(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024002027
(43)【公開日】2024-01-11
(54)【発明の名称】原価計上装置、原価計上方法および原価計上プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/00 20230101AFI20231228BHJP
【FI】
G06Q10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022100969
(22)【出願日】2022-06-23
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古田 剛史
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA01
(57)【要約】
【課題】製品の加工時に使用する資材を直接材料費として原価計上することができる原価計上装置、原価計上方法および原価計上プログラムを提供する。
【解決手段】本実施形態の原価計上装置であって、商品マスタ、資材単価マスタおよび加工情報に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に前記商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報と、を算出し、製造経費金額、商品毎の配賦基準および商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく商品毎の配賦金額を、商品毎の員数によって除算した商品毎の原価単価を商品毎に対応付けた原価単価情報を計算する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備える原価計上装置であって、
商品毎に、厚み、幅および長さを対応付けた商品マスタと、
資材毎に、単価を対応付けた資材単価マスタと、
前記商品毎に員数を対応付けた加工情報と、
にアクセス可能であり、
前記制御部は、
前記商品マスタ、前記資材単価マスタおよび前記加工情報に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に前記商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報と、を算出する配賦基準設定処理部と、
前記製造経費金額、前記商品毎の配賦基準および前記商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく前記商品毎の配賦金額を、前記商品毎の員数によって除算した前記商品毎の原価単価を原価単価情報として計算する原価計算部と、
を備えること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項2】
請求項1に記載の原価計上装置であって、
前記資材単価マスタは、
資材毎に、単位面積当たりの単価を対応付けた資材面積単価マスタであること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項3】
請求項2に記載の原価計上装置であって、
前記資材は、
保護被膜であること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項4】
請求項3に記載の原価計上装置であって、
前記配賦基準設定処理部は、
前記商品毎の員数と、前記商品毎の幅および長さに基づく面積と、前記資材毎の単価と、に基づいて、前記商品毎の使用予定金額を算出すること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項5】
請求項1に記載の原価計上装置であって、
前記資材単価マスタは、
資材毎に、加工単位の単価を対応付けた資材加工単位単価マスタであること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項6】
請求項5に記載の原価計上装置であって、
前記資材は、
スキッドであること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項7】
請求項6に記載の原価計上装置であって、
前記加工情報は、
前記商品毎に、資材数をさらに対応付けており、
前記配賦基準設定処理部は、
前記商品毎の資材数と、前記資材毎の単価と、に基づいて、前記商品毎の使用予定金額を算出すること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項8】
請求項1に記載の原価計上装置であって、
前記制御部は、
前記原価単価情報を出力装置に表示させる表示制御部をさらに備えること、
を特徴とする原価計上装置。
【請求項9】
制御部を備える原価計上装置で実行される原価計上方法であって、
商品毎に、厚み、幅および長さを対応付けた商品マスタと、
資材毎に、単価を対応付けた資材単価マスタと、
前記商品毎に員数を対応付けた加工情報と、
にアクセス可能であり、
前記制御部で実行される、
前記商品マスタ、前記資材単価マスタおよび前記加工情報に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に前記商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報と、を算出する配賦基準設定処理ステップと、
前記製造経費金額、前記商品毎の配賦基準および前記商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく前記商品毎の配賦金額を、前記商品毎の員数によって除算した前記商品毎の原価単価を原価単価情報として計算する原価計算ステップと、
を含むこと、
を特徴とする原価計上方法。
【請求項10】
制御部を備える原価計上装置に実行させるための原価計上プログラムであって、
商品毎に、厚み、幅および長さを対応付けた商品マスタと、
資材毎に、単価を対応付けた資材単価マスタと、
前記商品毎に員数を対応付けた加工情報と、
にアクセス可能であり、
前記制御部に実行させるための、
前記商品マスタ、前記資材単価マスタおよび前記加工情報に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に前記商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報と、を算出する配賦基準設定処理ステップと、
前記製造経費金額、前記商品毎の配賦基準および前記商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく前記商品毎の配賦金額を、前記商品毎の員数によって除算した前記商品毎の原価単価を原価単価情報として計算する原価計算ステップと、
を含むこと、
を特徴とする原価計上プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原価計上装置、原価計上方法および原価計上プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、海外向けでは、特殊な梱包資材(主に熱処理材)を用いた梱包が必須となるので、国内向けの梱包よりも割高となり、原価が高くなるため、事業所単位で一括りに配賦率とする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、鉄鋼業界で用いられるコイルセンターにおける加工は、1つの母材から複数の製品を加工することによって作成する。この母材の原価は、通常重量等で按分により原価計上することができるが、資材については実際に使用した製品のみに原価が計上されるべきである。また、資材は、厳密な使用量を把握することが難しいため、間接費として配賦する場合が多かった。
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1では、母材の原価および製品に使用される資材の原価の各々を分けて管理していないため、製品の加工時に使用する資材を直接材料費として原価計上することができなかった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、製品の加工時に使用する資材を直接材料費として原価計上することができる原価計上装置、原価計上方法および原価計上プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る原価計上装置は、制御部を備える原価計上装置であって、商品毎に、厚み、幅および長さを対応付けた商品マスタと、資材毎に、単価を対応付けた資材単価マスタと、前記商品毎に員数を対応付けた加工情報と、にアクセス可能であり、前記制御部は、前記商品マスタ、前記資材単価マスタおよび前記加工情報に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に前記商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報と、を算出する配賦基準設定処理部と、前記製造経費金額、前記商品毎の配賦基準および前記商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく前記商品毎の配賦金額を、前記商品毎の員数によって除算した前記商品毎の原価単価を原価単価情報として計算する原価計算部と、を備えること、を特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る原価計上方法は、制御部を備える原価計上装置で実行される原価計上方法であって、制御部を備える原価計上装置で実行される原価計上方法であって、商品毎に、厚み、幅および長さを対応付けた商品マスタと、資材毎に、単価を対応付けた資材単価マスタと、前記商品毎に員数を対応付けた加工情報と、にアクセス可能であり、前記制御部で実行される、前記商品マスタ、前記資材単価マスタおよび前記加工情報に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に前記商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報と、を算出する配賦基準設定処理ステップと、前記製造経費金額、前記商品毎の配賦基準および前記商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく前記商品毎の配賦金額を、前記商品毎の員数によって除算した前記商品毎の原価単価を原価単価情報として計算する原価計算ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る原価計上プログラムは、制御部を備える原価計上装置に実行させるための原価計上プログラムであって、商品毎に、厚み、幅および長さを対応付けた商品マスタと、資材毎に、単価を対応付けた資材単価マスタと、前記商品毎に員数を対応付けた加工情報と、にアクセス可能であり、前記制御部に実行させるための、前記商品マスタ、前記資材単価マスタおよび前記加工情報に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に前記商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報と、を算出する配賦基準設定処理ステップと、前記製造経費金額、前記商品毎の配賦基準および前記商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく前記商品毎の配賦金額を、前記商品毎の員数によって除算した前記商品毎の原価単価を原価単価情報として計算する原価計算ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、製品の加工時に使用する資材を直接材料費として原価計上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、実施形態に係る原価計上装置の構成の一例を示すブロック図での概要を示す模式図である。
【
図2】
図2は、実施形態に係る商品マスタにおける商品情報マスタデータテーブルの一例を示す図である。
【
図3】
図3は、実施形態に係る資材面積単価マスタにおける資材面積単価マスタデータテーブルの一例を示す図である。
【
図4】
図4は、実施形態に係る資材加工単価マスタにおける資材加工単位単価マスタデータテーブルの一例を示す図である。
【
図5】
図5は、実施形態に係る加工払出情報における加工払出情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図6】
図6は、実施形態に係る加工受入情報における加工受入情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図7】
図7は、実施形態に係る原価単価情報における原価単価情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図8】
図8は、実施形態に係る原価計上装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、実施形態に係る原価計上装置が実行する処理の詳細を示すフローチャートである。
【
図10】
図10は、実施形態に係る配賦基準設定処理部の計算過程を模式的に示す図である。
【
図11】
図11は、実施形態に係る製造情報に関する製造情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図12】
図12は、実施形態に係る配賦基準情報に関する配賦基準情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図13】
図13は、実施形態に係る原価計算処理部の計算過程を模式的に示す図である。
【
図14】
図14は、実施形態に係る原価計上装置が実行する処理の詳細を示すフローチャートである。
【
図15】
図15は、実施形態に係る加工払出情報における加工払出情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図16】
図16は、実施形態に係る加工受入情報における加工受入情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図17】
図17は、実施形態に係る配賦基準設定処理部の別の計算過程を模式的に示す図である。
【
図18】
図18は、実施形態に係る製造情報に関する製造情報データテーブルの別の一例を示す図である。
【
図19】
図19は、実施形態に係る配賦基準情報に関する配賦基準情報データテーブルの一例を示す図である。
【
図20】
図20は、実施形態に係る原価計算処理部の別の計算過程を模式的に示す図である。
【
図21】
図21は、実施形態に係る原価単価情報における原価単価情報データテーブルの別の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る原価計上装置、原価計上方法および原価計上プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0013】
[1.構成]
本実施形態に係る原価計上装置の構成の一例について、
図1等を参照して説明する。
図1は、原価計上装置の構成の一例を示すブロック図での概要を示す模式図である。
【0014】
図1に示す原価計上装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、原価計上装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0015】
原価計上装置100は、制御部102と、通信インターフェース部104と、記憶部106と、入出力インターフェース部108と、を備えている。原価計上装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0016】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、原価計上装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と、通信回線と、を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、原価計上装置100と、サーバ200と、を相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0017】
入出力インターフェース部108には、入力装置112と、出力装置114と、が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0018】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、商品マスタ106aと、資材面積単価マスタ106bと、資材加工単位単価マスタ106cと、加工払出情報106dと、加工受入情報106eと、原価単価情報106fと、を記憶している。
【0019】
商品マスタ106aは、商品毎に、少なくとも厚み(mm)、幅(mm)および長さ(mm)を対応付けた商品情報を記憶している。
図2は、商品マスタ106aにおける商品情報マスタデータテーブルの一例を示す図である。
図2に示す商品情報マスタデータテーブルT1の1行目には、商品CD(コード)「C001」および商品「母材 1.2×3000×C」に、厚み「1.2」、幅「3000」および長さ「C」が対応付けて記憶されている。
【0020】
資材面積単価マスタ106bは、資材に、面積当たりの単価を対応付けて記憶している。
図3は、資材面積単価マスタ106bにおける資材面積単価マスタデータテーブルの一例を示す図である。
図3に示す資材面積単価マスタデータテーブルT2の1行目には、資材CD(コード)「1」および資材名「被膜A」に、単価/面積「100」が対応付けて記憶されている。
【0021】
資材加工単位単価マスタ106cは、資材に、数当たりの単価を対応付けて記憶している。
図4は、資材加工単位単価マスタ106cにおける資材加工単位単価マスタデータテーブルの一例を示す図である。
図4に示す資材加工単位単価マスタデータテーブルT3の1行目には、資材CD(コード)「1」および資材名「台A」に、単価/数「100」が対応付けて記憶されている。なお、実施形態では、資材面積単価マスタ106bおよび資材加工単位単価マスタ106cの少なくとも一方が資材単価マスタとして機能する。
【0022】
加工払出情報106dは、商品毎に、少なくとも員数を対応付けて記憶している。
図5は、加工払出情報106dにおける加工払出情報データテーブルの一例を示す図である。
図5に示す加工払出情報データテーブルT4の1行目には、加工番号「KA001」、行「1」、商品CD(コード)「C0001」および商品「母材1.2×3000×C」に、員数「1」を対応付けて記憶している。
【0023】
加工受入情報106eは、商品毎に、少なくとも員数および資材CD(コード)を対応付けて記憶している。
図6は、加工受入情報106eにおける加工受入情報データテーブルの一例を示す図である。
図6に示す加工受入情報データテーブルT5の1行目には、加工番号「KA001」、行「1」、商品CD(コード)「IT001」および商品「板材1,2×1000×2000 無」に、員数「10」を対応付けて記憶している。また、加工受入情報データテーブルT5の2行目には、加工番号「KA001」、行「2」、商品CD(コード)「IT001」および商品「板材1,2×1000×2000 被A」に、員数「10」および資材CD(コード)「1」を対応付けて記憶している。
【0024】
原価単価情報106fは、商品毎に、原価単価を対応付けて記憶する。
図7は、原価単価情報106fにおける原価単価情報データテーブルの一例を示す図である。
図7に示す原価単価情報データテーブルT6の1行目には、商品CD(コード)「IT001」に、原価単価「200」を対応付けて記憶している。
【0025】
図1に戻り、原価計上装置100の構成の説明を続ける。
制御部102は、原価計上装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、登録部102aと、加工入力部102bと、配賦基準設定処理部102cと、原価計算処理部102dと、表示制御部102eと、を備える。
【0026】
登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、商品マスタ106aを登録する商品マスタ処理を行う。さらに、登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、資材面積単価マスタ106bを登録する資材面積単価マスタ処理を行う。また、登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、資材加工単位単価マスタ106cを登録する資材加工単位単価マスタ処理を行う。
【0027】
加工入力部102bは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じた加工入力処理を行う。具体的には、加工入力部102bは、入力装置112を介して、ユーザが入力した加工払出情報106d(例えば上述した
図4の加工払出情報データテーブルT4を参照)および加工受入情報106e(例えば上述した
図5の加工受入情報データテーブルT5を参照)を含む加工情報を記憶部106に格納する加工入力処理を行う。
【0028】
配賦基準設定処理部102cは、商品マスタ106aと、資材面積単価マスタ106bおよび資材加工単位単価マスタ106cの少なくとも一方と、加工払出情報106dおよび加工受入情報106eを含む加工情報と、に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報を生成する配賦基準設定処理を行う。
【0029】
原価計算処理部102dは、製造経費金額、商品毎の配賦基準および商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく商品毎の配賦金額を、商品毎の員数によって除算した商品毎の原価単価を原価単価情報として計算する原価計算処理を行う。
【0030】
表示制御部102eは、原価計算処理部102dが算出した原価単価情報をモニタ114に出力する。
【0031】
[2.原価計上装置100が実行する処理の概要]
次に、原価計上装置100が実行する処理について説明する。
図8は、原価計上装置100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【0032】
図8に示すように、まず、登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、商品マスタ106aを登録する商品マスタ処理を行う(ステップS1)。
【0033】
続いて、登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、資材面積単価マスタ106bを登録する資材面積単価マスタ処理を行う(ステップS2)。
【0034】
その後、登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、資材加工単位単価マスタ106cを登録する資材加工単位単価マスタ処理を行う(ステップS3)。
【0035】
続いて、加工入力部102bは、入力装置112を介してユーザが入力した加工払出情報106dおよび加工受入情報106eを含む加工情報の加工入力処理を行う(ステップS4)。なお、加工入力処理の詳細は、後述する。
【0036】
その後、配賦基準設定処理部102cは、商品マスタ106aと、資材面積単価マスタ106bおよび資材加工単位単価マスタ106cの少なくとも一方と、加工払出情報106dおよび加工受入情報106eを含む加工情報と、に基づいて、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報と、資材費に商品毎の使用予定金額の合計値を製造経費金額として対応付けた製造経費情報を生成する配賦基準設定処理を行う(ステップS5)。なお、配賦基準設定処理の詳細は、後述する。
【0037】
続いて、原価計算処理部102dは、製造経費金額、商品毎の配賦基準および商品毎の配賦基準を合計した配賦基準合計値に基づく商品毎の配賦金額を、商品毎の員数によって除算した商品毎の原価単価を商品毎に対応付けた原価単価情報を計算する原価計算処理を行う(ステップS6)。この場合、表示制御部102eは、原価計算処理部102dが計算した原価単価情報をモニタ114に表示してもよい。なお、原価計算処理の詳細は、後述する。ステップS6の後、原価計上装置100は、本処理を終了する。
【0038】
[3.原価計上装置100が実行する処理の詳細]
次に、原価計上装置100が実行する処理の詳細について説明する。資材には、面積単位で使用する資材、例えば被膜等および加工単位で使用する資材、例えばスキッド等がある。このため、以下においては、まず、面積単位で使用する資材、例えば被膜の原価単価情報を計算する処理の詳細を説明後、加工単位で使用する資材、例えばスキッドの原価単価情報を計算する処理の詳細について説明する。
【0039】
[3-1.面積単位で使用する資材]
まず、面積単位で使用する資材、例えば被膜の原価単価情報を計算する処理の詳細について説明する。
図9は、原価計上装置100が実行する処理の詳細を示すフローチャートである。
【0040】
図9に示すように、まず、登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、資材面積単価マスタ106b(例えば
図3の資材面積単価マスタデータテーブルT2を参照)および商品マスタ106a(
図2の商品マスタデータテーブルT1を参照)の各々の内容を更新、追加および削除等のメンテナンス等の資材面積単価マスタメンテ処理を行う(ステップS101)。例えば、登録部102aは、資材面積単価マスタ106bに新たな資材を追加したり、商品マスタ106aに登録された商品の削除または修正を行って更新したりする。
【0041】
続いて、加工入力部102bは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じた加工入力処理を行う(ステップS102)。具体的には、加工入力部102bは、入力装置112を介して、ユーザが入力した加工払出情報106d(例えば上述した
図4の加工払出情報データテーブルT4を参照)および加工受入情報106e(例えば上述した
図5の加工受入情報データテーブルT5を参照)を含む加工情報を記憶部106に格納する加工入力処理を行う。
【0042】
その後、配賦基準設定処理部102cは、加工入力部102bが加工入力処理を行った加工受入情報の員数と、商品マスタ106aと、資材面積単価マスタ106bと、に基づいて、資材の費目毎に製造経費金額を対応付けた製造経費情報と、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報を設定する配賦基準設定処理を行う(ステップS103)。ステップS103の後、原価計上装置100は、後述するステップS104へ移行する。
【0043】
図10は、配賦基準設定処理部102cの計算過程を模式的に示す図である。
図10に示す計算過程テーブルT7に示すように、配賦基準設定処理部102cは、面積(m
2/枚)および単位面積当たりの使用予定金額(円)の各々を以下の式(1)および式(2)によって算出する。
面積(m
2/枚)=幅(mm)÷1000×長さ(mm)÷1000 ・・・(1)
使用予定金額(円)=員数×面積×単価 ・・・(2)
例えば、計算過程テーブルT7の2行目に示すように、配賦基準設定処理部102cは、面積(m
2/枚)が「2」(2=1000÷1000×2000÷1000)となり、使用予定金額が「2000」(10×2×200)と算出する。
【0044】
このように、配賦基準設定処理部102cは、商品毎に面積(m2/枚)および使用予定金額(円)を算出する。配賦基準設定処理部102cは、商品毎の使用予定金額の合計を資材費の製造経費金額とする製造経費情報を生成し、かつ、商品毎の使用予定金額を商品毎の配賦基準とする配賦基準情報を生成する。
【0045】
図11は、製造情報に関する製造情報データテーブルの一例を示す図である。
図11に示す製造経費情報データテーブルT8の1行目には、費目「資材費」に、製造経費金額「18,000」を対応付けて記憶されている。
【0046】
図12は、配賦基準情報に関する配賦基準情報データテーブルの一例を示す図である。
図12に示す配賦基準情報データテーブルT9の2行目には、商品CD「IT002」に、配賦基準「6,000」を対応付けて記憶されている。
【0047】
図9に戻り、ステップS104以降の説明を続ける。
ステップS104において、原価計算処理部102dは、加工時に使用する資材を直接材料費として原価計上した原価単価情報を生成する原価計算処理を行う。ステップS104の後、原価計上装置100は、後述するステップS105へ移行する。
【0048】
図13は、原価計算処理部102dの計算過程を模式的に示す図である。
図13の計算過程テーブルT10に示すように、原価計算処理部102dは、配賦金額および原価単価を以下の式(3)および式(4)によって算出する。
配賦金額=製造経費金額×配賦基準÷配賦基準合計 ・・・(3)
原価単価=配賦金額÷員数 ・・・(4)
例えば、18,000×6,000÷18,000=6,000
6,000÷30=200
【0049】
このように、原価計算処理部102dは、加工入力情報および保護被膜の単価情報に基づいて、間接費である配賦基準および製造経費金額を設定した原価単価情報(
図7の原価単価情報データテーブルT6を参照)を生成することができる。
【0050】
ステップS105において、表示制御部102eは、原価計算処理部102dが計算した原価情報をモニタ114に出力する。これにより、ユーザは、資材を加味した原価情報を把握することができる。ステップS105の後、原価計上装置100は、本処理を終了する。
【0051】
[3-2.加工単位で使用する資材]
次に、加工単位で使用する資材、例えばスキッド等の原価単価情報を計算する処理の詳細について説明する。
図14は、原価計上装置100が実行する処理の詳細を示すフローチャートである。
【0052】
図14に示すように、まず、登録部102aは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じて、資材加工単位単価マスタ106c(例えば
図4の資材加工単位単価マスタデータテーブルT3を参照)および商品マスタ106a(
図2の商品マスタデータテーブルT1を参照)の各々の内容を更新、追加および削除等のメンテナンスを行う資材加工単位単価マスタメンテ処理を行う(ステップS201)。例えば、登録部102aは、資材加工単位単価マスタ106cに新たな資材を追加したり、商品マスタ106aに登録された商品の削除または修正を行って更新したりする。
【0053】
続いて、加工入力部102bは、入力装置112を介してユーザが入力した内容に応じた加工入力処理を行う(ステップS202)。具体的には、加工入力部102bは、入力装置112を介して、ユーザが入力した加工払出情報106d(例えば
図15の加工払出情報データテーブルT11を参照)および加工受入情報106e(例えば
図16の加工受入情報データテーブルT12を参照)を含む加工情報を記憶部106に格納する加工入力処理を行う。なお、
図16の加工受入情報データテーブルT12には、上述した
図6の加工受入情報データテーブルT5の内容に加えて、商品毎に資材数がさらに対応付けて記憶されている。
【0054】
その後、配賦基準設定処理部102cは、加工入力部102bが加工入力処理を行った加工受入情報の資材数と、商品マスタ106aと、資材加工単位単価マスタ106cと、に基づいて、資材の費目毎に製造経費金額を対応付けた製造経費情報と、商品毎に配賦基準を対応付けた配賦基準情報を設定する配賦基準設定処理を行う(ステップS203)。ステップS203の後、原価計上装置100は、後述するステップS204へ移行する。
【0055】
図17は、配賦基準設定処理部102cの別の計算過程を模式的に示す図である。
図17に示す計算過程テーブルT13に示すように、配賦基準設定処理部102cは、使用予定金額を以下の式(5)によって算出する。
使用予定金額(円)=資材数×単価/数 ・・・(5)
例えば、計算過程テーブルT13の1行目に示すように、配賦基準設定処理部102cは、使用予定金額が「100」(1×100)と算出する。
【0056】
このように、配賦基準設定処理部102cは、商品毎の資材数と、資材毎の単価と、に基づいて、商品毎の使用予定金額(円)を算出する。そして、配賦基準設定処理部102cは、商品毎の使用予定金額の合計を資材費の製造経費金額とする製造経費情報を生成し、かつ、商品毎の使用予定金額を商品毎の配賦基準とする配賦基準情報を生成する。
【0057】
図18は、製造情報に関する製造情報データテーブルの別の一例を示す図である。
図18に示す製造経費情報データテーブルT14の1行目には、費目「資材費B」に、製造経費金額「550」を対応付けて記憶されている。
【0058】
図19は、配賦基準情報に関する配賦基準情報データテーブルの一例を示す図である。
図12に示す配賦基準情報データテーブルT15の1行目には、商品CD「IT001」に、配賦基準「100」を対応付けて記憶されている。
【0059】
図14に戻り、ステップS204以降の説明を続ける。
ステップS204において、原価計算処理部102dは、加工時に使用する資材を直接材料費として原価計上した原価単価情報を生成する原価計算処理を行う。ステップS204の後、原価計上装置100は、後述するステップS205へ移行する。
【0060】
図20は、原価計算処理部102dの別の計算過程を模式的に示す図である。
図21の計算過程テーブルT16に示すように、原価計算処理部102dは、配賦金額および原価単価を上述した式(3)および式(4)によって算出する。例えば、原価計算処理部102dは、計算過程テーブルT16の1行目に示すように、配賦金額を100(550×100÷550=100)として算出する。さらに、原価計算処理部102dは、
図22の原価単価情報データテーブルT17の1行目に示すように、商品CD「IT001」に、原価単価「10」(配賦金額÷員数=100÷10=10)を算出する。
【0061】
このように、原価計算処理部102dは、加工入力情報および資材加工の単価情報に基づいて、間接費である配賦基準および製造経費金額を設定した原価単価情報(例えば
図21の原価単価情報データテーブルT17を参照)を生成することができる。
【0062】
ステップS205において、表示制御部102eは、原価計算処理部102dが計算した原価情報をモニタ114に出力する。これにより、ユーザは、資材加工(例えばスキッド等)を加味した原価情報を把握することができる。ステップS205の後、原価計上装置100は、本処理を終了する。
【0063】
以上説明した実施形態によれば、原価計算処理部102dが加工入力情報および保護被膜の単価情報に基づいて、間接費である配賦基準および製造経費金額を設定した原価単価情報(
図7の原価単価情報データテーブルT6を参照)を生成することができるので、コイルセンターにおいて加工時に使用する資材、例えば保護被膜を直接材料費として原価計上することができる。
【0064】
また、実施形態によれば、原価計算処理部102dが加工入力情報および資材加工の単価情報に基づいて、間接費である配賦基準および製造経費金額を設定した原価単価情報(例えば
図21の原価単価情報データテーブルT17を参照)を生成することができるので、コイルセンターにおいて加工時に使用する資材、例えばスキッド等を直接材料費として原価計上することができる。
【0065】
また、実施形態によれば、表示制御部102eが原価計算処理部102dによって計算された原価情報をモニタ114に出力するため、ユーザは、資材加工(例えば保護被膜やスキッド等)を加味した原価情報を把握することができる。
【0066】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8および9に貢献することが可能となる。
【0067】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13および15に貢献することが可能となる。
【0068】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0069】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0070】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0071】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメーターを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0072】
また、原価計上装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0073】
例えば、原価計上装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて原価計上装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0074】
また、このコンピュータプログラムは、原価計上装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0075】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0076】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0077】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0078】
また、原価計上装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、原価計上装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0079】
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、鉄鋼建材を行う鉄鋼業界等において有用である。
【符号の説明】
【0081】
100 原価計上装置
102 制御部
102a 登録部
102b 加工入力部
102c 配賦基準設定処理部
102d 原価計算処理部
102e 表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 商品マスタ
106b 資材面積単価マスタ
106c 資材加工単位単価マスタ
106d 加工払出情報
106e 加工受入情報
106f 原価単価情報
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク