けられた第1の水平軸146と、第1の訓練成績データセット128の尖度測定値142に関連付けられた第2の垂直軸148と、に沿ってプロットされた複数のデータポイントを示している。例示的な訓練修正勧告138はまた、複数の成績領域150、152も示している。第1の成績領域150は、許容可能な成績156の領域内の訓練成績データポイント154のクラスタを示している。第1の成績領域150は、例えば、成績閾値144内の自動化された訓練システム104における現在の測定された成績を示し得る。第2の成績領域152は、訓練成績データポイントの理想的なクラスタリングに関連付けられた例示的な訓練修正勧告138内の領域を示している。第2の成績領域152は、例えば、自動化された訓練システム104における所望の成績を示し得る。
【0034】
例示的な訓練修正勧告138はまた、複数の中心から離れた訓練成績データポイント158も示している。中心から離れた訓練成績データポイント158は、例えば、成績閾値144を超えた訓練成績を示し得る。特定の一実施例では、中心から離れた訓練成績データポイント158が、例示的な訓練修正勧告138の中心から、特定の中心から離れた訓練成績データポイント158への距離に応じて、異なるグラフ表示で提示され得る。例えば、中心から離れた訓練成績データポイント158B、158Cは、それらが中心から離れたデータであるが、自動化された訓練システム104にとってそれほど大きな懸念ではない可能性があることを示すために、第1の色(例えば、オレンジ)で提示され得るが、一方で、中心から離れた訓練成績データポイント158A、158Dは、より直接的で及び/又はより重大な是正措置を必要とし得る重大な外れ値であることを示すために、第2の色(例えば、赤)で提示され得る。
【0035】
幾つかの実施態様では、コンピューティングデバイス102の(1以上の)プロセッサ106が、訓練修正勧告134を自動化された訓練システム104に通信するように更に構成され得る。例えば、(1以上の)プロセッサ106は、自動化された訓練システム104への通信のために、訓練修正勧告データ136を生成するように構成され得る。
【0036】
動作では、システム100が、パイロット訓練の質を自動的且つ厳密に評価するために業界全体で使用され得る、例示的な自動化されたパイロット訓練評価システムを提供するように構成され得る。例えば、システム100は、訓練修正勧告134を生成するように構成され得る。その場合、訓練修正勧告134は、相関132、歪度測定値140、及び尖度測定値142に少なくとも基づく、1以上のパイロットインストラクターに関連付けられたインストラクター成績の表示を含む。システム100は、同じ航空会社の異なるインストラクター、第1の航空会社に関連付けられた第1のインストラクターと第2の航空会社に関連付けられた第2のインストラクター、異なる地理的領域内のインストラクター、特定の地理的領域内のインストラクター、複数のカリキュラム能力にわたるインストラクター、特定のカリキュラム能力内のインストラクターなどを比較するように構成され得る。
【0037】
自動化された訓練システム104は、システム100が訓練修正勧告134を生成することを可能にするために、第1の訓練成績データ124及び/又は第2の訓練成績データ126をコンピューティングデバイス102に提供するように構成され得る。自動化された訓練システム104は、メモリ112に結合された1以上のプロセッサ110を含み得る。自動化された訓練システム104は、スタンドアローンのコンピューティングデバイス(例えば、飛行シミュレータキオスク)、及び/又は、別のコンピューティングデバイスの構成要素として(例えば、スマートフォンやラップトップコンピュータで実行されるアプリやプログラムとして)実装され得る。自動化された訓練システム104はまた、
図1では示されていない構成要素も含み得る。例えば、ユーザからの入力及び/又はユーザとの相互作用をモニタするために、自動化された訓練システム104はまた、1以上の入力/出力インターフェース、1以上のディスプレイ、1以上のネットワークインターフェースなども含み得る。更に、
図1は、自動化された訓練システム104のメモリ112を、以下で説明される特定のデータを記憶するとして示しているが、より多い、より少ない、及び/又は異なるデータが、主たる開示の範囲から逸脱することなしに、メモリ112内に存在し得る。
【0038】
自動化された訓練システム104は、メモリ112において、成績データ114、(1以上の)ユーザ116、(1以上の)航空会社122、(1以上の)インストラクター118、(1以上の)訓練場所120などを記憶し得る。このデータを使用して、第1及び/又は第2の訓練成績データ124、126を生成することができる。
【0039】
成績データ114は、1以上のカリキュラム能力についての自動化された訓練システム104の1以上のユーザ成績に関連付けられたデータを含み得る。(1以上の)ユーザ116は、自動化された訓練システム104の1以上のユーザのアイデンティティに関連付けられたデータを含み得る。該アイデンティティは、匿名化、準匿名化、疑似匿名化などされてよい。同様に、(1以上の)航空会社122、(1以上の)インストラクター118、及び/又は(1以上の)訓練場所120は、訓練成績が測定される航空会社、それらのインストラクターのアイデンティティ、及び/又は様々な訓練場所の識別子に関連付けられたデータを含み得る。自動化された訓練システム104の特定の一実施態様に応じて、より多い、より少ない、及び/又は自動化された訓練システム104の間の又は中の異なるデータが存在してよい。例えば、第1の自動化された訓練システムは、ユーザのファーストネーム及びラストネームや誕生日などを挙げるユーザデータ(例えば、(1以上の)ユーザ116内の)を含んでよい。一方で、第2の自動化された訓練システムは、ユーザの識別番号のみを挙げるユーザデータ(例えば、(1以上の)ユーザ116内の)を含んでよい。自動化された訓練システム104の(1以上の)プロセッサ110は、コンピューティングデバイス102への通信のために、メモリ112内のデータを収集、解析、及び/又は通信するように構成され得る。
【0040】
幾つかの実施態様では、コンピューティングデバイス102の(1以上の)プロセッサ106が、第1の訓練成績データ124から第1の訓練成績データセット128を生成し、第2の訓練成績データ126から訓練データ比較セット130を生成するように構成され得る。これは、複数の成績データ要件を受け取ることを含み得る。成績データ要件は、例えば、自動化された訓練システム104の複数の実施態様から第1の訓練成績データ124の一部を受け取るときに、第1の訓練成績データ124内のどの種類のデータが、訓練修正勧告134を特定すること、データの完全性を保証すること、及びデータ標準化を維持することにおいて実際に使用されることとなるかを説明し得る。幾つかの態様では、自動化された訓練システム104の異なる実施態様は、他の実施態様からの異なる種類のデータ、他の実施態様よりも特定のトピックについてより多い又はより少ないデータ、他の実施態様とは異なるフォーマットの記憶データなどを含み得る。
【0041】
コンピューティングデバイス102の(1以上の)プロセッサ106は、複数のデータ要件について単一のデータマッピングを生成するために、複数の成績データ要件を処理するように構成され得る。これにより、例えば、(1以上の)プロセッサ106は、異種ソースからデータを受け取り、異種ソースからのデータを分析することが可能になる。(1以上の)プロセッサ106は、単一のデータマッピングを使用して、第1の訓練成績データセット128を生成するように構成され得る。幾つかの態様では、コンピューティングデバイス102がまた、メモリ108内に相関132及び訓練修正勧告134を記憶するようにも構成され得る。
【0042】
幾つかの実施態様では、コンピューティングデバイス102の(1以上の)プロセッサ106が、第1の訓練成績データセット128、相関132、及び訓練修正勧告134に少なくとも基づいて、成績ダッシュボードを生成するように構成され得る。成績ダッシュボードは、自動化された訓練システムのユーザが、複数の訓練修正勧告にアクセスし、それを追跡することを可能にし得る分析ツールを含み得る。例えば、成績ダッシュボードは、第1の訓練成績データセット128に関連付けられた自動化された訓練システム104の第1のユーザの群の成績が、成績閾値144を満たすことができないことを、第1の訓練成績データセットが示すという表示を含み得る。
【0043】
図1は、コンピューティングデバイス102又は自動化された訓練システム104内で行われる特定の動作を示しているが、特定の動作は、主たる開示の範囲から逸脱することなしに、システム100の他の構成要素によって実行され得る。例えば、自動化された訓練システム104は、第1の訓練成績データ124から第1の訓練成績データセット128を生成し、及び/又は第2の訓練成績データ126から訓練データ比較データセット130を生成するように構成され得る。
【0044】
更に、
図1は、コンピューティングデバイス102と自動化された訓練システム104とを別個のものとして示しているが、主たる開示の範囲から逸脱することなしに、他の構成が可能である。例えば、コンピューティングデバイス102と自動化された訓練システム104とは、電子デバイスの中に統合され得る。更なる一実施例として、コンピューティングデバイス102の一部又は全部は、自動化された訓練システム104の一部又は全部の構成要素の中に統合され得る。更なる一実施例として、コンピューティングデバイス102の1以上の構成要素及び/又は自動化された訓練システム104の1以上の構成要素は、複数のコンピューティングデバイス(例えば、一群のサーバ)にわたり分散され得る。
【0045】
図2は、主たる開示による、パイロット訓練評価システム200用の例示的なアーキテクチャを示す。概して、システム200は、
図1の例示的なシステム100の一部又は全部に相当する。幾つかの実施態様では、システム200が、複数のデータ要件202、204を含む。
図1を参照しながら上でより詳細に説明されたように、これらのデータ要件は、例えば、自動化された訓練システム104の複数の実施態様から第1の訓練成績データ124の一部を受け取るときに、第1の訓練成績データ124内のどの種類のデータが、訓練修正勧告134を特定すること、データの完全性を保証すること、及びデータ標準化を維持することにおいて実際に使用されることとなるかを説明し得る。幾つかの態様では、自動化された訓練システム104の異なる実施態様は、他の実施態様からの異なる種類のデータ、他の実施態様よりも特定のトピックについてより多い又はより少ないデータ、他の実施態様とは異なるフォーマットの記憶データなどを含み得る。例えば、
図2のファイル202は、
図1の自動化された訓練システム104の様々な異なる実施態様から生じ得る。同様に、様々なデータベース204A、204B、204Cは、パイロット訓練評価システムの一部であり得るか、又は様々なパイロット訓練評価システムからの訓練成績データ(例えば、
図1の成績データ114)のための保管場所として実装され得る。
【0046】
幾つかの実施態様では、システム200がまた、複数のデータ要件202、204に結合されたデータ処理モジュール206も含み得る。データ処理モジュールは、複数のデータ要件202、204からのデータを、抽出、変換、及びロードするように構成された1以上の電子デバイス、並びに/又は1以上の電子デバイスの構成要素であり得る。
図1を参照しながら上でより詳細に説明されたように、システム200は、異種ソースからのデータを受け取り、分析するように構成され得る。例えば、
図1の(1以上の)プロセッサ106は、複数のデータ要件202、204からのデータの全てについての単一のデータマッピングを使用して、第1の訓練成績データセット128を生成するように構成され得る。幾つかの実施態様では、システム200がまた、データ処理モジュール206に結合されたデータベース208も含み得る。データベース208は、データ処理モジュール206によって生成された処理済みデータを記憶するように構成された任意の適切なデータストレージデバイス(複数可)であり得る。
【0047】
幾つかの実施態様では、システム200がまた、データベース208に結合された解析エンジン210も含み得る。概して、解析エンジン210は、
図1の(1以上の)プロセッサ106に対応し、
図1を参照しながら上でより詳細に説明されたように、第1の訓練成績データセット128と訓練データ比較セット130との間の相関132を特定し、相関132に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム104用の訓練修正勧告134を生成するために、データベース208内に記憶されたデータを分析するように構成されている。
【0048】
幾つかの実施態様では、システム200がまた、解析エンジン210に結合されたデータベース212も含み得る。データベース212は、解析エンジン210によって生成されたデータを記憶するように構成された任意の適切なデータストレージデバイス(複数可)であり得る。概して、データベース212は、
図1のメモリ108に対応し、第1の訓練成績データセット128、訓練データ比較セット130、歪度測定値140、尖度測定値142、及び成績閾値144を記憶する。
【0049】
図1を参照しながら上でより詳細に説明されたように、パイロット訓練評価システムは、自動化された訓練システムへ通信される訓練修正勧告214(例えば、
図1の訓練修正勧告134)を生成するように構成され得る。訓練修正勧告214は、警告や是正措置用の勧告などを含む多くの形態を採り得る。訓練修正勧告214はまた、例えば、(1以上の)カリキュラム更新勧告も含む。特定の一態様では、カリキュラム更新勧告が、(1以上の場所についての)インストラクターや生徒などの特定の群に対して特定の訓練モジュールを自動的に追加すること、特定の訓練モジュールを自動的に除去することなどを含み得る。
【0050】
図1を参照しながら上でより詳細に説明されたように、パイロット訓練評価システムはまた、第1の訓練成績データセット、相関、及び訓練修正勧告214に少なくとも基づいて、1以上のダッシュボード216を生成するようにも構成され得る。システム200の一実施例では、(1以上の)ダッシュボード216が、システム200の1以上のユーザ、システム200の1以上の他の構成要素、又はそれらの何らかの組み合わせに通信され得る。例えば、ダッシュボードのうちの1以上に関連付けられたデータは、更なる訓練評価及び改善のために、解析エンジン210に戻るように通信され得る。
【0051】
図2は、システム200の様々な構成要素内で行われる特定の動作を示しているが、特定の動作は、主たる開示の範囲から逸脱することなしに、システム200の他の構成要素によって実行され得る。例えば、データ処理モジュール206によって実行される動作は、分散化され、各個別のデータ要件202、204と同じ場所で行われ得る。別の一実施例として、(1以上の)ダッシュボード216及び(1以上の)訓練修正勧告214は、解析エンジン210で生成され得る。
【0052】
更に、
図2は、システム200の様々な構成要素を別個に示しているが、主たる開示の範囲から逸脱することなしに、他の構成が可能である。例えば、データ処理モジュール206は、分散化され、各個別のデータ要件202、204と同じ場所に配置され得る。別の一実施例として、(1以上の)ダッシュボード216及び(1以上の)訓練修正勧告214は、解析エンジン210と同じ場所に配置され得る。
【0053】
図3は、主たる開示による、自動化されたパイロット訓練評価システムを提供するための方法300の一実施例のフローチャートである。方法300は、指示命令を実行する1以上のプロセッサによって、例えば、メモリ108からの指示命令を実行する
図1の(1以上の)プロセッサ106によって、開始、実行、又は制御され得る。
【0054】
幾つかの実施態様では、方法300が、302で、第1の訓練成績データセットを受け取る。例えば、
図1の(1以上の)プロセッサ106は、自動化された訓練システム104でカリキュラムを受ける1以上のユーザの成績に関連付けられた第1の訓練成績データセット128を受け取り得る。
【0055】
図3の一実施例では、方法300がまた、304で、第1の訓練成績データセットと訓練データ比較データセットとの間の相関を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析することも含む。例えば、
図1の(1以上の)プロセッサ106は、第1の訓練成績データセット128と訓練データ比較セット130との間の相関132を特定するために、第1の訓練成績セット128を分析し得る。
【0056】
図3の一実施例では、方法300がまた、306で、相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成することも含む。例えば、
図1の(1以上の)プロセッサ106は、相関132に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム104用の訓練修正勧告134を生成し得る。
図3の一実施例では、方法300がまた、308で、訓練修正勧告を自動化された訓練システムに通信することも含む。例えば、
図1の(1以上の)プロセッサ106は、訓練修正勧告134を自動化された訓練システム104に通信し得る。
【0057】
方法300は、特定の数のステップを含むとして図示されているが、より多い、より少ない、及び/又は異なるステップが、主たる開示の範囲から逸脱することなしに、方法300内に含まれ得る。例えば、方法300は、
図2を参照しながら上でより詳細に説明されたように、処理用に利用可能なデータ要件の数及び多様性に応じて変化し得る。例えば、方法300は、別の自動化された訓練システム(及び/又は自動化された訓練システムの別の一部分)用の訓練修正勧告を生成する前に又はそれと同時に、1つの自動化された訓練システム(及び/又は自動化された訓練システムの一部分)に訓練修正勧告を通信し得る。
【0058】
図4は、主たる開示による、コンピュータによって実施される方法及びコンピュータで実行可能なプログラム指示命令(又はコード)の諸態様をサポートするように構成されたコンピューティングデバイス410を含むコンピューティング環境400のブロック図である。例えば、コンピューティングデバイス410又はその一部は、
図1~
図3を参照しながら上でより詳細に説明された1以上の動作を、開始、実行、又は制御するために、指示命令を実行するように構成されている。特定の一態様では、コンピューティングデバイス410が、
図1のコンピューティングデバイス102及び/若しくは自動化された訓練システム104、
図2のデータ処理モジュール206及び/若しくは解析エンジン210、1以上のサーバ、1以上の仮想デバイス、又はそれらの組み合わせを含み得る。
【0059】
コンピューティングデバイス410は、1以上のプロセッサ420を含む。特定の一態様では、(1以上の)プロセッサ420が、
図1の(1以上の)プロセッサ106に対応する。(1以上の)プロセッサ420は、システムメモリ430、1以上の記憶デバイス450、1以上の入力/出力インターフェース440、1以上の通信インターフェース460、又はこれらの任意の組み合わせと通信するように構成されている。システムメモリ430は、揮発性メモリデバイス(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)デバイス)、不揮発性メモリデバイス(例えば、読み出し専用メモリ(ROM:read-only memory)デバイス、プログララム可能な読み出し専用メモリ、及びフラッシュメモリ)、又はその双方を含む。システムメモリ430は、コンピューティングデバイス410をブート処理するための基本入力/出力システム、ならびにコンピューティングデバイス410がユーザ、他のプログラム、及び他の装置と相互作用することを可能にするためのフルオペレーティングシステムを含み得る、オペレーティングシステム432を記憶する。システムメモリ430は、指示命令436、訓練修正勧告134、相関132、第1の値の分布139、
図1の第1の訓練成績データセット128、又はそれらの組み合わせなどの、システム(プログラム)データ438を記憶する。
【0060】
システムメモリ430は、(1以上の)プロセッサ420によって実行可能な1以上のアプリケーション434(例えば、指示命令の集合)を含む。一実施例として、1以上のアプリケーション434には、
図1~
図3を参照しながら説明された1以上の動作を、開始、制御、又は実行するために、(1以上の)プロセッサ420によって実行可能な指示命令436が含まれる。例示すると、1以上のアプリケーション434には、訓練修正勧告134、相関132、又はそれらの組み合わせを参照しながら説明された1以上の動作を、開始、制御、又は実行するために、(1以上の)プロセッサ420によって実行可能な指示命令436が含まれる。
【0061】
特定の一実施態様では、システムメモリ430が、指示命令436を記憶した非一過性のコンピュータ可読媒体(例えば、コンピュータ可読ストレージデバイス)を含み、該指示命令436は、(1以上の)プロセッサ420によって実行されると、(1以上の)プロセッサ420に、自動化されたパイロット訓練評価システム用の動作を、開始、実行、又は制御させる。該動作はまた、第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析すること含む。該動作はまた、相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成することも含む。該動作はまた、自動化された訓練システムに訓練修正勧告に通信することも含む。
【0062】
1以上のストレージデバイス450は、磁気ディスク、光ディスク、又はフラッシュメモリデバイスといった、不揮発性のストレージデバイスを含む。特定の一実施例では、ストレージデバイス450が、取り外し可能なメモリデバイスと取り外し不可能なメモリデバイスの両方を含む。記憶デバイス450は、オペレーティングシステム、オペレーティングシステムの画像、アプリケーション(例えば、1以上のアプリケーション434)、及び、プログラムデータ(例えば、プログラムデータ438)を記憶するよう構成されている。特定の一態様では、システムメモリ430、ストレージデバイス450、又はその両方が、有形のコンピュータ可読媒体を含む。特定の一態様では、ストレージデバイス450のうちの1以上が、コンピュータデバイス410の外部に存在する。
【0063】
1以上の入力/出力インターフェース440は、ユーザとの相互作用を容易にするために、計算デバイス410が1以上の入力/出力デバイス470と通信することを可能にする。例えば、1以上の入力/出力インターフェース440は、ディスプレイインターフェース、入力インターフェース、又はその双方を含み得る。例えば、入力/出力インターフェース440は、ユーザから入力を受け取り、他の計算デバイスから入力を受け取り、又はこれらを組み合わせて行うよう適合される。幾つかの実現において、入力/出力インターフェース440は、シリアルインターフェース(例えば、USB(universal serial bus)インターフェース、又は、(IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)インターフェース標準)、パラレルインターフェース、表示アダプタ、音声アダプタ、又は、カスタムインターフェースを含む、1つ以上の標準インターフェースプロトコルに準拠している(「IEEE」は、Institute of Electrical and Electronics Engineers、Inc. of Piscataway(ニュージャージー州)の登録商標である)。幾つかの実施態様では、(1以上の)入力/出力デバイス470は、ボタン、キーボード、ポインティングデバイス、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、タッチスクリーン、及び他のデバイスの何らかの組み合わせを含む、1以上のユーザインターフェースデバイス、及びディスプレイを含む。
【0064】
プロセッサ420は、1以上の通信インターフェース460を介して、デバイス又はコントローラ480と通信するように構成される。例えば、1以上の通信インターフェース460は、ネットワークインターフェースを含み得る。デバイス又はコントローラ480は、例えば、
図1の自動化された訓練システム104を含むことができる。
【0065】
幾つかの実施態様では、非一過性のコンピュータ可読媒体(例えば、コンピュータ可読記憶デバイス)が、指示命令を記憶し、該指示命令は、1以上のプロセッサによって実行されると、1以上のプロセッサに、上述された機能の一部又は全部を実行するための動作を、開始、実行、又は制御させる。例えば、該指示命令は、
図1~
図3の動作又は方法のうちの1以上を実施するために実行可能であり得る。幾つかの実施態様では、
図1~
図3の動作又は方法のうちの1以上の一部又は全部が、専用のハードウェア回路によって指示命令を実行する1以上のプロセッサ(例えば、1以上の中央処理装置(CPU:central processing unit)、1以上のGPU(graphics processing unit)、1以上のデジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor))、又はこれらの任意の組み合わせによって実施されてよい。
【0066】
本明細書に記載されている実施例の図は、様々な実装形態の構造の概略的な理解をもたらすことを意図している。これらの図は、本明細書に記載された構造又は方法を利用する装置及びシステムの全ての要素及び特徴を網羅的に説明することを意図していない。本開示を精査することで、当業者には、他の多くの実施態様が明らかになり得る。本開示の範囲を逸脱することなく構造的及び論理的な置換及び変更が行うことができるように、他の実施態様を利用し、他の実施態様を本開示から引き出すことができる。例えば、方法動作は、図面において示されているのとは異なる順序で実行され得るか、或いは1以上の方法動作が省略され得る。したがって、本開示及び図は、限定的というよりは、むしろ例示的なものと見なすべきである。
【0067】
更に、本明細書では具体的な例を図示および説明してきたが、同一又は類似の結果を実現するよう設計された任意の後続の構成を、示された特定の実施態様と置き換えてもよい。本開示は、様々な実施態様の後続する任意の又は全ての適用例又は変形例を含むことが意図されている。上述の実施態様の組み合わせ、及び、本明細書で特段に説明していない他の実施態様は、本明細書を精査することで当業者には明らかになろう。
【0068】
本開示の「要約」は、特許請求の範囲又は意味を解釈したり、又は限定したりするために使用されるものではないとの理解のもとに、提出される。加えて、上記の発明を実施するための形態においては、本開示を簡潔にする目的で、様々な特徴が、群化されたり、又は、単一の実施態様内で説明されたりする場合がある。上述の例は、本開示を例示しているのであって、限定しているわけではない。また、本開示の原理に従って多くの修正例および変形例が可能である。以下の特許請求の範囲に反映されているように、特許請求される主題は、開示されている実施例のいずれかの特徴の全てを対象としているわけではない場合がある。したがって、本開示の範囲は、以下の特許請求の範囲及びその均等物によって規定される。
【0069】
更に、本開示は、以下の条項による複数の実施形態を含む。
【0070】
条項1によれば、方法が、第1の訓練成績データセットを受け取ることと、前記第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することとを含む。該方法はまた、前記相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成することも含む。該方法はまた、前記自動化された訓練システムに前記訓練修正勧告を通信することも含む。
【0071】
条項2は、条項1に記載の方法を含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含む。
【0072】
条項3は、条項2に記載の方法を含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、制御成績データセットを含む。
【0073】
条項4は、条項2又は3に記載の方法を含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。
【0074】
条項5は、条項4に記載の方法を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、前記第2のユーザの群とは異なる。
【0075】
条項6は、条項4又は5に記載の方法を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられる。
【0076】
条項7は、条項4から6のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の地理的エリアに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の地理的エリアに関連付けられる。
【0077】
条項8は、条項4から7のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1のインストラクターに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2のインストラクターに関連付けられる。
【0078】
条項9は、条項4から8のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練場所に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練場所に関連付けられる。
【0079】
条項10は、条項1から9のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記方法は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することも含む。該方法はまた、前記第1の値の分布に基づいて歪度測定値を特定することも含み、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記歪度測定値に少なくとも基づく。
【0080】
条項11は、条項1から10のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記方法は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することも含む。該方法はまた、前記第1の値の分布に基づいて尖度測定値を特定することも含み、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記尖度測定値に少なくとも基づく。
【0081】
条項12は、条項1から11のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績が成績閾値を満たすことができないことを示す警告を含む。
【0082】
条項13は、条項1から12のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練教材を更新するための勧告を含む。
【0083】
条項14は、条項1から13のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、前記自動化された訓練システムの1以上のユーザに関連付けられた是正措置の指示を含む。
【0084】
条項15は、条項1から14のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績レポートを含む。
【0085】
条項16は、条項15に記載の方法を含む。その場合、前記訓練成績レポートは、前記相関に少なくとも基づくグラフ表示を含む。
【0086】
条項17は、条項16に記載の方法を含む。その場合、前記方法は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することを更に含む。該方法はまた、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第2の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することも含む。その場合、前記グラフ表示の第1の軸が、前記第1の訓練測定値に関連付けられ、前記グラフ表示の第2の軸が、前記第2の訓練測定値に関連付けられる。
【0087】
条項18は、条項17に記載の方法を含む。その場合、前記方法は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することを更に含み、前記第1の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく歪度測定値である。
【0088】
条項19は、条項18に記載の方法を含む。その場合、前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく尖度測定値である。
【0089】
条項20は、条項17から19のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記方法は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することを更に含み、前記第1の訓練測定値又は前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく数学的モーメント測定値である。
【0090】
条項21は、条項1から20のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することは、前記第1の訓練成績データセット及び前記訓練データ比較セットに関連付けられた一致相関係数を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することを含む。
【0091】
条項22は、条項1から21のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムのユーザに割り当てられた複数の採点測定値を含む。
【0092】
条項23は、条項1から22のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含み、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群であって、第1のインストラクターに割り当てられた第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群であって、1以上の第2のインストラクターに割り当てられた第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。前記方法は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定すること、前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値を特定すること、及び、前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値を特定することを更に含み、前記訓練修正勧告は、前記第1のインストラクターに関連付けられたインストラクター成績の表示であって、前記歪度測定値及び前記尖度測定値に少なくとも基づく表示を含む。
【0093】
条項24は、条項23に記載の方法を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の航空会社に関連付けられる。
【0094】
条項25は、条項23又は24に記載の方法を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の航空会社に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0095】
条項26は、条項23から25のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の地理的領域に関連付けられる。
【0096】
条項27は、条項23から26のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の地理的領域に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0097】
条項28は、条項23から27のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2のカリキュラム能力に関連付けられる。
【0098】
条項29は、条項23から28のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0099】
条項30は、条項1から29のいずれか一項に記載の方法を含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットを受け取ることは、複数の成績データ要件を受け取ること、前記複数の成績データ要件について単一のデータマッピングを生成するために、前記複数の成績データ要件を処理すること、及び前記第1の訓練成績データセットを生成することを含む。
【0100】
条項31は、条項30に記載の方法を含む。その場合、前記方法は、前記相関及び前記訓練修正勧告をメモリ内に記憶することを更に含む。
【0101】
条項32は、条項30又は31に記載の方法を含む。その場合、前記方法は、前記第1の訓練成績データセット、前記相関、及び前記訓練修正勧告に少なくとも基づいて、成績ダッシュボードを生成することを更に含む。
【0102】
条項33は、条項32に記載の方法を含む。その場合、前記成績ダッシュボードは、前記第1の訓練成績データセットに関連付けられた前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群の成績が成績閾値を満たすことができないことを、前記第1の訓練成績データセットが示すという表示を含む。
【0103】
条項34によれば、システムが、指示命令を記憶するように構成されたメモリ、及び第1の訓練成績データセットを受け取るように構成された1以上のプロセッサを含む。前記1以上のプロセッサはまた、前記第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析するようにも構成されている。前記1以上のプロセッサはまた、前記相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成するようにも構成されている。前記1以上のプロセッサはまた、前記自動化された訓練システムに前記訓練修正勧告を通信するようにも構成されている。
【0104】
条項35は、条項34に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含む。
【0105】
条項36は、条項35に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、制御成績データセットを含む。
【0106】
条項37は、条項35又は36に記載のシステムを含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。
【0107】
条項38は、条項37に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、前記第2のユーザの群とは異なる。
【0108】
条項39は、条項37又は38に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられる。
【0109】
条項40は、条項37から39のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の地理的エリアに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の地理的エリアに関連付けられる。
【0110】
条項41は、条項37から40のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1のインストラクターに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2のインストラクターに関連付けられる。
【0111】
条項42は、条項37から41のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練場所に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練場所に関連付けられる。
【0112】
条項43は、条項34から42のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定し、前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値を特定するように更に構成され、前記1以上のプロセッサは、更に、前記歪度測定値に少なくとも基づいて、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成するように構成されている。
【0113】
条項44は、条項34から43のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定し、前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値を特定するように更に構成され、前記1以上のプロセッサは、更に、前記尖度測定値に少なくとも基づいて、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成するように構成されている。
【0114】
条項45は、条項34から44のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績が成績閾値を満たすことができないことを示す警告を含む。
【0115】
条項46は、条項34から45のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練教材を更新するための勧告を含む。
【0116】
条項47は、条項34から46のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、前記自動化された訓練システムの1以上のユーザに関連付けられた是正措置の指示を含む。
【0117】
条項48は、条項34から47のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績レポートを含む。
【0118】
条項49は、条項48に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練成績レポートは、前記相関に少なくとも基づくグラフ表示を含む。
【0119】
条項50は、条項49に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析し、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第2の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析するように更に構成され、前記グラフ表示の第1の軸は、前記第1の訓練測定値に関連付けられ、前記グラフ表示の第2の軸は、前記第2の訓練測定値に関連付けられる。
【0120】
条項51は、条項50に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定するように更に構成され、前記第1の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく歪度測定値である。
【0121】
条項52は、条項51に記載のシステムを含む。その場合、前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく尖度測定値である。
【0122】
条項53は、条項50から52のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定するように更に構成され、前記第1の訓練測定値又は前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく数学的モーメント測定値である。
【0123】
条項54は、条項34から53のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセット及び前記訓練データ比較セットに関連付けられた一致相関係数を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することによって、前記相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析するように更に構成されている。
【0124】
条項55は、条項34から54のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムのユーザに割り当てられた複数の採点測定値を含む。
【0125】
条項56は、条項34から55のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含み、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群であって、第1のインストラクターに割り当てられた第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群であって、1以上の第2のインストラクターに割り当てられた第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定すること、前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値を特定すること、及び、前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値を特定することを実行するように更に構成され、前記訓練修正勧告は、前記第1のインストラクターに関連付けられたインストラクター成績の表示であって、前記歪度測定値及び前記尖度測定値に少なくとも基づく表示を含む。
【0126】
条項57は、条項56に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の航空会社に関連付けられる。
【0127】
条項58は、条項56又は57に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の航空会社に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0128】
条項59は、条項56から58のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の地理的領域に関連付けられる。
【0129】
条項60は、条項56から59のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の地理的領域に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0130】
条項61は、条項56から60のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2のカリキュラム能力に関連付けられる。
【0131】
条項62は、条項56から61のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0132】
条項63は、条項34から62のいずれか一項に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、複数の成績データ要件を受け取ること、前記複数の成績データ要件について単一のデータマッピングを生成するために、前記複数の成績データ要件を処理すること、及び前記第1の訓練成績データセットを生成することによって、前記第1の訓練成績データセットを受け取るように更に構成されている。
【0133】
条項64は、条項63に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記相関及び前記訓練修正勧告をメモリ内に記憶するように更に構成されている。
【0134】
条項65は、条項63又は64に記載のシステムを含む。その場合、前記1以上のプロセッサは、前記第1の訓練成績データセット、前記相関、及び前記訓練修正勧告に少なくとも基づいて、成績ダッシュボードを生成するように更に構成されている。
【0135】
条項66は、条項65に記載のシステムを含む。その場合、前記成績ダッシュボードは、前記第1の訓練成績データセットに関連付けられた前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群の成績が成績閾値を満たすことができないことを、前記第1の訓練成績データセットが示すという表示を含む。
【0136】
条項67によれば、第1の訓練成績データセットを受け取ることを含む動作を実行するように、1以上のプロセッサによって実行可能な指示命令を記憶した、非一時的なコンピュータ可読媒体。該動作はまた、前記第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することも含む。該動作はまた、前記相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成することも含む。該動作はまた、前記自動化された訓練システムに前記訓練修正勧告に通信することも含む。
【0137】
条項68は、条項67に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含む。
【0138】
条項69は、条項68に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、制御成績データセットを含む。
【0139】
条項70は、条項68又は69に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。
【0140】
条項71は、条項70に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、前記第2のユーザの群とは異なる。
【0141】
条項72は、条項70又は71に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられる。
【0142】
条項73は、条項70から72のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の地理的エリアに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の地理的エリアに関連付けられる。
【0143】
条項74は、条項70から73のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1のインストラクターに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2のインストラクターに関連付けられる。
【0144】
条項75は、条項70から74のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練場所に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練場所に関連付けられる。
【0145】
条項76は、条項67から75のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記動作は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定し、前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値を特定することを更に含み、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記歪度測定値に少なくとも基づく。
【0146】
条項77は、条項67から76のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記動作は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定し、前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値を特定することを更に含み、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記尖度測定値に少なくとも基づく。
【0147】
条項78は、条項67から77のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績が成績閾値を満たすことができないことを示す警告を含む。
【0148】
条項79は、条項67から78のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練教材を更新するための勧告を含む。
【0149】
条項80は、条項67から79のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、前記自動化された訓練システムの1以上のユーザに関連付けられた是正措置の指示を含む。
【0150】
条項81は、条項67から80のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績レポートを含む。
【0151】
条項82は、条項81に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練成績レポートは、前記相関に少なくとも基づくグラフ表示を含む。
【0152】
条項83は、条項82に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記動作は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析し、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第2の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することを更に含み、前記グラフ表示の第1の軸は、前記第1の訓練測定値に関連付けられ、前記グラフ表示の第2の軸は、前記第2の訓練測定値に関連付けられる。
【0153】
条項84は、条項83に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記動作は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することを更に含み、前記第1の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく歪度測定値である。
【0154】
条項85は、条項84に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく尖度測定値である。
【0155】
条項86は、条項83から85のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記動作は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定することを更に含み、前記第1の訓練測定値又は前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく数学的モーメント測定値である。
【0156】
条項87は、条項67から86のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することは、前記第1の訓練成績データセット及び前記訓練データ比較セットに関連付けられた一致相関係数を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することを含む。
【0157】
条項88は、条項67から87のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムのユーザに割り当てられた複数の採点測定値を含む。
【0158】
条項89は、条項67から88のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含み、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群であって、第1のインストラクターに割り当てられた第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群であって、1以上の第2のインストラクターに割り当てられた第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。前記動作は、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定すること、前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値を特定すること、及び、前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値を特定することを更に含み、前記訓練修正勧告は、前記第1のインストラクターに関連付けられたインストラクター成績の表示であって、前記歪度測定値及び前記尖度測定値に少なくとも基づく表示を含む。
【0159】
条項90は、条項89に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の航空会社に関連付けられる。
【0160】
条項91は、条項89又は90に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の航空会社に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0161】
条項92は、条項89から91のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の地理的領域に関連付けられる。
【0162】
条項93は、条項89から92のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の地理的領域に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0163】
条項94は、条項89から93のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2のカリキュラム能力に関連付けられる。
【0164】
条項95は、条項89から94のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0165】
条項96は、条項67から95のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットを受け取ることは、複数の成績データ要件を受け取ること、前記複数の成績データ要件について単一のデータマッピングを生成するために、前記複数の成績データ要件を処理すること、及び前記第1の訓練成績データセットを生成することを含む。
【0166】
条項97は、条項96に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記動作は、前記相関及び前記訓練修正勧告をメモリ内に記憶することを更に含む。
【0167】
条項98は、条項96又は97のいずれか一項に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記動作は、前記第1の訓練成績データセット、前記相関、及び前記訓練修正勧告に少なくとも基づいて、成績ダッシュボードを生成することを更に含む。
【0168】
条項99は、条項98に記載の非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。その場合、前記成績ダッシュボードは、前記第1の訓練成績データセットに関連付けられた前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群の成績が成績閾値を満たすことができないことを、前記第1の訓練成績データセットが示すという表示を含む。
【0169】
条項100によれば、デバイスが、第1の訓練成績データセットを受け取るための手段を含み、前記デバイスはまた、前記第1の訓練成績データセットと訓練データ比較セットとの間の相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析するための手段も含む。該デバイスはまた、前記相関に少なくとも基づいて、自動化された訓練システム用の訓練修正勧告を生成するための手段も含む。該デバイスはまた、前記自動化された訓練システムに前記訓練修正勧告を通信するための手段も含む。
【0170】
条項101は、条項100に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含む。
【0171】
条項102は、条項101に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、制御成績データセットを含む。
【0172】
条項103は、条項101又は102に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。
【0173】
条項104は、条項103に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、前記第2のユーザの群とは異なる。
【0174】
条項105は、条項103又は104に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練カリキュラム内の訓練に関連付けられる。
【0175】
条項106は、条項103から105のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の地理的エリアに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の地理的エリアに関連付けられる。
【0176】
条項107は、条項103から106のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1のインストラクターに関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2のインストラクターに関連付けられる。
【0177】
条項108は、条項103から107のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のユーザの群は、第1の訓練場所に関連付けられ、前記第2のユーザの群は、第2の訓練場所に関連付けられる。
【0178】
条項109は、条項100から108のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記デバイスは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定するための手段、及び、前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値を特定するための手段を更に含み、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記歪度測定値に少なくとも基づく。
【0179】
条項110は、条項100から109のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記デバイスは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定するための手段、及び、前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値を特定するための手段を更に含み、前記自動化された訓練システム用の前記訓練修正勧告を生成することは、更に、前記尖度測定値に少なくとも基づく。
【0180】
条項111は、条項100から110のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績が成績閾値を満たすことができないことを示す警告を含む。
【0181】
条項112は、条項100から111のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練教材を更新するための勧告を含む。
【0182】
条項113は、条項100から112のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、前記自動化された訓練システムの1以上のユーザに関連付けられた是正措置の指示を含む。
【0183】
条項114は、条項100から113のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練修正勧告は、訓練成績レポートを含む。
【0184】
条項115は、条項114に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練成績レポートは、前記相関に少なくとも基づくグラフ表示を含む。
【0185】
条項116は、条項115に記載のデバイスを含む。その場合、前記デバイスは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の訓練測定値の1以上の値を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析するための手段と、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第2の訓練測定値の1以上の値を特定するために、第1の訓練成績データセットを分析するための手段とを更に含み、前記グラフ表示の第1の軸は、前記第1の訓練測定値に関連付けられ、前記グラフ表示の第2の軸は、前記第2の訓練測定値に関連付けられる。
【0186】
条項117は、条項116に記載のデバイスを含む。その場合、前記デバイスは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定するための手段を更に含み、前記第1の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく歪度測定値である。
【0187】
条項118は、条項117に記載のデバイスを含む。その場合、前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく尖度測定値である。
【0188】
条項119は、条項118に記載のデバイスを含む。その場合、前記デバイスは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定するための手段を更に含み、前記第1の訓練測定値又は前記第2の訓練測定値は、前記第1の値の分布に基づく数学的モーメント測定値である。
【0189】
条項120は、条項100から119のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記相関を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することは、前記第1の訓練成績データセット及び前記訓練データ比較セットに関連付けられた一致相関係数を特定するために、前記第1の訓練成績データセットを分析することを含む。
【0190】
条項121は、条項100から120のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムのユーザに割り当てられた複数の採点測定値を含む。
【0191】
条項122は、条項100から121のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記訓練データ比較セットは、第2の訓練成績データセットを含み、前記第1の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群であって、第1のインストラクターに割り当てられた第1のユーザの群に関連付けられた訓練データを含み、前記第2の訓練成績データセットは、前記自動化された訓練システムの第2のユーザの群であって、1以上の第2のインストラクターに割り当てられた第2のユーザの群に関連付けられた訓練データを含む。前記デバイスは、前記第1の訓練成績データセットに基づいて、第1の値の分布を特定するための手段、前記第1の値の分布に基づいて、歪度測定値を特定するための手段、及び、前記第1の値の分布に基づいて、尖度測定値を特定するための手段を更に含む。前記訓練修正勧告は、前記第1のインストラクターに関連付けられたインストラクター成績の表示であって、前記歪度測定値及び前記尖度測定値に少なくとも基づく表示を含む。
【0192】
条項123は、条項122に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の航空会社に関連付けられる。
【0193】
条項124は、条項122又は123に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の航空会社に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の航空会社に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0194】
条項125は、条項122から124のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2の地理的領域に関連付けられる。
【0195】
条項126は、条項122から125に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1の地理的領域に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1の地理的領域に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0196】
条項127は、条項122から126のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、第2のカリキュラム能力に関連付けられる。
【0197】
条項128は、条項122から127のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1のインストラクターは、第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記1以上の第2のインストラクターは、前記第1のカリキュラム能力に関連付けられ、前記第1のインストラクターは、前記1以上の第2のインストラクターとは異なる。
【0198】
条項129は、条項100から128のいずれか一項に記載のデバイスを含む。その場合、前記第1の訓練成績データセットを受け取ることは、複数の成績データ要件を受け取ること、前記複数の成績データ要件について単一のデータマッピングを生成するために、前記複数の成績データ要件を処理すること、及び前記第1の訓練成績データセットを生成することを含む。
【0199】
条項130は、条項129に記載のデバイスを含む。その場合、前記デバイスは、前記相関及び前記訓練修正勧告をメモリ内に記憶するための手段を更に含む。
【0200】
条項131は、条項129又は130に記載のデバイスを含む。その場合、前記デバイスは、前記第1の訓練成績データセット、前記相関、及び前記訓練修正勧告に少なくとも基づいて、成績ダッシュボードを生成するための手段を更に含む。
【0201】
条項132は、条項131に記載のデバイスを含む。その場合、前記成績ダッシュボードは、前記第1の訓練成績データセットに関連付けられた前記自動化された訓練システムの第1のユーザの群の成績が成績閾値を満たすことができないことを、前記第1の訓練成績データセットが示すという表示を含む。
【外国語明細書】